JP2018046433A - 画像同期装置、画像同期プログラム、及び画像同期方法 - Google Patents

画像同期装置、画像同期プログラム、及び画像同期方法 Download PDF

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【課題】画像を符号化して伝送し伝送された符号化画像を復号する複数の伝送系の間で、画像出力を同期させる。【解決手段】複数の伝送系は、符号化対象画像を符号化して符号化画像を生成する符号化装置と、符号化画像を伝送する通信ネットワークと、通信ネットワークから受信した符号化画像を復号して復号画像を生成する復号装置とをそれぞれ含む。計算部111は、複数の伝送系のうち第1伝送系に含まれる第1符号化装置に対する第1符号化対象画像の入力から、第1伝送系に含まれる第1復号装置による第1復号画像の生成までの時間を計算する。決定部112は、計算部が計算した時間と、複数の伝送系のうち第2伝送系に含まれる第2符号化装置に対する第2符号化対象画像の入力から、第2伝送系に含まれる第2復号装置による第2復号画像の生成までの時間とに基づいて、待機時間を決定する。待機時間は、第1復号画像の生成から第1復号画像の出力までの時間である。【選択図】図1

Description

本発明は、画像同期装置、画像同期プログラム、及び画像同期方法に関する。
スポーツ番組の中継放送等において、同一又は異なる被写体が複数のカメラで撮影され、それぞれのカメラの映像が符号化されて、Field Pickup Unit(FPU)等の無線中継装置を介して符号化映像が受信装置へ伝送されることがある。受信装置は、受信した符号化映像を復号して複数のカメラの映像を復元し、それらの映像を切り替えながら出力したり、多画面の映像として出力したりする。これにより、複数のカメラで撮影された映像を用いて放送が行われる。
複数の映像等の同期制御に関する技術も知られている(例えば、特許文献1〜特許文献3を参照)。
特開2015−70460号公報 特開2013−66088号公報 特開2015−46708号公報
複数のカメラで撮影された映像をそれぞれ異なる複数の伝送系を介して符号化して伝送する場合、復号された映像同士の再生時刻にずれが生じることがある。
なお、かかる問題は、中継放送を行う場合に限らず、監視システム等の他のシステムにおいて、複数のカメラの画像を表示装置の画面に表示する場合においても生ずるものである。
1つの側面において、本発明は、画像を符号化して伝送し伝送された符号化画像を復号する複数の伝送系の間で、画像出力を同期させることを目的とする。
1つの案では、画像同期装置は、計算部及び決定部を含む。複数の伝送系は、符号化対象画像を符号化して符号化画像を生成する符号化装置と、符号化画像を伝送する通信ネットワークと、通信ネットワークから受信した符号化画像を復号して復号画像を生成する復号装置とをそれぞれ含む。
計算部は、複数の伝送系のうち第1伝送系に含まれる第1符号化装置に対する第1符号化対象画像の入力から、第1伝送系に含まれる第1復号装置による第1復号画像の生成までの時間を計算する。
決定部は、計算部が計算した時間と、複数の伝送系のうち第2伝送系に含まれる第2符号化装置に対する第2符号化対象画像の入力から、第2伝送系に含まれる第2復号装置による第2復号画像の生成までの時間とに基づいて、待機時間を決定する。待機時間は、第1復号画像の生成から第1復号画像の出力までの時間である。
1つの実施形態によれば、画像を符号化して伝送し伝送された符号化画像を復号する複数の伝送系の間で、画像出力を同期させることができる。
画像同期装置の機能的構成図である。 画像同期処理のフローチャートである。 複数の伝送系を示す図である。 画像同期システムの構成図である。 画像同期装置の具体例を示す機能的構成図である。 待機時間を示す図である。 計測処理を示す図である。 通信処理を示す図である。 符号化処理のフローチャートである。 画像同期処理の具体例を示すフローチャートである。 情報処理装置の構成図である。
以下、図面を参照しながら、実施形態を詳細に説明する。
FPU等の無線中継装置を用いた伝送では、システム構築にコストがかかる。一方、インターネットプロトコル(IP)ネットワークを用いた伝送では、システム構築のコストを低く抑えることができるため、IPネットワークを利用して中継放送を行うことが望ましい。
しかしながら、IPネットワークを用いた伝送では、経由するルートによって遅延時間が異なる。また、encoder/decoder(CODEC)のメーカ又は符号化方式等の差異に応じて、映像の符号化及び復号のための遅延時間も異なってくる。このため、複数のカメラの映像を符号化して、IPネットワークによりリアルタイムで配信し、復号して再生すると、再生される映像同士で時間のずれが生じる。
図1は、実施形態の画像同期装置の機能的構成例を示している。画像同期装置101は、計算部111及び決定部112を含む。複数の伝送系は、符号化対象画像を符号化して符号化画像を生成する符号化装置と、符号化画像を伝送する通信ネットワークと、通信ネットワークから受信した符号化画像を復号して復号画像を生成する復号装置とをそれぞれ含む。複数の伝送系には、第1伝送系及び第2伝送系が含まれる。
図2は、図1の画像同期装置101が行う画像同期処理の例を示すフローチャートである。まず、計算部111は、第1伝送系に含まれる第1符号化装置に対する第1符号化対象画像の入力から、第1伝送系に含まれる第1復号装置による第1復号画像の生成までの時間を計算する(ステップ201)。
決定部112は、計算部111が計算した時間と、第2伝送系に含まれる第2符号化装置に対する第2符号化対象画像の入力から、第2伝送系に含まれる第2復号装置による第2復号画像の生成までの時間とに基づいて、待機時間を決定する(ステップ202)。待機時間は、第1復号画像の生成から第1復号画像の出力までの時間である。
