JP2018045467A - 情報処理装置およびその制御方法、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置およびその制御方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】タッチパネル等の画面において、表示するコンテンツの内容に応じて、タッチ操作やドラッグ操作等を判定する際の閾値を設定することで、ユーザー入力の操作性を向上させる。【解決手段】タッチ入力が可能なタッチ入力手段と、表示手段にてWebコンテンツを表示するWebブラウザー機能を有する情報処理装置であって、前記Webブラウザー機能は、前記表示手段にて表示されるWebコンテンツを解析する解析手段と、前記解析手段にて解析したWebコンテンツの内容に応じて、前記タッチ入力手段にて入力されたタッチ入力の操作の種類を判定する際に用いられる値を設定する設定手段とを有する。【選択図】 図3

Description

本発明は、情報処理装置およびその制御方法、並びにプログラムに関する。
近年、スキャナやプリンタの機能を備えたMFP(Multi Function Peripheral)と呼ばれる画像処理装置の中にも、Webコンテンツを表示するためのWebブラウザーを備えているものがある。Webブラウザーを備えるMFPの多くは、タッチスクリーンを備えており、ユーザーはタッチ入力によって、タッチやクリック以外に、ドラッグ操作を行うことが可能である。例えば、特許文献1では、タッチ状態での画面上の移動距離に応じて、タップかそれ以外(ドラッグ、ムーブ、フリック)を判定している。
特開2010−136329号公報
特許文献1のように、指等の指示部材が画面に触れた時から画面から離れた時までの移動距離が一定(閾値)以内であればクリック(タップ)と判定し、移動距離が一定以上であればドラッグと判定することで、各動作を受け付けることが可能になる。しかしながら、ユーザーがクリックしたつもりでも、画面に触れている指がぶれたり、指の接地面積の変化で中央点が変わったりすることで、指の移動距離が変化し、ドラッグと誤検知してしまうことがある。これに対し、例えばクリックとして判定するための閾値を大きくしてしまうとドラッグがし辛くなる。このように、あらゆる状況に適した、タッチ操作の判定の閾値を設定することは難しく、ユーザーの操作性を損なっているという課題がある。
そこで、本願発明では、表示されるWebコンテンツに応じて、タッチ操作の判定のための閾値を設定することでユーザーの操作性を向上させることを目的とする。
上記課題を解決するために本願発明は以下の構成を有する。すなわち、タッチ入力が可能なタッチ入力手段と、表示手段にてWebコンテンツを表示するWebブラウザー機能を有する情報処理装置であって、前記Webブラウザー機能は、前記表示手段にて表示されるWebコンテンツを解析する解析手段と、前記解析手段にて解析したWebコンテンツの内容に応じて、前記タッチ入力手段にて入力されたタッチ入力の操作の種類を判定する際に用いられる値を設定する設定手段とを有する。
本願発明により、Webブラウザーに表示されるWebコンテンツの内容に応じて、タッチ操作の種類を判定するための閾値を設定することで、そのWebコンテンツに対するタッチパネル上のユーザーの操作性を向上させることができる。
本発明に係るシステムの全体構成の例を示す図。 本発明に係るMFPのハードウェア構成例を示す図。 本発明に係るMFPのソフトウェア構成例を示す図。 本発明に係る閾値設定のシーケンスを示す図。 本発明に係る閾値設定の判定処理を示すフローチャート。 本発明に係る各テーブル構成の例を示す図。 本発明に係るWebブラウザーの表示画面の例を示す図。 本発明に係るマウス移動を検知するJavaScriptの記述例を示す図。 本発明に係る入力フォームが存在するWebコンテンツの表示例を示す図。 本発明に係るスクロールが必要なフレーム要素を含むWebコンテンツの表示例を示す図。 イベントハンドラの有無による閾値設定の判定処理を示すフローチャート。 入力フォーム数による閾値設定の判定処理のフローチャート。 フレーム内コンテンツのサイズによる閾値設定の判定処理のフローチャート。 WebコンテンツのHTML記述の例を示す図。 HTML記述におけるサブリソースの例を示す図。 本発明に係るタッチ操作の判定処理のフローチャート。
以下、本発明を実施するための一実施形態について図面を用いて説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明に係る画像処理装置を含むシステムの構成例を示す図である。ここでは、画像処理装置としてMFP101を例に用いて説明するが、Webコンテンツを表示するタッチパネル方式のユーザインタフェース(Webブラウザー機能)を備えるネットワークデバイスや情報処理装置であれば他の装置に適用してもよい。
