JP2018067030A - Rfidリーダライタおよびrfidシステム - Google Patents

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Tatsuo Yoshida
達生 吉田
健太 川上
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健太 川上
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Abstract

【課題】送信電力を適正値に設定するRFIDリーダライタおよびRFIDシステムを提供する。【解決手段】RFIDリーダライタ10は、送受分離器13、可変減衰器15および信号ライン16,17を備える。送受分離器13は送信信号と受信信号とを分離する。信号ライン16は送受分離器13に接続される。送信信号は信号ライン16を伝搬する。信号ライン17は送受分離器13に接続される。受信信号は信号ライン17を伝搬する。可変減衰器15は信号ライン17に挿入される。可変減衰器15の減衰量は制御信号に応じて変化する。【選択図】図1

Description

本発明は、RFIDタグと通信するRFIDリーダライタ、ならびに、RFIDタグおよびRFIDリーダライタを有するRFIDシステムに関する。
従来のRFIDリーダライタとして、例えば、特許文献1に記載のものがある。このRFIDリーダライタはRFIDタグの探索中に次の処理を行う。検出した通信状態値が閾値aより大きい場合、通信状態良好と判断して送信電力を減少させていき、通信状態値が、事前に定められた最小値Pmin未満になった場合、RFIDタグの探索を終了する。検出した通信状態値が閾値b未満の場合、RFIDタグが通信可能範囲から外れていると判断して、送信電力の再設定処理を行うとともに、その旨をユーザに通知する。検出した通信状態値が閾値b以上閾値a以下の場合、送信電力を増加させる。
特許第5750524号公報
例えば、UHF帯のRFIDシステムでは、一般的に、RFIDリーダライタが不要なRFIDタグと通信することを避けるために、リーダライタの送信電力が必要最小限の値に設定される。しかし、RFIDタグとRFIDリーダライタとは、RFIDシステムの周辺環境により変化する電波を介して通信するので、ユーザは送信電力の適正な設定値を把握できない。このため、ユーザが手動で送信電力を設定すると、ユーザは送信電力の調整を繰り返す必要があるので、送信電力の設定作業に時間がかかる。また、通信可能な最小の送信電力に対してマージンが殆どない値に送信電力が設定されたとしても、ユーザはそのことを知得できない。このため、例えば、RFIDシステムが工場の生産ラインに使用される場合、生産ラインが稼働してRFIDシステムの周辺環境が変動すると、通信エラーが発生して生産ラインが停止するおそれがある。
また、特許文献1に記載のRFIDリーダライタは、通信状態値と閾値a,bとを比較して送信電力を増減させ、通信状態値と、事前に定められた最小値Pminとを比較してRFIDタグの探索を終了する。このため、このRFIDリーダライタでは、閾値a,bや最小値Pminが適切に設定されていない場合、送信電力の設定値が不必要に大きくなるおそれがある。
本発明の目的は、送信電力を適正値に設定するRFIDリーダライタおよびRFIDシステムを提供することにある。
本発明のRFIDリーダライタは、送信信号と受信信号とを分離する第1送受分離器と、前記第1送受分離器に接続され、送信信号が伝搬する第1信号ラインと、前記第1送受分離器に接続され、受信信号が伝搬する第2信号ラインと、前記第2信号ラインに挿入され、制御信号に応じて減衰量が変化する可変減衰器と、を備える。
この構成では、受信信号が伝搬する第2信号ラインに可変減衰器が挿入される。このため、可変減衰器の減衰量の変化に対して、送信電力は変化しないのに対して、受信信号の信号強度は変化する。それ故、可変減衰器の減衰量を変化させることで、信号強度のマージンを検出できる。ここで、信号強度のマージンは、信号強度の値と、測定可能な最小の信号強度との差分である。そして、検出された信号強度のマージンに基づいて送信電力を調整することで、送信電力を適正値に設定できる。
本発明のRFIDリーダライタは、前記送信信号と前記受信信号とを分離し、前記第1信号ラインおよび前記第2信号ラインを介して前記第1送受分離器に接続される第2送受分離器を備えてもよい。
この構成では、第1信号ラインおよび第2信号ラインが方向性結合器を介して変調回路および復調回路に接続される場合において、可変減衰器の減衰量を変化させることで、送信電力を変化させず、受信信号の信号強度のみを変化させることできる。
