JP2018060913A - パルストランス - Google Patents

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佑磨 小間屋
Yuma Komaya
佑磨 小間屋
鈴木 寛
Hiroshi Suzuki
鈴木  寛
大井 康裕
Yasuhiro Oi
康裕 大井
祐 御子神
Yu Mikogami
祐 御子神
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Abstract

【課題】ワイヤの巻線が容易で生産性が高く、小型化しても端子電極間の絶縁を確保し易いパルストランスを提供すること。【解決手段】2本のワイヤ41,42がコイル状に巻回してある第1巻芯部22aと、第1巻芯部22aのX軸方向の一方の端部に形成してある第1鍔部24aと、第1巻芯部22aのX軸方向の他方の端部に形成してある第2鍔部24bと、第2鍔部24bから第1巻芯部aと反対側にX軸方向に突出して、別の2本のワイヤ43,44がコイル状に巻回してある第2巻芯部22bと、第2巻芯部22bの軸芯方向に沿って第2鍔部24bとは反対側の端部に形成してある第3鍔部24cとを有するパルストランス10である。それぞれの第1巻芯部22aおよび第2巻芯部22b毎に、2本のワイヤが巻回してあり、これらの2本のワイヤのそれぞれは、第2鍔部24bの第2端子電極52で接続される。各鍔部24a〜24cには、2つの端子電極51〜53が形成してある。【選択図】図1A

Description

本発明は、たとえばLANケーブルなどを通じてパルス信号を伝送するための用途などに用いられるパルストランスに関する。
パソコンなどの機器をLANや電話網などのネットワークに接続する場合、ケーブルを通して侵入するESD(ElectroStatic Discharge,静電放電)や高電圧から機器を守る必要がある。そこで、ケーブルと機器の接続点を構成するコネクタにはパルストランスが用いられる。
従来用いられているパルストランスはドーナツ型の磁心(トロイダルコア)に一次コイルと二次コイルを巻回して作られており、一次コイルに印加される電圧のうち交流成分(パルス)のみを二次コイルに伝えるという性質を有する。直流成分は二次コイルに伝わらないため、パルストランスはESDや高電圧を遮断することができる。
近年ではパルストランスにも小型化・表面実装化が求められており、そのために上記トロイダルコアに代えてドラム型コアを用いる例が登場している。そのようなパルストランスを表面実装型パルストランスといい、特許文献1にその例が開示されている。このようなパルストランスにおいては、一次コイルを構成する一対のワイヤと、二次コイルを構成する一対のワイヤとを、コアの共通巻芯部に巻回し、一対の鍔部には、それぞれ3つ以上の端子電極を形成してある。このような構造により、パルストランスの小型化を図ることができる。
しかしながら、このような従来のパルストランスでは、複雑な巻回方法を用いて共通巻芯部に4本のワイヤを巻回する必要があり、その作業が煩雑であり、生産性が低いことが課題であった。また、パルストランスの小型化と共に、鍔部の大きさも小さくなり、各鍔部に、3つ以上の端子電極を形成すると、それらの間の絶縁の確保が課題になってきている。
特開2010−109267号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、ワイヤの巻線が容易で生産性が高く、小型化しても端子電極間の絶縁を確保し易いパルストランスを提供することである。
上記目的を達成するため、本発明のパルストランスは、
第1ワイヤおよび第2ワイヤがコイル状に巻回してある第1巻芯部と、
前記第1巻芯部の軸芯方向の一方の端部に形成してある第1鍔部と、
前記第1巻芯部の軸芯方向の他方の端部に形成してある第2鍔部と、
前記第2鍔部から前記第1巻芯部と反対側に軸芯方向に突出して、第3ワイヤおよび第4ワイヤがコイル状に巻回してある第2巻芯部と、
前記第2巻芯部の軸芯方向に沿って前記第2鍔部とは反対側の端部に形成してある第3鍔部と、を少なくとも持つコア部を有するパルストランスであって、
