JP2018059447A - Pmセンサ - Google Patents

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正 内山
Tadashi Uchiyama
正 内山
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Abstract

【課題】センサ部の支持構造を改良したPMセンサを提供する。
【解決手段】ケースと、前記ケースの内部に収容されて排気ガスの通路上に配置された多孔質体、前記多孔質体を挟んで相対向する一対の電極、及び通電に基づいて発熱するヒータを有するセンサ部と、前記センサ部の外面において、前記ヒータと正対しない部分に当接して、前記センサ部を前記ケースに対して支持する少なくとも1つの支持部材と、を備えるPMセンサ。
【選択図】図6A

Description

本発明は、排気ガス中に含まれる粒子状物質(以下「PM」という。)を検出するPMセンサに関する。
従来、内燃機関の排気系に設けられ、内燃機関から排出される排気ガス中のPMを検出するセンサとして、静電容量型PMセンサが知られている。静電容量型PMセンサは、排気ガスを取り込む収容空間を有するケース部材と、収容空間内に配置され、多孔質体及び多孔質体を挟んで対向配置された少なくとも一対の電極とを有するセンサ部を備えている。
静電容量型PMセンサは、多孔質体に堆積するPMによって電極間の静電容量値が変化することを利用して、PM量を測定する(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1に記載されたPMセンサは、多孔質体に堆積したPMを燃焼除去するための電気ヒータを有している。電気ヒータは、センサ部に設けられており、多孔質体及び電極とともに、筒状の保持部材で取り囲まれた状態で、ケース部材に支持されている。
特開2016−008863号公報
本発明は、センサ部の支持構造を改良したPMセンサを提供することを目的とする。
本発明に係るPMセンサは、ケースと、前記ケースの内部に収容されて排気ガスの通路上に配置された多孔質体、前記多孔質体を挟んで相対向する一対の電極、及び通電に基づいて発熱するヒータを有するセンサ部と、前記センサ部の外面において、前記ヒータと正対しない部分に当接して、前記センサ部を前記ケースに対して支持する少なくとも1つの支持部材と、を備える。
本発明によれば、センサ部における多孔質体の温度ムラを抑制することができる。
本実施の形態のPMセンサが適用された排気系の概略構成図 本実施の形態のPMセンサを模式的に示す部分断面図 センサ部を模式的に示す斜視図 センサ部を模式的に示す分解斜視図 ヒータが支持部材に支持されている状態を概念的に示す斜視図 ヒータが支持部材に支持されている状態を概念的に示す平面図 図5のA−A断面図 図6Aにおけるヒータの温度分布を示す図 図6AのB−B断面図 図6AのC−C断面図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は一例であり、本発明はこの実施の形態により限定されるものではない。
図1は、本発明に係るPMセンサ3が適用されたディーゼルエンジン(以下、単に「エンジン」という。)1の排気系2を示す概略構成図である。排気通路4を構成する排気管5には、排気上流側から順に、DOC(酸化触媒)6、DPF(ディーゼル・パーティキュレート・フィルタ)7等が設けられている。
PMセンサ3は、排気通路4においてDPF7よりも上流側又は下流側に設けられる。PMセンサ3がDPF7よりも上流側(より具体的には、DOC6とDPF7の間)に設けられる場合、PMセンサ3は、DPF7におけるPM堆積量の推定等のために使用される。
PMセンサ3がDPF7よりも下流側に設けられる場合、PMセンサ3は、DPF7の故障判定等のために使用される。なお、本実施形態において、PMセンサ3は、DPF7よりも上流側に設けられる。
次に、図2を参照して、本発明に係るPMセンサ3の詳細構成について説明する。PMセンサ3は、排気管5内に挿入されたケース部材9と、ケース部材9を排気管5に取り付ける取付部8と、ケース部材9に収容されたセンサ部10とを備える。また、PMセンサ3は、制御部12に電気的に接続されている。
