JP2018061122A - 無線icタグ構成部品、無線icタグ構成部品積層体及び無線icタグの有効化方法 - Google Patents

無線icタグ構成部品、無線icタグ構成部品積層体及び無線icタグの有効化方法 Download PDF

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Abstract

【課題】無線ICタグとして有効化するか無効化するかを選択することができる無線ICタグ構成要素を提供する。【解決手段】無線ICタグ構成要素20は、ICチップ32を含む第1の層30と、ICチップ32と接続されて無線ICタグを構成するアンテナ回路35を含む第2の層40と、第1の層30と第2の層40との間に配置され、第1の層30と第2の層40との間から除去可能に構成された絶縁層50と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、無線ICタグ構成部品、複数の無線ICタグ構成部品が積層された無線ICタグ構成部品積層体、及び、無線ICタグ構成部品を無線ICタグとして機能させる無線ICタグの有効化方法に関する。
従来、様々な製品の製造現場において、各工程の進捗を把握するために、各工程で帳票を用いて各工程の進捗状況を記録し、この記録を用いて製品のトレーサビリティの確保を図っていた。しかしながら、帳票を用いた記録は作業員が手書き等で行うことから、進捗状況の記録に手間及び時間がかかる。また、作業員による記録では誤記録が生じやすく、進捗状況の記録において信頼性の向上が求められている。
近年、無線ICタグの低価格化や規制緩和により、各工程の進捗状況の記録を、作業員の手書きに代えて無線ICタグを用いて行うことが検討されている(特許文献1、特許文献2)。無線ICタグは、情報の書込み及び読出しが可能なICチップと、ICチップに接続され電波を用いて外部の装置と情報の送受信を行うためのアンテナ回路とを有している。無線ICタグを用いると、各工程において、当該工程が終了した旨等を無線ICタグのアンテナ回路を介して製造装置から無線ICタグのICチップに書込むことができる。また、製造工程中又は製造工程終了後に、無線タグに記憶されている情報を読出し、各工程が正常に終了したことを確認することができる。無線ICタグのICチップへの情報の書込み及びICチップからの情報の読出しは、無線送受信機を用いて自動で行うことができるので、各工程の進捗状況の記録を効率化することができる。また、作業員を介さないことから、誤記録を大幅に減少させることができる。
特許第4113328号公報 特許第4709566号公報
しかしながら、近年ではさらに高度なトレーサビリティを実現することが求められており、例えば、製品の販売後のクレームへの対応や品質保証の観点から、製造終了後の各工程の進捗状況の確認だけでなく、製品の流通段階や販売段階、さらには販売後においても、無線ICタグのICチップに書込まれた情報を有効に利用することが要求されている。
このために、本件発明者らは、1つの製品に複数の無線ICタグを添付しておき、各無線ICタグに対して、それぞれ異なった段階において情報の書込み及び読出しを行うことについて検討している。しかしながら、1つの製品に複数の無線ICタグを添付すると、複数の無線ICタグのうち特定の無線ICタグに対して情報の書込み又は読出しを行おうとすると、当該特定の無線ICタグだけでなく、他の無線ICタグも反応してしまうという不具合が生じることが知見された。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであって、無線ICタグとして有効化するか無効化するかを選択することができる無線ICタグ構成要素を提供することを目的とする。
本発明による無線ICタグ構成要素は、
ICチップを含む第1の層と、
前記ICチップと接続されて無線ICタグを構成するアンテナ回路を含む第2の層と、
前記第1の層と前記第2の層との間に配置され、前記第1の層と前記第2の層との間から除去可能に構成された絶縁層と、を有する。
本発明による無線ICタグ構成要素は、
ICチップと、前記ICチップと接続されておりアンテナ回路の一部をなす第1回路とを含む第1の層と、
前記第1回路と接続されて前記第1回路とともに前記アンテナ回路を構成する第2回路を含む第2の層と、
前記第1の層と前記第2の層との間に配置され、前記第1の層と前記第2の層との間から除去可能に構成された絶縁層と、を有する。
本発明による無線ICタグ構成要素において、前記第1の層における前記絶縁層に対面する面、及び、前記第2の層における前記絶縁層に対面する面、の少なくとも一方に粘着層が設けられていてもよい。
本発明による無線ICタグ構成要素において、前記粘着層は、少なくとも、前記ICチップと前記アンテナ回路との接続部、又は、前記第1回路と前記第2回路との接続部、を除いて設けられていてもよい。
本発明による無線ICタグ構成要素積層体は、
第1方向に沿って複数の無線ICタグ構成要素が積層された無線ICタグ構成要素積層体であって、