図1の画像同期装置101によれば、画像を符号化して伝送し伝送された符号化画像を復号する複数の伝送系の間で、画像出力を同期させることができる。
図3は、野球の試合の中継放送を行うための複数の伝送系の例を示している。カメラ301−1は、画像321−1及び画像322−1を含む投手の映像を撮影し、符号化装置302−1、通信ネットワーク303−1、及び復号装置304−1を含む伝送系に、撮影した映像を入力する。カメラ301−2は、画像321−2及び画像322−2を含む打者の映像を撮影し、符号化装置302−2、通信ネットワーク303−2、及び復号装置304−2を含む伝送系に、撮影した映像を入力する。
カメラ301−i(i=1,2)が撮影する映像は、複数の時刻それぞれにおける複数の画像を含む。各時刻の画像は、符号化対象画像に対応し、フレームと呼ばれることがある。通信ネットワーク303−iは、例えば、IPネットワークである。
符号化装置302−iは、カメラ301−iから入力される符号化対象画像を符号化して符号化画像を生成し、生成した符号化画像を通信ネットワーク303−iへ出力する。通信ネットワーク303−iは、符号化画像を復号装置304−iへ伝送する。復号装置304−iは、通信ネットワーク303−iから受信した符号化画像を復号して復号画像を生成し、放送装置(不図示)へ転送する。放送装置は、復元された画像321−1、画像322−1、画像321−2、及び画像322−2を用いて、放送用の映像を生成する。
このとき、各符号化装置302−iにおける符号化対象画像の入力から符号化画像の生成までの符号化時間311−iは、符号化装置302−iのメーカ、符号化方式、符号化モード等によって異なってくる。
符号化方式には、例えば、Moving Picture Experts Group-2(MPEG−2)、MPEG−4、H.264、High Efficiency Video Coding(HEVC)等のバリエーションがあり、符号化モードには、低遅延モード、高遅延モード等のバリエーションがある。低遅延モードは、画質を低下させることで符号化時間を短くする符号化モードであり、高遅延モードは、符号化時間を長くすることで画質を向上させる符号化モードである。
符号化装置302−iと同様に、各復号装置304−iにおける符号化画像の入力から復号画像の生成までの復号時間313−iは、復号装置304−iのメーカ、符号化画像の符号化方式、符号化モード等によって異なってくる。
また、各通信ネットワーク303−iが符号化画像を伝送する伝送時間312−iは、通信ネットワーク303−iの距離、通信ネットワーク303−iに含まれるルータの個数等によって異なってくる。距離が長いほど伝送時間312−iが長くなり、ルータの個数が多いほど伝送時間312−iが長くなることが多い。
例えば、通信ネットワーク303−1の伝送時間312−1よりも通信ネットワーク303−2の伝送時間312−2の方が長い場合、各伝送系の総遅延時間は、タイミングチャート331に示すようになる。総遅延時間は、符号化時間311−i、伝送時間312−i、及び復号時間313−iの総和で表される。この場合、画像321−1よりも遅れて画像321−2が出力され、画像322−1よりも遅れて画像322−2が出力されるため、2つの伝送系の画像出力が同期しない。
そこで、画像同期装置101は、タイミングチャート332に示すように、2つの伝送系の総遅延時間を比較して、総遅延時間が短い方の復号画像の出力を、総遅延時間が長い方の復号画像の出力に合わせて遅延させる。より具体的には、画像同期装置101は、2つの伝送系の総遅延時間の差分333を待機時間に決定し、復号装置304−1が生成した復号画像を、待機時間が経過した後に放送装置へ転送させる。これにより、画像321−1と画像321−2とが同期して放送され、画像322−1と画像322−2とが同期して放送される。
図4は、複数の伝送系を含む画像同期システムの構成例を示している。図4の画像同期システムは、4つの伝送系及び表示装置405を含み、各伝送系は、カメラ401−i、符号化装置402−i、通信ネットワーク403−i、及び画像同期装置404−i(i=1〜4)を含む。画像同期装置404−iは、図1の画像同期装置101に対応する。
画像同期装置404−1〜画像同期装置404−4は、Local Area Network(LAN)406を介して互いに通信することができる。通信ネットワーク403−iは、LAN406に接続されている。伝送系の個数は4つに限られず、2以上の整数のいずれかであればよい。
図4の画像同期システムは、建物内外の所定エリアを監視する監視システムであってもよい。この場合、カメラ401−iは、同じエリアをそれぞれ異なる角度から撮影する監視カメラであってもよく、それぞれ異なるエリアを撮影する監視カメラであってもよい。
カメラ401−iは、被写体の映像を撮影し、符号化装置402−i、通信ネットワーク403−i、及び画像同期装置404−iを含む伝送系に、撮影した映像を入力する。このとき、映像とともに録音された音声も各伝送系に入力される。カメラ401−iが撮影する映像に含まれる各時刻の画像は、符号化対象画像に対応し、フレームと呼ばれることがある。通信ネットワーク403−iは、例えば、IPネットワークである。
符号化装置402−iは、カメラ401−iの映像に含まれる符号化対象画像を符号化して符号化画像を生成し、録音された音声を符号化して符号化音声を生成する。そして、符号化装置402−iは、符号化画像と符号化音声とを多重化してストリームを生成し、生成したストリームと、符号化装置402−iにおける画像及び音声の符号化時間411−iを表す情報とを、通信ネットワーク403−iへ出力する。
通信ネットワーク403−iは、符号化装置402−iから出力されるストリーム及び符号化時間411−iを表す情報を、画像同期装置404−iへ伝送する。画像同期装置404−iは、通信ネットワーク403−iから受信したストリームに含まれる符号化画像及び符号化音声を復号して、復号画像及び復号音声を生成し、復号画像及び復号音声をLAN406を介して表示装置405へ転送する。
