JP2018052682A - 移載装置 - Google Patents

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栄章 安藤
Eisho Ando
栄章 安藤
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Abstract

【課題】工程間での物品の受け渡しのための動作を少なくして機構を簡単にし、かつ小型化を図ることができる移載装置を提供する。【解決手段】第1の台車配置空間50と、これに隣接した第2の台車配置空間60と、物品90を保持する第1のロボット10と、パレット3を保持する第2のロボット20と、制御手段とを備え、第1の台車配置空間50には、パレット3が多段に積まれた台車が搬入され、第2の台車配置空間60には、パレット非搭載の第2の台車が搬入され、制御手段は、第1のロボット10に、パレット3が台車上に積まれた状態で、パレット3上の物品を搬送手段4に移載させ、パレット3上の物品90が空になったときに、第2のロボット20により、第1の台車上のパレット3を第2の台車上に移載させ、移載装置1は、物品90を取り出して空になったパレット3に物品90を補充する機構は省いている。【選択図】図9

Description

本発明は、パレット上の物品を工程間で受け渡しを行う移載装置に関する。
食品用のレトルトパックの製造工程においては、レトルトパックを工程間で受け渡すために移載装置が用いられることがある。例えば、熱処理を終えたレトルトパックは、パレット上に載置された状態で移載装置まで搬送され、パレット上のレトルトパックは、移載装置によって搬出用のコンベア上に移載される。コンベア上のレトルトパックはコンベアの移動に伴って、次工程に移送される。
特許文献1には、移載装置を用いて、トレイとコンベアとの間で熱処理済み物品の受け渡しを行なうことが記載されている。特許文献1では、熱処理済み物品は、筐体に収納された上下多段のトレイ上に載置されている。筐体は台車に載せられた状態で、作業ステーションの手前に運ばれて作業ステーションに移送される。筐体に収納されたトレイ上の熱処理済み物品は、移載装置により、物品搬出コンベアに搬入され、下流の出荷ラインに移送される。
特開2007−314260号公報
しかしながら、特許文献1においては、作業ステーションの手前に運ばれた筐体は台車から降ろされて作業ステーションに移送され、続いて昇降装置により間欠上昇し、間欠上昇毎に筐体から1枚のトレイが引き出され、トレイ上の複数の熱処理済みの物品は移載装置で物品搬出コンベアに搬入される。他方、空のトレイには未熱処理の物品が載置されて、物品が載置されたトレイは筐体内に入れ戻され、さらに台車に移載される。
すなわち、特許文献1に記載されている工程間での物品の受け渡しは、トレイから物品を物品搬出コンベアに搬入するだけでなく、トレイを収納した筐体を作業ステーションに移送し、筐体からトレイを引出し、空のトレイに未熱処理の物品を補充するものであり、作業工程が多く複雑かつ大型の設備を必要とするものであった。
本発明は前記のような従来の問題を解決するものであり、工程間での物品の受け渡しのための動作を少なくして機構を簡単にし、かつ小型化を図ることができる移載装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の移載装置は、パレット上の物品を工程間で受け渡しを行う移載装置であって、第1の台車配置空間と、前記第1の台車配置空間に隣接した第2の台車配置空間と、物品を保持する第1のロボットと、前記パレットを保持する第2のロボットと、前記第1のロボット及び前記第2のロボットを制御する制御手段とを備え、前記第1の台車配置空間には、前記パレットが多段に積まれた第1の台車が搬入され、前記第2の台車配置空間には、パレット非搭載の第2の台車が搬入され、前記制御手段は、前記第1のロボットに、前記パレットが前記台車上に積まれた状態で、前記パレット上の物品を保持させて前記搬送手段に移載させ、前記パレット上の物品が空になったときに、前記第2のロボットにより、前記第1の台車上の前記パレットを保持させて前記第2の台車上に移載させ、前記第1の台車上から前記パレットが無くなるまで、前記第1のロボットによる新たな前記パレット上の物品の前記搬送手段への移載と、前記第2のロボットによる前記第1の台車上の前記新たな前記パレットの前記第2の台車上への移載を繰り返し、前記移載装置は、物品を取り出して空になった前記パレットに物品を補充する機構は省いていることを特徴とする。