システムは、画像処理装置であるMFP101と、Webサーバー102を含んで構成され、これらはネットワーク100を介して通信可能に接続される。なお、図1では、MFP101とWebサーバー102がそれぞれ1台ずつ示されているが、これに限定されるものでは無く、更に多くの画像処理装置や、提供するWebコンテンツが異なるWebサーバーを含んでもよいし、他の装置を含んでもよい。ネットワーク100は、各装置間で通信を行うための基盤であって、ローカルネットワークであってもよいし、インターネットに接続されていてもよい。
Webサーバー102は、Webコンテンツを、ネットワーク100を介して配信する機能を備え、MFP101からのリクエストに応じてWebコンテンツを提供する。なお、Webサーバー102は、MFPの一機能として構成してもよく、その場合は、ネットワークを介して複数のMFPが接続され、それぞれがサーバー−クライアントの関係となる。
図2は、本実施形態に係るMFP101のハードウェア構成の例を示す図である。MFP101は、装置全体を制御するCPU201、CPU201のワークエリアを提供するRAM202、及び、プログラムや様々な設定を記憶する記憶装置203(HDDやNVRAM等でもよい)を備える。さらに、MFP101は、ユーザーが各種指示の入力を行うユーザー入力装置204、画面表示を行うUI表示装置205、他機器とネットワーク100を介して通信を行うネットワーク装置206を備える。本実施形態において、ユーザー入力装置204は、タッチパネルを備え、指等の指示部材によるタッチ操作が可能であるとする。また、MFP101に含まれる各部位は、メインバス200により通信可能に接続される。なお、タッチパネルディスプレイのようにUI表示装置205がユーザー入力装置204を兼ねて一体的になった構成でもよい。また、MFP101は、図2に示した構成の他にも画像読取装置や印刷装置がメインバス200に接続されていてもよい。また、本願発明に係るWebサーバー102は、PCなどの一般的な情報処理装置の構成を有する装置にて実現可能である。上述したようにWebサーバーの機能をMFPの一機能として実現させる場合には、図2に示した構成により実現してもよい。
図3は、本実施形態に係るMFP101のソフトウェア構成の例を示す図である。図3に示す各機能部は、MFP101のCPU201が、記憶装置203等に格納された制御プログラムを読み出して実行することにより実現される。
MFP101は、Webアプリケーションの一種であるWebブラウザー300を有する。Webブラウザー300は、任意のサーバー(ここでは、Webサーバー102)と通信を行うことによってWebコンテンツを取得し、そのWebコンテンツを画面上に表示するといった機能を有する。Webブラウザー300は、通信部301、解析部302、処理部303、記憶部304、検知部305、及び判定部306を有する。
通信部301は、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)やその他の通信プロトコルに従って、Webサーバー102と通信する。より具体的には、通信部301は、Webコンテンツの取得が指示された際に、Webサーバー102に対してWebコンテンツのリクエストを送信し、そのレスポンスを受信する。
解析部302は、Webサーバー102から受信したレスポンスを解析する。レスポンスの中にはWebブラウザー300に表示すべき操作画面の内容を示す記述であるHTML(Hypertext Markup Language)データや、操作画面に適用するJavaScript(登録商標)などのデータが含まれる。以降、それらを合わせて「Webコンテンツ」と呼ぶ。なお、レスポンスとして通信エラーなどが受信された際には、Webブラウザー300は、その旨を表示する。
処理部303は、解析部302による解析結果に基づいて、WebコンテンツをUI表示装置205に表示する。また、WebコンテンツにJavaScript(登録商標)のデータが含まれる場合は、そのJavaScriptを実行する。処理部303は、解析部302の解析結果に基づいてWebコンテンツをUI表示装置205に表示する際に、表示されたWebコンテンツの表示幅や表示高をメモリ上に一時的に記憶する。ここでの、表示されたWebコンテンツの表示幅や表示高は、実際にUI表示装置205に表示されたサイズではなく、Webコンテンツ全体の幅と高さである。一時的に記憶した表示幅や表示高は他のWebコンテンツを表示した際に上書きされる。そして、Webコンテンツの表示が完了した際に、Webコンテンツの表示幅、表示高とWebブラウザー300の画面上におけるWebコンテンツの表示範囲(表示サイズ)との比較を行う。そして、その比較結果に応じて、タッチパネル上の操作に適する閾値(以下、「クリック閾値」と称する)が決定される。閾値およびその決定の詳細については、フローチャートと併せて後述する。
