JP2018060417A - ピンパッド - Google Patents
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Abstract
Description
また、フレキシブル基板の配線パターンの表面に、例えば、黒色の樹脂材料(PET など)での被覆や黒色フィルム等の添付がされることで、配線パターンが外側から見えないように対策がされている。
このように、従来のピンパッドでは、セキュリティー的な脆弱性に対して懸念があるため、パスワードの盗難の懸念があり、改善の余地があった。
このため、請求項6に記載のピンパッドでは、キーパッド配線板に物理的不正行為がなされると、暗号化プログラムが消去されてピンパッドが使用できなくなり、暗号化する前のパスワードの盗難を抑制することができる。
このため、請求項7に記載のピンパッドでは、キーパッド配線板に物理的不正行為がなされると、暗号化が停止されてピンパッドが使用できなくなり、暗号化する前のパスワードの盗難を抑制することができる。
以下、図面を参照して本発明によるピンパッド10の第1実施形態について説明する。図1に示すように、本実施形態のピンパッド10は、例えば、ATMなどの金融機器の利用者がパスワード(一例として暗証番号)を入力するために用いられるものであり、パネル12、キー14、ゴムシート16、接着層20、皿バネ22、キーパッド印刷配線板24、制御印刷配線板26、保護ケース28、メインケース30等を含んで構成されている。
図1、及び図2に示すように、パネル12は、ピンパッド10の表面に配置され、キー14を突出させるための複数の矩形孔32を備えている。
パネル12は、上部が開放された箱状のメインケース30の開口部分を覆うように、メインケース30の上部にゴムシート16を介して搭載されている。パネル12の下面には複数本のピン34が形成されており、このピン34がメインケース30の孔36に挿入された状態でパネル12は、メインケース30に接着剤等で固着されている。
キー14は、パスワード(一例として暗証番号)を入力する際に押下するものであり、上部がパネル12の矩形孔32を介してパネル12の上側に露出している。
ゴムシート16は、キー14の下側に配置され、キー14と対向する部分には、突起16Aが一体的に形成されている。ゴムシート16は、矩形孔32を介してピンパッド内部に水や塵が浸入しないように、防水、及び防塵を目的として設けられている。
ゴムシート16の下側には、接着層20が配置され、接着層20の下側にはキーパッド印刷配線板24が配置されている。接着層20は、ゴムシート16の下面とキーパッド印刷配線板24の上面とに接着している。
図1、及び図2に示すように、キーパッド印刷配線板24の下面には、保護ケース28が配置されている。図5、及び図6に示すように、保護ケース28は、上部が開放された箱形状とされており、矩形に形成された平板状の底板48と、底板48の上に接着剤で固定された厚みのある矩形の枠形状と成された枠部50とを含んで構成されている。
なお、底板48は、半田ゴテの熱では溶融することのない、一般的なプリント基板で形成することができる。
なお、薄肉枠状基板72は、半田ゴテの熱では溶融することのない、一般的なプリント基板で形成することができる。
図2、及び図5に示すように、保護ケース28の内部には、制御印刷配線板26が配置されている。制御印刷配線板26は、コネクタ52でキーパッド印刷配線板24に対して機械的に接続されている。また、制御印刷配線板26には複数の電子部品54が搭載されており、これらの電子部品54は、制御印刷配線板26の信号線、及びコネクタ52を介してキーパッド印刷配線板24の信号線と電気的に接続されている。
キーパッド印刷配線板24のタンパー線84の何れかが断線、またはショートされたことを検出した際に、記憶部58に記憶されている暗号化プログラムを消去する。記憶部58に記憶されている暗号化プログラムが消去されると、制御部56はキー入力信号を暗号化することが出来なくなるので、ピンパッド10は、暗号化したキー入力信号を外部へ出力できなくなり、ピンパッド10は使用できなくなる。さらに、この制御部56は、タンパー線62、タンパー線78、及びタンパー線84の何れかが断線、またはショートされたことを検出した際に、外部コネクタ60を介して外部へアラーム信号を出力することができる。
図6に示すように、底板48の上面には、タンパー線78の端部が接続される接触端子80が形成されている。また、キーパッド印刷配線板24の下面には、タンパー線84の端部が接続される接触端子(図示省略)が形成されている。
