JP2018060469A - 抽出装置、抽出方法、及び抽出プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
〔1.抽出処理〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る抽出処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る抽出処理の一例を示す図である。図1では、抽出装置100(図2参照)が複数のユーザを所定の行動を行った対象ユーザのグループと、所定の行動を行わなかった他のユーザのグループとの2つのグループに基づいて、特徴クラスタを抽出する場合を示す。図1の例では、所定の行動がA社のパソコンの購入である場合を示す。また、図1の例では、ユーザの行動情報が、ユーザが検索において用いたトークンである場合を示す。例えば、ここでいう「トークン」とは、ユーザが検索に用いたクエリに含まれる所定の区切り文字で区切られた文字列を意味する。例えば、「トークン」は、ユーザが検索に用いたクエリにおいてスペースで区切られた各文字列を意味する。例えば、検索クエリが「パソコン 性能」であった場合、文字列「パソコン」や文字列「性能」がトークンとなる。
次に、図2を用いて、実施形態に係る抽出装置100の構成について説明する。図2は、実施形態に係る抽出装置の構成例を示す図である。図2に示すように、抽出装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、抽出装置100は、各種の情報を表示する表示部や、各種の情報を入力する入力部を有してもよい。
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、所定のネットワークと有線または無線で接続され、端末装置10(図9参照)等の外部の情報処理装置との間で情報の送受信を行う。
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。実施形態に係る記憶部120は、図2に示すように、ユーザ情報記憶部121と、検索履歴情報記憶部122と、ベクトル情報記憶部123と、特徴クラスタ情報記憶部124と、広告情報記憶部125とを有する。
実施形態に係るユーザ情報記憶部121は、ユーザ属性に関する各種情報を記憶する。例えば、ユーザ情報記憶部121は、ユーザ属性情報を記憶する。図3は、実施形態に係るユーザ情報記憶部の一例を示す図である。図3に示すユーザ情報記憶部121は、「ユーザID」、「グループ(A社パソコン購入有無)」、「年齢」、「性別」、「居住地」、「興味」といった項目が含まれる。
実施形態に係る検索履歴情報記憶部122は、検索に関する各種情報を記憶する。例えば、図4では、検索履歴情報記憶部122は、所定の検索システムにおいて使用されたクエリに関する情報を記憶する。図4に、実施形態に係る検索履歴情報記憶部122の一例を示す。図4に示す検索履歴情報記憶部122は、「検索クエリID」、「検索クエリ」、「入力ユーザ」、「日時」といった項目を有する。「検索クエリ」には、「トークン1」、「トークン2」といった項目が含まれる。
実施形態に係るベクトル情報記憶部123は、各単語(トークン)のベクトル情報を記憶する。図5は、実施形態に係るベクトル情報記憶部の一例を示す図である。図5に示すように、ベクトル情報記憶部123は、各単語に関する情報を記憶する。具体的には、ベクトル情報記憶部123は、分散表現により学習された各単語の素性の重みに関する情報を記憶する。図5に示すように、ベクトル情報記憶部123は、ベクトル情報として、「単語ID」「単語(トークン)」、「素性1」〜「素性3」等の項目を有する。
実施形態に係る特徴クラスタ情報記憶部124は、特徴クラスタに関する各種情報を記憶する。例えば、図6では、特徴クラスタ情報記憶部124は、特徴クラスタに関する情報を記憶する。図6に、実施形態に係る特徴クラスタ情報記憶部124の一例を示す。図6に示す特徴クラスタ情報記憶部124は、「クラスタID」、「トークン一覧」、「評価値(グループA)」といった項目を有する。トークン一覧には、「トークン1」〜「トークン4」等の項目が含まれる。
実施形態に係る広告情報記憶部125は、広告に関する各種情報を記憶する。図7に、実施形態に係る広告情報記憶部125の一例を示す。図7に示す広告情報記憶部125は、「広告ID」、「広告コンテンツ」、「商品等」といった項目を有する。
図2の説明に戻って、制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、抽出装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(抽出プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
例えば、取得部131は、各種情報を取得する。例えば、取得部131は、ユーザ情報記憶部121からユーザに関する情報を取得する。また、例えば、取得部131は、検索履歴情報記憶部122から検索履歴に関する情報を取得する。また、例えば、取得部131は、ベクトル情報記憶部123から各単語(トークン)のベクトル情報を取得する。また、例えば、取得部131は、特徴クラスタ情報記憶部124から特徴クラスタに関する情報を取得する。また、例えば、取得部131は、広告情報記憶部125から広告に関する情報を取得する。例えば、取得部131は、所定の行動を行った対象ユーザが用いた検索クエリに関する情報と、所定の行動を行わなかった他のユーザが用いた検索クエリに関する情報とを取得する。例えば、取得部131は、対象ユーザの属性に類似する属性を有する他のユーザが用いた検索クエリに関する情報を取得する。例えば、取得部131は、対象ユーザが用いた検索クエリに関する情報として、対象ユーザが用いた検索クエリに含まれるトークンを取得し、他のユーザが用いた検索クエリに関する情報として、他のユーザが用いた検索クエリに含まれるトークンを取得する。例えば、取得部131は、所定の商品を購入した対象ユーザが用いた検索クエリに関する情報と、所定の商品を購入しなかった他のユーザが用いた検索クエリに関する情報とを取得する。