本発明のRFIDリーダライタは、前記送信信号を生成して送信する送信制御部と、前記送信制御部が送信した前記送信信号に対するRFIDタグの応答の有無を検出する応答検出部と、前記応答検出部が前記RFIDタグの応答を検出した場合、前記制御信号を生成して前記可変減衰器の減衰量を増加させる可変減衰器制御部と、を備え、前記送信制御部は、前記応答検出部が前記RFIDタグの応答を検出しなかった場合、その時の前記可変減衰器の減衰量に応じて、前記送信信号の送信電力の適正値を決定することが好ましい。
前記送信制御部は、前記応答検出部が前記RFIDタグの応答を検出せず、かつ、その時の前記可変減衰器の減衰量が閾値未満の場合、前記送信電力を増加させ、前記応答検出部が前記RFIDタグの応答を検出せず、かつ、その時の前記可変減衰器の減衰量が閾値以上の場合、その時の前記送信電力の設定値を前記送信電力の適正値としてもよい。
本発明のRFIDリーダライタは、前記第2信号ラインに挿入される可変移相器と、前記可変移相器の移相量を制御する可変移相器制御部と、を備えてもよい。
本発明のRFIDシステムは、RFIDタグと、本発明のRFIDリーダライタとを備える。
本発明によれば、送信電力を適正値に設定することが可能となる。
図1は、第1の実施形態に係るRFIDシステムの構成を示すブロック図である。 図2は、制御部40の構成を示すブロック図である。 図3は、制御部40による送信電力の適正値取得処理を示すフローチャートである。 図4は、制御部40による通信限界検出処理を示すフローチャートである。 図5(A)および図5(B)は、第1の実施形態に係る送信電力の適正設定の一例を説明するための図である。 図6は、第2の実施形態に係る制御部50の構成を示すブロック図である。 図7は、制御部50による送信電力の適正値取得処理を示すフローチャートである。 図8(A)および図8(B)は、第2の実施形態に係る送信電力の適正設定の一例を説明するための図である。 図9は、第3の実施形態に係るRFIDシステムの構成を示すブロック図である。 図10は、他の実施形態に係るRFIDシステムの構成を示すブロック図である。
以降、図を参照して幾つかの具体的な例を挙げて、本発明を実施するための複数の形態を示す。各図中には同一箇所に同一符号を付している。要点の説明または理解の容易性を考慮して、便宜上実施形態を分けて示すが、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能である。第2の実施形態以降では第1の実施形態と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については実施形態毎には逐次言及しない。
第1の実施形態に係るRFIDシステムについて説明する。図1は、第1の実施形態に係るRFIDシステムの構成を示すブロック図である。第1の実施形態に係るRFIDシステムはRFIDリーダライタ10およびRFIDタグ11を備える。以後、単に、RFIDリーダライタをリーダライタと称し、RFIDタグをタグと称する。リーダライタ10は、データ信号で変調した搬送波をタグ11に送信することで、タグ11にデータを送る。リーダライタ10は、無変調搬送波を送信している状態で、タグ11がデータ信号で変調した無変調搬送波の反射波を受信することで、タグ11からデータを受け取る。
リーダライタ10は、アンテナ12、サーキュレータ13,14、可変減衰器15、信号ライン16,17、方向性結合器18、パワーアンプ19、減衰器21、D/A変換器22、RF回路30および制御部40を備える。サーキュレータ13,14は本発明の「第1送受分離器」および「第2送受分離器」の一例である。信号ライン16は本発明の「第1信号ライン」の一例である。信号ライン17は本発明の「第2信号ライン」の一例である。
サーキュレータ13,14は送信信号と受信信号とを分離する。信号ライン16,17はサーキュレータ13に接続される。サーキュレータ14は信号ライン16,17を介してサーキュレータ13に接続される。制御部40が生成した送信信号は信号ライン16を伝搬する。アンテナ12から入力された受信信号は信号ライン17を伝搬する。可変減衰器15は信号ライン17に直列に挿入される。可変減衰器15は、可変減衰器制御部44(図2参照)が生成した制御信号に応じて、減衰量を変化させる。
信号ライン16の第1端はサーキュレータ14の第1ポート141に接続される。信号ライン16の第2端はサーキュレータ13の第3ポート133に接続される。信号ライン17の第1端はサーキュレータ13の第2ポート132に接続される。信号ライン17の第2端はサーキュレータ14の第2ポート142に接続される。サーキュレータ13の第1ポート131に入力された信号は、サーキュレータ13の第2ポート132から出力される。サーキュレータ13の第3ポート133に入力された信号は、サーキュレータ13の第1ポート131から出力される。サーキュレータ14の第2ポート142に入力された信号は、サーキュレータ14の第3ポート143から出力される。サーキュレータ14の第3ポート143に入力された信号は、サーキュレータ14の第1ポート141から出力される。
