JP5170278B2 - 表示制御装置、表示制御方法、プログラム、および表示制御システム - Google Patents

表示制御装置、表示制御方法、プログラム、および表示制御システム Download PDF

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Description

本開示は、表示制御装置、表示制御方法、プログラム、および表示制御システムに関する。
現在、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)などのネットワークを介して装置間でコンテンツデータの送受信が可能な、アプリケーションやサービスの利用が進んでいる。
このような中、無線通信を用いたネットワークにおいて、画像データや音声データなどのコンテンツデータを安定的に伝送することが可能な範囲の拡大を図る技術が開発されている。中継を行うことによって、コンテンツデータを安定的に伝送することが可能な範囲の拡大を図る技術としては、例えば、特許文献1に記載の技術が挙げられる。
特開2005−12710号公報
例えば特許文献1に記載の技術を用いることによって、画像(動画像または静止画像。以下、同様とする。)、または、画像および音声(音楽も含む。以下同様とする。)を示すコンテンツデータを安定的により広い範囲に伝送可能な通信システムを実現することができる。よって、例えば特許文献1に記載の技術などがイベントのライブ中継に用いられることによって、ユーザは、例えば、イベントが開催されている屋内または屋外の会場にいながら、リアルタイムに伝送される画像(または、低遅延で伝送される画像。以下、同様とする。)を、携帯電話やPC(Personal Computer)などの表示装置を用いて楽しむことが可能となる。
しかしながら、上記の場合には、ユーザは、ユーザが直接的にみる対象物と、表示装置の表示画面に映るリアルタイムに伝送される画像を介して間接的にみる対象物との間に違和感を覚える恐れがある。
そこで、本開示では、ユーザが感じうる違和感の低減を図ることが可能な、新規かつ改良された表示制御装置、表示制御方法、プログラム、および表示制御システムを提案する。
本開示によれば、外部装置と通信を行う通信部と、撮像を行う撮像装置、および画像を表示する表示装置それぞれの位置を特定する位置特定部と、画像を表示させる表示装置の位置と、表示させる上記画像を撮像する撮像装置の位置とに基づいて、上記撮像装置が撮像した画像を水平方向に反転させるかを判定する処理判定部と、上記撮像装置が撮像した画像を水平方向に選択的に反転させる処理部と、を備え、上記処理部は、上記画像を水平方向に反転させると判定された場合には、上記撮像装置が撮像した画像を水平方向に反転させて、水平方向に反転させた画像を上記表示装置に表示させ、上記画像を水平方向に反転させると判定されない場合には、上記撮像装置が撮像した画像を上記表示装置に表示させる、表示制御装置が提供される。
また、本開示によれば、撮像を行う撮像装置、および画像を表示する表示装置それぞれの位置を特定するステップと、画像を表示させる表示装置の位置と、表示させる上記画像を撮像する撮像装置の位置とに基づいて、上記撮像装置が撮像した画像を水平方向に反転させるかを判定するステップと、上記撮像装置が撮像した画像を水平方向に選択的に反転させるステップと、を有し、上記反転させるステップでは、上記画像を水平方向に反転させると判定された場合には、上記撮像装置が撮像した画像を水平方向に反転させて、水平方向に反転させた画像を上記表示装置に表示させ、上記画像を水平方向に反転させると判定されない場合には、上記撮像装置が撮像した画像を上記表示装置に表示させる、表示制御方法が提供される。
また、本開示によれば、撮像を行う撮像装置、および画像を表示する表示装置それぞれの位置を特定するステップ、画像を表示させる表示装置の位置と、表示させる上記画像を撮像する撮像装置の位置とに基づいて、上記撮像装置が撮像した画像を水平方向に反転させるかを判定するステップ、上記撮像装置が撮像した画像を水平方向に選択的に反転させるステップ、をコンピュータに実行させ、上記反転させるステップでは、上記画像を水平方向に反転させると判定された場合には、上記撮像装置が撮像した画像を水平方向に反転させて、水平方向に反転させた画像を上記表示装置に表示させ、上記画像を水平方向に反転させると判定されない場合には、上記撮像装置が撮像した画像を上記表示装置に表示させる、プログラムが提供される。
また、本開示によれば、1または2以上の撮像を行う撮像装置と、1または2以上の画像を表示する表示装置と、上記撮像装置、および上記表示装置それぞれと通信を行う表示制御装置と、を有し、上記表示制御装置は、上記撮像装置、および上記表示装置それぞれと通信を行う通信部と、上記撮像装置、および上記表示装置それぞれの位置を特定する位置特定部と、画像を表示させる表示装置の位置と、表示させる上記画像を撮像する撮像装置の位置とに基づいて、上記撮像装置が撮像した画像を水平方向に反転させるかを判定する処理判定部と、上記撮像装置が撮像した画像を水平方向に選択的に反転させる処理部と、を備え、上記処理部は、上記画像を水平方向に反転させると判定された場合に、上記通信部が受信した、上記撮像装置から送信された画像信号が示す画像を水平方向に反転させて、水平方向に反転させた画像を示す画像信号を、上記撮像装置から送信された画像信号の送信先の表示装置へ送信させ、上記画像を水平方向に反転させると判定されない場合には、上記通信部が受信した、上記撮像装置から送信された画像信号を、上記送信先の表示装置へ送信させる、表示制御システムが提供される。
本開示によれば、ユーザが感じうる違和感の低減を図ることができる。
本実施形態に係る表示制御方法を説明するための説明図である。 本実施形態に係る表示制御方法を説明するための説明図である。 本実施形態に係る表示制御方法を説明するための説明図である。 本実施形態に係る表示制御方法を説明するための説明図である。 第1の実施形態に係る表示制御システムの構成の一例を示す説明図である。 本実施形態に係る表示制御装置における処理の一例を示す流れ図である。 本実施形態に係る表示装置における撮像装置の選択方法の一例を示す説明図である。 本実施形態に係る表示制御装置における反転判定処理の一例を示す説明図である。 本実施形態に係る表示制御装置が画像を反転させていることを表示装置のユーザに明示する方法の一例を示す説明図である。 本実施形態に係る表示制御装置における処理の他の例を示す流れ図である。 本実施形態に係る表示制御装置の構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態に係る表示制御装置のハードウェア構成の一例を示す説明図である。 第2の実施形態に係る表示制御システムの構成の一例を示す説明図である。 本実施形態に係る表示装置の構成の一例を示すブロック図である。 第3の実施形態に係る表示制御システムの構成の一例を示す説明図である。 本実施形態に係る撮像装置の構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、以下では、下記に示す順序で説明を行う。
1.本実施形態に係る表示制御方法
2.本実施形態に係る表示制御システム
3.本実施形態に係るプログラム
(本実施形態に係る表示制御方法)
本実施形態に係る表示制御システムの構成について説明する前に、本実施形態に係る表示制御方法について説明する。なお、以下では、後述する第1の実施形態に係る表示制御システム1000、第2の実施形態に係る表示制御システム2000、第3の実施形態に係る表示制御システム3000などの、本実施形態に係る表示制御システムを総称する場合には、符号を付さずに「表示制御システム」と示す。また、以下では、表示制御システム(より厳密には、表示制御システムを構成する装置)が、本実施形態に係る表示制御方法に係る処理を行うものとして説明する。
また、以下では、撮像を行うことが可能な撮像装置が撮像を行い、撮像装置により撮像された画像を示す画像信号が、有線通信および/または無線通信によって、リアルタイム(または低遅延。以下、同様とする。)に表示装置に伝送される場合を例に挙げて説明する。ここで、本実施形態に係る表示制御システムにおける画像の伝送方法としては、例えば、ラインベース・コーデックを用いる伝送が挙げられる。ここで、ラインベース・コーデックを用いる伝送とは、1ピクチャをN個のライン(Nは1以上)の集合に分割し、分割した集合(ラインブロック)ごとに画像を符号化することによって遅延時間を短くする画像圧縮方式を用いる伝送をいう。ラインベース・コーデックを用いる場合には、低遅延であるという利点の他、例えば、画像圧縮の1単位において取り扱う情報が少ないことにより、高速処理やハードウェア規模の低減が可能といった利点がある。なお、本実施形態に係る画像の伝送方式が、上記ラインベース・コーデックを用いる方式に限られないことは、言うまでもない。
また、本実施形態に係る画像信号としては、例えば、MPEG−4(ISO/IEC 14496)の画像や、JPEG 2000の画像など、階層符号化が可能な圧縮・伸張方式を用いて符号化される画像を示す信号が挙げられる。なお、本実施形態に係る画像信号は、上記のような階層符号化が可能な圧縮・伸張方式を用いて符号化される画像を示す信号に限られない。
また、本実施形態に係る表示制御システムにおける通信プロトコルとしては、例えば、UDP(User Datagram Protocol)などのIP(Internet Protocol)ベースの通信プロトコルが挙げられる。なお、本実施形態に係る表示制御システムにおける通信プロトコルは、上記に限られず、表示制御システムでは、任意の通信プロトコルを用いることが可能である。
図1、図2は、本実施形態に係る表示制御方法を説明するための説明図である。図1は、野球場において野球場のフィールド上を撮像する4台の撮像装置(撮像装置10A〜撮像装置10D)が設置されており、撮像装置それぞれが矢印の方向に存在する対象物を撮像し、撮像された画像が表示装置に伝送される例を示している。また、図1では、表示装置を用いて撮像装置により撮像された画像をみることが可能なユーザの位置の一例として、View1、View2を示している。図2に示すAは、図1に示すView1において表示装置の表示画面に表示される画像の一例を示しており、図2に示すBは、図1に示すView2において表示装置の表示画面に表示される画像の一例を示している。
例えば、表示装置がView1の位置に存在し、表示装置の表示画面に表示される画像が撮像装置10Cにより撮像されたものである場合には、ユーザが直接的にみる対象物と表示画面に表示される対象物(すなわち、ユーザが表示画面を介して間接的にみる対象物)とは、大略一致する。つまり、上記の場合には、ユーザが直接的にみる対象物と、ユーザが表示装置の表示画面に映る画像を介して間接的にみる対象物とにおける水平軸が逆転せずに一致する。よって、上記の場合には、ユーザが、直接的にみる対象物と、表示装置の表示画面に映るリアルタイムに伝送される画像を介して間接的にみる対象物との間に違和感を覚える可能性は、低い。
しかしながら、例えば、表示装置がView1の位置に存在し、表示装置の表示画面に表示される画像が撮像装置10Bにより撮像されたものである場合には、ユーザが直接的にみる対象物と表示画面に表示される対象物とが一致しないことが起こりうる。つまり、上記の場合には、ユーザが直接的にみる対象物と、ユーザが表示装置の表示画面に映る画像を介して間接的にみる対象物とにおける水平軸が逆転する恐れがある。ここで、ユーザが直接的にみる対象物における水平軸と、ユーザが表示装置の表示画面に映る画像を介して間接的にみる対象物とにおける水平軸とが逆転した場合には、水平軸の逆転が違和感としてユーザに認識される可能性が高い。よって、上記の場合には、ユーザが、直接的に対象物をみる場合と、表示装置の表示画面に映るリアルタイムに伝送される画像を介して間接的に対象物をみる場合との間に違和感を覚える恐れがある。
なお、ユーザが違和感を覚える恐れがある状況は、図1に示すような野球場のフィールドを撮像装置により撮像する場合に限られない。図3、図4は、本実施形態に係る表示制御方法を説明するための説明図である。図3は、サッカー場においてサッカー場のフィールド上を撮像する4台の撮像装置(撮像装置10A〜撮像装置10D)が設置されており、撮像装置それぞれが矢印の方向に存在する対象物を撮像し、撮像された画像が表示装置に伝送される例を示している。また、図3では、表示装置を用いて撮像装置により撮像された画像をみることが可能なユーザの位置の一例として、View1〜View4を示している。図4に示すAは、図3に示すView1において表示装置の表示画面に表示される画像の一例を示しており、図4に示すBは、図3に示すView3において表示装置の表示画面に表示される画像の一例を示している。
