JP2018077589A - 位置検出システム、収納代行システム及び位置検出方法 - Google Patents

位置検出システム、収納代行システム及び位置検出方法 Download PDF

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Yoshihiro Igawa
喜博 井川
高木 誠司
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誠司 高木
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Abstract

【課題】収納票内の対象位置を効率的かつ精度よく検出する。【解決手段】位置検出システム1は、画像取得部11と、情報取得部12と、位置検出部13とを備える。画像取得部11は、収納票を読み取って収納票画像を取得する。情報取得部12は、収納票の種別情報を取得する。位置検出部13は、情報取得部12で取得された種別情報に対応付けられた少なくとも1つのテンプレートを用いて画像マッチングを行い、画像マッチングの結果を用いて、収納票画像から、収納票における検出対象の位置である対象位置を検出する。【選択図】図1

Description

本発明は、収納票の所定領域の位置を検出する位置検出システム、この位置検出システムを備える収納代行システム、及び、上記所定領域の位置を検出する位置検出方法に関する。
特許文献1には、収納票を処理する収納票処理装置について記載されている。特許文献1に記載された収納票処理装置は、収納票のうち領収印が形成される形成位置に関する情報と種別情報を対応付けて記憶する記憶部を備えている。収納票処理装置は、記憶部に記憶された情報に基づいて上記形成位置を特定し、形成位置に領収印が重畳された画像と、当該形成位置に問題があるか否かを選択させるボタンとを店員側タッチパネルに表示する。
特開2016−162153号公報
しかしながら、特許文献1に記載された収納票処理装置では、記憶部に記憶された形成位置が固定されているため、形成位置に問題があるか否かについて店員が確認する必要があった。例えば、収納票の位置ずれが発生した場合、収納票における形成位置の範囲内に領収印が形成されない可能性があり、このような場合を考慮すると、店員の確認を省略することは難しかった。また、収納票が折れ曲がっている場合等においても、収納票における形成位置の範囲内に領収印が形成されない可能性がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされた発明であり、本発明の目的は、収納票内の対象位置を効率的かつ精度よく検出することができる位置検出システム、収納代行システム及び位置検出方法を提供することにある。
本発明の第1の態様に係る位置検出システムは、画像取得部と、情報取得部と、位置検出部とを備える。前記画像取得部は、収納票を読み取ることで得られる収納票画像を取得する。前記情報取得部は、前記収納票の種別情報を取得する。前記位置検出部は、前記情報取得部で取得された前記種別情報に対応付けられた少なくとも1つのテンプレートを用いて画像マッチングを行い、前記画像マッチングの結果を用いて、前記収納票画像から、前記収納票における検出対象の位置である対象位置を検出する。
本発明の第2の態様に係る位置検出システムでは、第1の態様において、前記位置検出部は、前記画像マッチングとして、前記情報取得部で取得された前記種別情報に対応付けられた前記テンプレートと前記収納票画像とのテンプレートマッチングを行い、前記テンプレートマッチングの結果を用いて、前記収納票画像から前記対象位置を検出する。
本発明の第3の態様に係る位置検出システムでは、第1又は2の態様において、前記位置検出部は、前記収納票画像の一部である注目領域において前記画像マッチングを行い、前記注目領域から前記対象位置を検出する。
本発明の第4の態様に係る位置検出システムでは、第3の態様において、前記種別情報に複数のテンプレートが対応付けられている。前記複数のテンプレートの各々について、テンプレートと前記注目領域とが一対一に対応付けられている。前記位置検出部は、前記複数のテンプレートの各々について、前記テンプレートに対応付けられた前記注目領域において前記画像マッチングを行い、前記画像マッチングの結果を用いて、前記注目領域から前記対象位置を検出する。
本発明の第5の態様に係る位置検出システムでは、第1〜3の態様のいずれか1つにおいて、前記種別情報に対して、複数のテンプレートが対応付けられている。前記位置検出部は、前記複数のテンプレートの各々について、前記画像マッチングを行い、前記画像マッチングの結果を用いて、前記対象位置を検出する。
本発明の第6の態様に係る位置検出システムでは、第1〜4の態様のいずれか1つにおいて、前記種別情報に対して、それぞれが少なくとも1つのテンプレートを含む複数のテンプレート群と複数の収納票とが一対一に対応付けられている。前記位置検出部は、前記種別情報に対応する前記複数のテンプレート群の各々に含まれている前記テンプレートを用いて前記画像マッチングを行い、前記複数のテンプレート群のうち類似度が最も高いテンプレート群に含まれている前記テンプレートに類似する位置を前記対象位置として検出する。
本発明の第7の態様に係る位置検出システムでは、第1〜6の態様のいずれか1つにおいて、前記テンプレートは、外周部分に印字部分を含む。前記位置検出部は、前記画像マッチングを行う際に、前記テンプレートで囲まれた領域のうち、前記外周部分にて囲まれた中央部分よりも前記外周部分のほうのマッチングの重み付けを高くする。
本発明の第8の態様に係る位置検出システムでは、第1〜6の態様のいずれか1つにおいて、前記テンプレートは、前記収納票に形成された切取線を含む前記収納票の所定範囲内の印字部分を含む。
