JP2018049642A - 通信システム及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】充電中にデータ通信が可能な電子機器と充電装置との間のセキュリティを二次元コードの読み取りという簡単な操作で強化できるようにする。
【解決手段】電子機器(ハンディターミナル)1を充電装置(クレードル)2に載置/接続されることにより充電及び通信が可能となっている。電子機器1は、充電装置2との充電に先だって、データを公開部と非公開部に分けることでデータの読み取りを制限することが可能な構成の二次元コード(SQRC)3を読み取ってデコードしておくことにより、そのデコード結果に基づいてデータ通信を制限又は許可する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、充電中にデータ通信が可能な電子機器、充電装置及びプログラムに関する。
一般に、業務用途で使用する二次電池を電源とする携帯端末装置(ハンディターミナル)は、充電装置(クレードル)に載置又は接続されると、このハンディターミナルとクレードルとの間でデータ通信や非接触充電が行われる。このようにハンディターミナルとクレードルとのデータ通信や充電を簡単に行うことができるが、セキュリティ保護という面での対策は、用途が専用であるが故に十分ではなく、簡単に使えることが重視されることで大きな問題として認識されてはこなかった。ところで、従来では、非接触充電を開始する前に充電器と電子機器との間で、予め定められた認証処理を行い、その結果、認証OK(肯定)と判定された際に充電器から電子機器への充電を開始するようにした技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2012−204921号公報
しかしながら、上述の特許文献のように、充電器と電子機器との間で認証を行ったとしてもセキュリティ保護の面では十分とは言えず、充電中のデータ通信によって個人情報や秘匿な情報までも充電器を介して外部に漏えいする危険性があり、セキュリティをより強化した対策が要望されてきている。
本発明の課題は、充電中にデータ通信が可能な電子機器と充電装置との間のセキュリティを二次元コードの読み取りという簡単な操作で強化できるようにすることである。
上述した課題を解決するために本発明の電子機器は、
二次電池を電源とする電子機器であって、
当該電子機器が充電装置に載置又は接続されている状態において前記二次電池に電力を供給する充電手段と、
当該電子機器が充電装置に載置又は接続されている状態において前記充電装置とデータ通信を行う通信手段と、
前記充電手段による充電に先だって、データを公開部と非公開部に分けることでデータの読み取りを制限することが可能な構成の二次元コードを読み取る読取手段と、
前記読取手段によって読み取られた二次元コードをデコードするデコード手段と、
前記デコード手段によるデコード結果に基づいて前記通信手段によるデータ通信を制限又は許可する通信制御手段と、
を備えたことを特徴とする電子機器である。
上述した課題を解決するために本発明の充電装置は、
二次電池を充電する充電手段及び通信手段を備えた電子機器が載置又は接続された際に、当該電子機器への充電を行う充電装置であって、
前記電子機器が載置又は接続された際に、データを公開部と非公開部に分けることでデータの読み取りを制限可能な二次元コードが充電に先だって読み取られてデコードされたデコード結果を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信したデコード結果に基づいて、前記電子機器とのデータ通信の制限又は許可を決定する通信制御手段と、
前記通信制御手段によって決定された通信制御情報を前記電子機器に送信する送信手段と、
を備えたことを特徴とする充電装置である。
本発明によれば、充電中にデータ通信が可能な電子機器と充電装置との間のセキュリティを二次元コードの読み取りという簡単な操作で強化することができる。
二次電池を電源とする電子機器として適用した電子機器(ハンディターミナル)1の基本的な構成要素を示したブロック図。 充電装置(クレードル)2の基本的な構成要素を示したブロック図。 電子機器1のNFC・ワイヤレス充電部16と充電装置2のNFC・ワイヤレス充電部26の構成を示した図。 (1)、(2)は、電子機器1と充電装置(クレードル)2との間で近距離無線通信やワイヤレス充電を行うために実装されているアンテナの配置位置や充電装置2を説明するための図。 電源投入に応じて実行開始される電子機器1の動作(本実施形態の特徴的な動作)を説明するためのフローチャート。 図5の動作に続くフローチャート。 電源投入に応じて実行開始される充電装置2の動作(本実施形態の特徴的な動作)を説明するためのフローチャート。 実施形態の変形例において、プレート型充電装置2の外観図。 実施形態の変形例において、プレート型充電装置2の基本的な構成要素を示したブロック図。
以下、図1〜図7を参照して本発明の実施形態を説明する。
本実施形態は、二次電池を電源とする電子機器として、業務用途で使用する携帯端末装置(ハンディターミナル)に適用したもので、図1は、この電子機器1の基本的な構成要素を示したブロック図である。
電子機器(ハンディターミナル)1は、店舗などでの業務用のハンディタイプの端末装置であり、例えば、在庫、入荷、出荷、納品などを管理する各種の業務管理機能、バーコードなどを光学的に読み取るスキャナ機能、現在日時を計時する時計機能、非接触方式による充電機能、NFC(近距離無線通信)機能、通信ネットワーク(図示省略)に対して無線接続する無線通信機能、携帯電話網に無線接続する電話機能などを備えている。
この電子機器1が通信機能付きの充電装置(クレードル)2に載置又は接続されると、この電子機器1と充電装置2との間で近距離通信や無接点充電が可能となっている。この電子機器1は、CPU11を中核とするもので、このCPU11は、二次電池を有する電源部12からの電力供給によって動作し、記憶部13内の各種のプログラムに応じてこの電子機器1の全体動作を制御する中央演算処理装置である。記憶部13は、例えば、ROM、フラッシュメモリなどを有する構成で、後述する図5及び図6に示した動作手順に応じて本実施形態を実現するためのプログラムや各種のアプリケーションなどが格納されている。なお、記憶部13は、例えば、SDカード、ICカードなど、着脱自在な可搬型メモリ(記録メディア)を含む構成であってもよく、図示しないが、通信機能を介してネットワークに接続されている状態においては所定のサーバ装置側の記憶領域を含むものであってもよい。