例えば、表示装置がView1またはView2の位置に存在し、表示装置の表示画面に表示される画像が、フィールド中央部分に存在する対象物が撮像装置10Cにより撮像されたものである場合には、ユーザが直接的にみる対象物と表示画面に表示される対象物(すなわち、ユーザが表示画面を介して間接的にみる対象物)とは、大略一致する。上記の場合には、ユーザが直接的にみる対象物と、ユーザが表示装置の表示画面に映る画像を介して間接的にみる対象物とにおける水平軸が逆転せずに一致する。よって、上記の場合には、ユーザが、直接的にみる対象物と、表示装置の表示画面に映るリアルタイムに伝送される画像を介して間接的にみる対象物との間に違和感を覚える可能性は、低い。
また、例えば、表示装置がView1またはView2の位置に存在し、表示装置の表示画面に表示される画像が、フィールド中央部分に存在する対象物が撮像装置10Dにより撮像されたものである場合には、図1の場合と同様に、ユーザが直接的にみる対象物と、ユーザが表示装置の表示画面に映る画像を介して間接的にみる対象物とにおける水平軸が逆転することが起こりうる。よって、上記の場合には、ユーザが、直接的に対象物をみる場合と、表示装置の表示画面に映るリアルタイムに伝送される画像を介して間接的に対象物をみる場合との間に違和感を覚える恐れがある。
また、例えば、表示装置がView1またはView2の位置に存在するときに、ユーザが、表示画面に表示させる画像を撮像する撮像装置を、撮像装置10Cから撮像装置10Aまたは撮像装置10Bに切り替えた場合には、表示装置の位置、撮像される対象物、および撮像装置の間の位置関係が変化する。そのため、切り替え後の上記位置関係によっては、ユーザが直接的にみる対象物と、ユーザが表示装置の表示画面に映る画像を介して間接的にみる対象物とにおける水平軸が逆転する可能性がある。よって、切り替え後の上記位置関係によっては、ユーザが、直接的に対象物をみる場合と、表示装置の表示画面に映るリアルタイムに伝送される画像を介して間接的に対象物をみる場合との間に違和感を覚える恐れがある。
上記のように、撮像装置が撮像を行い、撮像装置により撮像された画像を示す画像信号が、有線通信および/または無線通信によって、リアルタイムに表示装置に伝送される場合には、ユーザが、直接的にみる対象物と、表示装置の表示画面に映るリアルタイムに伝送される画像を介して間接的にみる対象物との間に違和感を覚える恐れがある。
そこで、本実施形態に係る表示制御システムでは、表示制御システムを構成する表示制御装置(以下、「表示制御装置100」と示す場合がある。)が、画像を表示する表示装置の位置と、当該表示装置に表示させる画像を撮像する撮像装置の位置とに基づいて、当該撮像装置が撮像した画像を水平方向に選択的に反転させる。そして、表示制御装置100は、画像を水平方向に反転させた場合には、反転させた画像を表示装置に表示させ、また、画像を水平方向に反転させなかった場合には、撮像装置が撮像した画像を表示装置に表示させる。
ここで、本実施形態に係る画像を水平方向に反転させる処理とは、画像の鏡像を生成する処理に該当する。表示制御装置100は、画像の鏡像を生成することが可能な任意の方法を用いて、画像を水平方向に反転させる。以下では、画像を水平方向に反転させることを、「鏡像反転」と示す場合がある。
表示制御システムでは、表示制御装置100が、表示装置の位置と撮像装置の位置とに基づいて、当該撮像装置が撮像した画像を水平方向に選択的に反転させ、反転させた画像または撮像装置が撮像した画像のいずれかを表示装置に表示させる。より具体的には、表示制御システムでは、表示制御装置100が撮像装置が撮像した画像を水平方向に選択的に反転させることによって、ユーザが直接的にみる対象物における水平軸と、ユーザが表示装置の表示画面に映る画像を介して間接的にみる対象物における水平軸とを一致させる。したがって、表示制御システムでは、ユーザが感じうる違和感の低減を図ることができる。
以下、本実施形態に係る表示制御システムの構成の一例について説明をすると共に、本実施形態に係る表示制御方法に係る処理の具体例についても併せて説明する。
(本実施形態に係る表示制御システム)
(1)第1の実施形態に係る表示制御システム
図5は、第1の実施形態に係る表示制御システム1000の構成の一例を示す説明図である。表示制御システム1000は、表示制御装置100と、撮像装置10A〜10Dと、表示装置20A〜20Cとを有する。また、表示制御装置100と撮像装置10A〜10Dそれぞれとは、ネットワーク500で接続され、また、表示制御装置100と表示装置20A〜20Cそれぞれとは、ネットワーク600で接続される。
ここで、本実施形態に係る接続とは、例えば、通信可能な状態にある(または、通信可能な状態にさせる)ことをいう。また、ネットワーク500、600としては、例えば、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などの有線ネットワーク、無線LAN(WLAN;Wireless Local Area Network)や基地局を介した無線WAN(WWAN;Wireless Wide Area Network)、無線MAN(WMAN;Wireless Metropolitan Area Network)などの無線ネットワーク、あるいは、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などの通信プロトコルを用いたインターネットなどが挙げられる。なお、ネットワーク500と、ネットワーク600とは、同種のネットワークであってもよいし、異種のネットワークであってもよい。
なお、図5では、表示制御システム1000が4つの撮像装置10A〜10Dを有する構成を示しているが、第1の実施形態に係る表示制御システム1000の構成は、上記に限られない。例えば、第1の実施形態に係る表示制御システム1000は、1または2以上の撮像装置(以下、総称して「撮像装置10」と示す場合がある。)を有していてもよい。また、図5では、表示制御システム1000が3つの表示装置20A〜20Cを有する構成を示しているが、第1の実施形態に係る表示制御システム1000の構成は、上記に限られない。例えば、第1の実施形態に係る表示制御システム1000は、1または2以上の表示装置(以下、総称して「表示装置20」と示す場合がある。)を有していてもよい。
[表示制御装置100]
表示制御装置100は、撮像装置10と表示装置20との間の通信を中継し、表示装置20における撮像装置10において撮像された画像の表示を制御する役目を果たす。
より具体的には、表示制御装置100は、画像を表示する表示装置20の位置と、当該表示装置20に表示させる画像を撮像する撮像装置10の位置とに基づいて、当該撮像装置10から送信される画像信号が示す画像を水平方向に選択的に反転させる。そして、表示制御装置100は、画像を水平方向に反転させた場合には、反転させた画像を示す画像信号を、撮像装置10から送信される画像信号の送信先の表示装置20へ送信する。また、表示制御装置100は、画像を水平方向に反転させない場合には、撮像装置10から送信される画像信号を、上記送信先の表示装置20へ送信する。
ここで、表示制御装置100は、例えば、撮像装置10から送信されるパケットデータのヘッダに含まれる通信経路の制御に関する経路制御情報を参照することによって、当該パケットデータの送信先の表示装置20を特定する。例えば、上記パケットデータが、IPプロトコルに基づくIPパケットである場合には、表示制御装置100は、ヘッダに含まれる宛先IPアドレス(送信先のIPアドレス)を参照することにより、送信先の表示装置20を特定する。なお、表示制御装置100における送信先の表示装置20の特定方法が、上記に限られないことは、言うまでもない。
図6は、本実施形態に係る表示制御装置100における処理の一例を示す流れ図である。
表示制御装置100は、表示装置20の位置を特定する(S100)。表示制御装置100は、例えば、表示装置20から送信される、装置の位置を示す位置情報に基づいて、表示装置20の位置を特定する。ここで、本実施形態に係る位置情報としては、例えば、IPアドレスや、緯度および経度を示す座標データ、SSID(Service Set IDentifier)、電話番号などが挙げられる。
表示制御装置100は、例えば、位置情報の送信をさせるための位置情報送信要求を表示装置20に対して送信することによって、表示装置20に対応する位置情報を取得するが、表示装置20に対応する位置情報の取得方法は、上記に限られない。例えば、表示制御装置100は、表示装置20から定期的/非定期的に送信される位置情報を受信することによって、表示装置20に対応する位置情報を取得してもよい。
また、表示制御装置100は、例えば、表示装置20から取得した位置情報が座標データである場合には、当該座標データが示す座標を表示装置20の位置として特定する。なお、本実施形態に係る位置の特定方法は、座標データが示す座標を用いることに限られない。
例えば、表示装置20から取得した位置情報がIPアドレスを示す場合には、表示制御装置100は、IPアドレスと位置とが対応付けられたデータベースを用いることによって、位置情報が示すIPアドレスに対応する位置を特定する。ここで、表示制御装置100は、例えば、表示制御装置100が備える記憶部(後述する)などに記憶されている上記データベースを参照することにより、位置情報が示すIPアドレスに対応する位置を特定するが、上記データベースを用いた位置の特定方法は、上記に限られない。例えば、表示制御装置100は、上記データベースを記憶するサーバなどの外部装置に対して位置情報が示すIPアドレスを送信し、当該IPアドレスに対応する位置を当該外部装置から取得することによって、位置情報が示すIPアドレスに対応する位置を特定してもよい。
また、例えば、表示制御装置100と表示装置20とが無線LANにより通信を行うときにおいて、表示装置20から取得した位置情報がSSIDやMACアドレス(Media Access Control address)などを示す場合には、表示制御装置100は、SSIDなどと位置とが対応付けられたデータベースを用いることによって、位置情報が示すSSIDなどに対応する位置を特定する。ここで、SSIDなどと位置とが対応付けられたデータベースは、上記IPアドレスと位置とが対応付けられたデータベースと同様に、表示制御装置100が備える記憶部(後述する)などに記憶されていてもよいし、サーバなどの外部装置に記憶されていてもよい。
表示制御装置100は、ステップS100において、例えば表示装置20から取得した位置情報を用いた上記のような処理を行うことによって、表示装置20の位置を特定する。なお、本実施形態に係る表示制御装置100におけるステップS100の処理は、上記に限られない。例えば、表示制御装置100は、記憶部(図示せず)などに予め記憶されている位置情報を用いて表示装置20の位置を特定することも可能である。
表示制御装置100は、撮像装置10の位置を特定する(S102)。ここで、表示制御装置100は、ステップS100と同様に、例えば撮像装置10から取得した位置情報を用いて撮像装置10の位置を特定する。なお、本実施形態に係る表示制御装置100におけるステップS102の処理は、上記に限られない。例えば、表示制御装置100は、記憶部(図示せず)などに予め記憶されている位置情報を用いて撮像装置10の位置を特定することも可能である。
なお、図6では、表示制御装置100が、ステップS100の処理の後にステップS102の処理を行う例を示しているが、表示制御装置100における処理は、上記に限られない。例えば、ステップS100の処理とステップS102の処理とは独立して行うことが可能であるので、表示制御装置100は、ステップS102の処理の後にステップS100の処理を行ってもよく、また、ステップS100の処理とステップS102の処理とを同期して行ってもよい。
ステップS100、S102の処理が行われると、表示制御装置100は、表示装置20において表示画面に表示する画像を撮像する撮像装置10が選択されたか否かを判定する(S104)。表示制御装置100は、例えば、表示装置20から送信された、特定の撮像装置10を示す選択信号を受信した場合に、撮像装置10が選択されたと判定する。
図7は、本実施形態に係る表示装置20における撮像装置10の選択方法の一例を示す説明図である。ここで、図7は、表示装置20の表示画面に表示される画像の一例を示している。
表示装置20のユーザは、例えば表示装置20が備えるボタンなどの操作デバイスや、リモートコントローラなどの外部操作デバイスを用いて、図7に示すいずれか一つの撮像装置10を選択する。そして、表示装置20は、ユーザによる撮像装置10を選択する選択操作に基づき、上記選択信号を表示制御装置100へ送信する。なお、ユーザに撮像装置10を選択させるために表示装置20の表示画面に表示される画像が、図7に示す画像に限られないことは、言うまでもない。
再度図6を参照して、表示制御装置100における処理の一例について説明する。ステップS104において撮像装置10が選択されたと判定されない場合には、表示制御装置100は、後述するステップS120の処理を行う。
また、ステップS104において撮像装置10が選択されたと判定された場合には、表示制御装置100は、選択された撮像装置10から送信される画像信号が示す画像を水平方向に反転させるか否かに係る、反転判定処理を行う(S106)。