本発明の第9の態様に係る位置検出システムは、第1〜8の態様のいずれか1つにおいて、記憶部を更に備える。前記記憶部は、複数の種別情報の各々に、少なくとも1つのテンプレートが対応付けられているデータベースを記憶する。前記位置検出部は、前記情報取得部で取得された前記種別情報に対応付けられた前記テンプレートを前記データベースから抽出する。
本発明の第10の態様に係る位置検出システムでは、第9の態様において、前記記憶部は、前記複数の種別情報のうちの少なくとも1つに対応付けられる新たなテンプレートが存在する場合、前記新たなテンプレートを前記データベースに追加することによって、前記データベースを更新する。
本発明の第11の態様に係る位置検出システムでは、第1〜10の態様のいずれか1つにおいて、前記収納票には、前記種別情報を含むコードが表示されている。前記情報取得部は、前記コードから前記種別情報を取得する。
本発明の第12の態様に係る収納代行システムは、第1〜11の態様のいずれか1つの位置検出システムと、徴収処理部とを備える。前記徴収処理部は、前記収納票に関する徴収処理を行う。
本発明の第13の態様に係る位置検出方法は、画像取得ステップと、情報取得ステップと、位置検出ステップとを有する。前記画像取得ステップでは、収納票を読み取ることで得られる収納票画像を取得する。前記情報取得ステップでは、前記収納票の種別情報を取得する。前記位置検出ステップでは、前記情報取得ステップで取得した前記種別情報に対応付けられた少なくとも1つのテンプレートを用いて画像マッチングを行い、前記画像マッチングの結果を用いて、前記収納票画像から、前記収納票における検出対象の位置である対象位置を検出する。
本発明によれば、収納票内の対象位置を効率的かつ精度よく検出することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る位置検出システムのブロック図である。 図2は、収納票の概略図である。 図3A〜図3Fは、実施形態に係るテンプレートの概略図である。 図4は、本発明の一実施形態に係る収納代行システムのブロック図である。 図5は、同上の収納代行システムの収納代行装置の外観図である。 図6は、同上の収納代行システムにおける収納代行処理のフローチャートである。 図7は、同上の収納代行システムにおける収納票分析処理のフローチャートである。
以下の実施形態に係る位置検出システムは、種別情報に対応付けられたテンプレートを用いた画像マッチングを行うことによって、収納代行に用いられる収納票のうちの対象位置を検出する。
以下、実施形態に係る位置検出システム及び収納代行システムについて、図面を参照しながら詳細を説明する。
本実施形態に係る位置検出システム1は、図1に示す構成要素を備えている。この位置検出システムは、まず、様々な種類の収納票3(図2参照)の中から、種別情報によって収納票3を絞り込み、その後、絞り込んだ収納票3について、検出対象の位置である対象位置を検出する。検出対象は、領収印が形成される領収印領域、切取線が存在する切取線領域などである。本実施形態において、位置検出システム1は、事業者に代わって収納処理(収納代行処理)を行う後述の収納代行システム2(図4参照)に搭載されて用いられる。収納代行システム2は、例えばコンビニエンスストアなどの店舗に設置されている。
収納票3は、図2に示すように、収納代行処理が行われた後に例えば事業者に送られる第1控え票31と、店舗に保管される第2控え票32と、顧客に渡される第3控え票33とを含んでいる。
第1控え票31には、加入者名311と、加入者の口座番号312と、支払金額313とが表示(印刷)されている。また、第1控え票31は、領収印が形成される領収印領域34を有している。領収印領域34には、収納代行処理が行われたときに領収印が形成される。なお、本実施形態において、領収印が形成されるとは、例えば、領収印が押印されたり、領収印が印刷されたりすることをいう。
さらに、第1控え票31には、バーコード315が表示(印刷)されている。バーコード315は、GS1−128による標準料金代理収納ガイドラインで規定された情報を含んでいる。バーコード315は、例えば、事業者を分類するための事業者コード、収納票の支払期限を示す情報、収入印紙の貼付が必要であるか否かを示す印紙フラグ、及び支払金額を示す情報などのバーコード情報を含んでいる。事業者コードは、例えば企業又は公的機関を示すコードである。
第2控え票32には、加入者名321と、加入者の口座番号322と、支払金額323とが表示(印刷)されている。また、第2控え票32は、領収印が形成される領収印領域35を有している。領収印領域35には、収納代行処理が行われたときに領収印が形成される。
第3控え票33には、支払金額331が表示(印刷)されている。また、第3控え票33は、領収印が形成される領収印領域36を有している。領収印領域36には、領収印が形成される領域だけではなく、収入印紙が貼付される領域も含んでいる。領収印領域36には、収納代行処理が行われたときに領収印が形成される。また、収入印紙が必要なときは、領収印領域36に収入印紙が貼付される。
また、収納票3において、第1控え票31と第2控え票32との境界には、切取線(ミシン目)41が形成されている。切取線41によって第1控え票31と第2控え票32とを容易に分離することができる。また、収納票3は、切取線41の周囲に、切取りに関する記載が印字されている。さらに、第2控え票32と第3控え票33との境界には、切取線(ミシン目)42が形成されている。切取線42によって第2控え票32と第3控え票33とを容易に分離することができる。また、収納票3は、切取線42の周囲に、切取りに関する記載が印字されている。