CPU11には、その基本的な入出力デバイス14として、操作部14a、表示部14b、スキャナ部14c、電話音声部14d、無線WAN(Wide Area Network)14e、無線LAN(Local Area Network)14fなどが接続されており、CPU11は、入出力プログラムにしだかってそれらの入出力デバイスの動作を制御する。スキャナ部14cは、商品などからバーコード(一次元コード)を読み取ったり、充電装置(クレードル)2に貼り付けられている特殊な二次元コードを光学的に読み取ったりするもので、CPU11はその読み取り結果を取得してデコードする。ここで、特殊な二次元コードとは、データを公開部と非公開部に分けることでデータの読み取りを制限することが可能な構成の二次元コード(SQRCと呼ばれるセキュリティ機能搭載QR(Quick Response)コード(登録商標))である。
また、CPU11には、その他の入出力デバイスとしてワイヤレス充電部15、NFC・ワイヤレス充電部16、充電装置接続検出部17などが接続されている。ワイヤレス充電部15は、非接触電力伝送を利用して電源部(二次電池)12を充電するもので、例えば、電磁誘導方式(無接点充電:ワイヤレス充電)の充電部である。なお、ワイヤレス充電部15は、電磁誘導方式による充電に限らず、例えば、共鳴方式など、その他の充電方式であってもよい(以下、同様)。
NFC・ワイヤレス充電部16は、電源ケーブルを使わずに無線で送受電するワイヤレス充電として近距離無線通信のNFCを使用するようにしたもので、1個のアンテナを兼用して近距離無線通信及びワイヤレス充電を可能としたものであるが、アンテナを兼用するものに限らず、個々のアンテナを設けたものであってもよい。なお、本実施形態においては、NFC・ワイヤレス充電部16のほかに、ワイヤレス充電部15を設けた構成としたが、これに限らず、NFC・ワイヤレス充電部16を設け、ワイヤレス充電部15を省略してもよく、また、NFC・ワイヤレス充電部16を近距離無線通信のNFC部とワイヤレス充電部に分けた構成であってもよい。更には、複数のNFC・ワイヤレス充電部16を設けた構成であってもよい。
充電装置接続検出部17は、接続I/F(インターフェイス)18を介して電子機器1を充電装置2に載置又は接続されたことを検出するもので、CPU11はその検出信号に基づいて充電装置に載置又は接続されたことを確認すると、充電装置との間でワイヤレス充電を開始し、充電装置2からワイヤレス給電された電力を電源制御部19によって充電用の所定電圧に変換することにより電源部(二次電池)12を充電させるようにしている。接続I/F18は、USB(Universal Serial Bus)ケーブルや有線LAN(図示省略)が接続可能となっている。
図2は、充電装置(クレードル)2の基本的な構成要素を示したブロック図である。
充電装置(クレードル)2は、CPU21を中核とするもので、このCPU21は、記憶部22内の各種のプログラムに応じてこの充電装置2の全体動作を制御する中央演算処理装置である。記憶部22は、例えば、ROM、フラッシュメモリなどを有する構成で、後述する図7に示した動作手順に応じて本実施形態を実現するためのプログラムや各種のアプリケーションなどが格納されている。なお、記憶部22は、例えば、SDカード、ICカードなど、着脱自在な可搬型メモリ(記録メディア)を含む構成であってもよく、図示しないが、通信機能を介してネットワークに接続されている状態においては所定のサーバ装置側の記憶領域を含むものであってもよい。
このCPU21には、その入出力デバイスとして、操作部23、表示部24、ワイヤレス充電部25、NFC・ワイヤレス充電部26、電子機器接続検出部27などが接続されている。電子機器接続検出部27は、この充電装置2に電子機器1が載置(非接触)又は接続(接触)されたことを検出するもので、CPU21は、電子機器接続検出部27からの検出信号に応じて電源制御部28からワイヤレス充電部25、NFC・ワイヤレス充電部26に電力を供給してその給電動作を開始させる。なお、電源制御部28は、ACコネクタ(図示省略)にケーブル接続されており、ACコネクタから供給された電力を電圧変換して安定化させる電源制御を行う。電子機器接続検出部27は接続I/F(インターフェイス)29を介してUSBケーブルや有線LANに接続される。なお、充電装置2は、載置又は接続された電子機器1の識別情報を記録したり、その充電回数を更新したり、電池交換を指示したりする機能を備えている。
図3は、電子機器1のNFC・ワイヤレス充電部16と、充電装置2のNFC・ワイヤレス充電部26の構成を示した図である。
電子機器1のNFC・ワイヤレス充電部16は、NFCアンテナ16a、NFCIC16b、受電IC16c、保護回路16dを有している。また、充電装置2のNFC・ワイヤレス充電部26は、NFCアンテナ26a、NFCIC26b、送電IC26c、保護回路26dを有している。
電子機器1側のNFC・ワイヤレス充電部16と充電装置2側のNFC・ワイヤレス充電部26において、それらのNFCIC16bとNFCIC26bとの間では近距離無線によるデータ通信が行われ、また、それらの送電IC26cと受電IC16cとの間では、非接触電力伝送による給電が行われる。この場合、NFCアンテナ26aから高周波の交番磁界を発生させ、この交番磁界がNFCアンテナ16aで受信されると、受電IC16cは、この交番磁界に応じた交流電圧を生成すると共に直流電圧に変換するようにしている。なお、この直流電圧は、電源制御部19によって充電用の所定電圧に変換されることにより電子機器1の電源部(二次電池)12への充電が行われる。保護回路16d、26dは、過電圧などから受電IC16c、送電IC26cを保護する回路である。
図4は、電子機器1と充電装置2との間で近距離無線通信やワイヤレス充電を行うために実装されているアンテナの配置位置や充電装置2を説明するための図である。
図4(1)は、電子機器1の背面側を示した図である。電子機器1の背面を一端部側領域(先端部側領域)、他端部側領域(後端部側領域)、中央部側領域に分けると、その一端部側領域にはスキャナ部14cが配設され、他端部側領域にはNFC・ワイヤレス充電部16のアンテナ(NFCアンテナ)16aが配設され、中央部側領域には、ワイヤレス充電部15用のアンテナ(充電アンテナ)15aが配設されている。
