JP2018065195A - 刃先交換式切削工具 - Google Patents

刃先交換式切削工具 Download PDF

Info

Publication number
JP2018065195A
JP2018065195A JP2016203503A JP2016203503A JP2018065195A JP 2018065195 A JP2018065195 A JP 2018065195A JP 2016203503 A JP2016203503 A JP 2016203503A JP 2016203503 A JP2016203503 A JP 2016203503A JP 2018065195 A JP2018065195 A JP 2018065195A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recess
adjustment
screw
insert
cutting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016203503A
Other languages
English (en)
Inventor
亮 三浦
Akira Miura
亮 三浦
堀池 伸和
Nobukazu Horiike
伸和 堀池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP2016203503A priority Critical patent/JP2018065195A/ja
Publication of JP2018065195A publication Critical patent/JP2018065195A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Milling Processes (AREA)

Abstract

【課題】切削インサートの刃先位置の微調整作業に多くの時間や労力、熟練を要することなく高精度の刃先調整を行う。
【解決手段】工具本体1のインサート取付座2に切削インサート3が着脱可能に取り付けられ、インサート取付座2に隣接して連通するように工具本体1に形成された凹所5に、切削インサート3の側面に当接する押圧面6bと、この押圧面6bとは反対側を向いて凹所5の壁面5dに当接する当接面6cとを備えて、押圧面6bと当接面6cとの間隔が凹所5の底面5a側に向かうに従い漸次小さくなる調整クサビ6が、調整クサビ6を貫通して底面5aにねじ込まれるネジ部7aと調整クサビ6に当接する頭部7bとを備えた調整ネジ7によって取り付けられ、凹所5の底面5aと底面5aに対向する調整クサビ6の対向面6dとの間に弾性変形可能な弾性部材8が圧縮された状態で介装される。
【選択図】図4