表示制御装置100は、ステップS100において特定された表示装置20の位置と、ステップS102において特定された撮像装置10の位置とに基づいて、画像を水平方向に反転させるか否かを判定する。
図8は、本実施形態に係る表示制御装置100における反転判定処理の一例を示す説明図である。ここで、図8は、表示装置20の位置(図8に示すA)と、現在表示装置20の表示画面に表示されている画像の送信元の撮像装置10を示す情報(図8に示すB)と、選択された撮像装置10の情報(図8に示すC)とによって、反転を行うか否かを判定する判定条件の一例を示している。また、図8は、例えば図3に示す、サッカー場においてサッカー場のフィールド上を撮像する4台の撮像装置(撮像装置10A〜撮像装置10D)が設置されている場合における判定条件の一例を示している。
ここで、表示制御装置100は、例えばステップS100において特定された表示装置20の位置を図8のAに示す条件として用いる。また、表示制御装置100は、例えば、画像処理の結果や、撮像装置10から送信される雲台の制御状態を示す雲台制御情報が示す撮像状態を、図8のBに示す条件として用いる。また、表示制御装置100は、例えばステップS102において特定された撮像装置10の位置を図8のCに示す条件として用いる。
例えば図8に示す判定条件を用いることによって、表示制御装置100は、画像を水平方向に反転させるか否かを判定する。なお、本実施形態に係る判定条件は、図8に示すものに限られない。例えば、表示制御装置100は、図8に示すAおよびCによって、反転を行うか否かを判定することも可能である。
再度図6を参照して、表示制御装置100における処理の一例について説明する。ステップS106の処理が行われると、表示制御装置100は、ステップS106における判定結果に基づいて、画像を水平方向に反転させるか否か(画像を左右反転させるか否か)を判定する(S108)。
ステップS108において画像を水平方向に反転させると判定されない場合には、表示制御装置100は、選択された撮像装置10から送信される画像信号を、当該撮像装置10を選択した表示装置20(送信先の表示装置20に該当)へ送信し、当該表示装置20に画像を表示させる(S110)。そして、表示制御装置100は、後述するステップS120の処理を行う。なお、図6では示していないが、表示制御装置100は、例えば、表示を停止する要求が表示装置20からあるまで、または、再度行われたステップS108の処理において画像を水平方向に反転させると判定されるまで、ステップS110の処理を継続する。
また、ステップS108において画像を水平方向に反転させると判定された場合には、表示制御装置100は、選択された撮像装置10から送信される画像信号が示す画像を水平方向に反転させる反転処理を行う(S112)。
ステップS112において反転処理が行われると、表示制御装置100は、画像を反転させていることを表示装置20のユーザに明示するか否かを判定する(S114)。ここで、表示制御装置100は、例えば、表示装置20から送信される、画像を反転した場合に反転させていることを明示するか否かを示す表示設定情報に基づいて、ステップS114の処理を行う。表示制御装置100は、例えば、表示制御装置100がステップS112の処理を開始したときに表示設定情報の送信を要求する表示設定情報送信要求を表示装置20へ送信することによって、表示装置20から上記表示設定情報を取得するが、表示設定情報の取得方法は、上記に限られない。例えば、表示制御装置100は、上記表示設定情報送信要求によらずに、表示装置20のユーザのユーザ操作に基づいて表示装置20から送信された表示設定情報を記憶部(図示せず)などに記憶し、記憶部(図示せず)などに記憶されている表示設定情報を用いてステップS114の処理を行ってもよい。
図9は、本実施形態に係る表示制御装置100が画像を反転させていることを表示装置20のユーザに明示する方法の一例を示す説明図である。ここで、図9は、表示装置20の表示画面に表示される画像の一例を示している。
図9のAに示すように、表示制御装置100は、例えばステップS112の処理において水平方向に反転させた画像に、反転画像であるコメントを合成することによって、画像を反転させていることをユーザに明示する。
なお、本実施形態に係る画像を反転させていることを表示装置20のユーザに明示する方法は、図9に示すように反転画像であるコメントを合成する方法に限られない。また、表示制御装置100は、例えば図9に示すように、画像を反転させていることを表示装置20のユーザに視覚的に通知することに限られず、例えば、画像を反転させていることを示す音声などによって聴覚的に通知することも可能である。以下では、本実施形態に係る表示制御装置100が、図9に示すように、水平方向に反転させた画像に反転画像であるコメントを合成する場合を例に挙げて説明する。
再度図6を参照して、表示制御装置100における処理の一例について説明する。ステップS114において画像を反転させていることを表示装置20のユーザに明示すると判定されない場合には、表示制御装置100は、後述するステップS118の処理を行う。
また、ステップS114において画像を反転させていることを表示装置20のユーザに明示すると判定された場合には、表示制御装置100は、ステップS112において水平方向に反転させた画像に反転画像であるコメントを合成する(S116)。
ステップS114において画像を反転させていることを表示装置20のユーザに明示すると判定されない場合、または、ステップS116の処理が行われると、表示制御装置100は、反転させた画像を示す画像信号を、撮像装置10を選択した表示装置20(送信先の表示装置20に該当)へ送信し、当該表示装置20に画像を表示させる(S118)。なお、図6では示していないが、表示制御装置100は、例えば、表示を停止する要求が表示装置20からあるまで、または、再度行われたステップS108の処理において画像を水平方向に反転させると判定されないまで、ステップS118の処理を継続する。
ステップS104において撮像装置10が選択されたと判定されない場合、または、ステップS110の処理またはステップ118の処理が行われると、表示制御装置100は、表示制御に係る処理を終了するか否かを判定する(S120)。ここで、表示制御装置100は、例えば、操作部(後述する)から伝達される、処理の終了を示す所定の操作信号や、リモート・コントローラなどの外部操作装置から送信される処理の終了を示す所定の外部操作信号が検出された場合に、表示制御に係る処理を終了すると判定する。
ステップS120において表示制御に係る処理を終了すると判定された場合には、表示制御装置100は、表示制御に係る処理を終了する。また、ステップS120において表示制御に係る処理を終了すると判定されない場合には、表示制御装置100は、ステップS100からの処理を繰り返す。
表示制御装置100は、例えば図6に示す処理を行うことによって、表示装置20における表示を制御する。
例えば図6に示すように、表示制御装置100が、(A)撮像装置および表示装置それぞれの位置を特定する処理(例えば図6のステップS100、S102に相当)、(B)画像を水平方向に反転させるかを判定する処理(例えば図6のステップS104〜S108の処理に相当)、および(C)画像を水平方向に選択的に反転させ、選択的に反転された画像を表示装置に表示させる処理(例えば図6のステップS110〜S118に相当)を行うことによって、ユーザが直接的にみる対象物における水平軸と、ユーザが表示装置の表示画面に映る画像を介して間接的にみる対象物における水平軸とを一致させることができる。よって、表示制御装置100が上記(A)の処理〜(C)の処理を行うことによって、表示制御システム1000では、上述した本実施形態に係る表示制御方法が実現される。
したがって、表示制御装置100は、例えば図6に示す処理を行うことによって、ユーザが感じうる違和感の低減を図ることができる。
なお、本実施形態に係る表示制御装置100における処理は、図6に示す処理に限られない。例えば、撮像装置10が撮像した画像と対応する音声(例えば、撮像装置10が備える集音デバイスまたは撮像装置10と接続された集音装置が集音した音声)が存在する場合には、表示制御装置100は、画像の反転と同期して、当該音声を示す音声信号のチャネルを選択的に左右反転させることも可能である。そこで、次に、本実施形態に係る表示制御装置100における処理の他の例として、音声を示す音声信号のチャネルを選択的に左右反転させる処理について説明する。
ここで、本実施形態に係る処理対象の音声信号としては、例えば、2チャネルを有するステレオ音声を示す音声信号が挙げられるが、本実施形態に係る処理対象の音声信号は、上記に限られない。例えば、本実施形態に係る音声信号は、3以上の複数チャネルの音声信号であってもよい。上記のように3以上の複数チャネルの音声信号を処理対象とする場合、表示制御装置100は、例えば、左に対応するチャネルの音声信号と、右に対応するチャネルの音声信号とを選択的に反転させる。また、左右の観点で対応するチャネルの組が複数ある場合には、表示制御装置100は、これらの組をそれぞれ選択的に反転させる対象としてもよい。さらに、例えば音声信号が奇数チャネルからなる音声信号である場合など、組となるチャネルがない場合には、表示制御装置100は、例えば、組となるチャネルがないチャネルの音声信号については、反転対象とせずにそのまま出力する。
以下では、複数チャネルの音声信号のうち、選択的に反転させる対象となる一のチャネルの音声信号を「第1チャネルの音声信号」と示し、また、当該一のチャネルの音声信号と組となり、選択的に反転させる対象となる他のチャネルの音声信号を「第2チャネルの音声信号」と示す。
図10は、本実施形態に係る表示制御装置100の処理の他の例を示す流れ図である。
表示制御装置100は、図6に示すステップS100と同様に、表示装置20の位置を特定する(S200)。なお、表示制御装置100は、図6に示すステップS100の処理の結果を用いることにより、表示装置20の位置を特定してもよい。
また、表示制御装置100は、図6に示すステップS102と同様に、撮像装置10の位置を特定する(S202)。なお、表示制御装置100は、図6に示すステップS102の処理の結果を用いることにより、撮像装置10の位置を特定してもよい。
なお、図10では、表示制御装置100が、ステップS200の処理の後にステップS202の処理を行う例を示しているが、表示制御装置100における処理は、上記に限られない。例えば、表示制御装置100は、図6に示す処理と同様に、ステップS202の処理の後にステップS200の処理を行ってもよく、また、ステップS200の処理とステップS202の処理とを同期して行ってもよい。
ステップS200、S202の処理が行われると、表示制御装置100は、図6に示すステップS104と同様に、表示装置20において表示画面に表示する画像を撮像する撮像装置10が選択されたか否かを判定する(S204)。なお、表示制御装置100は、図6に示すステップS104の処理の結果を用いることにより、撮像装置10が選択されたか否かを判定してもよい。
ステップS204において撮像装置10が選択されたと判定されない場合には、表示制御装置100は、後述するステップS220の処理を行う。
また、ステップS204において撮像装置10が選択されたと判定された場合には、表示制御装置100は、選択された撮像装置10から送信される画像信号に対応する音声信号のチャネルを左右反転させるか否かに係る、反転判定処理を行う(S206)。ここで、表示制御装置100は、例えば図6に示すステップS106と同様の処理を行うことによって、ステップS206の処理を行う。なお、表示制御装置100は、図6に示すステップS106における判定結果を用いる場合には、ステップS206の処理を行わないことも可能である。ステップS206の処理を行わない場合には、表示制御装置100は、図6に示すステップS106における判定結果を用いて後述するステップS208の処理を行う。
ステップS206の処理が行われると、表示制御装置100は、ステップS206における判定結果(または、図6に示すステップS106における判定結果)に基づいて、画像信号に対応する音声信号のチャネルを左右反転させるか否か(音声を左右反転させるか否か)を判定する(S208)。
ステップS208において音声信号のチャネルを左右反転させると判定されない場合には、表示制御装置100は、選択された撮像装置10から送信される画像信号に対応する音声信号を、当該撮像装置10を選択した表示装置20(送信先の表示装置20に該当)へ送信し、当該表示装置20に音声を再生させる(S210)。そして、表示制御装置100は、後述するステップS220の処理を行う。なお、図10では示していないが、表示制御装置100は、例えば、表示を停止する要求が表示装置20からあるまで、または、再度行われたステップS208の処理において音声を左右反転させると判定されるまで、ステップS210の処理を継続する。
