JP2018073822A - 電子装置 - Google Patents

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高志 香田
Takashi Koda
高志 香田
伸吾 吉田
Shingo Yoshida
伸吾 吉田
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Abstract

【課題】同軸ケーブルの中心導体に接続される金属端子に対する電磁気シールド性を高めることができる電子装置を提供すること。【解決手段】電子装置9では、第1、第2金属端子131、133のうち、第2金属端子133には、壁部123において、第1金属端子131の外周を囲むような導電性を有する電磁気シールド部133dを備えるとともに、第1金属端子131と第2金属端子133(詳しくは電磁気シールド部133d)との間に、電気絶縁性を有する絶縁部128を備えているので、中心導体83に接続された第1金属端子131から、外側の金属製の容器75に電流がリークしにくいという効果がある。【選択図】 図9

Description

本発明は、センサ等が電気的に接続される電子装置に関する。
センサ等が同軸ケーブル等によって電気的に接続される制御装置等の電子装置としては、容器内に、センサと電気的に接続されるセンサ用配線と、外部装置と電気的に接続される装置用配線と、を備えるものがある(特許文献1参照)。
また、電子装置は、センサ用配線および装置用配線に接続される回路部として、例えば各種の電子部品を搭載した配線基板を備えている。この配線基板では、センサ用配線を介してセンサから入力されたセンサ信号の信号処理を行い、信号処理の結果を装置用配線を介して外部装置に送信する。
なお、電子装置に接続されるセンサとしては、例えば、ガスセンサ(酸素センサ、NOxセンサ、水素センサなど)、温度センサ、微粒子センサなどが挙げられる。
このような電子装置としては、例えば図14(a)に示すように、金属ケースP1内に樹脂製の構造体P2を配置した容器P3を用い、容器P3内を第1室P4と第2室P5に区分したものが知られている。
具体的には、第1室P4に配線基板P6を配置し、第2室P5にはセンサが接続された同軸ケーブルP7を外部から導入し、第2室内P5にて、配線基板P6から延びる一対の金属端子P8、P9と、同軸ケーブルP7の中心導体P10及び外周導体P11とをそれぞれ接続している。なお、図14(b)に示すように、一対の金属端子P8、P9は、電気絶縁性を有する樹脂製の壁部P12を貫通するように配置されている。
特開2015−129711号公報 特開2012−220423号公報
しかしながら、上記した従来技術では、樹脂製の壁部P12にて一対の金属端子P8、P9を分離しているものの、金属端子P8、P9が壁部P12を貫通する部分では、中心導体P10に対する電磁気シールドが十分でないことがあった。
例えば中心導体P10に高い電圧(例えば数kV)を印加するとともに、金属ケースP1が低い電位(例えば接地電位)とされている場合に、何らかの原因で壁部P12の絶縁性が低下して、中心導体P10から金属ケースP1に電流が漏れる(リークする)恐れがある。
このような電流のリークが発生すると、同軸ケーブルP7に接続されたセンサの測定精度が低下する恐れがある。
例えば中心導体P10と外周導体P11との間に流れる微弱な電流に基づいて各種の測定を行うセンサ(例えば微粒子センサ:特許文献2参照)では、電流が他の箇所にリークすると測定精度が低下する恐れがある。
そこで、本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、同軸ケーブルの中心導体に接続される金属端子に対する電磁気シールド性を高めることができる電子装置を提供することを目的とする。
(1)本発明の第1局面は、金属製の容器内に信号処理を行う回路部が収容されるとともに、前記回路部と外部の装置とが、同軸ケーブルにて電気的に接続される電子装置に関するものである。
この電子装置では、容器内には、回路部を収容する第1室と、同軸ケーブルの中心導体と中心導体の外周を覆う外周導体とが露出する第2室と、第1室と第2室とを分離する電気絶縁性を有する壁部とを備えている。また、容器と中心導体と外周導体とは、異なる電位に設定されるものである。
さらに、この電子装置では、壁部を貫通して、第1室内の回路部から第2室内に一対の金属端子が伸びるとともに、第2室内にて、一対の金属端子がそれぞれ中心導体と外周導体とに電気的に接続されている。しかも、一対の金属端子のうち、一方の金属端子には、壁部において、他方の金属端子の外周を囲むような導電性を有する電磁気シールド部を備えるとともに、一方の金属端子と他方の金属端子との間に、電気絶縁性を有する絶縁部を備えている。
このように、本第1局面では、一対の金属端子のうち、一方の金属端子には、壁部において、他方の金属端子の外周を囲むような導電性を有する電磁気シールド部を備えるとともに、一方の金属端子と他方の金属端子との間に、電気絶縁性を有する絶縁部を備えているので、例えば他方の金属端子(例えば中心導体に接続された金属端子)から、外側の金属製の容器に電流がリークしにくいという効果がある。
