JP2018060127A - 光源装置 - Google Patents

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吉田 和弘
Kazuhiro Yoshida
和弘 吉田
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Abstract

【課題】モーターによる駆動部の個数を減らすことができ、小型化を実現できるとともに、故障の確率を低減できる光源装置を提供する。【解決手段】 光源装置は、第一波長帯の励起光を発する励起光源と、励起光が入射されると第二波長帯の光及び第三波長帯の光を含む蛍光を発する固定式の蛍光体と、回転式のカラーホイールと、カラーホイールの後段に配置された後段光学系とを備える。カラーホイールは、励起光を透過する第一領域と、励起光を反射する第二領域とを有する。蛍光体は、カラーホイールの第一領域又は第二領域のうちの一方を経由した励起光が入射される構成である。後段光学系は、カラーホイールの第一領域又は第二領域のうちの他方を経由した励起光が入射される構成である。カラーホイールは、第一領域及び第二領域のうち、入射された励起光を蛍光体に向かわせる領域において、第二波長帯の光を透過して第三波長帯の光を反射する領域と、第三波長帯の光を透過して第二波長帯の光を反射する領域とに分割されている。【選択図】 図1A

Description

本発明は光源装置に関する。
従来、DMD(Digital Micromirror Device)等の空間光変調器を用いたDLP(Digital Light Processing;登録商標)プロジェクタが知られている。DLPプロジェクタには、1枚の空間光変調器を利用する単板方式(即ち、1チップ方式)と、3枚の空間光変調器を利用する3板方式(即ち、3チップ方式)とがある。
単板方式とは、1枚の空間光変調器に、カラーホイールを用いてR、G、B各色の光を時間的に分割して照射することによりカラー画像を投射する方式である。3板方式とは、3枚の空間光変調器のそれぞれに、R、G、B各色の光を投射して各色の変調光を発生させ、それらを合成することによりカラー画像を投射する方式である。単板方式は、3板方式に比べ、装置の小型軽量化が可能になるという利点があり、様々な技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、単板方式の光源装置において、半導体レーザ素子から射出されたレーザ光により蛍光体を励起し、当該蛍光体により生成された蛍光から分離された所定の色成分の光と、レーザ光とを時間的に分割して空間光変調器に照射する光源装置が提案されている。
特開2016−103039号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、モーターによる駆動部の個数が多く、装置が大型化するとともに、故障の確率が高くなるといった問題があった。図8を参照して、詳細に説明する。
図8は、特許文献1に開示された単板方式の光源装置100の構成を示す模式図である。励起光源101は、複数の半導体レーザ素子102を備える。各半導体レーザ素子102は、青色成分のレーザ光BPを射出する。レーザ光BPは、ダイクロイックミラー103に入射する。
ダイクロイックミラー103は、青色成分の光を透過し、青色成分以外の色成分の光を反射する。レーザ光BPは、ダイクロイックミラー103に入射すると、当該ダイクロイックミラー103を透過し、集光レンズ104により蛍光ホイール105に集光される。蛍光ホイール105は、蛍光膜が塗布された反射領域と、蛍光膜が塗布されず、反射防止膜が形成された透過領域とを有する。蛍光ホイール105は、モーター112により回転駆動する。
レーザ光BPは、蛍光ホイール105のうち、反射防止膜が形成された透過領域に入射すると、蛍光ホイール105を透過する。蛍光ホイール105を透過したレーザ光BPは、集光レンズ106により平行光束に変換され、反射ミラー(107、108)によって反射され、ダイクロイックミラー109に入射する。
ダイクロイックミラー109は、青色成分の光を透過し、青色成分以外の色成分の光を反射する。レーザ光BPは、ダイクロイックミラー109に入射すると当該ダイクロイックミラー109を透過し、集光レンズ110を介して、ロッドレンズ111に集光される。レーザ光BPは、ロッドレンズ111から射出されると、ロッドレンズ111の後段に位置する図示しない空間光変調器に向かって進行する。
一方、レーザ光BPは、蛍光ホイール105のうち、蛍光膜が塗布された反射領域に入射すると、蛍光膜は、レーザ光BPにより励起され、緑色成分の光と赤色成分の光とを含む蛍光RPを発する。蛍光RPは、集光レンズ104により平行光束に変換され、ダイクロイックミラー103に入射すると、当該ダイクロイックミラー103により反射される。