なお、図2に示す収納票3は、収納票の一例に過ぎず、位置検出システム1に用いられる収納票は、図2に示す形式には限定されない。
次に、位置検出システム1の構成要素について図1を参照しながら説明する。ここでは、収納票3を種別するための種別情報として、事業者を分類するための事業者コードが用いられる場合を例として説明する。
本実施形態に係る位置検出システム1は、画像取得部11と、情報取得部12と、位置検出部13と、記憶部14と、通信部15と、制御部16とを備えている。位置検出システム1は、例えば、プロセッサ及びメモリを含むコンピュータ(マイクロコンピュータを含む)を主構成要素とする。すなわち、コンピュータは、適宜のプログラムを実行することにより、位置検出システム1として機能する。
画像取得部11は、収納票3(図2参照)を読み取って収納票画像を取得するように構成されている。画像取得部11は、例えばイメージスキャナ、CCD(Charge Coupled Device)カメラ又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラなどの撮像装置を備えており、対象となる収納票3(図2参照)を撮像し、光学的に読み取って、収納票画像を生成する。
情報取得部12は、収納票3の種別情報を取得するように構成されている。情報取得部12は、例えばバーコードリーダなどであり、収納票3に表示されているバーコード315(図2参照)からバーコード情報を読み取る。具体的には、情報取得部12は、コンタクトイメージセンサ(CIS)などのスキャナで取り込んだ画像に対して所定の画像処理を行うことによって、バーコード315を認識し、バーコード情報を読み取る。その後、情報取得部12は、読み取ったバーコード情報から種別情報を取得する。本実施形態では、情報取得部12は、種別情報として事業者コードを取得する。
記憶部14は、複数の事業者コード(種別情報)の各々に、少なくとも1つのテンプレートが対応付けられているデータベースを記憶する。つまり、本実施形態のデータベースでは、事業者コードごとにテンプレートが対応付けられている。言い換えると、複数の事業者コードの各々には、1つのテンプレートのみが対応付けられていたり、複数のテンプレートが対応付けられていたりする。テンプレートは、例えば、検出対象を表す画像などである。言い換えると、テンプレートは、検出対象を表す画像を構成する複数の画素の画素値の集合である。
本実施形態では、収納票3(図2参照)に対して、図3A〜3Eに示すように、複数のテンプレート51〜55を含むテンプレート群が対応付けられている。テンプレート51は、収納票3の切取線42を含む切取線領域44に対応し、テンプレート52は、収納票3の切取線41を含む切取線領域43に対応している。テンプレート53は、領収印領域34に対応し、テンプレート54は、領収印領域35に対応し、テンプレート55は、領収印領域36に対応している。なお、収入印紙の貼付が不要である場合、テンプレート55に代えて、図3Fに示すテンプレート56を用いてもよい。テンプレート56は、領収印領域36のうち、領収印が形成される領域のみに対応している。
また、図1に示す記憶部14のデータベースに格納されている各テンプレートに対して、収納票画像の一部である注目領域(Region of Interest)が予め決められている。つまり、上記データベースでは、テンプレートと注目領域とが一対一に対応して決められている。例えばテンプレート53には、領収印領域34を含む注目領域37(図2参照)が注目領域として決められている。
さらに、記憶部14は、複数の事業者コードのうちの少なくとも1つに対応付けられる新たなテンプレートが存在する場合、新たなテンプレートをデータベースに追加することによって、データベースを更新する。
位置検出部13は、情報取得部12で取得された事業者コード(種別情報)に対応付けられたテンプレート51〜55と収納票画像とのテンプレートマッチングを行う。より詳細には、位置検出部13は、情報取得部12で取得された事業者コードに対応付けられたテンプレート51〜55を記憶部14のデータベースから抽出し、抽出したテンプレート51〜55を用いてテンプレートマッチングを行う。一方、情報取得部12で取得された種別情報がデータベースにない場合、位置検出部13は、対象の収納票3を未知の収納票と判定する。
位置検出部13は、テンプレートマッチングの結果を用いて、収納票画像から、収納票3における検出対象の位置である対象位置を検出する。例えば、位置検出部13は、テンプレートマッチングを行うことによって、テンプレート51〜55に類似する対象位置を収納票画像から検出する。より詳細には、位置検出部13は、テンプレートマッチングにおいて、テンプレートを注目領域内で移動させたときのそれぞれの位置で、類似度を表すマッチングスコアを算出する。つまり、位置検出部13は、テンプレートを注目領域内の複数の位置に設定したとき、各位置において、マッチングスコアを算出する。類似度は、マッチングを行っている位置の画像とテンプレートとの類似の度合いを表す指標である。ここで類似とは、マッチングを行っている位置の画像とテンプレートとが一致する場合すなわち類似度が最大である場合を含む。位置検出部13は、例えば、SSD(Sum of Squared Difference)、SAD(Sum of Absolute Difference)又はNCC(Normalized Cross-Correlation)などを用いてマッチングスコアを算出する。マッチングスコアは、マッチングを行っている位置の画像とテンプレートとが完全一致した場合に満点となる。
