JP2018054613A - マルチチャンバの分析装置および分析方法 - Google Patents

マルチチャンバの分析装置および分析方法 Download PDF

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Abstract

【課題】マルチチャンバプレートを分析する方法を提供する。
【解決手段】以下のステップを備える。撮像装置114とマルチチャンバプレート110を1つの軸に沿って相対移動させる。マルチチャンバプレート110の第1の部分領域132の第1の部分画像と、マルチチャンバプレート110の第2の部分領域134の第2の部分画像とを撮像する。ここで、第1の部分領域132および第2の部分領域134は、隣接する部分領域である。1つの輪郭線が観察可能であるように、第1の部分領域132と第2の部分領域134の配向を調整する。輪郭線を使用して第1の部分画像および第2の部分画像を整合することによって、第1の部分画像および第2の部分画像からの少なくとも1つの合成画像を形成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、マルチチャンバプレートの分析装置およびマルチチャンバプレートの分析方法に関する。本発明によるマルチチャンバプレートおよび方法は、好ましくは体外診断(IVD)の分野で、たとえば血液、尿、唾液、組織液、または他の体液のような人体のサンプルを、分析するために使用され得る。
IVDの分野において、マルチチャンバプレートは広く使用されるツールとなっている。したがって、様々な形状のチャンバプレート、およびそれらに充填するための方法が知られている。マルチチャンバプレートは、たとえば数千のマイクロウェルまたはナノウェルの、チャンバを画定するウェルのマトリクスを備えてよい。マルチチャンバプレート上のそのような小さい構造を読取ることは、困難である。
小さい構造を読取るためのいくつかの方法、たとえばラベル、カードまたは他のデータ記憶媒体の表面を反らせ、曲げるなどの方法が存在する。たとえば、米国特許第4,745,484(A)号には、記憶媒体におけるデータ面のデータフィールドのデータを読取るための方法および装置が記載されている。記憶媒体内のデータ面は非平面でよく、データフィールドの深さ方向の領域が1つ毎でCCDエリアアレイの焦点領域内に運ばれる。部分画像のセットが形成され、次に一緒に合体され、読取られるデータフィールドの合成画像となる。記憶媒体は、真空チャックに配設される。単レンズ、ズームレンズ、またはレンチキュラーアレイなどの撮像光学機器は、CCDエリアアレイ上に合焦する領域内にあるデータ面の領域を、撮像する。圧電性装置または線形可変差動変圧器は、CCDエリアアレイとデータ面の基準面との間の相対距離を変えるための発振器または電気制御信号に応答する、Z軸の集束素子としての役割を担う。形成された部分画像は、プロセッサによって半導体メモリ内で合体されるか、またはCCDエリアアレイによって自動的に合体される。
このような方法において、データスポットは、媒体の表面にわたって、読取り機の光学検出システムの焦点面に対して、不均一な深さで記憶される。この不均一さは主に、データ面が焦点面と平行である理想のまたは「目標の」面に対して傾いているか、反っているか、または曲がっている場合に起きる。結果として起こる問題は、いくつかのデータスポットが目標の面を外れて、データの読取りにおいてエラーをもたらすことである。一般的にサーボ制御である種々のオートフォーカス機構が知られており、それらはレンズの位置を制御して、データスポットを検出器の鮮明な焦点に導く。たとえば、欧州特許第0216923(B1)号には、光で照らされた表面を検査する方法が記載されている。その方法は、表面を光で照らすステップと、スクリーンまたは他の部材から反射し、その表面から反射したその表面からの光を撮像し、画像センサ上のその表面の画像を形成するステップと、画像センサによって検出または記録された画像から、その表面の状況を判断するステップとを備える。
米国特許第4,963,724(A)号には、顕微鏡に使用され得る光学画像コントラストを生成するための装置が記載されている。具体的には、その装置はモアレ効果に基づくものであり、従来のシステムで達成可能な焦点深度および解像度を増加させるために、異なる角速度で同時に回転する2つのスクリーンまたは格子を使用する。
独国特許第3527074(A1)号には、モアレ技術によって対象の表面輪郭を判定するための配置が記載され、特にステレオ顕微鏡での使用、好ましくは外科用顕微鏡または検査のための同様のシステムでの使用が意図される。その目的はモアレ縞である。モアレ縞は、対象の位置を変えることなく計測可能な方法で、変位させることになる表面輪郭を判定するために生成され、加えて垂直解像度が改善することが可能となる。格子のために設けられた投影システムと、外科用顕微鏡の観測ビーム路および投影システムのビーム路に位置付けられ、モアレパターンを生成するように意図された、投影または基本格子を有する外科用顕微鏡とは、投影ビーム路における投影格子の下流側に配置される傾斜可能な平行平面形のガラスプレートを有する。その結果として、格子と基本格子との相対位置は変更されて、モアレパターンまたは輪郭線がある程度まで移動される。平行平面形プレートの周期的な傾斜により、可観測性はかなり高まり得る。輪郭線の数は、投影システムの照明装置のパルス作動、および光パルスと同期される平行平面形プレートの周期的な傾斜によって増加し得る。輪郭線は、ピンポイントで移動させることができる。
しかし、小さい構造を読取るための方法は、いくつかの著しい不利および欠点を表わす。したがって、このような方法は複雑である。さらに、このような方法はマルチチャンバプレートには適切ではない。たとえば、このような方法は、サンプルのために使用できない空間を要する起点を必要とする。しかしオートフォーカス技術は、ウェルを十分鮮明に判定して個々の座標を割り当てるために、各視野が複数回補足され、それぞれが異なる焦点を有することを要する必要性をもたらし得る。数千のマイクロウェルまたはナノウェルの読取りについて、個々のウェルをそれぞれカウントして、ダブルカウントしないよう確実に行う必要がある。しかしこれは、光学システムの視野がマルチチャンバプレートを網羅できず、光学システムがマルチチャンバプレートの一部のみ撮像するような場合、困難である。この場合、特に部分画像の視野を綴じ合わせることが必要で、部分画像を綴じ合わせる間の正確な移動量を知るために、列および/または行をカウントする必要がある。さらに、カードなどのようなデータ記憶媒体とは対照的に、マルチチャンバプレートは熱サイクルの間に、曲げる、および反らせることができる。
米国特許第4,745,484号明細書 欧州特許第0216923号明細書 米国特許第4,963,724号明細書 独国特許第3527074号明細書
したがって、本発明の目的は、従来技術で知られている装置および方法の欠点の少なくとも一部を克服する、マルチチャンバプレートの分析装置およびマルチチャンバプレートの分析方法を提供することである。特に、マルチチャンバプレートの簡単で信頼できる読取り装置および方法が提供されるべきである。
本発明の第1の態様において、マルチチャンバプレートの分析方法が開示される。この方法は、以下のステップを備える。
