JP2018045665A - 静電気管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】静電気検査履歴等を管理し特定エリアへの静電気管理を行う。【解決手段】帯電防止具の性能の適否を判定する静電気検査装置と、静電気検査装置に接続可能なデータ管理装置と、帯電防止具を装着した作業者の特定エリアへの入場を規制する入場ゲート装置とを用い、静電気検査を行うことにより作業者の特定エリアへの入場を管理する静電気管理方法であって、特定エリアに入場する前に作業者の個人認証情報を読み取る第1の認証情報読取工程と、静電気検査装置を用いて帯電防止具の性能の適否を判定する静電気検査工程と、第1の認証情報読取工程により得られた個人認証情報及び帯電防止具の性能の判定結果をデータ管理装置に記憶する検査履歴の蓄積工程と、入場ゲート装置を通過する作業者の個人認証情報を読み取り、当該個人認証情報に基づきデータ管理装置から判定結果を呼び出し、判定結果に従って入場ゲートの開閉を行うゲート開閉工程とを有する。【選択図】図4

Description

本発明は、静電気管理方法に関する。
各種の電子部品、電子製品等の製造工程において、作業者が帯びた静電気は、製品の損傷につながるなど製品に悪影響を及ぼすことがある。そこで、作業者は、静電気を帯びるのを抑えるため、静電靴や静電用のリストストラップ等を着用する。このような静電靴やリストストラップは、電気抵抗値を規定値の範囲内とすることで、作業者が帯びた静電気を放出し、作業者の帯電を抑える。
しかし、静電靴やリストストラップは、劣化や断線等によって静電気の放出が確実に行えなくなることがある。したがって、従来よりクリーンルーム等の入場管理装置は、作業者が製造工程の現場等特定のエリアに立ち入る前に静電靴やリストストラップの電気抵抗値の検査を行うよう設けられている(例えば、下記特許文献1)。
特許文献1には、静電靴の電気抵抗値を測定し、測定された電気抵抗値が規定値以下であった場合のみ、エアシャワー室やクリーンルームに入場できるようにする、クリーンルーム入場管理装置の構成が開示されている。
特開2001−29105号公報
しかしながら、上記したような従来のクリーンルーム入場管理装置は、静電靴評価装置と扉開閉装置とを連動させて、検査に基づく静電靴の電気抵抗値に応じてエアシャワー室及びクリーンルームにつながる扉開閉装置を制御するのみであった。すなわち、従来のクリーンルーム入場管理装置は、検査対象者の検査履歴、入退室状況、特定エリア内に居る作業者の人数等を把握していなかったため、クリーンルーム及びクリーンルーム内の作業者の管理が十分ではなかった。
そこで本発明は、特定エリアに入場する作業者の静電気検査履歴、入退室状況、特定エリア内に居る作業者の人数等を記憶及び管理し、特定エリアへの入場及び特定エリア内の環境の管理を行いやすくすることのできる静電気管理方法を提供する。
本発明の静電気管理方法は、帯電防止具の性能の適否を判定する静電気検査装置と、この静電気検査装置に接続可能なデータ管理装置と、このデータ管理装置に接続可能であるとともに、前記帯電防止具を装着した作業者の特定エリアへの入場を規制する入場ゲート装置とを用いて、静電気検査を行うことにより作業者の特定エリアへの入場を管理する静電気管理方法であって、前記特定エリアに入場する前に、前記特定エリアに入場する作業者の個人認証情報を読み取る第1の認証情報読取工程と、前記静電気検査装置を用いて前記作業者が装着した帯電防止具の性能の適否を判定する静電気検査工程と、前記第1の認証情報読取工程により得られた個人認証情報及び前記帯電防止具の性能の判定結果を前記データ管理装置に記憶する検査履歴の蓄積工程と、前記入場ゲート装置を通過しようとする作業者の個人認証情報を読み取り、当該個人認証情報に基づいて前記データ管理装置から前記判定結果を呼び出し、呼び出された判定結果に従って、前記入場ゲートの開閉を行うゲート開閉工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、静電気発生を抑えるための帯電防止具のチェックと個人認証情報に基づく入場管理とを、データ管理装置を用いてそれぞれの履歴情報を管理することにより、効率的かつ確実に行うことが可能となる。
