JP2018068198A - 植栽マット体の生産方法及び播種装置 - Google Patents

植栽マット体の生産方法及び播種装置 Download PDF

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正子 黒田
敏仁 黒田
Toshihito Kuroda
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Abstract

【課題】形状が崩れにくい植栽マット体を生産する。【解決手段】シート10、シート10上に形成された土壌層100、及び、土壌層100上に群生した植物を備えている植栽マット体1を生産する。土壌層100の外縁部110をその周囲において支持する枠体20内において、シート10上に土壌層100を形成する土壌層形成工程(S3及びS4)と、当該土壌層100の表面に播種する播種工程(S5)とを備えており、土壌層100の外縁部110に、外縁部110に囲まれた中間部120と比べて当該土壌層100の表面上に密に種子が分布するように播種する。【選択図】図1

Description

本発明は、植栽マット体の生産方法及び播種装置に関する。
近年、ハーブ等が植栽されたマットを庭や公園に複数枚敷設することで、広範囲に植物を敷き詰めることが行われている。ハーブ等が植栽されたマットは、特許文献1の図3に示されるようにロール状に巻き取ること等により、輸送や保管の際にスペースを削減できるという利点がある。
実用新案登録第3119476号
しかし、ハーブ等が植栽されたマットは土壌層が崩れやすい。土壌層が崩れるとマットの形状が崩れ、例えば、植物を敷き詰める予定の場所に適切に敷き詰めることができなくなるおそれがある。
本発明の目的は、形状が崩れにくい植栽マット体の生産方法及び播種装置を提供することにある。
本発明者は、植栽マット体の品質に関する鋭意研究の結果、マットの形状が崩れるのはマットの外縁部から土壌層が崩れるためであることを知見した。そこで、本発明の植栽マット体の生産方法は、シート、前記シート上に形成された土壌層、及び、前記土壌層上に群生した植物を備えている植栽マット体を生産する方法であって、前記土壌層の外縁部をその周囲において支持する枠体内において前記シート上に前記土壌層を形成する土壌層形成工程と、前記土壌層の表面に播種する播種工程とを備えており、前記播種工程において、前記土壌層の外縁部に、前記外縁部に囲まれた中間部と比べて前記土壌層の表面上に密に種子が分布するように播種する。
これによると、土壌層の外縁部に種子が多く分布する。このため、植物が生長すると、外縁部において根が密集する。根が密集すると土壌層が崩れにくい。よって、外縁部が崩れにくいため、植栽マット体の形状が崩れにくい。
また、本発明においては、前記土壌層形成工程が前記土壌層を均して固める工程を含んでおり、前記外縁部の少なくとも一部においては、前記土壌層を均して固める工程を、前記中間部と比べて時間及び回数の少なくともいずれかを掛けて行うことが好ましい。これによると、土壌層の外縁部が確実に固まる。また、これにより、外縁部の根が土壌層に確実に定着する。よって、植栽マット体の形状がより崩れにくい。
また、本発明においては、前記播種工程において、種子送出部を有する播種装置を、前記種子送出部が一方の前記外縁部から前記中間部を跨いで他方の前記外縁部まで達するように配置した状態で、前記種子送出部から種子を送出させつつ前記種子送出部を前記枠体の長尺方向に沿って移動させるとともに、前記種子送出部における前記外縁部に対応する領域から送出される種子の単位面積当たり且つ単位時間当たりの数が、前記種子送出部における前記中間部に対応する領域から送出される種子の単位面積当たり且つ単位時間当たりの数より大きくなるように前記播種装置に播種させることが好ましい。これによると、播種装置から土壌層の外縁部へ単位時間当たり且つ単位面積当たりに多くの種子を送出させる。よって、外縁部に密に種子が分布する。また、播種装置を使用することで、手で播種するより、外縁部及び中間部の各領域において、それぞれ均一に種子を播種することができる。
また、本発明の別の観点による播種装置は、シート上の土壌層に群生した植物を備えている植栽マット体の生産方法に使用する、種子送出部を有する播種装置であって、前記種子送出部の一端部及び他端部のそれぞれから送出される種子の単位面積当たり且つ単位時間当たりの数が、前記種子送出部の前記一端部と前記他端部との間から送出される種子の単位面積当たり且つ単位時間当たりの数より大きくなるように、前記種子送出部から種子を送出する。これによると、播種装置の種子送出部の両端部から単位時間当たり且つ単位面積当たりに多くの種子を送出させる。よって、植栽マット体の土壌層の外縁部に密に播種可能である。