Description

本発明は、切削インサートの刃先の位置を微調整する調整機構を備えた刃先交換式切削工具に関するものである。
このような調整機構を備えた刃先交換式切削工具として、例えば特許文献1には、カッター本体に対し、その基本切削刃よりもカッター本体の回転中心寄りの位置において、その刃先の突出量を調整可能なばり取り用切削刃を設けてなるフライスカッターが記載されている。
実公平04−002734号公報
ところで、この特許文献1に記載された刃先交換式切削工具では、上記ばり取り用切削刃として用いられるバイトのシャンク部後端に斜面が形成されており、この斜面に、上記バイトの取付孔の後端部に直交するネジ孔にねじ込まれた調整ボルト先端のテーパ面が接触していて、調整ボルトをねじ込み量を調整することによりバイト先端の刃先の突出量が調整される。また、バイトは、こうして突出量が調整された後に、取付孔に対して一定の傾斜角をもったネジ孔にねじ込まれるボルトに設けられたクサビによって押圧されてカッター本体に固定される。
しかしながら、このような特許文献1に記載された刃先交換式切削工具では、こうしてクサビによってバイトが完全に固定されるまでは、バイトもクサビも取り付けが不安定であり、突出量の調整後にボルトをねじ込みきってバイトを固定する間際に、その押圧力によってバイトが不用意にずれ動いてしまうおそれがあった。このため、調整されたはずのバイトの突出量に誤差が生じ易く、再度の調整を余儀なくされて調整に多くの時間や労力を要したり、調整作業に熟練が必要となったりすることになる。
本発明は、このような背景の下になされたもので、切削インサートの刃先位置を微調整する調整機構を備えた刃先交換式切削工具において、調整作業に多くの時間や労力、熟練を要することなく高精度の刃先調整を行うことが可能な刃先交換式切削工具を提供することを目的としている。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明は、工具本体に形成されたインサート取付座に切削インサートが着脱可能に取り付けられるとともに、上記インサート取付座に隣接して連通するように上記工具本体に形成された凹所には、上記インサート本体の側面に当接する押圧面と、この押圧面とは反対側を向いて上記凹所の壁面に当接する当接面とを備えて、これら押圧面と当接面との間隔が上記凹所の底面側に向かうに従い漸次小さくなる調整クサビが、該調整クサビを貫通して上記凹所の底面にねじ込まれるネジ部と上記調整クサビに当接する頭部とを備えた調整ネジによって取り付けられており、上記凹所の底面と、この底面に対向する上記調整クサビの対向面との間には、弾性変形可能な弾性部材が圧縮された状態で介装されることを特徴とする。
このような刃先交換式切削工具において、インサート取付座に取り付けられた切削インサートは、このインサート取付座に隣接して連通する凹所に取り付けられる調整クサビが調整ネジによってねじ込まれて凹所の底面側に押し込まれることにより、この調整クサビの押圧面によって押圧されて僅かに移動させられ、刃先の位置が微調整される。そして、上記凹所の底面と、この底面に対向する調整クサビの対向面との間には、弾性変形可能な弾性部材が圧縮された状態で介装されているので、調整クサビが凹所の底面側に押し込まれる際には、この弾性部材によって調整クサビが調整ネジの頭部に押圧されて当接させられる。
従って、調整クサビが切削インサートを押圧して刃先の位置が微調整される際には、切削インサートは安定してインサート取付座に取り付けられているとともに、調整クサビも調整ネジの頭部に当接して安定した状態で保持されているので、そのまま調整ネジをねじ込こむことにより、切削インサートを不用意にずれ動かすことなく安定的に移動させて刃先の位置を微調整することができる。このため、時間や労力、あるいは熟練等を要することなく正確に切削インサートの刃先位置を微調整することが可能となる。
ここで、上記弾性部材としては、凹所の底面と調整クサビの対向面との間隔を必要以上に大きくすることなく調整クサビに十分な押圧力を与えるために、上記調整ネジのネジ部の周りに環状に配設される皿バネを用いることが望ましい。また、上記調整ネジのネジ部には、上記弾性部材よりも該ネジ部の先端側に、このネジ部に係合して上記弾性部材を抜け止めする抜け止め部材を取り付けることにより、ネジ部を緩めて調整クサビを調整ネジごと工具本体から取り外す際に弾性部材が不用意にネジ部から抜け外れて散乱してしまうような事態を防止することができる。
以上説明したように、本発明によれば、微調整作業に時間や労力、熟練を要することなく切削インサートを安定して移動させて、その刃先の位置を正確に所定の位置に微調整することが可能となる。
本発明の刃先交換式切削工具の一実施形態を示す正面図である。 図1に示す実施形態の側面図である。 図1に示す実施形態の一部破断側面図である。 図1に示す実施形態の拡大断面図である。
図1ないし図4は、本発明の一実施形態を示すものであって、本発明を刃先交換式の正面フライスに適用したものである。すなわち、本実施形態における工具本体(フライス本体)1は、鋼材等の金属材料によって軸線Oを中心とした円板状に形成されており、その中心部には軸線Oに沿って工具本体1を貫通するキー溝付きの取付孔1aが形成されている。このような刃先交換式の正面フライスは、上記取付孔1aに工作機械の主軸が取り付けられて軸線O回りに工具回転方向Tに回転されつつ該軸線Oに垂直な方向に送り出されることにより、工具本体1の先端側(図2ないし図4において上側)の外周部に形成された複数のインサート取付座2にそれぞれ着脱可能に取り付けられる切削インサート3によって被削材の平面加工を行う。
