JP2018057671A - 野球用ヘルメット - Google Patents

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Abstract

【課題】ヘルメット装着時の両耳保護部の付け根部への応力集中を抑制した状態で無理なく容易に装着することができ、且つ、軽量化、コストの低廉化を図る。
【解決手段】半球殻状のヘルメット本体1と庇部2及び左右一対の耳保護部3とが備えられ、両耳保護部3の縁部の各々が、庇部2との括れ部4に連続する前側縁部3Aと、ヘルメット本体1の後部の下側縁部1Aに連続する後方上がりの後側縁部3Bとから構成され、両耳保護部3の後側縁部3Bからヘルメット本体1の最後部の下側縁部1Aに至る領域の後半側開口縁が、ヘルメット本体1の内面の後半側開口縁における最大短径方向寸法よりも大なる最大短径方向寸法を備えた半楕円形状に構成され、この半楕円形状の後半側開口縁で形成される後半側開口が、ヘルメット本体1の上下方向中心線に対して交差する方向からの装脱着移動を許容する装脱着用空間10に構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、半球殻状のヘルメット本体と、当該ヘルメット本体の前部から前方側に延出される庇部と、前記ヘルメット本体の左右の両側部から下方に延出される一対の耳保護部とが備えられ、前記一対の耳保護部の側縁部の各々が、前記庇部との括れ部に連続する前側縁部と、前記ヘルメット本体の後部の下側縁部に連続する後方上がり傾斜の後側縁部とから構成されている野球用ヘルメットに関する。
上述の野球用ヘルメットとして、例えば、特許文献1、2に示すように、ヘルメット本体と庇部と一対の耳保護部とを、非発泡の樹脂で形成されたシェルと、当該シェルの内側に積層され、且つ、シェルよりも厚肉の発泡樹脂で形成された内層材とを備えた積層構造で一体的に構成されたものが存在する。
この従来の野球用ヘルメットでは、各耳保護部の前側縁部における前方下がりの上半前側縁部分と後方下がりの下半前側縁部分との境界部位が耳保護部の最前端位置に構成され、前側縁部の下半前側縁部分と後方上がりの後側縁部との境界部位が耳保護部の最下端位置に構成されている。
一対の耳保護部の最前端位置及び最下端位置での内面間の左右方向での開口幅が、一対の耳保護部の後側縁部での内面間の左右方向での開口幅よりも小に構成されている。特許文献1の図11に示すように、各耳保護部の内面には、前側縁部及び後側縁部に沿って「へ」の字状等の緩衝パッドが設けられている。
従来の野球用ヘルメットでは、ヘルメット本体の頂部中心位置を通る上下方向の中心線に沿った方向が着用者の頭部への装脱着方向に構成されている。
特開2013−034747号公報 特開2015−008891号公報
従来の野球用ヘルメットでは、両耳保護部の内面間における前側縁部での左右方向での開口間隔が、ライナ本体の内面における開口縁での最大左右開口幅よりも狭く構成され、しかも、各耳保護部の内面には、前側縁部及び後側縁部に沿って緩衝パッドが設けられているため、両耳保護部の緩衝パッドの対向面間が最も狭くなっている。そのため、使用者が野球用ヘルメットを装着するとき、一対の耳保護部を把持して左右方向に開きながら装着することになる。このとき、両耳保護部の付け根部に応力が集中して発泡樹脂製の内層材に割れが発生する可能性がある。
そこで、野球用ヘルメットの装着時における内層材の割れ発生を抑制する対策として、特許文献1に開示されている野球用ヘルメットでは、内層材の内面のうち、ヘルメット本体に対応する内層材本体と両耳保護部に対応する耳用内装材部とにわたって、非発泡の樹脂で形成された補強シェルを一体的に積層している。
また、特許文献2に開示されている野球用ヘルメットでは、内層材の内面のうち、両耳保護部に対応する耳用内装材部の内面に、後側縁部から前側縁部及び括れ部を経由してヘルメット本体に対応する内層材本体側に延びる非発泡の樹脂で形成された補強シェルを一体的に積層している。