各無線ICタグ構成要素は、上述の無線ICタグ構成要素である。
本発明による無線ICタグ構成要素積層体において、前記第1方向に沿った一側からn番目の前記無線ICタグ構成要素の前記第1の層及び前記第2の層と、n+1番目の前記無線ICタグ構成要素の前記絶縁層とが連結されていてもよい。
本発明による無線ICタグ構成要素積層体において、前記第1方向に沿った一側からの観察において、少なくとも1つの前記無線ICタグ構成要素の前記ICチップの配置位置は、他のいずれかの前記無線ICタグ構成要素の前記ICチップの配置位置と異なっていてもよい。
本発明による無線ICタグの有効化方法は、上述の無線ICタグ構成要素から前記絶縁層を除去し、前記ICチップと前記アンテナ回路とを接続して、前記ICチップ及び前記アンテナ回路を無線ICタグとして機能させる。
本発明による無線ICタグの有効化方法は、上述の無線ICタグ構成要素から前記絶縁層を除去し、前記第1回路と前記第2回路とを接続して、前記ICチップ、前記第1回路及び前記第2回路を無線ICタグとして機能させる。
本発明によれば、無線ICタグとして有効化するか無効化するかを選択することができる無線ICタグ構成要素を提供することができる。
図1は、本発明による一実施の形態を説明するための図であって、無線ICタグが添付された製品を示す斜視図である。 図2は、複数の無線ICタグ構成要素が積層された無線ICタグ構成要素積層体を概略的に示す斜視図である。 図3Aは、無線ICタグ構成要素の第1の層を示す平面図である。 図3Bは、第1の層の断面を示す図であって、図3AのIIIB−IIIB線に対応する断面図である。 図4Aは、無線ICタグ構成要素の第2の層を示す平面図である。 図4Bは、第2の層の断面を示す図であって、図4AのIVB−IVB線に対応する断面図である。 図5は、無線ICタグ構成要素積層体に含まれる第1構成部品を示す断面図である。 図6Aは、有効化された無線ICタグを含む第1構成部品を示す平面図である。 図6Bは、有効化された無線ICタグを含む第1構成部品の断面を示す図であって、図6AのVIB−VIB線に対応する断面図である。 図7は、無線ICタグ構成要素積層体の製造方法を説明するための図である。 図8Aは、無線ICタグの有効化方法を説明するための図である。 図8Bは、無線ICタグの有効化方法を説明するための図である。 図8Cは、無線ICタグの有効化方法を説明するための図である。 図9Aは、無線ICタグ構成要素の変形例を示す図である。 図9Bは、無線ICタグ構成要素の変形例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
また、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件ならびにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
図1〜図9Bは、本発明による一実施の形態を説明するための図である。このうち図1は、無線ICタグ構成要素積層体10が添付された製品5を示す斜視図であり、図2は、無線ICタグ構成要素積層体10を概略的に示す斜視図である。
図1に示された例では、無線ICタグ構成要素積層体10は製品5に貼付される。図示された例では、無線ICタグ構成要素積層体10は製品5の側面に貼付されている。ここで、製品5には、完成品のみならず製造途中の製品も含む。無線ICタグ構成要素積層体10は、ICチップとICチップに接続されたアンテナ回路とを有する無線ICタグ(有効化された無線ICタグ)を含んでいる。無線ICタグは、外部の装置からの無線信号を受けて、ICチップへの情報の書き込み及びICチップからの情報の読出しが可能であるように構成されている。とりわけ図示された例では、無線ICタグ構成要素積層体10は、製品5に貼付されたまま製品5を製造するための各工程を通過し、各工程において製造装置等からの無線信号を受けて、当該工程での処理が終了した旨の情報が無線ICタグのICチップに書込まれる。また、製品5の完成後には、無線ICタグのICチップに記憶されている情報が無線読取り装置で読み出され、各製造工程での処理内容の追跡や販売管理等に利用される。なお、本明細書において「ICチップ」とは、パッケージ化されていない半導体チップ(いわゆるベアチップ)だけでなく、半導体チップを含んでパッケージ化された電子部品をも包含するものとする。
図2に示された無線ICタグ構成要素積層体10は、複数の無線ICタグ構成要素20(20a〜20d)を有しており、複数の無線ICタグ構成要素20は、第1方向d1に沿って積層されている。図示された例では、第1方向d1は、各無線ICタグ構成要素20のシート面への法線方向と平行をなしており、無線ICタグ構成要素20の厚み方向と平行をなしている。ここで、本明細書において、「シート面」とは、対象となるシート状の部材を全体的かつ大局的に見た場合において対象となるシート状部材の平面方向と一致する面のことを指す。無線ICタグ構成要素20は、ICチップ32を含む第1の層30と、ICチップ32と接続されて無線ICタグを構成するアンテナ回路35を含む第2の層40と、第1の層30と第2の層40との間に配置され、第1の層30と第2の層40との間から除去可能に構成された絶縁層50と、を有している。
