JP2018054386A - 電波到来方向推定装置、及び電波到来方向推定方法 - Google Patents

電波到来方向推定装置、及び電波到来方向推定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高精度かつ短時間に電波到来方向を推定することである。
【解決手段】基地局10は、振幅分布決定部14と振幅制御部15と到来方向推定部16とを有する。振幅分布決定部14は、複数のフェーズドアレイP1、P2を構成する複数のアンテナ素子P1(1)〜P1(M)、P2(1)〜P2(M)の内、各フェーズドアレイP1、P2において信号受信に使用する振幅分布を、複数決定する。振幅制御部15は、振幅分布決定部14により決定された複数の上記振幅分布を、上記信号受信毎に切り替える。到来方向推定部16は、異なるフェーズドアレイP1、P2間における受信信号の相関係数と、振幅制御部15により切り替えられる上記振幅分布とに基づき、上記受信信号の電波到来方向を推定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、電波到来方向推定装置、及び電波到来方向推定方法に関する。
近年、無線通信の高速化に伴い、特に高周波数帯域における伝搬損失を補うために、多素子でのビームフォーミング(Beam Forming)技術が重要になりつつある。ビームフォーミングを実現する構成として、複数のフェーズドアレイを、それぞれ個別のD/A(Digital/Analog)、A/D(Analog/Digital)を介して、1つのデジタル信号処理回路に接続したハイブリッドBF構成が注目されている。ハイブリッドBF構成では、デジタル信号処理による複数ユーザへのビーム制御と、フェーズドアレイによる低消費電力なビーム制御との両立を図ることができる。これらのビーム制御によって高い利得を得るためには、通信相手の存在する方向(電波到来方向)を正確に推定することが重要となる。かかる推定手段として、信号の位相情報を利用する方法と、信号の位相情報を利用しない方法との2種類の方法がある。
前者の位相情報を利用する方法の一つとして、各フェーズドアレイが、ビームを形成して信号を受信し、電波到来方向に依存する受信信号間の位相差を基に、電波到来方向を推定する方法がある。例えば、非特許文献1には、ある方向に向けてフェーズドアレイによりビームを形成して受信した信号を基に到来方向の推定を行い、該推定方向にビーム方向を更新した後に、再度到来方向の推定を行う技術が開示されている。かかる技術では、到来方向の推定とビーム方向の更新とを繰り返すことにより、到来方向の推定を精度良く行うことができる。
後者の位相情報を利用しない方法の一つとして、基地局が、それぞれ異なる方向に指向性を有するビームを、時間的に切り替えて一方向ずつ順に送信し、受信した端末が報告する各ビームの受信品質情報を基に、端末の方向を推定する方法がある。例えば、特許文献1には、この様なビームサーチを二段階で行う技術が開示されている。かかる技術では、基地局は、一段階目では太いビームを利用して、端末が存在する範囲をおおまかに推定し、その後の二段階目では、一段階目で推定された範囲のみを対象として、更に詳細なサーチを行う。
国際公開第2014/054908号
X. Huang et al., "A hybrid adaptive antenna array" IEEE Transactions on Wireless Communications (Volume: 9, Issue: 5, pp. 1770-1779, May 2010)
しかしながら、上述した何れの方法においても、以下に説明する問題点があった。まず、前者の位相情報を利用する方法では、電波到来方向の推定に際して、フェーズドアレイ毎に受信される信号の位相差が重要となるため、各フェーズドアレイ間において位相同期を行うためのキャリブレーション機構が用いられる。仮に、回路毎の経路差やローカル信号の位相同期の精度が不十分なこと等に起因して、各フェーズドアレイの回路間に位相差が生じている場合には、電波到来方向に依存する位相変動と回路による位相変動とが混在してしまう。このため、基地局は、電波到来方向を正確に推定することができない。