上述の従来対策は、一対の耳保護部を把持して左右方向に開きながら装着することを前提にした補強シェルによる補強対策であり、ヘルメット本体に対応する内層材本体側にまで延びる大きな補強シェルが必要となる。そのため、野球用ヘルメットの重量化、コストの高騰化を招来し易い。それでも発泡樹脂製の内層材に割れが発生する可能性が残ると共に、一対の耳保護部の開き操作が重くなり、ヘルメット装着に手間取る不都合がある。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、ヘルメット装着時の両耳保護部の付け根部への応力集中を抑制した状態で無理なく容易に装着することができ、且つ、軽量化、コストの低廉化を図ることのできる野球用ヘルメットを提供する点にある。
本発明による第1の特徴構成は、半球殻状のヘルメット本体と、当該ヘルメット本体から前方側に延出される庇部と、前記ヘルメット本体から下方に延出される左右一対の耳保護部とが備えられ、前記一対の耳保護部の縁部の各々が、前記庇部との括れ部に連続する前側縁部と、前記ヘルメット本体の後部の下側縁部に連続する後方上がり傾斜の後側縁部とから構成されている野球用ヘルメットであって、
前記一対の耳保護部の前記後側縁部から前記ヘルメット本体の最後部の下側縁部に至る領域の後半側開口縁が、前記ヘルメット本体の内面の後半側開口縁における最大短径方向寸法よりも大なる最大短径方向寸法を備えた半楕円形状に構成され、この半楕円形状の後半側開口縁で形成される後半側開口が、前記ヘルメット本体の上下方向中心線に対して交差する方向からの装脱着移動を許容する装脱着用空間に構成されている点にある。
上記構成によれば、野球用ヘルメットを装着するとき、野球用ヘルメットを正規装着姿勢よりも庇部が上方側に向く状態にし、一対の耳保護部の後側縁部からヘルメット本体の最後部の下側縁部に至る領域の後半側開口縁をもって構成された装脱着用空間に装着者の頭部を臨ませる。この装脱着用空間を構成する後半側開口縁は、ヘルメット本体の内面の後半側開口縁における最大短径方向寸法よりも大なる最大短径方向寸法を備えた半楕円形状に構成されているため、野球用ヘルメットをヘルメット本体の上下方向中心線に対して交差する方向から無理なく容易に装着操作することができる。これにより、野球用ヘルメットが正規装着姿勢よりも庇部が上方側に向く状態で使用者の頭部に装着され、その状態で野球用ヘルメットを回動操作して正規装着姿勢に戻す。
したがって、従来の野球用ヘルメットのように、一対の耳保護部を把持して左右方向に開くという操作が不要で、両耳保護部の付け根部への応力集中を抑制することができる。それに伴う補強対策の軽減によって野球用ヘルメットの軽量化、コストの低廉化、装着の容易化を図ることができる。
本発明による第2の特徴構成は、前記一対の耳保護部の内面における前記前側縁部に対応する前側部位には、緩衝パッドが設けられ、前記一対の耳保護部の内面における前記後側縁部に対応する後側部位には、前記緩衝パッドが設けられていない点にある。
上記構成によれば、正規装着姿勢よりも庇部が上方側に向く状態にある野球用ヘルメットの装脱着用空間に装着者の頭部を臨ませ、野球用ヘルメットをヘルメット本体の上下方向中心線に対して交差する方向から装着操作する際、一対の耳保護部の内面における後側縁部に対応する後側部位に装着者の耳が通過するが、その後側部位には緩衝パッドが設けられていないため、緩衝パッドが装着者の耳と接触することによる干渉を抑制することができる。さらに、野球用ヘルメットを回動操作して正規装着姿勢に戻すとき、一対の耳保護部の内面における前側縁部に対応する前側部位に設けられている緩衝パッドは、装着者の耳の前方側を迂回しながら回動するため、緩衝パッドが装着者の耳と干渉することを抑制することができる。そして、野球用ヘルメットが正規装着姿勢に回動操作された状態では、緩衝パッドが装着者の頬骨相当箇所の設定位置に当接し、野球用ヘルメットの装着姿勢が安定する。
