JP2018063059A - Gas cooker - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ガス調理器具に関する。 The present invention relates to a gas cooker.
従来、火力を通常時よりも可能な限り小さくできるガスコンロが提供されている(例えば、特許文献1参照)。このガスコンロは、強火力バーナの火力を手動で調整可能な火力調整機構と、強火力バーナに流れるガス量の自動調節を行う為の電磁弁を備える。火力調整機構は、コンロの前面に設けられた火力調節レバーの手動操作に連動して動作する。例えば、煮物等のとろ火調理がしたいと考えた場合、使用者は、コンロの前面に設けられた作動スイッチをオンする。作動スイッチをオンすると、強火力バーナのインプットを小さくする為に、電磁弁が強制的に閉じられる。電磁弁が閉じられることにより、ガス流量が減少して弱火力に調整される。その状態から、火力調節レバーで火力を更に絞ることによって、とろ火調理が可能となる。 Conventionally, there has been provided a gas stove that can reduce the thermal power as much as possible as compared with the normal time (see, for example, Patent Document 1). This gas stove includes a thermal power adjustment mechanism capable of manually adjusting the thermal power of the high thermal power burner, and an electromagnetic valve for automatically adjusting the amount of gas flowing through the high thermal power burner. The thermal power adjustment mechanism operates in conjunction with manual operation of a thermal power adjustment lever provided on the front surface of the stove. For example, when the user wants to cook with simmering food such as boiled food, the user turns on an operation switch provided on the front surface of the stove. When the operation switch is turned on, the solenoid valve is forcibly closed in order to reduce the input of the high thermal power burner. By closing the solenoid valve, the gas flow rate is reduced and adjusted to a low heating power. From that state, hot fire cooking becomes possible by further reducing the thermal power with the thermal power control lever.
特許文献1に記載のガスコンロにおいて、作動スイッチをオンして弱火力にした状態から、火力調節レバーで火力をさらに絞ってとろ火にした場合、火力が非常に小さいため、バーナの保炎性が弱く、また、ガス種や、キッチンの換気扇による風等の使用環境の影響を受け易いことから、失火し易いという問題点があった。さらに、煮物やシチュー等の場合、長時間煮込むことから、途中で失火すると調理におけるロスが大きかった。
In the gas stove described in
本発明の目的は、火力を通常時よりも可能な限り小さくした火力での調理中に、確実に失火させないガス調理器具を提供することである。 An object of the present invention is to provide a gas cooking utensil that does not misfire reliably during cooking with a heating power that is as small as possible compared with that in normal times.
本発明の請求項1に係るガス調理器具は、バーナの火力を調節する調節手段と、前記バーナのガス通路に設けられ、前記ガス通路を流れるガス流量を減少させる弁と、前記弁を作動させる弁作動手段とを備え、前記調節手段によって前記バーナの火力を弱にし、且つ前記弁作動手段によって前記弁を作動させることにより、前記バーナの火力をさらに弱に調節可能なガス調理器具において、前記バーナの炎孔に臨む熱電対と、前記熱電対から出力される熱起電力を監視する監視手段と、前記弁作動手段により前記弁が作動された状態において、前記監視手段により検出された前記熱起電力又はその変化が、失火が起きる可能性の高い失火レベルか否か判定する判定手段と、前記判定手段が、前記熱起電力又はその変化が前記失火レベルと判定した場合、前記弁の駆動を制御し、前記ガス流量を上昇させることによって前記バーナの火力を所定火力まで復帰させる火力復帰手段とを備えたことを特徴とする。
A gas cooker according to
請求項2に係る発明のガス調理器具は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記火力復帰手段が前記バーナの火力を復帰した場合、所定時間経過後に、前記熱電対からの前記熱起電力が閾値を超えたか否か判定する再判定手段と、前記再判定手段が、前記熱起電力は前記閾値を超えたと判定した場合、前記弁を再び作動させ、前記ガス流量を減少させる弁再作動手段とを備えたことを特徴とする。 The gas cooker according to a second aspect of the present invention is the gas cooker according to the first aspect, in addition to the structure of the first aspect, the heat from the thermocouple after a predetermined time has elapsed when the thermal power recovery means returns the thermal power of the burner. A re-determination unit that determines whether or not an electromotive force exceeds a threshold; and a valve that reduces the gas flow rate by operating the valve again when the re-determination unit determines that the thermoelectromotive force exceeds the threshold. And re-actuating means.
請求項3に係る発明のガス調理器具は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記判定手段が前記熱起電力又はその変化が前記失火レベルと判定した場合、音又は光の少なくとも何れか一方で報知する報知手段を備えたことを特徴とする。
In addition to the configuration of the invention according to
請求項4に係る発明のガス調理器具は、請求項1から3の何れかに記載の発明の構成に加え、前記弁は、ソレノイドで駆動する電磁弁であることを特徴とする。 According to a fourth aspect of the present invention, in addition to the configuration of the first aspect of the present invention, the valve is an electromagnetic valve driven by a solenoid.
請求項5に係る発明のガス調理器具は、請求項1から3の何れかに記載の発明の構成に加え、前記弁は、モータで駆動する電動弁であることを特徴とする。 The gas cooker according to a fifth aspect of the invention is characterized in that, in addition to the configuration of the invention according to any one of the first to third aspects, the valve is an electric valve driven by a motor.
請求項1に係る発明のガス調理器具によれば、熱電対からの熱起電力を監視することにより、弱くても失火しない限界火力でのとろ火調理が可能となるので、調理性能を大幅に向上できる。 According to the gas cooking appliance of the first aspect of the invention, by monitoring the thermoelectromotive force from the thermocouple, it becomes possible to perform hot-fire cooking with the limit thermal power that does not misfire even if weak, so the cooking performance is greatly improved. it can.
