JP2018048769A - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、扁平な冷凍ユニットに収まる背の低い熱交換器を提供することを課題とする
【解決手段】 本発明に係る熱交換器は、内部に冷媒が流通する複数の冷媒流通穴が形成された扁平管1を高さ方向に蛇行状に折り曲げ、この扁平管の直線部分同士の間にフィン2を配置して熱交換器ユニット1a、1b、1cを形成し、扁平管1の直線部分を水平方向に配して、隣り合う熱交換器ユニット1a、1b、1c間に隙間1gを設けて熱交換器ユニット1a、1b、1cを複数個並べ、複数の熱交換器ユニット1a、1b、1cをヘッダー3、4により連結し、通風路を扁平管1の直線部分と平行な方向とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、熱交換器及び冷凍ユニットに関するものであり、特に、内部に冷媒が流通する複数の冷媒流通穴が形成され、高さ方向に蛇行状に折り曲げられた扁平管を用いた熱交換器及びそれを用いた冷凍ユニットに関するものである。
近年、車両用、航空機用など移動体に快適性などのために、冷房装置、冷凍ユニットなど物を冷却する必要性が高まっている。移動体はスペースが限られ、冷却のための冷凍ユニットを限られたスペースに入れるため小型な冷凍ユニットが求められる。特にスペースの関係から、小型、扁平な冷凍ユニットが望まれている。
扁平な冷凍ユニットを構成するには、背の低い圧縮機と共に、扁平な冷凍ユニット内に収まる熱交換器が要求されるが、従来の熱交換器は通風路に対して熱交換面積を大きくするために、背の高いものになっていた。
内部に複数の冷媒流通穴が形成された扁平管を使用した熱交換器が特許文献1に開示されている。この特許文献1に記載された熱交換器は、高さ方向に狭い場所にも設置することができるようにしたもので、1本の扁平管を底面から天面に向けて蛇行状に折り曲げて、複数段の扁平管を上方に積層して積層体を構成し、この積層体を扁平管で連結し、通風方向に複数配列している。
上記した特許文献1に記載の熱交換器は、扁平管の間にはフィンを設けておらず、熱交換可能な面積が少なく熱交換の効率が悪くなり、同じ能力を得るためには大型になってしまう。また複数の積層体を扁平管で連結しているため、扁平管の冷媒流通穴からなる流路が長くなり、複数の冷媒流通穴の通路の冷媒の蒸発や凝縮状態が異なってしまい、流量アンバランスを起こしやすい。さらに、この熱交換器は凝縮器であり、蒸発器として使用した場合の結露等の影響は考慮されていない。
また、特許文献2には、扁平管を蛇行状に折り曲げて形成した熱交換器ユニットを風上方向から風下側に向けて並列に複数配置し、この複数の熱交換器ユニットをヘッダーで並列に連結するとともに、複数並列配置した熱交換器ユニットの扁平管の直線部の間にフィンを設けたものが提案されている。
この特許文献2に記載のものは、従来比較的幅の広い扁平管だったものをヘッダーとの接続部の耐圧を向上させるために複数の分割したもので、扁平管の間に設けられるフィンは、複数の熱交換器ユニット間に風上方向から風下に向けて連続する一体のフィンで構成しているので、熱交換器ユニットの間にもフィンが存在しているため、熱交換面積は大きくとれるが、結露水の排水はできない。
特許文献2に記載の熱交換器は、排水のため、扁平管の直線部を上下方向にして用いられている。即ち、この特許文献2の熱交換器の扁平管の直線部を水平方向に配置すると、扁平管の直線部に水が溜まりやすく、風路抵抗が増えたり、着霜によりフィンに目詰まりが発生しやすくなるので、扁平管の直線部を上下方向にして用いることを前提としている。偏平管の直線部を上下方向にしたまま、上下方向の高さを低くし、同じ熱交換面積を得ようとすると、折り曲げ回数が多くなり、折り曲げ部のU字部にはフィンが入らないため、効率の悪い熱交換器になってしまう。
特開2008-261615号公報 特開2000−28226号公報
本発明は、扁平な冷凍ユニットに収まる背の低い熱交換器を提供することを課題とする。
本発明に係る熱交換器においては、前記のような課題を解決するため、内部に冷媒が流通する複数の冷媒流通穴が形成された扁平管を高さ方向に蛇行状に折り曲げ、この扁平管の直線部分同士の間にフィンを配置して熱交換器ユニットを形成し、前記扁平管の直線部分を水平方向に配して、隣り合う熱交換器ユニット間に隙間を設けて熱交換器ユニットを複数個並べ、複数の熱交換器ユニットをヘッダーにより連結し、通風路を前記扁平管の直線部分と平行な方向とした。
扁平管を水平方向に配し、通風路に対して複数の熱交換器ユニットを設けることにより、高さ方向を抑えたうえで、十分な熱交換面積が確保でき、背の低い熱交換器が実現できる。そして、前記隙間を排水通路として用いることができるため、熱交換器を蒸発器として用いる場合には、フィンに溜まった結露水が通風路を流れる風により隙間から下へ流れ落ち、排水することができる。さらに、複数の熱交換器ユニットをヘッダーにより連結することにより、複数の冷媒通路穴による冷媒状態のアンバランスをヘッダーで均一化することができるとともに、熱交換ユニットの扁平管の冷媒流路面積をユニットにより変更することが可能になり、流路抵抗を低減し、効率の良い熱交換器が実現できる。
また、前記フィンを扁平管の幅方向の風下側に突出させ、突出させたフィンの一部を排水通路にしたことを特徴とする。これにより、結露した水分をフィンの底部に沿って風下側に流し、大きな水滴とすることができ、風で飛散することなく、水受け皿に滴下させることができる。そして、前記フィンに排水用切り欠きを設けることで、切り欠きから結露水を更に有効に排水することができる。
また、前記ヘッダーにより熱交換器ユニットが直列に連結することにより、風下に配した熱交換器ユニットを有効に利用でき、効率の高い熱交換器が実現できる。そして、通風路の流路に対し、熱交換器の冷媒の通路が対向流となるように配置すれば、更に効率の良い熱交換器が実現できる。
また、熱交換器ユニットはヘッダーで連結されているので、冷媒流通穴の合計断面積がガス領域に近い側が液領域に近い側より大きくなるように、異なる扁平管でできた熱交換器ユニットを連結することにより、冷媒の流通抵抗を低減することが可能となり、効率の良い熱交換器が実現できる。