したがって、緩衝パッドを備えた野球用ヘルメットの装着の容易化を図りながらも、正規装着状態では使用者の頭部を的確に包み込むフィット感を得ることができる。
本発明による第3の特徴構成は、前記後半側開口縁の内面側部位には、前記装脱着用空間の中央側ほど上方に位置する傾斜姿勢の装着案内面が形成されている点にある。
上記構成によれば、野球用ヘルメットの半楕円形状の後半側開口縁をもって構成される装脱着用空間の最大短径方向寸法及び最大長径方向寸法を、この半楕円形状の後半側開口縁の内面側部位に形成された装着案内面の傾斜代の分だけ外方側に拡張することができ、野球用ヘルメットの装着の容易化を図ることができる。
特に、上述の第2の特徴構成を備えている場合には、正規装着姿勢よりも庇部が上方側に向く状態にある野球用ヘルメットの装着案内面のうち、ヘルメット本体の後部の下側縁部に対応する装着案内面部分を装着者の後頭部に当接させたとき、一対の耳保護部の内面における前側部位に設けられている緩衝パッドが、装着者の耳に対して装着案内面の傾斜代の分だけ前方側に偏倚することになる。そのため、野球用ヘルメットをヘルメット本体の上下方向中心線に対して交差する方向から装着操作する際、緩衝パッドが装着者の耳と干渉することをより抑制することができ、野球用ヘルメットの装着の容易化を一層促進することができる。
本発明による第4の特徴構成は、前記装着案内面の耳通過相当箇所には、当該装着案内面の他の部位よりも大きな勾配を有し、且つ、前記一対の耳保護部の前記前側縁部における後端部の内面よりも左右方向の外方側に偏倚した位置にまで窪む耳通過案内面が形成されている点にある。
上記構成によれば、装着案内面の耳通過相当箇所に形成された耳通過案内面は、装着案内面の他の部位よりも大きな勾配を有し、且つ、前側縁部における後端部の内面よりも左右方向の外方側に偏倚した位置にまで窪む。そのため、野球用ヘルメットをヘルメット本体の上下方向中心線に対して交差する方向から装着操作する際、装着者の耳が耳通過案内面に沿って通過する際の通過抵抗をより小さくすることができ、野球用ヘルメットの装着の容易化を図ることができる。
本発明による第5の特徴構成は、前記一対の耳保護部の前記後側縁部は、前記前側縁部の厚みよりも小なる厚みに構成されている点にある。
上記構成によれば、野球用ヘルメットの後半側開口をもって構成される装脱着用空間の最大短径方向寸法を、両耳保護部の後側縁部の厚みを小さく構成する分だけ拡張することができ、野球用ヘルメットの装着の容易化をより促進することができる。
本発明による第6の特徴構成は、前記ヘルメット本体と前記庇部と前記一対の耳保護部は、非発泡の樹脂で形成されたシェルと、当該シェルの内側に積層され、且つ、前記シェルよりも厚肉の発泡樹脂で形成された内層材とを備えた積層構造で一体的に構成されている点にある。
上記構成によれば、ヘルメット本体と庇部と一対の耳保護部とを非発泡樹脂製のシェルの単層構造で構成する場合に比して、野球用ヘルメットの剛性を確保しながら軽量化を図ることができる。しかも、シェルの内側に積層される厚肉の発泡樹脂の内層材において、野球用ヘルメットの後半側開口をもって装脱着用空間を構成するための加工を容易に行うことができる。
野球用ヘルメットの斜視図 野球用ヘルメットの縦断面図 図2におけるIII−III線断面図 図2におけるIV−IV線断面図 図2におけるV−V線矢視図 図2におけるVI−VI線矢視図 野球用ヘルメットの装着説明図
〔第1実施形態〕
図1は打者用の野球用ヘルメットHを示す。この野球用ヘルメットHには、装着者の頭部の上側を覆う半球殻状のヘルメット本体1と、当該ヘルメット本体1から前方側に延出される庇部2と、ヘルメット本体1から下方に延出される左右一対の耳保護部3とが主要構成として備えられている。
