JP2018058572A - 電気転てつ機の補修ユニット及び補修方法 - Google Patents

電気転てつ機の補修ユニット及び補修方法 Download PDF

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Abstract

【課題】浸水害などにより電気転てつ機が故障した場合に早期の復旧を図ることのできる電気転てつ機の補修ユニット及び補修方法を提供することを目的とする。
【解決手段】電気転てつ機の配線端子盤と係合して配線端子盤の複数の端子と電気的に接続されるアダプタ部(10)と、電気転てつ機の電動機を制御する制御リレー器(30)が取り付けられ、アダプタ部と配線接続された第1ジャック板(20)と、電気転てつ機の鎖錠カンの動きに応じて接点を切り替える回路制御器(50)が取り付けられ、アダプタ部と配線接続された第2ジャック板(40)と、第1ジャック板又は第2ジャック板に接続され、電動機に電源を供給する電源配線(70)と、を備えた補修ユニット(1)並びにこれを用いた補修方法を採用する。
【選択図】図2

Description

本発明は、浸水害などにより障害が発生した電気転てつ機を補修するための電気転てつ機の補修ユニット及び補修方法に関する。
鉄道の線路を分岐させ、列車の進路を選択する機構として分岐器がある。転てつ機は、分岐器の近傍に配置されて分岐器のトングレールを転換させる装置である。近年の鉄道の分野では、電気により動作する電気転てつ機が多く利用されている。
電気転てつ機は、通常、分岐器のトングレールを動かす動作カンと、動作カンを駆動する電動機と、列車の通過中などに動作カンが動かないように鎖錠する鎖錠カンとを備えている。電気転てつ機は、外部ケーブルを介して制御信号を受信及び送信して遠隔操作され、外部ケーブルを介して電源が供給される。
従来、電気転てつ機に生じえる幾つかの障害に備えるための技術が提案されている。例えば、特許文献1には、浸水検知センサを備えた電気転てつ機が示されている。また、特許文献2には、雷害対策を施した電気転てつ機が示されている。
特開2009−19908号公報 特開2011−16413号公報
近年、大雨等の異常気象の影響によって鉄道の分岐点が冠水することがあり、このような場合に電気転てつ機に水が浸入して、電気転てつ機が故障するということがあった。公共交通機関においては障害発生時に速やかな復旧が望まれる。
従来、電気転てつ機が故障した場合、電気転てつ機を全交換して復旧するのが通常である。しかしながら、電気転てつ機は、重く大きな装置であるため、交換には時間と手間がかかり、通常、早期の復旧は難しかった。
本発明者らは、電気転てつ機が浸水害により故障した場合に、故障した部品とその周辺のみを交換して早期の復旧ができないか検討を行った。検討の結果、冠水により故障しやすい箇所は電気回路の基板部分にあることが判明した。このため、基板及び基板周辺を交換すれば、電気転てつ機を早期に復旧できるのではないかと考えた。
しかしながら、電気転てつ機においては、外部ケーブルを介して多数の配線が内部回路に接続されている。このため、基板を交換するには、外部ケーブルの多数の配線或いは内部配線を再接続し直すことが必要であった。現場で多数の配線を接続する作業は、非常に煩雑であり、正確な処理が難しいと考えられた。
さらに、検討を進めると、冠水等で回路の基板部分が故障する場合でも、特定の基板が主に故障し、別の基板は故障しにくいことが判明した。具体的には、制御リレー器と回路制御器とが上面に取り付けられるジャック板が、転てつ機の筐体内の下方に配置されるため故障が生じやすい。一方、外部ケーブルの複数の配線が接続されて制御信号と電源とを中継する配線端子盤は、筐体内の上方に配置されるため、冠水等でも故障しにくい。
本発明者らは、公共交通機関の障害発生時に要求される事項を念頭に、上記判明した事項を総合的に考慮して本発明に至った。
本発明は、浸水害などにより電気転てつ機が故障した場合に早期の復旧を図ることのできる電気転てつ機の補修ユニット及び補修方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するため、
線路の分岐器を動かす動作カンと、動作カンを鎖錠するための鎖錠カンと、動作カンの動力を発生する電動機と、前記電動機の駆動制御及び前記鎖錠カンの位置検出を行う電気回路部と、外部ケーブルの複数の配線と前記電気回路部に接続される複数の内部配線とが接続されて制御信号及び電源を中継する配線端子盤とを備えた電気転てつ機を対象とする補修ユニットであって、
前記配線端子盤と係合して前記配線端子盤の複数の端子と電気的に接続されるアダプタ部と、
