JP2018071404A - 排気ガス浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率よくPMおよびNOxを浄化できる排気ガス浄化装置を提供すること。【解決手段】排気ガス浄化装置1は、排気ガスが通過可能なガス流路10と、ガス流路10に臨み、互いに間隔を隔てて対向配置される複数の誘電板8と、互いに隣接する誘電板8間にプラズマを発生させる電極9と、ガス流路10に排気ガスと接触するように配置される酸化触媒17とを備え、酸化触媒17が、金属を担持したAl2O3を含有し、金属が、Na、K、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Zn、Ag、Ce、PrおよびSmからなる群から選択される少なくとも一種である。【選択図】図1

Description

本発明は、プラズマおよび酸化触媒の併用によって排気ガスを浄化する排気ガス浄化装置に関する。
ディーゼルエンジンなどの内燃機関から排出される排気ガスには、PM(粒子状物質)が含有されている。PMは、例えば、煤(Soot)、可溶性有機物(SOF:Soluble Organic Fraction)、サルフェートなどを含んでいる。
その種の排気ガスを浄化する装置として、プラズマ反応器が知られている。プラズマ反応器では、プラズマ中の活性種によってPMが酸化されて、排気ガスが浄化される。そして、近年では、排気ガスの浄化率をさらに向上させるために、プラズマによる浄化機能と酸化触媒による浄化機能とを併せ持つハイブリッド型の装置が提案されている。
例えば、第1誘電体と、この第1誘電体に対向配置された第2誘電体と、第1および第2誘電体間に形成されたプラズマ領域と、第1および第2誘電体の互いに対向する面の各裏面に設けられた第1および第2電極部材とを備え、第1および第2誘電体におけるプラズマ領域に臨む面に、酸化触媒がコーティングされたプラズマ反応器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。そして、特許文献1には、酸化触媒がコーティングされたプラズマ反応器により、PMの他、排気ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を浄化できることが記載されている。
特開2003−286829号公報
一方、特許文献1に記載されるプラズマ反応器において、誘電体の表面をコーティングする酸化触媒としては、例えば、アルミナ(Al)が知られているが、近年では、PMおよびNOxを、さらに効率よく浄化できる排気ガス浄化装置が要求されている。
そこで、本発明の目的は、効率よくPMおよびNOxを浄化できる排気ガス浄化装置を提供することにある。
本発明[1]は、排気ガスが通過可能なガス流路と、前記ガス流路に臨み、互いに間隔を隔てて対向配置される複数の誘電体と、互いに隣接する前記誘電体間にプラズマを発生させる電極と、前記ガス流路に排気ガスと接触するように配置される酸化触媒とを備え、前記酸化触媒が、金属を担持したAlを含有し、前記金属が、Na、K、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Zn、Ag、Ce、PrおよびSmからなる群から選択される少なくとも一種である、排気ガス浄化装置を含んでいる。
本発明の排気ガス浄化装置では、電極に電力が印加されることにより、互いに隣接する誘電体間(ガス流路)にプラズマが発生する。そのため、誘電体間では、プラズマ中の荷電粒子(イオンや電子)や遊離基(ラジカル)などの活性種によって、通過する排気ガス中のPMを酸化させることができる。
また、ガス流路に排気ガスと接触するように酸化触媒が配置されているので、プラズマによる酸化に加えて、酸化触媒の作用によっても排気ガス中のPMを酸化させることができる。
しかも、酸化触媒が、Na、K、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Zn、Ag、Ce、PrおよびSmからなる群から選択される少なくとも一種の金属を担持したAlを含有するため、酸化触媒の使用量に対するPMの酸化効率を向上させることができ、これにより、PMを効率よく浄化することができる。さらに、酸化触媒により、PMとともにNOxを浄化することもできる。
