JP5182879B2 - 情報端末装置 - Google Patents

情報端末装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5182879B2
JP5182879B2 JP2008247936A JP2008247936A JP5182879B2 JP 5182879 B2 JP5182879 B2 JP 5182879B2 JP 2008247936 A JP2008247936 A JP 2008247936A JP 2008247936 A JP2008247936 A JP 2008247936A JP 5182879 B2 JP5182879 B2 JP 5182879B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
information terminal
terminal device
unit
registered
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008247936A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010079643A (ja
Inventor
晴久 加藤
暁夫 米山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Corp
Original Assignee
KDDI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KDDI Corp filed Critical KDDI Corp
Priority to JP2008247936A priority Critical patent/JP5182879B2/ja
Publication of JP2010079643A publication Critical patent/JP2010079643A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5182879B2 publication Critical patent/JP5182879B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、カメラが搭載された携帯電話等の情報端末装置に関し、物体画像及びこれに対応する処理情報を予め情報端末装置側に登録し、撮影された画像との同定によって対応する情報を入力することができる情報端末装置に関する。
超高齢化社会と情報化社会を迎え、高齢者はその好むと好まざるとに係わらず様々な情報端末(券売機、ATM等)と付き合わざるを得ない状況になってきている。今後ますますその傾向が強まると考えられることから、高齢者が無理なく使いこなせる操作インタフェースを提供することが喫緊の課題となっている。
特に、携帯型情報端末において、電子機器回路の集積化に伴って小型・軽量化が進んでいるため、キーパッドの面積を十分に確保できないまま細かな操作を強いられている。その一方、処理性能の向上および記録容量の増大に伴い、情報端末が扱えるサービスやメニュー、アプリケーションの操作は複雑化の一途を辿っている。
このような状況下において、2次元バーコードを読み取ることで、認識された内容に基づいて所定の処理が実行される技術が存在する(特許文献1)。すなわち特許文献1では、カメラ付きの携帯電話においてバーコード撮影モードを有し、バーコード撮影モードでバーコードの認識を行うとともに、認識された結果を携帯電話の表示部に表示し、認識された内容に基づいて所定の処理を実行するものである。
特開2007−318775
また、情報端末における操作を簡単にして情報を入力したり、情報端末の表示部に情報を表示させる技術については、種々の手法が提案されている。
例えば、特許文献2では、携帯端末装置に加速度センサを備えることで、手書き文字を認識し表示させる装置が記載されている。
特許文献3には、携帯電話に搭載されたカメラにより本体の傾きを検出することで、文字入力を行う技術が開示されている。
特許文献4には、携帯端末装置に内蔵するカメラにより、眼球の動きの回数を検出し、その回数により携帯端末装置に対する操作を行う技術が開示されている。
特許文献5には、携帯端末装置に内蔵するカメラにより、口唇の形状や動きを検出して文字の入力を行う技術が開示されている。
特開2007−194958号 特開2008−97220号 特開2007−310815号 特開2007−87291号
しかしながら、特許文献1に記載の携帯電話機によれば、バーコードを見ただけでは何に関する情報が含まれているのか、その意味するところを把握できないため、複数のバーコードが存在している場合に区別することが困難であり、バーコードの表示から所望の機能を認識して起動させることができないという問題点があった。