なお、以下に示す図2〜図8には、PMセンサ3の長さ方向を示すL軸、幅方向を示すW軸、及び高さ方向を示すT軸が描かれている。以下の説明では、PMセンサ3の長さ方向、幅方向及び高さ方向をそれぞれ、長さ方向L、幅方向W及び高さ方向Tという。また、長さ方向Lの正方向側(図2の下側)を先端側といい、負方向側(図2の上側)を後端側という。また、高さ方向Tの正方向側(図2の左側)を一方側といい、負方向側(図2の右側)を他方側という。
ケース部材9は、有底円筒状の内ケース20と、内ケース20の円筒外周面を囲む円筒状の外ケース21とを備えている。内ケース20は、先端側が外ケース21よりも突出するように、長さ方向Lに関して外ケース21よりも長くなるよう形成されている。また、内ケース20及び外ケース21における長さ方向Lに垂直な断面の形状は円形状である。
内ケース20の後端側の筒壁部には、周方向に間隔を隔てて配置された複数の通過口22が設けられている。この通過口22は、内ケース20の外周面と外ケース21の内周面とで区画された流路25内の排気ガスを内ケース20内に通過させる。さらに、内ケース20の底部には、導出口24が設けられている。
流路25の上流端には、内ケース20の先端側筒壁部と外ケース21の先端部により区画された円環状の導入口26が設けられている。これにより、排気管5を流れる排気ガスは、外ケース21よりも突出した内ケース20の筒壁面に当たり、導入口26から流路25内に取り込まれる。流路25内を流れる排気ガスは、通過口22から内ケース20に取り込まれ、センサ部10を通過した後に、導出口24から排気管5内に導出される。
取付部8は、雄ネジ部15と、ナット部16とを備えている。雄ネジ部15はケース部材9の後端部に設けられており、ケース部材9の後端側開口部を閉塞する。この雄ネジ部15は、排気管5に形成されたボス部13の雌ネジ部14と螺合される。雄ネジ部15が雌ネジ部14と螺合されることで、ケース部材9が排気管5に対して固定される。
ナット部16は、例えば六角ナットであって、雄ネジ部15の後端部に設けられている。これら雄ネジ部15及びナット部16には、導電線17、18を挿通させる貫通孔19が形成されている。
センサ部10は、内ケース20の内部に、支持部材11及びシール部材23を介して支持されている。センサ部10の内ケース20に対する支持構造については後述する。
次に、センサ部10の詳細構成について、図3A、図3Bを参照して説明する。センサ部10は、対をなす少なくとも2個の第1電極28及び第2電極29(図3A、図3Bでは3個の第1電極28及び2個の第2電極29)と、少なくとも1個の多孔質体30(図3A、図3Bでは4個の多孔質体30)と、少なくとも1個のヒータ31(図3A、図3Bでは5個のヒータ31)とを備えている。
第1電極28及び第2電極29は、例えば平板状の導電性部材であり、多孔質体30を高さ方向Tに挟んで交互に積層される。第1電極28と第2電極29とを対向配置し、第1電極28と第2電極29との間に多孔質体30を挟持させることでコンデンサが形成される。
多孔質体30は、例えば多孔質セラミックスの隔壁で区画された格子状の排気流路をなす複数のセルの上流側(後端側)と下流側(先端側)とを交互に目封止し、これらセルを幅方向Wに並べて配置することによって直方体状に形成されている。なお、以下の説明では、下流側(先端側)を目封止されたセルをセルC1とし、上流側(後端側)を目封止されたセルをセルC2とする。
セルC1及びセルC2の長手方向は、長さ方向Lと一致しており、排気ガスがセルC1からセルC2に流れ込むことで、セルC1の隔壁表面や細孔に排気ガスに含まれるPMが捕集される。
ヒータ31は、導体からなるヒータ素子36(図5を参照)が絶縁体セラミックシート35の表面に形成される、又は絶縁体セラミックシート35内に埋設されることで形成されており、通電により発熱する。ヒータ31は、第1電極28及び第2電極29の高さ方向Tにおける一方側(図3A、図3Bの上側)に積層されている。