また、種子の容器と、前記容器内の種子を前記種子送出部から外部へと送出させる気流を形成する気流形成手段とを備えていることが好ましい。これによると、容器内の種子を気流によって外部へと送出することで、植栽マット体の土壌層に播種できる。
本発明の一実施形態におけるフロー図である。 土壌層の均し工程の概略図である。 図2における土壌層の均しの方向を示す概略図である。 播種工程の概略図である。 種子誘導部の長尺方向及び幅方向に沿った断面を含む種子誘導部の内部構造を示す概略図である。 種子が発芽した様子を示す平面図である。 図6のVII−VII線断面図である。図6より植物が生長した状態を示す。
以下、本発明の一実施形態に係る植栽マット体1の生産方法について、図1〜図7を参照しつつ説明する。
植栽マット体1は、図7に示すように、シート10、土、及び群生した植物を備えている。シート10は、植物の根の侵入を遮断する、又は極力抑えることが可能な従来公知の防根シートが用いられる。土は、ピートモス、炭酸カルシウム、窒素化合物等を加えたものである。
植栽マット体1の製造方法は、図1に示すフローに従って実行される。本実施形態では、植栽マット体1が屋外の地面上で製造されることが想定されているが、屋内の床上で製造されてもよい。まず、S1のシートの敷設工程において、地面上にシート10を敷設する。次に、S2の枠の設置工程において、S1で敷設したシート10上に、枠体20を設置する。枠体20は、平面視において内寸30cm×180cmの矩形状の木枠である。枠体20は、プラスチック等で構成されていてもよい。枠体20のサイズは上記以外でもよい。複数の植栽マット体1を作製する場合は、枠体20を複数設置する。枠体20は矩形状に組み立てられたものをシート10上に設置してもよいし、四辺それぞれの棒をシート10上で矩形状に組み立ててもよい。
次に、S3の土の投入工程において、土を投入する。S3では、S2で設置した枠体20内に、土を投入し、土壌層100を形成する。土壌層100は、外縁部110と中間部120とからなる。外縁部110は、土壌層100における、図3の一点鎖線から土壌層100の端縁までの5〜10cmの幅を有する部分である。外縁部110は枠体20によって周囲から支持される。中間部120は、図3の一点鎖線に示すように、土壌層100における外縁部110に囲まれた部分である。
次に、S4の土壌層の均し工程において、土壌層100を均して固める。土壌層100を均すには、ローラ50が使用される。ローラ50は、木製、スチール製、プラスチック製等であって、図2に示すように支持部51及び回転部52を有する。支持部51は、土壌層100付近から作業者の持ち手の位置まで延びる、円柱状の棒である。支持部51は、一端がL字型にまがっており、そこから持ち手まで直線状に延びている。支持部51は、作業者の体格に併せて長さを調整できるように伸縮可能に構成されていてもよい。回転部52は、支持部51のL字型の部分に回転可能に接続している。回転部52は、円筒状の構造をしている。回転部52は、図3に示す幅方向に関して枠体20内にちょうど納まる長さを有している。作業者が回転部52を土壌層100に押し付けつつ支持部51を前方に進めると、回転部52が回転しつつ前方に進む。これによって土壌層100が均される。図3のA方向に沿って回転部52を進めると、回転部52が枠体20内にちょうど納まる長さを有していることから、土壌層100の全面を一度に均すことができる。また、枠体20の長尺方向に関する両端部においては、枠体20の内縁に沿って、A方向に直交するB方向及びC方向に向かって回転部52を土壌層100に押し付けつつ進める。これによって、土壌層100において、枠体20の内側の四隅130(図3の一点鎖線で囲まれた部分)を含む外縁部110の一部に対しては、中間部120と比較して、回数を掛けて土壌層100を均していることとなる。これによると、外縁部110の一部を含む四隅130が確実に固まる。また、これにより、後述する工程により播種された植物の根が四隅130に確実に定着する。よって、植栽マット体1の形状がより崩れにくい。なお、S3及びS4の工程が、本発明の「土壌層形成工程」に対応する。