画像同期装置404−1〜画像同期装置404−4から出力される4つの映像を同時に表示する場合、表示装置405の画面が領域421−1〜領域421−4の4つの領域に分割される。そして、画像同期装置404−iから出力される復号画像が領域421−iに表示される。これにより、表示装置405は、復元された4つの映像を画面上に同時に表示することができる。
一方、4つの映像を切り替えながら表示する場合、ユーザはいずれかの映像を選択し、表示装置405は、ユーザが選択した映像の復号画像を画面上に表示する。表示装置405は、表示される映像に対応する復号音声を出力してもよい。
図3の場合と同様に、各符号化装置402−iにおける画像及び音声の符号化時間411−iは、メーカ、符号化方式、符号化モード等によって異なってくる。各画像同期装置404−iにおける画像及び音声の復号時間413−iは、ストリームの構造、符号化レート等によって異なってくる。また、各通信ネットワーク403−iにおけるストリームの伝送時間412−iは、通信ネットワーク403−iの距離、ルータの個数等によって異なってくる。
図5は、図4の画像同期装置404−iの具体例を示している。図5の画像同期装置404−iは、通信部501、デマルチプレクサ502、復号装置503、計算部504、記憶部505、決定部506、及び出力部507を含む。計算部504及び決定部506は、図1の計算部111及び決定部112にそれぞれ対応する。
通信部501は、例えば、2個のLANポートを含み、一方のLANポートを介して符号化装置402−iと通信し、他方のLANポートを介して、他の画像同期装置404−j(j≠i)及び表示装置405と通信する。記憶部505は、通信ネットワーク403−iにおける伝送時間412−iを記憶する。伝送時間412−iは、事前に計測されて記憶部505に格納される。
通信部501は、通信ネットワーク403−iから、符号化装置402−iが生成したストリームを受信して、デマルチプレクサ502へ出力する。また、通信部501は、通信ネットワーク403−iから符号化時間411−iを表す情報を受信して、計算部504へ出力する。
デマルチプレクサ502は、ストリームを非多重化して符号化画像と符号化音声とを分離し、分離した符号化画像及び符号化音声を、復号装置503及び計算部504の両方へ出力する。復号装置503は、符号化画像及び符号化音声を復号して、復号画像及び復号音声を生成し、生成した復号画像及び復号音声を出力部507へ出力する。
計算部504は、符号化画像及び符号化音声を用いて、復号装置503における復号時間413−iを計算する。復号時間413−iは、復号装置503に対する符号化画像及び符号化音声の入力から、復号画像及び復号音声の生成までの時間を表す。そして、計算部504は、符号化時間411−iと、記憶部505が記憶する伝送時間412−iと、復号時間413−iとを加算することで、画像同期装置404−iが属する伝送系の総遅延時間を計算する。
通信部501は、LAN406を介して、画像同期装置404−iが属する伝送系の総遅延時間を表す情報を、他の画像同期装置404−jへ送信する。また、通信部501は、LAN406を介して、他の画像同期装置404−jから、その画像同期装置404−jが属する伝送系の総遅延時間を表す情報を受信して、決定部506へ出力する。
決定部506は、画像同期装置404−iが属する伝送系の総遅延時間と、他の画像同期装置404−jが属する伝送系の総遅延時間とを比較して、復号画像及び復号音声の生成から出力までの待機時間を決定し、出力部507へ出力する。例えば、決定部506は、複数の伝送系の総遅延時間のうち最大の総遅延時間と、画像同期装置404−iが属する伝送系の総遅延時間との差分を、待機時間に決定することができる。
出力部507は、復号装置503より復号画像及び復号音声を受信してから待機時間が経過した後に、LAN406を介して、復号画像及び復号音声を表示装置405へ出力する。これにより、各画像同期装置404−iの復号画像及び復号音声が、最大の総遅延時間を有する伝送系に合わせて遅延させて出力されるため、4つの伝送系の出力を同期させることができる。
図6は、図4の4つの伝送系のうち3つの伝送系を用いてストリームを配信する場合の待機時間の例を示している。この例では、時刻0msにおいて、カメラ401−i(i=1〜3)から符号化装置402−iへ同時に映像が入力される。各伝送系における符号化時間411−i、伝送時間412−i、復号時間413−i、及び総遅延時間は、以下の通りである。
(1)i=1
符号化時間411−1: 150ms
伝送時間412−1: 200ms
復号時間413−1: 100ms
総遅延時間: 450ms
(2)i=2
符号化時間411−2: 230ms
伝送時間412−2: 150ms
復号時間413−2: 170ms
総遅延時間: 550ms
(3)i=3
符号化時間411−3: 200ms
伝送時間412−3: 250ms
復号時間413−3: 150ms
総遅延時間: 600ms
この場合、i=3の伝送系の総遅延時間600msが最大であるため、画像同期装置404−3は、待機時間を0msに決定する。一方、画像同期装置404−1は、待機時間601−1を150ms(=600ms−450ms)に決定し、画像同期装置404−2は、待機時間601−2を50ms(=600ms−550ms)に決定する。これにより、時刻600msにおいて、画像同期装置404−1〜画像同期装置404−3から同時に復号画像及び復号音声が出力される。
画像同期装置404−1は、時刻350msにおいて、総遅延時間を計算して他の画像同期装置404−2及び画像同期装置404−3へ送信する。画像同期装置404−2は、時刻380msにおいて、総遅延時間を計算して他の画像同期装置404−1及び画像同期装置404−3へ送信する。画像同期装置404−3は、時刻450msにおいて、総遅延時間を計算して他の画像同期装置404−1及び画像同期装置404−2へ送信する。したがって、各画像同期装置404−iは、すべての総遅延時間が参照可能になる時刻450msにおいて、待機時間を決定する。
