JP2018074825A - 自動切替機能付電磁式リターダ - Google Patents

自動切替機能付電磁式リターダ Download PDF

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Abstract

【課題】自己発電型動作及び電磁式動作が頻繁に切り替わるのを防止する電磁式リターダの駆動装置の提供。【解決手段】電磁式リターダの駆動装置において、固定子ヨークと複数個の電磁コイルとスチール回転体とより成るリターダ本体部分と、上記スチール回転体の回転数判定部を有する制御装置と、この制御装置からの低速回転領域用駆動パルスによって開閉制御されるスイッチング素子を有する低速回転領域用駆動装置と、上記制御装置からの高速回転領域用駆動パルスにより開閉制御されるスイッチング素子を有する高速回転領域用駆動装置とを有し、発電電力の不足する低速回転領域では、電磁式リターダとして機能し、発電電力が大きい高速回転領域では自己発電型リターダとして機能し、上記制御装置からの上記低速回転領域用駆動パルスが対応する設定値より小さい値で発生され、上記高速回転領域用駆動パルスが対応する設定値より大きい値で発生される。【選択図】図1

Description

本発明は自動切替機能付電磁式リターダ、特に、発電電力の不足する低速回転領域では、電磁式リターダとして機能し、高速回転領域では自己発電型電磁式リターダとして機能する自動切替機能付電磁式リターダに関するものである。
従来、発電電力の不足する低速回転領域では、電磁式リターダとして機能し、高速回転領域では自己発電型リターダとして機能するようにした多機能付電磁式リターダは既知である(特許文献1)。
図11〜図13はこのような多機能付電磁式リターダを示し、1は車輌のタイヤ、2はエンジン、3は電磁式リターダ本体部分、4は作動信号、5は作動信号4を処理する制御装置、6a、6bはこの制御装置5からの駆動パルス、7はこの駆動パルス6a、6bによって夫々開閉制御されるスイッチング素子T1〜T3及びT4〜T6を有するリターダ駆動装置、Lは上記リターダ本体部分3の固定子8を囲む固定子ヨーク9の外周に円周方向に互いに離間して配置した、夫々鉄心を有する12個の電磁コイルL1〜L12より成る電磁コイル、10はスチール回転体、11はフィン、12はバッテリ、D1はダイオードを示す。
上記各電磁コイルL1〜L12はA相、B相、C相の3相結線を形成し、電磁コイルL1、L2、L3、L7、L8、L9に対し電磁コイルL4、L5、L6、L10、L11及びL12の極性は互に逆極性である。また、図11に示すようにスイッチング素子T1及びT4は、電磁コイルL1、L4、L7、L10より成るA相結線に直列に介挿され、スイッチング素子T2及びT5は、電磁コイルL2、L5、L8、L11より成るB相結線に直列に介挿され、スイッチング素子T3及びT6は電磁コイルL3、L6、L9、L12より成るC相結線に直列に介挿されている。
このような電磁式リターダでは、タイヤ1の回転数判定部(図示せず)内の動作切替用スイッチング素子からの作動信号4が制御装置5に加えられ、制御装置5から駆動パルス6a、6bが出力され、駆動装置7のスイッチング素子T1〜T3またはT4〜T6が夫々ONし、コンデンサCと電磁コイルL1〜L12の共振回路が形成される。
上記タイヤ1の回転に応じて回転されるスチール回転体10の回転数が上記コンデンサと電磁コイルの共振周波数で計算された回転磁界より速くなると、スチール回転体10の残留磁気により発生した電磁コイルの電圧は、上記コンデンサと電磁コイルの共振回路の作用で特定周波数の3相交流電圧となる。この時、スチール回転体10には、3相交流電圧による回転磁界Nsとスチールと回転体10の回転数Ndの差により、渦電流が流れる。スチール回転体10に発生する渦電流は電磁コイルの電圧を高めるため、スチール回転体10には更に大きな渦電流が流れる。この作用の繰り返しは、最終的にコイル電圧が上がっても磁界が増えない点で安定する。スチール回転体10の内部の渦電流はジュール熱を発生しスチール回転体10に従来より大きな制動力が発生する。この制動エネルギーは、熱に変換され、上記スチール回転体10の外周に設けたフィン11より大気に発散される。
