JP2018046682A - 電源ライン緊急遮断装置および電源ライン緊急遮断システム - Google Patents

電源ライン緊急遮断装置および電源ライン緊急遮断システム Download PDF

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Abstract

【課題】電力ライン緊急遮断装置において、より安全でより確実に、電源ラインを遮断可能にする。【解決手段】分散型電源1から電力が供給される電源ライン3に、電源ライン緊急遮断装置10が設けられる。電源ライン緊急遮断装置10において、遮断機構11は電源ライン3を遮断可能なように構成される。通信ユニット12は、装置外部から無線で送信された遮断信号SSを受信可能に構成される。制御部13は、通信ユニット12が遮断信号SSを受信したとき、電源ライン3を遮断するよう遮断機構11を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、分散型電源から電力が供給される電源ラインに設けられる緊急遮断装置に関する。
近年、太陽光パネルを用いた太陽光発電システムが普及しつつある。その一方で、太陽光発電システムにおいて、火災が発生したとき、太陽光パネルの切れた電源ラインに、消防士が接触して感電するケースが発生している。このようなケースを未然防止するために、電源ライン緊急遮断システム(ラピッドシャットダウンシステム)の利用が進んでいる。電源ライン緊急遮断システムとは、太陽光パネル等の分散型電源のDC電源ラインを緊急時に電源遮断するものである。これにより、緊急時に分散型電源の電源ラインが無電圧化されて、感電や再出火を未然に防止することができる。
非特許文献1では、緊急遮断装置と緊急遮断釦とを備えたラピッドシャットダウンシステムの構成の概要が示されている。また、特許文献1では、太陽電池とパワーコンディショナーとを電気的に接続あるいは開放させるスイッチを備える開閉器と、開閉器を収納する接続箱の外部からスイッチを切り替える切替手段とを有する構成が開示されている。
特開2015−5624号公報
スマートグリッド向け商品のご提案、ラピッドシャットダウンシステム向け、[online]、[平成28年8月30日検索]、インターネット<URL:https://www3.panasonic.biz/ac/j/control/relay/enemane/application/ac/index.jsp#smg005>
ところが、非特許文献1に示されたような電源ライン緊急遮断システムでは、火災の発生時において、例えば、緊急遮断釦と緊急遮断装置との間の電線が燃えて断線し、緊急遮断装置が操作不能になる等の不測の事態が想定される。
前記の問題に鑑み、本発明は、電力ライン緊急遮断装置として、より安全で、より確実に、電源ラインを遮断可能である構成を提供することを目的とする。
本発明に係る電源ライン緊急遮断装置は、無線で送信された遮断信号を受信したとき、遮断機構によって電源ラインを遮断する。これにより、火災の発生等の緊急時において、遠隔から安全にかつ確実に、電源ラインを遮断することができる。
すなわち、本発明の態様では、分散型電源から電力が供給される電源ラインに設けられる緊急遮断装置は、前記電源ラインを遮断可能なように構成された遮断機構と、当該電源ライン緊急遮断装置の外部から無線で送信された遮断信号を受信可能に構成された通信ユニットと、前記通信ユニットが前記遮断信号を受信したとき、前記電源ラインを遮断するよう、前記遮断機構を制御する制御部とを備える。
この態様によると、電源ライン緊急遮断装置において、通信ユニットが装置外部から無線で送信された遮断信号を受信したとき、制御部は、電源ラインを遮断するよう遮断機構を制御する。すなわち、電源ライン緊急遮断装置に遮断信号を無線で送信することによって、電源ラインを遮断することができる。したがって、火災の発生等の緊急時において、遠隔から安全にかつ確実に、電源ラインを遮断することができる。
そして、前記態様において、前記電源ラインから電力を受け、前記通信ユニットおよび前記制御部に電源供給する電源部を備えてもよい。
この構成により、電源ライン緊急遮断装置の設置が容易になり、また、構成が簡易になり、コストを下げることができる。
また、前記態様において、前記制御部は、前記通信ユニットが前記遮断信号を受信した場合において、前記遮断信号が当該電源ライン緊急遮断装置を特定する識別子を含むときは、前記電源ラインを遮断するよう前記遮断機構を制御する一方、前記識別子を含まないときは、前記電源ラインを遮断しないよう前記遮断機構を制御する、としてもよい。