図4(2)は、充電装置2の概観斜視図である。
充電装置2は、一台の電子機器1を立てた状態でその後端部側を下側に向けて載置又は接続されるもので、電子機器1のNFCアンテナ16aに対面する充電装置2の領域には、NFC・ワイヤレス充電部26のNFCアンテナ26aが配設されている。充電装置2の前面部には、セキュリティ機能搭載QRコード(登録商標)(SQRC)印刷シール3が貼り付けられている。このSQRC印刷シール3は、電子機器1と充電装置2との間での充電時に電子機器1のセキュリティ保護のために設けられたもので、ユーザ(業務担当者など)は、SQRC印刷シール3をスキャナ部14cによって読み取ってから電子機器1を充電装置2に載置又は接続するようにしている。また、充電装置2には、有線LAN4に接続されており、この有線LAN4を介してインターネット5に接続可能となっている。
電子機器1は、充電装置2との充電を開始するに先だって、スキャナ部14cによってSQRC印刷シール3を読み取ると、このSQRCの非公開部のデータをデコードするようにしている。この場合、非公開部のデータの復元レベルは電子機器1毎に設定するようしてもよい。そして、電子機器1は、SQRCのデコード結果に基づいて、充電装置2とのデータ通信を制限又は許可するようにしている。すなわち、電子機器1が充電装置2に載置又は接続されている状態において、上述のデコード結果を充電装置2に送信することによってそれ以降のデータ通信の制限又は許可を問い合わせ、その問い合わせに対する充電装置2からの応答結果に基づいてデータ通信を制限又は許可するようにしている。この場合、充電装置2は、SQRCのデコード結果を受信すると、そのデコード結果に基づいて、データ通信の制限又は許可を決定して通信制御情報(後述する通信制限レベルなど)を電子機器2に送信するようにしている。
このように本実施形態において電子機器(ハンディターミナル)1は、二次電池12を電源とする電子機器であって、当該電子機器1が充電装置(クレードル)2に載置又は接続されている状態において前記二次電池12に電力を供給する充電手段(CPU11、ワイヤレス充電部15、NFC・ワイヤレス充電部16、充電装置接続検出部17、電源制御部18)と、当該電子機器1が充電装置2に載置又は接続されている状態において前記充電装置2との間でデータ通信を行う通信手段(NFC・ワイヤレス充電部16)と、前記充電手段による充電に先だって、データを公開部と非公開部に分けることでデータの読み取りを制限することが可能な構成の二次元コード(SQRC)を読み取る読取手段(CPU11、スキャナ部14c)と、前記読取手段によって読み取られた二次元コードをデコードするデコード手段(CPU11)と、前記デコード手段によるデコード結果に基づいて前記通信手段によるデータ通信を制限又は許可する通信制御手段(CPU11、NFC・ワイヤレス充電部16)と、を備える構成となっている。
また、本実施形態において充電装置(クレードル)2は、二次電池12を充電する充電手段及び通信手段を備えた電子機器(ハンディターミナル)1が載置又は接続された際に、当該電子機器1への充電を行う充電装置であって、前記電子機器1が載置又は接続された際に、データを公開部と非公開部に分けることでデータの読み取りを制限可能な二次元コード(SQRC)が充電に先だって読み取られてデコードされたデコード結果を受信する受信手段(CPU21、NFC・ワイヤレス充電部26)と、前記受信手段によって受信したデコード結果に基づいて、前記電子機器1とのデータ通信の制限又は許可を決定する通信制御手段(CPU21、記憶部22)と、前記通信制御手段によって決定された通信制御情報を前記電子機器1に送信する送信手段(CPU21、NFC・ワイヤレス充電部26)と、を備える構成となっている。
次に、本実施形態における電子機器(ハンディターミナル)1の動作概念を図5及び図6に示すフローチャート、また、充電装置(クレードル)2の動作概念を図7に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、ネットワークなどの伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。すなわち、記録媒体のほかに、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用して本実施形態特有の動作を実行することもできる。
図5及び図6は、電源投入に応じて実行開始される電子機器1の動作(本実施形態の特徴的な動作)を説明するためのフローチャートである。
先ず、電子機器1のCPU1は、電源投入操作に応じてメモリなどをクリアする初期化処理(図5のステップA1)を実行した後、スキャナ部14cによって二次元コード(SQRC)が読み取られたかを調べたり(ステップA2)、充電装置(クレードル)2に載置/接続されたかを調べたり(ステップA3)、充電装置2が解除されたかを調べたりする(ステップA4)。ここで、その他の操作が行われたときには(ステップA4でNO)、その操作に応じた処理として在庫管理、入荷などの各種の業務管理機能(ステップA12)を行った後、ステップA1に戻る。
いま、二次元コード(SQRC)が読み取られた場合には(ステップA2でYES)、そのSQRCの非公開部のデータをデコードする(ステップA5)。そして、そのデコード結果を充電装置2に送信するためのデータとして記憶部13のワークメモリ(図示省略)に一時記憶しておく(ステップA6)。その後、ステップA2に戻る。また、電子機器1が充電装置2に載置/接続されたことが検出されると(ステップA3でYES)、電子機器1と充電装置2との間、つまり、NFC・ワイヤレス充電部16、26間で自己の識別情報(ID)を交信して相手を認証し(ステップA7)、その結果、認証OK(肯定)であるかを調べる(ステップA8)。
認証NG(否定)であれば(ステップA8でNO)、上述のステップA2に戻るが、認証OK(肯定)であれば(ステップA8でYES)、一時記憶のデコード結果を充電装置2に送信する(ステップA9)。そして、このデコード結果に対して充電装置2から応答があるまで待ち状態となる(ステップA10)。すなわち、電子機器1が充電装置2に載置又は接続されている状態において、上述のデコード結果を充電装置2に送信することによってそれ以降のデータ通信の制限又は許可を問い合わせ、その問い合わせに対して充電装置2からの応答を受けるまで待ち状態となる。