上述したように、本実施形態では、テンプレートごとに、収納票画像の一部である注目領域が予め決められている。位置検出部13は、テンプレートごとに、注目領域においてテンプレートマッチングを行い、テンプレートマッチングの結果を用いて、注目領域から対象位置を検出する。
ここで、本実施形態では、図3A〜3Eに示すように、種別情報に対応する一の収納票3に対して、複数のテンプレート51〜55が対応付けられている。さらに、複数のテンプレート51〜55の各々について、テンプレートと注目領域とが一対一に対応付けられている。位置検出部13は、複数のテンプレート51〜55の各々について、テンプレートに対応付けられた注目領域においてテンプレートマッチングを行い、注目領域から対象位置を検出する。
ところで、本実施形態では、領収印領域34に対するテンプレート53(図3C参照)は、外周部分に印字部分を含んでいる。具体的には、テンプレート53は、印字部分として、領収印領域34を示す枠が表示されている部分を含んでいる。つまり、テンプレート53において、中央部分531のほうが外周部分よりも空白部分が多い。領収印領域35に対するテンプレート54についても同様である。
位置検出部13は、テンプレートマッチングを行う際に、テンプレート53(図3C参照)の外縁で囲まれた領域のうち、外周部分の内側の中央部分よりも外周部分のほうのマッチングの重み付けを高くする。例えば、位置検出部13は、テンプレート53で囲まれた領域のうち、外周部分におけるテンプレートマッチングの結果のみを用いて対象位置を検出する。つまり、位置検出部13は、中抜けのテンプレートマッチングを行う。具体的には、位置検出部13は、テンプレート53の中央部分531(図3C参照)に対する値を考慮せずに(ゼロとして)テンプレートマッチングを行う。つまり、中央部分531はマスク領域となる。なお、位置検出部13は、枠状のテンプレート53を用いてテンプレートマッチングを行ってもよい。テンプレート54(図3D参照)についても、位置検出部13は、テンプレート53の場合と同様に、テンプレートマッチングを行い、対象位置を検出する。つまり、位置検出部13は、テンプレート54の中央部分541(図3D参照)に対する値を考慮せずにテンプレートマッチングを行う。
一方、切取線領域44に対するテンプレート51は、切取線42及び切取線42の周辺の印字部分も含んでいる。つまり、テンプレート51は、切取線42を含む収納票3の所定範囲内の印字部分を含んでいる。印字部分には、切取線42に沿った線、枠の一部の線(枠線)、及び文字が表示されている。また、切取線42に沿った線が印刷されていなかったとしても、切取線42の周囲には、枠の一部の線及び文字が表示されている。切取線領域43に対応するテンプレート52についても同様である。
位置検出部13は、テンプレート51を用いてテンプレートマッチングを行い、対象位置として切取線領域44を検出する。テンプレート52についても、位置検出部13は、テンプレート51の場合と同様に、テンプレートマッチングを行い、対象位置として切取線領域43を検出する。
ところで、種別情報において、複数のテンプレート群と複数の収納票とが一対一に対応付けられている。複数の収納票は、互いに種類の異なる収納票である。各テンプレート群は、複数のテンプレートを含んでいる。例えば、表1に示すように、1つの事業者コードに対して複数(例えば3つ)のテンプレート群T1〜T3が対応付けられている。
位置検出部13は、種別情報に対応する複数のテンプレート群T1〜T3の各々に含まれているテンプレートを用いてテンプレートマッチングを行い、マッチングスコアを算出する。すなわち、位置検出部13は、テンプレート群(T1〜T3)ごとに、各テンプレートを用いてテンプレートマッチングを行い、マッチングスコアを算出する。マッチングスコアは、表1の例では1000点満点のスコアであり、類似度が高いほど大きい。すなわち、表1の例では、マッチングスコアは、マッチングを行っている位置の画像とテンプレートとが完全一致した場合に1000点満点となる。そして、位置検出部13は、複数のテンプレート群T1〜T3のうち類似度が最も高いテンプレート群すなわち最大マッチングスコアのテンプレート群を選択する。そして、選択したテンプレート群においてマッチングスコアが閾値以上である場合、位置検出部13は、選択したテンプレート群に含まれているテンプレートごとに、テンプレートに類似する位置を対象位置として検出する。表1の例では、複数のテンプレート群T1〜T3の中で、テンプレート群T1のマッチングスコアが最大であるから、位置検出部13は、テンプレート群T1におけるテンプレート51〜55に類似する対象位置を検出する。なお、マッチングスコアの満点は、1000点には限定されず、用途に応じて適宜設定することができる。
Figure 2018077589
一方、類似度を示すマッチングスコアが閾値未満である場合、位置検出部13は、対象の収納票3が、テンプレートが対応付けられていない収納票であると判定する。つまり、事業者コードに対応するいずれのテンプレート群においてもマッチングスコアが閾値未満である場合、位置検出部13は、対象の収納票3が未知の収納票であると判定する。
通信部15は、ネットワークを介して外部装置と通信する機能を有している。外部装置としては、図4に示すようなサーバ8がある。サーバ8は、コンビニエンスストアの本部に設けられた本部サーバであってもよいし、コンビニエンスストアに対して収納代行を依頼している事業者側に設けられた事業者サーバであってもよい。
制御部16は、位置検出システム1の全体を制御する。制御部16は、画像取得部11、情報取得部12、位置検出部13、記憶部14及び通信部15をそれぞれ制御するように構成されている。
さらに、制御部16は、位置検出部13の検出結果を用いて、収納票3に対する収納代行処理が可能であるか否かを判定する判定部としての機能を有している。
