JP2018071968A - 空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】室外ユニットと、複数の室内ユニットと、液冷媒連絡管及びガス冷媒連絡管と、液冷媒連絡管に接続される液接続管及びガス冷媒連絡管に接続されるガス接続管に中継遮断弁を有する中継ユニットと、冷媒の漏洩を検知する冷媒漏洩検知手段と、含む空気調和装置において、冷媒の漏洩時に、冷媒の漏洩量を低減する。【解決手段】空気調和装置(1)の制御部(19)は、冷媒の漏洩時に冷媒漏洩検知手段(79a、79b、79c、79d)の情報に基づいて、液中継遮断弁(71a、71b、71c、71d)を開けるとともに、室内膨張弁(51a、51b、51c、51d)及びガス中継遮断弁(66a、66b、66c、66d、67a、67b、67c、67d)を閉止させる第1遮断制御を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、空気調和装置、特に、室外ユニットと、複数の室内ユニットと、液冷媒連絡管及びガス冷媒連絡管と、液冷媒連絡管に接続される液接続管及びガス冷媒連絡管に接続されるガス接続管に中継遮断弁を有する中継ユニットと、冷媒の漏洩を検知する冷媒漏洩検知手段と、含む空気調和装置に関する。
従来より、圧縮機を有する室外ユニットと、室内膨張弁と室内熱交換器とを有する複数の室内ユニットと、室外ユニットと室内ユニットとを接続する液冷媒連絡管及びガス冷媒連絡管と、液冷媒連絡管及びガス冷媒連絡管に設けられており、複数の室内熱交換器を個別に冷媒の蒸発器又は冷媒の放熱器として機能させるように切り換える少なくとも1つの中継ユニットと、を含む空気調和装置がある。そして、このような空気調和装置として、特許文献1(特許第5517789号)に示すように、中継ユニットの液接続管(液冷媒連絡管に接続される冷媒管)及びガス接続管(ガス冷媒連絡管に接続される冷媒管)に中継遮断弁(液中継遮断弁及びガス中継遮断弁)を設け、冷媒の漏洩時に液中継遮断弁及びガス中継遮断弁を閉止させることによって、室外ユニット側から室内ユニット側への冷媒の流入を防ぎ、室内ユニットからの冷媒の漏洩を抑えるようにしている。
上記特許文献1の構成では、冷媒の漏洩時に中継ユニットの液中継遮断弁及びガス中継遮断弁を閉止することで、室内ユニットを含めた液中継遮断弁とガス中継遮断弁との間の部分を切り離すようにしている。これにより、冷媒が漏洩する部分が、室内ユニットを含めた液中継遮断弁とガス中継遮断弁との間の部分に限定される。
しかし、中継ユニットの液中継遮断弁及びガス中継遮断弁を閉止することは、室内ユニットを含めた液中継遮断弁とガス中継遮断弁との間の部分に存在する冷媒の漏洩を許容することを意味しており、漏洩量の低減という観点では十分とは言えないものである。
本発明の課題は、室外ユニットと、複数の室内ユニットと、液冷媒連絡管及びガス冷媒連絡管と、液冷媒連絡管に接続される液接続管及びガス冷媒連絡管に接続されるガス接続管に中継遮断弁を有する中継ユニットと、冷媒の漏洩を検知する冷媒漏洩検知手段と、含む空気調和装置において、冷媒の漏洩時に、冷媒の漏洩量を低減することにある。
第1の観点にかかる空気調和装置は、室外ユニットと、複数の室内ユニットと、液冷媒連絡管及びガス冷媒連絡管と、少なくとも1つの中継ユニットと、冷媒漏洩検知手段と、制御部と、を有している。室外ユニットは、圧縮機を有する。室内ユニットは、室内膨張弁と室内熱交換器とを有する。液冷媒連絡管及びガス冷媒連絡管は、室外ユニットと室内ユニットとを接続する。中継ユニットは、液冷媒連絡管及びガス冷媒連絡管に設けられており、液冷媒連絡管に接続される液接続管に液中継遮断弁とガス冷媒連絡管に接続されるガス接続管にガス中継遮断弁とを有しており、複数の室内熱交換器を個別に冷媒の蒸発器又は冷媒の放熱器として機能させるように切り換える。冷媒漏洩検知手段は、冷媒の漏洩を検知する。制御部は、室外ユニット、室内ユニット及び中継ユニットの構成機器を制御する。そして、ここでは、制御部が、冷媒の漏洩時に冷媒漏洩検知手段の情報に基づいて、液中継遮断弁を開けるとともに、室内膨張弁及びガス中継遮断弁を閉止させる第1遮断制御を行う。
ここでは、上記のように、冷媒の漏洩時に、第1遮断制御によって、液中継遮断弁を開けた状態で室内膨張弁及びガス中継遮断弁を閉止することで、冷媒の漏洩の可能性が高い室内熱交換器を含めた室内膨張弁とガス中継遮断弁との間の部分だけを切り離すようにしている。これにより、冷媒が漏洩する部分が、室内熱交換器を含めた室内膨張弁とガス中継遮断弁との間の部分に限定される。これは、冷媒の漏洩時に中継ユニットの液中継遮断弁及びガス中継遮断弁を閉止することで、室内ユニットを含めた液中継遮断弁とガス中継遮断弁との間の部分を切り離す場合に比べて、冷媒の漏洩の可能性が高い室内熱交換器を含めつつ、冷媒が漏洩する部分を狭くできることを意味する。
このように、ここでは、冷媒の漏洩時に、第1遮断制御を行うことによって、冷媒の漏洩の可能性が高い室内熱交換器を含めた室内膨張弁とガス中継遮断弁との間の狭い部分だけを切り離すことができ、冷媒の漏洩量を低減することができる。
第2の観点にかかる空気調和装置は、第1の観点にかかる空気調和装置において、液中継遮断弁が、電動膨張弁からなり、制御部が、第1遮断制御時に、液中継遮断弁を微開にする。ここで、「微開」とは、液中継遮断弁の全開を100%と表した場合において、約15%以下の開度である。
冷媒の漏洩は、室内熱交換器付近(室内熱交換器を含めた室内膨張弁とガス中継遮断弁との間の部分)よりも可能性は低いが、液中継遮断弁と室内膨張弁との間の部分からも発生するおそれがある。このため、第1遮断制御によって室内熱交換器を含めた室内膨張弁とガス中継遮断弁との間の部分だけを切り離す場合にも、液中継遮断弁と室内膨張弁との間の部分からの冷媒の漏洩を想定して、室外ユニット側から液中継遮断弁と室内膨張弁との間の部分への冷媒の流入を低減することが好ましい。
そこで、ここでは、上記のように、第1遮断制御時に、電動膨張弁からなる液中継遮断弁を微開にして、室外ユニット側から液中継遮断弁と室内膨張弁との間の部分への冷媒の流入を低減するようにしている。
これにより、ここでは、液中継遮断弁と室内膨張弁との間の部分から冷媒の漏洩が発生している場合であっても、第1遮断制御中に、この部分からの冷媒の漏洩を極力抑えることができる。
第3の観点にかかる空気調和装置は、第1又は第2の観点にかかる空気調和装置において、制御部が、第1遮断制御を行っても冷媒の漏洩が続いているものと判定する場合に、室内膨張弁を閉止させたままで、液中継遮断弁を閉止させる第2遮断制御を行う。
第1遮断制御によって室内熱交換器を含めた室内膨張弁とガス中継遮断弁との間の部分だけを切り離した後も冷媒の漏洩が続いている場合には、冷媒の漏洩が、液中継遮断弁と室内膨張弁との間の部分から発生しているおそれがある。
そこで、ここでは、上記のように、第1遮断制御を行っても冷媒の漏洩が続いているものと判定する場合に、第2遮断制御によって、室内膨張弁を閉止させたままで液中継遮断弁を閉止させることで、液中継遮断弁と室内膨張弁との間の部分を切り離すようにしている。
これにより、ここでは、冷媒の漏洩時に、第1遮断制御に続いて第2遮断制御を行うことによって、液中継遮断弁と室内膨張弁との間の部分を切り離すことができ、冷媒の漏洩量を低減することができる。
第4の観点にかかる空気調和装置は、第3の観点にかかる空気調和装置において、室内ユニットが、室内熱交換器付近の冷媒の温度を検出する温度センサをさらに有しており、制御部が、第1遮断制御中における温度センサによって検出される冷媒の温度に基づいて、第1遮断制御を行っても冷媒の漏洩が続いているかどうかを判定する。
室内熱交換器付近(室内熱交換器を含めた室内膨張弁とガス中継遮断弁との間の部分)において冷媒の漏洩が発生すると、第1遮断制御を行った際に、室内熱交換器付近において冷媒の漏洩が発生していない場合に比べて、冷媒の漏洩によって室内熱交換器付近の冷媒の温度が、急激に変化する傾向が現れたり、また、室内熱交換器が配置された雰囲気温度(室内温度等)に速やかに近づくようになる。例えば、室内熱交換器付近の冷媒の温度の変化率が所定の変化率より大きくなる場合や、室内熱交換器付近の冷媒の温度が雰囲気温度によって決定される所定の温度に所定時間内で達する場合には、室内熱交換器付近において冷媒の漏洩が発生しており、室内熱交換器付近の冷媒の温度の変化率が所定の変化率以下になる場合や、室内熱交換器付近の冷媒の温度が雰囲気温度によって決定される所定の温度に所定時間内で達しない場合には、室内熱交換器付近において冷媒の漏洩が発生していない、すなわち、第1遮断制御を行っても冷媒の漏洩が続いているものと判定することができる。
これにより、ここでは、第1遮断制御を行っても冷媒の漏洩が続いているかどうかを適切に判定することができる。
第5の観点にかかる空気調和装置は、第3又は第4の観点にかかる空気調和装置において、制御部が、第2遮断制御時に、ガス中継遮断弁を開ける。