前記本発明の構成によれば、第1の台車配置空間と第2の台車配置空間とを隣接して配置しているので、装置の小型化を図ることができ、このような小型化は、第2のロボットが第1の台車配置空間のパレット上にまで移動する移動距離を短くできるので、第2のロボットの小型化にもなる。また、本発明においては、第1のロボットは、台車にパレットが積まれた状態でパレット上から物品を取り出すので、台車上からパレットを装置内へ積み直す作業は不要になる。すなわち、作業者は移載装置にパレット搭載済の台車を第1の台車配置空間に搬入した後は、第2の台車配置空間から台車を搬出するまでは、パレットを装置内へ移動させるような特別な作業は不要になる。このことは、装置にとっては、台車上からパレットを装置内へ積み直すための機構が不要になり、機構の簡素化を図ることができる。さらに、本発明においては、物品を取り出して空になったパレットに物品を補充する機構は省いており、このことによっても機構の簡素化及び装置の小型化を図ることができる。
前記本発明の移載装置においては、以下の各構成とすることが好ましい。前記第1のロボットに、前記第1の台車上の前記パレットの高さ及び水平方向の端部の位置を検出する第1のセンサを設けており、前記制御手段は、前記第1のロボットにより前記第1の台車上の前記パレットから物品を保持する前に、毎回前記第1のセンサの検出信号に基づいて、物品を保持する直前の前記第1のロボットの位置を決定することが好ましい。この構成によれば、パレットが高さ方向や横方向に位置ずれがあっても、第1のロボットが物品を保持する前に毎回第1のロボットの位置が補正されるので、パレット上の物品を確実に保持することができる。
前記第2のロボットに、前記第2の台車上の前記パレットの高さを検出する第2のセンサを設けており、前記制御手段は、前記第2のロボットによる前記パレットの保持を解除する前に、毎回前記第2のセンサの検出信号に基づいて、前記パレットの保持を解除することが好ましい。この構成によれば、高過ぎる位置からのパレットの台車上へ不安定な移載を防止するとともに、第2のロボットが保持したパレットが台車上のパレットに近づき過ぎてパレット同士が干渉することを防止することができる。
前記第2のロボットに、前記第2のロボットが保持した前記パレットの保持状態を監視する第3のセンサを設けており、前記制御手段は、前記第3のセンサの検出信号が変化したときに、前記移載装置の運転を停止させることが好ましい。この構成によれば、パレットの脱落による物品や移載装置の破損を防止することができる。
本発明の効果は前記のとおりであり、要約すれば、装置の小型化を図ることができ、このことにより第2のロボットの小型化も図ることができ、作業者にとっても装置にとっても、台車上からパレットを装置内へ積み直すための作業や機構が不要になり、機構の簡素化を図ることができる。さらに、本発明においては、物品を取り出して空になったパレットに物品を補充する機構は省いており、このことによっても機構の簡素化及び装置の小型化を図ることができる。
本発明の一実施形態に係る移載装置を正面側から見た斜視図。 図1に示した移載装置を背面側から見た斜視図。 本発明の一実施形態に係る移載装置の制御を説明するブロック図。 本発明の一実施形態に係る移載装置の動作の過程を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係る移載装置において、第1のロボットがコンベア上に待機している状態を示す斜視図。 本発明の一実施形態に係る移載装置において、第1のロボットがパレットの上方に移動した状態を示す斜視図。 本発明の一実施形態に係る移載装置において、物品がコンベア上に落下して移載された状態を示す斜視図。 本発明の一実施形態に係る移載装置において、チャッキングユニットが上段のパレット上にまで移動した状態を示す斜視図。 本発明の一実施形態に係る移載装置において、パレットを保持したチャッキングユニットが第2の台車配置空間側に移動した状態を示す斜視図。 本発明の一実施形態に係る移載装置において、運転停止状態を示した移載装置の正面側の斜視図。 本発明の一実施形態に係る移載装置において、運転停止状態を示した移載装置の背面側の斜視図。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る移載装置1を正面側から見た斜視図である。図2は、図1に示した移載装置1を背面側から見た斜視図である。図3は、移載装置1の制御を説明するブロック図である。図4は、移載装置1の動作の過程を示すフローチャートである。図5〜図11は移載装置1の動作を時系列的に説明する斜視図である。