図7は、電源投入に応じて実行開始される充電装置2の動作(本実施形態の特徴的な動作)を説明するためのフローチャートである。
先ず、充電装置2のCPU21は、電子機器1に載置/接続されたかを調べたり(ステップB1)、電子機器1が解除されたかを調べたりする(ステップB2)。ここで、電子機器1が載置/接続されたときには(ステップB1でYES)、電子機器1と充電装置2との間、つまり、NFC・ワイヤレス充電部16、26間で自己の識別情報(ID)を交信して相手を認証し(ステップB3)、認証OK(肯定)であるかを調べ(ステップB4)、認証NG(否定)であれば(ステップB4でNO)、上述のステップB1に戻るが、認証OK(肯定)であれば(ステップB4でYES)、電子機器1から送信されてくるSQRCのデコード結果を受信したかを調べる(ステップB5)。
いま、SQRCのデコード結果を受信したときには(ステップB5でYES)、SQRCの非公開部がデコードされたかを調べ(ステップB6)、非公開部がデコードされている場合には(ステップB6でYES)、データ通信に制限を与えないこと(全通信を許可すること)を示すために通信制限レベル“1”を電子機器1に対して送信すると共に(ステップB7)、急速充電を指示する充電レベル“1”を電子機器1に対して送信する(ステップB8)。その後、ステップB1に戻る。
また、SQRCの非公開部のデータがデコードされなかったときには(ステップB6でNO)、その公開部内の一部のデータ(例えば、制限解除用のデータ)を入力すべきことを促すメッセージを電子機器1に対して送信する(ステップB9)。このメッセージの送信に応答して電子機器1からそのデータが入力されたかを調べ(ステップB10)、入力されたときには(ステップB10でYES)、その入力データ(例えば、制限解除用のデータ)と予め記憶しているデータを比較することにより正しいデータであるかを照合する(ステップB11)。
その結果、正しいデータであれば、つまり、照合OKであれば(ステップB12でYES)、データ通信の一部を制限することを示すために通信制限レベル“2”を電子機器1に対して送信すると共に(ステップB13)、中速充電を指示する充電レベル“2”を電子機器1に対して送信する(ステップB15)。その後、ステップB1に戻る。他方、入力データを受信しなかったとき(ステップB10でNO)、又は入力データを受信したとしても正しいデータでなかったときには、つまり、照合NGを検出したときには(ステップB12でNO)、全てのデータ通信を制限すること(通信を許可しないこと)を示すために通信制限レベル“3”を電子機器1に対して送信すると共に(ステップB14)、中速充電を指示する充電レベル“2”を電子機器1に対して送信する(ステップB15)。
その後、ステップB1に戻る。
電子機器1は、SQRCのデコード結果の送信に対する充電装置2からの応答待ち状態において(図5のステップA10)、その応答を受信すると(ステップA10でYES)、図6のフローに移り、その応答は通信制限レベル“1”であるかを調べる(ステップA11)。ここで、通信制限レベル“1”であれば(ステップB11でYES)、データ通信を制限しない状態、つまり、充電装置2との近距離通信を介してWAN及びLANへの接続が許可された場合であるから有線LAN4を介してインターネット5との通信を可能な状態とする(ステップA12)。これによって電子機器1は、充電装置2を介してWAN及びLANの通信を開始可能な状態となる(ステップA19)。そして、ステップA20に移り、充電レベルは“1”であるかを調べるが、いま、充電レベルは“1”であるから(ステップA20でYES)、急速充電を開始する(ステップA21)。その後、図5のステップA2に戻る。
また、電子機器1は、充電装置2からの応答が通信制限レベル“1”でなければ(ステップA11でNO)、つまり、SQRCを構成する公開部分の一部のデータ(例えば、制限解除用のデータ)の入力を促すメッセージを受信したときには、その受信メッセージを表示させる(ステップA13)。この状態において、ユーザ操作によりデータが入力されたかを調べ(ステップA14)、データが入力されたときには(ステップA14でYES)、その入力データを充電装置2に送信する(ステップA15)。
そして、充電装置2から通信制限レベル“2”を受信したかを調べ(ステップA16)、通信制限レベル“2”を受信したときには(ステップA16でYES)、データ通信の一部を制限する状態、つまり、充電装置2との近距離通信を介してWANとの接続は許可されるが、LANへの接続が制限された場合であるから有線LAN4経由でインターネット5との通信を可能とする(ステップA17)。これによって電子機器1は、充電装置2を介してWANの通信を開始可能な状態となる(ステップA19)。そして、ステップA20に移り、充電レベルは“1”であるかを調べるが、いま、充電レベルは“2”であるから(ステップA20でNO)、中速充電を開始する(ステップA22)。その後、図5のステップA2に戻る。
また、SQRCを構成する公開部の一部のデータが入力されなかった場合(ステップA14でNO)、又はそのデータが入力されても充電装置2から通信制限レベル“3”が送信された場合には(ステップA16でNO)、次のステップA18に移り、全てのデータ通信を制限する状態、つまり、充電装置2との近距離通信を介してWAN及びLANへの接続が制限された場合であるからWAN及びLANへの通信を制限する。この場合、充電レベルは“2”であるから(ステップA20でNO)、中速充電を開始する(ステップA22)。その後、図5のステップA2に戻る。
他方、電子機器1において充電装置2との載置又は接続が解除されたときには(図5のステップA4でYES)、充電及び通信を停止する処理(ステップA11)を行った後、最初のステップA2に戻る。
また、同様に、充電装置2において電子機器1が解除されたときには(図7のステップB2でYES)、充電及び通信を停止する処理(ステップB16)を行った後、最初のステップB1に戻る。