なお、映像に含まれる複数のフレームのうち、符号化時間411−i及び復号時間413−iが1フレーム当たりの処理時間を超えるのは、複数のフレームをバッファに蓄積する処理が行われる、最初のフレームのみである。このため、復号画像及び復号音声の待機時間は、最初のフレームに対して決定すれば十分であり、2枚目以降のフレームに対して待機時間を新たに計算する必要はない。ただし、符号化装置402−iが映像の途中で符号化モードを変更した場合は、符号化時間411−i及び復号時間413−iが変化するため、改めて待機時間が計算される。
図5の画像同期装置404−iによれば、複数のカメラの映像を符号化して、IPネットワークによりリアルタイムで配信し、復号して再生した場合であっても、再生される映像同士を同期させることが可能になる。
図7は、通信ネットワーク403−iにおける伝送時間412−iを計測する計測処理の例を示している。この例では、符号化装置402−iと画像同期装置404−iとの間のラウンドトリップタイム(RTT)の半分が、伝送時間412−iとして用いられる。
まず、符号化装置402−iは、Real-time Transport protocol Control Protocol Sender Report(RTCP SR)パケットを生成し、通信ネットワーク403−iを介して画像同期装置404−iへ送信する(ステップ701)。このとき、RTCP SRパケットには、RTCP SRパケットの送信時刻t1が記述される。
画像同期装置404−iは、RTCP SRパケットを受信すると、RTCP Receiver Report(RR)パケットを生成し、通信ネットワーク403−iを介して符号化装置402−iへ送信する(ステップ702)。このとき、RTCP RRパケットのDLSRフィールドには、RTCP SRパケットの受信時刻t2とRTCP RRパケットの送信時刻t3との差分(t3−t2)が記述され、LSRフィールドには、RTCP SRパケットの送信時刻t1が記述される。
符号化装置402−iは、RTCP RRパケットを受信すると、RTCP RRパケットの受信時刻t4から、DLSRフィールドに記述された差分とLSRフィールドに記述された送信時刻t1とを減算することで、RTTを計算する。そして、符号化装置402−iは、RTTを記述したRTCP Application Defined(APP)パケットを生成し、通信ネットワーク403−iを介して画像同期装置404−iへ送信する(ステップ703)。
画像同期装置404−iは、RTCP APPパケットを受信すると、RTCP APPパケットに記述されたRTTの半分の時間を、伝送時間412−iとして記憶部505に格納する。
図8は、画像同期装置404−1〜画像同期装置404−4の間でそれぞれの伝送系の総遅延時間を送受信する通信処理の例を示している。各画像同期装置404−iには、IPアドレスが識別情報として割り当てられており、画像同期装置404−iの記憶部505は、画像同期処理の対象となる他の画像同期装置404−jのIPアドレスを記憶している。画像同期装置404−1〜画像同期装置404−4のIPアドレスは、以下の通りである。
画像同期装置404−1: 10.0.0.1
画像同期装置404−2: 10.0.0.2
画像同期装置404−3: 10.0.0.3
画像同期装置404−4: 10.0.0.4
画像同期装置404−1の記憶部505には、画像同期装置404−2〜画像同期装置404−4のIPアドレスが登録されている。画像同期装置404−2の記憶部505には、画像同期装置404−1、画像同期装置404−3、及び画像同期装置404−4のIPアドレスが登録されている。
画像同期装置404−3の記憶部505には、画像同期装置404−1、画像同期装置404−2、及び画像同期装置404−4のIPアドレスが登録されている。画像同期装置404−4の記憶部505には、画像同期装置404−1〜画像同期装置404−3のIPアドレスが登録されている。
各画像同期装置404−iは、映像に含まれる最初のフレームを受信したときに、対応する伝送系の総遅延時間を計算する。次に、各画像同期装置404−iは、他の画像同期装置404−jのIPアドレスを宛先とする、総遅延時間を記述した通知パケットを生成して、他のすべての画像同期装置404−jへ送信する。そして、各画像同期装置404−iは、他のすべての画像同期装置404−jから通知パケットを受信すると、すべての伝送系の総遅延時間のうち最大の総遅延時間と、画像同期装置404−iが属する伝送系の総遅延時間との差分を、待機時間に決定する。
図9は、図4の符号化装置402−iが行う符号化処理の例を示すフローチャートである。まず、符号化装置402−iは、映像及び音声に対する符号化モードを設定する(ステップ901)。符号化モードとしては、例えば、低遅延モード、高遅延モード等のうちいずれかの符号化モードが用いられる。そして、符号化装置402−iは、符号化装置402−iにおける所定の符号化方式と設定した符号化モードとに対応する、フレーム毎の符号化時間411−iを計算する(ステップ902)。
次に、符号化装置402−iは、所定の符号化方式と設定した符号化モードとを用いて映像及び音声の符号化を開始し(ステップ903)、フレーム毎に符号化画像及び符号化音声を多重化したストリームを生成する(ステップ904)。そして、符号化装置402−iは、生成したストリームと符号化時間411−iを表す情報とを、通信ネットワーク403−iを介して画像同期装置404−iへ送信する。
次に、符号化装置402−iは、符号化モードを変更するか否かを判定する(ステップ905)。例えば、符号化装置402−iは、ユーザによって符号化モード変更指示が入力された場合に、符号化モードを変更することができる。