前記電動機を制御する制御リレー器が取り付けられ、前記アダプタ部と配線接続された第1ジャック板と、
前記鎖錠カンの動きに応じて接点を切り替える回路制御器が取り付けられ、前記アダプタ部と配線接続された第2ジャック板と、
前記第1ジャック板又は前記第2ジャック板に接続され、前記電動機に電源を供給する電源配線と、
を備えていることを特徴としている。
このような構成によれば、故障した電気転てつ機から電気回路部を除去し、補修ユニットを取り付けることで、電気転てつ機を復旧することができる。浸水害により電気転てつ機が故障する場合、筐体内の上方に配置される配線端子盤には異常が生じず、筐体内の下方に配置される電気回路部の基板に異常が生じることが多いと判明している。そこで、このような場合に対応して、正常であると想定される配線端子盤を利用しつつ、異常が生じていると想定される電気回路部を除去して、電気転てつ機の早期の復旧が可能となる。
加えて、上記の補修ユニットにおいては、アダプタ部と第1ジャック板及び第2ジャック板とは配線により接続済みである。そして、復旧作業員がアダプタ部を配線端子盤に係合させることで、外部ケーブルの多数の配線と、第1ジャック板及び第2ジャック板に設けられた複数の配線とを、まとめて接続することができる。よって、外部ケーブルに含まれる多数の配線或いは多数の内部配線を現場で一つずつ接続し直すという作業が不要となり、簡単な作業で電気転てつ機を復旧することができる。さらに、配線ミスなどの間違いが生じ難い。
また、本発明は、故障した部品を交換して電気転てつ機を元通りに復旧するという通常の復旧思想から飛躍し、一時的であっても故障した電気転てつ機を応急的に復旧するという新規な復旧思想に基づいている。補修ユニットにより復旧された電気転てつ機は、元通りの構成とは異なり、係合により配線端子盤と電気的に接続されるアダプタ部を含む。よって、これを完全な復旧と見なすことは難しい。しかしながら、故障した電気転てつ機が交換されるまで線路の使用ができないと、交通の停止により社会活動への大きな影響が懸念される。そこで、一時的な復旧でもよいという思想に基づき、補修ユニットによって応急的に電気転てつ機を復旧することで、速やかに線路の使用が可能となり、その後、電気転てつ機の交換によって完全復旧とすることで、交通の停止を最小限に抑えて故障した電気転てつ機を完全復旧できる。よって、本発明に係る補修ユニットは非常に有用である。
望ましくは、前記アダプタ部は、前記配線端子盤の前記複数の端子に対応する複数のコネクタ部を有し、
前記複数のコネクタ部は、前記配線端子盤の複数の端子である複数のネジの先端部をそれぞれ挿入可能な複数の挿入孔と、前記複数の挿入孔の中にそれぞれ設けられた複数の電極とを有し、
前記アダプタ部が前記配線端子盤の上に重なった状態で、前記複数のネジの先端部が前記複数の挿入孔に挿入され且つ前記複数の電極と接触して、前記アダプタ部と前記配線端子盤とが電気的に接続され、
前記アダプタ部の上部には、前記複数の電極にそれぞれ通じる複数の挿通孔がさらに設けられてもよい。
このような構成によれば、アダプタ部の電極が挿入孔の中に配置されるので、アダプタ部と配線端子盤との電気的な接続を、容易に且つ安全に行うことができる。さらに、アダプタ部の上部の挿通孔からテスタのプローブ等を入れて電圧測定等により正常な接続の確認を行うことができる。
さらに、望ましくは、前記第1ジャック板と前記第2ジャック板との何れか一方又は両方の上面に、両者を識別する識別標章が設けられていてもよい。
第1ジャック板と第2ジャック板には、異なる機器(制御リレー器と回路制御器)が取り付けられるため、アダプタ部との配線接続のパターンが異なる。このため、第1ジャック板と第2ジャック板との取り違いが生じると、正常な復旧を行うことができない。そこで、上記構成のように、識別標章を設けて、このような取り違いを防ぐことで、容易で間違いの少ない復旧作業を行うことができる。
また、本発明は、上記目的を達成するため、
補修ユニットを用いて前記電気転てつ機を補修する補修方法であって、
前記電気回路部を前記電気転てつ機の筐体から取り外す工程と、
前記配線端子盤と前記電気回路部とを電気的に接続している複数の配線を途中で切断或いは端で前記電気回路部から分断する工程と、
切断又は分断した前記複数の配線のうち前記配線端子盤から延びている複数の配線の端部を絶縁処理する工程と、
前記アダプタ部を前記配線端子盤に係合させる工程と、
前記第1ジャック板及び前記第2ジャック板を前記電気転てつ機の筐体内に固定する工程と、
前記第1ジャック板及び前記第2ジャック板に前記制御リレー器及び前記回路制御器を取り付ける工程と、
を含むことを特徴としている。