請求項2に係る発明のガス調理器具は、請求項1に記載の発明の効果に加え、失火レベルと判定されて火力が所定火力に復帰した後で、熱起電力が閾値を超える安定レベルにまで復帰した場合は、弁を再び作動させることで、火力を自動的に戻すことができる。それ故、とろ火調理を継続して行うことができる。
In addition to the effect of the invention according to
請求項3に係る発明のガス調理器具は、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、とろ火調理中に失火レベルになった場合、音又は光で報知するので、火力が所定火力に復帰したことを作業者に知らせることができる。
In addition to the effect of the invention of
請求項4に係る発明のガス調理器具は、請求項1から3の何れかに記載の発明の効果に加え、弁は電磁弁であるので、ガス流量の調節の応答性が向上する。
In addition to the effect of the invention according to any one of
請求項5に係る発明のガス調理器具は、請求項1から3の何れかに記載の発明の効果に加え、弁は電動弁であるので、ガス通路を流れるガス流量を段階的に調節できる。
In addition to the effect of the invention according to any one of
なお、本発明は、請求項1から5の夫々の発明特定事項を任意に組み合わせてもよい。
In the present invention, the invention-specific matters of
以下、本発明の実施形態を説明する。以下に記載されている装置の構造などは、特定的な記載がない限り、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものである。以下説明は、図中に矢印で示す左右、前後、上下を使用する。 Embodiments of the present invention will be described below. The structure of the device described below is not intended to be limited only to this, but is merely an illustrative example unless there is a specific description. The drawings are used to explain technical features that can be adopted by the present invention. In the following description, left, right, front, back, and top and bottom indicated by arrows in the figure are used.
図1を参照し、コンロ1の構造を説明する。コンロ1は、テーブルコンロである。コンロ1は、筐体2と天板3を備える。天板3は、筐体2の開口する上部に固定されている。天板3の上面右側には、ハイカロリーの強火力バーナ5が設けられ、上面左側には、通常バーナ6が設けられている。強火力バーナ5の上面中央には、鍋センサ5Aが設けられ、通常バーナ6の上面中央には、鍋センサ6Aが設けられている。鍋センサ5A,6Aは、五徳7,8上に鍋やフライパン等の調理容器が載置されたことを検出する。鍋センサ5A,6Aの各筒体の中には、鍋底温度を検知するサーミスタ5B,6B(図5参照)が夫々格納されている。
The structure of the
強火力バーナ5の側面には多数の炎孔が設けられ、その近傍には、イグナイタ35と熱電対5C(図5参照)が炎孔に臨むようにして設置されている。イグナイタ35は、駆動することによりスパーク放電を発生して炎孔から噴出するガスに点火する。熱電対5Cは、炎孔に形成される火炎により加熱されて熱起電力を発生する。それ故、コンロ1は、熱電対5Cに発生する熱起電力に基づき、強火力バーナ5における失火を検出できる。通常バーナ6の側面にも多数の炎孔が設けられ、その近傍には、強火力バーナ5と同様に、イグナイタ36と熱電対6C(図5参照)が炎孔に臨むようにして設置されている。それ故、コンロ1は、熱電対6Cに発生する熱起電力に基づき、通常バーナ6における失火を検出できる。天板3の後方には、グリル排気口10が設けられている。グリル排気口10には、排気口カバー11が上方から設置されている。
A large number of flame holes are provided on the side surface of the high
筐体2の前面中央には、グリル扉13が設けられている。グリル扉13は、筐体2の前方に引き出し可能であり、筐体2内に設けられたグリル庫(図示略)の前面にあるグリル開口を開閉する。グリル庫内には、グリルバーナ(図示略)が設けられ、その炎孔の近傍には、図示しないイグナイタと熱電対が設置されている。グリル扉13は、グリル庫内に収納される受皿台(図示略)と連結している。受皿台上には、図示しない受皿、焼網台、焼網等が載置される。グリル扉13の前面下部には、取手13Aが設けられている。使用者が取手13Aを掴んで前方に引き出すと、受皿、焼網台、焼網等がグリル庫外に同時に引き出される。
A
筐体2の前面中央において、グリル扉13の右側の領域には、点火ボタン15,16、火力調節レバー18、19、作動スイッチ25等が設けられている。点火ボタン15は、グリル扉13の右側に隣接して設けられ、強火力バーナ5の点火/消火の操作を行う。点火ボタン16は、点火ボタン15の右隣に設けられ、グリル庫内に設けられたグリルバーナ(図示略)の点火/消火の操作を行う。グリルバーナは、グリル庫内の左右の両側壁の上下に夫々設けられた上火グリルバーナと下火グリルバーナ(図示略)で構成されている。
In the center of the front surface of the
火力調節レバー18は、点火ボタン15の上方に設けられ、略水平方向における回動操作によって、強火力バーナ5の火力調節ができる。火力調節レバー19は、点火ボタン16の上方に設けられ、上火用調節つまみ19Aと下火用調節つまみ19Bを上下に備える。上火用調節つまみ19Aは、略水平方向における回動操作によって、上火グリルバーナの火力調節ができる。下火用調節つまみ19Bは、略水平方向における回動操作によって、下火グリルバーナの火力調節ができる。作動スイッチ25は、点火ボタン15と火力調節レバー18の間に設けられている。作動スイッチ25は、強火力バーナ5において、例えば、煮物やシチュー等のとろ火調理を行う場合、強火力バーナ5の火力を、火力調節レバー18によって調節される弱火力よりも更に絞りたい場合に押下される。
