JP2018048780A - 熱交換器及びそれを備えた室外ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】上下に配置された複数のメイン熱交換部と複数のメイン熱交換部の下側において上下に配置された複数のサブ熱交換部とが連通管を介して接続されることで複数の冷媒パスが形成されている熱交換器及びそれを備えた室外ユニットにおいて、各冷媒パスにおける圧力損失を均等化して、各冷媒パスに所望の流量の冷媒を流すことができるようにする。
【解決手段】複数のメイン熱交換部(61A〜61I)及び複数のサブ熱交換部(62A〜62I)のうち所定のメイン熱交換部及びサブ熱交換部同士を接続する複数の連通管(97A〜97I)は、連通管の縦方向の長さである縦管長が短い順に、連通管の全長である管全長から縦管長を差し引いた横方向の長さである横管長が長くなっている。
【選択図】図7

Description

本発明は、熱交換器及びそれを備えた室外ユニット、特に、上下に配置された複数のメイン熱交換部と複数のメイン熱交換部の下側において上下に配置された複数のサブ熱交換部とが連通管を介して接続されることで複数の冷媒パスが形成されている熱交換器及びそれを備えた室外ユニットに関する。
従来より、特許文献1(特開2012−163319号公報)に示すように、上下に配置された複数のメイン熱交換部と複数のメイン熱交換部の下側において上下に配置された複数のサブ熱交換部とが連通管を介して接続されることで複数の冷媒パスが形成されている熱交換器及びそれを備えた室外ユニットがある。
上記特許文献1の熱交換器では、冷媒の蒸発器として機能させる際に、各冷媒パスにおける圧力損失を均等にしにくく、各冷媒パスに所望の流量の冷媒を流すことが難しい傾向にある。特に、熱交換器の高さを大きくすると、その傾向が顕著になる。
本発明の課題は、上下に配置された複数のメイン熱交換部と複数のメイン熱交換部の下側において上下に配置された複数のサブ熱交換部とが連通管を介して接続されることで複数の冷媒パスが形成されている熱交換器及びそれを備えた室外ユニットにおいて、各冷媒パスにおける圧力損失を均等化して、各冷媒パスに所望の流量の冷媒を流すことができるようにすることにある。
第1の観点にかかる熱交換器は、上下に配置された複数のメイン熱交換部と、複数のメイン熱交換部の下側において上下に配置された複数のサブ熱交換部と、を有しており、複数のメイン熱交換部及び複数のサブ熱交換部のうち所定のメイン熱交換部及びサブ熱交換部同士が連通管を介して接続されることで複数の冷媒パスが形成されている。そして、ここでは、複数の連通管は、連通管の縦方向の長さである縦管長が短い順に、連通管の全長である管全長から縦管長を差し引いた横方向の長さである横管長が長くなっている。
上下に配置された複数のメイン熱交換部と複数のメイン熱交換部の下側において上下に配置された複数のサブ熱交換部とが連通管を介して接続されることで複数の冷媒パスが形成されている熱交換器では、各連通管がサブ熱交換部からメイン熱交換部に向かって縦方向に延びる部分を有しており、冷媒の蒸発器として機能させる際に、各連通管にサブ熱交換部を通過した気液二相状態の冷媒が流れる。このため、各連通管では、その縦管長に応じた液ヘッドが発生する。そして、このような各連通管における液ヘッドの違いが、各冷媒パスにおける圧力損失を均等にしにくく、各冷媒パスに所望の流量の冷媒を流すことを難しくしているのである。
そこで、ここでは、上記のように、複数の連通管を、連通管の縦方向の長さである縦管長が短い順に、連通管の全長である管全長から縦管長を差し引いた横方向の長さである横管長を長くしている。このため、縦管長が長く液ヘッドが大きい連通管については、横管長を短くすることによって連通管における圧力損失を小さくするように調整し、縦管長が短く液ヘッドが小さい連通管については、横管長を長くすることによって連通管における圧力損失を大きくするように調整することができる。そして、このような連通管における液ヘッドを含めた圧力損失の調整によって、サブ熱交換部やメイン熱交換部も含めた各冷媒パスにおける圧力損失を均等化することができるようになり、各冷媒パスに所望の流量の冷媒を流すことができる。
第2の観点にかかる熱交換器は、第1の観点にかかる熱交換器において、複数のメイン熱交換部及び複数のサブ熱交換部が、同数ずつ存在しており、各メイン熱交換部が、複数のサブ熱交換部のうちの所定の1つに1対1で接続されている。
ここでは、冷媒の蒸発器として機能させる際に、各サブ熱交換部を通過した冷媒が連通管を通じて対応する1つのメイン熱交換部に送られる。このようなメイン熱交換部とサブ熱交換部とが1対1で接続された冷媒パス構成においても、上記の連通管における圧力損失の調整によって、各冷媒パスにおける圧力損失を均等化することができるようになり、各冷媒パスに所望の流量の冷媒を流すことができる。
