JP2018059671A - 冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】給水タンクの容量を増やすことが可能な冷蔵庫を提供する。【解決手段】冷蔵庫本体に回動可能に支持される冷蔵室ドア2と、冷蔵室ドア2の表側に設けられるディスペンサと、冷蔵室ドア2の内側に設けられる給水タンク12と、給水タンク12内の水を汲み上げてディスペンサに供給するポンプユニットPUと、を備えた冷蔵庫において、給水タンク12は、側部ライナ6a,6b間の冷蔵室ドア2の全幅に渡って形成され、ポンプユニットPUは、給水タンク12の上方に設置されている。【選択図】図3
Description
本発明は、ディスペンサ機能を備えた冷蔵庫に関する。
特許文献1には、例えば、冷蔵室の扉の表側に扉を開けずに飲用水を供給できるようにしたディスペンサ(ウォータディスペンサ)と、その扉の内側にディスペンサに供給する水を溜めておく給水タンクと、を備えた冷蔵庫が記載されている。
しかしながら、特許文献1に記載の冷蔵庫では、給水タンクを扉の横(幅方向)からスライドさせて設置する構成であるため、給水タンク内の水を吸い込むためのポンプを、給水タンクのスライド方向の奥側に設置する必要があった。このため、給水タンクの容量を増やすことができないという課題があった。
本発明は、前記した従来の課題を解決するものであり、タンクの容量を増やすことが可能な冷蔵庫を提供することを目的とする。
本発明は、冷蔵庫本体に回動可能に支持される扉と、前記扉の表側に設けられるディスペンサと、前記扉の内側に設けられ、飲料を貯溜するタンクと、前記タンク内の飲料を汲み上げて前記ディスペンサ側に供給するポンプユニットと、を備えた冷蔵庫において、前記タンクは、前記扉の全幅に渡って形成され、前記ポンプユニットは、前記タンクの上方または下方に設置されていることを特徴とする。
本発明によれば、タンクの容量を増やすことが可能な冷蔵庫を提供できる。
以下、本実施形態に係る冷蔵庫について、図1ないし図16を参照して説明する。なお、以下では、4枚ドアを備えた冷蔵庫を例に挙げて説明するが、このタイプの冷蔵庫に限定されるものではなく、3枚以下のドア、5枚以上のドアなど冷蔵室を備えた冷蔵庫に適用することができる。なお、以下の各実施形態において、同様の構成については、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る冷蔵庫の外観正面図である。
図1に示すように、第1実施形態に係る冷蔵庫1は、貯蔵室が上下左右に大きく分割された構造を有し、冷蔵室1aと冷凍室1bとが上下に分割されたタイプである。冷蔵室1aには、観音開き式の冷蔵室ドア2,3が設けられ、冷凍室1bには、観音開き式の冷凍室ドア4,5が設けられている。また、冷蔵室ドア2,3および冷凍室ドア4,5には、それぞれ冷蔵室ドア2,3および冷凍室ドア4,5を開閉する際に手で把持して操作されるハンドルH2,H3,H4,H5が設けられている。
図1は、第1実施形態に係る冷蔵庫の外観正面図である。
図1に示すように、第1実施形態に係る冷蔵庫1は、貯蔵室が上下左右に大きく分割された構造を有し、冷蔵室1aと冷凍室1bとが上下に分割されたタイプである。冷蔵室1aには、観音開き式の冷蔵室ドア2,3が設けられ、冷凍室1bには、観音開き式の冷凍室ドア4,5が設けられている。また、冷蔵室ドア2,3および冷凍室ドア4,5には、それぞれ冷蔵室ドア2,3および冷凍室ドア4,5を開閉する際に手で把持して操作されるハンドルH2,H3,H4,H5が設けられている。
左側の冷蔵室ドア2(開閉扉)の表面(表側)2aには、給水用のディスペンサ100が設けられている。このディスペンサ100は、冷蔵室ドア2を開けることなくグラスなどの容器に水を供給できるようになっている。さらに説明すると、冷蔵室ドア2の表面2aには、正面視において略四角形状の窪み部2bが形成され、この窪み部2b内の奥側上部に平面視矩形状のディスペンサエバー101が設けられている。このディスペンサエバー101は、例えば、その上端部に設けられた軸を介して前後方向に回動可能に支持されており、手に持った容器をディスペンサエバー101に押し当てることにより、ディスペンサエバー101の手前の天井部に設けられた吐出口(不図示)から容器内に給水されるようになっている。
また、ディスペンサ100は、手に持った容器をディスペンサエバー101に押し当てたときに、肘が直角に曲がる高さ位置に設けられ、利用者にとって使い易い位置に設定されている。
図2は、第1実施形態に係る冷蔵庫の内部を示す斜視図である。
図2に示すように、冷蔵庫1は、冷蔵庫本体10と、冷蔵室ドア2,3と、冷凍室ドア4,5とで構成されている。冷蔵室ドア2,3は、冷蔵庫本体10に形成された冷蔵室1aの前面開口を開閉する。冷蔵室ドア4,5は、冷蔵庫本体10に形成された冷凍室1bの前面開口を開閉する。
図2に示すように、冷蔵庫1は、冷蔵庫本体10と、冷蔵室ドア2,3と、冷凍室ドア4,5とで構成されている。冷蔵室ドア2,3は、冷蔵庫本体10に形成された冷蔵室1aの前面開口を開閉する。冷蔵室ドア4,5は、冷蔵庫本体10に形成された冷凍室1bの前面開口を開閉する。
冷蔵庫本体10は、外郭を成す外箱10aと、冷蔵室1a、冷凍室1bの各貯蔵室を構成する内箱10bとで構成され、内部に発泡断熱材を充填した断熱箱体によって構成されている。また、冷蔵庫本体10は、冷蔵室1aと冷凍室1bとの間に断熱仕切壁10cを備えている。