第1遮断制御を行っても冷媒の漏洩が続いているものと判定される場合には、室内熱交換器付近(室内熱交換器を含めた室内膨張弁とガス中継遮断弁との間の部分)において冷媒の漏洩が発生していない可能性が高い。
そこで、ここでは、上記のように、第2遮断制御時に、ガス中継遮断弁を開けるようにしている。
これにより、室内膨張弁とガス中継遮断弁との間の部分を切り離した状態を解除して、液中継遮断弁と室内膨張弁との間の部分だけを切り離した状態にすることができる。
第6の観点にかかる空気調和装置は、第5の観点にかかる空気調和装置において、ガス中継遮断弁が、電動膨張弁からなり、制御部が、第2遮断制御時に、ガス中継遮断弁を微開にする。ここで、「微開」とは、ガス中継遮断弁の全開を100%と表した場合において、約15%以下の開度である。
第1遮断制御を行っても冷媒の漏洩が続いているものと判定された場合においても、室内熱交換器付近(室内熱交換器を含めた室内膨張弁とガス中継遮断弁との間の部分)において冷媒の漏洩が発生している可能性を完全には否定することはできない。このため、第2遮断制御によって液中継遮断弁と室内膨張弁との間の部分だけを切り離す場合にも、室内膨張弁とガス中継遮断弁との間の部分からの冷媒の漏洩を想定して、室外ユニット側からガス中継遮断弁と室内膨張弁との間の部分への冷媒の流入を低減することが好ましい。
そこで、ここでは、上記のように、第2遮断制御時に、電動膨張弁からなるガス中継遮断弁を微開にして、室外ユニット側からガス中継遮断弁と室内膨張弁との間の部分への冷媒の流入を低減するようにしている。
これにより、ここでは、室内膨張弁とガス中継遮断弁との間の部分から冷媒の漏洩が発生している場合であっても、第2遮断制御中に、この部分からの冷媒の漏洩を極力抑えることができる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、冷媒の漏洩時に、第1遮断制御によって、液中継遮断弁を開けた状態で室内膨張弁及びガス中継遮断弁を閉止することで、冷媒の漏洩の可能性が高い室内熱交換器を含めた室内膨張弁とガス中継遮断弁との間の部分だけを切り離すことができ、冷媒の漏洩量を低減することができる。
本発明の一実施形態にかかる空気調和装置の概略構成図である。 本発明の一実施形態にかかる冷媒漏洩時の空気調和装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の変形例1にかかる冷媒漏洩時の空気調和装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の変形例2にかかる冷媒漏洩時の空気調和装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の変形例2にかかる冷媒漏洩時の空気調和装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の変形例3にかかる冷媒漏洩時の空気調和装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の変形例3にかかる冷媒漏洩時の空気調和装置の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明にかかる空気調和装置の実施形態について、図面に基づいて説明する。尚、本発明にかかる空気調和装置の実施形態の具体的な構成は、下記の実施形態及びその変形例に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(1)構成
空気調和装置1の構成について、図1を用いて説明する。空気調和装置1は、蒸気圧縮式の冷凍サイクルによって、ビル等の室内の冷房や暖房を行う装置である。空気調和装置1は、主として、室外ユニット2と、互いが並列に接続される複数(ここでは、4つ)の室内ユニット3a、3b、3c、3dと、各室内ユニット3a、3b、3c、3dに接続される中継ユニット4a、4b、4c、4dと、中継ユニット4a、4b、4c、4dを介して室外ユニット2と室内ユニット3a、3b、3c、3dとを接続する冷媒連絡管5、6と、室外ユニット2、室内ユニット3a、3b、3c、3d及び中継ユニット4a、4b、4c、4dの構成機器を制御する制御部19と、を有している。そして、空気調和装置1の蒸気圧縮式の冷媒回路10は、室外ユニット2と、室内ユニット3a、3b、3c、3dと、中継ユニット4a、4b、4c、4dと、冷媒連絡管5、6とが接続されることによって構成されている。冷媒回路10には、R32等の冷媒が充填されている。そして、空気調和装置1は中継ユニット4a、4b、4c、4dによって、各室内ユニット3a、3b、3c、3dが個別に冷房運転又は暖房運転を行うことが可能になっており、暖房運転を行う室内ユニットから冷房運転を行う室内ユニットに冷媒を送ることで室内ユニット間において熱回収を行うこと(ここでは、冷房運転と暖房運転とを同時に行う冷暖同時運転を行うこと)が可能になるように構成されている。
<冷媒連絡管>
液冷媒連絡管5は、主として、室外ユニット2から延びる合流管部と、中継ユニット4a、4b、4c、4dの手前で複数(ここでは、4つ)に分岐した第1分岐管部5a、5b、5c、5dと、中継ユニット4a、4b、4c、4dと室内ユニット3a、3b、3c、3dとを接続する第2分岐管部5aa、5bb、5cc、5ddと、を有している。
また、ガス冷媒連絡管6は、主として、高低圧ガス冷媒連絡管7と、低圧ガス冷媒連絡管8と、中継ユニット4a、4b、4c、4dと室内ユニット3a、3b、3c、3dとを接続する分岐管部6a、6b、6c、6dと、を有している。高低圧ガス冷媒連絡管7は、圧縮機21(後述)の吐出側又は吸入側への接続が切り換え可能なガス冷媒連絡管であり、室外ユニット2から延びる合流管部と、中継ユニット4a、4b、4c、4dの手前で複数(ここでは、4つ)に分岐した分岐管部7a、7b、7c、7dと、を有している。低圧ガス冷媒連絡管8は、圧縮機21(後述)の吸入側に接続されるガス冷媒連絡管であり、室外ユニット2から延びる合流管部と、中継ユニット4a、4b、4c、4dの手前で複数(ここでは、4つ)に分岐した分岐管部8a、8b、8c、8dと、を有している。このように、ここでは、ガス冷媒連絡管6が高低圧ガス冷媒連絡管7と低圧ガス冷媒連絡管8とを有することで、液冷媒連絡管5を含む3つの冷媒連絡管を有する構成(いわゆる、3管式構成)になっている。
<室内ユニット>
室内ユニット3a、3b、3c、3dは、ビル等の室内に設置されている。室内ユニット3a、3b、3c、3dは、上記のように、液冷媒連絡管5、ガス冷媒連絡管6(高低圧ガス冷媒連絡管7、低圧ガス冷媒連絡管8及び分岐管部6a、6b、6c、6d)及び中継ユニット4a、4b、4c、4dを介して室外ユニット2に接続されており、冷媒回路10の一部を構成している。
次に、室内ユニット3a、3b、3c、3dの構成について説明する。尚、室内ユニット3aと室内ユニット3b、3c、3dとは同様の構成であるため、ここでは、室内ユニット3aの構成のみ説明し、室内ユニット3b、3c、3dの構成については、それぞれ、室内ユニット3aの各部を示す添字「a」の代わりに、添字「b」、「c」又は「d」を付して、各部の説明を省略する。
室内ユニット3aは、主として、室内膨張弁51aと、室内熱交換器52aと、を有している。また、室内ユニット3aは、室内熱交換器52aの液側端と液冷媒連絡管5(ここでは、分岐管部5aa)とを接続する室内液冷媒管53aと、室内熱交換器52aのガス側端とガス冷媒連絡管6(ここでは、分岐管部6a)とを接続する室内ガス冷媒管54aと、を有している。
室内膨張弁51aは、冷媒を減圧しながら室内熱交換器52aを流れる冷媒の流量を調整することが可能な電動膨張弁であり、室内液冷媒管53aに設けられている。
室内熱交換器52aは、冷媒の蒸発器として機能して室内空気を冷却する、又は、冷媒の放熱器として機能して室内空気を加熱する熱交換器である。ここで、室内ユニット3aは、室内ユニット3a内に室内空気を吸入して、室内熱交換器52aにおいて冷媒と熱交換させた後に、供給空気として室内に供給するための室内ファン55aを有している。すなわち、室内ユニット3aは、室内熱交換器52aを流れる冷媒の冷却源又は加熱源としての室内空気を室内熱交換器52aに供給するファンとして、室内ファン55aを有している。室内ファン55aは、室内ファン用モータ56aによって駆動される。
室内ユニット3aには、各種のセンサが設けられている。具体的には、室内ユニット3aには、室内熱交換器52aの液側端における冷媒の温度Trlを検出する室内熱交液側センサ57aと、室内熱交換器52aのガス側端における冷媒の温度Trgを検出する室内熱交ガス側センサ58aと、室内ユニット3a内に吸入される室内空気の温度Traを検出する室内空気センサ59aと、が設けられている。また、室内ユニット3aには、冷媒の漏洩を検知する冷媒漏洩検知手段としての冷媒センサ79aが設けられている。尚、ここでは、冷媒センサ79aは、室内ユニット3aに設けられているが、これに限定されるものではなく、室内ユニット3aを操作するためのリモコンや室内ユニット3aが空調を行う室内空間等に設けられていてもよい。