つまり、仮に他方の金属端子から容器側に電流がリークするような状態になった場合には、その経路の途中には一方の金属端子の電磁気シールド部が設けられているので、リークする電流(リーク電流)は、途中の電磁気シールド部に捕集されてしまう。従って、他方の金属端子から容器に電流がリークすることを効果的に抑制できるという効果がある。
また、一方の金属端子(詳しくはその電磁気シールド部)と他方の金属端子との間には、電気絶縁性を有する絶縁部を備えているので、この点からも、他方の金属端子から容器に電流がリークしにくいという利点がある。
つまり、本第1局面では、両金属端子が壁部を貫通する構造の場合でも、例えば同軸ケーブル内の導体間のような高い電磁気シールド性と絶縁性とが得られる。
それにより、電子装置の回路部に、例えば中心導体と外周導体との間に流れる微弱な電流に基づいて各種の測定を行うセンサ(例えば微粒子センサ)が接続されている場合には、電流が容器にリークすることを抑制できるので、高い測定精度を実現できるという効果がある。
(2)本発明の第2局面では、両金属端子間に流れる電流に基づいて、回路部にて信号処理を行う。
上述したように、他方の金属端子から容器に電流がリークする場合には、精度良く信号処理を行えない場合がある。それにより、例えばセンサによる測定精度が低下する恐れがある。
それに対して、上述した電磁気シールド部や絶縁部の構成によって、電流のリークを好適に抑制できるので、両金属端子間に流れる電流に基づいて、回路部にて信号処理を行うものであっても、好適に信号処理を行うことができる。従って、例えばセンサによる測定精度を向上することができる。
(3)本発明の第3局面では、絶縁部及び電磁気シールド部は壁部と一体の構成である。
本第3局面では、絶縁部及び電磁気シールド部は壁部と一体に設けられているので、電子装置の構成を簡易化することができる。また、壁部における水分等の封止性(シール性)も高いという利点がある。
(4)本発明の第4局面では、電磁気シールド部は、他方の金属端子の全周を完全に囲む環状である。
従って、電磁波シールド性が高く、好適に電流のリークを抑制することができる。
(5)本発明の第5局面では、絶縁部の電気絶縁性は、壁部の電気絶縁性より大である。
従って、一層電磁波シールド性が高く、より好適に電流のリークを抑制することができる。
(6)本発明の第6局面では、第2室内の空中にて、一方の金属端子が外周導体と電気的に接続されるとともに、他方の金属端子が中心導体と電気的に接続されている。
本第6局面は、同軸ケーブルの各導体と各金属端子との接続状態を例示している。
(7)本発明の第7局面では、回路部は、同軸ケーブルを介して、電流値が10μA以下の微弱信号を受信する。
微弱信号を受信する回路部においては、湿度の上昇に伴う比較的小さな絶縁低下が生じた場合でも、正常に微弱信号を受信できなくなる可能性がある。
そのような回路部を備える電子装置において、上述のような金属端子を電磁気シールドする構成を採用することで、湿度の高い環境下で使用する場合でも、回路部が正常に微弱信号を受信できなくなる可能性を低減できるとともに、回路部での信号処理が異常になる可能性を低減できる。
<ここで、本発明の各構成について説明する>
前記容器は、導電性有しており、例えば金属製、または、樹脂製の容器の外側を金属製の容器で覆った2重構造の容器などが挙げられる。
前記回路部は、外部(例えばセンサ)から入力された信号を処理する装置であり、この回路部としては、例えば、マイコン等の電子部品が搭載された配線基板が挙げられる。
前記ケーブルとしては、例えば2軸の同軸ケーブルや3軸(又はそれ以上の多軸)の同軸ケーブルが挙げられる。なお、3軸以上の同軸ケーブルにおいては、一対の導体が一対の金属端子に接続された構成に対して、本発明を適用できる。
前記金属端子としては、導電性を有する各種の金属が挙げられる。
前記壁部及び絶縁部としては、電気絶縁性を有する樹脂等が挙げられる。
本発明の電子装置によれば、一方の金属端子から容器に電流がリークすることを抑制できる。つまり、両金属端子が壁部を貫通する構造の場合でも、例えば同軸ケーブル内の導体間のような高い電磁気シールド性と絶縁性とが得られる。
実施形態に係る微粒子検出システムの全体構成を説明するための説明図である。 微粒子センサを軸方向に沿って破断して示す断面図である。 微粒子センサの先端部の概略構成を模式的に示した説明図である。 (a)は電子装置を蓋側から見た斜視図であり、(b)は電子装置を金属ケース側から見た斜視図である。 容器の蓋を外して金属ケースの内部等を示す平面図である。 金属端子等を備えた構造体を示す斜視図である。 金属端子等を備えた構造体を示す平面図である。 第1〜第9金属端子を示す斜視図である。 (a)は一体部材を示す斜視図、(b)は一体部材を示す平面図である。 (a)は壁部に埋め込まれた一体部材を壁部に対して垂直に見た正面図、(b)は図10(a)のA−A断面を示す断面図である。 (a)は同軸ケーブルが取り付けられた装置側コネクタを示す平面図、(b)は同軸ケーブルを示す平面図である。 センサ側コネクタの分解した状態及び組み立てた状態を示す斜視図である。 電子装置の各室を蓋で閉塞する状態を開口部側から見た様子を示す説明図である。 従来技術の説明図である。