最初に、図1及び図2を参照しながら、移載装置1の概略について説明する。図2では、移載装置1内に台車30及び台車40が搬入されており、台車30にはパレット3が複数段に積まれて搭載されている。移載装置1は、パレット3に載置した物品90(図2参照)を工程間で受け渡すための装置である。物品90の種類や内容には特に限定は無いが、例えば食品用のレトルトパックである。この食品用のレトルトパックの例では、レトルトパックはパレット3上に載置された状態で熱処理され、熱処理を終えたレトルトパックは、パレット3上に載置された状態で移載装置1まで搬送される。以後、パレット3上のレトルトパックは移載装置1による移載により、コンベア4(図1参照)上に移載され、コンベア4が備える平ベルト5の移動に伴って、次工程に移送される。
以下、図1、図2及び図5〜図11を参照しながら、移載装置1の詳細を説明する。図1において、移載装置1は第1のロボット10及び第2のロボット20を備えている。第1のロボット10及び第2のロボット20の動作の説明の便宜のため、本実施形態では、左右方向をX軸方向、奥行方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とする。第1のロボット10は、X軸移動体11を備えており、X軸移動体11に吸着器7が固定されている。
吸着器7は、パレット3上の物品90(図2参照)を吸着して保持するものである。吸着器7の内部構造は図示していないが、先端に吸着パッドを設けたものであり、吸着パッドに吸着口が形成されている。吸着器7は吸着管を介して真空発生器(真空エジェクタ)に接続されており、吸着口から空気が吸着管内を経て吸引され、吸着口に物品90が吸着される。このような吸着器7の構造は一例であり、この構造に限るものではなく、少なくとも吸着口を有するものであればよい。
図6において、X軸移動体11はZ軸移動体12に取り付けられており、X軸移動体11はZ軸移動体12に沿って左右方向に移動可能である。Z軸移動体12はY軸移動体13に取り付けられており、Z軸移動体12はY軸移動体13に沿って上下方向に移動可能である。Y軸移動体13は固定支持体14に取り付けられており、Y軸移動体13は固定支持体14に沿って前後方向に移動可能である。この構成では、X軸移動体11に固定された吸着器7は、X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向のいずれの方向にも移動する。
図5において、第2のロボット20は、X軸移動体21を備えており、X軸移動体21にチャッキングユニット8が固定されている。チャッキングユニット8は、一対のチャック9の間隔を変えることにより、チャッキングユニット8のパレット3に対する着脱を可能にしたものである。チャッキングユニット8がパレット3上に降下した状態で、チャック9の間隔を広げるとチャック9がパレット3の立設面に当接し、パレット3を保持することができる。他方、この状態からチャック9の間隔を狭めると、パレット3の保持を解除することができる。このようなチャッキングユニット8の構造は一例であり、この構造に限るものではなく、パレット3に対する着脱を可能にするものであればよい。
図5において、X軸移動体21はZ軸移動体22に取り付けられており、X軸移動体21はZ軸移動体22に沿って左右方向に移動可能である。Z軸移動体22はY軸移動体23(あわせて図11参照)に取り付けられており、Y軸移動体23に沿って上下方向に移動可能である。Y軸移動体23は固定支持体24(あわせて図11参照)に取り付けられており、Y軸移動体23は固定支持体24に沿って前後方向に移動可能である。この構成では、X軸移動体21に固定されたチャッキングユニット8は、X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向のいずれの方向にも移動する。
図1において、移載装置1は、第1の台車配置空間50と、第1の台車配置空間50に隣接した第2の台車配置空間60とを備えている。移載装置1の背面側を示した図2においては、第1の台車配置空間50には台車30が搬入されており、第2の台車配置空間60には台車40が搬入されている。第1の台車配置空間50に搬入された台車30には、パレット3が搭載されている。パレット3は複数段に積まれており、各パレット3には物品90が載置されている。
