JP2018073769A - ヒータ制御装置、定着装置、及び画像形成装置 - Google Patents

ヒータ制御装置、定着装置、及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の発熱部の何れかにおいて生じた異常を精度良く且つ即座に検知することが可能な技術を提供する。【解決手段】ヒータ制御装置7は、加熱実行領域を区画して形成される複数の区画領域にそれぞれ配された複数の発熱部41h(1)〜41h(N)を制御する装置であって、複数の電流センサ7A(1)〜7A(N)と、異常検知部7Cと、を備える。複数の電流センサ7A(1)〜7A(N)は、複数の発熱部41h(1)〜41h(N)への通電量I(1)〜I(N)を個別に検出する。異常検知部7Cは、複数の電流センサ7A(1)〜7A(N)のそれぞれで検出される検出通電量Ic(1)〜Ic(N)に基づき、複数の発熱部41h(1)〜41h(N)における異常を個別に検知する。【選択図】図5

Description

本発明は、面状加熱が可能なヒータを制御する技術に関する。
特許文献1では、電子写真方式の画像形成装置が備える定着装置において、加熱手段として、複数の発熱部を有するフィルムヒータが適用されている。そして、フィルムヒータの表面温度が定着に適した温度となる様に、当該表面温度が温度センサで検出され、温度センサの検出結果に基づいて発熱部への通電量が制御されている。
特開2012−252190号公報
しかしながら、上記の技術では、温度センサの検出結果に基づく制御により発熱部への通電量が変更された場合であっても、通電量の変更が温度センサの検出結果に反映されるまでにタイムラグが生じていた。このため、発熱部の何れかの箇所で絶縁破壊等の異常が生じ、発熱部への通電流が異常値を示した場合であっても、発生した異常が温度センサの検出結果に現れるまでにタイムラグが生じてしまっていた。即ち、発熱部において生じた異常を即座に検知することが困難であった。
又、温度センサの検出結果に異常に現れたとしても、どの発熱部において異常が生じているのかを精度良く検知することは困難であった。
そこで本発明の目的は、複数の発熱部の何れかにおいて生じた異常を精度良く且つ即座に検知することが可能な技術を提供することである。
本発明に係るヒータ制御装置は、加熱実行領域を区画して形成される複数の区画領域にそれぞれ配された複数の発熱部を制御する装置であって、複数の電流センサと、異常検知部と、を備える。複数の電流センサは、複数の発熱部への通電量を個別に検出する。異常検知部は、複数の電流センサのそれぞれで検出される検出通電量に基づき、複数の発熱部における異常を個別に検知する。
発熱部における異常(絶縁破壊等)は当該発熱部への通電量に即座に現れ易いため、上記ヒータ制御装置の様に通電量の検出を通じて異常検知が行われることにより、発熱部における異常の発生から検知までの時間を大幅に短縮することができる。又、上記ヒータ制御装置によれば、発熱部において生じた異常を個別に検知することが可能となり、その結果として、どの発熱部において異常が生じているのかを精度良く検知することができる。
上記ヒータ制御装置において、異常検知部は、複数の発熱部のうち、検出通電量が閾値に達した発熱部について異常であると判断することが好ましい。
上記ヒータ制御装置は、複数の遮断器を更に備えていてもよい。当該複数の遮断器は、複数の発熱部にそれぞれ直列に接続されており、対応する発熱部への通電を遮断することが可能である。この様な構成において、異常検知部は、発熱部における異常を検知したとき、当該発熱部に接続されている遮断器を動作させて通電を遮断することが好ましい。この構成によれば、発熱部において異常が検知されたとき、発熱部への通電を即座に遮断することができる。即ち、発熱部における異常が他の箇所に悪影響を及ぼす前に、当該発熱部への通電を遮断することができる。