サーキュレータ13の第1ポート131はアンテナ12に接続される。サーキュレータ14の第3ポート143は、方向性結合器18、パワーアンプ19、減衰器21およびRF回路30を介して、制御部40の送信ポートに接続される。サーキュレータ14の第3ポート143は、方向性結合器18およびRF回路30を介して、制御部40の受信ポートに接続される。RF回路30は、D/A変換回路32を介して制御部40の送信ポートに接続される変調回路31と、A/D変換回路34を介して制御部40の受信ポートに接続される復調回路33とを有する。リーダライタ10は、さらに、メモリ、表示部、操作部等を有する(何れも図示せず)。
図2は、制御部40の構成を示すブロック図である。制御部40は、メイン制御部41、送信制御部42、受信処理部43および可変減衰器制御部44を有する。受信処理部43は本発明の「応答検出部」の一例である。メイン制御部41はリーダライタ10の全体を制御する。送信制御部42は送信信号を生成してタグ11に送信する。送信制御部42は、タグ11にデータを送る際、データ信号を生成し、そのデータ信号で変調された搬送波を変調回路31に生成させる。送信制御部42は、タグ11からデータを受け取る際、無変調搬送波を送信信号としてタグ11に送信する。送信制御部42は、通常の通信中において、記憶部(図示せず)に記憶された送信電力(出力電力)の適正値に、送信電力を設定する。送信制御部42は、例えば、パワーアンプ19の増幅度を変化させることで、送信電力を調整する。送信制御部42は、後述の送信電力の適正値取得処理中において、受信処理部43がタグ11の応答を検出しなかった場合、その時の可変減衰器15の減衰量に応じて、送信信号の送信電力の適正値を決定する。
受信処理部43は、送信制御部42が無変調搬送波をタグ11に送信している状態で、タグ11から受信信号を受信して所定の処理を行う。受信処理部43は、送信電力の適正値取得処理中において、タグ11から受信した受信信号の信号強度(RSSI)を測定することで、タグ11との通信ができたかどうかを検出する。即ち、受信処理部43は、送信電力の適正値取得処理中において、送信制御部42が送信した送信信号に対するタグ11の応答の有無を検出する。可変減衰器制御部44は、制御信号を生成し、その制御信号をD/A変換器22で変換して可変減衰器15に印加することで、可変減衰器15の減衰量を制御する。可変減衰器制御部44は、通常の通信中において、可変減衰器15の減衰量を0dBに調整する。可変減衰器制御部44は、送信電力の適正値取得処理中において、受信処理部43がタグ11の応答を検出した場合、可変減衰器15の減衰量を増加させる。
図3は、制御部40による送信電力の適正値取得処理を示すフローチャートである。図4は、制御部40による通信限界検出処理を示すフローチャートである。まず、送信制御部42が、記憶部に記憶された初期値P0に送信電力を設定する(S11)。初期値P0は、例えば、送信電力の設定範囲の最大値である。送信電力の設定範囲は、例えば、10dBm以上30dBm以下である。初期値P0は、例えば、30dBmである。
次に、制御部40は通信限界検出処理を行う(S12)。図4に示すように、通信限界検出処理では、まず、可変減衰器制御部44が可変減衰器15の減衰量を0dBに設定する(S21)。次に、送信制御部42が初期値P0の送信電力で無変調搬送波をタグ11に送信している状態で、受信処理部43が受信信号の信号強度を測定する(S22)。受信処理部43が信号強度を測定できた場合、即ち、受信処理部43がタグ11の応答を検出した場合(S23:Yes)、可変減衰器制御部44が可変減衰器15の減衰量を増加させる(S24)。可変減衰器15の減衰量の増加量は、例えば、1dBである。受信処理部43が信号強度を測定できなかった場合、即ち、受信処理部43がタグ11の応答を検出しなかった場合(S23:No)、送信制御部42がその時の可変減衰器15の減衰量XNGを取得する(S25)。ステップS25が実行された後、通信限界検出処理が終了する。
次に、送信制御部42がPpro=P0−ΔXを算出する(S13)。ここで、ΔXは、送信電力の調整量であり、MをマージンとしてΔX=XNG−Mである。マージンMは、例えば、3dBである。そして、送信制御部42は、Pproを送信電力の適正値として記憶部に記憶させる(S13)。ステップS13が実行された後、送信電力の適正値取得処理が終了する。なお、メイン制御部41は、送信電力の適正値取得処理を随時監視して、送信電力の適正値が得られないと判断した場合、送信電力の適正値取得処理を強制終了する。
