JP2018058491A - タイヤ空気圧検出システム、車体側装置及びタイヤ側装置 - Google Patents

タイヤ空気圧検出システム、車体側装置及びタイヤ側装置 Download PDF

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Abstract

【課題】効率的且つ正確に各タイヤを識別して夫々の空気圧を検出することができるタイヤ空気圧検出システム、車体側装置及びタイヤ側装置を提供する。【解決手段】タイヤ側装置は夫々、送信される要求信号の受信順序、該受信順序に対応する応答信号の送信タイミングを予め記憶しておき、車体側装置からトリガ信号の受信後に受信した要求信号夫々の受信強度を測定し、最も強い受信強度が測定された要求信号の受信順序を特定し、その受信順序に対応する送信タイミングを決定し、送信タイミングが到来した場合に予め記憶してある識別子を含む応答信号を送信させる。車体側装置は、タイヤ側装置全てに向けてトリガ信号を送信した後にタイヤ側装置各々へ向けて要求信号を順次送信させる、要求信号の送信後にタイヤ側装置から受信した応答信号の受信順序に基づき、前記応答信号に含まれる識別子と前記タイヤのタイヤ位置とを対応付ける。【選択図】図5

Description

本発明はタイヤ空気圧検出システムに関する。
車輌に装着された複数のタイヤの空気圧を各検出し、検出された空気圧が異常であった場合に警告等を発するタイヤ空気圧警報システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System )が使用されている。特許文献1は、各タイヤに設けられた空気圧センサを含むセンサユニットと、センサユニットからの検出信号を受信する車体側のコントローラと、各タイヤのタイヤハウスに設けられており、センサユニットへLF(Low Frequency )信号を送信するイニシエータ(LFアンテナ)とを含むタイヤ空気圧警報システムを開示している。このような構成のTPMSでは、コントローラからの指示によって各タイヤのイニシエータから順次対応するセンサユニットへLF信号が送信され、LF信号を受信したセンサユニットがコントローラへ向けRF(Radio Frequency )信号で応答し、コントローラがタイヤと検出結果とを対応させる。このときイニシエータから送信されるLF信号を、対応するセンサユニット以外の他のタイヤのセンサユニットが受信してしまうことでいずれのタイヤのセンサユニットからの応答信号なのかが不明確となるクロストークの発生が問題になる。特許文献1は特に、クロストーク発生の防止策として、通信の対象となるべき1つのセンサユニット以外の他のセンサユニットに対応するイニシエータが妨害波を発信し、前記1つのセンサユニットが受信すべきLF信号を他のセンサユニットが受信することを妨害する構成を提案している。
特開2010−221768号公報
特許文献1に開示されているシステムでは、不要な電力を消費する妨害波の発信が必要となる。妨害波を発信するための特別な回路も必要である。TPMSにおいては、装着タイヤのローテーション等を行なった場合の誤認識の防止なども含め、より効率的且つ正確な各タイヤの検出信号の識別が求められる。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、効率的且つ正確に各タイヤを識別して夫々の空気圧を検出することができるタイヤ空気圧検出システム、車体側装置及びタイヤ側装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るタイヤ空気圧検出システムは、車輌に装着されている複数のタイヤ夫々に設けられており、該タイヤの空気圧を検出するセンサ、並びに該センサによる測定結果の送信を要求する信号を無線により受信するタイヤ側受信部、及び前記要求に応じて測定結果を無線により送信するタイヤ側送信部を有するタイヤ側装置と、前記車輌の車体に設けられており、前記タイヤ側装置と無線により信号を送受信する車体側送信部及び車体側受信部を有する車体側装置とを含み、該車体側装置にて各タイヤの空気圧を取得し、空気圧の低下を検出するタイヤ空気圧検出システムであって、前記タイヤ側装置は夫々、自装置を識別する識別子を記憶する第1記憶部と、前記車体側装置から前記複数のタイヤに対応するタイヤ側装置宛てに送信される要求信号夫々の受信順序と、該受信順序に対応する応答信号の送信タイミングを予め記憶してある第2記憶部と、前記車体側装置からトリガ信号を受信する受信制御部と、該トリガ信号の受信後に前記タイヤ側受信部により受信した前記要求信号夫々の受信強度を測定する受信強度測定部と、最も強い受信強度が測定された要求信号の受信順序を特定する特定部と、特定された受信順序に対応する送信タイミングを前記第2記憶部から決定し、該送信タイミングが到来した場合に前記タイヤ側送信部から前記第1記憶部に記憶してある識別子を含む応答信号を送信させるタイヤ側送信制御部とを備え、前記車体側装置は、前記複数のタイヤのタイヤ側装置全てに向けて前記トリガ信号を前記車体側送信部から送信させ、前記複数のタイヤのタイヤ側装置各々へ向けて所定間隔を開けて前記要求信号を順次送信させる車体側送信制御部と、前記要求信号の送信後に前記車体側受信部により応答信号を受信した受信順序に基づき、前記応答信号に含まれる識別子と前記タイヤのタイヤ位置とを対応付ける車体側制御部とを備える。