蛍光RPは、ダイクロイックミラー103により反射されると、集光レンズ112によってカラーホイール113に集光される。カラーホイール113は、緑色成分の光を透過して赤色成分の光を反射する領域(以下、「緑色成分の光を透過する領域」と呼ぶ)と、赤色成分の光を透過して緑色成分の光を反射する領域(以下、「赤色成分の光を透過する領域」と呼ぶ)とを有する。カラーホイール113は、モーター114により回転駆動する。
蛍光RPは、カラーホイール113のうち、緑色成分の光を透過する領域に入射すると、蛍光RPのうち赤色成分の光が反射され、緑色成分の光がカラーホイール113を透過して、集光レンズ115を介してダイクロイックミラー109に入射する。緑色成分の光は、ダイクロイックミラー109に入射すると、当該ダイクロイックミラー109により反射され、集光レンズ110及びロッドレンズ111を介して、図示しない空間光変調器に向かって進行する(図8の破線の光路参照)。
一方、蛍光RPは、カラーホイール113のうち、赤色成分の光を透過する領域に入射すると、蛍光RPのうち緑色成分の光が反射され、赤色成分の光がカラーホイール113を透過して、集光レンズ115を介してダイクロイックミラー109に入射する。赤色成分の光は、ダイクロイックミラー109に入射すると、当該ダイクロイックミラー109により反射され、集光レンズ110及びロッドレンズ111を介して、図示しない空間光変調器に向かって進行する(図8の二点鎖線の光路参照)。
このように、特許文献1の技術は、蛍光ホイール105をモーター112により回転駆動することにより、レーザ光BPによって蛍光膜を励起させて蛍光RPを生成するとともに、当該レーザ光BPを空間光変調器に向かって進行させている。また、カラーホイール113をモーター114により回転駆動することにより、生成された蛍光RPから赤色成分の光、又は、緑色成分の光を分離し、分離後の各光を空間光変調器に向かって進行させている。
即ち、特許文献1の技術では、赤色、緑色、及び、青色の全ての色成分の光を空間光変調器に照射させるためには、蛍光ホイール105及びカラーホイール113のそれぞれにモーター(112、114)を設け、各ホイールを回転駆動させなければならなかった。そのため、上記のように、特許文献1の技術では、モーターの個数が多く、装置が大型化するとともに、モーターが駆動源となるために故障の確率が高くなるといった問題があった。
これに対し、蛍光ホイール105に代わって固定式の蛍光体を使用することで、モーターの個数を減らすことができるとも思われる。しかしながら、仮に蛍光ホイール105に代わり、固定式の蛍光体を使用した場合、蛍光RPは緑色成分の光と赤色成分の光とに分離されて空間光変調器に照射されるものの、レーザ光BPは、蛍光体を透過しないため空間光変調器に照射されない。そのため、固定式の蛍光体を使用することはできなかった。
本発明は、上記の課題に鑑み、モーターによる駆動部の個数を減らすことができ、小型化を実現できるとともに、故障の確率を低減できる光源装置を提供することを目的とする。
本発明の光源装置は、
第一波長帯の励起光を発する励起光源と、前記励起光が入射されると第二波長帯の光及び第三波長帯の光を含む蛍光を発する固定式の蛍光体と、回転式のカラーホイールと、前記カラーホイールの後段に配置された後段光学系とを備え、
前記カラーホイールは、前記励起光を透過する第一領域と、前記励起光を反射する第二領域とを有し、
前記蛍光体は、前記カラーホイールの前記第一領域又は前記第二領域のうちの一方を経由した前記励起光が入射される構成であり、
前記後段光学系は、前記カラーホイールの前記第一領域又は前記第二領域のうちの他方を経由した前記励起光が入射される構成であり、
前記カラーホイールは、前記第一領域及び前記第二領域のうち、入射された前記励起光を前記蛍光体に向かわせる領域において、前記第二波長帯の光を透過して前記第三波長帯の光を反射する領域と、前記第三波長帯の光を透過して前記第二波長帯の光を反射する領域とに分割されていることを特徴とする。
上記構成によれば、励起光は、カラーホイールの第一領域又は第二領域のうちの一方を経由して蛍光体に入射し、他方を経由して後段光学系に入射する。また、蛍光体で生成された蛍光は、カラーホイールのうち、入射された励起光を蛍光体に向かわせる領域に入射すると、第二波長帯の光、又は、第三波長帯の光に分離されて後段光学系に入射する。これにより、第一波長帯、第二波長帯、及び、第三波長帯の光を時間的に分割して射出する光源装置を、固定式の蛍光体を使用して実現できる。即ち、回転式の蛍光ホイールを使用する場合に比べ、モーターによる駆動部の個数を減らすことができ、光源装置の小型化を実現できるとともに、故障の確率を低減できる。
上記構成において、