− 少なくとも1つの撮像装置およびマルチチャンバプレートを、少なくとも1つの軸に沿って互いに対して移動させること。
− マルチチャンバプレートの少なくとも1つの第1の部分領域の少なくとも1つの第1の部分画像と、マルチチャンバプレートの少なくとも1つの第2の部分領域の少なくとも1つの第2の部分画像とを撮像することであって、第1の部分領域および第2の部分領域は、マルチチャンバプレートの隣接する部分領域または重複する部分領域の内の1つもしくは両方である、撮像すること。
− 少なくとも1つの輪郭線が、第1の部分領域と第2の部分領域との両方で観測できるように、マルチチャンバプレートと撮像装置との内の1つまたは両方の配向を調整すること。
− 輪郭線を使用して第1の部分画像および第2の部分画像を整合することによって、第1の部分画像および第2の部分画像からの少なくとも1つの合成画像を形成すること。
この方法ステップは、所与の順番で実行されてよく、または異なる順番で実行され得る。また、記載されていない1つまたは複数の追加の方法ステップが存在し得る。さらに、1つ、2つ以上、または全ての方法ステップが、繰り返し実行され得る。
本明細書で使用される場合、「マルチチャンバプレート」という用語は、複数のチャンバを有する任意に形成された要素を指す。マルチチャンバプレートの例として、流体構造を有するガラス、プラスチック、半導体材料、セラミック材料または金属材料によって、部分的または一体的に作製される流体チップを挙げてよい。流体構造は、たとえばエッチング、成形、機械加工、レーザ彫刻、リソグラフィ技法、または他の方法によって作製され得る。マルチチャンバプレートの全体または部分は、透明な材料で作製され得るが、部分的にまたは完全に不透明であってもよい。マルチチャンバプレートは、チャンバを少なくとも1つのサンプル流体で充填するためのチャネルシステムを有してよい。サンプル流体は、任意の流動媒体、すなわち少なくとも1つの液体媒体および/または少なくとも1つの気体媒体であってよく、または備えてよい。好ましくは、サンプル流体は、血液、組織液、尿、もしくは唾液、またはそれらの一部などの、全ての種類の体液を含んでよい。本発明によるマルチチャンバプレートは、好ましくは分析の目的で使用され得る。マルチチャンバプレートは、上述のようにIVDの分野で使用され得る。
マルチチャンバプレートは、複数のウェルを備えてよい。マルチチャンバプレートは、マイクロウェルプレートまたはナノウェルプレートであってよい。マルチチャンバプレートは、少なくとも1つのチャンバのアレイを備えてよい。特に、マルチチャンバプレートは、ウェルのアレイを備えてよい。チャンバはチャンバ壁を備えてよい。たとえば、1つのウェルは4つのチャンバ壁を有し、矩形または正方形の基部領域を有してよい。しかし、他の基部領域も可能である。
マルチチャンバプレートは、チャンバ壁によって形成される列および行を有するマトリクスを備えてよい。本明細書で使用される場合、「マトリクス」という用語は概して、所定の幾何順序における複数の要素の配列を指す。具体的には、マトリクスは1つまたは複数の行および1つまたは複数の列を有する矩形マトリクスであってよく、または含んでよい。行および列は、具体的には矩形に配列され得る。しかし、非矩形の配列のような他の配列も実現可能である。
方法は、少なくとも1つの撮像装置およびマルチチャンバプレートを、少なくとも1つの軸に沿って互いに対して移動させることを備える。本明細書で使用される場合、「移動させる」という用語は、撮像装置およびマルチチャンバプレートの内の1つまたは両方の、少なくとも1つの軸に沿った互いに対する連続する動き、または不連続の動きを指す。撮像装置および/またはマルチチャンバプレートは、1つの軸または2つ以上の軸に沿って移動してよい。マルチチャンバプレートは、第1の端部および第2の端部を有してよい。x方向は、第1の端部から第2の端部への方向と定義してよい。マルチチャンバプレートの長さは、第1の端部から第2の端部までの距離であってよい。好ましくは、撮像装置およびマルチチャンバプレートの内の1つまたは両方は、1つの軸、特にx軸に沿って、互いに対して移動してよい。y軸はx軸に垂直であってよく、特にマルチチャンバプレートの幅に沿ってよい。平坦なマルチチャンバプレートの場合、マトリクスの行はy軸に沿って等間隔で、x軸に平行に配列されてよく、列はx軸に沿って等間隔で、y軸に平行に配列され得る。z軸は、xy面に対して垂直であってよい。
マルチチャンバプレートは、複数のチャンバを含む実質的に平坦な要素を備えてよい。チャンバは、1つの同じ面に位置され得る。実質的に平坦な要素は、表面を備えてよい。「実質的に平坦」という用語は、xy面における配向の状態を指す。実質的に平坦な要素はxy面内で平らであってよく、たとえば許容±20°以内、好ましくは許容±10°以内、さらに好ましくは許容±5°以内である。特に、実質的に平坦な要素の表面は、xy面内で平らであってよく、たとえば許容±20°以内、好ましくは許容±10°以内、さらに好ましくは許容±5°以内である。平坦な要素、特にその表面は、平坦な設計から逸脱するように、熱サイクル中に曲がるかつ/または反る場合がある。
本明細書で使用される場合、「撮像装置」という用語は概して、マルチチャンバプレートの少なくとも一部分を撮像するように構成された装置、または複数の装置の組合せを指す。さらに、本明細書で使用される場合、「撮像すること」という用語は概して、マルチチャンバプレートの少なくとも1つの部分領域の画像を、検出すること、マッピングすること、記録すること、撮影することの内の1つもしくは複数を、連続的または引続き行うことを指す。撮像装置は、少なくとも1つのセンサ、特に少なくとも1つの光学センサを備えてよい。このセンサは一体型の単独装置として、またはいくつかの装置の組合せとして形成され得る。撮像装置は、少なくとも1つの光学システムを備えてよい。この光学システムは、少なくとも1つの検出器と、少なくとも1つのレンズと、少なくとも1つのレンズシステムとから成るグループから選択される、少なくとも1つの光学要素を備えてよい。撮像装置は、軸に沿ったマルチチャンバプレートの動き、特に連続した動きを監視するよう適合され得る。たとえば、撮像装置は、カメラ、たとえばビデオカメラを備えてよい。
方法は、マルチチャンバプレートの第1の部分領域の第1の部分画像、およびマルチチャンバプレートの第2の部分領域の第2の部分画像を撮像することを備える。撮像装置は、軸に沿ったマルチチャンバプレートの範囲よりも小さい視野を有し得る。本明細書で使用される場合、「軸に沿った範囲」という用語は、マルチチャンバプレートの長さ、すなわち平坦なマルチチャンバプレートの場合の第1の端部から第2の端部までの距離を指す。マルチチャンバプレートの範囲は視野の2倍、3倍またはそれより大きく、したがって、撮像装置はマルチチャンバプレートの一部を撮像するよう適合され得る。「第1の」および「第2の」の表示は、「部分領域」間、または「部分画像」間のそれぞれの区別をつけるためだけに使用され、「部分領域」または「部分画像」のいかなる順番も暗示しない。本明細書で使用される場合、「部分領域」という用語は概して、マルチチャンバプレートの部分、領域、またはエリアを指し、特に、マルチチャンバプレートと同じ幅だが長さが短いマルチチャンバプレートの部分を指す。部分領域、特にx方向の長さは、撮像装置の移動量および視野によって画定され得る。各部分領域には中心があってよく、第1の部分領域の中心および第2の部分領域の中心は、異なるx座標を有する。第1の部分領域および第2の部分領域は、x軸に沿って隣接する続いた領域であってよい。第1の部分領域および第2の部分領域は、近接の部分領域であってよい。第1の部分領域および第2の部分領域は、重複してよい。第1および第2の部分領域は、撮像装置の焦点距離を変えることなく撮像され得る。さらに、本明細書で使用される場合、「部分画像」は概して部分領域の画像を指す。方法は、マルチチャンバプレートの後続の部分領域を撮像することを備えてよい。方法は、全てのマルチチャンバプレートを撮像することを備えてよい。撮像装置は、複数の部分領域を撮像することによって、全てのマルチチャンバプレートを撮像するように適合され得る。