前記コア部が、
前記第1鍔部に相互に絶縁されて形成してあり、前記第1ワイヤおよび第2ワイヤのそれぞれに接続してある一対の第1端子電極と、
前記第2鍔部に相互に絶縁されて形成してあり、前記第1ワイヤおよび第2ワイヤのそれぞれに接続してある一対の第2端子電極と、
前記第3鍔部に相互に絶縁されて形成してあり、前記第3ワイヤおよび第4ワイヤのそれぞれに接続してある一対の第3端子電極と、を有し、
前記第3ワイヤおよび第4ワイヤのそれぞれが、一対の前記第2端子電極にそれぞれ接続してあり、
前記第1ワイヤと前記第3ワイヤとが一方の前記第2端子電極で接続してあり、前記第2ワイヤと前記第4ワイヤとが他方の前記第2端子電極で接続してある。
本発明に係るパルストランスでは、それぞれの第1巻芯部および第2巻芯部毎に、2本のワイヤを巻回することになり、これらの2本のワイヤのそれぞれは、第2鍔部の第2端子電極で接続されることになる。そのため、巻線方法が容易で生産性が高い。さらに、各鍔部には、2つの端子電極を形成すれば良いため、パルストランスが小型化して鍔部のサイズが小さくなったとしても、端子電極間の十分な絶縁距離を確保することができる。また、少なくとも3つの鍔部を有するため、各鍔部毎に、端子電極の位置(継線位置)を自由に選択することが可能であり、継線位置の自由度が高い。
好ましくは、前記第1端子電極、前記第2端子電極および前記第3端子電極が、同一平面上に位置するように、前記第1鍔部、前記第2鍔部および第3鍔部の表面にそれぞれ形成してある。これらの端子電極が位置する同一平面状の鍔部の実装面を回路基板の表面と向き合わせてハンダ処理などの接続作業を行えば、各端子電極を同時に回路基板に接続することが容易である。なお、端子電極を鍔部の実装面から側面に連続して形成すれば、側面に形成してある側面電極部には、ハンダのフィレットが形成され、ハンダによる接続の強度が向上すると共にハンダ接続の確認が容易になる。
好ましくは、フラットな外表面を有する板状部材が、前記第1鍔部、前記第2鍔部および第3鍔部を連絡するように固定してある。板状表面のフラットな外表面は、パルストランスを移動させるときの吸着面となり、たとえば回路基板への実装時に、パルストランスを吸着搬送装置で回路基板の上に移動させやすい。板状部材は、磁性体で構成してあるコア部と同様に、磁性体で構成してもよく、その場合には、コア部が閉磁路を構成し、パルストランスのインダクタンスを向上させることもできる。
前記第1ワイヤと前記第3ワイヤとが、連続している第1共通ワイヤで構成してもよく、
前記第1共通ワイヤの途中が、一方の前記第2端子電極に成形してある係合用溝部に係合して接続してあってもよい。また、前記第2ワイヤと前記第4ワイヤとが、連続している第2共通ワイヤで構成してもよく、前記第2共通ワイヤの途中が、他方の前記第2端子電極に成形してある係合用溝部に係合してあってもよい。このように構成することで、第1巻芯部への第1共通ワイヤおよび第2共通ワイヤを用いる巻線作業に引き続き、これらのワイヤを係合用溝部にそれぞれ係合させて、第2巻芯部への第1共通ワイヤおよび第2共通ワイヤを用いる巻線作業を連続して行うことが可能になる。
前記コア部は、
前記第3鍔部から前記第2巻芯部と反対側に軸芯方向に突出して、第5ワイヤおよび第6ワイヤがコイル状に巻回してある第3巻芯部と、
前記第3巻芯部の軸芯方向に沿って前記第3鍔部とは反対側の端部に形成してある第4鍔部と、
前記第4鍔部に相互に絶縁されて形成してあり、前記第5ワイヤおよび第6ワイヤのそれぞれに接続してある一対の第4端子電極とをさらに有してもよく、
前記第5ワイヤおよび第6ワイヤのそれぞれが、一対の前記第4端子電極にそれぞれ接続してあり、
前記第3ワイヤと前記第5ワイヤとが一方の前記第3端子電極で接続してあり、前記第4ワイヤと前記第6ワイヤとが他方の前記第3端子電極で接続してあってもよい。
本発明のパルストランスを構成するコア部では、鍔部の数は、特に限定されず、3つ以上、4つ以上、5つ以上でもよい。鍔部の数を増やすことで、ワイヤのトータル巻き数を固定しても、インダクタンスの調整が可能となる。