また、ステップS208において音声信号のチャネルを左右反転させると判定されない場合には、表示制御装置100は、選択された撮像装置10から送信される画像信号に対応する音声信号における、第1チャネルの音声信号と第2チャネルの音声信号とを反転させる反転処理を行う(S212)。
ステップS212において反転処理が行われると、表示制御装置100は、例えば図6に示すステップS114と同様に、音声を左右反転させていることを表示装置20のユーザに明示するか否かを判定する(S214)。なお、表示制御装置100は、図6に示すステップS114の処理の結果を用いることにより、音声を左右反転させていることを表示装置20のユーザに明示するか否かを判定してもよい。また、表示制御装置100は、例えば図9に示す例と同様に、音声が左右反転していることを示すコメントを合成することによって、音声を左右反転させていることをユーザに明示するが、音声を左右反転させていることをユーザに通知する方法は、上記に限られない。
ステップS214において音声を左右反転させていることを表示装置20のユーザに明示すると判定されない場合には、表示制御装置100は、後述するステップS218の処理を行う。
また、ステップS214において音声を左右反転させていることを表示装置20のユーザに明示すると判定された場合には、表示制御装置100は、図6に示すステップS112において水平方向に反転させた画像に、音声が左右反転されていることを示すコメントを合成する(S216)
ステップS214において音声が左右反転されていることを表示装置20のユーザに明示すると判定されない場合、または、ステップS216の処理が行われると、表示制御装置100は、ステップS212において第1チャネルの音声信号と第2チャネルの音声信号とを反転させた音声信号を、撮像装置10を選択した表示装置20(送信先の表示装置20に該当)へ送信し、当該表示装置20に音声を再生させる(S218)。なお、図10では示していないが、表示制御装置100は、例えば、表示を停止する要求が表示装置20からあるまで、または、再度行われたステップS208の処理において音声を左右反転させると判定されるまで、ステップS218の処理を継続する。
ステップS204において撮像装置10が選択されたと判定されない場合、または、ステップS210の処理またはステップ218の処理が行われると、表示制御装置100は、図6に示すステップS120と同様に、表示制御に係る処理を終了するか否かを判定する(S220)。
ステップS220において表示制御に係る処理を終了すると判定された場合には、表示制御装置100は、表示制御に係る処理を終了する。また、ステップS220において表示制御に係る処理を終了すると判定されない場合には、表示制御装置100は、ステップS200からの処理を繰り返す。
表示制御装置100は、例えば図10に示す処理を行うことによって、表示装置20における音声の再生を制御し、図6に示す処理により実現される画像の反転と同期して、音声信号のチャネルを選択的に左右反転させることができる。ここで、画像の反転と対応するように、音声信号のチャネルを選択的に左右反転させることによって、水平方向に反転された画像と、当該画像に対応する音声との間に、水平軸方向の不一致は生じない。したがって、表示制御装置100は、例えば図6に示す処理に加え、さらに図10に示す処理を行うことによって、ユーザが感じうる違和感の低減を図ることができる。
本実施形態に係る表示制御装置100は、例えば、図6や、図6および図10に示す、本実施形態に係る表示制御方法に係る処理を行うことによって、ユーザが感じうる違和感の低減を図る。
なお、本実施形態に係る表示制御方法に係る処理は、図6や図10に示す処理に限られない。例えば、図6ではステップS106の処理結果に基づき画像を反転させるか否かを判定し、また、図10ではステップS206の処理結果に基づき音声を反転させるか否かを判定しているが、表示制御装置100は、画像や音声の反転を行うか否かを示す処理実行設定情報に基づいて、画像や音声の反転を行うか否かを判定してもよい。ここで、表示制御装置100は、例えば、処理実行設定情報の送信を要求する処理実行設定情報送信要求を表示装置20へ送信することによって、表示装置20から上記処理実行設定情報を取得するが、処理実行設定情報の取得方法は、上記に限られない。例えば、表示制御装置100は、上記処理実行設定情報送信要求によらずに、表示装置20のユーザのユーザ操作に基づいて表示装置20から送信された処理実行設定情報を記憶部(図示せず)などに記憶し、記憶部(図示せず)などに記憶されている処理実行設定情報を用いてもよい。
次に、上述した本実施形態に係る表示制御方法に係る処理を行うことが可能な、本実施形態に係る表示制御装置100の構成について説明する。
〔表示制御装置100の構成の一例〕
図11は、本実施形態に係る表示制御装置100の構成の一例を示すブロック図である。表示制御装置100は、例えば、通信部102と、制御部104とを備える。
また、表示制御装置100は、例えば、ROM(Read Only Memory。図示せず)や、RAM(Random Access Memory;図示せず)、記憶部(図示せず)、表示制御装置100のユーザが操作可能な操作部(図示せず)、様々な画面を表示画面に表示する表示部(図示せず)などを備えていてもよい。表示制御装置100は、例えば、データの伝送路としてのバス(bus)により上記各構成要素間を接続する。
ROM(図示せず)は、制御部104が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データを記憶する。RAM(図示せず)は、制御部104により実行されるプログラムなどを一時的に記憶する。記憶部(図示せず)は、表示制御装置100が備える記憶手段である。ここで、記憶部(図示せず)としては、例えば、後述する記録媒体が挙げられる。また、操作部(図示せず)としては、例えば後述する操作デバイスが挙げられ、表示部(図示せず)としては、例えば後述する表示デバイスが挙げられる。
<表示制御装置100のハードウェア構成例>
図12は、本実施形態に係る表示制御装置100のハードウェア構成の一例を示す説明図である。表示制御装置100は、例えば、MPU150と、ROM152と、RAM154と、記録媒体156と、入出力インタフェース158と、操作入力デバイス160と、表示デバイス162と、通信インタフェース164とを備える。また、表示制御装置100は、例えば、データの伝送路としてのバス166で各構成要素間を接続する。
MPU150は、MPU(Micro Processing Unit)や制御機能を実現するための各種回路が集積された集積回路などで構成され、表示制御装置100全体を制御する制御部104として機能する。また、MPU150は、表示制御装置100において、後述する位置特定部110、処理判定部112、および処理部114としての役目を果たすこともできる。
ROM152は、例えばMPU150が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データを記憶し、また、RAM154は、例えばMPU150により実行されるプログラムなどを一次的に記憶する。
記録媒体156は、表示制御装置100における記憶手段であり、記憶部(図示せず)として機能する。記録媒体156には、例えば、IPアドレスと位置とが対応付けられたデータベースなどの各種データベースや、アプリケーションなどが記憶される。ここで、記録媒体156としては、例えば、ハードディスク(Hard Disk)などの磁気記録媒体や、フラッシュメモリ(flash memory)、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)などの不揮発性メモリ(nonvolatile memory)が挙げられる。また、記録媒体156は、表示制御装置100から着脱可能であってもよい。
入出力インタフェース158は、例えば、操作入力デバイス160や、表示デバイス162を接続する。操作入力デバイス160は、操作部(図示せず)として機能し、また、表示デバイス162は、表示部(図示せず)として機能する。ここで、入出力インタフェース160としては、例えば、USB(Universal Serial Bus)端子や、DVI(Digital Visual Interface)端子、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)端子、各種処理回路などが挙げられる。また、操作入力デバイス160は、例えば、表示制御装置100上に備えられ、表示制御装置100の内部で入出力インタフェース158と接続される。操作入力デバイス160としては、例えば、ボタン、方向キー、ジョグダイヤルなどの回転型セレクター、あるいは、これらの組み合わせなどが挙げられる。また、表示デバイス162は、例えば、表示制御装置100上に備えられ、表示制御装置100の内部で入出力インタフェース158と接続される。表示デバイス162としては、例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display;LCD)や有機ELディスプレイ(organic ElectroLuminescence display。または、OLEDディスプレイ(Organic Light Emitting Diode display)ともよばれる。)などが挙げられる。なお、入出力インタフェース158が、表示制御装置100の外部装置としての操作入力デバイス(例えば、キーボードやマウスなど)や表示デバイス(例えば、外部ディスプレイなど)と接続することも可能であることは、言うまでもない。また、表示デバイス162は、例えばタッチスクリーンなどのように、表示とユーザ操作とが可能なデバイスであってもよい。
通信インタフェース166は、表示制御装置100が備える通信手段であり、ネットワーク500、600を介して(あるいは、直接的に)外部装置と無線で通信を行うための通信部102として機能する。ここで、通信インタフェース166としては、例えば、IEEE802.11nポートおよび送受信回路や、通信アンテナおよびRF(Radio Frequency)回路などが挙げられる。なお、本実施形態に係る通信インタフェース166は、上記に限られない。例えば、通信インタフェース166としては、ネットワーク500、600と対応する通信デバイスが挙げられる。
表示制御装置100は、例えば図12に示す構成によって、上述した本実施形態に係る表示制御方法に係る処理(例えば、上記(A)の処理(撮像装置および表示装置それぞれの位置を特定する処理)〜(C)の処理(画像を水平方向に選択的に反転させ、選択的に反転された画像を表示装置に表示させる処理))を行う。
なお、本実施形態に係る表示制御装置100の構成は、図12に示す構成に限られない。例えば、表示制御装置100は、音声出力手段の役目を果たす、DSP(Digital Signal Processor)と、増幅器(アンプ)やスピーカなどから構成される音声出力デバイスとをさらに備えていてもよい。
また、表示制御装置100は、例えば、表示制御装置100の位置を検出する位置検出手段(位置検出部)としての役目を果たす位置検出デバイスをさらに備えていてもよい。位置検出デバイスとしては、例えば、GPS(Global Positioning System)衛星などの外部装置から送信される信号を受信する通信アンテナ、および受信された信号を処理して位置を特定する処理回路などが挙げられる。なお、上記通信アンテナは、通信インタフェース166と共有されていてもよい。また、位置検出デバイスは、上記GPSに係るデバイスに限られない。例えば、本実施形態に係る位置検出デバイスとしては、IPアドレスと位置とが対応付けられたデータベースを用いて位置を特定するための処理回路など、位置を特定可能な任意の処理を実現するための処理回路が挙げられる。
再度図11を参照して、表示制御装置100の構成の一例について説明する。通信部102は、表示制御装置100が備える通信手段であり、ネットワーク500、600を介して(あるいは、直接的に)外部装置と無線で通信を行う役目を果たす。ここで、通信部102としては、例えば、IEEE802.11nポートおよび送受信回路や、通信アンテナおよびRF回路などが挙げられる。
制御部104は、例えば、MPUなどで構成され、表示制御装置100全体を制御する役目を果たす。また、制御部104は、例えば、位置特定部110と、処理判定部112と、処理部114とを備え、上述した本実施形態に係る表示制御方法に係る処理を主導的に行う役目を果たす。
位置特定部110は、上記(A)の処理(撮像装置および表示装置それぞれの位置を特定する処理)を主導的に行う役目を果たす。より具体的には、位置特定部110は、例えば図6に示すステップS100、S102に示す処理を行い、撮像装置10および表示装置20それぞれの位置を特定する。
処理判定部112は、上記(B)の処理(画像を水平方向に反転させるかを判定する処理)を主導的に行う役目を果たす。より具体的には、処理判定部112は、例えば、位置特定部110から伝達される撮像装置10および表示装置20それぞれの位置を用いて、例えば図6に示すステップS104〜S108に示す処理を行い、選択された撮像装置10が撮像した画像を水平方向に反転させるかを判定する。なお、処理判定部112は、例えば、画像の反転を行うか否かを示す処理実行設定情報に基づいて、画像を水平方向に反転させるか否かを判定してもよい。