第3の観点にかかる熱交換器は、第2の観点にかかる熱交換器において、複数のメイン熱交換部と複数のサブ熱交換部とは、上側から順に対応する段のもの同士が接続されている。すなわち、ここでは、複数のメイン熱交換部において上側又は下側から順に段数を設定し、かつ、複数のサブ熱交換部において上側又は下側から順に段数を設定し、同じ段数のメイン熱交換部及びサブ熱交換部同士が連通管を介して接続されている。
ここでは、冷媒の蒸発器として機能させる際に、各サブ熱交換部を通過した冷媒が連通管を通じて同じ段のメイン熱交換部に送られる。このような同じ段数のメイン熱交換部及びサブ熱交換部同士が接続された冷媒パス構成においても、上記の連通管における圧力損失の調整によって、各冷媒パスにおける圧力損失を均等化することができるようになり、各冷媒パスに所望の流量の冷媒を流すことができる。
第4の観点にかかる熱交換器は、第1〜第3の観点のいずれかにかかる熱交換器において、複数のメイン熱交換部が、それぞれ、上下に配置された複数の扁平管を有しており、複数のメイン熱交換部は、扁平管の数が異なっている。
ここでは、各メイン熱交換部の縦方向のサイズが異なるものになるため、各メイン熱交換部に対応する連通管も様々な縦管長を有するものとなる。このようなメイン熱交換部を構成する扁平管の数が異なる冷媒パス構成では、各冷媒パスにおける圧力損失の均等化が難しいところ、ここでは、上記の連通管における圧力損失の調整によって、各冷媒パスにおける圧力損失を均等化することができるようになり、各冷媒パスに所望の流量の冷媒を流すことができる。
第5の観点にかかる熱交換器は、第4の観点にかかる熱交換器において、各メイン熱交換部が有する扁平管の数が、メイン熱交換部を通過する空気の風速が大きいほど、少なくなっている。
熱交換器の各部を通過する空気の風速は、熱交換器に空気を送る送風機の配置等によって異なる。そして、熱交換器の熱交換効率は、通過する空気の風速が大きい部分ほど高い。ここでは、このような傾向を考慮して、上記のように、通過する空気の風速が大きいメイン熱交換部が有する扁平管の数を少なくしている。このため、ここでは、各メイン熱交換部の縦方向のサイズが異なるものになり、各メイン熱交換部に対応する連通管も様々な縦管長を有するものとなる。このような空気の風速分布を考慮して扁平管の数を異なるようにした冷媒パス構成では、各冷媒パスにおける圧力損失の均等化が難しいところ、ここでは、上記の連通管における圧力損失の調整によって、各冷媒パスにおける圧力損失を均等化することができるようになり、各冷媒パスに所望の流量の冷媒を流すことができる。
第6の観点にかかる室外ユニットは、側面に空気の吸込口と天面に空気の吹出口とが形成されたケーシングと、ケーシング内において吹出口に面して配置された送風機と、ケーシング内において送風機の下側に配置された第1〜第5の観点のいずれかにかかる熱交換器と、を有している。
ここでは、ケーシングの側面から空気を吸い込んでケーシングの天面から空気を吹き出す上吹き型の室外ユニットを構成する熱交換器として、上記の連通管における圧力損失の調整がなされた熱交換器を採用している。この場合においても、各冷媒パスにおける圧力損失を均等化することができるようになり、各冷媒パスに所望の流量の冷媒を流すことができる。
第7の観点にかかる室外ユニットは、第6の観点にかかる室外ユニットにおいて、メイン熱交換部が有する扁平管の数が、上側に配置されるメイン熱交換部ほど少なくなっている。
上吹き型の室外ユニットでは、熱交換器の各部を通過する空気の風速が、送風機に近い熱交換器の上部において大きく、熱交換器の下部において小さい。そして、熱交換器の熱交換効率は、通過する空気の風速が大きい部分ほど高い。ここでは、このような傾向を考慮して、上記のように、通過する空気の風速が大きい上側のメイン熱交換部ほど扁平管の数を少なくしている。このため、ここでは、各メイン熱交換部の縦方向のサイズが上側ほど小さくなり、上側のメイン熱交換部に対応するものほど連通管の縦管長が長いものとなる。このような上吹き型の室外ユニットにおける空気の風速分布を考慮して扁平管の数を異なるようにした冷媒パス構成では、各冷媒パスにおける圧力損失の均等化が難しいところ、ここでは、上記の連通管における圧力損失の調整によって、各冷媒パスにおける圧力損失を均等化することができるようになり、各冷媒パスに所望の流量の冷媒を流すことができる。具体的には、縦管長が長く液ヘッドが大きい上側のメイン熱交換部に対応する連通管については、横管長を短くすることによって連通管における圧力損失を小さくするように調整し、縦管長が短く液ヘッドが小さい下側のメイン熱交換部に対応する連通管については、横管長を長くすることによって連通管における圧力損失を大きくするように調整するのである。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、縦管長が長く液ヘッドが大きい連通管については、横管長を短くすることによって連通管における圧力損失を小さくするように調整し、縦管長が短く液ヘッドが小さい連通管については、横管長を長くすることによって連通管における圧力損失を大きくするように調整することができる。そして、このような連通管における液ヘッドを含めた圧力損失の調整によって、サブ熱交換部やメイン熱交換部も含めた各冷媒パスにおける圧力損失を均等化することができるようになり、各冷媒パスに所望の流量の冷媒を流すことができる。