図1は、本発明の一実施形態に係る排気ガス浄化装置の概略断面図である。 図2は、本発明の他の実施形態に係る排気ガス浄化装置の概略断面図である。 図3は、各実施例および各比較例のPM燃焼量を示すグラフである。
図1において、排気ガス浄化装置1は、例えば、自動車のディーゼルエンジンなどの内燃機関から排出される、PM(Particulate Matter:粒子状物質)やNOx(窒素酸化物)などが含有される排気ガスを浄化する装置であって、エキゾーストパイプ(図示せず)などの排気流路の一部として配置される。
排気ガス浄化装置1は、排気流路の一部を形成する流路形成管2と、流路形成管2内に放電プラズマを発生させるプラズマ反応器3と、プラズマ反応器3に電力を供給する電源4とを備えている。
流路形成管2は、例えば、ステンレス鋼製であり、略四角筒状の角管5と、角管5の長手方向両端部に接続され、当該両端部から角管5の長手方向外側に向かって窄む錐形の1対の錐管6とを有している。
各錐管6は、互いに対称に形成されている。各錐管6における角管5の反対側には、流路形成管2をエキゾーストパイプ(図示せず)に接続するための略円筒状の円管7が接続されている。なお、各錐管6は、互いに対称でなくてもよい。
流路形成管2は、一方の円管7がエキゾーストパイプ(図示せず)における排気ガスの流れ方向上流側に接続され、他方の円管7がエキゾーストパイプ(図示せず)における同方向下流側に接続されることによって、上流側のエキゾーストパイプと下流側のエキゾーストパイプとの間に介在される。したがって、排気ガスは、上流側のエキゾーストパイプから一方の円管7に流入し、角管5の長手方向に沿って一方の錐管6、角管5および他方の錐管6を流れて、他方の円管7を介して下流側のエキゾーストパイプに流出することとなる。
プラズマ反応器3は、流路形成管2内に設置されている。プラズマ反応器3は、互いに間隔を隔てて対向配置される複数の誘電体としての誘電板8と、互いに隣接する誘電板8間にプラズマを発生させる電極9と、電極9への電力の印加によってプラズマが発生するガス流路10とを備えている。
誘電板8は、略矩形平板状に形成された誘電材料からなり、排気ガスの流れ方向と直交する上下方向において複数(例えば、5枚)積層されている。
より具体的には、誘電板8は、角管5の互いに対向する1対の周壁間(図1における紙面上側の周壁と、紙面下側の周壁との間)において、その周壁(図1における紙面上側の周壁と、紙面下側の周壁)に対して平行に(角管5の長手方向に沿って)延びるように、配置されている。これにより、互いに向き合う誘電板8間には、ガス流路10が形成されている。すなわち、誘電板8がガス流路10に臨むように配置されており、ガス流路10内を排気ガスが通過可能とされている。
誘電板8の厚さは、例えば、0.5〜3mmである。また、誘電板8を構成する誘電材料としては、例えば、Al(アルミナ)、ZrO(酸化ジルコニウム)、AlN(窒化アルミニウム)、Si(窒化珪素)などの低誘電率材料、例えば、BaTiO(チタン酸バリウム)、SrTiO(チタン酸ストロンチウム)、Ba(Sr)TiO(チタン酸バリウムストロンチウム)などの高誘電率材料が挙げられる。これらは、単独使用または2種類以上併用することができる。
電極9は、略矩形平板状に形成された金属材料からなり、誘電板8の内部、具体的には、誘電板8の厚み方向略中央に埋設されている。これにより、誘電板8および電極9からなる電極パネルが形成されている。
電極9の厚さは、例えば、0.2〜1.0mmである。また、電極9を構成する金属材料としては、例えば、ステンレス鋼(SUS)、ニッケル、銅、タングステンなどが挙げられる。これらは、単独使用または2種類以上併用することができる。
電極9には、誘電板8の積層方向(上下方向)下側から順に高電圧配線21および接地配線22が交互に接続されている。電極9は、接続される配線の種類によって、高電圧極9Hと、接地極9Gとに区別される。