また、処理判定部112は、選択された撮像装置10が撮像した画像に対応する音声を示す複数チャネルの音声信号がある場合には、例えば図10に示すステップS204〜S208に示す処理を行い、上記画像に対応する音声における、第1チャネルの音声信号と第2チャネルの音声信号とを反転させるか否か(音声を左右反転させるか否か)をさらに判定することも可能である。なお、処理判定部112は、例えば音声の反転を行うか否かを示す処理実行設定情報に基づいて、音声の左右反転を行うか否かを判定してもよい。
処理部114は、上記(C)の処理(画像を水平方向に選択的に反転させ、選択的に反転された画像を表示装置に表示させる処理)を主導的に行う役目を果たす。より具体的には、処理判定部112から伝達される判定結果に基づいて、撮像装置10から送信される画像信号が示す画像を水平方向に選択的に反転させる。そして、処理部114は、画像を水平方向に反転させた場合には、反転させた画像を示す画像信号を、通信部102を介して撮像装置10から送信される画像信号の送信先の表示装置20へ送信し、当該表示装置20に反転させた画像を表示させる。また、処理部114は、画像を水平方向に反転させない場合には、撮像装置10から送信される画像信号を、上記送信先の表示装置20へ送信し、当該表示装置20に当該画像信号が示す画像を表示させる。
また、処理判定部112から第1チャネルの音声信号と第2チャネルの音声信号とを反転させるか否かを示す判定結果がさらに伝達された場合には、処理部114は、処理判定部112から伝達される判定結果に基づいて、撮像装置10から送信される画像信号が示す画像に対応する音声信号における、第1チャネルの音声信号と第2チャネルの音声信号とを選択的に反転させる。そして、処理部114は、第1チャネルの音声信号と第2チャネルの音声信号とを反転させた場合には、チャネルを反転させた音声信号を、通信部102を介して撮像装置10から送信される画像信号の送信先の表示装置20へ送信し、当該表示装置20に反転させた音声を再生させる。また、処理部114は、第1チャネルの音声信号と第2チャネルの音声信号とを反転させない場合には、撮像装置10から送信される画像信号が示す画像に対応する音声信号を、通信部102を介して撮像装置10から送信される画像信号の送信先の表示装置20へ送信し、当該表示装置20に当該音声信号が示す音声を再生させる。
制御部104は、例えば、位置特定部110と、処理判定部112と、処理部114とを備えることによって、上述した本実施形態に係る表示制御方法に係る処理を主導的に行う。なお、表示制御装置100における本実施形態に係る表示制御方法に係る処理を実現するための構成が、図11に示す制御部104の構成に限られないことは、言うまでもない。
表示制御装置100は、例えば図11に示す構成によって、例えば、図6、または図6および図10に示すような、本実施形態に係る表示制御方法に係る処理を行うことができる。したがって、表示制御装置100は、例えば図11に示す構成によって、ユーザが感じうる違和感の低減を図ることができる。
なお、本実施形態に係る表示制御装置100の構成は、図11に示す構成に限られない。例えば、表示制御装置100は、本実施形態に係る表示制御システムを構成する撮像装置や表示装置に適用することも可能である。本実施形態に係る表示制御装置100の他の構成例については、後述する第2の実施形態に係る表示制御システム2000、および第3の実施形態に係る表示制御システム3000において説明する。
次に、第1の実施形態に係る表示制御システム1000を構成する、撮像装置10および表示装置20の構成の一例について説明する。
[撮像装置10]
撮像装置10は、例えば、撮像部(図示せず)と、通信部(図示せず)と、制御部(図示せず)とを備え、画像の撮像を行うと共に、送信対処の表示装置20に対する画像信号の送信を行う。また、撮像装置10は、例えば、ROM(図示せず)や、RAM(図示せず)、記憶部(図示せず)などを備えていてもよい。撮像装置10は、例えば、データの伝送路としてのバスにより上記各構成要素間を接続する。
ここで、ROM(図示せず)は、制御部(図示せず)が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データを記憶する。また、RAM(図示せず)は、制御部(図示せず)により実行されるプログラムなどを一時的に記憶する。
記憶部(図示せず)は、撮像装置10が備える記憶手段であり、例えば、表示装置20と接続するためのリンク情報や、撮像装置10や表示装置20などの各装置の位置を判別することが可能な位置情報、アプリケーションなど様々なデータを記憶する。ここで、記憶部(図示せず)としては、例えば、ハードディスクなどの磁気記録媒体や、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリなどが挙げられる。
撮像部(図示せず)は、画像を撮像する。ここで、撮像部(図示せず)としては、例えば、レンズ−撮像素子と信号処理回路とから構成される撮像デバイスが挙げられる。レンズ−撮像素子は、例えば、光学系のレンズと、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を複数用いたイメージセンサとで構成される。また、信号処理回路は、例えば、AGC(Automatic Gain Control)回路やADC(Analog to Digital Converter)を備え、撮像素子により生成されたアナログ信号をデジタル信号(画像データ)に変換し、各種信号処理を行う。また、信号処理回路が行う信号処理としては、例えば、White Balance補正処理、色調補正処理、ガンマ補正処理、YCbCr変換処理、エッジ強調処理などが挙げられる。
通信部(図示せず)は、撮像装置10が備える通信手段であり、ネットワーク500を介して(または直接的に)外部装置と通信を行う。ここで、通信部(図示せず)としては、ネットワーク500に対応する通信デバイスが挙げられる。
制御部(図示せず)は、MPUや各種処理回路などで構成され、撮像装置10全体を制御する役目を果たす。また、制御部(図示せず)は、通信部(図示せず)における外部装置との通信を制御する。ここで、制御部(図示せず)における通信の制御としては、例えば、経路制御や、QoS(Quality of Service)に係る制御、画像信号の送信対象の表示装置20との間における画像信号の送信タイミングの制御などが挙げられる。
より具体的には、制御部(図示せず)は、表示装置20から送信された送信開始指示信号が、通信部(図示せず)から伝達された場合には、当該送信開始指示信号が指定する送信開始時刻に、撮像部(図示せず)が撮像により生成した画像データを送信させる。また、制御部(図示せず)は、画像データを送信させる場合には、ラインベース・コーデックなどの所定の符号化方式で符号化する(または、他の構成要素に符号化させる。)。
また、制御部(図示せず)は、例えば、表示制御装置100から送信される位置情報送信要求が受信された場合に位置情報を表示制御装置100に対して送信させ、または、定期的/非定期的に位置情報を表示制御装置100に対して送信させる。
撮像装置10は、例えば上記のような構成を有する。なお、撮像装置10の構成は、上記に限られない。例えば、撮像装置10は、マイクロホンなどから構成される集音デバイスをさらに備え、撮像した画像に対応する音声信号をさらに送信してもよい。
[表示装置20]
表示装置20は、例えば、表示部(図示せず)と、通信部(図示せず)と、制御部(図示せず)とを備え、通信部(図示せず)が受信した画像信号が示す画像を表示画面に表示する。また、表示装置20は、例えば、ROM(図示せず)や、RAM(図示せず)、記憶部(図示せず)などを備えていてもよい。表示装置20は、例えば、データの伝送路としてのバスにより上記各構成要素間を接続する。
ここで、ROM(図示せず)は、制御部(図示せず)が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データを記憶する。また、RAM(図示せず)は、制御部(図示せず)により実行されるプログラムなどを一時的に記憶する。
記憶部(図示せず)は、表示装置20が備える記憶手段であり、例えば、撮像装置10と接続するためのリンク情報や、表示装置20の位置を判別することが可能な位置情報、アプリケーションなど様々なデータを記憶する。ここで、記憶部(図示せず)としては、例えば、ハードディスクなどの磁気記録媒体や、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリなどが挙げられる。
表示部(図示せず)は、表示装置20が備える表示手段であり、表示画面に様々な情報を表示する。表示装置20の表示画面に表示される画面としては、例えば、通信部(図示せず)が受信した画像信号を復号して得られる画像が表示される再生画面や、図7、図9に示すような画面、所望する動作を表示装置20に対して行わせるための操作画面などが挙げられる。ここで、表示部(図示せず)としては、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどが挙げられる。また、表示装置20は、例えばタッチスクリーンで表示部(図示せず)を構成することもできる。上記の場合には、表示部(図示せず)は、ユーザ操作および表示の双方が可能な操作表示部として機能することとなる。
通信部(図示せず)は、表示装置20が備える通信手段であり、ネットワーク600を介して(または直接的に)外部装置と通信を行う。ここで、通信部(図示せず)としては、ネットワーク600に対応する通信デバイスが挙げられる。
例えば、通信部(図示せず)は、RAMなどの送信メモリに保持されているデータを読み出して送信パケット(例えば、IPプロトコルに基づく通信を行う場合には、IPパケット)を生成し、生成したIPパケットを送信する。また、通信部(図示せず)は、パケットが受信された場合には、受信されたパケットを解析し、例えば、画像データなどの処理対象のデータと、通信の制御など各種制御に用いる制御データとを分離して、RAMなどに分離したデータを記録する。例えば、IPプロトコルに基づく通信を行う場合には、通信部(図示せず)は、受信したパケットに含まれる宛先IPアドレスおよび宛先ポート番号を参照して、画像データなどをRAMなどの受信メモリに記録する。なお、通信部(図示せず)は、他の装置へのデータの転送を制御するルーティング機能を有していてもよい。
制御部(図示せず)は、MPUや各種処理回路などで構成され、表示装置20全体を制御する役目を果たす。また、制御部(図示せず)は、通信部(図示せず)における外部装置との通信を制御し、また、画像や音声などの再生に係る同期制御や、画像データなどの復号などの再生処理を行う。
制御部(図示せず)は、通信部(図示せず)における外部装置との通信を制御する。また、制御部(図示せず)は、復号を開始すべき時点(例えば復号開始時刻)を判断して復号の対象となるデータを受信メモリから読み出し、読み出したデータを復号する。
ここで、制御部(図示せず)における通信の制御としては、例えば、経路制御や、QoSに係る制御などが挙げられる。また、制御部(図示せず)は、例えば、画像データの伝送要求を行うなどの画像データの伝送に係るアプリケーションとの間における画像データの入出力管理を行う。ここで、制御部(図示せず)における上記処理は、例えば、アプリケーション層の処理として実装されるが、実装方法は、上記に限られない。
また、制御部(図示せず)は、通信部(図示せず)を介した撮像装置10と通信によって、画像データの送受信タイミングの調整を行い、また、復号を開始すべき時点を決定する。例えば、制御部(図示せず)は、通信部(図示せず)が受信した、撮像装置10から送信される同期要求信号をトリガとして、画像データの送受信タイミングの調整を開始する。そして、制御部(図示せず)は、撮像装置10に向けて画像データの送信開始時刻を指定する送信開始指示信号を送信し、当該送信開始時刻と対応する時刻を復号開始時刻として指定する。ここで、制御部(図示せず)は、例えば、復号開始時刻から、復号化単位ごとのデータ量の変動や、通信経路のジッタなどの通信環境の変動により生じる遅延、ハードウェア遅延、またはメモリ遅延などを吸収するための時間を差し引いた時刻を、画像データの送信開始時刻として指定する。
制御部(図示せず)が上記のように画像データの送受信タイミングを調整し、また、復号を開始すべき時点を決定することによって、送信装置10との間において画像データの送受信に係る同期が図られる。ここで、制御部(図示せず)における同期に係る処理は、例えば、アプリケーション層の処理として実装されるが、実装方法は、上記に限られない。