図1Aは本発明の一実施形態に係るパルストランスの斜視図である。 図1Bは図1Aに示すパルストランスの回路図である。 図2Aは図1に示すパルストランスのII−II線に沿う断面図である。 図2Bは図2Aの変形例に係るパルストランスの断面図である。 図3は本発明の他の実施形態に係るパルストランスの斜視図である。 図4は本発明のさらに他の実施形態に係るパルストランスの斜視図である。 図5(A)は本発明のさらに他の実施形態に係るパルストランスの斜視図、図5(B)は図5(A)に示すパルストランスを裏側から見た斜視図である。 図6は本発明のさらにまた他の実施形態に係るパルストランスの断面図である。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
第1実施形態
図1Aに示すように、本発明の一実施形態に係るパルストランスは、表面実装型のコイル部品10で構成してある。このコイル部品10は、単一のドラムコアが巻軸の軸芯(X軸)方向に2つ連なっているドラムコア部20と、板状の板状コア部(板状部材)30とを有する。なお、図において、X軸とY軸とZ軸は相互に垂直である。
ドラムコア部20は、第1ワイヤ41および第2ワイヤ42がコイル状に巻回してある第1巻芯部22aと、第1巻芯部22aのX軸方向の一方の端部に形成してある第1鍔部24aと、第1巻芯部の22aX軸方向の他方の端部に形成してある第2鍔部24bと、を有する。さらに、ドラムコア部20は、第2鍔部24bから第1巻芯部22aと反対側にX軸方向に突出して、第3ワイヤ43および第4ワイヤ44がコイル状に巻回してある第2巻芯部22bと、第2巻芯部22bのX軸方向に沿って第2鍔部24bとは反対側の端部に形成してある第3鍔部24cと、を少なくとも有する。
第1鍔部24aのZ軸方向の上面には、一対の第1端子電極51,51が、Y軸方向に離れて相互に絶縁されて形成してある。各第1端子電極51,51には、第1ワイヤ41および第2ワイヤ42のそれぞれの一方の端部41a,42aがそれぞれ接続してある。また、第2鍔部24bのZ軸方向の上面には、一対の第2端子電極52,52が、Y軸方向に離れて相互に絶縁されて形成してある。
各第2端子電極52,52には、第1ワイヤ41および第2ワイヤ42のそれぞれの他方の端部41b,42bがそれぞれ接続してある。また、各第2端子電極52,52には、第3ワイヤ43および第4ワイヤ44のそれぞれの一方の端部43a,44aがそれぞれ接続してある。すなわち、第1ワイヤ41と第3ワイヤ43とが一方の第2端子電極52aで接続してあり、第2ワイヤ42と第4ワイヤ44とが他方の第2端子電極52で接続してある。
また、第3鍔部24cのZ軸方向の上面には、一対の第3端子電極53,53が、Y軸方向に離れて相互に絶縁されて形成してある。各第3端子電極53,53には、第3ワイヤ43および第4ワイヤ44のそれぞれの他方の端部43b,44bが、それぞれ接続してある。
なお、本実施形態のコイル部品10では、各鍔部24a,24b,24cのZ軸方向の上面が実装面となり、それぞれ一対の第1端子電極51、第2端子電極52および第3端子電極53が、実装面と平行な仮想の同一面上に位置することになる。各鍔部24a,24b,24cのZ軸方向の下面が反実装面となり、そこには、板状コア部30の内表面が、たとえば熱硬化性樹脂などの接着剤などにより接着される。
板状コア部30の外表面(Z軸方向の下面)は、フラットな外表面であり、パルストランスとしてのコイル部品10を移動させるときの吸着面となり、たとえば回路基板への実装時に、コイル部品10を吸着搬送装置で回路基板の上に移動させやすい。板状コア部30は、ドラムコア部20と連続する閉磁路を形成する。
コイル部品10は、その外形寸法が、たとえばY軸方向幅3.0〜3.4mm×Z軸方向高さ2.6〜3.0mm×X軸方向奥行き4.3〜4.7mmであるが、コイル部品10のサイズはこれに限定されない。