本発明の静電気管理方法を実施するにあたっては、以下の静電気管理システムを好適に用いることができる。
例えば、(1)帯電防止具を装着した検査対象者の帯電状態を測定する静電気測定機と、個人認証情報を読み取る第1の認証情報読取機と、前記静電気測定機により前記帯電防止具の電気抵抗値を測定した結果が、予め設定された電気抵抗値の範囲内であるかの判定結果を表示する表示部を具備した静電気検査装置と、前記検査対象者の個人認証情報を読み取る第2の認証情報読取機と、特定エリアへの入場口を開閉するゲート部と、前記判定結果を取得し、この判定結果に基づいて前記ゲート部の開閉を制御するゲート制御部とを具備した入場ゲート装置と、前記判定結果及び前記個人認証情報を検査日時ごとに記憶するサーバと、前記検査対象者及び/又は前記検査対象者の判定結果を管理する操作部とを具備したデータ管理装置とを有していることを特徴とする静電気管理システムである。
本静電気管理システムは、静電気発生を抑えるための帯電防止具のチェックと個人認証情報に基づく入場管理とを、その情報を管理することを通じて、効率的かつ確実に行うことが可能となる。
(2)又は、上記(1)の静電気管理システムであって、前記データ管理装置が、前記第2の認証情報読取機により読み取られた個人認証情報を有する検査対象者についての前記ゲート部の開閉結果を更に記憶することを特徴とする静電気管理システムである。
本静電気管理システムは、ゲート部での開閉結果の記憶によって、検査対象者の行動及び静電気検査装置と入場ゲート装置との動作の適確性をより詳細に把握することができる。
(3)又は、上記(1)又は(2)に記載の静電気管理システムであって、前記データ管理装置が、前記検査対象者の静電気検査の要否及び静電気検査の必要がある場合にいかなる種類の帯電防止具の検査をすることが必要かについての属性情報を記憶し、前記静電気検査装置の前記表示部は、前記属性情報を表示することを特徴とする静電気管理システムである。
本静電気管理システムは、検査対象者に必要な検査の内容を的確に管理して実行可能とするとともに、検査対象者に対して必要な検査内容を容易に認識させることができる。
(4)又は、上記(1)から(3)のいずれか一に記載の静電気管理システムであって、本発明の前記静電気検査装置は、前記帯電防止具として、前記検査対象者が装着した静電靴及び前記検査対象者が装着したリストストラップの少なくとも一方の電気抵抗値を検出することを特徴とする静電気管理システムである。
本静電気管理システムは、複数の帯電防止具の静電検査を行うことができる。
(5)又は、上記(1)から(4)のいずれか一に記載の静電気管理システムであって、前記ゲート制御部が、前記データ管理装置に記録された最新の検査日時から予め定めた一定時間を過ぎて前記第2の認証情報読取機により前記個人認証情報を得た場合に、前記ゲート部を開けないことを特徴とする静電気管理システムである。
本静電気管理システムは、静電気検査装置による電気抵抗値の最新の検出を、予め定めた一定時間よりも以前に行った場合に判定結果を無効とし、判定結果の有効性を担保しつつ入場管理を行うことができる。
(6)又は、上記(1)から(5)のいずれか一に記載の静電気管理システムであって、静電気管理システムの前記第1の認証情報読取機及び前記第2の認証情報読取機が、前記検査対象者が携行する記録媒体及び前記検査対象者の生体認証情報の少なくともいずれかを読み取ることを特徴とする静電気管理システムである。
本静電気管理システムは、個人認証情報として、検査対象者の特定をより正確に行うことができる。
