JP2018068909A - 遊技用システム - Google Patents

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Abstract

【課題】仮会員遊技用記録媒体(仮会員用カード)を正確に検知して、その旨を報知することにより、仮会員遊技用記録媒体(仮会員用カード)を所有する遊技者に会員詳細情報の登録を的確に促す遊技用システムを提供する。【解決手段】遊技用装置が、遊技用記録媒体の識別情報を読み取る読み取り手段と、その読み取った識別情報を管理装置に送信する送信手段と、を備え、管理装置が、送信手段から送信された識別情報を受信する受信手段と、その受信した識別情報に含まれる会員情報を参照し、複数の判定条件に基づいて遊技用記録媒体の所有者が仮会員であるか否かを判定する判定手段と、判定手段によって、遊技用記録媒体の所有者が仮会員であると判定された場合に、その旨を報知する報知手段と、を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、遊技ホールにおいて、遊技者が所有する記録媒体が会員用記録媒体であるのか仮会員用記録媒体であるのかを判定する遊技用システムに関する。
昨今、遊技ホールの固定客の定着を目的としたサービスとして、会員登録をした遊技者に会員用記録媒体を配布して、貯玉、再プレイ、遊技延長などの会員限定のサービスを提供することによって、遊技ホールの固定客を増やす取り組みが行われている。
一般に、会員用記録媒体を発行する処理では、遊技者に個人情報を含む顧客情報を記載する申込書を記入してもらい、必要項目が漏れなく記載されていることを確認した後に、申込書の記載内容を登録した会員用記録媒体の発行を行う。
閉店間際などの申込書の記載が面倒な遊技者のニーズに応える為に、特許文献1に記載のような技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第5829489号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、会員用記録媒体の発行を実行できるものの、申込書に所定の項目の記載がないために、本来、申込書に記入してもらう会員詳細情報が欠落しており、会員用記録媒体を所有する遊技者の会員詳細情報を遊技ホール側が把握することができなかった。
つまり、遊技ホール側は、申込書の各項目欄に記載された会員詳細情報に基づいて、会員の分析を行い、遊技ホールのマネージメントや営業計画を立案しているが、特許文献1の技術では、会員詳細情報を得ることができないため、遊技ホールの適切なマネージメントや営業計画の立案のための十分な情報が収集できないという問題があった。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、会員詳細情報が登録されていない会員用記録媒体所持者を仮会員として検知して、その旨を報知することにより、会員詳細情報の登録を的確に促す遊技用システムを提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するために、以下の事項を提案している。
(1)本発明は、遊技用記録媒体の識別情報を読み取る読み取り手段と、該読み取った前記識別情報を管理装置に送信する送信手段と、を備えた遊技用装置と、前記送信手段から送信された前記識別情報を受信する受信手段と、該受信した前記識別情報に対応する会員情報を参照し、1以上の判定条件に基づいて前記遊技用記録媒体の所有者が仮会員であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって、前記遊技用記録媒体の所有者が仮会員であると判定された場合に、その旨を報知する報知手段と、を備えた管理装置と、を含むことを特徴とする遊技用システムを提案している。
(2)本発明は、(1)の遊技用システムについて、前記判定手段は、前記識別情報に対応する会員情報のうち、未登録な情報を含むときに前記遊技用記録媒体の所有者が前記仮会員であると判定することを特徴とする遊技用システムを提案している。
(3)本発明は、(1)の遊技用システムについて、前記判定手段は、前記識別情報に対応する会員情報のうち、前記仮会員であることを示す情報を含むときに前記遊技用記録媒体の所有者が仮会員であると判定することを特徴とする遊技用システムを提案している。
(4)本発明は、(1)の遊技用システムについて、前記判定手段は、前記識別情報に対応する会員情報のうち、前記遊技用装置における発行記録情報を含むときに前記遊技用記録媒体の所有者が仮会員であると判定することを特徴とする遊技用システムを提案している。
(5)本発明は、(1)から(4)の遊技用システムについて、前記管理装置が、前記判定手段において、前記遊技用記録媒体の所有者が仮会員であると判定された場合に、遊技に制限を設ける遊技制限手段を備えたことを特徴とする遊技用システムを提案している。
(6)本発明は、遊技用記録媒体の識別情報を読み取る読み取り手段と、読み取った前記識別情報に対応する会員情報を参照し、1以上の判定条件に基づいて前記遊技用記録媒体の所有者が仮会員であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって、前記遊技用記録媒体の所有者が仮会員であると判定された場合に、その旨を報知する報知手段とを備えた遊技用システムを提案している。
本発明によれば、遊技用システムが、遊技用記録媒体の識別情報を読み取る読み取り手段と、その読み取った識別情報を管理装置に送信する送信手段と、を備えた遊技用装置と、送信手段から送信された識別情報を受信する受信手段と、その受信した識別情報に対応する会員情報を参照し、1以上の判定条件に基づいて遊技用記録媒体の所有者が仮会員であるか否かを判定する判定手段と、判定手段によって、遊技用記録媒体の所有者が仮会員であると判定された場合に、その旨を報知する報知手段とを備えた管理装置と、を備えることから、会員詳細情報が登録されていない会員用記録媒体所持者を仮会員として検知して、その旨を報知することにより、会員詳細情報の登録を的確に促すことができる。
本発明によれば、判定手段は、識別情報に対応する会員情報のうち、未登録な情報を含むときに遊技用記録媒体の所有者が前記仮会員であると判定することから、挿入された遊技用記録媒体が仮会員のものであることを正確に判定することができる。そのため、その旨を報知することにより、仮会員用遊技用記録媒体を所有する遊技者に会員詳細情報の登録を的確に促すことができるという効果がある。
