JP2018076029A - 乗物用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】パッド、フェルト、ダクト間の位置ずれを抑制できる乗物用シートを提供すること。【解決手段】乗物用シートは、乗員が着座する着座面を備えるパッドと、フェルトと、流通経路と、フェルトに設けられ、流通経路と外部とを連通する開口部と、空気を送風又は吸気するファンと、ファンと開口部とを接続するダクトと、パッド及び/又はダクトに設けられた凸部と、フェルトのうち、溝を覆う部分を除く部分に設けられ、凸部が差し込まれる孔と、を備える。【選択図】図6

Description

本開示は乗物用シートに関する。
従来、ファンから送った空気を、パッドから噴出させる機能を有する乗物用シートが知られている(特許文献1参照)。
特開2006−102329号公報
上記の乗物用シートの構造として、以下のものが挙げられる。乗物用シートは、パッドと、パッドにおける裏側面に取り付けられたフェルトとを備える。パッドにおける裏側面に溝が形成されており、その溝はフェルトで覆われている。溝と、それを覆うフェルトとは、空気を流通させる流通経路を構成する。流通経路は、開口部において外部と連通している。
また、乗物用シートは、空気を送風又は吸気するファンを備える。ファンと開口部とはダクトにより接続されている。ファンが送風又は吸気した空気は、ダクト、開口部及び流通経路を流れる。
従来、フェルトをパッドに貼り付けるとき、パッドに設けられたケガキ線を目安とし、目視で位置を確認しながら貼り付けなければならなかった。また、フェルトに対するダクトの位置を正確に決める手段は無かった。
そのため、上記の構造を有する乗物用シートにおいて、パッドに対するフェルトの位置がずれてしまったり、パッド及びフェルトに対するダクトの位置がずれてしまったりするおそれがある。本開示の一局面は、上記の位置ずれを抑制できる乗物用シートを提供する。
本開示の一態様は、乗員が着座する着座面を備えるパッドと、前記パッドにおける裏側面に取り付けられたフェルトと、前記パッドにおける前記裏側面に形成された溝、及び前記溝を覆う前記フェルトで構成される流通経路と、前記フェルトに設けられ、前記流通経路と外部とを連通する開口部と、空気を送風又は吸気するファンと、前記ファンと前記開口部とを接続するダクトと、前記パッド及び/又は前記ダクトに設けられた凸部と、前記フェルトのうち、前記溝を覆う部分を除く部分に設けられ、前記凸部が差し込まれる孔と、を備える乗物用シートである。
本開示の乗物用シートは、パッドに対するフェルトの位置ずれと、フェルトに対するダクトの位置ずれと、のうち少なくとも一方を抑制できる。
さらに、孔は、フェルトのうち、溝を覆う部分を除く部分に設けられているので、孔から空気が漏れてしまうことを抑制できる。
本開示の乗物用シートは、例えば、以下の構成1をさらに備えていてもよい。
(構成1)
前記パッドは、前記裏側面から表側面に向けて凹む凹部であって、前記孔と重なる位置に設けられた凹部をさらに備え、前記ダクトのうち、前記フェルトに対向する部分に設けられた前記凸部は、前記孔及び前記凹部に差し込まれる。
本開示の乗物用シートが前記構成1をさらに備える場合、フェルトに対するダクトの位置ずれ、パッドに対するフェルトの位置ずれ、及び、パッドに対するダクトの位置ずれを抑制できる。
本開示の乗物用シートは、例えば、以下の構成2をさらに備えていてもよい。
(構成2)
前記パッド及び前記ダクトにそれぞれ設けられた前記凸部と、前記パッドに設けられた前記凸部が差し込まれる前記孔と、前記ダクトに設けられた前記凸部が差し込まれる前記孔と、を備える。
本開示の乗物用シートが前記構成2をさらに備える場合、パッドに対するフェルトの位置ずれを抑制できるとともに、フェルトに対するダクトの位置ずれを抑制できる。
本開示の乗物用シートは、例えば、以下の構成3をさらに備えていてもよい。
(構成3)
前記流通経路は、前記ダクトから見て、2以上の方向に延びており、前記孔は、前記フェルトのうち、隣り合う前記流通経路の間の部分に設けられている。
本開示の乗物用シートが前記構成3をさらに備える場合、隣り合う流通経路のいずれにおいても、孔から空気が漏れてしまうことを抑制できる。