前記励起光源と前記カラーホイールとの間の光路上に配置された、偏光ビームスプリッタと、
前記偏光ビームスプリッタと前記カラーホイールとの間の光路上に配置された、1/4波長板と、をさらに有し、
前記励起光源は、第一偏光状態の前記励起光を射出する構成であり、
前記偏光ビームスプリッタは、
入射された光が、前記第一波長帯であって、前記第一偏光状態、又は、前記第一偏光状態とは異なる第二偏光状態のうちの、いずれか一方である場合には透過させ、
入射された光が、前記第一波長帯であって、前記第一偏光状態、又は、前記第二偏光状態のうちの、他方である場合には反射させる構成であるものとしても構わない。
上記構成によれば、1/4波長板を利用して励起光の偏光状態を第一偏光状態から第二偏光状態に変換することができる。これにより、励起光をカラーホイールに入射させるとともに、カラーホイールで反射された励起光を蛍光体に入射させることができる。即ち、第二波長帯の光及び第三波長帯の光とともに、励起光をも時間的に分割して射出する光源装置を実現できる。
上記構成において、
前記偏光ビームスプリッタは、入射された光が、前記第一波長帯であって、前記第一偏光状態である場合には透過させ、前記第二偏光状態である場合には反射させる構成であり、
前記蛍光体は、前記偏光ビームスプリッタにより反射された前記励起光が入射する構成であるものとしても構わない。
上記構成によれば、励起光源から射出される励起光は、偏光ビームスプリッタを透過して1/4波長板を経由し、カラーホイールの第二領域に入射することにより反射され、1/4波長板を再び経由する。これにより、励起光は、偏光状態を第一偏光状態から第二偏光状態に変換されるため、1/4波長板を経由前の段階では偏光ビームスプリッタを透過するのに対し、1/4波長板を二度経由した段階では偏光ビームスプリッタにより反射される。よって、励起光は、偏光ビームスプリッタにより反射されることによって蛍光体に入射することができる。
上記構成において、
前記偏光ビームスプリッタは、入射された光が、前記第一波長帯であって、前記第一偏光状態である場合には反射させ、前記第二偏光状態である場合には透過させる構成であり、
前記蛍光体は、前記偏光ビームスプリッタを透過した前記励起光が入射する構成であるものとしても構わない。
上記構成によれば、励起光源から射出される励起光は、偏光ビームスプリッタによって反射されて1/4波長板を経由し、カラーホイールの第二領域に入射することにより反射され、1/4波長板を再び経由する。これにより、励起光は、偏光状態を第一偏光状態から第二偏光状態に変換されるため、1/4波長板を経由前の段階では偏光ビームスプリッタによって反射されるのに対し、1/4波長板を二度経由した段階では偏光ビームスプリッタを透過する。よって、励起光は、偏光ビームスプリッタを透過することによって蛍光体に入射することができる。
上記構成において、
前記第一偏光状態はp偏光であり、前記第二偏光状態はs偏光であるものとしても構わない。
上記構成において、
前記励起光源は、青色領域の光を射出する半導体レーザ素子を含み、
前記第二波長帯の光は、緑色領域の光であり、
前記第三波長帯の光は、赤色領域の光であるものとしても構わない。
本発明の光源装置によれば、モーターによる駆動部の個数を減らすことができ、小型化を実現できるとともに、故障の確率を低減できる。
第一実施形態の光源装置の構成を示す模式図である。 第一実施形態の光源装置の構成を示す模式図である。 第一実施形態及び第二実施形態のカラーホイールを示す模式図である。 参考例の光源装置の構成を示す模式図である。 参考例の光源装置による作用効果を説明するためのグラフである。 第一実施形態の光源装置による作用効果を説明するためのグラフである。 第二実施形態の光源装置の構成を示す模式図である。 第三実施形態の光源装置の構成を示す模式図である。 第三実施形態のカラーホイールを示す模式図である。 従来の光源装置の構成を示す模式図である。
本発明の光源装置の実施形態につき、図面を参照して説明する。なお、各図において図面の寸法比と実際の寸法比は必ずしも一致しない。
(第一実施形態)
[光源装置の構成]
初めに、図1A、図1B、及び図2を参照して、第一実施形態における光源装置の構成について説明する。図1A及び図1Bは、第一実施形態の光源装置1の構成を示す模式図である。なお、詳細は後述するが、図1Aは、励起光、及び、蛍光から分離された赤色領域の光が空間光変調器へと進行する状態を示し、図1Bは、励起光、及び、蛍光から分離された緑色領域の光が空間光変調器へと進行する状態を示している。
光源装置1は、励起光源3、拡散板5、偏光ビームスプリッタ7、1/4波長板9、集光レンズ11、カラーホイール13、モーター15、ロッドレンズ17、集光レンズ19、及び、蛍光体21を有する。