本発明によれば、判定手段は、識別情報に対応する会員情報のうち、仮会員であることを示す情報を含むときに遊技用記録媒体の所有者が仮会員であると判定することから、挿入された遊技用記録媒体が仮会員遊技用記録媒体であることを正確に判定することができる。そのため、その旨を報知することにより、仮会員遊技用記録媒体を所有する遊技者に会員詳細情報の登録を的確に促すことができるという効果がある。
本発明によれば、判定手段は、識別情報に対応する会員情報のうち遊技用装置における発行記録情報を含むときに遊技用記録媒体の所有者が仮会員であると判定することから、挿入された遊技用記録媒体が仮会員遊技用記録媒体であることを正確に判定することができる。そのため、その旨を報知することにより、仮会員遊技用記録媒体を所有する遊技者に会員詳細情報の登録を的確に促すことができるという効果がある。
本発明によれば、管理装置は、判定手段において、遊技用記録媒体の所有者が仮会員であると判定された場合に、遊技に制限を設けることから、係る遊技の制限により、遊技者に会員詳細情報の登録を促すインセンティブを与えることができるという効果がある。
本発明によれば、遊技用システムは、遊技用記録媒体の識別情報を読み取る読み取り手段と、読み取った識別情報に対応する会員情報を参照し、1以上の判定条件に基づいて遊技用記録媒体の所有者が仮会員であるか否かを判定する判定手段と、判定手段によって、遊技用記録媒体の所有者が仮会員であると判定された場合に、その旨を報知する報知手段とを備えることから、会員詳細情報が登録されていない会員用記録媒体所持者を仮会員として検知して、その旨を報知することにより、会員詳細情報の登録を的確に促すことができる。
遊技用システムの概要図である。 遊技用システムの主な構成を示した概要図である。 本発明の実施形態に係る遊技用装置の構成図である。 本発明の実施形態に係る遊技用装置の構成図である。 本発明の実施形態に係る管理装置の構成図である。 本発明の実施形態に係る遊技用システムの処理フロー図である。 本発明の実施形態に係る仮会員遊技用記録媒体(仮会員用カード)の会員情報を例示した図である。 本発明の実施形態に係る仮会員遊技用記録媒体(仮会員用カード)の会員情報を例示した図である。 本発明の実施形態に係る仮会員遊技用記録媒体(仮会員用カード)の会員情報を例示した図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素などとの置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組み合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、以下の実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
なお、本発明の実施形態について説明する前に、本実施形態に係る遊技用システムの処理を含み、他のすべての処理を行なう遊技用メインシステムについて説明する。
<遊技用メインシステムの構成>
遊技用メインシステム1は、図1に示すように、例えば、複数のパチンコ機2と、台間機3、4、6と、島コンピュータ7と、ネットワーク8と、計数機9と、精算機10と、景品管理機(POS)11と、再プレイ受付機12と、管理装置13と、景品払出機18と、発券機20と、データ表示機21と、データ公開機22等から構成されている。
複数のパチンコ機2および複数のパチンコ機2のそれぞれに接続された台間機3、4、複数のスロットマシン5およびメダル払出用に接続された台間機6が島コンピュータ7を介してネットワーク8に接続されている。
また、ネットワーク8には、例えば、遊技媒体であるパチンコ玉やメダルの数量を計数する計数機9、受け入れた遊技用記録媒体(例えばカードやコインなど。以下カードを例に記載する。カードには会員登録した遊技者に発行される会員用カード、一般遊技者に発行される一般用カードなどがある。)のプリペイド価値である度数残高を現金で返却する精算機10、受け入れた会員用カードや貯玉数の情報が記録されたレシートから貯玉数を参照し、貯玉数とその貯玉数により交換される景品種別と数量の表示を行い、景品払出機18が併設される場合、景品払出機18へ払い出す景品の種別と数量を指示する景品管理機(POS)11などが接続されている。
さらに、会員用カードに記憶された固有識別情報(以下カードID)に基づいて管理装置13の記憶部に記憶された貯玉数があれば再プレイ用貯玉数の情報を書き換える旨の要求信号を、ネットワーク8を介して管理装置13に対して送信し、再プレイを行える状態にする再プレイ受付機12、受け入れた紙幣額に対して購入度数ボタンで選択された金額に対応する度数を、会員用カードに対応付けたり、その金額に対応する度数が記憶された一般用カードの発行を行う発券機20、各遊技機の上部に取り付けられ、各遊技機における、例えば、スランプグラフ、スタート回数、特賞回数などの情報を表示するデータ表示機21、各遊技機の、例えば、スランプグラフ、スタート回数、特賞回数などの情報が検索可能であり、その検索情報を表示部に表示して遊技者に提供するデータ公開機22などが接続されている。
ここで、会員の遊技者とは、氏名、住所、電話番号、年齢、性別などの会員詳細情報が会員用カードを識別するカードIDに基づいて管理装置13に登録され、会員用カードを有する遊技者をいう。尚、本発明では、上記した会員遊技者の内、会員詳細情報の全部、または一部に未登録な情報を含む遊技者を「仮会員」とする。また、会員は専用の会員用カードを、一般遊技者は台間機3、4、6等にストックされる一般用カードを使用して、遊技を行う。また、仮会員が使用する仮会員用カードは、会員用カードと同じものを使用する。
また、各種カード(会員用カード、仮会員用カード、一般用カード)には、例えば、ICチップと、そのICチップを取り巻くアンテナ部とを有し、アンテナ部を介してICチップに情報の読み書きをすることができる非接触型の記憶媒体などが使用される。
上記した各機器からの情報は、ネットワーク8を介して管理装置13に出力される。さらに管理装置13に入力された各機器からの情報は、パーソナルコンピュータ17などで見ることができる。一方、管理装置13からの情報は、ネットワーク8を介して各機器に出力することもできる。
<景品管理機(POS)11>