このような方法によれば、浸水害等により故障した電気転てつ機を、補修ユニットを用いて容易な作業により復旧することができる。
ここで、前記アダプタ部を前記配線端子盤に係合させる工程は、前記複数の電極を構成する複数の端子ネジを回して、前記端子ネジの雌ネジの部分を前記配線端子盤の複数のネジの先端部に螺合させて固定する工程を含んでいてもよい。
このような方法によれば、容易な作業により、応急的に且つより確実にアダプタ部を固定することができる。
本発明によれば、浸水害などにより電気転てつ機が故障した場合に早期の復旧を図ることのできる電気転てつ機の補修ユニット及び補修方法を提供できる。
復旧対象の電気転てつ機を示す平面図である。 本発明の実施形態の電気転てつ機の補修ユニットを示す平面図である。 電気転てつ機の配線端子盤を示すもので、(A)は平面図、(B)は側面図である。 実施形態のアダプタ部を示す分解斜視図である。 実施形態のアダプタ部を配線端子盤に取り付けた状態を示すもので、(A)は平面図、(B)はA−A線断面図、(C)はB−B線断面図である。 電気転てつ機の復旧工程を説明するもので、(A)は第1工程の説明図、(B)は第2工程の説明図である。 電気転てつ機の復旧工程を説明するもので、(A)は第3工程の説明図、(B)は第4工程の説明図である。 電気転てつ機の復旧工程を説明するもので、(A)は第5工程の説明図、(B)は第6工程の説明図である。 補修アダプタにより復旧された電気転てつ機の回路構成を示す図である。 変形例のアダプタ部を示す分解斜視図である。 変形例のアダプタ部を配線端子盤に取り付ける工程を示す部分断面図であり、(A)〜(C)はその第1段階から第3段階をそれぞれ示す。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態の電気転てつ機の補修ユニットである。図1では、電気転てつ機の筐体105から上蓋を取り外した状態を示している。
先ず、復旧対象の電気転てつ機100について説明する。
電気転てつ機100は、鉄道線路の分岐器のトングレールを動かす動作カン110と、動作カン110を鎖錠するための鎖錠カン120と、外部ケーブルが導入されるケーブル導入部151、152と、内部回路等を収用する筐体105とを備えている。
筐体105の内部には、動作カン110を駆動する電動機130と、電動機130の動力を動作カン110へ伝達する伝達機構140と、外部ケーブルの配線が接続される配線端子盤160と、制御リレー器171及びそのジャック板172と、回路制御器173及びそのジャック板174と、動作試験用の押しボタン175と、電動機130の端子が設けられた端子台176とが設けられている。制御リレー器171、回路制御器173、及びジャック板172、174が電気回路部を構成する。
制御リレー器171は、内部に複数のリレーを有し、電動機130を駆動制御する。ジャック板172は、制御リレー器171が着脱可能に取り付けられる基板である。ジャック板172は、複数の配線を介して配線端子盤160と他方のジャック板174と接続されている。また、ジャック板172は、電源配線と端子台176とを介して電動機130と電気的に接続されている。
回路制御器173は、鎖錠カン120のロック機構に連動するように設けられたレバー121の一部が挿入され、レバー121の位置に応じて複数の接点を切り替えて鎖錠カン120の位置を検出する。ジャック板174は、回路制御器173が着脱可能に取り付けられる基板である。ジャック板174は、複数の配線を介して配線端子盤160と制御リレー器171のジャック板172と電気的に接続されている。
図2は、本発明の実施形態の電気転てつ機の補修ユニットを示す平面図である。続いて、図1の構成要素を参照しつつ、図2を用いて補修ユニット1について説明する。
本実施形態の電気転てつ機の補修ユニット1は、アダプタ部10、第1ジャック板20、第1ジャック板20に取り付けられる制御リレー器30、第2ジャック板40、第2ジャック板40に取り付けられる回路制御器50、押しボタンセット60、電動機130に電源を出力する電源配線70を備えている。
アダプタ部10は、電気転てつ機100の配線端子盤160と係合されて配線端子盤160の各端子と複数の配線とを電気的に接続する連結機器である。アダプタ部10は、複数の配線を介して第1ジャック板20、第2ジャック板40、押しボタンセット60と接続されている。アダプタ部10の詳細な構造については後述する。
制御リレー器30は、内部に複数のリレーr1〜r4(図9を参照)を有し、電気転てつ機100の電動機130を駆動制御する。制御リレー器30の底面部には、第1ジャック板20への固定用及び電気的な接続用の複数の接続端子31が設けられている。制御リレー器30は、復旧対象の電気転てつ機100に設けられている部品と同種のものである。