この構成により、遮断信号が当該電源ライン緊急遮断装置を特定する識別子を含まないときは、電源ラインは遮断されないので、誤動作を防止することができる。
また、前記態様において、当該電源ライン緊急遮断装置の周囲における火災発生の可能性を示す事象を検知する検知手段を備えてもよい。
この構成により、検知手段によって、火災発生の可能性を示す事象が検知されるので、火災発生をより早く認識することができる。
また、前記態様において、前記制御部は、前記検知手段が前記事象を検知したとき、前記通信ユニットに、警告信号を当該電源ライン緊急遮断装置の外部に送信させる、としてもよい。
この構成によると、検知手段によって火災発生の可能性を示す事象が検知されたとき、電源ライン緊急遮断装置の外部に警告信号が送信されるので、例えば操作装置によってこの警告信号を受信することによって、火災発生をより早く認識することができる。
また、前記態様において、前記制御部は、前記通信ユニットが前記遮断信号を受信した場合において、前記検知手段が前記事象を検知するときは、前記電源ラインを遮断するよう前記遮断機構を制御する一方、前記検知手段が前記事象を検知しないときは、前記電源ラインを遮断しないよう前記遮断機構を制御する、としてもよい。
この構成によると、遮断信号を受信しても、検知手段によって火災発生の可能性を示す事象が検知されないときは、電源ラインは遮断されないので、誤動作を防止することができる。
また、本発明の態様では、前記態様に係る電源ライン緊急遮断装置と、前記電源ライン緊急遮断装置を操作する操作装置とを備えた電源ライン緊急遮断システムにおいて、前記操作装置は、緊急遮断操作を行うための操作スイッチと、前記電源ライン緊急遮断装置に前記遮断信号を無線で送信可能に構成された遮断信号送信部と、前記操作スイッチに対して緊急遮断操作がなされたとき、前記遮断信号を送信するよう前記遮断信号送信部を制御する制御部とを備える。
この構成によると、操作装置における操作スイッチに対して緊急遮断操作を行うことによって、電源ライン緊急遮断装置に遮断信号が無線で送信されて、電源ラインを遮断することができる。したがって、火災の発生等の緊急時において、遠隔から安全にかつ確実に、電源ラインを遮断することができる。
また、本発明の態様では、前記態様に係る電源ライン緊急遮断装置と、前記電源ライン緊急遮断装置を操作する操作装置とを備えた電源ライン緊急遮断システムにおいて、前記操作装置は、インターネットを介して送信される遮断指示信号を受信可能に構成された通信ユニットと、前記電源ライン緊急遮断装置に前記遮断信号を無線で送信可能に構成された遮断信号送信部と、前記通信ユニットが前記遮断指示信号を受信したとき、前記遮断信号を送信するよう前記遮断信号送信部を制御する制御部とを備える。
この構成によると、遮断指示信号をインターネットを介して操作装置に送信することによって、電源ライン緊急遮断装置に遮断信号が無線で送信されて、電源ラインを遮断することができる。したがって、火災の発生等の緊急時において、遠隔から安全にかつ確実に、電源ラインを遮断することができる。
また、本発明の態様では、分散型電源から電力が供給される電源ラインに設けられる緊急遮断装置は、前記電源ラインを遮断可能なように構成された遮断機構と、当該電源ライン緊急遮断装置の周囲における火災発生の可能性を示す事象を検知する検知手段と、前記検知手段が前記事象を検知したとき、前記電源ラインを遮断するよう、前記遮断機構を制御する制御部とを備える。
この態様によると、電源ライン緊急遮断装置において、検知手段が火災発生の可能性を示す事象を検知したとき、制御部は、電源ラインを遮断するよう遮断機構を制御する。したがって、火災の発生時において、安全にかつ確実に、電源ラインを遮断することができる。
本発明によると、電源ライン緊急遮断装置によって、火災の発生等の緊急時において、安全にかつ確実に、分散型電源から電力が供給される電源ラインを遮断することができる。
第1実施形態に係る電源ライン緊急遮断システムの構成図 (a)〜(c)は遮断機構の構成例 第2実施形態に係る電源ライン緊急遮断システムの構成図 図3の電源ライン緊急遮断システムの動作例を示すフローチャート 第3実施形態に係る電源ライン緊急遮断システムの構成図