景品管理機(POS)11は、カード挿入口より挿入されたカードより読み取ったカードIDに基づき当日獲得した持玉・持メダル(以下持玉で統一)数、貯玉・貯メダル(以下貯玉で統一)数に基づく景品交換用有価価値を参照し、景品交換用有価価値により交換される景品種別と数量の表示を行い、景品払出機18が併設される場合、景品払出機18へ払い出す景品の種別と数量を指示するものである。また、計数機9で発券されたレシートを用いる場合には、バーコードリーダでレシートに記録された情報を読み取り、その情報に基づく景品交換用有価価値の範囲で景品交換を行うものである。
なお、有価価値としては、遊技媒体であるパチンコ玉やメダルを貸し出す時に貸し出した遊技媒体数に対応して消費される現金価値に対応した度数、当日獲得した持玉、貯玉、その他特典が付与される来店ポイント等が例示できる。度数とは、入金1万円で100度数のプリペイド価値であり、1玉4円の貸玉の場合、1回の玉貸しボタンを押すと500円分125玉を貸し出され、その際500円分5度数が減算される。持玉と貯玉の関係を説明する。持玉とは、当日に獲得した玉・メダルであり、貯玉とは、持玉を景品交換せずに遊技者が帰った場合、日を跨ぐことで持玉から管理方法を変更したものをいう。
なお、本実施形態において有価価値とは、プリペイド価値である度数、当日獲得分である持玉、前日以前に獲得した貯玉、来店により付与される来店ポイント等が挙げられる。また、持玉並びに貯玉に関しては、後述する再プレイに使用することもできる。
特殊景品ボタンが押された場合の景品は、例えば、大景品(2500円)、小景品(1000円)などがあり、貯玉数より端玉(景品と交換後の残り玉)を最小にするよう計算されて、例えば、景品払出機18が併設されている場合には、景品が自動的に払い出される。景品払出機18が併設されていない場合には、表示された交換される景品の種別と数量の表示に基づいて、店員などによって景品が払い出される。また、例えば、たばこ、ジュースなどの一般景品と交換する場合には、交換したい景品や個数を選択し、景品交換を行う。一般景品と交換する場合には、店員などが景品を払い出すことが多いが、景品払出機などで自動的に景品を払い出すこともできる。
<再プレイ受付機12>
再プレイ受付機12は、会員用カードに記憶されたカードIDと共に、管理装置13の再プレイフラグ、貯玉数の情報を書き換えるための要求信号を、ネットワーク8を介して管理装置13に送信し、当該要求信号とカードIDを受けた管理装置13は、貯玉数から再プレイ玉数を減算して、減算分を再プレイ可能な再プレイ用玉数としてカードIDに基づき記憶部に登録することで再プレイを行える状態にするものである。なお、遊技ホールによっては、再プレイ受付機12を設けず、台間機3、4、6で再プレイ用有価価値を登録する場合もある。
再プレイフラグは、管理装置13に書き込まれている情報で、再プレイを可能にしたり、不可能にしたりするものであり、例えば、1が書き込まれていれば再プレイ可能、0が書き込まれていれば再プレイ不可能になる。ここで、再プレイとは、計数機9において計数され貯玉された貯玉数のうち所定の金額(例えば1万円)に相当する玉数を再プレイ用貯玉数とし、その再プレイ用貯玉数分の貸玉の貸し出しによって、遊技をすることをいう。また、再プレイ受付機12では、会員用カード30の利用によって付与されるポイントを、例えば、再プレイ用貯玉数に還元することもできる。
<実施形態>
以下の実施の形態では、管理装置13を管理装置とし、台間機3、4、6を遊技用装置として、管理装置13と台間機3、4、6とが協働して機能するシステムを遊技用システムの一例として説明する。
図2は、遊技用メインシステム1における、パチンコ機2やスロットマシン5などの遊技機が、島コンピュータ7を介して、管理装置13に接続されている概略を示す図である。
図2に示す遊技用メインシステム1では、列状に複数並設されたパチンコ機2やスロットマシン5のそれぞれが、島コンピュータ7とを介して、管理装置13に接続されている。また、島コンピュータ7および管理装置13は、通信回線LANによって信号を入出力可能な状態で接続されている。
<台間機3、4、6>
遊技用装置として機能する台間機3、4、6について、図1および図3、図4を参照して説明する。
台間機3(CRユニット)は、パチンコ機2と情報通信ができるため、パチンコ機2の貸玉ボタンが押されると、パチンコ機2内部からパチンコ機2の上皿へ直接パチンコ玉を供給することができる。一方、台間機4(現金ユニット)は、パチンコ機2と情報通信ができないため、パチンコ玉は、台間機4のノズルよりパチンコ機2の上皿へ供給される。
また、台間機6(台間メダルユニット)は、台間機4(現金ユニット)と同様に遊技機と情報通信ができないため、メダルは、台間機6(台間メダルユニット)のメダル払出口に供給され、遊技者によってスロットマシン5に移動される。なお、台間機6(台間メダル貸し機)のメダル払出口にノズルを取り付け、自動的にメダルがスロットマシン5のメダル払出口に供給されるようにしてもよい。
また、各台間機3、4、6には、カード挿入口3a、4a、6a、貸玉ボタン3b、4b(遊技機に貸玉ボタンを有しているため台間機3(CRユニット)にはない場合もある。)、再プレイ用貸玉ボタン3c、4c、貸メダルボタン6b、再プレイ用貸メダルボタン6c、返却ボタン3d、4d、6d、表示部3e、4e、6e、ランプ3f、4f、6f、カード回収部3g、4g、6gなどが設けられている。カード挿入口3a、4a、6aは、台間機3、4、6へのカードの挿入または排出を行なうところである。
カードがカード挿入口3a、4a、6aから挿入されると、カードは、カード処理部として機能するリーダライタ部に搬送され、カードIDなどの情報が読み取られる。これは、本発明の読み取り手段の機能に相当する。また、読み取られた情報は、管理装置13に送信される。これは、後述する本発明の送信部の機能に相当する。
ここで、1枚のカードがカード挿入口3a、4a、6aから挿入されると、例えば、ソレノイドなどの機械的手段によって、カード挿入口3a、4a、6aが封鎖されるので、他のカードを挿入することはできなくなる。これによって、複数のカードがカード挿入口3a、4a、6aに挿入されることで生じるカード詰りなどを防止することができる。また、ソレノイドなどの機械的手段を用いずに、他の方法でカード詰りなどを防止してもよい。
貸玉ボタン3b、4bは、遊技者がパチンコ玉の貸し出しを要求するときに、押されるボタンである。例えば、貸玉ボタン3b、4bが1回押されると500円分のパチンコ玉が貸し出しされる。
