JP2018055495A - 図形パターン認識装置および図形パターン認識方法 - Google Patents

図形パターン認識装置および図形パターン認識方法 Download PDF

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Abstract

【課題】演算負荷を軽減でき、ひいてはコスト上昇を抑止することが可能な図形パターン認識装置および図形パターン認識方法を提供する。【解決手段】デジタル画像を用いて、処理対象媒体上の特定の図形パターンを認識する図形パターン認識装置10であって、認識対象図形を含む画像に前処理を施す前処理部30と、抽出された画像パターンに対してハフ変換を施して累積点に変換してハフ変換行列を得るハフ変換処理部40と、ハフ変換行列を、認識すべき図形パターンに対応して事前に作成しておいたテンプレートと比較照合を行う比較照合部50と、比較照合部50の比較照合の結果得られる類似度に基づいて、目的の図形パターンが存在するか否かを判定する判定処理部60とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、たとえば、ICカード媒体上のIC接点(IC端子)等の図形パターンを認識する図形パターン認識装置および図形パターン認識方法に関するものである。
デジタル画像を用いて、処理対象媒体上の特定の幾何学図形を検出し、認識する手法として、ハフ(Hough)変換がよく知られており、さまざまな産業分野で広く用いられている。
この方法は、一般には、認識対象図形を含む画像にノイズ除去やエッジ強調等の前処理を施したのち、抽出された画像パターンに対してハフ変換を施して累積点に変換し、その後、最大の累積度数をもつ累積点に関して逆ハフ変換を行い、画像空間上の直線を求める、という手順をとる(たとえば、特許文献1,2参照)。
特許文献1に記載の技術では、半導体デバイスの製造工程におけるワークの位置決めについて、位置座標をハフ変換を用いて検出し、位置補正に用いるものであるが、最大累積点を求めて、不要パターン除去を行った後、逆ハフ変換して基準となる直線を求めるようにしている。
特許文献2に記載の技術では、多角形形状の形状特徴量を算出する場合に、物体の周囲の一部を構成する線分を推定するためにハフ変換を適用している。極座標に変換される点の個数を数え上げ、頻度が多い極座標を選択する。選択された極座標毎に逆ハフ変換で直線の式を算出する。
特開平11−97512号公報 特開2010−79643号公報
しかしながら、ハフ空間上の最大累積点を求めることは、二次元空間上の極大点を求めることであり、パターンの変形等に起因するノイズを除去する必要があるなど、一般には容易ではなく、かつ演算負荷が大きい。そのため高速処理を行おうとすると、高性能なプロセッサを用いる必要があり、コスト上昇につながるという問題がある。
本発明の目的は、演算負荷を軽減でき、ひいてはコスト上昇を抑止することが可能な図形パターン認識装置および図形パターン認識方法を提供することにある。
本発明の第1の観点は、デジタル画像を用いて、処理対象媒体上の特定の図形パターンを認識する図形パターン認識装置であって、抽出された画像パターンに対してハフ変換を施して累積点に変換してハフ変換行列を得るハフ変換処理部と、前記ハフ変換行列を、認識すべき図形パターンに対応して事前に作成しておいたテンプレートと比較照合を行う比較照合部と、前記比較照合部の比較照合の結果得られる類似度に基づいて、目的の図形パターンが存在するか否かを判定する判定処理部とを有する。
これにより、ハフ変換行列から極大点を解析的に抽出する代わりに、ハフ変換行列を、あらかじめ用意したテンプレートと比較照合して類似度を求め、類似度の大小によって所定の図形パターンの有無を判定することが可能となり、演算負荷を軽減でき、安価な処理系を実現することができる。
好適には、前記比較照合部は、ハフ変換行列全体をプレートマッチングに用いる。
これにより、精度の高いマッチング結果を得ることが可能となる。
好適には、前記比較照合部は、前記図形パターンが矩形の場合、4つの累積度数極大点の近傍のみを取り出して作成しておいたテンプレートと比較照合を行う。
これにより、比較照合の精度を高く保持しつつ、比較照合処理の高速化を図ることができる。
好適には、認識対象図形を含む画像に前処理を施して前記ハフ変換処理部に供給する前処理部を含む。
これにより、ノイズ除去処理や、エッジ強調処理等が行われることで、ノイズやひずみの影響を抑えることが可能となる。
好適には、前記処理対象媒体はICカードであり、前記特定の図形パターンはICカード上のIC端子を含む図形パターンである。
これにより、カードリーダに挿入されるICカードの表面に矩形状(たとえば長方形状)に形成されているIC端子の認識において、演算負荷を軽減でき、安価な処理系を実現することができる。
