JP2018076954A - 直動変速機構を備えた機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】直動の変速機構の動作を応用した種々の機器を提供することを課題とする。【解決手段】直動変速機構を備えた機器は、固定ラックと、前記固定ラックに連動する第1のピニオンと、前記固定ラックに平行に配置されると共に、前記固定ラックの長手方向に沿って移動可能な可動ラックと、前記第1のピニオンに連結され、前記第1のピニオンと共に回転したときの周速度が前記第1のピニオンの周速度よりも速く、前記可動ラックに連動する第2のピニオンと、前記可動ラックに連結され、前記可動ラックを作動させる入力部と、前記第1のピニオン及び前記第2のピニオンに連結された出力部と、を含む。【選択図】図3

Description

本明細書開示の発明は、直動変速機構を備えた機器に関する。
従来、ラックと、このラックに噛み合うピニオンを備えた機器が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、本願の出願人もラックとピニオンを用いた直動の変速機構を開発している(特許文献2参照)。
特開2003−155182号公報 特開2015−140829号公報
ところで、特許文献2に開示されている直動の変速機構は、ベースに固定された第1のラックと、この第1のラックに平行に配置され、ベース上を長手方向に移動可能な第2のラックとを備えている。そして、第1のラックと噛み合う第1のピニオン歯車と、第2のラックに噛み合い、第1のピニオン歯車と連結された第2のピニオン歯車とを備えている。ここで、第1のピニオン歯車の径と第2のピニオン歯車の径を変更したり、変速機構を稼働させるために力を加える入力位置を変更したりすることで、種々の動作が実現される。このような、直動の変速機構は、種々の機器に応用できると考えられる。
しかしながら、特許文献2には、直動の変速機構を備えたプレス機及び荷重機構が開示されているのみである。
1つの側面では、本明細書開示の直動変速機構を備えた機器は、直動の変速機構の動作を応用した種々の機器を提供することを課題とする。
本明細書開示の直動変速機構を備えた機器は、固定ラックと、前記固定ラックに連動する第1のピニオンと、前記固定ラックに平行に配置されると共に、前記固定ラックの長手方向に沿って移動可能な可動ラックと、前記第1のピニオンと共に回転したときの周速度が前記第1のピニオンの周速度よりも速く、前記可動ラックに連動する第2のピニオンと、前記可動ラックに連結され、前記可動ラックを作動させる入力部と、前記第1のピニオン及び前記第2のピニオンに連結された出力部と、を含む。
本明細書開示の直動変速機構を備えた機器によれば、直動の変速機構の動作を応用した種々の機器を提供することができる。
図1(A)、図1(B)は実施形態に係る直動変速機構の原理の一例を説明する図である。 図2は実施形態に係る直動変速機構における可動ラックの移動距離の計算の一例を説明する図である。 図3(A)、図3(B)は実施形態に係る直動変速機構の動作例を示す説明図である。 図4は実施形態の直動変速機構を用いた計量器の作動原理を示す説明図である。 図5は実施形態の直動変速機構を備えた計量器を上方から観た説明図である。 図6は実施形態の直動変速機構を備えた計量器を模式的に示す説明図である。 図7は実施形態の直動変速機構を用いたカーテン開閉装置の作動原理を示す説明式である。 図8は実施形態の直動変速機構を備えたカーテン開閉装置を模式的に示す説明図である。 図9は実施形態の直動変速機構を備えたカーテン開閉装置の支柱部を模式的に示す説明図である。 図10は実施形態の直動変速機構を備えたカーテン開閉装置の支柱部に装着された固定ラック、可動ラック、シート巻取部等を模式的に示す説明図である。 図11は実施形態の直動変速機構を備えたカーテン開閉装置のフレームを模式的に示す説明図である。 図12は実施形態の直動変速機構を用いた昇降機の作動原理を示す説明図である。 図13は実施形態の直動変速機構を備えた昇降機を上方から観た説明図である。 図14は実施形態の直動変速機構を備えた昇降機を側方から観た説明図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。ただし、図面中、各部の寸法、比率等は、実際のものと完全に一致するようには図示されていない場合がある。また、図面によっては、説明の都合上、実際には存在する構成要素が省略されていたり、寸法が実際よりも誇張されて描かれていたりする場合がある。