発泡断熱材(ウレタンフォーム断熱材)としては、硬質ウレタンフォームなどが選択され、冷蔵庫本体10の内部に注入したウレタンフォーム原液(発泡断熱材の原料液)を充填して発泡させた後、硬化させることで構成されている。なお、ウレタンフォーム原液としては、例えば、ポリエーテルポリオールに、シクロペンタン、水などの発泡剤、さらには触媒、整泡剤などの助剤をプレミックスした液と、イソシアネート液とを混合した液体が挙げられる。
また、冷蔵室1aの最下段には、野菜等の生鮮食品を収納する引き出し式の野菜ケース10eが設けられている。野菜ケース10eの上方には、上下に間隔を置いて配置された仕切棚10dが設けられている。
なお、冷蔵庫1は、図示しない冷凍サイクル装置を備え、冷蔵室1aを冷蔵温度帯、冷凍室1bを冷凍温度帯に設定できるように構成されている。冷凍サイクル装置は、圧縮機,凝縮器,キャピラリチューブ(減圧装置)および冷媒の気化熱を奪い冷却源となる蒸発器を備え、冷媒が、圧縮機、凝縮器、キャピラリチューブ、蒸発器、そして再び圧縮機の順に流れるように構成されている。
冷蔵室ドア2の内側には、合成樹脂材料で凹状に形成されたライナ6が設けられている。このライナ6は、冷蔵室ドア2の周縁部近傍において、左右両側に位置して上下方向に延びる側部ライナ6a,6bと、下端に位置して左右方向(幅方向)に延びる下部ライナ6cと、上端に位置して左右方向(幅方向)に延びる上部ライナ6dと、が裏側に突出するようにして構成されている。また、ライナ6には、ポケット形状の棚7,7,7が上下に間隔を置いて取り付けられ、収納部として構成されている。
なお、冷蔵室ドア3についても、同様にしてライナ6が設けられ、ライナ6にポケット形状の棚7,7,7が複数段設けられて収納部として構成されている。また、冷凍室ドア4については、同様にしてライナ6が設けられ、ライナ6に製氷器8および氷収納ケース9が取り付けられている。また、冷凍室ドア5については、同様してライナ6が設けられ、ライナ6に収納部が構成されている。
冷蔵室ドア2には、冷蔵室ドア2,3を閉じたときに、冷蔵室ドア2,3の間からの冷気の漏出を防止する回転仕切りSが設けられている。この回転仕切りSは、側部ライナ6aの外側において上下方向に沿って設けられている。また、回転仕切りSは、ねじりコイルバネの付勢力およびガイドにより揺動自在に構成され、冷蔵室ドア2の開放時には冷蔵室ドア2の厚み方向に回動し利用者の邪魔にならにないように構成されている。なお、冷凍室ドア4にも同様な構造の回転仕切りS1が設けられ、冷凍室ドア4,5を閉じたときの冷気の漏出を防止するように構成されている。
また、冷蔵室ドア2の内側には、ディスペンサ100に水(飲料)を供給するための給水タンク20が設けられている。この給水タンク12は、冷蔵室ドア2の最下段に設けられている。このように、給水タンク12が冷蔵室1a内(冷蔵室ドア2内)に設けられているので、給水タンク12内に蓄えられている水も冷却されており、給水タンク12からディスペンサ100へは冷水が供給されるようになっている。
図3は、冷蔵室ドアの内側の拡大斜視図である。なお、図3では、給水タンク12のロックが解除された状態を示している。また、図3では、冷蔵室ドア2のライナ6に取り付けられる棚7を取り外した状態を図示している。
図3に示すように、給水タンク12は、ライナ6の側部ライナ6aと側部ライナ6bとの間の凹部に嵌る形状を有している。また、給水タンク12は、側部ライナ6aの内壁面6a1から側部ライナ6bの内壁面6b1までの全幅に渡って設けられる形状を有している。このように、内壁面6a1から内壁面6b1までの全体(冷蔵室ドア2の全幅)に渡って給水タンク12が配置されることで、給水タンク12の容量を従来よりも増加させることができる。
図3に示すように、給水タンク12は、ライナ6の側部ライナ6aと側部ライナ6bとの間の凹部に嵌る形状を有している。また、給水タンク12は、側部ライナ6aの内壁面6a1から側部ライナ6bの内壁面6b1までの全幅に渡って設けられる形状を有している。このように、内壁面6a1から内壁面6b1までの全体(冷蔵室ドア2の全幅)に渡って給水タンク12が配置されることで、給水タンク12の容量を従来よりも増加させることができる。
また、給水タンク12の上方には、給水タンク12内の水を汲み上げてディスペンサ100(図1参照)に供給するポンプユニットPUが設けられている。このポンプユニットPUは、ポンプ13と、給水タンク12側と接続されるチューブ15と、ディスペンサ100側と接続されるチューブ16と、を備えて構成されている。なお、ポンプ13は、ギアポンプなどの公知の方法によって構成されている。
また、図示していないが、冷蔵室ドア2の内部には、ポンプユニットPUと接続されるモータユニットが設けられている。すなわち、ポンプユニットPUは、モータユニットを介してディスペンサ100と接続されている。モータユニットは、ポンプユニットPUで汲み上げられた水をディスペンサ100の高さまで持ち上げてディスペンサ100から吐出させる機能を有し、エアポンプなどの公知の方法によって構成されている。なお、本実施形態では、ポンプユニットPUとモータユニット(不図示)とで吐出手段が構成されている。
チューブ15は、吸込パイプ23と接続される接続口15aが形成されている。この接続口15aには、図示しないオーリングなどのシール部材が設けられ、吸込パイプ23と接続口15aとの間において水漏れしないように、かつ、ポンプ13内に空気を巻き込まないように構成されている。チューブ16は、冷蔵室ドア2の内部を通って、ディスペンサ100の上部に設けられた吐出口(不図示)と接続されている。
また、給水タンク12の上方には、ポンプユニットPUの設置空間を覆うポンプカバー17が取り付けられている。なお、図3では、ポンプカバー17を一部切り欠いた状態を図示しているが、図2では、ポンプカバー17の全体が図示されている。