また、後者の位相情報を利用しない方法においては、基地局は、方向推定の分解能を高くするために、多数のビームを時間的に切り替えて送受信を繰り返すこととなる。その結果、端末からの電波到来方向の推定に時間が掛かってしまう。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、高精度かつ短時間に電波到来方向を推定することのできる電波到来方向推定装置、及び電波到来方向推定方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本願の開示する電波到来方向推定装置は、一つの態様において、決定部と切替え部と方向推定部とを有する。前記決定部は、複数のアンテナを構成する複数のアンテナ素子の内、各アンテナにおいて信号受信に使用する振幅分布を、複数決定する。前記切替え部は、前記決定部により決定された複数の前記振幅分布を、前記信号受信毎に切り替える。前記方向推定部は、異なるアンテナ間における受信信号の相関係数と、前記切替え部により切り替えられる前記振幅分布とに基づき、前記受信信号の電波到来方向を推定する。
本願の開示する電波到来方向推定装置の一つの態様によれば、高精度かつ短時間に電波到来方向を推定することができる。
図1は、無線通信システムを示す図である。 図2は、実施例1における振幅分布の組合せの一例を示す図である。 図3は、実施例1に係る電波到来方向推定の原理を説明するための図である。 図4は、実施例1に係る基地局の機能構成を示す図である。 図5は、実施例1に係る基地局のハードウェア構成を示す図である。 図6は、実施例1に係る基地局の動作を説明するためのフローチャートである。 図7は、実施例1に係る受信ビームフォーミング利得と電波到来方向推定の分解能との関係を説明するための図である。 図8は、実施例2に係る基地局の機能構成を示す図である。 図9は、実施例2に係る基地局の動作を説明するためのフローチャートである。 図10は、実施例3に係る基地局の動作を説明するためのフローチャートである。 図11は、実施例3における振幅分布の組合せの一例を示す図である。
以下に、本願の開示する電波到来方向推定装置、及び電波到来方向推定方法の実施例を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示する電波到来方向推定装置、及び電波到来方向推定方法が限定されるものではない。
図1は、無線通信システム1を示す図である。図1に示す様に、無線通信システム1は、アレイアンテナAを有する基地局10と、端末20とを有する。無線通信システム1では、基地局10は、フェーズドアレイ間に回路で生じる位相差が存在するN個(Nは2以上の整数)のフェーズドアレイを有し、2回の信号受信結果を基に電波到来方向の推定を行う。なお、アレイアンテナAは、素子間隔がd[m]であるUniform Linear Arrayアンテナであり、各フェーズドアレイの素子数はM個(Mは2以上の整数)とする。
本実施例に係る基地局10の構成及び動作の説明に先立ち、図2を参照しながら、その前提となる電波到来方向推定の原理を説明する。基地局10は、信号を受信する毎に、ビームを形成するサブアレイの間隔を変更することで、回路に依存する位相差を除去し、電波到来方向に依存する位相差を抽出する。図2は、実施例1における振幅分布の組合せの一例を示す図である。図2に示す様に、1回目の受信時と2回目の受信時とにおいて使用するアンテナ素子の位置を変更した場合を想定する。図3は、実施例1に係る電波到来方向推定の原理を説明するための図である。1回目及び2回目の各受信時における信号の位相差から推定される伝搬経路差は、図3に示す様に、実際の伝搬経路差とRF(Radio Frequency)回路の位相差の影響とを合算した値となる。ここで、2回の受信時における位相差の差分を計算すると、RF回路は2回の受信において共通であるため、RF回路の位相差βの影響は除去される。すなわち、実際の電波到来方向と2回のサブアレイ間隔の差とにのみ依存した値が得られる。ここで、上記2回のサブアレイ間隔の差d−dは既知であることから、基地局10は、推定される伝搬経路差の差(d−d)sinφを基に、電波到来方向を推定することができる。
まず、本実施例に係る基地局10の構成を説明する。図4は、実施例1に係る基地局10の機能構成を示す図である。図4に示す様に、基地局10は、フェーズドアレイP1、P2と、RF回路111、112と、ADC(Analog to Digital Converter)121、122と、受信処理部131、132と、振幅分布決定部14と、振幅制御部15と、到来方向推定部16とを有する。これら各構成部分は、一方向又は双方向に、信号やパケットの入出力が可能な様に接続されている。なお、図4においては、説明の便宜上、2つのフェーズドアレイP1、P2のみ(N=2の場合)を例示しているが、上述した様に、フェーズドアレイは3つ以上であってもよい。