無線ICタグ構成要素20は、第1の層30と第2の層40との間に絶縁層50が配置された状態ではICチップ32とアンテナ回路35とが絶縁されており、無線ICタグとしては機能しない。すなわち、無線ICタグ構成要素20は無線ICタグとして無効化されている。ここで、絶縁層50は、第1の層30と第2の層40との間から除去可能に構成されている。これにより、無線ICタグ構成要素20において、第1の層30と第2の層40との間から絶縁層50を除去し、第1の層30に含まれるICチップ32と第2の層40に含まれるアンテナ回路35とを接続することにより、ICチップ32及びアンテナ回路35が無線ICタグとして機能するようになる。すなわち、無線ICタグ構成要素20が無線ICタグとして有効化される。
図3Aは、無線ICタグ構成要素20の第1の層30を示す平面図であり、図3Bは、第1の層30の断面を示す図であって、図3AのIIIB−IIIB線に対応する断面図である。図示された例では、第1の層30は、基材31と、基材31の一面上に配置されたICチップ32とを有している。基材31としては、例えば、紙や、ポリエチレンテレフタレート(PET)等からなる樹脂シートを用いることができる。ICチップ32の基材31と反対側の面上には、アンテナ回路35との接続部をなす図示しない電極部が形成されている。
また、図示された例では、基材31の一面上に、ICチップ32が配置される領域を除いて粘着層28が配置されている。無線ICタグ構成要素20の第1の層30におけるICチップ32及び粘着層28が配置された側の面は、当該無線ICタグ構成要素20の絶縁層50に対面する面をなす。すなわち、図示された例では、第1の層30における絶縁層50に対面する面に粘着層28が設けられている。なお、これに限られず、粘着層28は、無線ICタグ構成要素20の第2の層40における、当該無線ICタグ構成要素20の絶縁層50に対面する面に設けられてもよいし、第1の層30における絶縁層50に対面する面、及び、第2の層40における絶縁層50に対面する面の両方に設けられてもよい。また、粘着層28は、少なくとも、ICチップ32とアンテナ回路35との接続部を除いて設けられることが望ましい。なお、粘着層28は粘着性を有する層であり、粘着力を発揮し得る種々の材料からなるものを用いることができる。
図4Aは、無線ICタグ構成要素20の第2の層40を示す平面図であり、図4Bは、第2の層40の断面を示す図であって、図4AのIVB−IVB線に対応する断面図である。図示された例では、第2の層40は、基材41と、基材41の一面上に配置されたアンテナ回路35とを有している。基材41としては、例えば、紙や、ポリエチレンテレフタレート(PET)等からなる樹脂シートを用いることができる。図4Aに示された例では、アンテナ回路35は略コイル状に形成され、アンテナ回路35の端部には、ICチップ32との接続部をなす電極部35aが設けられている。
絶縁層50は、電気絶縁性を有するシート状の部材である。絶縁層50としては、例えば樹脂シート、紙等を用いることができる。一例として、樹脂シートとしては、ポリイミド等からなるシートを用いることができ、紙としてはノーメックス(登録商標)紙等を用いることができる。
図2に示された例では、第1方向d1に沿った一側からn番目の無線ICタグ構成要素20の第1の層30及び第2の層40と、n+1番目の無線ICタグ構成要素20の絶縁層50とが各層30,40,50の端縁において連結され、第1構成部品60(60a〜60c)を構成している。例えば、第1方向d1に沿った一側(図2では上側)から1番目の無線ICタグ構成要素20aの第1の層30及び第2の層40と、2番目の無線ICタグ構成要素20bの絶縁層50とが各層30,40,50の端縁において連結され、第1構成部品60aを構成している。同様に、第1方向d1に沿った一側から2番目の無線ICタグ構成要素20aの第1の層30及び第2の層40と、3番目の無線ICタグ構成要素20bの絶縁層50とが各層30,40,50の端縁において連結され、第1構成部品60bを構成しており、第1方向d1に沿った一側から3番目の無線ICタグ構成要素20aの第1の層30及び第2の層40と、4番目の無線ICタグ構成要素20bの絶縁層50とが各層30,40,50の端縁において連結され、第1構成部品60cを構成している。
図5は、無線ICタグ構成要素積層体10に組み込まれておらず、且つ、ICチップ32及びアンテナ回路35が無線ICタグとして無効化されている状態の第1構成部品60を示す断面図である。第1構成部品60は、第1の層30、第2の層40及び絶縁層50をこの順に有しており、各層30,40,50は、その端縁において互いに連結されている。とりわけ図示された例では、各層30,40,50は、1つの端縁において互いに連結されている。第1の層30は、ICチップ32及び粘着層28が第2の層40に対面するようにして配置され、第2の層40は、アンテナ回路35が第1の層30に対面するようにして配置されている。