(7)又は、上記(1)から(6)のいずれか一に記載の静電気管理システムであって、静電気管理システムの前記データ管理装置が、前記入場ゲート装置から前記特定エリアに入場及び退場した前記検査対象者の人数をそれぞれカウントすることによって、前記特定エリアの滞在人数を算出し、前記ゲート制御部は、前記データ管理装置で算出された前記滞在人数が予め設定した上限値に到達した場合には、新たな検査対象者に対しゲート部を閉じたままとすることを特徴とする静電気管理システムである。
本静電気管理システムは、特定エリアの滞在人数が予め定めた上限値に到達した状態では、判定結果に関わらず入場ゲートを閉じたままとすることで、特定エリアに滞在している人数を制限することができる。
(8)又は、上記(7)に記載の静電気管理システムであって、前記データ管理装置で算出された前記滞在人数が予め設定した上限値に到達しているか否かを表示する滞在人数表示器を備えていることを特徴とする静電気管理システムである。
本静電気管理システムは、特定エリアでの作業者数が上限に達している場合は判定結果に関わらず入場することができないので、このような場合に静電気検査をすることを回避して、入場予定の作業者が検査のタイミングを調整しやすくすることができる。
(9)又は、上記(1)から(8)のいずれか一に記載の静電気管理システムであって、前記静電気検査装置の前記表示部が、前記特定エリア内に滞在する者の個人認証情報の少なくとも一部を表示可能であることを特徴とする静電気管理システムである。
本静電気管理システムは、特定エリア内に居る作業者を特定エリア外で確認することが可能となる。
本発明は、特定エリアに入場する作業者の静電気検査履歴、入退室状況、特定エリア内に居る作業者の人数等を記憶及び管理し、特定エリアへの入場及び特定エリア内の環境の管理を行いやすくすることができるという効果を奏する。
本発明の実施形態として示した静電気管理システムの概略構成を示す図である。 本発明の静電気検査装置を示した斜視図である。 本発明の入場ゲート装置を示した斜視図である。 本発明の静電気管理方法の各工程を示す図である。
本発明の静電気管理方法及びこれに用いられる静電気管理システムの実施形態について、図を用いて説明する。
図1に示すように、実施形態の静電気管理システム1は、特定エリアに入場する作業者(検査対象者)のうち静電気検査に合格した者のみ、クリーンルームや作業場等の特定エリアに入場可能となるよう入場ゲートを制御するものである。
静電気管理システム1は、静電気検査装置10と、入場ゲート装置20と、サーバ30及びクライアント端末40とを具備したデータ管理装置45と、を備えている。これら静電気検査装置10、入場ゲート装置20、サーバ30、クライアント端末40は、無線又は有線のLAN(Local Area Network)等のネットワーク50を介して接続されている。
静電気検査装置10は、静電気検査対象として、作業者の身体の一部及び/又は身体に装着された帯電防止具(不図示。以下同様)の電気抵抗値を検出する。帯電防止具としては、例えば静電靴やリストストラップ等が挙げられる。静電気検査装置10は、作業者が身に着ける静電靴及びリストストラップの少なくとも一方の電気抵抗値を測定することで、測定した電気抵抗値が、規定の電気抵抗値範囲内に入っているか否かを測定する。これにより、静電靴、リストストラップが適切に放電する性能を有しているか否かをチェックする。
図2に示すように、静電気検査装置10は、静電気測定機11と、コントローラ12と、カードリーダー(第1の認証情報読取機)13と、ディスプレイ(表示部)14とを具備しており、図1に示すデータ管理装置45と有線又は無線で接続されている。
静電気測定機11は、リストストラップの差込口11aと、静電靴を着用した左足、右足向けの足電極11b,11cと、主電極となる接触パネル11dと、を備える。
静電靴(不図示。以下同様)の性能を検査する場合、足電極11b,11cと接触パネル11dとが用いられる。具体的には、作業者が静電靴を履いた状態で左右の足電極11b,11cに乗り、掌を主電極の接触パネル11dに接触させることで電圧が印加され、結果回路が形成され、左右の静電靴の電気抵抗値が測定される。
