JP2018063151A - 電位測定器、電位測定システム - Google Patents

電位測定器、電位測定システム Download PDF

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Ming Xiao
明 肖
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洋喜 井
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勝博 椎窓
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正雄 棚橋
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Abstract

【課題】直流と交流の両方の電位を測定でき、かつ、被測定物の表面電位の除電もできる簡単な構造の電位測定器を提供する。【解決手段】外気を取り込むための開口部を有する筐体と、モータと、イオンを発生するイオン発生器と、前記モータの回動により回動する第1の回転翼と、両端に開口を有し、一方の開口が外部に露出し、前記モータの回動にあわせて回動する筒状部材と、前記筒状部材の回動に合わせて回動する第2の回転翼と、前記第1の回転翼と前記第2の回転翼との間に設けられ、前記第2の回転翼に向けて、電力線を検出するための検出面を有するセンサとを備え、前記モータの回動により、前記イオンと前記外気とが混合したイオン風が、前記一方の開口から噴出する電位測定器。【選択図】図1

Description

本発明は、被測定物から放射される電荷の変化量に基づいて被測定部の電位状態を測定する電位測定器及び電位測定システムに関する。
従来非接触で、被測定物から放射される電位を測定する技術として、特許文献1に記載の電位測定装置がある。特許文献1は、回転するスリット体を備え、当該スリット体が回転することにより、被測定物から放射されるセンサに入力する電気力線量を変化させて被測定物の電位を測定する電位測定装置を開示している。
また、このような測定を行う際に被測定物の表面電位を除電する装置として特許文献2に記載されるものがある。
特開2007−218693号公報 特開2005−56744号公報
ところで、上記特許文献1においては、直流電圧だけしか測定できないという問題があった。また、上記特許文献1に示すような電位測定装置に、上記特許文献2に示す除電装置を適用した場合には、電位測定装置の回転式スリット体に、除電装置から放射されるイオンが付着し、回転のバランスを崩す可能性があり、電位の測定の妨げになる可能性があった。さらには、そのような事態を回避すべく定期的にスリット体を掃除するなどのメンテナンスが必要となってくるため、使用者にとってそのメンテナンスが煩雑であるという問題があった。
そこで、本発明は上記問題に鑑みて成されたものであり、交流及び直流の両方を測定できかつ除電もできる電位測定器及び電位測定システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る電位測定器は、外気を取り込むための開口部を有する筐体と、モータと、イオンを発生するイオン発生器と、モータの回動により回動する第1の回転翼と、両端に開口を有し、一方の開口が外部に露出し、モータの回動にあわせて回動する筒状部材と、筒状部材の回動に合わせて回動する第2の回転翼と、第1の回転翼と第2の回転翼との間に設けられ、第2の回転翼に向けて、電力線を検出するための検出面を有するセンサとを備え、モータの回動により、イオンと外気とが混合したイオン風が、一方の開口から噴出する。
上記電位測定器において、さらに、筒状部材の他方の開口と、第1の回転翼とをつなぐ截頭錐体部材114を備えることとしてもよい。
上記電位測定器において、截頭錐体部材と筒状部材とは一体成型されて漏斗状部材を形成することとしてもよい。
上記電位測定器において、筐体の内径は、第1の回転翼の外径に一致するように構成されていることとしてもよい。
上記電位測定器において、開口部には、粉塵を通さないためのフィルタが設けられていることとしてもよい。
上記電位測定器において、モータは、第1の回転翼と、開口部との間に設けられていることとしてもよい。
上記電位測定器において、モータは、第1の回転翼と、筒状部材との間に設けられていることとしてもよい。
上記電位測定器において、第2の回転翼は、筒状部材を回動軸として回動することとしてもよい。
上記電位測定器において、筒状部材は、駆動ギヤを有し、電位測定器は、駆動ギヤと嵌合する第1従動ギヤを有し、駆動ギヤの回動に合わせて回動する1以上の第1軸と、1以上の第2の回転翼とを備え、第2の回転翼は、第1軸を回動軸として回動することとしてもよい。
上記電位測定器において、さらに、駆動ギヤと嵌合する第2従動ギヤを有し、駆動ギヤの回動に合わせて回動する第2軸と、第2軸を回動軸として回動する第3の回転翼と、第3の回転翼に向けて電力線を検出する検出面を有する第2のセンサを備えることとしてもよい。