上記ヒータ制御装置は、加熱実行領域の温度を検出する温度センサと、通電制御部と、を更に備えていてもよい。この構成において、通電制御部は、温度センサで検出される検出温度に基づき、複数の発熱部への通電量を個別に制御することが好ましい。この構成によれば、加熱実行領域上において、所望の温度分布(例えば、用紙へのトナー像の定着に適した温度分布)を実現することが可能になる。
本発明に係る定着装置は、用紙に転写されたトナー像を当該用紙に定着させる装置であり、加熱部と、上記ヒータ制御装置と、を備える。加熱部は、定着位置を通過する用紙の幅方向に拡がった加熱実行領域を有し、当該加熱実行領域を区画して形成される複数の区画領域にそれぞれ配された複数の発熱部を含んでいる。そして、加熱部における複数の発熱部の制御に、上記ヒータ制御装置が適用される。
本発明に係る画像形成装置は、転写装置と、定着装置と、上記ヒータ制御装置と、を備える。転写装置は、電子写真方式で形成されたトナー像を用紙に転写する。定着装置は、用紙に転写されたトナー像を当該用紙に定着させる装置であり、定着位置を通過する用紙の幅方向に拡がった加熱実行領域を有し、当該加熱実行領域を区画して形成される複数の区画領域にそれぞれ配された複数の発熱部を含んでいる。そして、定着装置における複数の発熱部の制御に、上記ヒータ制御装置が適用される。
本発明によれば、複数の発熱部の何れかで生じた異常を精度良く且つ即座に検知することができる。
第1実施形態に係る画像形成装置の要部を示した概念図である。 画像形成装置の構成を示したブロック図である。 画像形成装置が備える定着装置を示した概念図である。 定着装置が備える加熱部を概念的に示した(A)断面図及び(B)斜視図である。 画像形成装置が備えるヒータ制御装置の構成を示したブロック図である。 (A)加熱部が備える発熱部にて異常が発生する過程で検出される検出通電量の時間変化、及び(B)遮断器を動作させたときの検出通電量の時間変化を示した図である。 第2実施形態におけるヒータ制御装置の構成を示したブロック図である。
以下、本発明のヒータ制御装置を、画像形成装置が備える定着装置に適用した実施形態について、図面に沿って説明する。
[1]第1実施形態
[1−1]画像形成装置の構成
図1は、第1実施形態に係る画像形成装置の要部を示した概念図である。又、図2は、画像形成装置の構成を示したブロック図である。本実施形態の画像形成装置は、画像データに基づき電子写真方式の画像形成処理を行うことにより、用紙Zへの画像印刷を行うものである。具体的には、画像形成装置は、その要部として、4つの主プロセス装置1と、一次転写装置2と、二次転写装置3と、定着装置4と、ヒータ制御装置7(図2参照)と、を備える。
<主プロセス装置>
本実施形態の画像形成装置では、使用する色空間としてCMYK空間が採用されている。そして、4つの主プロセス装置1は、CMYK空間を構成する4色(シアン、マゼンダ、イエロー、ブラック)のトナー像をそれぞれ形成する。尚、使用する色空間に応じて、主プロセス装置1の設置数が変更されてもよい。例えば、モノクロの画像形成装置の場合、主プロセス装置1は1つとなる。
主プロセス装置1の各々は、感光体ドラム11と、帯電部12と、露光部13と、現像部14と、クリーニング部15とを、有する。
感光体ドラム11は、静電潜像担持体である。帯電部12は、感光体ドラム11を、その周面の電位が所定電位となる様に帯電させる。露光部13は、帯電された感光体ドラム11の周面にレーザLを照射することにより、画像データに応じた静電潜像を形成する。
現像部14は、感光体ドラム11の周面に形成された静電潜像を顕像化させてトナー像を形成する。具体的には、現像部14は、現像ローラにバイアス(現像バイアス)を印加することにより、現像ローラの周面に付着しているトナーを、現像位置にて感光体ドラム11の周面へ移動させる。これにより、静電潜像が顕像化されて、トナー像が形成される。形成されたトナー像は、感光体ドラム11の回転より、中間転写ベルト21への転写(一次転写)が実行される位置まで搬送される。