また、この発明の冷凍ユニットは、蒸発器と、圧縮機と、凝縮器と、膨張器とを有し、それぞれを冷媒が循環する管路によって接続されている冷凍ユニットであって、前記したいずれかの熱交換器を蒸発器と凝縮器との少なくとも一方に用いることにより、背の低い扁平な冷凍ユニットが実現できる。
本発明においては、冷媒通路穴が複数形成された扁平管を高さ方向に蛇行状に折り曲げ、扁平管の直線部分を水平方向に配して、隣り合う熱交換器ユニット間に隙間を設けて熱交換器ユニットを複数個並べ、複数の熱交換器ユニットをヘッダーにより連結したので、背が低くても、十分な熱交換能力が得られる、効率の高い熱交換器が実現でき、蒸発器として用いた場合、隙間から結露水を排水することができる。
本発明の実施形態に係る熱交換器を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る熱交換器を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る熱交換器を示す上面図である。 本発明の実施形態に係る熱交換器の一部を拡大した上面図である。 本発明の実施形態に係る熱交換器の模式的断面図である。 本発明の実施形態に係る熱交換器のフィンの一例を示す部分斜視図である。 本発明の実施形態に係る熱交換器を用いた冷凍ユニットの構成を示す模式図である。 発明の実施形態に係る熱交換器を用いた冷凍ユニットの構成を示す概略斜視図である。 本発明の冷凍ユニットのp−h線図である。 本発明の熱交換器を凝縮器として用いた場合の冷媒の温度変化と通風路を流れる空気の温度変化との関係を示す特性図である。 本発明の熱交換器を蒸発器として用いた場合の冷媒の温度変化と通風路を流れる空気の温度変化との関係を示す特性図である。
以下、本発明の実施形態に係る熱交換器を添付図面に基づいて具体的に説明する。なお、本発明に係る熱交換器は、下記の実施形態に示したものに限定されず、発明の要旨を変更しない範囲において、適宜変更して実施できるものである。
本発明の熱交換器10は、内部に冷媒が流通する複数の冷媒流通穴11が形成された扁平管1を高さ方向に蛇行状に折り曲げていわゆるサーペンタイン型の熱交換器を構成し、この扁平管1の直線部分同士の間に波形のフィン2が配置され、熱交換器ユニット1a、1b、1cが構成される。
熱交換器ユニット1a、1b、1cの各扁平管1の直線部分を水平方向に配して、隣り合う熱交換器ユニット1a、1b、1cに隙間1gを設け、熱交換器ユニット1a、1b、1cが円筒管からなるヘッダー3、4を用いて連結されている。この隙間1gは、熱交換器10を蒸発器として用いた場合には、排水通路となる。即ち、扁平管1の直線部分が水平に配置された場合に、フィン2の底に溜まった結露水が風に吹かれて隙間1gまで送られ、隙間1gが排水通路となり、下方に結露水が流れ落ちる。下方に図5に示すように、水受け皿17を設ければ、この水受け皿17に結露水が回収される。ヘッダー3は、2つのヘッダー3a、3bが連結され、ヘッダー3aと3bの間には隔壁31が設けられ、両ヘッダー3a、3bは分断されている。同様に、ヘッダー4は、2つのヘッダー4a、4bが連結され、ヘッダー4aと4bの間には隔壁41が設けられ、両ヘッダー4a、4bは分断されている。
扁平管1は、図5の断面図に示すように、四角形の冷媒流通穴11が複数個設けられている。この冷媒流通穴11の合計断面積は、後述するように、ガス領域に近い側を液領域に近い側より大きくしている。合計断面積の大きさは、冷媒流通穴11の個数を変えたり、冷媒流通穴11自体の断面積を大きくしたりするなど種々の方法により変更できる。そして、熱交換器ユニット1a、1b、1cが配置される場所とガス領域と液領域との位置関係によりその合計断面積の大きさを決めている。
熱交換器ユニット1a、1b、1cの各扁平管1の各端部に露出する冷媒流通穴11に対応した開口部を有するヘッダー3、4が蝋付け等により熱交換器ユニット1a、1b、1cに取り付けられ、通風路に対して複数の熱交換器ユニット1a、1b、1cが並んで配列した熱交換器10が形成される。ヘッダー3a、3b、4a、4bにより連結される熱交換器ユニットの数は熱交換器10の能力により適宜選択される。図1及び図4に示すように、扁平管1の直線部分と平行な方向が通風路となっている。
図1から図3に示すように、熱交換器10においては、ヘッダー3aには、冷媒が流入する入口側管路5が取り付けられ、ヘッダー4bには、冷媒が流出する出口側管路6が取り付けられる。この実施形態では、熱交換器ユニット1a、1b、1cがヘッダー3a、3b、4a、4bにより直列に連結されている。即ち、入口側管路5から流入した冷媒はヘッダー3aから熱交換器ユニット1aの冷媒流通穴11に入り、蛇行状の扁平管1の中を通って上側へ流れ、ヘッダー3aと対向する上側ヘッダー4aに流れる。ヘッダー4aに流出した冷媒は、熱交換器ユニット1bの扁平管1の冷媒流通穴11に入り、蛇行状の扁平管1の中を通って下側へ流れ、ヘッダー3bに流れる。ヘッダー3bに流出した冷媒は、熱交換器ユニット1cの扁平管1の冷媒流通穴11に入り、蛇行状の扁平管1の中を通って上側へ流れ、ヘッダー4bに取り付けられた出口側管路6から冷媒が流出する。図1及び図5に示すように、熱交換器ユニット1cから熱交換器ユニット1aに向かって、扁平管1の直線部分と平行な方向の通風路を風が流れる。熱交換器ユニット1a、1b、1cは、直列に連結され、冷媒は熱交換器ユニット1aから熱交換器ユニット1bを経て熱交換器ユニット1cに流れるので、通風路の流路に対し、熱交換器10の冷媒の通路が対向流となる。
上記のように、熱交換器ユニット1a、1b、1cをヘッダー3a、3b、4a、4bにより直列に連結するので、上述したように、ヘッダー3aと3bの間の熱交換器ユニット1aと1bとの間に隔壁31が設けられ、ヘッダー4aと4bの間の熱交換器ユニット1bと1cとの間に隔壁41が設けられている。尚、この実施形態では、熱交換器ユニット1a、1b、1cは、ヘッダー3、4により直列に連結されているが、熱交換器ユニット1a、1b、1cをヘッダー3、4の隔壁31、41を除去して並列に連結してもよい。
