JP2018066436A - 積層ゴム免震装置 - Google Patents

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【課題】 簡易な構造により風による揺れから大きな地震にまで対応可能な積層ゴム免震装置を提供しようとする。【解決手段】従来の積層ゴム免震装置に替わって、複数の金属製の板状部材である複数の金属板部材と複数の弾性体製の板状部材である複数の弾性板部材とが上下方向に交互に積層され、上下方向に延びる柱状の中空部を設けられた積層ゴム部材と前記中空部に充填される多数の磁性体と、前記中空部の内部に磁界を発生させことができる磁界発生器具と、を備える、ものとした。【選択図】 図2

Description

本発明は、積層ゴム免震装置に係る。特に、風による揺れから地震にまで対応可能な積層ゴム免震装置に関する。
地震よる揺れを抑えるために免震装置が用いられる。
たとえば、免震装置が上部構造物と基礎との間に設けられる。
例えば、上部構造物は建物である。
免震装置には、積層ゴム部材を用いる積層ゴム免震装置がある。
積層ゴム免震装置は、上フランジと下フランジと積層ゴム部材とで構成される。
積層ゴム部材は、複数の金属製の板状部材と複数の弾性体製の板状部材とが上下方向に交互に積層された部材である。金属製の板状部材と複数の弾性体製の板状部材とは接着されてもよい。
上フランジは、積層ゴム部材の上部に配される部材である。
下フランジは、積層ゴム部材の下部に配される部材である。
下フランジは、基礎に固定される。
上フランジは、建物の下面に固定される。
地震が発生すると、上フランジと下フランジとが水平方向に相対移動し、剪断力が複数の金属製の板状部材と複数の弾性体製の板状部材との間に発生する。
その結果、上フランジと下フランジとが水平方向に相対移動するに従って、積層ゴム部材が剪断変形し、弾性変形する程度に応じて水平方向に反力が発生し、免震機能を発揮する。
地震が終了すると、積層ゴム免震装置の姿勢は元の姿勢に戻る。
鉛プラグや錫プラグを積層ゴム部材の上から見て中心部に設けた中空部に入れたものを用いることがある。
この様にすると、小規模の地震が発生したとき、鉛プラグや錫プラグが変形に抵抗する。
大規模な地震が発生したとき、積層ゴム部材の剪断変形とともに鉛プラグや錫プラグが変形する。
本発明は以上に述べた問題点に鑑み案出されたもので、簡易な構造により風による揺れから地震にまで対応可能な積層ゴム免震装置を提供しようとする。
上記目的を達成するため、本発明を、基礎に設けられ上部構造物を支持する積層ゴム免震装置であって、複数の金属製の板状部材である複数の金属板部材と複数の弾性体製の板状部材である複数の弾性板部材とが上下方向に交互に積層され、上下方向に延びる柱状の中空部を設けられた積層ゴム部材と
前記中空部に充填される多数の磁性体と、前記中空部の内部に磁界を発生させことができる磁界発生器具と、を備える、ものとした。
上記本発明の構成により、積層ゴム部材が、複数の金属製の板状部材である複数の金属板部材と複数の弾性体製の板状部材である複数の弾性板部材とが上下方向に交互に積層され、上下方向に延びる柱状の中空部を設けられる。多数の磁性体が、前記中空部に充填される。磁界発生器具が、前記中空部の内部に磁界を発生させことができる。
その結果、前記中空部の内部に磁界を発生させる状態と磁界を発生させない状態で、中空部に充填される多数の磁性体の変形に対する抵抗力が変化し、積層ゴム部材と多数の磁性体との全体の変形に対する抵抗力が大きく変化する。
以下に、本発明の実施形態に係る積層ゴム免震装置を説明する。本発明は、以下に記載した実施形態のいずれか、またはそれらの中の二つ以上が組み合わされた態様を含む。
また、本発明の実施形態に係る積層ゴム免震装置は、多数の前記磁性体は多数の粉体状または多数の粒体状の磁性体である、
上記本発明に係る実施形態の構成により、多数の前記磁性体は多数の粉体状または多数の粒体状の磁性体である。
その結果、前記中空部の内部に磁界を発生させる状態と磁界を発生させない状態で、中空部に充填される多数の粉体状または多数の粒体状の磁性体の変形に対する抵抗力が大きく変化し、積層ゴム部材と多数の磁性体との全体の変形に対する抵抗力が大きく変化する。
また、本発明の実施形態に係る積層ゴム免震装置は、多数の磁性体は多数の粉体状または多数の粒体状の磁性体であり、多数の粉体状または多数の粒体状の磁性体を分散させる分散媒と、を備え、前記分散媒が前記中空部に充填され、多数の粉体状または多数の粒体状の磁性体と分散媒は磁気粘性流体として振るまう。
上記本発明に係る実施形態の構成により、多数の磁性体は多数の粉体状または多数の粒体状の磁性体である。分散媒が、多数の粉体状または多数の粒体状の磁性体を分散させる。前記分散媒が前記中空部に充填される。多数の粉体状または多数の粒体状の磁性体と分散媒は磁気粘性流体として振るまう。
その結果、液体に浸された多数の粉体状または多数の粒体状の磁性体の動きが滑らかになり、中空部に充填される多数の粉体状または多数の粒体状の磁性体の変形に対する抵抗力がなめらかに変化し、積層ゴム部材と多数の磁性体との全体の変形に対する抵抗力がなめらか変化する。
また、本発明の実施形態に係る積層ゴム免震装置は、多数の前記磁性体を浸す液体と、を備え、前記液体が前記中空部に充填される。
上記本発明に係る実施形態の構成により、前記中空部に充填される液体が、多数の磁性体を浸す。
その結果、液体に浸された多数の磁性体の動きが滑らかになり、中空部に充填される多数の磁性体の変形に対する抵抗力が滑らかに変化し、積層ゴム部材と多数の磁性体との全体の変形に対する抵抗力がなめらかに変化する。
また、本発明の実施形態に係る積層ゴム免震装置は、多数の磁性体は上下方向に積層される多数の磁性体製の板部材である。
上記本発明に係る実施形態の構成により、多数の磁性体は上下方向に積層される多数の磁性体製の板部材である。
その結果、中空部に充填される積層される多数の磁性体製の板部材の変形に対する抵抗力が変化し、積層ゴム部材と積層される多数の磁性体製の板部材との全体の変形に対する抵抗力が大きく変化する。
また、本発明の実施形態に係る積層ゴム免震装置は、前記磁界発生器具が基礎に生ずる加速度の最大振幅値の変化に対応して前記中空部の内部に発生させる磁界の強さを変化させる。