本発明の一態様に係る車体側装置は、車輌の車体に設けられており、前記車輌に装着されている複数のタイヤ夫々に設けられているタイヤ側装置と無線により信号を送受信する送信部及び受信部を備える車体側装置であって、前記複数のタイヤのタイヤ側装置全てに向けてトリガ信号を前記送信部から送信させ、前記複数のタイヤのタイヤ側装置各々へ向けて所定間隔を開けて要求信号を前記送信部から順次送信させる送信制御部と、前記要求信号の送信後に前記受信部により応答信号を受信した受信順序に基づき、前記応答信号に含まれる前記タイヤ側装置を各識別する識別子と前記タイヤのタイヤ位置とを対応付ける制御部とを備える。
本発明の一態様に係るタイヤ側装置は、車輌のタイヤに設けられており、前記車輌の車体に設けられている車体側装置と無線により信号を送受信する送信部及び受信部を備えるタイヤ側装置であって、自装置を識別する識別子を記憶する第1記憶部と、前記車体側装置から複数のタイヤに向けて送信される要求信号夫々の受信順序と、該受信順序に対応する応答信号の送信タイミングを予め記憶してある第2記憶部と、トリガ信号を受信する受信制御部と、該トリガ信号の受信後に前記受信部により受信した前記要求信号夫々の受信強度を測定する受信強度測定部と、最も強い受信強度が測定された要求信号の受信順序を特定する特定部と、特定された受信順序に対応する送信タイミングを前記第2記憶部から決定し、該送信タイミングが到来した場合に前記送信部から前記第1記憶部に記憶してある識別子を含む応答信号を送信させる送信制御部とを備える。
なお本願は、このような特徴的な各構成部を備えるタイヤ空気圧検出システム、並びに該システムを構成する車体側装置及びタイヤ側装置として実現することができるだけでなく、かかる特徴的なステップを含むタイヤ空気圧検出方法として実現したり、かかるステップをコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現したりすることができる。また、タイヤ空気圧検出システム、タイヤ側装置の一部又は全部を実現する半導体集積回路として実現したり、タイヤ空気圧検出システム、車体側装置又はタイヤ側装置を含むその他のシステムとして実現したりすることができる。
上記によれば、妨害波を出力するハードウェアを用いることなしに各タイヤのセンサを正確に識別することが可能であり、各タイヤの空気圧を正確に識別して検出することが可能になる。
本実施の形態におけるタイヤ空気圧検出システムの構成部の配置を示す模式図である。 本実施の形態におけるタイヤ空気圧検出システムの構成を示すブロック図である。 タイヤ空気圧検出システムにて行なわれる識別子とタイヤ位置との登録処理の一例を示すフローチャートである。 タイヤ空気圧検出システムにて行なわれる識別子とタイヤ位置との登録処理の一例を示すフローチャートである。 識別子とタイヤ位置との対応付けの例を示す説明図である。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
(1)本発明の一態様に係るタイヤ空気圧検出システムは、車輌に装着されている複数のタイヤ夫々に設けられており、該タイヤの空気圧を検出するセンサ、並びに該センサによる測定結果の送信を要求する信号を無線により受信するタイヤ側受信部、及び前記要求に応じて測定結果を無線により送信するタイヤ側送信部を有するタイヤ側装置と、前記車輌の車体に設けられており、前記タイヤ側装置と無線により信号を送受信する車体側送信部及び車体側受信部を有する車体側装置とを含み、該車体側装置にて各タイヤの空気圧を取得し、空気圧の低下を検出するタイヤ空気圧検出システムであって、前記タイヤ側装置は夫々、自装置を識別する識別子を記憶する第1記憶部と、前記車体側装置から前記複数のタイヤに対応するタイヤ側装置宛てに送信される要求信号夫々の受信順序と、該受信順序に対応する応答信号の送信タイミングを予め記憶してある第2記憶部と、前記車体側装置からトリガ信号を受信する受信制御部と、該トリガ信号の受信後に前記タイヤ側受信部により受信した前記要求信号夫々の受信強度を測定する受信強度測定部と、最も強い受信強度が測定された要求信号の受信順序を特定する特定部と、特定された受信順序に対応する送信タイミングを前記第2記憶部から決定し、該送信タイミングが到来した場合に前記タイヤ側送信部から前記第1記憶部に記憶してある識別子を含む応答信号を送信させるタイヤ側送信制御部とを備え、前記車体側装置は、前記複数のタイヤのタイヤ側装置全てに向けて前記トリガ信号を前記車体側送信部から送信させ、前記複数のタイヤのタイヤ側装置各々へ向けて所定間隔を開けて前記要求信号を順次送信させる車体側送信制御部と、前記要求信号の送信後に前記車体側受信部により応答信号を受信した受信順序に基づき、前記応答信号に含まれる識別子と前記タイヤのタイヤ位置とを対応付ける車体側制御部とを備える。
