JP2018063044A - ボルトに締め込むナットの緩み止め構造 - Google Patents

ボルトに締め込むナットの緩み止め構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2018063044A
JP2018063044A JP2016212273A JP2016212273A JP2018063044A JP 2018063044 A JP2018063044 A JP 2018063044A JP 2016212273 A JP2016212273 A JP 2016212273A JP 2016212273 A JP2016212273 A JP 2016212273A JP 2018063044 A JP2018063044 A JP 2018063044A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nut
bolt
wedge
tightening
fastening nut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016212273A
Other languages
English (en)
Inventor
良三 太田
Ryozo Ota
良三 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2016212273A priority Critical patent/JP2018063044A/ja
Publication of JP2018063044A publication Critical patent/JP2018063044A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Bolts, Nuts, And Washers (AREA)

Abstract

【課題】緩み止めナットのゆるみを確実に阻止する。
【解決手段】締付ナット8の上面2箇所より、ボルト中心に向う傾斜溝9を設け、環状円板10には、その底面に楔形突出部12を設け、その外周、内周より切込を設け、環状円板に柔軟性を付与し、締付ナットをボルト1に締結後、環状円板を楔形突出部が締付ナットの溝9に嵌合するよう、締付ナット上面に載せ、緩み止めナット17を締め込むことにより、環状円板の楔形突出部は締付ナットの傾斜溝に沿い押下され、環状円板本体はボルト中心に向い撓むことにより、楔形突出部も同方向に押出され、楔形突出部側面の縦筋刃13はボルトの円周溝付円筒部3にほぼ直交することにより締付ナットの戻り回転は阻止される。環状円板の楔形突出部は締付ナットの傾斜溝に嵌合されているため、菊形外歯14を緩み止めナット鍔部18の外周の切溝に噛合せ、緩み止めナットはこの環状円板を介し締付ナットに固定される。
【選択図】図1