上記本発明に係る実施形態の構成により、前記磁界発生器具が基礎に生ずる加速度の最大振幅値の変化に対応して前記中空部の内部に発生させる磁界の強さを変化させる。
その結果、積層ゴム部材と多数の磁性体との全体の変形に対する抵抗力を加速度の大きさの変化に対応して変化させることが出来る。
また、本発明の実施形態に係る積層ゴム免震装置は、前記磁界発生機器の状態を前記中空部の内部に磁界を発生させる状態であるON状態と前記中空部の内部に磁界を発生させない状態であるOFF状態とに選択的に設定でき、第一設定値が予め設定された値であり、地震が発生していると判断する際に、基礎に生ずる加速度の最大振幅値の大きさが前記第一設定値より小さいとき前記磁界発生機器の状態をOFF状態に設定し、基礎に生ずる加速度の最大振幅値の大きさが前記第一設定値より大きいとき前記磁界発生機器の状態をON状態に設定する。
上記本発明に係る実施形態の構成により、前記磁界発生機器の状態を前記中空部の内部に磁界を発生させる状態であるON状態と前記中空部の内部に磁界を発生させない状態であるOFF状態とに選択的に設定できる。第一設定値が予め設定された値である。地震が発生していると判断する際に、基礎に生ずる加速度の最大振幅値の大きさが前記第一設定値より小さいとき前記磁界発生機器の状態をOFF状態に設定し、基礎に生ずる加速度の最大振幅値の大きさが前記第一設定値より大きいとき前記磁界発生機器の状態をON状態に設定する。
その結果、地震の程度が大きいとき中空部に充填される多数の磁性体の変形に対する抵抗力が地震の程度が小さいより大きくなり、積層ゴム部材と多数の磁性体との全体の変形に対する抵抗力が地震の程度が小さいときより大きくなる。
また、本発明の実施形態に係る積層ゴム免震装置は、前記磁界発生機器の状態を前記中空部の内部に磁界を発生させる状態であるON状態と前記中空部の内部に磁界を発生させない状態であるOFF状態とに選択的に設定でき、地震が発生していると判断する際に、地震波がP波であると判断するときに前記磁界発生機器の状態をOFF状態に設定し、地震波がS波であると判断するときに前記磁界発生機器の状態をON状態に設定する、
上記本発明に係る実施形態の構成により、前記磁界発生機器の状態を前記中空部の内部に磁界を発生させる状態であるON状態と前記中空部の内部に磁界を発生させない状態であるOFF状態とに選択的に設定できる。地震が発生していると判断する際に、地震波がP波であると判断するときに前記磁界発生機器の状態をOFF状態に設定する。地震波がS波であると判断するときに前記磁界発生機器の状態をON状態に設定する。
その結果、地震の程度が大きいとき中空部に充填される多数の磁性体の変形に対する抵抗力が地震の程度が小さいより大きくなり、積層ゴム部材と多数の磁性体との全体の変形に対する抵抗力が地震の程度が小さいときより大きくなる。
また、本発明の実施形態に係る積層ゴム免震装置は、前記磁界発生機器の状態を前記中空部の内部に磁界を発生させる状態であるON状態と前記中空部の内部に磁界を発生させない状態であるOFF状態とに選択的に設定でき、地震が発生していると判断する際に、基礎に生ずる加速度の最大振幅値の大きさが所定値より大きいとき前記磁界発生機器の状態をON状態に設定し、前記磁界発生機器が基礎に生ずる加速度の最大振幅値が大きくなるのに対応して前記中空部の内部に発生させる磁界の強さを変化させる。
上記本発明に係る実施形態の構成により、前記磁界発生機器の状態を前記中空部の内部に磁界を発生させる状態であるON状態と前記中空部の内部に磁界を発生させない状態であるOFF状態とに選択的に設定できる。地震が発生していると判断する際に、基礎に生ずる加速度の最大振幅値の大きさが所定値より大きいとき前記磁界発生機器の状態をON状態に設定する。前記磁界発生機器が基礎に生ずる加速度の最大振幅値が大きくなるのに対応して前記中空部の内部に発生させる磁界の強さを変化させる。
その結果、地震の程度に応じて中空部に充填される多数の磁性体の変形に対する抵抗力が大きくなり、積層ゴム部材と多数の磁性体との全体の変形に対する抵抗力が地震の程度に応じて変化する。
また、本発明の実施形態に係る積層ゴム免震装置は、前記磁界発生機器の状態を前記中空部の内部に磁界を発生させる状態であるON状態と前記中空部の内部に磁界を発生させない状態であるOFF状態とに選択的に設定でき、地震が発生していると判断する際に、地震波がS波であると判断するときに前記磁界発生機器の状態をON状態に設定し、前記磁界発生機器が基礎に生ずる加速度の最大振幅値が大きくなるのに対応して前記中空部の内部に発生させる磁界の強さを大きくする、
上記本発明に係る実施形態の構成により、前記磁界発生機器の状態を前記中空部の内部に磁界を発生させる状態であるON状態と前記中空部の内部に磁界を発生させない状態であるOFF状態とに選択的に設定できる。地震が発生していると判断する際に、地震波がS波であると判断するときに前記磁界発生機器の状態をON状態に設定し、前記磁界発生機器が基礎に生ずる加速度の最大振幅値が大きくなるのに対応して前記中空部の内部に発生させる磁界の強さを大きくする。
その結果、地震の程度に応じて中空部に充填される多数の磁性体の変形に対する抵抗力が大きくなり、積層ゴム部材と多数の磁性体との全体の変形に対する抵抗力が地震の程度に応じて変化する。
また、本発明の実施形態に係る積層ゴム免震装置は、前記磁界発生機器の状態を前記中空部の内部に磁界を発生させる状態であるON状態と前記中空部の内部に磁界を発生させない状態であるOFF状態とに選択的に設定でき、地震が発生していないと判断する際に、少なくとも上部構造物に生ずる加速度の最大振幅値の大きさが所定値より大きいとき前記磁界発生機器の状態をON状態に設定する、
上記本発明に係る実施形態の構成により、前記磁界発生機器の状態を前記中空部の内部に磁界を発生させる状態であるON状態と前記中空部の内部に磁界を発生させない状態であるOFF状態とに選択的に設定できる。地震が発生していないと判断する際に、少なくとも上部構造物に生ずる加速度の最大振幅値の大きさが所定値より大きいとき前記磁界発生機器の状態をON状態に設定する。
その結果、地震がないときに積層ゴム部材と多数の磁性体との全体の変形に対する抵抗力が上部構造物に作用する。