乗物用シート1の構成を表す側面図である。 パッド5、フェルト7、及びファン29等の構成を表す下面図である。 カバーパッド9、パッド5、フェルト7、ダクト29、及びファン29等の構成を表す分解斜視図である。 パッド5、及びフェルト7の構成を表す分解斜視図である。 ダクト29、ブラケット31、及びファン27の構成を表す斜視図である。 パッド5、フェルト7、及びダクト29等の構成を表す側断面図である。 パッド5、フェルト7、及びダクト29等の構成を表す側断面図である。 パッド5、フェルト7、及びダクト29等の構成を表す側断面図である。
本開示の実施形態を図面に基づき説明する。
<第1実施形態>
1.乗物用シート1の構成
乗物用シート1の構成を図1〜図6に基づき説明する。図1に示すように、乗物用シート1は、シートクッション3及びシートバック5を備えた周知の基本形態を有する。図1〜図4に示すように、シートクッション3は、パッド5と、フェルト7と、カバーパッド9と、を備える。
パッド5は、シートの形状を保持し、クッション材として機能する。図4に示すように、パッド5の裏側面5Aには、溝11が形成されている。溝11は、裏側面5Aにおける他の部分に比べて、パッド5の内部に向けて陥没した部分である。パッド5の表側面5Bは、乗員が着座する着座面に対応する。
溝11は、パッド5の略中央に位置する中央部11Aと、中央部11Aよりも前方側に位置し、互いに分岐している分岐溝11B〜11Hとを備える。分岐溝11B〜11Hは、中央部11Aから見て、それぞれ異なる方向に延びている。分岐溝11B〜11Hは、中央部11Aの前方で合流し、中央部11Aに接続している。分岐溝11B〜11Hには、それぞれ、パッド5の表側面5Bに至る貫通孔13が形成されている。
パッド5の裏側面5Aには、下方に突出する凸部15が形成されている。凸部15は、裏側面5Aのうち、後述するようにフェルト7を貼り付ける略矩形の領域16における4隅付近に設けられている。凸部15は、パッド5の板厚方向から見て略長方形の形状を有する。凸部15は、裏側面5Aのうち、溝11を除く部分に設けられている。
図3、図4に示すように、フェルト7は、略矩形の形状を有する板状部材である。図4に示すように、フェルト7は、パッド5の裏側面5Aにおける一部の領域16に貼り付けられる。領域16は、溝11が形成されている部分を含む。フェルト7のうち、中央部11Aにおける後方寄りの部分と重なる位置に開口部17が設けられている。開口部17はフェルト7を板厚方向に貫通している。フェルト7の板厚方向から見て、開口部17の形状は略長方形である。
図4に示すように、分岐溝11B〜11Hは、下方側からフェルト7で覆われる。その結果、分岐溝11B〜11Hと、フェルト7とで囲まれた空間が生じる。以下では、分岐溝11Bとフェルト7とで囲まれた空間を流通経路19Bとし、分岐溝11Cとフェルト7とで囲まれた空間を流通経路19Cとし、分岐溝11Dとフェルト7とで囲まれた空間を流通経路19Dとし、分岐溝11Eとフェルト7とで囲まれた空間を流通経路19Eとし、分岐溝11Fとフェルト7とで囲まれた空間を流通経路19Fとし、分岐溝11Gとフェルト7とで囲まれた空間を流通経路19Gとし、分岐溝11Hとフェルト7とで囲まれた空間を流通経路19Hとする。
流通経路19B〜19Hは、中央部11A及び開口部17を経て、パッド5及びフェルト7の下方側の外部に連通している。また、流通経路19B〜19Hは、貫通孔13を経て、パッド5及びフェルト7の上方側の外部に連通している。流通経路19B〜19Hは、中央部11A及び開口部17から見て、それぞれ異なる方向に延びている。
図3、図4に示すように、フェルト7は、その4隅の近傍にそれぞれ孔21を備える。孔21はフェルト7を板厚方向に貫通する。孔21は、フェルト7の板厚方向から見て略長方形の形状を有する。フェルト7を領域16に貼り付けたとき、凸部15は孔21に差し込まれる。
孔21の大きさは、凸部15を差し込むことが可能であるとともに、両者の間の遊びがなるべく小さくなるように設定される。孔21に差し込まれる凸部15の高さは、フェルト7の板厚と同じであってもよいし、フェルト7の板厚より小さくてもよいし、フェルト7の板厚より大きくてもよい。
図3、図4に示すように、フェルト7は、開口部17の後方、及び左右に、それぞれ、孔23を備える。孔23はフェルト7を板厚方向に貫通する。孔23は、フェルト7の板厚方向から見て略長方形の形状を有する。孔23は、フェルト7のうち、溝11を覆う部分を除く部分に設けられている。孔23は第2孔に対応する。