方法は、少なくとも1つの輪郭線が、第1の部分領域と第2の部分領域との両方で観測できるように、マルチチャンバプレートと撮像装置との内の1つまたは両方の配向を調整することを備える。本明細書で使用される場合、「調整すること」という用語は概して、マルチチャンバプレートまたは撮像装置の内の1つもしくは両方の配向を、位置合わせすること、変位させること、傾けること、変えること、捩ること、の内の1つまたは複数を指す。撮像装置は、少なくとも1つのセンサ面を有する少なくとも1つのセンサを備えてよい。撮像装置および/またはマルチチャンバプレートの配向を調整することは、センサ面とマルチチャンバプレートとの互いに対する空間的配向を調整すること、特にセンサ面とマルチチャンバプレートとの間の少なくとも1つの空間的角度を変えること、を備えてよい。本明細書で使用される場合、「配向」という用語は、空間における角度位置、特に撮像装置とマルチチャンバプレートとの間の空間的角度を指す。たとえば、マルチチャンバプレートおよび/または撮像装置は、互いに対して20°以下、好ましくは10°以下、より好ましくは5°以下だけ傾けられてよい。
たとえば、マルチチャンバプレートは、撮像装置の被写界深度以内で傾けられてよい。本明細書で使用される場合、焦点範囲とも呼ばれる「被写界深度」という用語は概して、点対象が点像を生成する撮像装置からの距離を指す。この距離で点対象に合焦され、他の任意の距離では焦点がぼける。マルチチャンバプレートは、正確に被写界深度内、および被写界深度を僅かに越えて傾けられ得る。追加または代替で、撮像装置は、マルチチャンバプレートが正確に被写界深度内、および被写界深度を僅かに越えるように、傾けられ得る。マルチチャンバプレートは、輪郭線に正確に合焦され、および/もしくは許容可能に鮮明であるように、傾けられてよく、ならびに/または撮像装置の被写界深度内にあってよい。本明細書で使用される場合、「輪郭線」という用語は概して、xy面に対して実質的に同じ高さの点を指す。特に、輪郭線の点は、撮像装置から実質的に同じ距離であってよい。本明細書で使用される場合、「実質的に同じ高さ」および「実質的に同じ距離」という用語は概して、被写界深度の±10%以内の許容内、好ましくは被写界深度の±5%以内の許容内、より好ましくは被写界深度の±2%以内の許容内にある、同じ高さおよび距離を指す。
輪郭線は、曲線の輪郭線または直線の輪郭線であってよい。輪郭線は連続してよい。特に、輪郭線は、遷移部において、または第1および第2の部分領域の遷移領域もしくは重複領域において、連続してよい。特に、輪郭線は、第1および第2の部分領域の遷移領域もしくは重複領域において、急変のないようにされ得る。輪郭線は、第1および第2の部分領域の両方に延在してよい。マルチチャンバプレートは第1の端部および第2の端部を有してよく、輪郭線は第1の端部から第2の端部まで延在してよい。輪郭線は、2つの隣接および/または重複する部分領域に延在してよい。特に、輪郭線は、行が列から列へ変化するように、撮像装置の移動と平行に進んでよい。輪郭線は、第2の部分領域内で、第1の部分領域から延在してよい。
マルチチャンバプレートが、長手方向、特にz方向に曲げられる場合、チャンバのマトリクスの列は、等間隔の輪郭線を表わす。この場合、輪郭線は直線の輪郭線でよく、行は輪郭線に沿って同じままである。マルチチャンバプレートまたは撮像装置の内の1つもしくは両方の配向が、直線輪郭線の1つが観測できるように調整される場合、特に第1の部分領域および第2の部分領域の両方に合焦する場合、この輪郭線は識別され、第1および第2の部分画像を整合するために使用され得る。
さらに、本明細書で使用される場合、「少なくとも1つの輪郭線が観測できる」とは概して、特に撮像装置の焦点距離を変えずに、輪郭線が撮像装置によって視認可能、検出可能、認識可能の内の1つまたは複数であることを指す。輪郭線は、撮像装置の焦点面内にあってよい。特に、輪郭線は正確に合焦される、および/または許容可能に鮮明であってよい。本明細書で使用される場合、「許容可能に鮮明」という用語は概して、径0.05×10−3m以下の錯乱円、好ましくは径0.025×10−3m以下の錯乱円、より好ましくは径0.01×10−3以下の錯乱円を指す。上記で強調したように、平坦な要素、特にその表面は、平坦な設計から逸脱するように、熱サイクル中に曲がるかつ/または反る場合がある。輪郭線は、曲がった表面および反った表面を通して、鮮明な線または帯であってよい。
方法は、輪郭線を使用して第1の部分画像および第2の部分画像を整合することによって、第1の部分画像および第2の部分画像からの少なくとも1つの合成画像を形成することを備える。本明細書で使用される場合、「形成すること」という用語は概して、第1の部分画像と第2の部分画像とを、合成すること、綴じ合わせること、接合すること、合体することの内の1つまたは複数によって、合成画像を生成することを指す。さらに合成画像を形成するステップは、少なくとも1つの切断ステップを備えてよく、重複領域は、第1または第2の部分領域の内の一方で切断される。本明細書で使用される場合、「合成画像」という用語は概して、部分画像によって構成され、撮像装置によって網羅かつ/または撮像されるマルチチャンバプレートの全体画像を指す。合成画像は、マルチチャンバプレートの全てのチャンバおよび/またはウェルが合成画像内に1回含まれるように、形成され得る。特に、チャンバは2回含まれない。合成画像は、撮像された部分領域の合成された画像であってよい。第1の部分画像および第2の部分画像を整合することは、両方の部分画像内で観察できる少なくとも1つの輪郭線を識別することを備えてよい。具体的には、合焦した両方の部分画像内で観察できる、少なくとも1つの輪郭線を識別することである。さらに、整合することは、部分画像を比較すること、および合成画像が少なくとも1つの連続する輪郭線を表わすように部分画像を綴じ合わせることを備えてよい。上記で強調したように、マルチチャンバプレートは、少なくとも1つのチャンバのアレイを備えてよい。合成画像を形成することは、チャンバのアレイの列および/または行をカウントすることを備えてよい。合成画像を形成することは、全ての単独チャンバを領域毎に読取る前に実行され得る。