図6A及び図6Bに、第1の層30と第2の層40とが互いに直接積層され、これによりICチップ32とアンテナ回路35とが接触し、ICチップ32及びアンテナ回路35が無線ICタグとして有効化された状態の第1構成部品60を示す。図6Aは、第1構成部品60を示す平面図であり、図6Bは、第1構成部品60の断面を示す図であって、図6AのVIB−VIB線に対応する断面図である。
図示された例において、第1の層30は粘着層28を介して第2の層40に積層されている。これにより、第1の層30のICチップ32は、第2の層のアンテナ回路35の電極部35aに接触した状態で保持される。したがって、ICチップ32及びアンテナ回路35は無線ICタグとして機能するようになる。すなわちICチップ32及びアンテナ回路35が無線ICタグとして有効化される。
ところで、図2に示された例では、無線ICタグ構成要素積層体10は、第1方向d1に沿って最も一側に位置する無線ICタグ構成要素20aの第1方向d1に沿った一側に、無線ICタグ層25を有している。とりわけ図示された例では、無線ICタグ層25は、無線ICタグ構成要素20aの第1の層30の、第1方向d1に沿った一側に配置されている。無線ICタグ層25は、ICチップと、ICチップと接続されたアンテナ回路とを有しており、無線ICタグとして機能する層である。
図2に示された例では、無線ICタグ層25と無線ICタグ構成要素20aの絶縁層50とが各層25,50の端縁において連結され、第2構成部品61を構成している。また、無線ICタグ構成要素積層体10は、第1方向d1に沿って最も他側に位置する無線ICタグ構成要素20dの絶縁層50を挟むようにして、第1の層30及び第2の層40が設けられており、当該第1の層30及び第2の層40が各層30,40の端縁において連結され、第3構成部品62を構成している。第3構成部品62の第1の層30は、無線ICタグ構成要素20dの絶縁層50の第1方向d1に沿った一側に配置されている。すなわち、第3構成部品62の第1の層30は、無線ICタグ構成要素20dの第2の層40と絶縁層50との間に配置されている。また、第3構成部品62の第2の層40は、無線ICタグ構成要素20dの絶縁層50の第1方向d1に沿った他側に配置されている。
次に、図7を参照して、図2に示された無線ICタグ構成要素積層体10の製造方法の一例について説明する。なお、図7では、理解を容易にするために、各構成部品60,61,62に含まれる無線ICタグ層25、第1の層30、第2の層40及び絶縁層50をそれぞれ単純な直線で図示している。また、一部の第1構成部品60を、他の構成部品60,61,62から区別して視認しやすくするために、破線で示している。
図7に示されているように、第1構成部品60cの第1の層30と第2の層40との間に、第1構成部品60bの絶縁層50が挟み込まれ、第1構成部品60bの第1の層30と第2の層40との間に、第1構成部品60aの絶縁層50が挟み込まれるようにして、第1構成部品60a,60b,60cを重ね合わせる。さらに、図示された例では、第1構成部品60aの第1の層30と第2の層40との間に、第2構成部品61の絶縁層50が挟み込まれ、第3構成部品62の第1の層30と第2の層40との間に、第1構成部品60cの絶縁層50が挟み込まれるようにする。この状態で、第1構成部品60a,60b,60c、第2構成部品61及び第3構成部品62を、第1方向d1に沿って互いに押圧して積層することにより、無線ICタグ構成要素積層体10を製造することができる。なお、図示された例において、第1方向d1に沿って隣り合う2つの層25,30,40,50を、粘着層等を介して互いに剥離可能に固定してもよい。
次に、図2及び図8A〜8Cを参照して、無線ICタグ構成要素20のICチップ32及びアンテナ回路35を無線ICタグとして機能させる方法、すなわち無線ICタグの有効化方法について説明する。
図2に示した例において、第2構成部品61の無線ICタグ層25には、互いに接続されたICチップ及びアンテナ回路が含まれており、このICチップ及びアンテナ回路が無線ICタグとして機能している。一方、各無線ICタグ構成要素20(20a〜20d)の第1の層30に含まれるICチップ32と第2の層40に含まれるアンテナ回路35とは、絶縁層50を介して電気的に絶縁されており、これにより、無線ICタグ構成要素20a〜20dのICチップ32及びアンテナ回路35は、無線ICタグとしては機能しない。すなわち、無線ICタグ構成要素20a〜20dのICチップ32及びアンテナ回路35は、無線ICタグとして無効化されている。したがって、図2に示された無線ICタグ構成要素積層体10は、リーダ・ライタ等の外部の装置からの無線信号により、無線ICタグ層25のICチップへの情報の書込み及びICチップからの情報の読出しは可能である一方、無線ICタグ構成要素20a〜20dのICチップ32への情報の書込み及びICチップ32からの情報の読出しは不可能となっている。これにより、無線ICタグ構成要素積層体10内の複数の無線ICタグが、外部の装置からの無線信号に反応してしまうことを防止することができる。
