JP2018052748A - 繊維強化セメント成型体及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本実施形態に係る繊維強化セメント成型体は、炭酸化養生したセメント硬化体と、当該セメント硬化体中に分散したガラス繊維と、を含有する。
本実施形態に係る繊維強化セメント成型体の製造方法は、セメント成分及びガラス繊維を含有する混合原料を型枠内で硬化させる硬化工程と、混合原料の硬化物を炭酸化養生する炭酸化工程と、を備える。
硬化工程では、セメント成分及びガラス繊維を含有する混合原料を型枠内で硬化させて、混合原料の硬化物を得る。
炭酸化工程では、上述の炭酸化養生によって、混合原料の硬化物中のアルカリ分を中和する。すなわち、炭酸化工程は、混合原料の硬化物を養生対象物として、炭酸化養生を行う工程であってよい。炭酸化養生の詳細は上述のとおりであってよい。
使用材料を表1に示し、その配合量を表2に示す。なお、表中、ガラス繊維の配合量は、混合原料全体積に占めるガラス繊維の割合を示す。
公称容量20Lのモルタルミキサーに、ガラス繊維以外の材料を投入し、100rpmで60秒、280rpmで90秒、混練した。その後、ガラス繊維を投入して100rpmで30秒、混練して、混合原料を得た。
この混合原料を、所定の型枠に充填し、20℃環境下で封絨養生し、材齢1日の時点で脱型した。脱型後、50℃、40%RH、15%CO2環境下で材齢14日まで炭酸化養生して、繊維強化セメント成型体を得た。
ガラス繊維(AR13)の配合量を0.5体積%に変更したこと以外は、実施例1と同様にして繊維強化セメント成型体を製造し、圧縮強度試験及び曲げ強度試験を行った。各試験の結果、圧縮強度は69.2N/mm2、曲げ強度は10.4N/mm2であった。
ガラス繊維(AR13)の配合量を1.5体積%に変更したこと以外は、実施例1と同様にして繊維強化セメント成型体を製造し、圧縮強度試験及び曲げ強度試験を行った。各試験の結果、圧縮強度は65.6N/mm2、曲げ強度は11.2N/mm2であった。
ガラス繊維として、AR9(ARガラス、繊維長9mm、密度2.8g/cm3)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして繊維強化セメント成型体を製造し、圧縮強度試験及び曲げ強度試験を行った。各試験の結果、圧縮強度は70.1N/mm2、曲げ強度は10.7N/mm2であった。
ガラス繊維として、AR25(ARガラス、繊維長25mm、密度2.8g/cm3)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして繊維強化セメント成型体を製造し、圧縮強度試験及び曲げ強度試験を行った。各試験の結果、圧縮強度は64.8N/mm2、曲げ強度は12.9N/mm2であった。
ガラス繊維として、E13(Eガラス、繊維長13mm、密度2.6g/cm3)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして繊維強化セメント成型体を製造し、圧縮強度試験及び曲げ強度試験を行った。各試験の結果、圧縮強度は75.0N/mm2、曲げ強度は10.9N/mm2であった。
ガラス繊維として、E13(Eガラス、繊維長13mm、密度2.6g/cm3)を用い、ガラス繊維の配合量を0.5体積%に変更したこと以外は、実施例1と同様にして繊維強化セメント成型体を製造し、圧縮強度試験及び曲げ強度試験を行った。各試験の結果、圧縮強度は81.2N/mm2、曲げ強度は9.15N/mm2であった。
ガラス繊維として、E13(Eガラス、繊維長13mm、密度2.6g/cm3)を用い、ガラス繊維の配合量を1.5体積%に変更したこと以外は、実施例1と同様にして繊維強化セメント成型体を製造し、圧縮強度試験及び曲げ強度試験を行った。各試験の結果、圧縮強度は73.5N/mm2、曲げ強度は9.89N/mm2であった。
ガラス繊維として、E9(Eガラス、繊維長6mm、密度2.6g/cm3)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして繊維強化セメント成型体を製造し、圧縮強度試験及び曲げ強度試験を行った。各試験の結果、圧縮強度は69.0N/mm2、曲げ強度は11.4N/mm2であった。
ガラス繊維として、E25(Eガラス、繊維長25mm、密度2.6g/cm3)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして繊維強化セメント成型体を製造し、圧縮強度試験及び曲げ強度試験を行った。各試験の結果、圧縮強度は70.3N/mm2、曲げ強度は11.5N/mm2であった。
ガラス繊維を配合しなかったこと、及び、炭酸化養生の代わりに20℃での水中養生を材齢28日まで実施したこと以外は、実施例1と同様にしてセメント成型体を製造し、圧縮強度試験及び曲げ強度試験を行った。各試験の結果、圧縮強度は54.9N/mm2、曲げ強度は5.34N/mm2であった。
使用材料を表3に示し、その配合量を表4に示す。
公称容量20Lのモルタルミキサーに、ガラス繊維以外の材料を投入し、100rpmで60秒、280rpmで90秒、混練した。その後、ガラス繊維を投入して100rpmで30秒、混練して、混合原料を得た。
この混合原料を、所定の型枠に充填し、20℃環境下で封絨養生し、材齢1日の時点で脱型した。脱型後、50℃、40%RH、15%CO2環境下で材齢14日まで炭酸化養生して、繊維強化セメント成型体を得た。