本実施形態では、それぞれの鍔部24a,24b,24cの外形状は、略直方体であり、それぞれの鍔部24a,24b,24cは、X軸方向に関して所定の間隔を空けて、互いに略平行になるように配置されている。図2Aに示すように、各巻芯部22a,22bは、各巻芯部22a,22bのX軸方向の両側に位置する鍔部24a,24bの間、または鍔部24a,24bの間において、相互に向かい合うそれぞれの面の中央部(Z軸方向およびY軸方向)に位置する。
巻芯部22a,22bは、相互に同芯状に配置してあることが好ましいが、多少ずれていてもよい。また、これらの巻芯部22a,22bの横断面形状は、本実施形態では矩形であるが、楕円形または円形でも良く、その断面形状は特に限定されない。各鍔部24a,24b,24cの断面形状も、本実施形態では矩形であるが、その他の形状でも良く、その断面形状は特に限定されない。ただし、各鍔部24a,24b,24cには、Z軸方向の両側に、実装面に対応する平面と、板状コア部30を接着するための平面があることが好ましい。
本実施形態では、各端子電極51〜53は、それぞれ少なくとも継線部51a,52a,53aを有し、継線部51a,52a,53aが略同一平面上に位置するようになっている。各継線部51a,52a,53aにワイヤ41,42,43,44の端部が接続されて継線される。X軸方向の両端に位置する鍔部24a,24cに形成される各端子電極51および53は、継線部51a,53aに連続して側面電極部51b,53を有する。これらの側面電極部51b,53bは、それぞれの鍔部24a,24cにおけるX軸方向の外側端面に相互に絶縁して形成される。
なお、本実施形態では、X軸方向の中間に位置する鍔部24bに形成してある端子電極52には、継線部52aのみが形成してあり、側面電極部が形成されていないが、鍔部24bのY軸方向の両端面に、各継線部52a,52aのそれぞれに連続するように側面電極部を形成してもよい。
各端子電極51〜53は、それぞれ金属端子により構成し、各鍔部24a〜24cに接着して形成することができる。あるいは、各端子電極51〜53は、それぞれ各鍔部24a〜24cの表面の所定位置にメッキにより形成することもできる。
図1Aに示すドラムコア部20の第1巻芯部22aには、第1ワイヤ41と第2ワイヤ42とが巻回されて、図1Bに示す第1コイル41αと第2コイル42αとが構成される。また、図1Aに示すドラムコア部20の第2巻芯部22bには、第3ワイヤ43と第4ワイヤ44とが巻回されて、図1Bに示す第3コイル43αと第4コイル44αとが構成される。
図1Bに示すように、第1コイル41αの第1ワイヤ41と、第3コイル43αの第3ワイヤ43とは、一方の第2端子電極52により接続されて、たとえば一次巻線を構成する。第2コイル42αの第2ワイヤ42と、第4コイル44αの第4ワイヤ44とは、他方の第2端子電極52により接続されて、たとえば二次巻線を構成する。これらの4本のワイヤ41〜44は、たとえば被覆導線で構成してあり、良導体からなる芯材を絶縁性の被覆膜で覆った構成を有する。
本実施形態では、一次コイルを構成する第1ワイヤ41と第3ワイヤ43としては、同一の線径のワイヤを用いており、二次コイルを構成する第2ワイヤ42と第4ワイヤ44とは、同一の線径のワイヤを用いている。しかも、全てのワイヤの線径は、同じである。ただし、一次コイルを構成する第1ワイヤ41と第3ワイヤ43と、二次コイルを構成する第2ワイヤ42と第4ワイヤ44とは、互いに異なる線径のワイヤを用いてもよい。
図1Aおよび図2Aに示すように、本実施形態では、第1ワイヤ41と第2ワイヤ42とを第1巻芯部22aに螺旋状に巻回(バイファイラ巻き)し、第3ワイヤ43と第4ワイヤ44とを、第2巻芯部22bに同じ巻方向でバイファイラ巻きしている。なお、巻線方法としては、このような同じ巻方向にバイファイラ巻きすることなく、第1巻芯部22aと第2巻芯部22bとで巻方向を異ならせても良い。あるいは、ワイヤ41〜44を1本ずつ巻回して同様の構成としてもよいし、第1巻芯部22aでは、バイファイラ巻きし、第2巻芯部22bでは、1本ずつ巻回して同様の構成としてもよい。