励起光源3は、基板31と、当該基板31に実装された複数の半導体レーザ素子32とを含む。半導体レーザ素子32は、後述の蛍光体21を励起する励起光L1を発する。なお、図1A及び図1Bでは、図の便宜上、一つの半導体レーザ素子32から射出された励起光L1のみを図示している。
半導体レーザ素子32は、一定の偏光状態である励起光L1を射出する。本実施形態では、励起光L1は、直線偏光であり、励起光L1と偏光ビームスプリッタ7の面7Aに対する法線とを含む入射面(即ち、図1A及び図1Bの紙面と平行な面)に対し、平行な方向に電場が振動するp偏光である。なお、p偏光が「第一偏光状態」に対応する。
また、半導体レーザ素子32は、一例として、440〜470nmの波長の青色領域の光を射出する。なお、440〜470nmが「第一波長帯」の一例である。
半導体レーザ素子32から射出された励起光L1は、拡散板5に入射する。拡散板5は、励起光L1を拡散させる。これにより、後述の蛍光体21を照射する励起光L1の径(即ち、励起スポット)が調整される。なお、光源装置1は、拡散板5を有さないものとしても構わない。
励起光L1は、拡散板5を経由すると、偏光ビームスプリッタ7に入射する。図1A及び図1Bに示すように、偏光ビームスプリッタ7は、励起光源3と後述のカラーホイール13との間の光路上に配置されている。本実施形態では、偏光ビームスプリッタ7は、440〜470nmの波長の青色領域の光が入射すると、当該青色領域の光の偏光状態がp偏光である場合には透過し、s偏光である場合には反射する。また、本実施形態では、偏光ビームスプリッタ7は、青色領域以外の色領域の光が入射すると、当該光を反射する。
上記のように、半導体レーザ素子32から射出された励起光L1は、青色領域の光であり、p偏光である。そのため、半導体レーザ素子32から射出された励起光L1は、偏光ビームスプリッタ7を透過する。
励起光L1は、偏光ビームスプリッタ7を透過すると、1/4波長板9に入射する。1/4波長板9は、偏光ビームスプリッタ7と後述のカラーホイール13との間の光路上に配置されている。1/4波長板9は、互いに垂直な方向に振動する偏光に、1/4波長の位相差を与える位相板であり、直線偏光を円偏光に、円偏光を直線偏光に変換する。励起光L1は、偏光ビームスプリッタ7を透過して、1/4波長板9を経由すると、直線偏光(具体的には、p偏光)から円偏光に変換される。
励起光L1は、1/4波長板9から射出されると、集光レンズ11によってカラーホイール13に集光される。カラーホイール13は、モーター15によって回転駆動する。以下、図2を参照して、カラーホイール13について説明する。
図2は、カラーホイール13を図1A及び図1Bの紙面右方向にみたときの模式図である。図2に示すように、カラーホイール13は、第一領域131と第二領域132とを有する。
第一領域131は、青色領域の励起光L1を透過し、青色領域以外の色領域の光を反射する領域である。第二領域132は、励起光L1を反射する領域であり、赤色透過領域133と、緑色透過領域134とに分割される。赤色透過領域133は、赤色領域の光を透過し、緑色領域の光を反射する領域である。緑色透過領域134は、緑色領域の光を透過し、赤色領域の光を反射する領域である。
なお、本実施形態において、赤色領域の光は、一例として580〜650nmの光であり、緑色領域の光は、一例として480〜570nmの光である。480〜570nmが「第二波長帯」の一例であり、580〜650nmが「第三波長帯」の一例である。
図1A及び図1Bに戻って説明を続ける。上記のように、カラーホイール13は、モーター15によって回転駆動する。励起光L1は、カラーホイール13のうち第一領域131に入射すると、当該カラーホイール13を透過し、カラーホイール13の後段に配置されたロッドレンズ17に入射する。ロッドレンズ17は、入射した光を複数回反射させることによって、光強度分布を均一化する。励起光L1は、ロッドレンズ17を経由すると、図示省略した空間光変調器を照射する。なお、ロッドレンズ17以後の光学系が「後段光学系」に対応する。
一方、励起光L1は、カラーホイール13のうち第二領域132に入射すると、当該第二領域132によって反射され、集光レンズ11に向かって進行する。励起光L1は、集光レンズ11に入射すると、平行光束に変換され、1/4波長板9に再び入射する。
上記のように、励起光L1は、1回目の1/4波長板9の経由により、偏光状態を直線偏光(具体的には、p偏光)から円偏光に変換されている。励起光L1は、カラーホイール13の第二領域132によって反射され、1/4波長板9を再び経由すると、円偏光から直線偏光(具体的には、s偏光)に変換される。
励起光L1は、1/4波長板9から射出されると、偏光ビームスプリッタ7に入射する。上記のように、偏光ビームスプリッタ7は、青色領域のs偏光を反射する。そのため、励起光L1は、偏光ビームスプリッタ7に入射すると、当該偏光ビームスプリッタ7によって反射され、集光レンズ19によって蛍光体21に集光される。