次に、S5の播種工程において、枠体20内に種子を播種する。播種には、播種装置200を使用する。図4に示すように、播種装置200は、グリップ部210、送風機220、種子保持部230(種子の容器)、通気管240、及び種子誘導部250を有する。グリップ部210は、L字型形状であり、握把できるような構造となっている。また、グリップ部210には、トリガースイッチ(図示なし)が設置されている。グリップ部210の近くには、バッテリー(図示なし)が設けられている。グリップ部210は、送風機220に接続している。送風機220は、ファンを収容した円盤部と円盤部から突出する送風部とを有している。送風部は、通気管240の一端部と接続している。送風機220は、バッテリーから電力供給を受けつつ、トリガースイッチのオン・オフ操作に応じて稼働したり稼働停止したりする。送風機220が稼働すると、円盤部内のファンの回転によって送風部から通気管240へと流入する気流が形成される。また、送風機220には、ファンの回転数を変更させることにより風量を変更可能である風量調整機構(図示なし)が設けられている。風量調整機構は、作業者が操作可能な風量調整つまみを備えている。なお、バッテリーの代わりに、外部電源が使用されていてもよい。また、オンとオフが切り替えられるスイッチであれば、トリガースイッチでなくてもよい。
通気管240は、円筒状の部材である。通気管240における送風機220の接続している側と反対側の端部は、種子誘導部250と接続している。送風機220付近の通気管240の上端付近は上方に向かって一部開口しており、種子保持部230と接続している。種子保持部230は、植物の種子を収容する容器231と、容器231と種子保持部230を連結する連結管232と、連結管232に設けられたレバー233とを含んでいる。容器231は、上部が広く開口した円筒形状を有している。連結管232の内部には、管内を封鎖する状態と開放する状態とを選択的に取る弁が設けられている。弁は、管内の開放度を連続的に変化させることができるように構成されている。レバー233は、連結部232内に設けられた上記弁と連動するように設けられている。レバー233を操作することで、連結管232を閉止された状態と開放された状態とに切り替えることができるとともに、開放された状態においてはその開放度を変化させることができる。
種子誘導部250は内部に空洞が形成された平板状の部材である。種子誘導部250の一端は通気管240と接続している。種子誘導部250は、図5に示すように、長尺方向Lに関する一端が通気管240と接続している。種子誘導部250の他端には、通気管240からの気流が流出する開口部251(種子送出部)が形成されている。種子誘導部250は、図5に示すように、長尺方向に関して一端から他端(開口部251)に向かうほど、幅方向Wに関して大きくなるように形成されている。開口部251は、幅方向Wに関して、枠体20の一方の外縁部110から中間部120を跨いで、他方の外縁部110まで達する長さを有する。開口部251の両脇には、枠体支持部252が接続している。枠体支持部252は、開口部251の開口端からわずかに通気管240側に後退した位置から幅方向Wに関して外側に突出している。
図5に示すように、種子誘導部250は、長尺方向L及び幅方向Wの両方と直交する方向に沿って内表面から突出した隔壁253a〜253c(気流形成手段)を有する。各隔壁は、V字形状をしており、V字の先端が開口部251と反対側になるように配置されている。隔壁253aは、長尺方向Lに関して通気管240寄りの位置において、幅方向Wに関して種子誘導部250の中央に配置されている。隔壁253b及び253cは、長尺方向に関して隔壁253aから離隔しつつ、開口部251付近において開口部251に沿って互いに間隔を空けて並んでいる。
通気管240から種子誘導部250に気流が流入してくると、種子誘導部250内には、図5に示すように、種子誘導部250の外壁及び隔壁253a〜253cに沿って気流が生じる。この気流は図5のA〜Cの経路に沿う。Aの経路は、通気管240から、図5の右側の外壁と隔壁253a及び253bとの間を通り、開口部251に向かう。Bの経路は、通気管240から、図5の左側の外壁と隔壁253a及び253cとの間を通り、開口部251に向かう。Cの経路は、A及びBの経路から途中で分岐し、隔壁253aと隔壁253bとの間、及び、隔壁253aと隔壁253cとの間をそれぞれ通り、さらに隔壁253b及び253c同士の間を通って開口部251へと向かう。A及びBの経路に沿った気流は種子誘導部250の外壁に沿ってほぼ直線的に開口部251へと向かう。一方、Cの経路に沿った気流はA及びBから途中で分岐して幅方向Wに関して種子誘導部250の中央に向かう。このため、Cの経路に沿った気流はA及びBの経路に沿った気流に比べて勢いが弱い。
