JP2018056652A - 撮像装置及び撮像装置の制御方法 - Google Patents

撮像装置及び撮像装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ライブビュー表示の遅延を抑えつつ、低輝度環境においても適正な露出時間のライブビュー表示を行うことができる撮像装置を提供することを課題とする。【解決手段】撮像装置は、露光時間に応じて各フレームの画像を撮像し、撮像された各フレームの画像を1垂直走査期間に1フレームずつ出力する撮像部と、撮像部により出力された画像を基に、撮像部の露光時間を決定する露光時間決定部と、露光時間決定部により決定された露光時間が1垂直走査期間の基準値より長い場合には、第1の状態であれば撮像部の1垂直走査期間が露光時間以上になるように、1垂直走査期間の基準値より短い期間の単位で、撮像部の1垂直走査期間を設定し、第2の状態であれば、撮像部の1垂直走査期間が露光時間以上になるように、撮像部の1垂直走査期間を1垂直走査期間の基準値の整数倍に設定する期間設定部とを有する。【選択図】図3

Description

本発明は、撮像装置及び撮像装置の制御方法に関する。
多くのデジタルカメラ等の撮像装置では、被写体をフレーミングするための電子ビューファインダーとして、液晶表示装置等の表示デバイスに撮像素子で撮像した画像信号から生成した表示用画像を順次ライブビュー表示する。ライブビュー表示では、撮像素子で撮像した画像信号の読み出し、読み出した画像信号から表示用画像の生成等、複数の画像処理をメモリを介して行う必要があるため、リアルタイムに表示することはできず数フレーム程度遅延して表示される。そこで、撮像素子から読み出された画像信号のメモリへの書き込みに重ねて、画像の表示を行うためのメモリからの画像の読み出しを行うことで、ほぼリアルタイムにライブビュー表示できるものが知られている。これは、撮像素子と表示デバイスを非同期で動作させるのではなく、所定の位相差で同期して動作させることで実現することができる。また、撮像素子の露光時間に応じて撮像フレームレートを落とすことにより、低輝度環境においても適正な露出のライブビュー表示を可能としたデジタルカメラが存在する。
このように撮像フレームレートを可変とした場合においても、ほぼリアルタイムにライブビュー表示を可能とした撮像装置が開示されている(特許文献1参照)。特許文献1で開示されている撮像装置は、撮像フレームレートに応じて表示フレームレートを設定し、それらに応じて撮像素子と表示デバイスの動作タイミングが所定の位相差となるよう調整している。
特開2009−159067号公報
しかし、上述した撮像装置では、AF処理のように複数フレームにわたって、撮像した画像データから生成される評価値を用いた処理に関しては考慮されていない。処理に用いられる評価値が撮像した画像データから生成される場合、撮像フレームレートに応じて評価値が生成される間隔が決まるため、複数フレームにわたって評価値を用いる処理の処理時間は、撮像フレームレートの低下に伴い長くなる。つまり、低輝度環境において適正な露出のライブビュー表示するために、露光時間に合わせて撮像フレームレートを落とした場合には、撮像フレームレートの低下に伴って評価値が生成される間隔が延び、評価値を用いる処理の処理時間も長くなる。しかし、表示遅延を考慮して、撮像素子と表示デバイスの動作タイミングを所定の位相差に調整する場合、表示デバイスとの同期も考慮する必要があり、露光時間に合わせて露光時間が収まる最速の撮像フレームレートには設定できない。そのため、適正露出のライブビュー表示をするための露光時間から決まる撮像フレームレートよりフレームレートが遅くなり、複数フレームにわたって評価値を用いる処理の処理時間は、露光時間分より余計に長くなるという課題がある。
本発明の目的は、ライブビュー表示の遅延を抑えつつ、低輝度環境においても適正な露出時間のライブビュー表示を行うことができる撮像装置及び撮像装置の制御方法を提供することである。