Description

本発明は強い締付け力を必要とする並目ねじボルトに締め込んだナットの緩み止めを行う方法である。
緩み止めのためボルトにナットを固定する方法としては、ナットとボルトを貫通する共孔を開けここに割ピンを押込んで固定する方法があるが、この穿孔は現地で行うこともあり面倒であり、又一度ねじ戻しの後、再びナットを締めこむときは合致しない欠点があり、又ころがり軸受を押え込む時に使用するナットは細目ねじであり、大きな荷重には耐えきれず、しかも軸には溝加工を必要とするため広範囲に使用する並目ねじボルトに用いることは不適である、又ねじ面の摩擦力を高めるためのタブルナット式の緩み止めナットもあるが、この効果は不明である。
本発明は強力な締付け力を必要とする並目ねじのボルトに予め溝加工又は穿孔を施すことなく、緩み止めナットを締め込むことにより、締付ナットの傾斜溝に環状円板の楔形突出部を降下させ、その縦筋刃をボルトの円周溝付円筒部に食い込ませると共に環状円板により緩み止めナットのゆるみを確実に阻止するようにする。
ねじ込み又は圧入嵌合され、止ねじ6等により下部材22に植込まれたボルト1の中間鍔7の上に、上部材20を挿入する空間をあけて締付用ねじ2を設け、更にその上方に締付用ねじの谷径よりやや小径の数本の円周溝付円筒部3及び緩み止め用ねじ4を設ける。
一方締付ナット8にはその上面の相対する2箇所より、ボルトの中心に向う下勾配の傾斜溝9を設け、その締付ナットに載せる環状円板10には、その底面の相対する2箇所に楔形突出部12を設け、そしてその外周には多数の菊形の外歯14を設けた後、その外周及び内周より数ヶ所の切込15及び16を設けて、この環状円板に柔軟性を与えて、その底面の楔形突出部が外力によりボルトの中心部に向い僅かに移動しうるようにしておき、締付ナット8を上部材20の上より強くボルト1に締め込んだ後、環状円板10をその楔形突出部が締付ナットの傾斜溝9に嵌合するように、締付ナットの上面に載せ、その上より緩み止めナット17を強く締め込むことにより、環状円板の楔形突出部は締付ナットの傾斜溝に沿うて押下げられ、同時に環状円板本体はボルトの中心に向って少し撓むことにより、楔形突出部もその方向に押出されて、その楔形突出部側面の数本の縦筋刃13はボルトの円周溝付円筒部3にほぼ直交して食い込まされることにより、締付ナットの戻り回転は確実に阻止される。
そして環状円板の楔形突出部は締付ナットの傾斜溝に嵌合されているため、その菊形の外歯14を緩み止めナットの鍔部18の外周の切溝19に噛合せることにより、緩み止めナットはこの環状円板を介して締付ナットに固定され、振動等の外力により緩むことを阻止することができる。
本発明の実施により並目ねじボルトにナットを強く締め込んだ後、確実な緩み止めが可能になり、鉄道車両等振動の激しいナットの脱落を防止しうるようになる。
本発明の実施形態の一例として、ボルトに締付用ナットを締め込み、緩み止を行った状態の縦断面図 図1の平面図 図1の側面図 図1、図2及び図3に組込まれている環状円板の縦断面図 図4の平面図 図4の側面図
ねじ込み又は圧入嵌合され、止ねじ6等により下部材22に植込まれたボルト1の中間鍔7の上に、上部材20を挿入する空間をあけて締付用ねじ2を設け、更にその上方に締付用ねじの谷径よりやや小径の数本の円周溝付円筒部3及び緩み止め用ねじ4を設ける。
一方締付ナット8には、その上面の相対する2箇所より、ボルトの中心に向う下勾配の傾斜溝9を設け、その締付ナットに載せる環状円板10には、その底面の相対する2箇所に楔形突出部12を設け、そしてその外周には多数の菊形の外歯14を設けた後、その外周及び内周より数ヶ所の切込15及び16を設けて、この環状円板に柔軟性を与えて、その底面の楔形突出部が外力によりボルトの中心部に向い僅かに移動しうるようにしておき、締付ナット8を上部材20の上より強くボルト1に締め込んだ後、環状円板10をその楔形突出部が締付ナットの傾斜溝9に嵌合するように、締付ナットの上面に載せ、その上より緩み止めナット17を強く締め込むことにより、環状円板の楔形突出部は締付ナットの傾斜溝に沿うて押下げられ、同時に環状円板本体はボルトの中心に向って少し撓むことにより、楔形突出部もその方向に押出されて、その楔形突出部側面の数本の縦筋刃13はボルトの円周溝付円筒部3にほぼ直交して食い込まされることにより、ボルトの円周溝付円筒部が破損するか、又は環状円板の楔形突出部の焼入れされた縦筋刃が破損しない限り締付ナットの戻り回転は確実に阻止される。
このとき環状円板の楔形突出部が締付ナットの傾斜溝に嵌合されているため、環状円板の菊形の外歯14を緩み止めナットの鍔部外周の切溝19に折り曲げて噛合せることにより、緩み止めナットはこの環状円板を介して締付ナットに固定され、振動等の外力により緩むことは阻止されている。これにより締付ナットの締め力を確実に保持しうるようにする。
この締付ナットを解除するときは、先ず環状円板の菊形の外歯14の折込を緩み止めナットの鍔部外周の切溝19より外して、緩み止めナットをボルトよりねじ戻して抜き去る、これにより環状円板はわずかに浮上って、その楔形突出部側面の縦筋刃13のボルトの円周溝付円筒部3への切込は解除されボルトより取外す、円周溝付円筒部の外形は締付ナットの内径よりやや小径にしているため、締付ナットはねじ戻しに際し損傷を受けることはない、従って締付ナット、環状円板及び緩み止めナットの繰り返し使用は可能である。
1・・・ボルト 2・・・ボルトの締付用ねじ
3・・・ボルトの円周溝付円筒部 4・・・ボルトの緩み止め用ねじ
5・・・ボルトの植込部 6・・・ボルトの植込部の止ねじ
7・・・ボルトの中間鍔 8・・・締付ナット
9・・・締付ナットの傾斜溝 10・・・環状円板
11・・・環状円板の内周孔 12・・・環状円板の楔形突出部
13・・・楔形突出部側面の縦筋刃 14・・・環状円板の菊形の外歯
15・・・環状円板外周の切込 16・・・環状円板内周の切込
17・・・緩み止めナット 18・・・緩み止めナットの鍔部
19・・・鍔部外周の切溝 20・・・上部材
21・・・上部材のボルト孔 22・・・下部材

Claims (1)