また、制御部(図示せず)は、受信メモリから読み出したデータを、例えば、ラインベース・コーデックに基づき、1フィールド内のNライン(Nは1以上)の単位で復号する。そして、制御部(図示せず)は、復号した画像データが示す画像を、表示部(図示せず)に表示させる。なお、表示装置20における復号処理が、ラインベース・コーデックに基づく処理に限られないことは言うまでもない。
また、制御部(図示せず)は、例えば、表示制御装置100から送信される位置情報送信要求が受信された場合に位置情報を表示制御装置100に対して送信させ、または、定期的/非定期的に位置情報を表示制御装置100に対して送信させる。
表示装置20は、例えば上記のような構成を有する。上記のような構成を有することによって、表示装置20は、表示制御システム1000における低遅延での画像データの伝送の実現と、送信装置10との間における画像データの送受信に係る同期の実現とを図ることができる。
なお、表示装置20の構成は、上記に限られない。例えば、表示装置20は、ラインベース・コーデックなど所定の画像圧縮方式に従い、画像データを所定の符号化単位で符号化する機能や、符号化した画像データを他の装置へ送信する機能を有していてもよい。また、表示装置20は、音声を出力する音声出力部(図示せず)をさらに備えていてもよい。音声出力部(図示せず)としては、例えば、DSPと、増幅器(アンプ)やスピーカなどから構成される音声出力デバイスとが挙げられる。
第1の実施形態に係る表示制御システム1000は、例えば、上記のような構成を有する表示制御装置100、撮像装置10、表示装置20を有する。ここで、表示制御装置100は、例えば、図6、または図6および図10に示すような、本実施形態に係る表示制御方法に係る処理を行うことによって、ユーザが直接的にみる対象物における水平軸と、ユーザが表示装置の表示画面に映る画像を介して間接的にみる対象物における水平軸とを一致させる。
したがって、表示制御装置100を有することによって、第1の実施形態に係る表示制御システム1000では、ユーザが感じうる違和感の低減を図ることができる。
また、上記では、第1の実施形態に係る表示制御システム1000を構成する構成要素として表示制御装置100を挙げて説明したが、本実施形態は、かかる形態に限られない。本実施形態は、例えば、PCやサーバなどのコンピュータなど、通信機能を有する様々な機器に適用することができる。
(2)第2の実施形態に係る表示制御システム
上記では、第1の実施形態に係る表示制御システム1000として、撮像装置や表示装置とは別体の表示制御装置100が、撮像装置が撮像した画像を水平方向に選択的に反転させて、表示装置に画像を表示させる構成を示した。しかしながら、本実施形態に係る表示制御システムの構成は、例えば図5に示すような第1の実施形態に係る表示制御システム1000に係る構成に限られない。例えば、本実施形態に係る表示制御システムでは、画像の表示を行う表示装置が、本実施形態に係る表示制御装置の役目を果たすことも可能である。そこで、次に、第2の実施形態に係る表示制御システム2000として、表示装置が本実施形態に係る表示制御装置の役目を果たす表示制御システムについて、説明する。
図13は、第2の実施形態に係る表示制御システム2000の構成の一例を示す説明図である。表示制御システム2000は、本実施形態に係る表示制御装置としての役目を果たす表示装置200と、撮像装置10A〜10Dとを有する。また、表示装置200と撮像装置10A〜10Dそれぞれとは、ネットワーク700で接続される。ここで、ネットワーク700としては、例えば、図5に示すネットワーク500やネットワーク600と同様のネットワークが挙げられる。
なお、図13では、表示制御システム2000が4つの撮像装置10A〜10Dを有する構成を示しているが、第2の実施形態に係る表示制御システム2000の構成は、上記に限られない。例えば、第2の実施形態に係る表示制御システム2000は、1または2以上の撮像装置10を有していてもよい。また、図13では、表示制御システム2000が1つの表示装置200を有する構成を示しているが、第2の実施形態に係る表示制御システム2000の構成は、上記に限られない。例えば、第2の実施形態に係る表示制御システム2000は、複数の表示装置200を有していてもよい。複数の表示装置200を有する場合、表示制御システム2000では、それぞれの表示装置200が、後述する構成を有することにより、本実施形態に係る表示制御方法に係る処理の実行と、画像の表示とを行う。
表示装置200は、例えば、第1の実施形態に係る表示装置20が有する機能に加え、さらに、第1の実施形態に係る表示制御装置100が有する機能を有する。
図14は、本実施形態に係る表示装置200の構成の一例を示すブロック図である。表示装置200(表示制御装置)は、例えば、通信部202と、位置検出部204と、制御部206と、表示部208と、音声出力部210とを備える。
また、表示装置200は、例えば、ROM(図示せず)や、RAM(図示せず)、記憶部(図示せず)、表示装置200のユーザが操作可能な操作部(図示せず)などを備えていてもよい。表示装置200は、例えば、データの伝送路としてのバスにより上記各構成要素間を接続する。
ROM(図示せず)は、制御部206が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データを記憶する。RAM(図示せず)は、制御部206により実行されるプログラムなどを一時的に記憶する。
記憶部(図示せず)は、表示装置200が備える記憶手段である。ここで、記憶部(図示せず)としては、例えば、ハードディスクなどの磁気記録媒体や、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリが挙げられる。また、操作部(図示せず)としては、例えば上述した操作デバイスが挙げられる。
<表示装置200のハードウェア構成例>
表示装置200は、例えば図12に示す表示制御装置100と同様のハードウェア構成を有する。ここで、図12に示すMPU150は、制御部206として機能する。また、MPU150は、表示装置200において、位置特定部110、処理判定部112、および処理部114としての役目を果たすこともできる。また、図12に示す表示デバイス162は、表示部208として機能する。また、図12に示す通信インタフェース164は、通信部202として機能する。
また、表示装置200は、例えば、図12に示すハードウェア構成に加え、例えば、位置検出部204としての役目を果たす位置検出デバイスと、音声出力部210としての役目を果たす音声出力デバイスとをさらに備えていてもよい。なお、本実施形態に係る表示装置200のハードウェア構成は、位置検出デバイスをさらに備える構成に限られない。例えば、表示装置200では、MPU150、または、MPU150および通信インタフェース164が、位置検出デバイスとして機能してもよい。
通信部202は、表示装置200が備える通信手段であり、ネットワーク700を介して(あるいは、直接的に)外部装置と無線で通信を行う役目を果たす。ここで、通信部202としては、例えば、IEEE802.11nポートおよび送受信回路や、通信アンテナおよびRF回路などが挙げられる。
位置検出部204は、自装置の位置を検出する。ここで、位置検出部204は、例えば、上述した位置情報に基づく位置特定方法に係る処理を行うことによって、自装置の位置を検出する。また、位置検出部204は、位置特定部110と連携して自装置の位置を検出してもよい。位置検出部204としては、例えば上記位置検出デバイスが挙げられるが、位置検出部204の構成は、上記に限られない。
制御部206は、例えば、MPUなどで構成され、表示装置200全体を制御する役目を果たす。また、制御部206は、例えば、図11に示す第1の実施形態に係る表示制御装置100の制御部104と同様の機能を有する、位置特定部110と、処理判定部112と、処理部114とを備え、上述した本実施形態に係る表示制御方法に係る処理(例えば、上記(A)の処理(撮像装置および表示装置それぞれの位置を特定する処理)〜(C)の処理(画像を水平方向に選択的に反転させ、選択的に反転された画像を表示装置に表示させる処理))を主導的に行う役目を果たす。
より具体的には、処理部114は、例えば、処理判定部112において画像を水平方向に反転させると判定された場合には、通信部202が受信した画像信号が示す画像を水平方向に反転させる。そして、処理部114は、例えば、水平方向に反転させた画像を示す画像信号を表示部208に伝達することによって、水平方向に反転させた画像を表示部208に表示させる。また、処理部114は、例えば、処理判定部112において画像を水平方向に反転させると判定されない場合には、例えば、通信部202が受信した画像信号が示す画像を示す画像信号を表示部208に伝達することによって、通信部202が受信した画像信号が示す画像を表示部208に表示させる。
また、処理部114は、図11に示す第1の実施形態に係る表示制御装置100の処理部114と同様に、処理判定部112から伝達される判定結果に基づいて、撮像装置10から送信される画像信号が示す画像に対応する音声信号における、第1チャネルの音声信号と第2チャネルの音声信号とを選択的に反転させてもよい。第1チャネルの音声信号と第2チャネルの音声信号とを反転させた場合には、処理部114は、チャネルを反転させた音声信号を再生し、音声出力部210に当該音声信号が示す音声を出力させる。また、処理部114は、第1チャネルの音声信号と第2チャネルの音声信号とを反転させない場合には、撮像装置10から送信される画像信号が示す画像に対応する音声信号を再生し、音声出力部210に当該音声信号が示す音声を出力させる。
また、制御部206は、第1の実施形態に係る表示装置20と同様の構成を有することによって、表示制御システム2000における低遅延での画像データの伝送の実現と、送信装置10との間における画像データの送受信に係る同期の実現とを図る。
制御部206は、例えば、図11に示す第1の実施形態に係る表示制御装置100の制御部104と同様の機能を有する、位置特定部110と、処理判定部112と、処理部114とを備えることによって、上述した本実施形態に係る表示制御方法に係る処理を主導的に行う。なお、表示装置200における本実施形態に係る表示制御方法に係る処理を実現するための構成が、図14に示す制御部206の構成に限られないことは、言うまでもない。
表示部208は、表示装置200が備える表示手段であり、表示画面に様々な情報を表示する。表示装置200の表示画面に表示される画面としては、例えば、通信部202が受信した画像信号を復号して得られる画像が表示される再生画面や、図7、図9に示すような画面、所望する動作を表示装置200に対して行わせるための操作画面などが挙げられる。ここで、表示部208としては、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどが挙げられる。また、表示装置200は、例えばタッチスクリーンで表示部208を構成することもできる。上記の場合には、表示部208は、ユーザ操作および表示の双方が可能な操作表示部として機能することとなる。
音声出力部210は、表示装置200が備える音声出力手段であり、様々な音声を出力する。音声出力部210から出力される音声としては、例えば、受信した画像信号に対応する音声信号が示す音声や、処理部114において第1チャネルの音声信号と第2チャネルの音声信号とが反転された音声信号が示す音声、エラーを通知する音声などのシステム音声などが挙げられる。ここで、音声出力部210としては、例えば、増幅器やスピーカなどから構成される音声出力デバイスが挙げられる。
表示装置200は、例えば図14に示す構成によって、例えば図11に示す第1の実施形態に係る表示制御装置100と同様に、本実施形態に係る表示制御方法に係る処理を行うことができる。したがって、表示装置200は、例えば図14に示す構成によって、ユーザが感じうる違和感の低減を図ることができる。
なお、第2の実施形態に係る表示装置200の構成は、図14に示す構成に限られない。例えば、表示装置200は、図14に示す音声出力部210を備えず、例えば外部スピーカなどのような外部音声出力装置に音声を出力させてもよい。また、表示装置200は、図14に示す表示部208を備えず、例えば外部ディスプレイなどの外部表示装置に画像を表示させてもよい。なお、表示装置200が、表示装置200が表示部208を備えているか否かによらず、例えば外部ディスプレイなどの外部表示装置に画像を表示させることが可能であることは、言うまでもない。
第2の実施形態に係る表示制御システム2000は、例えば図13に示すように、本実施形態に係る表示制御装置としての役目を果たす表示装置200と、撮像装置10とを有する。ここで、表示装置200は、例えば、図6、または図6および図10に示すような、本実施形態に係る表示制御方法に係る処理を行うことによって、ユーザが直接的にみる対象物における水平軸と、ユーザが表示装置の表示画面に映る画像を介して間接的にみる対象物における水平軸とを一致させる。
したがって、表示装置200を有することによって、第2の実施形態に係る表示制御システム2000では、ユーザが感じうる違和感の低減を図ることができる。