このような電磁式リターダでは発電電力が大きいタイヤ1の高速回転領域では制御装置5からの駆動パルス6aによって駆動装置7のスイッチング素子T1〜T3が夫々開閉制御されて自己発電型リターダとして機能され、発電電力が不足するタイヤ1の低速回転領域では駆動パルス6bによって駆動装置7のスイッチング素子T4〜T6を開閉制御して電磁式リターダとして機能される。
WO2015/132854
上記従来の電磁式リターダにおいては、自己発電型動作及び電磁式動作が頻繁に切り替わるようになるおそれがある。また、コイルへの通電をOFFした瞬間、磁束は生じなくなるが、コイルの自己誘導作用によりこの磁束がなくならない方向に高圧の逆起電圧が生じ、この高圧の逆起電圧の発生により、コイルに通電/非通電をさせる動作切替用スイッチング素子を破壊する原因が生じてしまう。
本発明はこのような欠点を除くようにしたものである。
本発明の自動切替機能付電磁式リターダは、固定子ヨークとこの固定子ヨークの円周方向に互に離間して配置した鉄心を有する複数個の電磁コイルと車輌のタイヤの回転に応じて回転されるスチール回転体とより成るリターダ本体部分と、バッテリと、逆流防止用ダイオードと、上記スチール回転体の回転数判定部を有する制御装置と、この制御装置からの低速回転領域用駆動パルスによって開閉制御される3個のスイッチング素子を有する低速回転領域用駆動装置と、上記制御装置からの高速回転領域用駆動パルスにより開閉制御される3個のスイッチング素子を有する高速回転領域用駆動装置とを有し、
上記電磁コイルにより3相結線が形成され、各相の電磁コイルが夫々コンデンサと共に共振回路を形成し、上記各スイッチング素子が夫々上記3相結線の夫々の相に直列に介挿され、発電電力の不足する低速回転領域では、電磁式リターダとして機能し、発電電力が大きい高速回転領域では自己発電型リターダとして機能し、上記制御装置からの上記低速回転領域用駆動パルスが対応する設定値より小さい値で発生され、上記高速回転領域用駆動パルスが対応する設定値より大きい値で発生されることを特徴とする。
また、本発明の自動切替機能付電磁式リターダは、電源に直列に接続した、制動を加えるときにONされるDUTY制御用スイッチング素子と電磁コイルとタイヤの回転数判定部内に設けた動作切替用スイッチング素子との直列回路と、上記電磁コイルと並列に接続した、高電圧吸収用ダイオードと高電圧吸収用スイッチング素子との直列回路とより成る、上記DUTY制御用スイッチング素子がOFFされたとき上記電磁コイルに発生する高電圧から上記DUTY制御用スイッチング素子と動作切替用スイッチング素子とを保護するためのスイッチング素子保護手段を有することを特徴とする。
また、本発明の自動切替機能付電磁式リターダは、自己発電型リターダとして機能する場合、DUTY比と出力トルク比が略正比例するように3相のうちの2相にてDUTY制御を行なうことを特徴とする。
また、本発明の自動切替機能付電磁式リターダは、自己発電型リターダとして機能する場合、DUTY比(0〜100%)の値を一定間隔で積算して、しきい値100に達したときスチール回転体の回転判定部により制御される動作切替用スイッチング素子をONせしめ、また、DUTY比がしきい値100を越えた分のみを次回DUTY比に積算するようにしたことを特徴とする。
また、本発明の自動切替機能付電磁式リターダは、2相ON/OFF制御において、A相を常時ON状態とし、A相電圧の立ち上がりでしきい値の積算値を算出し、ON条件であればこのタイミングでB相をONせしめ、A相電圧の立ち下がりでしきい値の計算値を算出し、ON条件であればこのタイミングでC相をONせしめることを特徴とする。