貸メダルボタン6bは、遊技者がメダルの貸し出しを要求するときに押されるボタンである。例えば、貸メダルボタン6bが1回押されると1000円分のメダルが貸し出しされる。再プレイ用貸玉ボタン3c、4cおよび再プレイ用貸メダルボタン6cは、再プレイ受付機12において再プレイ手続が行われた会員用カード使用時にのみ利用され、再プレイ用に利用することができるパチンコ玉またはメダルを貸し出しするときに押される。
表示部3e、4e、6eは、例えば、有価価値を表示する。これによって、これら度数等の有価価値を確認でき、入金のタイミングを図ることができる。また、表示部3e、4e、6eには、有価価値以外の情報を表示してもよい。ランプ3f、4f、6fは、遊技している遊技者が、会員または仮会員なのかを視覚的に識別するためのもので、例えば、会員の場合は赤色、仮会員の場合は青色が発光する。
カード回収部3g、4g、6gは、一般用カード処理部として機能する図示しないカード処理機の一般用カードを貯留するカード貯留部において、一般用カードの貯留限度量に達した場合に、一般用カードを回収するものである。カード回収部3g、4g、6gに回収された一般用カードは、従業員などによって、例えば、営業終了後などに回収される。
台間機3、4、6の主要機能ブロックは、図4に示すように、読取部101と、送信部102とから構成されている。
読取部(読み取り手段)101は、受け付けたカードに記録されているカードIDを読み取る。送信部(送信手段)102は、読取部101がカードから読み取ったカードIDを後述する管理装置13に送信する。
また、本実施形態においては、遊技用装置として、台間機3、4、6を例示して説明するが、これに限らず、精算機10や景品管理機(POS)11に代表される景品交換装置などカード受付部を備えた機器によって実現することもできる。
<管理装置13>
管理装置として機能する管理装置13について、図1および図5を参照して説明する。
管理装置13は、パチンコ機2、スロットマシン5、台間機3、4、6、計数機9、精算機10、景品管理機(POS)11、再プレイ受付機12、発券機20、データ表示機21、データ公開機22などの機器からの情報を管理するものとしても機能するものである。また、上記した各機器と管理装置13との情報の通信に基づいて、管理装置13には後述するような様々な情報が記憶されている。
また、カードを受け付けてカードIDを読み取る記憶媒体読取手段として、台間機3、4、6におけるカードリーダライタが例示できる。読み取ったカードIDに基づいて有価価値を特定する方法として、読み取ったカードIDを管理装置13に送信し、管理装置13では受信したカードID情報に基づいて有価価値情報を特定し、送信元である台間機3、4、6に返信する。また、カード内部に記録された有価価値情報をカードリーダライタによって直接読み取って有価価値情報を特定し、管理装置13に有価価値情報を送信することもできる。また有価価値特定手段によって特定された有価価値の範囲で遊技媒体を払い出す為の処理を行う遊技媒体処理手段としては、度数を減算し、減算した分の度数に相当する遊技媒体を直接、台間機4、6からそれぞれパチンコ機2、スロットマシン5に払い出したり、度数を減算し、減算した分の遊技媒体を台間機3からの指示に基づいてパチンコ機2から払い出す処理と、持玉数または/及び貯玉数を減算し、減算した分の持玉数または/及び貯玉数に相当する遊技媒体を直接、台間機4、6からそれぞれパチンコ機2、スロットマシン5に払い出したり、持玉数または/及び貯玉数を減算し、減算した分の遊技媒体を台間機3からの指示に基づいてパチンコ機2から払い出す処理が例示できる。
また、記憶媒体読取手段と通信可能に接続され、カードID及び有価価値情報を受け、カードIDに基づいて有価価値を記憶管理する有価価値管理手段としては、管理装置13に同一筺体内に含まれる、または他の管理装置13と別筺体で形成されるカード管理装置が例示できる。台間機3、4、6や対応する遊技台から受信したカードID情報に基づいて、有価価値の読み出しと書き換え可能に記憶させる(データ集計させる)ものである。
また、管理装置13は、パチンコ機2および台間機3、4、6から受信した遊技信号に基づいて、各パチンコ機2の稼動状態を判定することができる。即ち、稼働状態・非稼働状態の遷移期間の所定の期間において、パチンコ機2および台間機3、4、6が遊技信号(セーフ・アウト・玉貸し・再プレイ・各台計数・カードの受付/返却・特賞信号など)を送信または受信している状態のことを稼動状態、受信していない状態のことを非稼動状態とし、これらの情報を指示に従って表示させることができる。
また、例えば、特賞が発生した場合に、管理装置13は、パチンコ機2からの遊技信号に基づいて、各特賞毎に遊技の履歴である遊技データを集計して、記憶することができる。また、管理装置13は、パチンコ機2からの遊技信号に基づいて、例えば、差玉、ベースなどの値を算出する。ここで、差玉とは、アウト(遊技機排出)玉数からセーフ(賞)玉数を減算した値である。また、ベースとは、約1分間のアウト(遊技機排出)玉数100個に対して、遊技者側に戻されるセーフ(賞)玉数の割合である。差玉、ベース共にパチンコ機2の釘幅を調整するなどの指標としてパチンコ機2毎に算出する。また同様に、確変状態、時短状態、通常状態などの他遊技状態においても、各遊技状態発生毎に、差玉、ベースなどの遊技データが算出され記憶される。
管理装置13の主要機能ブロックは、図5に示すように、受信部(受信手段)201と、判定部(判定手段)202と、報知部(報知手段)203と、遊技制限部(遊技制限手段)204とから構成されている。
受信部201は、台間機3、4、6の送信部102から送信されたカード(会員用カード、仮会員用カード)に記録されているカードIDを受信する。
判定部202は、受信部201が受信したカードIDに対応する会員情報を参照し、判定条件に基づいてカードの所有者が仮会員であるか否かを判定する。なお、本実施形態では、台間機3、4、6から受信したカードIDを基に管理装置13内の会員情報を参照する構成を例に判定の説明を記載するが、台間機3、4、6側で全会員情報を記憶させ読み取った会員情報から判定処理を行い、判定結果を管理装置13に送信する構成にしても良い。また、その場合、これから記載の判定部(判定手段)202は、管理装置13に備わっている例を記載するが、判定部(判定手段)202は台間機3、4、6に備えても良い。