以上述べたように、熱交換器ユニット1a、1b、1cは冷媒流通穴11が形成された扁平管1を水平方向に比較的長く延長し、高さ方向に最小限の折り曲げ回数、この実施形態の場合では、3回折り曲げて形成しており、高さを抑えた状態で、通風方向に対して、熱交換面積を確保することができている。さらに熱交換ユニットを通風路に対して、複数個、この実施形態においては、3個の熱交換ユニット1a、1b、1cを3列並べて設けることにより、背の高さを抑えたまま、大きな熱交換能力を確保することが可能となり、背の低い熱交換器10が実現できた。
扁平管1には、複数の冷媒流通穴11が設けられ、その端部が円筒管からなるヘッダー3aに挿入されている。入り口側管路5から入った冷媒は気液混合状態でヘッダー3aに入り、扁平管1の各冷媒流通穴11に分かれて流れる。扁平管1の各冷媒流通穴11流れる冷媒は熱交換ユニット1aを折り返すことにより、空気と熱交換し、蒸発して、ガス成分が増加する。この時、扁平管1内で風上に位置する冷媒流通穴11の冷媒はより熱交換しやすく、ガス成分が多くなり、風下側の冷媒流通穴11に比べて抵抗が大きくなり、各冷媒流通穴を流れる冷媒がアンバランスになる。しかしながら、上部のヘッダー4aに冷媒が入ると各冷媒流通穴11の冷媒はヘッダー4a内で混合され、アンバランスが解消された状態で、熱交換器ユニット1bに流入される。これによって、一本の扁平管1で連結した熱交換器に比べ、冷媒の分配アンバランスが生じにくい効率の良い熱交換器が実現できる。
扁平管1の直線部分間には、図6に示す波状のフィン2が蝋付け等により設けられている。この実施形態では、フィン2を扁平管1の幅方向の風下側に突出させている。図4及び図6に示すように、この実施形態においては、突出部22のフィン2の底に排水用切り欠き21が設けられている。フィン2の底に溜まった結露水が風に吹かれて隙間1gに延在する突出部22まで送られ、結露水が大きな塊となり、突出部22に沿って結露水が下に流れ落ちる。そして、突出部22の底に設けた排水用切り欠き21から下に結露水が排水される。水滴は集まり、大きくなるほどよく落下し、風で飛散することも少なくなるので、排水用切り欠き21で結露水を集めて落下させることで、水飛散を防ぐことができる。
次に、蒸発器の温度が氷点下となる場合について説明する。蒸発器71は複数の熱交換器ユニット1a、1b、1cから構成されており、通風路に対して、多列の構成になっている。熱交換ユニット1cに送られる湿度の高い空気は熱交換ユニット1cで結露し、熱交換ユニット1cと1bの間の隙間1gから結露水として落下する。熱交換ユニット1cの扁平管の幅は比較的短いため、扁平管1の温度が氷点下でも結露水が氷となる前に隙間1gに到達し落下する。熱交換ユニット1bに到達した空気は前の熱交換ユニット1cで除湿されているため、湿度が低下し、着霜しにくい。熱交換ユニット1aではさらに湿度が下がり、より着霜を起こしにくい。従って、本熱交換器10は、熱交換器温度が氷点下となっても着霜しにくく、熱交換器能力が低下をするのを抑えられる特徴がある。
尚、熱交換器10を凝縮器として用いた場合には、結露は発生しないので、フィン2に排水用切り欠きを設けなくてもよい。また、フィン2を扁平管1から突出させずに扁平管1の幅と同じ大きさに形成してもよい。
この実施形態の熱交換器10を蒸発器71として用いた場合、図9のp-h線図(モリエル線図)で示すように、膨張器74から入口側管路5を経て冷媒が与えられる熱交換器ユニット1aは液の多い状態の冷媒であり、熱交換器ユニット1bから1cへ気液混合状態を経てガス状態へと冷媒が変化して流れることになる。
冷媒の流れる体積は、液の多い状態からガス状態へと熱交換器ユニット1a、1b、1cを通るごとに増加する。そこで、この実施形態では、熱交換器ユニット1a、1b、1cの冷媒流通穴11の合計断面積がガス領域に近い側を液領域に近い側より大きくして、冷媒の流れがスムーズになるようにしている。図5に示すように、この実施形態では、熱交換器ユニット1aの冷媒流通穴11は4つで、次段の熱交換器ユニット1bの冷媒流通穴11も同じく4つにしているが、熱交換器ユニット1bの冷媒流通穴11の方が熱交換器ユニット1aの冷媒流通穴11よりそれぞれ穴の断面積を大きくしている。さらに、最終段の熱交換器ユニット1cの冷媒流通穴11は6個にしてさらに冷媒流通穴11の合計断面積を大きくしている。合計断面積は、冷媒流通穴11の穴自体の断面積の大きさを変化させたり、個数を変化させたり、穴自体の断面積と個数を変化させたり、熱交換器ユニットをガス域に近い側を2本並列にする(図示せず)など、種々の方法がある。
冷媒流通穴11の断面積をガス領域の熱交換器ユニット1cほど大きくすることは一本の偏平管1で連結した構造ではむつかしいが、本発明においては熱交換器ユニット1aから1cの冷媒流通穴11の断面積を変化させることは、ヘッダー3、4で熱交換器ユニット1a、1b、1cを連結しているため、容易に実現できる。これにより、冷媒流通抵抗が少なく、効率の良い熱交換器が容易に実現できる。
次に、この発明の熱交換器10を用いた冷凍ユニット7につき図7及び図9を参照して説明する。この実施形態の冷凍ユニット7は、蒸発器71、凝縮器72ともこの発明の熱交換器10を用いている。蒸発器71は3つの熱交換器ユニット1a、1b、1cを連結した熱交換器10を用い、凝縮器72は4つの熱交換器ユニット1A、1B、1C、1Dを連結した熱交換器10を用いている。
図7に示すように、冷凍ユニット7は、蒸発器71と、膨張器74と、凝縮器72と、横型圧縮機73とを含み、各部材は冷媒が循環する管路75によって接続され、コントローラ76により各動作が制御されている。そして、矢印の方向に冷媒を循環させることにより、冷凍サイクルが形成される。
蒸発器71は断熱壁82により遮蔽され、凝縮器72、横型圧縮機73、コントローラ76から断熱されている。断熱壁82で遮蔽された底面に庫内9からの空気が引き込まれる通風口83と庫内9へ冷気を送る送風口84が設けられている。通風口83と送風口84との間に蒸発器71が設けられ、ファン80により、図7の黒塗り矢印に示すように、通風口83から庫内9の空気が蒸発器71に送られ、蒸発器71により熱交換され冷却された冷気が送風口84より庫内9へ送られる。このように、庫内9の空気を循環させて、庫内9を冷却する。
図7の白塗り矢印に示すように、凝縮器72には、空気取り入れ口85から取り入れられた空気が与えられ、凝縮器72で熱交換された熱くなった空気がファン81により、空気排出口86より外部に排出される。