あるいは、図2Bに示すように、第1巻芯部22aでは、第1ワイヤ41の上に、第2ワイヤ42を巻回し、第2巻芯部22bでは、第4ワイヤ44の上に、第3ワイヤ43を巻回してもよい。あるいは、図示されてはいないが、第1巻芯部22aでは、第1ワイヤ41の上に、第2ワイヤ42を巻回し、第2巻芯部22bでは、第3ワイヤ43の上に、第3ワイヤ44を巻回してもよい。あるいは、図2Aに示す巻き方と図2Bに示す巻き方とを混在させても良い。
コイル部品10の製造では、まず、端子電極51〜53を形成した2連ドラム型のドラムコア部20と、ワイヤ41〜44を準備する。ドラムコア部20は、たとえば、比較的透磁率の高い磁性材料、たとえばNi−Zn系フェライトや、Mn−Zn系フェライト、あるいは金属磁性体などで構成してある磁性粉体を、成型および焼結することにより作製される。金属製の端子電極51〜53は、接着等によりドラムコア部20の各鍔部24a〜24c所定位置に固定される。なお、端子電極51〜53は、ドラムコア部20に印刷・メッキ等により導体膜を形成し、その導体膜を焼き付けることにより、各鍔部24a〜24cに設けられてもよい。
ワイヤ41〜44としては、たとえば、銅(Cu)などの良導体からなる芯材を、イミド変成ポリウレタンなどからなる絶縁材で覆い、さらに最表面をポリエステルなどの薄い樹脂膜で覆ったものを用いることができる。準備された端子電極51〜53が装着してあるドラムコア部20およびワイヤ41〜44は、巻線機にセットされ、ワイヤ41〜44が、所定の順序でドラムコア部20の巻芯部22a,22bに巻回される。
巻回されたワイヤ41〜44の端部41a〜44a,41b〜44bは、図1Aに示す所定の端子電極51〜53に、銀ロー付け、熱圧着またはレーザー接合などにより固定して接続される。
次に、板状コア部30を準備し、ワイヤ41〜44が巻かれたドラムコア部20に接合する。板状コア部30は、ドラムコア部20と同様に、Ni−Zn系フェライトや、Mn−Zn系フェライト、あるいは金属磁性体などで構成してある磁性材料の焼結体または成形体で構成される。
本実施形態に係るパルストランスを構成するコイル部品10では、それぞれの第1巻芯部22aおよび第2巻芯部22b毎に、2本のワイヤ41,42または43,44を巻回することになる。これらの2本のワイヤ41,42または43,44のそれぞれは、第2鍔部24bの第2端子電極52,52の継線部52a,52aで接続されることになる。そのため、巻線方法が容易で生産性が高い。
さらに、各鍔部24a〜24cには、それぞれ2つの端子電極51,51または52,52または53,53を形成すれば良い。このため、パルストランスのコイル部品10が小型化して鍔部24a〜24cのサイズが小さくなったとしても、端子電極51,51または52,52または53,53間の十分な絶縁距離を確保することができる。また、少なくとも3つの鍔部24a〜24cを有するため、各鍔部24a〜24c毎に、端子電極51〜53の位置(特に継線部51a〜53aの位置)を自由に選択することが可能であり、継線位置の自由度が高い。
さらに本実施形態では、各端子電極51〜53の継線部51a〜53aが、同一平面上に位置するように、第1鍔部24a、第2鍔部24bおよび第3鍔部24cの表面にそれぞれ形成してある。これらの端子電極51〜53の継線部51a〜53aが位置する同一平面状の鍔部24a〜24cの実装面を回路基板の表面と向き合わせてハンダ処理などの接続作業を行えば、各端子電極51〜53を同時に回路基板に接続することが容易である。
また本実施形態では、端子電極51および53が、各鍔部24aおよび24cの実装面からX軸方向の外端面(外側面)に連続して形成してある側面電極部51b,53bを有する。そのため、各側面電極部51b,53bには、ハンダのフィレットが形成され、ハンダによる接続の強度が向上すると共にハンダ接続の確認が容易になる。
さらに本実施形態では、フラットな外表面を有する板状コア部30が、第1鍔部24a、第2鍔部24bおよび第3鍔部24cを連絡するように、反実装面側(図1AでZ軸方向の下側)に固定してある。板状コア部30のフラットな外表面は、コイル部品10を移動させるときの吸着面となり、たとえば回路基板への実装時に、コイル部品10を吸着搬送装置で回路基板の上に移動させやすい。本実施形態では、板状コア部30は、磁性体で構成してあるドラムコア部20と同様に、磁性体で構成してあり、コア部が閉磁路を構成し、パルストランスのインダクタンスを向上させることができる。