また、リストストラップ(不図示。以下同様)の性能を検査する場合、静電気測定機11のリストストラップの差込口11aと接触パネル11dとが用いられる。具体的には、作業者が片方の手首に巻き付けたリストストラップのプラグを差込口11aに挿入し、掌を主電極の接触パネル11dに接触することで電圧が印加され、結果回路が形成され、リストストラップの電気抵抗値が測定される。
静電気測定機11により測定された電気抵抗値は予め設定された値の範囲内にあるか否かが判断され、範囲内にあるときは「OK(合格)」の判定結果が、範囲外にあるときは、「NG(不合格)」の判定結果がなされ、その結果が図1に示すサーバ30に送信される。
コントローラ12は、静電気検査装置10のハウジング10aに内蔵され、専用のコンピュータプログラムに基づいて、静電気検査装置10の動作を制御するものである。
コントローラ12は、サーバ30に入場許可者リストに登録しておいた作業者の個人認証情報が存在することを確認し、これを前提条件として、静電気検査を許可するものであってもよい。
カードリーダー13は、作業者が携行する不図示のICカード(記録媒体)に記憶された情報を読み取る。ICカードには、少なくとも、作業者の個人認証情報として、例えば、作業者の所属組織、氏名、カード番号等が記憶されている。カードリーダー13により読み取られた情報は、静電気検査装置10のディスプレイ14に表示されるとともに、サーバ30に送信される。
入場ゲート装置20は、特定エリアへの入場口を開閉する。入場ゲート装置20は、図3に示すように、本体21と、三脚回転バー(ゲート部)22と、カードリーダー(第2の認証情報読取機)23と、を具備している。
本体21は、ゲート制御部21aを具備しており、床面上に設置された状態で図1に示すデータ管理装置45と有線又は無線で接続されている。
三脚回転バー22は、中心部22aから等間隔で三方向に突出させたバー22bを有し、本体21に対して回動可能に設けられ、入場口を開閉するものである。
カードリーダー23は、作業者のICカードに記憶された個人認証情報を読み取る。カードリーダー13により読み取られた情報は、サーバ30に送信される。
ゲート制御部21aは、三脚回転バー22のロック/アンロックを切り換える。
このゲート制御部21aは、作業者のICカードがカードリーダー23にかざされることによりサーバ30から静電気検査を行った作業者の判定結果を呼び出して三脚回転バー22の回動を指示する。具体的には、ゲート制御部21aは、静電気検査の判定結果が「OK」つまり静電気検査装置10で測定された電気抵抗値が予め定めた基準値の範囲内である場合に、入場ゲート装置20の三脚回転バー22をアンロック状態で回動可能とし、作業者の通過を許す。
図1に示すように、データ管理装置45は、データを記憶させることができるサーバ30と、PC等によるクライアント端末(操作部)40とを具備している。
サーバ30は、特定エリアへの入場が必要な作業者リスト(入場許可者リストということもある)等の情報、静電気検査装置10による静電気検査の履歴情報、入場ゲート装置20の開閉履歴情報、退出履歴情報等の各種情報を記憶する。
静電気検査の履歴情報としては、具体的には、静電気検査を行った者の個人認証情報、検査の日時、静電気検査の要否、いずれの帯電防止具についての検査を行う必要があるかの検査種別、各検査種別に関する検査結果、各検査種別に関する検査結果に基づく入場の可否の判定結果等が挙げられる。各検査種別に関する検査結果としては、左足検査結果(OK/NG及び電気抵抗値)、右足検査結果(OK/NG及び電気抵抗値)、リストストラップ検査結果(OK/NG及び電気抵抗値)等が挙げられる。
入場ゲート装置20の開閉履歴情報としては、入場ゲート装置20のカードリーダー23にICカードがかざされた日時、かざした作業者の個人認証情報、三脚回転バー22の回動の有無等が挙げられる。
退出履歴情報としては、退出者の個人認証情報、退出時刻、作業者の通過の有無等が挙げられる。