蛍光体21は、固定式の蛍光体である。蛍光体21は、励起光L1が入射すると励起され、赤色領域の光と緑色領域の光とを含む蛍光L2を発する。蛍光L2は、集光レンズ19によって平行光束に変換され、偏光ビームスプリッタ7に入射する。
上記のように、偏光ビームスプリッタ7は、青色領域以外の色領域の光を反射する。そのため、蛍光L2は、偏光ビームスプリッタ7によって反射され、1/4波長板9と集光レンズ11とを経由して、カラーホイール13に入射する。なお、蛍光体21から発せられる蛍光L2は、一定の偏光状態を有さない。即ち、蛍光L2は、偏光状態が揃っていない。そのため、1/4波長板9は、蛍光L2の偏光状態に対して作用を及ぼさない。
蛍光L2は、カラーホイール13のうち赤色透過領域133(図2参照)に入射すると、図1Aに示すように、赤色領域の光L3(二点鎖線)がカラーホイール13を透過し、緑色領域の光L4(破線)が当該赤色透過領域133により反射される。赤色領域の光L3は、カラーホイール13を透過すると、ロッドレンズ17を経由して、図示省略した空間光変調器を照射する。
一方、蛍光L2は、カラーホイール13のうち緑色透過領域134(図2参照)に入射すると、図1Bに示すように、緑色領域の光L4(破線)がカラーホイール13を透過し、赤色領域の光L3(二点鎖線)が緑色透過領域134により反射される。緑色領域の光L4は、カラーホイール13を透過すると、ロッドレンズ17を経由して、図示省略した空間光変調器を照射する。
なお、蛍光L2は、カラーホイール13の第一領域131(図2参照)に入射すると、当該第一領域131によって反射される。
[作用効果]
以下、第一実施形態の光源装置1による作用効果を説明する。
第一実施形態の光源装置1によれば、青色領域の励起光L1は、カラーホイール13のうち第一領域131を透過して、ロッドレンズ17に入射する。赤色領域の光L3は、カラーホイール13のうち赤色透過領域133を透過して、ロッドレンズ17に入射する。緑色領域の光L4は、カラーホイール13のうち緑色透過領域134を透過して、ロッドレンズ17に入射する。これにより、青色領域の励起光L1、赤色領域の光L3、及び、緑色領域の光L4を時間的に分割して射出する光源装置1を実現できる。
また、上記のように、光源装置1は、固定式の蛍光体21を利用する。そのため、回転式の蛍光ホイールを使用する場合に比べ、モーターによる駆動部の個数を減らすことができ、光源装置の小型化を実現できるとともに、故障の確率を低減できる。
また、本発明者は、白色光を発する蛍光体を使用して白色光を生成し、カラーホイールによって当該白色光を時間的に分割する光源装置(以下、参考例の光源装置と呼ぶ)を構成し、本実施形態の光源装置1と比較した。すると、本実施形態の光源装置1によれば、参考例の光源装置に比べて光の利用効率が上がることが分かった。図3及び図4を参照して詳細に説明する。
図3は、参考例の光源装置90の構成を示す模式図である。参考例の光源装置90は、図示省略した蛍光体によって白色光LWを生成し、当該白色光LWを、カラーホイール91によって、赤色領域の光、緑色領域の光、及び、青色領域の光に時間的に分割して射出する。
カラーホイール91は、赤色領域の光を透過して、緑色領域の光及び青色領域の光を反射する赤色透過領域911と、緑色領域の光を透過して、赤色領域の光及び青色領域の光を反射する赤色透過領域912と、青色領域の光を透過して、赤色領域の光及び緑色領域の光を反射する青色透過領域913とを有する。白色光LWは、赤色透過領域911に入射すると、赤色領域の光が分離され、緑色透過領域912に入射すると、緑色領域の光が分離され、青色透過領域913に入射すると、青色領域の光が分離されて、各光が空間光変調器93を照射し、投射レンズ95に入射する。なお、図3では、白色光LWが赤色透過領域911に入射し、赤色領域の光L3が空間光変調器93及び投射レンズ95を経由した状態を示している。
図4Aは、参考例の光源装置90における光利用効率を示すグラフである。図4Aにおいて、縦軸は、光の強度を示し、励起光の強度を100%としたときの各光の強度(%)を示す。
図4A示すように、励起光の強度を100%としたとき、蛍光体によって発せられる白色光LWの強度は、65.4%である。これは、蛍光体の変換効率が65.4%であることを示す。なお、65.4%の白色光のうち、16.1%が青色光であり、49.3%が黄色の蛍光である。