蒸発器71、凝縮器72の熱交換器10の各熱交換器ユニットの冷媒流通穴11の合計断面積がガス領域に近い側が液領域に近い側より大きくしている。図9に示すように、蒸発器71の熱交換器10内を流れる冷媒の体積は、液状態からガス状態へと熱交換器ユニット1a、1b、1cを通るごとに増加する。そこで、熱交換器ユニット1a、1b、1cの冷媒流通穴11の合計断面積がガス領域に近い側を液の多い領域に近い側より大きくして、冷媒の流れがスムーズになるようにして、冷媒流通抵抗が大きくならないようにしている。凝縮器72の熱交換器10内を流れる冷媒の体積は、ガス状態から液状態へと熱交換器ユニット1D、1C、1B、1Aを通るごとに減少する。そこで、熱交換器ユニット1A、1B、1C、1Dの冷媒流通穴11の合計断面積がガス領域に近い側を液領域に近い側より大きくして、冷媒の流れがスムーズになるようにし、冷媒流通抵抗が大きくならないため、効率の良い熱交換器が実現できる。
図10及び図11を参照して対向流とした場合の効果につき説明する。まず、凝縮器72について図10に従い説明する。入口側管路5から凝縮器72の熱交換器10に流入した高温高圧の冷媒は、通風路を通る空気と熱交換され、出口側管路6から管路75を経て膨張器74へ与えられる。凝縮器72の冷媒の流れと空気の流れとが並行流の場合、通風路に流入した空気は凝縮器72を流れる冷媒と熱交換を行い加熱されて温度上昇する。しかし、図10の一点鎖線に示すように、下流に流れるに従い冷媒との温度差がなくなり熱交換の能力が稼げない。
これに対して、凝縮器72の冷媒の流れと通風路の空気の流れが対向流の場合、通風路に流入した凝縮器72を流れる冷媒と熱交換を行い加熱される温度上昇する。図10の点線で示すように、この空気は下流に流れるに従い温度の高い冷媒と熱交換することになるので、通風路から流出するまで冷媒との温度差が確保され、通風路の下流の熱交換ユニット1Dを有効に活用でき、熱交換の能力が稼げる。特に、冷媒出口の温度差が大きくとれるので、サブクールが大きくとれ、熱交換器性能が向上する。
次に、蒸発器71について図11に従い説明する。入口側管路5から蒸発器71の熱交換器10に流入した低温低圧の冷媒は、通風路を通る空気と熱交換され、出口側管路6から管路75を経て横型圧縮機73へ与えられる。蒸発器71の冷媒の流れと空気の流れとが並行流の場合、通風路に流入した空気は蒸発器71を流れる冷媒と熱交換を行い冷却されて温度下降する。しかし、図11の一点鎖線に示すように、通風路の下流に流れるに従い冷媒との温度差が小さくなり、スーパーヒートが取れにくくなる。
これに対して、蒸発器71の冷媒の流れと通風路の空気の流れが対向流の場合、通風路に流入した蒸発器71を流れる冷媒と熱交換を行い冷却され温度下降する。図11の点線で示すように、対向流では、熱交換器10の下流側である冷媒出口で冷媒と空気の温度差が大きくなり、横型圧縮機73入口でスーパーヒートがとれ、圧縮機への液バックがしにくくなり、横型圧縮機73の信頼性が向上する。
図7に示す冷凍ユニット7は、内部に冷媒が流通する複数の冷媒流通穴11が形成された扁平管1を高さ方向に蛇行状に折り曲げ、この扁平管1の直線部分同士の間にフィン2を配置して熱交換器ユニット1a、1b、1c及び、または1A、1B、1C、1Dを形成し、前記扁平管1の直線部分を水平方向に配して、隣り合う熱交換器ユニット1a,1b,1c及び1A、1B、1C、1D間に隙間1gを設けて、熱交換器ユニット1a、1b、1c及び1A、1B、1C、1Dを複数個並べ、複数の熱交換器ユニットをヘッダー3、4により連結した熱交換器10を蒸発器71及び、または凝縮器72とし、通風路を前記扁平管1の直線部分と平行な方向としている、これにより、背の低い熱交換器10が実現し、この熱交換器10と背の低い横型圧縮機73を組み合わせることにより、自動車や航空機などの移動体に収納しやすい、薄型の冷凍ユニット7が実現できる。さらに熱交換ユニットの隙間1gを排水路とすることにより、薄型でありながら、蒸発器の結露水の排出問題を解決できる冷凍ユニット7を提供することができる。更に通風路と冷媒の流れを対向流にすることにより、効率の良い熱交換器が実現でき、冷凍ユニットを小型化することができる。
1 :扁平管
1a、1b、1c :熱交換器ユニット
1A、1B、1C、1D :熱交換器ユニット
1g :隙間
2 :フィン
3、3a、3b :ヘッダー
4、4a、4b :ヘッダー
5 :入口側管路
6 :出口側管路
7 :冷凍ユニット
9 :庫内
10 :熱交換器
11 :冷媒流通穴
21 :排水用切り欠き
31、41 :隔壁
71 :蒸発器
72 :凝縮器
73 :横型圧縮機
74 :膨張器
本発明は、熱交換器に関するものであり、特に、内部に冷媒が流通する複数の冷媒流通穴が形成され、高さ方向に蛇行状に折り曲げられた扁平管を用いた熱交換器に関するものである。
近年、車両用、航空機用など移動体に快適性などのために、冷房装置、冷凍ユニットなど物を冷却する必要性が高まっている。移動体はスペースが限られ、冷却のための冷凍ユニットを限られたスペースに入れるため小型な冷凍ユニットが求められる。特にスペースの関係から、小型、扁平な冷凍ユニットが望まれている。
扁平な冷凍ユニットを構成するには、背の低い圧縮機と共に、扁平な冷凍ユニット内に収まる熱交換器が要求されるが、従来の熱交換器は通風路に対して熱交換面積を大きくするために、背の高いものになっていた。
内部に複数の冷媒流通穴が形成された扁平管を使用した熱交換器が特許文献1に開示されている。この特許文献1に記載された熱交換器は、高さ方向に狭い場所にも設置することができるようにしたもので、1本の扁平管を底面から天面に向けて蛇行状に折り曲げて、複数段の扁平管を上方に積層して積層体を構成し、この積層体を扁平管で連結し、通風方向に複数配列している。
上記した特許文献1に記載の熱交換器は、扁平管の間にはフィンを設けておらず、熱交換可能な面積が少なく熱交換の効率が悪くなり、同じ能力を得るためには大型になってしまう。また複数の積層体を扁平管で連結しているため、扁平管の冷媒流通穴からなる流路が長くなり、複数の冷媒流通穴の通路の冷媒の蒸発や凝縮状態が異なってしまい、流量アンバランスを起こしやすい。さらに、この熱交換器は凝縮器であり、蒸発器として使用した場合の結露等の影響は考慮されていない。