各高電圧配線21は、その一端が各高電圧極9Hに電気的に接続され、その他端が1本に集約されて電源4に接続されている。一方、各接地配線22は、その一端が各接地極9Gに電気的に接続され、その他端が1本に集約されて接地されている。
なお、図1では表れていないが、高電圧配線21は、流路形成管2を貫通する部分(流路形成管2と接触する部分)において、例えば、Alなどの絶縁体により被覆されている。これにより、高電圧配線21と流路形成管2とは互いに絶縁されている。
電源4は、例えば、内燃機関などの動作を制御する制御ユニット(図示せず)に電気的に接続されており、当該内燃機関の動作とリンクしてその動作が制御される。また、電源4としては、例えば、直流電源、交流電源、パルス電源などが挙げられ、好ましくは、パルス電源が挙げられる。そして、詳しくは後述するが、このような電源4から電極9に対して電力が印加されることにより、ガス流路10内にプラズマが発生する。
そして、この排気ガス浄化装置1では、酸化触媒17が、ガス流路10内で排気ガスと接触するように配置される。
酸化触媒17は、金属を担持したAl(アルミナ)を含有している。
Al(アルミナ)としては、例えば、αアルミナ、θアルミナ、γアルミナなどが挙げられる。これらAl(アルミナ)は、単独使用または2種類以上併用することができる。Al(アルミナ)として、好ましくは、θアルミナが挙げられる。
Alに担持される金属としては、Na(ナトリウム)、K(カリウム)、Ti(チタン)、V(バナジウム)、Cr(クロム)、Mn(マンガン)、Fe(鉄)、Co(コバルト)、Ni(ニッケル)、Zn(亜鉛)、Ag(銀)、Ce(セシウム)、Pr(プラセオジム)、Sm(サマリウム)が挙げられる。これらは、単独使用または2種類以上併用することができる。金属として、好ましくは、Cr(クロム)、Mn(マンガン)、Fe(鉄)、Co(コバルト)が挙げられ、より好ましくは、Mn(マンガン)、Fe(鉄)が挙げられ、とりわけ好ましくは、Fe(鉄)が挙げられる。
金属をAlに担持させる方法としては、特に制限されず、公知の方法が採用される。
より具体的には、例えば、まず、金属を含む塩の溶液を調製し、この含塩溶液をAlに含浸させる。
含塩溶液としては、例えば、硫酸塩、硝酸塩、塩化物、りん酸塩などの無機塩、例えば、酢酸塩、しゅう酸塩などの有機酸塩などの塩の溶液が挙げられる。これらは、単独使用または2種類以上併用することができる。含塩溶液として、好ましくは、無機塩溶液、より好ましくは、硝酸塩溶液が挙げられる。なお、含塩溶液の濃度は、特に制限されず、目的および用途に応じて、適宜設定される。
Alに対する含塩溶液の含浸量は、Alに対する金属の担持量に応じて、設定される。金属の担持量として、より具体的には、金属とAlとの総量100質量部に対して、金属が、例えば、1質量部以上、好ましくは、2質量部以上であり、例えば、20質量部以下、好ましくは、10質量部以下である。
次いで、この方法では、含塩溶液が含浸されたAlを、必要により、20〜200℃で1〜48時間乾燥させ、その後、必要により、350〜1000℃で1〜12時間焼成する。
これにより、金属が担持されたAlが得られる。
また、金属が担持されたAlを得る方法としては、上記に限定されず、例えば、Alの製造時において、アルミニウム塩水溶液からアンモニアなどによりAlを沈殿させるときに、上記の含塩溶液を添加し、Alとともに金属を共沈させて、その後、焼成する方法が挙げられる。
このような酸化触媒17は、例えば、図1に示されるように、誘電板8の表面11(一方側の表面11および他方側の表面11)に積層される。酸化触媒17を誘電板8に積層する方法としては、例えば、金属が担持されたAlを含むスラリーを調製し、そのスラリーを誘電板8の表面にコート層として塗布および乾燥するスラリーコート法が用いられる。
スラリーコート法では、まず、金属が担持されたAlを水に分散させて、金属が担持されたAlを含むスラリー(以下、触媒スラリーとする。)を調製する。