また、白色光LWがカラーホイール91によって時間的に分離されると、分離後の光の強度は、21.8%であり、分離前の強度の約1/3となっていることが分かる。これは、カラーホイール91が、白色光LWのうち赤色、緑色、及び青色のうちの一色の光だけを分離して利用し、他の色の光を利用しないことに起因する。なお、21.8%の白色光のうち、5.4%が青色光であり、16.4%が黄色の蛍光である。以上のように、参考例の光源装置90では、励起光の強度を100%とすると、21.8%の強度の白色光しか利用できないことが分かる。
一方、図4Bに第一実施形態の光源装置1における光利用効率を示すグラフを示す。図4Bにおいても、縦軸は、光の強度を示し、励起光L1の強度を100%としたときの各光の強度(%)を示す。
図4Bに示すように、励起光L1の強度を100%としたとき、8.5%の励起光L1がカラーホイール13を透過し、91.5%の励起光L1がカラーホイール13により反射され、蛍光体21に向かう。8.5%の励起光L1は、空間光変調器の照射にそのまま利用される。一方、91.5%の励起光L1は、蛍光体21により蛍光L2に変換される。蛍光L2の強度は、50.9%である。蛍光L2は、カラーホイール13により、赤色または緑色の光に分離されて利用される。50.9%の蛍光L2のうち、25.5%の蛍光L2が空間光変調器の照射に利用される。
即ち、励起光L1の強度を100%とすると、参考例の光源装置90では21.8%の強度の白色光しか利用できていなかったのに対し、第一実施形態の光源装置1によれば、34.0(8.5+25.5)%の強度の白色光を利用できていることが分かる。これは、第一実施形態の光源装置1は、参考例の光源装置90に比べて、同一強度の励起光を利用して、より明るい光を射出できることを示している。即ち、第一実施形態の光源装置1は、光の利用効率が高いことを示している。
さらに、本実施形態の光源装置1によれば、半導体レーザ素子32から射出された励起光L1がカラーホイール13の第一領域131に入射するとき、蛍光体21は当該励起光L1によって励起されない。そのため、蛍光体として固定式の蛍光体21を使用した場合であっても、当該蛍光体21が励起光L1によって常に励起されることを防ぐことができ、蛍光体21の損傷を抑制できる。
(第二実施形態)
続いて、図5を参照して、第二実施形態における光源装置の構成について説明する。なお、第二実施形態において、第一実施形態の光源装置1と同様の構成については、同一符号を付し、説明を省略する。
[光源装置の構成]
図5は、第二実施形態の光源装置50の構成を示す模式図である。なお、詳細は後述するが、図5は、励起光、及び、蛍光から分離された赤色領域の光が空間光変調器へと進行する状態を示している。第二実施形態の光源装置50は、第一実施形態の光源装置1と比較して、偏光ビームスプリッタ7に代わり偏光ビームスプリッタ51を備える点と、蛍光体21及び励起光源3の配置位置とが異なる。以下、第二実施形態の光源装置50について、第一実施形態と異なる点について重点的に説明する。
半導体レーザ素子32は、励起光L1を射出する。励起光L1は、青色領域のp偏光である。励起光L1は、拡散板5により拡散され、偏光ビームスプリッタ51に入射する。
偏光ビームスプリッタ51は、青色領域の光が入射すると、当該青色領域の光の偏光状態がp偏光である場合には反射し、s偏光である場合には透過する。また、本実施形態では、偏光ビームスプリッタ51は、青色領域以外の色領域の光が入射すると、当該光を透過する。
上記のように、励起光L1は、青色領域のp偏光である。そのため、励起光L1は、偏光ビームスプリッタ51によって反射され、1/4波長板9に入射する。励起光L1は、1/4波長板9を経由すると、直線偏光(具体的には、p偏光)から円偏光に変換され、集光レンズ11によってカラーホイール13に集光される。
励起光L1は、カラーホイール13のうち第一領域131(図2参照)に入射すると、当該第一領域131を透過し、ロッドレンズ17を経由して、図示省略した空間光変調器を照射する。
一方、励起光L1は、カラーホイール13のうち第二領域132(図2参照)に入射すると、当該第二領域132によって反射され、集光レンズ11を経由して、1/4波長板9に入射する。励起光L1は、1/4波長板9を経由すると、円偏光から直線偏光(具体的には、s偏光)に変換され、偏光ビームスプリッタ51に入射する。
上記のように、偏光ビームスプリッタ51は、青色領域のs偏光を透過する。そのため、励起光L1は、偏光ビームスプリッタ51を透過し、集光レンズ19によって蛍光体21に集光される。
蛍光体21は、励起光L1によって励起され、蛍光L2を発する。蛍光L2は、集光レンズ19によって平行光束に変換され、偏光ビームスプリッタ51に入射する。
上記のように、偏光ビームスプリッタ51は、青色領域以外の色領域の光を透過する。そのため、蛍光L2は、偏光ビームスプリッタ51を透過し、1/4波長板9及び集光レンズ11を経由して、カラーホイール13に入射する。なお、蛍光L2は、一定の偏光状態を有さないため、1/4波長板9は、蛍光L2の偏光状態に対して作用を及ぼさない。