また、上記では、第2の実施形態に係る表示制御システム2000を構成する構成要素として表示装置200を挙げて説明したが、本実施形態は、かかる形態に限られない。本実施形態は、例えば、PCやサーバなどのコンピュータ、携帯電話やPHSなどの携帯型通信装置、映像/音楽再生装置、映像/音楽記録再生装置、ゲーム機など、様々な機器に適用することができる。
(3)第3の実施形態に係る表示制御システム
上記では、第1の実施形態に係る表示制御システム1000として、撮像装置や表示装置とは別体の表示制御装置100が、撮像装置が撮像した画像を水平方向に選択的に反転させて、表示装置に画像を表示させる構成を示し、また、第2の実施形態に係る表示制御システム2000として、表示装置が、本実施形態に係る表示制御装置の役目を果たす構成を示した。しかしながら、本実施形態に係る表示制御システムの構成は、例えば、図5に示すような第1の実施形態に係る表示制御システム1000に係る構成や、図13に示すような第2の実施形態に係る表示制御システム2000に係る構成に限られない。例えば、本実施形態に係る表示制御システムでは、撮像を行う撮像装置が、本実施形態に係る表示制御装置の役目を果たすことも可能である。そこで、次に、第3の実施形態に係る表示制御システム3000として、表示装置が本実施形態に係る表示制御装置の役目を果たす表示制御システムについて、説明する。
図15は、第3の実施形態に係る表示制御システム3000の構成の一例を示す説明図である。表示制御システム3000は、本実施形態に係る表示制御装置としての役目を果たす撮像装置300と、表示装置20A〜20Cとを有する。また、撮像装置300と表示装置20A〜20Cそれぞれとは、ネットワーク800で接続される。ここで、ネットワーク800としては、例えば、図5に示すネットワーク500やネットワーク600と同様のネットワークが挙げられる。
なお、図15では、表示制御システム3000が3つの表示装置20A〜20Cを有する構成を示しているが、第3の実施形態に係る表示制御システム3000の構成は、上記に限られない。例えば、第3の実施形態に係る表示制御システム3000は、1または2以上の表示装置20を有していてもよい。また、図15では、表示制御システム3000が1つの撮像装置300を有する構成を示しているが、第3の実施形態に係る表示制御システム3000の構成は、上記に限られない。例えば、第3の実施形態に係る表示制御システム3000は、複数の撮像装置300を有していてもよい。複数の撮像装置300を有する場合、表示制御システム3000では、それぞれの撮像装置300が、後述する構成を有することにより、本実施形態に係る表示制御方法に係る処理の実行と、撮像および画像信号の送信とを行う。
撮像装置300は、例えば、第1の実施形態に係る撮像装置10が有する機能に加え、さらに、第1の実施形態に係る表示制御装置100が有する機能を有する。
図16は、本実施形態に係る撮像装置300の構成の一例を示すブロック図である。撮像装置300(表示制御装置)は、例えば、通信部302と、位置検出部304と、制御部306と、撮像部308とを備える。
また、撮像装置300は、例えば、ROM(図示せず)や、RAM(図示せず)、記憶部(図示せず)、撮像装置300のユーザが操作可能な操作部(図示せず)、音声信号を生成する音声信号生成部(図示せず)などを備えていてもよい。表示装置200は、例えば、データの伝送路としてのバスにより上記各構成要素間を接続する。
ROM(図示せず)は、制御部306が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データを記憶する。RAM(図示せず)は、制御部306により実行されるプログラムなどを一時的に記憶する。
記憶部(図示せず)は、撮像装置300が備える記憶手段である。ここで、記憶部(図示せず)としては、例えば、ハードディスクなどの磁気記録媒体や、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリが挙げられる。また、音声信号生成部(図示せず)としては、例えば、マイクロホンなどから構成される集音デバイスなどが挙げられる。
<撮像装置300のハードウェア構成例>
撮像装置300は、例えば図12に示す表示制御装置100と同様のハードウェア構成を有する。ここで、図12に示すMPU150は、制御部306として機能する。また、MPU150は、撮像装置300において、位置特定部110、処理判定部112、および処理部114としての役目を果たすこともできる。また、図12に示す通信インタフェース164は、通信部302として機能する。
また、撮像装置300は、例えば、図12に示すハードウェア構成に加え、例えば、撮像部308としての役目を果たす撮像デバイスをさらに備える。また、撮像装置300は、例えば、図12に示すハードウェア構成に加え、位置検出部304としての役目を果たす位置検出デバイスをさらに備えていてもよい。なお、本実施形態に係る撮像装置300のハードウェア構成は、位置検出デバイスをさらに備える構成に限られない。例えば、撮像装置300では、MPU150、または、MPU150および通信インタフェース164が、位置検出デバイスとして機能してもよい。
通信部302は、撮像装置300が備える通信手段であり、ネットワーク800を介して(あるいは、直接的に)外部装置と無線で通信を行う役目を果たす。ここで、通信部302としては、例えば、IEEE802.11nポートおよび送受信回路や、通信アンテナおよびRF回路などが挙げられる。
位置検出部304は、自装置の位置を検出する。ここで、位置検出部304は、例えば、上述した位置情報に基づく位置特定方法に係る処理を行うことによって、自装置の位置を検出する。また、位置検出部304は、位置特定部110と連携して自装置の位置を検出してもよい。位置検出部304としては、例えば上記位置検出デバイスが挙げられるが、位置検出部304の構成は、上記に限られない。
制御部306は、例えば、MPUなどで構成され、撮像装置300全体を制御する役目を果たす。また、制御部306は、例えば、図11に示す第1の実施形態に係る表示制御装置100の制御部104と同様の機能を有する、位置特定部110と、処理判定部112と、処理部114とを備え、上述した本実施形態に係る表示制御方法に係る処理(例えば、上記(A)の処理(撮像装置および表示装置それぞれの位置を特定する処理)〜(C)の処理(画像を水平方向に選択的に反転させ、選択的に反転された画像を表示装置に表示させる処理))を主導的に行う役目を果たす。
より具体的には、処理部114は、例えば、処理判定部112において画像を水平方向に反転させると判定された場合には、撮像部308が撮像した画像を水平方向に反転させる。そして、処理部114は、例えば、送信命令と、水平方向に反転させた画像を示す画像信号とを通信部302に伝達することによって、水平方向に反転させた画像を示す画像信号を、送信対象の表示装置20へ送信させる。また、処理部114は、例えば、処理判定部112において画像を水平方向に反転させると判定されない場合には、例えば、送信命令と、撮像部308が撮像した画像を示す画像信号とを通信部302に伝達することによって、当該画像信号を送信対象の表示装置20へ送信させる。
また、処理部114は、図11に示す第1の実施形態に係る表示制御装置100の処理部114と同様に、処理判定部112から伝達される判定結果に基づいて、撮像装置10から送信される画像信号が示す画像に対応する音声信号における、第1チャネルの音声信号と第2チャネルの音声信号とを選択的に反転させてもよい。第1チャネルの音声信号と第2チャネルの音声信号とを反転させた場合には、処理部114は、チャネルを反転させた音声信号を、通信部302を介して画像信号の送信先の表示装置20へ送信し、当該表示装置20に反転させた音声を再生させる。また、処理部114は、第1チャネルの音声信号と第2チャネルの音声信号とを反転させない場合には、画像信号が示す画像に対応する音声信号を、通信部302を介して上記送信先の表示装置20へ送信し、当該表示装置20に当該音声信号が示す音声を再生させる。
また、制御部306は、第1の実施形態に係る撮像装置10と同様の構成を有することによって、例えば、経路制御や、QoSに係る制御、画像信号の送信対象の表示装置20との間における画像信号の送信タイミングの制御など、通信部302における外部装置との間における通信を制御する。
制御部306は、例えば、図11に示す第1の実施形態に係る表示制御装置100の制御部104と同様の機能を有する、位置特定部110と、処理判定部112と、処理部114とを備えることによって、上述した本実施形態に係る表示制御方法に係る処理を主導的に行う。なお、撮像装置300における本実施形態に係る表示制御方法に係る処理を実現するための構成が、図16に示す制御部306の構成に限られないことは、言うまでもない。
撮像部308は、画像を撮像する。ここで、撮像部(図示せず)としては、例えば、レンズ−撮像素子と信号処理回路とから構成される撮像デバイスが挙げられる。
撮像装置300は、例えば図16に示す構成によって、例えば図11に示す第1の実施形態に係る表示制御装置100と同様に、本実施形態に係る表示制御方法に係る処理を行うことができる。したがって、撮像装置300は、例えば図16に示す構成によって、ユーザが感じうる違和感の低減を図ることができる。
なお、第3の実施形態に係る撮像装置300の構成は、図16に示す構成に限られない。例えば、撮像装置300は、接続された外部撮像デバイスなどの外部撮像装置が撮像した画像を処理してもよい。
第3の実施形態に係る表示制御システム3000は、例えば図15に示すように、本実施形態に係る表示制御装置としての役目を果たす撮像装置300と、表示装置20とを有する。ここで、撮像装置300は、例えば、図6、または図6および図10に示すような、本実施形態に係る表示制御方法に係る処理を行うことによって、ユーザが直接的にみる対象物における水平軸と、ユーザが表示装置の表示画面に映る画像を介して間接的にみる対象物における水平軸とを一致させる。
したがって、撮像装置300を有することによって、第3の実施形態に係る表示制御システム3000では、ユーザが感じうる違和感の低減を図ることができる。
また、上記では、第3の実施形態に係る表示制御システム3000を構成する構成要素として撮像装置300を挙げて説明したが、本実施形態は、かかる形態に限られない。本実施形態は、例えば、ビデオカメラや、デジタルスチルカメラ、PCやサーバなどのコンピュータ、携帯電話やPHSなどの携帯型通信装置、映像/音楽再生装置、映像/音楽記録再生装置、ゲーム機など、撮像機能を有する様々な機器に適用することができる。
以上のように、本実施形態に係る表示制御システムでは、表示制御システムを構成するいずれかの装置が、本実施形態に係る表示制御装置として機能する。ここで、本実施形態に係る表示制御装置は、例えば、上記(A)の処理(撮像装置および表示装置それぞれの位置を特定する処理)〜(C)の処理(画像を水平方向に選択的に反転させ、選択的に反転された画像を表示装置に表示させる処理)を行うことによって、ユーザが直接的にみる対象物における水平軸と、ユーザが表示装置の表示画面に映る画像を介して間接的にみる対象物における水平軸とを一致させる。
したがって、本実施形態に係る表示制御装置を有することによって、本実施形態に係る表示制御システムでは、ユーザが感じうる違和感の低減を図ることができる。
ここで、本実施形態に係る表示制御システムでは、例えば図5に示すように、撮像装置、表示装置とは別体の表示制御装置が、表示制御システムにおける表示制御を集中的に制御する構成をとることができ、また、例えば図13、図15に示すように、撮像装置または表示装置が表示制御システムにおける表示制御を制御する構成をとることも可能である。つまり、本実施形態に係る表示制御システムは、本実施形態に係る表示制御方法に係る処理を特定の装置に集中的に行わせることができ、または、本実施形態に係る表示制御方法に係る処理を複数の装置で分散して行うことができる。
(本実施形態に係るプログラム)
コンピュータを、本実施形態に係る表示制御装置として機能させるためのプログラム(例えば、上記(A)の処理(撮像装置および表示装置それぞれの位置を特定する処理)〜(C)の処理(画像を水平方向に選択的に反転させ、選択的に反転された画像を表示装置に表示させる処理)など、本実施形態に係る表示制御方法に係る処理を実行することが可能なプログラム)によって、ユーザが感じうる違和感の低減を図ることができる。また、本実施形態に係る表示制御システムを構成するいずれかの装置が、上記本実施形態に係る表示制御装置として機能させるためのプログラムを実行することによって、ユーザが感じうる違和感の低減を図ることが可能な表示制御システムが実現される。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本実施形態に係る表示制御装置は、図11、図14、図16に示す位置特定部110、処理判定部112、および処理部114を個別に備える(例えば、それぞれを個別の処理回路で実現する)ことができる。