回路制御器50は、電気転てつ機100の鎖錠カン120のロック機構に連動するように設けられたレバー121の一部が挿入される挿入部52と、レバー121の位置に応じて切り替わる複数の接点m1〜m8(図9を参照)とを有する。回路制御器50の底面部には、第2ジャック板40への固定用及び電気的な接続用の複数の接続端子51が設けられている。回路制御器50は、復旧対象の電気転てつ機100に設けられている部品と同種のものである。
第1ジャック板20は、制御リレー器30が取り付けられる基板であり、制御リレー器30の複数の接続端子31が差し込まれる複数のスリーブ端子21を備えている。また、第1ジャック板20には、制御リレー器用であることを示す識別標章22がシール等により設けられている。第1ジャック板20は、複数の配線を介してアダプタ部10及び第2ジャック板40と電気的に接続されている。また、第1ジャック板20には電源配線70が接続されている。第1ジャック板20は、識別標章22を除いて、電気転てつ機100に設けられている部品と同種のものである。
第2ジャック板40は、回路制御器50が取り付けられる基板であり、回路制御器50の複数の接続端子51がそれぞれ差し込まれる複数のスリーブ端子41を備えている。また、第2ジャック板40には、回路制御器用であることを示す識別標章42がシールなどにより設けられている。第2ジャック板40は、複数の配線を介してアダプタ部10及び第1ジャック板20と電気的に接続されている。第2ジャック板40は、識別標章42の部分を除いて、電気転てつ機に予め設けられている部品と同種のものである。
押しボタンセット60は、電気転てつ機100の動作試験用の押しボタン61と、その取り付け板62とを有する。押しボタン61は、通常時は電気転てつ機100の筐体105の内部に収容されて操作されないが、電気転てつ機100の設置時或は点検時などに筐体105の上蓋を開放して操作される。
電源配線70は、制御リレー器30及び第1ジャック板20を介して電気転てつ機100の電動機130に電源を供給する。電源配線70は、先端に丸型端子などの接続端子71を備え、端子台176の端子t1、t2(図9を参照)に例えばボルトにより固定される。
<配線端子盤及びアダプタ部の構造>
続いて、電気転てつ機100の配線端子盤160、及び、これに連結される補修ユニット1のアダプタ部10の構造について詳細に説明する。
図3は、電気転てつ機の配線端子盤を示すもので、(A)は平面図、(B)は側面図である。図4は、実施形態のアダプタ部を示す分解斜視図である。図5は、実施形態のアダプタ部を配線端子盤に取り付けた状態を示すもので、(A)は平面図、(B)はA−A線断面図、(C)はB−B線断面図である。なお、図4中、煩雑を避けるために多数の貫通孔の幾つかの符号は省略している。
配線端子盤160は、図3(A)に示すように、上方から見て、一方向に長い長方形形状をしており、複数の内部配線と外部ケーブルの複数の配線とが接続され、これらの間で制御信号と電源とを中継する基板である。配線端子盤160は、図3(A)、(B)に示すように、電気転てつ機100の筐体105内に固定される台座163と、複数のボルト式端子162とを備えている。複数のボルト式端子162は、台座163の上部に複数の列で配置され、各ボルト式端子162からはボルトネジ161の先端が上方に突出している。複数のボルト式端子162には、図示を省略するが、外部ケーブルの複数の配線及びジャック板172、174等に接続される複数の内部配線とが接続されている。
補修ユニット1のアダプタ部10は、配線端子盤160に重なるように係合される。そして、アダプタ部10は、配線端子盤160の複数の端子とアダプタ部10に接続された複数の配線とを、まとめて電気的に接続する。
アダプタ部10は、図4に示すように、複数の貫通孔h1、h2、h3、h4が設けられた第1パネル11、第2パネル12、及び第3パネル13と、第1パネル11と第2パネル12と間に固定される複数の端子板14と、貫通孔h2、h3に配置される複数のスプリング15及びフランジ付きのプランジャ16と、配線端子盤160への固定用ネジ17a、17bとを備えている。なお、第1パネル11は透明な部材から構成され、図5(A)において第1パネル11の下側の構成が見えている。
これらの構成のうち、貫通孔h1〜h3、端子板14、スプリング15、プランジャ16が、本発明に係るコネクタ部の一例に相当する。また、端子板14、スプリング15、プランジャ16がコネクタ部の電極の一例に相当し、下層の貫通孔h3がボルトネジ161の先端が挿入可能な挿入孔、上層の貫通孔h1が電極に通じる挿通孔に相当する。
