JP2018072202A - 形状測定装置及び形状測定方法 - Google Patents

形状測定装置及び形状測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018072202A
JP2018072202A JP2016212916A JP2016212916A JP2018072202A JP 2018072202 A JP2018072202 A JP 2018072202A JP 2016212916 A JP2016212916 A JP 2016212916A JP 2016212916 A JP2016212916 A JP 2016212916A JP 2018072202 A JP2018072202 A JP 2018072202A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measurement
contact
sensor
shape
type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016212916A
Other languages
English (en)
Inventor
浩貴 澤岡
Hiroki Sawaoka
浩貴 澤岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Seimitsu Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seimitsu Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Seimitsu Co Ltd filed Critical Tokyo Seimitsu Co Ltd
Priority to JP2016212916A priority Critical patent/JP2018072202A/ja
Publication of JP2018072202A publication Critical patent/JP2018072202A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

【課題】測定精度の確保と測定時間の短縮とを両立可能な形状測定装置及び形状測定方法を提供する。【解決手段】測定対象物に接触して測定対象物の測定ポイントの座標を測定する接触式の測定センサと、測定対象物に非接触で測定対象物の測定ポイントの座標を測定する非接触式の測定センサと、を備え、接触式の測定センサ及び非接触式の測定センサを用いて同一の測定対象物の形状を測定する。【選択図】図1