まず、図1(A)乃至図3(B)を参照しつつ、本発明の種々の実施形態に適用される直動変速機構の原理について説明する。図1(A)、図1(B)は実施形態に係る直動変速機構の原理の一例を説明する図である。図2は実施形態に係る直動変速機構における可動ラックの移動距離の計算の一例を説明する図である。図3(A)、図3(B)は実施形態に係る直動変速機構の動作例を示す説明図である。
図1(A)や図1(B)に示すように、直動変速機構1(以下、単に変速機構1という場合がある)は、1つの固定ラック2と、固定ラック2に平行に配置されると共に、図示されないスライド機構によって矢印に示す長手方向に沿って移動可動な可動ラック3とを有する。固定ラック2と可動ラック3は、歯が同じ向きになるように、かつ複数の歯の配列方向である固定ラック2、可動ラック3の長手方向が平行になるように配置されている。また、固定ラック2には、第1のピニオン歯車4が噛み合わされており、第1ラックアンドピニオン機構7を構成している。また、可動ラック3には、第2のピニオン歯車5が噛み合わされており、第2ラックアンドピニオン機構8を構成している。
固定ラック2と噛み合う第1のピニオン歯車4のピッチ円直径はDaになっている。可動ラック3と噛み合う第2のピニオン歯車5のピッチ円直径はDbになっている。第1のピニオン歯車4及び第2のピニオン歯車5は回転軸部6によって同軸に連結されている。ここで、ピッチ円直径とは、歯数×モジュールである。また、第1のピニオン歯車4と第2のピニオン歯車5のピッチ円直径は、異なる値になっている。図1(A)に示す例では、第1のピニオン歯車4のピッチ円直径が第2のピニオン歯車5のピッチ円直径よりも大きくなっている。一方、図1(B)に示す例では、第2のピニオン歯車5のピッチ円直径が第1のピニオン歯車4のピッチ円直径よりも大きくなっている。
図1(A)に示す例では、第1のピニオン歯車4を固定ラック2の長手方向、即ち矢印に示す方向に平行移動させると、固定ラック2に噛み合っている第1のピニオン歯車4が回転し、回転軸部6によって第1のピニオン歯車4に連結された第2のピニオン歯車5も同じ回転数で回転する。そして、第2のピニオン歯車5が回転することによって、可動ラック3が矢印に示す長手方向に移動させられる。
このとき、第1のピニオン歯車4の直線移動距離と、可動ラック3の移動距離の比率は図2に示すように計算できる。なお、図2では、計算の都合上、固定ラック2が移動することを仮定して計算している。図2のケース(1)に示すように、第1のピニオン歯車4及び第2のピニオン歯車5が平行移動せずに1回転した場合は、第1のピニオン歯車4及び第2のピニオン歯車5の移動距離は、「0」である。そして、固定ラック2の仮想の移動距離が「−π・Da」になり、可動ラック3の移動距離は、「−π・Db」になる。
また、ケース(2)に示すように、全体を「π・Da」だけ平行移動させた場合、第1のピニオン歯車4及び第2のピニオン歯車5の移動距離は、「π・Da」である。そして、固定ラック2の仮想の移動距離が「π・Da」になり、可動ラック3の移動距離は、「π・Da」になる。
従って、ケース(1)とケース(2)を合計すると、第1のピニオン歯車4及び第2のピニオン歯車5の移動距離は、「π・Da」であり、固定ラック2の移動距離が「0」になる。可動ラック3の移動距離は、「π・(Da−Db)」になる。このことは、固定ラック2を固定した状態で、第1のピニオン歯車4及び第2のピニオン歯車5を「π・Da」だけ移動させると、可動ラック3は「π・(Da−Db)」だけ移動することを示し、変速比は(Da−Db)/Daとなる。
従って、図1(A)図示のように、第1のピニオン歯車4のピッチ円直径が第2のピニオン歯車5のピッチ円直径よりも大きい場合(Da>Db)、可動ラック3とピニオン歯車4、5の移動方向は、図3(A)に示すように一致する。
一方、図1(B)図示のように、第2のピニオン歯車5のピッチ円直径が第1のピニオン歯車4のピッチ円直径よりも大きい場合(Db>Da)、可動ラック3とピニオン歯車4、5の移動方向は、図3(B)に示すように逆向きとなる。
なお、第1のピニオン歯車4は第1のピニオンの一例であり、第2のピニオン歯車5は第2のピニオンの一例である。各ピニオンは、歯車に限定されるものではなく、例えば履帯のような、従来公知の動力伝達要素を用いることができる。第1のピニオンと第2のピニオンとは、回転軸部を介して連結され、共に回転したときに、第2のピニオンの周速度が第1のピニオンの周速度よりも速くなる関係を有していればよい。第1のピニオン歯車4と第2のピニオン歯車5とは、Db>Daの関係を有しているので、第2のピニオン歯車5の周速度が第1のピニオン歯車4の周速度よりも速くなる関係が成立している。