本発明の一実施形態にかかる熱交換器としての室外熱交換器及びそれを備えた室外ユニットが採用された空気調和装置の概略構成図である。 室外ユニットの外観斜視図である。 室外ユニットの正面図(室外熱交換器以外の冷媒回路構成部品を除いて図示)である。 室外熱交換器の概略斜視図である。 図4の熱交換部の部分拡大図である。 室外熱交換器の概略構成図である。 中間ヘッダ及び連通管を図4のA方向から見た矢視図である。 中間ヘッダ及び連通管を図4のB方向から見た矢視図である。 連通管の長さ(横管長、管全長)を縦管長が短い順に示した表である。
以下、本発明にかかる熱交換器及びそれを備えた室外ユニットの実施形態及びその変形例について、図面に基づいて説明する。尚、本発明にかかる熱交換器及びそれを備えた室外ユニットの具体的な構成は、下記の実施形態及びその変形例に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(1)空気調和装置の構成
図1は、本発明の一実施形態にかかる熱交換器としての室外熱交換器11及びそれを備えた室外ユニット2が採用された空気調和装置1の概略構成図である。
空気調和装置1は、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行うことによって、建物等の室内の冷房及び暖房を行うことが可能な装置である。空気調和装置1は、主として、室外ユニット2と、室内ユニット3a、3bと、が接続されることによって構成されている。ここで、室外ユニット2と室内ユニット3a、3bとは、液冷媒連絡管4及びガス冷媒連絡管5を介して接続されている。すなわち、空気調和装置1の蒸気圧縮式の冷媒回路6は、室外ユニット2と、室内ユニット3a、3bとが冷媒連絡管4、5を介して接続されることによって構成されている。
室外ユニット2は、室外(建物の屋上や建物の壁面近傍等)に設置されており、冷媒回路6の一部を構成している。室外ユニット2は、主として、アキュムレータ7、圧縮機8と、四路切換弁10と、室外熱交換器11と、室外膨張弁12と、液側閉鎖弁13と、ガス側閉鎖弁14と、室外ファン15と、を有している。各機器及び弁間は、冷媒管16〜22によって接続されている。
室内ユニット3a、3bは、室内(居室や天井裏空間等)に設置されており、冷媒回路6の一部を構成している。室内ユニット3aは、主として、室内膨張弁31aと、室内熱交換器32aと、室内ファン33aと、を有している。室内ユニット3bは、主として、室内膨張弁31bと、室内熱交換器32bと、室内ファン33bと、を有している。
冷媒連絡管4、5は、空気調和装置1を建物等の設置場所に設置する際に、現地にて施工される冷媒管である。液冷媒連絡管4の一端は、室内ユニット2の液側閉鎖弁13に接続され、液冷媒連絡管4の他端は、室内ユニット3a、3bの室内膨張弁31a、31bの液側端に接続されている。ガス冷媒連絡管5の一端は、室内ユニット2のガス側閉鎖弁14に接続され、ガス冷媒連絡管5の他端は、室内ユニット3a、3bの室内熱交換器32a、32bのガス側端に接続されている。
(2)空気調和装置の動作
次に、図1を用いて、空気調和装置1の動作について説明する。空気調和装置1は、基本動作として、冷房運転及び暖房運転を行うことが可能である。
冷房運転時には、四路切換弁10が冷房サイクル状態(図1の実線で示される状態)に切り換えられる。冷媒回路6において、冷凍サイクルの低圧のガス冷媒は、圧縮機8に吸入され、冷凍サイクルの高圧になるまで圧縮された後に吐出される。圧縮機8から吐出された高圧のガス冷媒は、四路切換弁10を通じて、室外熱交換器11に送られる。室外熱交換器11に送られた高圧のガス冷媒は、冷媒の放熱器として機能する室外熱交換器11において、室外ファン15によって冷却源として供給される室外空気と熱交換を行って放熱して、高圧の液冷媒になる。室外熱交換器11において放熱した高圧の液冷媒は、室外膨張弁12、液側閉鎖弁13及び液冷媒連絡管4を通じて、室内膨張弁31a、31bに送られる。室内膨張弁31a、31bに送られた冷媒は、室内膨張弁31a、31bによって冷凍サイクルの低圧まで減圧されて、低圧の気液二相状態の冷媒になる。室内膨張弁31a、31bで減圧された低圧の気液二相状態の冷媒は、室内熱交換器32a、32bに送られる。室内熱交換器32a、32bに送られた低圧の気液二相状態の冷媒は、室内熱交換器32a、32bにおいて、室内ファン33a、33bによって加熱源として供給される室内空気と熱交換を行って蒸発する。これにより、室内空気は冷却され、その後に、室内に供給されることで室内の冷房が行われる。室内熱交換器32a、32bにおいて蒸発した低圧のガス冷媒は、ガス冷媒連絡管5、ガス側閉鎖弁14、四路切換弁10及びアキュムレータ7を通じて、再び、圧縮機8に吸入される。