第1パネル11、第2パネル12、及び第3パネル13は、互いに重なった状態で例えばネジにより互いに固定される。複数の貫通孔h1、h2、h3は、上方から見て、配線端子盤160のボルトネジ161の先端と、重なる位置に設けられている。
端子板14は、第1パネル11と第2パネル12との間で、上層の貫通孔h1と中層の貫通孔h2との間を塞ぐように固定されている。複数の端子板14には、図5(A)に示すように複数の配線の一端が電気的に接続されている。復旧作業員は、貫通孔h1を介してテスタのプローブを差し込むことで、各端子板14の電圧等を計測できるようになっている。
スプリング15とプランジャ16とは、中層の貫通孔h2と下層の貫通孔h3との中に配置される。中層の貫通孔h2は、プランジャのスリーブを通す径を有し、下層の貫通孔h3はプランジャ16のスリーブを通さない径を有する。プランジャ16は中層の貫通孔h2の方へ移動可能に配置され、且つ、スプリング15により下方に付勢されている。このような構成により、図5(B)に示すように、配線端子盤160のボルトネジ161の先端が下層の貫通孔h3に下方から挿入されると、ボルトネジ161の先端とプランジャ16とが接触して、プランジャ16が貫通孔h2、h3の中で上方に変位する。このとき、スプリング15がプランジャ16をボルトネジ161の方へ付勢する。これにより、配線端子盤160のボルトネジ161、プランジャ16、スプリング15、及び端子板14が導通し、アダプタ部10の各配線と配線端子盤160の各端子とが導通する。
固定用ネジ17a、17bは、円筒の内側にネジが切られた雌ネジ(17b)と、これに螺合する雄ネジ(17a)とからなる。雌ネジ(17b)は、配線端子盤160のボルトネジ161とも螺合し、図5(B)に示すように、下部がボルトネジ161と螺合し、上部が雄ネジ(17a)と螺合することで、アダプタ部10を配線端子盤160に固定することができる。
また、図5(A)、(C)に示すように、アダプタ部10と配線端子盤160とは、多くの端子が配置される部位において、さらに、結束バンド18により結束されて互いに固定される。結束バンド18は、例えば、アダプタ部10と配線端子盤160の台座163とを囲うようにして、両者を結束すればよい。
図5(B)に示すように、アダプタ部10が配線端子盤160に結束された状態で、アダプタ部10は、電気転てつ機100の筐体105内に収容され、上蓋102を閉めるときに、これを阻害しない。
<補修方法>
続いて、上記の補修ユニット1を用いた電気転てつ機100の補修方法について説明する。
図6〜図8は、補修ユニット1を用いた電気転てつ機100の復旧工程を説明する図である。図6(A)〜図8(B)に、順に第1工程〜第6工程の説明図を示す。図6〜図8においては、電気転てつ機100は簡略化し、複数の配線は1本に省略して描いている。
浸水害等により電気転てつ機100が故障した場合、鉄道機関の係員は、交換する電気転てつ機の手配を行う一方、電気転てつ機を交換するまで電気転てつ機100を一時的に使用可能とするため、補修ユニット1を用いて応急的な復旧を行う。
応急的な復旧工程では、先ず、復旧作業員は、故障した電気転てつ機100の上蓋を開ける(図6(A))。次いで、図6(B)に示すように、復旧作業員は、制御リレー器171と回路制御器173とをジャック板172、174から取り外し、さらにジャック板172、174と押しボタン175とを、筐体105から取り外す。続いて、復旧作業員は、これらと配線端子盤160とを電気的に接続している内部配線を途中で切断、或いは、端部でジャック板172、174から分断して、その先端の導電部を絶縁テープF等で養生して絶縁処理する。
続いて、図7(A)に示すように、復旧作業員は、一端を絶縁処理した配線Hを筐体105内の空いているスペースにしまい込む。さらに、復旧作業員は、補修ユニット1を用意する。
補修ユニット1が用意されたら、図7(B)に示すように、復旧作業員は、アダプタ部10を配線端子盤160に締結する。この締結により、配線端子盤160の複数のボルト式端子162がアダプタ部10の複数の端子部(端子板14、スプリング15、プランジャ16)と電気的に接続される。これにより、配線端子盤160に接続されている外部ケーブルの複数の配線H1と、アダプタ部10の複数の配線H2とが、所定の対応関係で電気的に接続する。