また、本発明の自動切替機能付電磁式リターダは、B相をしきい値が0の時点でスタートし、C相をしきい値が50の時点でスタートすることによりトルクリップルを減少せしめることを特徴とする。
また、本発明の自動切替機能付電磁式リターダは、電源に接続した、制動を加えるときにONされるDUTY制御用スイッチング素子と電磁コイルとタイヤの回転数判定部内に設けた動作切替用スイッチング素子との直列回路と、上記電磁コイルと並列に接続した、高電圧吸収用ダイオードと高電圧電圧吸収用スイッチング素子とより成る直列回路と、上記DUTY制御用スイッチング素子と高電圧吸収用スイッチング素子と高電圧吸収用ダイオードとの直列回路に並列に接続したコンデンサとより成り、上記動作切替用スイッチング素子をOFFし、DUTY制御用スイッチング素子をOFFとしたとき全ての相電圧が既定電圧を超えていれば、既定時間経過後動作切替用スイッチング素子が短絡異常であると判断し、DUTY制御用スイッチング素子が開放異常であると判断し、動作切替用スイッチング素子をONし、DUTY制御用スイッチング素子をOFFとしたとき総べての相電圧が既定電圧外であれば既定時間経過後、動作切替用スイッチング素子が開放異常であると判断し、動作切替用スイッチング素子とDUTY制御用スイッチング素子の双方をOFFとしたとき各相電圧が、既定電圧外であれば、既定時間経過後DUTY制御用スイッチング素子を開放異常と判断するスイッチング素子の異常判断手段を有することを特徴とする。
本発明の自動切替機能付電磁式リターダによれば下記のような効果が得られる。
(1)電磁式リターダが自己発電動作及び電磁式動作に頻繁に切り替わることがない。
(2)発電電力の不足する低速回転領域では電磁式リターダとして機能し、発電電力が大きい高速回転領域では自己発電型電磁式リターダとして機能するように切替える動作切替用スイッチング素子、及びDUTY制御用スイッチング素子を電磁コイルに発生する高圧逆起電圧から防ぐことができる。
(3)電磁式動作と自己発電型動作を切り替える動作切替用スイッチング素子と、DUTY制御用スイッチング素子の起動時(電源ON時)の異常を敏速かつ正確に判断できるようになる。
本発明の自動切替機能付電磁式リターダの作動モード説明図である。 本発明の電磁式リターダのスイッチング素子保護手段の回路図である。 本発明の電磁式リターダにおける各スイッチング素子の操作信号の波形図である。 本発明の電磁式リターダのブレーキトルク比(%)とDUTY比(%)の関係を示す線図である。 本発明の電磁式リターダのDUTY比積算値とスイッチング素子動作の関係を示す線図である。 本発明の電磁式リターダのA相とB相のオンタイミングの説明図である。 本発明の電磁式リターダのA相とC相のオンタイミングの説明図である。 従来の電磁式リターダのA相〜C相のオン、オフタイミングの説明図である。 本発明の電磁式リターダのA相〜C相のオン、オフタイミングの説明図である。 本発明の電磁式リターダのスイッチング素子の異常判断手段の回路図である。 従来の多機能付電磁式リターダの説明図である。 図11に示す従来のリターダの本体部分の縦断正面図である。 図11に示す従来のリターダの本体部分の縦断側面図である。
以下図面によって本発明の実施例を説明する。
本発明においては自己発電型動作及び電磁式動作が頻繁に切り替わらないように図1に示すようにその切り替え操作にヒステリシス特性を持つようにする。即ち、エンジン回転数または車速が所定値に達しても直ぐには電磁式モードから自己発電モードに切り替えることなく、或る程度所定値より大きくなった時点で自己発電モードに切り替え、逆に自己発電モードにおいてエンジン回転数または車速が所定値に低下しても直ぐには電磁式モードに切り替えることなく、或る程度更に低下した時点で電磁式モードに切り替えるようにする。