図3に示すように、カバーパッド9は、パッド5の上面に取り付けられる。カバーパッド9は、その板厚方向から見て貫通孔13と重なる位置に、貫通孔25を備える。よって、流通経路19B〜19Hは、貫通孔13及び貫通孔25を経て、パッド5及びカバーパッド9の上方側の外部に連通している。
乗物用シート1は、図1〜図3、図5に示すように、ファン27、ダクト29、ブラケット31、及び支持バネ33を備える。
ファン27は、図3、図5に示すように、その上面に通気口35を備える。ファン27は、通気口35から空気を吸引することができる。なお、ファン27は、通気口35から外部に送風するものであってもよい。ファン27は、空気を加熱又は冷却する機能を備えていてもよい。
ダクト29は、ゴムから成る管状の部材である。ダクト29は可撓性及び弾性を有する。ダクト29は、その下端においてファン27の上面に当接する。ダクト29は、その上端において、外周方向に延びる接続部37を備える。接続部37は上面視において矩形の形状を有する。接続部37の上面には、接続部37の周方向に沿って延びる複数の溝39が形成されている。
接続部37の後方側及び左右両側には、それぞれ、外周方向に延びる延在部40が設けられている。その延在部40の上面に凸部41が設けられている。凸部41は上方向に突出している。凸部41はフェルト7に対向する。上方から見た凸部41の形状は略長方形である。
図6に示すように、接続部37は、フェルト7のうち、開口部17の周辺の部分に裏側から当接する。そのため、ダクト29は、ファン27の通気口35と開口部17とを接続する。その結果、通気口35、ダクト29、開口部17、中央部11A、流通経路19B〜19H、貫通孔13、及び貫通孔25を順次通る空気の流路が形成される。凸部41は、孔23に下方から差し込まれる。凸部41の先端は、パッド5の裏側面5Aのうち、溝11が形成されていない部分に当接する。孔23の大きさは、凸部41を差し込むことができ、両者の間の遊びがなるべく生じないように設定される。
図3、図5に示すように、ブラケット31は、金属から成る板状部材である。ブラケット31の基本的な形態は上面視において略矩形の形状である。ブラケット31は、ファン27の上面に、ビス43により固定されている。ブラケット31は、上面視において通気口35と重なる部分が切り欠かれ、開口部45が形成されている。
図3に示すように、ブラケット31は、支持バネ33に取り付けられている。支持バネ33は、図示しないフロントパネルと、図示しない後方ロッドとの間に架け渡されている。フロントパネル及び後方ロッドはシートクッション3の骨格を構成する部材である。支持バネ33は、パッド5及びフェルト7を下方から支持する。
支持バネ33の基本的な形態は、4本の単位バネ33A〜33Dがそれぞれ前後方向に延びる形態である。4本の単位バネ33A〜33Dは、それぞれ、矩形波の形状を有する。単位バネ33A〜33D同士は、シート幅方向に延びる架橋部材47により架橋されている。
単位バネ33B及び単位バネ33Cうち、後述するようにブラケット31を取り付ける部分にはクッション49が取り付けられている。クッション49は、単位バネ33B及び単位バネ33Cの外周面を覆う筒状部材である。クッション49は弾性を有する材料から成る。
ブラケット31を支持バネ33に取り付ける方法は以下のとおりである。図3、図5に示すように、ブラケット31における上面のうち、左右両側には、係止部材51が取り付けられている。係止部材51は、ブラケット31における上面から上方に延び、さらに、前方に延びている。
また、図3、図5に示すように、ブラケット31における上面のうち、後方寄りの部分には、保持部材53が取り付けられている。保持部材53は、その左右両端においてビス55でブラケット31に固定されるとともに、中央においてブラケット31の上面から離間した離間部53Aを備える。また、保持部材53は、その後方側に、側面視において略C字形状を有し、下側が開口した一対のフック57を備える。