次に、図4〜図8を参照して、本実施の形態に係るヒータ31及び支持部材11の構成について概念的に説明する。図4〜図8は、ヒータ31及び支持部材11の構成を概念的に示したものである。なお、図4〜図8では、センサ部10における1つのヒータ31のみを示し、第1電極28、第2電極29及び多孔質体30を省略している。
上述のとおり、ヒータ31は、絶縁体セラミックシート35にヒータ素子36が埋設されて構成されている。ヒータ素子36は、長さ方向Lに延在した第1ヒータ素子36aを幅方向Wに等間隔に離隔した状態で互いに平行に配列している。そして、幅方向Wに隣り合う第1ヒータ素子36aの長さ方向Lの端部同士を連続部36b、36cにより交互に連続して、第1ヒータ素子36a同士を直列に連続している。なお、図4〜図8では、ヒータ素子36により構成されるヒータ31の領域をハッチングで示している。
幅方向Wにおいて最も外側に位置する2つの第1ヒータ素子36aの後端部には、ヒータ31に対して電力を供給する導線18、18が接続されている。導線18、18は、長さ方向Lに延在しており、ヒータ31の後端側から露出して制御部12に接続される。
図4に示すように、支持部材11は、例えばセラミックにより構成された、全周にわたって連続した形状を有する部材である。本実施形態では、2つの支持部材11のそれぞれが、ヒータ31とは正対しないように、長さ方向Lに並んだ状態で、センサ部10に対して外嵌されている。
図6A、図7に示すように、支持部材11は、内ケース20に内嵌されたシール部材23の内周面に内嵌されている。このようにして、支持部材11により、センサ部10を、内ケース20の内部で支持している。
図7において、支持部材11の内周面40は、センサ部10の高さ方向Tに関する両側面(図7の上下方向両側面)および幅方向Wに関する両側面(図7の左右方向両側面)により画成される外周面に沿うような形状を有している。また、支持部材11の外周面41は、センサ部10の外周面よりも一回り大きな形状を有している。すなわち、支持部材11の外周面41は、内周面40をそれぞれ外周側に等距離だけオフセットさせた形状を有している。
シール部材23の内周面は、支持部材11の外周面41に沿うような形状を有している。また、シール部材23の外周面は、内ケース20の内周面に沿うような形状を有している。
図6A及び図8に示すように、センサ部10の外周面において支持部材11が外嵌された部分以外の部分と、シール部材23の内周面との間には、隙間42が存在している。隙間42は、支持部材11により、排気ガスが流通できないように仕切られている。
また、支持部材11は、内周面40と平行な仮想面で切断した場合の断面積が、内周面40の面積よりも小さくなるように、その形状が設定されている。支持部材11の形状について、図6Aを参照して詳細に説明する。
図6Aに示すように、支持部材11のセンサ部10に当接する内周面40における長さ方向Lの寸法は、L1である。支持部材11のシール部材23に当接する外周面41における長さ方向Lの寸法は、L2である。本実施の形態では、L1>L2である。また、支持部材11の長さ方向Lの寸法は、内周面40から外周面41に向かうにつれて徐々に小さくなっている。
図2に戻って、制御部12は、ECU(Electronic Control Unit)等であって、センサ再生制御部45及びPM量導出部46を機能ブロックとして含む。各機能ブロック45、46は、例えば、プログラムを実行するマイコンにより実現される。
センサ再生制御部45は、予め定められたタイミングで(より具体的には、各コンデンサ(すなわち、対をなす電極28、29)の静電容量に応じて)、各ヒータ31を通電させて、多孔質体30に堆積するPMを燃焼させる(すなわち、センサ再生処理を行う)。
PM量導出部46は、所定期間(例えば、センサ再生処理終了時から次のセンサ再生処理開始時まで)における静電容量の変化量に応じて、エンジン1から排出された排気ガス中の総PM量を推定する。
上述したセンサ再生処理及び総PM量の推定に関しては、特開2016−008863号公報等で詳細に説明されているため、ここでは、それぞれの詳細な説明を控える。