判定条件として、例えば、照合の結果、図7に示すように、本来会員登録する際に必須入力項目とされている会員詳細情報のうちに未入力の項目(例えば、図7の住所)があるか否かを例示できる。ここで図7は会員情報の項目例を示している。同図では、氏名・住所・電話番号の項目を必須入力項目の会員詳細情報として網掛けで示している。必須入力項目が未登録である状態とは、網掛けの項目に空きがあることをいう。本図では、必須入力項目である住所欄が空欄になっているので、判定部202は、受信したカードIDにかかる会員を仮会員として、判定する。
この場合、会員詳細情報のうち未入力の項目があるため、遊技ホールの適切なマネージメントや営業計画の立案のための十分な情報が収集できない。そのため、このようなカードを所持している遊技者には、会員詳細情報を入力するように促す必要がある。なお、必須入力項目の設定や変更に関しては、遊技ホール従業員などが所望する項目を必須入力項目として設定・変更できることは言うまでもない。また、必須入力項目の設定は、たとえば管理装置13や景品管理機(POS)11、などを用いて設定できる。
次に判定条件について記載する。例えば、参照の結果、図示しないが、本来会員登録する際に必須入力項目とされている項目に全く情報が入力されていない仮会員用カード発行時の初期状態にある場合か否かが該当する。この場合、会員詳細情報が全く入力されていないため、遊技者の情報を店舗側が得ることが出来ない。よって、遊技者の趣味嗜好を考慮した遊技ホールの適切なマネージメントや営業計画の立案のための十分な情報が収集できない。そのため、このようなカードを所持している遊技者には、会員詳細情報を入力するように促す必要がある。
また、他の判定条件として、図8に示すように、仮会員を示す情報(カード発行を行う際に、あらかじめ「仮会員発行」ボタンが押下され発行されたものであることを示す情報、図8のフラグ「1」)が付与されているか否かを例示できる。
ここで、仮会員フラグの付与過程例を説明する。会員用カード発行過程において、たとえばPOS11や管理装置13などで会員詳細情報を入力し、図示しない会員用カード発行機より会員用カードが発行される。その際、店舗従業員がたとえば「仮会員発行」ボタンを押下すると、生成される会員情報に「仮会員フラグ」が付与される。すると、本来登録しなければならない会員詳細情報の登録が省略できる。
このような会員用カード発行のメリットは、閉店間際の混雑時に会員用カード発行における必須入力項目の登録作業が省けるので、時間短縮できる点である。
また、仮会員フラグを付与するにあたって、台間機3、4、6にて発行されたものに対して付与してもよい。台間機3、4、6での会員用カード発行については、特許第5829489号で提示されているような技術が用いられる。台間機3、4、6で発行した場合でも図8で示したように会員情報に仮会員フラグが付与され、判定部(判定手段)202は当該フラグの検知によって、当該会員を仮会員と判定する。
しかし、この場合には、会員詳細情報を取得することができないため、遊技ホールの適切なマネージメントや営業計画の立案のための十分な情報が収集できない。そのため、このようなカードを所持している遊技者には、会員詳細情報を入力するように促す必要がある。
なお、会員詳細情報の登録を以て、たとえば管理装置13は仮会員フラグを消去する。ここで会員詳細情報の登録判定は、上記段落0062で示したような技術を用いる。
判定条件は、上記以外のものを使用しても良い。例えば、既存の技術で開示されているように、遊技用記録媒体として携帯電話機が利用されるとき、個々の遊技客が所持する携帯電話機のICチップ識別情報「IDm」を用いて個々の遊技客を一意に特定する技術が開示されている。このとき、会員情報にカードIDが登録されておらず、携帯電話の「IDm」のみが登録されているものを仮会員として報知してもよい。
このような判定条件によれば以下のようなメリットがある。携帯電話機などは機種変更により端末が変わると、「IDm」も変更になる。すると、会員の特定が出来なくなり、トラブルの基となるおそれがある。よって、店舗側のカードなど不変の遊技用記録媒体のIDによって会員情報を管理したいという要望を満たすことができる。
また、会員登録した際のカード発行時間があらかじめ指定した時間帯に属するものか否か、などを条件に加えても良い。このような判定条件によれば以下のようなメリットがある。閉店間際などで急いで会員登録すると、登録情報に抜けが生じるおそれがあるので登録漏れを解消したいという店舗側の要望があった。本条件を加えることにより、あらかじめ指定した時間帯での会員発行に、たとえばフラグを付けて、判定部が検知することで要望を満たすことができる。
なお、上記の判定処理は、遊技用装置としての台間機3、4、6から管理装置13に問い合わせを行い、管理装置13が保有する会員マスタと参照して判定を行なうが、管理装置13から台間機3、4、6にマスタ情報を送信し、台間機3、4、6側で判定の処理を行なってもよい。また、台間機3、4、6において発行された仮会員用カードについては、正会員処理を行うことにより、台間機3、4、6または管理装置13は仮会員フラグを消去して、仮会員用カードを会員用カードとする。
ここで、正会員化について説明する。本来会員登録する際には、会員詳細情報の登録の必要がある。仮会員のカードIDに対応付いている会員情報について、本来記載すべき項目の登録を以て仮会員フラグを消去する。なお、ここで会員詳細情報の登録判定は、上記段落0062で示したような技術を用いる。
報知部203は、判定部202によって、カードの所有者が仮会員であると判定された場合に、その旨を報知する。具体的には、景品管理機(POS)11へのテキスト表示、イラスト表示等による報知や店員が装着しているインカムへの音声報知等を行なう。これ以外にも、管理装置13自体で表示し、従業員に通知する構成やランプあるいは図示しない台間機3、4、6の表示部を利用して遊技者に直接報知するような形態であってもよい。
この時、報知は営業回に1回のみとする構成にしても良い。これは、仮会員判定されたカードを各機器に挿入する度に、報知されると従業員からしても、また遊技者からしても鬱陶しい為である。