暖房運転時には、四路切換弁10が暖房サイクル状態(図1の破線で示される状態)に切り換えられる。冷媒回路6において、冷凍サイクルの低圧のガス冷媒は、圧縮機8に吸入され、冷凍サイクルの高圧になるまで圧縮された後に吐出される。圧縮機8から吐出された高圧のガス冷媒は、四路切換弁10、ガス側閉鎖弁14及びガス冷媒連絡管5を通じて、室内熱交換器32a、32bに送られる。室内熱交換器32a、32bに送られた高圧のガス冷媒は、室内熱交換器32a、32bにおいて、室内ファン33a、33bによって冷却源として供給される室内空気と熱交換を行って放熱して、高圧の液冷媒になる。これにより、室内空気は加熱され、その後に、室内に供給されることで室内の暖房が行われる。室内熱交換器32a、32bで放熱した高圧の液冷媒は、室内膨張弁31a、31b、液冷媒連絡管4及び液側閉鎖弁13を通じて、室外膨張弁12に送られる。室外膨張弁12に送られた冷媒は、室外膨張弁12によって冷凍サイクルの低圧まで減圧されて、低圧の気液二相状態の冷媒になる。室外膨張弁12で減圧された低圧の気液二相状態の冷媒は、室外熱交換器11に送られる。室外熱交換器11に送られた低圧の気液二相状態の冷媒は、冷媒の蒸発器として機能する室外熱交換器11において、室外ファン15によって加熱源として供給される室外空気と熱交換を行って蒸発して、低圧のガス冷媒になる。室外熱交換器11で蒸発した低圧の冷媒は、四路切換弁10及びアキュムレータ7を通じて、再び、圧縮機8に吸入される。
(3)室外ユニットの構成
図2は、室外ユニット2の外観斜視図である。図3は、室外ユニット2の正面図(室外熱交換器11以外の冷媒回路構成部品を除いて図示)である。図4は、室外熱交換器11の概略斜視図である。図5は、図4の熱交換部60の部分拡大図である。図6は、室外熱交換器11の概略構成図である。図7は、中間ヘッダ90及び連通管97A〜97Iを図4のA方向から見た矢視図である。図8は、中間ヘッダ90及び連通管97A〜97Iを図4のB方向から見た矢視図である。図9は、連通管97A〜97Iの長さ(横管長LrA〜LrI、管全長LtA〜LtI)を縦管長LvA〜LvIが短い順に示した表である。
<全体>
室外ユニット2は、ケーシング40の側面から空気を吸い込んでケーシング40の天面から空気を吹き出す上吹き型構造と呼ばれるものである。室外ユニット2は、主として、略直方体箱状のケーシング40と、室外ファン15と、圧縮機や室外熱交換器等の機器7、8、11、四路切換弁や室外膨張弁等の弁10、12〜14及び冷媒管16〜22等を含み冷媒回路6の一部を構成する冷媒回路構成部品と、を有している。尚、以下の説明において、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、「前面」、「背面」は、特にことわりのない限り、図2に示される室外ユニット2を前方(図面の左斜前側)から見た場合の方向を意味している。
ケーシング40は、主として、左右方向に延びる一対の据付脚41上に架け渡される底フレーム42と、底フレーム42の角部から鉛直方向に延びる支柱43と、支柱43の上端に取り付けられるファンモジュール44と、前面パネル45と、を有している。
底フレーム42は、ケーシング40の底面を形成しており、底フレーム42上には、室外熱交換器11が設けられている。ここで、室外熱交換器11は、ケーシング40の背面及び左右両側面に面する平面視略U字形状の熱交換器であり、ケーシング40の背面及び左右両側面を実質的に形成している。
室外熱交換器11の上側には、ファンモジュール44が設けられており、ケーシング40の前面、背面及び左右両面の支柱43よりも上側の部分と、ケーシング40の天面と、を形成している。ここで、ファンモジュール44は、上面及び下面が開口した略直方体形状の箱体に室外ファン15が収容された集合体であり、上面の開口には吹出グリル46が設けられている。
前面パネル45は、前面側の支柱43間に架け渡されており、ケーシング40の前面を形成している。
ケーシング40内には、室外ファン15及び室外熱交換器11以外の冷媒回路構成部品(図2においては、アキュムレータ7、圧縮機8及び冷媒管16〜18を図示)も収容されている。ここで、圧縮機8及びアキュムレータ7は、底フレーム42上に設けられている。