また、本発明の一態様に係る電位測定システムは、上記電位測定器と、電位測定器と接続された制御装置とを含む電位測定システムであって、制御装置は、センサが検出している電位を受け付ける受付部と、受け付けた電位に応じて、モータを駆動する駆動信号を生成する制御部と、制御部が生成した駆動信号を電位測定に出力する出力部とを備え、電位測定器のモータは、駆動信号に応じて駆動する。
また、上記電位測定システムにおいて、制御部は、受け付けた電位を検知できた時間が所定時間未満である場合に、モータを所定の速さで回動させる駆動信号を生成すること生成することとしてもよい。
また、上記電位測定システムにおいて、制御部は、受け付けた電位が、所定時間以上検出できた場合であって、検出した電位が所定の閾値未満である場合に、検出した電位が示す周波数の2倍の速さでモータを回動させる駆動信号を生成することしてもよい。
また、上記電位測定システムにおいて、制御部は、受け付けた電位が、所定時間以上検出できている場合であって、検出した電位が所定の閾値以上である場合には、駆動信号を生成しないこととしてもよい。
本発明の一態様に係る電位測定器は、センサと測定対象との間に第2の回転翼が存在することにより、交流と直流のいずれの場合も電位を測定できる。また、筒状部材の内部をイオン風が通るため、第2の回転翼には、イオン風が当たらない構造を実現でき、第2の回転翼のメンテナンス(掃除など)をする必要性を低減することができる。さらには、電位を検出するための第2の回転翼の回動と、イオン風を送出するための第1の回転翼の回動とを一つのモータで回動させるという簡易な構成の電位測定器を実現できる。
電位測定システムの態様を示す図である。 電位測定器の構造を示す断面図である。 電位測定器の構造を示す斜視図である。 電位測定装置の構成を示すブロック図である。 電位測定装置の動作を示すフローチャートである。 電位測定器の別構成例を示す断面図である。 電位測定器の先端部の構造例を示す斜視図である。 (a)は、電位測定器の別構成例を示す断面図である。(b)は、電位測定器を先端から見た場合の回転翼とセンサパッドの位置関係を示す図である。 (a)は、電位測定器の別構成例を示す断面図である。(b)は、電位測定器を先端から見た場合の回転翼とセンサパッドの位置関係を示す図である。 (a)は、電位測定器の別構成例を示す断面図である。(b)は、電位測定器を先端から見た場合の回転翼とセンサパッドの位置関係を示す図である。 電位測定器の別構成例を示す断面図である。
以下、本発明の一実施態様に係る電位測定器及び当該電位測定器を含む電位測定システムについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
<実施の形態>
<構成>
図1は、電位測定システムの使用形態を示す図である。電位測定システムは、図1に示すように、電位測定器100と、電位測定装置200とからなる。電位測定器100は、電線500などの電位を測定する対象に測定面に近接させて電位を測定するものであり、例えば、プローブである。電位測定器100は、測定対象を流れる電流を非接触で電位を測定する。電位測定器100は、センシングした結果のアナログ信号を電位測定装置200に伝達し、電位測定装置200は伝達されたアナログ信号に基づいて、電線500内を流れる電位を算出(推定)する。電線500は、電流が流れる金属線と、それをコーティングする絶縁性部材(例えば、ゴム)とからなる。電位測定装置200は、電線500内部を流れる電流の電位を測定しやすくするために電位測定器100を制御するとともに、測定された電位を数値化し、モニター250に表示する。
図2は、電位測定器100の側面から見た断面図であり、図3は、電位測定器100の内部構造の斜視図である。図2や図3に示すように電位測定器100は、筐体101と、モータ103と、イオン発生器104と、第1の回転翼105と、筒状部材106と、第2の回転翼107と、センサ108(108a、108b、108c、108d。特に区別しない場合にはセンサ108と記載する)とを備え、モータ103の回動により、イオンと外気とが混合したイオン風が、一方の開口113から噴出する構造を有する。
筐体101は、外気を取り込むための開口部102を有する。筐体101は、内部に図2や図3に示す構造を有し、中空の棒状あるいは筒状の物体である。筐体101は、例えば、樹脂あるいは金属により構成される。図2の白抜き矢印に示されるように開口部102から外気が取り込まれる。なお、開口部102は、粉塵フィルタ111が設けられており、粉塵フィルタ111は、筐体101内に粉塵が入ることを防止する。粉塵フィルタは、エアフィルタと呼称されることもある。
モータ103は、電位測定装置200の制御に従って駆動するものであり、軸110を回動させる。モータ103は、例えば、同期モータである。モータ103は、取付部材109により、筐体101に取り付けられる。取付部材109は、イオン発生器104から発生するイオンと外気が混合したイオン風がイオン発生器104側からモータ103側に向けて通過する構造になっていればどのような形状であってもよい。図3に示す電位測定器100の場合、取付部材109は、中心に円環を有する十字型の部材であり、当該十字型の部材の各端部は、筐体101内部に接合する。
イオン発生器104は、マイナスイオンを発生する装置である。イオン発生器104は、例えば、圧電トランスである。イオン発生器104は、電位測定装置200からの指示に従ってマイナスイオンを発生させる。イオン発生器104が発生させたイオンは、筐体101内に充填される。