本発明の撮像装置は、露光時間に応じて各フレームの画像を撮像し、前記撮像された各フレームの画像を1垂直走査期間に1フレームずつ出力する撮像部と、前記撮像部により出力された画像を基に、前記撮像部の露光時間を決定する露光時間決定部と、前記露光時間決定部により決定された露光時間が1垂直走査期間の基準値より長い場合には、前記撮像部により出力された画像から所定の評価値を取得する第1の状態であれば、前記撮像部の1垂直走査期間が前記露光時間以上になるように、前記1垂直走査期間の基準値より短い期間の単位で、前記撮像部の1垂直走査期間を設定し、前記撮像部により出力された画像から所定の評価値を取得しない第2の状態であれば、前記撮像部の1垂直走査期間が前記露光時間以上になるように、前記撮像部の1垂直走査期間を前記1垂直走査期間の基準値の整数倍に設定する期間設定部とを有する。
本発明によれば、ライブビュー表示の遅延を抑えつつ、低輝度環境においても適正な露出時間のライブビュー表示を行うことができる。
撮像装置の外観図である。 撮像装置の構成例を示すブロック図である。 撮像装置の制御方法を示すフローチャートである。 撮像装置の制御方法を示すタイミングチャートである。
図1は、本発明の実施形態による撮像装置10を示す外観図である。コネクタ112は、接続ケーブルと撮像装置10とを接続する。記録媒体20は、メモリカード又はハードディスク等である。記録媒体スロット201は、記録媒体20を格納するためのスロットである。記録媒体スロット201に格納された記録媒体20は、撮像装置10との通信が可能となる。蓋203は、記録媒体スロット201の蓋である。撮像装置10には、表示部13及び操作部14が設けられる。撮像装置10は、デジタルカメラ、ビデオカメラの他、スマートフォン、タブレット、工業用カメラ、医療用カメラ等に適用可能である。
図2は、撮像装置10の構成例を示すブロック図である。撮像装置10は、CPU(中央演算装置)11、ROM12、表示部13、操作部14、DRAM15、記録媒体インタフェース16、撮像部17、画像処理回路18、画像圧縮伸長回路19及び内部バス30を有する。
CPU11は、後述する各処理部やデータフロー等を制御する。ROM12は、CPU11の処理手順に係るプログラム(ファームウェア)及び各種情報を格納する。表示部13は、カラー液晶表示器等であり、画像を表示し、グラフィックユーザインタフェースを表示する。表示部13は、テレビ等の外部表示装置に映像信号を出力する端子も備えている。操作部14は、ユーザからの指示を受け付けるレリーズボタン(SW1/SW2)及び電源ボタン等の各種ボタンや十字キー、コントロールホイール及びモードダイヤル等を有する。レリーズボタンを半押し状態にするとスイッチSW1がオンになり、レリーズボタンを全押し状態にするとスイッチSW2がオンになる。
DRAM15は、CPU11のワークエリアとして使用され、画像データや表示用データ、画像圧縮後のデータ等を一時記憶するバッファ機能を有する。なお、CPU11は、メモリコントローラを介して、DRAM15に対してデータの書き込みや読み出しを行う。また、撮像装置10には、各処理部とDRAM15間で、DMA(ダイレクトメモリアクセス)転送を行うためのDMAコントローラを設けてもよい。
記録媒体インタフェース16は、CPU11からの指示に従い、記録媒体20に対して画像データの書き込み及び読み出しを行う。記録媒体20は、メモリカード、光ディスク又はハードディスク等のランダムアクセス可能な記録媒体であり、撮像装置10に着脱自在である。CPU11、DRAM15及び記録媒体インタフェース16は、記録媒体20に撮影画像である静止画及び動画を記録する記録手段として機能する。
撮像部17は、レンズ、絞り、シャッタ、及びCCDセンサ又はCMOSセンサ等の撮像素子を有し、光電変換により静止画又は動画の画像データを生成する。画像処理回路18は、撮像部17により生成された画像データに対して、ホワイトバランス調整、画素補間等の処理を行い、YUVデータに変換し、任意のサイズにリサイズする。また、画像処理回路18は、表示部13に表示するための表示用画像データや画像圧縮伸長回路19で圧縮するための圧縮用画像データを生成する。また、画像処理回路18は、撮像部17により生成された画像データに基づき、AE処理のための被写体の輝度情報や、AF処理のための被写体の輝度信号の高域周波数成分に基づく評価値を生成する。AE処理は自動露出調節処理であり、AF処理は自動焦点調節処理である。