Description

本発明は、測定対象物の形状を測定する形状測定装置及び形状測定方法に関する。
測定対象物の形状を測定する形状測定装置として、例えば、測定センサを用いて測定対象物の様々な測定ポイントの三次元座標値を検出することにより測定対象物の形状を得る三次元測定装置(三次元座標測定装置或いは三次元(座標)測定機ともいう)が知られている。このような三次元測定装置で用いられる測定センサとしては、接触式の測定センサと、非接触式の測定センサとがよく知られている。
接触式の測定センサは、例えば特許文献1に記載のプローブなどが知られており、測定対象物の測定ポイントに直に接触して測定を行う測定センサである。一方、非接触式の測定センサは、例えば特許文献2に記載の光学式プローブ(ラインセンサ)などが知られており、測定対象物の測定ポイントに接触することなく光学的に測定を行う測定センサである。
特開2015−75431号公報 特開2015−59825号公報
ところで、接触式の測定センサは、繰り返し精度が高いというメリットが存在するものの、測定時間が長くなる(単位時間当たりの測定数が少ない)というデメリットが存在する。一方、非接触式の測定センサは、測定時間が短くなる(単位時間当たりの測定数が多い)というメリットが存在するものの、接触式の測定センサよりも繰り返し精度が低い、すなわち測定精度が低いというデメリットが存在する。
このように、接触式の測定センサ及び非接触式の測定センサには、互いに相反するメリットとデメリットとがある。このため、接触式の測定センサ及び非接触式の測定センサの双方のメリットを生かせるような形状測定装置、すなわち、測定精度の確保と測定時間の短縮とを両立可能な形状測定装置の開発が強く望まれていた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、測定精度の確保と測定時間の短縮とを両立可能な形状測定装置及び形状測定方法を提供することを目的とする。
本発明の目的を達成するための形状測定装置は、測定対象物に接触して測定対象物の測定ポイントの座標を測定する接触式の測定センサと、測定対象物に非接触で測定対象物の測定ポイントの座標を測定する非接触式の測定センサと、を備え、接触式の測定センサ及び非接触式の測定センサを用いて同一の測定対象物の形状を測定する。
この形状測定装置によれば、繰り返し精度が高く且つ測定数の少ない接触式の測定センサの測定データと、繰り返し精度が低く且つ測定数の多い非接触式の測定センサの測定データとが得られる。これにより、測定対象物の各測定ポイントを測定した測定データの中に、接触式の測定センサで測定した高精度の測定データが含まれるので、全ての測定ポイントを非接触式の測定センサで測定した場合と比較して、測定対象物の形状の測定精度を向上させることができる。また、全ての測定ポイントを接触式の測定センサで測定することなく、高速測定可能な非接触式の測定センサで非接触測定ポイントを測定することにより、測定時間を短縮することができる。
本発明の他の態様に係る形状測定装置において、接触式の測定センサ及び非接触式の測定センサを選択的に着脱自在に保持する測定ヘッドを備え、接触式の測定センサ及び非接触式の測定センサの一方を測定ヘッドに着脱自在に保持させた状態で一方により測定を行った後、接触式の測定センサ及び非接触式の測定センサの他方を測定ヘッドに着脱自在に保持させた状態で他方により測定を行う。これにより、繰り返し精度が高く且つ測定数の少ない接触式の測定センサの測定データと、繰り返し精度が低く且つ測定数の多い非接触式の測定センサの測定データとが得られ、接触式の測定センサと非接触式の測定センサとの双方のメリットを生かして、測定精度の確保と測定時間の短縮とを両立することができる。
本発明の他の態様に係る形状測定装置において、測定ヘッドは、接触式の測定センサ及び非接触式の測定センサをそれぞれ互いに直交する回転軸の軸周りに回転自在に保持する。これにより、測定ヘッドによって接触式の測定センサ及び非接触式の測定センサの姿勢を任意に変位(回転)させることができるので、測定対象物が複雑な形状を有している場合であっても、その形状を測定することができる。
本発明の他の態様に係る形状測定装置において、非接触式の測定センサは、接触式の測定センサよりも繰り返し精度が低く、且つ接触式の測定センサよりも時間当たりの測定数が多い。これにより、測定対象物の全ての測定ポイントを接触式の測定センサで測定することなく、高速測定可能な非接触式の測定センサで接触式の測定センサよりも多くの測定ポイントを測定することにより、測定時間を短縮することができる。その結果、測定精度の確保と測定時間の短縮とを両立することができる。
本発明の他の態様に係る形状測定装置において、非接触式の測定センサが測定対象物の測定を行う測定ポイントである非接触測定ポイントは、接触式の測定センサが測定対象物の測定を行う測定ポイントである接触測定ポイントの間に複数設定されている。これにより、高速測定可能な非接触式の測定センサで接触式の測定センサよりも多くの測定ポイントを測定することにより、測定時間を短縮することができ、測定精度の確保と測定時間の短縮とを両立することができる。
本発明の他の態様に係る形状測定装置において、測定対象物に対する接触式の測定センサによる測定結果と非接触式の測定センサによる測定結果とを取得する取得部を備える。これにより、繰り返し精度が高く且つ測定数の少ない接触式の測定センサの測定データと、繰り返し精度が低く且つ測定数の多い非接触式の測定センサの測定データとが得られ、接触式の測定センサと非接触式の測定センサとの双方のメリットを生かして、測定精度の確保と測定時間の短縮とを両立することができる。
本発明の目的を達成するための形状測定方法は、測定対象物に接触して測定対象物の測定ポイントの座標を測定する接触式の測定センサと、測定対象物に非接触で測定対象物の測定ポイントの座標を測定する非接触式の測定センサと、を用いて同一の測定対象物の形状を測定する。
本発明の形状測定装置及び形状測定方法は、測定精度の確保と測定時間の短縮とを両立可能である。
本発明の形状測定装置の一例である三次元測定装置の正面図である。 三次元測定装置の側面図である。 プローブを着脱自在に保持している測定ヘッドの外観斜視図である。 ラインセンサを着脱自在に保持している測定ヘッドの外観斜視図である。 ラインセンサの概略構成を示した概略図である。 X軸方向の長さがXの測定対象物の概略図である。 測定対象物のX軸方向の長さをプローブ及びラインセンサでそれぞれ繰り返し測定行って得られた測定データ(実測長さx)の分布を示したグラフである。 プローブ及びラインセンサを併用して同一の測定対象物の測定を行う場合の一例を説明するための説明図である。 制御部の電気的構成を示すブロック図である。 三次元測定装置による測定対象物の形状測定の流れを示すフローチャートである。 形状演算時に繰り返し精度で重み付けを行った場合の効果を説明するための説明図である。 実施例1及び実施例2で用いられる測定対象物の概略図である。 実施例1の測定結果を示したグラフである。 実施例2の測定結果を示したグラフである。 実施例3で用いられる測定対象物の概略図である。 実施例3の測定結果を示したグラフである。 他実施形態の制御部の電気的構成を示すブロック図である。 ラインセンサ以外の非接触式の測定センサの一例を説明するための説明図である。
[三次元測定装置の構成]
図1は本発明の形状測定装置の一例である三次元測定装置10の正面図であり、図2は三次元測定装置10の側面図である。この三次元測定装置10は、繰り返し精度が異なる複数種類(本実施形態では2種類)の測定センサ11を用いて、同一の測定対象物Wの各測定ポイント(測定位置)の三次元座標値(X軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向の各座標値)を測定して、測定対象物Wの形状を演算する。ここでいう測定対象物Wの形状とは、測定対象物Wの三次元形状、二次元形状、表面形状、輪郭形状、及び長さ又は径などの各種の寸法形状などが含まれる。
なお、図1及び図2中のX軸、Y軸、及びZ軸は、三次元測定装置10に固有の機械座標原点に基づいて定められる座標系である機械座標系である。また、繰り返し精度とは、繰り返し測定による測定値のバラツキ幅(標準偏差σ)である。
図1及び図2に示すように、三次元測定装置10は、架台12と、架台12上に設けられたテーブル14(定盤)と、テーブル14の両端部に立設された右Yキャリッジ16R及び左Yキャリッジ16Lと、右Yキャリッジ16R及び左Yキャリッジ16Lの上部を連結するXガイド18と、を備える。右Yキャリッジ16Rと左Yキャリッジ16LとXガイド18とにより門型フレーム19が構成される。
テーブル14の上面には、測定対象物Wと、後述する交換マガジン27(交換ラックともいう)とが配置されている。また、テーブル14の両端部の上面と側面には、Y軸方向に沿って右Yキャリッジ16R及び左Yキャリッジ16Lが摺動する摺動面が形成されている。なお、右Yキャリッジ16R及び左Yキャリッジ16Lには、テーブル14の摺動面に対向する位置にエアベアリング(図示は省略)が設けられている。これにより、右Yキャリッジ16R及び左Yキャリッジ16Lは、Xガイド18と共にY軸方向に移動自在となる。
Xガイド18には、Xキャリッジ20が取り付けられている。このXガイド18には、Xキャリッジ20が摺動する摺動面がX軸方向に沿って形成されている。また、Xキャリッジ20には、Xガイド18の摺動面に対向する位置にエアベアリング(図示は省略)が設けられている。これにより、Xキャリッジ20はX軸方向に移動自在となる。
Xキャリッジ20には、Zキャリッジ(Zスピンドルともいう)22が取り付けられている。また、Xキャリッジ20には、Zキャリッジ22をZ軸方向に案内するZ軸方向案内用のエアベアリング(図示せず)が設けられている。これにより、Zキャリッジ22は、Xキャリッジ20によってZ軸方向に移動可能に保持されている。このZキャリッジ22の下端には、複数種類の測定センサ11を選択的に着脱自在に保持する測定ヘッド24が取り付けられている。