符号化モードを変更しない場合(ステップ905,NO)、符号化装置402−iは、ストリーム配信を終了するか否かを判定する(ステップ906)。例えば、符号化装置402−iは、ユーザによって配信停止指示が入力された場合、又はカメラ401−iからの映像入力が停止した場合に、ストリーム配信を終了することができる。ストリーム配信を終了しない場合(ステップ906,NO)、符号化装置402−iは、次のフレームについてステップ904以降の処理を繰り返す。
一方、符号化モードを変更する場合(ステップ905,YES)、符号化装置402−iは、次のフレームについてステップ901以降の処理を繰り返す。そして、ストリーム配信を終了する場合(ステップ906,YES)、符号化装置402−iは、処理を終了する。
図10は、図4の画像同期装置404−iが行う画像同期処理の具体例を示すフローチャートである。まず、通信部501は、通信ネットワーク403−iを介して符号化装置402−iから、ストリームと符号化時間411−iを表す情報とをフレーム毎に受信する(ステップ1001)。そして、復号装置503は、受信したストリームに含まれる符号化画像及び符号化音声を復号して、復号画像及び復号音声を出力部507へ出力する。
次に、計算部504は、符号化画像及び符号化音声を用いて復号時間413−iを計算する(ステップ1002)。そして、計算部504は、符号化時間411−iと、記憶部505が記憶する伝送時間412−iと、復号時間413−iとを加算することで、総遅延時間を計算する(ステップ1003)。
次に、計算部504は、総遅延時間が変化したか否かを判定する(ステップ1004)。例えば、計算部504は、前回計算した総遅延時間と異なる総遅延時間が得られた場合に、総遅延時間が変化したと判定することができる。符号化装置402−iが符号化モードを変更した場合、それに伴って符号化時間411−i及び復号時間413−iも変更されるため、総遅延時間が変化する。また、ストリームに含まれる最初のフレームを受信したときは、総遅延時間が変化したと判定される。
総遅延時間が変化した場合(ステップ1004,YES)、画像同期装置404−iは、復号画像及び復号音声の出力を停止する(ステップ1005)。ただし、ストリームに含まれる最初のフレームを受信したときは、ステップ1005の処理はスキップされる。そして、通信部501は、計算部504が計算した総遅延時間を表す情報を、他の画像同期装置404−j(j≠i)へ送信する(ステップ1006)。
次に、決定部506は、他のすべての画像同期装置404−jから総遅延時間を表す情報を受信したか否かをチェックする(ステップ1007)。いずれかの画像同期装置404−jから総遅延時間を表す情報を受信していない場合(ステップ1007,NO)、決定部506は、ステップ1007の処理を繰り返す。そして、他のすべての画像同期装置404−jから総遅延時間を表す情報を受信した場合(ステップ1007,YES)、決定部506は、計算部504が計算した総遅延時間と受信したそれぞれの総遅延時間とを比較する(ステップ1008)。
受信したすべての総遅延時間が、計算部504が計算した総遅延時間以下である場合(ステップ1008,YES)、決定部506は、計算部504が計算した総遅延時間が最大であると判定し、待機時間を0に決定する。そして、出力部507は、復号画像及び復号音声を表示装置405へ出力する(ステップ1009)。
一方、受信したいずれかの総遅延時間が、計算部504が計算した総遅延時間よりも大きい場合(ステップ1008,NO)、決定部506は、受信した総遅延時間のうち最大の総遅延時間と、計算部504が計算した総遅延時間との差分を、待機時間に決定する。そして、出力部507は、待機時間が経過するまで待機して(ステップ1011)、復号画像及び復号音声を表示装置405へ出力する(ステップ1009)。
次に、画像同期装置404−iは、復号画像及び復号音声の出力を終了するか否かを判定する(ステップ1010)。例えば、画像同期装置404−iは、ユーザによって出力停止指示が入力された場合、又は符号化装置402−iからのストリーム配信が停止した場合に、復号画像及び復号音声の出力を終了することができる。復号画像及び復号音声の出力を終了しない場合(ステップ1010,NO)、画像同期装置404−iは、次のフレームについてステップ1001以降の処理を繰り返す。
総遅延時間が変化しない場合(ステップ1004,NO)、画像同期装置404−iは、ステップ1009以降の処理を行う。そして、復号画像及び復号音声の出力を終了する場合(ステップ1010,YES)、画像同期装置404−iは、処理を終了する。
図1及び図5の画像同期装置の構成は一例に過ぎず、画像同期装置の用途又は条件に応じて、一部の構成要素を省略又は変更してもよい。例えば、復号処理が画像同期装置の外部で行われる場合は、図5の復号装置503及び出力部507を省略することができる。
図4の画像同期システムの構成は一例に過ぎず、画像同期システムの用途又は条件に応じて、一部の構成要素を省略又は変更してもよい。例えば、画像同期システムがスポーツ番組等の中継放送に用いられる場合は、表示装置405を省略することができる。
また、画像同期システムは、音声を省略して映像のみを配信することもできる。この場合、各伝送系には映像のみが入力され、符号化装置402−iは、符号化画像を含むストリームを通信ネットワーク403−iへ出力する。そして、画像同期装置404−iは、通信ネットワーク403−iから受信したストリームに含まれる符号化画像を復号して、復号画像を表示装置405へ転送する。
図2、図9、及び図10のフローチャートは一例に過ぎず、画像同期装置又は画像同期システムの構成又は条件に応じて一部の処理を省略又は変更してもよい。例えば、映像の途中で符号化モードを変更しない場合は、図9のステップ901、ステップ905、図10のステップ1004、及びステップ1005の処理を省略することができる。この場合、画像同期装置404−iは、2枚目以降のフレームに対してステップ1002〜ステップ1008及びステップ1011の処理をスキップする。