例えば、制御部16は、情報取得部12で取得された事業者コードに対応するテンプレートが存在しない場合、対象の収納票は、位置検出システム1では対応できない収納票であると判定する。つまり、制御部16は、収納代行システム2による収納代行処理が不可であると判定する。なお、制御部16は、必要に応じて、位置検出システム1では対応できないと判定した収納票の収納票画像を記憶部14に記憶させてもよい。
本実施形態に係る位置検出システム1において、記憶部14は、位置検出システム1が各種の機能を実行するためのプログラムを格納している。すなわち、記憶部14は、コンピュータを画像取得部11、情報取得部12及び位置検出部13として機能させるためのプログラムを格納している。
上記プログラムは、位置検出システム1の出荷前に記憶部14に予め格納されている。ただし、上記プログラムは、位置検出システム1の出荷後に位置検出システム1が取得してもよい。位置検出システム1が当該プログラムを出荷後に取得する場合、位置検出システム1が当該プログラムを取得する手法の一例としては、当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を用いる手法がある。記録媒体を用いる手法の場合、位置検出システム1は、記録媒体のデータを読み取るための読取装置を備えていればよい。記録媒体としては、例えば光ディスクやメモリカードなどがある。読取装置としては、光ディスクの情報を読み出すドライブ装置や、メモリカードの情報を読み出すメモリカードリーダなどがある。また、位置検出システム1が当該プログラムを取得する他の手法としては、ネットワークを用いて当該プログラムを外部装置からダウンロードする手法がある。当該プログラムをダウンロードする手法の場合、位置検出システム1は、ネットワークを用いて外部装置と通信するための通信機能を有していればよい。
上記のような位置検出システムを用いた位置検出方法は以下のとおりである。位置検出方法は、画像取得ステップと、情報取得ステップと、位置検出ステップとを有している。画像取得ステップでは、収納票3を読み取って収納票画像を取得する。情報取得ステップでは、収納票3の種別情報を取得する。位置検出ステップでは、情報取得ステップで取得した前記種別情報に対応付けられたテンプレートと収納票画像とのテンプレートマッチングを行い、テンプレートに類似する対象位置を収納票画像から検出する。
次に、上述した位置検出システム1を用いた収納代行システム2について図4を参照しながら説明する。
本実施形態に係る収納代行システム2は、収納代行装置6と、管理装置7とを備えている。
収納代行装置6は、位置検出システム1の構成要素のうち、画像取得部11、情報取得部12及び位置検出部13を備えている。さらに、収納代行装置6は、表示部61と、通信部62と、記憶部63と、金銭処理部(徴収処理部)64と、搬送機構65と、制御部66とを備えている。収納代行装置6は、図5に示すように、筐体21と、カメラ22と、電話23と、ICカードリーダ24と、磁気カードリーダ25とを備えている。収納代行装置6は、例えば店舗内において、レジと隣接して設置されていてもよいし、レジとは離れた場所に設置されていてもよい。
筐体21は、収納票3(図2参照)が投入される投入口211と、収納票3が排出される排出口212と、金銭投入口213と、レシート排出口214と、釣り銭排出口215とを有している。
表示部61は、筐体21の前面のうちの上部に設けられており、種々の情報をモニタに表示する。例えば、表示部61は、収納票3に対する収納代行処理に関する情報を表示する。また、表示部61は、顧客の操作を受け付ける操作部としても機能する。例えば、表示部61は、収納代行処理に関する操作を受け付ける。
通信部62は、管理装置7と通信し、管理装置7との間で情報の授受を行うように構成されている。
金銭処理部64は、収納票3に関する金銭処理を行う。つまり、金銭処理部64は、収納代行に関する徴収処理を行う徴収機能を有している。
搬送機構65は、筐体21内に設けられており、顧客が投入した収納票3を筐体21内で搬送する。
制御部66は、位置検出システム1の制御部16(図1参照)の機能の一部を有している。また、制御部66は、搬送機構65を制御する。さらに、制御部66は、投入口211から筐体21内へ収納票3が取り込まれたことを検知する。また、制御部66は、筐体21内へ取り込まれた複数の収納票3が重なって搬送されているか否かを検知する。
収納代行装置6は、図示しないが、収入印紙を貼付する印紙貼付機構と、収納票3を2つ又は3つに分離するための切断機構とを更に備えている。
管理装置7は、位置検出システム1の構成要素のうち、記憶部14及び通信部15を備えている。さらに、管理装置7は、通信部71と、制御部72とを備えている。管理装置7は、店舗内に設置されており、POS(Point of Sales)端末と一体であってもよいし、POS端末とは別体であってもよい。
通信部71は、収納代行装置6の通信部62と通信し、収納代行装置6との間で情報の授受を行うように構成されている。
制御部72は、管理装置7の様々な処理を制御する機能を有している。制御部72は、位置検出システム1の制御部16(図1参照)の機能の一部を有している。
さらに、制御部72は、記憶部14のデータベースを更新する機能を有している。より詳細には、管理装置7は、新しい収納票が流通したか否かを確認する機能を有している。管理装置7は、例えばサーバなどに問い合わせて、定期的に新しい収納票が流通したか否かを確認する。新しい収納票が流通する場合、管理装置7は、新しい収納票のテンプレートをサーバ8から取得し、種別情報と収納票とテンプレートとを対応付けてデータベースに追加することによって、データベースを更新する。なお、管理装置7は、新しい収納票が流通したか否かを定期的に確認するのではなく、新しい収納票が流通した場合に、その旨をサーバ8などから受け取ってもよい。また、管理装置7は、サーバ8から新しい収納票のテンプレートを取得するのではなく、メモリなどの補助記憶装置から新しい収納票のテンプレートを取得してもよい。