画像圧縮伸長回路19は、YUVデータをJPEG又はH.264形式の画像データに圧縮し、JPEG又はH.264形式の圧縮された画像データをYUVデータに伸長する。CPU11、ROM12、表示部13、操作部14、DRAM15、記録媒体インタフェース16、撮像部17、画像処理回路18及び画像圧縮伸長回路19は、内部バス30を介して通信する。
本実施形態では、撮像装置10は、撮像部17による1フレーム分の画像の出力と、画像処理回路18によるYUVデータ変換及び表示用画像データ生成を並行して処理する。撮像装置10は、撮像部17が画像の出力を開始してから出力を完了する前までに、表示部13が表示用画像データの読み出しを開始することで、ライブビューが表示されるまでの遅延を短くし、ほぼリアルタイムにライブビュー表示をすることができる。また、撮像装置10は、低輝度時には撮像部17の撮像フレームレートを落とし、撮像部17の露光時間を延ばすことにより、低輝度環境においても適正な露出のライブビュー表示を行うことができる。
図3は、本実施形態による撮像装置10の制御方法を示すフローチャートである。CPU11は、図3に示す処理を実現するように各部を制御する。操作部14の電源ボタン又はモードダイヤル等の操作により、撮像装置10の起動又は再生モード等から撮影モードへの遷移が指示されると、撮像装置10は、図3に示す処理を開始する。
ステップS101では、CPU11は、撮像部17の駆動タイミングである撮像部17の垂直同期信号と、表示部13の駆動タイミングである表示部13の垂直同期信号とが所定の位相差になるように制御し、ライブビュー用に撮像部17の駆動を開始させる。撮像部17が1フレーム分の画像の出力を開始してから出力を完了する前までに、表示部13が表示用画像データの読み出しを開始するように、CPU11は撮像部17と表示部13の垂直同期信号を所定の位相差で同期させて撮像部17の駆動を開始する。所定の位相差は、基準位相差である。このようにすることで、撮像装置10は、撮像部17による撮像から、その画像に基づくライブビューが表示されるまでの遅延を短くし、ほぼリアルタイムにライブビュー表示をすることができる。
次に、ステップS102では、CPU(露光時間決定部)11は、撮像部17により出力された画像データに基づき、AE処理を行い、撮像部17の露光時間Exp_curを決定する。具体的には、CPU11は、撮像部17により撮像された画像データに基づき、画像処理回路18を用いて被写体の輝度情報を求め、被写体が適正な輝度になるように所定の演算を行い、撮像部17の露光時間Exp_curを決定する。また、ライブビューを開始した最初のフレームは、撮像部17により撮像された画像データが存在しないため、CPU11は、初期値の露光時間Exp_curを設定する。
ステップS103では、CPU11は、操作部14のレリーズボタンの半押しにより、スイッチSW1がオンになると、それをトリガとして開始される静止画撮影準備処理としてのAF処理中(オートフォーカス処理中)か否かを判定する。AF処理では、CPU11は、撮像部17により撮像された画像データに基づき、画像処理回路18を用いて被写体の輝度信号の高域周波数成分に基づく評価値を求める。そして、CPU11は、撮像部17のフォーカスレンズを移動させながら、AF処理の範囲の全域に対して、複数フレームにわたり評価値を求め、評価値が最大となるレンズ位置を合焦位置として決定し、撮像部17のフォーカスレンズを合焦位置に移動させる。
ステップS103では、CPU11は、AF処理中であると判定された場合には、ステップS104に処理を進める。ステップS104では、CPU11は、ステップS102で決定された露光時間Exp_curが撮像部17の1V期間(1垂直走査期間)の基準値の長さTより長いか否かを判定する。つまり、CPU11は、Exp_cur>Tであるか否かを判定する。例えば、撮像部17のフレームレートの基準値が60fps(フレーム/秒)の場合、1V期間の基準値の長さTはT=1/60秒となる。1V期間の基準値の長さTは、1フレーム時間である。