また、本発明の実施形態に係る積層ゴム免震装置は、前記磁界発生機器の状態を前記中空部の内部に磁界を発生させる状態であるON状態と前記中空部の内部に磁界を発生させない状態であるOFF状態とに選択的に設定でき、第二設定値が予め設定された値であり、地震が発生していないと判断する際に、上部構造物に生ずる加速度の最大振幅値の大きさが前記第二設定値より小さいとき前記磁界発生機器の状態をOFF状態に設定し、上部構造物に生ずる加速度の最大振幅値の大きさが前記第二設定値より大きいとき前記磁界発生機器の状態をON状態に設定する。
上記本発明に係る実施形態の構成により、前記磁界発生機器の状態を前記中空部の内部に磁界を発生させる状態であるON状態と前記中空部の内部に磁界を発生させない状態であるOFF状態とに選択的に設定できる。第二設定値が予め設定された値であり、地震が発生していないと判断する際に、上部構造物に生ずる加速度の最大振幅値の大きさが前記第二設定値より小さいとき前記磁界発生機器の状態をOFF状態に設定する。上部構造物に生ずる加速度の最大振幅値の大きさが前記第二設定値より大きいとき前記磁界発生機器の状態をON状態に設定する。
その結果、地震がないときに積層ゴム部材と多数の磁性体との全体の変形に対する抵抗力が上部構造物に作用する。
以上説明したように、本発明に係る積層ゴム免震装置は、その構成により、以下の効果を有する。
複数の金属板部材と複数の弾性板部材とが上下方向に交互に積層される積層ゴム部材に設けられる柱状の中空部に、多数の磁性体が充填され、前記中空部の内部に磁界を発生させことができる様にしたので、前記中空部の内部に磁界を発生させる状態と磁界を発生させない状態で、中空部に充填される多数の磁性体の変形に対する抵抗力が変化し、積層ゴム部材と多数の磁性体との全体の変形に対する抵抗力が大きく変化する。
また、多数の磁性体は多数の粉体状または多数の粒体状の磁性体である様にしたので、前記中空部の内部に磁界を発生させる状態と磁界を発生させない状態で、中空部に充填される多数の粉体状または多数の粒体状の磁性体の変形に対する抵抗力が大きく変化し、積層ゴム部材と多数の磁性体との全体の変形に対する抵抗力が大きく変化する。
また、分散媒が、前記中空部に充填され多数の粉体状または多数の粒体状の磁性体を分散する様にしたので、液体に浸された多数の粉体状または多数の粒体状の磁性体の動きが滑らかになり、中空部に充填される多数の粉体状または多数の粒体状の磁性体の変形に対する抵抗力がなめらかに変化し、積層ゴム部材と多数の磁性体との全体の変形に対する抵抗力がなめらか変化する。
また、液体が、前記中空部に充填され多数の磁性体を浸す様にしたので、液体に浸された多数の磁性体の動きが滑らかになり、中空部に充填される多数の磁性体の変形に対する抵抗力が滑らかに変化し、積層ゴム部材と多数の磁性体との全体の変形に対する抵抗力がなめらかに変化する。
また、複数の金属板部材と複数の弾性板部材とが上下方向に交互に積層される積層ゴム部材に設けられる柱状の中空部に、上下方向に積層される多数の磁性体製の板部材が充填され、前記中空部の内部に磁界を発生させことができる様にしたので、前記中空部の内部に磁界を発生させる状態と磁界を発生させない状態で、中空部に充填される積層される多数の磁性体製の板部材の変形に対する抵抗力が変化し、積層ゴム部材と積層される多数の磁性体製の板部材との全体の変形に対する抵抗力が大きく変化する。
また、前記磁界発生器具が基礎に生ずる加速度の最大振幅値の変化に対応して前記中空部の内部に発生させる磁界の強さを変化させる様にしたので、積層ゴム部材と多数の磁性体との全体の変形に対する抵抗力を加速度の大きさの変化に対応して変化させることが出来る。
また、地震が発生した際に、地震の程度が小さいときを前記磁界発生器の状態はOFF状態であり、前記中空部の内部に磁界を発生させず、地震の程度が大きいとき前記磁界発生器の状態はON状態になり中空部の内部に磁界を発生させる様にしたので、地震の程度が大きいとき中空部に充填される多数の磁性体の変形に対する抵抗力が地震の程度が小さいより大きくなり、積層ゴム部材と多数の磁性体との全体の変形に対する抵抗力が地震の程度が小さいときより大きくなる。
また、地震が発生した際に、地震波がP波のとき前記磁界発生器の状態はOFF状態であり、前記中空部の内部に磁界を発生させず、地震波がS波のとき前記磁界発生器の状態はON状態になり中空部の内部に磁界を発生させる様にしたので、地震の程度が大きいとき中空部に充填される多数の磁性体の変形に対する抵抗力が地震の程度が小さいより大きくなり、積層ゴム部材と多数の磁性体との全体の変形に対する抵抗力が地震の程度が小さいときより大きくなる。
また、地震が発生した際に、地震の程度が大きいとき前記磁界発生器の状態はON状態になり中空部の内部に加速度の最大振幅値に対応して強度を変化させた磁界を発生させる様にしたので、地震の程度に応じて中空部に充填される多数の磁性体の変形に対する抵抗力が大きくなり、積層ゴム部材と多数の磁性体との全体の変形に対する抵抗力が地震の程度に応じて変化する。
また、地震が発生した際に、地震波がS波であるとき前記磁界発生器の状態はON状態になり中空部の内部に加速度の最大振幅値に対応して強度を変化させた磁界を発生させる様にしたので、地震の程度に応じて中空部に充填される多数の磁性体の変形に対する抵抗力が大きくなり、積層ゴム部材と多数の磁性体との全体の変形に対する抵抗力が地震の程度に応じて変化する。
また、地震が発生しない際に、少なくとも上部構造物に生ずる加速度の最大振幅値の大きさが所定値より大きいときに前記磁界発生機器の状態をON状態に設定する様にしたので、地震がないときに積層ゴム部材と多数の磁性体との全体の変形に対する抵抗力が上部構造物に作用する。
また、地震が発生しない際に、上部構造物に生ずる加速度の最大振幅値の大きさが小さいときに前記磁界発生機器の状態をOFF状態に設定し、上部構造物に生ずる加速度の最大振幅値の大きさが大きいとき前記磁界発生機器の状態をON状態に設定する様にしたので、地震がないときに積層ゴム部材と多数の磁性体との全体の変形に対する抵抗力が上部構造物に作用する。
その結果、簡易な構造により風による揺れから地震にまで対応可能な積層ゴム免震装置を提供できる。