本発明の一態様にあっては、トリガ信号を起点として所定の順序で各タイヤ側装置へ向けて複数回の要求信号が送信され、配置が異なるタイヤ側装置にて要求信号夫々を異なる受信強度で受信できる。受信強度の差異によってタイヤ側装置は自装置向けの要求信号の送信順序を認識し、認識した送信順序の結果である送信タイミングの差異で、車体側装置が各タイヤ側装置に対応するタイヤ位置を特定することが可能である。
(2)本発明の一態様に係るタイヤ空気圧検出システムでは、前記車体側送信部は、前記複数のタイヤのタイヤハウスに各設けられたLF帯の搬送波に対応するアンテナを用いて前記トリガ信号及び要求信号を送信し、各アンテナは、設置箇所のタイヤハウス以外のタイヤハウス内のホイール内部へ届く範囲の同一の送信強度で前記要求信号を送信し、前記タイヤ側送信部は、UHF帯の搬送波に対応するアンテナを用いて前記応答信号を送信する。
本発明の一態様にあっては、車体側装置からタイヤ側装置への信号の送信は、タイヤハウス夫々に設けられるアンテナからLF帯を用いて実現する。そしてタイヤハウスから他のタイヤハウスの内の少なくとも1つのタイヤハウスに装着されているタイヤTのホイール内部まで届く程度の送信強度とするとよい。これにより各タイヤ側装置にて、他装置に対応するアンテナから送信された信号をも受信はできるが、各アンテナから距離による減衰により夫々差異のある受信強度が測定できる。
(3)本発明の一態様に係る車体側装置は、車輌の車体に設けられており、前記車輌に装着されている複数のタイヤ夫々に設けられているタイヤ側装置と無線により信号を送受信する送信部及び受信部を備える車体側装置であって、前記複数のタイヤのタイヤ側装置全てに向けてトリガ信号を前記送信部から送信させ、前記複数のタイヤのタイヤ側装置各々へ向けて所定間隔を開けて要求信号を前記送信部から順次送信させる送信制御部と、前記要求信号の送信後に前記受信部により応答信号を受信した受信順序に基づき、前記応答信号に含まれる前記タイヤ側装置を各識別する識別子と前記タイヤのタイヤ位置とを対応付ける制御部とを備える。
本発明の一態様にあっては、上述の(1)と同様に、トリガ信号を起点として所定の順序で各タイヤ側装置へ向けて複数回の要求信号が送信され、配置が異なるタイヤ側装置にて要求信号夫々を異なる受信強度で受信できる。受信強度の差異によってタイヤ側装置は自装置向けの要求信号の送信順序を認識し、認識した送信順序の結果である送信タイミングの差異で、車体側装置が各タイヤ側装置に対応するタイヤ位置を特定することが可能である。
(4)本発明の一態様に係るタイヤ側装置は、車輌のタイヤに設けられており、前記車輌の車体に設けられている車体側装置と無線により信号を送受信する送信部及び受信部を備えるタイヤ側装置であって、自装置を識別する識別子を記憶する第1記憶部と、前記車体側装置から複数のタイヤに向けて送信される要求信号夫々の受信順序と、該受信順序に対応する応答信号の送信タイミングを予め記憶してある第2記憶部と、トリガ信号を受信する受信制御部と、該トリガ信号の受信後に前記受信部により受信した前記要求信号夫々の受信強度を測定する受信強度測定部と、最も強い受信強度が測定された要求信号の受信順序を特定する特定部と、特定された受信順序に対応する送信タイミングを前記第2記憶部から決定し、該送信タイミングが到来した場合に前記送信部から前記第1記憶部に記憶してある識別子を含む応答信号を送信させる送信制御部とを備える。
本発明の一態様にあっては、上述の(1)と同様に、トリガ信号を起点として所定の順序で各タイヤ側装置へ向けて複数回の要求信号が送信され、配置が異なるタイヤ側装置にて要求信号夫々を異なる受信強度で受信できる。受信強度の差異によってタイヤ側装置は自装置向けの要求信号の送信順序を認識することが可能である。
[本発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態に係るタイヤ空気圧検出システムの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
図1は、本実施の形態におけるタイヤ空気圧検出システム100の構成部の配置を示す模式図である。本実施の形態のタイヤ空気圧検出システム100は、車体側装置1と、装着されているタイヤTの数に対応する数のタイヤ側装置2とを含む。
車体側装置1は、インストルメントパネル内部又は下部に設置されている。車体側装置1は、各タイヤTのタイヤハウスに設けられた送信アンテナ31〜34と信号線により接続されている。
送信アンテナ31は右前のタイヤTに対応する位置、送信アンテナ32は右後のタイヤTに対応する位置、送信アンテナ33は左後のタイヤTに対応する位置、送信アンテナ34は左前のタイヤTに対応する位置に設けられている。送信アンテナ31〜34はタイヤ側装置2へ向けて無線信号を送信するアンテナである。送信アンテナ31〜34から送信される信号の搬送波の周波数帯域は例えばLF(Low Frequency )帯(例えば125kHz)を用いる。周波数帯はこれに限られないが、後述の受信アンテナ4とは異なる周波数帯域で、距離による減衰が顕著な周波数帯域を用いるとよい。