<室外ユニット>
室外ユニット2は、ビル等の室外に設置されている。室外ユニット2は、上記のように、液冷媒連絡管5、ガス冷媒連絡管6(高低圧ガス冷媒連絡管7、低圧ガス冷媒連絡管8及び分岐管部6a、6b、6c、6d)及び中継ユニット4a、4b、4c、4dを介して室内ユニット3a、3b、3c、3dに接続されており、冷媒回路10の一部を構成している。
室外ユニット2は、主として、圧縮機21と、1つ以上(ここでは、2つ)の室外熱交換器23a、23bと、を有している。また、室外ユニット2は、各室外熱交換器23a、23bを冷媒の放熱器として機能させる放熱運転状態と、各室外熱交換器23a、23bを冷媒の蒸発器として機能させる蒸発運転状態と、を切り換えるための切換機構22a、22bを有している。切換機構22a、22bと圧縮機21の吸入側とは、吸入冷媒管31によって接続されている。吸入冷媒管31には、圧縮機21に吸入される冷媒を一時的に溜めるアキュムレータ29が設けられている。圧縮機21の吐出側と切換機構22a、2bとは、吐出冷媒管32によって接続されている。切換機構22aと室外熱交換器23a、23bのガス側端とは、第1室外ガス冷媒管33a、33bによって接続されている。室外熱交換器23a、23bの液側端と液冷媒連絡管5とは、室外液冷媒管34によって接続されている。室外液冷媒管34の液冷媒連絡管5との接続部には、液側閉鎖弁27が設けられている。また、室外ユニット2は、圧縮機21から吐出された冷媒を高低圧ガス冷媒連絡管7に送る冷媒導出状態と、高低圧ガス冷媒連絡管7を流れる冷媒を吸入冷媒管31に送る冷媒導入状態と、を切り換えるための第3切換機構22cを有している。第3切換機構22cと高低圧ガス冷媒連絡管7とは、第2室外ガス冷媒管35によって接続されている。第3切換機構22cと圧縮機21の吸入側とは、吸入冷媒管31によって接続されている。圧縮機21の吐出側と第3切換機構22cとは、吐出冷媒管32によって接続されている。第2室外ガス冷媒管35の高低圧ガス冷媒連絡管7との接続部には、高低圧ガス側閉鎖弁28aが設けられている。吸入冷媒管31は、低圧ガス冷媒連絡管8に接続されている。吸入冷媒管31と低圧ガス冷媒連絡管8との接続部には、低圧ガス側閉鎖弁28bが設けられている。液側閉鎖弁27及びガス側閉鎖弁28a、28bは、手動で開閉される弁である。
圧縮機21は、冷媒を圧縮するための機器であり、例えば、ロータリ式やスクロール式等の容積式の圧縮要素(図示せず)が圧縮機用モータ21aによって回転駆動される密閉式構造の圧縮機が使用される。
第1切換機構22aは、第1室外熱交換器23aを冷媒の放熱器として機能させる場合(以下、「室外放熱状態」とする)には圧縮機21の吐出側と第1室外熱交換器23aのガス側とを接続し(図1の第1切換機構22aの実線を参照)、第1室外熱交換器23aを冷媒の蒸発器として機能させる場合(以下、「室外蒸発状態」とする)には圧縮機21の吸入側と第1室外熱交換器23aのガス側とを接続するように(図1の第1切換機構22aの破線を参照)、冷媒回路10内における冷媒の流れを切り換えることが可能な機器であり、例えば、四路切換弁からなる。また、第2切換機構22bは、第2室外熱交換器23bを冷媒の放熱器として機能させる場合(以下、「室外放熱状態」とする)には圧縮機21の吐出側と第2室外熱交換器23bのガス側とを接続し(図1の第2切換機構22bの実線を参照)、第2室外熱交換器23bを冷媒の蒸発器として機能させる場合(以下、「室外蒸発状態」とする)には圧縮機21の吸入側と第2室外熱交換器23bのガス側とを接続するように(図1の第2切換機構22bの破線を参照)、冷媒回路10内における冷媒の流れを切り換えることが可能な機器であり、例えば、四路切換弁からなる。そして、切換機構22a、22bの切り換え状態を変更することによって、室外熱交換器23a、23bは、個別に冷媒の蒸発器又は放熱器として機能させる切り換えが可能になっている。
第1室外熱交換器23aは、冷媒の放熱器として機能する、又は、冷媒の蒸発器として機能する熱交換器である。第2室外熱交換器23bは、冷媒の放熱器として機能する、又は、冷媒の蒸発器として機能する熱交換器である。ここで、室外ユニット2は、室外ユニット2内に室外空気を吸入して、室外熱交換器23a、23bにおいて冷媒と熱交換させた後に、外部に排出するための室外ファン24を有している。すなわち、室外ユニット2は、室外熱交換器23a、23bを流れる冷媒の冷却源又は加熱源としての室外空気を室外熱交換器23a、23bに供給するファンとして、室外ファン24を有している。ここでは、室外ファン24は、室外ファン用モータ24aによって駆動される。
第3切換機構22cは、圧縮機21から吐出された冷媒を高低圧ガス冷媒連絡管7に送る場合(以下、「冷媒導出状態」とする)には圧縮機21の吐出側と高低圧ガス冷媒連絡管7とを接続し(図1の第3切換機構22cの破線を参照)、高低圧ガス冷媒連絡管7を流れる冷媒を吸入冷媒管31に送る場合(以下、「冷媒導入状態」とする)には圧縮機21の吸入側と高低圧ガス冷媒連絡管7を接続するように(図1の第3切換機構22cの実線を参照)、冷媒回路10内における冷媒の流れを切り換えることが可能な機器であり、例えば、四路切換弁からなる。
そして、空気調和装置1では、室外熱交換器23a、23b、液冷媒連絡管5、中継ユニット4a、4b、4c、4d及び室内熱交換器52a、52b、52c、52dに着目した場合に、冷媒を室外熱交換器23a、23bから液冷媒連絡管5及び中継ユニット4a、4b、4c、4dを通じて冷媒の蒸発器として機能する室内熱交換器52a、52b、52c、52dに流す運転(全冷房運転及び冷房主体運転)を行うようになっている。ここで、全冷房運転とは、冷媒の蒸発器として機能している室内熱交換器(すなわち、冷房運転を行う室内ユニット)のみが存在する運転状態であり、冷房主体運転とは、冷媒の蒸発器として機能している室内熱交換器及び冷媒の放熱器として機能している室内熱交換器(すなわち、暖房運転を行う室内ユニット)の両方が混在しているが、全体としては蒸発側の負荷(すなわち、冷房負荷)が大きい運転状態である。また、空気調和装置1では、圧縮機21、ガス冷媒連絡管6、中継ユニット4a、4b、4c、4d及び室内熱交換器52a、52b、52c、52dに着目した場合に、冷媒を圧縮機21からガス冷媒連絡管6及び中継ユニット4a、4b、4c、4dを通じて冷媒の放熱器として機能する室内熱交換器52a、52b、52c、52dに流す運転(全暖房運転及び暖房主体運転)を行うようになっている。ここで、全暖房運転とは、冷媒の放熱器として機能している室内熱交換器(すなわち、暖房運転を行う室内ユニット)のみが存在する運転状態であり、暖房主体運転とは、冷媒の放熱器として機能している室内熱交換器及び冷媒の蒸発器として機能している室内熱交換器の両方が混在しているが、全体としては放熱側の負荷(すなわち、暖房負荷)が大きい運転状態である。尚、ここでは、全冷房運転及び冷房主体運転時には、切換機構22a、22bの少なくとも一方が室外放熱状態に切り換えられて、室外熱交換器23a、23b全体としては冷媒の放熱器として機能し、液冷媒連絡管5及び中継ユニット4a、4b、4c、4dを通じて室外ユニット2側から室内ユニット3a、3b、3c、3d側に冷媒が流れる状態になる。また、全暖房運転及び暖房主体運転時には、切換機構22a、22bの少なくとも一方が室外蒸発状態に切り換えられ、かつ、第3切換機構22cが冷媒導出状態に切り換えられて、室外熱交換器23a、23b全体としては冷媒の蒸発器として機能し、液冷媒連絡管5及び中継ユニット4a、4b、4c、4dを通じて室内ユニット3a、3b、3c、3d側から室外ユニット2側に冷媒が流れる状態になる。
また、ここでは、室外液冷媒管34に、室外膨張弁25a、25bが設けられている。室外膨張弁25a、25bは、全暖房運転時及び暖房主体運転時に冷媒を減圧する電動膨張弁であり、室外液冷媒管34のうち室外熱交換器23a、23bの液側端寄りの部分に設けられている。
さらに、ここでは、室外液冷媒管34に、冷媒戻し管41が接続されており、冷媒冷却器45が設けられている。冷媒戻し管41は、室外液冷媒管34を流れる冷媒の一部を分岐して圧縮機21に送る冷媒管である。冷媒冷却器45は、冷媒戻し管41を流れる冷媒によって室外液冷媒管34を流れる冷媒を冷却する熱交換器である。ここで、室外膨張弁25a、25bは、室外液冷媒管34のうち冷媒冷却器45よりも室外熱交換器23a、23b側の部分に設けられている。
冷媒戻し管41は、室外液冷媒管34から分岐した冷媒を圧縮機21の吸入側に送る冷媒管である。そして、冷媒戻し管41は、主として、冷媒戻し入口管42と、冷媒戻し出口管43と、を有している。冷媒戻し入口管42は、室外液冷媒管34を流れる冷媒の一部を室外熱交換器23a、23bの液側端と液側閉鎖弁27との間の部分(ここでは、室外膨張弁25a、25bと冷媒冷却器45との間の部分)から分岐させて冷媒冷却器45の冷媒戻し管41側の入口に送る冷媒管である。冷媒戻し入口管42には、冷媒戻し管41を流れる冷媒を減圧しながら冷媒冷却器45を流れる冷媒の流量を調整する冷媒戻し膨張弁44が設けられている。ここで、冷媒戻し膨張弁44は、電動膨張弁からなる。冷媒戻し出口管43は、冷媒冷却器45の冷媒戻し管41側の出口から吸入冷媒管31に送る冷媒管である。しかも、冷媒戻し管41の冷媒戻し出口管43は、吸入冷媒管31のうちアキュムレータ29の入口側の部分に接続されている。そして、冷媒冷却器45は、冷媒戻し管41を流れる冷媒によって室外液冷媒管34を流れる冷媒を冷却するようになっている。