本発明の第一実施形態に係る積層ゴム免震装置の側面断面図である。 本発明の第一実施形態に係る積層ゴム免震装置のA−A断面図である。 本発明の第二実施形態に係る積層ゴム免震装置の側面断面図である。 本発明の第二実施形態に係る積層ゴム免震装置のA−A断面図である。 本発明の第三実施形態に係る積層ゴム免震装置の側面断面図である。 本発明の第三実施形態に係る積層ゴム免震装置のA−A断面図である。 本発明の実施形態に係る積層ゴム免震装置の作用説明図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。図2は、本発明の第一実施形態に係る積層ゴム免震装置のA−A断面図である。
最初に、本発明の第一の実施形態に係る積層ゴム免震装置を、図を基に、説明する
図1は、本発明の第一の実施形態に係る積層ゴム免震装置の断面図である。
本発明の実施形態に係る積層ゴム免震装置は、積層ゴム部材10と多数の磁性体20と磁界発生器具40とで構成される。
本発明の実施形態に係る積層ゴム免震装置は、積層ゴム部材10と多数の磁性体20と液体30と磁界発生器具40とで構成されてもよい。
本発明の実施形態に係る積層ゴム免震装置は、積層ゴム部材10と多数の磁性体20と液体30と磁界発生器具40と上フランジ50と下フランジ60とで構成されてもよい。
本発明の実施形態に係る積層ゴム免震装置は、積層ゴム部材10と多数の磁性体20と液体30と磁界発生器具40と上フランジ50と下フランジ60と制御装置70とで構成されてもよい。
積層ゴム部材10は、複数の金属板部材11と複数の弾性板部材12とで構成される。
積層ゴム部材10は、複数の金属板部材11と複数の弾性板部材12と外周被覆材13とで構成されてもよい。
積層ゴム部材10は、複数の金属板部材11と複数の弾性板部材12と内周被覆材14とで構成されてもよい。
積層ゴム部材10は、複数の金属板部材11と複数の弾性板部材12と外周被覆材13と内周被覆材14とで構成されてもよい。
複数の金属板部材11は、最上位金属板部材11aと複数の金属板部材11と最下位金属部材11bとで構成されてもよい。
金属板部材11は、金属製の板状部材である。
金属板部材11は、上から見て円形の外周をもつ金属製の板状部材であってもよい。
最上位金属板部材11aは、最も上位に位置する金属板部材11である。
最下位金属板部材11bは、最も下位に位置する金属板部材11である。
弾性板部材12は、弾性体製の板状部材である。
弾性板部材12は、上から見て略円形の外周をもつ弾性体製の板状部材であってもよい。
複数の金属板部材11と複数の弾性板部材12とが上下方向に交互に積層される。
複数の金属板部材11と複数の弾性板部材12とが上下方向に交互に積層され、接着されていてもよい。
外周被覆材13は、複数の金属板部材11と複数の弾性板部材12とが積層されたものの外周を被覆する部材である。
外周被覆材13は、弾性体製である。
積層ゴム部材10は、上下方向に延びる柱状の中空部が設けられる。
積層ゴム部材10は、上から見て略中心部に中空部が設けられてもよい
積層ゴム部材10は、上から見て略中心部に中空部が設けられてもよい。
積層ゴム部材10は、上から見て略中心部に円柱状の中空部が設けられてもよい。
積層ゴム部材10は、上下方向に延びる複数の柱状の中空部が設けられてもよい。
内周被覆材14は、中空部の内周を被覆する部材である。
内周被覆材14は弾性体製である。
多数の磁性体20が、中空部に充填される。
多数の磁性体20は、多数の粉体状または多数の粒体状の磁性体であってもよい。
多数の磁性体20は、多数の粉体状であってもよい。
多数の磁性体20は、多数の粒体状の磁性体であってもよい。
多数の磁性体20は、多数の粉体状と多数の粒体状の磁性体の混合体であってもよい。
例えば、多数の磁性体20は、多数の純鉄の粒子であってもよい。
多数の磁性体20は、上下方向に積層される多数の磁性体製の板部材であってもよい。
例えば、多数の磁性体20は、上下方向に積層される多数の純鉄製の板部材であってもよい。
液体30が、中空部に充填される。
液体30は、油であってもよい。
液体30は、多数の粉体状または多数の粒体状の磁性体を分散させる分散媒であってもよい。
分散媒31が中空部に充填され、多数の粉体状または多数の粒体状の磁性体と分散媒は磁気粘性流体として振るまってもよい。
磁界発生器具40は、中空部の内部に磁界を発生させことができる器具である。
磁界発生器具40の状態がON状態であるとき、中空部の内部に磁界を発生させる。
磁界発生器具40の状態が状態がOFF状態であるとき、中空部の内部に磁界を発生させない。
中空部の内部に磁界を発生させると、中空部に充填される磁性体が磁化され、多数の磁性体の塊が変形に対して抵抗力を発生する。
上フランジ50は、積層ゴム部材10の上部に配されるフランジである。
上フランジ50は、上フランジ部材51と上剪断キー52とで構成されてもよい。
上フランジ部材51は、上部構造物Dの下部に当接する上に向いたフランジ面を形成する。
上フランジ部材51は、上部構造物Dの下部に固定されるためのボルト孔を形成される。
上剪断キー52は、上フランジ部材51と積層ゴム部材10との間で剪断力を伝達する機械要素である。
上剪断キー52は、上フランジ部材51の下部と最上位金属板部材11aの上部に嵌合し剪断力を伝達する機械要素であってもよい。
下フランジ60は、積層ゴム部材10の下部に配されるフランジである。
下フランジ60は、下フランジ部材61と下剪断キー62とで構成されてもよい。
下フランジ部材61は、基礎Bの上部に当接する下に向いたフランジ面を形成する。
下フランジ部材61は、基礎Bの上部に固定されるためのボルト孔を形成される。
下剪断キー62は、下フランジ部材61と積層ゴム部材10との間で剪断力を伝達する機械要素である。
下剪断キー62は、下フランジ部材61の下部と最下位金属板部材11bの下部に嵌合し剪断力を伝達する機械要素であってもよい。
制御装置70は、磁界発生器具40を制御する装置である。
制御装置70は、CPU、メモリ、I/O、センサで構成される電気機器である。
センサは、地震を検知できる。
センサは、地震波を評価できる。
制御装置70は、磁界発生器具40を制御するソフトウエアがインストールされる。
ソフトウエアは、制御装置70に以下の手順を実現させる。