車体側装置1はまた、車輌Vのルーフに設けられた受信アンテナ4と信号線により接続されている。受信アンテナ4は、例えば車輌Vのルーフの内張り内に設けられている。受信アンテナ4は、タイヤ側装置2から送信される信号を受信する。受信する搬送波の周波数帯域は、RF(Radio Frequency )帯(例えば300MHz、UHF帯)である。周波数帯はこれに限られない。
タイヤ側装置2は、タイヤのホイール内部夫々に設けられており、例えばダイヤフラム等を用いた圧力センサによって各タイヤの空気圧を測定し、測定結果の空気圧信号を無線により送信するセンサユニットである。
図2は、本実施の形態におけるタイヤ空気圧検出システム100の構成を示すブロック図である。車体側装置1は、車輌Vのドアロックの施錠/開錠の制御、及び車内外灯器類等、ボディ系のアクチュエータの制御を統合的に行なう所謂BCM(Body Control Module )ユニットである。車体側装置1は、制御部10、記憶部11、出力部12、送信部13、及び受信部14を備え、バッテリからの電源供給を受けて動作する。
制御部10は例えば、1若しくは複数のCPU(Central Processing Unit)又はマルチコアCPUを用い、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力インタフェース、タイマ等を有するマイクロコントローラである。制御部10は、記憶部11に記憶してある制御プログラム1Pに基づき、各構成部を制御する。なお制御プログラム1Pは制御部10の内蔵ROMに記憶してあってもよい。
記憶部11は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリを用いる。記憶部11には、制御部10が参照する各種情報が記憶されているほか、上述の制御プログラム1Pが記憶されている。なお記憶部11には、後述するように各タイヤ側装置2から送信される識別番号と、タイヤT各々の識別情報(右前、左前、右後、左後、スペア等)との対応が記憶される。記憶部11に記憶されている制御プログラム1Pは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体5に記録されている態様でもよい。記憶部11は、図示しない読出装置によって記録媒体5から読み出された制御プログラム5Pを記憶する。記録媒体5はCD(Compact Disc)−ROM、DVD(Digital Versatile Disc)−ROM、BD(Blu-ray (登録商標) Disc )等の光ディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク等の磁気ディスク、磁気光ディスク、半導体メモリ等である。また、図示しない通信網に接続されている図示しない外部コンピュータから実施の形態1に係る制御プログラム5Pをダウンロードし、記憶部11に記憶させてもよい。
出力部12は、ディスプレイ61及びスピーカ62が接続されている。ディスプレイ61及びスピーカ62はいずれか一方のみであってもよい。出力部12は制御部10の制御により、ディスプレイ61へ制御信号を出力し、及びスピーカ62へ音声信号を出力する。
ディスプレイ61は、インストルメントパネル上の速度計を含む計器類のパネル内に設けられた表示灯である。LED(Light Emitting Diode)を用いてもよい。またヘッドアップディスプレイであってもよい。ディスプレイ61は、ナビゲーションシステム等で用いられるタッチパネルを内蔵したタイプであって、LCD(Liquid Crystal Display)又は有機EL(Electro Luminescence)等の表示パネルを用いるものであってもよい。ディスプレイ61は出力部12から出力される信号に基づき、画像又は文字を表示する。
スピーカ62は、出力部12から出力される信号に基づき、音声又は効果音を発する。
送信部13は、送信アンテナ31〜34と接続されており、該送信アンテナ31〜34から送信する信号を変調する変調器を含む送信モジュールを用いる。なお送信部13は内部に切替部13aを有し、該切替部13aによって複数の送信アンテナ31〜34の内のいずれか一部又は全部を選択して使用することが可能である。
受信部14は、受信アンテナ4と接続されており、該受信アンテナ4にて受信した電波に対する増幅器、フィルター回路、及び復調器を含む受信回路を用いる。
タイヤ側装置2は、制御部20、センサ21、受信部22、送信部23、記憶部24、及び受信強度測定部25を備える。タイヤ側装置2は、バッテリ又は内蔵電池からの電源供給を受けて動作する。
制御部20は、例えば1若しくは複数のCPU又はマルチコアCPUを用い、ROM、RAM、入出力インタフェース、タイマ等を有するマイクロコントローラである。制御部20のCPUは入出力インタフェースを介してセンサ21、受信部22、送信部23、及び記憶部24に接続されている。
センサ21は、例えばダイヤフラムを用い、圧力の大きさによって変化するダイヤフラムの変形量に基づき、タイヤTの空気圧を測定する。センサ21は、測定結果を信号(空気圧に応じた電圧レベルを有する)として制御部20へ出力する。なおセンサ21は更に、温度センサを用いて温度を示す信号を制御部20へ出力する構成としてもよい。