播種装置200の使用方法は以下の通りである。まず、種子保持部230に種子を入れる。植物の種類によっては、種子に砂等を混ぜて土壌層100に播種する量を調節してもよい。枠体20の長尺方向の一端付近に、種子誘導部250の幅方向Wが枠体20の幅方向に沿うように播種装置200を設置する。この際、枠体支持部252が枠体20に支持されるように播種装置200を枠体20上に配置する。これによって、種子誘導部250の開口部251が、土壌層100からわずかに上方に離隔した適度な位置に配置される。
次に、グリップ部210を握把しながら、トリガースイッチを押す。これにより、送風機220から種子誘導部250に向かう気流が生じる。一方、レバー233を操作することで連結管232を所定の開放度で開放する。これにより、種子保持部230から通気管240内に種子が送出される。連結管232を所定の開放度に維持する場合、種子保持部230から通気管240内に送出される種子の単位時間当たりの数はほぼ一定である。通気管240内の種子は、送風機220が発生させた気流によって、種子誘導部250の開口部251に向かって送出される。このように開口部251から種子を送出させつつ、種子誘導部250を枠体20の長尺方向に沿って一定速度で移動させることで、土壌層100上に播種していくことができる。なお、送風機220の風量調整つまみを操作すると、風量調整機構の機能により、送風機220の風量を変更できる。これによって、通気管240内に送出される種子の単位時間当たりの数を調整することができる。
上記の通り、種子誘導部250内にはA〜Cの経路に沿った気流が生じる。そして、Cの経路に沿った気流はA及びBの経路に沿った気流に比べて勢いが弱い。このため、幅方向Wに関して土壌層100の外縁部110に対応する外縁領域と、幅方向Wに関して土壌層100の中間部120に対応する中間領域とを比べると、開口部251から土壌層100へと送出される種子の量が異なる。具体的には、外縁領域から送出される種子の単位面積当たり且つ単位時間当たりの数が、中間領域から送出される種子の単位面積当たり且つ単位時間当たりの数より大きくなる。なお、外縁領域(中間領域)から単位面積当たり且つ単位時間当たりに送出される種子の数とは、所定の時間内に外縁領域(中間領域)から送出される種子の数を外縁領域(中間領域)の面積と上記所定の時間の長さとで割った数である。開口部251の外縁領域は、本発明における種子送出部の一端部及び他端部に対応する。また、開口部251の中間領域は、本発明における種子送出部の一端部と他端部との間の部分に対応する。
次に、S6の土壌層の均し工程において、播種した土壌層100を、ローラ50を使用して均す。なお、均す方法は、S4の工程と同様である。これにより、種子を土壌層100に落ち着かせる。植物によっては、種子上にさらに土を掛けた後、その上からローラ50を使用して土壌層100を均してもよい。
次に、S7の生育工程において、植物を生育する。種子を撒いた土壌層100には、定期的に水を散布する。播種した植物の種類によって散布する水の量やタイミングを適宜調整する。これにより、図6及び図7に示すように、種子から発芽し、植物が生長する。発芽後は水の散布を控えるとともに、植物が所定の高さに達した段階で刈り込みを行う。
S7の工程において植物が一定の段階まで生長すると、S8の巻き取り工程を行う。枠体20をシート10から取り外すと、土壌層100及び植物が枠体20に対応する形状となってシート10上に残る。この形状に合わせてシート10を裁断する。そして、土壌層100及び植物を、その長尺方向の一方の端部から他方の端部に向かって、裁断したシート10ごと巻き取る。
以上のように、播種装置200を使用することで、手で播種するより、外縁部110及び中間部120の各領域において、それぞれ均一に種子を播種することができる。播種装置200において、種子保持部230の種子を送風機220が発生させる気流によって開口部251から外部へと送出することで、土壌層100に播種できる。また、開口部251の中間領域と比べて開口部251の外縁領域からは単位時間当たり且つ単位面積当たりに多くの種子を送出させることで、土壌層100においては、中間部120と比べて外縁部110に密に種子が分布する。なお、中間部120と比べて外縁部110に密に種子が分布した状態とは、外縁部110における種子の数を外縁部110の面積で除算した値が、中間部120における種子の数を中間部120の面積で除算した値より大きい状態をいう。このため、植物が生長すると、図6及び図7に示すように、外縁部110においては中間部120と比べ、根が密集することとなる。根が密集すると土壌層100が崩れにくい。よって、外縁部110が崩れにくいため、植生マット体10の形状が崩れにくい。
<変形例>