制御装置70は、記磁界発生器具が基礎Bに生ずる加速度の最大振幅値の変化に対応して中空部の内部に発生させる磁界の強さを変化させることができる。
制御装置70は、磁界発生機器40の状態を中空部の内部に磁界を発生させる状態であるON状態と中空部の内部に磁界を発生させない状態であるOFF状態とに選択的に設定できる。
以下に、本発明にかかる積層ゴム免震装置のいくつかの制御を説明する。
磁界発生器具40が基礎Bに生ずる加速度の最大振幅値の変化に対応して中空部の内部に発生させる磁界の強さを変化させてもよい。
磁界発生器具40が基礎Bに生ずる加速度の最大振幅値の変化に対応して中空部の内部に発生させる磁界の強さをゼロから所定強度まで変化させてもよい。
ここで、加速度の最大振幅値は、所定のサンプリングタイム内において検知した加速度の変化のうちの振幅値の最大値である。
ここで、加速度は水平加速度をピックアップする加速度センサにより検知した値であってもよい。
例えば、加速度の最大振幅値が大きいとき中空部の内部に発生させる磁界の強さを強く、加速度の最大振幅値が小さいとき中空部の内部に発生させる磁界の強さを弱い。
例えば、加速度の最大振幅値が所定値より大きいとき中空部の内部に発生させる磁界の強さを所定値より強く、加速度の最大振幅値が所定値より小さいとき中空部の内部に発生させる磁界の強さを所定値より弱い。
第一設定値が予め設定された値である。
例えば、第一設定値は100ガルである。
地震が発生していると判断する際に、基礎Bに生ずる加速度の最大振幅値の大きさが第一設定値より小さいとき磁界発生機器の状態をOFF状態に設定し、基礎Bに生ずる加速度の最大振幅値の大きさが第一設定値より大きいとき磁界発生機器の状態をON状態に設定してもよい。
地震が発生していると判断する際に、地震波がP波であると判断するときに磁界発生機器の状態をOFF状態に設定し、地震波がS波であると判断するときに磁界発生機器の状態をON状態に設定してもよい。
地震が起こると、伝わる速度が速く、エネルギーが小さいP波が到着して、小さな縦揺れが発生し、その後、速度の遅い、S波が到着し、大きなエネルギーを持つ横揺れが発生する。
地震が発生していると判断する際に、基礎Bに生ずる加速度の最大振幅値の大きさが所定値より大きいとき磁界発生機器の状態をON状態に設定し、磁界発生機器が基礎Bに生ずる加速度の最大振幅値が大きくなるのに対応して中空部の内部に発生させる磁界の強さを変化させてもよい。
例えば、所定値が100ガルであり、磁界の強さが100ガルから400ガルに対応して0から最大強度まで変化する。
例えば、地震が発生していると判断する際に、基礎Bに生ずる加速度の最大振幅値の大きさが第一設定値より小さいとき磁界発生機器の状態をOFF状態に設定し、基礎Bに生ずる加速度の最大振幅値の大きさが所定値より大きいとき磁界発生機器の状態をON状態に設定し、磁界発生機器が基礎Bに生ずる加速度の最大振幅値が大きくなるのに対応して中空部の内部に発生させる磁界の強さを変化させてもよい。
地震が発生していると判断する際に、地震波がP波であると判断するときに磁界発生機器の状態をOFF状態に設定し、地震波がS波であると判断するときに磁界発生機器の状態をON状態に設定し、磁界発生機器が基礎Bに生ずる加速度の最大振幅値が大きくなるのに対応して中空部の内部に発生させる磁界の強さを大きくしてもよい。
例えば、地震が発生していると判断する際に、基礎Bに生ずる加速度の最大振幅値の大きさが所定値より大きいとき磁界発生機器の状態をON状態に設定し、磁界発生機器が基礎Bに生ずる加速度の最大振幅値が大きくなるのに対応して中空部の内部に発生させる磁界の強さを変化させてもよい。
地震が発生していないと判断する際に、少なくとも上部構造物に生ずる加速度の最大振幅値の大きさが所定値より大きいとき。磁界発生機器の状態をON状態に設定してもよい。
風により上部構造物が揺れて、上部構造物に加速度が生ずる。
例えば、初手値は、5ガルである。
例えば、地震が発生していないと判断する際に、磁界発生機器の状態をON状態に設定してもよい。
地震が発生していないと判断する際に、上部構造物に生ずる加速度の最大振幅値の大きさが第二設定値より小さいとき磁界発生機器の状態をOFF状態に設定し、上部構造物に生ずる加速度の最大振幅値の大きさが第二設定値より大きいとき磁界発生機器の状態をON状態に設定してもよい。
例えば、第二設定値が5ガルである。
第二設定値が予め設定する値である。
地震が発生していないと判断する際に、上部構造物に生ずる加速度の最大振幅値の大きさが第二設定値より小さいとき磁界発生機器の状態をOFF状態に設定し、上部構造物に生ずる加速度の最大振幅値の大きさが第二設定値より大きいとき磁界発生機器の状態をON状態に設定し、磁界発生機器が上部構造物に生ずる加速度の最大振幅値が大きくなるのに対応して中空部の内部に発生させる磁界の強さを変化させてもよい。
次に、本発明の第二の実施形態にかかる積層ゴム免震装置を、図を基に、説明する。
図3は、本発明の第二実施形態に係る積層ゴム免震装置の側面断面図である。図4は、本発明の第二実施形態に係る積層ゴム免震装置のA−A断面図である。
本発明の実施形態に係る積層ゴム免震装置は、積層ゴム部材10と多数の磁性体20と磁界発生器具40とで構成される。
本発明の実施形態に係る積層ゴム免震装置は、積層ゴム部材10と多数の磁性体20と液体30と磁界発生器具40とで構成されてもよい。
本発明の実施形態に係る積層ゴム免震装置は、積層ゴム部材10と多数の磁性体20と液体30と磁界発生器具40と上フランジ50と下フランジ60とで構成されてもよい。
本発明の実施形態に係る積層ゴム免震装置は、積層ゴム部材10と多数の磁性体20と液体30と磁界発生器具40と上フランジ50と下フランジ60と制御装置70とで構成されてもよい。
と多数の磁性体20と液体30と磁界発生器具40と上フランジ50と下フランジ60と制御装置70の構成は、第一の実施形態にかかる積層ゴム免震装置のものと同じなので、説明を省略する。
積層ゴム部材10は、複数の金属板部材11と複数の弾性板部材12とで構成される。
積層ゴム部材10は、複数の金属板部材11と複数の弾性板部材12と外周被覆材13とで構成されてもよい。
積層ゴム部材10は、複数の金属板部材11と複数の弾性板部材12と内周被覆材14とで構成されてもよい。