第1の回転翼105は、モータ103が回動させる軸110の先端に取り付けられ、モータ103の駆動により回動する。第1の回転翼105は、図3に示すように、軸110に取り付ける第1円環部材とその周囲に90度間隔で配された羽と、各羽の端部と接続された第2の円環部材とからなる。第1の回転翼105は、例えば、樹脂あるいは金属により形成される。また、第1の回転翼105を構成する各羽は、図2に示す矢印で示される方向にイオン風が流れるように構成されている。第1の回転翼105の外径は、筐体101の内径とほぼ一致するサイズになっている。
筒状部材106は、両端に開口を有し、一方の開口113が外部に露出する。筒状部材106の一方の開口113とは逆側の開口は、截頭錐体部材114と接合する。截頭錐体部材114は、筒状部材106と接合する側とは逆側の開口の内径で、第1の回転翼105と接合する。したがって、第1の回転翼105が回動することにより截頭錐体部材114が回動し、截頭錐体部材114と接合している筒状部材106も回動する。したがって、筒状部材106は、第1の回転翼105の回動に合わせて回動している。筒状部材106は、例えば、図3に示す矢印300の向きに回動する。なお、筒状部材106と、截頭錐体部材114とで、漏斗状の部材となるが、これは、一体成形して一つの部材で実現することとしてもよい。截頭錐体部材114は、錐体の頭部を底面に平行な面で切り取った残りの部分のことであり、ここでは、円錐台と同様の形状を有し、内部が中空かつ、両端に開口を有する。第2の回転翼107の各翼は、初期位置として、各センサパッドと対向しない位置にくるよう制御される。つまり、図3において、第2の回転翼107が45度(第2の回転翼107の各翼が各センサパッドと対向しなければ45度でなくともよく、例えば30度などであってもよい)回転した位置を第2の回転翼107の初期位置とする。そして、直流を検出する際には、まず、電位測定器100を配線に近づけた時に、第2の回転翼107に電力線が遮られずに各センサパッドにより一瞬だけ電位を検出することになり、これをトリガとしてモータ103は駆動を開始することとなる。一方、交流を検出する際には、第2の回転翼107の各羽は、初期位置のまま、即ち、配線500からの電力線が各センサパッドまでの経路を遮らない箇所に位置するよう制御される。
第2の回転翼107は、筒状部材106の回動に伴って回転する。第2の回転翼107は、筒状部材106に取り付けられ、筒状部材106の回動に合わせて回動する。第2の回転翼107は、図3に示すように筒状部材106と一体成型されてもよいし、あるいは、第1の回転翼105と同様に、円環部材に設ける形で形成されて、円環部材が筒状部材106に接合して形成されることとしてもよい。
センサ108は、第1の回転翼105と第2の回転翼107との間に設けられ、第2の回転翼107に向けて検出面を有する。センサ108は、電力線を検出するセンサである。センサ108は、複数のセンサパッド108a〜108dを含む。各センサパッド108a〜108dは、十字型の固定の取付部材112に設けられている。取付部材112は、円形の穴を有し、当該穴を筒状部材106が貫通する。筒状部材106は、取付部材112により支持されるものの、接合はしていない。したがって、取付部材112は回転せず、各センサパッド108a〜108dは、筐体101に設けられた固定のセンサである。十字型の取付部材112の各端部は、筐体101の内部と接合している。センサ108は、電線500から発せられる電力線を検出するが、電線500を流れる電流が直流と交流とのいずれの場合であっても電位を検出できる。電線500を流れる電流が交流の場合には、そのまま電位を検出できるとともに、電線500を流れる電流が直流や弱交流の場合には、第2の回転翼107が回転することにより電線500から生じる電力線に波を生じさせることで、電位を検出する。各センサパッド108a〜108dは、電荷の変化量を検出するセンサである。
電位測定器100においては、筐体101内において、取付部材109、取付部材112及び取付部材112に取り付けられている各センサパッド108a〜108d、イオン発生器104は、固定されている。これに対して、モータ103の軸110の回動に伴い、第1の回転翼105、截頭錐体部材114、筒状部材106、第2の回転翼107は、筐体101内で回転する構造となっている。
電位測定器100では、第1の回転翼105が回転することにより、開口部102からの外気とイオン発生器104が発生したイオンとが混合されたイオン風が、第1の回転翼105を通過し、截頭錐体部材114を通り、筒状部材106の内部を通って、開口113から噴出する。これにより、電位の測定対象である電線500の表面電位を除去することができるので、電線500内部を通る電流の電位をより正確に測定できるようになる。
図4は、電位測定装置200の構成を示すブロック図である。図4に示すように電位測定装置200は、入力I/F210と、増幅器220と、ADコンバータ230と、制御回路240と、モニター250と、DAコンバータ260と、出力I/F270とを備える。