また、特許文献2には、扁平管を蛇行状に折り曲げて形成した熱交換器ユニットを風上方向から風下側に向けて並列に複数配置し、この複数の熱交換器ユニットをヘッダーで並列に連結するとともに、複数並列配置した熱交換器ユニットの扁平管の直線部の間にフィンを設けたものが提案されている。
この特許文献2に記載のものは、従来比較的幅の広い扁平管だったものをヘッダーとの接続部の耐圧を向上させるために複数の分割したもので、扁平管の間に設けられるフィンは、複数の熱交換器ユニット間に風上方向から風下に向けて連続する一体のフィンで構成しているので、熱交換器ユニットの間にもフィンが存在しているため、熱交換面積は大きくとれるが、結露水の排水はできない。
特許文献2に記載の熱交換器は、排水のため、扁平管の直線部を上下方向にして用いられている。即ち、この特許文献2の熱交換器の扁平管の直線部を水平方向に配置すると、扁平管の直線部に水が溜まりやすく、風路抵抗が増えたり、着霜によりフィンに目詰まりが発生しやすくなるので、扁平管の直線部を上下方向にして用いることを前提としている。偏平管の直線部を上下方向にしたまま、上下方向の高さを低くし、同じ熱交換面積を得ようとすると、折り曲げ回数が多くなり、折り曲げ部のU字部にはフィンが入らないため、効率の悪い熱交換器になってしまう。
特開2008-261615号公報 特開2000−28226号公報
本発明は、扁平な冷凍ユニットに収まる背の低い熱交換器を提供することを課題とする。
本発明に係る熱交換器においては、前記のような課題を解決するため、内部に気液混合状態の冷媒が流通する複数の冷媒流通穴が形成された扁平管を高さ方向に蛇行状に折り曲げ、この扁平管の直線部分同士の間にフィンを配置して蒸発器としての熱交換器ユニットを形成し、前記扁平管の直線部分を水平方向に配して、その高さに比較して水平方向を長くし、熱交換器ユニットを高さより水平方向が長い扁平形状にし、隣り合う熱交換器ユニット間に隙間を設けて熱交換器ユニットを複数個並べ、複数の熱交換器ユニットをヘッダーにより連結し、通風路を前記扁平管の直線部分と平行な方向とし、前記隙間を排水通路とした。
気液混合状態の冷媒が流通する複数の冷媒流通穴が形成された扁平管を水平方向に配し、通風路に対して複数の熱交換器ユニットを設けることにより、高さ方向を抑えたうえで、十分な熱交換面積が確保でき、背の低い熱交換器が実現できる。そして、前記隙間を排水通路として用いることができるため、熱交換器を蒸発器として用いる場合には、フィンに溜まった結露水が通風路を流れる風により隙間から下へ流れ落ち、排水することができる。さらに、複数の熱交換器ユニットをヘッダーにより連結することにより、複数の冷媒通路穴による冷媒状態のアンバランスをヘッダーで均一化することができるとともに、熱交換ユニットの扁平管の冷媒流路面積をユニットにより変更することが可能になり、流路抵抗を低減し、効率の良い熱交換器が実現できる。
また、熱交換器ユニットを高さより水平方向が長い扁平形状にするためには、前記扁平管の高さ方向の折り曲げ回数を3回以下にすることが好ましい。
また、前記フィンを扁平管の幅方向の風下側に突出させ、突出させたフィンの一部を排水通路にしたことを特徴とする。これにより、結露した水分をフィンの底部に沿って風下側に流し、大きな水滴とすることができ、風で飛散することなく、水受け皿に滴下させることができる。そして、前記フィンに排水用切り欠きを設けることで、切り欠きから結露水を更に有効に排水することができる。
また、前記ヘッダーにより熱交換器ユニットが直列に連結することにより、風下に配した熱交換器ユニットを有効に利用でき、効率の高い熱交換器が実現できる。そして、冷媒は気液混合状態でヘッダーに入り、扁平管の各冷媒流通穴に分かれて流れる。扁平管の各冷媒流通穴流れる冷媒は熱交換器ユニットを折り返すことにより、空気と熱交換し、蒸発して、ガス成分が増加する。この時、扁平管内で風上に位置する冷媒流通穴の冷媒はより熱交換しやすく、ガス成分が多くなり、風下側の冷媒流通穴に比べて抵抗が大きくなり、各冷媒流通穴を流れる冷媒がアンバランスになる。しかしながら、上部のヘッダーに冷媒が入ると各冷媒流通穴の冷媒はヘッダー内で混合され、アンバランスが解消された状態で、下流側の熱交換器ユニットに流入される。これによって、一本の扁平管で連結した熱交換器に比べ、冷媒の分配アンバランスが生じにくい効率の良い熱交換器が実現できる。そして、通風路の流路に対し、熱交換器の冷媒の通路が対向流となるように配置すれば、更に効率の良い熱交換器が実現できる。
また、熱交換器ユニットはヘッダーで連結されているので、冷媒流通穴の合計断面積がガス領域に近い側が液領域に近い側より大きくなるように、異なる扁平管でできた熱交換器ユニットを連結することにより、冷媒の流通抵抗を低減することが可能となり、効率の良い熱交換器が実現できる。
また、この発明の熱交換器は、内部に冷媒が流通する複数の冷媒流通穴が形成された扁平管を高さ方向に蛇行状に折り曲げ、この扁平管の直線部分同士の間にフィンを配置して凝縮器としての熱交換器ユニットを形成し、前記扁平管の直線部分を水平方向に配して、その高さに比較して水平方向を長くし、熱交換器ユニットを高さより水平方向が長い扁平形状にし、隣り合う熱交換器ユニット間に隙間を設けて熱交換器ユニットを複数個並べ、複数の熱交換器ユニットをヘッダーにより直列に連結し、通風路を前記扁平管の直線部分と平行な方向とし、前記通風路の流路に対し、熱交換器の冷媒の通路が対向流となるように配置した
凝縮器の冷媒の流れと通風路の空気の流れが対向流の場合、通風路に流入した凝縮器を流れる冷媒と熱交換を行い加熱される温度上昇する。そして、この空気は下流に流れるに従い温度の高い冷媒と熱交換することになるので、通風路から流出するまで冷媒との温度差が確保され、通風路の下流の熱交換器ユニットを有効に活用でき、熱交換の能力が稼げる。特に、冷媒出口の温度差が大きくとれるので、サブクールが大きくとれ、熱交換器性能が向上する。
また、凝縮器としての熱交換器において、熱交換器ユニットを高さより水平方向が長い扁平形状にするためには、前記扁平管の高さ方向の折り曲げ回数を3回以下にすることが好ましい。
また、凝縮器としての熱交換器において、熱交換器ユニットの冷媒流通穴の合計断面積がガス領域に近い側が液領域に近い側より大きくすればよい。