以下、本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.実施形態]
[1−1.全体構成]
本実施形態に係る微粒子検出システムの構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態における微粒子検出システム1は、自動車の内燃機関(エンジン)3の排気管5内を流通する排ガスEGなどの被測定ガス中に含まれるススなどの微粒子の量を検出するシステムである。
この微粒子検出システム1は、微粒子センサ7、微粒子センサ7の動作を制御するセンサ電子装置である電子装置9、微粒子センサ7から電子装置9まで延出する延長導電部11を備えている。この延長導電部11は、同軸ケーブル13、第1ヒータ通電線15、第2ヒータ通電線17、編組チューブ19から構成されている。
微粒子センサ7は、接地電位(PVE:第3電位)とされた排気管5の管取付部21に装着されている。なお、排気管5及び管取付部21は金属製である。また、電子装置9は、自動車の動作を制御する車両用の電子制御装置23に、他のケーブル24を介して電気的に接続されている。
以下、各構成について説明する。
[1−2.微粒子センサ]
ここでは、微粒子センサ7の構成や動作等について説明する。
<微粒子センサの構成>
図2に示すように、微粒子センサ7は、円筒形状の外側金具31と、外側金具31の内部に配置された円筒形状の内側金具33とを備えている。なお、内側金具33は、外側金具31とは電気的に絶縁されている。
外側金具31は、後端側(図2の上方)の円筒形状の例えばステンレス製の外筒35と、先端側(図2の下方TS)の円筒形状の例えばステンレス製の装着金具37とが、レーザ溶接よって同軸に接合されて一体化したものである。なお、外側金具31は、接地電位PVEとされた管取付部21に装着されて接地電位PVEとされる。
外筒35の後端側の径方向内側には、フッ素ゴム製のグロメット39が取り付けられており、このグロメット39には、同軸ケーブル13、第1ヒータ通電線15、第2ヒータ通電線17が、軸方向(図2の上下方向)に貫挿されている。
また、外筒35の後端側の径方向外側には、後述する円筒形状の例えばステンレス製の編組チューブ19が嵌められており、この編組チューブ19の径方向外側には、編組チューブ19を固定する例えばステンレス製の金属リング41が嵌められている。なお、外筒35と編組チューブ19と金属リング41とは、径方向外側から加締により一体に固定されている。
一方、内側金具33は、軸方向の中央部分に配置された例えばステンレス製の内筒43と、内筒43の後端側を覆うように取り付けられた有底の円筒形状の例えばステンレス製の金属キャップ45と、内筒43の先端側にレーザ溶接によって同軸に接合された円筒形状の例えばステンレス製の主体金具47と、主体金具47の先端側に接合された例えばステンレス製の内側プロテクタ49と、内側プロテクタ49の外周側に隙間を空けて取り付けられた例えばステンレス製の外側プロテクタ51とを備えている。
なお、内側プロテクタ49と外側プロテクタ51とは、後端側にてレーザ溶接によって主体金具47に対して一体に接合されている。
装着金具37と内側金具33との間には、それぞれ円筒形状でアルミナ製のスリーブ53及び第1絶縁スペーサ55が配置されている。装着金具37と主体金具47との間には、円筒形状でアルミナ製の第2絶縁スペーサ57が配置されている。
内側金具33の内部には、従来と同様に(例えば特開2015−129711号公報参照)、後端側より、電気絶縁性を有する部材である、第1セパレータ59、第2セパレータ61、絶縁ホルダ63、セラミックスリーブ65、第1粉末充填層67、第2粉末充填層69、セラミックホルダ71が配置されている。
そして、これらの第2セパレータ61、絶縁ホルダ63、セラミックスリーブ65、第1粉末充填層67、第2粉末充填層69、セラミックホルダ71を貫通するように、軸方向に沿って短冊状(即ち幅の狭い板状)のセンサ素子73が配置されている。
<編組チューブの構成>
編組チューブ19は、ステンレス細線を筒状に編み込んだチューブであり、同軸ケーブル13、第1ヒータ通電線15、第2ヒータ通電線17とは別体である。
この編組チューブ19は、外筒35から電子装置9(詳しくは電子装置9の金属製の容器75:図4参照)まで伸びており、同軸ケーブル13、第1ヒータ通電線15、第2ヒータ通電線17を、間隙SKを開けて囲んでいる。
なお、編組チューブ19は、容器75に電気的に接続されている。
また、編組チューブ19は、接地電位PVEとされた排気管5の管取付部21に装着される外側金具31に接続されているので、接地電位PVEとされる。従って、後述する容器75も接地電位PVEとされる。
<センサ素子の構成>
センサ素子73は、アルミナからなる絶縁層が積層されたセラミック基板77を備えており、このセラミック基板77に、ヒータ(図示せず)とセンサ配線である放電電極体78(図3参照)が形成されている。