以上は、本発明の好適な実施形態についての説明であるが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、課題を解決するための手段に記載された範囲の限りにおいて様々な変更が可能なものである。
上述の実施形態においては、シート10上に矩形状の枠体20を設置している。しかし、枠体は矩形状でなくともよい。例えば、楕円形状、円形状、及び矩形以外の多角形状のいずれかであってもよい。
上述の実施形態においては、ローラ50を使用して、土壌層100を均して固めている。しかし、ローラ50ではなく、土壌層100と接触する部分が矩形状で平らなレーキを用いてもよい。
上述の実施形態においては、S4の土壌層の均し工程において、土壌層100を均して固めている。しかし、S4の工程がなくてもよい。
上述の実施形態においては、外縁部110の一部を、中間部120と比較して回数を掛けて土壌層100を均している。しかし、外縁部110に対して、時間を掛けて圧力を掛けることによって、外縁部110を確実に固めるようにしても良い。これにより、外縁部110の根が土壌層100に確実に定着する。よって、植栽マット体1の形状がより崩れにくい。なお、「時間を掛ける」とは、中間部120の均しと比較して、遅い速度で土壌層に大きな圧力を掛けることをいう。
上述の実施形態においては、種子誘導部250に隔壁253a〜cが設けられていることにより、外縁領域に向かう気流が中間領域に向かう気流と比べて勢いが強くなる。このように、外縁領域に向かう気流が中間領域に向かう気流と比べて勢いが強くなるのであれば、隔壁253a〜cとは異なる構成が設けられてもよい。例えば、隔壁の数を増減させたり、隔壁の形状を変更してもよい。
上述の実施形態においては、種子誘導部250は、枠体支持部252を有している。しかし、枠体支持部252がなくてもよい。
上述の実施形態に用いられる播種装置200においては、送風機220が形成する気流によって種子を送出する。しかし、気流を用いる方法以外の方法が播種装置に採用されてもよい。例えば、単に種子を自由落下させることによって送出する方法が採用されてもよい。
1 植栽マット体
10 シート
20 枠体
100 土壌層
110 外縁部
120 中間部
200 播種装置
251 開口部
253a、253b、253c 隔壁

Claims (5)

  1. シート、前記シート上に形成された土壌層、及び、前記土壌層上に群生した植物を備えている植栽マット体を生産する方法であって、
    前記土壌層の外縁部をその周囲において支持する枠体内において前記シート上に前記土壌層を形成する土壌層形成工程と、
    前記土壌層の表面に播種する播種工程とを備えており、
    前記播種工程において、前記土壌層の外縁部に、前記外縁部に囲まれた中間部と比べて前記土壌層の表面上に密に種子が分布するように播種することを特徴とする植栽マット体の生産方法。
  2. 前記土壌層形成工程が前記土壌層を均して固める工程を含んでおり、
    前記外縁部の少なくとも一部においては、前記土壌層を均して固める工程を、前記中間部と比べて時間及び回数の少なくともいずれかを掛けて行うことを特徴とする請求項1に記載の植栽マット体の生産方法。
  3. 前記播種工程において、
    種子送出部を有する播種装置を、前記種子送出部が一方の前記外縁部から前記中間部を跨いで他方の前記外縁部まで達するように配置した状態で、前記種子送出部から種子を送出させつつ前記種子送出部を前記枠体の長尺方向に沿って移動させるとともに、
    前記種子送出部における前記外縁部に対応する領域から送出される種子の単位面積当たり且つ単位時間当たりの数が、前記種子送出部における前記中間部に対応する領域から送出される種子の単位面積当たり且つ単位時間当たりの数より大きくなるように前記播種装置に播種させることを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載の植栽マット体の生産方法。
  4. シート上の土壌層に群生した植物を備えている植栽マット体の生産方法に使用する、種子送出部を有する播種装置であって、
    前記種子送出部の一端部及び他端部のそれぞれから送出される種子の単位面積当たり且つ単位時間当たりの数が、前記種子送出部の前記一端部と前記他端部との間から送出される種子の単位面積当たり且つ単位時間当たりの数より大きくなるように、前記種子送出部から種子を送出することを特徴とする播種装置。
  5. 種子の容器と、
    前記容器内の種子を前記種子送出部から外部へと送出させる気流を形成する気流形成手段とを備えていることを特徴とする請求項4に記載の播種装置。
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