本発明の第2の観点は、デジタル画像を用いて、処理対象媒体上の特定の図形パターンを認識する図形パターン認識方法であって、抽出された画像パターンに対してハフ変換を施して累積点に変換してハフ変換行列を得るハフ変換処理ステップと、前記ハフ変換行列を、認識すべき図形パターンに対応して事前に作成しておいたテンプレートと比較照合を行う比較照合ステップと、前記比較照合ステップの比較照合の結果得られる類似度に基づいて、目的の図形パターンが存在するか否かを判定する判定処理ステップとを有する。
これにより、ハフ変換行列から極大点を解析的に抽出する代わりに、ハフ変換行列を、あらかじめ用意したテンプレートと比較照合して類似度を求め、類似度の大小によって所定の図形パターンの有無を判定することが可能となり、演算負荷を軽減でき、安価な処理系を実現することができる図形パターン認識装置を提供することが可能となる。
好適には、前記比較照合ステップでは、ハフ変換行列全体をプレートマッチングに用いる。
これにより、精度の高いマッチング結果を得ることができる図形パターン認識装置を提供することが可能となる。
好適には、前記比較照合ステップは、前記図形パターンが矩形の場合、4つの累積度数極大点の近傍のみを取り出して作成しておいたテンプレートと比較照合を行う。
これにより、比較照合の精度を高く保持しつつ、比較照合処理の高速化を図ることができる図形パターン認識装置を提供することが可能となる。
好適には、認識対象図形を含む画像に前処理を施して前記ハフ変換処理ステップに供給する前処理ステップを含む。
これにより、ノイズ除去処理や、エッジ強調処理等が行われることで、ノイズやひずみの影響を抑えることができる図形パターン認識装置を提供することが可能となる。
本発明によれば、演算負荷を軽減でき、ひいてはコスト上昇を抑止することができる。
本発明の実施形態に係る図形パターン認識装置の構成例を示す図である。 本実施形態に係る図形パターン認識装置が適用されるカードリーダの主要な構成要素を模式的に示す簡略側断面図である。 カードリーダに挿入され図形パターン認識装置の処理対象となるICカードの外観図である。 本実施形態に係るカードリーダの信号処理系の構成例を示すブロック図である。 本実施形態に係る図形パターン認識装置の図形パターン認識処理を説明するためのフローチャートである。 ハフ変換を用いて画像上の直線を検出する場合であって、画像空間上に描かれた図形パターンの一例である長方形を示す図である。 図6の直線Aに沿って、各エッジ点についてρ−θ曲線を描いた結果を示す図である。 図6の直線A、直線B、直線C、直線Dに沿って、各エッジ点すべてについてρ−θ曲線を描いた結果を示す図である。 投票操作をすべてのエッジ点に対するρ−θ曲線について実行したときの投票結果パターンを示す図である。 本実施形態に係る図形パターン認識装置における直線有無判定処理を説明するためのフローチャートである。 ハフ変換対象の他の画像例を示す図である。 図11の画像によるハフ変換行列の一例を示す図である。 図11の元画像の直線Bに対応する極大点近傍の部分を数値として示す図である。 ハフ変換行列のテンプレートの一例を示す図である。 本実施形態に係るカードリーダの主要部の動作を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に関連付けて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る図形パターン認識装置の構成例を示す図である。
図2は、本実施形態に係る図形パターン認識装置が適用されるカードリーダの主要な構成要素を模式的に示す簡略側断面図である。
図3は、カードリーダに挿入され図形パターン認識装置の処理対象となるICカードの外観図である。
本実施形態に係る図形パターン認識装置10は、一例として、カードリーダ100に挿入されるICカード200の表面に矩形状(たとえば長方形状)に形成されているIC端子201を図形認識処理対象としている。
すなわち、図形パターン認識装置10は、デジタル画像を用いて、処理対象媒体であるICカード200上の特定の図形パターンであるIC端子201を認識する機能を有する。
図形パターン認識装置10は、認識対象図形を含むデジタル画像の入力部としての撮像部20、前処理部30、ハフ変換処理部40、比較照合部50、判定処理部60、逆ハフ変換処理部70、および図形表示処理部80を有する。
撮像部20は、カードリーダ100に挿入され、所定の位置まで搬送されるICカード200の矩形(長方形)状に形成されたIC端子201を含む矩形領域を撮像し、撮像した画像をデジタル画像として前処理部30に供給する。
撮像部20は、光を検出して電荷を発生させる光電変換素子を用いた固体撮像装置(イメージセンサ)としてのCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ、イメージセンサの画素領域に入射光を導く(被写体像を結像する)光学系(レンズ等)、イメージセンサの出力信号を処理する信号処理回路を有する。
信号処理回路によるデジタル画像信号は、前処理部30に供給される。
また、信号処理回路で処理された画像信号は、液晶ディスプレイ等からなるモニタに動画として映し出し、あるいはプリンタに出力することも可能であり、またメモリカード等の記録媒体に直接記録する等、種々の態様が可能である。