なお、自己発電型動作時には、制動をかけるとき、DUTY制御用スイッチング素子をONさせるが、ONしている間は、コイルとコンデンサで共振動作が発生し、交流電圧が発生する。このDUTY制御用スイッチング素子をOFFさせると、コイルの自己誘導作用により磁束が無くならない方向に高圧の逆起電圧(サージ電圧)が発生し、DUTY制御用スイッチング素子及び動作切替用スイッチング素子を破壊してしまう。従って本発明においては図2に示すように上記逆起電圧の発生を抑制させてスイッチング素子を保護する保護手段13を設ける。この保護手段13においては、電源にDUTY制御用スイッチング素子14と、電磁コイルLと、タイヤ1からの回転数判定部内に設けた動作切替用スイッチング素子15とを直列に接続し、更に、上記電磁コイルLと並列に、高電圧吸収用ダイオード16と高電圧電圧吸収用スイッチング素子17との直列回路を接続し、高電圧を逃がすようにする。
上記DUTY制御用スイッチング素子14と、高電圧吸収用スイッチング素子17と、動作切替用スイッチング素子15とは制御装置5からのA〜C信号によって夫々制御せしめる。
各スイッチング素子を制御するDUTY制御用スイッチング素子14のA信号、高電圧吸収用スイッチング素子17のB信号、動作切替用スイッチング素子15のC信号は、図3に示すようになる。自己発電型動作では、DUTY制御用スイッチング素子14のA信号に対して、高電圧吸収用スイッチング素子17のB信号は反転動作をし、高電圧吸収ダイオード16を介して、高電圧発生が抑制される。電磁式動作では、常に高電圧吸収用スイッチング素子17のB信号をONにしておくことにより、高電圧吸収ダイオード16を介して、高電圧発生が抑制される。なお、自己発電型動作では常に高電圧吸収用スイッチング素子17のB信号をONにしておくと、コイルとコンデンサの共振動作が発生せず、リターダとしての機能を満たさない為、常時はONしないようにする。各スイッチング素子としては、MOSFET、IGBT、パワースイッチング素子、接点リレーなど、電気通電をON/OFFできる全てのスイッチング素子を用い得る。
自己発電型動作における、DUTY制御(トルク制御)においては、DUTY比と出力トルク比が、ほぼリニアになる制御手法を用いるのが好ましい。自己発電型動作における、DUTY制御(トルク制御)においては、3相のうち、全ての相をON/OFFすると、OFF時に共振動作(発振動作)が停止し、DUTY制御が制御不能となる。また3相のうち、1相にてDUTY制御を行うと、1相をOFFにしても他の2相が共振動作(発振動作)をするので、DUTYを下げても、図4に示すように実際のリターダ制御トルクは下がらないことが実験により判明した。また、図4に示すように、2相をスイッチング制御すれば、実際のDUTY比に対して、制動トルク比もほぼ、DUTY比に準ずる値になることが判明した。
従って、自己発電型動作における、DUTY制御(トルク出力制御)においては、DUTY制御用スイッチング素子14のON/OFF制御に関しては、理想的な2相ON/OFF制御が好ましい。例えば、DUTY比(0〜100%)の値をある一定間隔で積算して、しきい値100に達したら、スイッチング素子14をONさせる。また、この積算値がしきい値100を超えていたら、超えた分のみを次回DUTY比に積算する。図5は、DUTY比が40%時の積算値とスイッチング素子動作を表したタイムチャートである。2相ON/OFF制御にて、仮にB,C相をON/OFFスイッチング動作させるときは、A相は常にON状態にさせる。この場合、A相は常に発振している状態にあるので、B相及びC相をONさせるタイミングをA相の電圧波形で定めることにする。
例えば、図6に示すようにA,B,C相を3相交流波形になるように、B相のONするタイミングをA相の立ち上がりで定め、上記積算値を算出する。同様に、図7に示すようにC相のONするタイミングをA相の立ち下がりで定め、上記積算値を算出する。