The thermal
一方、筐体2の前面中央において、グリル扉13の左側の領域には、点火ボタン17、火力調節レバー20、電池ケース22等が夫々設けられている。点火ボタン17は、グリル扉13の左側に隣接して設けられ、通常バーナ6の点火/消火の操作を行う。火力調節レバー20は、点火ボタン17の上方に設けられ、略水平方向における回動操作によって、通常バーナ6の火力調節ができる。電池ケース22は、点火ボタン17の左隣に設けられ、コンロ1の電源として、例えば2つの乾電池(図5参照)を格納する。
On the other hand, in the center of the front surface of the
図2を参照し、コンロ1内に設けられる火力調整機構30を説明する。コンロ1の前面を構成するパネルの後方で、且つ点火ボタン15〜17に相対する各位置には、各種バーナの点火、消火、及び火力を調整する為の火力調整機構30が夫々設けられている。本実施形態では、強火力バーナ5に対応する火力調整機構30について説明する。
With reference to FIG. 2, the thermal-
火力調整機構30は、点火消火機構100、ガス量増減機構200、操作機構300を備える。点火消火機構100は、火力調整機構30の下部に設けられている。点火ボタン15(図1参照)が押下されると、点火消火機構100の前側に設けられた移動部材31が押圧され、バルブボディ32内部のガス通路(図示略)が開閉することによって、強火力バーナ5の点火/消火が行われる。ガス量増減機構200は、火力調整機構30の略中央部に設けられ、後述する操作機構300の動作に応じて、強火力バーナ5に供給されるガス量を増減する。操作機構300は、火力調整機構30の上部に設けられ、使用者による火力調節レバー18の回動操作に連動して、ガス量増減機構200を動作させる。
The thermal
ガス量増減機構200の構造を説明する。ガス量増減機構200は、機体40を備える。機体40は、内部に、図3に示すニードル部41を備える。図3に示すように、点火消火機構100のガス通路を流れたガスは、ニードル部41のガス流路部42に流入する。ガス流路部42の下流側には、ガス流路部42よりも径の大きい管路である弁摺動部43が接続する。ガス流路部42と弁摺動部43は、接続部44で接続する。弁摺動部43における接続部44よりも上流側の近傍には、強火力バーナ5と接続するガス通路(図示略)に向けてガスを吐出するガス吐出部45が接続する。
The structure of the gas amount increasing / decreasing
弁摺動部43には、ニードル弁47が上下方向に摺動自在に挿入されている。ニードル弁47の外周面にはグリスが塗布されている。ニードル弁47の下方に延びる先端部は、漸次細くなっている。ニードル弁47の上下移動に伴い、ガス流路部42からガス吐出部45に向けて流れるガス流量が調節される。ニードル弁47の先端部は、ガス流路部42を塞ぐことができる。ニードル弁47の先端部には、弁穴47Aと47Bが設けられている。弁穴47Aは弁穴47Bと連通し、該弁穴47Bは、ガス吐出部45と連通する。これら弁穴47A,47Bは、ニードル弁47の先端部がガス流路部42を塞いだ状態においてガスの最小流量を確保する。これにより、強火力バーナ5を弱火力に調節できる。
A
ニードル弁47の上端部は、弁摺動部43の上端の開口から上方に突出する。ニードル弁47の上端部と、後述するブラケット50との間には、圧縮バネ49が設けられている。それ故、ニードル弁47は下方に常時付勢された状態である。更に、ニードル弁47の上端部には、ニードルピン48が直交して連結され、火力調整機構30の前方に延出する(図2参照)。ニードルピン48は、操作機構300の動作によって、左右方向に回動されると共に、上下方向にも移動させられる。
The upper end portion of the
操作機構300の構造を説明する。操作機構300は、ブラケット50とレバー51等を備える。ブラケット50は、機体40の上方に設けられ、その内側にはカム溝52を備える。このカム溝52には、ニードルピン48が挿通している。カム溝52は、ニードルピン48の左右方向への回動に応じて、ニードルピン48を上下方向に移動させる。レバー51は、その後端部がブラケット50の上壁に回動可能に軸支されている。レバー51の前端部51Aは、火力調節レバー18と係合する。レバー51は、その中央に設けた矩形状の開口53の内側に、フォーク状部54を備える。フォーク状部54は、カム溝52を挿通するニードルピン48の先端部を挟持し、レバー51の回動に伴い、ニードルピン48を左右方向に回動させる。これらの構造によって、使用者が火力調節レバー18を回動させると、レバー51が左右方向に回動し、その回動位置に応じて、ニードルピン48が上下動するようになっている。
The structure of the
例えば、火力調節レバー18を右方向に回動した場合、ニードルピン48はカム溝52によって上方に移動する。これによって、ガス量増減機構200では、ニードル弁47は弁摺動部43内を上方に移動し、ガス吐出部45に流れるガス流量は増加するので、強火力バーナ5は強火力側に調節される。一方、火力調節レバー18を左方向に回動した場合、ニードルピン48はカム溝52によって下方に移動する。これによって、ニードル弁47は弁摺動部43内を下方に移動し、ガス吐出部45に流れるガス流量は減少するので、強火力バーナ5は弱火力側に調節される。
For example, when the heating
図4を参照し、火力制御機構59を説明する。強火力バーナ5のガス供給管27には、コンロ1の調理性能と安全性向上の為に、火力制御機構59が設けられている。ガス供給管27は、コンロ1のガス流入口(図示略)に接続され、その下流側の端部は、上述した火力調整機構30のガス流入口(図示略)に接続されている。火力制御機構59は、複数の流路と複数の電磁弁を備える。ガス供給管27は、2本のバイパス管28,29を備える。バイパス管28は、ガス供給管27に設けられた分岐部55と合流部56の間に接続されている。バイパス管29は、バイパス管28に設けられた分岐部57と合流部58の間に接続されている。
The thermal
ガス供給管27の分岐部55の手前には、安全弁38が設けられている。ガス供給管27の分岐部55と合流部56の間には、電磁弁61が設けられている。バイパス管28の分岐部57と合流部58の間には、電磁弁62が設けられている。合流部56と火力調整機構30の間には、電磁弁63が設けられている。電磁弁61と62は、ガス流量調整用のキープソレノイドバルブである。電磁弁63は、ガス遮断用キープソレノイドバルブである。それ故、ガス流量の調節の応答性が向上する。