以下に説明する実施形態では、図1(B)や図3(B)に示す態様の変速機構1を用いる。すなわち、可動ラック3に噛み合う第2のピニオン歯車5のピッチ円直径Dbを固定ラック2に噛み合う第1のピニオン歯車4のピッチ円直径Daよりも大きくする。以下に説明する本明細書開示の直動変速機構を備えた機器は、いずれも可動ラック3に連結され、可動ラック3を作動させる入力部と、回転軸部6に連結された出力部とを含む。なお、回転軸部6と出力部との連結の態様は、出力部が回転軸部6、すなわち、第1のピニオン歯車4及び第2のピニオン歯車5と共に移動できる態様であれば、どのような態様であってもよい。
(第1実施形態)
次に、図4〜図6を参照して、第1実施形態について説明する。第1実施形態は、直動変速機構を備えた機器を計量器10とした例である。図4は実施形態の直動変速機構を用いた計量器の作動原理を示す説明図である。図5は実施形態の直動変速機構を備えた計量器を上方から観た説明図である。図6は実施形態の直動変速機構を備えた計量器を模式的に示す説明図である。
図4を参照して、計量器10による計量の原理について説明する。計量器10は種々の対象物の質量を測定することができる。本実施形態では、所望の質量の液体を計量することを想定している。
計量器10は、固定ラック12と可動ラック13を備える。可動ラック13は固定ラック12の長手方向に沿って移動可能に設けられている。固定ラック12には、第1のピニオン歯車14が噛み合っている。可動ラック13には、第2のピニオン歯車15が噛み合っている。第1のピニオン歯車14と第2のピニオン歯車15とは、回転軸部16を介して連結されている。第2のピニオン歯車15のピッチ円直径Dbは、第1のピニオン歯車14のピッチ円直径Daよりも大きい。これらの固定ラック12、可動ラック13、第1のピニオン歯車14、第2のピニオン歯車15及び回転軸部16は、変速機構の構成要素に含まれる。
可動ラック13には、計量対象となる液体を貯留する計量容器17が取り付けられている。計量容器17は、入力部として機能する。計量容器17には、ポンプ20から吐出された液体が流入する。計量器10は、回転軸部16に装着された分銅18を備える。分銅18は、出力部として機能する。分銅18は、計量した液体の質量に応じその質量を変更することができる。
計量器10は、さらに、出力部としての分銅が移動したことを検知する検知スイッチ19を備えている。検知スイッチ19は、検知レバー19aを備える。検知スイッチ19は、検知レバー19aに分銅18が接触したことを検知すると、ポンプ20の駆動を停止する。
ポンプ20により吐出されている液体が計量容器17内に貯留し、分銅18との釣り合いが崩れると、計量容器17が矢示21のように押し下げられる。計量容器17は、可動ラック13に取り付けられているため、計量容器17の移動に伴って、可動ラック13も押し下げられる。すると、分銅18は、矢示22のように上昇し、検知レバー19aに接触して検知レバー19aを作動させる。検知スイッチ19は、検知レバー19aに分銅18が接触したことを検知すると、ポンプ20の駆動を停止する。これにより、計量容器17内には、所望の質量の液体が貯留された状態となり、所望の質量の液体を計量することができる。
ここで、入力部と出力部との力の釣り合いについて説明する。入力部と出力部との釣り合いは、固定ラック12を中心としたモーメントの釣り合いであり、
分銅の質量=測定対象×変速比
式1
で表すことができる。
実際には第1のピニオン歯車14、第2のピニオン歯車15と可動ラック13の質量があるので、
(分銅+第1、第2のピニオン歯車とその支持部の質量)=
(計量対象+可動ラックとその支持部)×変速比
式2
となる。計量対象が軽い場合は、可動ラック12は上側で停止したままとなる。計量対象が重くなりバランスが崩れると分銅18が上昇を開始する。その上昇開始を検知スイッチ19で検知すれば、測りたい質量を超えたことが分かる。この機構によれば小さな分銅18でも所望する質量を検出できる。
このような原理で作動する計量器10につき、より具体的な構成を図5、図6を参照しつつ説明する。
計量器10は、板状のベース部11を備えている。ベース部11には、後に説明する容器設置台17aの下降を停止するための第1ストッパ11a、回転軸部16の下降を停止するための第2ストッパ11bが設けられている。
ベース部11には、固定ラック12が立設されている。また、ベース部11には、可動ラック13との連結部13aを備えた垂直ガイド13bが固定ラック12と平行に立設されている。可動ラック13は、二本設けられており、二本の可動ラック13、固定ラック12の両側に配置され、固定ラック12を挟むような状態とされている。図5を参照すると、連結部13aは、上方から観たときに、垂直ガイド13bを囲うような形状を有しており、その端部がそれぞれ、可動ラック13と接続されている。そして、連結部13aには、計量容器17が設置されている容器設置台17aが取り付けられている。連結部13a、容器設置台17aを含む計量容器17は、可動ラック13と共に移動するものであり、計量対象の支持部となるものであるので、式2による釣り合い条件を算出するときに、その質量が算入される。