食品用のレトルトパックの製造工程で移載装置1を用いる場合は、物品90はレトルトパックであり、熱処理を終えたレトルトパックを載置した複数段のパレット3を搭載した台車30が移載装置1まで搬送される。図2において、第2の台車配置空間60に搬入された台車40は台車30と同一構成であるが、便宜のため異なる符合を付している。詳細は後に説明するとおり、台車30上のパレット3は、移載装置1により空になった状態で台車40に移載されて積み替えられ(図11参照)、再び前工程(例えば熱処理工程)に戻される。
図1において移載装置1の正面側には、搬送手段であるコンべア4が配置されている。コンべア4は平ベルト5を備えており、平ベルト5上に移載されたパレット3上の物品90は、平ベルト5の循環移動により、次工程に移送される。本実施形態では、搬送手段は平ベルト3を備えたもので説明するが、搬送手段は、物品を搬送可能なものであればよく、例えばローラの回転により物品90を搬送するものであってもよい。
以下、本実施形態に係る移載装置1について、図3のブロック図及び図4のフローチャートを参照しながらより具体的に説明する。図3において、タッチパネル70(あわせて図2参照)により各種設定、指示が入力され、この入力情報に基づいて制御手段であるCPU(Central Processing Unit)80の指令に従い制御プログラムが実行されることにより、第1のロボット10、第2のロボット20及びコンベア4の作動が制御される。
図3において、CPU80により、第1のロボット10を構成するX軸移動体11、Y軸移動体13及びZ軸移動体12の位置が制御され、この制御に伴いX軸移動体11に固定された吸着器7の位置が制御される。また、CPU80により、エアバルブ15の開閉が制御され、エアバルブ15を開くと真空発生器16に圧縮空気が送り込まれ、吸着器7が備える吸着パッドの吸着口から空気が吸着管内を経て吸引され、吸着口に物品90(図6参照)が吸着される。
同様に、CPU80により、第2のロボット20を構成するX軸移動体21、Y軸移動体23及びZ軸移動体22の位置が制御され、この制御に伴いX軸移動体21に固定されたチャッキングユニット8の位置が制御される。また、CPU80により、チャッキングユニット8が備える一対のチャック9の間隔が制御され、チャッキングユニット8のパレット3に対する着脱が可能になる。
また、CPU80は、第1のロボット10に設けた第1のセンサ17(図3、図1、図6等)の検出情報の検出信号に基づいて、第1のロボット10を制御する。図6において、第1のロボット10に設けた第1のセンサ17は、パレット3にレーザ光を当てて、第1の台車配置空間50のパレット3の高さ及び水平方向の端部(例えば右端部)の位置を検出する。CPU80は、第1のロボット10により台車30上のパレット3から物品90を保持する前に、毎回第1のセンサ17の検出信号に基づいて、物品90を保持する直前の第1のロボット10の位置を決定する。このことにより、パレット3が高さ方向や横方向に位置ずれがあっても、吸着器7が物品90を保持する前に毎回吸着器7の位置が補正されるので、パレット3上の物品90を確実に保持することができる。
第1のロボット10のセンサ17と同様の第2のセンサを第2のロボット20にも設けているが、チャッキングユニット8の内部に設けているため、各図には図示されていない。この第2のセンサは、図9において、第2の台車配置空間60のパレット3にレーザ光を当てて、パレット3の高さの位置を検出する。CPU80は、第2のロボット20によるパレット3の保持を解除する前に、毎回第2のセンサの検出信号に基づいて、パレット3の保持を解除する直前の第2のロボット20の位置を決定する。このことにより、高過ぎる位置からのパレット3の台車40上への不安定な移載を防止するとともに、チャッキングユニット8が保持したパレット3が台車40上のパレット3に近づき過ぎてパレット3同士が干渉することを防止することができる。
第2のロボット20は、第2のセンサに加えて、第3のセンサ25(図3、図2)を設けている。第3のセンサ25はチャッキングユニット8が保持したパレット3にレーザ光を当てて、パレット3の保持状態を監視している。パレット3がチャッキングユニット8から脱落すれば、第3のセンサ25の検出信号が変化する。このため、CPU80は、第3のセンサ25の検出信号が変化したときに、移載装置1の運転を停止させる。作業者は脱落したパレット3を取り除き、移載装置1を再運転させる。このことにより、パレット3の脱落による物品90や移載装置1の破損を防止することができる。