遊技制限部204は、判定部202において、カードの所有者が仮会員であると判定された場合に、遊技に制限を設ける。具体的には、判定部202において、カードの所有者が仮会員であると判定された場合に、再プレイ受付機12の受付を制限したり、来店ポイントを付与しない動作を行なったり、景品交換を禁止したり、カードに関連付けられた有価価値の精算を禁止したり、貯玉の使用禁止を行ったり、遊技ホール内の各機器に、カードが受け付けられた際、カードの排出を行う等の処理を行なうなどに代表される、本来は受けられるはずのサービスを制限することをいう。なお、この遊技制限処理は、管理装置13が各該当機器に制限命令を送信することによって実行しても良いし、仮会員の旨を判定した場合に、各機器の設定に基づいて、各機器が実行しても良い。
また、会員情報の必須入力項目について説明したが、入力対象項目に優先順位をつけても良い。図7を例に説明する。ここで、「住所」を第1優先、「電話番号」を第2優先、「氏名」を第3優先のように順位をつける。
このとき、入力対象項目である上記3つの項目のうちすべて登録されていなくても、第1優先である「住所」の登録がされていれば、他の入力対象項目が登録されていなくても、再プレイ以外のサービスは受けることを可能にしてもよい。
また、第2優先である「電話番号」のみ登録されている場合は、再プレイ・来店ポイント付与以外のサービスは受けることを可能にしてもよい。さらに、第3優先である「氏名」のみ登録されている場合は、再プレイ・来店ポイント付与・延長遊技以外のサービスを受けることを可能にしてもよい。
このように入力対象項目に優先順位を設けることにより、入力された項目に対応して会員サービスの制限を変化させてもよい。このような構成によれば、遊技者からすると十分なサービスが受けられない。よって、遊技者の会員詳細情報の登録意欲を促進することが出来る。
<遊技用システムの処理>
図6を用いて、本実施形態に係る遊技用システムの処理について説明する。
遊技用装置として機能する台間機3、4、6の読取部101は、カードに記録されているカードIDを読み取る(ステップS110)。遊技用装置として機能する台間機3、4、6の送信部102は、読取部101がカードから読み取ったカードIDをネットワークを介して管理装置13に送信する(ステップS120)。
管理装置として機能する管理装置13の受信部201は、遊技用装置として機能する台間機3、4、6の送信部102から送信されたカードに記録されているカードIDを受信する(ステップS130)。
管理装置13の判定部202は、受信部201が受信したカードに記録されているカードIDに含まれる会員情報を参照し、複数の判定条件に基づいてカードの所有者が仮会員であるか否かを判定する(ステップS140)。具体的には、管理装置13に記録されている全会員情報の中から、受信したカードIDに対応する会員情報を抽出する。抽出した会員情報を下記する条件に基づいて当該カードの所有者が仮会員であるか否か判定する。
なお、本実施形態においては、台間機3、4、6から受信したカードIDを基に管理装置13内の会員情報を抽出する構成を例に判定の説明を記載するが、台間機3、4、6側で全会員マスタを記憶させ会員情報の抽出まで行い、会員情報を管理装置13に送信する構成にしても良い。
ここで、判定条件としては、例えば、照合の結果、本来会員登録する際に必須入力項目とされている項目のうちに未入力の項目があるか否か、仮会員を示す情報(カード発行を行う際に、あらかじめたとえば「仮会員発行」ボタンが押下され発行されたものであることを示す情報)が付与されているか否か、遊技用装置(台間機3、4、6)における発行記録情報を含むか否か等があるがこれに限るものではない。例えば、遊技用記録媒体として、携帯端末IDのみ記録されているもの、つまり、携帯電話を使用しての会員登録であり、カード媒体がないものかどうか、遊技用記録媒体(カード、携帯端末)の発行時刻(閉店時刻の30分前等)があらかじめ指定した範囲に属するものかどうか等を判定条件に加えてもよい。
ここで、判定例を下記する。
判定例1:
台間機3、4、6に、カードが挿入されると、管理装置13にカードIDを送信する。管理装置13は受信したカードIDを基に、自身が持つデータベースの中から該当する会員情報を抽出する。該当会員情報に登録されている会員詳細情報を照合する。照合の結果、図7に示すように、本来会員登録する際に必須入力項目とされている項目のうちに未入力の項目(例えば、図7の住所)があるか否かを例示できる。
ここで、図7は、会員情報の項目例を示している。同図では、氏名・住所・電話番号の項目を必須入力項目として網掛けで示している。必須入力項目が未登録である状態とは、網掛けの項目に空きがあることをいう。本図では、必須入力項目である住所欄が空欄になっているので、判定部202は、受信したカードIDにかかる会員を仮会員として、報知する。
判定例2:
台間機3、4、6は、カードが挿入されると、管理装置13にカードIDを送信する。管理装置13は受信したカードIDを基に、自身が持つデータベースの中から該当する会員情報を抽出する。抽出した会員情報に仮会員フラグが対応付けられる場合、当該カードIDにかかる会員を仮会員として、判定する。ここで仮会員フラグの付与過程例を説明する。会員用カード発行過程において、店舗従業員がたとえば「仮会員発行」ボタンを押下すると、生成される会員情報に「仮会員フラグ」が付与される。すると、本来登録しなければならない項目への登録が省略できる。
このような会員用カード発行のメリットは、閉店間際の混雑時に会員用カード発行に必要な項目の登録作業が省けるので、時間短縮できる点である。
また、台間機3、4、6にて発行されたものに対しては、図9に示される会員情報のように、発行機フラグが付与される。管理装置13の判定部202は、発行機フラグを検出すると、カードの所有者が仮会員であると判定する。なお、台間機3、4、6での会員用カード発行については、特許第5829489号で提示されているような技術が用いられる。また、台間機3、4、6で発行した場合でも会員情報に仮会員フラグが付与され、判定部(判定手段)202は当該フラグの検知によって、当該会員を仮会員と判定してもよい。
しかし、この場合には、会員詳細情報を取得することができないため、遊技ホールの適切なマネージメントや営業計画の立案のための十分な情報が収集できない。そのため、このようなカードを所持している遊技者には、会員詳細情報を入力するように促す必要がある。なお、会員詳細情報の登録を以て、仮会員フラグを消去する。ここで会員詳細情報の登録判定は、段落0062で示したような技術を用いる。
管理装置13の報知部203は、判定部202によって、カードの所有者が仮会員であると判定された場合に、その旨を報知する(ステップS105)。具体的には、景品管理機(POS)11へのテキスト表示、イラスト表示等による報知や店員が装着しているインカムへの音声報知等を行なう。これ以外にも、図示しない島端ランプあるいは台間機3、4、6の表示部を利用して遊技者に直接報知するような形態であってもよい。