本実施形態は、2個の第2のピニオン歯車15を有し、2個の第2のピニオン歯車15は、第1のピニオン歯車14を挟む状態で設けられている。第1のピニオン歯車14と2個の第2のピニオン歯車15は、回転軸部16を介して連結され、同期して回転することができるようになっている。回転軸部16は、ベース部11に立設されたピニオン昇降ガイド23が有する溝部23aに回転可能に支持されている。ピニオン昇降ガイド23が備える溝部23aには、分銅18が収納される。分銅18は、溝部23a内で回転軸部16に荷重をかける。なお、回転軸部16は、第1のピニオン歯車14と第2のピニオン歯車15の支持部として、式2による釣り合い条件を算出するときに、その質量が算入される。
次に、このような計量器10による計量について説明する。分銅18は、計量したい質量に対応させて選定され、溝部23a内にセットしておく。計量容器17に液体を流入する計量以前の状態では、分銅18の質量が第1のピニオン歯車14と第2のピニオン歯車15を下方へ押し下げ、回転軸部16は降下して第2ストッパ11bに当接し、一方、計量容器17は、上部位置する。
計量を開始するときは、ポンプ20を始動し、液体を計量容器17内へ流入させる。液体の計量容器17内への流入が進行し、
(分銅質量+第1、第2ピニオン歯車質量+回転軸部質量)<
(計量容器質量+液体質量+容器設置台質量+可動ラック質量)×変速比
式3
の条件に達すると、容器設置台17aが第1ストッパ11aに接触するまで降下し、これに伴って可動ラック13も降下する。この結果、第1のピニオン歯車14、第2のピニオン歯車15、回転軸部16及び分銅18が上昇する。これにより、分銅18が検知レバー19aに接触し、検知スイッチ19がポンプ20を停止する。これにより、所望の質量の液体を計量容器17内に得ることができる。
なお、従来、計量容器に供給される計量対象の荷重を受けて圧縮するバネを用い、バネが圧縮されて計量容器が変位することで検知スイッチが作動する方式の計量器が知られている。このような計量器は、簡単な仕組みであり、安価である。しかしながら、バネは10%程度製造バラツキがあり、スイッチの位置調整や校正をしたとしても、精度、信頼性という面で改善の余地がある。また、他の方式として、いわゆる天秤を用いた計量器も考えられるが、計量対象と同一の質量の分銅を準備しなければならず、装置が重くなってしまうことが考えられる。さらに、てこの原理を応用した天秤とすれば、分銅の質量を軽くすることができるが、その一方で、腕が長尺となり、装置が大きくなることが考えられる。本実施形態の計量器10によれば、これらの不都合を解決することができる。
(第2実施形態)
次に、図7〜図11を参照して、第2実施形態について説明する。図7は実施形態の直動変速機構を用いたカーテン開閉装置の作動原理を示す説明図である。図8は実施形態の直動変速機構を備えたカーテン開閉装置を模式的に示す説明図である。図9は実施形態の直動変速機構を備えたカーテン開閉装置の支柱部を模式的に示す説明図である。図10は実施形態の直動変速機構を備えたカーテン開閉装置の支柱部に装着された固定ラック、可動ラック、シート巻取部等を模式的に示す説明図である。図11は実施形態の直動変速機構を備えたカーテン開閉装置のフレームを模式的に示す説明図である。
図7を参照して、カーテン開閉装置30の原理について説明する。カーテン開閉装置30は、単純な操作でカーテン38を巻き取り、カーテン38を開いた状態とすることができる。なお、カーテン38は、シート部材の一例であり、本実施形態では、カーテン38の開閉を想定しているが、シート巻取部38aに巻き取り可能な他の部材を対象としてもよい。また、シート巻取部38aは、部材引き上げ部の一例であり、対象となる部材を巻き取ることなく、対象となる部材を引き上げることができる態様としてもよい。
カーテン開閉装置30は、固定ラック32と可動ラック33を備える。可動ラック33は固定ラック32の長手方向に沿って移動可能に設けられている。固定ラック32には、第1のピニオン歯車34が噛み合っている。可動ラック33には、第2のピニオン歯車35が噛み合っている。第1のピニオン歯車34と第2のピニオン歯車35とは、回転軸部36を介して連結されている。第2のピニオン歯車35のピッチ円直径Dbは、第1のピニオン歯車34のピッチ円直径Daよりも大きい。これらの固定ラック32、可動ラック33、第1のピニオン歯車34、第2のピニオン歯車35及び回転軸部36は、変速機構の構成要素に含まれる。固定ラック32、可動ラック33、第1のピニオン歯車34及び第2のピニオン歯車35は、カーテン38の両側に配置されている。回転軸部36の両端部にはそれぞれ、第1のピニオン歯車34及び第2のピニオン歯車35が装備されている。