このように、室外ユニット2は、側面(ここでは、背面及び左右両側面)に空気の吸込口40a、40b、40cと天面に空気の吹出口40dとが形成されたケーシング40と、ケーシング40内において吹出口40dに面して配置された室外ファン15と、ケーシング40内において室外ファン15の下側に配置された室外熱交換器11と、を有している。
<室外熱交換器>
室外熱交換器11は、主として、室外空気と冷媒との熱交換を行う熱交換部60と、熱交換部60の一端側(ここでは、図4の左前端側、又は、図6の左端側)に設けられた冷媒分流器70及び出入口ヘッダ80と、熱交換部60の他端側(ここでは、図4の右前端側、又は、図6の右端側)に設けられた中間ヘッダ90とを有している。室外熱交換器11は、冷媒分流器70、出入口ヘッダ80、中間ヘッダ90及び熱交換部60のすべてが、アルミニウムまたはアルミニウム合金で形成されたオールアルミ熱交換器であり、各部の接合は、炉中ロウ付け等のロウ付けによって行われている。
熱交換器60は、上下に配置された複数(ここでは、9個)のメイン熱交換部61A〜61Iと、複数のメイン熱交換部61A〜61Iの下側において上下に配置された複数(ここでは、9個)のサブ熱交換部62A〜62Iと、を有している。メイン熱交換部61A〜61Iは、室外熱交換器11の上部を構成しており、その最下段にメイン熱交換部61Aが配置されており、その上段側から鉛直方向上向きに沿って順にメイン熱交換部61B〜61Iが配置されている。サブ熱交換部62A〜62Iは、室外熱交換器11の下部を構成しており、その最下段にサブ熱交換部62Aが配置されており、その上段側から鉛直方向上向きに沿って順にサブ熱交換部62B〜62Iが配置されている。このように、ここでは、複数のメイン熱交換部61A〜61I及び複数のサブ熱交換部62A〜62Iが、同数(ここでは、9個)ずつ存在している。
熱交換部60は、扁平管からなる多数の伝熱管63と、差込フィンからなる多数の伝熱フィン64とにより構成された差込フィン式の熱交換器である。伝熱管63は、アルミニウムまたはアルミニウム合金で形成されており、伝熱面となる鉛直方向を向く平面部63aと、冷媒が流れる多数の小さな内部流路63bを有する扁平多穴管である。多数の伝熱管63は、上下に配置されており、両端が出入口ヘッダ80及び中間ヘッダ90に接続されている。伝熱フィン64は、アルミニウムまたはアルミニウム合金で形成されており、出入口ヘッダ80と中間ヘッダ90との間に配置された多数の伝熱管63に差し込めるように、水平に細長く延びる多数の切り欠き64aが形成されている。伝熱フィン64の切り欠き64aの形状は、伝熱管63の断面の外形にほぼ一致している。尚、室外熱交換器11は、上記のような伝熱フィン64として差込フィン(図5参照)を採用した差込フィン式の熱交換器に限定されるものではなく、伝熱フィン64として、伝熱管63の上下方向間に挟まれるように配置される多数の波形フィンを採用した波形フィン式の熱交換器であってもよい。
多数の伝熱管63は、上記のメイン熱交換部61A〜61I及びサブ熱交換部62A〜62Iに区分されている。ここでは、多数の伝熱管63は、室外熱交換器11の最下段から鉛直方向上向きに沿って、所定数の伝熱管63毎にメイン熱交換部61A〜61Iを構成する伝熱管群をなしている。また、室外熱交換器11の最下段から鉛直方向上向きに沿って、所定数の伝熱管63毎にサブ熱交換部62A〜62Iを構成する伝熱管群をなしている。具体的には、第1メイン熱交換部61Aは、伝熱管63が上下に11段配置されている。第2メイン熱交換部61Bは、伝熱管63が上下に10段配置されている。第3メイン熱交換部61Cは、伝熱管63が上下に9段配置されている。第4メイン熱交換部61Dは、伝熱管63が上下に7段配置されている。第5メイン熱交換部61Eは、伝熱管63が上下に6段配置されている。第6メイン熱交換部61Fは、伝熱管63が上下に5段配置されている。第7メイン熱交換部61Gは、伝熱管63が上下に5段配置されている。第8メイン熱交換部61Hは、伝熱管63が上下に4段配置されている。第9メイン熱交換部61Iは、伝熱管63が上下に3段配置されている。このように、ここでは、複数のメイン熱交換部61A〜61Iは、それぞれ、上下に配置された複数の伝熱管63を有しており、複数のメイン熱交換部61A〜61Iは、伝熱管63の数が3〜11本の範囲で異なっている。しかも、各メイン熱交換部61A〜61Iが有する伝熱管64の数を、上側に配置されるメイン熱交換部ほど少なくしている。なぜなら、上吹き型の室外ユニット2では、室外熱交換器11の各部を通過する空気の風速が、室外ファン15に近い室外熱交換器11の上部において大きく、室外熱交換器11の下部において小さい(図3参照)。そして、室外熱交換器11の熱交換効率は、通過する空気の風速が大きい部分ほど高い。