本発明においては、冷媒通路穴が複数形成された扁平管を高さ方向に蛇行状に折り曲げ、扁平管の直線部分を水平方向に配して、隣り合う熱交換器ユニット間に隙間を設けて熱交換器ユニットを複数個並べ、複数の熱交換器ユニットをヘッダーにより連結したので、背が低くても、十分な熱交換能力が得られる、効率の高い熱交換器が実現でき、蒸発器として用いた場合、隙間から結露水を排水することができる。
本発明の実施形態に係る熱交換器を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る熱交換器を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る熱交換器を示す上面図である。 本発明の実施形態に係る熱交換器の一部を拡大した上面図である。 本発明の実施形態に係る熱交換器の模式的断面図である。 本発明の実施形態に係る熱交換器のフィンの一例を示す部分斜視図である。 本発明の実施形態に係る熱交換器を用いた冷凍ユニットの構成を示す模式図である。 発明の実施形態に係る熱交換器を用いた冷凍ユニットの構成を示す概略斜視図である。 本発明の冷凍ユニットのp−h線図である。 本発明の熱交換器を凝縮器として用いた場合の冷媒の温度変化と通風路を流れる空気の温度変化との関係を示す特性図である。 本発明の熱交換器を蒸発器として用いた場合の冷媒の温度変化と通風路を流れる空気の温度変化との関係を示す特性図である。
以下、本発明の実施形態に係る熱交換器を添付図面に基づいて具体的に説明する。なお、本発明に係る熱交換器は、下記の実施形態に示したものに限定されず、発明の要旨を変更しない範囲において、適宜変更して実施できるものである。
本発明の熱交換器10は、内部に冷媒が流通する複数の冷媒流通穴11が形成された扁平管1を高さ方向に蛇行状に折り曲げていわゆるサーペンタイン型の熱交換器を構成し、この扁平管1の直線部分同士の間に波形のフィン2が配置され、熱交換器ユニット1a、1b、1cが構成される。
熱交換器ユニット1a、1b、1cの各扁平管1の直線部分を水平方向に配して、隣り合う熱交換器ユニット1a、1b、1cに隙間1gを設け、熱交換器ユニット1a、1b、1cが円筒管からなるヘッダー3、4を用いて連結されている。この隙間1gは、熱交換器10を蒸発器として用いた場合には、排水通路となる。即ち、扁平管1の直線部分が水平に配置された場合に、フィン2の底に溜まった結露水が風に吹かれて隙間1gまで送られ、隙間1gが排水通路となり、下方に結露水が流れ落ちる。下方に図5に示すように、水受け皿17を設ければ、この水受け皿17に結露水が回収される。ヘッダー3は、2つのヘッダー3a、3bが連結され、ヘッダー3aと3bの間には隔壁31が設けられ、両ヘッダー3a、3bは分断されている。同様に、ヘッダー4は、2つのヘッダー4a、4bが連結され、ヘッダー4aと4bの間には隔壁41が設けられ、両ヘッダー4a、4bは分断されている。
扁平管1は、図5の断面図に示すように、四角形の冷媒流通穴11が複数個設けられている。この冷媒流通穴11の合計断面積は、後述するように、ガス領域に近い側を液領域に近い側より大きくしている。合計断面積の大きさは、冷媒流通穴11の個数を変えたり、冷媒流通穴11自体の断面積を大きくしたりするなど種々の方法により変更できる。そして、熱交換器ユニット1a、1b、1cが配置される場所とガス領域と液領域との位置関係によりその合計断面積の大きさを決めている。
熱交換器ユニット1a、1b、1cの各扁平管1の各端部に露出する冷媒流通穴11に対応した開口部を有するヘッダー3、4が蝋付け等により熱交換器ユニット1a、1b、1cに取り付けられ、通風路に対して複数の熱交換器ユニット1a、1b、1cが並んで配列した熱交換器10が形成される。ヘッダー3a、3b、4a、4bにより連結される熱交換器ユニットの数は熱交換器10の能力により適宜選択される。図1及び図4に示すように、扁平管1の直線部分と平行な方向が通風路となっている。
図1から図3に示すように、熱交換器10においては、ヘッダー3aには、冷媒が流入する入口側管路5が取り付けられ、ヘッダー4bには、冷媒が流出する出口側管路6が取り付けられる。この実施形態では、熱交換器ユニット1a、1b、1cがヘッダー3a、3b、4a、4bにより直列に連結されている。即ち、入口側管路5から流入した冷媒はヘッダー3aから熱交換器ユニット1aの冷媒流通穴11に入り、蛇行状の扁平管1の中を通って上側へ流れ、ヘッダー3aと対向する上側ヘッダー4aに流れる。ヘッダー4aに流出した冷媒は、熱交換器ユニット1bの扁平管1の冷媒流通穴11に入り、蛇行状の扁平管1の中を通って下側へ流れ、ヘッダー3bに流れる。ヘッダー3bに流出した冷媒は、熱交換器ユニット1cの扁平管1の冷媒流通穴11に入り、蛇行状の扁平管1の中を通って上側へ流れ、ヘッダー4bに取り付けられた出口側管路6から冷媒が流出する。図1及び図5に示すように、熱交換器ユニット1cから熱交換器ユニット1aに向かって、扁平管1の直線部分と平行な方向の通風路を風が流れる。熱交換器ユニット1a、1b、1cは、直列に連結され、冷媒は熱交換器ユニット1aから熱交換器ユニット1bを経て熱交換器ユニット1cに流れるので、通風路の流路に対し、熱交換器10の冷媒の通路が対向流となる。
上記のように、熱交換器ユニット1a、1b、1cをヘッダー3a、3b、4a、4bにより直列に連結するので、上述したように、ヘッダー3aと3bの間の熱交換器ユニット1aと1bとの間に隔壁31が設けられ、ヘッダー4aと4bの間の熱交換器ユニット1bと1cとの間に隔壁41が設けられている。尚、この実施形態では、熱交換器ユニット1a、1b、1cは、ヘッダー3、4により直列に連結されているが、熱交換器ユニット1a、1b、1cをヘッダー3、4の隔壁31、41を除去して並列に連結してもよい。
以上述べたように、熱交換器ユニット1a、1b、1cは冷媒流通穴11が形成された扁平管1を水平方向に比較的長く延長し、高さ方向に最小限の折り曲げ回数、この実施形態の場合では、3回折り曲げて形成しており、高さを抑えた状態で、通風方向に対して、熱交換面積を確保することができている。さらに熱交換ユニットを通風路に対して、複数個、この実施形態においては、3個の熱交換ユニット1a、1b、1cを3列並べて設けることにより、背の高さを抑えたまま、大きな熱交換能力を確保することが可能となり、背の低い熱交換器10が実現できた。