可動ラック33には、接続ピン37aを介して引き下げ操作部37の一端が取り付けられている。引き下げ操作部37は、入力部として機能する。カーテン38の上端は、シート巻取部38aに巻き取り可能に装着されている。一方、カーテン38の下端には、回転軸部36を介して第1のピニオン歯車34及び第2のピニオン歯車35が装着されている。カーテン38、より具体的に、本実施形態にあっては、カーテン38の下端部は、出力部として機能する。引き下げ操作部37は、カーテン38の下端部を上昇させ、カーテン38を巻き取るきっかけを作る。
なお、シート巻取部38a自体は、従来公知の構造を備えている。シート巻取部38aは、内部にコイルバネを備えており、そのバネ力によってカーテン38を巻き取る。コイルバネは、ゼンマイのように捩られることで、カーテン38を巻き取る力を発生させる。シート巻取部38aは、カーテン38を巻き取ることで、カーテン38の下端部を上方へ引っ張ろうとする。
カーテン38の下端部には、二組の第1のピニオン歯車34及び第2のピニオン歯車35と、一本の回転軸部36が取り付けられており、その重力によって、カーテン38を垂直下方に引っ張っている。ここで、固定ラック31に噛み合っている第1のピニオン歯車34のピッチ円直径をDaとし、可動ラック33に噛み合っている第2のピニオン歯車35のピッチ円直径をDbとすると、その関係は、Db>Daとなっている。このため、引き下げ操作部37を矢示41のように踏み込むと、可動ラック33が下がり、矢示42のように第1のピニオン歯車34、第2のピニオン歯車35及び回転軸部36が上昇する。これらが上昇すると、カーテン38が緩むので、カーテン38の緩んだ分がシート巻取部38aによって巻き取られ、カーテン38が開く。
このような原理で作動するカーテン開閉装置30につき、より具体的な構成を図8乃至図11を参照しつつ説明する。
カーテン開閉装置30は、平行に設けられた2本の支柱部39aを有し、床に立設されたフレーム39を備えている。2本の支柱部39aは、対向する面にそれぞれ垂直方向に沿って延びるガイド溝39a1が設けられている。ガイド溝39a1には、回転軸部36の端部がそれぞれ差し込まれ、第1のピニオン歯車34、第2のピニオン歯車35及び回転軸部36は、ガイド溝39a1に沿って昇降できるようになっている。
2本の支柱部39aの対抗する面には、それぞれ固定ラック32と、突起部39a2とが設けられている。カーテン開閉装置30は、固定ラック32の長手方向に沿って移動可能に設けられている可動ラック33を備えている。可動ラック33には、垂直方向に縦長となっているガイド孔33aが設けられている。このガイド孔33aには、突起部39a2が差し込まれている。これにより、可動ラック33は、垂直方向、すなわち、固定ラック32の長手方向に沿って移動可能な状態とされている。引き下げ操作部37が踏み込まれると、可動ラック33が引き下げられる。
ここで、第1のピニオン歯車34のピッチ円直径がDa、第2のピニオン歯車35のピッチ円直径がDbは、Db>Daとなっている。このため、可動ラック33が下がると、回転軸部36が上昇する。すなわち、カーテン38の下端が上昇する。また、平常時、すなわち、引き下げ操作部37を踏んでいない状態では、可動ラック33を下げておく必要がある。これらの動作を実現するために、下記式4を満たすことが求められる。
(第1、第2のピニオン歯車及び回転軸部の質量―巻き上げ力)
>(引き下げ操作部の質量÷2+可動ラックの質量)×変速比
式4
なお、式4において、引き下げ操作部37の質量を1/2としているのは、本実施形態のカーテン開閉装置30がカーテン38の両側に変速機構を備えており、引き下げ操作部37は、2つの変速機構に接続されているためである。
より具体的に数値を当て嵌めた例を示すと、以下の如くである。まず、人が立ったままの状態でカーテン38を開け、潜り抜けるようにするため、第1のピニオン歯車34、第2のピニオン歯車35及び回転軸部36の移動距離を身長よりも長い2100mmに設定する。
また、足で引き下げ操作部37を押し下げる距離は、人が自然に歩きながら足を持ち上げられる程度を考慮して150mmとする。つまり、第1のピニオン歯車34、第2のピニオン歯車35及び回転軸部36の移動距離2100mmに対して、可動ラック33の移動距離は150mmである。従って、必要な変速比は、150mm/2100mm=1/14となる。