室外ユニット2には、各種のセンサが設けられている。具体的には、室外ユニット2には、圧縮機21から吐出された冷媒の圧力(吐出圧力Pd)を検出する吐出圧力センサ36と、圧縮機21から吐出された冷媒の温度(吐出温度Td)を検出する吐出温度センサ37と、圧縮機21に吸入される冷媒の圧力(吸入圧力Ps)を検出する吸入圧力センサ39と、が設けられている。また、室外ユニット2には、室外熱交換器23a、23bの液側端における冷媒の温度Tol(室外熱交出口温度Tol)を検出する室外熱交液側センサ38a、38bと、が設けられている。
<中継ユニット>
中継ユニット4a、4b、4c、4dは、ビル等の室内に設置されている。中継ユニット4a、4b、4c、4dは、液冷媒連絡管5及びガス冷媒連絡管6(高低圧ガス冷媒連絡管7、低圧ガス冷媒連絡管8及び分岐管部6a、6b、6c、6d)とともに、室内ユニット3a、3b、3c、3dと室外ユニット2との間に介在しており、冷媒回路10の一部を構成している。
次に、中継ユニット4a、4b、4c、4dの構成について説明する。尚、中継ユニット4aと中継ユニット4b、4c、4dとは同様の構成であるため、ここでは、中継ユニット4aの構成のみ説明し、中継ユニット4b、4c、4dの構成については、それぞれ、中継ユニット4aの各部を示す符号の添字「a」の代わりに、「b」、「c」又は「d」の添字を付して、各部の説明を省略する。
中継ユニット4aは、主として、液接続管61aと、ガス接続管62aと、を有している。
液接続管61aは、その一端が液冷媒連絡管5の第1分岐管部5aに接続され、他端が液冷媒連絡管5の第2分岐管部5aaに接続されている。液接続管61aには、液中継遮断弁71aが設けられている。液中継遮断弁71aは、電動膨張弁である。
ガス接続管62aは、高低圧ガス冷媒連絡管7の分岐管部7aに接続された高圧ガス接続管63aと、低圧ガス冷媒連絡管8の分岐管部8aに接続された低圧ガス接続管64aと、高圧ガス接続管63aと低圧ガス接続管64aとを合流させる合流ガス接続管65aとを有している。合流ガス接続管65aは、ガス冷媒連絡管6の分岐管部6aに接続されている。高圧ガス接続管63aには、高圧ガス中継遮断弁66aが設けられており、低圧ガス接続管64aには、低圧ガス中継遮断弁67aが設けられている。ここでは、高圧ガス中継遮断弁66a及び低圧ガス中継遮断弁67aは、電動膨張弁からなる。
そして、中継ユニット4aは、室内ユニット3aが冷房運転を行う際には、液中継遮断弁71a及び低圧ガス中継遮断弁67aを開けた状態にして、液冷媒連絡管5の第1分岐管部5aを通じて液接続管61aに流入する冷媒を、液冷媒連絡管5の第2分岐管部5aaを通じて室内ユニット3aに送り、その後、室内熱交換器52aにおいて室内空気との熱交換によって蒸発した冷媒を、ガス冷媒連絡管6の分岐管部6a、合流ガス接続管65a及び低圧ガス接続管64aを通じて、低圧ガス冷媒連絡管8の分岐管部8aに戻すように機能することができる。また、中継ユニット4aは、室内ユニット3aが暖房運転を行う際には、低圧ガス中継遮断弁67aを閉止し、かつ、液中継遮断弁71a及び高圧ガス中継遮断弁66aを開けた状態にして、高低圧ガス冷媒連絡管7の分岐管部7aを通じて高圧ガス接続管63a及び合流ガス接続管65aに流入する冷媒を、ガス冷媒連絡管6の分岐管部6aを通じて室内ユニット3aに送り、その後、室内熱交換器52aにおいて室内空気との熱交換によって放熱した冷媒を、液冷媒連絡管5の第2分岐管部5aa及び液接続管61aを通じて、液冷媒連絡管5の第1分岐管部5aに戻すように機能することができる。このように、高圧ガス中継遮断弁66a及び低圧ガス中継遮断弁67aは、室内熱交換器52aを冷媒の蒸発器又は冷媒の放熱器として機能させる切り換えにおいて開閉されるようになっている。そして、このような機能は、中継ユニット4aだけでなく、中継ユニット4b、4c、4dも同様に有しているため、中継ユニット4a、4b、4c、4dによって、室内熱交換器52a、52b、52c、52dは、個別に冷媒の蒸発器又は冷媒の放熱器として機能させる切り換えが可能になっている。
<制御部>
制御部19は、室外ユニット2や室内ユニット3a、3b、3c、3d、中継ユニット4a、4b、4c、4dに設けられた制御部等(図示せず)が伝送接続されることによって構成されている。尚、図1においては、便宜上、室外ユニット2や室内ユニット3a、3b、3c、3d、中継ユニット4a、4b、4c、4dとは離れた位置に図示している。制御部19は、上記のような各種センサ36、37、38a、38b、39、57a〜57d、58a〜58d、59a〜59d、79a〜79dの検出信号等に基づいて空気調和装置1(ここでは、室外ユニット2、室内ユニット3a、3b、3c、3d及び中継ユニット4a、4b、4c、4d)の各種構成機器21、22a〜22c、24、25a、25b、44、51a〜51d、55a〜55d、66a〜66d、67a〜67d、71a〜71dの制御、すなわち、空気調和装置1全体の運転制御を行うようになっている。
(2)空気調和装置の基本動作
次に、空気調和装置1の基本動作について、図1を用いて説明する。空気調和装置1の基本動作には、上記のように、全冷房運転、全暖房運転、冷房主体運転及び暖房主体運転がある。尚、以下に説明する空気調和装置1の基本動作は、空気調和装置1(室外ユニット2、室内ユニット3a、3b、3c、3d及び中継ユニット4a、4b、4c、4d)の構成機器を制御する制御部19によって行われる。
<全冷房運転>
全冷房運転の際、例えば、室内ユニット3a、3b、3c、3dの全てが冷房運転(すなわち、室内熱交換器52a、52b、52c、52dの全てが冷媒の蒸発器として機能し、かつ、室外熱交換器23a、23bが冷媒の放熱器として機能する運転)を行う際には、切換機構22a、22bが室外放熱状態(図1の切換機構22a、22bの実線で示された状態)に切り換えられて、圧縮機21、室外ファン24及び室内ファン55a、55b、55c、55dが駆動される。また、第3切換機構22cが冷媒導入状態(図1の切換機構22cの実線で示された状態)に切り換えられ、中継ユニット4a、4b、4c、4dの液中継遮断弁71a、71b、71c、71d、高圧ガス中継遮断弁66a、66b、66c、66d及び低圧ガス中継遮断弁67a、67b、67c、67dは開状態にされる。
すると、圧縮機21から吐出された高圧の冷媒は、切換機構22a、22bを通じて室外熱交換器23a、23bに送られる。室外熱交換器23a、23bに送られた冷媒は、冷媒の放熱器として機能する室外熱交換器23a、23bにおいて、室外ファン24によって供給される室外空気と熱交換を行って冷却されることによって凝縮する。この冷媒は、室外膨張弁25a、25b、冷媒冷却器45及び液側閉鎖弁27を通じて室外ユニット2から流出する。このとき、冷媒冷却器45においては、冷媒戻し管41を流れる冷媒によって室外ユニット2から流出する冷媒が冷却される。
室外ユニット2から流出した冷媒は、液冷媒連絡管5(合流管部及び第1分岐管部5a、5b、5c、5d)を通じて中継ユニット4a、4b、4c、4dに分岐して送られる。中継ユニット4a、4b、4c、4dに送られた冷媒は、液中継遮断弁71a、71b、71c、71dを通じて中継ユニット4a、4b、4c、4dから流出する。
中継ユニット4a、4b、4c、4dから流出した冷媒は、第2分岐管部5aa、5bb、5cc、5dd(液冷媒連絡管5のうち中継ユニット4a、4b、4c、4dと室内ユニット3a、3b、3c、3dとを接続する部分)を通じて室内ユニット3a、3b、3c、3dに送られる。室内ユニット3a、3b、3c、3dに送られた冷媒は、室内膨張弁51a、51b、51c、51dによって減圧された後に、室内熱交換器52a、52b、52a、52bに送られる。室内熱交換器52a、52b、52c、52dに送られた冷媒は、冷媒の蒸発器として機能する室内熱交換器52a、52b、52c、52dにおいて、室内ファン55a、55b、55c、55dによって室内から供給される室内空気と熱交換を行って加熱されることによって蒸発する。この冷媒は、室内ユニット3a、3b、3c、3dから流出する。一方、室内熱交換器52a、52b、52c、52dにおいて冷却された室内空気は、室内に送られ、これにより、室内の冷房が行われる。
室内ユニット3a、3b、3c、3dから流出した冷媒は、ガス冷媒連絡管6の分岐管部6a、6b、6c、6dを通じて中継ユニット4a、4b、4c、4dに送られる。中継ユニット4a、4b、4c、4dに送られた冷媒は、高圧ガス中継遮断弁66a、66b、66c、66d及び低圧ガス中継遮断弁67a、67b、67c、67dを通じて、中継ユニット4a、4b、4c、4dから流出する。