扁平管1には、複数の冷媒流通穴11が設けられ、その端部が円筒管からなるヘッダー3aに挿入されている。入り口側管路5から入った冷媒は気液混合状態でヘッダー3aに入り、扁平管1の各冷媒流通穴11に分かれて流れる。扁平管1の各冷媒流通穴11流れる冷媒は熱交換ユニット1aを折り返すことにより、空気と熱交換し、蒸発して、ガス成分が増加する。この時、扁平管1内で風上に位置する冷媒流通穴11の冷媒はより熱交換しやすく、ガス成分が多くなり、風下側の冷媒流通穴11に比べて抵抗が大きくなり、各冷媒流通穴を流れる冷媒がアンバランスになる。しかしながら、上部のヘッダー4aに冷媒が入ると各冷媒流通穴11の冷媒はヘッダー4a内で混合され、アンバランスが解消された状態で、熱交換器ユニット1bに流入される。これによって、一本の扁平管1で連結した熱交換器に比べ、冷媒の分配アンバランスが生じにくい効率の良い熱交換器が実現できる。
扁平管1の直線部分間には、図6に示す波状のフィン2が蝋付け等により設けられている。この実施形態では、フィン2を扁平管1の幅方向の風下側に突出させている。図4及び図6に示すように、この実施形態においては、突出部22のフィン2の底に排水用切り欠き21が設けられている。フィン2の底に溜まった結露水が風に吹かれて隙間1gに延在する突出部22まで送られ、結露水が大きな塊となり、突出部22に沿って結露水が下に流れ落ちる。そして、突出部22の底に設けた排水用切り欠き21から下に結露水が排水される。水滴は集まり、大きくなるほどよく落下し、風で飛散することも少なくなるので、排水用切り欠き21で結露水を集めて落下させることで、水飛散を防ぐことができる。
次に、蒸発器の温度が氷点下となる場合について説明する。図7及び図9に示す蒸発器71は複数の熱交換器ユニット1a、1b、1cから構成されており、通風路に対して、多列の構成になっている。熱交換ユニット1cに送られる湿度の高い空気は熱交換ユニット1cで結露し、熱交換ユニット1cと1bの間の隙間1gから結露水として落下する。熱交換ユニット1cの扁平管の幅は比較的短いため、扁平管1の温度が氷点下でも結露水が氷となる前に隙間1gに到達し落下する。熱交換ユニット1bに到達した空気は前の熱交換ユニット1cで除湿されているため、湿度が低下し、着霜しにくい。熱交換ユニット1aではさらに湿度が下がり、より着霜を起こしにくい。従って、本熱交換器10は、熱交換器温度が氷点下となっても着霜しにくく、熱交換器能力が低下をするのを抑えられる特徴がある。
尚、熱交換器10を凝縮器として用いた場合には、結露は発生しないので、フィン2に排水用切り欠きを設けなくてもよい。また、フィン2を扁平管1から突出させずに扁平管1の幅と同じ大きさに形成してもよい。
この実施形態の熱交換器10を蒸発器71として用いた場合、図9のp-h線図(モリエル線図)で示すように、膨張器74から入口側管路5を経て冷媒が与えられる熱交換器ユニット1aは液の多い状態の冷媒であり、熱交換器ユニット1bから1cへ気液混合状態を経てガス状態へと冷媒が変化して流れることになる。
冷媒の流れる体積は、液の多い状態からガス状態へと熱交換器ユニット1a、1b、1cを通るごとに増加する。そこで、この実施形態では、熱交換器ユニット1a、1b、1cの冷媒流通穴11の合計断面積がガス領域に近い側を液領域に近い側より大きくして、冷媒の流れがスムーズになるようにしている。図5に示すように、この実施形態では、熱交換器ユニット1aの冷媒流通穴11は4つで、次段の熱交換器ユニット1bの冷媒流通穴11も同じく4つにしているが、熱交換器ユニット1bの冷媒流通穴11の方が熱交換器ユニット1aの冷媒流通穴11よりそれぞれ穴の断面積を大きくしている。さらに、最終段の熱交換器ユニット1cの冷媒流通穴11は6個にしてさらに冷媒流通穴11の合計断面積を大きくしている。合計断面積は、冷媒流通穴11の穴自体の断面積の大きさを変化させたり、個数を変化させたり、穴自体の断面積と個数を変化させたり、熱交換器ユニットをガス域に近い側を2本並列にする(図示せず)など、種々の方法がある。
冷媒流通穴11の断面積をガス領域の熱交換器ユニット1cほど大きくすることは一本の偏平管1で連結した構造ではむつかしいが、本発明においては熱交換器ユニット1aから1cの冷媒流通穴11の断面積を変化させることは、ヘッダー3、4で熱交換器ユニット1a、1b、1cを連結しているため、容易に実現できる。これにより、冷媒流通抵抗が少なく、効率の良い熱交換器が容易に実現できる。
次に、この発明の熱交換器10を用いた冷凍ユニット7につき図7及び図を参照して説明する。この実施形態の冷凍ユニット7は、蒸発器71、凝縮器72ともこの発明の熱交換器10を用いている。蒸発器71は3つの熱交換器ユニット1a、1b、1cを連結した熱交換器10を用い、凝縮器72は4つの熱交換器ユニット1A、1B、1C、1Dを連結した熱交換器10を用いている。
図7に示すように、冷凍ユニット7は、蒸発器71と、膨張器74と、凝縮器72と、横型圧縮機73とを含み、各部材は冷媒が循環する管路75によって接続され、コントローラ76により各動作が制御されている。そして、矢印の方向に冷媒を循環させることにより、冷凍サイクルが形成される。
蒸発器71は断熱壁82により遮蔽され、凝縮器72、横型圧縮機73、コントローラ76から断熱されている。断熱壁82で遮蔽された底面に庫内9からの空気が引き込まれる通風口83と庫内9へ冷気を送る送風口84が設けられている。通風口83と送風口84との間に蒸発器71が設けられ、ファン80により、図7の黒塗り矢印に示すように、通風口83から冷凍ユニット7の下方に配置される庫内9の空気が蒸発器71に送られ、蒸発器71により熱交換され冷却された冷気が送風口84より庫内9へ送られる(図8参照)。このように、庫内9の空気を循環させて、庫内9を冷却する。
図7の白塗り矢印に示すように、凝縮器72には、空気取り入れ口85から取り入れられた空気が与えられ、凝縮器72で熱交換された熱くなった空気がファン81により、空気排出口86より外部に排出される。