A
コンロ1では、電磁弁61,62を夫々開閉することによって、火力調整機構30に流れるガス流量を、第1流量、第2流量、第3流量の三段階で調節できる。具体的には、電磁弁61,62を何れも開いた状態では第1流量、電磁弁61,62の何れか一方を閉じた状態では第2流量、電磁弁61,62を何れも閉じた状態では第3流量となる。これにより、火力調節レバー18(図1参照)を最大に調節したときの火力を、弱火力、中火力、強火力の三段階で調節できる。第1流量は弱火力、第2流量は中火力、第3流量は強火力に対応する。
In the
火力制御機構59において、電磁弁61,62の作動は、通常、使用者の意図とは無関係に、後述する制御回路70のCPU71によって、鍋底の温度を検出するサーミスタ5B,6Bの値、又は点火してからの時間等によって夫々制御される。ガスのインプットは、電磁弁61,62による通路圧損の急激な変化に伴う圧力の変化で強火力バーナ5が失火してしまわないように、約3600〜450kcal/hに設定され、使用者が意図して手動で火力調節レバー18によって火力を絞るときに比べて、大きなインプットに設定されている。本実施形態では、強火力バーナ5の燃焼中に、作動スイッチ25を押下することで、電磁弁61,62を強制的に閉じることができる。これにより強火力バーナ5は弱火力になるので、その状態から火力調節レバー18で火力を更に絞ることによって、通常よりも低いインプットまで火力を絞ることができる。
In the thermal
図5を参照し、コンロ1の電気的構成を説明する。コンロ1は、制御回路70を備える。制御回路70は、CPU71、ROM72、RAM73、不揮発性メモリ74に加え、図示しないタイマ、I/Oインタフェイス等を備える。タイマ、グリルタイマはプログラムで作動するものである。CPU71はコンロ1の各種動作を統括制御する。ROM72はコンロ1の各種プログラムに加え、とろ火制御プログラム等を記憶する。とろ火制御プログラムは、後述するとろ火制御処理(図6参照)を実行する為のものである。RAM73は、各種情報を一時的に記憶する。不揮発性メモリ74は、各種パラメータ等を記憶する。
The electrical configuration of the
制御回路70には、電源回路81、スイッチ入力回路82、サーミスタ入力回路83、熱電対入力回路84、イグナイタ回路85、センサ入力回路86、ブザー回路87、音声合成回路88、作動スイッチ回路89、安全弁回路90、電磁弁回路91等が各々接続されている。電源回路81は、電池ケース22(図1参照)に格納される2つの乾電池によって各種回路に電源を供給する。電源回路81は、トランジスタスイッチ(図示略)を備える。スイッチ入力回路82は、点火ボタン15〜17の押下を検出し、制御回路70に入力する。サーミスタ入力回路83は、サーミスタ5B,6Bからの検出値を制御回路70に入力する。熱電対入力回路84は、熱電対5C,6Cからの検出値(熱起電力に対応する信号)を制御回路70に入力する。イグナイタ回路85は、CPU71の制御信号に基づき、強火力バーナ5のイグナイタ35、及び通常バーナ6のイグナイタ36を各々駆動する。なお、図7では、グリルバーナに設けられるサーミスタ、熱電対、イグナイタは省略している。
The
センサ入力回路86は、鍋センサ5A,6Aの各検出信号の入力を行う。ブザー回路87は、CPU71の制御信号に基づき、圧電ブザー77を駆動する。音声合成回路88は、CPU71の制御に基づき、スピーカ78から出力する音声ガイドの音声を合成する。作動スイッチ回路89は、作動スイッチ25の押下を検出し、制御回路70に入力する。安全弁回路46は、CPU71の制御に基づき、安全弁38(図4参照)の開閉を行う。電磁弁回路91は、CPU71の制御に基づき、電磁弁61〜63(図4参照)の開閉を行う。なお、図示しないが、通常バーナ6、グリルバーナにおいても、強火力バーナ5と同様に、夫々のガス供給管には、安全弁と各種電磁弁が設けられ、安全弁回路46と電磁弁回路91によって夫々制御される。
The
点火ボタン15〜17は、スイッチ入力回路82及び電池ケース22に格納された乾電池のプラス側に対して、並列に夫々接続されている。乾電池のマイナス側は電源回路81に接続され、スイッチ入力回路82も電源回路81に接続されている。使用者によって、点火ボタン15〜17のうち何れかが押下されると、乾電池の電源がスイッチ入力回路82を介して電源回路81に供給され、電源回路81のトランジスタスイッチがオンされる。これにより、電源回路81から各種回路に電流が流れ、コンロ1の電源がオンされる。スイッチ入力回路82は、点火ボタン15〜17のうち何れが押下されたかを検出し、その検出信号を制御回路70に入力する。これにより、CPU71は、どの点火ボタン15〜17の押下によって電源がオンされたのかを判断できる。
The
図6と図7を参照し、とろ火制御処理を説明する。使用者が強火力バーナ5で調理を行う場合、調理容器を五徳7上に載置し、点火ボタン15を押下する。点火ボタン15が押下されると、CPU71は、火力制御機構59の安全弁38,電磁弁61〜63を全て開放し、イグナイタ35を駆動させ、強火力バーナ5を点火させる。強火力バーナ5の炎孔に形成された火炎は、熱電対5Cによって検知される。使用者は、被調理物の焼き加減や、調理の進行状況等に応じて、火力調節レバー18を手動で操作し、強火力バーナ5の火力を調節する。
The hot fire control process will be described with reference to FIGS. When the user cooks with the
ここで、例えば、強火力バーナ5で煮物調理を行いたい場合がある。しかし、本実施形態の強火力バーナ5は、火力調整機構30によって、約3600〜450kcal/hの範囲で調整可能であるので、火力調節レバー18で火力を最小にしても、煮物調理には火力が強すぎる。このような場合、使用者は、作動スイッチ25を押下すればよい。作動スイッチ25が押下されてオンすると、CPU71は、ROM72からとろ火制御プログラムを読み出し、本処理を実行する。
Here, for example, there is a case where it is desired to cook the simmered food with the high
先ず、CPU71は、電磁弁61と62を閉じる(S1)。これにより、ガス供給管27から火力調整機構30に流れるガス流量は第3流量になるので、強火力バーナ5の火力は自動的に弱火力になる。例えば、インプットが3600kcal/hで作動スイッチ25を押下すると、800〜500kcal/hにまで、インプットが制御される。