なお、三次元測定装置10には、図示は省略するが門型フレーム19をY軸方向に移動させるY軸駆動部と、Xキャリッジ20をX軸方向に移動させるX軸駆動部と、Zキャリッジ22をZ軸方向に移動させるZ軸駆動部と、を含む第1駆動部32(図9参照)が設けられている。これにより、測定ヘッド24及び測定センサ11を、互いに直交する3軸方向(XYZ軸方向)に移動させることができる。
テーブル14の右Yキャリッジ16R側の端部には、Y軸リニアスケール(図示せず)が設けられている。また、Xガイド18にはX軸リニアスケール(図示せず)が設けられ、Zキャリッジ22にはZ軸リニアスケール(図示せず)が設けられている。
一方、右Yキャリッジ16Rには、Y軸リニアスケールを読み取るY軸検出部(図示せず)が設けられている。また、Xキャリッジ20には、X軸リニアスケール及びZ軸リニアスケールをそれぞれ読み取るX軸検出部(図示せず)とZ軸検出部(図示せず)とが設けられている。各検出部の検出結果は、コントローラ25を介して制御部26へ出力される。
測定ヘッド24は、交換マガジン27にセットされている複数種類の測定センサ11を選択的に着脱自在に保持する。なお、測定ヘッド24により測定センサ11を着脱自在に保持する方式は、例えばコネクター方式又はマグネット脱着方式などの各種方式を採用可能である。
交換マガジン27は、テーブル14の上面のY軸方向の一端部側に載置されている。この交換マガジン27は、複数種類の測定センサ11をそれぞれ個別に支持するセンサ支持部27aを有している。なお、センサ支持部27aによる測定センサ11の支持方式は特に限定されない。
交換マガジン27の各センサ支持部27aの三次元位置情報は、事前に三次元測定装置10の制御部26にインプットされている。このため、制御部26は、オペレータの指示或いは事前に作成されたプログラムに従って、各キャリッジ16R,16L,20,22を駆動して、測定ヘッド24を測定対象物Wの測定に使用する測定センサ11(センサ支持部27a)まで移動させた後、測定ヘッド24に測定センサ11を着脱自在に保持させる。
また、制御部26は、測定ヘッド24が保持している測定センサ11を交換する場合には、各キャリッジ16R,16L,20,22を駆動して、測定ヘッド24を対応するセンサ支持部27aまで移動させた後、測定ヘッド24による測定センサ11の保持を解除してこの測定センサ11を元のセンサ支持部27aへ戻す。次いで、制御部26は、各キャリッジ16R,16L,20,22を駆動して、次に使用する測定センサ11(センサ支持部27a)まで測定ヘッド24を移動させた後、測定ヘッド24に測定センサ11を着脱自在に保持させる。これにより、測定ヘッド24の測定センサ11の交換を自動で行うことができる。
本実施形態では、複数種類の測定センサ11として、接触式タッチトリガのプローブ29と、ラインセンサ30との2種類を用い、これらプローブ29及びラインセンサ30を併用して測定対象物Wの形状を測定する。
図3は、プローブ29を着脱自在に保持している測定ヘッド24の外観斜視図である。図4は、ラインセンサ30を着脱自在に保持している測定ヘッド24の外観斜視図である。
図3及び図4に示すように、測定ヘッド24は、例えば無段階位置決め機構を備えた5軸同時制御測定ヘッドである。この測定ヘッド24には、プローブ29及びラインセンサ30をそれぞれ互いに直交する2つの回転軸R1及び回転軸R2の軸周りに回転自在に保持及び回転させるモータなどの第2駆動部33(図9参照)が設けられている。これにより、測定ヘッド24は、プローブ29及びラインセンサ30の回転軸R1の軸周りの回転角φと、プローブ29及びラインセンサ30の回転軸R2の軸周りの回転角θとをそれぞれ無段階に調整することができる。その結果、測定ヘッド24は、プローブ29及びラインセンサ30の姿勢を任意に変位(回転)させることができる。
なお、測定ヘッド24には、プローブ29及びラインセンサ30の回転角θ,φをそれぞれ検出するロータリエンコーダ等の回転角検出部(図示せず)が設けられている。この回転角検出部による検出結果は、コントローラ25を介して制御部26へ出力される。以下、前述のX軸・Y軸・Z軸検出部及び回転角検出部を単に各検出部35(図9参照)という。
図1に戻って、コントローラ25には、三次元測定装置10が手動測定モードである場合に、プローブ29及びラインセンサ30の位置及び姿勢を調整するための操作部(不図示)が設けられている。このコントローラ25は、手動測定モード時には操作部に対する操作入力に応じて、第1駆動部32及び第2駆動部33(図9参照)を制御することにより、プローブ29及びラインセンサ30の位置と姿勢とを変位させる。一方、コントローラ25は、三次元測定装置10が自動測定モードである場合、制御部26の制御の下、第1駆動部32及び第2駆動部33を制御して、プローブ29及びラインセンサ30の位置と姿勢とを変位させる。
また、コントローラ25には、前述の各検出部35(図9参照)、プローブ29、及びラインセンサ30等が接続されており、これら各部から出力された信号等を制御部26へ出力する。
制御部26は、例えばパーソナルコンピュータ等の各種演算処理装置が用いられ、三次元測定装置10の各部の動作を統括的に制御する。この制御部26は、前述の自動測定モード時には、第1駆動部32及び第2駆動部33を制御して、プローブ29及びラインセンサ30による測定対象物Wの測定ポイントの測定を実行させる。
また、制御部26は、詳しくは後述するが、プローブ29及びラインセンサ30による測定対象物Wの測定ポイントの測定結果(三次元座標)等に基づき、測定対象物Wの形状を演算する。
図3に戻って、プローブ29は、本発明の接触型の測定センサ(第2測定センサ)に相当するものであり、その基端側が測定ヘッド24に着脱自在に保持される。このプローブ29の先端にはスタイラス29aの基端が取り付けられており、さらにこのスタイラス29aの先端には接触子29b(先端球ともいう)が取り付けられている。
また、プローブ29には、接触子29bの測定対象物Wへの接触の有無、及び接触子29bの測定対象物Wへの接触により生じるスタイラス29aの変位量を検出する接触検出センサ(不図示)が設けられている。この接触検出センサの検出信号は、コントローラ25を介して制御部26へ出力される。これにより、制御部26は、プローブ29(スタイラス29a)の先端の接触子29bが測定対象物Wの測定ポイントに接触した瞬間における各検出部35の検出結果に基づき、測定ポイントの三次元座標を検出する。
図5は、本発明の非接触型の測定センサ(第1測定センサ)に相当するラインセンサ30の概略構成を示した概略図である。図5に示すように、ラインセンサ30は、例えば本実施形態では三角測距方式を採用した拡散反射受光型のレーザ変位計(レーザプローブともいう)が用いられる。この拡散反射受光型のラインセンサ30は、入射部30aと検出部30bとを備える。
入射部30aは、不図示の半導体レーザ光源及び投光レンズ等により構成されており、測定対象物Wの測定ポイントにレーザ光LAを入射させる。測定ポイントに入射されたレーザ光LAは拡散反射され、拡散反射されたレーザ光LAは検出部30bに入射する。
検出部30bは、不図示の受光レンズと、CCD(Charge Coupled Device)型又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型の撮像素子とを含んで構成されており、測定ポイントにて拡散反射されたレーザ光LAを撮像素子の撮像面に入射させる。この撮像素子は、複数の画素が2次元配列された撮像面を有しており、画素ごとに光を検出する。この撮像面には、前述のレーザ光LAがスポット光として入射する。
ここで、撮像素子の撮像面上でのレーザ光LAの入射位置(スポット位置)は、ラインセンサ30と、レーザ光LAが拡散反射される測定ポイントとの位置関係に応じて変位する。このため、撮像素子の画素ごとの受光量の検出結果に基づき、ラインセンサ30からレーザ光LAの反射点である測定ポイントまでの距離を検出することができる。
検出部30bは、拡散反射されたレーザ光LAの検出結果として、撮像素子の画素ごとの受光量を示す受光信号を、コントローラ25を介して制御部26へ出力する。これにより、制御部26は、ラインセンサ30による距離検出結果と、前述の各検出部35(図9参照)の検出結果とに基づき、測定対象物Wの測定ポイントの三次元座標を検出する。そして、ラインセンサ30を測定対象物Wの測定面に沿って移動させることにより、このラインセンサ30の移動方向に沿って測定面の各測定ポイントの三次元座標を連続して検出することができる。
図6は、X軸方向の長さがXの測定対象物Wの概略図である。図7は、図6に示した測定対象物WのX軸方向の長さをプローブ29及びラインセンサ30でそれぞれ繰り返し測定行って得られた測定データ(実測長さx)の分布を示したグラフである。なお、実測長さxは、プローブ29及びラインセンサ30により、測定対象物WのX軸方向の長さとして測定される基準位置RPから実測点APまでの長さである。
接触型の測定センサであるプローブ29と、非接触型の測定センサであるラインセンサ30とは、繰り返し精度及び測定時間(単位時間当たりの測定数)がそれぞれ異なる。具体的に、プローブ29の繰り返し精度(標準偏差σ1)は、ラインセンサ30の繰り返し精度(標準偏差σ2)よりも高くなる(σ1<σ2)。このため、プローブ29及びラインセンサ30でそれぞれ測定対象物WのX軸方向の長さを繰り返し測定した場合、プローブ29の方がラインセンサ30よりも測定データ(実測長さx)のバラツキが小さくなる。
一方、プローブ29の測定時間は、ラインセンサ30の測定時間よりも長いため、ラインセンサ30の方がプローブ29よりも測定数を多くすることができる。
このように、繰り返し精度の異なるプローブ29及びラインセンサ30には互いに相反するメリット及びデメリットがある。このため、本実施形態では、両者のメリット及びデメリットのバランスを取るため、プローブ29及びラインセンサ30を併用して測定対象物Wの測定を行う。