ヘルメット本体1には、図2〜図5に示すように、前後方向に沿って複数列で複数の通気孔8が貫通形成され、左右一対の耳保護部3の各々には、図1、図2に示すように、一つ又は複数(当該実施形態では前後の二個)の耳穴9が貫通形成されている。
各耳保護部3の縁部は、図1、図2に示すように、庇部2の縁部2Aとの括れ部4に連続する前側縁部3Aと、ヘルメット本体1の最後部の下側縁部1Aに連続する後方上がり傾斜の後側縁部3Bとから構成されている。さらに、前側縁部3Aは、括れ部4に連続する前下がり傾斜の上半前側縁部分3Aaと、当該上半前側縁部分3Aaの下端部及び後側縁部3Bの前端部に対してそれぞれ略V字状に連続する後方下がり傾斜の下半前側縁部分3Abとから構成されている。
各耳保護部3の前側縁部3Aにおける上半前側縁部分3Aaの下端部と下半前側縁部分3Abの上端部とがV字状に交差する第1境界部位P1が、野球用ヘルメットHが正規装着姿勢にある状態で耳保護部3の最前端位置に構成されている。また、前側縁部3Aの下半前側縁部分3Abの下端部と後側縁部3Bの前端部とがV字状に交差する第2境界部位P2が、野球用ヘルメットHが正規装着姿勢にある状態で耳保護部3の最下端位置に構成されている。
ヘルメット本体1と庇部2と一対の耳保護部3とは、図2〜図4に示すように、非発泡の樹脂で形成されたシェル5と、当該シェル5の内面に密着状態で接着積層され、且つ、シェル5よりも厚肉の発泡樹脂で形成された内層材6とを備えた積層構造で一体的に構成されている。
シェル5は、ヘルメット本体1の外面側を構成するシェル本体5Aと、庇部2の上面側を構成する庇シェル部5Bと、両耳保護部3の外面側を構成する耳シェル部5Cとからなり、硬質の非発泡樹脂の一例であるポリカーボネート樹脂を用い、厚み寸法が0.5mm〜1.5mm程度の薄肉で真空成形にて一体成形されている。
内層材6は、ヘルメット本体1の内面側を構成するライナ本体6Aと、庇部2の下面側を構成する庇ライナ部6Bと、両耳保護部3の内面側を構成する耳ライナ部6Cとからなり、発泡樹脂の一例である発泡ポリスチレン樹脂を用い、厚み寸法が5mm〜20mm程度の厚肉で一体成形されている。
両耳保護部3の耳ライナ部6Cの内面には、図1〜図4に示すように、非発泡の樹脂で形成された硬質の補強シェル7が密着状態で接着積層されている。この補強シェル7は、上述のシェル5と同様に、非発泡樹脂の一例であるポリカーボネート樹脂を用い、厚み寸法が0.5mm〜1.5mm程度の薄肉に形成されている。
補強シェル7は、耳ライナ部6Cの内面のうち、後方側の耳穴9の周縁部及びそれに連続する後端部を除く大部分の領域を覆う内側補強シェル部7Aと、耳シェル部5Cの縁部に接合しない状態で耳ライナ部6Cの前側縁部3A及び後側縁部3Bの大部分を覆う縁補強シェル部7Bとを真空成形にて一体成形されている。
内側補強シェル部7Aの上側縁7aは、ヘルメット本体1のライナ本体6Aの内面における開口縁6aに沿ってライナ本体6A側に入り込まない状態で配置されている。
また、縁補強シェル部7Bの前端部には、図1、図2に示すように、括れ部4を経由して庇ライナ部6Bの下面における左右の後端部にまで延びる延長補強シェル部7Cが一体形成されている。
図3、図5に示すように、両耳保護部3の補強シェル7の内側補強シェル部7Aにおける対向面間の開口幅のうち、前側縁部3Aの第1境界部位P1における左右開口幅W1が、ヘルメット本体1のライナ本体6Aの内面における開口縁6aでの最大左右開口幅W2よりも少し小なる寸法に構成されている。
ライナ本体6Aの内面における開口縁6aでの最大左右開口幅W2は、ライナ本体6Aの内面における開口縁6aでの最大長径方向寸法である最大前後幅L3の前後中央位置を左右方向に横切る最大短径方向寸法である。