フェーズドアレイP1は、各アンテナ素子P1(1)、P1(2)、…、P1(M−1)、P1(M)により受信した信号の位相、振幅を制御して合成し、後段のRF回路111に出力する。RF回路111は、入力された信号をダウンコンバートする。ADC121は、入力されたアナログ信号をデジタル信号化する。受信処理部131は、入力されたデジタル信号に対し、チャネル推定処理や復調、復号処理を行う。同様に、フェーズドアレイP2は、各アンテナ素子P2(1)、P2(2)、…、P2(M−1)、P2(M)により受信した信号の位相、振幅を制御して合成し、後段のRF回路112に出力する。RF回路112は、入力された信号をダウンコンバートする。ADC122は、入力されたアナログ信号をデジタル信号化する。受信処理部132は、入力されたデジタル信号に対し、チャネル推定処理や復調、復号処理を行う。
振幅分布決定部14は、フェーズドアレイP1を構成する全てのアンテナ素子P1(1)〜P1(M)の中から、各アンテナ素子の振幅分布の組合せを決定する。同様に、振幅分布決定部14は、フェーズドアレイP2を構成する全てのアンテナ素子P2(1)〜P2(M)の中から、各アンテナ素子の振幅分布の組合せを決定する。振幅制御部15は、振幅分布決定部14により決定された振幅分布を切り替えて、フェーズドアレイP1、P2の振幅ゲイン値を制御する。到来方向推定部16は、振幅制御部15にて利用された振幅分布と、受信処理部131、132にて処理された受信信号とを基に、例えば端末20から送信された信号の電波到来方向を推定する。
次に、基地局10のハードウェア構成を説明する。図5は、実施例1に係る基地局10のハードウェア構成を示す図である。図5に示す様に、基地局10においては、プロセッサ10aと、ネットワークインタフェース回路10bと、メモリ10cと、アレイアンテナA1、A2を有する無線通信デバイス10dとが、バスを介して各種信号やデータの入出力が可能な様に接続されている。プロセッサ10aは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)である。メモリ10cは、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、HD(Hard Disk)等の不揮発性記憶装置の他、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等のRAMを含む。
続いて、機能的構成要素とハードウェア構成要素との対応関係を説明する。図4に示した基地局10の機能的構成要素の内、フェーズドアレイP1、P2と、RF回路111、112と、ADC(Analog to Digital Converter)121、122と、受信処理部131、132とは、ハードウェアとしての無線通信デバイス10dにより実現される。また、振幅分布決定部14と、振幅制御部15と、到来方向推定部16とは、ハードウェアとしてのプロセッサ10a及び無線通信デバイス10dにより実現される。
次に、基地局10の動作を説明する。図6は、実施例1に係る基地局10の動作を説明するためのフローチャートである。
まずS1では、振幅分布決定部14は、各ビームの形成に利用する振幅分布を決定する。本実施例では、振幅分布決定部14が、信号を受信する際に利用する振幅分布を2種類決定する場合を例示する。また、振幅分布として、一部のアンテナ素子の受信信号の振幅を0とすることで、使用するアンテナ素子数を可変とする分布を例示する。なお、本実施例の態様においても、振幅は、必ずしも0である必要はなく、十分に小さい値であれば、同様の効果が得られる。
図7は、実施例1に係る受信ビームフォーミング利得と電波到来方向推定の分解能との関係を説明するための図である。図7に示す様に、使用するアンテナ素子数は、要求される受信ビームフォーミング利得と電波到来方向推定の分解能とに応じて、決定することができる。例えば、図7の右側に示す様に、サブアレイ間隔の差d−dが大きい程、僅かな電波到来方向の相違でも、大きな位相変動となって現れる。このため、振幅分布決定部14は、少ないアンテナ素子(例えば、2つずつ)を利用して、サブアレイ間隔の差d−dを広げることで、電波到来方向推定の分解能を向上することができる。