また、第1のピニオン歯車34、第2のピニオン歯車35及び回転軸部36と可動ラック33の移動方向は逆なので、歯数比は、下記式5のようになる。
(Da−Db)/Da=−1/14
1−Db/Da=−1/14
Db/Da=15/14
式5
所望の動作を実現するためには、第1のピニオン歯車34及び第2のピニオン歯車35が式5で表されている歯数比を実現できる歯数であればよい。ただし、第1のピニオン歯車34及び第2のピニオン歯車35の歯数が14枚や15枚のように歯数が少ないと、噛み合い率が下がり強度が下がることが考えられる。そこで、本実施形態では、適正な歯数として第1のピニオン歯車34のピニオン歯数として28枚、第2のピニオン歯車35のピニオン歯数として30枚が選定されている。
次に、各構成要素の重量バランスを考える。引き下げ操作部37が均等な板厚材で2Kgとすると、各可動ラック33にはそれぞれ1Kgの重量がかかり、更に可動ラック33自体の重量2Kgが加わる。このため、第1のピニオン歯車34、第2のピニオン歯車35及び回転軸部36を押し上げようとする力は、下記式6のようになる。
(引き下げ操作部の質量÷2+可動ラックの質量)×変速比
=(2÷2+2)×1/14
=0.21Kgf
式6
引き下げ操作部37を踏んでいない場合、カーテン38は閉まっている状態にしたい。このため、第1のピニオン歯車34、第2のピニオン歯車35及び回転軸部36は0.21Kgfよりも重いことが求められる。
そこで、本実施形態では、シート巻取部38aによる巻き上げ力を1Kgf、第1のピニオン歯車34及び第2のピニオン歯車35の質量を0.4Kg、回転軸部36の質量を2Kgに設定する。これにより、第1のピニオン歯車34、第2のピニオン歯車35及び回転軸部36が降下しようとする力は、下記式7のようになる。
(第1、第2のピニオン歯車及び回転軸部の質量―巻き上げ力)
=1.4Kgf
式7
これにより第1のピニオン歯車34、第2のピニオン歯車35及び回転軸部36が可動ラック33側よりも1.2Kg分だけ重くなる。この結果、第1のピニオン歯車34、第2のピニオン歯車35及び回転軸部36、すなわち、カーテン38の下端が下がり、カーテン38が閉じた状態になる。
更に仮に、体重50kgの人が引き下げ操作部37に乗ると、第1のピニオン歯車34、第2のピニオン歯車35及び回転軸部36が上昇しようとする力が50/14=3.6Kgfの分だけ加算される。これにより、引き下げ操作部37を踏んでいない場合と比較して、第1のピニオン歯車34、第2のピニオン歯車35及び回転軸部36を上昇させようとする力が大きくなる。この結果、第1のピニオン歯車34、第2のピニオン歯車35及び回転軸部36が上昇し、カーテン38が開く。
このように、本実施形態のカーテン開閉装置30によれば、引き下げ操作部37を押し下げる力によって、下がろうとする部品を持ち上げるようとする向きの力を発生させることができる。また、足で踏む短いストロークを、長いストロークに変換してカーテン38を開閉することができる。また、本実施形態では、足踏み式としているので、引き下げ操作部37に力を加えやすい。
本実施形態では、シート部材を巻き取るために、シート巻取部38aを備えているが、シート巻取部38aを備えていることは必須ではなく、例えば、シート部材の下端をバネ等の弾性部材で上方へ引き上げるようにするだけでも良い。例えば、組み立てロボットで安全策が求められる環境では、ロボット動作時に作業者が誤って作業領域に手を入れていまわないように開閉式扉を設置するケースがある。このような開閉式扉が設置される場合、開口部の寸法は、作業者の手が入ることができればよく、扉の移動距離も短くて済む。このような場合は、扉を形成する部材を巻き取る必要はなく、その部材をバネで真上へ引っ張るだけでも良い。
その他、カーテン等のシート部材の用途は、冷暖房の効率向上、衛生面や塵埃のために空気を遮断、セキュリティ面での視界の遮断、安全性確保等、種々想定される。本実施形態のカーテン開閉装置30は、これらの用途にも応用することができる。
本実施形態のカーテン開閉装置30は、足踏みのような短いストロークで、入力部の移動方向(踏み込み方向)とは反対方向へ出力部を移動させることができる。これにより、例えば、衛生上の理由や、手に何かを持っていて、両手が使えない環境で、カーテン等の部材を引き上げることができる。また、電気のような動力を使わずに安全に操作できる。
(第3実施形態)
次に、図12〜図14を参照して、第3実施形態について説明する。図12は実施形態の直動変速機構を用いた昇降機の作動原理を示す説明図である。図13は実施形態の直動変速機構を備えた昇降機を上方から観た説明図である。図14は実施形態の直動変速機構を備えた昇降機を側方から観た説明図である。