以下、図4のフローチャートに沿って移載装置1の動作を説明する。最初に、作業者は、図2に示したように、第1の台車配置空間50に複数段のパレット搭載済の台車30を搬入し、第2の台車配置空間60にパレット非搭載の台車40を搬入する(図4のステップ100)。作業者は、タッチパネル70(図2参照)を操作し、移載装置1の運転を開始させる(図4のステップ101)。
運転が開始すると、第1のロボット10の移動が開始する(図4のステップ102)。具体的には、図5ではコンベア4上に待機している第1のロボット10の吸着器7は、図6ではパレット3の上方に移動しパレット3の右半分を覆っている。この第1のロボット10の移動は、図5の状態からZ軸移動体12が上昇し、Y軸移動体13が移載装置1の背面側に向けて移動し、X軸移動体11が右側に移動したことによるものである。図6の状態で、真空発生器15(図3参照)を作動させて、吸着器7によりパレット3の右半分の物品90を吸着する(図4のステップ103)。
続いて、第1のロボット10の吸着器7はコンベア4上まで移動し、吸着器7による吸引が停止し、図7に示したように物品90はコンベア4上に落下して移載される(図4のステップ104)。この第1のロボット10の移動は、図6の状態からX軸移動体11が左側に移動し、Y軸移動体13が移載装置1の正面側に向けて移動し、Z軸移動体12が下降したことによるものである。
図7において、コンベア4上に移載された物品は、平ベルト5の移動に伴って搬送される。コンベア4の下流側の設備は図示はしていないが、次工程に必要な設備を適宜追加すればよい。例えば、コンベア4の下流側にさらにコンベアを配置して物品90を包装工程へ搬送するようにしてもよい。
図7において物品90を落下させた吸着器7は上昇した後、パレット3の左半分の上方にまで移動し、真空発生器15(図3参照)を作動させて、吸着器7によりパレット3の左半分の物品90を吸着する(図4のステップ106)。以後は、パレット3の右半分の物品90を吸着した場合と同様であり、吸着器7は再びコンベア4上まで移動し、物品90はコンベア4上に落下して移載される(図4のステップ107)。図8は、パレット3の左半分の物品90がコンベア4上に落下して移載された状態を示している。
ここまでの工程を終えた時点で、図8に示したように、上段のパレット3には物品90が無くなり空の状態になっている。これ以降は、第2のロボット20の動作が開始し、図8に示したように、チャッキングユニット8が上段のパレット3上にまで移動する(図4のステップ108)。続いてチャッキングユニット8は、パレット3の内部まで下降し、一対のチャック9の間隔が広がりチャック9がパレット3の立設面に当接し、チャッキングユニット8がパレット3を保持する。この状態でX軸移動体21と一体にチャッキングユニット8が上昇し、図9に示したように、パレット3を保持したチャッキングユニット8は、第2の台車配置空間60側に移動する。
続いて、図9において、Z軸移動体22の下降と一体にパレット3を保持したチャッキングユニット8はZ軸移動体22の下降と一体に下降する。この状態でチャック9の間隔を狭めると、パレット3の保持が解除される。チャッキングユニット8が上昇すると、パレット3の台車40への移載が完了する(図4のステップ109)。図9は、台車40上への複数毎のパレット3の移載が完了した状態を図示している。
以後、図4のステップ102〜ステップ109が繰り返えされ、第1のロボット10により、パレット3上の物品90が順次コンベア4上に移載されるとともに、空になったパレット3は、第2のロボット20により、第2の台車配置空間60に配置されている台車40上に順次積み重ねられていく。
図10は運転停止状態を示した移載装置1の正面側の斜視図であり、図11は、図10の状態の背面側の斜視図である。これらの各図の状態においては、第1の台車配置空間50の台車30はパレット非搭載の状態になっており、台車30上のパレット3はすべて第2の台車配置空間60の台車40上に移載されており、運転が停止している(図4のステップ110)。
本実施形態に係る移載装置1は、前記のとおり、多段に積み重ねたパレット3から順次物品90を取り出す工程と、物品90を取り出した空のパレット3を再度多段に積み重ねる工程とを実施する装置であり、こられの2つの工程の実施の専用装置である。すなわち、本実施形態に係る移載装置1は、物品90を取り出して空になったパレット3に物品90を補充する機構は省いており、機構の簡素化及び装置の小型化を図っている。