次に、PMセンサ3の動作について、図1、図2を参照して説明する。図1において、エンジン1から排出された排気ガスは、DOC6及びDPF7により処理されて、排気通路4の下流側に向けて流れる。DOC6を通過した排気ガスの一部は、PMセンサ3の内部に取り込まれる。
より具体的には、図2に示すように、排気ガスは、流路25を通って、通過口22から内ケース20の内部空間に流入する。そして、排気ガスは、多孔質体30の後端側開口部からセルC1に流入する。
ここで、セルC1は、排気ガスの通路の下流側(先端側)の端部が閉止されているため、排気ガスは、隔壁を通過して、セルC2に流入する。セルC2は、排気ガスの通路の上流側(後端側)の端部が閉止されているため、排気ガスはセルC2の下流側(先端側)の開口から、外側空間に流出する。
PM量導出部46は、上述のとおり、コンデンサ(対をなす電極28、29)から導線17を介して得られる静電容量の変化量(より具体的には、所定期間における変化量)に基づいて、エンジン1から排出された排気ガス中の総PM量を推定する。また、センサ再生制御部45は、予め定められたタイミングで、導線18を介してヒータ31に通電して、多孔質体30に堆積したPMを燃焼させる。
次に、本実施の形態に係るPMセンサ3の主たる作用・効果について説明する。本実施の形態に係るPMセンサ3によれば、センサ再生処理の際の長さ方向Lに関する温度ムラを抑制することができる。
すなわち、本実施の形態に係るPMセンサ3の場合、センサ部10を内ケース20の内部で支持するための支持部材11を、センサ部10の外周面41において、ヒータ31と正対しない部分のみに当接させている。言い換えれば、支持部材11は、センサ部10の外周面41において、ヒータ31と正対しない部分に当接し、ヒータ31と正対する部分には当接していない。
こうすることで、ヒータ31が存在しない部分において保温が図られ、ヒータ31における温度分布を、図6Bの実線で示すように、長さ方向Lに関してほぼ均一にすることができる。なお、図6Bの破線は、支持部材11を外嵌しない場合のヒータ31における温度分布を、比較のために示したものである。
また、支持部材11のセンサ部10に当接する内周面40と平行な仮想面で支持部材11を切断した場合の断面積が、内周面40の面積よりも小さくなるように、支持部材11の長さ方向Lの寸法を、内周面40から外周側に向かうにつれて徐々に小さくしている。
すなわち、支持部材11がセンサ部10に当接する内周面40における長さ方向Lの寸法は、内周面40よりも外周側の所定位置における長さ方向Lの寸法より大きい。
こうすることで、支持部材11がヒータ31を保温する領域を広くするとともに、支持部材11の体積を小さくして支持部材11の熱容量(又は熱時定数)を小さくすることができる。
そのため、センサ部10において支持部材11で保温されて温度が上昇する領域を広くすることができる。また、支持部材11の温度が上昇し易いので、支持部材11による保温効果を高めることができ、ヒータ31が配置されていない部分の温度低下をより効果的に抑制することが可能となる。
また、センサ部10の長さ方向Lに関する温度ムラを抑制することで、以下に示す作用・効果を得ることができる。
センサ部10の長さ方向Lに関する温度分布にムラがあると、再生処理において燃焼除去されるPMの量にムラが生じる可能性がある。
本実施の形態に係るPMセンサ3によれば、センサ部10の長さ方向Lに関する温度分布のムラを抑制することができるため、再生処理において燃焼除去されるPMの量のムラを抑制することができる。
また、センサ部10の長さ方向Lに関する温度分布にムラがあると、多孔質体30及びヒータ31における、長さ方向Lの膨脹量にムラが生じ、熱応力によってクラック等の損傷が発生する可能性がある。
本実施の形態に係るPMセンサ3によれば、センサ部10の長さ方向Lに関する温度分布のムラを抑制することができるため、多孔質体30及びヒータ31における長さ方向Lの膨脹量のムラを抑制することができる。そのため、多孔質体30及びヒータ31にクラック等の損傷が発生するのを防止することが可能となる。