なお、ヒータは、セラミック基板77の後端側にて、図示しない端子金具を介して、第1ヒータ通電線15及び第2ヒータ通電線17に接続されている。
このセンサ素子73は、その先端側が内側プロテクタ49内に突出しており、後端側は第1セパレータ59内に収容されている。
セラミック基板77の先端側には、放電電極体78に接続された針状電極部79が、先端側に伸びるように設けられており、放電電極体78は、セラミック基板77の後端側にて、端子金具81を介して、同軸ケーブル13に接続されている。
同軸ケーブル13は、周知のように、線状の中心導体83と、中心導体83の外周を覆う筒状の内側絶縁被覆85と、内側絶縁被覆85の外周面を覆う筒状に編み上げられた外周導体87と、外周導体87の外周を覆う外側絶縁被覆89とを有している。
そして、この同軸ケーブル13のうち、中心導体83及び内側絶縁被覆85は、金属キャップ45の底部91を貫通し、中心導体83が、端子金具81を介して、放電電極体78に電気的に接続されている。一方、外周導体87は、金属キャップ45の底部91から先端側に突出する筒状部93に嵌め込まれて、金属キャップ45と電気的に接続されている。
<微粒子の検出方法>
ここで、上述した微粒子センサ7を用いて行われる微粒子の検出方法について説明するが、基本的な原理は従来と同様であるので、簡単に説明する。
図3に示すように、電子装置9(詳しくは後述する回路部95:図5参照)により、内側プロテクタ49は、第1フローティング電位としての第1電位PV1とされ、センサ素子73の針状電極部79は、第1電位PV1よりも正の高電位である第2フローティング電位としての第2電位PV2とされる。
これにより、内側プロテクタ49と針状電極部79との間で、電圧印加に伴って気中放電(コロナ放電)が生じ、N3+、O2+等の正のイオンCPが発生する。
一方、排気管5内を流通する排ガスEGは、外側プロテクタ51のガス取入口51aから外側プロテクタ51内に取り入れられ、更に内側プロテクタ49のガス取入口49aから内側プロテクタ49内に取り入れられる。そして、センサ素子73の先端部付近において、後端側から先端側に向かう取入ガスEGIの気流が生じる。
このため、生成されたイオンCPは、取入ガスEGI中の微粒子Sに付着する。これにより、微粒子Sは、正に帯電した帯電微粒子SCとなって、取入ガスEGIとともに、ガス排出口49bに向けて流れて、排気管5へ排出される。
そして、ガス排出口49bから排出された帯電微粒子SCに付着していた排出イオンCPHの電荷量に対応する信号電流を、回路部95で検知する。これにより、排ガスEG中に含まれる微粒子Sの量(濃度)を検知できる。
詳しくは、針状電極部79からイオンCPとして放出される電荷に対応する電流(放電電流I1)と、内側プロテクタ49にて捕集されたイオンCPの電荷に対応する電流(受電捕集電流I2)との差(信号電流Is)が、微粒子Sの量に対応していると考えられるので、回路部95では、この信号電流Isから微粒子の量を求めることができる。
なお、第2電位V2は、例えば1〜3kV程度の高い電位であり、放電電流I1はμAオーダーであるが、信号電流IsはpAレベルの極めて微弱な電流である。
[1−3.電子装置]
図4に示すように、電子装置9は、厚みが薄い略直方体形状の前記容器75を備えており、この容器75内に前記回路部95が収容されている。
容器75は、厚み方向の一方(図4(a)の上方)が開放された箱状(即ち直方体形状)の金属ケース101と、金属ケース101の開放された開口部103(図5参照)を覆う矩形状の金属製の蓋105とを有する。なお、金属ケース101や蓋105は、例えば鉄、ステンレス、アルミニウム、銅、真鍮等の導電性を有する材料からなる。
また、金属ケース101の側方(図4(b)の右下方向)には、金属ケース101を貫通する開口であるセンサ側装着部106が設けられ、このセンサ側装着部106に、微粒子センサ7との接続に用いられるセンサ側コネクタ107が嵌めこまれている。
また、金属ケース101の底部の側方(図4(b)の右下方向)に凹部101aが設けられ、この凹部101aの段差部分101bに、金属ケース101を貫通する開口である装置側装着部108が設けられている。そして、この装置側装着部108に、車両用の電子制御装置23やヒータなどとの接続に用いられる装置側コネクタ109が嵌めこまれている。
図5に示すように、金属ケース101の内部に、後述する構造体111が配置され、その構造体111等に、センサ側コネクタ107や装置側コネクタ109が組み付けられている。
これにより、容器75内は、回路部95が収容された第1室113と、第1室113に隣接して空気が存在する空気室である第2室115と、第2室115に隣接して例えばウレタン等の樹脂Jが充填された第3室117と、外側に装置側コネクタ109が装着される第4室119と、第1室113と第4室119との間の短冊状の空間である第5室120とに区分されている。
なお、第2室115より外側(図5の上方)は、金属ケース101のセンサ側装着部106を構成する部分、即ち金属ケース101の壁部101cによって3方(図5の左右と紙面の後方側)を囲まれた空間106aとなっており、この空間106aが充填材Jが充填される第3室117となっている。