特許文献2に記載の携帯端末装置によれば、直感的かつ容易な操作で表示範囲の変更が実現可能であるが、高価な3軸加速度センサを組み込まなければならないだけでなく、センサの追加に伴う消費電力が増加するという問題点がある。
特許文献3に記載の携帯電話機によれば、利用者の顔部画像に基づいて表示部を見ているか否かを認識することで傾き誤検出を防止するため複雑な処理が必要であり、顔検出における検出精度や処理速度について問題が生じる。また、入力文字種を切り替えるだけで文字入力には従前通りキー入力が必要であった。
特許文献4及び特許文献5によれば、眼球や口唇を忙しなく動かす必要があるため、入力方法として利用できる状況やユーザが限定されるという問題点がある。
本発明は上記実情に鑑みて提案されたもので、情報端末装置に対して提示された物体の画像を入力することで、対応する登録処理により各種操作を行うことが可能となる情報端末装置の構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため請求項1の情報端末装置は、画像を入力する撮影部と情報を表示する表示部を有する携帯電話に代表される情報端末装置であって、前記撮影部に対する空間的位置を考慮した1以上の物体の各登録画像及びこれらに対応させた前記情報端末装置の操作処理を情報として登録するメモリと、提示された物体に対して前記撮影部から入力された画像を解析して撮影対象領域画像を切り出した上で前記メモリ内の前記登録画像と一致するかどうかを認識する認識部と、前記撮影対象領域画像に一致すると認識された登録画像に対応する操作処理を前記メモリから読み出して前記表示部に表示する情報制御部とを備え、前記操作処理に基づいて操作が実行されることを特徴としている。
請求項2の情報端末装置は、請求項1において、前記認識部は、前記メモリに登録された登録画像を用いて、前記撮影部により入力された画像から対応関係にある領域を撮影対象領域画像として抽出し、前記登録画像と前記撮影対象領域画像との間の空間的位置関係を推定する機能を備えて成ることを特徴としている。
請求項3の情報端末装置は、請求項2において、前記認識部は、矩形形状の形状特徴量を算出する場合に、前記撮影部により入力された画像から複数のエッジ座標を抽出し、エッジ座標の並びから提示された物体の周囲の一部を構成する線分を推定し、複数の線分を延長した交点から領域の正規化に必要な変換係数を推定する機能を備えて成ることを特徴としている。
請求項4の情報端末装置は、請求項2において、前記認識部は、多角形形状の形状特徴量を算出する場合に、前記撮影部により入力された画像から複数のエッジ座標を抽出し、エッジ座標の並びから提示された物体の周囲の一部を構成する線分を推定し、複数の線分を延長した交点から頂点画像を抽出し、登録された画像の頂点画像と抽出された画像の頂点画像とを一致させる変換係数を推定する機能を備えて成ることを特徴としている。
請求項5の情報端末装置は、請求項4において、前記認識部は、エッジ座標の並びにHough変換を適用して、提示された矩形物体の辺を構成する線分を推定する機能を備えて成ることを特徴としている。
請求項6の情報端末装置は、請求項4において、前記認識部は、複数の直線から凸状閉領域を形成し、4点の情報から予め登録された物体と一致する変換係数を推定する機能を備えて成ることを特徴としている。
請求項7の情報端末装置は、請求項6において、前記認識部は、4点の情報を正規化しておくことによって、変換係数の推定にかかる計算量を低減する機能を備えて成ることを特徴としている。
請求項8の情報端末装置は、請求項2において、楕円形状の形状特徴量を算出する場合に、前記認識部は、前記撮影部により入力された画像から複数のエッジ領域を検出し、任意のエッジ座標の並びから楕円の接線を推定し、複数の接線の組み合わせから楕円形状の物体を識別する機能を備えて成ることを特徴としている。
請求項9の情報端末装置は、請求項8において、前記認識部は、任意の接線の交点と該接点の中点を結ぶ延長線を算出し、複数の延長線の交点が楕円形状の中心座標と推定する機能を備えて成ることを特徴としている。
請求項10の情報端末装置は、請求項8において、前記認識部は、エッジ座標の並びに一般化Hough 変換を適用して、提示された楕円形状を長軸、短軸、回転角を推定する機能を備えて成ることを特徴としている。
請求項11の情報端末装置は、請求項8において、前記認識部は、推定された楕円形状の係数を正規化することで予め登録された物体と同一の形状に変形する機能を備えて成ることを特徴としている。
請求項12の情報端末装置は、請求項3において、前記認識部は、色ヒストグラム及びエッジヒストグラムによる比較、及び、テクスチャによるマッチングを用いて、正規化された提示物体の画像が一致する予め登録された登録画像の物体の種類および向きを推定する機能を備えて成ることを特徴としている。