図5(A)および図5(B)は、第1の実施形態に係る送信電力の適正設定の一例を説明するための図である。図5(A)は、可変減衰器15の減衰量が0dBのときの送信電力変化に対する信号強度変化を示す。図5(B)は、可変減衰器15の減衰量変化に対する信号強度変化を示す。信号強度は、送信電力が増加するにつれて増加する。信号強度は、可変減衰器15の減衰量が増加するにつれて減少する。限界値RNGは測定可能な最小の信号強度である。
まず、送信電力が初期値P0に設定され、かつ、可変減衰器15の減衰量が0dBに設定されると、信号強度R0が得られる。次に、タグ11の応答がなくなるまで可変減衰器制御部44が可変減衰器15の減衰量を増加させることで、減衰量XNGが得られる。減衰量XNGは通信限界のときの減衰量である。減衰量XNGは信号強度R0のマージンと一対一に対応する。なお、信号強度RのマージンはR−RNGで規定される。次に、減衰量XNGおよびマージンMに基づいて、送信電力の適正値Pproが計算される。通常の通信において、送信電力は適正値Pproに設定され、可変減衰器15の減衰量は0dBに設定される。これにより、通常の通信において、信号強度Rproが得られる。
第1の実施形態では、送信電力が自動で適正値に設定される。このため、ユーザが手動で送信電力を設定する場合に比べて、送信電力の設定作業にかかる時間を短縮できる。また、送信電力が最大値に設定される場合に比べて、リーダライタが不要なタグと通信することを抑制できる。また、通信可能な最小の送信電力に対して適正なマージンが得られるように、送信電力が設定されるので、RFIDシステムの周辺環境が変動しても、通信エラーが発生しにくい。
次に、第2の実施形態に係るRFIDシステムについて説明する。図6は、第2の実施形態に係る制御部50の構成を示すブロック図である。制御部50の送信制御部52は、受信処理部43がタグ11の応答を検出せず、かつ、その時の可変減衰器15の減衰量がマージンM未満の場合、送信電力を増加させる。送信制御部52は、受信処理部43がタグ11の応答を検出せず、かつ、その時の可変減衰器15の減衰量がマージンM以上の場合、その時の送信電力の設定値を送信電力の適正値とする。マージンMは本発明の「閾値」の一例である。
図7は、制御部50による送信電力の適正値取得処理を示すフローチャートである。まず、送信制御部52が、記憶部に記憶された初期値P0に送信電力を設定する(S31)。初期値P0は送信電力の設定範囲の最小値である。例えば、送信電力の設定範囲が10dBm以上30dBm以下の場合、初期値P0は10dBmである。次に、制御部50が通信限界検出処理を行う(S32)。送信制御部52は、通信限界検出処理で得られた減衰量XNGがマージンM未満の場合(S33:No)、送信電力を増加させる。送信電力の増加量は、例えば、1dBmである。送信制御部52は、減衰量XNGがマージンM以上の場合(S33:Yes)、その時の送信電力の設定値を適正値として記憶部に記憶させる(S35)。ステップ35が実行された後、送信電力の適正値取得処理が終了する。
図8(A)および図8(B)は、第2の実施形態に係る送信電力の適正設定の一例を説明するための図である。図8(A)は、可変減衰器15の減衰量が0dBのときの送信電力変化に対する信号強度変化を示す。図8(B)は、可変減衰器15の減衰量変化に対する信号強度変化を示す。ここで、送信電力の初期値はP0で表される。送信電力が設定値Pに設定され、かつ、可変減衰器15の減衰量が0dBに設定されると、信号強度R0, Pが得られる。次に、タグ11の応答がなくなるまで可変減衰器制御部44が減衰量を増加させることで、減衰量XNG, Pが得られる。減衰量XNG, PがマージンM以上になるまで送信電力の設定値Pを増加させることで、送信電力の適正値Pproが得られる。通常の通信において、送信電力は適正値Pproに設定され、可変減衰器15の減衰量は0dBに設定される。これにより、通常の通信において、信号強度Rproが得られる。
なお、第2の実施形態では、送信電力の初期値P0が送信電力の設定範囲の最小値である例を示したが、送信電力の初期値P0が送信電力の設定範囲の最大値でもよい。この場合、XNG>Mの場合、送信電力を減少させ、XNG≦Mの場合、その時の送信電力を送信電力の適正値とすればよい。
次に、第3の実施形態に係るRFIDシステムについて説明する。図9は、第3の実施形態に係るRFIDシステムの構成を示すブロック図である。第3の実施形態に係るリーダライタ60は、可変移相器23、D/A変換器24および制御部70を備える。可変移相器23は信号ライン17に直列に挿入される。可変移相器23はサーキュレータ14の第2ポート142と可変減衰器15との間に接続される。