以下、各構成毎に詳細に説明する。
<構造体>
図6及び図7に示すように、構造体111は、端子ホルダであり、例えばPBTやPPS等の樹脂からなり、四角枠状の枠部121を備えている。また、枠部121の一端側(図7の上側)には、枠部121の1辺(図7の左右方向に伸びる1辺)に沿うとともに、枠部121の厚みの方向(図7の紙面と垂直方向)に伸びる壁部123を備えている。
さらに、壁部123の一部には、図7の上方に伸びる有底の箱状部125(即ち第2室115を構成する部分)が設けられている。この箱状部125の上面(図7の手前方向)
には開口部127が設けられており、箱状部125の先端側(図7の上方)には壁部128が設けられ、その壁部128には、壁部128を貫通する長円形状の貫通孔129(図6参照)が形成されている。
また、壁部123には、図7に示すように、壁部123を貫通するように、例えば真鍮、銅、銅合金からなる9本の金属端子131、133、135、137、139、141、143、145、147が、図7の上下方向に沿って平行に配置されている。なお、各金属端子131〜147の先端側(図7の下側)は、回路部95に電気的に接続されている。
詳しくは、第1室113から第2室115に至るように、図8に示す形状の第1金属端子131と第2金属端子133とが配置されている。
第2室115の外側には、第2金属端子133に隣接した状態で、第3金属端子135が配置されている。この第3金属端子135は、回路部95と金属ケース101(即ち接地電位PVEに保たれる部分)とを電気的に接続するものである。
第4〜第9金属端子137〜147は、回路部95と装置側コネクタ109を介して外部の装置とを電気的に接続するものである。
詳しくは、第4金属端子137は、回路部95と第1ヒータ通電線15とを電気的に接続する。第5金属端子139は、回路部95と第2ヒータ通電線17とを電気的に接続する。第6、第7金属端子141、143は、回路部95と車両用の電子制御装置23とを、ケーブル24を介して電気的に接続し、通信ラインを構成する。第8、第9金属端子145、147は、回路部95と電源部(図示せず)とを、図示しないケーブルを介して電気的に接続する。
<第1、第2金属端子>
次に、本実施形態の要部である第1、第2金属端子131、133について説明する。
図9に示すように、第1金属端子131は、コ字状の先端部131aと、先端部131aの後端側(図9(b)の右側)から延びる棒状の後端部131bとを備えている。
この後端部131bは、例えばPTFE、PFAからなる高い電気絶縁性、即ち構造体111よりも高い電気絶縁性を有する円盤形状の樹脂部材である絶縁部148の軸中心を貫通するように配置されている。
一方、第2金属端子133は、コ字状の先端部133aと、先端部113の後端側から延びる棒状の後端部133bと、後端部113bから第1金属端子131側に延びる板状部133cと、板状部133cの先端に取り付けられた円筒形状の電磁気シールド部133dとを備えている。なお、板状部133cには、厚み方向に貫通する長円形状の貫通孔133eが形成されている。
この電磁気シールド部133dは、絶縁部148に外嵌されているので、第1金属端子131の後端部131bの一部(中央部分)は、その全周が、絶縁部148及び電磁気シールド部133dにより囲まれている。
なお、電磁気シールド部133d(従って第2金属端子123)は、後述する樹脂によるインサート成形によって、絶縁部148及び第1、第2金属端子131、133が一体となった一体部材134となっている。
また、図10に示すように、第2金属端子133の電磁気シールド部133d及び板状部133c等は、壁部123内に埋まるように一体に構成されている。
詳しくは、電磁気シールド部133dの内側に絶縁部148が配置され、その絶縁部148の軸中心を貫くように、第1金属端子131の後端部131bが配置されている。つまり、第1金属端子131の後端部131bの全周を、絶縁部148を介して離れて囲むように、電磁気シールド部133dが配置されている。
<回路部>
前記図5に示すように、回路部95は、構造体111の枠部121の開口部分を塞ぐように配置された矩形状の配線基板149を備えている。
この配線基板149には、微粒子センサ7の動作を制御するマイコン等の電子制御回路150が搭載されており、更に各種の配線(図示せず)が形成されている。
また、配線基板149の配線には、第1〜第9金属端子131〜147がハンダ付けされて、それぞれ電気的に接続されている。
<センサ側コネクタ>
図11(a)に示すように、センサ側コネクタ107は、容器75の外側に露出する板状部151と、板状部151の一方(図11(a)の下方)に設けられた凸部153と、凸部153の表面に設けられた四角筒状の枠状部155と、枠状部155の一方(図11(a)の下方)に設けられた板状の閉塞部157とを備えている。閉塞部157は、その一方の側(図11(a)の下方)に凸部157aが設けられ、その凸部157aに長円形状のシール材159が外嵌されている。