ステップS104では、CPU11は、露光時間Exp_curが1V期間の基準値の長さTより長いと判定された場合には、ステップS105に処理を進める。ステップS105では、CPU(第1の期間設定部)11は、ステップS102で決定された露光時間Exp_curが収まる設定可能な最短の1V期間の長さとして、撮像部17の1V期間の長さV_curを設定する。例えば、CPU11は、1V期間の基準値の長さTより短い1H期間(1水平走査期間)の長さの単位で1V期間の長さV_curの調整を行う。CPU11は、1V期間の長さV_curが露光時間以上(露光時間Exp_cur以上)であり、かつ1V期間の長さV_curが1H期間(1水平走査期間)の長さの単位で最短の長さになるように、1V期間の長さV_curを設定する。例えば、ステップS102で決定された露光時間Exp_curが1/50秒の場合、1V期間の長さV_curも約1/50秒となる。
ステップS104では、CPU11は、露光時間Exp_curが1V期間の基準値の長さT以下(基準値以下)であると判定された場合には、ステップS106に処理を進める。ステップS106では、CPU(第4の期間設定部)11は、撮像部17の1V期間の長さV_curを1V期間の基準値の長さTと同じ長さ(V_cur=T)に設定する。これにより、CPU11は、AF処理中には、撮像部17により撮像された画像データから、被写体の輝度信号の高域周波数成分に基づく評価値を、露光時間Exp_curに応じた1V期間の長さV_curの撮像フレームレートで取得することができる。そのため、低輝度被写体が適正な輝度になるように撮像部17の露光時間Exp_curを1V期間の基準値の長さTより長くした場合にも、AF処理用の評価値の取得時間が必要以上に延びることがなく、AF処理時間を短くすることができる。
ステップS103では、CPU11は、AF処理中でないと判定された場合には、ステップS107に処理を進める。ステップS107では、CPU11は、撮像部17の駆動タイミングである撮像部17の垂直同期信号と表示部13の駆動タイミングである表示部13の垂直同期信号との位相差が所定量(基準位相差)か否かを判定する。具体的には、CPU11は、AF処理中に露光時間Exp_curに応じて1V期間の長さV_curの調整を行ったことにより、撮像部17と表示部13の垂直同期信号の位相差がライブビュー開始時の最適な位相差からずれているか否かを判定する。
ステップS107では、CPU11は、撮像部17と表示部13の垂直同期信号の位相差が所定量であると判定された場合には、ステップS108に処理を進める。ステップS108では、CPU11は、ステップS102で決定された露光時間Exp_curが1V期間の基準値の長さTより長い(Exp_cur>T)か否かを判定する。CPU11は、露光時間Exp_curが1V期間の基準値の長さTより長いと判定された場合には、ステップS109に処理を進める。ステップS109では、CPU(第2の期間設定部)11は、1V期間の長さV_curがステップS102で決定された露光時間Exp_cur以上になるように、1V期間の長さV_curを1V期間の基準値の長さTの整数倍に設定する。具体的には、CPU11は、1V期間の長さV_curの調整を1V期間の基準値の長さT単位で行い、V_cur=T×N≧Exp_curにする。ここで、Nは2以上の整数である。例えば、撮像部17のフレームレートの基準値が60fpsであり、ステップS102で決定された露光時間Exp_curが1/50秒の場合、1V期間の長さV_curは、1/60×2=1/30秒となる。
ステップS108では、CPU11は、露光時間Exp_curが1V期間の基準値の長さT以下であると判定された場合には、ステップS110に処理を進める。ステップS110では、CPU(第4の期間設定部)11は、1V期間の長さV_curを1V期間の基準値の長さTと同じ長さ(V_cur=T)に設定する。このようにすることで、撮像装置10は、AF処理中でないときには、撮像部17による撮像から、その画像に基づくライブビューが表示されるまでの遅延を短くし、ほぼリアルタイムにライブビュー表示をすることができる。また、撮像装置10は、低輝度被写体が適正な輝度になるように撮像部17の露光時間Exp_curを1V期間の基準値の長さTより長くした場合にも、同様に、ほぼリアルタイムにライブビュー表示をすることができる。