撮像部20は、カードリーダ100のIC接点ブロック機構の近傍、具体的には、搬送路におけるIC接点ブロックの直前部分(上流側)に配置される。
前処理部30は、認識対象図形(長方形状のIC端子)を含むデジタル画像にノイズ除去やエッジ強調、二値化処理等の前処理を施す。前処理部30は、前処理を施したデジタル画像信号をハフ変換処理部40に出力する。
ハフ変換処理部40は、前処理部30から供給される画像パターンから抽出された直線群等の画像パターンに対してハフ変換を施して累積点に変換してハフ変換行列を得る。ハフ変換処理部40は、取得したハフ変換行列情報を比較照合部50に出力する。
ハフ変換処理部40のより具体的なハフ変換処理については後で詳述する。
比較照合部50は、ハフ変換処理部40によるハフ変換行列と、認識すべき図形パターンに対応して事前に作成しておいたテンプレートTMPLとの比較照合を行う。比較照合部50は、比較照合の結果得られる類似度情報を判定処理部60に出力する。
比較照合部50は、たとえばハフ変換行列全体をテンププレートマッチングに用いる。
この比較照合部50の比較照合方法によれば、所定の位置に所定の図形パターンが存在するときに、類似度が最大となり、この条件が満たされないときには、類似度が相対的に小さい値となる。この比較照合方法によれば、極大点を求める必要がなく、ノイズの影響も受けにくく、単純に積和演算によって長方形の有無が判定できるので、比較的低コストで処理系を実現することができる。
判定処理部60は、比較照合部50の比較照合の結果得られる類似度とあらかじめ設定した判定閾値VTHに基づいて、目的の図形パターン(IC端子の図形パターン)が存在するか否かを判定する。判定処理部60は、判定結果情報を図示しないカードリーダ100の制御系(CPU等)および逆ハフ変換処理部70に出力する。
逆ハフ変換処理部70は、ハフ変換処理部40によりハフ変換された累積点に対して逆ハフ変換を行い直線群等の画像パターンを求め、その結果を図形表示処理部80に出力する。
図形表示処理部80は、逆ハフ変換処理部70で取得された画像パターンを図示しない液晶ディスプレイ等からなるモニタ(表示部)に表示する。
このような構成を有する図形パターン認識装置10によれば、デジタル画像を用いて、処理対象媒体であるICカード200上の特定の図形パターンであるIC端子201を検出して認識するに際し、ハフ変換行列から極大点を解析的に抽出する代わりに、ハフ変換行列を、あらかじめ用意したテンプレートと比較照合して類似度を求め、類似度の大小によって所定の図形パターンの有無を判定するようにしたことにより、演算負荷を軽減でき、安価な処理系を実現することができる。
このような構成を有する図形パターン認識装置10による各部の具体的処理については後で詳述する。
ここで、本実施形態に係る図形パターン認識装置10が適用されるカードリーダ100の主要な構成について、図2および図3に関連付けて説明する。
図2に示すカードリーダ100は、上位装置となるATM(ホスト)に組み込まれる装置であり、図示しないがホストコンピュータに接続される。また、図2に示すカードリーダ100は、磁気カードとICカード200の両方をハンドル可能な複合機となっている。そのため、図3に示すICカード200には、IC端子201および磁気ストライプ202が露出形成されている。
ICカード200は、JISに準拠している一般的なカードであってもよく、たとえば、幅86mm,高さ54mm,厚み0.76mmというサイズのプラスチックカードでもよい。
図2に示すように、カードリーダ100は、ICカード200の取り込み口となるカード挿入口101、IC端子201を有するICカード200が搬送される搬送路102、およびICカード200を搬送路102の所定の通信位置に搬送する搬送系としての駆動ローラ103a,103bおよび従動ローラ104a,104b等を有する。
カードリーダ100は、所定の通信位置に搬送されたICカード200のIC端子201に接触して、ICカード200との通信を可能にするIC接点ブロック機構120を有する。後述するように、IC接点ブロック機構120のうちのIC接点121がIC端子201に接触する。
さらに、カードリーダ100は、ICカード200上の磁気ストライプ202に摺接させ、ICカード200に対してリードライト処理を行う磁気ヘッド130を有している。
カードリーダ100において、カード挿入口101側からICカード200の搬送方向に沿って順番に搬送路102、磁気ヘッド130、およびIC接点ブロック機構120が配置されている。
そして、カードリーダ100においては、上記搬送方向に沿って、磁気ヘッド130の配置領域HEDAとIC接点ブロック機構120の配置領域ICCAとの間に、搬送路102を搬送されたICカード200のIC端子201を含む矩形領域を撮像するため撮像領域IMGAが形成されている。
本実施形態においては、この撮像領域IMGAに、図形パターン認識装置10の撮像部20が配置されている。