図8は、プローブ29及びラインセンサ30を併用して同一の測定対象物Wの測定を行う場合の一例を説明するための説明図である。図8に示すように、本実施形態では、測定対象物Wの測定ポイント(接触測定ポイントP1)をプローブ29で間隔をあけて測定すると共に、プローブ29により測定された測定ポイントの間に複数設定された多数の測定ポイント(非接触測定ポイントP2)をラインセンサ30で測定する。
そして、本実施形態では、プローブ29及びラインセンサ30の双方により測定された測定データから測定対象物Wの形状を演算する際に、繰り返し精度が低く且つ測定数の多いラインセンサ30の測定データの影響が支配的にならないように、すなわち測定対象物Wの形状がラインセンサ30の測定データに引きずられないように形状の演算を行う。具体的に制御部26は、プローブ29及びラインセンサ30により得られた測定データから測定対象物Wの形状を演算する際に、プローブ29及びラインセンサ30の双方の繰り返し精度を考慮して形状の演算を行う。
[制御部の構成]
図9は、制御部26の電気的構成を示すブロック図である。図9に示すように、制御部26は、例えばCPU(Central Processing Unit)或いはFPGA(field-programmable gate array)を含む各種の演算部と処理部とメモリ等により構成されている。この制御部26は、メモリ等から読み出した不図示の制御プログラムを実行することで、測定制御部40と、測定データ取得部41と、記憶部42と、形状演算部43と、表示制御部44として機能する。
測定制御部40は、三次元測定装置10の自動測定モード時に、予め作成された不図示のパートプログラム(測定経路情報)に基づき、コントローラ25を介して第1駆動部32及び第2駆動部33を駆動して、プローブ29及びラインセンサ30によりそれぞれ測定対象物Wの測定ポイント(接触測定ポイントP1、非接触測定ポイントP2)を自動測定する。
また、測定制御部40は、プローブ29及びラインセンサ30のいずれか一方による測定が終了した場合、予め作成された不図示のセンサ交換プログラムに基づき、コントローラ25を介して第1駆動部32及び第2駆動部33を駆動して、センサ支持部27aに支持されているプローブ29及びラインセンサ30の他方まで測定ヘッド24を移動させる。次いで、測定制御部40は、測定ヘッド24を駆動して、測定ヘッド24に保持されているプローブ29及びラインセンサ30の一方を他方に交換する。
なお、三次元測定装置10が手動測定モードの場合、オペレータがコントローラ25を操作して第1駆動部32、第2駆動部33、及び測定ヘッド24を駆動することにより、プローブ29及びラインセンサ30の移動、測定、及び交換を行う。
測定データ取得部41(本発明の取得部に相当)は、測定ヘッド24にプローブ29が着脱自在に保持された状態の場合、コントローラ25を介して、プローブ29の既述の接触検知センサの検出結果と各検出部35の検出結果とを取得する。これにより、測定データ取得部41は、プローブ29が接触した測定対象物Wの各接触測定ポイントP1の三次元座標を示す測定データ(第1測定データ)を取得する。そして、測定データ取得部41は、測定対象物Wの接触測定ポイントP1毎の測定データを形状演算部43へ出力する。
一方、測定データ取得部41は、測定ヘッド24にラインセンサ30が着脱自在に保持された状態の場合、コントローラ25を介して、検出部30b(撮像素子)の検出結果と各検出部35の検出結果とを取得する。これにより、測定データ取得部41は、ラインセンサ30からレーザ光LAが入射された測定対象物Wの各非接触測定ポイントP2の三次元座標を示す測定データ(第2測定データ)を取得することができる。そして、測定データ取得部41は、測定対象物Wの非接触測定ポイントP2毎の測定データを形状演算部43へ出力する。
記憶部42は、各測定センサ11(プローブ29、ラインセンサ30)の種類ごとの繰り返し精度を示す繰り返し精度情報46を記憶している。測定センサ11の種類ごとの繰り返し精度は既知の情報であるので、繰り返し精度情報46は予め作成されて記憶部42に記憶されている。なお、記憶部42には、図示は省略するが、既述のパートプログラム、センサ交換プログラム、及び後述の形状演算部43の演算結果等も記憶される。
<測定対象物の形状の演算処理>
形状演算部43は、記憶部42を参照して取得した繰り返し精度情報46と、測定データ取得部41から取得した接触測定ポイントP1毎及び非接触測定ポイントP2毎の測定データとに基づき、測定対象物Wの形状を演算する。具体的に形状演算部43は、接触測定ポイントP1毎及び非接触測定ポイントP2毎の測定データに対して、それぞれ対応する測定センサ11(プローブ29、ラインセンサ30)の繰り返し精度に基づく重み付けを行い、重み付けされた各測定データに基づき最小二乗法を用いて形状を演算する。本実施形態では、プローブ29及びラインセンサ30の繰り返し精度をそれぞれσ1、σ2とした場合、σ1及びσ2の逆数の二乗で各測定データの重み付けを行う。すなわち、接触測定ポイントP1の測定データに対しては(1/σ1)の重み係数を用いて重み付けを行い、非接触測定ポイントP2の測定データに対しては(1/σ2)の重み係数を用いて重み付けを行う。
以下、形状演算部43による測定対象物Wの形状の演算処理の一例として、既述の図6に示した測定対象物Wの長さを測定する場合について説明を行う。なお、繰り返し精度に基づく重み付けを行う場合と繰り返し精度に基づく重み付けを行わない場合との測定精度の差を説明するために、最初に、繰り返し精度に基づく重み付けを行わない場合の演算処理について説明を行う。
(重み付けを行わない場合の演算処理)
重み付けを行わない演算処理では、プローブ29による接触測定ポイントP1ごとの測定データ(実測点)をx1とし、ラインセンサ30による非接触測定ポイントP2ごとの測定データ(実測点)をx2とした場合、測定データx1,x2から測定対象物Wの長さX(推定)を演算する。なお、重み付けを行わない演算処理では、プローブ29及びラインセンサ30の繰り返し精度(標準偏差)を用いた演算を行わないので、ここでは同じ繰り返し精度「σ」とする。
測定データx1の確率分布をP(x1)とし、測定データx2の確率分布をP(x2)とした場合、確率分布P(x1)は下記の[数1]式で表され、確率分布P(x2)は下記の[数2]式で表される。
Figure 2018072202
Figure 2018072202
そして、上記[数1]式及び上記[数2]に基づき、測定データx1,x2の同時確率分布は下記の[数3]式で表される。
Figure 2018072202
上記[数3]式が最大となるような測定対象物Wの長さX従来は、通常の最小二乗法の式である下記の[数4]式が最大となるXから求められ、下記の[数5]式で表される。
Figure 2018072202
Figure 2018072202
(本実施形態の演算処理)
本実施形態の形状演算部43は、測定データx1,x2の他に、プローブ29の繰り返し精度σ1及びラインセンサ30の繰り返し精度σ2に関する情報を取得しているので、測定データx1の確率分布P(x1)は下記の[数6]式で表され、測定データx2の確率分布P(x2)は下記の[数7]式で表される。
Figure 2018072202
Figure 2018072202
そして、上記[数6]式及び上記[数7]に基づき、測定データx1,x2の同時確率分布は下記の[数8]式で表される。
Figure 2018072202
上記[数8]式が最大となるような測定対象物Wの長さX改善は、繰り返し精度σ1,σ2を反映した最小二乗法の式である下記の[数9]式が最大となるXから求められ、下記の[数10]式で表される。
Figure 2018072202
Figure 2018072202
このように形状演算部43は、記憶部42から取得した繰り返し精度情報46と、測定データ取得部41から取得した接触測定ポイントP1毎及び非接触測定ポイントP2毎の測定データとに基づき、測定対象物Wの長さX改善を演算処理する。
ここで、重み付けを行わない演算処理で演算される上記[数5]式の長さX従来の標準偏差σ従来を求めると下記の[数11]式で表される。一方、本実施形態で演算される上記[数10]式の長さX改善の標準偏差σ改善を求めると下記の[数12]式で表される。
Figure 2018072202
Figure 2018072202
上記[数11]式及び上記[数12]式を比較すると、公知の相加平均相乗平均の関係より、下記の[数13]式が成り立つ。
Figure 2018072202
上記[数13]式において、繰り返し精度が異なるプローブ29及びラインセンサ30によりそれぞれ異なる測定数で測定された測定データx1,x2は、x1≠x2となるため、上記[数13]式の上段に示した不等号関係は常に成り立つ。このため、本実施形態で演算される長さX改善の方が比較例で演算される長さX従来よりも値がばらつかなくなるので、測定精度が向上する。
なお、上記例では、図6に示した測定対象物Wの長さを演算処理する場合を説明したが、各種の測定対象物Wの様々な形状を測定する場合にも同様に、測定センサ11の種類ごとの繰り返し精度で重み付けを行って形状を演算処理する。そして、形状演算部43は、測定対象物Wの形状の演算結果を記憶部42に記憶させると共に、表示制御部44に出力する。
表示制御部44は、形状演算部43から入力された測定対象物Wの形状の演算結果を、制御部26に有線接続又は無線接続されている表示部48に表示させる。
[三次元測定装置の作用]
次に、図10を用いて上記構成の三次元測定装置10による測定対象物Wの形状測定方法について説明を行う。ここで図10は、三次元測定装置10による測定対象物Wの形状測定の流れを示すフローチャートである。なお、三次元測定装置10は自動測定モードと手動測定モードとを有しているが、ここでは自動測定モードが設定されている場合を例に挙げて説明を行う。また、測定対象物Wの測定用のパートプログラム、及び測定センサ11(プローブ29、ラインセンサ30)の交換用のセンサ交換プログラムは予め作成されて記憶部42等に記憶されているものとして説明を行う。