アダプタ部10を接続したら、図8(A)に示すように、復旧作業員は、第1ジャック板20と第2ジャック板40とを筐体105に固定する。固定は、元のジャック板172、174が固定されていた箇所に行う。続いて、図8(B)に示すように、復旧作業員は、第1ジャック板20に制御リレー器30を取り付け、第2ジャック板40に回路制御器50を取り付ける。さらに、復旧作業員は、押しボタンセット60を筐体105内に固定し、さらに電源配線70を電動機130の所定の端子と電気的に接続されるように端子台176に固定する。
その後、復旧作業員は、テスタ等を用いてアダプタ部10の所定の端子の電圧を計測したり、押しボタン61を操作して動作試験を行ったりして、正常に動作することを確認したら、上蓋を閉めて応急的な復旧を完了する。
図9は、補修アダプタにより復旧された電気転てつ機の回路構成を示す図である。煩雑を避けるため、図9では、回路制御器50とアダプタ部10との間の幾つかの配線を省略して描いている。
補修ユニット1の接続が完了すると、配線端子盤160とアダプタ部10との係合により各端子の電気的な接続C0が得られる。これにより、外部ケーブルの複数の配線H1と補修ユニット1の複数の配線H2とが所定の対応関係で電気的に接続される。従って、外部ケーブルを介して入出力される制御信号は、補修ユニット1の回路に入出力されることになる。また、外部ケーブルを介して供給される電源は、補修ユニット1の回路に供給されることになる。
さらに、補充ユニット1の電源配線70は、電動機130の端子台176の所定の端子t1、t2に接続されるので、補修ユニット1の制御リレー器30及び回路制御器50の制御によって電動機130が駆動することになる。
従って、アダプタ部10の係合による接続の他は、電気転てつ機100の元の回路構成が得られ、これにより電気転てつ機100は元通りに動作することが可能となる。
以上のように、本実施形態の補修ユニット1、及び、これを用いた補修方法によれば、故障した電気転てつ機100から制御リレー器171、回路制御器173、ジャック板172、174等を除去する一方、補修ユニット1を取り付けることで、電気転てつ機100を復旧することができる。浸水害により電気転てつ機100が故障する場合、筐体105内の上方に配置される配線端子盤160には異常が生じず、筐体105内の下方に配置されるジャック板172、174に異常が生じることが多いと判明している。そこで、このような場合に対応して、正常であると想定される配線端子盤160を利用しつつ、異常が生じていると想定される制御リレー器171、回路制御器173、ジャック板172、174等を除去して、電気転てつ機100の早期の復旧が可能となる。
また、本実施形態によれば、復旧作業員がアダプタ部10を配線端子盤160に係合させることで、外部ケーブルの多数の配線と、第1ジャック板20及び第2ジャック板40に設けられた複数の配線とを、まとめて接続することができる。よって、外部ケーブルに含まれる多数の配線或いは多数の内部配線を現場で一つずつ接続し直すという作業が不要となり、簡単な作業で電気転てつ機を復旧することができる。さらに、配線ミスなどの間違いが生じ難い。
このように復旧された電気転てつ機100は、係合により配線端子盤160と接続されるアダプタ部10を含み、完全に元通りの構成に復旧したとは見なすことは難しい。しかしながら、補修ユニット1によって応急的に電気転てつ機を復旧し、その後に、電気転てつ機を交換して完全復旧とすることで、完全復旧前にも速やかな線路の使用が可能となる。従って、このような復旧方法により、交通の停止を最小限に抑えて故障した電気転てつ機を完全復旧できる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限られるものではない。例えば、上記実施形態では、アダプタ部10と配線端子盤160との電気的な接続方式として、プランジャ16をスプリング15により配線端子盤160のボルトネジ161に圧接する方式を採用した。しかし、例えば、挟み込み端子によりボルトネジ161の先端を挟んで電気的に接続する方式を採用してもよいし、螺合によりボルトネジ161と電気的に接続する方式を採用してもよい。また、上記実施形態では、補修ユニット1を取り付ける際に、制御リレー器30及び回路制御器50も交換したが、元の制御リレー器171及び回路制御器173が正常に動作する場合には元の構成を流用してもよい。また、上記実施形態では、切断した内部配線の端部を絶縁テープFで養生して絶縁処理する例を示したが、配線の端部を絶縁処理専用のチューブに通して絶縁処理するようにしてもよい。チューブは、ポリエチレン樹脂などの絶縁性を有する樹脂から構成し、チューブの一端は予め塞がれた構造とする。そして、切断した配線の端部をチューブに入れ、圧着スリーブ等を用いてチューブの上からチューブと配線とを圧着し、配線がチューブから抜けないようにしてもよい。その他、押しボタン61の有無、電源配線70の接続構造など、実施の形態で示した細部は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