クリーニング部15は、一次転写後に感光体ドラム11の周面に残留したトナー及びその他の付着物(埃など)を除去する。これにより、次の画像形成処理の準備が行われる。
<一次転写装置>
一次転写装置2は、中間転写ベルト21と、4つの一次転写ローラ22と、を有する。中間転写ベルト21は、その外周面が4つの感光体ドラム11の何れとも対向する様に、駆動ローラ211と支持ローラ212とにループ状に張架されている。4つの一次転写ローラ22は、中間転写ベルト21を間に介在させて4つの感光体ドラム11のそれぞれと対向する位置に1つずつ設けられている。一次転写ローラ22の各々は、これと対向する感光体ドラム11に担持されているトナー像を中間転写ベルト21に転写する。具体的には、一次転写ローラ22は、対向する感光体ドラム11との間に電位差を生じることにより、トナー像を構成しているトナーに静電気力を生じさせ、その静電気力を利用してトナー像を中間転写ベルト21へ移動させる。
画像データに基づいて4つの主プロセス装置1のそれぞれで形成された4色のトナー像は、互いにずれることがない様に中間転写ベルト21の同じ領域に転写される。これにより、4色のトナー像が重なり合い、中間転写ベルト21には、フルカラーのトナー像が形成される。このフルカラーのトナー像は、中間転写ベルト21の周回により、用紙Zへの転写(二次転写)が実行される位置まで搬送される。
<二次転写装置>
二次転写装置3は、中間転写ベルト21に担持されているフルカラーのトナー像を用紙Zに転写する二次転写ローラ31を有する。具体的には、二次転写ローラ31は、駆動ローラ211との間に電位差を生じることにより、トナー像を構成しているトナーに静電気力を生じさせ、その静電気力を利用してトナー像を用紙Zへ移動させる。
<定着装置>
定着装置4は、用紙Zに転写されたトナー像を当該用紙Zに定着させる。図3は、定着装置4を示した概念図である。図3に示される様に、定着装置4は、加熱部41と、駆動ローラ42と、定着ベルト43と、加圧ローラ44と、を備える。
図4(A)及び(B)はそれぞれ、加熱部41を概念的に示した断面図及び斜視図である。図4(A)に示される様に、加熱部41は、伝熱板411と、フィルムヒータ412と、断熱層413と、を含んでいる。本実施形態では、伝熱板411は、長尺状の金属板(図4(B)参照)であって、その長手方向411cに対して垂直な断面がU字状を呈しており(図4(A)参照)、凸面状に湾曲した外周面411aと、凹面状に湾曲した内周面411bと、を有している。
そして、伝熱板411の内周面411bに、当該内周面411bに沿って湾曲した状態で、フィルムヒータ412及び断熱層413がこの順に積層されている。又、フィルムヒータ412は、伝熱板411の長手方向411cに並んだ複数の発熱部41h(1)〜41h(N)を有し、当該発熱部41h(1)〜41h(N)を絶縁フィルムで被覆することにより構成されている。
よって、フィルムヒータ412で生じた熱は、伝熱板411を通じて、当該伝熱板411の外周面411aに伝えられる。このとき、フィルムヒータ412で生じた熱は、伝熱板411とは反対側へ拡散することが断熱層413で防止され、従って、伝熱板411へ効率良く伝搬される。この様な加熱部41において、伝熱板411の外周面411aが、フィルムヒータ412による加熱が実行される加熱実行領域Rhとなっている。
図3に示される様に、駆動ローラ42は、伝熱板411の長手方向411cと平行に配されており、加熱部41の伝熱板411と駆動ローラ42とに、定着ベルト43がループ状に張架されている。従って、定着ベルト43は、駆動ローラ42の回転に伴う周回時において、伝熱板411の外周面411a(加熱実行領域Rh)上を、これに密着した状態で通過する。これにより、定着ベルト43は、伝熱板411の外周面411a(加熱実行領域Rh)上において、フィルムヒータ412からの熱が伝熱板411を通じて伝搬され、その結果として加熱される。そして、加熱された定着ベルト43の周回により、以下に説明する定着位置Pfにおいて用紙Zが適度に加熱される。