以上のように、実施形態において電子機器(ハンディターミナル)1は、充電装置2との充電に先だって、データを公開部と非公開部に分けることでデータの読み取りを制限することが可能な構成の二次元コードを読み取ってデコードしておくことにより、そのデコード結果に基づいてデータ通信を制限又は許可するようにしたので、電子機器1が充電装置2に載置又は接続されている状態において、その充電中に電子機器1と充電装置2との間のセキュリティを二次元コードの読み取りという簡単な操作で強化することができる。この場合、従来のようにNFCのみ場合に比べて、NFCとSQRCとの組み合わせによりセキュリティを強化することができる。
電子機器1は、充電装置2に載置又は接続されている状態において二次元コードのデコード結果を充電装置2に送信することによってそれ以降のデータ通信の制限又は許可を問い合わせ、その問い合わせに対する充電装置2からの応答結果に基づいてデータ通信を制限又は許可するようにしたので、充電装置2との連携によってセキュリティを強化することが可能となる。
電子機器1は、充電装置2に対してデータ通信の制限又は許可と充電の種類を問い合わせ、その問い合わせに対する応答結果に基づいて充電の種類を制御するようにしたので、セキュリティ強化と共に、充電の種類を制御することも可能となる。
電子機器1は、SQRCを構成する非公開部をデコードすることができなかった場合でも公開部のデータに応じてデータ通信を許可するようにしたので、非公開部をデコードすることができない機種であってもデータ通信を許可することができ、柔軟な対応が可能となる。つまり、他機種に対してある程度のセキュリティを維持することが良い場合に有効なものとなる。
電子機器1は、データ通信を制限する場合に、予め決められている複数の制限レベルに応じてデータ通信を制限するようにしたので、例えば、WANとの接続は許可するがLANへの接続を制限するような一部制限が可能となる。
電子機器1は、SQRCを構成する公開部内の所定のデータ(例えば、制限解除用のデータ)が入力されたか否かに応じた制限レベルでデータ通信を制限するようにしたので、データ入力を条件としてデータ通信の制限を一部解除することができる。つまり、データを入力する操作を行ってまでデータ通信を希望する他機種のユーザに対しては、セキュリティ上、問題のない範囲内であることを条件にデータ通信の制限を一部解除することができる。
電子機器1は、充電装置2に貼り付けられているSQRC印刷シール3をスキャナ部14cによって読み取るようにしたので、SQRCの読み取りが容易なものとなる。
電子機器1は、充電装置2との間での近距離通信を介して通信ネットワーク(有線LAN4、インターネット5)に接続するようにしたので、セキュリティ強化の必要性の高い環境で特に有効なものとなる。
充電装置2は、電子機器1への充電に先だって、電子機器1によって二次元コード(SQRC)が読み取られてデコードされたデコード結果を電子機器1から受信し、そのデコード結果に基づいて、電子機器1とのデータ通信の制限又は許可を決定するようにしたので、電子機器1と充電装置2との間のセキュリティを二次元コードの読み取りという簡単な操作で強化することができると共に、充電装置2との連携によってセキュリティを強化することが可能となる。
充電装置2は、電子機器1から受信したデコード結果に、そのSQRCの非公開部をデコードすることができなかったことが含まれている場合でもその公開部のデータに応じて通信許可を決定するようにしたので、柔軟な対応が可能となり、例えば、他機種に対してある程度のセキュリティを維持することが良い場合に有効なものとなる。
充電装置2は、電子機器1から受信したデコード結果に基づいて、電子機器1とのデータ通信の制限又は許可を決定する場合に、予め決められている複数の制限レベルに応じた通信制限を決定するようにしたので、例えば、WANとの接続は許可するがLANへの接続を制限するような一部制限が可能となる。
なお、上述した実施形態においては、電子機器1を充電装置2に1対1の関係で載置/接続するようにしたが、図8に示すように複数台の電子機器1を1台の充電装置2に載置/接続可能としたものであってもよい。また、上述した実施形態においては、充電装置2の前面にSQRC印刷シール3を貼り付けるようにしたが、図8に示すようにSQRC印刷シール3に代わってSQRCを充電装置2の表示部24に表示するようにしてもよい。この場合、SQRCを表示部24に表示させる際には、一定期間毎又は一回の充電が終わる毎に、異なる内容のSQRCに切り替え表示するようにしてもよい。
図8は、複数台の電子機器1を載置可能としたプレート型の充電装置2を示した外観図である。
プレート型充電装置2は、その全体が平板状に形成され、その平板部分には4台の電子機器(ハンディターミナル)1が載置可能とした構成となっている。この場合においても、電子機器1と充電装置2とは個別に充電可能であると共にデータ通信が可能となっており、電子機器1を載置する箇所はおおよそ決まっているが、その充電・通信可能エリアは厳密なものではない。この充電装置2の平板部分の一隅部(図示の例では左下部)には表示部24が配設されている。
充電装置2の表示部24は、例えば、タッチパネル付の液晶表示装置(タッチ入力表示部)で、SQRCが表示されていない状態、例えば、他のデータが表示されている状態において、この表示部24に人体(指)がタッチされると、一定時間、SQRC(二次元コード)を表示部24に表示するようにしている。この表示部24にSQRCが表示されている状態において、電子機器1のスキャナ部14cによってSQRCを読み取るようにすればよい。また、一定期間毎又は一回の充電が終わる毎に、異なる内容のSQRCに切り替え表示するようにしている。
図9は、プレート型充電装置2の基本的な構成要素を示したブロック図である。
充電装置2は、上述した実施形態と同様に、CPU21、記憶部22、操作部23、表示部24、電子機器接続検出部27、電源制御部28、接続I/F29を有するほか、4組のワイヤレス充電部25−1〜25−4、NFC・ワイヤレス充電部26−1〜26−4を有する構成となっている。図中、(1)〜(4)は、1組(1)〜4組(4)に対応するワイヤレス充電部及びNFC・ワイヤレス充電部を示し、それらは同一の構成となっている。