蛍光L2は、カラーホイール13のうち赤色透過領域133(図2参照)に入射すると、図5に示すように、赤色領域の光L3が、蛍光L2から分離され、ロッドレンズ17を経由して、図示省略した空間光変調器を照射する。
一方、蛍光L2は、カラーホイール13のうち緑色透過領域134(図2参照)に入射すると、図示省略するが、緑色領域の光L4が、蛍光L2から分離され、ロッドレンズ17を経由して、図示省略した空間光変調器を照射する。
なお、蛍光L2は、カラーホイール13の第一領域131(図2参照)に入射すると、当該第一領域131によって反射される。
第二実施形態の光源装置50によっても、第一実施形態と同様の作用効果を奏するのは勿論である。
(第三実施形態)
続いて、図6及び図7を参照して、第三実施形態における光源装置の構成について説明する。なお、第三実施形態において、第一実施形態の光源装置1と同様の構成については、同一符号を付し、説明を省略する。
[光源装置の構成]
図6は、第三実施形態の光源装置60の構成を示す模式図である。半導体レーザ素子32は、青色領域の励起光L1を射出する。第三実施形態において、励起光は、偏光状態が一定であっても構わないし、一定でなくても構わない。また、偏光状態が一定であるとき、直線偏光(p偏光又はs偏光)であっても構わないし、円偏光であっても構わない。
励起光L1は、集光レンズ61によってカラーホイール63に集光される。カラーホイール63は、モーター72によって回転駆動する。図7にカラーホイール63の模式図を示す。図7に示すように、カラーホイール63は、第一領域631と、第二領域632とを有する。
第一領域631は、励起光L1を透過する領域であり、赤色透過領域633と、緑色透過領域634とに分割される。赤色透過領域633は、赤色領域の光を透過し、緑色領域の光を反射する領域である。緑色透過領域634は、緑色領域の光を透過し、赤色領域の光を反射する領域である。第二領域632は、青色領域の光、赤色領域の光、及び、緑色領域の光を反射する領域である。
図6に戻って説明を続ける。励起光L1は、カラーホイール63のうち、第二領域632に入射すると、当該第二領域632によって反射され、集光レンズ(70、71)、及び、ロッドレンズ17を経由して、図示省略した空間光変調器に入射する。
一方、励起光L1は、カラーホイール63のうち、第一領域631に入射すると、当該第一領域631を透過し、集光レンズ64、及び、反射ミラー(65、66)を経由して、ダイクロイックミラー67に入射する。
ダイクロイックミラー67は、青色領域の光を反射し、青色領域以外の色領域の光を透過する。そのため、励起光L1は、ダイクロイックミラー67によって反射され、集光レンズ68によって蛍光体21に集光される。
蛍光体21は、蛍光L2を生成する。蛍光L2は、集光レンズ68を経由してダイクロイックミラー67を透過し、集光レンズ69によってカラーホイール63に集光される。
蛍光L2は、カラーホイール63のうち赤色透過領域633(図7参照)に入射すると、赤色領域の光L3がカラーホイール63を透過し、緑色領域の光が当該赤色透過領域633により反射される。赤色領域の光L3は、カラーホイール63を透過すると、集光レンズ(70、71)、及び、ロッドレンズ17を経由して、図示省略した空間光変調器を照射する。
一方、蛍光L2は、カラーホイール63のうち緑色透過領域634(図7参照)に入射すると、緑色領域の光L4がカラーホイール63を透過し、赤色領域の光が当該緑色透過領域634により反射される。緑色領域の光L4は、カラーホイール63を透過すると、集光レンズ(70、71)、及び、ロッドレンズ17を経由して、図示省略した空間光変調器を照射する。
なお、蛍光L2は、カラーホイール63のうち第二領域632(図7参照)に入射すると、当該第二領域632によって反射される。
第三実施形態の光源装置60によっても、第一実施形態と同様の作用効果を奏するのは勿論である。
[別実施形態]
以下、別実施形態につき説明する。
〈1〉第一実施形態において、半導体レーザ素子32は、p偏光の励起光L1を射出すると説明したが、s偏光の励起光を射出する構成であっても構わない。この場合、偏光ビームスプリッタ7は、青色領域のs偏光を透過し、青色領域のp偏光を反射し、青色領域と異なる色領域の光を反射するものとしても構わない。
〈2〉第二実施形態において、半導体レーザ素子32は、s偏光の励起光を射出する構成であっても構わない。この場合、偏光ビームスプリッタ51は、青色領域のs偏光を反射し、青色領域のp偏光を透過し、青色領域と異なる色領域の光を透過するものとしても構わない。