ステップS107では、CPU11は、撮像部17と表示部13の垂直同期信号の位相差が所定量(基準位相差)でないと判定された場合には、ステップS111に処理を進める。ステップS111では、CPU11は、1V期間の長さV_curが露光時間Exp_cur以上であり、かつ撮像部17と表示部13の垂直同期信号の位相差がライブビュー開始時の最適な基準位相差になるように、1V期間の長さV_curを設定する。具体的には、CPU(第3の期間設定部)11は、V_cur=T×N+α≧Exp_curの設定を行い、撮像部17と表示部13の垂直同期信号の位相差がライブビュー開始時の最適な位相差となるようにαを調整して、1V期間の長さV_curを設定する。ここで、Nは1以上の整数である。撮像装置10は、AF処理中に輝度被写体が適正な輝度になるように撮像部17の露光時間Exp_curを1V期間の基準値の長さTより長くする。これにより、撮像部17と表示部13の垂直同期信号の位相差が最適でなくなっていたのを、撮像装置10は、AF処理後に最適に戻すことができる。
次に、ステップS112では、CPU11は、ステップS102で決定された露光時間Exp_curに基づき撮像部17により撮像された画像を、1V期間の長さV_curのフレーム時間で動画フレームとして読み出す。撮像部17は、露光時間Exp_curに応じて各フレームの画像を撮像し、その撮像された各フレームの画像を1V期間の長さV_curに1フレームずつCPU11に出力する。
次に、ステップS113では、CPU11は、画像処理回路18を用いて、ステップS112で読み出された動画フレームの画像データに対して、ホワイトバランス調整、画素補間等の処理を施し、YUVデータに変換し、DRAM15に書き込む。
次に、ステップS114では、CPU11は、撮像部17の駆動タイミングである撮像部17の垂直同期信号と表示部13の駆動タイミングである表示部13の垂直同期信号との位相差が所定量(基準位相差)以上か否かを判定する。ステップS114では、CPU11は、撮像部17と表示部13の垂直同期信号の位相差が所定量未満(基準位相差未満)であると判定された場合には、ステップS115に処理を進める。ステップS115では、CPU(表示用画像生成部)11は、ステップS113で生成した画像データに対して、画像処理回路18を用いてリサイズ処理等を施し、表示用画像データを生成し、表示用画像データをDRAM(メモリ)15に書き込む。表示用画像データの生成完了後に、ステップS116では、CPU11は、表示部13にステップS115で生成した表示用画像データを表示させるために、表示部13が表示用画像データを読み出すDRAM15の読み出しアドレスを更新する。表示部13は、例えば電子ビューファインダーである。
ステップS114では、CPU11は、撮像部17と表示部13の垂直同期信号の位相差が所定量以上(基準位相差以上)であると判定された場合には、ステップS117に処理を進める。ステップS117では、CPU11は、表示部(電子ビューファインダー)13にステップS115で生成した表示用画像データを表示させるために、表示部13が表示用画像データを読み出すDRAM15の読み出しアドレスを更新する。次に、ステップS118では、CPU(表示用画像生成部)11は、ステップS113で生成した画像データに対して、画像処理回路18を用いて、表示用サイズへのリサイズ処理等を施し、表示用画像データを生成し、表示用画像データをDRAM15に書き込む。
ここで、ステップS112の動画フレーム読み出し、ステップS113のYUVデータ変換、ステップS115又はステップS118の表示用画像データ生成は、並行して処理される。さらに、ステップS117では、CPU11は、ステップS118の表示用画像データの生成前又は生成中に、表示用画像データを表示部13に表示させるために表示用画像データのDRAM15の読み出しアドレスを更新する。このようにすることで、撮像装置10は、撮像部17が1フレーム分の画像の出力を開始してから出力を完了する前までに、表示部13が表示用画像データの読み出しを開始でき、ほぼリアルタイムにライブビュー表示をすることができる。
次に、ステップS119では、CPU11は、操作部14の電源ボタン又はモードダイヤル等の操作により、撮像装置10の終了又は再生モードへの遷移等のライブビューの停止が指示されているか否かを判定する。CPU11は、ライブビューの停止が指示されていると判定された場合には、ライブビューを停止して終了する。また、CPU11は、ライブビューの停止が指示されていないと判定された場合には、ステップS102に処理を戻し、次のフレームの処理を続ける。