Webブラウザー300の表示サイズは、Webブラウザー300の表示画面を構成する各領域のうちWebコンテンツを表示する領域を示し、これは記憶部304に保存され、処理部303によって読み出される。なお、本実施形態では、表示幅、表示高の両方を参照して適用する閾値を判定するが、表示幅もしくは表示高のどちらかの値のみを参照して適用する閾値を判定してもよい。また、Webブラウザー300の表示サイズは、UI表示装置205の画面サイズやユーザー設定に応じて変更できるようにしてもよい。例えば、Webブラウザー300が備えるWebコンテンツのURLを表示するためのアドレスバーに関し、ユーザー指示に基づきアドレスバーを非表示の設定にした場合には、そのサイズの分だけWebコンテンツの表示領域のサイズを大きくしてもよい。
記憶部304は、図6に示すような各種テーブルが保存されており、処理に応じてその値が読み出される。テーブルの構成については後述する。また、記憶部304には、Webブラウザー300の表示サイズの情報(不図示)が保存される。
検知部305は、ユーザー入力装置204を介して入力されたタッチ操作において、タッチ(接触)が開始されてから終了(接触の解除)するまでの間に移動した距離を検出する。
判定部306は、ユーザー入力装置204に対してタッチ操作が行われた際に、検知部305で検出したタッチ操作の移動距離を取得し、その操作がクリック操作かドラッグ操作かの判定を行う。このとき、移動距離が前述のクリック閾値を超えているか否かに応じて判定を行う。
[Webコンテンツの例]
ここで、本実施形態に係るWebコンテンツの例について述べる。図14、図15は、本実施形態にて用いられる、Webコンテンツの記述例を示している。
図14、図15に示すように、Webコンテンツは、HTMLのような記述言語にて定義される。また、その内部には、JavaScript(登録商標)のようなスクリプト言語にて記述された部位が含まれてもよい。また、Webコンテンツでは、HTMLタグなどに含まれるimg要素によって参照されている画像や、frame要素によって参照されているHTMLコンテンツなどが記述される。これらの参照されているリソースを、以後、「サブリソース」と呼ぶ。
図15は、サブリソースを参照するWebコンテンツの記述例であり、HTMLタグにより記述されている。図15に示すWebコンテンツでは、link要素1501、script要素1502、img要素1503、およびiframe要素1504が含まれる。これらの要素は、href属性やsrc属性によって参照するリソースの場所(格納先)が記載され、それらのリソースの取得が必要なことを示している。このように、Webコンテンツから参照されているリソースがサブリソースとなる。
[動作シーケンス]
図4は、Webブラウザー300がWebサーバー102からWebコンテンツを取得した際にクリック閾値を決定するシーケンスを示す図である。各処理は、Webブラウザー300を備えるMFP101およびWebサーバー102のCPUが所定のプログラムを実行することにより実現される。なお、ここでは通信エラーが生じた場合などの処理については省略する。
S401にて、Webブラウザー300の通信部301は、ユーザー等の要求に応じて起動された際に、所望のWebコンテンツを提供するWebサーバー102に対して、HTTPリクエストを送信する。
S402にて、Webブラウザー300の通信部301は、Webサーバー102からHTTPレスポンスとしてWebコンテンツを受信する。
S403にて、Webブラウザー300の解析部302は、受信したWebコンテンツを解析する。そして、処理部303は、その解析結果に基づいてWebコンテンツをUI表示装置205に表示する。ここでの表示結果の例を図7(a)に示す。なお、表示に関する詳細については、後述する。
S404にて、Webブラウザー300の処理部303は、S403において解析部302で解析した結果から、Webコンテンツの表示幅と表示高を取得する。更に、処理部303は、取得した表示幅と表示高に応じて、図6(a)に示す閾値テーブル600から閾値を読み出し、クリック閾値として設定する。