積層ゴム部材10は、複数の金属板部材11と複数の弾性板部材12と外周被覆材13と内周被覆材14とで構成されてもよい。
積層ゴム部材10は、中空部の構成が異なる以外、他の構成は同じである。
積層ゴム部材10は、上下方向に延びる柱状の中空部が設けられる。
積層ゴム部材10は、上下方向に延びる複数の柱状の中空部が設けられてもよい。
次に、本発明の第三の実施形態にかかる積層ゴム免震装置を、図を基に、説明する。
図5は、本発明の第三実施形態に係る積層ゴム免震装置の側面断面図である。図5は、本発明の第二実施形態に係る積層ゴム免震装置のA−A断面図である。
本発明の実施形態に係る積層ゴム免震装置は、積層ゴム部材10と多数の磁性体20と磁界発生器具40とで構成される。
本発明の実施形態に係る積層ゴム免震装置は、積層ゴム部材10と多数の磁性体20と液体30と磁界発生器具40とで構成されてもよい。
本発明の実施形態に係る積層ゴム免震装置は、積層ゴム部材10と多数の磁性体20と液体30と磁界発生器具40と上フランジ50と下フランジ60とで構成されてもよい。
本発明の実施形態に係る積層ゴム免震装置は、積層ゴム部材10と多数の磁性体20と液体30と磁界発生器具40と上フランジ50と下フランジ60と制御装置70とで構成されてもよい。
多数の磁性体20と液体30と磁界発生器具40と上フランジ50と下フランジ60と制御装置70の構成は、第一の実施形態にかかる積層ゴム免震装置のものと同じなので、説明を省略する。
積層ゴム部材10は、複数の金属板部材11と複数の弾性板部材12とで構成される。
積層ゴム部材10は、複数の金属板部材11と複数の弾性板部材12と外周被覆材13とで構成されてもよい。
積層ゴム部材10は、複数の金属板部材11と複数の弾性板部材12と外殻材15とで構成されてもよい。
積層ゴム部材10は、複数の金属板部材11と複数の弾性板部材12と外周被覆材13と外殻材15とで構成されてもよい。
積層ゴム部材10は、中空部の構成が異なる以外、他の構成は同じである。
積層ゴム部材10は、上下方向に延びる中空円柱状の中空部が設けられる。
積層ゴム部材10は、積層ゴム部材10の外周に上下方向に延びる中空円柱状の中空部が設けられてもよい。
外殻材15が、外周被覆材13の外周に設けられる中空部を囲う。
外殻材15は、弾性体製であってもよい。
外殻材15は、金属製であってもよい。
磁界発生器具40が、外殻材15の外周に設けられても良い。
以下に、本願発明にかかる積層ゴム免震装置の作用を、従来の積層ゴム免震装置と比較して説明する。
従来の鉛プラグ入り積層ゴム免震構造は、積層ゴム部分が免震周期に係る機能を、鉛プラグが減衰に係る機能を有しており、上部構造物(質量)に応じて周期や剛性が決定されます。任意の地震に対して、設定された免震周期や減衰は一定値で変わらない。イメージ的には図7(A)に示すとおりである。
図7(A)中の鉛プラグの降伏特性値Qdは上部構造物に当たる風に効かせるために、上部構造物質量の2〜5%程度を入れるのが一般的になっている。
免震層の等価周期はTeq=2π×sqrt(m/Keq)で求められる。
図7(B)に示す様に、本願発明の積層ゴム免震構造では、上記の鉛プラグが担っていた減衰機能を、多数の磁性体(例えば、MR流体)に置き換え、制御機器で多数の磁性体に作用する磁界の大きさを任意の地震に対して可変にすることで、免震機能を高めることができる。
その結果、従来の構造では任意に変化させることができなかった免震周期や減衰機能を調整可能な免震建物を提供できる。
以上説明したように、本発明に係る積層ゴム免震装置は、その構成により、以下の効果を有する。
複数の金属板部材11と複数の弾性板部材12とが上下方向に交互に積層される積層ゴム部材10に設けられる中空部に、多数の磁性体20が充填され、中空部の内部に磁界を発生させことができる様にしたので、中空部の内部に磁界を発生させる状態と磁界を発生させない状態で、中空部に充填される多数の磁性体20の変形に対する抵抗力が変化し、積層ゴム部材と多数の磁性体との全体の変形に対する抵抗力が大きく変化する。
また、複数の金属板部材11と複数の弾性板部材12とが上下方向に交互に積層される積層ゴム部材10に設けられる柱状の中空部に、多数の磁性体20が充填され、中空部の内部に磁界を発生させことができる様にしたので、中空部の内部に磁界を発生させる状態と磁界を発生させない状態で、中空部に充填される多数の磁性体20の変形に対する抵抗力が変化し、積層ゴム部材と多数の磁性体との全体の変形に対する抵抗力が大きく変化する。
また、複数の金属板部材11と複数の弾性板部材12とが上下方向に交互に積層される積層ゴム部材10に設けられる複数の中空部に、多数の磁性体20が充填され、中空部の内部に磁界を発生させことができる様にしたので、中空部の内部に磁界を発生させる状態と磁界を発生させない状態で、中空部に充填される多数の磁性体20の変形に対する抵抗力が変化し、積層ゴム部材と多数の磁性体との全体の変形に対する抵抗力が大きく変化する。
また、多数の磁性体20は多数の粉体状または多数の粒体状の磁性体である様にしたので、中空部の内部に磁界を発生させる状態と磁界を発生させない状態で、中空部に充填される多数の粉体状または多数の粒体状の磁性体の変形に対する抵抗力が大きく変化し、積層ゴム部材10と多数の磁性体20との全体の変形に対する抵抗力が大きく変化する。
また、分散媒31が、中空部に充填され多数の粉体状または多数の粒体状の磁性体20を分散する様にしたので、液体30に浸された多数の粉体状または多数の粒体状の磁性体の動きが滑らかになり、中空部に充填される多数の粉体状または多数の粒体状の磁性体20の変形に対する抵抗力がなめらかに変化し、積層ゴム部材10と多数の磁性体との全体の変形に対する抵抗力がなめらか変化する。
また、液体30が、中空部に充填され多数の磁性体を浸す様にしたので、液体に浸された多数の磁性体の動きが滑らかになり、中空部に充填される多数の磁性体の変形に対する抵抗力が滑らかに変化し、積層ゴム部材10と多数の磁性体20との全体の変形に対する抵抗力がなめらかに変化する。
また、複数の金属板部材11と複数の弾性板部材12とが上下方向に交互に積層される積層ゴム部材10に設けられる柱状の中空部に、上下方向に積層される多数の磁性体製の板部材が充填され、中空部の内部に磁界を発生させことができる様にしたので、中空部の内部に磁界を発生させる状態と磁界を発生させない状態で、中空部に充填される積層される多数の磁性体製の板部材の変形に対する抵抗力が変化し、積層ゴム部材と積層される多数の磁性体製の板部材との全体の変形に対する抵抗力が大きく変化する。