次に、本実施形態のピンパッド10の動作を図10(A)、(B)のフローチャートに基いて説明する。
先ず、図10(A)のフローチェートを参照してピンパッド10の通常の動作を説明する。本実施形態のピンパッド10では、キー14が押下されると、皿バネ22の中央部分が接点側へ凸となるように変形し、皿バネ22の中央部分が内側接点38に接触し、内側接点38と外側接点40とが短絡(即ち、スイッチオン)する。ステップ100では、キー14が押下されたか否かが判断され、キー14が押下されたこが判断されるとステップ102へ進む。
暗号化されたキー入力信号は、コネクタ52、及びキーパッド印刷配線板24の外部コネクタ60を介してピンパッド10の外部へ出力される(ステップ104)。
ピンパッド10において、第三者が暗号化前のパスワードを盗み取ることを目的として、キー14が押下されたときに制御印刷配線板26に流れるキー入力信号の伝達経路に外部から接触を試みようとする場合、以下の手立てが考えられる。
(1) 保護ケース28の枠部50の側面に、プローブ等を侵入させる孔を開ける。
(2) 保護ケース28の枠部50と底板48との間に、プローブ等を侵入させる隙間を開ける。
(3) 保護ケース28の枠部50とキーパッド印刷配線板24との間に、プローブ等を侵入させる隙間を開ける。
(4) 底板48に、プローブ等を侵入させる孔を開ける。
(5) キーパッド印刷配線板24に、プローブ等を侵入させる孔を開ける。
先ず、最初のステップ106では、保護ケース28のタンパー線62、及びタンパー線78、またはキーパッド印刷配線板24のタンパー線84に電流が流れなくなったこと、即ち、保護ケース28、及びキーパッド印刷配線板24に異常があるか無いかを制御部56が判断する。ステップ106で、タンパー線に異常があると判断されると、ステップ108へ進む。
本実施形態のピンパッド10では、保護ケース28の枠部50の側面に、プローブ等を侵入させる孔をドリル等で開けた場合、枠部50の内部に設けたタンパー線62が切断されるので、制御部56が異常を判断できる。
この枠部50は、平面部分にタンパー線62が張り巡らされたシート状の薄肉枠状基板72を積層した構造とされ、タンパー線62が外部から見えないように枠部50の内部に埋設されているため、枠外面に形成したタンパー線に比較して、外部に露出させることは極めて困難となる。
保護ケース28の枠部50と底板48との間に隙間を開けると、枠部50と底板48との間の接着層が破壊されると共に、底板48の上面に形成されて接着層と隣接しているタンパー線78が断線するので、制御部56が異常を判断できる。
保護ケース28の枠部50とキーパッド印刷配線板24との間に隙間を開けると、枠部50とキーパッド印刷配線板24との間の接着層が破壊されると共に、枠部50の最上部の薄肉枠状基板72に形成されて接着層と隣接しているタンパー線62が断線するので、制御部56が異常を判断できる。
底板48にプローブ等を侵入させる孔をドリル等で開けた場合、タンパー線78が切断されるので、制御部56が異常を判断できる。
キーパッド印刷配線板24にプローブ等を侵入させる孔をドリル等で開けた場合、タンパー線84が切断されるので、制御部56が異常を判断できる。
以上、本発明の実施例について記述したが、本発明は上記の実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得ることは言うまでもない。
14 キー
18 フレキシブルケーブルシート
22 皿バネ(スイッチ)
24 キーパッド印刷配線板(キーパッド配線板)
26 制御印刷配線板(制御装置)
38 内側接点(スイッチ、接点)
40 外側接点(スイッチ、接点)
41 スイッチ
46 変形部
56 制御部(消去部、出力部、記憶部)
58 記憶部
62 タンパー線
68 暗号化処理部
70 暗号化処理停止部
Claims (8)
- スイッチを備えたキーパッド配線板と、
前記スイッチが押下されたことで流れる入力信号を暗号化する暗号化プログラムを記憶する記憶部、暗号化された入力信号を外部へ出力する出力部、及び前記暗号化プログラムを消去する消去部を含んで構成され、信号線を介して前記スイッチに接続される制御装置と、
一方側に開口部を備え、前記開口部が前記キーパッド配線板で閉塞されることで内部に前記制御装置を密閉状態で収納する箱状の保護ケースと、
を備え、
前記保護ケースは、平面部分に第1のタンパー線が張り巡らされた枠形状とされた複数枚の基板を積層して前記基板同士を接着で接着した構造の枠体と、前記一方側の前記開口部とは反対側の開口部を塞ぎ、第2のタンパー線が張り巡らされた底板とを含んで構成され、