入力I/F210は、電位測定器100によりセンシングされたセンシング信号(アナログ信号)を受信して、増幅器220に伝達する機能を有する入力インターフェースである。
増幅器220は、入力I/F210から伝達されたセンシング信号を予め定められた所定の増幅率で増幅し、ADコンバータ230に伝達する。増幅器220は、例えば、オペアンプであるが、これに限定されるものではない。
ADコンバータ230は、増幅器220から伝達された増幅後のセンシング信号(アナログ信号)を、デジタル信号に変換する機能を有する変換器である。ADコンバータ230は、変換後のセンシング信号(デジタル信号)を制御回路240に伝達する。
制御回路240は、電位測定装置200の各部を制御する機能を有するプロセッサである。制御回路240は、伝達されたデジタル信号から、測定対象を流れる電流の電位を測定し、測定した情報をモニター250に表示する機能と、電位測定器100内のモータ103を制御するための制御信号を生成する機能とを有する。
制御回路240は、伝達されたセンシング信号から、測定対象を流れる電流が直流であるか交流であるかを、電位を測定できた時間で判定する。即ち、制御回路240は、伝達されたセンシング信号において電位が0でない時間が所定時間未満であった場合に、電位が一瞬だけ検出できたことから、測定対象を流れる電流が直流であると判定する。この場合には、制御回路240は、直流電流を検出するために第2の回転翼107を回動させるべくモータ103の軸110を所定の回転速度で回動させるための制御信号を生成する。このとき、制御回路240は、検出できた振幅とノイズレベルによって回転数を設定する。制御回路240は、予め振幅とノイズレベルを入力とし、回転数を出力する関数を保持し、この関数を用いて回転数を決定する。
一方、制御回路240は、伝達されたセンシング信号において、所定時間以上電位を検出できていれば、測定対象を流れる電流が交流であると判定する。このとき、制御回路240は、測定できた電位(振幅)が所定電位未満であるか否かを判定する。そして、制御回路240は、測定できた電位が所定電位未満であると判定した場合には、測定できた電位の電圧周波数を特定し、その電圧周波数の2倍の速度で第2の回転翼107を回動させるためにモータ103を駆動させる制御信号を生成する。制御回路240は、生成した制御信号をDAコンバータ260に伝達する。この場合、制御回路240は、検出した交流電圧と電線500の表面電位の合成電圧に対して振幅変調を行って、同期検波及び包絡線検出を行うことにより、交流電圧と直流電圧の合成電圧を検出する。これに対して、制御回路240は、更にハイパスフィルタ(図示せず)を通してノイズを除去して交流電圧のみを抽出する。
DAコンバータ260は、制御回路240から伝達されたモータ103を駆動するための制御信号(デジタル信号)を受けて、アナログ信号に変換する機能を有する変換器である。DAコンバータ260は、アナログ信号に変換した後の制御信号(アナログ信号)を出力I/F270に伝達する。
出力I/F210は、DAコンバータ260から伝達された制御信号(アナログ信号)を電位測定器100に出力する機能を有する出力インターフェースである。
なお、本実施の形態では、入力I/F210及び出力I/F270は、図1に示すように、有線による通信を行うものとするが、これは、無線により実現してもよいことは言うまでもない。また、電位測定装置200がモニター250を備える構成としているが、これは、電位測定装置200にモニター250を備えずに、電位情報を出力する出力部と、当該出力部に接続された外部モニターにより実現されてもよい。
<動作>
図5は、電位測定装置200による電位測定器100の制御動作を示すフローチャートである。以下、図5を用いて、電位測定装置200の動作を説明する。
(ステップS501)
ステップS501において、電位測定装置200の入力I/F210は、電位測定器100から出力された信号の入力を受け付ける。入力I/F210は、受け付けた信号を増幅器220に伝達する。増幅器220は、設定されている増幅率で受け付けた信号を増幅し、増幅した増幅信号をADコンバータ230に伝達する。ADコンバータ230は、伝達されたアナログ信号である増幅信号をデジタル変換する。そして、ADコンバータ230は、デジタル変換して得られたデジタル信号を制御回路240に伝達する。制御回路240は、伝達されたデジタル信号の電位を検出する。
(ステップS502)
ステップS502において、制御回路240は、伝達されたデジタル信号から検出した電位が0でない時間を特定する。そして、制御回路240は、検出した時間が所定時間未満であるか否かを判定する。デジタル信号の電位が0でない時間が所定時間未満であると判定した場合(YES)には、電線500を流れる電流は直流電流であると判定してステップS503に移行する。デジタル信号の電位が0でない時間が所定時間未満でないと判定した場合(NO)には、電線500を流れる電流は交流電流であると判定してステップS504に移行する。
(ステップS503)