また、最大前後幅L3の前後中央位置からライナ本体6Aの内面における開口縁6aでの最後端位置までの後半側前後幅L4が、ライナ本体6Aの内面の後半側開口縁R2における最大長径方向寸法となる。
さらに、図5に示すように、両耳保護部3の補強シェル7の内側補強シェル部7Aにおける前側縁部3Aの後端部での左右開口幅W3、換言すれば、両下半前側縁部分3Abの下端部での左右開口幅W3は、ライナ本体6Aの内面の開口縁6aにおける最大左右開口幅W2よりも少し大に構成されている。
そのため、両耳保護部3の補強シェル7の内側補強シェル部7Aのうち、前側縁部3Aの下半前側縁部分3Abに対応する前側部分は、図5に示すように、野球用ヘルメットHの底面視(図2のV−V線矢視)において後方側ほど左右方向の外方側に位置する滑らかな後方広がりの曲面に構成されている。
この滑らかな後方広がりの曲面に構成された各内側補強シェル部7Aの前側部分には、前側縁部3Aの下半前側縁部分3Abに沿って細長い衝撃吸収用の緩衝パッド11が、接着剤や両面テープ等の適宜接着手段により貼設されている。
しかし、両耳保護部3の補強シェル7の内側補強シェル部7Aの内面のうち、後側縁部3Bに対応する後側部位は、後述するように、野球用ヘルメットHを正規装着姿勢よりも庇部2が上方側に向く状態で装着する際に装着者の耳が通過する部位となる。そのため、内側補強シェル部7Aの内面における後側縁部3Bに対応する後側部位には、上述の緩衝パッド11は設けられていない。
緩衝パッド11の各々は、柔らかくクッション性に優れた発泡樹脂製の芯材を天然皮革又は合成皮革等の柔軟な表皮材で被覆して構成されている。
野球用ヘルメットHを装着者の頭部に装着した状態では、左右の緩衝パッド11が少し圧縮された状態で装着者の頬骨相当箇所の設定位置に当接し、野球用ヘルメットHの装着姿勢が安定する。
そして、図6に示すように、両耳保護部3の補強シェル7の内側補強シェル部7Aにおける後側縁部3Bの前端部での最大短径方向寸法である左右開口幅W4は、両耳保護部3の補強シェル7の内側補強シェル部7Aにおける前側縁部3Aの後端部での左右開口幅W3、及び、ライナ本体6Aの内面における開口縁6aでの最大左右開口幅W2よりも大に構成されている。
さらに、図2、図6に示すように、両耳保護部3の補強シェル7の内側補強シェル部7Aにおける後側縁部3Bの前端部同士を結ぶ線分L1の左右方向中央位置からヘルメット本体1のライナ本体6Aの内面における最後端位置までの最大長径方向寸法である前後方向長さL2は、ライナ本体6Aの内面の後半側開口縁R2における最大長径方向寸法である後半側前後幅L4よりも大なる寸法に構成されている。
上述の構成により、図4〜図6に示すように、一対の耳保護部3の後側縁部3Bにおける前端部からヘルメット本体1の最後部の下側縁部1Aに至る領域の後半側開口縁R1は、ライナ本体6Aの内面の後半側開口縁R2よりも最大短径方向寸法及び最大長径方向寸法が大なる半楕円形状に構成されている。詳しくは、この半楕円形状の後半側開口縁R1における最大短径方向寸法である左右開口幅W4及び最大長径方向寸法である前後方向長さL2は、ライナ本体6Aの内面の後半側開口縁R2における最大短径方向寸法である最大左右開口幅W2及び最大長径方向寸法である後半側前後幅L4よりも大に構成されている。
そして、上述の半楕円形状の後半側開口縁R1をもって構成される後半側開口、つまり、一対の耳保護部3の後側縁部3Bからヘルメット本体1の最後部の下側縁部1Aに至る領域の後半側開口は、ヘルメット本体1の上下方向中心線Yに対して交差する方向からの装脱着移動を許容する装脱着用空間10に構成されている。換言すれば、正規装着姿勢よりも庇部2が上方側に向く状態でヘルメット本体1の後部側からライナ本体6Aの内面の前半側への装脱着移動を許容する装脱着用空間10に構成されている。