S405にて、Webブラウザー300の通信部301は、通信部301を介して、S402で受信したWebコンテンツのサブリソース(画像など)を取得するためのHTTPリクエストをWebサーバー102に送信する。
S406にて、Webブラウザー300の通信部301は、Webサーバー102からHTTPレスポンスとして、S402で受信したWebコンテンツが参照するサブリソースを受信する。
S407にて、Webブラウザー300の処理部303は、S406で受信したサブリソースを、S402で受信したWebコンテンツと合わせてUI表示装置205に表示する。ここでの表示結果の例を図7(b)に示す。ここでの表示例の詳細は後述する。
S408にて、Webブラウザー300の処理部303は、S407においてサブリソースが表示に反映された結果から、Webコンテンツの表示幅と表示高を改めて取得する。そして、処理部303は、S404と同様に、表示の大きさに基づく判定を行い、クリック閾値を設定する。
上記シーケンスは、Webブラウザー300が起動した場合を例に挙げて説明したが、これに限定するものではなく、新たなWebコンテンツを表示する(別のWebコンテンツに遷移する)際に行われるようにしてもよい。
[閾値設定判定処理]
図5は、Webブラウザー300における閾値設定の判定処理を示すフローチャートである。本処理フローの各工程は、図4に示したWebブラウザー300の処理に対応し、その詳細を示している。本処理フローは、MFP101のCPU201がWebブラウザー300に係るプログラムを読み出して実行することにより、実現される。
S501にて、Webブラウザー300の通信部301は、所望のWebコンテンツを提供するWebサーバー102に対して、HTTPリクエストを送信する。
S502にて、Webブラウザー300の通信部301は、Webサーバー102からHTTPレスポンスとしてWebコンテンツを受信する。
S503にて、Webブラウザー300の解析部302は、受信したWebコンテンツを解析し、結果をUI表示装置205に表示する。ここでの解析処理は、例えばWebコンテンツのHTMLタグの解析やDOM(Document Object Model)の構築などが該当する。ここで表示された結果の一例が図7(a)に示す画面である。図7(a)に示すWebコンテンツのようにサブリソースの指定がある場合には、この時点では、サブリソースの取得が行われていないためその表示がなされていないものとする。
S504にて、Webブラウザー300の処理部303は、S503において解析部302で解析した結果から、Webコンテンツ全体の表示幅と表示高を取得する。上述したように、Webコンテンツにサブリソースの指定がある場合には、そのサイズを除いた表示幅と表示高となる。そして、処理部303は、Webコンテンツの表示幅、及び表示高がWebブラウザー300の表示領域より大きいか否かを判定する。表示領域より大きい場合は(S504にてYES)、S505に遷移し、小さい場合は(S504にてNO)、S506に遷移する。
S505にて、Webブラウザー300の処理部303は、図6(a)に示す閾値テーブル600から閾値1の値を読み出し、クリック閾値として設定する。なお、閾値1はドラッグ操作(例えば、画面のスクロールを行うための操作)に適したクリック閾値である。
S506にて、Webブラウザー300の処理部303は、閾値テーブル600から閾値2の値を読み出し、クリック閾値として設定する。なお、閾値2はクリック操作(例えば、ボタンのクリックを行うための操作)に適したクリック閾値である。
S507にて、Webブラウザー300の処理部303は、ダウンロードが完了していないサブリソースがあるか否かを判定する。S502で受信したWebコンテンツに、サブリソースの参照がない場合や、すべてのサブリソースのダウンロードが完了している場合は(S507にてNO)、本処理フローを終了する。一方、ダウンロードの完了していないサブリソースが存在する場合は(S507にてYES)、S508に進む。
S508にて、Webブラウザー300の通信部301は、ダウンロードが未完了のサブリソースをダウンロードする。これは、図4のS405〜S406に対応する。