クライアント端末40は、管理担当者等が操作をすることによって、サーバ30に記憶された静電気検査装置10による静電気検査の履歴情報、入場ゲート装置20の開閉履歴情報等の各種情報等を、検索、閲覧し、又は、必要な検査条件の設定をすることができるようになっている。
具体的に、クライアント端末40では、例えば、作業者の個人認証情報、特定の作業者が静電気検査を行っている頻度、静電気検査を行ってから入場ゲート装置20を通過しようとするまでの時間、三脚回転バー22の回動(通過許可)の有無、滞在時間帯を調査等ことができる。
また、クライアント端末40によって、入場許可者リスト及び滞在人数の管理(例えば、情報追加、変更、削除等)を行うことも可能である。
上記したような静電気管理システム1は、静電気検査装置10、入場ゲート装置20、クライアント端末40は、それぞれ複数台を備えたものであってもよい。
例えば、一つの特定エリアに対し、複数の入場ゲート装置20を設けることもできる。入場ゲート装置20を複数台設置することで、始業時又は終業時等入退場が集中しやすい時間帯に、作業者を効率よく入退場させることができる。
また、一つの入場ゲート装置20の周辺に、複数台の静電気検査装置10を設置してもよい。静電気検査装置10による静電気検査には10秒前後の時間を要するが、一台の入場ゲート装置20に対し静電気検査装置10を複数台設置することで、入場ゲート装置20の設置を抑えて作業者の静電気検査及び入退場を効率よく進めることが可能となる。
もちろん、1台の静電気検査装置10の周辺に、複数の入場ゲート装置20を並設することもできる。
次に、上記静電気管理システム1における静電気管理方法について説明する。
作業者が特定エリアに入場するには、まず、静電気検査装置10で、静電気検査を実施する。
<第1の認証情報読取工程>
まず、作業者は、自分のICカードを図2に示すカードリーダー13にかざす。すると、ICカードより、個人認証情報が読み取られ(図4に示すステップS101:第1の認証情報読取工程)、コントローラ12によって、サーバ30への問合わせが行われる。
カード番号をもとに、サーバ30のデータベースに予め登録された入場許可者リストと照合し、リスト内に当該カード番号の作業者が存在する場合、コントローラ12は、測定中の作業者を、入場資格を有する人物であると判定する。その場合、コントローラ12は、作業者の氏名をディスプレイ14に表示する。
読み取ったカード番号が、入場許可者リストに存在しない場合は、そのカードの所持者が入場資格を有さない人物であると判定し、その旨のメッセージをディスプレイ14に表示し、その先のステップに進めないようにする。
<静電気検査工程>
作業者が装着している帯電防止具の電気抵抗値の測定を行う(図4に示すステップS102:静電気検査工程)。測定のため、作業者は、静電靴を履いた状態で図2に示す静電気測定機11の左右の足電極11b,11cに乗る。リストストラップの検査が必要な場合は、作業者の手首に巻き付けたリストストラップのプラグを差込口11aに挿す。
また、入場資格があると判定された作業者が、掌を図2に示す静電気測定機11の主電極の接触パネル11dに接触させると、電圧が印加され、結果回路が形成されることにより、左右の静電靴、リストストラップの電気抵抗値が測定される。
測定された電気抵抗値は、コントローラ12に出力される。コントローラ12は、測定された電気抵抗値が、予め定めた基準値の範囲内に収まっているか否かを判定する(図4に示すステップS102:静電気検査工程)。コントローラ12は、その判定結果を、図2に示すディスプレイ14上に表示する。判定結果は、左右の静電靴およびリストストラップのそれぞれ個別に表示することもできるが、コントローラ12は、総合判定として、測定した電気抵抗値の全てが合格である場合に「合格」、いずれか1つ以上が不合格である場合は、「不合格」と判定する。
<検査履歴の蓄積工程>