分類部132は、種々の情報を分類する。分類部132は、対象ユーザの各行動情報間の類似度に基づいて対象ユーザの行動情報を第1クラスタに分類し、他のユーザの各行動情報間の類似度に基づいて他のユーザの行動情報を第2クラスタに分類する。例えば、分類部132は、対象ユーザの各行動情報に対応するベクトル間の類似度に基づいて対象ユーザの行動情報を第1クラスタに分類し、他のユーザの各行動情報に対応するベクトル間の類似度に基づいて他のユーザの行動情報を第2クラスタに分類する。例えば、分類部132は、対象ユーザが用いた各トークン間の類似度に基づいて対象ユーザが用いたトークンを第1クラスタに分類し、他のユーザが用いた各トークン間の類似度に基づいて他のユーザが用いたトークンを第2クラスタに分類する。例えば、分類部132は、対象ユーザが用いた各検索クエリに関する情報に対応するベクトル間の類似度に基づいて対象ユーザが用いた検索クエリに関する情報を第1クラスタに分類し、他のユーザが用いた各検索クエリに関する情報に対応するベクトル間の類似度に基づいて他のユーザが用いた検索クエリに関する情報を第2クラスタに分類する。
抽出部133は、種々の情報を抽出する。例えば、抽出部133は、第1クラスタと第2クラスタとの差異に基づいて、第1クラスタから対象ユーザに特徴的な行動を示すクラスタである特徴クラスタを抽出する。例えば、抽出部133は、対象ユーザのうち第1クラスタに属する行動情報に関する行動を行ったユーザの割合と、他のユーザのうち第2クラスタに属する行動情報に関する行動を行ったユーザの割合との比が所定の閾値以上の場合、第1クラスタを特徴クラスタとして抽出する。例えば、抽出部133は、対象ユーザのうち第1クラスタに属するトークンを用いた検索を行ったユーザの割合と、他のユーザのうち第2クラスタに属するトークンを用いた検索を行ったユーザの割合との比が所定の閾値以上の場合、第1クラスタを特徴クラスタとして抽出する。例えば、抽出部133は、対象ユーザのうち第1クラスタに属する検索クエリに関する情報を用いた検索を行ったユーザの割合と、他のユーザのうち第2クラスタに属する検索クエリに関する情報を用いた検索を行ったユーザの割合との比が所定の閾値以上の場合、第1クラスタを特徴クラスタとして抽出する。
配信部134は、外部の情報処理装置に各種情報を送信する。例えば、配信部134は、抽出部133により抽出された特徴クラスタに含まれる行動情報に対応する行動を行ったユーザに所定の行動に関するコンテンツを配信する。例えば、配信部134は、抽出部133により抽出された特徴クラスタに含まれる行動情報に対応する行動を行ったユーザに所定の行動に関する広告を配信する。図1の例では、例えば、配信部134は、抽出部133により抽出された特徴クラスタ情報記憶部124に含まれるトークンを用いて検索を行ったユーザにA社のパソコンの広告を配信する。この点についての詳細は、後述する。例えば、配信部134は、抽出部133により抽出された広告を配信する。例えば、配信部134は、抽出部133により抽出された特徴クラスタに含まれる検索クエリに関する情報を用いた検索を行ったユーザに所定の行動に関するコンテンツを配信する。例えば、配信部134は、抽出部133により抽出された特徴クラスタに含まれる検索クエリに関する情報を用いた検索を行ったユーザに所定の行動に関する広告を配信する。
次に、図8を用いて、実施形態に係る抽出装置100による抽出処理の手順について説明する。図8は、実施形態に係る抽出処理手順を示すフローチャートである。
次に、図9を用いて、実施形態に係る抽出装置100による広告配信処理について説明する。図9は、実施形態に係る広告配信処理の一例を示す図である。図9の例では、ユーザU11が検索を行う際に入力したクエリに基づく広告を配信する場合を示す。
次に、図10を用いて、実施形態に係る抽出装置100による広告配信処理の手順について説明する。図10は、実施形態に係る広告配信処理手順を示すフローチャートである。
上述してきたように、実施形態に係る抽出装置100は、取得部131と、分類部132と、抽出部133とを有する。取得部131は、所定の行動を行った対象ユーザが用いた検索クエリに関する情報と、所定の行動を行わなかった他のユーザが用いた検索クエリに関する情報とを取得する。分類部132は、対象ユーザが用いた各検索クエリに関する情報に対応するベクトル間の類似度に基づいて対象ユーザが用いた検索クエリに関する情報を第1クラスタに分類し、他のユーザが用いた各検索クエリに関する情報に対応するベクトル間の類似度に基づいて他のユーザが用いた検索クエリに関する情報を第2クラスタに分類する。抽出部133は、第1クラスタと第2クラスタとの差異に基づいて、第1クラスタから対象ユーザに特徴的な行動を示すクラスタである特徴クラスタを抽出する。
上述してきた実施形態に係る抽出装置100は、例えば図11に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図11は、抽出装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