なお、撮像領域IMGAに、図形パターン認識装置10の撮像部20だけでなく、他の回路系である前処理部30、ハフ変換処理部40、比較照合部50、判定処理部60、逆ハフ変換処理部70、および図形表示処理部80が基板に搭載されて撮像領域IMGAに配置されるように構成することも可能である。
また、撮像領域IMGAに、図形パターン認識装置10の撮像部20のみ配置され、他の回路系である前処理部30、ハフ変換処理部40、比較照合部50、判定処理部60、逆ハフ変換処理部70、および図形表示処理部80が配置領域IMGAと別の領域に別の基板に搭載されて配置されるように構成することも可能である。
本実施形態においては、図示しない制御系の制御の下、搬送路102を搬送されたICカード200は、IC端子201を含む矩形領域を撮像部20により撮像可能な位置に一旦停止され、撮像部20の撮像画像に従って図形パターン認識装置10において、デジタル画像を用いて、処理対象媒体であるICカード200上の特定の図形パターンであるIC端子201の認識処理が行われる。
そして、たとえば、図形パターン認識装置10によりIC端子201であると認識されると、ICカード200はIC接点ブロック機構120の配置領域ICCAに搬送される。また、たとえば、図形パターン認識装置10によりIC端子201でないと認識されると、ICカード200は搬出処理される。
カードリーダ100において、IC接点ブロック機構120は、主として、ICカード200のIC端子201に接触して信号の授受を行うIC接点ブロック122、およびIC接点ブロック122をIC端子102に接触・離脱可能に移動させるIC接点接離部123により構成されている。
IC接点ブロック122は、ICカード200上のIC端子201と実際に接触するために、搬送路102に向かって並ぶ複数個のIC接点121を備えている。また、IC接点ブロック122は、IC接点接離部123に支持されて搬送路102に臨んでいる。
そして、IC接点接離部123の作用によって、ICカード200に接近・離反可能であって、ICカード200の表面にIC接点121を接触・離脱させて信号の授受を行う。
IC接点ブロック122には、ICカード200との信号授受を制御するICカード処理回路(の基板)が設けられており、このICカード処理回路にIC接点121の一端が電気的に接続されている。
IC接点接離部123は、IC接点ブロック122をICカード200のIC端子201に接触・離脱させる回動アーム124、およびこの回動アーム124を駆動する駆動源(ソレノイド125)により構成されている。
IC接点接離部123において、ソレノイド125に通電していない間は、ソレノイド125のプランジャが突出してIC接点ブロック122をICカード200(あるいは搬送路102)から離反させる一方で、通電時は、ソレノイド125の筐体に引っ込んでIC接点ブロック122をICカード200に接近させる。したがって、ソレノイド125が非通電になると、ソレノイド125の駆動が解除され、IC接点ブロック122は、自動的にICカード200から離反することになる。
なお、本実施形態では、IC接点接離部123として、回動アーム124やソレノイド125を用いているが、その他、IC接点ブロック122を、ICカード200のIC端子201に接触・離脱させることが可能な機構であれば、如何なるものであってもよい。また、本実施形態では、IC接点121をIC端子201に対して近接するように駆動する駆動源として、ソレノイド125を採用しているが、その他、かかる機能を実現しうる駆動源であれば、如何なるものであってもよい。
IC接点121は、ICカード200のIC端子201と接触して信号授受をし、通信を行うための接触端子である。IC接点121は、ICカード200の規格に対応するよう配置した複数のコイルバネ等によって構成されている。
また、IC接点121は、たとえばICカード200の進行方向と直交する方向に2列並べられているとともに、半田付け等によってICカード処理回路(の基板)に電気的に接続されている。なお、IC接点121を構成する複数のコイルバネは、それぞれがくさび形状をしており、IC端子201とより確実に接触できるように、接触時に撓むことが可能な部材で形成されている。
一方で、上述した搬送系は、駆動モータ105と、駆動ローラ103a,103bと、搬送路102を挟んで駆動ローラ103a,103bと対向配置された従動ローラ104a,104bと、を有しており、カード挿入口101に近い側の駆動ローラ103aと、IC接点ブロック機構120に近い側の駆動ローラ103bとは、伝達ベルト106によって連結されている。
IC接点ブロック機構120に近い側の従動ローラ104bは、伝達ベルト107によって、ノブ用ローラ108と連結されており、搬送路102を挟んでノブ用ローラ107と対向する位置にノブ109が設けられている。
このノブ109は、カードリーダ100で障害が発生し、カードリーダ100内にICカード200が詰まってしまった場合などに、これをカードリーダ100から取り出すために設けられている。具体的には、サービスパーソンがノブ109を左方向に回すと、ICカード200が奥に(IC接点ブロック機構120が存在する方向に)取り込まれ、ノブ109を右方向に回すと、ICカード200が手前に(カード挿入口101が存在する方向に)放出される(取り出される)。