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は第1実施形態に係る電源ライン緊急遮断システムの構成を示す図である。図1において、分散型電源の一例である太陽光パネル1から、パワーコンディショナー(PCS)2に、電源ライン3を経由して電力が供給される。太陽光パネル1は例えば家の屋根等に設置される。パワーコンディショナー2は、太陽光パネル1によって生成された直流電力を商用周波数の交流電力に変換して商用電源系統に連携させる。
電源ライン3に、電源ライン緊急遮断装置(以下、単に緊急遮断装置という)10が設けられている。緊急遮断装置10は、緊急時において遮断信号SSを受信したとき、電源ライン3を遮断する。これにより、火災発生等の緊急時において、消防士等の感電事故や再出火等を未然に防ぐことができる。緊急遮断装置10は、電源ライン3を遮断可能なように構成された遮断機構11と、緊急遮断装置10の外部から無線で送信された遮断信号SSを受信可能に構成された通信ユニット12と、遮断機構11の動作を制御する制御部13とを備えている。制御部13は、例えばマイコンまたはDSP(Digital Signal Processor)を備えており、通信ユニット12が遮断信号SSを受信したとき、電源ライン3を遮断するよう遮断機構11を制御する。遮断信号SSの通信手段としては、例えば、近距離無線通信や赤外線通信等を利用すればよい。また、感電事故防止の観点から、緊急遮断装置10は太陽光パネル1に近い位置に設けるのが好ましい。
図2は遮断機構の構成例を示す。図2(a)はメカニカルリレー111を用いて構成した例である。図2(b)は接合型FET(Field Effect Transistor)を用いた半導体スイッチ112とレベル変換回路113を用いて構成した例である。図2(c)はフォトFET114と駆動回路115とを用いて構成した例である。なお、図1等では、遮断機構11は、電源ライン3のP極側,N極側の両方に設けているが、いずれか一方に設けた構成としてもかまわない。
また、緊急遮断装置10は、通信ユニット12および制御部13に電源供給する電源部14を備えている。ここでは、電源部14は、電源ライン3から電力を受けるものとする。これにより、緊急遮断装置10に対して、商用電源からの電源配線をわざわざ配設する必要がなくなるため、設置が容易になるとともに、構成が簡易になりコストダウンが実現できる。なお、太陽光パネル1から電力が出力されていない場合には、そもそも緊急遮断装置10を動作させる必要がないので、問題はない。また、商用電源や電池等の他の電源から、緊急遮断装置10に電源供給する構成であってもかまわない。
操作装置20は、緊急遮断装置10を操作するものであり、緊急遮断装置10から離れた場所、例えば太陽光パネル1が設置された家の庭先等に設置される。操作装置20は、緊急遮断操作を行うための操作スイッチ21と、緊急遮断装置に遮断信号SSを送信可能に構成された遮断信号送信部22と、操作スイッチ21に対して緊急遮断操作がなされたとき、遮断信号SSを送信するよう遮断信号送信部22を制御する制御部23とを備えている。操作スイッチ21は、例えば押し釦スイッチであり、火災発生等の緊急時に、消防士や太陽光パネル1の管理者等が操作する。電源部24は、操作スイッチ21などに電源供給する。
本実施形態によると、緊急遮断装置10において、通信ユニット12が装置外部から無線で送信された遮断信号SSを受信したとき、制御部13は、電源ライン3を遮断するよう遮断機構11を制御する。すなわち、緊急遮断装置10に遮断信号SSを無線で送信することによって、電源ライン3を遮断することができる。また、操作装置20における操作スイッチ21に対して緊急遮断操作を行うことによって、緊急遮断装置10に遮断信号SSが無線で送信されて、電源ライン3を遮断することができる。したがって、火災の発生等の緊急時において、遠隔から安全にかつ確実に、電源ライン3を遮断することができる。
なお、遮断信号送信部22は、遮断信号SSに、緊急遮断装置10を特定する識別子を含めて送信するのが好ましい。識別子としては例えば、緊急遮断装置10の個体毎に付されたシリアル番号を用いればよい。この場合、緊急遮断装置10における制御部13は、通信ユニット12が遮断信号SSを受信した場合において、遮断信号SSが自己の緊急遮断装置10を特定するシリアル番号を含むときは、電源ライン3を遮断するよう遮断機構11を制御する一方、遮断信号SSが自己の緊急遮断装置10を特定するシリアル番号を含まないときは、電源ライン3を遮断しないよう、遮断機構11を制御する、としてもよい。これにより、たとえ近隣に同種の緊急遮断システムが設置されていたとしても、他の緊急遮断装置に向けた遮断信号による誤動作を防止することができる。