図12を参照して、昇降機50の原理について説明する。昇降機50は、荷台58に搭載した荷物を持ち上げることができる。
昇降機50は、固定ラック52と可動ラック53を備える。可動ラック53は固定ラック52の長手方向に沿って移動可能に設けられている。固定ラック52には、第1のピニオン歯車54が噛み合っている。可動ラック53には、第2のピニオン歯車55が噛み合っている。第1のピニオン歯車54と第2のピニオン歯車55とは、回転軸部56を介して連結されている。第2のピニオン歯車55のピッチ円直径Dbは、第1のピニオン歯車54のピッチ円直径Daよりも大きい。これらの固定ラック52、可動ラック53、第1のピニオン歯車54、第2のピニオン歯車55及び回転軸部56は、変速機構の構成要素に含まれる。
可動ラック53には、アクチュエータ57が備える摺動シャフト57aが連結されている。アクチュエータ57は、入力部として機能する。本実施形態におけるアクチュエータ57は油圧式であるが、電動式としてもよい。回転軸部56には、軸受部58aを介して荷台58が取り付けられている。軸受部58aは、荷台58に設けられている。荷台58は、出力部として機能する。荷台58は、アクチュエータ57により可動ラック53が下方に下がると、上昇することができる。
このような原理で作動する昇降機50につき、より具体的な構成を図13乃至図14を参照しつつ説明する。
昇降機50は、三方が壁部59に囲まれた場所に設置されている。壁部59は、昇降機50の両側と、奥側に位置している。各壁部59には、鉛直方向に延びるガイドレール60が設けられている。各ガイドレール60には、ガイドブロック61が摺動自在に取り付けられている。ガイドブロック61のうち、奥側の壁部59に沿って設置されているガイドレール60に取り付けられているガイドブロック61には、荷台58の一部が直接接続されている。昇降機50の両側にそれぞれ設けられ、対向配置されている壁部59に沿って設けられているガイドブロック61には、可動ラック53が取り付けられている。これにより、可動ラック53は、鉛直方向に沿って移動することができる。昇降機50の両側にそれぞれ設けられ、対向配置されている壁部59には、鉛直方向に沿って延びる固定ラック52が設けられている。固定ラック52は、可動ラック53が取り付けられているガイドレール60の両側に取り付けられている。従って、本実施形態の昇降機50は、4本の固定ラック52を備えている。
荷台58の両側面には、上下に一組ずつの軸受部58aが設けられている。すなわち、荷台58には、4組の軸受部58aが設けられている。4組の軸受部58aには、それぞれ回転軸部56が支持されている。それぞれの回転軸部56には、第1のピニオン歯車54及び第2のピニオン歯車55が設けられている。第1のピニオン歯車54は、第2のピニオン歯車55の両側に配置されている。
可動ラック53の下端部には、アクチュエータ57の摺動シャフト57aが取り付けられている。摺動シャフト57aは、可動ラック53を下方に引き下ろすことができる。
ここで、第1のピニオン歯車54、第2のピニオン歯車55、回転軸部56及び荷台58と、可動ラック53とのバランスを保つには、以下の条件が必要となる。すなわち、可動ラック53側が、(回転軸部56側に係る質量÷変速比)に対応する質量を備えることが必要となる。変速比が1より小さい(Da−Db)/Daであることを考えると、下記式8を満たすことが望ましい。
(荷台の質量+第1、第2のピニオン歯車及び回転軸部の質量)
≒(可動ラックの質量+ガイドブロックの質量)×変速比
式8
本実施形態においては、第1のピニオン歯車54のピッチ円直径Da、第2のピニオン歯車55のピッチ円直径Dbの関係は、Db>Daとなっている。このため、可動ラック53が下がると、荷台58が装着されている第1のピニオン歯車54、第2のピニオン歯車55及び回転軸部56が上昇しようとする。このように、可動ラック53は、釣合い錘として機能する。
両者が釣り合っている状態から、アクチュエータ57により、可動ラック53を引き下げると、釣り合いが崩れ、荷台58が上昇し、これとは逆に、可動ラック53を持ち上げると荷台58が降下する。
ここで、荷台58に荷物を載せていない場合に式8を満たすようにしておけば、アクチュエータ27は摩擦分に打ち勝つだけの少量の仕事をすれば良い。荷台58に荷物が搭載されている場合には、アクチュエータ57は、荷物を持ち上げる分と摩擦分に相当する力を発揮することできればよく、省エネルギで運搬できる。
より具体的に数値を当て嵌めた例を示すと、以下の如くである。まず、昇降機50が荷台58を持ち上げる高さ、すなわち、第1のピニオン歯車54、第2のピニオン歯車55、回転軸部56及び荷台58の移動範囲を10mに設定する。アクチュエータ57のストローク、すなわち、可動ラック53の移動範囲を1mに設定すると、変速比は1m/10m=1/10となる。