なお、本実施形態に係るカードリーダ100には、ICカード200が所定の通信位置(IC接点ブロック122と対向する位置)から外れたときの位置ずれを検出するエンコーダ等の検出系を設けることも可能である。
次に、カードリーダ100の電気系(信号処理系)の構成例について説明する。
図4は、本実施形態に係るカードリーダ100の信号処理系の構成例を示すブロック図である。
図4において、カードリーダ100の信号処理系300は、主として、図形パターン認識装置10を含む装置全体を統合的に制御するCPU301、各種プログラムやパラメータが格納されるROM302、CPU301のワーキングエリアとして機能するRAM303、逆ハフ変換処理部70で取得された画像パターンを表示するための液晶ディスプレイ等からなるモニタ(表示部)304、IC接点ブロック122が接続されたICカード処理回路305、および磁気ヘッド130が接続された磁気カード処理回路306を有している。
ICカード処理回路305は、IC接点ブロック122(のIC接点121)を介してICカード200のIC端子201に対する入出力信号を処理する。
磁気カード処理回路306は、磁気ヘッド130を介してICカード200の磁気ストライプ202に対する入出力信号を処理する。
特に、ICカード処理回路305は、一般に制御用ICが実装されており、メイン基板上のCPU301によってコントロールされる。
なお、本実施形態では、CPU301(のメイン基板)と、図形パターン認識装置10やICカード処理回路305(の基板)とは別基板としているが、もちろん単一の基板(例えばメイン基板)であっても構わない。
CPU301は、搬送路102を搬送されたICカード200を、IC端子201を含む矩形領域を撮像部20により撮像可能な位置に一旦停止させ、撮像部20の撮像画像に従って図形パターン認識装置10において、デジタル画像を用いて、処理対象媒体であるICカード200上の特定の図形パターンであるIC端子201を認識させる。
そして、CPU301は、たとえば、図形パターン認識装置10によりIC端子201であると認識されると、ICカード200はIC接点ブロック機構120の配置領域ICCAに搬送させる、等の制御を行う。
以上、本実施形態に係る図形パターン認識装置10が適用されるカードリーダ100の主要な構成について説明した。
次に、図形パターン認識装置10による各部の具体的処理について詳述する。
図5は、本実施形態に係る図形パターン認識装置10の図形パターン認識処理を説明するためのフローチャートである。
図6は、ハフ変換を用いて画像上の直線を検出する場合であって、画像空間上に描かれた図形パターンの一例である長方形を示す図である。
本実施形態に係る図形パターン認識装置10における図形パターン認識処理では、基本的に、ハフ変換処理が適用される。
ハフ変換は、一般的な直線を検出する場合に適用できることはもとより、四角形や多角形など、直線で構成された図形はもちろん、円の検出などにも適用できる。
ここでは、図形パターンの一例である長方形を検出し認識する処理を説明する。
本実施形態に係る図形パターン認識装置10において、ハフ変換を用いて画像上の直線を検出するには図5に示すような手順で行われる。
ここでは、図6に示すような、画像空間上に描かれた長方形RCTAを例にあげて、ハフ変換によってこれを検出する手順を説明する。
図形パターン認識装置10では、撮像部20により、カードリーダ100に挿入され、所定の位置まで搬送されるICカード200の長方形状に形成されたIC端子201を含む矩形領域が撮像され、撮像した画像がデジタル画像として前処理部30に供給される。
図6は4辺ABCDからなる長方形RCTAを示している。図6の画像IMGは、直交座標系のX方向に60画素、Y方向に40画素の大きさを有している。
図6中の長方形RCTAのサイズは幅W30、高さH20であり、左辺Aは画像の左端から15画素の位置X15に、右辺Cは画像の右端から15画素の位置X45にある。
上辺Dは画像上端から10画素の位置Y10に、下辺Bは下端から10画素の位置Y30にある。
図6に示す画像IMGはハフ変換を適用する直前の画像である。実際には、撮像部20により撮像された認識対象画像は濃淡画像として与えられることが多く、撮像条件によってはノイズやひずみが存在することがある。
そこで、前処理部30において、前処理段階で、ノイズ除去処理(ステップST1)や、エッジ強調処理(ステップST2)が行われ、さらに二値化処理(ステップST3)が行われると、図6の画像IMGが得られる。図6の画像IMGにおいては、直線ABCDが白に,背景が黒として二値化されている。
次に、ハフ変換処理部40において、前処理が施された図6の画像パターンに対してハフ変換処理が施される(ステップST4)。
図6において、画像の座標軸は図6の矢印で示した向きにX軸、Y軸をとる。