〈3〉第一実施形態から第三実施形態において、「光を透過する」とは、当該光を反射する割合に比べ、透過する割合が大きいことを指し、「光を反射する」とは、当該光を透過する割合に比べ、反射する割合が大きいことを指しても構わない。換言すると、「光を透過する」とは、当該光を100%透過することを含むし、また、例えば、当該光を90%透過し、10%反射することも含む。「光を反射する」についても同様である。
〈4〉第一実施形態及び第二実施形態において、半導体レーザ素子32は、偏光状態が一定である励起光L1(より具体的には、p偏光の励起光L1)を射出すると説明したが、これに限らない。例えば、半導体レーザ素子32は、偏光状態が揃っていない励起光L1を射出し、当該励起光L1が偏光板を経由することによって一定の偏光状態(例えば、p偏光)を有するように変換されても構わない。
〈5〉第一実施形態から第三実施形態の光源装置は、一例として、プロジェクタの光源装置として使用されるが、他の装置の光源として使用しても構わない。
1 : 第一実施形態の光源装置
3 : 励起光源
31 : 基板
32 : 半導体レーザ素子
5 : 拡散板
7 : 偏光ビームスプリッタ
9 : 1/4波長板
11、19 : 集光レンズ
13 : カラーホイール
131 : 第一領域
132 : 第二領域
133 : 赤色透過領域
134 : 緑色透過領域
15 : モーター
17 : ロッドレンズ
21 : 蛍光体
50 : 第二実施形態の光源装置
51 : 第二実施形態の偏光ビームスプリッタ
60 : 第三実施形態の光源装置
63 : 第三実施形態のカラーホイール
631 : 第一領域
632 : 第二領域
633 : 赤色透過領域
634 : 緑色透過領域
67 : ダイクロイックミラー

Claims (6)

  1. 第一波長帯の励起光を発する励起光源と、前記励起光が入射されると第二波長帯の光及び第三波長帯の光を含む蛍光を発する固定式の蛍光体と、回転式のカラーホイールと、前記カラーホイールの後段に配置された後段光学系とを備え、
    前記カラーホイールは、前記励起光を透過する第一領域と、前記励起光を反射する第二領域とを有し、
    前記蛍光体は、前記カラーホイールの前記第一領域又は前記第二領域のうちの一方を経由した前記励起光が入射される構成であり、
    前記後段光学系は、前記カラーホイールの前記第一領域又は前記第二領域のうちの他方を経由した前記励起光が入射される構成であり、
    前記カラーホイールは、前記第一領域及び前記第二領域のうち、入射された前記励起光を前記蛍光体に向かわせる領域において、前記第二波長帯の光を透過して前記第三波長帯の光を反射する領域と、前記第三波長帯の光を透過して前記第二波長帯の光を反射する領域とに分割されていることを特徴とする光源装置。
  2. 前記励起光源と前記カラーホイールとの間の光路上に配置された、偏光ビームスプリッタと、
    前記偏光ビームスプリッタと前記カラーホイールとの間の光路上に配置された、1/4波長板と、をさらに有し、
    前記励起光源は、第一偏光状態の前記励起光を射出する構成であり、
    前記偏光ビームスプリッタは、
    入射された光が、前記第一波長帯であって、前記第一偏光状態、又は、前記第一偏光状態とは異なる第二偏光状態のうちの、いずれか一方である場合には透過させ、
    入射された光が、前記第一波長帯であって、前記第一偏光状態、又は、前記第二偏光状態のうちの、他方である場合には反射させる構成であることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記偏光ビームスプリッタは、入射された光が、前記第一波長帯であって、前記第一偏光状態である場合には透過させ、前記第二偏光状態である場合には反射させる構成であり、
    前記蛍光体は、前記偏光ビームスプリッタにより反射された前記励起光が入射する構成であることを特徴とする請求項2に記載の光源装置。
  4. 前記偏光ビームスプリッタは、入射された光が、前記第一波長帯であって、前記第一偏光状態である場合には反射させ、前記第二偏光状態である場合には透過させる構成であり、
    前記蛍光体は、前記偏光ビームスプリッタを透過した前記励起光が入射する構成であることを特徴とする請求項2に記載の光源装置。
  5. 前記第一偏光状態はp偏光であり、前記第二偏光状態はs偏光であることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の光源装置。
  6. 前記励起光源は、青色領域の光を射出する半導体レーザ素子を含み、
    前記第二波長帯の光は、緑色領域の光であり、
    前記第三波長帯の光は、赤色領域の光であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光源装置。
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