このうち、凸部153より先端側(図11(a)の下方)は、金属ケース101の側方に設けられたセンサ側装着部106(図4(b)参照)に嵌め込まれる部分である。
シール材159は、箱状部125の先端側の貫通孔129に嵌め込まれて、嵌合部分を封止(水密及び気密する)する部材であり、例えばシリコン等のゴム製である。なお、以下の他のシール材も、同様な材料からなり同様な機能を有する。
このセンサ側コネクタ107(詳しくは板状部151や凸部153や閉塞部157の各部分)には、図11(a)の上下方向に貫くように挿入孔107aが設けられており、この挿入孔107aに同軸ケーブル13が配置されている。
同軸ケーブル13は、シール材159より先端側(即ち第2室115内)において、第1金属端子131と第2金属端子133とに接続される(図5参照)。
詳しくは、同軸ケーブル13の中心導体83の先端側には、I字状の第1圧着端子163が固定され、この第1圧着端子163と第1金属端子131とが接続される(図5参照)。なお、第1圧着端子163と第1金属端子131とはレーザ溶接によって一体化されている。
一方、同軸ケーブル13の外周導体87の先端側には、L字状の第2圧着端子165が固定され、この第2圧着端子165と第2金属端子133とが接続される(図5参照)。なお、第2圧着端子165と第1金属端子131とはレーザ溶接によって一体化されている。
なお、図11(b)に示すように、同軸ケーブル13の外周には、一対の筒状のシール材171が配置されており、この同軸ケーブル13のシール材171が配置された部分を、センサ側コネクタ107の挿入孔107aに挿入することにより、同軸ケーブル13とセンサ側コネクタ107とが水密状に固定されている。
<装置側コネクタ>
図12に示すように、第1ヒータ通電線15及び第2ヒータ通電線17と、リード線181、183、185、187とには、金属製の圧着端子189が接続されている。
なお、第1、第2ヒータ通電線15、17には、それぞれ第4、第5金属端子137、139が電気的に接続され、リード線181、183、185、187には、それぞれ第6〜第9金属端子141〜147が電気的に接続される。
また、上述した第1、第2ヒータ通電線15、17と、各リード線181〜187との外周には、シール材191が取り付けられている。
一方、装置側コネクタ109には、第1、第2ヒータ通電線15、17と、各リード線181〜187とが、それぞれ通される複数の挿入孔(図示せず)が設けられており、この挿入孔に、第1、第2ヒータ通電線15、17と、各リード線181〜187とが、それぞれ通されることにより、装置側コネクタ109と、第1、第2ヒータ通電線15、17および各リード線181〜187とが固定されている。
なお、装置側コネクタ109の一方の側(金属ケース101側:図13の左側)には、長円形状のシール材193が取り付けられている。
そして、この第1、第2ヒータ通電線15、17と、各リード線181〜187とが固定された装置側コネクタ109を、金属ケース101の装置側装着部108(図4(b)参照)に嵌め込むことにより、それぞれの圧着端子189が、前記第4〜第9金属端子137〜147と接続される。なお、各圧着端子189と第4〜第9金属端子137〜147とは、それぞれレーザ溶接により接合されている。
[1−4.電子装置の製造方法]
次に、電子装置9の製造方法について簡単に説明する。
まず、構造体111の製造方法について説明する。
第1、第2金属端子131、133を、前記図9に示す形状に金属加工する。なお、第2金属端子133の板状部133cと電磁気シールド部133dとは、例えばレーザ溶接等によって接合する。
そして、図示しない金型等を用いて、第1、第2金属端子131、133を、図9に示す配置とし、環状の電磁気シールド部133dの両開口部を金型で塞いで、周知の樹脂Jによるインサート成形によって、電磁気シールド部133dの内部に樹脂Jを充填して硬化させる。これにより、第1、第2金属端子131、133と絶縁部148とが一体になった一体部材134が構成される。
次に、構造体111を樹脂Jによるインサート成形により形成する。このとき、壁部123を貫通する位置となるように、金型に対して、第1、第2金属端子131、133及び絶縁部148の一体部材134と、第3〜第9金属端子135〜147とを所定位置に配置する。
このようなインサート成形によって、一体部材134と第3〜第9金属端子135〜147とが一体に組み付けられた構造体111が形成される。
次に、前記図5に示すように、金属ケース101内に、回路部95及び第1〜第9金属端子131〜147を取り付けた構造体111を嵌め込む。
次に、金属ケース101のセンサ側装着部106に、同軸ケーブル13が取り付けられたセンサ側コネクタ107を嵌め込む。なお、同軸ケーブル13の先端側の中心導体83と外周導体87とは分離した状態となっている。
これにより、センサ側コネクタ107のシール材159が、構造体111の箱状部125の挿入孔129に嵌め込まれるとともに、同軸ケーブル13の中心導体83及び第1圧着端子163と外周導体87及び第2圧着端子165とが、第2室115内に配置される。 同時に、構造体111の箱状部125により構成される第2室115と、センサ側コネクタ107の枠状部155を含む空間106aにより構成される第3室117とが、閉塞部157等を介して隣接する構造となる。