始めにエッジ点(直線を構成する点)をひとつ取り出す。例として、直線Aと直線Dの交点P(x0,y0)をとる。このとき、点Pのハフ変換は次のように計算する。θは通常0度から180度の範囲に設定される。時計回り方向をθの正方向にとる。このとき点Pを通る直線は次式で表現される。
ρ=x0cosθ+y0sinθ
いまx0=15、y0=10であるので、代入すると次式が与えられる。
ρ=15cosθ+10sinθ
θ=0〜π(180°)まで変化させてρを求めると、ρ−θ空間上に一本の曲線が描かれる。
エッジ点は、直線Aに沿って、点P(15,10)〜点P(15,30)までであるので、これら各点について同様にρ−θ曲線を描くと、図7が得られる。
この処理を残りの直線B、直線C、直線D上のエッジ点すべてについて実行すれば、図8が得られる。
すなわち、図7は、図6の直線Aに沿って、各エッジ点についてρ−θ曲線を描いた結果を示す図である。
図8は、図6の直線A、直線B、直線C、直線Dに沿って、各エッジ点すべてについてρ−θ曲線を描いた結果を示す図である。
図9は、投票操作をすべてのエッジ点に対するρ−θ曲線について実行したときの投票結果パターンを示す図である。
図7、図8、および図9において、横軸がθ(theta)を、縦軸がρ(rho)をそれぞれ表している。
そして、元画像上のひとつのエッジ点に対応するρ−θ空間座標上の曲線について、この曲線が通過するすべての点について、投票行為を行う。すなわち1を加算することにする。
この加算操作すなわち投票操作をすべてのエッジ点に対するρ−θ曲線について実行すると、図9に示す投票結果パターンが得られる。
この図9示す投票結果パターンはハフ変換の結果であり、ハフ変換行列と呼ばれることもある。ρ−θ曲線の通過頻度が大きい点は、高い投票値をもつことになる。
次に、比較照合部50および判定処理部60において、直線有無判定処理が行われる(ステップST5)。
図10は、本実施形態に係る図形パターン認識装置10における直線有無判定処理を説明するためのフローチャートである。
本実施形態においては、あらかじめ、検出すべき長方形に対応したハフ変換行列のテンプレートを用意し、メモリ等に格納しておく。
比較照合部50において、実際に得られたハフ変換行列をこのテンプレートと比較照合(テンプレートマッチング)が行われ(ステップST51)、類似度DOSが求められる。
この比較照合部50のテンプレートマッチングの結果をもとに、判定処理部60において、類似度DOSがあらかじめ設定された判定閾値VTH以上であるか否かの判定が行われる(ステップST52)。
判定処理部60において、類似度DOSがあらかじめ設定された判定閾値VTH以上であると判定された場合には、所望の図形パターンである長方形RCTAが認識され、ICカード200の所定の位置に長方形RCTAがあるものと判定される(ステップST53)。
判定処理部60において、類似度DOSがあらかじめ設定された判定閾値VTH以上でないと判定された場合には、所望の図形パターンである長方形RCTAが認識されず、ICカード200の所定の位置に長方形RCTAがないものと判定される(ステップST54)。
この方法によれば、所定の位置に所定の図形パターンが存在するときに、類似度が最大となり、この条件が満たされないときには、類似度が相対的に小さい値となる。
この方法によれば、極大点を求める必要がなく、ノイズの影響も受けにくく、単純に積和演算によって長方形の有無が判定できるので、比較的低コストで処理系を実現することができる。
図11は、ハフ変換対象の他の画像例を示す図である。
図12は、図11の画像によるハフ変換行列の一例を示す図である。
図12において、横軸がθ(theta)を、縦軸がρ(rho)をそれぞれ表している。
図13は、図11の元画像の直線Bに対応する極大点近傍の部分を数値として示す図である。
図14は、ハフ変換行列のテンプレートの一例を示す図である。
たとえば、図11の画像をハフ変換すると、図12のハフ変換行列が得られる。元画像の直線Bに対応する極大点近傍の部分を示したものが図13である。
本実施形態に係る図形パターン認識装置10では、図13のハフ変換行列上で極大点を探索することはせず、テンプレートとして用意したハフ変換行列とのパターンマッチングを実行する。
テンプレートTMPLとしては、図14のハフ変換行列を用いることができる。
図14のテンプレートTMPLは、ハフ変換行列上の極大点(ρ−θ)=(30,90)、の近傍を示したものである。中央の値“18”をもつ点が極大点である。これは、元画像の直線Bに対応する。
ただし、ピーク位置を検出するには、ピークと判定するための閾値を設定する必要があるが、ピーク点は元画像の撮像条件等により大きく変動し、適切に閾値を選ぶことは、簡単ではない。また、二次元空間での極大値検出は二次元的に最大勾配を求める必要があるなど、計算負荷が大きくなる。
しかしながら、図14は事前に求めておくことが前提のテンプレートであることから、高速に求める必要もなく、高性能なハードウェアやプロセッサを必要とせず、処理系のコストアップにつながることはない。
図5の処理に戻る。