First, the
使用者は、作動スイッチ25を押下して、強火力バーナ5が自動的に弱火力に制御されたのを確認した後で、火力調節レバー18を操作することで、火力の微調整を行うことができる。なお、これとは逆に、火力調節レバー18を操作して火力を最小に調整した後で、作動スイッチ25を押下してもよい。このように、通常の火力調節レバー18による圧損に、電磁弁61,62による圧損が合算されるので、通常よりも低いインプットまで火力を絞ることができ、とろ火調理が可能となる。例えば、本実施形態では、作動スイッチ25を押下した後で、火力調節レバー18で操作する場合、560〜320kcal/hの範囲で火力を調節できる。また、電磁弁61,62による圧損により最大のインプットも低下しているので、火力調節レバー18の操作によるインプットの幅も小さくなる。これにより、火炎は安定化する。
The user presses the
しかしながら、コンロ1では、作動スイッチ25をオンして弱火力になった状態から火力調節レバー18で火力をさらに絞ってとろ火にしているので、バーナの保炎性が弱く、ガス種や、キッチンの換気扇による風等の使用環境の影響を受け易いことから、失火し易い状況にある。特に煮物調理等の場合、長時間煮込む必要があることから、途中で失火すると調理におけるロスが大きくなってしまう。そこで、本制御処理では、強火力バーナ5を確実に失火させない為に、熱電対5Cに発生する熱起電力の変化を監視し、失火レベルにあるかどうかの判定を常時行う。
However, in the
例えば、図7に示すように、t0タイミングで強火力バーナ5が点火されると、熱電対5Cに発生する熱起電力は急速に上昇し、その後、上昇カーブは徐々に緩やかになる。そして、t1タイミングで、使用者が火力調節レバー18で火力を最小にした場合、火炎は小さくなるので、熱起電力は急速に低下し、その後、R1レベルに維持される。さらに、t2タイミングで、作動スイッチ25が押下してオンされ、電磁弁61と62が閉じられると、熱起電力はさらに低下し、その後、R1レベルよりも低いR2レベルに維持される。
For example, as shown in FIG. 7, when the strong
次いで、CPU71は、タイマの出力値に基づき、作動スイッチ25がオンされて、電磁弁61と62を閉じてから第一所定時間dt1が経過したか否か判断する(S2)。第一所定時間dt1は、例えば電磁弁61と62を閉じてから熱起電力が低下してR2レベルに安定するまでの時間に設定するのがよい。第一所定時間dt1が経過するまでは(S2:NO)、CPU71は待機する。t3タイミングで、第一所定時間dt1が経過した場合(S2:YES)、熱起電力はR2レベルに安定しているので、CPU71は、熱電対5Cに発生する熱起電力を読込む(S3)。読込んだ熱起電力は、RAM73に記憶する。
Next, based on the output value of the timer, the
次いで、CPU71は、タイマの出力値に基づき、熱起電力を読込んでから更に第二所定時間dt2が経過したか否か判断する(S4)。第二所定時間dt2が経過するまで(S4:NO)、CPU71は待機する。t4タイミングで、第二所定時間dt2が経過した場合(S4:YES)、CPU71は、熱電対5Cに発生する熱起電力を再度読込む(S5)。そして、CPU71は、単位時間あたりの熱起電力の変化勾配は、規定値(本実施形態では負の値)以下か否か判断する(S6)。例えば、単位時間を第二所定時間dt2に設定した場合、変化勾配は、(前回読込んだ熱起電力−今回読込んだ熱起電力)/dt2で算出される。変化勾配が規定値より大きい場合(S6:NO)、熱起電力の急激な低下は見られないことから、CPU71はS4に戻って、第二所定時間dt2毎に熱起電力を繰り返し読込み、直前の変化勾配をリアルタイムで常時監視する。
Next, the
一方、変化勾配が規定値以下の場合(S6:YES)、変化勾配は負の方向に大きく、熱起電力は急激に低下しているので、立ち消えする可能性が高い失火レベルと判定できる。例えば、図7中点線で示したW領域内では、換気扇の風等による外乱の影響を受けていることから、熱起電力の変動が著しくなっている。例えば、t5タイミングとt6タイミングの間において、熱起電力は急激に低下している。t5タイミングで読込んだ熱起電力をk1、t6タイミングで読込んだ熱起電力をk2とした場合、変化勾配=(k1−k2)/dt2で算出される。算出された変化勾配は規定値以下になっている。この状態を放置すると、失火する可能性が高い。 On the other hand, when the change gradient is equal to or less than the specified value (S6: YES), the change gradient is large in the negative direction, and the thermoelectromotive force is rapidly reduced. Therefore, it can be determined that the misfire level is highly likely to disappear. For example, in the W region indicated by the dotted line in FIG. 7, the fluctuation of the thermoelectromotive force is remarkable because it is affected by the disturbance due to the wind of the ventilation fan. For example, the thermoelectromotive force rapidly decreases between the timing t5 and the timing t6. When the thermoelectromotive force read at the timing t5 is k1, and the thermoelectromotive force read at the timing t6 is k2, the gradient of change is calculated as (k1−k2) / dt2. The calculated change gradient is below the specified value. If this state is left unattended, there is a high possibility of misfire.