一方、使用するアンテナ素子数が少ないと、分解能が向上する反面、受信ビームフォーミング利得は低下する。このため、これに伴う受信電力の低下により、位相差の推定精度が低下する恐れがある。そこで、振幅分布決定部14は、要求される受信ビームフォーミング利得(上記受信信号のゲイン)と電波到来方向推定の分解能とに応じて、端末20からの信号受信に使用するアンテナ素子の数を適切な値に決定する。これにより、受信電力と方向推定精度との間の調整が可能となり、必要な受信電力を確保しつつ、電波到来方向の推定を高精度に行うことができる。
例えば、基地局10から近距離に端末20が位置する場合等の様に、受信ビームフォーミング利得が低くても高い受信電力が見込まれる場合には、振幅分布決定部14は、極力、分解能を優先し、向上するために、少ないアンテナ素子数を利用する振幅分布の決定を行う。逆に、端末20が基地局10から遠く離れている場合等の様に、位相差の推定に使用するための十分な受信電力が得られない場合には、振幅分布決定部14は、極力、利得を優先し、向上するために、多くのアンテナ素子数を利用する振幅分布の決定を行う。
但し、同一のフェーズドアレイ内においては、図7に示す様に、使用するアンテナ素子数は、使用回数(信号受信)毎に一定であることが演算量の観点から望ましい。なぜなら、アンテナ素子数が変わると、形成されるビームの位相が変わってしまい、その影響も考慮して電波到来方向の推定を行うことが必要となるため、演算量が増加してしまうからである。従って、本実施例では、基地局10の振幅分布決定部14は、使用するアンテナ素子の数は、回数を問わず同一とし、使用するアンテナ素子の位置のみが異なる振幅分布の組合せを利用する。
図6に戻り次のS2では、振幅制御部15は、振幅分布決定部14により決定された各振幅分布に基づき、各フェーズドアレイP1、P2が、該振幅分布を用いてビームを形成して、端末20が送信する信号を受信する様に、制御する。各フェーズドアレイP1、P2は、上記ビームにより端末20が送信する信号を受信する。この時受信される受信信号yn,kは、次式(1)により表すことができる。なお、次式(1)では、フェーズドアレイnのRF回路での位相変動を表す変数をα、k回目のビーム形成時のフェーズドアレイnのウェイトの行ベクトルをwn,k、各アンテナ素子に対する伝搬チャネルの列ベクトルをh、端末20の送信信号をs(t)とする。但し、次式(1)においては、雑音は無視しており、RF回路での位相変動やチャネルは、測定の間中一定であると仮定している。
Figure 2018054386
ここで、本実施例の様に、到来波を1波と仮定すると、チャネルは、次式(2)により表すことができる。
Figure 2018054386
また、k回目のビーム形成時のフェーズドアレイnのビーム方向をθn,k、使用するアンテナ素子数をMn,k、使用する最初(位置的に先頭)のアンテナ素子の位置を示すインデックスをin,kとすると、ウェイトベクトルの第i要素は、次式(3)により表すことができる。
Figure 2018054386
但し、上記数式(3)においては、アンテナ素子数及びビーム方向は変更しないものとして、下記数式(4)を仮定する。
Figure 2018054386
ここで、端末20の凡その方向が事前に判明している場合には、基地局10は、各フェーズドアレイnのビーム方向をその方向に向けることができる。例えば、基地局10は、少ないビーム数で事前に粗くビーム探索を行うことにより、凡その方向を推定することができる。なお、全く方向が判っていない場合には、基地局10は、カバーエリア内の任意の方向にビームを向けて、信号の受信を行う。
次のS3では、到来方向推定部16は、振幅分布毎に、フェーズドアレイP1、P2間の受信信号の相関係数を計算する。すなわち、到来方向推定部16は、各振幅分布にて受信した信号について、フェーズドアレイnの受信信号とフェーズドアレイlの受信信号との相関係数rk,n,lを計算する。平均送信電力が1に規格化されていると仮定し、変数xの複素共役をxとし、ベクトルaの共役転置をaとすると、相関係数rk,n,lは、次式(5)により表すことができる。
Figure 2018054386
ここで、パイロット信号等の様な既知信号が送信された場合には、到来方向推定部16は、上記受信信号のチャネル推定結果を基に、RF回路間の位相差を除いた相関係数を計算するものとしてもよい。なお、チャネル推定時の信号は、フェーズドアレイn、lにおいて合成され、RF回路において位相変動が生じた後の信号であるため、チャネル推定値は、次式(6)により表される。
Figure 2018054386
従って、フェーズドアレイn、l間の受信信号の相関係数は、次式(7)により推定することができる。