蒸発器71、凝縮器72の熱交換器10の各熱交換器ユニットの冷媒流通穴11の合計断面積がガス領域に近い側が液領域に近い側より大きくしている。図9に示すように、蒸発器71の熱交換器10内を流れる冷媒の体積は、液状態からガス状態へと熱交換器ユニット1a、1b、1cを通るごとに増加する。そこで、熱交換器ユニット1a、1b、1cの冷媒流通穴11の合計断面積がガス領域に近い側を液の多い領域に近い側より大きくして、冷媒の流れがスムーズになるようにして、冷媒流通抵抗が大きくならないようにしている。凝縮器72の熱交換器10内を流れる冷媒の体積は、ガス状態から液状態へと熱交換器ユニット1D、1C、1B、1Aを通るごとに減少する。そこで、熱交換器ユニット1A、1B、1C、1Dの冷媒流通穴11の合計断面積がガス領域に近い側を液領域に近い側より大きくして、冷媒の流れがスムーズになるようにし、冷媒流通抵抗が大きくならないため、効率の良い熱交換器が実現できる。
図10及び図11を参照して対向流とした場合の効果につき説明する。まず、凝縮器72について図10に従い説明する。入口側管路5から凝縮器72の熱交換器10に流入した高温高圧の冷媒は、通風路を通る空気と熱交換され、出口側管路6から管路75を経て膨張器74へ与えられる。凝縮器72の冷媒の流れと空気の流れとが並行流の場合、通風路に流入した空気は凝縮器72を流れる冷媒と熱交換を行い加熱されて温度上昇する。しかし、図10の一点鎖線に示すように、下流に流れるに従い冷媒との温度差がなくなり熱交換の能力が稼げない。
これに対して、凝縮器72の冷媒の流れと通風路の空気の流れが対向流の場合、通風路に流入した凝縮器72を流れる冷媒と熱交換を行い加熱される温度上昇する。図10の点線で示すように、この空気は下流に流れるに従い温度の高い冷媒と熱交換することになるので、通風路から流出するまで冷媒との温度差が確保され、通風路の下流の熱交換ユニット1Dを有効に活用でき、熱交換の能力が稼げる。特に、冷媒出口の温度差が大きくとれるので、サブクールが大きくとれ、熱交換器性能が向上する。
次に、蒸発器71について図11に従い説明する。入口側管路5から蒸発器71の熱交換器10に流入した低温低圧の冷媒は、通風路を通る空気と熱交換され、出口側管路6から管路75を経て横型圧縮機73へ与えられる。蒸発器71の冷媒の流れと空気の流れとが並行流の場合、通風路に流入した空気は蒸発器71を流れる冷媒と熱交換を行い冷却されて温度下降する。しかし、図11の一点鎖線に示すように、通風路の下流に流れるに従い冷媒との温度差が小さくなり、スーパーヒートが取れにくくなる。
これに対して、蒸発器71の冷媒の流れと通風路の空気の流れが対向流の場合、通風路に流入した蒸発器71を流れる冷媒と熱交換を行い冷却され温度下降する。図11の点線で示すように、対向流では、熱交換器10の下流側である冷媒出口で冷媒と空気の温度差が大きくなり、横型圧縮機73入口でスーパーヒートがとれ、圧縮機への液バックがしにくくなり、横型圧縮機73の信頼性が向上する。
図7に示す冷凍ユニット7は、内部に冷媒が流通する複数の冷媒流通穴11が形成された扁平管1を高さ方向に蛇行状に折り曲げ、この扁平管1の直線部分同士の間にフィン2を配置して熱交換器ユニット1a、1b、1c及び、または1A、1B、1C、1Dを形成し、前記扁平管1の直線部分を水平方向に配して、隣り合う熱交換器ユニット1a,1b,1c及び1A、1B、1C、1D間に隙間1gを設けて、熱交換器ユニット1a、1b、1c及び1A、1B、1C、1Dを複数個並べ、複数の熱交換器ユニットをヘッダー3、4により連結した熱交換器10を蒸発器71及び、または凝縮器72とし、通風路を前記扁平管1の直線部分と平行な方向としている、これにより、背の低い熱交換器10が実現し、この熱交換器10と背の低い横型圧縮機73を組み合わせることにより、自動車や航空機などの移動体に収納しやすい、薄型の冷凍ユニット7が実現できる。さらに熱交換ユニットの隙間1gを排水路とすることにより、薄型でありながら、蒸発器の結露水の排出問題を解決できる冷凍ユニット7を提供することができる。更に通風路と冷媒の流れを対向流にすることにより、効率の良い熱交換器が実現でき、冷凍ユニットを小型化することができる。
1 :扁平管
1a、1b、1c :熱交換器ユニット
1A、1B、1C、1D :熱交換器ユニット
1g :隙間
2 :フィン
3、3a、3b :ヘッダー
4、4a、4b :ヘッダー
5 :入口側管路
6 :出口側管路
7 :冷凍ユニット
9 :庫内
10 :熱交換器
11 :冷媒流通穴
21 :排水用切り欠き
31、41 :隔壁
71 :蒸発器
72 :凝縮器
73 :横型圧縮機
74 :膨張器

Claims (8)

  1. 内部に冷媒が流通する複数の冷媒流通穴が形成された扁平管を高さ方向に蛇行状に折り曲げ、この扁平管の直線部分同士の間にフィンを配置して熱交換器ユニットを形成し、前記扁平管の直線部分を水平方向に配して、隣り合う熱交換器ユニット間に隙間を設けて熱交換器ユニットを複数個並べ、複数の熱交換器ユニットをヘッダーにより連結し、通風路を前記扁平管の直線部分と平行な方向としたことを特徴とする熱交換器。
  2. 請求項1に記載の熱交換器において、前記隙間を排水通路としたことを特徴とする熱交換器。
  3. 請求項2に記載の熱交換器において、前記フィンを扁平管の幅方向の風下側に突出させ、突出させたフィンの一部を排水通路にしたことを特徴とする熱交換器。
  4. 請求項3に記載の熱交換器において、前記フィンに排水用切り欠きを設けたことを特徴とする熱交換器。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱交換器において、前記ヘッダーにより熱交換ユニットが直列に連結されたことを特徴とする熱交換器。
  6. 請求項5に記載の熱交換器において、通風路の流路に対し、熱交換器の冷媒の通路が対向流となるように配置したことを特徴とする熱交換器。
  7. 請求項5又は6に記載の熱交換器において、熱交換器ユニットの冷媒流通穴の合計断面積がガス領域に近い側が液領域に近い側より大きくしたことを特徴とする熱交換器。
  8. 蒸発器と、圧縮機と、凝縮器と、膨張器とを有し、それぞれを冷媒が循環する管路によって接続されている冷凍装置であって、前記請求項1から7のいずれか1項に記載の熱交換器を前記蒸発器と凝縮器との少なくとも一方に用いたことを特徴とする冷凍ユニット。
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