ポンプカバー17は、ポンプユニットPUの前面側に位置する前板17aと、ポンプユニットPUの上面側に位置する上板17bと、ポンプユニットPUの左右両側に位置する側板17c,17dと、を有して、ライナ6に固定されている。また、ポンプカバー17は、給水タンク12の導入部22bの形状を逃げるように、前板17aを切り欠いて形成された前面切欠部17eと、上板17bを切り欠いて形成された上面切欠部17fと、を有している。
ディスペンサエバー101には、吐出操作されたことを検知する検知手段が設けられており、検知手段によってディスペンサエバー101が操作されたことを、図示しない制御部が検知すると、ポンプユニットPU(図3参照)のモータを駆動させて、給水タンク12(図2参照)内の水を汲み上げて、そしてモータユニットのモータを駆動させて、汲み上げた水をディスペンサ100の高さまで持ち上げて、ディスペンサ100の図示しない吐出口から給水を行うようになっている。また、ディスペンサエバー101の操作が解除されたことを、図示しない制御部が検知すると、ポンプユニットPUおよびモータユニットを停止させて給水を停止する。
図4は、給水タンクの外観斜視図を示し、蓋が閉じた状態、図5は、給水タンクの外観斜視図を示し、蓋が開いた状態である。
図4に示すように、給水タンク12は、水を溜めるタンク本体21と、このタンク本体21の上部を覆う蓋体22と、タンク本体21内の水を吸い込む吸込パイプ23と、を備えている。
図4に示すように、給水タンク12は、水を溜めるタンク本体21と、このタンク本体21の上部を覆う蓋体22と、タンク本体21内の水を吸い込む吸込パイプ23と、を備えている。
タンク本体21は、例えば、内部の水量が外側から視認できるように透明な樹脂製の材料で形成され、略直方体形状を呈するように形成されている。また、タンク本体21は、蓋体22が取り付けられる上面が開放する形状を有している。
蓋体22は、例えば白色を呈する樹脂製の材料で形成され、タンク本体21の上部を覆う略矩形状の蓋部22aと、タンク本体21内に水を導入するための導入部22bと、を有している。また、蓋体22は、図示しないパッキンを介してタンク本体21に取り付けられ、給水タンク12の運搬時や冷蔵室ドア2の開閉時に、給水タンク12から水漏れしないように構成されている。
タンク本体21の前面21aには、給水タンク12を運搬する際や給水タンク12を冷蔵室ドア2に対して着脱する際に取扱いを容易にするための手掛け部21bが形成されている。この手掛け部21bは、タンク本体21の前面21aに対して凹むようにして形成され、手を鉛直方向(上下方向)の下から上に挿入して保持できるように構成されている。
この手掛け部21bを設けることにより、下から手で支えながら給水タンク12を出し入れできるので、補給後の給水タンク12で重量が重い場合でも出し入れが容易になる。また、手掛け部21bに対して、指を上から下に向けて出し入れするタイプのものや給水タンクの両側部を保持して出し入れするタイプと比べて使用者は給水タンク12を確実に保持することができ、給水タンク12を出し入れする際に給水タンク20が手から滑り落ちるのを防止できる。また、手掛け部21bがタンク本体21側に形成されているので、給水タンク12を取り外す際に蓋体22が外れるといった事象が発生するのを防止できる。
また、タンク本体21の側面(図示左側面)21cには、冷蔵室ドア2の側部ライナ6aに形成された突起部6a2(図3参照)と嵌合する嵌合凹部21eが形成されている。この嵌合凹部21eは、上下方向にタンク本体21の高さの半分の長さに延びて形成され、タンク本体21の下部に位置している。また、嵌合凹部21eは、タンク本体21の下端部から上方に向けて延びて形成されている。このように、嵌合凹部21eをタンク本体21の全体に形成するのではなく、高さの半分程度にすることで、給水タンク12の容積が大きく減るのを抑制することができる。
また、タンク本体21の前面21aには、給水タンク12を冷蔵室ドア2(図3参照)にロックする際にロック部材30(図6参照)と重なるロック凹部21fが形成されている。このロック凹部21fは、前面21aの角部(図示右側の角)において、略矩形状にタンク本体21の内側に窪むようにして形成されている。また、ロック凹部21fは、タンク本体21の下端部から上方に延び、蓋部22aの近傍まで延びて形成されている。
蓋部22aは、前側に奥側よりも高く形成された土手部22cが形成されている。この土手部22cは、タンク本体21の幅方向の全体に渡って形成されている。
導入部22bは、土手部22cの幅方向において冷蔵室ドア2のハンドルH2(図1参照)側寄りに位置しているので、冷蔵室ドア2の回動軸g(図2参照)給水タンク12が冷蔵室ドア2に取り付けられた状態での給水が容易になる。
導入部22bは、土手部22cを含む蓋部22aから上方に突出して形成され、タンク本体21内に水を案内する案内部材22dと、この案内部材22dに開閉可能に取り付けられる水受け22eと、を有して構成されている。
また、導入部22bは、水受け22eの両側に土手部22cから水受け22eの上端まで延びる隙間覆い部22fを有している。この隙間覆い部22fによって、給水タンク12が冷蔵室ドア2に取り付けられたときに形成される隙間を覆って、外部からポンプカバー17内を視認できなくなる。
案内部材22dは、略半円筒状に形成された筒体22d1と、筒体22d1の上面を覆う上面部22d2と、を有している。
水受け22eは、案内部材22dによって形成された開口を塞ぐ形状であり、図4の状態において、前面に位置する前板22e1と、上面に位置する上板22e2と、を有している。上板22e2の外面には、水受け22eを開け易くするための突起部22e3が形成されている。