Figure 2018054386
以降、基地局10の到来方向推定部16は、上記相関係数と振幅分布とを基に電波到来方向を推定する。すなわち、到来方向推定部16は、計算した相関係数を基に伝搬経路差を推定し、振幅分布から計算されるサブアレイ間隔の差の情報を利用して、電波到来方向を算出する。
まずS4では、到来方向推定部16は、上記各振幅分布の相関係数を基に、伝搬経路差の差の成分を抽出する。上述した様に、RF回路間での位相差は、各振幅分布での受信間において共通である。このため、振幅分布を変更したことによる影響、つまり、伝搬経路差の差に依存する成分zn,lは、次式(8)により、抽出することができる。
Figure 2018054386
複素数値の位相が伝搬経路差の差に相当するため、複素数xの位相を算出する関数arg(x)を用いて、位相ψn,lを算出すると、位相ψn,lは、次式(9)の様に算出することができる。
Figure 2018054386
受信信号毎のアンテナ素子数及びビーム方向が、各フェーズドアレイにおいて同一である場合、図3に示す様に、位相ψn,lは、経路差の差に比例する値となり、dn,l,k=(in,k−il,k+(n−l)M)dとおくと、次式(10)により表される。なお、pは、位相が2πずれてもarg関数が同じ値を出力する様に加えた適当な整数である。
Figure 2018054386
S5では、到来方向推定部16は、上記伝搬経路差の差の成分と振幅分布とを基にした電波到来方向の推定を、次式(11)により行う。
Figure 2018054386
ここで、pは、asin関数内の値が定義域(−1以上1以下)に収まる様に与えられる。なお、サブアレイ間隔の差dn,l,2−dn,l,1が半波長より大きい場合、上記pが複数の値をとり得るため、方向が一意に求まらない。この場合、到来方向推定部16は、例えば、ビームを向けた方向周辺からの到来波が実際の到来波である可能性が高いとみなして、ビーム方向に最も近い推定方向を電波到来方向と推定するものとしてもよい。また、基地局10が3つ以上のフェーズドアレイを有する場合には、到来方向推定部16は、各フェーズドアレイについて推定した電波到来方向に対して、各フェーズドアレイの受信電力に応じた重み付け平均処理を行い、電波到来方向を再計算するものとしてもよい。これにより、より高精度な電波到来方向の推定が可能となる。
以上説明した様に、基地局10は、振幅分布決定部14と振幅制御部15と到来方向推定部16とを有する。振幅分布決定部14は、複数のアンテナ(例えば、フェーズドアレイP1、P2)を構成する複数のアンテナ素子P1(1)〜P1(M)、P2(1)〜P2(M)の内、各アンテナにおいて端末20が送信する信号の受信に使用する振幅分布(例えば、アンテナ素子の組合せ)を、複数パターン決定する。振幅制御部15は、振幅分布決定部14により決定された複数パターンの上記振幅分布を、上記信号受信毎に切り替える。到来方向推定部16は、異なるアンテナ間における受信信号の相関係数と、振幅制御部15により切り替えられる上記振幅分布との組合せに基づき、上記受信信号の電波到来方向を推定する。換言すれば、基地局10は、各アンテナ素子の振幅の分布が異なる複数のビームを切り替えて、各フェーズドアレイP1、P2により信号を受信し、異なるフェーズドアレイP1、P2間における受信信号の相関係数と利用した上記振幅分布とを基に、電波の到来方向の推定を行う。従って、基地局10は、各フェーズドアレイ間において位相同期を行うための位相差キャリブレーション機構を設ける必要無く、少ない受信回数で、高精度かつ短時間に電波到来方向を推定することができる。
なお、本実施例では、2種類の振幅分布を切り替えることで、1波の到来波の方向を推定する方法を示した(図7参照)が、ビームフォーミング時のサブアレイ間隔がそれぞれ異なる3種類以上の振幅分布を切り替えることで、複数の到来波の方向推定を行うこともできる。また、本実施例では、アレイアンテナAの構成として、アンテナ素子P1(1)〜P1(M)、P2(1)〜P2(M)を1次元(直線状)に配列した構成を示した(図4参照)。しかしながら、アレイアンテナAは、かかる構成に限らず、アンテナ素子を平面状に配列した平面アンテナであってもよい。この場合、基地局10の到来方向推定部16は、水平方向のサブアレイ間隔を変更したビームのペアと、垂直方向のサブアレイ間隔を変更したビームのペアとのそれぞれについて、上述したS3〜S5の処理を実行する。これにより、各方向(水平方向及び垂直方向)毎に電波到来方向を個別に推定することが可能となる。