ステップS503において、制御回路240は、直流電流を検出する際に、第2の回転翼107を所定の周期で回転させるためにモータ103を回動させるための制御信号(デジタル信号)を生成して、DAコンバータ260に伝達する、DAコンバータ260は、伝達された制御信号をアナログ信号に変換し、出力I/F270に伝達する。出力I/F270は、伝達された制御信号(アナログ信号)を電位測定器100に出力する。これにより、所定の周期でモータ103が回動し、それにより、第2の回転翼107が回転して、電線500から発せられている電力線に波を生じさせて、センサパッド108で直流電流の電位を検出することができるようになる。
(ステップS504)
ステップS504において、制御回路240は、検出した電位が所定電位未満であるか否かを判定する。制御回路240は、測定した電位が所定電位未満であると判定した場合(YES)には、電線500を流れる電流が弱交流の電流であると判定して、ステップS505に移行する。制御回路240は、測定した電位が所定電位未満ではない(即ち、所定電位以上である)と判定した場合(NO)には、電線500を流れる電流は一定以上強い交流電流であると判定して、特に第2の回転翼107を回転させずとも電位を検出できるので、ステップS506に移行する。
(ステップS505)
ステップS505において、制御回路240は、検出した電位が示す周波数(交流電流の周期から求まる周波数)の2倍の速さでモータ103を回転させる制御信号(デジタル信号)を生成し、DAコンバータ260に伝達する。DAコンバータ260は、伝達された制御信号をアナログ信号に変換し、出力I/F270に伝達する。出力I/F270は伝達された制御信号(アナログ信号)を電位測定器100に出力する。これにより、検出した電位が示す周波数の2倍の速さでモータ103が回転し、併せて第2の回転翼107も回転する。これにより、電線500から発せられる電力線により大きな波を生じさせて、センサパッド108で弱交流電流の電位を検出することができるようになる。
(ステップS506)
ステップS506において、電位測定装置200は、必要に応じてモータ103を回転させて(電線500を流れる電流が強交流であると判定している場合には回転させないで)、センサパッド108で検出された信号に基づいて電線500を流れる電流の電位を測定する。電位を測定するとステップS507に移行する。
(ステップS507)
ステップS507において、制御回路240は、測定した電位に関する情報をモニター250に出力、即ち、表示する。測定した電位に関する情報は、電位を示す数値情報であってもよいし、あるいは、その電位を特定できる形(例えば、グラフ)の情報であってもよい。また、当該表示の態様はどのような態様であってもよく、例えば、グラフで表現してもよいし、電位を数値で示すこととしてもよいし、あるいは、その両方であってもよい。電位に関する情報を出力すると、処理を終了する。
電位測定システムは、図5に示す処理を繰り返し実行して、電線500などの測定対象を流れる電流を非接触で電位を測定する。
<まとめ>
上述の電位測定器100によれば、イオン発生器104が発生したイオンを開口部102から取り込んだ外気と混合したイオン風を筒状部材106内を通して、測定対象まで創出することができるので、測定対象の表面電位を除電することができ、電位の測定をより正確に行うことができるようになる。
また、截頭錐体部材114の外径が筐体101の内径とほぼ一致する、即ち、截頭錐体部材114が筐体101内部にほぼ接するように構成されていることにより、イオン風は、筒状部材106内部のみを通るので、第2の回転翼107及びセンサパッド108a〜108dには、イオン風が接触しないので、イオン風に起因する粉塵が第2の回転翼107の羽根やセンサパッド108a〜108dに蓄積することがない。したがって、第2の回転翼107やセンサパッド108a〜108dを掃除するというようなメンテナンスをする必要がなくなる。
また、第1の回転翼105を截頭錐体部材114に接合し、筒状部材106も接合していることにより、1つのモータ103の回動の回動で、イオン風を送るための第1の回転翼105の回動と、筒状部材106周囲に配され電力線に波を生じさせる第2の回転翼107との回動とを両立する構成を実現できる。したがって、電位測定器100をよりコンパクトに製造することができる。
<補足>
上記実施の形態に係る装置は、上記実施の形態に限定されるものではなく、他の手法により実現されてもよいことは言うまでもない。以下、各種変形例について説明する。
(1)上記実施の形態において、図2に示したモータ103の配置はこれに限るものではない。モータ103の駆動により第1の回転翼105が回動し、併せて、截頭錐体部材114及び筒状部材106、それに付随する第2の回転翼107が回動する構造になっていれば、モータ103は、筐体101内のどこに配置してもよい。例えば、図2の構成に代えて、図6に示す位置にモータ103を配置してもよい。図6に示す構成の場合、軸110の端部は取付部材109に固定される。第1の回転翼105は、モータ103の本体に接合される。したがって、モータ103が駆動した場合、軸110は固定されているので、本体側が回転するとともに、第1の回転翼105が回動することとなる。
あるいは、図6において、截頭錐体部材114にイオン風が通り抜けることができ、かつ、モータ103を支持できる指示部材を設けて第1の回転翼105を回動させることとしてもよい。この場合、軸110は、取付部材109に固定しなくともよい。