定着ベルト43の周回経路における駆動ローラ42上の位置に、用紙Zへのトナー像の定着が実行される定着位置Pfが設けられている。そして、加圧ローラ44は、駆動ローラ42と平行に配されると共に、定着位置Pfにて定着ベルト43に圧接した状態で設けられている。従って、定着位置Pfを通過する用紙Zには、適度な熱と圧力とが加えられ、その結果として用紙Zにトナー像が定着する。
この様な定着装置4の構成によれば、上述した加熱実行領域Rh(伝熱板411の外周面411a)は、定着位置Pfを通過する用紙Zの幅方向に拡がった領域となる(図4(B)参照)。
本実施形態において、加熱実行領域Rhには、伝熱板411の長手方向411c(用紙Zの幅方向に一致)に並んだ複数の区画領域Ra(1)〜Ra(N)(Nは、区画数を表す。)が形成されている。具体的には、区画領域Ra(1)〜Ra(N)は、伝熱板411の長手方向411c(用紙Zの幅方向に一致)において加熱実行領域Rhを複数に区画して形成されている。そして、区画領域Ra(1)〜Ra(N)のそれぞれに、フィルムヒータ412の発熱部41h(1)〜41h(N)が1つずつ配されている(図4(B)参照)。
<ヒータ制御装置>
ヒータ制御装置7は、定着装置4において上記複数の発熱部41h(1)〜41h(N)を制御する装置である。図5は、ヒータ制御装置7の構成を示したブロック図である。図5に示される様に、ヒータ制御装置7は、複数の電流センサ7A(1)〜7A(N)と、複数の遮断器7B(1)〜7B(N)と、異常検知部7Cと、通電制御部7Eと、を備える。通電制御部7Eは、発熱部41h(1)〜41h(N)への通電量I(1)〜I(N)を制御する。
電流センサ7A(1)〜7A(N)は、発熱部41h(1)〜41h(N)への通電量I(1)〜I(N)を個別に検出する。具体的には、電流センサ7A(n)(nは、1≦n≦Nを満たす整数)は、対応する発熱部41h(n)に直列に接続されており、当該発熱部41h(n)への通電量I(n)を検出すると共に、検出結果である検出通電量Ic(n)を出力する。
遮断器7B(n)は、対応する発熱部41h(n)に直列に接続されており、当該発熱部41h(n)への通電を遮断することが可能である。
異常検知部7Cは、電流センサ7A(1)〜7A(N)のそれぞれで検出される検出通電量Ic(1)〜Ic(N)に基づき、発熱部41h(1)〜41h(N)における異常を個別に検知する
本実施形態において、検知対象とされる異常には、発熱部41h(n)と伝熱板411との間の絶縁破壊(フィルムヒータ412を構成する絶縁フィルムの破壊)が含まれている。そして、発熱部41h(n)への通電量I(n)は、その様な絶縁破壊に敏感に反応して上昇することになる。よって、通電量I(n)には、発熱部41h(n)における異常(絶縁破壊等)が即座に現れることになる。そこで、本実施形態では、通電量I(n)の検出を通じて、発熱部41h(n)において生じた異常を精度良く且つ即座に検知する。具体的には、以下の通りである。
図6(A)は、発熱部41h(n)にて異常が発生する過程で検出される検出通電量Ic(n)の時間変化を示した図である。図6(A)に示される様に、発熱部41h(n)において絶縁破壊等の異常が発生した場合、検出通電量Ic(n)は急激に上昇する。尚、発熱部41h(n)における異常の生じ方によっては(例えば、絶縁破壊の程度が徐々に大きくなる場合など)、検出通電量Icは、急激に上昇する場合に限らず、徐々に上昇する場合もあり得る。何れの場合であっても、異常検知部7Cは、検出通電量Ic(n)が閾値Itに達したか否かを判断する。一例として、閾値Itは、発熱部41h(n)の過剰な発熱を防止することができる値に設定されることが好ましい。