なお、上記、B相及びC相のONタイミングにおいて、各々A相の立ち上がり時、及び立ち下がり時において、B相及びC相の積算値を各々0からスタートすると、図8(DUTY比50%)に示すようにB相及びC相の両方が同時にONしたり、OFFしたりするタイミングを生じ図9の波形図に示すようにリターダにトルクリップルが生じてしまう。これを解決するために、図9(DUTY比50%)に示すようにB相の積算値を0からスタートし、C相の積算値を50からスタートすることにより、各相のON/OFFするタイミングが平滑化され、リターダのトルクリップルが減少し、リターダ制動時にトルクリップルによって乗車時に、違和感を感じることを解消できる。
即ち、図8では、B、C相が同時にONするタイミングを生じてしまうが、図9では、同時にONするタイミングが無い。又、同時にOFFするタイミングは、図8に対し、図9の方が1/3に減少していることが明らかである。
また、本発明においては、図10に示すように図2に示すスイッチング素子保護手段13においてDUTY制御用スイッチング素子14と、高電圧吸収用スイッチング素子17と高電圧吸収用ダイオード16との直列回路に並列にコンデンサ18を接続してスイッチング素子の異常判断手段19を形成し、このコンデンサ18の両端電圧を監視していれば表1に示すシーケンスで、電磁式動作と自己発電型動作を切り替える動作切替用スイッチング素子15と、DUTY制御用スイッチング素子14の異常を敏速かつ正確に判断できるようになる。
Figure 2018074825
即ち、シーケンス0(起動開始時)では動作切替用スイッチング素子15をOFF、DUTY制御用スイッチング素子14をOFFとし、シーケンス1では動作切替用スイッチング素子15をONとし、DUTY制御用スイッチング素子14をOFFのままとしてコンデンサ18に電荷供給を行ない、シーケンス2では動作切替用スイッチング素子15はOFFとし、総べての相のDUTY制御用スイッチング素子14を瞬時ON状態としてコンデンサ18に溜まった電荷を抜き、全ての相電圧を低下せしめ、シーケンス3では動作切替用スイッチング素子15はOFFのままとし、DUTY制御用スイッチング素子14をOFFとし、このとき全ての相電圧が既定電圧を超えていなければ次のシーケンス4に移行し、既定電圧を超えていたら、既定時間経過後動作切替用スイッチング素子15が短絡異常であると判断し、及びDUTY制御用スイッチング素子14が開放異常であると判断する。
シーケンス4では動作切替用スイッチング素子15をONとし、DUTY制御用スイッチング素子14をOFFとしコンデンサ18に電荷を供給する。
シーケンス5では、動作切替スイッチング素子15をON、DUTY制御用スイッチング素子14をOFFし、総べての相電圧が既定電圧内であれば次のシーケンス6に移行し、既定電圧外であれば既定時間経過後、動作切替用スイッチング素子15を開放異常と判断する。
シーケンス6では、動作切替用スイッチング素子15とDUTY制御用スイッチング素子14の双方をOFFとしたとき、各相電圧が既定電圧内であれば次のシーケンスに移行し、既定電圧外であれば、既定時間経過後DUTY制御用スイッチング素子14を開放異常と判断する。
1 タイヤ
2 エンジン
3 リターダ本体部分
4 作動信号
5 制御装置
6 駆動パルス
7 駆動装置
8 固定子
9 固定子ヨーク
10 スチール回転体
11 フィン
12 バッテリ
13 スイッチング素子保護手段
14 DUTY制御用スイッチング素子
15 動作切替用スイッチング素子
16 高電圧吸収用ダイオード
17 高電圧吸収用スイッチング素子
18 コンデンサ
19 スイッチング素子の異常判断手段
L 電磁コイル

Claims (7)

  1. 固定子ヨークとこの固定子ヨークの円周方向に互に離間して配置した鉄心を有する複数個の電磁コイルと車輌のタイヤの回転に応じて回転されるスチール回転体とより成るリターダ本体部分と、バッテリと、逆流防止用ダイオードと、上記スチール回転体の回転数判定部を有する制御装置と、この制御装置からの低速回転領域用駆動パルスによって開閉制御される3個のスイッチング素子を有する低速回転領域用駆動装置と、上記制御装置からの高速回転領域用駆動パルスにより開閉制御される3個のスイッチング素子を有する高速回転領域用駆動装置とを有し、