図5に示すように、水受け22eは、案内部材22dに対して回動自在に支持され、案内部材22dの下部に軸部(不図示)を有している。また、水受け22eは、前板22e1の左右両端縁から内側に起立して形成される側壁22e4,22e4を有し、各側壁22e4の端部が上板22e2の端部と接合されている。このように、前板22e1、側壁22e4および上板22e2によって、給水時に水が横から漏れ落ちるのを抑制できる。なお、側壁22e4,22e4は、水受け22eを閉じたときに、案内部材22d内に収納されるようになっている(図4参照)。
吸込パイプ23は、L字状に曲げて形成され、下流側の端部に、ポンプ13側と接続される接続部23aが形成され、上流側の端部に、タンク本体21内の水を吸い込む吸込部23bが形成されている。
また、吸込パイプ23は、タンク本体21の幅方向の右端、つまり冷蔵室ドア2の回動軸g(図2参照)側に位置している。また、吸込パイプ23は、接続部23aを含む一部が蓋体22から露出し、接続部23aが奥側(冷蔵室ドア2の表面2a側)を向くように構成されている。一方、接続部23aが接続されるポンプユニットPUの接続口15a(図3参照)は、冷蔵室ドア2の裏側つまり接続部23aと対向する向きとなるように構成されている。また、吸込パイプ23は、給水タンク12を冷蔵室ドア2に設置したときに、土手部22cによって外側から視認できないようになっている(図2参照)。
また、吸込パイプ23の吸込部23bは、タンク本体21の底面の近傍まで延びている。これにより、給水タンク12内の底部に残る水を汲み上げることができるようになっている。
図6は、給水タンクを冷蔵室ドアに設置した状態を示す斜視図である。
図6に示すように、冷蔵室ドア2には、スライド式のロック部材30(ロック機構)が設けられている。ロック部材30は、正面視において矩形状を呈する押え部31と、この押え部31のスライド動作を規制するストッパ32と、を有して構成されている。また、ロック部材30は、側部ライナ6bの先端に嵌合し且つスライド可能に取り付けられている。
図6に示すように、冷蔵室ドア2には、スライド式のロック部材30(ロック機構)が設けられている。ロック部材30は、正面視において矩形状を呈する押え部31と、この押え部31のスライド動作を規制するストッパ32と、を有して構成されている。また、ロック部材30は、側部ライナ6bの先端に嵌合し且つスライド可能に取り付けられている。
ロック部材30がロック解除状態のときには、ロック部材30がロック凹部21fと前後方向(冷蔵室ドア2の厚み方向、または冷蔵室ドア2の幅方向に直交する方向)において重ならない位置に退避している(図3参照)。そして、図3に示す状態において、ロック部材30を手(手動)で操作して、ロック部材30とロック凹部21fとが前後方向において重なる位置までスライドさせることで、給水タンク12が冷蔵室ドア2にロックされる(図6参照)。
また、ロック部材30は、ロック位置においてロック方向へのさらなるスライド移動を規制するためのストッパ32を備えている。このストッパ32は、側部ライナ6bの外側において、押え部31の端部から側部ライナ6b側(略後方)に向けて延びている。
次に、給水タンクの取付手順について図7ないし図9を参照して説明する。図7は、給水タンクの支点側を冷蔵室ドアに配置した状態を示す断面図、図8は、給水タンクの回動後の状態を示す断面図、図9は、給水タンクをロックした状態を示す断面図である。なお、図7ないし図9は、いずれもロック部材30の高さ位置で水平に切断したときの断面を示している。
まず、給水タンク12を冷蔵室ドア2に取り付ける前において、ロック部材30をロック解除位置に退避させておく。退避した状態において、図7に示すように、給水タンク12の嵌合凹部21eを、側部ライナ6aの突起部6a2に嵌め合わせて、給水タンク12の回動軸g側がハンドルH2側よりも手前に位置するように上面視において幅方向に対して傾斜した状態に配置する。そして、図7に示す状態において、嵌合凹部2eと突起部6a2との嵌合位置を支点として給水タンク12を図示反時計回り方向に回動させる。
そして、図8に示すように、給水タンク12の背面がライナ6の背面6e(奥側の面)と平行になるまで回動させる。このとき、給水タンク12が下部ライナ6c上に載置される。図8に示す状態において、ロック部材30を給水タンク12側にスライド動作させることで、図9に示すように、ロック部材30の押え部31とロック凹部21fとが前後方向において重なることで、給水タンク12がロック状態となる。これにより、給水タンク12が冷蔵室ドア2から脱落することなく保持される。このとき、ロック部材30に形成されたストッパ32が、側部ライナ6bの外壁面6b2に当接することで、ロック部材30のスライド動作が規制される。このように、ロック部材30を手動式にすることで、利用者が給水タンク12をロックしたか否かを確実に確認することができ、給水タンク12がロックされていない状態または半ロックの状態で冷蔵室ドア2が閉じられるといったことを防止できる。
また、給水タンク12は、タンク本体21の冷蔵室ドア2の回動軸g(図2参照)側の側面21gに手前側から奥側に向けて幅狭となるテーパ面21g1が形成されている。これにより、図7から図8に示す状態で給水タンク12を回動させて設置する場合に、側部ライナ6a,6b間の距離と給水タンク12の幅寸法を近づけたとしても、給水タンク12がライナ6に接触するのを防止することができる。また、給水タンク12は、テーパ面21g1が、前面21aから背面21hの全体ではなく、前面21aから背面21hまでの半分(2分の1)の長さに設定されているので、給水タンク12の容量が大きく減るのを防止できる。