図3、図4、及び図6の符号化時間及び復号時間は一例に過ぎず、これらの時間は、配信される映像及び音声の情報量、符号化装置及び復号装置のメーカ、符号化方式、符号化モード等に応じて変化する。図3、図4、及び図6の伝送時間は一例に過ぎず、伝送時間は、配信される映像及び音声の情報量、通信ネットワークの距離、ルータの個数等に応じて変化する。
図7の計測処理は一例に過ぎず、RTT以外の時間に基づいて通信ネットワークの伝送時間を推定してもよい。図8の通信処理は一例に過ぎず、通知パケット以外の方法によって総遅延時間を他の画像同期装置に通知してもよい。
図11は、図1の画像同期装置101及び図5の画像同期装置404−iとして用いられる情報処理装置(コンピュータ)の構成例を示している。図11の情報処理装置は、Central Processing Unit(CPU)1101、メモリ1102、入力装置1103、出力装置1104、補助記憶装置1105、媒体駆動装置1106、及びネットワーク接続装置1107を含む。これらの構成要素はバス1108により互いに接続されている。
メモリ1102は、例えば、Read Only Memory(ROM)、Random Access Memory(RAM)、フラッシュメモリ等の半導体メモリであり、処理に用いられるプログラム及びデータを格納する。メモリ1102は、図5の記憶部505として用いることができる。
CPU1101(プロセッサ)は、例えば、メモリ1102を利用してプログラムを実行することにより、図1の計算部111及び決定部112として動作する。CPU1101は、メモリ1102を利用してプログラムを実行することにより、図5のデマルチプレクサ502、復号装置503、計算部504、及び決定部506としても動作する。
入力装置1103は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス等であり、オペレータ又はユーザからの指示及び情報の入力に用いられる。出力装置1104は、例えば、表示装置、プリンタ、スピーカ等であり、オペレータ又はユーザへの問い合わせ又は指示、及び処理結果の出力に用いられる。
補助記憶装置1105は、例えば、磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置、テープ装置等である。補助記憶装置1105は、ハードディスクドライブであってもよい。情報処理装置は、補助記憶装置1105にプログラム及びデータを格納しておき、それらをメモリ1102にロードして使用することができる。補助記憶装置1105は、図5の記憶部505として用いることができる。
媒体駆動装置1106は、可搬型記録媒体1109を駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬型記録媒体1109は、メモリデバイス、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク等である。可搬型記録媒体1109は、Compact Disk Read Only Memory(CD−ROM)、Digital Versatile Disk(DVD)、Universal Serial Bus(USB)メモリ等であってもよい。オペレータ又はユーザは、この可搬型記録媒体1109にプログラム及びデータを格納しておき、それらをメモリ1102にロードして使用することができる。
このように、処理に用いられるプログラム及びデータを格納するコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、メモリ1102、補助記憶装置1105、又は可搬型記録媒体1109のような、物理的な(非一時的な)記録媒体である。
ネットワーク接続装置1107は、Local Area Network、Wide Area Network等の通信ネットワークに接続され、通信に伴うデータ変換を行う通信インタフェースである。情報処理装置は、プログラム及びデータを外部の装置からネットワーク接続装置1107を介して受け取り、それらをメモリ1102にロードして使用することができる。ネットワーク接続装置1107は、図5の通信部501及び出力部507として用いることができる。
なお、情報処理装置が図11のすべての構成要素を含む必要はなく、用途又は条件に応じて一部の構成要素を省略することも可能である。例えば、オペレータ又はユーザとのインタフェースが不要な場合は、入力装置1103及び出力装置1104を省略してもよい。また、可搬型記録媒体1109を利用しない場合は、媒体駆動装置1106を省略してもよい。
図4の符号化装置402−iとして、図11と同様の情報処理装置を用いることもできる。この場合、カメラ401−iは、バス1108に接続されていてもよい。
開示の実施形態とその利点について詳しく説明したが、当業者は、特許請求の範囲に明確に記載した本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更、追加、省略をすることができるであろう。
図1乃至図11を参照しながら説明した実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
符号化対象画像を符号化して符号化画像を生成する符号化装置と、前記符号化画像を伝送する通信ネットワークと、前記通信ネットワークから受信した前記符号化画像を復号して復号画像を生成する復号装置とをそれぞれ含む複数の伝送系のうち、第1伝送系に含まれる第1符号化装置に対する第1符号化対象画像の入力から、前記第1伝送系に含まれる第1復号装置による第1復号画像の生成までの時間を計算する計算部と、
前記計算部が計算した前記時間と、前記複数の伝送系のうち第2伝送系に含まれる第2符号化部に対する第2符号化対象画像の入力から、前記第2伝送系に含まれる第2復号装置による第2復号画像の生成までの時間とに基づいて、前記第1復号画像の生成から前記第1復号画像の出力までの待機時間を決定する決定部と、