方法において、軸に沿ったマルチチャンバプレートまたは撮像装置の内の、1つもしくは両方の移動に関する少なくとも1つの情報が、判定され得る。本明細書で使用される場合、「移動に関する情報」という用語は概して、たとえばx軸座標などの軸上の座標に関する情報を指す。曲がった表面および/または反った表面は、少なくとも1つの輪郭線を使用してマッピングされ得る。その不均一性によって、マルチチャンバプレートは撮像装置の被写界深度範囲の外にある場合がある。マルチチャンバプレートまたは撮像装置の内の1つもしくは両方の配向を調整することによって、合焦した部分画像の少なくとも一部、特に輪郭線が合焦されることが可能になる。マルチチャンバプレートおよび/または撮像装置は、マルチチャンバプレートの第1の端部から第2の端部まで輪郭線が観察可能となるよう、特に合焦するように調整され得る。輪郭線は、行が列から列へ変化するように、撮像装置の移動と平行に進んでよい。マルチチャンバプレートが、長手方向、特にz方向に曲げられる場合、チャンバのマトリクスの列は、等間隔の輪郭線を表わす。部分領域は、撮像装置の焦点距離を変えることなく撮像され得る。部分画像は、少なくとも1つの輪郭線の鮮明な画像を使用することによって、整合され得る。方法は、チャンバの動きを観察することでマルチチャンバプレートまたは撮像装置の内の1つもしくは両方の動きを、特に連続的に監視する撮像装置を使用することによって、正確な移動量の測定を可能にし得る。焦点を失うことなく、撮像装置および/またはマルチチャンバプレートの内の1つもしくは両方の移動中に、列および/または行をカウントすることにより、マルチチャンバプレートまたは撮像装置の内の1つもしくは両方の軸に沿った移動、特に列および/または行の正確な数を判定することを可能にし得る。方法は、軸に沿ったマルチチャンバプレートまたは撮像装置の内の1つもしくは両方の移動を、起点を使用せず、かつオートフォーカス技術を使用せず、判定することが可能となり得る。
撮像装置は、少なくとも1つの焦点距離を備えてよい。特に、撮像装置は少なくとも1つの焦点距離を有する1つまたは複数のレンズを備えてよい。撮像装置の焦点距離は調整可能であってよい。たとえば、撮像装置は、調整可能なレンズまたはレンズシステムを備えてよい。方法は、撮像装置の被写界深度を調整することを備えてよい。被写界深度を調整することは、部分領域を撮像する前に実行され得る。被写界深度を調整することは、1回実行され得る。被写界深度は、第1および第2の部分領域を撮像する間は変化しない。
上記で強調したように、マルチチャンバプレートは、少なくとも1つのチャンバのアレイを備えてよい。方法は、少なくとも1つの読取りステップを備えてよい。読取りステップは、複数のチャンバ、特にマルチチャンバプレート全体を読取ることを備えてよい。読取りステップは、軸に沿った移動を判定した後に実行され得る。読取りステップは、合成画像の形成後に実行され得る。読取りステップは、他の領域、特に他のチャンバを焦点に入れるため、撮像装置の焦点距離の調整を利用して実行され得る。読取りステップは、オートフォーカス技術の使用を備えてよい。
本発明の別の態様において、マルチチャンバプレートの分析装置が開示される。本明細書で使用される場合、「マルチチャンバプレートの分析装置」という用語は概して、少なくとも1つのマルチチャンバプレートを分析するよう適合された、任意の装置を指す。マルチチャンバプレートの分析装置は、少なくとも1つの撮像装置を備える。マルチチャンバプレートの分析装置は、撮像装置およびマルチチャンバプレートを、少なくとも1つの軸に沿って互いに対して移動させるよう適合される。撮像装置は、マルチチャンバプレートの少なくとも1つの第1の部分領域の、少なくとも1つの第1の部分画像、およびマルチチャンバプレートの少なくとも1つの第2の部分領域の、少なくとも1つの第2の部分画像を、撮像するよう適合される。第1の部分領域および第2の部分領域は、マルチチャンバプレートの隣接する部分領域、または重複する部分領域の内の1つもしくは両方の部分領域である。マルチチャンバプレートの分析装置は、少なくとも1つの輪郭線が、第1の部分領域と第2の部分領域との両方で観測可能となるように、マルチチャンバプレートと撮像装置との内の1つまたは両方の配向を調整するよう適合される。マルチチャンバプレートの分析装置は、少なくとも1つの評価装置を備える。この評価装置は、輪郭線を使用して第1の部分画像および第2の部分画像を整合することによって、第1の部分画像および第2の部分画像から少なくとも1つの合成画像を形成するよう適合される。
詳細、任意選択および定義のため、上記のような方法の基準が作られてよい。したがって、具体的には、マルチチャンバプレートの分析装置は、上記または以下のさらなる詳細による1つもしくは複数の実施形態に従うように、本発明による方法を実行するように適合され得る。
本明細書で使用される場合、「評価装置」という用語は概して、好ましくは少なくとも1つのデータ処理装置を使用して、より好ましくは少なくとも1つのプロセッサおよび/または少なくとも1つの特定用途向け集積回路を使用して、少なくとも1つの合成画像を形成するよう適合された任意の装置を指す。したがって、例として、少なくとも1つの評価装置は、いくつかのコンピュータコマンドを含むソフトウェアコードを記憶する、少なくとも1つのデータ処理装置を備えてよい。評価装置は、指定されたオペレーションの内の1つまたは複数を実行するため、1つもしくは複数のハードウェア要素を提供してよく、および/または、指定されたオペレーションの内の1つもしくは複数を実行するため、プロセッサ上で作動するソフトウェアを伴う1つもしくは複数のプロセッサを提供してよい。
マルチチャンバプレートの分析装置は、マルチチャンバプレートを受入れるように適合された、少なくとも1つのマルチチャンバプレートホルダを備えてよい。マルチチャンバプレートホルダは、たとえばマルチチャンバプレートホルダを傾けることによって、マルチチャンバプレートの配向を調整するよう適合され得る。マルチチャンバプレートホルダは、マルチチャンバプレートを撮像装置に対して移動させるよう適合され得る。撮像装置は少なくとも1つの光学システムを備えてよい。この光学システムは、少なくとも1つの検出器と、少なくとも1つのレンズと、少なくとも1つのレンズシステムとから成るグループから選択される、少なくとも1つの光学要素を備える。撮像装置は、マルチチャンバプレートの撮像装置に対する動きを、特に連続的に監視するよう適合され得る。
本発明により、焦点を失うことなく、撮像装置および/またはマルチチャンバプレートの内の1つもしくは両方の移動中に列および/または行をカウントすることによって、マルチチャンバプレートまたは撮像装置の内の1つもしくは両方の軸に沿った移動、特に列および/または行の数を正しく判定することが可能となり得る。本発明は、マルチチャンバプレートまたは撮像装置の内の1つもしくは両方の軸に沿った移動を、起点を使用せず、かつオートフォーカス技術を使用せず、判定することが可能となり得る。
本発明の発想を要約すると、以下の事項が好ましい。
実施形態1:マルチチャンバプレートを分析する方法であって、以下のステップを備える。
− 少なくとも1つの撮像装置およびマルチチャンバプレートを、少なくとも1つの軸に沿って互いに対して移動させること。
− マルチチャンバプレートの少なくとも1つの第1の部分領域の少なくとも1つの第1の部分画像と、マルチチャンバプレートの少なくとも1つの第2の部分領域の少なくとも1つの第2の部分画像とを撮像することであって、第1の部分領域および第2の部分領域は、マルチチャンバプレートの隣接する部分領域または重複する部分領域のうちの1つもしくは両方である、撮像すること。