ところで、冷蔵室ドア2の内部にも、冷蔵庫本体10と同様に、発泡断熱材が充填され、断熱性が高められている。そこで、冷蔵室ドア2のライナ6を、給水タンク12のテーパ面21g1に沿った形状(面6f、図9参照)にすることにより、発泡断熱材の充填量を増やすことができ、冷蔵室ドア2の断熱性を高めることができる。
なお、本実施形態では、給水タンク12の図示右側の側面21gだけではなく、図示左側の側面21cにも、テーパ面21c1が形成されているが、側面21gのテーパ面21g1のみが形成されていてもよい。これにより、給水タンク12の容量を増やすことができる。
以上説明したように、第1実施形態では、冷蔵庫本体10に回動可能に支持される冷蔵室ドア2と、冷蔵室ドア2の表側に設けられるディスペンサ100と、冷蔵室ドア2の内側に設けられる給水タンク12と、給水タンク12内の水を汲み上げて前記ディスペンサ100に供給するポンプ13と、を備えた冷蔵庫1において、給水タンク12が冷蔵室ドア2の全幅に渡って形成され、ポンプ13が給水タンク12の上方に設置されている。なお、ここでの「全幅」とは、側部ライナ6aと側部ライナ6bとの間の幅の全体を意味している。これによれば、給水タンク12を冷蔵室ドア2の全幅にわたって設けることができるので、給水タンク12の容量(容積)を従来よりも増加させることが可能になる。
また、第1実施形態では、冷蔵室ドア2の幅方向の一方に、給水タンク12を幅方向に直交する方向に移動するのを規制する規制部(突起部6a2および嵌合凹部21e)が設けられ、他方に給水タンク12を冷蔵室ドア2にロックするロック部材30(ロック機構)が設けられている。これによれば、給水後の給水タンク12の幅方向の一方を先に冷蔵室ドア2(ライナ6)に支持させておくことで、給水タンク12の重さを軽減できるので、給水タンク12の設置作業が容易になる。
また、第1実施形態では、突起部6a2と嵌合凹部21eとを凹凸嵌合させることで、幅方向の一方についてはロック機構を設けることなく給水タンク12を冷蔵室ドア2に保持させることができ、給水タンク12を冷蔵室ドア2にロックする機構を簡略化できる。また、突起部6a2と嵌合凹部21eとを凹凸嵌合させることで、ロックをより確実にできる。
また、第1実施形態では、ロック部材30が規制部(突起部6a2および嵌合凹部21e)と幅方向の反対側に位置、換言すると給水タンク12を回動させるときの支点が、冷蔵室ドア2を冷蔵庫本体10に回動可能に支持する回動軸g(図2参照)とは幅方向において逆側に位置している。冷蔵室ドア2が冷蔵庫本体10に回動軸gを支点として回動自在に支持されているため、冷蔵室ドア2の開閉時には、ハンドルH2(図1参照)側に働く遠心力が、回動軸g(図2参照)側に働く遠心力よりも大きくなる。すなわち、ハンドルH2側に働く遠心力をF1と、回動軸g側に働く遠心力をF10とすると、F1>F10の関係となる。このように、ロック部材30でロックする側を、遠心力の小さい方に設定することで、ロック部材30に作用する力を低減することができ、ロック部材30によるロックを確実にできる。
また、第1実施形態では、給水タンク12の幅方向の一方を鉛直方向(上下方向)を軸として回動させることで、給水タンク12を水平にした状態で回動させることができるので、幅方向を軸として回動させる場合と比べて、回動時に給水タンク12内の水が漏れるのを防止できる。
また、従来のように、給水タンクを横からスライドさせて冷蔵室ドアSに取り付けるタイプのものでは、冷蔵室ドアSに回転仕切りSが取り付けられていると、給水タンクを取り付けることができなくなる。これに対して、第1実施形態では、冷蔵室ドアSに回転仕切りSが取り付けられていても、給水タンクを取り付けることができる。
また、第1実施形態では、ポンプ13に給水タンク12と接続される接続部23a(図3参照)を備え、接続部23aが回動軸g側に位置している。これによれば、接続部23aと接続口15aとを接続する際、接続部23aが規制部(突起部6a2および嵌合凹部21e)に近い場合よりも、接続部23aと接続口15aとの互いの向きを一致させ易くなる。これにより、接続口15aを複雑に加工することなく、接続部23aとチューブ15とを確実に接続することが可能になる。
また、第1実施形態では、給水タンク12を冷蔵室ドア2に取り付けた状態で、給水タンク12内に飲料水を導入する導入部22bを備える。これにより、給水タンク12を冷蔵室ドア2から取り外すことなく、ペットボトルの飲料水を給水タンク12に補給することが可能になる。
また、第1実施形態では、導入部22bは、下端を軸として回動し、手前側(裏側)に開く水受け22eを備える。これによれば、水受け22eによって、注ぎ口の長さL(図5参照)を長く確保することができるので、注ぎ口の位置が手前になり、給水作業が容易になる。また、水受け22eを備えることで、給水タンク12を冷蔵室ドア2から取り外して補給する場合にも、補給の操作が容易になる。
なお、本実施形態では、給水タンク12を全幅に形成する構成として、側部ライナ6aと側部ライナ6bとの間の幅の全体に渡って形成されている場合を例に挙げて説明したが、必ずしも、側部ライナ6a,6b間の幅一杯に形成されるものに限定されない。例えば、給水タンク12と側部ライナ6aとの間、給水タンク12と側部ライナ6bとの間、給水タンク12と側部ライナ6a,6bとのそれぞれの間に、隙間が形成された構成であってもよい。
(第2実施形態)
