JP2018070967A - 粉体の吹込み方法 - Google Patents
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Abstract
Description
(1)開閉弁20を閉じた状態で、搬送装置(図示なし)によって系外から所定質量の粉体31が供給され、大気圧下の均圧タンク1の内部に一旦貯蔵される。
(2)均圧タンク1への粉体の供給後、均圧タンク1の圧力がフィードタンク2の圧力と同じになるように、加圧装置(図示なし)によって均圧タンク1が昇圧される。
(3)均圧タンク1の圧力がフィードタンク2の圧力に均圧された後、開閉弁20を開けることにより、粉体が円滑に均圧タンク1からフィードタンク2へ補給される。
(4)フィードタンク2への粉体の補給が終了した後、開閉弁20が閉じられ、その後、排圧装置(図示なし)によって均圧タンク1の圧力が大気圧に戻される。
(A)フィードタンク2に質量測定装置5(ロードセル)を取り付け、その質量測定装置5がフィードタンク2の質量(内部の粉体質量)に応じた信号を出力する。その信号と経過時間の関係を時間微分することによって排出流量を算出する。
(B)フィードタンク2から排出された粉体が流通する輸送配管8に粉体流量計4を配置し、その粉体流量計4から出力される信号に基づいて排出流量を算出する。
(1)図1に示すような吹込み装置では、内部の圧力変化に伴ってフィードタンク2が膨張または収縮する。同様に、均圧タンク1も、内部の圧力変化に伴って膨張または収縮する。これらの影響を受けてロードセルの出力が変化する。
(2)また、フィードタンク2の内部に収容されている粉体の質量が変化すれば、吹込み装置の構成部材に発生するたわみ等が変化する。同様に、均圧タンク1の内部に収容されている粉体の質量が変化すれば、吹込み装置の構成部材に発生するたわみ等が変化する。これらの影響によっても、ロードセル5の出力が変化する。
(3)均圧タンク1の状態がフィードタンク2のロードセル5の出力に与える影響を緩和するため、補給配管17に伸縮管等を採用しているが、その影響を皆無にすることは困難である。
(4)特に上記(1)のフィードタンク2および均圧タンク1の圧力変化が、ロードセル5の出力に大きな影響を与える。
WF/T=MF/T+f(PF/T、PE/T、MF/T、ME/T) ・・・(1)
ここで、WF/Tは補正後のフィードタンクの質量(t)、MF/Tは補正前のフィードタンクの質量(測定値、単位:t)、PF/Tはフィードタンクの圧力(Pa)、PE/Tは均圧タンクの圧力(Pa)、ME/Tは均圧タンクの質量(t)、f(a、b、c、d)はa、b、cおよびdを入力値とする関数である。
図2は、本実施形態の吹込み方法に使用可能な吹込み装置の構成例を示すブロック図である。図2に示す粉体の吹込み装置の基本構成は、前記図1に示す吹込み装置と同じである。図2に示す吹込み装置は、前記図1に示す吹込み装置と比べ、さらに、均圧タンク1に取り付けられる質量測定装置(ロードセル)19と、均圧タンク1の内部の圧力を測定する均圧タンク内圧力指示計16と、粉体質量指示計15とを備える。
(a)前述の通り、フィードタンク2および均圧タンク1の圧力変化は、質量測定装置(5、19)の出力に大きな影響を与える。
(b)そこで、本実施形態の吹込み方法は、測定時の均圧タンクの圧力を大気圧で一定とする。これにより、測定値から均圧タンク1の圧力変化による影響を取り除くことができる。
図3は、本実施形態の吹込み方法を適用した処理フロー例での、均圧タンクおよびフィードタンクの質量の変化を示す模式図である。同図には、経過時間(h)とロードセル19によって測定される均圧タンク1の質量(t)の関係、および、経過時間(h)とロードセル5によって測定されるフィードタンク2の質量(t)の関係を示す。
(1)(n−1)回目のフィードタンク2へ粉体を補給した後、n回目の補給を行うため、開閉弁20を閉じるとともに均圧タンク1を排圧して大気圧とする(図3のTA(n))。この時、均圧タンク1の質量をロードセル19によって測定し、その測定値をWB(n)とする。
WA(n)=WB(n)−WC(n) ・・・(2)
V1=WA(n)/(TA(n+1)−TA(n)) ・・・(3)