また、例えば、上記では、コンピュータを、本実施形態に係る表示制御装置として機能させるためのプログラム(コンピュータプログラム)が提供されることを示したが、本実施形態は、さらに、上記プログラムをそれぞれ記憶させた記録媒体も併せて提供することができる。
上述した構成は、本実施形態の一例を示すものであり、当然に、本開示の技術的範囲に属するものである。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
外部装置と通信を行う通信部と、
撮像を行う撮像装置、および画像を表示する表示装置それぞれの位置を特定する位置特定部と、
画像を表示させる表示装置の位置と、表示させる前記画像を撮像する撮像装置の位置とに基づいて、前記撮像装置が撮像した画像を水平方向に反転させるかを判定する処理判定部と、
前記撮像装置が撮像した画像を水平方向に選択的に反転させる処理部と、
を備え、
前記処理部は、
前記画像を水平方向に反転させると判定された場合には、前記撮像装置が撮像した画像を水平方向に反転させて、水平方向に反転させた画像を前記表示装置に表示させ、
前記画像を水平方向に反転させると判定されない場合には、前記撮像装置が撮像した画像を前記表示装置に表示させる、表示制御装置。
(2)
撮像された前記画像に対応する音声を示す複数チャネルの音声信号があるとき、
前記処理部は、前記画像を水平方向に反転させると判定された場合には、前記音声信号における第1チャネルの音声信号と第2チャネルの音声信号とを反転させ、反転された音声信号が示す音声を前記表示装置に再生させる、(1)に記載の表示制御装置。
(3)
自装置の位置を検出する位置検出部をさらに備える、(1)または(2)に記載の表示制御装置。
(4)
撮像を行う撮像部をさらに備え、
自装置が、前記表示装置に表示させる画像を撮像する撮像装置である場合には、
前記処理判定部は、自装置の位置と、画像を表示させる表示装置の位置とに基づいて、前記撮像部が撮像した画像を水平方向に反転させるかを判定し、
前記処理部は、
前記画像を水平方向に反転させると判定された場合には、水平方向に反転させた画像を示す画像信号を前記表示装置へ送信させ、
前記画像を水平方向に反転させると判定されない場合には、前記撮像部が撮像した画像を示す画像信号を前記表示装置へ送信させる、(1)〜(3)のいずれか1つに記載の表示制御装置。
(5)
画像を表示する表示部をさらに備え、
自装置が、前記撮像装置が撮像した画像を表示する表示装置である場合には、
前記処理判定部は、自装置の位置と、前記撮像装置の位置とに基づいて、前記撮像装置が撮像した画像を水平方向に反転させるかを判定し、
前記画像を水平方向に反転させると判定された場合には、前記通信部が受信した、前記撮像装置から送信された画像信号が示す画像を水平方向に反転させ、水平方向に反転させた画像を前記表示部に表示させ、
前記画像を水平方向に反転させると判定されない場合には、前記通信部が受信した、前記撮像装置から送信された画像信号が示す画像を前記表示部に表示させる、(1)〜(3)のいずれか1つに記載の表示制御装置。
(6)
前記通信部は、1または2以上の撮像装置、および1または2以上の表示装置それぞれと通信を行い、
前記処理部は、
前記画像を水平方向に反転させると判定された場合に、前記通信部が受信した、前記撮像装置から送信された画像信号が示す画像を水平方向に反転させて、水平方向に反転させた画像を示す画像信号を、前記撮像装置から送信された画像信号の送信先の表示装置へ送信させ、
前記画像を水平方向に反転させると判定されない場合には、前記通信部が受信した、前記撮像装置から送信された画像信号を、前記送信先の表示装置へ送信させる、(1)〜(3)のいずれか1つに記載の表示制御装置。
(7)
撮像を行う撮像装置、および画像を表示する表示装置それぞれの位置を特定するステップと、
画像を表示させる表示装置の位置と、表示させる前記画像を撮像する撮像装置の位置とに基づいて、前記撮像装置が撮像した画像を水平方向に反転させるかを判定するステップと、
前記撮像装置が撮像した画像を水平方向に選択的に反転させるステップと、
を有し、
前記反転させるステップでは、
前記画像を水平方向に反転させると判定された場合には、前記撮像装置が撮像した画像を水平方向に反転させて、水平方向に反転させた画像を前記表示装置に表示させ、
前記画像を水平方向に反転させると判定されない場合には、前記撮像装置が撮像した画像を前記表示装置に表示させる、表示制御方法。
(8)
撮像を行う撮像装置、および画像を表示する表示装置それぞれの位置を特定するステップ、
画像を表示させる表示装置の位置と、表示させる前記画像を撮像する撮像装置の位置とに基づいて、前記撮像装置が撮像した画像を水平方向に反転させるかを判定するステップ、
前記撮像装置が撮像した画像を水平方向に選択的に反転させるステップ、
をコンピュータに実行させ、
前記反転させるステップでは、
前記画像を水平方向に反転させると判定された場合には、前記撮像装置が撮像した画像を水平方向に反転させて、水平方向に反転させた画像を前記表示装置に表示させ、
前記画像を水平方向に反転させると判定されない場合には、前記撮像装置が撮像した画像を前記表示装置に表示させる、プログラム。
(9)
1または2以上の撮像を行う撮像装置と、
1または2以上の画像を表示する表示装置と、
前記撮像装置、および前記表示装置それぞれと通信を行う表示制御装置と、
を有し、
前記表示制御装置は、
前記撮像装置、および前記表示装置それぞれと通信を行う通信部と、
前記撮像装置、および前記表示装置それぞれの位置を特定する位置特定部と、
画像を表示させる表示装置の位置と、表示させる前記画像を撮像する撮像装置の位置とに基づいて、前記撮像装置が撮像した画像を水平方向に反転させるかを判定する処理判定部と、
前記撮像装置が撮像した画像を水平方向に選択的に反転させる処理部と、
を備え、
前記処理部は、
前記画像を水平方向に反転させると判定された場合に、前記通信部が受信した、前記撮像装置から送信された画像信号が示す画像を水平方向に反転させて、水平方向に反転させた画像を示す画像信号を、前記撮像装置から送信された画像信号の送信先の表示装置へ送信させ、
前記画像を水平方向に反転させると判定されない場合には、前記通信部が受信した、前記撮像装置から送信された画像信号を、前記送信先の表示装置へ送信させる、表示制御システム。
10、10A、10B、10C、10D、300 撮像装置
20、20A、20B、20C、200 表示装置
100 表示制御装置
102、202、302 通信部
104、206、306 制御部
110 位置特定部
112 処理判定部
114 処理部
204、304 位置検出部
208 表示部
210 音声出力部
308 撮像部
500、600、700、800 ネットワーク
1000、2000、3000 表示制御システム

Claims (9)

  1. 外部装置と通信を行う通信部と、
    撮像を行う撮像装置、および画像を表示する表示装置それぞれの位置を特定する位置特定部と、
    画像を表示させる表示装置の位置と、表示させる前記画像を撮像する撮像装置の位置とに基づいて、前記撮像装置が撮像した画像を水平方向に反転させるかを判定する処理判定部と、
    前記撮像装置が撮像した画像を水平方向に選択的に反転させる処理部と、
    を備え、
    前記処理部は、
    前記画像を水平方向に反転させると判定された場合には、前記撮像装置が撮像した画像を水平方向に反転させて、水平方向に反転させた画像を前記表示装置に表示させ、
    前記画像を水平方向に反転させると判定されない場合には、前記撮像装置が撮像した画像を前記表示装置に表示させる、表示制御装置。
  2. 撮像された前記画像に対応する音声を示す複数チャネルの音声信号があるとき、
    前記処理部は、前記画像を水平方向に反転させると判定された場合には、前記音声信号における第1チャネルの音声信号と第2チャネルの音声信号とを反転させ、反転された音声信号が示す音声を前記表示装置に再生させる、請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 自装置の位置を検出する位置検出部をさらに備える、請求項1に記載の表示制御装置。
  4. 撮像を行う撮像部をさらに備え、
    自装置が、前記表示装置に表示させる画像を撮像する撮像装置である場合には、
    前記処理判定部は、自装置の位置と、画像を表示させる表示装置の位置とに基づいて、前記撮像部が撮像した画像を水平方向に反転させるかを判定し、
    前記処理部は、
    前記画像を水平方向に反転させると判定された場合には、水平方向に反転させた画像を示す画像信号を前記表示装置へ送信させ、
    前記画像を水平方向に反転させると判定されない場合には、前記撮像部が撮像した画像を示す画像信号を前記表示装置へ送信させる、請求項1に記載の表示制御装置。
  5. 画像を表示する表示部をさらに備え、
    自装置が、前記撮像装置が撮像した画像を表示する表示装置である場合には、
    前記処理判定部は、自装置の位置と、前記撮像装置の位置とに基づいて、前記撮像装置が撮像した画像を水平方向に反転させるかを判定し、
    前記画像を水平方向に反転させると判定された場合には、前記通信部が受信した、前記撮像装置から送信された画像信号が示す画像を水平方向に反転させ、水平方向に反転させた画像を前記表示部に表示させ、
    前記画像を水平方向に反転させると判定されない場合には、前記通信部が受信した、前記撮像装置から送信された画像信号が示す画像を前記表示部に表示させる、請求項1に記載の表示制御装置。
  6. 前記通信部は、1または2以上の撮像装置、および1または2以上の表示装置それぞれと通信を行い、
    前記処理部は、
    前記画像を水平方向に反転させると判定された場合に、前記通信部が受信した、前記撮像装置から送信された画像信号が示す画像を水平方向に反転させて、水平方向に反転させた画像を示す画像信号を、前記撮像装置から送信された画像信号の送信先の表示装置へ送信させ、
    前記画像を水平方向に反転させると判定されない場合には、前記通信部が受信した、前記撮像装置から送信された画像信号を、前記送信先の表示装置へ送信させる、請求項1に記載の表示制御装置。
  7. 撮像を行う撮像装置、および画像を表示する表示装置それぞれの位置を特定するステップと、
    画像を表示させる表示装置の位置と、表示させる前記画像を撮像する撮像装置の位置とに基づいて、前記撮像装置が撮像した画像を水平方向に反転させるかを判定するステップと、
    前記撮像装置が撮像した画像を水平方向に選択的に反転させるステップと、
    を有し、
    前記反転させるステップでは、
    前記画像を水平方向に反転させると判定された場合には、前記撮像装置が撮像した画像を水平方向に反転させて、水平方向に反転させた画像を前記表示装置に表示させ、
    前記画像を水平方向に反転させると判定されない場合には、前記撮像装置が撮像した画像を前記表示装置に表示させる、表示制御方法。
  8. 撮像を行う撮像装置、および画像を表示する表示装置それぞれの位置を特定するステップ、
    画像を表示させる表示装置の位置と、表示させる前記画像を撮像する撮像装置の位置とに基づいて、前記撮像装置が撮像した画像を水平方向に反転させるかを判定するステップ、
    前記撮像装置が撮像した画像を水平方向に選択的に反転させるステップ、
    をコンピュータに実行させ、
    前記反転させるステップでは、
    前記画像を水平方向に反転させると判定された場合には、前記撮像装置が撮像した画像を水平方向に反転させて、水平方向に反転させた画像を前記表示装置に表示させ、
    前記画像を水平方向に反転させると判定されない場合には、前記撮像装置が撮像した画像を前記表示装置に表示させる、プログラム。
  9. 1または2以上の撮像を行う撮像装置と、
    1または2以上の画像を表示する表示装置と、
    前記撮像装置、および前記表示装置それぞれと通信を行う表示制御装置と、
    を有し、
    前記表示制御装置は、
    前記撮像装置、および前記表示装置それぞれと通信を行う通信部と、
    前記撮像装置、および前記表示装置それぞれの位置を特定する位置特定部と、
    画像を表示させる表示装置の位置と、表示させる前記画像を撮像する撮像装置の位置とに基づいて、前記撮像装置が撮像した画像を水平方向に反転させるかを判定する処理判定部と、
    前記撮像装置が撮像した画像を水平方向に選択的に反転させる処理部と、
    を備え、
    前記処理部は、
    前記画像を水平方向に反転させると判定された場合に、前記通信部が受信した、前記撮像装置から送信された画像信号が示す画像を水平方向に反転させて、水平方向に反転させた画像を示す画像信号を、前記撮像装置から送信された画像信号の送信先の表示装置へ送信させ、
    前記画像を水平方向に反転させると判定されない場合には、前記通信部が受信した、前記撮像装置から送信された画像信号を、前記送信先の表示装置へ送信させる、表示制御システム。
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