図3に示すように、単位バネ33B、33Cのうち、シート幅方向に延びている部分に、係止部材51を係止する。また、単位バネ33B、33Cのうち、前後方向に延びている部分を、離間部53Aとブラケット31における上面とで上下から挟んで保持する。また、単位バネ33B、33Cのうち、シート幅方向に延びている部分に、フック57を引掛ける。その結果、ブラケット31を支持バネ33に取り付けることができる。
2.乗物用シート1が奏する効果
乗物用シート1は以下の効果を奏する。
(1A)乗物用シート1は、パッド5における裏側面5Aのうち、溝11を除く部分に凸部15を備える。また、乗物用シート1は、フェルト7に孔21を備える。孔21は、フェルト7のうち、溝11を覆う部分を除く部分に設けられている。フェルト7をパッド5に貼り付けるとき、凸部15が孔21に差し込まれる。そのことにより、パッド5に対するフェルト7の位置ずれを抑制できる。
(1B)乗物用シート1は、ダクト29のうち、フェルト7に対向する部分に凸部41を備える。また、乗物用シート1は、フェルト7のうち、溝11を覆う部分を除く部分に孔23を備える。ダクト29を取り付けるとき、凸部41は孔23に差し込まれる。そのことにより、フェルト7に対するダクト29の位置ずれを抑制できる。
(1C)孔21及び孔23は、フェルト7のうち、溝11を覆う部分を除く部分に設けられているので、孔21及び孔23から空気が漏れてしまうことを抑制できる。
(1D)乗物用シート1は、凸部15及び孔21の組み合わせと、凸部41及び孔23の組み合わせとの両方を備える。そのことにより、パッド5に対するフェルト7の位置ずれを抑制できるとともに、フェルト7に対するダクト29の位置ずれを抑制できる。
(1E)流通経路19B〜19Hは、ダクト29から見て、2以上の方向に延びている。乗物用シート1は、2以上の方向に延びている流通経路19B〜19Hのいずれにおいても、孔21及び孔23から空気が漏れてしまうことを抑制できる。
<第2実施形態>
1.第1実施形態との相違点
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
図7に示すように、パッド5は、裏側面5Aのうち、パッド5の板厚方向から見て孔23と重なる位置に凹部59を備える。すなわち、凹部59は孔23と重なる位置にある。凹部59は、裏側面5Aから表側面5Bに向かって凹む凹部である。凸部41は、孔23及び凹部59に差し込まれている。すなわち、凸部41は孔23を貫通しており、凸部41の先端は凹部59内にある。
2.乗物用シート1が奏する効果
以上詳述した第2実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1A)〜(1E)を奏し、さらに、以下の効果を奏する。
(2A)乗物用シート1は、フェルト7に対するダクト29の位置ずれを抑制できるとともに、パッド5に対するフェルト7の位置ずれ、及び、パッド5に対するダクト29の位置ずれも抑制できる。
<第3実施形態>
1.第1実施形態との相違点
第3実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
図8に示すように、パッド5は、裏側面5Aのうち、パッド5の板厚方向から見て孔23と重なる位置に凹部61を備える。すなわち、凹部61は孔23と重なる位置にある。凹部61は、側面視において逆L字形状を有する。すなわち、凹部61は、裏側面5Aから表側面5Bに向けて凹む第1凹部61Aと、第1凹部61Aにおける上端から横方向に延びる第2凹部61Bと、を備える。
凸部41は、孔23及び凹部61に差し込まれている。すなわち、凸部41は孔23を貫通しており、凸部41の先端は凹部61内にある。凸部41は、凹部61の形状に応じた逆L字形状を有しており、上下方向に延びる第1部41Aと、第1部41Aにおける上端から横方向に延びる第2部41Bと、を備える。第1部41Aは第1凹部61Aに収容され、第2部41Bは第2凹部61Bに収容されている。
2.乗物用シート1が奏する効果
以上詳述した第3実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1A)〜(1E)と、第2実施形態の効果(2A)を奏し、さらに、以下の効果を奏する。
(3A)乗物用シート1では、横方向に延びる第2部41Bが、同じく横方向に延びる第2凹部61Bに収容されている。そのため、ダクト29がパッド5に対し下方に移動してしまうことを抑制できる。
<他の実施形態>