無線ICタグ層25に代えて無線ICタグ構成要素20aのICチップ32及びアンテナ回路35を無線ICタグとして機能させるためには、まず、図8Aに示すように、第2構成部品61の無線ICタグ層25を、無線ICタグ構成要素20aから剥離する。とりわけ第2構成部品61の無線ICタグ層25を、無線ICタグ構成要素20aの第1の層30から剥離する。
次に、無線ICタグ構成要素20aから当該無線ICタグ構成要素20aの絶縁層50を除去する。図8Bに示された例では、無線ICタグ構成要素20aの絶縁層50を、当該絶縁層50のシート面と平行な方向に沿って、当該無線ICタグ構成要素20aの第1の層30と第2の層40との間から引き抜くことにより、この絶縁層50が除去される。図示された例では、第2構成部品61を、当該第2構成部品61の絶縁層50のシート面と平行な方向に沿って、無線ICタグ構成要素20aの第1の層30と第2の層40との間から引き抜くことにより、絶縁層50が無線ICタグ層25とともに除去される。
次に、図8Cに示すように、絶縁層50が除去された無線ICタグ構成要素20aの第1の層30を第2の層40上に直接積層する。第1の層30は、粘着層28を介して第2の層40に固定される。これにより、無線ICタグ構成要素20aの第1の層30のICチップ32は、第2の層40のアンテナ回路35の電極部35aに接触した状態で保持される(図6B参照)。したがって、無線ICタグ構成要素20aのICチップ32及びアンテナ回路35は無線ICタグとして機能するようになる。すなわち無線ICタグ構成要素20aのICチップ32及びアンテナ回路35が無線ICタグとして有効化される。
図8Cに示された無線ICタグ構成要素積層体10では、無線ICタグ構成要素20aのICチップ32及びアンテナ回路35が互いに接続されており、無線ICタグ構成要素20aのICチップ32及びアンテナ回路35が無線ICタグとして機能している。一方、無線ICタグ構成要素20b〜20dの第1の層30に含まれるICチップ32と第2の層40に含まれるアンテナ回路35とは、絶縁層50を介して電気的に絶縁されている。これにより、無線ICタグ構成要素20b〜20dのICチップ32及びアンテナ回路35は、無線ICタグとしては機能しない。したがって、図示された無線ICタグ構成要素積層体10は、リーダ・ライタ等の外部の装置からの無線信号により、無線ICタグ構成要素20aのICチップ32への情報の書込み及びICチップ32からの情報の読出しは可能である一方、無線ICタグ構成要素20b〜20dのICチップ32への情報の書込み及びICチップ32からの情報の読出しは不可能となっている。これにより、図示された無線ICタグ構成要素積層体10においても、当該無線ICタグ構成要素積層体10内の複数の無線ICタグが、外部の装置からの無線信号に反応してしまうことが防止される。
無線ICタグ構成要素20aに代えて無線ICタグ構成要素20bのICチップ32及びアンテナ回路35を無線ICタグとして機能させるためには、無線ICタグ構成要素20aの第1の層30及び第2の層40を、無線ICタグ構成要素20bから剥離する。とりわけ無線ICタグ構成要素20aの第1の層30及び第2の層40を、無線ICタグ構成要素20bの第1の層30から剥離する。
次に、無線ICタグ構成要素20bから当該無線ICタグ構成要素20bの絶縁層50を除去する。無線ICタグ構成要素20bの絶縁層50を、当該絶縁層50のシート面と平行な方向に沿って、当該無線ICタグ構成要素20bの第1の層30と第2の層40との間から引き抜くことにより、この絶縁層50が除去される。ここでは、第1構成部品60aを、当該第1構成部品60aの絶縁層50のシート面と平行な方向に沿って、無線ICタグ構成要素20bの第1の層30と第2の層40との間から引き抜くことにより、絶縁層50が第1構成部品60aの第1の層30及び第2の層40とともに除去される。
次に、絶縁層50が除去された無線ICタグ構成要素20bの第1の層30を第2の層40上に直接積層する。第1の層30は、粘着層28を介して第2の層40に固定される。これにより、無線ICタグ構成要素20bの第1の層30のICチップ32は、第2の層のアンテナ回路35の電極部35aに接触した状態で保持される。したがって、無線ICタグ構成要素20bのICチップ32及びアンテナ回路35は無線ICタグとして機能するようになる。すなわち無線ICタグ構成要素20bのICチップ32及びアンテナ回路35が無線ICタグとして有効化される。