オペレータがテーブル14上に測定対象物Wをセットした後、コントローラ25を操作して測定開始操作を行うと、測定制御部40は、記憶部42等に記憶されているセンサ交換プログラムに基づき、コントローラ25を介して第1駆動部32及び第2駆動部33を駆動して、センサ支持部27aに支持されているプローブ29まで測定ヘッド24を移動させる。次いで、測定制御部40は、測定ヘッド24を駆動して、測定ヘッド24にプローブ29を着脱自在に保持させる(ステップS1)。
なお、測定ヘッド24にプローブ29が着脱自在に保持された後、公知の校正冶具を用いて自動又は手動でプローブ29の校正が行われる。なお、プローブ29の校正方法は公知であるのでここでは具体的な説明は省略する。
次いで、測定制御部40は、記憶部42等に記憶されているパートプログラムに基づき、コントローラ25を介して第1駆動部32及び第2駆動部33を駆動して、プローブ29によりそれぞれ測定対象物Wの各接触測定ポイントP1を自動測定させる(ステップS2)。
この際に、測定データ取得部41は、コントローラ25を介して取得したプローブ29の既述の接触検知センサ(不図示)の検出結果と各検出部35の検出結果とに基づき、プローブ29が接触した測定対象物Wの各接触測定ポイントP1の三次元座標を示す測定データを取得する(ステップS3、本発明の測定データ取得ステップに相当)。これにより、測定数は少ないものの、バラツキが少ない精度の高い測定データが得られる。そして、測定データ取得部41は、取得した接触測定ポイントP1毎の測定データを形状演算部43へ出力する。
測定制御部40は、プローブ29による測定対象物Wの測定が完了すると、記憶部42等に記憶されているセンサ交換プログラムに基づき、コントローラ25を介して第1駆動部32及び第2駆動部33を駆動して、プローブ29を支持していたセンサ支持部27aまで測定ヘッド24を移動させる。そして、測定制御部40は、測定ヘッド24を駆動して、測定ヘッド24によるプローブ29の保持を解除させる。これにより、測定ヘッド24からプローブ29が取り外され、元のセンサ支持部27aに支持される。
次いで、測定制御部40は、コントローラ25を介して第1駆動部32及び第2駆動部33を駆動して、センサ支持部27aに支持されているラインセンサ30まで測定ヘッド24を移動させる。次いで、測定制御部40は、測定ヘッド24を駆動して、測定ヘッド24にラインセンサ30を着脱自在に保持させる(ステップS4)。これにより、測定ヘッド24に保持されているプローブ29がラインセンサ30に交換される。なお、ラインセンサ30への交換後に、校正冶具等を用いてラインセンサ30の校正を行ってもよい。
測定制御部40は、測定ヘッド24にラインセンサ30が着脱自在に保持されると、パートプログラムに基づき、コントローラ25を介して第1駆動部32及び第2駆動部33を駆動して、ラインセンサ30によりそれぞれ測定対象物Wの各非接触測定ポイントP2を自動測定させる(ステップS5)。
この際に、測定データ取得部41は、コントローラ25を介して取得した検出部30b(撮像素子)の検出結果と各検出部35の検出結果とに基づき、入射部30aからレーザ光LAが入射された測定対象物Wの各非接触測定ポイントP2の三次元座標を示す測定データを取得する(ステップS6、本発明の測定データ取得ステップに相当)。これにより、バラツキは大きくなるものの、多数の各非接触測定ポイントP2の測定データを短時間で取得することができる。そして、測定データ取得部41は、取得した非接触測定ポイントP2毎の測定データを形状演算部43へ出力する。
なお、既述の図3及び図4に示したように、本実施形態では測定ヘッド24によりプローブ29及びラインセンサ30を互いに直交する回転軸R1,R2の軸周りに回転自在に保持して、これらプローブ29及びラインセンサ30の姿勢を任意に変位(回転)させることができる。このため、測定対象物Wが複雑な形状を有している場合であっても、測定対象物Wの各接触測定ポイントP1及び各非接触測定ポイントP2を測定可能である。すなわち、複雑な形状の測定対象物Wの形状測定を行うことができる。
形状演算部43は、測定データ取得部41からの各測定データの入力と前後して、記憶部42を参照して繰り返し精度情報46を取得し、プローブ29及びラインセンサ30のそれぞれの繰り返し精度を判別する(ステップS7)。なお、形状演算部43による繰り返し精度情報46の取得のタイミングは特に限定されず、ステップS6よりも前の工程で繰り返し精度情報46を取得してもよい。
そして、形状演算部43は、接触測定ポイントP1毎に測定データに対してプローブ29の繰り返し精度に対応した重み付けを行い、且つ非接触測定ポイントP2毎の測定データに対してラインセンサ30の繰り返し精度に対応した重み付けを行い、重み付けされた各測定データに対して最小二乗法によるフィッティングを行って測定対象物Wの形状を演算する。具体的に、形状演算部43は、前述の[数5]式から[数10]式を用いて、測定対象物Wの形状を演算する(ステップS8、本発明の形状演算ステップに相当)。
次いで、形状演算部43は、測定対象物Wの形状の演算結果を記憶部42及び表示制御部44へそれぞれ出力する。これにより、測定対象物Wの形状の演算結果が記憶部42に記憶されると共に、表示制御部44により表示部48に表示される(ステップS9)。
[本実施形態の三次元測定装置の効果]
以上のように本実施形態の三次元測定装置10では、繰り返し精度の異なるプローブ29及びラインセンサ30を併用して同一の測定対象物Wの形状を測定することで、繰り返し精度が高く且つ測定数の少ないプローブ29の測定データと、繰り返し精度が低く且つ測定数の多いラインセンサ30の測定データとが得られる。これにより、三次元測定装置10で測定対象物Wの各測定ポイントを測定した測定データの中に、プローブ29で接触測定ポイントP1を測定した高精度の測定データが含まれるので、全ての測定ポイントをラインセンサ30で測定した場合と比較して、測定対象物Wの形状の測定精度を向上させることができる。また、全ての測定ポイントをプローブ29で測定することなく、高速測定可能なラインセンサ30で非接触測定ポイントを測定することにより、測定時間を短縮することができる。その結果、プローブ29とラインセンサ30との双方のメリットを生かして、測定精度の確保と測定時間の短縮とを両立することができる。
また、本実施形態では、プローブ29及びラインセンサ30の両測定データに基づき測定対象物W1,W2の各種形状(半径r)等を演算する際に、両測定データに対してそれぞれ対応する繰り返し精度σ1,σ2で重み付けを行うことで、測定対象物Wの形状の測定精度を向上させることができる。
<形状演算時に繰り返し精度で重み付けを行った場合の効果>
図11は、本実施形態の三次元測定装置10において、形状演算時に繰り返し精度で重み付けを行った場合の効果を説明するための説明図である。なお、図11では測定対象物Wの面の形状を演算する場合を例に挙げて説明する。図11の上段に符号50で示す繰り返し精度で重み付けを行わない比較例のように、繰り返し精度の異なるプローブ29及びラインセンサ30により得られた測定データに対して単純に最小二乗法によるフィッティングを行った場合、測定対象物Wの形状の演算結果が、繰り返し精度の低く且つ測定数の多いラインセンサ30の測定データの影響を受ける。その結果、測定対象物Wの形状の測定精度の向上には限界がある。
これに対して本実施形態では、繰り返し精度の異なるプローブ29及びラインセンサ30により得られた測定データに対して、繰り返し精度に対応した重み付けを行い、重み付けされた測定データに対して最小二乗法によるフィッティングを行っている。これにより、図11の下段に符号51で示す本実施形態のように、測定対象物Wの形状の演算結果に与えるラインセンサ30の測定データの影響が抑えられ、逆に繰り返し精度が高く且つ測定数の少ないプローブ29の測定データが測定対象物Wの形状の演算結果に与える影響が大きくなる。これにより、繰り返し精度が高く測定時間が長いプローブ29による測定と、繰り返し精度が低く測定時間が短いラインセンサ30による測定とを併用して、短時間で測定対象物Wの多数の測定ポイントを測定した場合であっても、測定対象物Wの形状の測定精度をより向上させることができる。
以下、形状演算時に繰り返し精度で重み付けを行った場合の実施例1〜3を具体的に説明する。ただし、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
図12は、実施例1及び後述の実施例2で用いられる測定対象物W1の概略図である。図12に示すように、実施例1では三次元測定装置10(株式会社東京精密製のザイザックス SVA NEX)を用いて、Z軸に平行な中心軸を有し且つ半径rが1.0mmの円筒体である測定対象物W1の半径rを測定した。最初に、繰り返し精度がσ1=1μmのプローブ29(レニショー株式会社製のTP)を用いて測定対象物W1の半径rを5点測定した。また、繰り返し精度がσ2=10μmのラインセンサ30(レニショー株式会社製のTDS)を用いて測定対象物W1の半径rを500点測定した。
次いで、既述の制御部26(形状演算部43)により、プローブ29及びラインセンサ30の両測定データに対してそれぞれ対応する繰り返し精度σ1,σ2で重み付けを行った後、最小二乗法によるフィッティングを行って測定対象物W1の半径rの分布(半径r=1.0mmからのずれ量δr)を演算した(前述の[数5]式から[数10]式参照)。そして、プローブ29及びラインセンサ30による測定と、形状演算部43による演算とを1000回繰り返し行った。