以上、説明したように、本実施形態によれば、遊技用システムが、カードの識別情報を読み取る読み取り手段と、その読み取った識別情報を管理装置に送信する送信手段と、を備えた遊技用装置と、送信手段から送信された識別情報を受信する受信手段と、その受信した識別情報に対応する会員情報を参照し、1以上の判定条件に基づいてカードの所有者が仮会員であるか否かを判定する判定手段と、判定手段によって、カードの所有者が仮会員であると判定された場合に、その旨を報知する報知手段とを備えた管理装置と、を備えることから、会員詳細情報が登録されていない会員用カードを仮会員として検知して、その旨を報知することにより、会員詳細情報の登録を的確に促すことができる。
また、本実施形態によれば、判定手段は、カードIDに対応する会員情報のうち、未登録な情報を含むときにカードの所有者が前記仮会員であると判定することから、挿入されたカードが仮会員用カードであることを正確に判定することができる。そのため、その旨を報知することにより、仮会員用カードを所有する遊技者に会員詳細情報の登録を的確に促すことができる。
また、本実施形態によれば、判定手段は、カードIDに対応する会員情報の中に、仮会員であることを示す情報を含むときにカードの所有者が仮会員であると判定することから、挿入されたカードが仮会員遊技用記録媒体(仮会員用カード)であることを正確に判定することができる。そのため、その旨を報知することにより、仮会員用カードを所有する遊技者に会員詳細情報の登録を的確に促すことができる。
また、本実施形態によれば、判定手段は、カードIDに対応する会員情報の中に、遊技用装置における発行記録情報を含むときにカードの所有者が仮会員であると判定することから、挿入されたカードが仮会員用カードであることを正確に判定することができる。そのため、その旨を報知することにより、仮会員用カードを所有する遊技者に会員詳細情報の登録を的確に促すことができる。
また、本実施形態によれば、管理装置は、判定手段において、カードの所有者が仮会員であると判定された場合に、遊技に制限を設けることから、係る遊技の制限により、遊技者に会員詳細情報の登録を促すインセンティブを与えることができるという効果がある。仮会員用カードを正確に検知して、その旨を報知することにより、仮会員用カードを所有する遊技者に会員詳細情報の登録を的確に促すことができる。そのため、会員の趣味嗜好に応じた店舗運営を行うことができる。
また、本実施形態によれば、遊技用システムは、カードIDを読み取る読み取り手段と、読み取ったカードIDに対応する会員情報を参照し、1以上の判定条件に基づいてカードの所有者が仮会員であるか否かを判定する判定手段と、判定手段によって、カードの所有者が仮会員であると判定された場合に、その旨を報知する報知手段とを備えることから、会員詳細情報が登録されていない会員用記録媒体所持者を仮会員として検知して、その旨を報知することにより、会員詳細情報の登録を的確に促すことができる。
なお、上記の実施形態においては、遊技用システムに関して、様々な実施態様について説明したが、遊技用システムの処理を装置単体で実行できる場合にも、同様の実施態様が適用できる。
さらに、遊技用システムの処理をコンピュータシステムが読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録された遊技用装置および管理装置に読み込ませ、実行することによって本発明の遊技用システムを実現することができる。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺装置等のハードウェアを含む。
また、「コンピュータシステム」は、WWW(World Wide Web)システムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、上記遊技用システムは、この遊技用システムの実現に必要なプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、上記した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上記した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は以上の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
<付記項>
<付記項1>
遊技用装置と管理装置とを含む遊技用システムにおける仮会員遊技用記録媒体判定報知方法であって、
前記遊技用装置が、遊技用記録媒体の識別情報を読み取る第1のステップと、
前記遊技用装置が、該読み取った前記識別情報を前記管理装置に送信する第2のステップと、
前記管理装置が、前記送信手段から送信された前記識別情報を受信する第3のステップと、
前記管理装置が、該受信した前記識別情報に含まれる会員情報を参照し、複数の判定条件に基づいて前記遊技用記録媒体の所有者が仮会員であるか否かを判定する第4のステップと、
前記管理装置が、前記第4のステップによって、前記遊技用記録媒体の所有者が仮会員であると判定された場合に、その旨を報知する第5のステップと、
を備えたことを特徴とする仮会員遊技用記録媒体判定報知方法。
<付記項2>
前記第4のステップにおいて、前記識別情報に対応する会員情報のうち、未登録な情報を含むときに前記遊技用記録媒体の所有者が前記仮会員であると判定することを特徴とする付記項1に記載の仮会員遊技用記録媒体判定報知方法。
<付記項3>
前記第4のステップにおいて、前記識別情報に対応する会員情報の中に、前記仮会員であることを示す情報を含むときに前記遊技用記録媒体の所有者が仮会員であると判定することを特徴とする付記項1に記載の仮会員遊技用記録媒体判定報知方法。
<付記項4>
前記第4のステップにおいて、前記識別情報に対応する会員情報の中に、前記遊技用装置における発行記録情報を含むときに前記遊技用記録媒体の所有者が仮会員であると判定することを特徴とする付記項1に記載の仮会員遊技用記録媒体判定報知方法。
<付記項5>
前記第4のステップにおいて、前記遊技用記録媒体の所有者が仮会員であると判定された場合に、遊技に制限を設ける第6のステップを備えたことを特徴とする付記項1から付記項4に記載の仮会員遊技用記録媒体判定報知方法。
<付記項6>