図4は、本実施形態による撮像装置10の制御方法を示すタイミングチャートである。以下、撮像装置10のライブビュー表示について説明する。1V期間の長さ101は、各フレームの1V期間の長さV_curである。露光時間102は、各フレームの露光時間Exp_curである。位相差103は、各フレームにおける撮像部17と表示部13の垂直同期信号の位相差である。タイミング104は、各フレームにおける表示アドレス更新タイミングである。
また、1V期間の長さV_Nは、第Nフレームでの1V期間の長さである。露光時間Exp_Nは、第Nフレームでの露光時間である。位相差t_Nは、第Nフレームでの撮像部17と表示部13の垂直同期信号の位相差である。
第1フレームでは、露光時間Exp_1は、1V期間の基準値の長さT以下(Exp_1≦T)である。第1フレームの1V期間の長さV_1は、1V期間の基準値の長さTと同じ(V_1=T)である。
第2フレームでは、露光時間Exp_2は、1V期間の基準値の長さTより長い(Exp_2>T)。このとき、AF処理中ではないため、第2フレームの1V期間の長さV_2は、1V期間の基準値の長さT単位で調整され、1V期間の基準値の長さTの2倍(V_2=2T)になっている。
また、第1フレーム及び第2フレームにおける撮像部17と表示部13の垂直同期信号の位相差t_1及びt_2は、ライブビュー開始時の所定の位相差tと同じである(t_1=t、t_2=t)。そのため、第1フレーム及び第2フレームでは、表示アドレス更新は、表示用画像データ生成前のタイミング104で行われる。これにより、ライブビューが表示されるまでの遅延が短く、ほぼリアルタイムでライブビュー表示が行われる。
第3フレームでは、第2フレームと同様に、露光時間Exp_3は、1V期間の基準値の長さTより長い(Exp_3>T)。第3フレームでは、AF処理中であるため、第3フレームの1V期間の長さV_3は、1V期間の基準値の長さTより短い単位で調整され、露光時間Exp_3以上になるように設定される(V_3≧Exp_3)。
第4フレームから第7フレームも同様である。また、第3フレームから第7フレームにおける撮像部17と表示部13の垂直同期信号の位相差は、t_3からt_7で表される。第4及び第5フレームでは、撮像部17と表示部13の垂直同期信号の位相差t_4及びt_5は、ライブビュー開始時の所定の位相差t以上である(t_4≧t、t_5≧t)ので、表示アドレス更新は、表示用画像データ生成前のタイミング104で行われる。
第3、第6及び第7フレームでは、位相差t_3、t_6及びt_7は、ライブビュー開始時の所定の位相差t未満である(t_3<t、t_6<t、t_7<t)ので、表示アドレス更新は、表示用画像データの生成完了後のタイミング104で行われる。そのため、AF処理中に露光時間Exp_Nに応じて、1V期間の長さV_Nを調整したことにより、撮像部17と表示部13の垂直同期信号の位相差t_Nが所定の位相差tでなくなっている場合にも、適切なライブビューが表示される。
第8フレームは、AF処理完了後の最初のフレームであり、撮像部17と表示部13の垂直同期信号の位相差t_8がライブビュー開始時の所定の位相差tと同じ(t_8=t)になるように、1V期間の長さV_8=T+αに調整される。
以上のように、AF処理中では、低輝度被写体が適正な輝度になるように撮像部17の露光時間を1V期間の基準値の長さTより長くした場合にも、AF処理用の評価値の取得時間が必要以上に延びることがなく、AF処理時間を短くすることができる。また、AF処理中以外では、撮像部17による撮像から、その画像に基づくライブビューが表示されるまでの遅延を短くし、ほぼリアルタイムにライブビュー表示をすることができる。
本実施形態によれば、AF処理のように撮像した画像データから生成される評価値に基づく処理にかかる時間とライブビュー表示の遅延を抑えつつ、低輝度環境においても適正な露出のライブビューを表示することができる。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
10:撮像装置、11:CPU(中央演算装置)、12:ROM、13:表示部、14:操作部、15:DRAM、16:記録媒体I/F、17:撮像部、18:画像処理回路、19:画像圧縮伸張回路、20:記録媒体、30:内部バス