図10は、第2実施形態に係る冷蔵庫の冷蔵室ドアを示す斜視図であり、給水タンクがロックされた状態、図11は、第2実施形態に係る冷蔵庫の冷蔵室ドアを示す斜視図であり、給水タンクがロック解除された状態、図12は、図10のA−A線断面図、図13は、図11のB−B線断面図である。
図10は、第2実施形態に係る冷蔵庫の冷蔵室ドアを示す斜視図であり、給水タンクがロックされた状態、図11は、第2実施形態に係る冷蔵庫の冷蔵室ドアを示す斜視図であり、給水タンクがロック解除された状態、図12は、図10のA−A線断面図、図13は、図11のB−B線断面図である。
図10および図11に示すように、第2実施形態の冷蔵庫は、第1実施形態の給水タンク12およびロック部材30(ロック機構)に替えて、給水タンク12Aおよびロック部材40を備えている。
ロック部材40は、側部ライナ6bに設けられ、給水タンク12Aに近づく側と(図10参照)、給水タンク12Aから離れる側(図11参照)とに可動自在であり、ロック部材40が給水タンク12Aと凹凸嵌合することで、給水タンク12Aが冷蔵室ドア2にロックされる。
図12に示すように、給水タンク12A(タンク本体21)の側面21gには、凹部21iが形成されている。この凹部21iは、側面21gの手前側、かつ、タンク本体21の高さ方向の中央付近に位置している。
ロック部材40は、側部ライナ6bに回動自在に支持される軸部41と、前記凹部21iに進退自在に動作するロック部42と、利用者によって操作される操作部43と、を有して構成されている。側部ライナ6bの先端部には、ロック部材40を可動させるための切欠部6b3が形成されている。切欠部6b3は、内壁面6b1側が外壁面6b2側よりも大きく切り欠かれている。
軸部41は、側部ライナ6b内において軸支され、ロック部材40の上下に位置する側部ライナ6b4,6b5(図10参照)に軸支されている。また、軸部41は、内壁面6b1の切欠部6b3の縁に向けて延びる腕部41aを有している。また、図示省略しているが、軸部41は、ロック部42をロックする方向に付勢する付勢部材を備えている。
ロック部42は、腕部41aの先端から給水タンク12の凹部21iに向けて延びている。また、ロック部42は、給水タンク12Aをロックするときに、凹部21iと前後方向(図示上下方向)において面で当接する当接面42aを有している。また、ロック部42は、当接面42aの先端から手前側(図示下側)に向けて内壁面6b1側に近づくように傾斜するテーパ面42bを有している。
操作部43は、ロック部材40がロック状態のときに、その周囲の内壁面6b1から外壁面6b2に沿った形状を有している。また、操作部43の先端面には、ロック部材40の操作性を向上させるため、指をかけることができる窪み部43aが形成されている。
このように構成されたロック機構では、給水タンク12Aを冷蔵室ドア2に取り付ける場合には、ロック部材40がロックされた状態において(図12参照)、給水タンク12Aを、規制部(突起部6a2および嵌合凹部21e)を支点として回動させる。給水タンク12Aを回動させると、給水タンク12Aの側面21gがロック部42のテーパ面42bに当接することで、付勢部材(不図示)の付勢力を受けながら、ロック部42が凹部21iから抜け出る方向に動作する。そして、給水タンク12Aがさらに回動して、ロック部42が給水タンク12Aの凹部21iと対向する位置に至ったときに、付勢部材(不図示)の付勢力によってロック部42が凹部21i内に入り込むことで、給水タンク12Aが自動的にロックされる(図12参照)。
また、給水タンク12Aを冷蔵室ドア2(図10参照)から取り外す場合には、利用者が指をロック部材40の窪み部43aにかけて、付勢部材(不図示)の付勢力を受けながら、図13に示すように、ロック部42を凹部21iから抜け出る方向(ロック部材40が図13における反時計回り方向)に回動させる。そして、給水タンク12Aを取り付ける場合とは逆向きに回動させることで、給水タンク12Aを冷蔵室ドア2から取り外すことができる。
第2実施形態では、前記したロック部材40および給水タンク12Aを備えることで、ロック部材40がロック位置のままで給水タンク12Aを回動させることで、給水タンク12Aを冷蔵室ドア2に取り付けることができ、給水タンク12Aの取付操作が容易になる。また、第2実施形態では、第1実施形態と同様の構成については、第1実施形態と同様の効果を奏する。
(第3実施形態)
図14は、第3実施形態に係る冷蔵庫の給水タンクを示す外観斜視図であり、給水タンクの蓋が閉じた状態、図15は、第3実施形態に係る冷蔵庫の給水タンクを示す外観斜視図であり、給水タンクの蓋が開いた状態、図16は、第3実施形態に係る冷蔵庫の給水タンクを冷蔵室ドアに設置した状態を示す斜視図である。
第3実施形態の冷蔵庫は、第2実施形態の給水タンク12Aに替えて給水タンク12Bを備えている。
図14は、第3実施形態に係る冷蔵庫の給水タンクを示す外観斜視図であり、給水タンクの蓋が閉じた状態、図15は、第3実施形態に係る冷蔵庫の給水タンクを示す外観斜視図であり、給水タンクの蓋が開いた状態、図16は、第3実施形態に係る冷蔵庫の給水タンクを冷蔵室ドアに設置した状態を示す斜視図である。
第3実施形態の冷蔵庫は、第2実施形態の給水タンク12Aに替えて給水タンク12Bを備えている。
図14に示すように、給水タンク12Bの蓋体22は、タンク本体21の上部を覆うカバー部22mと、給水時に開放される蓋部22nとで構成されている。なお、吸込パイプ23の構成や接続部23aの向きは第1実施形態および第2実施形態と同様である。
カバー部22mは、給水タンク12Bを冷蔵室ドア2に取り付けたときに、外部から吸込パイプ23の接続部23aを視認できないようにする土手部22m1を有している。土手部22m1は、吸込パイプ23が露出する領域を除いて上方に突出して形成されている。