(2)上記実施の形態においては、電位測定器100の先端部は、図2に示すように電線500にそのまま接触させる形状に形成したが、これはその限りではない。上記実施の形態においては、センサパッド108a〜108dは十字型の取付部材112に取り付けており、各センサパッド108a〜108dになるべく電線500内部の電線と正対できるように、先端部を構成してもよい。
例えば、図7に示すように、電位測定器100の先端部にコの字型の溝700を設けてもよい。当該溝700には、開口710a、710b、710cを設け、開口113と接続してイオン風を噴出できるように構成する。そして、各開口にセンサパッドが正対するように構成する。例えば、開口710aにセンサパッド108aが、開口710bにセンサパッド108bが、開口710cにセンサパッド108cが正対するように構成する。そして電線500は、溝700に沿わせるようにして、埋め込んで電位を測定する。電位測定器100の先端部をこのような構成にすることで、電線500を3か所で電位を測定することができるようになるので、より正確な電位を測定することができる。このような構造において、溝部700には、電線500を留めておくための、爪部720a、720b、720c、720dを設けて、電位の測定をよりやりやすくする構造としてもよい。
(3)上記実施の形態においては、センサ108と第2の回転翼107の組み合わせを電位測定器100に一つしか設けない場合を説明したが、これはその限りではない。電位測定器100には、複数のセンサと第2の回転翼との組み合わせが設けられてもよい。
図8(a)は、複数の、センサと第2の回転翼の組み合わせを備えた電位測定器100の一例である。図8(a)は、電位測定器100を上から見た場合(センサパッド108aがある側から見た場合)の断面図であり、先端部分の構造を示す図である。電位測定器100は、上記実施の形態に示した構成に加え、筒状部材106には駆動ギヤ801が設けられている。駆動ギヤ801は、筒状部材106の回動に伴って回動する歯車である。
また、電位測定器100は、更に、第3の回転翼807と、第3の回転翼807の回動軸803と、回動軸803を筐体101から支持する支持部材804と、センサパッド808b、808dを取り付けられた取付部材812と、回動軸803に設けられており駆動ギヤ801と嵌合する従動ギヤ802とを備える。図8(a)には、図示していないが、第2のセンサとして機能するセンサパッド808b、808dは、センサ108と同様の構成を有するものとする。即ち、センサパッド108a、108cに対応するセンサパッドも備えているものとする。回動軸803は、支持部材804に回動可能に支持され、駆動ギヤ801の回動に伴って従動ギヤ802が回動することより回動する軸である。そして、回動軸803が回動することにより、回動軸803に設けられた第3の回転翼807も回動する。したがって、センサパッド808b、808dにより構成されるセンサ808は、センサ108と同様に交流と直流の両方の電流の電位を検出することができる。なお、第3の回転翼807は、第2の回転翼107とは、逆方向に回転することから、センサ808で検出する電位の位相は、センサ108で検出する電位の位相とずれて検出されることに注意されたい。第2の回転翼107を構成する4枚の羽根と、各センサパッドが正対している状態で、第3の回転翼807を構成する4枚の羽根と、各センサパッドが正対している状態となるように構成した場合、センサ108から検出される信号がsin波として検出できた場合、センサ808から検出される信号は、cos波として検出できる。この構成を実現する場合の第2の回転翼107と、第3の回転翼807の関係と、各センサパッドとの位置関係を図8(b)に示す。図8(b)は、図8(a)に示す電位測定器100を先端から見た場合の内部構造を示す図である。本図面においては、図面を見やすく、かつ、各部品の相対位置関係を分かりやすくするために、各センサパッドと、回転翼、及びギアのみを示した。図8(b)に示すように、第3の回転翼807は、第2の回転翼107を、45度だけ回転させた状態を維持できるように構成される。これにより、センサ108から検出される信号と、センサ808から検出される信号とが、sin波及びcos波として検出できるようになる。
また、複数の、センサと第2の回転翼の組み合わせを一つのモータ103で回動させる例としては、その他にも図9(a)に示すような構成によっても実現することができる。図9(a)は、図8(a)同様に電位測定器100を上側から見た場合の断面図である。
図9(a)に示す電位測定器100では、上記実施の形態と異なり、筒状部材106には、第2の回転翼を設けておらず、筐体101には、その第2の回転翼に正対するセンサパッドも設けていない。その代わりに、筒状部材106には、筒状部材106の回動に伴い回動する駆動ギヤ900が設けられる。