次いで、この方法では、触媒スラリーを、誘電板8の表面11(周壁5に対向する表面11を除く一方側の表面11および他方側の表面11。)に塗布する。塗布方法としては、特に制限されず、例えば、グラビアコート法、リバースコート法、ロールコート法、バーコート法、スプレーコート法、エアナイフコート法、ディッピング法、エアブラシ法などの公知の方法が挙げられる。
触媒スラリーの塗布量は、特に制限されないが、例えば、その乾燥質量が、例えば、30.0mg/cm以上、好ましくは、60.0mg/cm以上であり、例えば、200.0mg/cm以下、好ましくは、150.0mg/cm以下である。
また、塗布面積は、誘電板8の表面11(周壁5に対向する表面11を除く一方側の表面11および他方側の表面11。)の面積全体に対して、例えば、20面積%以上、好ましくは、30面積%以上であり、通常、100面積%以下である。
次いで、この方法では、塗布された触媒スラリーを乾燥させ、必要により焼成する。
これにより、誘電板8の表面11に、酸化触媒17のコート層を形成することができ、排ガス浄化装置1を得ることができる。
酸化触媒17のコート層の厚みは、例えば、0.1mm以上、好ましくは、0.5mm以上であり、例えば、2.0mm以下、好ましくは、1.0mm以下である。
そして、このような排気ガス浄化装置1は、内燃機関などの稼動により発生する排気ガスを浄化処理する。
浄化処理される排気ガスの温度は、例えば、排気ガス浄化装置1への流入前の温度が、最低(始動時など)80〜100℃、最大190〜210℃、平均115〜135℃である。
そして、内燃機関の稼働中、排気ガス浄化装置1では、高電圧配線21を介して電極9に電力が印加される。
印加電力の条件は、排出される排気ガスの圧力などによって異なるが、例えば、ピーク電圧が、1〜20kVであり、例えば、パルス繰返し周波数が、10〜300Hzである。
そして、この排気ガス浄化装置1では、電極9に電力が印加されることにより、各電極9に電荷が集中し、その電子が放出される。これにより、互いに隣接する誘電板8間(ガス流路10)に、荷電粒子(イオンや電子)や遊離基(ラジカル)などの活性種を含むプラズマが発生する。
そのため、誘電板8間では、プラズマ中の荷電粒子(イオンや電子)や遊離基(ラジカル)などの活性種によって、通過する排気ガス中のPMを酸化させることができる。また、これとともに、活性種は、酸化触媒17を活性化させることができ、PMの酸化効率を向上させることもできる。
また、ガス流路10に排気ガスと接触するように酸化触媒17が配置されているので、プラズマによる酸化に加えて、酸化触媒17の作用によっても排気ガス中のPMを酸化させることができる。
しかも、酸化触媒17が、Na、K、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Zn、Ag、Ce、PrおよびSmからなる群から選択される少なくとも一種の金属を担持したAlを含有するため、酸化触媒17の使用量に対するPMの酸化効率を向上させることができ、これにより、PMを効率よく浄化することができる。さらに、酸化触媒17により、PMとともにNOxを浄化することもできる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施形態は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜設計を変形することができる。
例えば、上記した実施形態では、金属板からなる電極9を用いているが、例えば、金属網からなる電極9を用いることもできる。
また、電極9の形状は、特に制限されない。例えば、図2に示されるように、電極9が、一定の振幅および一定の波長で上下に起伏する波状(三角波状、正弦波状、余弦波状、のこぎり波状)に形成されていてもよく、そのような電極9が、誘電体8に接触するように、各誘電板8の間に配置されていてもよい。
また、このような場合、酸化触媒17は、上記と同様に誘電板8の表面に形成されていてもよく、また、図2に示すように、電極9の表面に形成されていてもよい。さらには、図示しないが、誘電板8および電極の両方の表面に形成されていてもよい。