− 少なくとも1つの輪郭線が、第1の部分領域と第2の部分領域との両方で観測できるように、マルチチャンバプレートまたは撮像装置の内の1つもしくは両方の配向を調整すること。
− 輪郭線を使用して第1の部分画像および第2の部分画像を整合することによって、第1の部分画像および第2の部分画像からの少なくとも1つの合成画像を形成すること。
実施形態2:前述の実施形態による方法であって、その方法において、マルチチャンバプレートまたは撮像装置の内の1つもしくは両方の軸に沿った移動に関する少なくとも1つの情報が判定される、方法。
実施形態3:前述の実施形態のいずれか1つによる方法であって、輪郭線が撮像装置の焦点面内にある、方法。
実施形態4:前述の実施形態のいずれか1つによる方法であって、マルチチャンバプレートが少なくとも1つのチャンバのアレイを備える、方法。
実施形態5:前述の実施形態による方法であって、合成画像を形成することが、チャンバのアレイの列および/または行をカウントすることを備える、方法。
実施形態6:前述の実施形態のいずれか1つによる方法であって、マルチチャンバプレートが第1の端部および第2の端部を有し、輪郭線が第1の端部から第2の端部まで延在する、方法。
実施形態7:前述の実施形態のいずれか1つによる方法であって、撮像装置が少なくとも1つのセンサ面を有する少なくとも1つのセンサを備え、撮像装置および/またはマルチチャンバプレートの配向を調整することが、センサ面とマルチチャンバプレートとの空間的配向を互いに対して調整することを備える、方法。
実施形態8:前述の実施形態のいずれか1つによる方法であって、マルチチャンバプレートが撮像装置の被写界深度内で傾けられる、方法。
実施形態9:前述の実施形態による方法であって、撮像装置が、軸に沿ったマルチチャンバプレートの範囲よりも小さい視野を有する、方法。
実施形態10:前述の実施形態のいずれか1つによる方法であって、撮像装置は少なくとも1つの光学システムを備え、この光学システムは、少なくとも1つの検出器と、少なくとも1つのレンズと、少なくとも1つのレンズシステムとから成るグループから選択される、少なくとも1つの光学要素を備える、方法。
実施形態11:前述の実施形態のいずれか1つによる方法であって、撮像装置が、軸に沿ったマルチチャンバプレートの動きを監視するよう適合される、方法。
実施形態12:前述の実施形態のいずれか1つによる方法であって、マルチチャンバプレートの後続の部分領域を撮像することを備える、方法。
実施形態13:前述の実施形態のいずれか1つによる方法であって、撮像装置が少なくとも1つの焦点距離を有する、方法。
実施形態14:前述の実施形態による方法であって、撮像装置の焦点距離が調整可能である、方法。
実施形態15:前述の2つの実施形態のいずれか1つによる方法であって、撮像装置の被写界深度を調整することを備える、方法。
実施形態16:前述の実施形態のいずれか1つによる方法であって、マルチチャンバプレートが少なくとも1つのチャンバのアレイを備え、方法は少なくとも1つの読取りステップを備え、読取りステップは複数のチャンバを読取ることを備え、読取りステップは合成画像の形成後に実行される、方法。
実施形態17:マルチチャンバプレートの分析装置であって、少なくとも1つの撮像装置を備え、撮像装置とマルチチャンバプレートとを互いに対して、少なくとも1つの軸に沿って移動させるよう適合され、撮像装置は、マルチチャンバプレートの少なくとも1つの第1の部分領域の少なくとも1つの第1の部分画像と、マルチチャンバプレートの少なくとも1つの第2の部分領域の少なくとも1つの第2の部分画像とを撮像するように適合され、第1の部分領域および第2の部分領域は、マルチチャンバプレートの隣接する部分領域または重複する部分領域の内の1つもしくは両方であり、マルチチャンバプレートの分析装置は、マルチチャンバプレートまたは撮像装置の内の1つもしくは両方の配向を、少なくとも1つの輪郭線が第1の部分領域および第2の部分領域の両方で観測可能であるように調整するよう適合され、マルチチャンバプレートの分析装置は、少なくとも1つの評価装置を備え、評価装置は、輪郭線を使用して第1の部分画像と第2の部分画像とを整合することによって第1の部分画像および第2の部分画像から少なくとも1つの合成画像を形成するよう適合される、マルチチャンバプレートの分析装置。
実施形態18:前述の実施形態によるマルチチャンバプレートの分析装置であって、方法に言及する前述の実施形態のいずれか1つによる方法を実行するよう適合される、マルチチャンバプレートの分析装置。
実施形態19:マルチチャンバプレートの分析装置に言及した前述の実施形態のいずれか1つによるマルチチャンバプレートの分析装置であって、マルチチャンバプレートを受入れるように適合された少なくとも1つのマルチチャンバプレートホルダを備える、マルチチャンバプレートの分析装置。
実施形態20:前述の実施形態によるマルチチャンバプレートの分析装置であって、マルチチャンバプレートホルダがマルチチャンバプレートの配向を調整するよう適合される、マルチチャンバプレートの分析装置。
実施形態21:前述の2つの実施形態のいずれか1つによるマルチチャンバプレートの分析装置であって、マルチチャンバプレートホルダが、マルチチャンバプレートを撮像装置に対して移動させるよう適合される、マルチチャンバプレートの分析装置。
実施形態22:マルチチャンバプレートの分析装置に言及した前述の実施形態のいずれか1つによるマルチチャンバプレートの分析装置であって、撮像装置は少なくとも1つの光学システムを備え、この光学システムは、少なくとも1つの検出器と、少なくとも1つのレンズと、少なくとも1つのレンズシステムとから成るグループから選択される、少なくとも1つの光学要素を備える、マルチチャンバプレートの分析装置。
実施形態23:前述の実施形態によるマルチチャンバプレートの分析装置であって、撮像装置がマルチチャンバプレートの動きを監視するよう適合される、マルチチャンバプレートの分析装置。
本発明のより完全な理解のため、添付の図面とともに、以下の好ましい実施形態の記載に対する参照が確立される。開示された特徴は、単独の方法で、または他の特徴との組合せで実現され得る。本発明は、実施形態に限定されない。図面の同じ参照番号は、同じおよび/または機能的に同様の要素を指し、それらの機能に対して互いに対応する。
本発明による、マルチチャンバプレートを分析するための方法の一実施形態を示す図である。 マルチチャンバプレートと撮像装置との配向の、第1の実施形態を示す図である。 マルチチャンバプレートの観測可能な輪郭線を示す図である。 マルチチャンバプレートの1つの例示的な輪郭線の展開を示す図である。 例示的な輪郭線の鮮明な画像を示す図である。 本発明によるマルチチャンバプレートの分析装置の一実施形態、およびマルチチャンバプレートと撮像装置との配向の第2の実施形態を示す図である。