を備えることを特徴とする画像同期装置。
(付記2)
前記決定部は、前記複数の伝送系それぞれに含まれる前記符号化装置に対する前記符号化対象画像の入力から、前記複数の伝送系それぞれに含まれる前記復号装置による前記復号画像の生成までの時間のうち、最大の時間と、前記計算部が計算した前記時間との差分を、前記待機時間に決定することを特徴とする付記1記載の画像同期装置。
(付記3)
前記第1伝送系に含まれる第1通信ネットワークから、前記第1符号化装置が生成した第1符号化画像と、前記第1符号化装置に対する前記第1符号化対象画像の入力から前記第1符号化画像の生成までの符号化時間を表す情報とを受信する通信部と、
前記第1復号装置と、
前記第1復号画像を出力する出力部とをさらに備え、
前記計算部は、前記第1符号化画像を用いて、前記第1復号装置に対する前記第1符号化画像の入力から前記第1復号画像の生成までの復号時間を計算し、前記符号化時間と、前記第1通信ネットワークが前記第1符号化画像を伝送する伝送時間と、前記復号時間とを加算することで、前記第1符号化対象画像の入力から前記第1復号画像の生成までの前記時間を計算し、前記出力部は、前記第1復号画像の生成から前記待機時間が経過した後に、前記第1復号画像を出力することを特徴とする付記1又は2記載の画像同期装置。
(付記4)
前記通信部は、前記複数の伝送系のうち前記第1伝送系以外の他の伝送系に含まれる前記符号化装置に対する前記符号化対象画像の入力から、前記他の伝送系に含まれる前記復号装置による前記復号画像の生成までの時間を表す情報を、前記他の伝送系から受信し、前記第1符号化対象画像の入力から前記第1復号画像の生成までの前記時間を表す情報を、前記他の伝送系へ送信することを特徴とする付記3記載の画像同期装置。
(付記5)
符号化対象画像を符号化して符号化画像を生成する符号化装置と、前記符号化画像を伝送する通信ネットワークと、前記通信ネットワークから受信した前記符号化画像を復号して復号画像を生成する復号装置とをそれぞれ含む複数の伝送系のうち、第1伝送系に含まれる第1符号化装置に対する第1符号化対象画像の入力から、前記第1伝送系に含まれる第1復号装置による第1復号画像の生成までの時間を計算し、
前記計算部が計算した前記時間と、前記複数の伝送系のうち第2伝送系に含まれる第2符号化装置に対する第2符号化対象画像の入力から、前記第2伝送系に含まれる第2復号装置による第2復号画像の生成までの時間とに基づいて、前記第1復号画像の生成から前記第1復号画像の出力までの待機時間を決定する、
処理をコンピュータに実行させる画像同期プログラム。
(付記6)
前記コンピュータは、前記複数の伝送系それぞれに含まれる前記符号化装置に対する前記符号化対象画像の入力から、前記複数の伝送系それぞれに含まれる前記復号装置による前記復号画像の生成までの時間のうち、最大の時間と、前記計算部が計算した前記時間との差分を、前記待機時間に決定することを特徴とする付記5記載の画像同期プログラム。
(付記7)
前記コンピュータは、前記第1伝送系に含まれる第1通信ネットワークから、前記第1符号化装置が生成した第1符号化画像と、前記第1符号化装置に対する前記第1符号化対象画像の入力から前記第1符号化画像の生成までの符号化時間を表す情報とを受信し、前記第1符号化画像を用いて、前記第1復号装置に対する前記第1符号化画像の入力から前記第1復号画像の生成までの復号時間を計算し、前記符号化時間と、前記第1通信ネットワークが前記第1符号化画像を伝送する伝送時間と、前記復号時間とを加算することで、前記第1符号化対象画像の入力から前記第1復号画像の生成までの前記時間を計算し、前記第1復号画像の生成から前記待機時間が経過した後に、前記第1復号画像を出力することを特徴とする付記5又は6記載の画像同期プログラム。
(付記8)
前記コンピュータは、前記複数の伝送系のうち前記第1伝送系以外の他の伝送系に含まれる前記符号化装置に対する前記符号化対象画像の入力から、前記他の伝送系に含まれる前記復号装置による前記復号画像の生成までの時間を表す情報を、前記他の伝送系から受信し、前記第1符号化対象画像の入力から前記第1復号画像の生成までの前記時間を表す情報を、前記他の伝送系へ送信することを特徴とする付記7記載の画像同期プログラム。
(付記9)
コンピュータが、
符号化対象画像を符号化して符号化画像を生成する符号化装置と、前記符号化画像を伝送する通信ネットワークと、前記通信ネットワークから受信した前記符号化画像を復号して復号画像を生成する復号装置とをそれぞれ含む複数の伝送系のうち、第1伝送系に含まれる第1符号化装置に対する第1符号化対象画像の入力から、前記第1伝送系に含まれる第1復号装置による第1復号画像の生成までの時間を計算し、
前記計算部が計算した前記時間と、前記複数の伝送系のうち第2伝送系に含まれる第2符号化装置に対する第2符号化対象画像の入力から、前記第2伝送系に含まれる第2復号装置による第2復号画像の生成までの時間とに基づいて、前記第1復号画像の生成から前記第1復号画像の出力までの待機時間を決定する、
ことを特徴とする画像同期方法。
(付記10)
前記コンピュータは、前記複数の伝送系それぞれに含まれる前記符号化装置に対する前記符号化対象画像の入力から、前記複数の伝送系それぞれに含まれる前記復号装置による前記復号画像の生成までの時間のうち、最大の時間と、前記計算部が計算した前記時間との差分を、前記待機時間に決定することを特徴とする付記9記載の画像同期方法。
(付記11)