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜組合せ又は変形して実施することが可能である。
上述した本実施形態に係るセンサ部10において、電極28、29とヒータ31との高さ方向Tに関する位置関係を反対にすることもできる。
また、ヒータ31は少なくとも1個設ければよい。特に、本実施形態の場合、高さ方向Tに関して両端側に配置されたヒータ31のうちの少なくとも一方が存在する構造に適用するのが好適である。
また、ヒータ31の構造については、図4〜図8に示す構造に限定されるものではない。例えば、ヒータ31を構成する第1ヒータ素子36aの数を6個以外とすることもできる。
また、内ケース20及び外ケース21の形状も、上述した本実施の形態の場合に限定されない。例えば、内ケース20及び外ケース21として、中心軸に直交する仮想面に関する断面形状が多角形状のものを採用できる。
また、本実施の形態では、支持部材11の長さ方向Lの寸法を、内周面40から外周面41に向かうにつれて徐々に小さくなるようにしたが、これに限定されない。例えば、内周面40から外周面41までの間で、支持部材11の長さ方向Lの寸法が一定の部分があっても構わない。
また、本実施の形態では、支持部材11のセンサ部10に当接する内周面40と平行な仮想面で支持部材11を切断した場合の断面積が、内周面40の面積よりも小さくなるようにしたが、これに限定されない。例えば、支持部材11の内周面40と平行な仮想面で支持部材11を切断した場合の断面積は一様でもよい。また、例えば、支持部材11の内周面40と平行な仮想面で支持部材11を切断した場合の断面積が、内周面40の面積よりも大きくなるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、支持部材11を内ケース20の円周方向に関して全周にわたり連続した筒状に構成し、このような支持部材11を、センサ部10の外周面のうち、前記円周方向に関する全周に外嵌させたが、これに限定されない。例えば、支持部材11を、内ケース20の円周方向に分割(例えば、2分割)した分割型の構成とすることもできる。
また、本実施の形態では、支持部材11の外周側にシール部材23を配置したが、これに限定されない。例えば、支持部材11の外周面41を内ケース20の内周面に当接させることもできる。
また、本実施の形態では、2つの支持部材11の外周面41を、ともにシール部材23の内周面42に当接させる構成としたが、これに限定されない。例えば、一方の支持部材11の外周面41とシール部材23の内周面の間に隙間を設けてもよい。
また、本実施の形態では、2つの支持部材11を設けたが、これに限定されない。例えば、支持部材11は1つでもよい。その場合、支持部材11は、センサ部10におけるヒータ31よりも後端側の部分に配置することが好ましい。この理由について、図6Bを用いて説明する。支持部材11を外嵌しない場合、センサ部10の表面における温度分布は、図6Bにおいて破線で示すような温度分布となる。
上述のとおり、センサ部10において、ヒータ31よりも後端側には、導電線18が設けられている。ヒータ31で発生した熱は、導電線18に伝わって放熱される。そのため、ヒータ31よりも後端側の部分における温度低下は、図6Bに示すように急になる。すなわち、ヒータ31よりも後端側の部分では、温度の低下の度合いが大きい。一方、ヒータ31よりも先端側には導電線18は設けられていないため、ヒータ31よりも先端側の部分における温度の低下の度合いは、ヒータ31よりも後端側の部分における温度の低下の度合いよりも小さい(図6Bを参照)。
そこで、支持部材11を、ヒータ31よりも先端側の部分及びヒータ31よりも後端側の部分のうちいずれか一方のみに配置する場合には、ヒータ31よりも後端側の部分に配置するのがよい。これにより、ヒータ31が配置されていない部分のうち、温度の低下の度合いが大きい部分を保温することができ、センサ部10の長さ方向Lに関する温度ムラを効果的に抑制することが可能となる。