さらに本実施形態に係るコイル部品10では、鍔部24aおよび鍔部24cの間に位置する鍔部24bのX軸方向の厚みを厚くしてインダクタンスを高くしたり、厚みを薄くしてインダクタンスを低くしたりすることが容易である。
第2実施形態
図3に示す第2実施形態のパルストランスとしてのコイル部品10aでは、第1端子電極51、第2端子電極52および第3端子電極53の取付位置が異なると共に、これらのY軸方向幅が小さい点で相違するが、その他の構成は第1実施形態のコイル部品10と同様である。本実施形態に係るコイル部品10aのその他の構成および作用効果は、第1実施形態の場合と同様であり、詳細な説明は省略する。
第3実施形態
図4に示す第3実施形態のパルストランスとしてのコイル部品10bでは、コア部が3連のドラムコア部20bで構成される点で相違するが、その他の構成は第1実施形態のコイル部品10と同様である。以下、第1実施形態のコイル部品10と異なる部分について詳細に説明するが、共通する部分に関しては、その説明を省略する。
図4に示すように、ドラムコア部20bは、第3鍔部24cから第2巻芯部22bと反対側にX軸方向に突出して、第5ワイヤ45および第6ワイヤ46がコイル状に巻回してある第3巻芯部22cを有する。第3巻芯部22cのX軸方向に沿って第3鍔部24cとは反対側の端部には第4鍔部24dが形成してある。第4鍔部24dのZ軸方向の上面(実装面側)には、一対の第4端子電極54,54が相互に絶縁されて形成してある。これらの第4端子電極54,54は、前述した第1実施形態の第3端子電極53,53と同様に構成してあり、継線部54aと側面電極部54bとを有する。
本実施形態では、第3端子電極53,53は、第1実施形態の第3端子電極53,53とは異なり、実装部53a,53aのみで構成してあるが、第1実施形態の第2端子電極52,52と同様に、鍔部24cのY軸方向の両端面に、各実装部53a,53aにそれぞれ連続する側面電極部(図示省略)を形成してもよい。
また、第3端子電極53,53の継線部53a,53aには、第5ワイヤ45および第6ワイヤ46のそれぞれの一方の端部45aおよび46aが接続してあり、第4端子電極54,54の継線部54a,54aには、第5ワイヤ45および第6ワイヤ46のそれぞれの他方の端部45bおよび46bがそれぞれ接続してある。すなわち、本実施形態では、第3ワイヤ43と第5ワイヤ45とが一方の第3端子電極53の継線部53aで接続してあり、第4ワイヤ44と第6ワイヤ46とが他方の第3端子電極53の継線部53aで接続してある。
本実施形態のパルストランスを構成するコイル部品10bのドラムコア部20bでは、鍔部24a〜24cの数は、特に限定されず、3つ以上、4つ以上、5つ以上でもよい。鍔部24a〜24cの数を増やすことで、ワイヤ41〜46のトータル巻き数を固定しても、インダクタンスの調整が可能となる。本実施形態に係るコイル部品10bのその他の構成および作用効果は、第1実施形態または第2実施形態の場合と同様であり、詳細な説明は省略する。
第4実施形態
図5(A)および図5(B)に示す第4実施形態のパルストランスとしてのコイル部品10cでは、端子電極51〜53の継線部51a〜53aの配置位置が、その他の構成は第1実施形態のコイル部品10と同様である。以下、第1実施形態のコイル部品10と異なる部分について詳細に説明するが、共通する部分に関しては、その説明を省略する。
図5(A)および図5(B)に示すように、本実施形態では、第2鍔部24bに形成される第2端子電極52の継線部52aと、第1鍔部24aに形成される第1端子電極51の継線部51aとがZ軸方向に反対側に形成してある。第1鍔部24aに形成される第1端子電極51の継線部51aと、第3鍔部24cに形成される第3端子電極53の継線部53aとは、Z軸方向に同じ側に形成される。