そして、電位測定器100には、駆動ギヤ900と嵌合する従動ギヤ901と、当該従動ギヤ901の回動に伴い回動し、支持部材904により回動自在に支持される回動軸906と、回動軸906に設けられた第2の回転翼907と、第2の回転翼907と正対するセンサパッド908b、908dを設けた取付部材912と、駆動ギヤ900と嵌合する従動ギヤ911と、当該従動ギヤ911の回動に伴い回動し、支持部材914により回動自在に支持される回動軸916と、回動軸916に設けられた第2の回転翼917と、第2の回転翼917と正対するセンサパッド918b、918dを設けた取付部材922と、を備える。この構成を実現する場合の第2の回転翼907と、第3の回転翼917の関係と、各センサパッドとの位置関係を図9(b)に示す。図9(b)は、図9(a)に示す電位測定器100を先端から見た場合の内部構造を示す図である。本図面においては、図面を見やすく、かつ、各部品の相対位置関係を分かりやすくするために、各センサパッドと、回転翼、及びギアのみを示した。図9(b)に示すように、第3の回転翼917は、第2の回転翼907を、45度だけ回転させた状態を維持できるように構成される。これにより、センサ908から検出される信号と、センサ918から検出される信号とが、sin波及びcos波として検出できるようになる。
このような構成によっても、2つのセンサと第2の回転翼との組み合わせを一つのモータで回動させる構成を実現し、測定の精度を向上させることができる。
このような構成によれば、上記実施の形態に比すれば電位測定器100のサイズは増大するものの、上記実施の形態に比して、より正確に電位を測定することができる。
(4)上記実施の形態においては、直流と交流の両方の電流を一つのセンサ108(センサパッド108a〜108d)で検出する例を示したが、これはその限りではない。即ち、直流を検出するセンサパッドと、交流を検出するセンサパッドとを、分けて配置してもよい。
例えば、図10(a)に示すように、センサ108は、直流の電位のみを測定する構成とし、交流の電位については、別途、センサパッド1008a、1008bをそれぞれ取付部材1012a、1012bに取り付けて、電位を検出する構成としてもよい。図10(b)は、図10(a)に示す電位測定器100を先端から見た場合の内部構成図である。本図面においては、図面を見やすく、かつ、各部品の相対位置関係を分かりやすくするために、各センサパッドと、回転翼のみを示した。図10(a)、図10(b)から理解できるように、センサパッド1008a、1008bは、第2の回転翼107により遮られることなく、接触させた配線500からの電力線を検出できる位置に配されている。上述の通り、交流の場合、電位の測定において、第2の回転翼107は、必須の構成でなくともよいため、第2の回転翼107により遮られることなく、かつ、より被測定物である電線500に対して電力線を検出し続けることができる位置に、センサ1008a、1008bを設ける構成をとってもよい。
なお、図10(a)に示す構成において、弱交流の場合は、上記実施の形態と同様に、センサ108で電位を検出することとしても良い。
(5)上記実施の形態においては示していないが、電位測定器100を構成する筐体101は、二つの筐体から成ることとして、分離できるように構成することとしてもよい。即ち、図11に示すように、電位測定器100は、二つの筐体101aと101bとから成るように形成して、一方の筐体から他方の筐体から分離できてもよい。このように構成すると、第1の回転翼105を適宜掃除するなどのメンテナンスを容易に行うことができる。なお、図11において、筐体101aと筐体101bとは、どのような態様によって接合してもよく、例えば、ねじ止めや、一方の筐体にかぎ爪を設けて、他方に係合したりするなど、その態様は様々である。
(6)上記実施の形態に示した電位測定装置200は、図4に示したように各種の専用回路により実現することとしたが、これはその限りではない。電位測定装置200をコンピュータシステムにより実現し、電位測定器100を制御して電位を測定する電位測定プログラムによるソフトウェア処理で同様の構成を実現することとしてもよい。即ち、コンピュータシステムに、図5に示す処理を実現させるプログラムを実行させることで、専用回路により実現する場合と同様に、図5に示す処理を実現することとしてもよい。
なお、上記電位測定装置200を構成する各回路は、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって実現してもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実現されてよく、上記実施の形態に示した複数の機能部の機能を1つの集積回路により実現されることとしてもよい。LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。
また、ソフトウェア処理により実現する場合におい、上記電位測定プログラムは、プロセッサが読み取り可能な記録媒体に記録されていてよく、記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記電位測定プログラムは、当該電位測定プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記プロセッサに供給されてもよい。本発明は、上記電位測定プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