記憶部24は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリである。記憶部24は、制御部20にタイヤ側装置2の各構成部の動作を制御させるため、即ち後述のタイヤ空気圧の測定結果を送受信する処理を実行させるための制御プログラム2Pを記憶している。また記憶部24には、複数のタイヤ側装置2を相互に識別することができるように固有の識別子241が予め記憶されている。なお、図2では制御部20及び記憶部24を夫々別体の構成部として図示しているが、制御部20の内部に記憶部24を備える構成としてもよく、制御プログラム2P及び識別子241は制御部20の内蔵記憶部に記憶されていてもよい。また記憶部24には、受信順序と、車体側装置1への応答信号の送信タイミングとの対応が記憶されている。なお送信タイミングは、後述するように特定の起点からの所定間隔を開けた経過時間によって記憶されているとよい。
受信部22は、アンテナ22aにて受信した複数の無線信号から搬送波の成分を除去して受信信号を抽出し、抽出した受信信号を制御部20へ出力する。本実施の形態では、アンテナ22aが受信する無線信号の搬送波の周波数帯としてLF帯を使用する。アンテナ22aで受信する搬送波の周波数帯は、車体側の送信アンテナ31〜34と対応するのであればこの周波数帯に限定されない。
送信部23は、制御部20により入力される信号を、搬送波を用いて変調し、送信用のアンテナ23aを通じて無線信号を送信する回路である。本実施の形態では、アンテナ23aから送信する信号の搬送波の周波数帯としてRF帯(UHF帯)を使用する。しかしながらアンテナ23aで使用する周波数帯は、車体側の受信アンテナ4と対応するのであればこの周波数帯に限定されない。
受信強度測定部25は、増幅回路等を用いてアンテナ22aにて受信した無線信号の受信強度を測定し、制御部20へ出力する。
このように構成されるタイヤ空気圧検出システム100では、車体側装置1の制御部10が定期的に、各タイヤTの空気圧を取得する。例えば、車体側装置1の制御部10が各タイヤTのタイヤ側装置2へ順次測定結果の送信要求を送信アンテナ31〜31からLF信号にて送信する。タイヤ側装置2は自身宛の送信要求を受信した場合にセンサ21で測定して得られた測定結果を記憶部24に記憶してある識別子241と共に送信部23のアンテナ23aからRF信号にて送信する。車体側装置1の制御部10は受信アンテナ4を介して受信部14にてRF信号にて応答を受信し、識別子241の情報によっていずれのタイヤTの測定結果であるかを識別する。
そして制御部10は各タイヤTの空気圧を取得すると、空気圧低下の閾値と比較し、閾値以下であると判断される場合にはそのタイヤTは空気圧が低下していることを示す警報を出力部12からディスプレイ61又はスピーカ62により出力させる。警報には、空気圧低下が発生しているタイヤTのタイヤ位置を特定する情報が含まれる。ディスプレイ61は例えば、4輪の内のいずれかを示す警告灯を点灯させたり、又は「右前のタイヤの空気圧が低下しています」と文字情報を表示させたりする。スピーカ62は例えばその警告灯と共に効果音を出力したり、又は、「右前のタイヤの空気圧が低下しています」と読み上げの音声を出力したりする。なお比較の際に参照される閾値は車輌V及びタイヤTの種別に応じた閾値であってもよい。このようにして空気圧低下が発生しているタイヤTのメンテナンスの必要性をユーザへ知らしめることができる。なお、空気圧低下は車輌Vの走行制御システムへ通知することにより適切な走行制御を行なうことも可能である。
このときタイヤ空気圧検出システム100では、タイヤ側装置2から測定結果の信号と共に受信する識別子241が、右前、右後、左後、及び左前(更にスペアが含まれてもよい)のタイヤ位置と対応付けられて記憶部11に記憶(登録)されていることが必要である。タイヤTはホイールごと交換することが可能であるから、タイヤ側装置2とタイヤ位置との関係は固定されないからである。識別子241とタイヤ位置との対応の登録は初期的に(出荷時に)登録されるがそれ以外は、車体側装置1にて、タイヤ側装置2との間にクロストークが発生したことを検知した場合に行なう。クロストークの発生は、例えば車体側装置1の制御部10が右前のタイヤTに対応するタイヤ側装置2宛てに送信アンテナ31から測定値の要求信号を送信させたにも拘わらず、複数のタイヤ側装置2から測定結果が応答信号として送信された場合にこれを検知する。なおバッテリからの電源供給を受けている状態で(イグニッションスイッチオン、又はアクセサリオン)、車体側装置1に設けられているリセットボタンの押下を制御部10が検知したときに行なわれてもよい。また制御部10はタイヤTが交換された場合にこれを検知して自動的に行なってもよい。
図3及び図4は、タイヤ空気圧検出システム100にて行なわれる識別子241とタイヤ位置との登録処理の一例を示すフローチャートである。図3のフローチャートでは、車体側装置1における処理手順を示す。車体側装置1の制御部10は第1に、送信部13によって全送信アンテナ31〜34から、全てのタイヤ側装置2へ向けて一斉に測定開始信号を送信させる(ステップS101)。測定開始信号は、タイヤ側装置2における受信強度の測定を開始させるための信号である。