前記コンピュータは、前記第1伝送系に含まれる第1通信ネットワークから、前記第1符号化装置が生成した第1符号化画像と、前記第1符号化装置に対する前記第1符号化対象画像の入力から前記第1符号化画像の生成までの符号化時間を表す情報とを受信し、前記第1符号化画像を用いて、前記第1復号装置に対する前記第1符号化画像の入力から前記第1復号画像の生成までの復号時間を計算し、前記符号化時間と、前記第1通信ネットワークが前記第1符号化画像を伝送する伝送時間と、前記復号時間とを加算することで、前記第1符号化対象画像の入力から前記第1復号画像の生成までの前記時間を計算し、前記第1復号画像の生成から前記待機時間が経過した後に、前記第1復号画像を出力することを特徴とする付記9又は10記載の画像同期方法。
(付記12)
前記コンピュータは、前記複数の伝送系のうち前記第1伝送系以外の他の伝送系に含まれる前記符号化装置に対する前記符号化対象画像の入力から、前記他の伝送系に含まれる前記復号装置による前記復号画像の生成までの時間を表す情報を、前記他の伝送系から受信し、前記第1符号化対象画像の入力から前記第1復号画像の生成までの前記時間を表す情報を、前記他の伝送系へ送信することを特徴とする付記11記載の画像同期方法。
101、404−1〜404−4 画像同期装置
111、504 計算部
112、506 決定部
301−1、301−2、401−1〜401−4 カメラ
302−1、302−2、402−1〜402−4 符号化装置
303−1、303−2、403−1〜403−4 通信ネットワーク
304−1、304−2、503 復号装置
311−1、311−2、411−1〜411−4 符号化時間
312−1、312−2、412−1〜412−4 伝送時間
313−1、313−2、413−1〜413−4 復号時間
321−1、321−2、322−1、322−2 画像
331、332 タイミングチャート
333 差分
405 表示装置
406 LAN
421−1〜421−4 領域
501 通信部
502 デマルチプレクサ
505 記憶部
507 出力部
601−1、601−2 待機時間
1101 CPU
1102 メモリ
1103 入力装置
1104 出力装置
1105 補助記憶装置
1106 媒体駆動装置
1107 ネットワーク接続装置
1108 バス
1109 可搬型記録媒体

Claims (5)

  1. 符号化対象画像を符号化して符号化画像を生成する符号化装置と、前記符号化画像を伝送する通信ネットワークと、前記通信ネットワークから受信した前記符号化画像を復号して復号画像を生成する復号装置とをそれぞれ含む複数の伝送系のうち、第1伝送系に含まれる第1符号化装置に対する第1符号化対象画像の入力から、前記第1伝送系に含まれる第1復号装置による第1復号画像の生成までの時間を計算する計算部と、
    前記計算部が計算した前記時間と、前記複数の伝送系のうち第2伝送系に含まれる第2符号化部に対する第2符号化対象画像の入力から、前記第2伝送系に含まれる第2復号装置による第2復号画像の生成までの時間とに基づいて、前記第1復号画像の生成から前記第1復号画像の出力までの待機時間を決定する決定部と、
    を備えることを特徴とする画像同期装置。
  2. 前記決定部は、前記複数の伝送系それぞれに含まれる前記符号化装置に対する前記符号化対象画像の入力から、前記複数の伝送系それぞれに含まれる前記復号装置による前記復号画像の生成までの時間のうち、最大の時間と、前記計算部が計算した前記時間との差分を、前記待機時間に決定することを特徴とする請求項1記載の画像同期装置。
  3. 前記第1伝送系に含まれる第1通信ネットワークから、前記第1符号化装置が生成した第1符号化画像と、前記第1符号化装置に対する前記第1符号化対象画像の入力から前記第1符号化画像の生成までの符号化時間を表す情報とを受信する通信部と、
    前記第1復号装置と、
    前記第1復号画像を出力する出力部とをさらに備え、
    前記計算部は、前記第1符号化画像を用いて、前記第1復号装置に対する前記第1符号化画像の入力から前記第1復号画像の生成までの復号時間を計算し、前記符号化時間と、前記第1通信ネットワークが前記第1符号化画像を伝送する伝送時間と、前記復号時間とを加算することで、前記第1符号化対象画像の入力から前記第1復号画像の生成までの前記時間を計算し、前記出力部は、前記第1復号画像の生成から前記待機時間が経過した後に、前記第1復号画像を出力することを特徴とする請求項1又は2記載の画像同期装置。
  4. 符号化対象画像を符号化して符号化画像を生成する符号化装置と、前記符号化画像を伝送する通信ネットワークと、前記通信ネットワークから受信した前記符号化画像を復号して復号画像を生成する復号装置とをそれぞれ含む複数の伝送系のうち、第1伝送系に含まれる第1符号化装置に対する第1符号化対象画像の入力から、前記第1伝送系に含まれる第1復号装置による第1復号画像の生成までの時間を計算し、
    前記計算部が計算した前記時間と、前記複数の伝送系のうち第2伝送系に含まれる第2符号化装置に対する第2符号化対象画像の入力から、前記第2伝送系に含まれる第2復号装置による第2復号画像の生成までの時間とに基づいて、前記第1復号画像の生成から前記第1復号画像の出力までの待機時間を決定する、
    処理をコンピュータに実行させる画像同期プログラム。
  5. コンピュータが、
    符号化対象画像を符号化して符号化画像を生成する符号化装置と、前記符号化画像を伝送する通信ネットワークと、前記通信ネットワークから受信した前記符号化画像を復号して復号画像を生成する復号装置とをそれぞれ含む複数の伝送系のうち、第1伝送系に含まれる第1符号化装置に対する第1符号化対象画像の入力から、前記第1伝送系に含まれる第1復号装置による第1復号画像の生成までの時間を計算し、
    前記計算部が計算した前記時間と、前記複数の伝送系のうち第2伝送系に含まれる第2符号化装置に対する第2符号化対象画像の入力から、前記第2伝送系に含まれる第2復号装置による第2復号画像の生成までの時間とに基づいて、前記第1復号画像の生成から前記第1復号画像の出力までの待機時間を決定する、
    ことを特徴とする画像同期方法。
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