ここでは、このような傾向を考慮して、上記のように、通過する空気の風速が大きい上側のメイン熱交換部ほど伝熱管63の数を少なくしているのである。言い換えれば、メイン熱交換部を通過する空気の風速が大きいほど、伝熱管63の数を少なくしているのである。また、空気の風速が大きいほど伝熱管63の数を少なくするのは、空気の風速が大きいメイン熱交換部内における冷媒流路の総断面積を、空気の風速が小さいメイン熱交換部における冷媒流路の総断面積と比べて小さくすることで、各メイン熱交換部61A〜61I、ひいては、サブ熱交換部62A〜62Iやメイン熱交換部61A〜61Iも含めた各冷媒パス65A〜65I(後述)の圧力損失を均等化させる目的も有しているからである。また、第1サブ熱交換部62Aは、伝熱管63が上下に3段配置されている。第2サブ熱交換部62Bは、伝熱管63が上下に3段配置されている。第3サブ熱交換部62Cは、伝熱管63が上下に3段配置されている。第4サブ熱交換部62Dは、伝熱管63が上下に3段配置されている。第5サブ熱交換部62Eは、伝熱管63が上下に3段配置されている。第6サブ熱交換部62Fは、伝熱管63が上下に3段配置されている。第7サブ熱交換部62Gは、伝熱管63が上下に3段配置されている。第8サブ熱交換部62Hは、伝熱管63が上下に3段配置されている。第9サブ熱交換部62Iは、伝熱管63が上下に3段配置されている。このように、ここでは、複数のサブ熱交換部62A〜62Iは、それぞれ、上下に配置された複数の伝熱管63を有しており、複数のサブ熱交換部62A〜62Iは、伝熱管63の数がいずれも3本になっている。
中間ヘッダ90は、上記のように、熱交換部60の他端側に設けられており、伝熱管63の他端が接続されている。中間ヘッダ90は、アルミニウムまたはアルミニウム合金で形成された鉛直方向に延びる筒状の部材であり、主として、縦長中空の中間ヘッダケース91を有している。
中間ヘッダケース91は、その内部空間が、複数(ここでは、8個)のメイン側中間バッフル92、複数(ここでは、8個)のサブ側中間バッフル93及び境界側中間バッフル94によって、鉛直方向に沿って仕切られている。メイン側中間バッフル92は、中間ヘッダケース91の上部の内部空間をメイン熱交換部61A〜61Iの他端に連通するメイン側中間空間95A〜95Iに仕切るように、鉛直方向に沿って順に設けられている。サブ側中間バッフル93は、中間ヘッダケース91の下部の内部空間をサブ熱交換部62A〜62Iの他端に連通するサブ側中間空間96A〜96Iに仕切るように、鉛直方向に沿って順に設けられている。境界側中間バッフル94は、中間ヘッダケース91の最下段側のメイン側中間バッフル92と最上段側のサブ側中間バッフル93との鉛直方向間の内部空間を第1メイン熱交換部61Aの他端に連通する第1メイン側中間空間95Aと第9サブ熱交換部62Iの他端に連通する第9サブ側中間空間96Iに仕切るように設けられている。尚、中間ヘッダケース91の内部空間は、上記のように、中間バッフル92、93、94によって鉛直方向に沿って仕切られただけの構成に限定されるものではなく、中間ヘッダ90内における冷媒の流れ状態を良好に維持するための工夫がなされた構成であってもよい。
中間ヘッダケース91には、複数(ここでは、9本)の連通管97A〜97Iが接続されている。連通管97A〜97Iは、メイン側中間空間95A〜95Iとサブ側中間空間96A〜96Iとを連通する冷媒管である。これにより、メイン熱交換部61A〜61Iとサブ熱交換部62A〜62Iとが中間ヘッダ90及び連通管97A〜97Iを介して連通することになり、室外熱交換器11の複数(ここでは、9個)の冷媒パス65A〜65Iが形成されている。このように、ここでは、複数のメイン熱交換部61A〜61I及び複数のサブ熱交換部62A〜62Iのうち所定のメイン熱交換部及びサブ熱交換部同士が、連通管97A〜97Iを介して接続されることで複数の冷媒パス65A〜65Iが形成されている。しかも、ここでは、ここでは、各メイン熱交換部61A〜61Iが、複数のサブ熱交換部62A〜62Iのうちの所定の1つに1対1で接続されている。さらに、ここでは、複数のメイン熱交換部61A〜61Iと複数のサブ熱交換部62A〜62Iとが、上側から順に対応する段のもの同士が接続されている。すなわち、ここでは、複数のメイン熱交換部61A〜61Iにおいて上側又は下側(ここでは、下側)から順に段数を設定し、かつ、複数のサブ熱交換部62A〜62Iにおいて上側又は下側(ここでは、下側)から順に段数を設定し、同じ段数のメイン熱交換部61A〜61I及びサブ熱交換部62A〜62I同士が連通管97A〜97Iを介して接続されている。