基地局10において、振幅制御部15は、複数のアンテナ素子P1(1)〜P1(M)、P2(1)〜P2(M)の内、一部のアンテナ素子による受信信号の振幅を0にすることにより、使用するアンテナ素子の数を制御するものとしてもよい。これにより、基地局10は、各フェーズドアレイP1、P2において端末20が送信する信号の受信に使用する振幅分布(アンテナ素子の組合せ)を、容易かつ迅速に変更することができる。
基地局10において、振幅分布決定部14は、使用するアンテナ素子の数が同一であり、かつ、上記使用するアンテナ素子の位置が異なる上記振幅分布を、複数のフェーズドアレイP1、P2の各々に関して決定するものとしてもよい。これにより、使用するアンテナ素子の数が信号受信毎に一定となるため、形成されるビームの位相も一定となり、基地局10は、位相変動を考慮することなく、電波到来方向の推定を行うことができる。その結果、電波到来方向の推定に際しての演算量の増加が抑制される。
基地局10において、振幅分布決定部14は、要求される上記受信信号の利得と上記電波到来方向の推定の分解能とに応じて、上記信号受信に使用するアンテナ素子の数を決定するものとしてもよい。これにより、受信電力と方向推定精度との間の調整が可能となり、必要な受信電力を確保しつつ、電波到来方向の推定を高精度に行うことができる。
次に、実施例2について説明する。実施例2に係る基地局は、実施例1に記載した方法により推定した電波到来方向の情報を基に、異なるフェーズドアレイのRF回路間に生じる位相差を更に推定する点において、実施例1に係る基地局と異なる。
実施例2に係る基地局の構成は、回路間位相差計算部17を新たに有する点を除き、図4に示した実施例1における基地局の構成と同様である。図8は、実施例2に係る基地局10の機能構成を示す図である。図8に示す様に、実施例2では、実施例1と共通する構成要素には、同一の参照符号を用いると共に、その詳細な説明は省略する。
回路間位相差計算部17は、到来方向推定部16により計算された相関係数及び電波到来方向の情報と、振幅制御部15から通知された各振幅分布とを基に、RF回路111、112間の位相差を計算する。
次に、実施例2における基地局10の動作を、実施例1との相違点を中心として説明する。図9は、実施例2に係る基地局10の動作を説明するためのフローチャートである。まずS11では、回路間位相差計算部17は、上記S5(図6参照)にて推定された電波到来方向を、上記数式(1)に代入することにより、電波到来方向の推定結果に基づき、各アンテナ素子のチャネルを推定する。次のS12では、回路間位相差計算部17は、上記S3(図6参照)にて計算された相関係数を基に、RF回路111、112間の位相差を推定する。具体的には、回路間位相差計算部17は、計算された相関係数rk,n,lと、推定したチャネルの列ベクトルh、hと、フェーズドアレイn、lのウェイトの行ベクトルwn,k、wl,kとを用いて、上記位相差を次式(12)により計算する。
Figure 2018054386
上述した様に、実施例2に係る基地局10は、到来方向推定部16により推定された電波到来方向と、上記受信信号の相関係数とに基づき、複数のフェーズドアレイP1、P2間におけるRF回路依存の位相差を推定する回路間位相差計算部17を更に有する。従って、基地局10は、電波到来方向だけでなく、RF回路間に生じる位相差も、高精度かつ短時間に推定することができる。
次に、実施例3について説明する。実施例3に係る基地局は、3つ以上のフェーズドアレイを有し、複数のフェーズドアレイ間における相関係数の計算結果を平均化する点において、実施例1に係る基地局と異なる。これにより、実施例3に係る基地局は、伝搬経路差の差に生じる雑音を抑制し、電波到来方向の推定精度を更に向上することができる。具体的には、伝搬経路差の差が異なるフェーズドアレイ間においては、該伝搬経路差の差に依存する成分の期待値(雑音の影響の無い理想的な計算結果)も異なる。このため、基地局は、振幅分布を決定する段階において、雑音の抑制に利用する複数のフェーズドアレイをグループ化しておき、各グループのフェーズドアレイ間において伝搬経路差の差が一定となる振幅分布を利用する。これにより、期待値を一致させた上での雑音の抑制が可能となる。
実施例3に係る基地局の構成は、図4に示した実施例1における基地局の構成と同様である。従って、実施例3では、実施例1と共通する構成要素には、同一の参照符号を用いると共に、その詳細な説明は省略する。