また、磁界発生器具40が基礎Bに生ずる加速度の最大振幅値の変化に対応して中空部の内部に発生させる磁界の強さを変化させる様にしたので、積層ゴム部材と多数の磁性体との全体の変形に対する抵抗力を加速度の大きさの変化に対応して変化させることが出来る。
また、地震が発生した際に、地震の程度が小さいときを磁界発生器40の状態はOFF状態であり、中空部の内部に磁界を発生させず、地震の程度が大きいとき磁界発生器の状態はON状態になり中空部の内部に磁界を発生させる様にしたので、地震の程度が大きいとき中空部に充填される多数の磁性体の変形に対する抵抗力が地震の程度が小さいより大きくなり、積層ゴム部材10と多数の磁性体20との全体の変形に対する抵抗力が地震の程度が小さいときより大きくなる。
また、地震が発生した際に、地震波がP波のとき磁界発生器40の状態はOFF状態であり、中空部の内部に磁界を発生させず、地震波がS波のとき磁界発生器40の状態はON状態になり中空部の内部に磁界を発生させる様にしたので、地震の程度が大きいとき中空部に充填される多数の磁性体20の変形に対する抵抗力が地震の程度が小さいより大きくなり、積層ゴム部材10と多数の磁性体20との全体の変形に対する抵抗力が地震の程度が小さいときより大きくなる。
また、地震が発生した際に、地震の程度が大きいとき磁界発生器40の状態はON状態になり中空部の内部に加速度の最大振幅値に対応して強度を変化させた磁界を発生させる様にしたので、地震の程度に応じて中空部に充填される多数の磁性体の変形に対する抵抗力が大きくなり、積層ゴム部材10と多数の磁性体との全体の変形に対する抵抗力が地震の程度に応じて変化する。
また、地震が発生した際に、地震波がS波であるとき磁界発生器40の状態はON状態になり中空部の内部に加速度の最大振幅値に対応して強度を変化させた磁界を発生させる様にしたので、地震の程度に応じて中空部に充填される多数の磁性体の変形に対する抵抗力が大きくなり、積層ゴム部材と多数の磁性体との全体の変形に対する抵抗力が地震の程度に応じて変化する。
また、地震が発生しない際に、少なくとも上部構造物に生ずる加速度の最大振幅値の大きさが所定値より大きいときに磁界発生機器40の状態をON状態に設定する様にしたので、地震がないときに積層ゴム部材と多数の磁性体との全体の変形に対する抵抗力が上部構造物に作用する。
また、地震が発生しない際に、上部構造物に生ずる加速度の最大振幅値の大きさが小さいときに磁界発生機器40の状態をOFF状態に設定し、上部構造物に生ずる加速度の最大振幅値の大きさが大きいとき磁界発生機器40の状態をON状態に設定する様にしたので、地震がないときに積層ゴム部材と多数の磁性体との全体の変形に対する抵抗力が上部構造物に作用する。
その結果、従来構造と比較して簡易な構造により風による揺れから地震にまで対応可能な積層ゴム免震装置を提供できる。
本発明は以上に述べた実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。
D 上部構造物
B 基礎
10 積層ゴム部材
11 金属板部材
11a 最上位金属板部材
11b 最下位金属板部材
12 弾性板部材
13 外周被覆材
14 内周被覆材
15 外殻材
20 磁性体
30 液体
31 分散媒
40 磁界発生器具
50 上フランジ
51 上フランジ部材
52 上剪断キー
60 下フランジ
61 下フランジ部材
62 下剪断キー
70 制御装置
特開2016−80051号 WO2012120842A1

Claims (19)

  1. 基礎に設けられ上部構造物を支持する積層ゴム免震装置であって、
    複数の金属製の板状部材である複数の金属板部材と複数の弾性体製の板状部材である複数の弾性板部材とが上下方向に交互に積層され、上下方向に延びる柱状の中空部を設けられた積層ゴム部材と
    前記中空部に充填される多数の磁性体と、
    前記中空部の内部に磁界を発生させことができる磁界発生器具と、
    を備える、
    ことを特徴とする積層ゴム免震装置。
  2. 多数の前記磁性体は多数の粉体状または多数の粒体状の磁性体である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の積層ゴム免震装置。
  3. 多数の粉体状または多数の粒体状の前記磁性体を分散させる分散媒と、
    を備え、
    前記分散媒が前記中空部に充填され、
    多数の粉体状または多数の粒体状の前記磁性体と前記分散媒とは磁気粘性流体として振るまう、
    ことを特徴とする請求項2に記載の積層ゴム免震装置。
  4. 前記磁界発生器具が基礎に生ずる加速度の最大振幅値の変化に対応して前記中空部の内部に発生させる磁界の強さを変化させる、
    ことを特徴とする請求項3に記載の積層ゴム免震装置。
  5. 前記磁界発生機器の状態を前記中空部の内部に磁界を発生させる状態であるON状態と前記中空部の内部に磁界を発生させない状態であるOFF状態とに選択的に設定でき、
    第一設定値が予め設定された値であり、
    地震が発生していると判断する際に、
    基礎に生ずる加速度の最大振幅値の大きさが前記第一設定値より小さいとき前記磁界発生機器の状態をOFF状態に設定し、
    基礎に生ずる加速度の最大振幅値の大きさが前記第一設定値より大きいとき前記磁界発生機器の状態をON状態に設定する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の積層ゴム免震装置。
  6. 地震が発生していると判断する際に、
    地震波がP波であると判断するときに前記磁界発生機器の状態をOFF状態に設定し、
    地震波がS波であると判断するときに前記磁界発生機器の状態をON状態に設定する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の積層ゴム免震装置。
  7. 地震が発生していると判断する際に、
    基礎に生ずる加速度の最大振幅値の大きさが所定値より大きいとき前記磁界発生機器の状態をON状態に設定し、