また、2つの支持部材11でヒータ31よりも先端側の部分及びヒータ31よりも後端側の部分を支持する場合であっても、導電線18からの放熱を考慮して、支持部材11の形状等を変更することができる。例えば、ヒータ31よりも後端側の部分を支持する支持部材11の内周面の面積を、ヒータ31よりも先端側の部分を支持する支持部材11の内面の面積よりも大きくすることができる。また、例えば、ヒータ31よりも後端側の部分を支持する支持部材11の熱容量(又は熱時定数)を、ヒータ31よりも先端側の部分を支持する支持部材11の熱容量(又は熱時定数)よりも小さくすることができる。
また、本実施の形態では、支持部材11をヒータ31よりも先端側及び後端側の部分に配置したが、これに限定されない。例えば、支持部材11を、幅方向Wにおいてヒータ31よりも外側の両端部分にも配置することで、センサ部10の幅方向Wに関する温度ムラも抑制することができる。
また、支持部材11を、長さ方向Lに関して複数の内周面40を有する形状として、一つの支持部材11でセンサ部10の長さ方向Lの複数箇所を支持するようにしてもよい。この場合にも、導電線18からの放熱を考慮して、支持部材11においてヒータ31よりも先端側を支持する部分とヒータ31よりも後端側を支持する部分とで形状等を変更することができる。
また、本実施の形態では、センサ部10として、排気ガスの通路上に配置された多孔質体と、該多孔質体を挟んで相対向する少なくとも一対の電極と、ヒータと、を有する、いわゆる静電容量型のものを例に挙げて説明したが、これに限定されない。センサ部10は、例えば、公知の電気抵抗型のものでもよい。
すなわち、本発明において、センサの形式は特に限定されず、ケースの内部に支持部材を介して支持されたセンサ部に、PMを燃焼除去するヒータが設けられているものであれば、本発明の構成を適用し得る。
本発明に係るPMセンサは、ディーゼルエンジン、ガソリンエンジン等の内燃機関を搭載した車両に好適に用いられる。
1 エンジン
2 排気系
3 PMセンサ
4 排気通路
5 排気管
6 DOC(酸化触媒)
7 DPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルタ)
8 取付部
9 ケース部材
10 センサ部
11 支持部材
12 制御部
13 ボス部
14 雌ネジ部
15 雄ネジ部
16 ナット部
17、18 導電線
19 貫通孔
20 内ケース
21 外ケース
22 通過口
23 シール部材
24 導出口
25 流路
26 導入口
28 第1電極
29 第2電極
30 多孔質体
31 ヒータ
35 絶縁体セラミックシート
36 ヒータ素子
36a 第1ヒータ素子
36b、36c 連続部
40 内周面
41 外周面
42 隙間
45 センサ再生制御部
46 PM量導出部

Claims (5)

  1. ケースと、
    前記ケースの内部に収容されて排気ガスの通路上に配置された多孔質体、前記多孔質体を挟んで相対向する一対の電極、及び通電に基づいて発熱するヒータを有するセンサ部と、
    前記センサ部の外面において、前記ヒータと正対しない部分に当接して、前記センサ部を前記ケースに対して支持する少なくとも1つの支持部材と、
    を備えるPMセンサ。
  2. 前記少なくとも1つの支持部材の前記センサ部に当接する当接面の面積が、前記当接面と平行な仮想面で前記支持部材を切断した場合の断面積よりも大きい、
    請求項1に記載のPMセンサ。
  3. 前記少なくとも1つの支持部材は、全周にわたって連続した形状である、
    請求項1又は2に記載のPMセンサ。
  4. 前記少なくとも1つの支持部材は、複数の支持部材であり、
    前記複数の支持部材のうち、一の前記支持部材は、他の前記支持部材とは異なる位置において前記センサ部に当接している、
    請求項1ないし3のいずれか一項に記載のPMセンサ。
  5. 前記センサ部は、前記ヒータに対して電力を供給する導電線を有し、
    前記少なくとも1つの支持部材は、1つの支持部材であり、前記導電線と正対する部分に当接する、
    請求項1ないし3のいずれか一項に記載のPMセンサ。
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