図1において、本発明によるマルチチャンバプレート110を分析するための方法の一実施形態が示される。方法は、少なくとも1つの撮像装置114およびマルチチャンバプレート110を、少なくとも1つの軸に沿って互いに対して移動させること112を備える。マルチチャンバプレート110と撮像装置114との一実施形態が、図2に示される。マルチチャンバプレート110は、チャンバとも表わされる複数のウェルを備えてよい。マルチチャンバプレート110は、マイクロウェルプレートまたはナノウェルプレートであってよい。マルチチャンバプレート110は、少なくとも1つのチャンバ118のアレイ116を備えてよい。特に、マルチチャンバプレートは、ウェルのアレイを備えてよい。チャンバ118はチャンバ壁を備えてよい。たとえば、1つのウェルは4つのチャンバ壁を有し、矩形または正方形の基部領域を有してよい。しかし、他の基部領域も可能である。マルチチャンバプレート110は、チャンバ壁によって形成される列120および行122を有するマトリクスを備えてよい。具体的には、マトリクスは1つまたは複数の行122および1つまたは複数の列120を有する矩形マトリクスであってよく、または含んでよい。行122および列120は、具体的には矩形に配列され得る。しかし、非矩形の配列のような他の配列も実現可能である。
撮像装置114および/またはマルチチャンバプレート110は、1つの軸または2つ以上の軸に沿って移動してよい。マルチチャンバプレートは、第1の端部124および第2の端部126を有してよい。x方向は、第1の端部124から第2の端部126への方向と定義してよい。マルチチャンバプレートの長さは、第1の端部124から第2の端部126までの距離であってよい。好ましくは、撮像装置114およびマルチチャンバプレート110の内の1つまたは両方は、1つの軸、特にx軸に沿って、互いに対して移動してよい。y軸はx軸に垂直であってよく、特にマルチチャンバプレート110の幅に沿ってよい。z軸は、xy面に対して垂直であってよい。
マルチチャンバプレート110は、複数のチャンバ118を含む実質的に平坦な要素128を備えてよい。チャンバ118は、1つの同じ面に位置され得る。実質的に平坦な要素128は、表面を備えてよい。実質的に平坦な要素128はxy面内で平らであってよく、たとえば許容±20°以内、好ましくは許容±10°以内、さらに好ましくは許容±5°以内である。特に、実質的に平坦な要素の表面は、xy面内で平らであってよく、たとえば許容±20°以内、好ましくは許容±10°以内、さらに好ましくは許容±5°以内である。平坦な要素128、特にその表面は、平坦な設計から逸脱するように、熱サイクル中に曲がるかつ/または反る場合がある。
撮像装置114は、少なくとも1つのセンサ、特に少なくとも1つの光学センサを備えてよい。このセンサは一体型の単独装置として、またはいくつかの装置の組合せとして形成され得る。撮像装置114は、少なくとも1つの光学システムを備えてよい。この光学システムは、少なくとも1つの検出器と、少なくとも1つのレンズと、少なくとも1つのレンズシステムとから成るグループから選択される、少なくとも1つの光学要素を備えてよい。撮像装置114は、軸に沿ったマルチチャンバプレートの動き、特に連続した動きを監視するよう適合され得る。たとえば、撮像装置114は、カメラ、たとえばビデオカメラを備えてよい。
方法は、マルチチャンバプレート110の少なくとも1つの第1の部分領域132の、少なくとも1つの第1の部分画像、およびマルチチャンバプレート110の少なくとも1つの第2の部分領域134の、少なくとも1つの第2の部分画像を、撮像すること130を備える。撮像装置114は、軸に沿ったマルチチャンバプレート110の範囲よりも小さい視野を有し得る。マルチチャンバプレート110の範囲は視野の2倍、3倍またはそれより大きく、したがって、撮像装置114はマルチチャンバプレート110の一部を撮像するよう適合され得る。部分領域132、134、特にx方向の長さは、撮像装置114の移動量および視野によって画定され得る。各部分領域には中心があってよく、第1の部分領域132の中心および第2の部分領域134の中心は、異なるx座標を有する。第1の部分領域132および第2の部分領域134は、x軸に沿って隣接する続いた領域であってよい。第1の部分領域132および第2の部分領域134は、近接の部分領域であってよい。第1の部分領域132および第2の部分領域134は、重複してよい。第1および第2の部分領域132、134は、撮像装置114の焦点距離を変えることなく撮像され得る。方法は、マルチチャンバプレート110の後続の部分領域を撮像することを備えてよい。方法は、全てのマルチチャンバプレート110を撮像することを備えてよい。撮像装置114は、複数の部分領域を撮像することによって、全てのマルチチャンバプレート110を撮像するように適合され得る。
方法は、少なくとも1つの輪郭線138が、第1の部分領域132と第2の部分領域134との両方で観測できるように、マルチチャンバプレート110と撮像装置114との内の1つまたは両方の配向を調整すること136を備える。図3は、マルチチャンバプレート110の観測可能な輪郭線を示す。調整ステップ136は、マルチチャンバプレート110または撮像装置114の内の1つもしくは両方の配向を、位置合わせすること、変位させること、傾けること、変えること、捩ること、の内の1つまたは複数を備えてよい。図2〜図5において、マルチチャンバプレート110または撮像装置114の内の1つもしくは両方が傾いている、配向の第1の実施形態が示されている。撮像装置114は、少なくとも1つのセンサ面を有する少なくとも1つのセンサを備えてよい。撮像装置114および/またはマルチチャンバプレート110の配向を調整することは、センサ面およびマルチチャンバプレート110の空間的配向を互いに対して調整すること、特にセンサ面とマルチチャンバプレート110との間の少なくとも1つの空間的角度を変えること、を備えてよい。たとえば、マルチチャンバプレート110および/または撮像装置114は、互いに対して20°以下、好ましくは10°以下、より好ましくは5°以下だけ傾けられてよい。
たとえば、マルチチャンバプレート110は、撮像装置114の被写界深度以内で傾けられてよい。マルチチャンバプレートは、正確に被写界深度内、および被写界深度を僅かに越えて傾けられ得る。追加または代替で、撮像装置114は、マルチチャンバプレート110が正確に被写界深度内、および被写界深度を僅かに越えるように、傾けられ得る。マルチチャンバプレート110は、少なくとも1つの輪郭線に正確に合焦され、および/もしくは許容可能に鮮明であるように傾けられてよく、ならびに/または撮像装置114の被写界深度内にあってよい。
図3〜図5において、輪郭線は曲線の輪郭線であってよい。輪郭線138は、第1の端部124から第2の端部126まで延在してよい。図4は、第1の端部124から第2の端部126まで延在するマルチチャンバプレートの輪郭線138の展開を示す。輪郭線138は連続してよい。特に、輪郭線138は、遷移部において、または第1の部分領域132および第2の部分領域134の遷移領域もしくは重複領域において、連続してよい。特に、輪郭線138は、第1の部分領域132および第2の部分領域134の遷移領域もしくは重複領域において、急変のないようにされ得る。輪郭線138は、第1の部分領域132および第2の部分領域134の両方で延在してよい。輪郭線138は、2つの隣接および/または重複する部分領域に延在してよい。特に、輪郭線138は、行122が列120から列120へ変化するように、撮像装置114の移動と平行に進んでよい。輪郭線138は、第2の部分領域134内で第1の部分領域132から延在してよい。