そこで、CPU71は、t6タイミングで、圧電ブザー77(図5参照)を駆動してブザー報知を行い(S7)、電磁弁61と62を何れも開放する(S8)。これにより、ガス供給管27から火力調整機構30に流れるガス流量は第1流量まで増加し、電磁弁61,62による圧損が無くなるので、火炎は大きくなる。これにより、火力が元に復帰して安定するので、失火を確実に防止できる。また、ブザーで報知するので、強火力バーナ5が失火する可能性が高いことから、とろ火から元の火力に強制的に復帰させることを、使用者に知らせることができる。これにより、使用者が気づかないうちに、とろ火から元の火力に復帰してしまうことを防止できる。このように、失火レベルの判定について、例えば換気扇の風によって小さい火炎が揺らぐと、その際の熱起電力の変化勾配は負の方向に大きく傾く。この性質を利用することで、失火が起きやすい状態を速やかに検知できる。
Therefore, the
火炎が安定した後は、とろ火調理を再開する為に、CPU71は、電磁弁61と62を開放したt6タイミングから第三所定時間dt3が経過したか否か判断する(S9)。第三所定時間dt3が経過するまで(S9:NO)、CPU71は待機する。t7タイミングで、第三所定時間dt3が経過した場合(S9:YES)、CPU71は、熱電対5Cに発生する熱起電力を再度読込む(S10)。CPU71は、読込んだ熱起電力が閾値を超えたか否か判断する(S11)。熱起電力が閾値以下であった場合(S11:NO)、熱起電力が弱く、火炎はまだ安定していない。この状態で火力をさらに絞ると、再び失火する可能性がある。よって、CPU71はS10に戻り、熱起電力が閾値を超えるまで、熱起電力の監視を続ける。
After the flame is stabilized, the
一方、図7に示すように、t7タイミングに読込んだ熱起電力k3が閾値を超えた場合(S11:YES)、火炎は安定した状態である。よって、CPU71はS1に戻り、電磁弁61,62を再度閉じることによって、強火力バーナ5は強火力からとろ火に再度調整され、とろ火調理が再開される。これにより、使用者は、とろ火調理を途中で失火することなく、継続して行うことができるので、長時間煮込む等の加熱調理を良好に行うことができる。
On the other hand, as shown in FIG. 7, when the thermoelectromotive force k3 read at the timing t7 exceeds the threshold (S11: YES), the flame is in a stable state. Therefore, the
なお、強火力バーナ5の火力調節を通常のインプットの範囲に戻したい場合がある。その場合、使用者は、作動スイッチ25を再押下してオフすればよい。作動スイッチ25がオフされた場合、CPU71は、とろ火制御処理を強制的に終了し、電磁弁61,62を開放する。これにより、ガス供給管27から火力調整機構30に流れるガス流量は第1流量になるので、強火力バーナ5の火力は自動的に強火力に戻る。加熱調理終了後、使用者によって点火ボタン15が再度押下されると、電磁弁61〜63が閉じられて、強火力バーナ5が消火され、最終的に安全弁38が閉じられてガスが遮断される。
In some cases, it is desired to return the heating power adjustment of the
以上説明したように、本実施形態のコンロ1は、強火力バーナ5の火力を手動で調整可能な火力調整機構30と、強火力バーナ5に流れるガス流量の自動調節を行う為の電磁弁61,62とを備える。火力調整機構30は、火力調節レバー18の手動操作に連動して動作する。例えば、使用者が煮物等を調理する為に、火力を通常時より可能な限り小さくしたいと考えた場合、コンロ1の前面に設けられた作動スイッチ25をオンする。作動スイッチ25がオンすると、コンロ1のCPU71は、強火力バーナ5のインプットを小さくする為に、電磁弁61,62を強制的に閉じる。電磁弁61,62を閉じることによって、ガス流量が減少した状態から、火力調節レバー18によって火力を更に絞ることができる。
As described above, the
作動スイッチ25がオンされて、電磁弁61,62を強制的に閉じた状態において、コンロ1は、熱電対5Cにより読込まれた熱起電力の変化勾配が、失火が起きる可能性の高い失火レベルか否か判定する。失火レベルと判定した場合、コンロ1は電磁弁61,62を開放し、ガス流量を上昇させることによって、強火力バーナ5の火力を強火力まで復帰させる。このように、熱電対5Cに発生する熱起電力を監視することにより、失火しない限界火力でのとろ火調理が可能となるので、調理性能を大幅に向上できる。
In a state where the
上記実施形態では、とろ火から元の火力に復帰した場合、所定時間経過後に、熱電対5Cの熱起電力を読込み、閾値を超えたか否か判定する。閾値を超える安定レベルにまで復帰した場合は、電磁弁61,62を再び閉じることで、火力をとろ火に戻すことができる。これにより、コンロ1は、とろ火調理を継続して行うことができる。
In the said embodiment, when it returns to the original thermal power from a torch, the thermoelectromotive force of the thermocouple 5C is read after predetermined time progress, and it is determined whether it exceeded the threshold value. When it returns to the stable level exceeding a threshold value, a thermal power can be returned to melting by closing the
上記説明にて、火力調節レバー18と火力調整機構30が本発明の「調整手段」の一例である。電磁弁61,62が本発明の「弁」の一例である。とろ火制御処理のS1の処理を実行するCPU71が本発明の「弁作動手段」の一例である。S3〜S5の処理を実行するCPU71が本発明の「監視手段」の一例である。S6の処理を実行するCPU71が本発明の「判定手段」の一例である。S8の処理を実行するCPU71が本発明の「火力復帰手段」の一例である。S10,S11の処理を実行するCPU71が本発明の「再判定手段」の一例である。S11:NOの判定に基づきS1の処理を実行するCPU71が本発明の「弁再作動手段」の一例である。S7の処理を実行するCPU71が本発明の「報知手段」の一例である。
In the above description, the thermal
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、作動スイッチ25と火力調節レバー18の操作でとろ火にした状態において、熱電対5Cに発生する熱起電力の変化勾配を監視し、失火レベルか否かを判定しているが、これ以外の方法で判定してもよく、例えば、熱起電力が所定の閾値以下まで低下したか否かで失火レベルを判定してもよい。