図13は、実施例1の測定結果(半径r=1.0mmからのずれ量δrの分布)を示したグラフである。図13において、「改善505_Point」は、本実施形態の形状演算部43により演算された測定対象物W1の半径rの分布(半径r=1.0mmからのずれ量δr)を示す。また、「従来505_Point」は、繰り返し精度σ1,σ2による重み付けを行わずに最小二乗法によるフィッティングを行って演算した測定対象物W1の半径rの分布である。
さらに、「SI1_5Point」は、プローブ29により測定された5点の測定データに対して最小二乗法によるフィッティングを行って演算した測定対象物W1の半径rの分布である。さらにまた、「SI10_500Point」は、ラインセンサ30により測定された500点の測定データに対して最小二乗法によるフィッティングを行って演算した測定対象物W1の半径rの分布である。なお、図13に示した各分布は1000回の測定の平均値を示したものである。
図13に示すように、本実施形態の「改善505_Point」は、「δr=0μmm」のデータ数が最も大きくなり、さらに重み付けを行わない比較例の「従来505_Point」と比較して、測定対象物W1の半径rの測定精度が向上していることが確認された。
<実施例2>
実施例2では、測定対象物W1に対するラインセンサ30の測定数を5点に減らして、実施例1と同様の測定を行った。
図14は、実施例2の測定結果(半径r=1.0mmからのずれ量δrの分布)を示したグラフである。図14において、「改善10_Point」は、本実施形態の形状演算部43により演算された測定対象物W1の半径rの分布を示す。また、「従来10_Point」は、繰り返し精度σ1,σ2による重み付けを行わずに最小二乗法によるフィッティングを行って演算した測定対象物W1の半径rの分布である。さらに、「SI1_5Point」は実施例1と同じであり、「SI10_5Point」はラインセンサ30により測定された5点の測定データに対して最小二乗法によるフィッティングを行って演算した測定対象物W1の半径rの分布である。
図14に示すように、比較例の「従来10_Point」では、ラインセンサ30の測定データの影響を受けて、測定対象物W1の半径rの分布(半径r=1.0mmからのずれ量δr)のバラツキ幅が大きくなることが確認された。これに対して、本実施形態の「改善10_Point」は、繰り返し精度σ1,σ2による重み付けを行うことで、ラインセンサ30の測定データの影響が抑えられ、比較例よりも測定対象物W1の半径rの分布のバラツキ幅が小さくなることが確認された。また、本実施形態の「改善10_Point」は、比較例よりも「δr=0μmm」のデータ数が最も大きくなることが確認された。その結果、本実施形態では、比較例と比較して、測定対象物W1の半径rの測定精度が向上していることが確認された。
<実施例3>
図15は、実施例3で用いられる測定対象物W2の概略図である。実施例3では三次元測定装置10を用いて、半径rが1.0mmの球体である測定対象物W2の中心座標(0,0,0)を基準としたX軸方向の半径rを、プローブ29及びラインセンサ30を用いてそれぞれ実施例1と同じ条件で測定した。
図16は、実施例3の測定結果(半径r=1.0mmからのずれ量δrの分布)を示したグラフである。図16に示すように、本実施形態の「改善505_Point」は、「δr=0μmm」のデータ数が最も大きくなり、比較例の「従来505_Point」などと比較して、測定対象物W2の半径r(X軸方向の半径r:X座標)の測定精度が向上していることが確認された。
以上のように、プローブ29及びラインセンサ30の両測定データに基づき測定対象物W1,W2の各種形状(半径r)等を演算する際に、両測定データに対してそれぞれ対応する繰り返し精度σ1,σ2で重み付けを行うことにより、形状の測定精度が向上することが確認された。
[その他]
図17は、他実施形態の制御部26の電気的構成を示すブロック図である。上記実施形態では、プローブ29及びラインセンサ30の各々のXYZ軸方向(複数軸方向)の繰り返し精度が全て同じであるものとして説明を行っている。これに対して、XYZ軸方向の全ての繰り返し精度が同一でないプローブ29及びラインセンサ30等の測定センサ11(本発明の第3測定センサに相当)を用いて測定を行う場合にも本発明を適用可能である。
具体的には図17に示すように、形状演算部43は、上述の測定センサ11(第3測定センサ)により得られた測定データに対して繰り返し精度に基づく重み付けを行う場合、この測定データのXYZ軸方向の各成分に対して、XYZ軸方向ごとの繰り返し精度に対応した重み付けを行う。この場合、記憶部42内の繰り返し精度情報46Aには、測定センサ11(第3測定センサ)のXYZ軸方向ごとの繰り返し精度が記憶されている。
例えば、図中の「プローブA」は、XY軸方向の繰り返し精度とZ軸方向の繰り返し精度とが異なるため、XY軸方向の繰り返し精度(σA1)とZ軸方向の繰り返し精度(σA2)とがそれぞれ繰り返し精度情報46Aに記憶されている。このため、形状演算部43は、「プローブA」により測定された測定データに対して重み付けを行う場合、測定データのXY軸方向成分(X座標、Y座標)に対して繰り返し精度σA1に基づく重み付けを行い、測定データのZ軸方向成分(Z座標)に対して繰り返し精度σA2に基づく重み付けを行う。なお、「プローブA」のXYZ軸方向の各方向の繰り返し精度が互いに異なる場合、測定データのXYZ軸方向の各成分に対してそれぞれ異なる繰り返し精度に基づく重み付けを行う。
また、図中の「顕微鏡B」はXY軸方向のみで測定可能な測定センサ11であるため、XY軸方向の繰り返し精度(σB1)のみが繰り返し精度情報46Aに記憶され、Z軸方向の繰り返し精度は繰り返し精度情報46Aに記憶されていない。このため、形状演算部43は、「顕微鏡B」により測定された測定データに対して重み付けを行う場合、測定データのXY軸方向成分(X座標、Y座標)に対して繰り返し精度σB1に基づく重み付けを行うと共に、Z軸方向成分の重みはゼロにする。
このように、測定センサ11(第3測定センサ)により得られた測定データに対して繰り返し精度に基づく重み付けを行う場合、この測定データのXYZ軸方向の各成分に対して、XYZ軸方向ごとの繰り返し精度に対応した重み付けを行うことで、測定対象物Wの形状の測定精度をより向上させることができる。
図18は、ラインセンサ30以外の非接触式の測定センサ11の一例を説明するための説明図である。上記実施形態では、非接触式の測定センサ11としてラインセンサ30(レーザプローブ、レーザ変位計)を例に挙げて説明したが、例えば図18に示すようにラインセンサ30の代わりに画像プローブ56を用いた場合にも本発明を適用することができる。この場合、制御部26には、画像プローブ56により得られた測定対象物Wの撮影画像を解析して、測定対象物Wの各種形状を測定する画像処理部が設けられている。なお、画像プローブ56を用いた測定対象物Wの形状測定については公知技術であるので、詳細な説明は省略する。
なお、非接触式の測定センサ11は、前述のラインセンサ30及び画像プローブ56に限定されるものではなく、公知の各種の非接触式の測定センサ11を使用可能である。また、接触式の測定センサ11もプローブ29に限定されるものではなく、公知の各種の接触式の測定センサ11を使用可能である。
上記実施形態では、形状演算部43が制御部26内の記憶部42に記憶されている繰り返し精度情報46,46Aに基づき測定データの重み付けを行っているが、繰り返し精度情報46,46Aが外部の記憶部に記憶されていてもよい。すなわち、形状演算部43が、例えばインターネット等の各種通信ネットワークを介して外部の記憶部(データベース等)にアクセスして、この記憶部に記憶されている繰り返し精度情報46,46Aに基づき測定データの重み付けを行ってもよい。
上記実施形態では、交換マガジン27を用いて測定ヘッド24の測定センサ11の交換を自動で行っているが、測定センサ11の自動交換方法は特に限定されるものではない。また、測定センサ11の自動交換を行う代わりに、例えばオペレータが測定センサ11の交換を直接行ってもよい。
なお、測定ヘッド24の測定センサ11を交換する代わりに、複数種類の測定センサ11を同時に着脱自在に保持可能な測定ヘッドを用いて、測定センサ11毎の測定対象物Wの測定を順次或いは同時に行ってもよい。
上記実施形態では、プローブ29及びラインセンサ30の計2種類の測定センサ11を用いて測定対象物Wの測定を行っているが、3種類以上の測定センサ11を用いて測定対象物Wの測定を行ってもよい。また、接触式の測定センサ11(プローブ29等)と非接触式の測定センサ11(ラインセンサ30)とを用いて測定を行う代わりに、同種類の測定センサ11のみを用いて測定対象物Wの測定を行ってもよい。すなわち、繰り返し精度が異なる複数種類の接触式の測定センサ11のみを用いて測定対象物Wの測定を行った場合、或いは繰り返し精度が異なる複数種類の非接触式の測定センサ11のみを用いて測定対象物Wの測定を行った場合にも本発明を適用可能である。
上記実施形態では、プローブ29及びラインセンサ30の測定データに対して、それぞれ対応するプローブ29及びラインセンサ30の繰り返し精度σ1,σ2の逆数を二乗した重み係数で重み付けを行っているが、繰り返し精度σ1,σ2にそれぞれ対応する重み係数であれば重み係数は適宜変更してもよい。また、上記実施形態では、重み付けされた各測定データに基づき最小二乗法によるフィッティングを行って測定対象物Wの形状を演算しているが、最小二乗法以外の形状演算方法を用いてもよい。
上記実施形態では、本発明の形状測定装置として三次元測定装置10を例に挙げて説明したが、三次元測定装置10以外の測定対象物Wの形状を測定する各種形状測定装置において繰り返し精度の異なる複数種類の測定センサ11を用いて測定を行う場合に本発明を適用することができる。
10…三次元測定装置,11…測定センサ,24…測定ヘッド,26…制御部,29…プローブ,30…ラインセンサ,41…測定データ取得部,42…記憶部,43…形状演算部,46,46A…繰り返し精度情報,56…画像プローブ