中継ユニット4a、4b、4c、4dから流出した冷媒は、高低圧ガス冷媒連絡管7(合流管部及び分岐管部7a、7b、7c、7d)及び低圧ガス冷媒連絡管8(合流管部及び分岐管部8a、8b、8c、8d)を通じて室外ユニット2に合流して送られる。室外ユニット2に送られた冷媒は、ガス側閉鎖弁28a、28b、第3切換機構22c及びアキュムレータ29を通じて圧縮機21に吸入される。
<全暖房運転>
全暖房運転の際、例えば、室内ユニット3a、3b、3c、3dの全てが暖房運転(すなわち、室内熱交換器52a、52b、52c、52dの全てが冷媒の放熱器として機能し、かつ、室外熱交換器23a、23bが冷媒の蒸発器として機能する運転)を行う際には、切換機構22a、22bが室外蒸発状態(図1の切換機構22a、22bの破線で示された状態)に切り換えられて、圧縮機21、室外ファン24及び室内ファン55a、55b、55c、55dが駆動される。また、第3切換機構22cが冷媒導出状態(図1の切換機構22cの破線で示された状態)に切り換えられ、中継ユニット4a、4b、4c、4dの液中継遮断弁71a、71b、71c、71d及び高圧ガス中継遮断弁66a、66b、66c、66dは開状態にされ、低圧ガス中継遮断弁67a、67b、67c、67dは閉状態にされる。
すると、圧縮機21から吐出された高圧の冷媒は、第3切換機構22c及びガス側閉鎖弁28aを通じて室外ユニット2から流出する。
室外ユニット2から流出した冷媒は、ガス冷媒連絡管6(高低圧ガス冷媒連絡管7の合流管部及び分岐管部7a、7b、7c、7d)を通じて中継ユニット4a、4b、4c、4dに分岐して送られる。中継ユニット4a、4b、4c、4dに送られた冷媒は、高圧ガス中継遮断弁66a、66b、66c、66dを通じて、中継ユニット4a、4b、4c、4dから流出する。
中継ユニット4a、4b、4c、4dから流出した冷媒は、分岐管部6a、6b、6c、6d(ガス冷媒連絡管6のうち中継ユニット4a、4b、4c、4dと室内ユニット3a、3b、3c、3dとを接続する部分)を通じて室内ユニット3a、3b、3c、3dに送られる。室内ユニット3a、3b、3c、3dに送られた冷媒は、室内熱交換器52a、52b、52c、52dに送られる。室内熱交換器52a、52b、52c、52dに送られた高圧の冷媒は、冷媒の放熱器として機能する室内熱交換器52a、52b、52c、52dにおいて、室内ファン55a、55b、55c、55dによって室内から供給される室内空気と熱交換を行って冷却されることによって凝縮する。この冷媒は、室内膨張弁51a、51b、51c、51dによって減圧された後に、室内ユニット3a、3b、3c、3dから流出する。一方、室内熱交換器52a、52b、52c、52dにおいて加熱された室内空気は、室内に送られ、これにより、室内の暖房が行われる。
室内ユニット3a、3b、3c、3dから流出した冷媒は、第2分岐管部5aa、5bb、5cc、5dd(液冷媒連絡管5のうち中継ユニット4a、4b、4c、4dと室内ユニット3a、3b、3c、3dとを接続する部分)を通じて中継ユニット4a、4b、4c、4dに送られる。中継ユニット4a、4b、4c、4dに送られた冷媒は、液中継遮断弁71a、71b、71c、71dを通じて中継ユニット4a、4b、4c、4dから流出する。
中継ユニット4a、4b、4c、4dから流出した冷媒は、液冷媒連絡管5(合流管部及び第1分岐管部5a、5b、5c、5d)を通じて室外ユニット2に合流して送られる。室外ユニット2に送られた冷媒は、液側閉鎖弁27及び冷媒冷却器45を通じて、室外膨張弁25a、25bに送られる。室外膨張弁25a、25bに送られた冷媒は、室外膨張弁25a、25bによって減圧された後に、室外熱交換器23a、23bに送られる。室外熱交換器23a、23bに送られた冷媒は、室外ファン24によって供給される室外空気と熱交換を行って加熱されることによって蒸発する。この冷媒は、切換機構22a、22b及びアキュムレータ29を通じて圧縮機21に吸入される。
<冷房主体運転>
冷房主体運転の際、例えば、室内ユニット3b、3c、3dが冷房運転し、かつ、室内ユニット3aが暖房運転し(すなわち、室内熱交換器52b、52c、52dが冷媒の蒸発器として機能し、かつ、室内熱交換器52aが冷媒の放熱器として機能する運転)を行い、室内熱交換器23a、23bが冷媒の放熱器として機能する際には、切換機構22a、22bが室外放熱状態(図1の切換機構22a、22bの実線で示された状態)に切り換えられて、圧縮機21、室外ファン24及び室内ファン55a、55b、55c、55dが駆動される。また、第3切換機構22cが冷媒導出状態(図1の切換機構22cの破線で示された状態)に切り換えられ、中継ユニット4aの液中継遮断弁71a、高圧ガス中継遮断弁66a及び中継ユニット4b、4c、4dの液中継遮断弁71b、71c、71d、低圧ガス中継遮断弁67b、67c、67dは開状態にされ、中継ユニット4aの低圧ガス中継遮断弁67a及び中継ユニット4b、4c、4dの高圧ガス中継遮断弁66b、66c、66dは閉状態にされる。
すると、圧縮機21から吐出された高圧の冷媒は、一部が切換機構22a、22bを通じて室外熱交換器23a、23bに送られ、残りが第3切換機構22c及びガス側閉鎖弁28aを通じて室外ユニット2から流出する。室外熱交換器23a、23bに送られた冷媒は、冷媒の放熱器として機能する室外熱交換器23a、23bにおいて、室外ファン24によって供給される室外空気と熱交換を行って冷却されることによって凝縮する。この冷媒は、室外膨張弁25a、25b、冷媒冷却器45及び液側閉鎖弁27を通じて室外ユニット2から流出する。このとき、冷媒冷却器45においては、冷媒戻し管41を流れる冷媒によって室外ユニット2から流出する冷媒が冷却される。
第3切換機構22c等を通じて室外ユニット2から流出した冷媒は、ガス冷媒連絡管6(高低圧ガス冷媒連絡管7の合流管部及び分岐管部7a)を通じて中継ユニット4aに送られる。中継ユニット4aに送られた冷媒は、高圧ガス中継遮断弁66aを通じて中継ユニット4aから流出する。
中継ユニット4aから流出した冷媒は、分岐管部6a(ガス冷媒連絡管6のうち中継ユニット4aと室内ユニット3aとを接続する部分)を通じて室内ユニット3aに送られる。室内ユニット3aに送られた冷媒は、室内熱交換器52aに送られる。室内熱交換器52aに送られた高圧の冷媒は、冷媒の放熱器として機能する室内熱交換器52aにおいて、室内ファン55aによって室内から供給される室内空気と熱交換を行って冷却されることによって凝縮する。この冷媒は、室内膨張弁51aによって減圧された後に、室内ユニット3aから流出する。一方、室内熱交換器52aにおいて加熱された室内空気は、室内に送られ、これにより、室内の暖房が行われる。
室内ユニット3aから流出した冷媒は、第2分岐管部5aa(液冷媒連絡管5のうち中継ユニット4aと室内ユニット3aとを接続する部分)を通じて中継ユニット4aに送られる。中継ユニット4aに送られた冷媒は、液中継遮断弁71aを通じて中継ユニット4aから流出する。
中継ユニット4aから流出した冷媒は、第1分岐管部5aを通じて液冷媒連絡管5の合流管部に送られ、室外熱交換器23a、23b等を通じて室外ユニット2から流出した冷媒と合流する。この冷媒は、液冷媒連絡管5の第1分岐管部5b、5c、5dを通じて中継ユニット4b、4c、4dに分岐して送られる。中継ユニット4b、4c、4dに送られた冷媒は、液中継遮断弁71b、71c、71dを通じて中継ユニット4b、4c、4dから流出する。
中継ユニット4b、4c、4dから流出した冷媒は、第2分岐管部5bb、5cc、5dd(液冷媒連絡管5のうち中継ユニット4b、4c、4dと室内ユニット3b、3c、3dとを接続する部分)を通じて室内ユニット3b、3c、3dに送られる。室内ユニット3b、3c、3dに送られた冷媒は、室内膨張弁51b、51c、51dによって減圧された後に、室内熱交換器52b、52a、52bに送られる。室内熱交換器52b、52c、52dに送られた冷媒は、冷媒の蒸発器として機能する室内熱交換器52b、52c、52dにおいて、室内ファン55b、55c、55dによって室内から供給される室内空気と熱交換を行って加熱されることによって蒸発する。この冷媒は、室内ユニット3b、3c、3dから流出する。一方、室内熱交換器52b、52c、52dにおいて冷却された室内空気は、室内に送られ、これにより、室内の冷房が行われる。
室内ユニット3b、3c、3dから流出した冷媒は、ガス冷媒連絡管6の分岐管部6b、6c、6dを通じて中継ユニット4b、4c、4dに送られる。中継ユニット4b、4c、4dに送られた冷媒は、低圧ガス中継遮断弁67b、67c、67dを通じて、中継ユニット4b、4c、4dから流出する。
中継ユニット4b、4c、4dから流出した冷媒は、低圧ガス冷媒連絡管8(合流管部及び分岐管部8b、8c、8d)を通じて室外ユニット2に合流して送られる。室外ユニット2に送られた冷媒は、ガス側閉鎖弁28a、28b、第3切換機構22c及びアキュムレータ29を通じて圧縮機21に吸入される。