121 ユーザ情報記憶部
122 検索履歴情報記憶部
123 ベクトル情報記憶部
124 特徴クラスタ情報記憶部
125 広告情報記憶部
130 制御部
131 取得部
132 分類部
133 抽出部
134 配信部
Claims (10)
- 所定の行動を行った対象ユーザが用いた検索クエリに関する情報と、前記所定の行動を行わなかった他のユーザが用いた検索クエリに関する情報とを取得する取得部と、
前記対象ユーザが用いた各検索クエリに関する情報に対応するベクトル間の類似度に基づいて前記対象ユーザが用いた検索クエリに関する情報を第1クラスタに分類し、前記他のユーザが用いた各検索クエリに関する情報に対応するベクトル間の類似度に基づいて前記他のユーザが用いた検索クエリに関する情報を第2クラスタに分類する分類部と、
前記第1クラスタと前記第2クラスタとの差異に基づいて、前記第1クラスタから前記対象ユーザに特徴的な行動を示すクラスタである特徴クラスタを抽出する抽出部と、
を備えることを特徴とする抽出装置。 - 前記抽出部は、
前記対象ユーザのうち前記第1クラスタに属する検索クエリに関する情報を用いた検索を行ったユーザの割合と、前記他のユーザのうち前記第2クラスタに属する検索クエリに関する情報を用いた検索を行ったユーザの割合との比が所定の閾値以上の場合、前記第1クラスタを前記特徴クラスタとして抽出する
ことを特徴とする請求項1に記載の抽出装置。 - 前記取得部は、
前記対象ユーザの属性に類似する属性を有する前記他のユーザが用いた検索クエリに関する情報を取得する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の抽出装置。 - 前記抽出部により抽出された前記特徴クラスタに含まれる検索クエリに関する情報を用いた検索を行ったユーザに前記所定の行動に関するコンテンツを配信する配信部、
をさらに備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の抽出装置。 - 前記配信部は、
前記抽出部により抽出された前記特徴クラスタに含まれる検索クエリに関する情報を用いた検索を行ったユーザに前記所定の行動に関する広告を配信する
ことを特徴とする請求項4に記載の抽出装置。 - 前記取得部は、
前記対象ユーザが用いた検索クエリに関する情報として、前記対象ユーザが用いた検索クエリに含まれるトークンを取得し、前記他のユーザが用いた検索クエリに関する情報として、前記他のユーザが用いた検索クエリに含まれるトークンを取得し、
前記分類部は、
前記対象ユーザが用いた各トークン間の類似度に基づいて前記対象ユーザが用いたトークンを第1クラスタに分類し、前記他のユーザが用いた各トークン間の類似度に基づいて前記他のユーザが用いたトークンを第2クラスタに分類する
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の抽出装置。 - 前記抽出部は、
前記対象ユーザのうち前記第1クラスタに属するトークンを用いた検索を行ったユーザの割合と、前記他のユーザのうち前記第2クラスタに属するトークンを用いた検索を行ったユーザの割合との比が所定の閾値以上の場合、前記第1クラスタを前記特徴クラスタとして抽出する
ことを特徴とする請求項6に記載の抽出装置。 - 前記取得部は、
所定の商品を購入した前記対象ユーザが用いた検索クエリに関する情報と、前記所定の商品を購入しなかった前記他のユーザが用いた検索クエリに関する情報とを取得する
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の抽出装置。 - コンピュータが実行する抽出方法であって、
所定の行動を行った対象ユーザが用いた検索クエリに関する情報と、前記所定の行動を行わなかった他のユーザが用いた検索クエリに関する情報とを取得する取得工程と、
前記対象ユーザが用いた各検索クエリに関する情報に対応するベクトル間の類似度に基づいて前記対象ユーザが用いた検索クエリに関する情報を第1クラスタに分類し、前記他のユーザが用いた各検索クエリに関する情報に対応するベクトル間の類似度に基づいて前記他のユーザが用いた検索クエリに関する情報を第2クラスタに分類する分類工程と、
前記第1クラスタと前記第2クラスタとの差異に基づいて、前記第1クラスタから前記対象ユーザに特徴的な行動を示すクラスタである特徴クラスタを抽出する抽出工程と、
を含むことを特徴とする抽出方法。 - 所定の行動を行った対象ユーザが用いた検索クエリに関する情報と、前記所定の行動を行わなかった他のユーザが用いた検索クエリに関する情報とを取得する取得手順と、
前記対象ユーザが用いた各検索クエリに関する情報に対応するベクトル間の類似度に基づいて前記対象ユーザが用いた検索クエリに関する情報を第1クラスタに分類し、前記他のユーザが用いた各検索クエリに関する情報に対応するベクトル間の類似度に基づいて前記他のユーザが用いた検索クエリに関する情報を第2クラスタに分類する分類手順と、
前記第1クラスタと前記第2クラスタとの差異に基づいて、前記第1クラスタから前記対象ユーザに特徴的な行動を示すクラスタである特徴クラスタを抽出する抽出手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする抽出プログラム。
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