Claims (7)

  1. 測定対象物に接触して前記測定対象物の測定ポイントの座標を測定する接触式の測定センサと、
    前記測定対象物に非接触で前記測定対象物の測定ポイントの座標を測定する非接触式の測定センサと、
    を備え、
    前記接触式の測定センサ及び前記非接触式の測定センサを用いて同一の前記測定対象物の形状を測定する形状測定装置。
  2. 前記接触式の測定センサ及び前記非接触式の測定センサを選択的に着脱自在に保持する測定ヘッドを備え、
    前記接触式の測定センサ及び前記非接触式の測定センサの一方を前記測定ヘッドに着脱自在に保持させた状態で前記一方により測定を行った後、前記接触式の測定センサ及び前記非接触式の測定センサの他方を前記測定ヘッドに着脱自在に保持させた状態で前記他方により測定を行う請求項1に記載の形状測定装置。
  3. 前記測定ヘッドは、前記接触式の測定センサ及び前記非接触式の測定センサをそれぞれ互いに直交する回転軸の軸周りに回転自在に保持する請求項2に記載の形状測定装置。
  4. 前記非接触式の測定センサは、前記接触式の測定センサよりも繰り返し精度が低く、且つ前記接触式の測定センサよりも時間当たりの測定数が多い請求項1から3のいずれか1項に記載の形状測定装置。
  5. 前記非接触式の測定センサが前記測定対象物の測定を行う前記測定ポイントである非接触測定ポイントは、前記接触式の測定センサが前記測定対象物の測定を行う前記測定ポイントである接触測定ポイントの間に複数設定されている請求項4に記載の形状測定装置。
  6. 前記測定対象物に対する前記接触式の測定センサによる測定結果と前記非接触式の測定センサによる測定結果とを取得する取得部を備える請求項1から5のいずれか1項に記載の形状測定装置。
  7. 測定対象物に接触して前記測定対象物の測定ポイントの座標を測定する接触式の測定センサと、前記測定対象物に非接触で前記測定対象物の測定ポイントの座標を測定する非接触式の測定センサと、を用いて同一の測定対象物の形状を測定する形状測定方法。
JP2016212916A 2016-10-31 2016-10-31 形状測定装置及び形状測定方法 Pending JP2018072202A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016212916A JP2018072202A (ja) 2016-10-31 2016-10-31 形状測定装置及び形状測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016212916A JP2018072202A (ja) 2016-10-31 2016-10-31 形状測定装置及び形状測定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018072202A true JP2018072202A (ja) 2018-05-10