本実施形態の切削インサート3は、工具本体1よりも硬度の高い超硬合金等の硬質材料により多角形の板状、特に平行四辺形の板状に形成されており、ただしこの切削インサート3は、その2つの平行四辺形面のうち一方の平行四辺形面の鋭角角部の裏側に他方の平行四辺形面の鈍角角部が位置するように形成されている。また、この切削インサート3には、これら2つの平行四辺形面の中心に開口して該切削インサート3を貫通する取付孔3aが形成されており、本実施形態の切削インサート3は、上記取付孔3aの中心線回りに180°回転対称に形成されるとともに、表裏の2つの平行四辺形面に関して反転対称形状に形成されている。なお、これら2つの平行四辺形面は取付孔3aの中心線に垂直な平坦面とされ、また取付孔3aはこれら2つの平行四辺形面への開口部から上記中心線方向の中央部に向かうに従い内径が小さくなるように形成されている。
さらに、これらの平行四辺形面の周りに配置される切削インサート3の4つの側面のうち、互いに反対側を向く2つの側面は周縁部が中央部に向かうに従い凹んだ凹状に形成され、ただし中央部は取付孔3aの中心線に平行な平坦面とされている。そして、この凹状の側面と上記平行四辺形面との交差稜線部には、該平行四辺形面の鋭角角部から延びる主切刃3bが形成されるとともに、凹状の側面と残りの2つの互いに反対側を向く側面との交差稜線部には、上記主切刃3bに連なる副切刃3cが形成されている。従って、凹状の側面はこれら主切刃3bと副切刃3cのすくい面とされ、2つの平行四辺形面には主切刃3bに連なる主逃げ面が、上記残りの2つの互いに反対側を向く側面には副切刃3cに連なる副逃げ面が形成される。
工具本体1の外周部には、この工具本体1の外周面に開口して該工具本体1の2つの円形面間を貫通する断面略半円形の凹溝状のチップポケット1bが周方向に等間隔に複数形成されており、上述のような切削インサート3が取り付けられる上記インサート取付座2は、これらのチップポケット1bの工具回転方向Tとは反対側に、該チップポケット1bと工具本体1の上記2つの円形面のうち上記平面加工の際に被削材に対向させられる先端側の円形面に開口する凹部として形成されている。このインサート取付座2は、工具本体1の外周側を向く軸線Oに平行な平坦面である取付座底面2aと工具回転方向Tを向く取付座壁面2bとを備えており、取付座底面2aには垂直に取付ネジ孔2cが形成されるとともに、取付座壁面2bには切削インサート3の上記凹状の側面中央部の平坦面に当接可能な図示されない凸部が形成されている。
このようなインサート取付座2に、上記切削インサート3は、2つの平行四辺形面のうち一方を工具本体1の外周側に向けるとともに他方を上記取付座底面2aに密着させ、また2つの凹状の側面のうち一方をすくい面として工具回転方向Tに向けるとともに他方の中央部の平坦面を上記取付座壁面2bの凸部に当接させて着座させられ、図4に示すように上記取付孔3aに挿通されたインサートクランプネジ4が上記取付ネジ孔2cにねじ込まれることにより、他方の平行四辺形面と凹状の側面の中央部の平坦面とが取付座底面2aと取付座壁面2bの凸部とに押圧されて取り付けられる。このとき、複数の切削インサート3の工具本体1の先端外周側に位置する主切刃3bは軸線Oを中心とした1つの円筒面上に配置される。
また、このインサート取付座2の後端側(図2および図3において下側)には、該インサート取付座2に隣接して連通するように工具本体1の外周部に開口する凹所5が形成されている。この凹所5は、図2に示すように工具本体1の外周側から見てインサート取付座2の軸線O方向後端側に間隔をあけた略方形状をなす部分と、この略方形状部分の工具本体1先端側の辺の中央部から延びてインサート取付座2の軸線O方向先端側を向く壁面に開口する部分とを備えた「凸」字状に形成されてインサート取付座2に連通しており、工具本体1の外周面とインサート取付座2だけに開口していて、工具本体1の後端側の円形面やチップポケット1bには開口していない。
また、この凹所5の工具本体1外周側を向く底面5aは、図4に示すようにインサート取付座2の取付座底面2aに対して鈍角に交差する方向に形成されており、この底面5aの中央部には該底面5aに垂直に調整ネジ孔5bが形成されている。なお、底面5aにおける調整ネジ孔5bの開口部には、調整ネジ孔5bよりも僅かに大きな内径で底面5aから一段凹む円環状の凹部5cが形成されている。さらに、この底面5aから工具本体1の外周面に延びる凹所5の壁面のうち少なくともインサート取付座2とは反対側に位置して工具本体1の先端側(インサート取付座2側)を向く壁面5dは、底面5aに垂直に延びるように形成されている。
このような凹所5に取り付けられる調整クサビ6は、工具本体1の外周側から見て凹所5の上記略方形状部分に挿入可能な直方体状部分と、この直方体状部分の工具本体1先端側を向く側面の中央部からインサート取付座2内に突出する突起とを備えたブロック状に一体形成され、直方体状部分の中央部には工具本体1の外周側から内周側に向かうに従い内径が縮径した後に一定内径となる貫通孔6aが形成されている。この調整クサビ6の上記突起におけるインサート取付座2側を向く側面は、凹所5のインサート取付座2内への開口部から僅かに突出して、切削インサート3の上記残りの2つの互いに反対側を向く側面のうち凹所5側に向けられる側面に当接する平坦な押圧面6bとされている。
また、この押圧面6bとは反対側を向く調整クサビ6の上記直方体状部分の側面は、凹所5の上記壁面5dに当接する当接面6cとされており、この当接面6cは貫通孔6aの中心線に沿った断面において該中心線に平行に延びる平坦面とされている。さらに、この当接面6cと上記押圧面6bとの間の間隔は、凹所5の底面5a側に向かうに従い漸次小さくなるように形成されていて、貫通孔6aの中心線に沿った断面において図4に示すように当接面6cに対して押圧面6bが一定のクサビ角θを有するようにされており、このクサビ角θは8.5°〜11.5°の範囲内とされるのが望ましく、本実施形態では10°とされている。なお、当接面6cを壁面5dに当接させた状態で、押圧面6bは工具本体1の軸線Oに垂直な平面上に配置される。