<暖房主体運転>
暖房主体運転の際、例えば、室内ユニット3b、3c、3dが暖房運転し、かつ、室内ユニット3aが冷房運転し(すなわち、室内熱交換器52b、52c、52dが冷媒の放熱器として機能し、かつ、室内熱交換器52aが冷媒の蒸発器として機能する運転)を行い、室内熱交換器23a、23bが冷媒の蒸発器として機能する際には、切換機構22a、22bが室外蒸発状態(図1の切換機構22a、22bの実線で示された状態)に切り換えられて、圧縮機21、室外ファン24及び室内ファン55a、55b、55c、55dが駆動される。また、第3切換機構22cが冷媒導出状態(図1の切換機構22cの破線で示された状態)に切り換えられ、中継ユニット4aの高圧ガス中継遮断弁66a及び中継ユニット4b、4c、4dの低圧ガス中継遮断弁67b、67c、67dは閉状態にされ、中継ユニット4aの液中継遮断弁71a、低圧ガス中継遮断弁67a及び中継ユニット4b、4c、4dの液中継遮断弁71b、71c、71d、高圧ガス中継遮断弁66b、66c、66dは開状態にされる。
すると、圧縮機21から吐出された高圧の冷媒は、第3切換機構22c及びガス側閉鎖弁28aを通じて室外ユニット2から流出する。
室外ユニット2から流出した冷媒は、ガス冷媒連絡管6(高低圧ガス冷媒連絡管7の合流管部及び分岐管部7b、7c、7d)を通じて中継ユニット4b、4c、4dに分岐して送られる。中継ユニット4b、4c、4dに送られた冷媒は、高圧ガス中継遮断弁66b、66c、66dを通じて、中継ユニット4b、4c、4dから流出する。
中継ユニット4b、4c、4dから流出した冷媒は、分岐管部6b、6c、6d(ガス冷媒連絡管6のうち中継ユニット4b、4c、4dと室内ユニット3b、3c、3dとを接続する部分)を通じて室内ユニット3b、3c、3dに送られる。室内ユニット3b、3c、3dに送られた冷媒は、室内熱交換器52b、52c、52dに送られる。室内熱交換器52b、52c、52dに送られた高圧の冷媒は、冷媒の放熱器として機能する室内熱交換器52b、52c、52dにおいて、室内ファン55b、55c、55dによって室内から供給される室内空気と熱交換を行って冷却されることによって凝縮する。この冷媒は、室内膨張弁51b、51c、51dによって減圧された後に、室内ユニット3b、3c、3dから流出する。一方、室内熱交換器52b、52c、52dにおいて加熱された室内空気は、室内に送られ、これにより、室内の暖房が行われる。
室内ユニット3b、3c、3dから流出した冷媒は、第2分岐管部5bb、5cc、5dd(液冷媒連絡管5のうち中継ユニット4b、4c、4dと室内ユニット3b、3c、3dとを接続する部分)を通じて中継ユニット4b、4c、4dに送られる。中継ユニット4b、4c、4dに送られた冷媒は、液中継遮断弁71b、71c、71dを通じて中継ユニット4b、4c、4dから流出する。
中継ユニット4a、4b、4c、4dから流出した冷媒は、液冷媒連絡管5の第1分岐管部5b、5c、5dを通じて合流管部に合流し、一部が第1分岐管部5aに分岐されて中継ユニット4aに送られ、残りが液冷媒連絡管5の合流管部を通じて室外ユニット2に送られる。
中継ユニット4aに送られた冷媒は、液中継遮断弁71aを通じて中継ユニット4aから流出する。
中継ユニット4aから流出した冷媒は、第2分岐管部5aa(液冷媒連絡管5のうち中継ユニット4aと室内ユニット3aとを接続する部分)を通じて室内ユニット3aに送られる。室内ユニット3aに送られた冷媒は、室内膨張弁51aによって減圧された後に、室内熱交換器52aに送られる。室内熱交換器52aに送られた冷媒は、冷媒の蒸発器として機能する室内熱交換器52aにおいて、室内ファン55aによって室内から供給される室内空気と熱交換を行って加熱されることによって蒸発する。この冷媒は、室内ユニット3aから流出する。一方、室内熱交換器52aにおいて冷却された室内空気は、室内に送られ、これにより、室内の冷房が行われる。
室内ユニット3aから流出した冷媒は、ガス冷媒連絡管6の分岐管部6aを通じて中継ユニット4aに送られる。中継ユニット4aに送られた冷媒は、低圧ガス中継遮断弁67aを通じて、中継ユニット4aから流出する。
中継ユニット4aから流出した冷媒は、低圧ガス冷媒連絡管8(合流管部及び分岐管部8a)を通じて室外ユニット2に送られる。
液冷媒連絡管5の合流管部を通じて室外ユニット2に送られた冷媒は、液側閉鎖弁27及び冷媒冷却器45を通じて、室外膨張弁25a、25bに送られる。室外膨張弁25a、25bに送られた冷媒は、室外膨張弁25a、25bによって減圧された後に、室外熱交換器23a、23bに送られる。室外熱交換器23a、23bに送られた冷媒は、室外ファン24によって供給される室外空気と熱交換を行って加熱されることによって蒸発する。この冷媒は、切換機構22a、22b及びアキュムレータ29を通じて、低圧ガス冷媒連絡管8を通じて室外ユニット2に送られた冷媒と合流して、圧縮機21に吸入される。
(3)冷媒漏洩時の空気調和装置の動作及び特徴
次に、冷媒漏洩時の空気調和装置1の動作及び特徴について、図1及び図2を用いて説明する。尚、以下に説明する冷媒漏洩時の空気調和装置1の動作は、上記の基本動作と同様に、空気調和装置1(室外ユニット2、室内ユニット3a、3b、3c、3d及び中継ユニット4a、4b、4c、4d)の構成機器を制御する制御部19によって行われる。
空気調和装置1では、上記のように、冷媒漏洩検知手段としての冷媒センサ79a、79b、79c、79dとともに、中継ユニット4a、4b、4c、4dに中継遮断弁71a、71b、71c、71d、66a、66b、66c、66d、67a、67b、67c、67dが設けられている。このため、これらの構成を利用して、冷媒センサ79a、79b、79c、79dが冷媒の漏洩を検知した際に、液中継遮断弁71a、71b、71c、71d及びガス中継遮断弁66a、66b、66c、66d、67a、67b、67c、67dを閉止することが考えられる。すなわち、冷媒の漏洩時に、室内ユニット3a、3b、3c、3dを含めた液中継遮断弁71a、71b、71c、71dとガス中継遮断弁66a、66b、66c、66d、67a、67b、67c、67dとの間の部分を切り離すことが考えられる。これにより、冷媒が漏洩する部分が、室内ユニット3a、3b、3c、3dを含めた液中継遮断弁71a、71b、71c、71dとガス中継遮断弁66a、66b、66c、66d、67a、67b、67c、67dとの間の部分に限定される。
しかし、液中継遮断弁71a、71b、71c、71d及びガス中継遮断弁66a、66b、66c、66d、67a、67b、67c、67dを閉止することは、室内ユニット3a、3b、3c、3dを含めた液中継遮断弁71a、71b、71c、71dとガス中継遮断弁66a、66b、66c、66d、67a、67b、67c、67dとの間の部分に存在する冷媒の漏洩を許容することを意味する。このため、漏洩量の低減という観点では十分とは言えないものである。
そこで、ここでは、図2に示すように、制御部19が、冷媒センサ79a、79b、79c、79dが冷媒の漏洩を検知した際に、すなわち、冷媒の漏洩時に(ステップST1)、冷媒センサ79a、79b、79c、79dの情報に基づいて、ステップST4に示される第1遮断制御を行うようにしている。ここで、第1遮断制御は、ステップ液中継遮断弁71a、71b、71c、71dを開けるとともに、室内膨張弁51a、51b、51c、51d及びガス中継遮断弁66a、66b、66c、66d、67a、67b、67c、67dを閉止させる制御である。
ここでは、上記のように、冷媒の漏洩時に、第1遮断制御によって、液中継遮断弁71a、71b、71c、71dを開けた状態で51a、51b、51c、51d及びガス中継遮断弁66a、66b、66c、66d、67a、67b、67c、67dを閉止するようにしている。このため、冷媒の漏洩の可能性が高い室内熱交換器52a、52b、52c、52dを含めた室内膨張弁51a、51b、51c、51d及びガス中継遮断弁66a、66b、66c、66d、67a、67b、67c、67dとの間の部分だけを切り離すことができる。これにより、冷媒が漏洩する部分が、室内熱交換器52a、52b、52c、52dを含めた室内膨張弁51a、51b、51c、51d及びガス中継遮断弁66a、66b、66c、66d、67a、67b、67c、67dとの間の部分に限定される。これは、冷媒の漏洩時に液中継遮断弁71a、71b、71c、71d及びガス中継遮断弁66a、66b、66c、66d、67a、67b、67c、67dを閉止する場合に比べて、冷媒の漏洩の可能性が高い室内熱交換器52a、52b、52c、52dを含めつつ、冷媒が漏洩する部分を狭くできることを意味する。
このように、ここでは、冷媒の漏洩時に、第1遮断制御を行うことによって、冷媒の漏洩の可能性が高い室内熱交換器52a、52b、52c、52dを含めた室内膨張弁51a、51b、51c、51d及びガス中継遮断弁66a、66b、66c、66d、67a、67b、67c、67dとの間の狭い部分だけを切り離すことができるため、冷媒の漏洩量を低減することができる。