そして、野球用ヘルメットHを装着者の頭部に装着するとき、図7の二点鎖線に示すように、野球用ヘルメットHを正規装着姿勢よりも庇部2が上方側に向く状態にする。その状態で、一対の耳保護部3の後側縁部3Bからヘルメット本体1の最後部の下側縁部1Aに至る領域の後半側開口をもって構成された装脱着用空間10に装着者の頭部を臨ませ、且つ、ライナ本体6Aの内面の後半側開口縁R2の後部を装着者の後頭部に当て付ける。
この装脱着用空間10を構成する後半側開口縁R1は、上述の如く、ヘルメット本体1のライナ本体6Aの内面の後半側開口縁R1よりも最大短径方向寸法及び最大長径方向寸法が大なる半楕円形状に構成されているため、野球用ヘルメットHをヘルメット本体1の上下方向中心線Yに対して交差する方向から無理なく容易に装着操作することができる。これにより、図7の一点鎖線に示すように、野球用ヘルメットHが正規装着姿勢よりも庇部2が上方側に向く状態で使用者の頭部に装着される。次に、図7の破線及び実線に示すように、庇部2が上方側に向く状態で使用者の頭部に装着されている野球用ヘルメットHを回動操作して正規装着姿勢に戻す。
したがって、一対の耳保護部3を把持して左右方向に開くという操作が不要で、両耳保護部3の付け根部である括れ部4への応力集中を抑制することができる。
このとき、上述したように、一対の耳保護部3の内面における前側縁部3Aに対応する前側部位には、緩衝パッド11が設けられているが、一対の耳保護部3の内面における後側縁部3Bに対応する後側部位は装着者の耳が通過するが、その後側部位には、緩衝パッド11が設けられていない。そのため、図7の二点鎖線及び一点鎖線に示すように、正規装着姿勢よりも庇部2が上方側に向く状態にある野球用ヘルメットHの装脱着用空間10に装着者の頭部を臨ませ、野球用ヘルメットHをヘルメット本体1の上下方向中心線Yに対して交差する方向から装着操作する際、緩衝パッド11が装着者の耳と接触することによる干渉を抑制することができる。さらに、図7の破線及び実線に示すように、野球用ヘルメットHを回動操作して正規装着姿勢に戻すとき、一対の両耳保護部3の内面の前側部位に設けられている緩衝パッド11は、装着者の耳の前方側を迂回しながら回動するため、緩衝パッド11が装着者の耳と干渉することを抑制することができる。そして、図7の実線に示すように、野球用ヘルメットHが正規装着姿勢に回動操作された状態では、緩衝パッド11が装着者の頬骨相当箇所の設定位置に当接し、野球用ヘルメットHの装着姿勢が安定する。
それ故に、緩衝パッド11を備えた野球用ヘルメットHの装着の容易化を図りながらも、正規装着状態では使用者の頭部を的確に包み込むフィット感を得ることができる。
また、当該実施形態においては、装脱着用空間10を構成する後半側開口縁R1の内面側部位には、それの全域に亘って装脱着用空間10の中央側ほど上方に位置する傾斜姿勢の装着案内面12が形成され、一対の耳保護部3の後側縁部3Bは、前側縁部3Aの厚みよりも小なる厚みに構成されている。
さらに、両耳保護部3の補強シェル7の内側補強シェル部7Aの内面のうち、後側縁部3Bに対応する後側部位で、且つ、装着案内面12における左右両側の耳通過相当箇所を含む部位には、当該装着案内面12の他の部位よりも大きな勾配(他の部位よりも急傾斜)を有し、更に、一対の耳保護部3の前側縁部3Aにおける後端部での内面よりも左右方向の外方側に偏倚した位置にまで滑らかな弧状に窪む耳通過案内面13が形成されている。
そして、後半側開口縁R1の内面側部位に形成された装着案内面12の傾斜代の分だけ両耳保護部3の後側縁部3Bでの厚みが小さくなり、野球用ヘルメットHの半楕円形状の後半側開口縁R1をもって構成される装脱着用空間10の被り開口寸法である最大短径方向寸法及び最大長径方向寸法を外方側に拡張することができ、野球用ヘルメットHの装着の容易化を図ることができる。