Claims (7)

  1. 露光時間に応じて各フレームの画像を撮像し、前記撮像された各フレームの画像を1垂直走査期間に1フレームずつ出力する撮像部と、
    前記撮像部により出力された画像を基に、前記撮像部の露光時間を決定する露光時間決定部と、
    前記露光時間決定部により決定された露光時間が1垂直走査期間の基準値より長い場合には、前記撮像部により出力された画像から所定の評価値を取得する第1の状態であれば、前記撮像部の1垂直走査期間が前記露光時間以上になるように、前記1垂直走査期間の基準値より短い期間の単位で、前記撮像部の1垂直走査期間を設定し、前記撮像部により出力された画像から所定の評価値を取得しない第2の状態であれば、前記撮像部の1垂直走査期間が前記露光時間以上になるように、前記撮像部の1垂直走査期間を前記1垂直走査期間の基準値の整数倍に設定する期間設定部と
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記所定の評価値とは、オートフォーカスに用いる評価値であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記1垂直走査期間の基準値より短い期間の単位とは、1水平走査期間の単位であることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記期間設定部は、前記第2の状態であり、かつ前記撮像部の垂直同期信号と表示部の垂直同期信号との位相差が基準位相差でない場合には、前記撮像部の垂直同期信号と表示部の垂直同期信号との位相差が前記基準位相差になるように、前記撮像部の1垂直走査期間を設定することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記期間設定部は、前記露光時間決定部により決定された露光時間が前記1垂直走査期間の基準値以下である場合には、前記撮像部の1垂直走査期間を前記1垂直走査期間の基準値と同じ長さに設定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. さらに、前記撮像部の垂直同期信号と表示部の垂直同期信号との位相差が基準位相差未満である場合には、前記撮像部により出力された画像を基に表示用画像を生成し、前記表示用画像をメモリに書き込み、前記表示用画像の生成完了後に、前記表示用画像を前記表示部に表示させるために前記表示用画像の前記メモリの読み出しアドレスを更新する表示用画像生成部を有し、
    前記表示用画像生成部は、前記撮像部の垂直同期信号と前記表示部の垂直同期信号との位相差が基準位相差以上である場合には、前記撮像部により出力された画像を基に表示用画像を生成し、前記表示用画像をメモリに書き込み、前記表示用画像の生成前又は生成中に、前記表示用画像を表示部に表示させるために前記表示用画像の前記メモリの読み出しアドレスを更新することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 露光時間に応じて各フレームの画像を撮像し、前記撮像された各フレームの画像を1垂直走査期間に1フレームずつ出力する撮像部を有する撮像装置の制御方法であって、
    露光時間決定部により、前記撮像部により出力された画像を基に、前記撮像部の露光時間を決定する露光時間決定ステップと、
    期間設定部により、前記露光時間決定ステップで決定された露光時間が1垂直走査期間の基準値より長い場合には、前記撮像部により出力された画像から所定の評価値を取得する第1の状態であれば、前記撮像部の1垂直走査期間が前記露光時間以上になるように、前記1垂直走査期間の基準値より短い期間の単位で、前記撮像部の1垂直走査期間を設定し、前記撮像部により出力された画像から所定の評価値を取得しない第2の状態であれば、前記撮像部の1垂直走査期間が前記露光時間以上になるように、前記撮像部の1垂直走査期間を前記1垂直走査期間の基準値の整数倍に設定する期間設定ステップと
    を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
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