制御部10はその後適切な待機時間後に、識別子241を含む識別信号の要求信号を、所定の順序(例えば右前、右後、左後、左前の順)に従って対応する送信アンテナ31〜34から所定の間隔を開けて順次送信する(ステップS102)。なおこのとき要求信号は、各送信アンテナ31〜34から同一の送信強度とする。またその送信強度は、タイヤハウスから他のタイヤハウスの内の少なくとも1つのタイヤハウスに装着されているタイヤTのホイール内部まで届く範囲とするとよい。
そして制御部10は、ステップS102の後、いずれかのタイヤ側装置2から応答信号を受信アンテナ4にて受信したか否かを判断する(ステップS103)。
ステップS103にて応答信号を受信していないと判断された場合(S103:NO)、制御部10は処理をステップS103へ戻し、応答信号を受信したと判断されるまで待機する。
ステップS103にて応答信号を受信したと判断された場合(S103:YES)、制御部10は受信部14にて受信した応答信号から識別子241の情報を取り出す(ステップS104)。制御部10は、応答信号の受信順序に基づき、タイヤ位置と取り出した識別子241との対応を記憶部11に記憶させ(ステップS105)、全タイヤTについてタイヤ位置と識別子との対応の登録を完了させたか否かを判断する(ステップS106)。
ステップS106にて完了させていないと判断された場合(S106:NO)、制御部10は処理をステップ103へ戻し、次のタイヤTを選択して処理を実行する。
またステップS106にて完了させたと判断された場合(S106:YES)、制御部10は処理を終了する。
図4のフローチャートでは、タイヤ側装置2における処理手順の一例を示す。タイヤ側装置2側において制御部20は、受信部22により測定開始信号を受信すると(ステップS201)、送信アンテナ31〜34の内のいずれかから要求信号を受信したか否かを判断する(ステップS202)。ステップS202にて要求信号を受信しないと判断された場合(S202:NO)、制御部20はステップS204へ処理を進める。なおこのとき要求信号は、後述のステップS204における所定時間経過までに送信アンテナ31〜34全てから計4回送信されるはずである。したがって制御部20は、この所定時間経過までに所定の閾値以上の信号強度の信号を受信できた場合、その信号から要求信号であることを示す信号を読み取ることができないとしても受信したと判断するとよい。
ステップS202にて要求信号を受信したと判断された場合(S202:YES)、制御部20は受信した要求信号の受信強度測定部25により測定し、時系列に記憶する(ステップS203)。なお受信強度測定部25は受信部22において受信する所定の閾値以上の強度の無線信号の受信強度を測定して出力しており、制御部20は対応する受信強度を取得する。
制御部20は次に、測定開始信号を受信してから所定時間が経過したか、又は送信アンテナ31〜34全てからの要求信号を受信したか否かを判断する(ステップS204)。所定時間が経過しておらず、また、全ての要求信号を受信していないと判断された場合(S204:NO)、制御部20は処理をステップS202へ戻し、計4回の測定用信号を受信するか、所定時間が経過するまで処理を繰り返す。
ステップS204にて所定時間が経過したか、又は全ての要求信号を受信したと判断された場合(S204:YES)、制御部20は時系列に記憶してある各要求信号の受信強度に基づき、最強強度の要求信号を受信した順序を特定する(ステップS205)。
そして制御部20は、特定した受信順序に対応する応答信号の送信タイミングを記憶部24に記憶してある対応関係に基づいて決定し(ステップS206)、決定した送信タイミングを記憶部24に記憶する(ステップS207)。なお送信タイミングは内蔵RAMに一時的に記憶されるようにしてもよい。
次に記憶部24から識別子241を読み出しておき(ステップS208)、その後制御部20は、応答信号の送信タイミングが到来したか否かを判断する(ステップS209)。送信タイミングは、ステップS201の測定開始信号の受信タイミングを起点として、タイミングAであれば500ミリ秒後、タイミングBであれば1秒後、タイミングCであれば1.5秒後、タイミングDであれば2秒後である。
ステップS209にて送信タイミングが到来していないと判断された場合(S209:NO)、制御部20は処理をステップS209へ戻し、送信タイミングが到来したと判断されるまで待機する。
ステップS209にて送信タイミングが到来したと判断された場合(S209:YES)、制御部20は読み出してある識別子241を含む応答信号を車体側装置1(受信アンテナ4)へ向けて送信し(ステップS210)、処理を終了する。