また、ここでは、図2に示すように、ステップST1において冷媒の漏洩を検知した際に、制御部19が警報を発報し(ステップST2)、また、第1遮断制御を行う前に、制御部19が圧縮機21を停止させることで(ステップST3)、冷媒の圧力が過度に上昇するのを抑えるようにしている。
尚、ステップST2の処理は、ステップST4の処理に先立って行うものに限定されず、ステップST4の処理と同時に行われてもよいし、また、ステップST4の処理を行った後に行うようにしてもよい。また、ステップST3の処理も、ステップST4の処理に先立って行うものに限定されず、冷媒の圧力が多少上昇することを許容するのであれば、ステップST4の処理と同時やステップST4の処理の直後に行うようにしてもよい。
(4)変形例1
上記実施形態の冷媒漏洩時の空気調和装置1の動作(図2参照)では、第1遮断制御時に、液中継遮断弁71a、71b、71c、71dを開けるようにしている。
このとき、冷媒の漏洩は、室内熱交換器52a、52b、52c、52d付近(室内熱交換器52a、52b、52c、52dを含めた室内膨張弁51a、51b、51c、51dとガス中継遮断弁66a、66b、66c、66d、67a、67b、67c、67dとの間の部分)から発生している可能性が最も高い。しかし、冷媒の漏洩は、この部分よりも可能性は低いが、液中継遮断弁71a、71b、71c、71dと室内膨張弁51a、51b、51c、51dとの間の部分からも発生するおそれがある。このため、第1遮断制御によって室内熱交換器52a、52b、52c、52dを含めた室内膨張弁51a、51b、51c、51dとガス中継遮断弁66a、66b、66c、66d、67a、67b、67c、67dとの間の部分だけを切り離す場合にも、液中継遮断弁71a、71b、71c、71dと室内膨張弁51a、51b、51c、51dとの間の部分からの冷媒の漏洩を想定することが好ましい。すなわち、第1遮断制御時において、室外ユニット2側から液中継遮断弁71a、71b、71c、71dと室内膨張弁51a、51b、51c、51dとの間の部分への冷媒の流入を低減することが好ましい。
そこで、ここでは、図3に示すように、制御部19が、ステップST4の第1遮断制御時に、電動膨張弁からなる液中継遮断弁71a、71b、71c、71dを微開にして、室外ユニット2側から液中継遮断弁71a、71b、71c、71dと室内膨張弁51a、51b、51c、51dとの間の部分への冷媒の流入を低減するようにしている。ここで、「微開」とは、液中継遮断弁71a、71b、71c、71dの全開を100%と表した場合において、約15%以下の開度である。
これにより、ここでは、液中継遮断弁71a、71b、71c、71dと室内膨張弁51a、51b、51c、51dとの間の部分から冷媒の漏洩が発生している場合であっても、第1遮断制御中に、この部分からの冷媒の漏洩を極力抑えることができる。尚、冷媒の漏洩を極力抑えるという観点では、液中継遮断弁71a、71b、71c、71dを全閉にすることも考えられる。しかし、液中継遮断弁71a、71b、71c、71dを全閉にすると、例えば、冷媒の漏洩が誤検知だった場合に、液中継遮断弁71a、71b、71c、71dと室内膨張弁51a、51b、51c、51dとの間の部分で液封が発生してしまうため、好ましくない。これに対して、ここでは、液中継遮断弁71a、71b、71c、71dを微開にしているため、この部分の液封の発生を抑えることができる。
(5)変形例2
上記実施形態及び変形例1の冷媒漏洩時の空気調和装置1の動作(図2及び図3参照)では、第1遮断制御によって室内熱交換器52a、52b、52c、52dを含めた室内膨張弁51a、51b、51c、51dとガス中継遮断弁66a、66b、66c、66d、67a、67b、67c、67dとの間の部分だけを切り離すようにしている。
しかし、第1遮断制御後も冷媒の漏洩が続いている場合には、冷媒の漏洩が、液中継遮断弁71a、71b、71c、71dと室内膨張弁51a、51b、51c、51dとの間の部分から発生しているおそれがある。
そこで、ここでは、図4又は図5に示すように、制御部19が、ステップST4の第1遮断制御を行っても冷媒の漏洩が続いているものと判定する場合に、ステップST6に示される第2遮断制御を行うようにしている。第2遮断制御は、室内膨張弁51a、51b、51c、51dを閉止させたままで液中継遮断弁71a、71b、71c、71dを閉止させる制御であり、これにより、液中継遮断弁71a、71b、71c、71dと室内膨張弁51a、51b、51c、51dとの間の部分を切り離すようにしている。
これにより、ここでは、冷媒の漏洩時に、ステップST4の第1遮断制御に続いてステップST6の第2遮断制御を行うことによって、液中継遮断弁71a、71b、71c、71dと室内膨張弁51a、51b、51c、51dとの間の部分を切り離すことができ、冷媒の漏洩量を低減することができる。
また、ステップST4の第1遮断制御を行っても冷媒の漏洩が続いているかどうかは、ステップST5において、制御部19が判定するようになっている。このステップST5では、制御部19が、ステップST4の第1遮断制御中における室内熱交液側センサ57a、57b、57c、57dによって検出される冷媒の温度Trlに基づいて、第1遮断制御を行っても冷媒の漏洩が続いているかどうかを判定する。具体的には、室内熱交換器52a、52b、52c、52d付近(室内熱交換器52a、52b、52c、52dを含めた室内膨張弁51a、51b、51c、51dとガス中継遮断弁66a、66b、66c、66d、67a、67b、67c、67dとの間の部分)において冷媒の漏洩が発生した際の冷媒の温度Trlの変化傾向を利用して、冷媒の漏洩が続いているかどうかを判定する。例えば、ステップST4の第1遮断制御を行った際に、室内熱交換器52a、52b、52c、52d付近において冷媒の漏洩が発生すると、室内熱交換器52a、52b、52c、52d付近において冷媒の漏洩が発生していない場合に比べて、冷媒の漏洩によって室内熱交換器52a、52b、52c、52d付近の冷媒の温度(ここでは、Trl)が、急激に変化する傾向が現れる。また、冷媒の漏洩によって室内熱交換器52a、52b、52c、52d付近の冷媒の温度(ここでは、Trl)が、室内熱交換器52a、52b、52c、52dが配置された雰囲気温度(例えば、室内空気センサ59a、59b、59c、59dによって検出される室内空気の温度Tra等)に速やかに近づく傾向が現れる。このため、例えば、冷媒の温度Trlの変化率ΔTrlが所定の変化率ΔTrlsより大きくなる場合や、冷媒の温度Trlが雰囲気温度Traによって決定される所定の温度Trasに所定時間ts内で達する場合には、室内熱交換器52a、52b、52c、52d付近において冷媒の漏洩が発生していると言える。一方で、冷媒の温度Trlの変化率ΔTrlが所定の変化率ΔTrls以下になる場合や、冷媒の温度Trlが雰囲気温度Traによって決定される所定の温度Trasに所定時間ts内で達しない場合には、室内熱交換器52a、52b、52c、52d付近において冷媒の漏洩が発生していない、すなわち、第1遮断制御を行っても冷媒の漏洩が続いているものと判定することができる。
これにより、ここでは、制御部19が、ステップST5において、第1遮断制御を行っても冷媒の漏洩が続いているかどうかを適切に判定することができるようになっている。
尚、ステップST5の判定に使用する冷媒の温度としては、室内熱交液側センサ57a、57b、57c、57dによって検出される冷媒の温度Trlに限定されるものではなく、室内熱交ガス側センサ58a、58b、58c、58dによって検出される室内熱交換器52a、52b、52c、52dのガス側端における冷媒の温度Trgを使用してもよい。
また、ステップST5において、第1遮断制御を行っても冷媒の漏洩が続いているものと判定される場合には、室内熱交換器52a、52b、52c、52d付近(室内熱交換器52a、52b、52c、52dを含めた室内膨張弁51a、51b、51c、51dとガス中継遮断弁66a、66b、66c、66d、67a、67b、67c、67dとの間の部分)において冷媒の漏洩が発生していない可能性が高い。
そこで、ここでは、ステップST6において、制御部19が、第2遮断制御時に、ガス中継遮断弁66a、66b、66c、66d、67a、67b、67c、67dを開けるようにしている。
これにより、ここでは、ステップST6において、室内膨張弁51a、51b、51c、51dとガス中継遮断弁66a、66b、66c、66d、67a、67b、67c、67dとの間の部分を切り離した状態を解除して、液中継遮断弁71a、71b、71c、71dと室内膨張弁51a、51b、51c、51dとの間の部分だけを切り離した状態にすることができる。