図15に示すように、蓋部22nは、土手部22m1に形成された略矩形状の切欠き22m2を開閉するものであり、切欠部22m2の後端に蓋部22nを回動自在に支持する軸部22n1を有している。これにより、蓋部22nは、先端が前側から後側に向けて回動し、先端が上向きの状態で全開状態となるように構成されている。また、蓋部22nの先端には、蓋部22nの開放操作を容易にするための摘み部22n2が形成されている。
図16は、給水タンク12Bを冷蔵室ドア2に取り付けた状態であり、蓋部22nが閉じた状態である。冷蔵室ドア2には、蓋部22nの上方に、蓋部22nを開閉させる空間Qが形成されている。また、ポンプユニットPU(図3参照)が外部から視認できないようにポンプカバー17Bによって覆われている。
第3実施形態では、第1実施形態における導入部22bに比べて給水タンク12Bの構成を簡略化できる。また、第3実施形態では、第1実施形態および第2実施形態と同様の構成については、同様を設けた効果を除いたものと同様な効果を得ることができる。
(第4実施形態)
図17は、第4実施形態に係る冷蔵庫の給水タンクを示す外観斜視図、図18は、第4実施形態に係る冷蔵庫の給水タンクを冷蔵室ドアに設置状態を示す斜視図である。
第4実施形態の冷蔵庫は、第1実施形態の給水タンク12およびポンプカバー17に替えて給水タンク12Cおよびポンプカバー17Cを備えている。
図17は、第4実施形態に係る冷蔵庫の給水タンクを示す外観斜視図、図18は、第4実施形態に係る冷蔵庫の給水タンクを冷蔵室ドアに設置状態を示す斜視図である。
第4実施形態の冷蔵庫は、第1実施形態の給水タンク12およびポンプカバー17に替えて給水タンク12Cおよびポンプカバー17Cを備えている。
図17に示すように、給水タンク12Cの蓋体22は、タンク本体21の上部を覆うカバー部22pを有している。カバー部22pは、給水タンク12Cを冷蔵室ドア2に取り付けたときに、外部から吸込パイプ23の接続部23aを視認できないように土手部22p1を有している。また、カバー部22pの上面には、タンク本体21内と連通する給水口22qが形成されている。
図18に示すように、ポンプカバー17Cは、冷蔵室ドア2に取り付けられ、ポンプユニットPU(図3参照)を外部から視認できないように構成されている。また、ポンプカバー17Cには、給水タンク12Cに給水する際に開閉される水受け18が設けられている。この水受け18は、第1実施形態の水受け22eとほぼ同様の形状であり、二点鎖線で示すように手前側に回動するように構成されている。
なお、図示していないが、ポンプカバー17Cの内部には、第1実施形態の案内部材22dとほぼ同様な部材が形成され、水受け18を介して導入された水が、給水口22q(図17参照)に向けて導入されるように構成されている。
第4実施形態では、水受け18によって、注ぎ口の長さ(図5のLに相当する長さ)を長く確保することができるので、注ぎ口の位置が手前になり、給水作業が容易になる。
また、第4実施形態では、水受け18を給水タンク12Cと別体で構成することで、給水タンク12Cの運搬時の取扱いが容易になる。
(第5実施形態)
図19は、第5実施形態に係る冷蔵庫の冷蔵室ドアを示す横断面図である。
第5実施形態の冷蔵庫は、第1実施形態の給水タンク12および規制部(突起部6a2および嵌合凹部21e)に替えて、給水タンク12Dおよび規制部50を備えたものである。
図19は、第5実施形態に係る冷蔵庫の冷蔵室ドアを示す横断面図である。
第5実施形態の冷蔵庫は、第1実施形態の給水タンク12および規制部(突起部6a2および嵌合凹部21e)に替えて、給水タンク12Dおよび規制部50を備えたものである。
給水タンク12Dは、第1実施形態の給水タンク12から規制部の一部としての嵌合凹部21eを取り除いたものである。
規制部50は、基端部が側部ライナ6aと接続され、先端部が給水タンク12Dの側面21cから前面21aに回り込むように湾曲して形成された押え部50aが形成されている。
なお、規制部としては、第1実施形態ないし第4実施形態のように凹凸嵌合させるものに限定されず、給水タンク12,12A,12B,12Cを、その幅方向の一方を支点(軸)として回動させることができるものであれば、各種の形状を採用することができる。
第5実施形態では、規制部50を設けることにより、給水タンク12に嵌合凹部21eを形成する場合に比べて、給水タンク12の容量を増加させることができる。
(第6実施形態)
図20は、第6実施形態に係る冷蔵庫を示す縦断面図である。なお、図20は、冷蔵庫1Aの冷蔵室の前側を切断して左側方から見たときの断面を概略的に示している。
第6実施形態の冷蔵庫1Aは、冷蔵庫本体10Aと、冷蔵庫本体10に形成された冷蔵室1aの前面開口を開閉する冷蔵室ドア2Aと、を備えている。その他の構成は、第1実施形態の冷蔵庫1と同様である。
図20は、第6実施形態に係る冷蔵庫を示す縦断面図である。なお、図20は、冷蔵庫1Aの冷蔵室の前側を切断して左側方から見たときの断面を概略的に示している。
第6実施形態の冷蔵庫1Aは、冷蔵庫本体10Aと、冷蔵庫本体10に形成された冷蔵室1aの前面開口を開閉する冷蔵室ドア2Aと、を備えている。その他の構成は、第1実施形態の冷蔵庫1と同様である。
冷蔵庫本体10Aは、冷蔵室1aの最下段に、例えば野菜ケース10fを備えている。この野菜ケース10fは、手前に引き出して使用するスライド式のものであり、上面に食品を出し入れする開口部が形成されている。また、野菜ケース10fは、該野菜ケース10fの容積を増やすために、図2に示す野菜ケース10eよりも冷蔵室ドア2A側に長く形成されている。