また、図1に示すように、タブレット等の他の操作装置30から、遮断信号SSを発信可能なようにしておいてもよい。これにより、例えば火災発生時において、設置された操作装置20に容易に近づけない、あるいは操作装置20が損傷して操作できない、といった不測の事態が生じても、太陽光パネル1の管理者等は、所有する操作装置30を操作して電源ライン3を遮断することができる。また、消防士が所持する操作装置から遮断信号SSを発信可能にしていてもよい。緊急遮断装置10の操作装置が複数個あることによって、緊急時に電源ライン3が遮断できないというリスクを回避することができる。なお、複数の操作装置のうちの一部は、有線経由で遮断信号SSを送信するものであってもよい。
(第2実施形態)
図3は第2実施形態に係る電源ライン緊急遮断システムの構成を示す図である。図3では、図1と共通の構成については図1と同一の符号を付しており、その詳細な説明を省略する場合がある。
第1実施形態と同様に、緊急遮断装置10Aは、緊急時において遮断信号SSを受信したとき、電源ライン3を遮断する。これにより、火災発生等の緊急時において、消防士等の感電事故や再出火等を未然に防ぐことができる。緊急遮断装置10Aは、装置の異常過熱状態を検知する温度センサ15を備えている。通信ユニット12Aは、緊急遮断装置10Aの外部から無線で送信された遮断信号SSを受信可能であるとともに、警告信号SAを緊急遮断装置10Aの外部に送信可能である。制御部13Aは、例えばマイコンまたはDSPを備えており、通信ユニット12Aが遮断信号SSを受信したとき、電源ライン3を遮断するよう遮断機構11を制御するとともに、温度センサ15が異常過熱状態を検知したとき、通信ユニットに警告信号SAを送信させる。遮断信号SSおよび警告信号SAの通信手段としては、例えば、近距離無線通信や赤外線通信等を利用すればよい。
なお、温度センサ15は、緊急遮断装置10Aの周囲における火災発生の可能性を示す事象を検知する検知手段の一例である。温度センサ15によって異常過熱状態が検知されたとき、緊急遮断装置10A周囲において火災が発生している可能性が高いと考えられる。このような検知手段としては、熱電対、サーミスタ、光ファイバ等を用いた温度センサ15等のように、火災による温度上昇を検知することにより火災発生の可能性を示す事象を検知する温度検知手段の他に、炎から生じる光を検知して火災発生の可能性を示す事象を検知する炎検知手段や、火災時に生じる煙を検知して火災発生の可能性を示す事象を検知する煙検知手段を用いてもよい。具体的には、炎から生じる赤外線スペクトルを検知することにより炎を検知する赤外線センサや、煙の流入により発生する散乱光を受光することにより煙を検知する光電式センサ、煙による電離電流の変化を検知することにより煙を検知するイオン化センサ等を用いることができる。
操作装置20Aは、緊急遮断装置10Aから送信された警告信号SAを受信可能である警告信号受信部25と、警報器26とを備えている。制御部23Aは、操作スイッチ21に対して緊急遮断操作がなされたとき、遮断信号SSを送信するよう遮断信号送信部22を制御するとともに、警告信号受信部25が警告信号SAを受信したとき、警報器26を動作させて、火災発生の可能性があることを周囲に報知する。また、タブレット等の他の操作装置30において、警告信号SAを受信したとき、画面や音声等を介して報知するようにしていてもよい。
また、温度センサ15が異常過熱状態を検知したとき、緊急遮断装置10A自体が、火災発生の可能性があることを周囲に報知するように構成してもよい。
本実施形態によると、温度センサ15が緊急遮断装置10Aの異常過熱状態を検知することによって、太陽光パネル1の管理者等は、火災発生をより早く認識することができる。また、温度センサ15によって緊急遮断装置10Aの異常過熱状態が検知されたとき、緊急遮断装置10Aの外部に警告信号SAが送信されるので、操作装置20A等によって警告信号SAを受信することによって、太陽光パネル1の管理者等は、火災発生をより早く認識することができる。
また、火災発生の可能性を示す事象の検知を、遮断信号SSによる遮断制御に組み合わせて利用してもよい。例えば、緊急遮断装置10Aの制御部13Aは、遮断信号SSを受信した場合において、温度センサ15による異常過熱状態の検知の有無に応じて、電源ライン3を遮断する/しないを判断してもよい。