次に、実施例3における基地局10の動作を、実施例1との相違点を中心として説明する。図10は、実施例3に係る基地局10の動作を説明するためのフローチャートである。図10は、実施例1に係る動作の説明において参照した図6と、同様の処理を含むことから、共通するステップには、末尾が同一の参照符号を付すと共に、その詳細な説明は省略する。具体的には、図10のステップT1〜T5の各処理は、図6に示したステップS1〜S5の各処理にそれぞれ対応する。
まずT6では、振幅分布決定部14は、上記振幅分布の決定に先立ち、フェーズドアレイをグルーピングして、フェーズドアレイを2つ以上のグループ(例えば、サブアレイグループG1、G2)に分ける。このとき、各グループに含まれるフェーズドアレイの数に偏りがあると、フェーズドアレイ数が少ないグループにおける雑音の抑制効果が小さくなり、そのグループの雑音が全体の推定精度に対して支配的な影響を及ぼす可能性がある。このため、電波到来方向の高い推定精度を実現するためには、振幅分布決定部14は、各グループのフェーズドアレイ数が均等になる様なグループ化を行うことが望ましい。
次のT1では、振幅分布決定部14は、実施例1のS1(図6参照)と同様に、各ビームに利用する振幅分布を決定する。図11は、実施例3における振幅分布の組合せの一例を示す図である。図11に示す様に、同一グループ(例えば、サブアレイグループG1)内のフェーズドアレイでは、同一のアンテナ素子数と同一のアンテナ素子位置とを使用する。これにより、同一グループ(例えば、サブアレイグループG1)内のフェーズドアレイ間においては、異なるグループ(例えば、サブアレイグループG2)のフェーズドアレイとの間で計算される伝搬経路差の差に依存する成分の期待値が等しくなる。
図10に戻り次のT2では、振幅制御部15は、実施例1のS2(図6参照)と同様に、上記T1にて決定された各振幅分布を用いて形成されるビームを用いて、端末20が送信する信号を受信する。
T3では、到来方向推定部16は、実施例1のS3(図6参照)と同様に、上記T1にて決定された各振幅分布により受信された信号について、フェーズドアレイ間の受信信号の相関係数を計算する。但し、同一グループ内のフェーズドアレイ間には伝搬経路差の差が存在しないため、計算する必要はなく、到来方向推定部16は、異なるサブアレイグループG1、G2のフェーズドアレイ間の受信信号の相関係数のみを計算する。
以降、基地局10の到来方向推定部16は、上記各相関係数と振幅分布とを基に電波到来方向を推定する。すなわち、到来方向推定部16は、計算した相関係数を基に伝搬経路差を推定し、振幅分布から計算されるサブアレイ間隔の差の情報を利用して、電波到来方向を算出する。
まずT4では、到来方向推定部16は、実施例1のS4(図6参照)と同様に、上記各振幅分布の相関係数を基に、伝搬経路差の差に依存する成分zn,lを抽出する。次のT7では、到来方向推定部16は、上記受信信号の雑音を抑制するために、同一グループg内のフェーズドアレイを対象として、別のグループg’内のフェーズドアレイとの間で計算した、伝搬経路差の差に依存する成分の重み付け平均を計算する。該重み付け平均は、例えば、以下の式(13)により計算可能である。
Figure 2018054386
ここで、上記式(13)において、S、Sg’は、それぞれグループg、g’に含まれるフェーズドアレイのインデックスの集合である。また、cn,lは平均の重みであり、例えば、受信電力が大きいフェーズドアレイ程、大きな重みとなる様に、次式(14)により規定することができる。
Figure 2018054386
T5では、到来方向推定部16は、実施例1のS5(図6参照)と同様に、重み付け平均をした値の位相を基に、次式(15)により電波到来方向を推定する。
Figure 2018054386
但し、上記式(15)は、次式(16)を満たす。
Figure 2018054386
上述した様に、実施例3に係る基地局10においては、振幅分布決定部14は、複数のフェーズドアレイをグループ化し、同一グループ内のフェーズドアレイについて、使用するアンテナ素子の数と上記使用するアンテナ素子の位置とが同一である振幅分布を、各グループの振幅分布として決定する。また、到来方向推定部16は、上記同一グループ内のフェーズドアレイについて、各フェーズドアレイ間の相関係数を重み付け平均した値を基に、上記受信信号の電波到来方向を推定する。これにより、伝搬経路差の差に生じる雑音を抑制することができる。その結果、より高精度な電波到来方向の推定が可能となる。