本発明によれば、予め情報端末装置に対して登録画像及び対応する登録処理を登録し、撮影部に提示物体の画像を入力することで、提示物体の画像から抽出した撮影対象領域画像とメモリに登録された登録画像との同定を行い、同定された登録画像に対応する登録処理を実行することで、情報端末装置に対して各種操作を行うことができる。
したがって、情報端末装置のキーを操作することなく、撮影部で提示物体の画像の入力を行うだけで、情報端末装置の各種操作が可能となるので、複数のキーを押下することによる情報の入力を不要とし、情報端末装置に対して簡単な操作で所望の処理を実行させることができる。
以下、本発明の情報端末装置の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の情報端末装置の実施形態を示す機能ブロック図である。図2は情報端末装置の外観図であり、通常の携帯電話の外観を有して構成されている。
情報端末装置1は、図1及び図2に示すように、画像を取り込む撮影部11と、情報を表示する表示部12と、表示する情報を記録するメモリ13と、撮影部11により入力された画像を解析して撮影対象と予め登録されている登録画像とが一致しているかどうかの認識を行う認識部14と、認識部14により認識された登録画像に対応する登録処理の情報をメモリ13から読み出して表示部12に表示させ、この登録処理の機能を実行する制御を行う制御部(情報制御部)15とを備えている。
メモリ13には、登録画像及びこれに対応する登録処理が情報として登録されている。登録画像は、予め利用者が物体等の任意の被写体を撮影し、これに対応する処理内容(例えば、所定の電話番号に電話をかける)が登録処理として記録されている。
撮影部11は、情報端末装置1に内蔵されたカメラで構成され、一定間隔で任意の画像を入力し、入力画像を認識部14に出力するようになっている。利用者が予め登録しておいた物体について、情報端末装置1の撮影部11にかざすことで、撮影対象として提示物体の画像が入力される。
認識部14は、抽出手段141と同定手段142から構成され、撮影部11で撮影された提示物体の画像を解析して抽出される撮影対象領域画像と、予め利用者によりメモリ13に登録されている登録画像とが一致するかどうかを認識する。
抽出手段141は、撮影部11で取得された提示物体の画像を入力し、この入力画像を解析することで提示物体を切り出した撮影対象領域画像を抽出し、この撮影対象領域画像から画像特徴量を得る。
同定手段142は、撮影対象領域画像の画像特徴量と予め登録されている登録画像(例えば、物体の画像)の特徴量とを比較して評価することにより、提示物体の画像が登録画像として登録されている物体のいずれであるかを同定する。撮影部11から入力された画像を解析して撮影対象領域画像を切り出した上で前記メモリ内の前記登録画像と一致するかどうかを認識する方法の具体的な手順については後述する。
制御部15は、認識部14で認識された物体画像の情報に応じてメモリ13上の該当する登録画像に対応する登録処理の情報を読み出し、表示部12に送る。
また、メモリ13において、同じ登録画像であっても、空間的位置関係が異なることにより(例えば、上下逆の画像)、異なる登録処理を対応させているような場合には、制御部15は、同定された物体の種類と空間的位置関係の組み合わせに対して、予め登録された機能を適用できるようになっている。
表示部12は、制御部15から送出されてきた登録画像に対応する登録処理に関する情報を表示する。この登録処理は、例えばキーパッド部の十字キー21を押下する等の操作により実行されるようになっている。
上記構成により、利用者が情報端末装置1の撮影部11を被写体にかざすことで提示物体の画像を入力し、利用者においてこの画像が既に登録されている登録画像と一致する場合には、その画像に対応する登録処理(例えば「○○さんへ電話する」)を実行させることができるので、キー操作を行うことなく、画像の取り込みのみで情報端末装置1に対して所望の処理を行わせることができる。
次に、認識部14において、撮影部11で入力する提示物体の入力画像と、メモリ13に登録されている登録画像との類似性を判断するための手順について、図3のフローチャート及び図1のブロック図を参照しながら説明する。
画像同士の類似性を判断するための特徴量としては、入力画像から抽出した撮影対象領域画像からの色、形状、テクスチャ情報を用いる。
提示物体が写真、CD・DVDのジャケット、マッチ箱、カード類など矩形で構成される物体である場合、撮影部11に入力される画像から以下のように撮影対象領域画像を抽出することが行われる。
先ず、撮影部11により提示物体(撮影対象物体)の読み取り作業を行う(ステップ31)。
この読み取りは、Canny などのエッジ検出によりエッジを検出し、細線化処理を施す。検出されたN個のエッジの座標(xi,yi)(i=1,…,N)に対して数1を満足するようにHough 変換で極座標(ρ,θ)に変換する。