そして、異常検知部7Cは、「検出通電量Ic(n)が閾値Itに達した」と判断したとき、遮断器7B(n)を動作させることにより、対応する発熱部41h(n)への通電を遮断する。即ち、異常検知部7Cは、発熱部41h(n)における異常を検知したとき、当該発熱部41h(n)に接続されている遮断器7B(n)を動作させて通電を遮断する(図6(B)参照)。
上記ヒータ制御装置7によれば、通電量I(1)〜I(N)が個別に検出され、検出された通電量I(1)〜I(N)(検出通電量Ic(1)〜Ic(N))に基づいて、発熱部41h(1)〜41h(N)における異常が個別に検知される。このため、発熱部41h(n)において生じた異常を精度良く且つ即座に検知することができる。より具体的には、以下の通りである。
比較例として、通電量I(1)〜I(N)の総量(総通電量Ia)を検出し、当該総通電量Iaに基づいて発熱部41h(1)〜41h(N)における異常を検知する構成について考える。この場合、総通電量Iaには、通電量I(1)〜I(N)のそれぞれにおける振れ幅の積算値が、総通電量Iaの振れ幅として現れる。このため、上述した閾値Itにおける振れ幅ΔI(図6(A)参照)と同じ振れ幅で閾値を設定したとすれば、発熱部41h(1)〜41h(N)に異常が生じていない場合や、生じた異常が許容できる場合であっても、総通電量Iaが閾値を超えてしまうことが十分にあり得る。この場合、画像形成装置に異常がないにも拘らず、その動作を停止させてメンテナンス等を行うことが必要となる。
一方、本実施形態の画像形成装置によれば、通電量I(1)〜I(N)が個別に検出され、検出通電量Ic(1)〜Ic(N)が個別に閾値Itと比較される。よって、発熱部41h(n)において生じた異常を個別に検知することが可能となり、その結果として、どの発熱部において異常が生じているのかを精度良く検知することができる。従って、異常検知において高い精度が実現される。又、上述した様に発熱部41h(n)における異常(絶縁破壊等)は通電量I(n)に即座に現れ易いため、通電量I(n)の検出を通じて異常検知が行われることにより、発熱部41h(n)における異常の発生から検知までの時間を大幅に短縮することができる。
又、本実施形態の画像形成装置では、発熱部41h(n)において異常が検知されたとき、対応する遮断器7B(n)を動作させることで発熱部41h(n)への通電を即座に遮断することができる。即ち、発熱部41h(n)における異常(例えば、過剰な発熱)が他の箇所に悪影響を及ぼす前に、当該発熱部41h(n)への通電を遮断することができる。従って、異常を生じた発熱部への通電を停止させて状態で、他の発熱部を正常に動作させることができる。よって、異常の検知後、例えばメンテナンスが行われる迄の期間中、画像形成装置の動作を継続させることが可能となる。
[2]第2実施形態
図7は、第2実施形態におけるヒータ制御装置7の構成を示したブロック図である。図7に示される様に、ヒータ制御装置7は、温度センサ7Dを更に備えていてもよい。温度センサ7Dは、加熱実行領域Rhの温度Tを検出する。具体的には、温度センサ7Dは、加熱実行領域Rhの温度Tについて、伝熱板411の長手方向411c(用紙Zの幅方向に一致)における温度分布を検出する。そして、通電制御部7Eは、温度センサ7Dで検出される検出温度Tcに基づき、発熱部41h(1)〜41h(N)への通電量I(1)〜I(N)を個別に制御する。
本実施形態におけるヒータ制御装置7によれば、加熱実行領域Rh上において、用紙Zへのトナー像の定着に適した温度分布を実現することが可能になる。
[3]他の実施形態
上記実施形態において、ヒータ制御装置7は、複数の発熱部41h(1)〜41h(N)を幾つかのグループに分け、グループごとに、上述した異常検知や通電制御が実行されてもよい。
上記実施形態では、画像形成装置は、定着装置4とは別にヒータ制御装置7を備えたものであったが、この様な構成に限定されるものではない。例えば、定着装置4が、ヒータ制御装置7を備えていてもよい。