このような調整クサビ6は、こうして当接面6cを壁面5dに当接させるとともに押圧面6bをインサート取付座2内に突出させた状態で、上記貫通孔6aを通って調整クサビ6を貫通して凹所5の底面5aの上記調整ネジ孔5bにねじ込まれるネジ部7aと、調整クサビ6の貫通孔6aの内径が縮径した部分に当接する頭部7bとを備えた調整ネジ7によって凹所5に取り付けられる。従って、調整ネジ7をねじ込んでゆくと当接面6cが凹所5の壁面5dに摺接しつつ調整クサビ6が凹所5の底面5a側に押し込まれてゆき、インサート取付座2内に突出して切削インサート3の側面に当接した押圧面6bが切削インサート3を工具本体1の先端側に押圧する。
すると、インサートクランプネジ4が弾性変形して僅かな撓みを生じ、これに伴い切削インサート3は、インサート取付座2の取付座底面2aに当接した平行四辺形面が該取付座底面2aに案内されるようにして僅かに工具本体1の先端側に移動するので、工具本体1の先端外周側に位置した主切刃3bに連なって同じく工具本体1の先端外周側に位置する副切刃3cの軸線O方向の刃先の位置が微調整される。こうして微調整された副切刃3cの刃先は、複数の切削インサート3同士で軸線Oに垂直な1つの平面上に位置させられる。なお、このとき、凹所5の底面5aに対向する調整クサビ6の工具本体1内周側を向く面は対向面6dとされ、この対向面6dと凹所5の底面5aとの間には間隔があけられる。
そして、凹所5の底面5aと調整クサビ6の上記対向面6dとの間の間隔をあけた部分には、弾性変形可能な弾性部材8が圧縮された状態で介装される。この弾性部材8は、本実施形態では対向面6dから突出して底面5aの調整ネジ孔5bにねじ込まれる調整ネジ7のネジ部7aの周りに環状に配設される皿バネであり、このような皿バネが複数枚(本実施形態では6枚)、ネジ部7aの長手方向に隣接するもの同士で互いの外周縁と内周縁を交互に反対向きにして配設されている。
さらに、この調整ネジ7のネジ部7aには、弾性部材8よりもネジ部7aの先端側に、このネジ部7aに係合して弾性部材8を抜け止めする抜け止め部材9が取り付けられている。この抜け止め部材9は本実施形態では金属製のOリングであってネジ部7aに嵌め込まれており、調整クサビ6が凹所5に取り付けられた状態では、凹所5の底面5aに形成された円環状の上記凹部5c内に収容される。
このように構成された刃先交換式切削工具(刃先交換式正面フライス)では、上述のように調整ネジ7をねじ込んで調整クサビ6を押し込むことにより、切削インサート3の副切刃3cの刃先の位置を微調整することができる。例えば、本実施形態のように上記クサビ角θが10°の調整クサビ6を用いて貫通孔6aの中心線の方向に0.90mmの範囲で調整クサビ6を移動させると、副切刃3cの刃先の位置は軸線O方向に約0.16mmの範囲で微調整させられる。
そして、上記構成の刃先交換式切削工具では、凹所5の底面5aと調整クサビ6の対向面6dとの間に弾性変形可能な弾性部材8が圧縮された状態で介装されているので、この調整クサビ6が凹所5の底面5a側に押し込まれて刃先位置が微調整される際には、弾性部材8によって調整クサビ6が調整ネジ7の頭部7bに押圧されて当接させられる。このため、微調整の際に調整クサビ6は、こうして調整ネジ7の頭部7bに当接させられることにより安定して保持されるので、切削インサート3を押圧して工具本体1の先端側に移動させる際にも不用意に切削インサート3をずれ動かすようなことがなく、時間や労力、あるいは熟練等を要さずとも正確に刃先の位置を微調整することができる。
また、本実施形態では、切削インサート3もインサートクランプネジ4によってインサート取付座2に取り付けられた状態で、このインサートクランプネジ4を撓ませることにより副切刃3cの刃先の位置が微調整される。このため、切削インサート3が不用意にずれ動く事態を一層確実に防止することができて、さらに正確な微調整を行うことが可能となる。ただし、このようなインサートクランプネジ4による取り付けに代えて、例えば切削インサート3もクサビ部材によってインサート取付座2に取り付け、調整クサビ6によって押圧して移動させることにより微調整してもよい。
さらに、本実施形態では、上記弾性部材8として調整ネジ7のネジ部7aの周りに環状に配設される皿バネを用いている。この点、弾性部材8として例えばコイルスプリングを用いて、同様にネジ部7aの周りに配置されるように凹所5の底面5aと調整クサビ6の対向面6dとの間に介装することも可能であるが、調整クサビ6に調整ネジ7の頭部7bに向けた十分な押圧力を確保するには、コイルスプリングの場合は凹所5の底面5aと調整クサビ6の対向面6dとの間隔を必要以上に大きくしなければならなくなるので、本実施形態のように皿バネを弾性部材8として用いるのが望ましい。
さらにまた、本実施形態では、調整ネジ7のネジ部7aにおいて、弾性部材8よりもネジ部7aの先端側に、このネジ部7aに嵌め入れられて係合し、弾性部材8を抜け止めするOリングが抜け止め部材9が取り付けられている。このため、特に上述のように弾性部材8として皿バネのような小さい部品を用いた場合、ネジ部7aを緩めて調整クサビ6を調整ネジ7ごと工具本体1の凹所5から取り外す際に、弾性部材8が不用意にネジ部7aから抜け外れて散乱してしまうような事態も防止することができる。
1 工具本体
2 インサート取付座
2a インサート取付座2の取付座底面
2b インサート取付座2の取付座壁面
2c 取付ネジ孔
3 切削インサート
3a 取付孔
3b 主切刃
3c 副切刃
4 インサートクランプネジ
5 凹所
5a 凹所5の底面
5b 調整ネジ孔
5c 凹部
5d 凹所5の壁面
6 調整クサビ
6a 貫通孔
6b 押圧面
6c 当接面
6d 対向面
7 調整ネジ
7a 調整ネジ7のネジ部
7b 調整ネジ7の頭部
8 弾性部材
9 抜け止め部材
O 工具本体1の軸線
T 工具回転方向
θ 調整クサビ6のクサビ角