なお、金属ケース101と構造体111の先端側(図5の上方)の壁部128と閉塞部157と板状部151及び凸部153(図11(a)参照)とで囲まれた空間106aが、充填材Jが充填される第3室117(図5のドットで示す領域)である。
そして、第2室115内にて、中心導体83の第1圧着端子163と第1金属端子131とを接続し、外周導体87の第2圧着端子165と第2金属端子133とを接続する。更に、レーザ溶接によって、中心導体83の第1圧着端子163と第1金属端子131とを接合し、外周導体87の第2圧着端子165と第2金属端子133とを接合する。
これとは別に、金属ケース101の装置側装着部108に、第1、第2ヒータ通電線15、17や各リード線181〜187等がけられた装置側コネクタ109を嵌め込む。これにより、第4〜第9金属端子137〜147と各圧着端子189とが接続される。
更に、空孔である第5室120を介してレーザ溶接を行うことによって、第4〜第9金属端子137〜147と各圧着端子189とを接合する。
また、枠状部155を含む第3室117内(即ち空間106a)に樹脂Jを充填し、第5室120内も樹脂Jで充填する。
次に、図13に示すように、第2室115(即ち図13の手前側の開口部127)を蓋195で閉塞するとともに、第3室117(即ち空間106a)も同様に蓋197で閉塞する。また、第5室120も同様に蓋199で閉塞する。なお、各蓋195、197、199は、例えば樹脂製であり例えば接着材により構造体111に接合する。
その後、金属ケース101の開口部103を囲む外周部101dに液状ガスケット(図示せず)を配置し、その開口部103及び外周部101dを蓋105で閉塞して、ボルト105a(図4(a)参照)で固定する。これにより、電子装置9を完成する。
[1−5.効果]
(1)本実施形態では、第1、第2金属端子131、133のうち、第2金属端子133には、壁部123において、第1金属端子131の外周を囲むような導電性を有する電磁気シールド部133dを備えている。また、第1金属端子131と第2金属端子133(詳しくは電磁気シールド部133d)との間に、電気絶縁性を有する絶縁部128を備えている。よって、中心導体83に接続された第1金属端子131から、外側の金属製の容器75に電流がリークしにくいという効果がある。
つまり、第1金属端子131から容器75側に電流がリークするような状態になった場合でも、その経路の途中には第2金属端子133の電磁気シールド部133dが設けられているので、リークする電流(リーク電流)は、途中の電磁気シールド部133dに捕集されてしまう。従って、第1金属端子131から容器75に電流がリークすることを効果的に抑制できる。
しかも、第2金属端子133(詳しくはその電磁気シールド部133d)と第1金属端
子131との間には、電気絶縁性を有する絶縁部128を備えているので、この点からも、第1金属端子131から容器75に電流がリークしにくいという利点がある。
つまり、第1、第2金属端子131、133が壁部123を貫通する構造の場合でも、同軸ケーブル13内の内部導体83と外周導体87との間のような高い電磁気シールド性と絶縁性とが得られる。
それにより、電子装置9の回路部95に、中心導体83と外周導体87との間に流れる微弱な電流(例えば電流値が10μA以下の微弱信号)に基づいて、ススなどの微粒子Sの量等の測定を行う微粒子センサ7が接続されている場合には、電流が容器75にリークすることを抑制できるので、高い測定精度を実現できるという効果がある。
(2)本実施形態では、絶縁部128及び電磁気シールド部133dは壁部123と一体の構成であるので、電子装置9の構成を簡易化することができる。また、壁部123におけるシール性も高いという利点がある。
(3)本実施形態では、電磁気シールド部133dは、第1金属端子131の全周を完全に囲む環状であるので、電磁波シールド性が高く、好適に電流のリークを抑制することができる。
(4)本実施形態では、絶縁部128の電気絶縁性は、壁部123の電気絶縁性より大であるので、一層電磁波シールド性が高く、より好適に電流のリークを抑制することができる。
(5)なお、微弱信号を受信する回路部95においては、湿度の上昇に伴う比較的小さな絶縁低下が生じた場合でも、正常に微弱信号を受信できなくなる可能性がある。
そのような回路部95を備える電子装置9において、上述のような第1金属端子131を電磁気シールドする構成を採用することで、湿度の高い環境下で使用する場合でも、回路部95が正常に微弱信号を受信できなくなる可能性を低減できるとともに、回路部95での信号処理が異常になる可能性を低減できるという利点がある。
[1−6.文言の対応関係]
ここで、文言の対応関係について説明する。