そして、このような排気ガス浄化装置の用途としては、例えば、ディーゼル機関から排出される排気ガスの浄化、化学プラントから排出される排気ガスの浄化などが挙げられる。
次に、本発明を、実施例および比較例に基づいて説明するが、本発明は、下記の実施例によって限定されるものではない。なお、「部」および「%」は、特に言及がない限り、質量基準である。また、以下の記載において用いられる配合割合(含有割合)、物性値、パラメータなどの具体的数値は、上記の「発明を実施するための形態」において記載されている、それらに対応する配合割合(含有割合)、物性値、パラメータなど該当記載の上限値(「以下」、「未満」として定義されている数値)または下限値(「以上」、「超過」として定義されている数値)に代替することができる。
製造例1(Fe/Alスラリーの製造)
市販のθアルミナに、硝酸鉄(III)水溶液を含浸させ、110℃で一昼夜乾燥後、電気炉にて、大気中、650℃で1時間熱処理(焼成)することにより、Feが担持されたAl(以下、Fe/Alとする。)を得た。FeとAlとの総量100質量部に対して、Feの担持量(含有量)は、3質量部であった。
そして、得られたFe/Alと、超純水とを混合し、固形分濃度50.0g/LのFe/Alスラリーを得た。
製造例2
市販のθアルミナと超純水とを混合し、固形分濃度50.0g/LのAlスラリーを得た。
製造例3(Cu/Alスラリーの製造)
市販のθアルミナに、硝酸銅(II)水溶液を含浸させ、110℃で一昼夜乾燥後、電気炉にて、大気中、650℃で1時間熱処理(焼成)することにより、Cuが担持されたAl(以下、Cu/Alとする。)を得た。CuとAlとの総量100質量部に対して、Cuの担持量(含有量)は、3質量部であった。
そして、得られたCu/Alと、超純水とを混合し、固形分濃度50.0g/LのCu/Alスラリーを得た。
実施例1
図1に示す構成のプラズマ反応器を用意し、誘電板の表面に、製造例1で得られたFe/Alスラリーを、エアブラシにより塗布し、80.0℃のヒートガンで90秒乾燥させ、酸化触媒の層を得た。なお、塗布量は、乾燥質量が0.5mg/cmとなるように、調整した。これにより、排気ガス浄化装置を得た。
比較例1
誘電板にスラリーを塗布しなかった以外は、実施例1と同じ方法により、排気ガス浄化装置を得た。
比較例2
製造例2で得られたAlスラリーを用いた以外は、実施例1と同じ方法により、排気ガス浄化装置を得た。
比較例3
製造例3で得られたCu/Alスラリーを用いた以外は、実施例1と同じ方法により、排気ガス浄化装置を得た。
<評価>
各実施例および各比較例で得られた排ガス浄化装置において、酸化触媒の表面に、浄化対象としてのPMを塗布し、100℃で1時間乾燥させた。
その後、排ガス浄化装置に、室温、100℃、200℃、300℃の排気ガス(O:10%、NO:300ppm、N:Balance、HO:なし)を導入した。また、これとともに、排ガス浄化装置の電極に対してピーク電圧3.5kV、パルス繰返し周波数:200Hzの条件で電圧を印加し、プラズマを発生させた。
そして、1分後におけるPMの燃焼量を測定した。
その結果を、図3に示す。
Figure 2018071404
1 排気ガス浄化装置
8 誘電板
9 電極
10 ガス流路
17 酸化触媒

Claims (1)

  1. 排気ガスが通過可能なガス流路と、
    前記ガス流路に臨み、互いに間隔を隔てて対向配置される複数の誘電体と、
    互いに隣接する前記誘電体間にプラズマを発生させる電極と、
    前記ガス流路に排気ガスと接触するように配置される酸化触媒とを備え、
    前記酸化触媒が、金属を担持したAlを含有し、
    前記金属が、Na、K、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Zn、Ag、Ce、PrおよびSmからなる群から選択される少なくとも一種であることを特徴とする、排気ガス浄化装置。
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