コントローラ12は、上記の総合判定の判定結果、検査日時、作業者の氏名等の情報を、ネットワーク50を経由し、図3に示すサーバ30に転送する。サーバ30は、転送された情報を、データベース中の静電気検査履歴情報テーブルに書き込み、情報を随時蓄積する(図4に示すステップS103:検査履歴の蓄積工程)。
<ゲート開閉工程>
静電気検査装置10のディスプレイ14に「合格」の判定結果が表示された作業者は、静電気検査を受けた後、特定エリアの入場口に設けられた入場ゲート装置20に移動して特定エリアへの入場時の確認作業を行う。
本工程において、作業者は、自分のICカードを図3に示す入場ゲート装置20のカードリーダー23にかざす。カードリーダー23は、ICカードから作業者の個人認証情報を読み取る(図4に示すステップS104:ゲート開閉工程)。ゲート制御部21aは、カードリーダー23で読み取ったカード番号を、ネットワーク50を介してサーバ30に問い合わせる。
サーバ30は、当該カード番号の作業者について、静電気検査の総合判定の最新の判定結果が「合格」であるか否かを確認し、その確認結果をゲート制御部21aに回答する。
ゲート制御部21aは、サーバ30からの回答に基づいて、三脚回転バー22の回動の可否を指示する(図4に示すステップS104:ゲート開閉工程)。ゲート制御部21aは、作業者の最新の判定結果が「合格」である場合は、作業者の特定エリアへの入場を許可し、三脚回転バー22をアンロック状態とする(図4に示すステップS104:ゲート開閉工程)。すると、三脚回転バー22は回転可能となり、当該作業者が特定エリアに入場可能となる。
一方、静電気検査装置10のディスプレイ14に「不合格」の判定結果が表示された作業者は、静電靴又はリストストラップを適切な物に変えて、静電気検査装置10で静電気測定を再度行う。仮に図2に示すディスプレイ14に「不合格」の判定結果が表示された作業者がそのまま図3に示す入場ゲート装置20に進みカードリーダー23にICカードをかざしたとしても、ゲート制御部21aが最新の判定結果として「合格」の結果が得られないため、三脚回転バー22のロックは解除されず、作業者は入場できない。
ゲート制御部21aは、入場ゲート装置20の開閉結果、ICカードのスキャン日時、作業者の氏名等の情報、三脚回転バー22の回動の有無を、ネットワーク50を経由し、サーバ30に転送する。サーバ30は、転送された情報を、データベース中の入場ゲート装置20の開閉履歴情報テーブルに書き込む。
なお、作業者が特定エリアから退場する場合は、入場ゲート装置20や別途設けられた退場ゲートにてICカードをかざして退場する。このときは、無条件に退場可能である。入場ゲート装置20がカードリーダー23と反対側に退場用のカードリーダー(不図示)を備え、退場ゲートを兼ねるものであってもよい。
また、サーバ30に記憶された入場許可者リストには、作業者の属性情報として、「静電靴のみ検査要」、「リストストラップのみ検査要」、「静電靴とリストストラップの両方とも検査要」といった検査種別を設定することができる。静電気検査装置10では、作業者がICカードをカードリーダー13にかざし、サーバ30への問合わせを行った際、この検査種別も併せてサーバ30から取得する。静電気検査装置10は、取得した検査種別に基づいて、静電靴のみ、リストストラップのみ、静電靴とリストストラップの両方、のいずれか一種の検査を行うことができる。
さらに、サーバ30には、「検査不要」といった検査種別を設定することもできる。例えば、電気工事作業者等など、静電気検査上不合格となる靴を身に着け、特定エリアに立ち入らざるを得ない場合、予めサーバ30に、検査種別が「検査不要」と設定されたカード番号を関連づけて設定しておく。そして、電気工事作業者等には、当該カード番号が記憶されたICカードを携行させる。こうすることで、電気工事作業者等は、静電気検査装置10における検査を行うことなく、入場ゲート装置20から特定エリアに入ることが可能となる。