Family

ID=62115212

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016212916A Pending JP2018072202A (ja) 2016-10-31 2016-10-31 形状測定装置及び形状測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018072202A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021106767A1 (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 日立Astemo株式会社 表面検査装置および形状矯正装置、並びに表面検査方法および形状矯正方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009058459A (ja) * 2007-09-03 2009-03-19 Nikon Corp 形状測定装置
JP2010044042A (ja) * 2008-07-14 2010-02-25 Nikon Corp 保管装置及び同保管装置を備えた計測装置
US20120047756A1 (en) * 2010-08-31 2012-03-01 Hexagon Metrology Ab Mounting apparatus for articulated arm laser scanner

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009058459A (ja) * 2007-09-03 2009-03-19 Nikon Corp 形状測定装置
JP2010044042A (ja) * 2008-07-14 2010-02-25 Nikon Corp 保管装置及び同保管装置を備えた計測装置
US20120047756A1 (en) * 2010-08-31 2012-03-01 Hexagon Metrology Ab Mounting apparatus for articulated arm laser scanner

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021106767A1 (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 日立Astemo株式会社 表面検査装置および形状矯正装置、並びに表面検査方法および形状矯正方法
JP2021085807A (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 日立Astemo株式会社 表面検査装置および形状矯正装置、並びに表面検査方法および形状矯正方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4504818B2 (ja) 加工物検査方法
JP3827548B2 (ja) 倣いプローブの校正方法および校正プログラム
US7640674B2 (en) Systems and methods for calibrating a portable coordinate measurement machine
JP5823306B2 (ja) 表面性状測定機の校正方法
JP2008275624A (ja) 座標測定方法および座標測定装置
JP6583730B2 (ja) 三次元測定機の測定方法及び測定制御装置、並びに測定プログラム
WO2015124756A1 (en) Method of inspecting an object with a vision probe
JP2015203567A (ja) 計測システム
CN109477714B (zh) 非接触式测头和操作方法
TWI639494B (zh) 機械手臂校正方法與裝置
US20170160066A1 (en) Method for single-point scanning of a workpiece and coordinate measuring machine
JP2021193400A (ja) アーチファクトを測定するための方法
US7142313B2 (en) Interaxis angle correction method
JP4964691B2 (ja) 被測定面の測定方法
JP5371532B2 (ja) 三次元測定機
JP2018072202A (ja) 形状測定装置及び形状測定方法
JP6500560B2 (ja) 光学式センサーの校正方法、及び三次元座標測定機
JP7033844B2 (ja) 形状測定方法及び形状測定装置
JP7072990B2 (ja) 測定装置および測定方法
JP2003202219A (ja) 表面性状倣い測定方法およびプログラム
JP2009288227A (ja) 三次元測定機
US20190277615A1 (en) Measurement apparatus
JP2020034291A (ja) 三次元測定機及び三次元測定方法
KR20100045816A (ko) 구멍 크기 및 간격 측정장치
JP6478603B2 (ja) 面形状測定方法及び面形状測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191001

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200708

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200708

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200904

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201023

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201216

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210118

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210406

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20210406

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20210414

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20210415

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20210528

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20210601

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20210903

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20211015

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20211026

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20211124

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20211124