また、収納代行システム2は、収納代行処理だけではなく、収納代行処理以外の処理を行うように構成されていてもよい。収納代行処理以外の処理としては、コンサートやレジャー施設などのチケットを発行するチケット発行処理、ICカードにチャージするICカードチャージ処理などがある。
次に、本実施形態に係る収納代行システム2による収納代行処理について図6を参照しながら説明する。
まず、顧客によって収納代行装置6の投入口211(図5参照)から収納票3(図2参照)が投入されると、収納票3が取り込まれたことを制御部66(図4参照)が検知する(図6のS1)。このとき、制御部66は、投入口211から投入された複数の収納票3が搬送機構65(図4参照)によって重なって搬送されているか否かを検知する(S2)。複数の収納票3が重なって搬送されていないと制御部66が検知した場合(S2のYes)、位置検出システム1の画像取得部11(図4参照)が収納票3を読み取って収納票画像を取得する(S3)。その後、位置検出システム1が、後述の収納票分析処理を行う(S4)。収納代行処理が可能であると制御部66が判定した場合(S5のYes)、金銭処理部64は、収納代行に関する金銭処理(徴収処理)を行う(S6)。このとき、顧客による取消操作を受け付けなければ(S7のNo)、制御部66は、必要に応じて印紙貼付処理を行う(S8)。その後、制御部66は、領収印処理を行う(S9)。その後、搬送機構65は、領収書、レシート及び釣り銭を排出する(S10)。
ステップS2において、複数の収納票3が重なって搬送されていると制御部66が検知した場合(S2のYes)、収納票3を排出する旨の排出メッセージを表示部61が表示する(S11)。その後、搬送機構65は、収納票3を排出する(S12)。
ステップS5において、収納代行処理が不可能であると制御部66が判定した場合も(S5のNo)、ステップS2のYesの場合と同様に、表示部61が排出メッセージを表示し(S11)、搬送機構65が収納票3を排出する(S12)。ステップS7において、取消操作を受け付けた場合も(S7のYes)、ステップS2のYesの場合と同様に、表示部61が排出メッセージを表示し(S11)、搬送機構65が収納票3を排出する(S12)。
次に、図6のステップS4における収納票分析処理について図7を参照しながら説明する。
まず、位置検出システム1の情報取得部12(図4参照)が、収納代行装置6に投入された収納票3のバーコード315(図2参照)を読み取って、事業者コード、支払期限、印紙フラグ及び支払金額などのバーコード情報を取得する(図7のS21)。制御部66(図4参照)は、現在の日付が支払期限内であるか否かを判定する(S22)。現在の日付が支払期限内である場合(S22のYes)、位置検出部13(図4参照)は、ステップS21で取得された事業者コードに対応するテンプレートがデータベースに存在するか否かを判定する(S23)。事業者コードに対応するテンプレートが存在する場合(S23のYES)、位置検出部13は、事業者コードに対応する全てのテンプレートについて、テンプレートを読み出す(S24)。そして、位置検出部13は、テンプレートを用いて収納票画像の注目領域に対してテンプレートマッチングを行い、マッチングスコアを算出する(S25)。事業者コードに対応するテンプレートとして、複数のテンプレートからなるテンプレート群が記憶部14に複数記憶されている場合、位置検出部13は、各テンプレート群の全てのテンプレートに対してテンプレートマッチングを行い、マッチングスコアを算出する(S26のNo)。全てのテンプレートに対してテンプレートマッチングを行った後(S26のYes)、制御部66は、ステップS25で算出した複数のマッチングスコアのうちの最大マッチングスコアを有するテンプレート群を、事業者コードに対応する複数のテンプレート群から選択する(S27)。そして、制御部66は、最大マッチングスコアが所定スコア以上であるか否かを判定する(S28)。最大マッチングスコアが所定スコア以上である場合(S28のYes)、制御部66は、収納代行処理が可能であると判定する(S29)。
ステップS22において、現在の日付が支払期限外である場合(S22のNo)、制御部66は、収納代行処理が不可であると判定する(S30)。また、ステップS23において事業者コードに対応するテンプレートがない場合も(S23のNo)、制御部66は、収納代行処理が不可であると判定する(S30)。ステップS28において最大マッチングスコアが所定スコア未満である場合も(S28のNo)、制御部66は、収納代行処理が不可であると判定する(S30)。
収納代行システム2は、上記のような収納代行処理を行うことにより、事業者に代わって収納処理を行うことができる。
なお、収納票3を種別するための種別情報は、事業者コードには限定されない。種別情報は、収納票3に表示されている口座番号312であってもよいし、収納票3に表示されている加入者名311であってもよい。あるいは、種別情報は、口座番号312及び加入者名311の両方であってもよい。また、種別情報は、収納票3の大きさ、形及び印字の色の少なくとも1つであってもよい。
収納票3に表示されるコードは、バーコード315には限定されない。収納票3に表示されるコードは、バーコード以外の一次元コードであってもよいし、QRコード(登録商標)などの二次元コードであってもよい。