前記消去部は、前記第1のタンパー線の断線またはショート、および前記第2のタンパー線の断線またはショートの少なくとも一つを検出した際に前記暗号化プログラムを消去する、ピンパッド。 - スイッチを備えたキーパッド配線板と、
前記スイッチが押下されることで流れる入力信号を暗号化して外部へ出力する暗号化処理部、及び前記暗号化を停止させる暗号化処理停止部を含んで構成され、信号線を介して前記スイッチに接続される制御装置と、
一方側に開口部を備え、前記開口部が前記キーパッド配線板で閉塞されることで内部に前記制御装置を密閉状態で収納する箱状の保護ケースと、
を備え、
前記保護ケースは、平面部分に第1のタンパー線が張り巡らされた枠形状とされた複数枚の基板を積層して前記基板同士を接着で接着した構造の枠体と、前記一方側の前記開口部とは反対側の開口部を塞ぎ、第2のタンパー線が張り巡らされた底板とを含んで構成され、
前記暗号化処理停止部は、前記第1のタンパー線の断線またはショート、および前記第2のタンパー線の断線またはショートの少なくとも一つを検出した際に前記暗号化を停止させる、ピンパッド。 - 前記第1のタンパー線が前記枠体の底板側の表面に形成されて前記枠体と前記底板との間に配置されていると共に前記枠体と前記底板と前記第1のタンパー線とが接着剤で接着されているか、または、前記第2のタンパー線が前記底板の枠体側の表面に形成されて前記枠体と前記底板との間に配置されると共に、前記枠体と前記底板と前記第2のタンパー線とが接着剤で接着されており、前記第1のタンパー線と前記第2のタンパー線とが直列に接続されている、請求項1または請求項2に記載のピンパッド。
- 前記キーパッド配線板に設けられ、前記制御装置に接続される配線と、
前記キーパッド配線板と前記底板との間に配置され、前記第2のタンパー線と前記配線とに弾性的に圧接して前記第2のタンパー線と前記配線とを導通させる導電性弾性部材と、
を有する請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のピンパッド。 - 前記キーパッド配線板に設けられ、前記制御装置に接続される配線と、
前記キーパッド配線板と前記底板との間に配置されるフレキシブルケーブルと、
前記フレキシブルケーブルの一端を前記配線に押圧して接触させる第1の弾性体と、
前記フレキシブルケーブルの他端を前記第2のタンパー線に押圧して接触させる第2の弾性体と、
を有する請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のピンパッド。 - 前記キーパッド配線板には、第3のタンパー線が張り巡らされており、
前記消去部は、前記第1のタンパー線の断線またはショート、前記第2のタンパー線の断線またはショート、および第3のタンパー線の断線またはショートの少なくとも一つを検出した際に前記暗号化プログラムを消去する、請求項1に記載のピンパッド。 - 前記キーパッド配線板には、第3のタンパー線が張り巡らされており、
前記暗号化処理停止部は、前記第1のタンパー線の断線またはショート、前記第2のタンパー線の断線またはショート、および第3のタンパー線の断線またはショートの少なくとも一つを検出した際に前記暗号化を停止させる、請求項2に記載のピンパッド。 - 前記第1のタンパー線が前記枠体のキーパッド配線板側の表面に形成されて前記枠体と前記キーパッド配線板との間に配置されていると共に前記枠体と前記キーパッド配線板と前記第1のタンパー線とが接着剤で接着されているか、または、前記第3のタンパー線が前記キーパッド配線板の枠体側の表面に形成されて前記枠体と前記キーパッド配線板との間に配置されると共に、前記枠体と前記キーパッド配線板と前記第3のタンパー線とが接着剤で接着されており、前記第1のタンパー線と前記第3のタンパー線とが直列に接続されている、請求項6または請求項7に記載のピンパッド。
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US11432399B2 (en) | 2020-02-13 | 2022-08-30 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Tamper resistance wall structure |
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2016
- 2016-10-06 JP JP2016198343A patent/JP6737116B2/ja active Active
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