また、冷蔵庫ドア2Aには、ディスペンサ100よりも上側に、給水タンク12Eが設けられている。この給水タンク12Eは、ディスペンサ100とチューブ19を介して接続される。チューブ19の一端は、給水タンク12Eの底面に接続されている。これにより、水の自重でディスペンサ100に給水できるようになっている。
給水タンク12Eは、第1実施形態ないし第5実施形態と同様に、冷蔵室ドア2Aの全幅に渡って形成され、換言すると、側部ライナ6aから側部ライナ6bまでの幅の全体に渡って形成されている。
第6実施形態では、給水タンク12Eを冷蔵室ドア2Aの全幅に渡って構成することで、給水タンク12Eの容量(容積)を従来よりも増加させることができる。
また、第6実施形態では、給水タンク12Eをディスペンサ100の上方に配置することで、野菜ケース10fの奥行き寸法W(図20参照)を延ばすことが可能になり、野菜ケース10fの容量を増やすことができる。
また、第6実施形態では、給水タンク12Eをディスペンサ100の上方に配置することで、第1実施形態ないし第5実施形態でのポンプ13(図3参照)が不要になるので、ディスペンサ100に給水する機構を簡略化することができる。また、ポンプが不要になることで、ディスペンサ100の静音化を図ることができる。
なお、本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
例えば、本実施形態では、給水タンク12,12A,12B,12C,12Dよりも上部にポンプ13(ポンプユニットPU)を設けた場合を例に挙げて説明したが、給水タンク12,12A,12B,12C,12Dよりも下部にポンプ13(ポンプユニットPU)を配置する構成であってもよい。これによれば、給水タンク12,12A,12B,12C,12Dよりも上部にポンプ13(ポンプユニットPU)を設けた場合と同様に、給水タンク12,12A,12B,12C,12Dを冷蔵室ドア2の全幅に渡って形成することができ、給水タンク12,12A,12B,12C,12Dの容量を従来よりも増加させることができる。
また、本実施形態では、回転仕切りSが設けられている冷蔵室ドア2に適用した場合を例に挙げて説明したが、回転仕切りSが設けられていない冷蔵室ドア3に適用してもよい。
また、本実施形態では、飲料として水を例に挙げて説明したが、別の種類の飲料であってもよい。
1 冷蔵庫
2 冷蔵室ドア(扉)
6 ライナ
6a,6b 側部ライナ
6a2 突起部(規制部)
12,12A,12B,12C,12D,12E 給水タンク(タンク)
13 ポンプ
15,16 チューブ
15a 接続口
21 タンク本体
21e 嵌合凹部(規制部)
22 蓋体
22b 導入部
22d 案内部材
22e 水受け
23 吸込パイプ
23a 接続部
30,40 ロック部材(ロック機構)
31 押え部
32 ストッパ
41 軸部
42 ロック部
43 操作部
50 規制部
50a 押え部
100 ディスペンサ
101 ディスペンサレバー
g 回動軸
PU ポンプユニット
2 冷蔵室ドア(扉)
6 ライナ
6a,6b 側部ライナ
6a2 突起部(規制部)
12,12A,12B,12C,12D,12E 給水タンク(タンク)
13 ポンプ
15,16 チューブ
15a 接続口
21 タンク本体
21e 嵌合凹部(規制部)
22 蓋体
22b 導入部
22d 案内部材
22e 水受け
23 吸込パイプ
23a 接続部
30,40 ロック部材(ロック機構)
31 押え部
32 ストッパ
41 軸部
42 ロック部
43 操作部
50 規制部
50a 押え部
100 ディスペンサ
101 ディスペンサレバー
g 回動軸
PU ポンプユニット
Claims (7)
- 冷蔵庫本体に回動可能に支持される扉と、
前記扉の表側に設けられるディスペンサと、
前記扉の内側に設けられ、飲料を貯溜するタンクと、
前記タンク内の飲料を汲み上げて前記ディスペンサ側に供給するポンプユニットと、を備えた冷蔵庫において、
前記タンクは、前記扉の全幅に渡って形成され、
前記ポンプユニットは、前記タンクの上方または下方に設置されていることを特徴とする冷蔵庫。 - 前記扉の幅方向の一方に、前記タンクが前記扉の幅方向に直交する方向に移動するのを規制する規制部が設けられ、他方に、前記タンクを前記扉にロックするロック機構が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
- 前記ロック機構は、前記扉の回動軸側に位置していることを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
- 前記ポンプユニットは、前記タンクと接続される接続口を備え、
前記接続口は、前記扉の回動軸側に位置していることを特徴とする請求項3に記載の冷蔵庫。 - 前記タンクを前記扉に取り付けた状態で、当該タンク内に飲料を導入する導入部を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
- 前記導入部は、下端を軸として手前側に回動して開く水受けを備えることを特徴とする請求項5に記載の冷蔵庫。
- 冷蔵庫本体に回動可能に支持される扉と、
前記扉の表側に設けられるディスペンサと、
前記扉の内側に設けられ、飲料を溜めるタンクと、を備えた冷蔵庫において、
前記タンクは、前記扉の全幅に渡って形成されるとともに前記ディスペンサの上方に配置されていることを特徴とする冷蔵庫。
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