第2端子電極52は、継線部52aのみで構成されるが、第1実施形態の第2端子電極52と同様に、第2鍔部24bのY軸方向の両端部にそれぞれ連続する側面電極部をそれぞれ有していてもよい。第1端子電極51は、第1鍔部24aのX軸方向の外面に連続する側面電極部51bを有すると共に、側面電極部51bに連続して、継線部51aとはZ軸方向に反対側に位置する実装部51cをそれぞれ有する。
第1端子電極51aと同様に、第3端子電極53は、第3鍔部24cのX軸方向の外面に連続する側面電極部53bを有すると共に、側面電極部53bに連続して、継線部53aとはZ軸方向に反対側に位置する実装部53cをそれぞれ有する。実装部53cは、実装部51cとZ軸方向の同じ側に位置し、第2端子電極52の継線部52aともZ軸方向の同じ側に位置し、これらの側が、回路基板の表面と向き合う実装面となる。
すなわち、図5(A)に示すZ軸方向の上側が反実装面となり、前述した板状コア30が取り付けられてもよく、図5(B)に示すZ軸方向の上側が実装面となる。図5(A)と図5(B)では、同じコイル部品10cを、Z軸方向の反対側から見ている。
本実施形態に係るコイル部品10cのその他の構成および作用効果は、第1〜第3実施形態まの場合と同様であり、詳細な説明は省略する。
第5実施形態
図6に示す第5実施形態のパルストランスとしてのコイル部品10dでは、以下に示す以外の構成は第1実施形態のコイル部品10と同様である。以下、第1実施形態のコイル部品10と異なる部分について詳細に説明するが、共通する部分に関しては、その説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態では、第1ワイヤ41と第3ワイヤ43とは、一方の端子電極52にて連続する1本の第1共通ワイヤ41Aで構成してある。また、第2ワイヤ42と第4ワイヤ44とは、他方の端子電極52にて連続する1本の第2共通ワイヤ42Aで構成してある。
また本実施形態では、それぞれの第2端子電極52,52のY軸方向の略中央部には、Z軸方向に凹んでいる係合用溝部26,26がそれぞれ形成してある。一方の係合用溝部26には、第1共通ワイヤ41Aの途中が係合して、ハンダなどにより埋め込まれて接続してあってもよい。また、他方の係合用溝部26には、第2共通ワイヤ42Aの途中が係合して、ハンダなどにより埋め込まれて接続してあってもよい。
このように構成することで、第1巻芯部22aへの第1共通ワイヤ41Aおよび第2共通ワイヤ42Aを用いる巻線作業に引き続き、これらのワイヤ41Aおよび42Aを、それぞれの係合用溝部26にそれぞれ係合させて、第2巻芯部22bへの第1共通ワイヤ41Aおよび第2共通ワイヤ42Aを用いる巻線作業を連続して行うことが可能になる。
本実施形態に係るコイル部品10dのその他の構成および作用効果は、第1〜第4実施形態の場合と同様であり、詳細な説明は省略する。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
たとえば、上述した実施形態では、板状部材として板状コア30を用いているが、板状部材としては、磁性体以外の材料で構成してある部材で構成してもよい。また、本発明のパルストランスでは、板状部材は、取り扱いの容易性からは、ドラムコア部に装着してあることが好ましいが、必ずしも装着されなくてもよい。
また、上述した実施形態では、各巻芯部22aおよび22b、あるいは各巻芯部22a〜22cに巻回してあるワイヤの巻き数を同じにしてあるが、これらの巻き数を、相互に異ならせてもよい。巻き数比を変化させることで、多種多様なアプリケーションが可能になる。
さらに、上述した実施形態では、各鍔部24a〜24c、あるいは各鍔部24a〜24dのX軸方向厚みやY軸方向の幅やZ軸方向の高さなどを同じにしてあるが、これらを相互に異ならせてもよい。これらを調整することで、インダクタンスの調性が容易になる。
10,10a,10b,10c,10d… コイル部品
20,20b… ドラムコア部(コア部)
22a… 第1巻芯部
22b… 第2巻芯部
22c… 第3巻芯部
24a… 第1鍔部
24b… 第2鍔部
24c… 第3鍔部
24d… 第4鍔部
26… 係合用溝部