以上のようにして、静電気管理システム1は、検査対象者が装着した帯電防止具の電気抵抗値が予め定めた基準値の範囲内であり、かつ、個人認証情報が予め設定された入場許可者リストに登録されている場合に、入場ゲート装置20を開くので、静電気発生を抑えるための帯電防止具のチェックと、個人認証情報に基づく入場管理とを、一つの静電気管理システム1で行うことが可能となる。
また、静電気管理システム1は、帯電防止具として静電靴及びリストストラップの少なくとも一方を装着した検査対象者の入場管理を行うことができる。
また、静電気管理システム1の入場ゲート装置20は、静電気検査装置10による最新の判定結果を得た日時が、予め定めた一定時間よりも前である場合には、最新の判定結果のいかんに関わらず、三脚回転バー22を開かない。これにより、静電気検査装置10における電気抵抗値の最新の検出結果に信頼性を与えることができる。
また、静電気管理システム1は、検査対象者が個別に携行するICカード等のICカードを用いて入場管理を行うことができる。
したがって、特定エリアへの入場管理の高機能化を低コストで実現することが可能となる、という効果を奏する。
また、静電気管理システム1は、三脚回転バー22の回動の開閉結果のサーバ30への記録によって、検査対象者の行動及び静電気検査装置と入場ゲート装置との動作の適確性をより詳細に把握することができる。
また、静電気管理システム1は、データ管理装置45により、各作業者にとって必要な検査の内容を的確に管理して実行可能とするとともに、これをディスプレイ14に表示できることで各作業者に対して必要な検査内容を容易に認識させることができる。
また、静電気管理システム1は、データ管理装置45により、検査対象者の静電気の検査結果及び入場ゲート装置20の入退場情報等を随時蓄積していき、これをクライアント端末40で検索及び閲覧することができる。また、クライアント端末40により、入場可能な作業者を追加及び削除したり、入場可能な作業者の必要検査項目を変更したりすることが可能となる。すなわち、静電気管理システム1は、静電気検査装置10と入場ゲート装置20とに、データ管理装置45を接続していることで、特定エリアに入場する必要のある者を効率的かつ的確に管理し制御することができるという効果を奏する。
なお、上記実施形態では、静電気検査装置10における判定結果を、サーバ30に転送し、入場ゲート装置20では、サーバ30に判定結果を問い合わせるようにしたが、これに限らない。
例えば、本発明の静電気管理システム及び静電気管理方法では、静電気検査装置10で検出した電気抵抗値等の判定結果をICカードに記憶させ、入場ゲート装置20のカードリーダー23では、ICカードの個人認証情報とともに電気抵抗値等の判定結果を読み取り、ゲート制御部21aは、ICカードから読み取った電気抵抗値が基準値の範囲内である場合(判定結果が「合格」である場合)に入場ゲート装置20を開くようにしてもよい。
このような構成によれば、静電気検査の判定結果をICカードに記憶させることで、サーバ30等を設けずにクライアント端末40のみ利用して、システム構成を簡易な構成とすることができる。また、例えばネットワーク障害等が発生するリスクを抑えて、入場管理を適切に実行することができる。
また、作業者の個人認証情報として、ICカードを用いるようにしたが、これに限らない。例えば、1次元、2次元のバーコード等によるコード識別情報や、作業者の指紋や顔面等による生態認証情報を用いてもよい。この場合、静電気検査装置10のカードリーダー13、入場ゲート装置20のカードリーダー23を、バーコードリーダー、指紋読み取り機、顔面読み取り機等に変更することで実現可能である。
個人認証情報として生体認証情報を用いた場合には、ICカードの不適切な使用(例えばICカードの貸し借り)による特定エリアへの不適切な入退場を防止することが可能となる。この場合、例えば帯電防止具にICチップ等のタグを埋め込むことで、検査対象者の生体認証情報と静電気検査を行った帯電防止具との紐付けを行うことが可能となり、より的確な静電気検査の管理を行うことが可能となるという効果が得られる。