第1実施形態の、微粒子センサ7、同軸ケーブル13、電子装置9、第1室113、中心導体83、外周導体87、第2室115、壁部123、第1及び第2金属端子131、133、電磁気シールド部133d、絶縁部148が、それぞれ、本発明の、外部の装置、同軸ケーブル、電子装置、第1室、中心導体、外周導体、第2室、壁部、一対の金属端子、電磁気シールド部、絶縁部の一例に対応する。
[2.他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
(1)例えば、実施形態において、第1、第2金属端子以外に、他の金属端子が壁部を貫通していてもよい。また、使用する同軸ケーブルの本数には限定はない。さらに、同軸ケーブルにおいて、2軸以上の同軸ケーブルを使用できる。
(2)電磁気シールド部は、第1金属端子の全周を囲む環状が好ましいが、電磁気シールド性が向上する限りは、一部に隙間があってもよい。
(3)一体部材の絶縁部は、壁部の材料より電気絶縁性が高い方が望ましいが、それに限られることなく、電気絶縁性を有している各種の材料を使用できる。例えば壁部と同じ材料を用いてもよい。
(4)上記実施形態では、接続されるセンサが微粒子センサである電子装置について説明したが、接続されるセンサは微粒子センサに限られることはない。例えば、ガスセンサ(酸素センサ、NOxセンサ、水素センサなど)、温度センサなどといった物理量、化学量、または、流体中の特定成分の濃度を検出するための各種センサに接続される電子装置に本発明を適用してもよい。
(5)なお、上記各実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記各実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記各実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記各実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本特許の実施形態である。
7…微粒子センサ
9…電子装置
13…同軸ケーブル
75…容器
83…中心導体
87…外周導体
95…回路部
113…第1室
115…第2室
117…第3室
123…壁部
131…第1金属端子
133…第2金属端子
133d…電磁気シールド部
148…絶縁部
J…樹脂

Claims (7)

  1. 金属製の容器内に信号処理を行う回路部が収容されるとともに、前記回路部と外部の装置とが、同軸ケーブルにて電気的に接続される電子装置であって、
    前記容器内は、前記回路部を収容する第1室と、前記同軸ケーブルの中心導体と該中心導体の外周を覆う外周導体とが露出する第2室と、前記第1室と前記第2室とを分離する電気絶縁性を有する壁部とを備えており、
    前記容器と前記中心導体と前記外周導体とは、異なる電位に設定されるものであり、
    前記壁部を貫通して、前記第1室内の回路部から前記第2室内に一対の金属端子が伸びるとともに、前記第2室内にて、前記一対の金属端子がそれぞれ前記中心導体と前記外周導体とに電気的に接続されており、
    且つ、前記一対の金属端子のうち、一方の前記金属端子には、前記壁部において、他方の前記金属端子の外周を囲むような導電性を有する電磁気シールド部を備えるとともに、前記一方の金属端子と前記他方の金属端子との間に、電気絶縁性を有する絶縁部を備えた、
    電子装置。
  2. 前記両金属端子間に流れる電流に基づいて、前記回路部にて信号処理を行う、
    請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記絶縁部及び前記電磁気シールド部は前記壁部と一体の構成である、
    請求項1または請求項2に記載の電子装置。
  4. 前記電磁気シールド部は、前記他方の金属端子の全周を完全に囲む環状である、
    請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の電子装置。
  5. 前記絶縁部の電気絶縁性は、前記壁部の電気絶縁性より大である、
    請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の電子装置。
  6. 前記第2室内の空中にて、一方の前記金属端子が前記外周導体と電気的に接続されるとともに、他方の前記金属端子が前記中心導体と電気的に接続されている、
    請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載の電子装置。
  7. 前記回路部は、前記同軸ケーブルを介して、電流値が10μA以下の微弱信号を受信する、
    請求項1から請求項6のうちいずれか一項に記載の電子装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020095413A (ja) * 2018-12-11 2020-06-18 東亜ディーケーケー株式会社 センサ
WO2022070831A1 (ja) * 2020-09-29 2022-04-07 住友電装株式会社 ケーブル接続構造

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