(変形例)
変形例の補修ユニットは、図2のアダプタ部10の構造を変更したものであり、その他の構成要素は上述の実施形態と同様である。同様の構成要素については詳細な説明を省略する。
図10は、変形例のアダプタ部を示す分解斜視図である。図11は、変形例のアダプタ部を配線端子盤に取り付ける工程を示した部分断面図であり、(A)〜(C)はその第1段階から第3段階をそれぞれ示す。なお、図10においては煩雑を避けるために多数の貫通孔の幾つかについては符号を省略している。
変形例のアダプタ部10Aは、図10に示すように、第1パネル11Aと、第2パネル12Aと、複数の端子板14Aと、複数の端子ネジ16A、17Aとを備える。
第1パネル11Aには、複数の端子ネジ16A、17Aの頭部が挿入される複数の貫通孔h5a、h5bが設けられている。第2パネル12Aには、複数の端子ネジ16A、17Aのネジ部を通す複数の貫通孔h6が設けられている。複数の端子板14Aの各々には、端子ネジ16A又は端子ネジ17Aのネジ部を通す貫通孔h7が設けられている。
これらの構成のうち、端子板14A、端子ネジ16A、17A及び貫通孔h5a、h5b、h6が、本発明に係るコネクタ部の一例に相当する。また、端子板14A及び端子ネジ16A、17Aがコネクタ部の電極の一例に相当し、貫通孔h6がボルトネジ161の先端が挿入可能な挿入孔、貫通孔h5a、h5bが電極に通じる挿通孔に相当する。
端子ネジ16Aは、図11(A)にも示すように、下方にネジ部、上方に頭部を有し、ネジ部が雌ネジであり、頭部には工具の差し込み溝が設けられている。また、頭部の周囲にはネジが切られ、頭部の周囲にはナットaが螺合されている。端子ネジ16Aにおいて、頭部とネジ部との間にはフランジ部bが設けられ、ナットaとフランジ部bとの間に端子板14Aの貫通孔h7が通される。ナットaと端子板14Aとの間には平座金cが配置されてもよい。端子ネジ16Aは、例えばアダプタ部10Aの四隅に配置される。
端子ネジ17Aは、図11(C)にも示すように、下方にネジ部、上方に頭部を有し、ネジ部が雌ネジであり、頭部には工具の差し込み溝が設けられている。端子ネジ17Aにおいて、頭部とネジ部との間にはフランジ部eが設けられ、フランジ部eのネジ部側には皿バネ座金fが設けられる。なお、端子ネジ17Aは、頭部を有する雄ネジに、雌ネジが切られた筒体を螺合して構成してもよい。
複数の端子板14Aは、一部が第2パネル12Aの側部へ露出するように、また、各貫通孔h7が第2パネル12Aの複数の貫通孔h6と重なるように、第2パネル12Aの上面に固定される。第1パネル11Aは、端子板14Aを挟んで、複数の貫通孔h5a、h5bが第2パネル12Aの複数の貫通孔h6と重なるように第2パネル12Aの上方に固定される。第1パネル11Aと第2パネル12Aとが互いに固定される際、端子ネジ16Aは、端子板14Aに係合された状態で貫通孔h5b、h6内に収容される。また、端子ネジ17Aは、ネジ部が端子板14Aの貫通孔h7に通された状態で、貫通孔h5a、h6内に収容される。貫通孔h5aの上端部は、端子ネジ17Aが通過できないように小径にされ、これにより端子ネジ17Aが貫通孔h5aから抜け出さないように保持される。
<アダプタ部の固定方法>
続いて、アダプタ部10Aの固定方法について説明する。アダプタ部10Aを配線端子盤160の上に配置したら、先ず、復旧作業員は、図11(A)に示すように、端子ネジ16Aをマイナスドライバー等の工具を用いて回すことで、そのネジ部(雌ネジ)を、配線端子盤160のボルトネジ161に螺合させる。ここで、適度な位置で端子ネジ16Aとボルトネジ161との螺合が止まるように、端子ネジ16Aのネジ部内にはストッパが設けられていてもよい。この螺号により、端子ネジ16Aがボルトネジ161に固定される。このような固定が、四隅の端子ネジ16Aについて行われる。
次に、復旧作業員は、図11(B)に示すように、ボックススパナなどの工具を用いて、端子ネジ16Aのナットaを締める。そして、ナットaとフランジ部bとの間に平座金cと端子板14Aとが締め付けられることで、アダプタ部10Aの第1パネル11A及び第2パネル12Aが配線端子盤160に固定される。さらに、ボルトネジ161、端子ネジ16A及び端子板14Aが、互いに強固に接触し、これらが導通される。