ガラス繊維として、E13(Eガラス、繊維長13mm、密度2.6g/cm3)を用いたこと以外は、比較例2と同様にして繊維強化セメント成型体を製造し、圧縮強度試験及び曲げ強度試験を行った。各試験の結果、圧縮強度は73.4N/mm2、曲げ強度は8.62N/mm2であった。
ガラス繊維を配合しなかったこと以外は、比較例2と同様にしてセメント成型体を製造し、圧縮強度試験及び曲げ強度試験を行った。各試験の結果、圧縮強度は82.7N/mm2、曲げ強度は7.23N/mm2であった。
ガラス繊維を配合しなかったこと、及び、炭酸化養生の代わりに20℃での水中養生を材齢28日まで実施したこと以外は、比較例2と同様にしてセメント成型体を製造し、圧縮強度試験及び曲げ強度試験を行った。各試験の結果、圧縮強度は77.0N/mm2、曲げ強度は8.16N/mm2であった。
使用材料を表5に示し、その配合量を表6に示す。
公称容量20Lのモルタルミキサーに、ガラス繊維以外の材料を投入し、100rpmで60秒、280rpmで90秒、混練した。その後、ガラス繊維を投入して100rpmで30秒、混練して、混合原料を得た。
この混合原料を、所定の型枠に充填し、20℃環境下で封絨養生し、材齢1日の時点で脱型した。脱型後、50℃、40%RH、15%CO2環境下で材齢21日まで炭酸化養生して、繊維強化セメント成型体を得た。
ガラス繊維として、E13(Eガラス、繊維長13mm、密度2.6g/cm3)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして繊維強化セメント成型体を製造し、劣化促進試験行った。促進0日(初期)、促進5日、促進15日及び促進30日における圧縮強度、曲げ強度及び割裂引張強度の測定結果は、表8に示すとおりとなった。
使用材料を表9に示し、その配合量を表10に示す。
公称容量20Lのモルタルミキサーに、ガラス繊維以外の材料を投入し、100rpmで60秒、280rpmで90秒、混練した。その後、ガラス繊維を投入して100rpmで30秒、混練して、混合原料を得た。
この混合原料を、所定の型枠に充填し、20℃環境下で封絨養生し、材齢1日の時点で脱型した。脱型後、50℃、40%RH、15%CO2環境下で材齢21日まで炭酸化養生して、繊維強化セメント成型体を得た。
ガラス繊維として、E13(Eガラス、繊維長13mm、密度2.6g/cm3)を用いたこと以外は、比較例6と同様にして繊維強化セメント成型体を製造し、劣化促進試験行った。促進0日(初期)、促進5日、促進15日及び促進30日における圧縮強度、曲げ強度及び割裂引張強度の測定結果は、表12に示すとおりとなった。
Claims (9)
- 炭酸化養生したセメント硬化体と、前記セメント硬化体中に分散したガラス繊維と、を含有する、繊維強化セメント成型体。
- 前記セメント硬化体のpHが9.0以下である、請求項1に記載の繊維強化セメント成型体。
- 前記セメント硬化体が、セメント成分及び混和材を含有するセメント組成物を硬化及び炭酸化養生した硬化体であり、
前記混和材が、高炉スラグ微粉末、石炭灰、及びダイカルシウムシリケートγ相からなる群より選択される少なくとも1種を含む、
請求項1又は2に記載の繊維強化セメント成型体。 - 細骨材を更に含有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の繊維強化セメント成型体。
- セメント成分及びガラス繊維を含有する混合原料を型枠内で硬化させる硬化工程と、
前記混合原料の硬化物を炭酸化養生する炭酸化工程と、
を備える、
繊維強化セメント成型体の製造方法。 - 前記混合原料が、高炉スラグ微粉末、石炭灰、及びダイカルシウムシリケートγ相からなる群より選択される少なくとも1種の混和材を更に含有する、請求項5に記載の製造方法。
- 前記混合原料が、細骨材を更に含有する、請求項5又は6に記載の製造方法。
- 前記炭酸化工程が、前記硬化物を二酸化炭素含有ガスに曝して、前記硬化物を炭酸化養生する工程である、請求項5〜7のいずれか一項に記載の製造方法。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載の繊維強化セメント成型体を含む、残存型枠。
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JP2016186754A JP2018052748A (ja) | 2016-09-26 | 2016-09-26 | 繊維強化セメント成型体及びその製造方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109693306A (zh) * | 2018-12-21 | 2019-04-30 | 四川盛玉天府电力设备有限公司 | 电杆成型流水线 |
CN116041009A (zh) * | 2022-12-20 | 2023-05-02 | 福建瑞森新材料股份有限公司 | 一种用于轻型防腐电杆的混凝土及其制备方法 |
-
2016
- 2016-09-26 JP JP2016186754A patent/JP2018052748A/ja active Pending
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