    上記電磁コイルにより3相結線が形成され、各相の電磁コイルが夫々コンデンサと共に共振回路を形成し、上記各スイッチング素子が夫々上記3相結線の夫々に直列に介挿され、発電電力の不足する低速回転領域では、電磁式リターダとして機能し、高速回転領域では自己発電型リターダとして機能し、上記制御装置からの上記低速回転領域用駆動パルスが対応する設定値より小さい値で発生され、上記高速回転領域用駆動パルスが対応する設定値より大きい値で発生されることを特徴とする自動切替機能付電磁式リターダ。
  2. 電源に直列に接続した、制動を加えるときにONされるDUTY制御用スイッチング素子と電磁コイルとタイヤの回転数判定部内に設けた動作切替用スイッチング素子との直列回路と、上記電磁コイルと並列に接続した、高電圧吸収用ダイオードと高電圧吸収用スイッチング素子との直列回路とより成る、保護手段を有し、上記DUTY制御用スイッチング素子がOFFされたとき上記電磁コイルに発生する高電圧から上記DUTY制御用スイッチング素子と動作切替用スイッチング素子とを保護することを特徴とする請求項1記載の自動切替機能付電磁式リターダ。
  3. 自己発電型リターダとして機能する場合、DUTY比と出力トルク比が比例するように3相のうちの2相にてDUTY制御を行なうことを特徴とする請求項1記載の自動切替機能付電磁式リターダの制御方法。
  4. 自己発電型リターダとして機能する場合、DUTY比(0〜100%)の値を一定間隔で積算して、しきい値100に達したときスチール回転体の回転判定部により制御される動作切替用スイッチング素子をONせしめ、また、DUTY比がしきい値100を越えた分のみを次回DUTY比に積算するようにしたことを特徴とする請求項1記載の自動切替機能付電磁式リターダ。
  5. 2相ON/OFF制御において、A相を常時ON状態とし、A相電圧の立ち上がりでしきい値の積算値を算出し、ON条件であればこのタイミングでB相をONせしめ、A相電圧の立ち下がりでしきい値の計算値を算出し、ON条件であればこのタイミングでC相をONせしめることを特徴とする請求項1記載の自動切替機能付電磁式リターダ。
  6. B相をしきい値が0の時点でスタートし、C相をしきい値が50の時点でスタートすることによりトルクリップルを減少せしめることを特徴とする請求項5記載の自動切替機能付電磁式リターダ。
  7. 電源に直列に接続した、制動を加えるときにONされるDUTY制御用スイッチング素子と電磁コイルとタイヤの回転数判定部内に設けた動作切替用スイッチング素子との直列回路と、上記電磁コイルと並列に接続した、高電圧吸収用ダイオードと高電圧吸収用スイッチング素子とより成る直列回路と、上記DUTY制御用スイッチング素子と高電圧吸収用スイッチング素子と高電圧吸収用ダイオードとの直列回路に並列に接続したコンデンサとより成る、スイッチング素子の異常判断手段を有し、動作切替用スイッチング素子をOFF、DUTY制御用スイッチング素子をOFFとしたとき全ての相電圧が既定電圧を超えていたら、既定時間経過後動作切替用スイッチング素子が短絡異常であると判断し、DUTY制御用スイッチング素子が開放異常であると判断し、動作切替用スイッチング素子をONし、DUTY制御用スイッチング素子をOFFとしたとき総べての相電圧が既定電圧外であれば既定時間経過後、動作切替用スイッチング素子を開放異常と判断し、動作切替用スイッチング素子とDUTY制御用スイッチング素子の双方をOFFとしたとき各相電圧が、既定電圧外であれば、既定時間経過後DUTY制御用スイッチング素子を開放異常と判断することを特徴とする請求項1記載の自動切替機能付電磁式リターダ。
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