図4は制御部13Aの動作の一例を示すフローチャートである。ここでは、制御部13Aは、図4の動作を繰り返し実行するものとする。まず、遮断信号SSを受信したとき(S11でYES)、温度センサ15が異常過熱状態を検知するか否かを判断する(S12)。異常過熱状態を検知するときは(S12でYES)、火災が発生している可能性が高いと考えられるので、電源ライン3を遮断する(S13)。一方、異常過熱状態を検知していないときは(S12でNO)、電源ライン3を遮断せず(S16)、S11に戻る。遮断信号SSを受信しないときは(S11でNO)、温度センサ15が異常過熱状態を検知するか否かを判断する(S14)。そして、異常過熱状態を検知するときは(S14でYES)、火災が発生している可能性が高いと考えられるので、警告信号SAを送信し(S15)、S11に戻る。一方、異常過熱状態を検知していないときは(S14でNO)、S11に戻る。
このような動作によって、緊急遮断装置10Aが遮断信号SSを受信しても、火災発生の可能性を示す事象が検知されないときは、電源ライン3は遮断されないので、誤動作を防止することができる。
<変形例>
本実施形態に係る緊急遮断装置10Aにおいて、制御部13Aは、温度センサ15が異常過熱状態を検知したとき、電源ライン3を遮断するよう遮断機構11を制御する、としてもよい。この場合には、図3に示した緊急遮断装置10Aにおいて、通信ユニット12Aを省いた構成にしてもよい。すなわち、本開示は、電源ライン緊急遮断装置として、電源ラインを遮断可能なように構成された遮断機構と、当該電源ライン緊急遮断装置の周囲における火災発生の可能性を示す事象を検知する検知手段と、検知手段が火災発生の可能性を示す事象を検知したとき、電源ラインを遮断するよう、遮断機構を制御する制御部とを備えた構成を含む。
(第3実施形態)
図5は第3実施形態に係る電源ライン緊急遮断システムの構成を示す図である。図5では、図1と共通の構成については図1と同一の符号を付しており、その詳細な説明を省略する場合がある。図5では、図1と同じ構成の緊急遮断装置10が設けられているが、緊急遮断装置の構成はこれに限られるものではなく、例えば、図3に示した緊急遮断装置10Aを設けてもかまわない。
図5の構成では、操作装置20Bは、インターネット41を介して管理サーバ40と通信可能なように構成されている。管理サーバ40は、例えば消防署等に設置されており、火災発生の通報を受けたとき、インターネット41を介して操作装置20Bに遮断指示信号SIを送信する。通信ユニット27は、インターネット41を介して送信される遮断指示信号SIを受信可能に構成されている。制御部23Bは、操作スイッチ21に対して緊急遮断操作がなされたとき、遮断信号SSを送信するよう遮断信号送信部22を制御するとともに、通信ユニット27が遮断指示信号SIを受信したときにも、遮断信号SSを送信するよう遮断信号送信部22を制御する。遮断信号SSを受信した緊急遮断装置10は、電源ライン3を遮断する。
本実施形態によると、遮断指示信号SIを、インターネット41を介して操作装置20Bに送信することによって、緊急遮断装置10に遮断信号SSが無線で送信されて、電源ライン3を遮断することができる。したがって、火災の発生等の緊急時において、遠隔から安全にかつ確実に、電源ライン3を遮断することができる。
<変形例>
緊急遮断装置10が、インターネット41を介して操作されるように構成されていてもよい。例えば、通信ユニット12は、遮断信号SSを、インターネットを介して受信可能なように構成されていてもよい。インターネットを介して遮断信号SSを受信した緊急遮断装置10は、電源ライン3を遮断する。また、操作装置20Bにおいて、操作スイッチ21を省いた構成としてもよい。
なお、上述の各実施形態では、緊急遮断装置10,10Aは、太陽光パネル1から電力が供給される電源ラインに設けられるものとしたが、本開示はこれに限られるものではない。太陽光パネルは分散型電源の一例であり、例えば蓄電池等の他の分散型電源の電力出力ラインに、本開示に係る緊急遮断装置を設けてもよい。
本発明では、分散型電源の電力出力ラインについて、火災発生等の緊急時における感電事故のリスクを低減することができるので、分散型電源を用いた電力供給システムの安全性向上に有用である。
1 太陽光パネル(分散型電源)