Figure 0005182879
極座標に変換される点の個数を数え上げ、頻度が多い極座標を選択する。選択された極座標毎に逆Hough 変換で数2に示した直線の式を算出する。
Figure 0005182879
数2に示した直線の式によって各辺の線分を抽出し、線分を延長した先で交差する点を算出して矩形領域を切り出す(ステップ32)。
次に、抽出した矩形領域に対して領域の正規化を行う(ステップ33)。
複数の直線で囲まれる最大の凸形状矩形領域を登録されている物体と比較するため、前記4点の座標を登録されている物体の矩形形状の四隅に一致させる変換係数を算出する。
まず、前記4点の座標(xj,yj)(1≦j≦4)とし、射影変換によって矩形の四隅の座標(xj,yj)(1≦j≦4)に一致する次式(数3)を満足する変換係数ak(1≦k≦8)を求める。
Figure 0005182879
前記4点の座標を使うと、8元連立方程式として解くことができる。例えば、図4に示すように、登録されている矩形物体の四隅の座標が(0,0)、(u,0)、(u,v)、(0,v)で与えられており、前記4点の座標がそれぞれ(0,0)、(x1,y1)、(x2,y2)、(x3,y3)に対応している場合、正規化するための変換係数は次式(数4)で求められる。
Figure 0005182879
ただし、数4における、z12、z23、z13、z21の値は次式(数5)を満足するものである。
Figure 0005182879
これら変換係数と変換式とを用いて、凸形状矩形領域を登録された物体の形状に変形し、マッチングにより物体を同定する。
以上の作業により、記撮影部11により入力された画像から複数のエッジ座標を抽出し、エッジ座標の並びから提示された物体の周囲の一部を構成する線分を推定し、複数の線分を延長した交点から領域の正規化に必要な変換係数を推定することが行われる。
提示物体が矩形でなく、コインやメダル、CDやDVD、牛乳瓶のふた、円柱、ボール類など円状または球状で構成される物体の場合は、入力画像では楕円に見えるため、撮影部11に入力される画像から以下のように撮影対象領域画像を抽出することが行われる。
先ず、撮影部11により提示物体(撮影対象物体)の読み取り作業を行う(ステップ31)。
この読み取りは、Canny などのエッジ検出によりエッジを検出し、細線化処理を施す。検出されたN個のエッジの座標(xi,yi)(i=1,…,N)ごとに接線を求める。接線は、当該エッジ座標を通り、かつ近傍の小領域に存在する他のエッジ座標との誤差を最小化する直線となるように最小二乗法で求める。該エッジ座標とそれに対応する接線を用いて領域の中心と半径を求める。
すなわち、図5に示すように、任意の2組のエッジ座標に対して中点を算出し、同時にそれぞれの接線が交わる点を算出する。該中点と該交点を結ぶ直線を算出する。他のエッジ座標の組み合わせに対しても同様に直線を算出し、当該直線が交差する座標を中心座標とする。
すなわち、撮影部11により入力された画像から複数のエッジ領域を検出し、任意のエッジ座標の並びから楕円の接線を推定し、複数の接線の組み合わせから楕円形状の物体を識別することが行われる。
次に、該中心座標を原点として一般化Hough 変換で3次元座標(a1;a2;a3) に変換する。
Figure 0005182879
3次元座標に変換される平面が共有する座標を選択し、選択された座標を逆一般化Hough 変換で楕円の式を算出することで楕円形領域を切り出す(ステップ32)。xy項の係数a2が0でない場合は、楕円が傾いていることを表すため、xy項をなくすような回転角度θで標準楕円方程式に変形する。なお、回転角度θは次式(数7)で算出する。
Figure 0005182879
次に、長軸と短軸との比を短軸方向に乗じることで、抽出された領域を登録されている円形状に一致させることで楕円形領域を正規化する(ステップ33)。
上記例では、撮影部11により入力された入力画像が矩形又は楕円である場合の正規化についてそれぞれ説明したが、入力画像が多角形である場合も考えられる。説明を簡単にするため正多角形に限定すると、多角形を内包する円と考えることで楕円形領域を抽出する要領で多角形についての撮影対象領域画像を抽出することも可能となる。
抽出手段141は、前述の方法で入力画像から抽出された領域(矩形領域、多角形領域又は楕円領域)を前記変換式で登録されている物体(登録画像)と同等の形状に変換し、同定手段142に出力する。
入力画像から抽出された領域(撮影対象領域画像)が矩形領域である場合、抽出手段141では、上述したように、エッジ座標の並びにHough変換を適用して、提示された矩形物体の辺を構成する線分を推定する機能を備えている。
また、複数の直線から凸状閉領域を形成し、4点の情報から予め登録された物体と一致する変換係数を推定する機能を備え、更に、4点の情報を正規化しておくことによって、変換係数の推定にかかる計算量を低減する機能を備えている。