ステップST5の直線有無判定において、所望の図形パターンである長方形RCTAが認識され、ICカード200の所定の位置に長方形RCTAがあるものと判定され、逆ハフ変換処理部70で長方形があると判断されると(ステップST6)、逆ハフ変換処理部70で逆変換処理が行われる(ステップST7)。
逆ハフ変換処理部70においては、ハフ変換処理部40によりハフ変換された累積点に対して逆ハフ変換が行われて、直線群等の画像パターンが求められ、その結果を図形表示処理部80に出力される。
図形表示処理部80においては、逆ハフ変換処理部70で取得された画像パターンが、たとえばCPU301の制御の下、液晶ディスプレイ等からなるモニタ(表示部)304に表示される(ステップST8)。
[カードリーダ100の主要部の動作]
次に、本実施形態に係るカードリーダ100の主要部の動作について図15に関連付けて説明する。
図15は、本実施形態に係るカードリーダ100の主要部の動作を説明するためのフローチャートである。
ここでは、カードリーダ100において実行される基本処理動作(処理シーケンス)について概説する。
まず、ICカード200がカード挿入口(ゲート口)101から挿入される(ステップST11)。
挿入されたICカード200は、駆動ローラ103a,103bや従動ローラ104a,104b等の搬送系により奥に取り込まれるに従って、磁気ヘッド130によってICカード200上の磁気ストライプ202に記録された磁気データが読み込まれる(ステップST12)。
ICカード200は、さらにその奥に運ばれ、エンボスイメージ読取機構(図示せず)によって、エンボスイメージの取り込みが行われる(取り込まれたイメージは、偽造有無の確認のため、保管される)。
挿入されたカードがICカード200である場合(ステップST13)、ICカード200は一旦カード挿入口101の近くまで搬送され、再度後方(奥)の撮像領域IMGAに搬送される(ステップST14)。
撮像領域IMGAでは、図形パターン認識装置10の撮像部20により、カードリーダ100に挿入され、所定の位置まで搬送されるICカード200の長方形状に形成されたIC端子201を含む矩形領域が撮像され(ステップST15)、撮像した画像がデジタル画像として前処理部30に供給され、以降、図形パターン認識処理が行われる(ステップST16)。
図形パターン認識装置10において、デジタル画像を用いて、処理対象媒体であるICカード200上の特定の図形パターンであるIC端子201を検出して認識するに際し、ハフ変換行列から極大点を解析的に抽出する代わりに、ハフ変換行列を、あらかじめ用意したテンプレートと比較照合して類似度が求められ、類似度の大小によって所定の図形パターンの有無が判定される。これにより、演算負荷が軽減され、安価な処理系が実現可能となる。
そして、たとえば、図形パターン認識装置10によりIC端子201であると認識されると(ステップST17)、ICカード200はIC接点ブロック機構120の配置領域ICCAに搬送される(ステップST18)。また、たとえば、図形パターン認識装置10によりIC端子201でないと認識されると(ステップST17)、ICカード200は搬出処理される(ステップST19)。
そして、ICカード200のIC端子1012、IC接点121を正確に下ろすための位置出しが行われる(ステップST20)。この位置出しは、図示しないフォトセンサあるいは機械スイッチ等により行うことができる。
ICカード200が所定の通信位置に搬送されると、IC接点121がONされて、ICカード200との通信が行われる(ステップST21)。通信が完了すると、IC接点121がOFFされて、ICカード200がカード挿入口101に搬送されてICカード200がユーザに返却されて「取引き」が完了する(ステップST22)。
なおここで、IC接点121をONするとは、IC接点121がICカード200のIC端子201に接触している状態をいい、IC接点121をOFFするとは、IC接点121とICカード200のIC端子201とが非接触の状態のことをいう。
(本実施形態の主な効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、デジタル画像を用いて、処理対象媒体上の特定の図形パターンを認識する図形パターン認識装置10が、認識対象図形を含む画像に前処理を施す前処理部30と、抽出された画像パターンに対してハフ変換を施して累積点に変換してハフ変換行列を得るハフ変換処理部40と、ハフ変換行列を、認識すべき図形パターンに対応して事前に作成しておいたテンプレートと比較照合を行う比較照合部50と、比較照合部50の比較照合の結果得られる類似度に基づいて、目的の図形パターンが存在するか否かを判定する判定処理部60とを有する。
したがって、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態の図形パターン認識装置10によれば、デジタル画像を用いて、処理対象媒体であるICカード200上の特定の図形パターンであるIC端子201を検出して認識するに際し、ハフ変換行列から極大点を解析的に抽出する代わりに、ハフ変換行列を、あらかじめ用意したテンプレートと比較照合して類似度を求め、類似度の大小によって所定の図形パターンの有無を判定することが可能となり、演算負荷を軽減でき、安価な処理系を実現することができる。