図5は、例示的な輪郭線138の鮮明な画像を示す図である。輪郭線は、撮像装置の焦点面内にあってよい。特に、輪郭線は正確に合焦される、および/または許容可能に鮮明であってよい。上記で強調したように、平坦な要素、特にその表面は、平坦な設計から逸脱するように、熱サイクル中に曲がるかつ/または反る場合がある。輪郭線は、曲がった表面および反った表面を通して、鮮明な線または帯であってよい。マルチチャンバプレート110に沿った輪郭線138の鮮明な画像は、チャンバ118の列120を正確にカウントすることを可能にし得る。図5に示されるように、マルチチャンバプレート110の他の領域は焦点が外れていてよい。
図6は、マルチチャンバプレート110および撮像装置114の配向の第2の実施形態を示す。マルチチャンバプレート110は、長手方向のみ、特にz方向に曲げられている。この場合、チャンバ118のマトリクスの列120は、等間隔の輪郭線138を表わす。この場合、輪郭線138は直線の輪郭線でよく、行122は輪郭線138に沿って同じである。マルチチャンバプレート110または撮像装置114の内の1つもしくは両方の配向が、直線輪郭線138の1つが観測できるように調整される場合、特に第1の部分領域132および第2の部分領域134の両方に合焦する場合に、この輪郭線138は識別され、第1および第2の部分画像を整合するために使用され得る。
方法は、輪郭線138を使用することで第1の部分画像および第2の部分画像を整合することによって、第1の部分画像および第2の部分画像からの少なくとも1つの合成画像を形成すること140を備える。形成するステップ140は、第1の部分画像と第2の部分画像とを、合成すること、綴じ合わせること、接合すること、合体することの内の1つまたは複数によって、合成画像を生成することを備えてよい。さらに合成画像を生成するステップ140は、少なくとも1つの切断ステップを備えてよく、重複領域は、第1または第2の部分領域の内の一方で切断される。合成画像は、マルチチャンバプレート110の全てのチャンバ118が合成画像内に1回含まれるように、形成され得る。特に、チャンバ118は2回含まれない。合成画像は、撮像された部分領域132、134の合成された画像であってよい。第1の部分画像および第2の部分画像を整合することは、両方の部分画像で観測可能な少なくとも1つの輪郭線138を識別すること、具体的には合焦された両方の部分画像で観測可能な少なくとも1つの輪郭線138を識別することを備えてよい。さらに、整合することは、部分画像を比較すること、および合成画像が少なくとも1つの連続する輪郭線138を表わすように部分画像を綴じ合わせることを備えてよい。合成画像を形成することは、チャンバのアレイの列120および/または行122をカウントすることを備えてよい。合成画像を形成することは、全ての単独チャンバ118を領域毎に読取る前に実行され得る。
方法において、軸に沿ったマルチチャンバプレート110または撮像装置114の内の1つもしくは両方の移動に関する少なくとも1つの情報が、判定され得る。曲がった、および/または反ったマルチチャンバプレート110の表面は、少なくとも1つの輪郭線138を使用してマッピングされ得る。その不均一性によって、マルチチャンバプレート110は撮像装置114の被写界深度範囲の外にある場合がある。マルチチャンバプレート110または撮像装置114の内の1つもしくは両方の配向を調整することによって、合焦した部分画像の少なくとも一部、特に輪郭線138が合焦されることが可能になる。マルチチャンバプレート110および/または撮像装置114は、マルチチャンバプレートの1つの第1の端部124から第2の端部126まで、輪郭線138が観察可能となるよう、特に合焦するように調整され得る。輪郭線138は、行122が列120から列120へ変化するように、撮像装置114の移動と平行に進んでよい。マルチチャンバプレート110が、長手方向、特にz方向に曲げられる場合、チャンバのマトリクスの列120は、等間隔の輪郭線138を表わす。部分領域132、134は、撮像装置114の焦点距離を変えることなく撮像され得る。部分画像132、134は、輪郭線138の鮮明な画像を使用することによって整合され得る。方法は、チャンバ118の動きを観察することによってマルチチャンバプレート110または撮像装置114の内の1つもしくは両方の動きを、特に連続的に監視する撮像装置114を使用することによって、正確な移動量の測定を可能にし得る。焦点を失うことなく、撮像装置114および/またはマルチチャンバプレート110の内の1つもしくは両方の移動中に、列120および/または行122をカウントすることにより、マルチチャンバプレート110または撮像装置114の内の1つもしくは両方の軸に沿った移動、特に列120および/または行122の正確な数を判定することを可能にし得る。方法は、軸に沿ったマルチチャンバプレート110または撮像装置114の内の1つもしくは両方の移動を、起点を使用せず、かつオートフォーカス技術を使用せず、判定することを可能にし得る。
方法は、少なくとも1つの読取りステップ142を備えてよい。読取りステップ142は、複数のチャンバ118、特にマルチチャンバプレート110全体を読取ることを備えてよい。読取りステップ142は、軸に沿った移動を判定した後に実行され得る。読取りステップ142は、合成画像の形成後に実行され得る。読取りステップ142は、他の領域、特に他のチャンバ118を焦点に入れるため、撮像装置114の焦点距離の調整を利用して実行され得る。読取りステップ142は、オートフォーカス技術の使用を備えてよい。
図6は、マルチチャンバプレートの分析装置144を非常に概略化した例示的実施形態をさらに示す。マルチチャンバプレートの分析装置144は、撮像装置114を備える。マルチチャンバプレートの分析装置144は、撮像装置114およびマルチチャンバプレート110を、少なくとも1つの軸に沿って互いに対して移動させるよう適合される。撮像装置114は、マルチチャンバプレート110の少なくとも1つの第1の部分領域132の少なくとも1つの第1の部分画像、およびマルチチャンバプレート110の少なくとも1つの第2の部分領域134の少なくとも1つの第2の部分画像を、撮像するよう適合される。第1の部分領域132および第2の部分領域134は、マルチチャンバプレート110の隣接する部分領域、または重複する部分領域の内の1つもしくは両方の部分領域である。マルチチャンバプレートの分析装置は、少なくとも1つの輪郭線138が、第1の部分領域132と第2の部分領域134との両方で観測可能となるように、マルチチャンバプレートと撮像144装置との内の1つまたは両方の配向を調整するよう適合される。マルチチャンバプレートの分析装置は、少なくとも1つの評価装置146を備える。この評価装置146は、輪郭線138を使用して第1の部分画像および第2の部分画像を整合することによって、第1の部分画像および第2の部分画像から少なくとも1つの合成画像を形成するよう適合される。少なくとも1つの評価装置146は、いくつかのコンピュータコマンドを含むソフトウェアコードを記憶する、少なくとも1つのデータ処理装置を備えてよい。評価装置146は、指定されたオペレーションの内の1つまたは複数を実行するため、1つもしくは複数のハードウェア要素を提供してよく、および/または、指定されたオペレーションの内の1つもしくは複数を実行するため、プロセッサ上で作動するソフトウェアを伴う1つもしくは複数のプロセッサを提供してよい。
110 マルチチャンバプレート
112 移動させること、移動させるステップ
114 撮像装置