無線ICタグ構成要素20bが無線ICタグとして有効化された無線ICタグ構成要素積層体10では、無線ICタグ構成要素20bのICチップ32及びアンテナ回路35が互いに接続されており、無線ICタグ構成要素20bのICチップ32及びアンテナ回路35が無線ICタグとして機能している。一方、無線ICタグ構成要素20c,20dの第1の層30に含まれるICチップ32と第2の層40に含まれるアンテナ回路35とは、絶縁層50を介して電気的に絶縁されている。これにより、無線ICタグ構成要素20c,20dのICチップ32及びアンテナ回路35は、無線ICタグとしては機能しない。したがって、この無線ICタグ構成要素積層体10は、リーダ・ライタ等の外部の装置からの無線信号により、無線ICタグ構成要素20bのICチップ32への情報の書込み及びICチップ32からの情報の読出しは可能である一方、無線ICタグ構成要素20c,20dのICチップ32への情報の書込み及びICチップ32からの情報の読出しは不可能となっている。これにより、この無線ICタグ構成要素積層体10においても、当該無線ICタグ構成要素積層体10内の複数の無線ICタグが、外部の装置からの無線信号に反応してしまうことが防止される。
以上の工程を繰り返すことにより、無線ICタグ構成要素20c,20dのICチップ32及びアンテナ回路35が、順次無線ICタグとして有効化される。
なお、第2構成部品61の無線ICタグ層25、並びに、無線ICタグ構成要素20a〜20dの第1の層30及び第2の層40の剥離は、作業員が手で剥がすようにして行ってもよいし、何らかの装置により自動で剥離されるようにして行ってもよい。また、絶縁層50の除去は、作業員が手で絶縁層50を引き抜くようにして行ってもよいし、何らかの装置により自動で絶縁層50を引き抜くようにして行ってもよい。
本実施の形態の無線ICタグ構成要素20は、ICチップ32を含む第1の層30と、ICチップ32と接続されて無線ICタグを構成するアンテナ回路35を含む第2の層40と、第1の層30と第2の層40との間に配置され、第1の層30と第2の層40との間から除去可能に構成された絶縁層50と、を有する。
また、本実施の形態の無線ICタグの有効化方法は、上述の無線ICタグ構成要素20から絶縁層50を除去し、ICチップ32とアンテナ回路35とを接続して、ICチップ32及びアンテナ回路35を無線ICタグとして機能させる。
この無線ICタグ構成要素20及び無線ICタグの有効化方法では、第1の層30と第2の層40との間に絶縁層50が配置された状態では、当該無線ICタグ構成要素20を無線ICタグとして機能しない状態にすることができる。すなわち当該無線ICタグ構成要素20を無線ICタグとして無効化しておくことができる。
一方、第1の層30と第2の層40との間から絶縁層50を除去すると、第1の層30に含まれるICチップ32と、第2の層40に含まれるアンテナ回路35とを接触させることができる。これにより、当該無線ICタグ構成要素20を無線ICタグとして機能する状態にすることができる。すなわち当該無線ICタグ構成要素20を無線ICタグとして有効化することができる。
したがって、本実施の形態の無線ICタグ構成要素20及び無線ICタグの有効化方法によれば、無線ICタグ構成要素20を無線ICタグとして有効化するか無効化するかを選択することが可能になる。また、とりわけ1つの製品5に複数の無線ICタグ構成要素20が貼付されている場合に、複数の無線ICタグ構成要素20のうち1つの無線ICタグ構成要素20のみを有効化し、他の無線ICタグ構成要素20を無効化することによって、リーダ・ライタ等の外部の装置からの無線信号により、有効化されている無線ICタグ構成要素20のみICチップ32への情報の書込み及びICチップ32からの情報の読出しを可能とする一方、他の無効化されている無線ICタグ構成要素20のICチップ32への情報の書込み及びICチップ32からの情報の読出しを不可能とすることができる。これにより、複数の無線ICタグ構成要素20が、外部の装置からの無線信号に対してそれぞれ無線ICタグとして反応してしまうことを防止することができる。
また、本実施の形態の無線ICタグ構成要素20では、第1の層30における絶縁層50に対面する面、及び、第2の層40における絶縁層50に対面する面、の少なくとも一方に粘着層28が設けられている。
さらに、本実施の形態の無線ICタグ構成要素20では、粘着層28は、少なくとも、ICチップ32とアンテナ回路35との接続部を除いて設けられている。
このような無線ICタグ構成要素20によれば、第1の層30に含まれるICチップ32を、第2の層40に含まれるアンテナ回路35に接触した状態で、適切に保持することができる。
本実施の形態の無線ICタグ構成要素積層体10は、第1方向d1に沿って複数の無線ICタグ構成要素20が積層された無線ICタグ構成要素積層体10であって、各無線ICタグ構成要素20は、上述の無線ICタグ構成要素20である。
このような無線ICタグ構成要素積層体10によれば、複数の無線ICタグ構成要素20を積層しているので、製品5上の小さな領域に、複数の無線ICタグ構成要素20を配置することができる。すなわち、複数の無線ICタグ構成要素20の配置スペースを効果的に削減することができる。
また、本実施の形態の無線ICタグ構成要素積層体10では、第1方向d1に沿った一側からn番目の無線ICタグ構成要素20の第1の層30及び第2の層40と、n+1番目の無線ICタグ構成要素20の絶縁層50とが連結されている。