Claims (3)

  1. 工具本体に形成されたインサート取付座に切削インサートが着脱可能に取り付けられるとともに、上記インサート取付座に隣接して連通するように上記工具本体に形成された凹所には、上記切削インサートの側面に当接する押圧面と、この押圧面とは反対側を向いて上記凹所の壁面に当接する当接面とを備えて、これら押圧面と当接面との間隔が上記凹所の底面側に向かうに従い漸次小さくなる調整クサビが、該調整クサビを貫通して上記凹所の底面にねじ込まれるネジ部と上記調整クサビに当接する頭部とを備えた調整ネジによって取り付けられており、
    上記凹所の底面と、この底面に対向する上記調整クサビの対向面との間には、弾性変形可能な弾性部材が圧縮された状態で介装されることを特徴とする刃先交換式切削工具。
  2. 上記弾性部材は、上記調整ネジのネジ部の周りに環状に配設される皿バネであることを特徴とする請求項1に記載の刃先交換式切削工具。
  3. 上記調整ネジのネジ部には、上記弾性部材よりも該ネジ部の先端側に、このネジ部に係合して上記弾性部材を抜け止めする抜け止め部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の刃先交換式切削工具。
JP2016203503A 2016-10-17 2016-10-17 刃先交換式切削工具 Pending JP2018065195A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016203503A JP2018065195A (ja) 2016-10-17 2016-10-17 刃先交換式切削工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016203503A JP2018065195A (ja) 2016-10-17 2016-10-17 刃先交換式切削工具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018065195A true JP2018065195A (ja) 2018-04-26