続いて、復旧作業員は、図11(C)に示すように、端子ネジ17Aを、プラスドライバなどの工具を用いて回すことで、そのネジ部(雌ネジ)を、配線端子盤160のボルトネジ161に螺合させる。端子ネジ17Aは、皿バネ座金fを押し付けるように締められ、これによりボルトネジ161、端子ネジ17A、皿バネ座金f及び端子板14Aが互いに強固に接触し、これらが導通される。このような締付が、複数の端子ネジ17Aについて行われる。
このような作業により、アダプタ部10Aを配線端子盤160に固定し、且つ、ボルトネジ161と端子ネジ16A、17Aとを介して、配線端子盤160の複数の端子とアダプタ部10Aの複数の端子板14Aとをそれぞれ導通させることができる。変形例の補修ユニットによれば、アダプタ部10Aの固定と電気的な接続とを容易にかつ強固に行うことができ、例えば列車の通過による大きな振動が加えられても電気的な接続を維持することができる。
1 補修ユニット
10、10A アダプタ部
14、14A 端子板
15 スプリング
16 プランジャ
16A、17A 端子ネジ
h1〜h3、h5a、h5b、h6 貫通孔
20 第1ジャック板
30 制御リレー器
40 第2ジャック板
50 回路制御器
60 押しボタンセット
70 電源配線
100 電気転てつ機
105 筐体
110 動作カン
120 鎖錠カン
121 レバー
130 電動機
140 伝達機構
151、152 ケーブル導入部
160 配線端子盤
161 ボルトネジ
171 制御リレー器
173 回路制御器
172、174 ジャック板
175 押しボタン

Claims (5)

  1. 線路の分岐器を動かす動作カンと、動作カンを鎖錠するための鎖錠カンと、動作カンの動力を発生する電動機と、前記電動機の駆動制御及び前記鎖錠カンの位置検出を行う電気回路部と、外部ケーブルの複数の配線と前記電気回路部に接続される複数の内部配線とが接続されて制御信号及び電源を中継する配線端子盤とを備えた電気転てつ機を対象とする補修ユニットであって、
    前記配線端子盤と係合して前記配線端子盤の複数の端子と電気的に接続されるアダプタ部と、
    前記電動機を制御する制御リレー器が取り付けられ、前記アダプタ部と配線接続された第1ジャック板と、
    前記鎖錠カンの動きに応じて接点を切り替える回路制御器が取り付けられ、前記アダプタ部と配線接続された第2ジャック板と、
    前記第1ジャック板又は前記第2ジャック板に接続され、前記電動機に電源を供給する電源配線と、
    を備えていることを特徴とする電気転てつ機の補修ユニット。
  2. 前記アダプタ部は、前記配線端子盤の前記複数の端子に対応する複数のコネクタ部を有し、
    前記複数のコネクタ部は、前記配線端子盤の複数の端子である複数のネジの先端部をそれぞれ挿入可能な複数の挿入孔と、前記複数の挿入孔の中にそれぞれ設けられた複数の電極とを有し、
    前記アダプタ部が前記配線端子盤の上に重なった状態で、前記複数のネジの先端部が前記複数の挿入孔に挿入され且つ前記複数の電極と接触して、前記アダプタ部と前記配線端子盤とが電気的に接続され、
    前記アダプタ部の上部には、前記複数の電極にそれぞれ通じる複数の挿通孔がさらに設けられていることを特徴とする請求項1記載の電気転てつ機の補修ユニット。
  3. 前記第1ジャック板と前記第2ジャック板との何れか一方又は両方の上面に、両者を識別する識別標章が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電気転てつ機の補修ユニット。
  4. 請求項1記載の補修ユニットを用いて前記電気転てつ機を補修する補修方法であって、
    前記電気回路部を前記電気転てつ機の筐体から取り外す工程と、
    前記配線端子盤と前記電気回路部とを電気的に接続している複数の配線を途中で切断或いは端で前記電気回路部から分断する工程と、
    切断又は分断した前記複数の配線のうち前記配線端子盤から延びている複数の配線の端部を絶縁処理する工程と、
    前記アダプタ部を前記配線端子盤に係合させる工程と、
    前記第1ジャック板及び前記第2ジャック板を前記電気転てつ機の筐体内に固定する工程と、
    前記第1ジャック板及び前記第2ジャック板に前記制御リレー器及び前記回路制御器を取り付ける工程と、
    を含むことを特徴とする電気転てつ機の補修方法。
  5. 前記アダプタ部を前記配線端子盤に係合させる工程は、前記複数の電極を構成する複数の端子ネジを回して、前記端子ネジの雌ネジの部分を前記配線端子盤の複数のネジの先端部に螺合させて固定する工程を含むことを特徴とする請求項4記載の電気転てつ機の補修方法。
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