以上、本開示を実施するための形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(1)乗物用シート1は、凸部15及び孔21の組み合わせと、凸部41及び孔23の組み合わせとのうちの一方を備えるものであってもよい。
(2)凸部15及び孔21の数は4個以外であってもよく、例えば、1、2、3、5・・・個とすることができる。凸部15及び孔21の形状は略長方形以外の形状であってもよく、例えば、円形、三角形等とすることができる。
(3)凸部41及び孔23の数は3個以外であってもよく、例えば、1、2、4、5・・・個とすることができる。凸部15及び孔21の形状は略長方形以外の形状であってもよく、例えば、円形、三角形等とすることができる。
(4)孔21、孔23は、フェルト7のうち、隣り合う流通経路の間の部分に設けられていてもよい。この場合、隣り合う流通経路のいずれにおいても、孔21、孔23から空気が漏れてしまうことを抑制できる。
(5)乗物用シート1は、自動車以外の乗物のシートであってもよい。自動車以外の乗物として、例えば、鉄道車両、航空機、船舶等が挙げられる。
(6)上記各実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分担させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に発揮させたりしてもよい。また、上記各実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記各実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…乗物用シート、3…シートクッション、5…シートバック、5…パッド、5A…裏側面、5B…表側面、7…フェルト、9…カバーパッド、11…溝、11A…中央部、11B〜11H…分岐溝、13…貫通孔、15…凸部、16…領域、17…開口部、19B〜19H…流通経路、21、23…孔、25…貫通孔、27…ファン、29…ダクト、31…ブラケット、33…支持バネ、33A〜33D…単位バネ、35…通気口、37…接続部、39…溝、40…延在部、41…凸部、41A…第1部、41B…第2部、43…ビス、45…開口部、47…架橋部材、49…クッション、51…係止部材、53…保持部材、53A…離間部、55…ビス、57…フック、59、61…凹部、61A…第1凹部、61B…第2凹部

Claims (4)

  1. 乗員が着座する着座面を備えるパッドと、
    前記パッドにおける裏側面に取り付けられたフェルトと、
    前記パッドにおける前記裏側面に形成された溝、及び前記溝を覆う前記フェルトで構成される流通経路と、
    前記フェルトに設けられ、前記流通経路と外部とを連通する開口部と、
    空気を送風又は吸気するファンと、
    前記ファンと前記開口部とを接続するダクトと、
    前記パッド及び/又は前記ダクトに設けられた凸部と、
    前記フェルトのうち、前記溝を覆う部分を除く部分に設けられ、前記凸部が差し込まれる孔と、
    を備える乗物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    前記パッドは、前記裏側面から表側面に向けて凹む凹部であって、前記孔と重なる位置に設けられた凹部をさらに備え、
    前記ダクトのうち、前記フェルトに対向する部分に設けられた前記凸部は、前記孔及び前記凹部に差し込まれる乗物用シート。
  3. 請求項1又は2に記載の乗物用シートであって、
    前記パッド及び前記ダクトにそれぞれ設けられた前記凸部と、
    前記パッドに設けられた前記凸部が差し込まれる前記孔と、
    前記ダクトに設けられた前記凸部が差し込まれる前記孔と、
    を備える乗物用シート。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の乗物用シートであって、
    前記流通経路は、前記ダクトから見て、2以上の方向に延びており、
    前記孔は、前記フェルトのうち、隣り合う前記流通経路の間の部分に設けられている乗物用シート。
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