Family

ID=62085327

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016203503A Pending JP2018065195A (ja) 2016-10-17 2016-10-17 刃先交換式切削工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018065195A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000506788A (ja) * 1996-03-19 2000-06-06 イスカー・リミテツド 切削工具組立体

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000506788A (ja) * 1996-03-19 2000-06-06 イスカー・リミテツド 切削工具組立体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1204501B1 (en) A tool holder and a clamp plate for holding a cutting insert
US7785045B2 (en) Insert with a mounting hole and toolholder including a cutting insert
EP1829636B1 (en) Insert-indexable tool
US6299389B1 (en) Cutting tool assembly
US10173275B2 (en) Cutting tool with replaceable abutment members and toolholder and cutting insert therefor
US20040161311A1 (en) Cutting tool and cartridge therefor
US10052693B2 (en) Plate member of cutting tool, tool block, clamp member, and cutting tool
US10335862B2 (en) Tool body and a turning tool for grooving operations
US9296045B2 (en) Metal-cutting tool
JP5040591B2 (ja) インサート着脱式切削工具のヘッド部材およびインサート着脱式切削工具
US4087194A (en) Cutting tool
EP0439317A2 (en) Threading insert
EP3600733B1 (en) Cutting insert having two peripheral abutment ridges and cutting tool
JP2008114344A (ja) 刃振れ調整機構および刃振れ調整機構を備えたスローアウェイ式切削工具
JP2018065195A (ja) 刃先交換式切削工具
JP2017217708A (ja) 刃先交換式リーマ用ホルダおよび刃先交換式リーマ
JP2013244583A (ja) 交換式旋削加工用ヘッドおよびヘッド交換式旋削工具
US10286459B2 (en) Machining tool
JP4614921B2 (ja) スローアウェイ式回転工具
JP7008905B2 (ja) 切削インサートのクランプ機構および切削インサート
WO2014181842A1 (ja) 刃先調整機構
JP4628113B2 (ja) スローアウェイ式切削工具及びスローアウェイチップ
JP4548132B2 (ja) 切削インサートのクランプ機構
JP2001191208A (ja) スローアウェイ式正面フライス
JP4424209B2 (ja) 切削インサートのクランプ機構

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181012

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201201

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210601