また、特定エリアがクリーンルームである場合、内部での発塵の低減化を図るために、特定エリア内に存在する作業者の人数の制限が求められる場合がある。このような場合のために、サーバ30及びクライアント端末40は、入場ゲート装置20から入場した作業者の人数、および特定エリアから退場した作業者の人数をそれぞれカウントすることによって、特定エリアの滞在人数を算出するものであってもよい。入場ゲート装置20のゲート制御部21aは、作業者が入場しようとしてサーバ30に問い合わせしたときに、滞在人数が予め定めた上限値に到達している場合には、判定結果に関わらず、三脚回転バー22をロック状態のままとする。
このような構成によれば、特定エリアに滞在している人数を制限し、所定の人数を超えて作業者が特定エリアに入るのを制限することができる。
また、クライアント端末40においても、サーバ30の前述のテーブルをもとに、現在特定エリアに滞在している作業者の情報の参照、満員の際はその旨を表示することができてもよい。そして、クライアント端末40を、特定エリアの入場口近傍や、特定エリアの内外に掲げたディスプレイ又は静電気検査装置10のディスプレイ14に接続し、関係者に特定エリアへの作業者の入場状況を公開することも可能である。
具体的には、静電気検査装置10及び入場ゲート装置20のいずれか一方もしくは双方に滞在人数の上限に達しているか否かを表示させる滞在人数表示器(例えば表示ランプなど)を設けるか、又は静電気検査装置10及び入場ゲート装置20とは別に滞在人数表示器(例えば、表示ディスプレイなど)を設けてもよい。このような滞在人数表示器を設けることにより、特定エリアに入場しようとする作業者は、入場可能な状態か否かを直ちに把握し、特定エリア内が滞在人数の上限制限に達している場合に無駄な静電気検査をすることを回避することができるという効果を奏する。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
1 静電気管理システム
10 静電気検査装置
11 静電気測定機
11a 差込口
11b 足電極
11c 足電極
11d 接触パネル
12 コントローラ
13 カードリーダー(第1の認証情報読取機)
14 ディスプレイ
20 入場ゲート装置
21 本体
21a ゲート制御部
22 三脚回転バー(ゲート部)
23 カードリーダー(第2の認証情報読取機)
30 サーバ
40 クライアント端末
50 ネットワーク

Claims (1)

  1. 帯電防止具の性能の適否を判定する静電気検査装置と、この静電気検査装置に接続可能なデータ管理装置と、このデータ管理装置に接続可能であるとともに、前記帯電防止具を装着した作業者の特定エリアへの入場を規制する入場ゲート装置とを用いて、静電気検査を行うことにより作業者の特定エリアへの入場を管理する静電気管理方法であって、
    前記特定エリアに入場する前に、前記特定エリアに入場する作業者の個人認証情報を読み取る第1の認証情報読取工程と、
    前記静電気検査装置を用いて前記作業者が装着した帯電防止具の性能の適否を判定する静電気検査工程と、
    前記第1の認証情報読取工程により得られた個人認証情報及び前記帯電防止具の性能の判定結果を前記データ管理装置に記憶する検査履歴の蓄積工程と、
    前記入場ゲート装置を通過しようとする作業者の個人認証情報を読み取り、当該個人認証情報に基づいて前記データ管理装置から前記判定結果を呼び出し、呼び出された判定結果に従って、前記入場ゲートの開閉を行うゲート開閉工程と、を有することを特徴とする静電気管理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7353613B1 (ja) 2023-08-14 2023-10-02 株式会社Medius 入場管理システム

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