出入口ヘッダ80は、上記のように、熱交換部60の一端側に設けられており、伝熱管63の一端が接続されている。出入口ヘッダ80は、アルミニウムまたはアルミニウム合金で形成された鉛直方向に延びる部材であり、主として、縦長中空の出入口ヘッダケース81を有している。出入口ヘッダケース81は、その内部空間が、その内部空間が、境界側出入口バッフル82によって、上部の出入口空間83と下部の出入口空間84A〜84Iとに鉛直方向に沿って仕切られている。上部出入口空間83は、メイン熱交換部61A〜61Iの一端に連通する空間である。上部出入口空間83は、室外熱交換器11を冷媒の蒸発器として機能させる際(図6参照)に、冷媒パス65A〜65Iを通過した冷媒を出口で合流させる空間として機能し、室外熱交換器11を冷媒の放熱器として機能させる際に、冷媒管19から流入する冷媒を冷媒パス65A〜65Iに分流する空間として機能している。下部出入口空間84A〜84Iは、複数(ここでは、8個)の下部出入口バッフル85によって仕切られたサブ熱交換部62A〜62Iの一端に連通する複数(ここでは、9個)の空間である。下部出入口空間84A〜84Iは、室外熱交換器11を冷媒の蒸発器として機能させる際に、冷媒分流器70から流入する冷媒を冷媒パス65A〜65Iに送る空間として機能し、室外熱交換器11を冷媒の放熱器として機能させる際に、冷媒パス65A〜65Iを通過した冷媒を冷媒分流器70に送る空間として機能している。
冷媒分流器70は、冷媒管20と出入口ヘッダ80の下部出入口空間84A〜84Iとの間に接続されている。ここでは、冷媒分流器70は、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の鉛直方向に延びる部材である。冷媒分流器70は、室外熱交換器11を冷媒の放熱器として機能させる際に、冷媒管20を通じて流入する冷媒を分流して下部出入口空間84A〜84Iに送るように機能し、室外熱交換器11を冷媒の放熱器として機能させる際に、下部出入口空間84A〜84Iから流出する冷媒を合流させて冷媒管20に送るように機能している。
そして、上記のような構成を有する室外熱交換器11では、メイン熱交換部61A〜61Iとサブ熱交換部62A〜62Iとを接続する各連通管97A〜97Iがサブ熱交換部62A〜62Iからメイン熱交換部61A〜61Iに向かって縦方向に延びる部分を有しており、冷媒の蒸発器として機能させる際に、各連通管97A〜97Iにサブ熱交換部62A〜62Iを通過した気液二相状態の冷媒が流れる。このため、各連通管97A〜97Iでは、その縦管長LvA〜LvIに応じた液ヘッドが発生する。ここで、各連通管97A〜97Iの全長を管全長LtA〜LtIとし、各管全長LtA〜LtIのうちの縦方向(鉛直方向)の長さを縦管長LvA〜LvIとする(図7参照)。
これに対して、ここでは、複数の連通管97A〜97Iを、縦管長LvA〜LvIが短い順に、管全長LvA〜LvIから縦管長LvA〜LvIを差し引いた横方向の長さである横管長LrA〜LrIを長くしている(図9参照)。ここでは、上記のように、上吹き型の室外ユニット2における空気の風速分布を考慮して、各メイン熱交換部61A〜61Iの縦方向のサイズが上側ほど小さくなるように、伝熱管63の本数を上側のメイン熱交換部61A〜61Iほど少なくしている。このため、上側のメイン熱交換部に対応するものほど連通管の縦管長が長くなっている。すなわち、最も下側に配置される第1メイン熱交換部61Aと対応する第1サブ熱交換部62Aとを接続する第1連通管97Aの縦管長LvAを最も短くし、その上側に配置される第2メイン熱交換部61Bと対応する第2サブ熱交換部62Bとを接続する第2連通管97Bの縦管長LvBを2番目に短くする、といった順で、上側に配置されるメイン熱交換部と対応するサブ熱交換部とを接続する連通管の縦管長が長くなっている。そして、ここでは、縦管長LvA〜LvIが短い順、すなわち、最も下側に配置される第1メイン熱交換部61Aに対応する第1連通管97Aの横管長LrAを最も長くし、その上側に配置される第2メイン熱交換部61Bに対応する第2連通管97Bの横管長LrBを2番目に長くする、といった順で、下側に配置されるメイン熱交換部に対応する連通管の横管長を長くしている。ここでは、連通管97A〜97Iをいずれも側面視略C字形状とし、縦管長の最も短い第1連通管97Aが中間ヘッダ90との接続部から最も横方向に延びるようにし、縦管長が長くなるにつれて、中間ヘッダ90との接続部からの連通管の横方向への延びを短くすることによって、所望の連通管97A〜97Iの横管長LrA〜LrIを得るようにしている。
このため、縦管長が長く液ヘッドが大きい連通管(例えば、最も上側の第9メイン熱交換部61Iに対応する第9連通管97I)については、横管長を短くすることによって連通管における圧力損失を小さくするように調整し、縦管長が短く液ヘッドが小さい連通管(例えば、最も下側の第1メイン熱交換部61Aに対応する第1連通管97A)については、横管長を長くすることによって連通管における圧力損失を大きくするように調整することができる。そして、このような連通管97A〜97Iにおける液ヘッドを含めた圧力損失の調整によって、サブ熱交換部62A〜62Iやメイン熱交換部61A〜61Iも含めた各冷媒パス65A〜65Iにおける圧力損失を均等化することができるようになり、各冷媒パス65A〜65Iに所望の流量の冷媒を流すことができる。