このように複数台(例えば、4台)の電子機器1を1台の充電装置2に載置/接続可能とすることにより全体として効率の良い充電が可能となるほか、この場合においても個々の電子機器1は、充電装置2との充電に先だって、SQRC(二次元コード)を読み取ってデコードしておくことにより、そのデコード結果に基づいてデータ通信を制限又は許可したり、充電の種類を制御したりするようにすれば、充電中に電子機器1と充電装置2との間のセキュリティを二次元コードの読み取りという簡単な操作で強化することができると共に、充電を制御することも可能となる。
また、充電装置2は、SQRCを自己の表示部24に表示するようにすれば、SQRCの内容を必要に応じて容易に変更することができ、更にセキュリティを強化することが可能となる。
また、充電装置2は、その表示部24に人体(指)がタッチされると、SQRC(二次元コード)を表示部24に一定時間表示するようにすれば、SQRCの存在を知っているか否かに応じてデータ通信を制限したり、充電の種類を制御したりすることが可能となる。
また、充電装置2は、一定期間毎又は一回の充電が終わる毎に、異なる内容のSQRCに切り替え表示するようにすれば、更にセキュリティを強化することができる。
上述した実施形態において充電装置2は、どのような電子機器1が載置/接続されたかに拘わらず、各電子機器1に対して一律に通信制限レベル“1”〜“3”を決定するようにしたが、載置/接続された電子機器1を認識することによって電子機器1毎に異なる内容の通信制限レベルを決定するようにしてもよい。
上述した実施形態において電子機器1は、充電装置2に載置又は接続されている状態において二次元コードのデコード結果を充電装置2に送信することによってそれ以降のデータ通信の制限又は許可を問い合わせ、その問い合わせに対する充電装置2からの応答結果に基づいてデータ通信を制限又は許可するようにしたが、電子機器1は、充電装置2への問い合わせを行わず、電子機器1自身が二次元コードのデコード結果に基づいて、つまり、非公開部をデコードすることができたか否かにに基づいてデータ通信を制限又は許可するようにしてもよい。
上述した実施形態においては、データ通信の制限レベルとして、通信制限レベル“1”〜“3”を例示したが、それに限らず、4レベル以上の通信制限レベルを細かく設定することによって、例えば、特定のデータベースへのアクセスを禁止したりするようにしてもよい。同様に充電レベルも3レベル以上に設定するようにしてもよい。また、充電レベルとして充電の可否を設定するようにしてもよい。
上述した実施形態においては、電子機器1と充電装置2との間での充電手段として非接触方式のワイヤレス充電を例示したが、電子機器1と充電装置2をコネクタ接続する接触方式の充電であってもよい。
上述した実施形態においては、電子機器1としてハンディターミナルに適用した場合を示したが、これに限らず、スマートフォンなどの携帯電話機、PDA(個人向け携帯型情報通信機器)、デジタルカメラ、音楽プレイヤー、タブレット装置、音楽プレイヤーなどであってもよい。
また、上述した実施形態において示した“装置”や“部”とは、機能別に複数の筐体に分離されていてもよく、単一の筐体に限らない。また、上述したフローチャートに記述した各ステップは、時系列的な処理に限らず、複数のステップを並列的に処理したり、別個独立して処理したりするようにしてもよい。
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明は、これに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下、本願出願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、
二次電池を電源とする電子機器であって、
当該電子機器が充電装置に載置又は接続されている状態において前記二次電池に電力を供給する充電手段と、
当該電子機器が充電装置に載置又は接続されている状態において前記充電装置とデータ通信を行う通信手段と、
前記充電手段による充電に先だって、データを公開部と非公開部に分けることでデータの読み取りを制限することが可能な構成の二次元コードを読み取る読取手段と、
前記読取手段によって読み取られた二次元コードをデコードするデコード手段と、
前記デコード手段によるデコード結果に基づいて前記通信手段によるデータ通信を制限又は許可する通信制御手段と、
を備えたことを特徴とする電子機器である。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子機器において、
当該電子機器が前記充電装置に載置又は接続されている状態において前記デコード手段によるデコード結果を前記通信手段から前記充電装置に送信することによってそれ以降のデータ通信の制限又は許可を問い合わせる問合手段を更に備え、
前記通信制御手段は、前記問合手段による問い合わせに対する前記充電装置からの応答結果に基づいて前記通信手段によるデータ通信を制限又は許可する、
ようにしたことを特徴とする電子機器である。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の電子機器において、
前記問合手段は、前記充電装置に対して前記通信手段によるデータ通信の制限又は許可と前記充電手段による充電の種類を問い合わせ、
前記問合手段による問い合わせに対する前記充電装置からの応答結果に基づいて前記充電手段による充電の種類を制御する充電制御手段と、
を更に備える、
ようにしたことを特徴とする電子機器である。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の電子機器において、
前記通信制御手段は、前記デコード手段によって非公開部をデコードすることができなかった場合でも公開部のデータに応じてデータ通信を許可する、
ようにしたことを特徴とする電子機器である。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の電子機器において、
前記通信制御手段は、前記判別手段によって二次元コードの非公開部をデコードすることができなかった場合でもその公開部のデータに応じてデータ通信を許可する、
ようにしたことを特徴とする電子機器である。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の電子機器において、
前記公開部内の所定のデータを入力する入力手段を更に備え、
前記通信制御手段は、前記入力手段により所定のデータが入力されたか否かに応じた制限レベルでデータ通信を制限する、
ようにしたことを特徴とする電子機器である。