  1. ボルトに締め込むナットの緩み止めの構造において、ねじ込み又は圧入嵌合され、止ねじ(6)等により下部材(22)に植込まれたボルト(1)の中間鍔(7)の上に、上部材(20)を挿入する空間をあけて締付用ねじ(2)を設け、更にその上方に締付用ねじの谷径よりやや小径の数本の円周溝付円筒部(3)及び緩み止め用ねじ(4)を設ける、一方締付ナット(8)にはその上面の相対する2箇所より、ボルトの中心に向う下勾配の傾斜溝(9)を設け、その締付ナットに載せる環状円板(10)には、その底面の相対する2箇所に楔形突出部(12)を設け、そしてその外周には多数の菊形の外歯(14)を設けた後、その外周及び内周より数ヶ所の切込(15)及び(16)を設けて、この環状円板に柔軟性を与えて、その底面の楔形突出部が外力によりボルトの中心部に向い僅かに移動しうるようにしておき、締付ナット(8)を上部材(20)の上より強くボルト(1)に締め込んだ後、環状円板(10)をその楔形突出部が締付ナットの傾斜溝(9)に嵌合するように、締付ナットの上面に載せ、その上より緩み止めナット(17)を強く締め込むことにより、環状円板の楔形突出部は締付ナットの傾斜溝に沿うて押下げられ、同時に環状円板本体はボルトの中心に向って少し撓むことにより、楔形突出部もその方向に押出されて、その楔形突出部側面の数本の縦筋刃(13)はボルトの円周溝付円筒部(3)にほぼ直交して食い込まされることにより締付ナットの戻り回転は確実に阻止される、このとき環状円板の楔形突出部が締付ナットの傾斜溝に嵌合されているため、環状円板の菊形の外歯(14)を緩み止めナットの鍔部外周の切溝(19)に折り曲げて噛合せることにより、緩み止めナットはこの環状円板を介して締付ナットに固定され、振動等の外力により緩むことは阻止される、これにより締付ナットの締め力を確実に保持しうるようにしたナットの緩み止めの構造。
JP2016212273A 2016-10-11 2016-10-11 ボルトに締め込むナットの緩み止め構造 Pending JP2018063044A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016212273A JP2018063044A (ja) 2016-10-11 2016-10-11 ボルトに締め込むナットの緩み止め構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016212273A JP2018063044A (ja) 2016-10-11 2016-10-11 ボルトに締め込むナットの緩み止め構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018063044A true JP2018063044A (ja) 2018-04-19

Family

ID=61966603

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016212273A Pending JP2018063044A (ja) 2016-10-11 2016-10-11 ボルトに締め込むナットの緩み止め構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018063044A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109441935A (zh) * 2018-12-20 2019-03-08 海盐华通金属制品有限公司 一种集成吊顶用防松螺母
CN114233739A (zh) * 2021-12-20 2022-03-25 房晓勇 一种用于连接和紧固零件的截断式防止螺母回旋松动装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109441935A (zh) * 2018-12-20 2019-03-08 海盐华通金属制品有限公司 一种集成吊顶用防松螺母
CN114233739A (zh) * 2021-12-20 2022-03-25 房晓勇 一种用于连接和紧固零件的截断式防止螺母回旋松动装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9732783B2 (en) Anti-loosening bolt assembly
US20100098511A1 (en) Locking system and fastening elements
JP5715292B1 (ja) 締付具
KR102243164B1 (ko) 체결 요소 및 체결 조립체
US20160363156A1 (en) Wedge-lock nut assembly
JP2018063044A (ja) ボルトに締め込むナットの緩み止め構造
JP2013217486A (ja) ロックナット
JP5933770B2 (ja) 締結具の製造方法
JP2018084323A (ja) ボルトに締め込むナットの緩み止め構造
JP2015117817A (ja) ボルトに締め込むナットの緩み止め構造
JP2018048729A (ja) ボルトに締め込むナットの緩み止め構造
JP2017141853A (ja) ボルトとナットとからなる締結具の製造方法
JP2016011749A (ja) ボルトとナットの緩み止め構造
KR20100007163U (ko) 볼트 유지 구조.
WO2016137000A1 (ja) ボルトに締め込むナットの緩み止め構造
RU2703790C1 (ru) Комплект шайб
JP6132253B1 (ja) ボルトに締め込むナットの緩み止め構造
KR20100080878A (ko) 볼트 유지 구조.
KR102194640B1 (ko) 풀림 방지 기능을 강화한 볼트 어셈블리
CN106246701A (zh) 一种带加固止动环的紧固件连接结构
JP2017096484A (ja) ボルトに締め込むナットの緩み止め構造
JP2018112301A (ja) ボルトに締め込むナットの緩み止め構造
JP5918428B1 (ja) 落下防止具
JP2013221617A (ja) ロックナット
US1030136A (en) Nut-lock.