なお、上記電位測定プログラムは、例えば、ActionScript、JavaScript(登録商標)などのスクリプト言語、Objective-C、Java(登録商標)などのオブジェクト指向プログラミング言語、HTML5などのマークアップ言語などを用いて実装できる。
(7) 上記実施の形態に示した各種の構成、及び、各補足に示した構成は適宜組み合わせることとしてもよい。
100 電位測定器
101 筐体
102 開口部
103 モータ
104 イオン発生器
105 第1の回転翼
106 筒状部材
107 第2の回転翼
108a、108b、108c、108d センサパッド
109 取付部材
110 軸
111 粉塵フィルタ
112 取付部材
200 電位測定装置
210 入力I/F(受付部)
220 増幅器
230 ADコンバータ
240 制御回路(制御部)
250 モニター
260 DAコンバータ
270 出力I/F(出力部)
500 電線

Claims (14)

  1. 外気を取り込むための開口部を有する筐体と、
    モータと、
    イオンを発生するイオン発生器と、
    前記モータの回動により回動する第1の回転翼と、
    両端に開口を有し、一方の開口が外部に露出し、前記モータの回動にあわせて回動する筒状部材と、
    前記筒状部材の回動に合わせて回動する第2の回転翼と、
    前記第1の回転翼と前記第2の回転翼との間に設けられ、前記第2の回転翼に向けて、電力線を検出するための検出面を有するセンサとを備え、
    前記モータの回動により、前記イオンと前記外気とが混合したイオン風が、前記一方の開口から噴出することを特徴とする電位測定器。
  2. 前記電位測定器は、さらに、
    前記筒状部材の他方の開口と、前記第1の回転翼とをつなぐ截頭錐体部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の電位測定器。
  3. 前記截頭錐体部材と前記筒状部材とは一体成型されて漏斗状部材を形成することを特徴とする請求項2に記載の電位測定器。
  4. 前記筐体の内径は、前記第1の回転翼の外径に一致するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電位測定器。
  5. 前記開口部には、粉塵を通さないためのフィルタが設けられていることを特徴とする請求項4に記載の電位測定器。
  6. 前記モータは、前記第1の回転翼と、前記開口部との間に設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電位測定器。
  7. 前記モータは、前記第1の回転翼と、前記筒状部材との間に設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電位測定器。
  8. 前記第2の回転翼は、前記筒状部材を回動軸として回動することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の電位測定器。
  9. 前記筒状部材は、駆動ギヤを有し、
    前記電位測定器は、前記駆動ギヤと嵌合する第1従動ギヤを有し、前記駆動ギヤの回動に合わせて回動する1以上の第1軸と、
    1以上の前記第2の回転翼とを備え、
    前記第2の回転翼は、前記第1軸を回動軸として回動することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の電位測定器。
  10. 前記電位測定器は、さらに、
    前記駆動ギヤと嵌合する第2従動ギヤを有し、前記駆動ギヤの回動に合わせて回動する第2軸と、
    前記第2軸を回動軸として回動する第3の回転翼と、
    前記第3の回転翼に向けて電力線を検出する検出面を有する第2のセンサを備えることを特徴とする請求項9に記載の電位測定器。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の電位測定器と、
    前記電位測定器と接続された制御装置とを含む電位測定システムであって、
    前記制御装置は、
    前記センサが検出している電位を受け付ける受付部と、
    前記受け付けた電位に応じて、前記モータを駆動する駆動信号を生成する制御部と、
    前記制御部が生成した駆動信号を前記電位測定に出力する出力部とを備え、
    前記電位測定器のモータは、前記駆動信号に応じて駆動する
    ことを特徴とする電位測定システム。
  12. 前記制御部は、前記受け付けた電位を検知できた時間が所定時間未満である場合に、前記モータを所定の速さで回動させる駆動信号を生成することを特徴とする請求項11に記載の電位測定システム。
  13. 前記制御部は、前記受け付けた電位が、所定時間以上検出できた場合であって、検出した電位が所定の閾値未満である場合に、前記検出した電位が示す周波数の2倍の速さで前記モータを回動させる駆動信号を生成することを特徴とする請求項11に記載の電位測定システム。
  14. 前記制御部は、前記受け付けた電位が、所定時間以上検出できている場合であって、検出した電位が所定の閾値以上である場合には、前記駆動信号を生成しないことを特徴とする請求項11に記載の電位測定システム。
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