In addition, this invention is not limited to the said embodiment, A various change is possible. For example, in the above-described embodiment, in the state where the
図8は、図6に示すとろ火制御処理の変形例である。S3とS7の間において、図6の失火レベルを判定する為のS4〜S6の各処理に代えて、S100の処理を実行する。S100の処理では、CPU71は、熱電対5Cに発生する熱起電力が第一閾値以下か否かを判定する。熱起電力が第一閾値を超えている場合(S100:NO)、火炎は安定しているので、CPU71はS3に戻って、引き続き熱起電力を監視する(S3,S100)。一方、熱起電力が第一閾値以下であった場合(S100:NO)、火炎が小さい上に風等で揺らいで失火する可能性が高いことから、CPU71は失火レベルと判定し、ブザー報知して、電磁弁61,62を閉じる(S7,S8)。このような方法で、失火レベルを判定してもよい。なお、本変形例では、S100の処理において第一閾値を設定するので、S11の判断処理で用いる閾値は第二閾値とした。第二閾値は第一閾値と同一でもよく、第一閾値よりも大きい値に設定してもよい。後者の場合、失火レベルと判定されてとろ火から強火力に復帰させて、火炎が十分に安定したことを確認してから、火力を再度絞ってとろ火にできるので、とろ火調理を長時間安定して行うことができる。
FIG. 8 shows a modification of the fire control process shown in FIG. Between S3 and S7, instead of the processes of S4 to S6 for determining the misfire level of FIG. 6, the process of S100 is executed. In the process of S100, the
また、上記実施形態では、熱起電力の変化勾配が失火レベルと判定した場合、ブザー報知(S7)をするが、ブザー以外の音でもよく、例えば、メッセージ等を音声で出力してもよい。また、音に代えて、LEDやランプ等の発光部を筐体2に設けて、点灯又は点滅させてもよい。また、音と発光部による光の両方で報知するようにしてもよい。また、ブザー報知を省略してもよい。
Moreover, in the said embodiment, when it determines with the change gradient of a thermoelectromotive force being a misfire level, a buzzer alerting | reporting (S7) is carried out, However Sounds other than a buzzer may be sufficient, for example, a message etc. may be output with an audio | voice. Further, instead of the sound, a light emitting unit such as an LED or a lamp may be provided in the
また、ブザーで報知するタイミングであるが、電磁弁61,62を開放すると同時でもよく、電磁弁61,62を閉じるよりも前に報知してもよい。後者の場合、ブザー報知した後に、電磁弁61,62が閉じられて火力が所定の火力に復帰するので、火力が所定の火力に復帰することを事前に知ることができる。それ故、安全性を向上できる。
Moreover, although it is the timing which alert | reports with a buzzer, you may alert | report simultaneously before opening the
また、上記実施形態では、熱起電力の変化勾配が規定値以下の失火レベルと判断された場合(S6:YES)、電磁弁61,62の両方を開放しているが(S8)、何れか片方のみを開放するようにしてもよい。
Moreover, in the said embodiment, when it is judged that the change gradient of a thermoelectromotive force is the misfire level below a regulation value (S6: YES), although both the
また、上記実施形態のとろ火制御処理において、S9〜S11の処理を省略してもよい。その場合、例えば、作動スイッチ25を再度押下することで、S1に戻って処理を繰り返すようにしてもよい。
Moreover, in the hot water control process of the said embodiment, you may abbreviate | omit the process of S9-S11. In that case, for example, the
また、上記実施形態のコンロ1はテーブルコンロであるが、キッチンのカウンタに設置されるビルトインコンロであってもよい。
Moreover, although the
また、上記実施形態では、強火力バーナ5に対応する作動スイッチ25について説明したが、例えば、通常バーナ6、グリルバーナに対応する作動スイッチを設けてもよい。
Moreover, although the
また、上記実施形態は、図4に示すように、ガス供給管27に、2本のバイパス管28,29と2つの電磁弁61,62が設けられることによって、火力を3段階で切り替えるものであるが、バイパス管の本数と電磁弁の数を減らして(例えば、1本のバイパス管と1つの電磁弁)2段階で火力を切り替えるものであってもよい。また、バイパス管の本数と電磁弁の数を更に増やすことによって、火力を更に多段階で調節できるものでもよい。
In the above embodiment, as shown in FIG. 4, the
また、上記実施形態では、電磁弁61,62は流路を開閉するキープソレノイドバルブであるが、例えば、モータで駆動することによって、流路面積を連続的に増減可能な電動弁であってもよい。電動弁の一例として、例えば本出願人が出願した特願2013−167778号公報が開示する加熱調理器の開度調整弁を適用することができる。この場合、一つの電動弁で、ガス供給管27を流れるガス流量を多段階に調節できるので、弁に係るコストを節約できる。また、流路面積を連続的に増減可能であるので、ガス流量を自由に調節できる。
In the above-described embodiment, the
また、上記実施形態では、作動スイッチ25がオンした場合に、電磁弁61,62を何れも閉じているが、何れか一方を閉じるようにしてもよい。
In the above embodiment, when the
また、上記実施形態では、通常時、作動スイッチ25はオフの状態であり、オンした場合に電磁弁61,62を閉じ、オフした場合に開く制御を行っているが、通常時、作動スイッチ25がオンの状態とすれば、オフした場合に電磁弁61,62を閉じ、オンした場合に開く制御を行ってもよい。
In the above-described embodiment, the