入力画像から抽出された領域(撮影対象領域画像)が楕円領域である場合、抽出手段141では、上述したように、任意の接線の交点と該接点の中点を結ぶ延長線を算出し、複数の延長線の交点が楕円形状の中心座標と推定する機能を備えている。
また、エッジ座標の並びに一般化Hough 変換を適用して、提示された楕円形状を長軸、短軸、回転角を推定する機能を備え、更に、推定された楕円形状の係数を正規化することで予め登録された物体と同一の形状に変形する機能を備えている。
同定手段142では、メモリ13から登録画像を読み出し、複数の同一形状物体が登録されている場合に、画像同士を比較することにより、その中から一致する物体画像を同定する(ステップ34)。
画像同士が一致しているかどうかの類似性の判断は、次のようにして行われる。
抽出手段141で抽出・変形された領域(撮影対象領域画像)に対して、色のヒストグラムおよびエッジ方向のヒストグラムを算出し、同様に登録されている物体(登録画像)から算出された色ヒストグラム及びエッジヒストグラムとの相違を計算する。抽出された物体(撮影対象領域画像)及び登録された物体(登録画像)の色ヒストグラムはそれぞれ総和が1となるように正規化しておき、正規化された度数をそれぞれci、c′iで表す。ヒストグラムのbin数をmで表すと、ヒストグラム間距離dcは次式(数8)で求められる。
Figure 0005182879
同様にそれぞれのエッジヒストグラムも正規化しておき、正規化された度数をそれぞれei、e′iで表す。ヒストグラムのbin数をnで表すと、ヒストグラム間距離deは次式(数9)で求められる。
Figure 0005182879
このとき、ヒストグラム間距離d が最も大きな物体の登録画像を提示された物体画像と同定する。λはヒストグラム間距離の重みに相当する。
Figure 0005182879
ただし、最大のヒストグラム間距離d が予め設定しておいた閾値T以下である場合は、どれにも一致しないと判断する。
さらに、一致した物体は回転させながらテクスチャのマッチングを行い、差分二乗和が最小となる回転角度を算出する。
同定手段142は、前述の方法で抽出手段141から入力された提示物体に対する撮影対象領域画像から物体の登録画像を同定するとともに回転角度を空間的位置関係として算出し、登録画像に対応する登録処理をメモリ13から読み取って情報として制御部15へ出力する(ステップ35)。
制御部15では、登録処理情報が読み取られると、その内容を表示部12に表示させ(ステップ36)、キーパッド部の十字キー21の押下等により表示部12に表示された処理が実行される(ステップ37)。
続いて、上述した情報端末装置(例えば、携帯端末)を使用した具体的な操作例について説明する。
物体の種類と空間的位置関係の対応関係の一例として、写真を用いた操作インタフェースが挙げられる。例えば、利用者が高齢者である場合、矩形状の孫の写真を予め登録画像としてメモリ13に登録すると共に、図6(a)〜(c)に示すように、登録画像(写真)の向きに応じて、正面写真画像(図6(a))が「電話をかける」、上下逆画像(図6(b))が「メールを送る」、左向き画像(図6(c))が「URL を開く」などの機能及びそれらに対応する電話番号、メールアドレス、URLなど関連情報を登録処理の情報として割り付けメモリ13に登録しておく。
操作時には、情報端末装置(携帯端末)1のカメラ(撮影部11)の前に登録された向きで写真(提示物体)を提示するだけで、認識部14が提示された写真を同定し、空間的位置関係に応じた機能(登録処理)を呼び出し表示部12に表示する。
これにより、情報端末装置(携帯端末)1の小さなキーを何度も押すことなく、直感的かつ素早く情報端末装置(携帯端末)1を操作することができる。
また、写真に限らず、思い出の品々の物体を登録画像として登録することで、 登録画像と登録処理との対応関係を明確にすることが可能となり、入力操作の学習時間が短縮される。
上述した情報端末装置によれば、RFIDリーダや赤外線センサなど特別なハードウェアを組み込むことなく、情報端末装置の撮影部に提示された提示物体を登録画像から同定することで、対応づけられた機能を操作することが可能となる。
本発明の情報端末装置の実施形態の一例を示す機能ブロック図である。 情報端末装置の外観を示す平面説明図である。 認識部の動作の一例を示すフローチャートである。 認識部において抽出された矩形形状を正規化する場合の説明図である。 認識部において楕円領域を抽出する場合の説明図である。 (a)〜(c)は登録画像とその空間的位置関係を説明するための説明図である。
符号の説明
1…情報端末装置、 11…撮影部、 12…表示部、 13…メモリ、 14…推定部、 15…制御部(情報制御部)、 21…十字キー、 141…抽出手段、 142…同定手段。