このような処理により、タイヤ側装置2側にてまず自身の送信タイミング(順序)を把握することができる。更に、送信タイミングに従って送信される応答信号を車体側装置1にて受信することで、応答信号に含まれる識別子と送信タイミングに予め対応付けられているタイヤTのタイヤ位置との対応が登録される。これにより、妨害波を送信するためのハードウェアを用いることなしに、信号の送受信の手順のソフトウェア的な制御に基づいてタイヤ側装置2から送信される信号に含まれる識別子とタイヤ位置との対応を正確に識別することができる。
図3及び図4のフローチャートに示した処理手順を具体的に説明する。図5は、識別子とタイヤ位置との対応付けの例を示す説明図である。例えば、測定開始信号の後の要求信号の受信順序は、右前のタイヤTに対応する送信アンテナ31、右後のタイヤTに対応する送信アンテナ32、左後のタイヤTに対応する送信アンテナ33、左前のタイヤTに対応する送信アンテナ34の順であるとする。そしてその順序と同一の順序にて、右前のタイヤT内のタイヤ側装置2、右後のタイヤT内のタイヤ側装置2、左後のタイヤT内のタイヤ側装置2、左前のタイヤT内のタイヤ側装置2の順で応答信号を送信することとする。この場合各タイヤ側装置2の記憶部24には、測定開始信号の後の要求信号の受信順序(1),(2),(3),(4)が、車体側装置1への応答信号の送信タイミング順(A,B,C,D)に(A,B,C,D)=(1,2,3,4)と対応付けて記憶されている。例えば応答信号の送信順序が、要求信号の送信順序と逆である場合、つまり、左前のタイヤT内のタイヤ側装置2、左後のタイヤT内のタイヤ側装置2、右後のタイヤT内のタイヤ側装置2、右前のタイヤT内のタイヤ側装置2の順で応答信号を送信する場合は以下のように記憶される。車体側装置1への応答信号の送信タイミング順(A,B,C,D)に(A,B,C,D)=(4,3,2,1)と対応付けて記憶される。
右前のタイヤTのタイヤ側装置2は、測定開始信号を受信した後に受信できた4つの要求信号の内、1番目に受信した要求信号の受信強度が最も強く、受信順序を「1」と特定する。受信順序「1」の送信タイミングはタイミングAであり、タイミングA(1番目)が到来した時点で右前のタイヤTのタイヤ側装置2から応答信号が送信される。例えば、タイヤTの回転角度により、タイヤ側装置2の受信部22のアンテナ22aが送信アンテナ31〜34に対して不感帯に位置している場合であったとしても、依然として最強強度で受信できる信号は、対応するタイヤハウスに設けられた送信アンテナ31〜34からの信号であるはずである。この前提に基づけば、例えば右後のタイヤTのタイヤ側装置2は、2番目に受信した要求信号の受信強度が最も強く、受信順序を「2」と特定し、受信タイミングを2番目のタイミングBと決定できる。同様に左後のタイヤTのタイヤ側装置2は、3番目に受信した要求信号の受信強度が最も強く、受信順序を「3」と特定し、受信タイミングを3番目のタイミングCと決定できる。左前のタイヤTのタイヤ側装置2は、4番目に受信した要求信号の受信強度が最も強く、受信順序を「4」と特定し、受信タイミングを4番目のタイミングDと決定できる。
そして車体側装置1においては、制御部10は、タイミングA,B,C,Dの順に送信されてくる応答信号に含まれる識別子241を、右前、右後、左後、左前と順に対応付けることができる。
このようにして、所定の順序で要求信号が送信され、その受信強度にしたがってタイヤ側装置2は自身向けの要求信号の送信順序を認識し、認識した送信順序の結果が車体側装置1へ返される。車体側装置1では、要求信号の送信順序を把握しているから、これに応じた返答によっていずれの送信順序に対応するタイヤ側装置2であるか、つまりいずれのタイヤ位置に対応するタイヤ側装置2であるかを識別することが可能になる。これによりその後、車体側装置1では正確に各タイヤTを識別して空気圧の測定結果を取得することができる。
本実施の形態では、タイヤ空気圧検出システムについて説明したが、上述したように車体側装置1は、BCMユニットであるから送信アンテナ31〜34、受信アンテナ4は、他の通信システムでも併用するようにしてもよい。通信システムは例えば、パッシブエントリシステムである。パッシブエントリシステムは、車体側装置1と、パッシブエントリシステムに係る携帯機とによって構成される。車体側装置1は、送信アンテナ31〜34及び受信アンテナ4又はいずれか一部を用いて使用者が所持する携帯機と無線通信を行い、携帯機を認証し、該携帯機の位置を検出する。車輌Vのドアハンドルには図示しないタッチセンサが設けられており、タッチセンサによって使用者の手がドアハンドルに触れたことを検出した場合、又はドアスイッチが押された場合等、正規の携帯機が車外に位置するとき、車体側装置1は、車輌Vのドアの施錠及び解錠等の処理を実行する。車体側装置1は、携帯機と無線通信を行うときは、送信アンテナ31〜34の信号出力の段階を強めに選択し、タイヤ側装置2へ信号を送信するときは送信アンテナ31〜34の信号出力の段階をできる限り低く選択するとよい。パッシブエントリシステムは一例であり、車体側装置1と他の無線通信装置との間で無線通信を行なうことで制御を行うシステムに本発明を適用することができる。例えば、車両用通信システムは、TPMSと共に、キーレスエントリシステム、メカニカルキーを用いること無しに車輌Vに搭載された原動機又は空調等の始動を可能にするスマートスタート(登録商標)システム等を構成しても良い。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 タイヤ空気圧検出システム