本実施形態の比較照合においては、所定の位置に所定の図形パターンが存在するときに、類似度が最大となり、この条件が満たされないときには、類似度が相対的に小さい値となる。
本実施形態の比較照合においては、極大点を求める必要がなく、ノイズの影響も受けにくく、単純に積和演算によって長方形の有無が判定できるので、比較的低コストで処理系を実現することができる。
(応用例)
本実施形態の図形パターン認識装置10では、比較照合部50が、たとえばハフ変換行列全体をテンププレートマッチングに用いる例について説明したが、たとえば図形パターンが矩形(たとえば長方形)の場合、4つの累積度数極大点の近傍のみを取り出して作成しておいたテンプレートと比較照合を行うように構成することも可能である。
これにより、比較照合の精度を高く保持しつつ、比較照合処理の高速化を図ることができる。
なお、以上詳細に説明した方法は、上記手順に応じたプログラムとして形成し、CPU等のコンピュータで実行するように構成することも可能である。
また、このようなプログラムは、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク等の記録媒体、この記録媒体をセットしたコンピュータによりアクセスし上記プログラムを実行するように構成可能である。
10・・・図形パターン認識装置、20・・・撮像部、30・・・前処理部、40・・・ハフ変換処理部、50・・・比較照合部、60・・・判定処理部、70・・・逆ハフ変換処理部、80・・・図形表示処理部、100・・・カードリーダ、200・・・ICカード、201・・・IC端子。

Claims (10)

  1. デジタル画像を用いて、処理対象媒体上の特定の図形パターンを認識する図形パターン認識装置であって、
    抽出された画像パターンに対してハフ変換を施して累積点に変換してハフ変換行列を得るハフ変換処理部と、
    前記ハフ変換行列を、認識すべき図形パターンに対応して事前に作成しておいたテンプレートと比較照合を行う比較照合部と、
    前記比較照合部の比較照合の結果得られる類似度に基づいて、目的の図形パターンが存在するか否かを判定する判定処理部と
    を有することを特徴とする図形パターン認識装置。
  2. 前記比較照合部は、
    ハフ変換行列全体をプレートマッチングに用いる
    ことを特徴とする請求項1記載の図形パターン認識装置。
  3. 前記比較照合部は、
    前記図形パターンが矩形の場合、4つの累積度数極大点の近傍のみを取り出して作成しておいたテンプレートと比較照合を行う
    ことを特徴とする請求項1の図形パターン認識装置。
  4. 認識対象図形を含む画像に前処理を施して前記ハフ変換処理部に供給する前処理部を含む
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の図形パターン認識装置。
  5. 前記処理対象媒体はICカードであり、前記特定の図形パターンはICカード上のIC端子を含む図形パターンである
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の図形パターン認識装置。
  6. デジタル画像を用いて、処理対象媒体上の特定の図形パターンを認識する図形パターン認識方法であって、
    抽出された画像パターンに対してハフ変換を施して累積点に変換してハフ変換行列を得るハフ変換処理ステップと、
    前記ハフ変換行列を、認識すべき図形パターンに対応して事前に作成しておいたテンプレートと比較照合を行う比較照合ステップと、
    前記比較照合ステップの比較照合の結果得られる類似度に基づいて、目的の図形パターンが存在するか否かを判定する判定処理ステップと
    を有することを特徴とする図形パターン認識方法。
  7. 前記比較照合ステップでは、
    ハフ変換行列全体をプレートマッチングに用いる
    ことを特徴とする請求項6記載の図形パターン認識方法。
  8. 前記比較照合ステップは、
    前記図形パターンが矩形の場合、4つの累積度数極大点の近傍のみを取り出して作成しておいたテンプレートと比較照合を行う
    ことを特徴とする請求項6記載の図形パターン認識方法。
  9. 認識対象図形を含む画像に前処理を施して前記ハフ変換処理ステップに供給する前処理ステップを含む
    ことを特徴とする請求項6から8のいずれか一項に記載の図形パターン認識方法。
  10. 前記処理対象媒体はICカードであり、前記特定の図形パターンはICカード上のIC端子を含む図形パターンである
    ことを特徴とする請求項6から9のいずれか一項に記載の図形パターン認識装置。
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