(a)実際の連続操業では、処理フロー例の(1)〜(5)の手順が周期的に繰り返されるので、TA(n)、TB(n)およびTC(n)はいずれも同じ周期で出現すると仮定できる。
(b)また、フィードタンクへの粉体の補給開始時(図3のTC(n))におけるフィードタンクの粉体の残量は同じであると仮定できる。
(c)さらに、均圧タンクに供給される粉体の質量は、系外で一定の質量で切り出された後で搬入されることから、ほぼ一定である。
(d)上記(a)〜(c)の仮定によれば、TA(n)〜TA(n+1)の間に、粉体の供給質量WAの全量がフィードタンク2から排出されたと考えられる。
V1=(WA(n)+WA(n+1)+WA(n+2)+・・・WA(n+m−1))/(TA(n+m)−TA(n)) ・・・(4)
WE/T=ME/T+g(PF/T、PE/T、MF/T、ME/T) ・・・(5)
ここで、WE/Tは補正後の均圧タンクの質量(t)、ME/Tは補正前の均圧タンクの質量(測定値、単位:t)、PF/Tはフィードタンクの圧力(Pa)、PE/Tは均圧タンクの圧力(Pa)、MF/Tはフィードタンクの質量(t)、g(a、b、c、d)はa、b、cおよびdを入力値とする関数である。ただし、本実施形態の吹込み方法では、均圧タンクの圧力PE/Tが大気圧であり、定数となる。
関数g(a、b、c、d)は、前述の関数f(a、b、c、d)と同様に、設備構成や構成部材の材質等に依存するので、吹込み装置ごとに事前に導出する。この関数g(a、b、c、d)は、例えば、以下の手順によって導出できる。
ここで、g1(a)〜g4(a)は、いずれも、aを入力値とする関数である。
E=g1(PF/T)+A ・・・(7)
E=g2(PE/T)+B ・・・(8)
E=g3(MF/T)+C ・・・(9)
E=g4(ME/T)+D ・・・(10)
ここで、A〜Dはいずれも定数である。
5:フィードタンクの質量測定装置(ロードセル)、 6:粉体流量指示調節計、
7:輸送配管内圧力計、 8:輸送配管、 9:差圧指示調節計、
10:フィードタンク内圧力指示計、 11:差圧指示計、 12:内圧調節弁、
13:排気用調節弁、 14:ガス配管圧力指示計、 15:粉体質量指示計、
16:均圧タンク内圧力指示計、 17:補給配管、 18:ガス供給配管、
19:均圧タンクの質量測定装置(ロードセル)、 20:開閉弁、 31:粉体、
41:粉体を吹き込む対象の炉
Claims (1)
- 吹込み装置によって炉内に粉体を吹込む方法であって、
前記吹込み装置は、
加圧下で前記粉体を収容するフィードタンクと、
前記フィードタンクと前記炉とを接続し、前記フィードタンクから排出された前記粉体がキャリアガスとともに流通する輸送配管と、
前記フィードタンクへ補給される前記粉体を、内部に一旦貯蔵する均圧タンクと、
前記均圧タンクと前記フィードタンクとを接続する補給配管と、
前記輸送配管において、前記フィードタンクからの前記粉体の排出流量を測定する粉体流量計と、
前記均圧タンクの内部に貯蔵された前記粉体の質量を測定する質量測定装置と、を備え、
前記吹込み方法は、
前記粉体を前記均圧タンクに供給して前記均圧タンクの内部に貯蔵するステップと、
前記均圧タンクの内部が大気圧である状態で前記質量測定装置による測定を行い、前記質量測定装置の測定値を用いて前記均圧タンクに供給された前記粉体の供給質量を算出するステップと、
前記均圧タンクの内部を前記フィードタンクの内部と均圧した状態で、前記均圧タンクの内部に貯蔵された前記粉体を前記フィードタンクへ補給するステップと、
前記粉体流量計によって前記排出流量を測定しながら、前記供給質量の前記粉体を前記フィードタンクから前記輸送配管を介して前記炉内に吹込むステップと、
前記粉体流量計の測定値による前記排出流量が、前記供給質量を用いて算出される前記排出流量と一致するように、前記粉体流量計の検量線を校正するステップと、を含む、粉体の吹込み方法。
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JP2016213694A JP6686843B2 (ja) | 2016-10-31 | 2016-10-31 | 粉体の吹込み方法 |
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