Claims (12)

  1. 画像を入力する撮影部と情報を表示する表示部を有する携帯電話に代表される情報端末装置であって、
    前記撮影部に対する空間的位置を考慮した1以上の物体の各登録画像及びこれらに対応させた前記情報端末装置の操作処理を情報として登録するメモリと、
    提示された物体に対して前記撮影部から入力された画像を解析して撮影対象領域画像を切り出した上で前記メモリ内の前記登録画像と一致するかどうかを認識する認識部と、
    前記撮影対象領域画像に一致すると認識された登録画像に対応する操作処理を前記メモリから読み出して前記表示部に表示する情報制御部とを備え、
    前記操作処理に基づいて操作が実行されることを特徴とする情報端末装置。
  2. 前記認識部は、前記メモリに登録された登録画像を用いて、前記撮影部により入力された画像から対応関係にある領域を撮影対象領域画像として抽出し、前記登録画像と前記撮影対象領域画像との間の空間的位置関係を推定する機能を備えて成る請求項1に記載の情報端末装置。
  3. 前記認識部は、矩形形状の形状特徴量を算出する場合に、前記撮影部により入力された画像から複数のエッジ座標を抽出し、エッジ座標の並びから提示された物体の周囲の一部を構成する線分を推定し、複数の線分を延長した交点から領域の正規化に必要な変換係数を推定する機能を備えて成る請求項2に記載の情報端末装置。
  4. 前記認識部は、多角形形状の形状特徴量を算出する場合に、前記撮影部により入力された画像から複数のエッジ座標を抽出し、エッジ座標の並びから提示された物体の周囲の一部を構成する線分を推定し、複数の線分を延長した交点から頂点画像を抽出し、登録された画像の頂点画像と抽出された画像の頂点画像とを一致させる変換係数を推定する機能を備えて成る請求項2に記載の情報端末装置。
  5. 前記認識部は、エッジ座標の並びにHough変換を適用して、提示された矩形物体の辺を構成する線分を推定する機能を備えて成る請求項4に記載の情報端末装置。
  6. 前記認識部は、複数の直線から凸状閉領域を形成し、4点の情報から予め登録された物体と一致する変換係数を推定する機能を備えて成る請求項4に記載の情報端末装置。
  7. 前記認識部は、4点の情報を正規化しておくことによって、変換係数の推定にかかる計算量を低減する機能を備えて成る請求項6に記載の情報端末装置。
  8. 前記認識部は、楕円形状の形状特徴量を算出する場合に、前記撮影部により入力された画像から複数のエッジ領域を検出し、任意のエッジ座標の並びから楕円の接線を推定し、複数の接線の組み合わせから楕円形状の物体を識別する機能を備えて成る請求項2に記載の情報端末装置。
  9. 前記認識部は、任意の接線の交点と該接点の中点を結ぶ延長線を算出し、複数の延長線の交点が楕円形状の中心座標と推定する機能を備えて成る請求項8に記載の情報端末装置。
  10. 前記認識部は、エッジ座標の並びに一般化Hough 変換を適用して、提示された楕円形状を長軸、短軸、回転角を推定する機能を備えて成る請求項8に記載の情報端末装置。
  11. 前記認識部は、推定された楕円形状の係数を正規化することで予め登録された物体と同一の形状に変形する機能を備えて成る請求項8に記載の情報端末装置。
  12. 前記認識部は、色ヒストグラム及びエッジヒストグラムによる比較、及び、テクスチャによるマッチングを用いて、正規化された提示物体の画像が一致する予め登録された登録画像の物体の種類および向きを推定する機能を備えて成る請求項3に記載の情報端末装置。
JP2008247936A 2008-09-26 2008-09-26 情報端末装置 Active JP5182879B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008247936A JP5182879B2 (ja) 2008-09-26 2008-09-26 情報端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008247936A JP5182879B2 (ja) 2008-09-26 2008-09-26 情報端末装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010079643A JP2010079643A (ja) 2010-04-08
JP5182879B2 true JP5182879B2 (ja) 2013-04-17