(請求項7)
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の電子機器において、
前記デコード手段は、前記充電手段による充電が開始される前に、前記読取手段によって前記充電装置側に添付されている印刷物又はその表示部に表示されている二次元コードが読み取られたことを条件に、その二次元コードをデコードする、
ようにしたことを特徴とする電子機器である。
(請求項8)
請求項8に記載の発明は、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の電子機器において、
前記通信手段は、前記充電装置との間での近距離通信を介して通信ネットワークに接続する、
ようにしたことを特徴とする電子機器である。
(請求項9)
請求項9に記載の発明は、
二次電池を充電する充電手段及び通信手段を備えた電子機器が載置又は接続された際に、当該電子機器への充電を行う充電装置であって、
前記電子機器が載置又は接続された際に、データを公開部と非公開部に分けることでデータの読み取りを制限可能な二次元コードが充電に先だって読み取られてデコードされたデコード結果を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信したデコード結果に基づいて、前記電子機器とのデータ通信の制限又は許可を決定する通信制御手段と、
前記通信制御手段によって決定された通信制御情報を前記電子機器に送信する送信手段と、
を備えたことを特徴とする充電装置である。
(請求項10)
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の充電装置において、
前記通信制御手段は、前記受信手段によって受信したデコード結果に、その二次元コードの非公開部をデコードすることができなかったことが含まれている場合でもその公開部のデータに応じて通信許可を決定する、
ようにしたことを特徴とする充電装置である。
(請求項11)
請求項11に記載の発明は、請求項9に記載の充電装置において、
前記通信制御手段は、前記受信手段によって受信したデコード結果に基づいて、前記電子機器とのデータ通信の制限又は許可を決定する場合に、予め決められている複数の制限レベルに応じた通信制限を決定する、
ようにしたことを特徴とする充電装置である。
(請求項12)
請求項12に記載の発明は、
二次電池を電源とする電子機器のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
当該電子機器が充電装置に載置又は接続されている状態において前記二次電池に電力を供給する充電手段、
当該電子機器が充電装置に載置又は接続されている状態において前記充電装置とデータ通信を行う通信手段、
前記充電手段による充電に先だって、データを公開部と非公開部に分けることでデータの読み取りを制限することが可能な構成の二次元コードを読み取る読取手段と、
前記読取手段によって読み取られた二次元コードをデコードするデコード手段、
前記デコード手段によるデコード結果に基づいて前記通信手段によるデータ通信を制限又は許可する通信制御手段、
として機能させるようにしたコンピュータ読み取り可能なプログラムである。
(請求項13)
請求項13に記載の発明は、
二次電池を充電する充電手段及び通信手段を備えた電子機器が載置又は接続された際に、当該電子機器への充電を行う充電装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、 前記電子機器が載置又は接続された際に、データを公開部と非公開部に分けることでデータの読み取りを制限可能な二次元コードが充電に先だって読み取られてデコードされたデコード結果を受信する受信手段、
前記受信手段によって受信したデコード結果に基づいて、前記電子機器とのデータ通信の制限又は許可を決定する通信制御手段、
前記通信制御手段によって決定された通信制御情報を前記電子機器に送信する送信手段、
として機能させるようにしたコンピュータ読み取り可能なプログラムである。
1 電子機器
2 充電装置
3 SQRC印刷シール
4 有線LAN
5 インターネット
11、21 CPU
13、22 記憶部
14c スキャナ部
15、25、25−1〜25−5 ワイヤレス充電部
16、26、26−1〜26−5 NFC・ワイヤレス充電部
17 充電装置接続検出部
18、28 電源制御部
24 表示部
27 電子機器接続検出部
本発明は、通信システム及び通信方法に関する。
本発明の課題は、二次元コードのスキャンという簡単な操作でセキュリティを強化できるようにすることである。
上述した課題を解決するために本発明に係る通信システムは、所定の電子機器を立て掛け可能に構成されたクレードルを備えた通信システムであって、前記クレードルに前記電子機器が所定の向きとなるように立て掛けられることにより前記電子機器との間での通信が可能になる通信手段を備え、前記通信手段は、前記電子機器が前記クレードルに立て掛けられるのに先立って前記電子機器がスキャンした前記クレードルに対応する二次元コードの前記電子機器によるデコード結果を、前記通信の開始時に受信し、この受信したデコード結果に対応させて前記通信での許可内容または制限内容を切り替えることを特徴とする。
上述した課題を解決するために本発明に係る通信方法は、所定の電子機器を立て掛け可能に構成されたクレードルを用いた通信方法であって、前記クレードルに前記電子機器が所定の向きとなるように立て掛けられることにより前記電子機器との間での通信を開始する通信開始ステップを有し、前記通信開始ステップでは、前記電子機器が前記クレードルに立て掛けられるのに先立って前記電子機器がスキャンした前記クレードルに対応する二次元コードの前記電子機器によるデコード結果を、前記通信の開始時に受信し、この受信したデコード結果に対応させて前記通信での許可内容または制限内容を切り替えることを特徴とする。
本発明によれば二次元コードのスキャンという簡単な操作でセキュリティを強化できる。

Claims (13)

  1. 二次電池を電源とする電子機器であって、
    当該電子機器が充電装置に載置又は接続されている状態において前記二次電池に電力を供給する充電手段と、
    当該電子機器が充電装置に載置又は接続されている状態において前記充電装置とデータ通信を行う通信手段と、