このような無線ICタグ構成要素積層体10によれば、第1方向d1に沿った一側からn番目の無線ICタグ構成要素20の第1の層30及び第2の層40の除去と、n+1番目の無線ICタグ構成要素20の絶縁層50の除去とを同時に行うことができるので、無線ICタグ構成要素20の無線ICタグとしての有効化を、簡便な工程で且つ迅速に行うことができる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を適宜参照しながら、変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。
図9A及び図9Bに、無線ICタグ構成要素20の変形例を示す。図9Aは、当該変形例に係る無線ICタグ構成要素20の第1の層30を示す平面図であり、図9Bは、当該変形例に係る無線ICタグ構成要素20の第2の層40を示す平面図である。
図9Aに示された第1の層30は、基材31と、ICチップ32と、ICチップ32と接続されておりアンテナ回路35の一部をなす第1回路36と、を有している。ICチップ32及び第1回路36は、基材31の第2の層40と対面する側の面上に設けられている。第1回路36は、図4に示された上述の形態のアンテナ回路35の一部を欠いた形状を有しており、第1回路36の端部には、後述の第2回路37との接続部をなす電極部36aが設けられている。
図9Bに示された第2の層40は、基材41と、第1の層30の第1回路36と接続されて第1回路36とともにアンテナ回路35を構成する第2回路37と、を有している。第2回路37は、基材41の第1の層30と対面する側の面上に設けられている。第2回路37は、第1回路36における、アンテナ回路35の欠けている部分を補う形状を有しており、第2回路37の端部には、第1回路36との接続部をなす電極部37aが設けられている。また、第2の層40の第1の層30と対面する側の面上には、第1回路36と第2回路37との接続部を除いて、粘着層28が設けられている。
本変形例では、上述の実施の形態において図8Cを参照して説明した工程において、絶縁層50が除去された無線ICタグ構成要素20の第1の層30を第2の層40上に直接積層することにより、第1の層30が、粘着層28を介して第2の層40に固定される。これにより、無線ICタグ構成要素20の第1の層30の第1回路36の電極部36aが、第2の層40の第2回路37の電極部37aに接触した状態で保持される。したがって、無線ICタグ構成要素20のICチップ32、及び、互いに電気的に接続された第1回路36と第2回路37とからなるアンテナ回路35は、無線ICタグとして機能するようになる。すなわち無線ICタグ構成要素20のICチップ32及びアンテナ回路35が無線ICタグとして有効化される。
本変形例に係る無線ICタグ構成要素20は、ICチップ32と、ICチップ32と接続されておりアンテナ回路35の一部をなす第1回路36とを含む第1の層30と、第1回路36と接続されて第1回路36とともにアンテナ回路35を構成する第2回路37を含む第2の層40と、第1の層30と第2の層40との間に配置され、第1の層30と第2の層40との間から除去可能に構成された絶縁層50と、を有する。
また、本変形例に係る無線ICタグの有効化方法は、上述の無線ICタグ構成要素20から絶縁層50を除去し、第1回路36と第2回路37とを接続して、ICチップ32、第1回路36及び第2回路37を無線ICタグとして機能させる。
このような無線ICタグ構成要素20及び無線ICタグの有効化方法によっても、第1の層30と第2の層40との間に絶縁層50が配置された状態では、当該無線ICタグ構成要素20を無線ICタグとして機能しない状態にすることができる。すなわち当該無線ICタグ構成要素20を無線ICタグとして無効化しておくことができる。
一方、第1の層30と第2の層40との間から絶縁層50を除去すると、第1の層30に含まれる第1回路36と、第2の層40に含まれる第2回路37とを接触させることができる。これにより、当該無線ICタグ構成要素20を無線ICタグとして機能する状態にすることができる。すなわち当該無線ICタグ構成要素20を無線ICタグとして有効化することができる。
したがって、本変形例に係る無線ICタグ構成要素20及び無線ICタグの有効化方法によれば、無線ICタグ構成要素20を無線ICタグとして有効化するか無効化するかを選択することが可能になる。また、とりわけ1つの製品5に複数の無線ICタグ構成要素20が貼付されている場合に、複数の無線ICタグ構成要素20のうち1つの無線ICタグ構成要素20のみを有効化し、他の無線ICタグ構成要素20を無効化することによって、リーダ・ライタ等の外部の装置からの無線信号により、有効化されている無線ICタグ構成要素20のみICチップ32への情報の書込み及びICチップ32からの情報の読出しを可能とする一方、他の無効化されている無線ICタグ構成要素20のICチップ32への情報の書込み及びICチップ32からの情報の読出しを不可能とすることができる。これにより、複数の無線ICタグ構成要素20が、外部の装置からの無線信号に対してそれぞれ無線ICタグとして反応してしまうことを防止することができる。