30… 板状コア部(板状部材)
41… 第1ワイヤ
41A… 第1共通ワイヤ
41α… 第1コイル
41a… 一方の端部
41b… 他方の端部
42… 第2ワイヤ
42A… 第2共通ワイヤ
42α… 第2コイル
42a… 一方の端部
42b… 他方の端部
43… 第3ワイヤ
43α… 第3コイル
43a… 一方の端部
43b… 他方の端部
44… 第4ワイヤ
44α… 第4コイル
43a… 一方の端部
43b… 他方の端部
45… 第5ワイヤ
45a… 一方の端部
45b… 他方の端部
46… 第6ワイヤ
46a… 一方の端部
46b… 他方の端部
51… 第1端子電極
51a… 継線部
51b… 側面電極部
51c… 実装部
52… 第2端子電極
52a… 継線部
53… 第3端子電極
53a… 継線部
53b… 側面電極部
53c… 実装部
54… 第4端子電極
54a… 継線部
54b… 側面電極部

Claims (5)

  1. 第1ワイヤおよび第2ワイヤがコイル状に巻回してある第1巻芯部と、
    前記第1巻芯部の軸芯方向の一方の端部に形成してある第1鍔部と、
    前記第1巻芯部の軸芯方向の他方の端部に形成してある第2鍔部と、
    前記第2鍔部から前記第1巻芯部と反対側に軸芯方向に突出して、第3ワイヤおよび第4ワイヤがコイル状に巻回してある第2巻芯部と、
    前記第2巻芯部の軸芯方向に沿って前記第2鍔部とは反対側の端部に形成してある第3鍔部と、を少なくとも持つコア部を有するパルストランスであって、
    前記コア部が、
    前記第1鍔部に相互に絶縁されて形成してあり、前記第1ワイヤおよび第2ワイヤのそれぞれに接続してある一対の第1端子電極と、
    前記第2鍔部に相互に絶縁されて形成してあり、前記第1ワイヤおよび第2ワイヤのそれぞれに接続してある一対の第2端子電極と、
    前記第3鍔部に相互に絶縁されて形成してあり、前記第3ワイヤおよび第4ワイヤのそれぞれに接続してある一対の第3端子電極と、を有し、
    前記第3ワイヤおよび第4ワイヤのそれぞれが、一対の前記第2端子電極にそれぞれ接続してあり、
    前記第1ワイヤと前記第3ワイヤとが一方の前記第2端子電極で接続してあり、前記第2ワイヤと前記第4ワイヤとが他方の前記第2端子電極で接続してあるパルストランス。
  2. 前記第1端子電極、前記第2端子電極および前記第3端子電極が、同一平面上に位置するように、前記第1鍔部、前記第2鍔部および第3鍔部の表面にそれぞれ形成してある請求項1に記載のパルストランス。
  3. フラットな外表面を有する板状部材が、前記第1鍔部、前記第2鍔部および第3鍔部を連絡するように固定してある請求項1または2に記載のパルストランス。
  4. 前記第1ワイヤと前記第3ワイヤとが、連続している第1共通ワイヤで構成してあり、前記第1共通ワイヤの途中が、一方の前記第2端子電極に成形してある係合用溝部に係合して接続してあり、
    前記第2ワイヤと前記第4ワイヤとが、連続している第2共通ワイヤで構成してあり、前記第2共通ワイヤの途中が、他方の前記第2端子電極に成形してある係合用溝部に係合して接続してある請求項1〜3のいずれかに記載のパルストランス。
  5. 前記コア部は、
    前記第3鍔部から前記第2巻芯部と反対側に軸芯方向に突出して、第5ワイヤおよび第6ワイヤがコイル状に巻回してある第3巻芯部と、
    前記第3巻芯部の軸芯方向に沿って前記第3鍔部とは反対側の端部に形成してある第4鍔部と、
    前記第4鍔部に相互に絶縁されて形成してあり、前記第5ワイヤおよび第6ワイヤのそれぞれに接続してある一対の第4端子電極とをさらに有し、
    前記第5ワイヤおよび第6ワイヤのそれぞれが、一対の前記第4端子電極に接続してあり、
    前記第3ワイヤと前記第5ワイヤとが一方の前記第3端子電極で接続してあり、前記第4ワイヤと前記第6ワイヤとが他方の前記第3端子電極で接続してある請求項1〜4のいずれかに記載のパルストランス。
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