遊技用装置と管理装置とを含む遊技用システムにおける仮会員遊技用記録媒体判定報知方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記遊技用装置が、遊技用記録媒体の識別情報を読み取る第1のステップと、
前記遊技用装置が、該読み取った前記識別情報を前記管理装置に送信する第2のステップと、
前記管理装置が、前記送信手段から送信された前記識別情報を受信する第3のステップと、
前記管理装置が、該受信した前記識別情報に含まれる会員情報を参照し、複数の判定条件に基づいて前記遊技用記録媒体の所有者が仮会員であるか否かを判定する第4のステップと、
前記管理装置が、前記第4のステップによって、前記遊技用記録媒体の所有者が仮会員であると判定された場合に、その旨を報知する第5のステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
<付記項7>
前記第4のステップにおいて、前記識別情報に対応する会員情報のうち、未登録な情報を含むときに前記遊技用記録媒体の所有者が前記仮会員であると判定することを特徴とする付記項6に記載のプログラム。
<付記項8>
前記第4のステップにおいて、前記識別情報に対応する会員情報の中に、前記仮会員であることを示す情報を含むときに前記遊技用記録媒体の所有者が仮会員であると判定することを特徴とする付記項6に記載のプログラム。
<付記項9>
前記第4のステップにおいて、前記識別情報に対応する会員情報の中に、前記遊技用装置における発行記録情報を含むときに前記遊技用記録媒体の所有者が仮会員であると判定することを特徴とする付記項6に記載のプログラム。
<付記項10>
前記第4のステップにおいて、前記遊技用記録媒体の所有者が仮会員であると判定された場合に、遊技に制限を設ける第6のステップを備えたことを特徴とする付記項6から付記項9に記載のプログラム。
<付記項11>
遊技用記録媒体の識別情報を読み取る読み取り手段と、該読み取った前記識別情報を管理装置に送信する送信手段と、を備えた遊技用装置と管理装置とを含む遊技用システムにおける管理装置であって、
前記送信手段から送信された前記識別情報を受信する受信手段と、
該受信した前記識別情報に対応する会員情報を参照し、1以上の判定条件に基づいて前記遊技用記録媒体の所有者が仮会員であるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段によって、前記遊技用記録媒体の所有者が仮会員であると判定された場合に、その旨を報知する報知手段と、
を備えたことを特徴とする管理装置。
<付記項12>
前記判定手段は、前記識別情報に対応する会員情報のうち、未登録な情報を含むときに前記遊技用記録媒体の所有者が前記仮会員であると判定することを特徴とする付記項11に記載の管理装置。
<付記項13>
前記判定手段は、前記識別情報に対応する会員情報の中に、前記仮会員であることを示す情報を含むときに前記遊技用記録媒体の所有者が仮会員であると判定することを特徴とする付記項11に記載の管理装置。
<付記項14>
前記判定手段は、前記識別情報に対応する会員情報の中に、前記遊技用装置における発行記録情報を含むときに前記遊技用記録媒体の所有者が仮会員であると判定することを特徴とする付記項11に記載の管理装置。
<付記項15>
前記判定手段において、前記遊技用記録媒体の所有者が仮会員であると判定された場合に、遊技に制限を設ける遊技制限手段を備えたことを特徴とする付記項11から付記項14に記載の管理装置。
1;遊技用システム
2;パチンコ機
3、4、6;台間機
5;スロットマシン
7;島コンピュータ
8;ネットワーク
9;計数機
10;精算機
11;景品管理機(POS)
12;再プレイ受付機
13;管理装置
17;パーソナルコンピュータ
18;景品払出機
19;紙幣識別装置
20;発券機
21;データ表示機
22;データ公開機
27;遊技機端末装置
101;読取部
102;送信部
201;受信部
202;判定部
203;報知部
204;遊技制限部
110;形態情報取得部
210;判定部
211;記憶部

Claims (6)

  1. 遊技用記録媒体の識別情報を読み取る読み取り手段と、
    該読み取った前記識別情報を管理装置に送信する送信手段と、
    を備えた遊技用装置と、
    前記送信手段から送信された前記識別情報を受信する受信手段と、
    該受信した前記識別情報に対応する会員情報を参照し、1以上の判定条件に基づいて前記遊技用記録媒体の所有者が仮会員であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって、前記遊技用記録媒体の所有者が仮会員であると判定された場合に、その旨を報知する報知手段と、
    を備えた管理装置と、
    を含むことを特徴とする遊技用システム。
  2. 前記判定手段は、前記識別情報に対応する会員情報のうち、未登録な情報を含むときに前記遊技用記録媒体の所有者が前記仮会員であると判定することを特徴とする請求項1に記載の遊技用システム。
  3. 前記判定手段は、前記識別情報に対応する会員情報の中に、前記仮会員であることを示す情報を含むときに前記遊技用記録媒体の所有者が仮会員であると判定することを特徴とする請求項1に記載の遊技用システム。
  4. 前記判定手段は、前記識別情報に対応する会員情報の中に、前記遊技用装置における発行記録情報を含むときに前記遊技用記録媒体の所有者が仮会員であると判定することを特徴とする請求項1に記載の遊技用システム。
  5. 前記管理装置が、
    前記判定手段において、前記遊技用記録媒体の所有者が仮会員であると判定された場合に、遊技に制限を設ける遊技制限手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項4に記載の遊技用システム。
  6. 遊技用記録媒体の識別情報を読み取る読み取り手段と、
    読み取った前記識別情報に対応する会員情報を参照し、1以上の判定条件に基づいて前記遊技用記録媒体の所有者が仮会員であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって、前記遊技用記録媒体の所有者が仮会員であると判定された場合に、その旨を報知する報知手段と、
    を備えた遊技用システム。
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