また、荷台58と可動ラック53の移動方向は逆になるので、歯数比は、下記式9のようになる。
(Da−Db)/Da=−1/10
1−Db/Da=−1/10
Db/Da=11/10
式9
所望の動作を実現するためには、第1のピニオン歯車54及び第2のピニオン歯車55が式9で表されている歯数比を実現できる歯数であればよい。ただし、第1のピニオン歯車54及び第2のピニオン歯車55の歯数が10枚や11枚のように歯数が少ないと、噛み合い率が下がり強度が下がることが考えられる。そこで、本実施形態では、適正な歯数として第1のピニオン歯車54のピニオン歯数として30枚、第2のピニオン歯車55のピニオン歯数として33枚が選定されている。
次に、各構成要素の重量バランスを考える。荷台58の質量20Kg、第1のピニオン歯車54、第2のピニオン歯車55及び回転軸部56の質量5Kg、ガイドブロックの質量1Kgとする。式8が成立するように可動ラック53の質量を選定し、可動ラック53の質量を250Kgとすれば、
(20Kg+5Kg)≒(250Kg+1Kg)/10
式10
となる。このように、昇降機50は、荷台58に荷物を載せていない状態で、カウンタバランスとして機能する。また、荷台58に10Kgの荷物を載せる場合、アクチュエータ57は変速比分の力が必要となる。そこで、本実施形態では、10÷1/10=100Kgf以上の推進力を持つアクチュエータ57が選定されている。
なお、本実施形態では、油圧式のアクチュエータ57を使っているが、一般に普及しているラック式昇降機と同じように荷台自体にモータを取り付けてピニオンを回転させるようにしてもよい。ただし、この場合、荷台58の質量にモータや減速機の質量が加わることになるため、アクチュエータ57の利用が望ましい。
なお、従来、ワイヤー式の昇降機が知られている。ワイヤー式の昇降機出は、滑車を用い、荷台の反対側に錘を吊り下げる釣り合い錘式、あるいはツルベ式と呼ばれるカウンタバランスが用いられることで、小さい動力で昇降ができる。しかしながら、その一方で、ワイヤーが切れないよう厳しい管理が必要である。本実施形態によれば、ワイヤーが切れてしまう危険性から解放される。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1 変速機構
2、12、32、52 固定ラック
3、13、33、53 可動ラック
4、14、34、54 第1のピニオン歯車
5、15、35、55 第2のピニオン歯車
6、16、36、56 回転軸部
10 計量器
17 計量容器
17a 容器設置台
18 分銅
19 検知スイッチ
19a 検知レバー
20 ポンプ
30 カーテン開閉装置
37 引き下げ操作部
38 カーテン
38a シート巻取部
50 昇降機
57 アクチュエータ
58 荷台

Claims (5)

  1. 固定ラックと、
    前記固定ラックに連動する第1のピニオンと、
    前記固定ラックに平行に配置されると共に、前記固定ラックの長手方向に沿って移動可能な可動ラックと、
    前記第1のピニオンに連結され、前記第1のピニオンと共に回転したときの周速度が前記第1のピニオンの周速度よりも速く、前記可動ラックに連動する第2のピニオンと、
    前記可動ラックに連結され、前記可動ラックを作動させる入力部と、
    前記第1のピニオン及び前記第2のピニオンに連結された出力部と、
    を含む直動変速機構を備えた機器。
  2. 前記第1のピニオンは、前記固定ラックに噛み合う第1のピニオン歯車であり、
    前記第2のピニオンは、回転軸部材を介して前記第1のピニオンと連結されると共に、ピッチ円直径が前記第1のピニオン歯車のピッチ円直径よりも大きく、前記可動ラックに噛み合う第2のピニオン歯車である請求項1に記載の直動変速機構を備えた機器。
  3. 前記入力部は、計量対象物を搭載する計量容器であり、
    前記出力部は、前記計量対象物の目的とする質量に対応した分銅であり、
    前記出力部が移動したことを検知する検知スイッチをさらに備えた請求項1に記載の直動変速機構を備えた機器。
  4. 前記入力部は、前記可動ラックを引き下ろす引き下げ操作部であり、
    前記出力部は、部材引き上げ部により引き上げ可能に装着されたシート部材である請求項1に記載の直動変速機構を備えた機器。
  5. 前記入力部は、前記可動ラックを移動させるアクチュエータであり、
    前記出力部は、荷台である請求項1に記載の直動変速機構を備えた機器。
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