なお、複数のテンプレート群の各々は、複数のテンプレートではなく、1つのテンプレートのみを含むように構成されていてもよい。つまり、複数のテンプレート群の各々は、少なくとも1つのテンプレートを含んでいればよい。
なお、本実施形態の画像取得部11は、収納票を読み取る手段を一体に備えているが、画像取得部は、外部装置で読み取られた収納票画像を取得してもよい。つまり、画像取得部において、収納票を読み取る手段は必須の構成ではない。
また、本実施形態の位置検出部13は、テンプレートマッチングによって対象位置を検出しているが、対象位置を検出するためのマッチングは、テンプレートマッチングには限らず、テンプレートマッチング以外の画像マッチングであってもよい。対象位置を検出するための画像マッチングとしては、テンプレートマッチングのような領域ベースマッチング(Area-Based Matching)と、画像から抽出された特徴量を用いた特徴ベースマッチング(Feature-Based Matching)とがある。特徴ベースマッチングの場合、位置検出部13は、例えば、テンプレートの幾何学的な特徴量をパラメータ化した値で類似度を照合する。具体的には、位置検出部13は、テンプレートの線画像の幾何学上の配置パターン、角部の位置、色合いに対して、収納票画像内又は注目領域内で一致する位置を、収納票3における検出対象の位置である対象位置として特定する。
以上説明した本実施形態に係る位置検出システム1は、対象の収納票3の種別情報(事業者コード)に対応付けられたテンプレートを用いて画像マッチング(例えばテンプレートマッチング)を行い、収納票画像から、収納票3における検出対象の位置である対象位置を検出する。これにより、全てのテンプレートについて画像マッチングを行う場合に比べて、種別情報によってテンプレートを絞り込むことができるので、画像マッチングを行う回数を減らすことができる。その結果、対象位置の検出に要する時間を短縮することができ、かつ、対象位置を精度よく検出することができる。
また、本実施形態に係る位置検出システム1によれば、収納票3の取り込み及び紙送りによって収納票3の位置ずれ等が生じても、対象位置を精度よく検出することができる。これにより、人による位置確認作業が不要となる。
本実施形態に係る位置検出システム1は、テンプレートマッチングの結果を用いて、対象位置を検出する。これにより、特徴ベースマッチングに比べて、特徴点の抽出といった処理が不要であり、比較的簡単な処理で行うことができる。
本実施形態に係る位置検出システム1では、画像マッチングを行う際に、テンプレート51(52〜56)と比較する位置を収納票画像全体ではなく注目領域37に絞ることができる。これにより、画像マッチングに要する時間つまり対象位置を検出するために要する時間を短縮することができる。
特にテンプレートマッチングの場合、位置検出システム1では、テンプレートマッチングを行う際に、テンプレート51(52〜56)を移動させる範囲を収納票画像全体ではなく注目領域37に絞ることができる。これにより、テンプレートマッチングに要する時間つまり対象位置を検出するために要する時間を短縮することができる。
本実施形態に係る位置検出システム1では、複数のテンプレート51〜56の各々について、テンプレートと注目領域とが一対一に対応付けられている。これにより、テンプレート51ごとに適した注目領域37で画像マッチング(例えばテンプレートマッチング)を行うことができる。その結果、複数のテンプレートに対して共通の注目領域が対応付けられている場合に比べて、画像マッチングの精度を向上させることができ、かつ、画像マッチングに要する時間を短縮することができる。
本実施形態に係る位置検出システム1では、複数のテンプレートの各々について画像マッチングを行う。これにより、複数の対象位置を精度よく検出することができる。
本実施形態に係る位置検出システム1では、複数のテンプレート群のうち類似度が最も高いテンプレート群に含まれているテンプレートに類似する位置を対象位置として検出する。これにより、1つの種別情報に対して、異なる種類の複数の収納票が存在する場合であっても、類似度の高いテンプレート群を選択することによって、対象位置を精度よく検出することができる。
本実施形態に係る位置検出システム1は、外周部分に印字部分を含むテンプレート53(54)において、中央部分531(541)よりも外周部分のほうのマッチングの重み付けを高くして画像マッチング(例えばテンプレートマッチング)を行う。つまり、本実施形態に係る位置検出システム1は、中抜けの画像マッチングを行う。これにより、外周部分と中央部分との間で重み付けに差がない場合に比べて、空白部分でのマッチングの影響を小さくすることができるので、対象位置の検出精度を向上させることができる。
本実施形態に係る位置検出システム1では、テンプレート51(52)に、収納票3に形成された切取線41(42)を含む収納票3の所定範囲内の印字部分を含む。これにより、切取線41(42)に沿った線が細かったり、印字されていなかったりしても、切取線41(42)の部分でのマッチングの影響を小さくすることができるので、対象位置の検出精度を向上させることができる。
本実施形態に係る位置検出システム1は、複数の種別情報の各々に、少なくとも1つのテンプレートが対応付けられているデータベースを記憶し、対象の収納票3の種別情報に対応するテンプレート51〜55をデータベースから抽出する。これにより、対象の収納票3に適したテンプレート51〜55を早期かつ確実に検出することができる。
本実施形態に係る位置検出システム1は、新たなテンプレートが存在する場合、データベースを更新する。これにより、最新のデータベースから、種別情報に対応付けられたテンプレートを抽出することができる。