制御部70は、制御信号を生成し、その制御信号をD/A変換器24で変換して可変移相器23に印加することで、可変移相器23の移相量を制御する。制御部70は本発明の「可変移相器制御部」を含む。なお、可変移相器23は、アナログ信号で制御するものとしているが、ディジタル信号で制御するものであってもよい。この場合には、D/A変換器24は不要である。
制御部70は、可変移相器23の移相量を掃引して、可変移相器23の移相量を、リーダライタ60とタグ11との通信が安定する適正値に固定する。この際、制御部70は、例えば、100回通信を試み、80回以上通信できた場合、通信が安定していると判定する。
例えば、制御部70は、まず、送信電力をその設定範囲の最小値に設定し、次に、可変移相器23の移相量を掃引し、安定した通信が得られなかった場合、送信電力を増加させるという処理を繰り返すことで、可変移相器23の移相量の適正値を取得する。そして、制御部70は、可変移相器23の移相量をその適正値に固定した後、送信電力の適正値取得処理を実行する。
リーダライタがタグと通信する際、リーダライタとタグとの間の距離(以後、設置距離と称する)に応じて、リーダライタがタグから受信する受信信号(タグの返信信号)の信号強度が変動する。これは、受信信号の直交復調において、受信信号のI,Q成分の位相が設置距離に応じて変化するためである。このため、ある特定の設置距離において、信号強度が弱くなり、その結果、通信が不安定になることがある。
第3の実施形態では、可変移相器23により受信信号の位相が適宜調整されることで、信号強度が弱くなる設置距離がずれる。このため、受信信号の位相が調整される前に通信が不安定になっていた設置距離において、安定した通信が可能となる。
なお、第1から第3の実施形態では、可変減衰器15は、アナログ信号で制御するものとしているが、ディジタル信号で制御するものであってもよい。この場合には、図10に示すように、D/A変換器22は不要である。
10,60…RFIDリーダライタ
11…RFIDタグ
12…アンテナ
13,14…サーキュレータ
15…可変減衰器
16,17…信号ライン
18…方向性結合器
19…パワーアンプ
21…減衰器
22,24…D/A変換器
23…可変移相器
30…RF回路
31…変調回路
32…D/A変換回路
33…復調回路
34…A/D変換回路
40,50,70…制御部
41…メイン制御部
42,52…送信制御部
43…受信処理部
44…可変減衰器制御部
131,141…第1ポート
132,142…第2ポート
133,143…第3ポート

Claims (6)

  1. 送信信号と受信信号とを分離する第1送受分離器と、
    前記第1送受分離器に接続され、送信信号が伝搬する第1信号ラインと、
    前記第1送受分離器に接続され、受信信号が伝搬する第2信号ラインと、
    前記第2信号ラインに挿入され、制御信号に応じて減衰量が変化する可変減衰器と、を備える、RFIDリーダライタ。
  2. 前記送信信号と前記受信信号とを分離し、前記第1信号ラインおよび前記第2信号ラインを介して前記第1送受分離器に接続される第2送受分離器を備える、請求項1に記載のRFIDリーダライタ。
  3. 前記送信信号を生成して送信する送信制御部と、
    前記送信制御部が送信した前記送信信号に対するRFIDタグの応答の有無を検出する応答検出部と、
    前記応答検出部が前記RFIDタグの応答を検出した場合、前記制御信号を生成して前記可変減衰器の減衰量を増加させる可変減衰器制御部と、を備え、
    前記送信制御部は、前記応答検出部が前記RFIDタグの応答を検出しなかった場合、その時の前記可変減衰器の減衰量に応じて、前記送信信号の送信電力の適正値を決定する、請求項1または2に記載のRFIDリーダライタ。
  4. 前記送信制御部は、前記応答検出部が前記RFIDタグの応答を検出せず、かつ、その時の前記可変減衰器の減衰量が閾値未満の場合、前記送信電力を増加させ、前記応答検出部が前記RFIDタグの応答を検出せず、かつ、その時の前記可変減衰器の減衰量が閾値以上の場合、その時の前記送信電力の設定値を前記送信電力の適正値とする、請求項3に記載のRFIDリーダライタ。
  5. 前記第2信号ラインに挿入される可変移相器と、
    前記可変移相器の移相量を制御する可変移相器制御部と、を備える、請求項1から4の何れかに記載のRFIDリーダライタ。
  6. RFIDタグと、
    請求項1から5の何れかに記載のRFIDリーダライタと、を備える、RFIDシステム。
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