また、本変形例に係る無線ICタグ構成要素20では、第1の層30における絶縁層50に対面する面、及び、第2の層40における絶縁層50に対面する面、の少なくとも一方に粘着層28が設けられている。
さらに、本変形例に係る無線ICタグ構成要素20では、粘着層28は、少なくとも、第1回路36と第2回路37との接続部を除いて設けられている。
このような無線ICタグ構成要素20によれば、第1の層30に含まれるICチップ32を、第2の層40に含まれるアンテナ回路35に接触した状態で、適切に保持することができる。
他の変形例として、無線ICタグ構成要素積層体10は、第1方向d1に沿った一側からの観察において、少なくとも1つの無線ICタグ構成要素20のICチップ32の配置位置は、他のいずれかの無線ICタグ構成要素20のICチップ32の配置位置と異なっていてもよい。
ICチップ32は、アンテナ回路35と比較して大きな厚みを有し得る。また、ICチップ32とアンテナ回路35とが第1方向(無線ICタグ構成要素20の厚み方向)d1に沿って積層されて接続する場合、この接続箇所におけるICチップ32及びアンテナ回路35の合計厚みはさらに大きくなる。
本変形例に係る無線ICタグ構成要素20では、第1方向d1に沿った一側からの観察において、すなわち無線ICタグ構成要素20の平面視において、ICチップ32の配置位置は、他のいずれかの無線ICタグ構成要素20のICチップ32の配置位置と異なっているので、大きな厚みを有し得るICチップ32が、無線ICタグ構成要素20の平面視において1つの箇所に集中することを防止し、無線ICタグ構成要素積層体10の全体の厚みにアンバランスが生じることを効果的に抑制することができる。
なお、以上において上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
5 製品
10 無線ICタグ構成要素積層体
20 無線ICタグ構成要素
25 無線ICタグ層
28 粘着層
30 第1の層
31 基材
32 ICチップ
35 アンテナ回路
36 第1回路
36a 電極部
37 第2回路
37a 電極部
40 第2の層
41 基材
50 絶縁層
60 第1構成部品
61 第2構成部品
62 第3構成部品

Claims (9)

  1. ICチップを含む第1の層と、
    前記ICチップと接続されて無線ICタグを構成するアンテナ回路を含む第2の層と、
    前記第1の層と前記第2の層との間に配置され、前記第1の層と前記第2の層との間から除去可能に構成された絶縁層と、を有する、無線ICタグ構成要素。
  2. ICチップと、前記ICチップと接続されておりアンテナ回路の一部をなす第1回路とを含む第1の層と、
    前記第1回路と接続されて前記第1回路とともに前記アンテナ回路を構成する第2回路を含む第2の層と、
    前記第1の層と前記第2の層との間に配置され、前記第1の層と前記第2の層との間から除去可能に構成された絶縁層と、を有する、無線ICタグ構成要素。
  3. 前記第1の層における前記絶縁層に対面する面、及び、前記第2の層における前記絶縁層に対面する面、の少なくとも一方に粘着層が設けられている、請求項1又は2に記載の無線ICタグ構成要素。
  4. 前記粘着層は、少なくとも、前記ICチップと前記アンテナ回路との接続部、又は、前記第1回路と前記第2回路との接続部、を除いて設けられている、請求項3に記載の無線ICタグ構成要素。
  5. 第1方向に沿って複数の無線ICタグ構成要素が積層された無線ICタグ構成要素積層体であって、
    各無線ICタグ構成要素は、請求項1〜4の何れかに記載の無線ICタグ構成要素である、無線ICタグ構成要素積層体。
  6. 前記第1方向に沿った一側からn番目の前記無線ICタグ構成要素の前記第1の層及び前記第2の層と、n+1番目の前記無線ICタグ構成要素の前記絶縁層とが連結されている、請求項5に記載の無線ICタグ構成要素積層体。
  7. 前記第1方向に沿った一側からの観察において、少なくとも1つの前記無線ICタグ構成要素の前記ICチップの配置位置は、他のいずれかの前記無線ICタグ構成要素の前記ICチップの配置位置と異なっている、請求項5又は6に記載の無線ICタグ構成要素積層体。
  8. 請求項1に記載の無線ICタグ構成要素から前記絶縁層を除去し、前記ICチップと前記アンテナ回路とを接続して、前記ICチップ及び前記アンテナ回路を無線ICタグとして機能させる、無線ICタグの有効化方法。
  9. 請求項2に記載の無線ICタグ構成要素から前記絶縁層を除去し、前記第1回路と前記第2回路とを接続して、前記ICチップ、前記第1回路及び前記第2回路を無線ICタグとして機能させる、無線ICタグの有効化方法。
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