具体的には、第1の台車配置空間50と第2の台車配置空間60との間に構造物を介在させることなく両空間を隣接して配置しているので、装置の小型化を図ることができる。そして、このような小型化は、図8のように第2のロボット20を構成するチャッキングユニット8が第1の台車配置空間50のパレット3上にまで移動する移動距離を短くできるので、第2のロボット20の小型化にもなる。
また、本実施形態に係る移載装置1においては、第1のロボット10は、台車30にパレット3が複数段に積まれた状態で、パレット3上から物品90を取り出すので、台車30上からパレット3を移載装置1内に積み直す作業は不要になる。すなわち、作業者は移載装置1にパレット搭載済の台車30を第1の台車配置空間50に搬入した後は、第2の台車配置空間60から台車40を搬出するまでは、パレット3を移載装置1内に移動させるような特別な作業は不要になる。このことは、移載装置1にとっては、空になる前のパレット3を移載装置1内へ積み直すための機構が不要になり、装置の簡素化を図ることができる。
以上、本実施形態について説明したが、本実施形態は適宜変更してもよい。本実施形態では、第1のロボット10及び第2のロボット20は、X軸、Y軸及びZ軸の各軸方向に移動可能な構成で説明したが、物品4の受け渡しができればよく、本実施形態の構成に限るものではない。
また、第1のロボット10及び第2のロボット20に設けたセンサは、パレットにレーザ光を当てるように構成した例で説明したが、同様の作用効果を発揮する構成であればよく、前記実施形態の構成に限るものではない。
1 移載装置
3 パレット
4 コンベア
7 吸着器
8 チャッキングユニット
9 チャック
10 第1のロボット
11,21 X軸移動体
12,22 Z軸移動体
13,23 Y軸移動体
14,24 固定支持体
17 第1のセンサ
20 第2のロボット
25 第2のセンサ
30,40 台車
50 第1の台車配置空間
60 第2の台車配置空間
80 CPU(制御手段)

Claims (4)

  1. パレット上の物品を工程間で受け渡しを行う移載装置であって、
    第1の台車配置空間と、
    前記第1の台車配置空間に隣接した第2の台車配置空間と、
    物品を保持する第1のロボットと、
    前記パレットを保持する第2のロボットと、
    前記第1のロボット及び前記第2のロボットを制御する制御手段とを備え、
    前記第1の台車配置空間には、前記パレットが多段に積まれた第1の台車が搬入され、前記第2の台車配置空間には、パレット非搭載の第2の台車が搬入され、
    前記制御手段は、
    前記第1のロボットに、前記パレットが前記台車上に積まれた状態で、前記パレット上の物品を保持させて前記搬送手段に移載させ、
    前記パレット上の物品が空になったときに、前記第2のロボットにより、前記第1の台車上の前記パレットを保持させて前記第2の台車上に移載させ、
    前記第1の台車上から前記パレットが無くなるまで、前記第1のロボットによる新たな前記パレット上の物品の前記搬送手段への移載と、前記第2のロボットによる前記第1の台車上の前記新たな前記パレットの前記第2の台車上への移載を繰り返し、
    前記移載装置は、物品を取り出して空になった前記パレットに物品を補充する機構は省いていることを特徴とする移載装置。
  2. 前記第1のロボットに、前記第1の台車上の前記パレットの高さ及び水平方向の端部の位置を検出する第1のセンサを設けており、前記制御手段は、前記第1のロボットにより前記第1の台車上の前記パレットから物品を保持する前に、毎回前記第1のセンサの検出信号に基づいて、物品を保持する直前の前記第1のロボットの位置を決定する請求項1に記載の移載装置。
  3. 前記第2のロボットに、前記第2の台車上の前記パレットの高さを検出する第2のセンサを設けており、前記制御手段は、前記第2のロボットによる前記パレットの保持を解除する前に、毎回前記第2のセンサの検出信号に基づいて、前記パレットの保持を解除する直前の前記第2のロボットの位置を決定する請求項1又は2に記載の移載装置。
  4. 前記第2のロボットに、前記第2のロボットが保持した前記パレットの保持状態を監視する第3のセンサを設けており、前記制御手段は、前記第3のセンサの検出信号が変化したときに、前記移載装置の運転を停止させる請求項1から3のいずれかに記載の移載装置。
JP2016190598A 2016-09-29 2016-09-29 移載装置 Pending JP2018052682A (ja)

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