    前記磁界発生機器が基礎に生ずる加速度の最大振幅値が大きくなるのに対応して前記中空部の内部に発生させる磁界の強さを変化させる、
    ことを特徴とする請求項6に記載の積層ゴム免震装置。
  8. 地震が発生していると判断する際に、
    地震波がS波であると判断するときに前記磁界発生機器の状態をON状態に設定し、
    前記磁界発生機器が基礎に生ずる加速度の最大振幅値が大きくなるのに対応して前記中空部の内部に発生させる磁界の強さを大きくする、
    ことを特徴とする請求項7に記載の積層ゴム免震装置。
  9. 地震が発生していないと判断する際に、
    少なくとも上部構造物に生ずる加速度の最大振幅値の大きさが所定値より大きいとき前記磁界発生機器の状態をON状態に設定する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の積層ゴム免震装置。
  10. 第二設定値が予め設定された値であり、
    地震が発生していないと判断する際に、
    上部構造物に生ずる加速度の最大振幅値の大きさが前記第二設定値より小さいとき前記磁界発生機器の状態をOFF状態に設定し、
    上部構造物に生ずる加速度の最大振幅値の大きさが前記第二設定値より大きいとき前記磁界発生機器の状態をON状態に設定する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の積層ゴム免震装置。
  11. 多数の磁性体を浸す液体と、
    を備え、
    液体が前記中空部に充填される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の積層ゴム免震装置。
  12. 多数の磁性体は上下方向に積層される多数の磁性体製の板部材である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の積層ゴム免震装置。
  13. 前記磁界発生器具が基礎に生ずる加速度の最大振幅値の変化に対応して前記中空部の内部に発生させる磁界の強さを変化させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の積層ゴム免震装置。
  14. 前記磁界発生機器の状態を前記中空部の内部に磁界を発生させる状態であるON状態と前記中空部の内部に磁界を発生させない状態であるOFF状態とに選択的に設定でき、
    第一設定値が予め設定された値であり、
    地震が発生していると判断する際に、
    基礎に生ずる加速度の最大振幅値の大きさが前記第一設定値より小さいとき前記磁界発生機器の状態をOFF状態に設定し、
    基礎に生ずる加速度の最大振幅値の大きさが前記第一設定値より大きいとき前記磁界発生機器の状態をON状態に設定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の積層ゴム免震装置。
  15. 前記磁界発生機器の状態を前記中空部の内部に磁界を発生させる状態であるON状態と前記中空部の内部に磁界を発生させない状態であるOFF状態とに選択的に設定でき、
    地震が発生していると判断する際に、
    地震波がP波であると判断するときに前記磁界発生機器の状態をOFF状態に設定し、
    地震波がS波であると判断するときに前記磁界発生機器の状態をON状態に設定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の積層ゴム免震装置。
  16. 前記磁界発生機器の状態を前記中空部の内部に磁界を発生させる状態であるON状態と前記中空部の内部に磁界を発生させない状態であるOFF状態とに選択的に設定でき、
    地震が発生していると判断する際に、
    基礎に生ずる加速度の最大振幅値の大きさが所定値より大きいとき前記磁界発生機器の状態をON状態に設定し、
    前記磁界発生機器が基礎に生ずる加速度の最大振幅値が大きくなるのに対応して前記中空部の内部に発生させる磁界の強さを変化させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の積層ゴム免震装置。
  17. 前記磁界発生機器の状態を前記中空部の内部に磁界を発生させる状態であるON状態と前記中空部の内部に磁界を発生させない状態であるOFF状態とに選択的に設定でき、
    地震が発生していると判断する際に、
    地震波がS波であると判断するときに前記磁界発生機器の状態をON状態に設定し、
    前記磁界発生機器が基礎に生ずる加速度の最大振幅値が大きくなるのに対応して前記中空部の内部に発生させる磁界の強さを大きくする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の積層ゴム免震装置。
  18. 前記磁界発生機器の状態を前記中空部の内部に磁界を発生させる状態であるON状態と前記中空部の内部に磁界を発生させない状態であるOFF状態とに選択的に設定でき、
    地震が発生していないと判断する際に、
    少なくとも上部構造物に生ずる加速度の最大振幅値の大きさが所定値より大きいとき前記磁界発生機器の状態をON状態に設定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の積層ゴム免震装置。
  19. 前記磁界発生機器の状態を前記中空部の内部に磁界を発生させる状態であるON状態と前記中空部の内部に磁界を発生させない状態であるOFF状態とに選択的に設定でき、
    第二設定値が予め設定された値であり、
    地震が発生していないと判断する際に、
    上部構造物に生ずる加速度の最大振幅値の大きさが前記第二設定値より小さいとき前記磁界発生機器の状態をOFF状態に設定し、
    上部構造物に生ずる加速度の最大振幅値の大きさが前記第二設定値より大きいとき前記磁界発生機器の状態をON状態に設定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の積層ゴム免震装置。
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