また、上記実施形態では、使用者が、火力調節レバー18〜20を夫々右側に回動させると、対応する各種バーナの火力は強火力側、左側に回動させると弱火力側に夫々調節されるようになっているが、火力調節レバー18〜20の回動する方向と火力の強弱の関係が反対であってもよい。 In the above embodiment, when the user rotates the thermal power adjusting levers 18 to 20 to the right, the thermal power of the corresponding burners is adjusted to the high thermal power side, and to the left, the low thermal power side is adjusted. However, the relationship between the direction of rotation of the thermal power adjusting levers 18 to 20 and the strength of the thermal power may be reversed.
1 コンロ
5A 強火力バーナ
5C 熱電対
18 火力調節レバー
25 作動スイッチ
30 火力調整機構
59 火力制御機構
61,62 電磁弁
71 CPU
1
Claims (5)
前記バーナのガス通路に設けられ、前記ガス通路を流れるガス流量を減少させる弁と、
前記弁を作動させる弁作動手段と
を備え、
前記調節手段によって前記バーナの火力を弱にし、且つ前記弁作動手段によって前記弁を作動させることにより、前記バーナの火力をさらに弱に調節可能なガス調理器具において、
前記バーナの炎孔に臨む熱電対と、
前記熱電対から出力される熱起電力を監視する監視手段と、
前記弁作動手段により前記弁が作動された状態において、前記監視手段により検出された前記熱起電力又はその変化が、失火が起きる可能性の高い失火レベルか否か判定する判定手段と、
前記判定手段が、前記熱起電力又はその変化が前記失火レベルと判定した場合、前記弁の駆動を制御し、前記ガス流量を上昇させることによって前記バーナの火力を所定火力まで復帰させる火力復帰手段と
を備えたこと
を特徴とするガス調理器具。 Adjusting means for adjusting the burner's heating power;
A valve provided in the gas passage of the burner for reducing the flow rate of gas flowing through the gas passage;
Valve actuating means for actuating the valve,
In the gas cooking utensil capable of adjusting the burner's heating power more weakly by reducing the heating power of the burner by the adjusting means and operating the valve by the valve operating means,
A thermocouple facing the flame hole of the burner;
Monitoring means for monitoring the thermoelectromotive force output from the thermocouple;
In the state in which the valve is operated by the valve operating means, the determining means for determining whether the thermoelectromotive force detected by the monitoring means or a change thereof is a misfire level at which misfire is highly likely to occur;
When the determination means determines that the thermoelectromotive force or a change in the misfire level is the misfire level, the power of the burner is returned to a predetermined heat by controlling the drive of the valve and increasing the gas flow rate. A gas cooker characterized by comprising:
前記再判定手段が、前記熱起電力は前記閾値を超えたと判定した場合、前記弁を再び作動させ、前記ガス流量を減少させる弁再作動手段と
を備えたこと
を特徴とする請求項1に記載のガス調理器具。 When the thermal power recovery means returns the thermal power of the burner, a re-determination means for determining whether or not the thermoelectromotive force from the thermocouple exceeds a threshold after a predetermined time has elapsed;
2. The valve re-actuating means for reactivating the valve and decreasing the gas flow rate when the re-determination means determines that the thermoelectromotive force exceeds the threshold value. The gas cooker described.
を特徴とする請求項1又は2に記載のガス調理器具。 3. The gas according to claim 1, further comprising a notification unit that notifies at least one of sound and light when the determination unit determines that the thermoelectromotive force or a change thereof is the misfire level. kitchenware.
を特徴とする請求項1から3の何れかに記載のガス調理器具。 The gas cooker according to any one of claims 1 to 3, wherein the valve is an electromagnetic valve driven by a solenoid.
を特徴とする請求項1から3の何れかに記載のガス調理器具。 The gas cooker according to any one of claims 1 to 3, wherein the valve is an electric valve driven by a motor.
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