特に、図7の二点鎖線に示すように、正規装着姿勢よりも庇部2が上方側に向く状態にある野球用ヘルメットHの装着案内面12のうち、ヘルメット本体1の最後部の下側縁部1Aに対応する装着案内面部分を装着者の後頭部に当接させたとき、両耳保護部3の内面における前側部位に設けられている緩衝パッド11が、装着者の耳に対して装着案内面12の傾斜代の分だけ前方側に偏倚することになる。そのため、図7の一点鎖線に示すように、野球用ヘルメットHをヘルメット本体1の上下方向中心線Yに対して交差する方向から装着操作する際、緩衝パッド11が装着者の耳と干渉することをより一層抑制することができ、野球用ヘルメットHの装着の容易化を一層促進することができる。
さらに、装着案内面12の耳通過相当箇所に形成された耳通過案内面13は、装着案内面12の他の部位よりも大きな勾配を有し、且つ、前側縁部3Aにおける後端部の内面よりも左右方向の外方側に偏倚した位置にまで滑らかな弧状に窪む。そのため、図7の二点鎖線及び一点鎖線に示すように、野球用ヘルメットHをヘルメット本体1の上下方向中心線Yに対して交差する方向から装着操作する際、装着者の耳が耳通過案内面13に沿って通過する際の通過抵抗をより小さくすることができ、野球用ヘルメットHの装着の容易化を図ることができる。
尚、上述の実施形態では、ヘルメット本体1のライナ本体6Aが露出する状態を示しているが、この状態は、商品的にはまだ完成状態ではなく、ライナ本体6Aの内面には、繊維素材製のネット等の仕上げ材が適宜施される。
〔その他の実施形態〕
(1)上述の第1実施形態では、補強シェル7を備えた野球用ヘルメットHについて説明したが、補強シェル7が存在しない野球用ヘルメットHに本発明の技術を適用してもよい。
この実施形態の場合、両耳保護部3の補強シェル7の内側補強シェル部7Aにおける後側縁部3Bの前端部での左右開口幅W4は、両耳保護部3の耳ライナ部6Cにおける後側縁部3Bの前端部での左右開口幅W4となる。
また、両耳保護部3の補強シェル7の内側補強シェル部7Aにおける前側縁部3Aの後端部での左右開口幅W3は、両耳保護部3の耳ライナ部6Cにおける前側縁部3Aの後端部での左右開口幅W3となる。
さらに、両耳保護部3の補強シェル7の内側補強シェル部7Aにおける後側縁部3Bの前端部を結ぶ線分L1の中央位置からヘルメット本体1のライナ本体6Aの内面における最後端位置までの前後方向長さL2は、両耳保護部3の耳ライナ部6Cにおける後側縁部3Bの前端部を結ぶ線分L1の中央位置からヘルメット本体1のライナ本体6Aの内面における最後端位置までの前後方向長さとなる。
(2)上述の第1実施形態では、装脱着用空間10を構成する後半側開口縁R1の内面側部位に、それの全域に亘って装脱着用空間10の中央側ほど上方に位置する傾斜姿勢の装着案内面12を形成して、一対の耳保護部3の後側縁部3Bを、前側縁部3Aの厚みよりも小なる厚みに構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、装脱着用空間10を構成する後半側開口縁R1の内面側部位を、前側縁部3Aの厚みよりも小なる厚みでヘルメット本体1の上下方向中心線Yに沿う鉛直面に構成してもよい。
(3)上述の第1実施形態では、野球用ヘルメットHの両耳保護部3の前側縁部3Aを、括れ部4に連続する前下がり傾斜の上半前側縁部分3Aaと、当該上半前側縁部分3Aaの下端部及び後側縁部3Bの前端部に対してそれぞれ略V字状に連続する後方下がり傾斜の下半前側縁部分3Abとから構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、両耳保護部3の前側縁部3Aと後側縁部3Bとを側面視において上方広がりのU字状に構成してもよい。