    前記充電手段による充電に先だって、データを公開部と非公開部に分けることでデータの読み取りを制限することが可能な構成の二次元コードを読み取る読取手段と、
    前記読取手段によって読み取られた二次元コードをデコードするデコード手段と、
    前記デコード手段によるデコード結果に基づいて前記通信手段によるデータ通信を制限又は許可する通信制御手段と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  2. 当該電子機器が前記充電装置に載置又は接続されている状態において前記デコード手段によるデコード結果を前記通信手段から前記充電装置に送信することによってそれ以降のデータ通信の制限又は許可を問い合わせる問合手段を更に備え、
    前記通信制御手段は、前記問合手段による問い合わせに対する前記充電装置からの応答結果に基づいて前記通信手段によるデータ通信を制限又は許可する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記問合手段は、前記充電装置に対して前記通信手段によるデータ通信の制限又は許可と前記充電手段による充電の種類を問い合わせ、
    前記問合手段による問い合わせに対する前記充電装置からの応答結果に基づいて前記充電手段による充電の種類を制御する充電制御手段と、
    を更に備える、
    ようにしたことを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記通信制御手段は、前記デコード手段によって二次元コードの非公開部がデコードすることができなかった場合でもその公開部のデータに応じてデータ通信を許可する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 前記通信制御手段は、前記通信手段によるデータ通信を制限する場合に、予め決められている複数の制限レベルに応じてデータ通信を制限する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の電子機器。
  6. 前記公開部内の所定のデータを入力する入力手段を更に備え、
    前記通信制御手段は、前記入力手段により所定のデータが入力されたか否かに応じた制限レベルでデータ通信を制限する、
    ようにしたことを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記デコード手段は、前記充電手段による充電が開始される前に、前記読取手段によって前記充電装置側に添付されている印刷物又はその表示部に表示されている二次元コードが読み取られたことを条件に、その二次元コードをデコードする、
    ようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の電子機器。
  8. 前記通信手段は、前記充電装置との間での近距離通信を介して通信ネットワークに接続する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の電子機器。
  9. 二次電池を充電する充電手段及び通信手段を備えた電子機器が載置又は接続された際に、当該電子機器への充電を行う充電装置であって、
    前記電子機器が載置又は接続された際に、データを公開部と非公開部に分けることでデータの読み取りを制限可能な二次元コードが充電に先だって読み取られてデコードされたデコード結果を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信したデコード結果に基づいて、前記電子機器とのデータ通信の制限又は許可を決定する通信制御手段と、
    前記通信制御手段によって決定された通信制御情報を前記電子機器に送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とする充電装置。
  10. 前記通信制御手段は、前記受信手段によって受信したデコード結果に、その二次元コードの非公開部をデコードすることができなかったことが含まれている場合でもその公開部のデータに応じて通信許可を決定する、
    ようにしたことを特徴とする請求項9に記載の充電装置。
  11. 前記通信制御手段は、前記受信手段によって受信したデコード結果に基づいて、前記電子機器とのデータ通信の制限又は許可を決定する場合に、予め決められている複数の制限レベルに応じた通信制限を決定する、
    ようにしたことを特徴とする請求項9に記載の充電装置。
  12. 二次電池を電源とする電子機器のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    当該電子機器が充電装置に載置又は接続されている状態において前記二次電池に電力を供給する充電手段、
    当該電子機器が充電装置に載置又は接続されている状態において前記充電装置とデータ通信を行う通信手段、
    前記充電手段による充電に先だって、データを公開部と非公開部に分けることでデータの読み取りを制限することが可能な構成の二次元コードを読み取る読取手段と、
    前記読取手段によって読み取られた二次元コードをデコードするデコード手段、
    前記デコード手段によるデコード結果に基づいて前記通信手段によるデータ通信を制限又は許可する通信制御手段、
    として機能させるようにしたコンピュータ読み取り可能なプログラム。
  13. 二次電池を充電する充電手段及び通信手段を備えた電子機器が載置又は接続された際に、当該電子機器への充電を行う充電装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記電子機器が載置又は接続された際に、データを公開部と非公開部に分けることでデータの読み取りを制限可能な二次元コードが充電に先だって読み取られてデコードされたデコード結果を受信する受信手段、
    前記受信手段によって受信したデコード結果に基づいて、前記電子機器とのデータ通信の制限又は許可を決定する通信制御手段、
    前記通信制御手段によって決定された通信制御情報を前記電子機器に送信する送信手段、
    として機能させるようにしたコンピュータ読み取り可能なプログラム。
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