(4)変形例
<A>
上記実施形態では、9個の冷媒パス65A〜65Iを有する室外熱交換器11に対して本発明を適用したが、これに限定されるものではなく、冷媒パスの数は9個よりも少なくてもよいし、9個よりも多くてもよい。また、各冷媒パスを構成するメイン熱交換部及びサブ熱交換部の数も、上記実施形態に限定されるものではない。さらに、各メイン熱交換部や各サブ熱交換部を構成する伝熱管(扁平管)の数も、上記実施形態に限定されるものではない。
<B>
上記実施形態では、上吹き型の室外ユニット2に設けられた室外熱交換器11に対して本発明を適用したが、他の型式の室外ユニットに設けられた室外熱交換器に本発明を適用してもよいし、また、室外ユニット以外の機器に設けられた熱交換器に本発明を適用してもよい。この場合には、熱交換器の各部を通過する空気の風速分布が、熱交換器に空気を送る送風機の配置等によって異なるため、その結果、各メイン熱交換部の縦方向のサイズが異なるものになり、各メイン熱交換部に対応する連通管も様々な縦管長を有するものになる。この場合であっても、上記の連通管における圧力損失の調整(すなわち、複数の連通管を、縦管長が短い順に、管全長から縦管長を差し引いた横方向の長さである横管長を長くすること)によって、各冷媒パスにおける圧力損失を均等化することができるようになり、各冷媒パスに所望の流量の冷媒を流すことができる。
本発明は、上下に配置された複数のメイン熱交換部と複数のメイン熱交換部の下側において上下に配置された複数のサブ熱交換部とが連通管を介して接続されることで複数の冷媒パスが形成されている熱交換器及びそれを備えた室外ユニットに対して、広く適用可能である。
2 室外ユニット
11 室外熱交換器(熱交換器)
15 室外ファン(送風機)
40 ケーシング
40a〜40c 吸込口
40d 吹出口
61A〜61I メイン熱交換部
62A〜62I サブ熱交換部
65A〜65I 冷媒パス
97A〜97I 連通管
LrA〜LrI 横管長
LtA〜LtI 管全長
LvA〜LvI 縦管長
特開2012−163319号公報

Claims (7)

  1. 上下に配置された複数のメイン熱交換部(61A〜61I)と、前記複数のメイン熱交換部の下側において上下に配置された複数のサブ熱交換部(62A〜62I)と、を有しており、前記複数のメイン熱交換部及び前記複数のサブ熱交換部のうち所定の前記メイン熱交換部及び前記サブ熱交換部同士が連通管(97A〜97I)を介して接続されることで複数の冷媒パス(65A〜65B)が形成されている熱交換器において、
    前記複数の連通管は、前記連通管の縦方向の長さである縦管長(LvA〜LvI)が短い順に、前記連通管の全長である管全長(LtA〜LtI)から前記縦管長を差し引いた横方向の長さである横管長(LrA〜LrI)が長くなっている、
    熱交換器(11)。
  2. 前記複数のメイン熱交換部及び前記複数のサブ熱交換部は、同数ずつ存在しており、
    前記各メイン熱交換部は、前記複数のサブ熱交換部のうちの所定の1つに1対1で接続されている、
    請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記複数のメイン熱交換部と前記複数のサブ熱交換部とは、上側から順に対応する段のもの同士が接続されている、
    請求項2に記載の熱交換器。
  4. 前記複数のメイン熱交換部は、それぞれ、上下に配置された複数の扁平管(63)を有しており、
    前記複数のメイン熱交換部は、前記扁平管の数が異なっている、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱交換器。
  5. 前記各メイン熱交換部が有する前記扁平管の数は、前記メイン熱交換部を通過する空気の風速が大きいほど、少なくなっている、
    請求項4に記載の熱交換器。
  6. 側面に空気の吸込口(40a〜40c)と天面に空気の吹出口(40d)とが形成されたケーシング(40)と、
    前記ケーシング内において前記吹出口に面して配置された送風機(15)と、
    前記ケーシング内において前記送風機の下側に配置された請求項1〜5のいずれか1項に記載の熱交換器と、
    を備えた室外ユニット(2)。
  7. 前記メイン熱交換部が有する前記扁平管の数は、上側に配置される前記メイン熱交換部ほど少なくなっている、
    請求項6に記載の室外ユニット。
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