Family

ID=42210005

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008247936A Active JP5182879B2 (ja) 2008-09-26 2008-09-26 情報端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5182879B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7079511B2 (ja) 2020-04-02 2022-06-02 株式会社クリエイティブコーティングス 電子部品の製造方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018055496A (ja) 2016-09-29 2018-04-05 日本電産サンキョー株式会社 媒体認識装置および媒体認識方法
JP7197009B2 (ja) * 2019-06-21 2022-12-27 日本電気株式会社 物体管理システム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4291963B2 (ja) * 2000-04-13 2009-07-08 富士フイルム株式会社 画像処理方法
JP2002251235A (ja) * 2001-02-23 2002-09-06 Fujitsu Ltd 利用者インタフェースシステム
WO2003025859A1 (fr) * 2001-09-17 2003-03-27 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology Dispositif d'interface

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7079511B2 (ja) 2020-04-02 2022-06-02 株式会社クリエイティブコーティングス 電子部品の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010079643A (ja) 2010-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10534957B2 (en) Eyeball movement analysis method and device, and storage medium
JP5121506B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記憶媒体
US9317124B2 (en) Command input by hand gestures captured from camera
EP2580711B1 (en) Distinguishing live faces from flat surfaces
EP2355492B1 (en) Device, method, program, and circuit for selecting subject to be tracked
US8649575B2 (en) Method and apparatus of a gesture based biometric system
EP2133819A2 (en) Image processing apparatus and image processing method
US10747993B2 (en) Detecting a fragmented object in an image
EP2336949B1 (en) Apparatus and method for registering plurality of facial images for face recognition
US9047504B1 (en) Combined cues for face detection in computing devices
JP5984327B2 (ja) 情報処理方法及びその装置、プログラム
US10769489B2 (en) Reading test cards using a mobile device
US20200085296A1 (en) Eye state detection system and method of operating the same for utilizing a deep learning model to detect an eye state
CN111414888A (zh) 低分辨率人脸识别方法、系统、装置及存储介质
WO2019033570A1 (zh) 嘴唇动作分析方法、装置及存储介质
WO2019033568A1 (zh) 嘴唇动作捕捉方法、装置及存储介质
JP6410450B2 (ja) オブジェクト識別装置、オブジェクト識別方法及びプログラム
WO2019033567A1 (zh) 眼球动作捕捉方法、装置及存储介质
CN107209556A (zh) 用于对捕获对象相对于交互平面的交互的深度图像进行处理的系统及方法
JP5182879B2 (ja) 情報端末装置
JP2008067321A (ja) データ登録管理装置
CN114140839B (zh) 用于人脸识别的图像发送方法、装置、设备及存储介质
US20240153126A1 (en) Automatic image cropping using a reference feature
Jang et al. Stroke-based semi-automatic region of interest detection algorithm for in-situ painting recognition
EP4361965A1 (en) Methods and systems for determining the authenticity of an identity document

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120530

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120718

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120808

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121108

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20121115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5182879

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160125

Year of fee payment: 3