なお、基地局10の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的態様は、図示のものに限らず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することもできる。例えば、振幅分布決定部14と振幅制御部15、あるいは、到来方向推定部16と回路間位相差計算部17をそれぞれ1つの構成要素として統合してもよい。反対に、到来方向推定部16に関し、例えば、上記相関係数を計算する部分と、伝搬経路差の差を抽出する部分と、実際に電波到来方向を推定する部分とに分散してもよい。更に、メモリ10c等の記憶装置を、基地局10の外部装置としてネットワークやケーブル経由で接続する様にしてもよい。
また、上記説明では、個々の実施例毎に個別の構成、及び動作を説明した。しかしながら、各実施例に係る基地局10は、他の実施例に特有の構成要素を併せて有するものとしてもよい。また、実施例毎の組合せについても、2つに限らず、3つ以上の組合せ等、任意の形態を採ることが可能である。例えば、実施例2に係る回路間位相差推定技術は、実施例1に限らず、他の実施例3に対しても適用可能である。
1 無線通信システム
10 基地局
10a プロセッサ
10b ネットワークインタフェース回路
10c メモリ
10d 無線通信デバイス
14 振幅分布決定部
15 振幅制御部
16 到来方向推定部
17 回路間位相差計算部
20 端末
111、112 RF回路
121、122 ADC(Analog to Digital Converter)
131、132 受信処理部
A、A1、A2 アレイアンテナ
1回目のサブアレイ間隔
2回目のサブアレイ間隔
G1、G2 サブアレイグループ
P1、P2 フェーズドアレイ
P1(1)、P1(2)、…、P1(M−1)、P1(M) アンテナ素子
P2(1)、P2(2)、…、P2(M−1)、P2(M) アンテナ素子

Claims (7)

  1. 複数のアンテナを構成する複数のアンテナ素子の内、各アンテナにおいて信号受信に使用する振幅分布を、複数決定する決定部と、
    前記決定部により決定された複数の前記振幅分布を、前記信号受信毎に切り替える切替え部と、
    異なるアンテナ間における受信信号の相関係数と、前記切替え部により切り替えられる前記振幅分布とに基づき、前記受信信号の電波到来方向を推定する方向推定部と
    を有することを特徴とする電波到来方向推定装置。
  2. 前記方向推定部により推定された電波到来方向と、前記受信信号の相関係数とに基づき、前記複数のアンテナ間における回路の位相差を推定する位相差推定部を更に有することを特徴とする請求項1に記載の電波到来方向推定装置。
  3. 前記切替え部は、前記複数のアンテナ素子の内、一部のアンテナ素子による受信信号の振幅を0にすることにより、使用するアンテナ素子の数を制御することを特徴とする請求項1に記載の電波到来方向推定装置。
  4. 前記決定部は、使用するアンテナ素子の数が同一であり、かつ、前記使用するアンテナ素子の位置が異なる前記振幅分布を、前記複数のアンテナの各々に関して決定することを特徴とする請求項1に記載の電波到来方向推定装置。
  5. 前記決定部は、要求される前記受信信号の利得と前記電波到来方向の推定の分解能とに応じて、前記信号受信に使用するアンテナ素子の数を決定することを特徴とする請求項1に記載の電波到来方向推定装置。
  6. 前記決定部は、前記複数のアンテナをグループ化し、同一グループ内のアンテナについて、使用するアンテナ素子の数と前記使用するアンテナ素子の位置とが同一である振幅分布を、各グループの振幅分布として決定し、
    前記方向推定部は、前記同一グループ内のアンテナについて、各アンテナ間の相関係数を重み付け平均した値を基に、前記受信信号の電波到来方向を推定することを特徴とする請求項1に記載の電波到来方向推定装置。
  7. 複数のアンテナを有する電波到来方向推定装置が、
    前記複数のアンテナを構成する複数のアンテナ素子の内、各アンテナにおいて信号受信に使用する振幅分布を、複数決定し、
    決定された複数の前記振幅分布を、前記信号受信毎に切り替え、
    異なるアンテナ間における受信信号の相関係数と、切り替えられる前記振幅分布とに基づき、前記受信信号の電波到来方向を推定する
    ことを特徴とする電波到来方向推定方法。
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