116 アレイ
118 チャンバ
120 列
122 行
124 第1の端部
126 第2の端部
128 実質的に平坦な要素
130 撮像すること、撮像するステップ
132 第1の部分領域
134 第2の部分領域
136 調整すること、調整するステップ
138 輪郭線
140 形成すること、形成するステップ
142 読取りステップ
144 マルチチャンバプレートの分析装置
146 評価装置

Claims (15)

  1. マルチチャンバプレート(110)を分析する方法であって、
    少なくとも1つの撮像装置(114)および前記マルチチャンバプレート(110)を、少なくとも1つの軸に沿って互いに対して移動させるステップ(110)と、
    前記マルチチャンバプレート(110)の少なくとも1つの第1の部分領域(132)の少なくとも1つの第1の部分画像と、前記マルチチャンバプレート(110)の少なくとも1つの第2の部分領域(134)の少なくとも1つの第2の部分画像を撮像するステップ(130)であって、前記第1の部分領域(132)および前記第2の部分領域(134)は、前記マルチチャンバプレート(110)の隣接する部分領域または重複する部分領域のうちの1つもしくは両方である、撮像するステップ(130)と、
    少なくとも1つの輪郭線(138)が、前記第1の部分領域(132)と前記第2の部分領域(134)との両方で観測できるように、前記マルチチャンバプレート(110)と前記撮像装置(114)との内の1つまたは両方の配向を調整するステップ(138)と、
    前記輪郭線(138)を使用して前記第1の部分画像および前記第2の部分画像を整合することによって、前記第1の部分画像および前記第2の部分画像からの少なくとも1つの合成画像を形成するステップ(140)と、を備える方法。
  2. 前記マルチチャンバプレート(110)または前記撮像装置(114)の内の1つもしくは両方の、前記軸に沿った移動に関する少なくとも1つの情報が判定される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記輪郭線(138)が、前記撮像装置(114)の焦点面内にある、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記マルチチャンバプレート(110)が少なくとも1つのチャンバ(118)のアレイ(116)を備え、前記合成画像を形成するステップが、チャンバ(118)の前記アレイ(116)の列(120)および/または行(118)をカウントするステップを備える、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記マルチチャンバプレート(110)が第1の端部(124)および第2の端部(126)を有し、前記輪郭線(138)が前記第1の端部(124)から前記第2の端部(126)まで延在する、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記撮像装置(114)が少なくとも1つのセンサ面を有する少なくとも1つのセンサを備え、前記撮像装置(114)および/または前記マルチチャンバプレート(110)の配向を調整するステップが、前記センサ面と前記マルチチャンバプレート(110)との空間的配向を互いに対して調整するステップを備える、請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記マルチチャンバプレート(110)が前記撮像装置(114)の被写界深度内で傾けられる、請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記撮像装置(114)が、前記軸に沿った前記マルチチャンバプレート(110)の範囲よりも小さい視野を有する、請求項1から7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記撮像装置(114)が少なくとも1つの光学システムを備え、前記光学システムは、少なくとも1つの検出器と、少なくとも1つのレンズと、少なくとも1つのレンズシステムとから成るグループから選択される、少なくとも1つの光学要素を備える、請求項1から8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記撮像装置(114)が、前記軸に沿った前記マルチチャンバプレート(110)の動きを監視するよう適合される、請求項1から9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記マルチチャンバプレート(110)の後続の部分領域を撮像するステップを備える、請求項1から10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 前記マルチチャンバプレート(110)が少なくとも1つのチャンバ(118)のアレイ(116)を備え、前記方法が少なくとも1つの読取りステップ(142)を備え、前記読取りステップ(142)は複数のチャンバ(118)を読取ることを備え、前記読取りステップ(142)が前記合成画像の形成後に実行される、請求項1から11のいずれか1項に記載の方法。
  13. マルチチャンバプレートの分析装置(144)であって、少なくとも1つの撮像装置(114)を備え、前記撮像装置(114)とマルチチャンバプレート(110)とを互いに対して、少なくとも1つの軸に沿って移動させるよう適合され、前記撮像装置(114)は、前記マルチチャンバプレート(110)の少なくとも1つの第1の部分領域(132)の少なくとも1つの第1の部分画像と、前記マルチチャンバプレート(110)の少なくとも1つの第2の部分領域(134)の少なくとも1つの第2の部分画像とを撮像するように適合され、前記第1の部分領域(132)および前記第2の部分領域(134)は、前記マルチチャンバプレート(110)の隣接する部分領域または重複する部分領域の内の1つもしくは両方であり、前記マルチチャンバプレートの分析装置(144)は、前記マルチチャンバプレート(110)または前記撮像装置(114)の内の1つもしくは両方の配向を、少なくとも1つの輪郭線(138)が前記第1の部分領域(132)および前記第2の部分領域(134)の両方で観測可能であるように調整するよう適合され、前記マルチチャンバプレートの分析装置(144)は、少なくとも1つの評価装置(146)を備え、前記評価装置(146)は、前記輪郭線(138)を使用して前記第1の部分画像と前記第2の部分画像とを整合することによって、前記第1の部分画像および前記第2の部分画像から少なくとも1つの合成画像を形成するよう適合される、マルチチャンバプレートの分析装置(144)。
  14. 請求項1から12のいずれか1項に記載の方法を実行するよう適合される、請求項13に記載のマルチチャンバプレートの分析装置(144)。
  15. 前記マルチチャンバプレート(110)を受入れるように適合された、少なくとも1つのマルチチャンバプレートホルダを含み、前記マルチチャンバプレートホルダが前記マルチチャンバプレート(110)の配向を調整するように適合される、請求項13または14に記載のマルチチャンバプレートの分析装置(144)。
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