尚、本変形例においても、ステップST2の処理は、ステップST4〜ST6の処理に先立って行うものに限定されず、ステップST4〜ST6の処理のいずれかと同時に行われてもよいし、また、ステップST4〜ST6の処理のいずかを行った後に行うようにしてもよい。また、ステップST3の処理も、ステップST4の処理に先立って行うものに限定されず、冷媒の圧力が多少上昇することを許容するのであれば、ステップST4の処理と同時やステップST4の処理の直後に行うようにしてもよい。
(6)変形例3
上記変形例2の冷媒漏洩時の空気調和装置1の動作(図4及び図5参照)では、第2遮断制御時に、ガス中継遮断弁66a、66b、66c、66d、67a、67b、67c、67dを開けるようにしている。
このとき、第1遮断制御を行っても冷媒の漏洩が続いているものと判定された場合においても、室内熱交換器52a、52b、52c、52d付近(室内熱交換器52a、52b、52c、52dを含めた室内膨張弁51a、51b、51c、51dとガス中継遮断弁66a、66b、66c、66d、67a、67b、67c、67dとの間の部分)において冷媒の漏洩が発生している可能性を完全には否定することはできない。このため、第2遮断制御によって液中継遮断弁71a、71b、71c、71dと室内膨張弁51a、51b、51c、51dとの間の部分だけを切り離す場合にも、室内膨張弁51a、51b、51c、51dとガス中継遮断弁66a、66b、66c、66d、67a、67b、67c、67dとの間の部分からの冷媒の漏洩を想定することが好ましい。すなわち、第2遮断制御時において、室外ユニット2側からガス中継遮断弁66a、66b、66c、66d、67a、67b、67c、67dと室内膨張弁51a、51b、51c、51dとの間の部分への冷媒の流入を低減することが好ましい。
そこで、ここでは、図6及び図7に示すように、制御部19が、ステップST6の第2遮断制御時に、電動膨張弁からなるガス中継遮断弁66a、66b、66c、66d、67a、67b、67c、67dを微開にして、室外ユニット2側からガス中継遮断弁66a、66b、66c、66d、67a、67b、67c、67dと室内膨張弁51a、51b、51c、51dとの間の部分への冷媒の流入を低減するようにしている。ここで、「微開」とは、ガス中継遮断弁66a、66b、66c、66d、67a、67b、67c、67dの全開を100%と表した場合において、約15%以下の開度である。
これにより、ここでは、室内膨張弁51a、51b、51c、51dとガス中継遮断弁66a、66b、66c、66d、67a、67b、67c、67dとの間の部分から冷媒の漏洩が発生している場合であっても、第2遮断制御中に、この部分からの冷媒の漏洩を極力抑えることができる。
(7)他の変形例
<A>
上記実施形態及び変形例1〜3の空気調和装置1では、各室内ユニット3a、3b、3c、3dに対応する中継ユニット4a、4b、4c、4dが設けられているが、これに限定されるものではなく、例えば、中継ユニット4a、4b、4c、4dの全て、又は、中継ユニット4a、4b、4c、4dのいくつか、がまとめて構成された中継ユニットであってもよい。
<B>
上記実施形態(図2参照)及び変形例2(図4に示す場合のみ参照)の空気調和装置1では、液中継遮断弁71a、71b、71c、71d及びガス中継遮断弁66a、66b、66c、66d、67a、67b、67c、67dが電動膨張弁ではなく、開閉操作が可能な電磁弁であってもよい。また、上記変形例1(図3参照)及び変形例2の空気調和装置1(図5に示す場合のみ参照)の空気調和装置1では、ガス中継遮断弁66a、66b、66c、66d、67a、67b、67c、67dが電動膨張弁ではなく、開閉操作が可能な電磁弁であってもよい。また、上記変形例2(図6に示す場合のみ参照)の空気調和装置1では、液中継遮断弁71a、71b、71c、71dが電動膨張弁ではなく、開閉操作が可能な電磁弁であってもよい。
<C>
上記実施形態及び変形例1〜3の空気調和装置1では、基本動作(全冷房運転、全暖房運転、冷房主体運転及び暖房主体運転)において、各室内ユニット3a、3b、3c、3dを流れる冷媒の流量を、室内膨張弁51a、51b、51c、51dにおける減圧によって制御するようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、各中継ユニット4a、4b、4c、4dの液中継遮断弁71a、71b、71c、71dが電動膨張弁であることを利用して、室内膨張弁51a、51b、51c、51dにおける減圧に代えて、液中継遮断弁71a、71b、71c、71dにおける減圧によって、各室内ユニット3a、3b、3c、3dを流れる冷媒の流量を制御するようにしてもよい。
<D>
上記実施形態及び変形例1〜3の空気調和装置1では、冷媒の漏洩を検知するための冷媒漏洩検知手段として、冷媒センサ79a、79b、79c、79dを使用しているが、これに限定されるものではなく、例えば、室内熱交換器52a、52b、52c、52d付近の冷媒の温度Trl、Trgや室内空気の温度Tra等の温度変化から冷媒の漏洩を検知するようにしてもよい。
本発明は、室外ユニットと、室外ユニットと、複数の室内ユニットと、液冷媒連絡管及びガス冷媒連絡管と、液冷媒連絡管に接続される液接続管及びガス冷媒連絡管に接続されるガス接続管に中継遮断弁を有する中継ユニットと、冷媒の漏洩を検知する冷媒漏洩検知手段と、含む空気調和装置に対して、広く適用可能である。
1 空気調和装置
2 室外ユニット
3a、3b、3c、3d 室内ユニット
4a、4b、4c、4d 中継ユニット
5 液冷媒連絡管
6 ガス冷媒連絡管
19 制御部
21 圧縮機
51a、51b、51c、51d 室内膨張弁
52a、52b、52c、52d 室内熱交換器
57a、57b、57c、57d 室内熱交液側センサ(温度センサ)
58a、58b、58c、58d 室内熱交ガス側センサ(温度センサ)
61a、61b、61c、61d 液接続管
62a、62b、62c、62d ガス接続管
66a、66b、66c、66d 高圧ガス中継遮断弁(ガス中継遮断弁)
67a、67b、67c、67d 低圧ガス中継遮断弁(ガス中継遮断弁)
71a、71b、71c、71d 液中継遮断弁
79a、79b、79c、79d 冷媒センサ(冷媒漏洩検知手段)
特許第5517789号

Claims (6)

  1. 圧縮機(21)を有する室外ユニット(2)と、
    室内膨張弁(51a、51b、51c、51d)と室内熱交換器(52a、52b、52c、52d)とを有する複数の室内ユニット(3a、3b、3c、3d)と、
    前記室外ユニットと前記室内ユニットとを接続する液冷媒連絡管(5)及びガス冷媒連絡管(6)と、
    前記液冷媒連絡管及び前記ガス冷媒連絡管に設けられており、前記液冷媒連絡管に接続される液接続管(61a、61b、61c、61d)に液中継遮断弁(71a、71b、71c、71d)と前記ガス冷媒連絡管に接続されるガス接続管(62a、62b、62c、62d)にガス中継遮断弁(66a、66b、66c、66d、67a、67b、67c、67d)とを有しており、前記複数の室内熱交換器を個別に冷媒の蒸発器又は前記冷媒の放熱器として機能させるように切り換える少なくとも1つの中継ユニット(4a、4b、4c、4d)と、
    前記冷媒の漏洩を検知する冷媒漏洩検知手段(79a、79b、79c、79d)と、
    前記室外ユニット、前記室内ユニット及び前記中継ユニットの構成機器を制御する制御部(19)と、
    を備えている、
    空気調和装置において、
    前記制御部は、前記冷媒の漏洩時に前記冷媒漏洩検知手段の情報に基づいて、前記液中継遮断弁を開けるとともに、前記室内膨張弁及び前記ガス中継遮断弁を閉止させる第1遮断制御を行う、
    空気調和装置(1)。
  2. 前記液中継遮断弁は、電動膨張弁からなり、
    前記制御部は、前記第1遮断制御時に、前記液中継遮断弁を微開にする、
    請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記制御部は、前記第1遮断制御を行っても前記冷媒の漏洩が続いているものと判定する場合に、前記室内膨張弁を閉止させたままで、前記液中継遮断弁を閉止させる第2遮断制御を行う、
    請求項1又は2に記載の空気調和装置。
  4. 前記室内ユニットは、前記室内熱交換器付近の前記冷媒の温度を検出する温度センサ(57a、57b、57c、57d、58a、58b、58c、58d)をさらに有しており、
    前記制御部は、前記第1遮断制御中における前記温度センサによって検出される前記冷媒の温度に基づいて、前記第1遮断制御を行っても前記冷媒の漏洩が続いているかどうかを判定する、
    請求項3に記載の空気調和装置。
  5. 前記制御部は、前記第2遮断制御時に、前記ガス中継遮断弁を開ける、
    請求項3又は4に記載の空気調和装置。
  6. 前記ガス中継遮断弁は、電動膨張弁からなり、
    前記制御部は、前記第2遮断制御時に、前記ガス中継遮断弁を微開にする、
    請求項5に記載の空気調和装置。
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