3 電源ライン
10,10A 電源ライン緊急遮断装置
11 遮断機構
12 通信ユニット
13,13A 制御部
14 電源部
15 温度センサ(検知手段)
20,20A,20B 操作装置
21 操作スイッチ
22 遮断信号送信部
23,23A,23B 制御部
27 通信ユニット
41 インターネット
SS 遮断信号
SA 警告信号
SI 遮断指示信号

Claims (9)

  1. 分散型電源から電力が供給される電源ラインに設けられる緊急遮断装置であって、
    前記電源ラインを遮断可能なように構成された遮断機構と、
    当該電源ライン緊急遮断装置の外部から無線で送信された遮断信号を受信可能に構成された通信ユニットと、
    前記通信ユニットが前記遮断信号を受信したとき、前記電源ラインを遮断するよう、前記遮断機構を制御する制御部とを備えた
    ことを特徴とする電源ライン緊急遮断装置。
  2. 請求項1記載の電源ライン緊急遮断装置において、
    前記電源ラインから電力を受け、前記通信ユニットおよび前記制御部に電源供給する電源部を備えた
    ことを特徴とする電源ライン緊急遮断装置。
  3. 請求項1または2記載の電源ライン緊急遮断装置において、
    前記制御部は、前記通信ユニットが前記遮断信号を受信した場合において、前記遮断信号が当該電源ライン緊急遮断装置を特定する識別子を含むときは、前記電源ラインを遮断するよう前記遮断機構を制御する一方、前記識別子を含まないときは、前記電源ラインを遮断しないよう前記遮断機構を制御する
    ことを特徴とする電源ライン緊急遮断装置。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか1項記載の電源ライン緊急遮断装置において、
    当該電源ライン緊急遮断装置の周囲における火災発生の可能性を示す事象を検知する検知手段を備えた
    ことを特徴とする電源ライン緊急遮断装置。
  5. 請求項4記載の電源ライン緊急遮断装置において、
    前記制御部は、前記検知手段が前記事象を検知したとき、前記通信ユニットに、警告信号を当該電源ライン緊急遮断装置の外部に送信させる
    ことを特徴とする電源ライン緊急遮断装置。
  6. 請求項4記載の電源ライン緊急遮断装置において、
    前記制御部は、前記通信ユニットが前記遮断信号を受信した場合において、前記検知手段が前記事象を検知するときは、前記電源ラインを遮断するよう前記遮断機構を制御する一方、前記検知手段が前記事象を検知しないときは、前記電源ラインを遮断しないよう前記遮断機構を制御する
    ことを特徴とする電源ライン緊急遮断装置。
  7. 請求項1〜6のうちいずれか1項記載の電源ライン緊急遮断装置と、
    前記電源ライン緊急遮断装置を操作する操作装置とを備え、
    前記操作装置は、
    緊急遮断操作を行うための操作スイッチと、
    前記電源ライン緊急遮断装置に前記遮断信号を無線で送信可能に構成された遮断信号送信部と、
    前記操作スイッチに対して緊急遮断操作がなされたとき、前記遮断信号を送信するよう前記遮断信号送信部を制御する制御部とを備えた
    ことを特徴とする電源ライン緊急遮断システム。
  8. 請求項1〜6のうちいずれか1項記載の電源ライン緊急遮断装置と、
    前記電源ライン緊急遮断装置を操作する操作装置とを備え、
    前記操作装置は、
    インターネットを介して送信される遮断指示信号を受信可能に構成された通信ユニットと、
    前記電源ライン緊急遮断装置に前記遮断信号を無線で送信可能に構成された遮断信号送信部と、
    前記通信ユニットが前記遮断指示信号を受信したとき、前記遮断信号を送信するよう前記遮断信号送信部を制御する制御部とを備えた
    ことを特徴とする電源ライン緊急遮断システム。
  9. 分散型電源から電力が供給される電源ラインに設けられる緊急遮断装置であって、
    前記電源ラインを遮断可能なように構成された遮断機構と、
    当該電源ライン緊急遮断装置の周囲における火災発生の可能性を示す事象を検知する検知手段と、
    前記検知手段が前記事象を検知したとき、前記電源ラインを遮断するよう、前記遮断機構を制御する制御部とを備えた
    ことを特徴とする電源ライン緊急遮断装置。
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