上記実施形態で説明した定着装置4及びヒータ制御装置7の各部構成は、二次転写位置にてトナー像を用紙Zに転写する画像形成装置に限らず、一次転写位置にてトナー像を用紙Zに転写する画像形成装置にも適用することができる。
上記実施形態で説明した画像形成装置の各部構成は、カラー複合機、カラー複写機、カラープリンタ等、種々の画像形成装置に適用することができる。更には、上述した各部構成は、カラー画像を対象とした画像形成装置に限らず、モノクロの画像を対象とした画像形成装置にも適用することができる。
上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。更に、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 主プロセス装置
2 一次転写装置
3 二次転写装置
4 定着装置
7 ヒータ制御装置
7A 電流センサ
7B 遮断器
7C 異常検知部
7D 温度センサ
7E 通電制御部
11 感光体ドラム
12 帯電部
13 露光部
14 現像部
15 クリーニング部
21 中間転写ベルト
22 一次転写ローラ
31 二次転写ローラ
41 加熱部
41h 発熱部
42 駆動ローラ
43 定着ベルト
44 加圧ローラ
211 駆動ローラ
212 支持ローラ
411 伝熱板
411a 外周面
411b 内周面
411c 長手方向
412 フィルムヒータ
413 断熱層
I 通電量
Ia 総通電量
Ic 検出通電量
It 閾値
ΔI 振れ幅
L レーザ
Pf 定着位置
Ra 区画領域
Rh 加熱実行領域
T 温度
Tc 検出温度
Z 用紙

Claims (6)

  1. 加熱実行領域を区画して形成される複数の区画領域にそれぞれ配された複数の発熱部を制御するヒータ制御装置であって、
    前記複数の発熱部への通電量を個別に検出する複数の電流センサと、
    前記複数の電流センサのそれぞれで検出される検出通電量に基づき、前記複数の発熱部における異常を個別に検知する異常検知部と、
    を備える、ヒータ制御装置。
  2. 前記異常検知部は、前記複数の発熱部のうち、前記検出通電量が閾値に達した発熱部について異常であると判断する、請求項1に記載のヒータ制御装置。
  3. 前記複数の発熱部にそれぞれ直列に接続されており、対応する発熱部への通電を遮断することが可能な複数の遮断器を更に備え、
    前記異常検知部は、前記発熱部における異常を検知したとき、当該発熱部に接続されている前記遮断器を動作させて通電を遮断する、請求項1又は2に記載のヒータ制御装置。
  4. 前記加熱実行領域の温度を検出する温度センサと、
    前記温度センサで検出される検出温度に基づき、前記複数の発熱部への通電量を個別に制御する通電制御部と、
    を備える、請求項1〜3の何れかに記載のヒータ制御装置。
  5. 用紙に転写されたトナー像を当該用紙に定着させる定着装置であって、
    定着位置を通過する用紙の幅方向に拡がった加熱実行領域を有し、当該加熱実行領域を区画して形成される複数の区画領域にそれぞれ配された複数の発熱部を含んだ加熱部と、
    前記加熱部における前記複数の発熱部の制御に適用された、請求項1〜4の何れかに記載のヒータ制御装置と、
    を備える、定着装置。
  6. 電子写真方式で形成されたトナー像を用紙に転写する転写装置と、
    用紙に転写されたトナー像を当該用紙に定着させる定着装置であって、定着位置を通過する用紙の幅方向に拡がった加熱実行領域を有し、当該加熱実行領域を区画して形成される複数の区画領域にそれぞれ配された複数の発熱部を含んだ定着装置と、
    前記定着装置における前記複数の発熱部の制御に適用された、請求項1〜4の何れかに記載のヒータ制御装置と、
    を備える、画像形成装置。
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