1 車体側装置
10 制御部
11 記憶部
1P 制御プログラム
12 出力部
13 送信部
13a 切替部
14 受信部
2 タイヤ側装置
20 制御部
21 センサ
22 受信部
22a アンテナ
23 送信部
23a アンテナ
24 記憶部
241 識別子
25 受信強度測定部
2P 制御プログラム
31,32,33,34 送信アンテナ
4 受信アンテナ
5 記録媒体
5P 制御プログラム
61 ディスプレイ
62 スピーカ
T タイヤ
V 車輌

Claims (4)

  1. 車輌に装着されている複数のタイヤ夫々に設けられており、該タイヤの空気圧を検出するセンサ、並びに該センサによる測定結果の送信を要求する信号を無線により受信するタイヤ側受信部、及び前記要求に応じて測定結果を無線により送信するタイヤ側送信部を有するタイヤ側装置と、前記車輌の車体に設けられており、前記タイヤ側装置と無線により信号を送受信する車体側送信部及び車体側受信部を有する車体側装置とを含み、該車体側装置にて各タイヤの空気圧を取得し、空気圧の低下を検出するタイヤ空気圧検出システムであって、
    前記タイヤ側装置は夫々、
    自装置を識別する識別子を記憶する第1記憶部と、
    前記車体側装置から前記複数のタイヤに対応するタイヤ側装置宛てに送信される要求信号夫々の受信順序と、該受信順序に対応する応答信号の送信タイミングを予め記憶してある第2記憶部と、
    前記車体側装置からトリガ信号を受信する受信制御部と、
    該トリガ信号の受信後に前記タイヤ側受信部により受信した前記要求信号夫々の受信強度を測定する受信強度測定部と、
    最も強い受信強度が測定された要求信号の受信順序を特定する特定部と、
    特定された受信順序に対応する送信タイミングを前記第2記憶部から決定し、該送信タイミングが到来した場合に前記タイヤ側送信部から前記第1記憶部に記憶してある識別子を含む応答信号を送信させるタイヤ側送信制御部と
    を備え、
    前記車体側装置は、
    前記複数のタイヤのタイヤ側装置全てに向けて前記トリガ信号を前記車体側送信部から送信させ、前記複数のタイヤのタイヤ側装置各々へ向けて所定間隔を開けて前記要求信号を順次送信させる車体側送信制御部と、
    前記要求信号の送信後に前記車体側受信部により応答信号を受信した受信順序に基づき、前記応答信号に含まれる識別子と前記タイヤのタイヤ位置とを対応付ける車体側制御部と
    を備えることを特徴とするタイヤ空気圧検出システム。
  2. 前記車体側送信部は、前記複数のタイヤのタイヤハウスに各設けられたLF帯の搬送波に対応するアンテナを用いて前記トリガ信号及び要求信号を送信し、
    各アンテナは、設置箇所のタイヤハウス以外のタイヤハウス内のホイール内部へ届く範囲の同一の送信強度で前記要求信号を送信し、
    前記タイヤ側送信部は、UHF帯の搬送波に対応するアンテナを用いて前記応答信号を送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載のタイヤ空気圧検出システム。
  3. 車輌の車体に設けられており、前記車輌に装着されている複数のタイヤ夫々に設けられているタイヤ側装置と無線により信号を送受信する送信部及び受信部を備える車体側装置であって、
    前記複数のタイヤのタイヤ側装置全てに向けてトリガ信号を前記送信部から送信させ、前記複数のタイヤのタイヤ側装置各々へ向けて所定間隔を開けて要求信号を前記送信部から順次送信させる送信制御部と、
    前記要求信号の送信後に前記受信部により応答信号を受信した受信順序に基づき、前記応答信号に含まれる前記タイヤ側装置を各識別する識別子と前記タイヤのタイヤ位置とを対応付ける制御部と
    を備えることを特徴とする車体側装置。
  4. 車輌のタイヤに設けられており、前記車輌の車体に設けられている車体側装置と無線により信号を送受信する送信部及び受信部を備えるタイヤ側装置であって、
    自装置を識別する識別子を記憶する第1記憶部と、
    前記車体側装置から複数のタイヤに向けて送信される要求信号夫々の受信順序と、該受信順序に対応する応答信号の送信タイミングを予め記憶してある第2記憶部と、
    トリガ信号を受信する受信制御部と、
    該トリガ信号の受信後に前記受信部により受信した前記要求信号夫々の受信強度を測定する受信強度測定部と、
    最も強い受信強度が測定された要求信号の受信順序を特定する特定部と、
    特定された受信順序に対応する送信タイミングを前記第2記憶部から決定し、該送信タイミングが到来した場合に前記送信部から前記第1記憶部に記憶してある識別子を含む応答信号を送信させる送信制御部と
    を備えることを特徴とするタイヤ側装置。
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