(4)上述の第1実施形態では、両耳保護部3の補強シェル7の内側補強シェル部7Aのうち、前側縁部3Aに対応する前側部分に、前側縁部3Aの下半前側縁部分3Abに沿って細長い緩衝パッド11を貼設したが、この構成に限定されるものではない。例えば、両耳保護部3の補強シェル7の内側補強シェル部7Aのうち、前側縁部3Aに対応する前側部分に、前側縁部3Aの上半前側縁部分3Aaに沿って細長い緩衝パッド11を貼設してもよい。さらに、前側縁部3Aの上半前側縁部分3Aa及び下半前側縁部分3Abに沿って略L字状に形成された緩衝パッド11を貼設してもよい。
要するに、緩衝パッド11は、両耳保護部3の補強シェル7の内側補強シェル部7Aのうち、前側縁部3Aの下半前側縁部分3Abに対応する前側部分に配置するものであれば、円形状や三角形状等の他の形態に自由に構成することができる。
(5)上述の第1実施形態では、一対の耳保護部3の後側縁部3Bの前端部からヘルメット本体1の最後部の下側縁部1Aに至る領域の後半側開口縁R1を、ライナ本体6Aの内面の後半側開口縁R2よりも最大短径方向寸法及び最大長径方向寸法が大なる半楕円形状に構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、後半側開口縁R1における最大長径方向寸法を、ライナ本体6Aの内面の後半側開口縁R2における最大長径方向寸法と同一又は略同一に構成してもよい。
1 ヘルメット本体
1A 下側縁部
2 庇部
3 耳保護部
3A 前側縁部
3B 後側縁部
4 括れ部
5 シェル
6 内層材
10 装脱着用空間
11 緩衝パッド
12 装着案内面
13 耳通過案内面
R1 後半側開口縁
R2 後半側開口縁
Y 上下方向中心線

Claims (6)

  1. 半球殻状のヘルメット本体と、当該ヘルメット本体から前方側に延出される庇部と、前記ヘルメット本体から下方に延出される左右一対の耳保護部とが備えられ、前記一対の耳保護部の縁部の各々が、前記庇部との括れ部に連続する前側縁部と、前記ヘルメット本体の後部の下側縁部に連続する後方上がり傾斜の後側縁部とから構成されている野球用ヘルメットであって、
    前記一対の耳保護部の前記後側縁部から前記ヘルメット本体の最後部の下側縁部に至る領域の後半側開口縁が、前記ヘルメット本体の内面の後半側開口縁における最大短径方向寸法よりも大なる最大短径方向寸法を備えた半楕円形状に構成され、この半楕円形状の後半側開口縁で形成される後半側開口が、前記ヘルメット本体の上下方向中心線に対して交差する方向からの装脱着移動を許容する装脱着用空間に構成されている野球用ヘルメット。
  2. 前記一対の耳保護部の内面における前記前側縁部に対応する前側部位には、緩衝パッドが設けられ、前記一対の耳保護部の内面における前記後側縁部に対応する後側部位には、前記緩衝パッドが設けられていない請求項1記載の野球用ヘルメット。
  3. 前記後半側開口縁の内面側部位には、前記装脱着用空間の中央側ほど上方に位置する傾斜姿勢の装着案内面が形成されている請求項1又は2記載の野球用ヘルメット。
  4. 前記装着案内面の耳通過相当箇所には、当該装着案内面の他の部位よりも大きな勾配を有し、且つ、前記一対の耳保護部の前記前側縁部における後端部の内面よりも左右方向の外方側に偏倚した位置にまで窪む耳通過案内面が形成されている請求項3記載の野球用ヘルメット。
  5. 前記一対の耳保護部の前記後側縁部は、前記前側縁部の厚みよりも小なる厚みに構成されている請求項1又は2記載の野球用ヘルメット。
  6. 前記ヘルメット本体と前記庇部と前記一対の耳保護部は、非発泡の樹脂で形成されたシェルと、当該シェルの内側に積層され、且つ、前記シェルよりも厚肉の発泡樹脂で形成された内層材とを備えた積層構造で一体的に構成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の野球用ヘルメット。
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