本実施形態に係る位置検出システム1は、収納票3に表示されているコードから種別情報を取得する。これにより、例えば収納票3に表示されている文字をOCR(Optical Character Reader)によって読み取る場合に比べて、種別情報を取得するために要する時間を短縮することができる。
1 位置検出システム
11 画像取得部
12 情報取得部
13 位置検出部
14 記憶部
2 収納代行システム
3 収納票
37 注目領域
41、42 切取線
51〜56 テンプレート
64 金銭処理部(徴収処理部)

Claims (13)

  1. 収納票を読み取ることで得られる収納票画像を取得する画像取得部と、
    前記収納票の種別情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部で取得された前記種別情報に対応付けられた少なくとも1つのテンプレートを用いて画像マッチングを行い、前記画像マッチングの結果を用いて、前記収納票画像から、前記収納票における検出対象の位置である対象位置を検出する位置検出部と
    を備えることを特徴とする位置検出システム。
  2. 前記位置検出部は、前記画像マッチングとして、前記情報取得部で取得された前記種別情報に対応付けられた前記テンプレートと前記収納票画像とのテンプレートマッチングを行い、前記テンプレートマッチングの結果を用いて、前記収納票画像から前記対象位置を検出することを特徴とする請求項1記載の位置検出システム。
  3. 前記位置検出部は、前記収納票画像の一部である注目領域において前記画像マッチングを行い、前記注目領域から前記対象位置を検出することを特徴とする請求項1又は2記載の位置検出システム。
  4. 前記種別情報に複数のテンプレートが対応付けられ、
    前記複数のテンプレートの各々について、テンプレートと前記注目領域とが一対一に対応付けられており、
    前記位置検出部は、前記複数のテンプレートの各々について、前記テンプレートに対応付けられた前記注目領域において前記画像マッチングを行い、前記画像マッチングの結果を用いて、前記注目領域から前記対象位置を検出する
    ことを特徴とする請求項3記載の位置検出システム。
  5. 前記種別情報に対して、複数のテンプレートが対応付けられており、
    前記位置検出部は、前記複数のテンプレートの各々について、前記画像マッチングを行い、前記画像マッチングの結果を用いて、前記対象位置を検出する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の位置検出システム。
  6. 前記種別情報において、それぞれが少なくとも1つのテンプレートを含む複数のテンプレート群と複数の収納票とが一対一に対応付けられており、
    前記位置検出部は、前記種別情報に対応する前記複数のテンプレート群の各々に含まれている前記テンプレートを用いて前記画像マッチングを行い、前記複数のテンプレート群のうち類似度が最も高いテンプレート群に含まれている前記テンプレートに類似する位置を前記対象位置として検出する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の位置検出システム。
  7. 前記テンプレートは、外周部分に印字部分を含み、
    前記位置検出部は、前記画像マッチングを行う際に、前記テンプレートで囲まれた領域のうち、前記外周部分にて囲まれた中央部分よりも前記外周部分のほうのマッチングの重み付けを高くする
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の位置検出システム。
  8. 前記テンプレートは、前記収納票に形成された切取線を含む前記収納票の所定範囲内の印字部分を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の位置検出システム。
  9. 複数の種別情報の各々に、少なくとも1つのテンプレートが対応付けられているデータベースを記憶する記憶部を更に備え、
    前記位置検出部は、前記情報取得部で取得された前記種別情報に対応付けられた前記テンプレートを前記データベースから抽出する
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の位置検出システム。
  10. 前記記憶部は、前記複数の種別情報のうちの少なくとも1つに対応付けられる新たなテンプレートが存在する場合、前記新たなテンプレートを前記データベースに追加することによって、前記データベースを更新することを特徴とする請求項9記載の位置検出システム。
  11. 前記収納票には、前記種別情報を含むコードが表示されており、
    前記情報取得部は、前記コードから前記種別情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の位置検出システム。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の位置検出システムと、
    前記収納票に関する徴収処理を行う徴収処理部と
    を備えることを特徴とする収納代行システム。
  13. 収納票を読み取ることで得られる収納票画像を取得する画像取得ステップと、
    前記収納票の種別情報を取得する情報取得ステップと、
    前記情報取得ステップで取得した前記種別情報に対応付けられた少なくとも1つを用いて画像マッチングを行い、前記画像マッチングの結果を用いて、前記収納票画像から、前記収納票における検出対象の位置である対象位置を検出する位置検出ステップと
    を有することを特徴とする位置検出方法。
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