S509にて、Webブラウザー300の処理部303は、S508にて取得したサブリソースをWebコンテンツの表示に反映し、反映後のWebコンテンツの表示幅と表示高を改めて取得する。そして、処理部303は、Webコンテンツの表示幅、及び表示高が記憶部304から読み出したWebブラウザー300の表示領域のサイズより大きいか否かを判定する。Webコンテンツの表示幅、及び表示高がWebブラウザー300の表示領域のサイズより大きい場合は(S509にてYES)、S510に遷移し、小さい場合は(S509にてNO)、S511に遷移する。なお、S504の判定後に、上述したようなWebブラウザー300に対する設定変更(例えば、アドレスバーの非表示/表示の切り替え)が行われ、表示領域のサイズが変更になった場合、その変更後の表示領域のサイズと、Webコンテンツのサイズを比較する。従って、そのような場合には、S504にて用いるWebブラウザー300の表示領域のサイズと、S507にて用いるWebブラウザー300の表示領域のサイズとは異なるものとなる。つまり、Webブラウザー300のWebコンテンツを表示するための表示領域のサイズは、変更時に記憶部304にて更新されることとなる。
S510にて、Webブラウザー300の処理部303は、閾値テーブル600から閾値1の値を読み出し、クリック閾値として設定する。そして、S507へ進む。
S511にて、Webブラウザー300の処理部303は、閾値テーブル600から閾値2の値を読み出し、クリック閾値として設定する。そして、S507へ進む。
[テーブル構成]
図6(a)は、Webブラウザー300の記憶部304に保存されている閾値テーブル600の構成例を示す図である。閾値テーブル600には、閾値1としてドラッグ操作(例えば、画面のスクロールを行うための操作)に適した閾値601と、閾値2としてクリック(例えば、ボタンのクリックを行うための操作)に適した閾値602が保存される。具体的には、閾値1では、値を小さくすることで、クリック(タップ)よりもドラッグを検知しやすくする。一方、閾値2では、値を大きくすることで、クリック(タップ)を検知しやすくする。
また、クリックやドラッグの判定を区間閾値として指定されてもよい。その場合の例を図6(b)に示す。図6(b)は、区間閾値610が含まれる。区間閾値610では、クリック及びドラッグのそれぞれの閾値が上限と下限によって表される区間として保存されている。例えば、図6(b)の例において、閾値1が設定されている場合、タッチパネルに対する指等の指示部材の接触開始位置から接触集領域までの距離が“10”である場合には、その操作はクリックであると判定される。また、クリックと判定する区間と、ドラッグと判定する区間の間に、どちらとも判定しない区間が存在してもよい。例えば、図6(b)の例において、閾値1が設定されている場合、タッチパネルに対する指等の指示部材の接触開始位置から接触集領域までの距離が“30”である場合には、その操作はクリックでもドラッグでもないと判定される。
図6(c)は、Webブラウザー300の記憶部304に保存されている入力フォーム閾値620を示す図である。入力フォーム閾値620は、Webコンテンツに含まれる入力フォームの数によって、クリック閾値を判定する場合に用いられる閾値であり、処理部303に読み出される。入力フォーム閾値620の用途については、図12のフローチャートと併せて説明する。
なお、図6に示す各閾値は、一例であり、上記に限定するものではない。例えば、図6(a)(b)の値は、タッチパネルの感度や性能に応じて決定してもよい。また、図6(c)の閾値は、ディスプレイ(UI表示装置205)のサイズやWebブラウザー300のおけるWebコンテンツの表示領域のサイズに応じて選択できるようにしてもよい。
また、閾値テーブル600は必ずしもMFP101内の記憶部304に保存されている必要はなく、Webコンテンツに含まれるJavaScriptとして記載されていてもよい。
[画面構成例]
図7(a)は、図4のS403において、Webブラウザー300にサブリソース(画像等)の参照を含むWebコンテンツが表示された状態を示す図である。S403では、Webコンテンツの解析は完了しているが、未読込状態の画像701のように、サブリソースの読込みが完了していない。この状態では、Webコンテンツの表示高はWebブラウザー300の表示サイズに収まっている例を示している。
図7(b)は、図4のS407において、Webブラウザー300にサブリソースである画像を含むWebコンテンツが表示された状態を示す図である。S407では、未読込状態の画像701の読込みが完了し、読込み完了状態の画像711を表示するように変化している。これにより、Webコンテンツ全体の表示高が変化して、Webブラウザー300の表示サイズに収まらなくなったことに対応して、スクロールバー712が表示されている例を示している。
本実施形態では、上記の処理により、WebコンテンツがWebブラウザー300の表示領域のサイズに収まらなくなったことに応じて、ドラッグに適した閾値が選択される。その結果、タッチ操作の誤検知が減ることとなり、ユーザーはドラッグ操作がしやすくなる。
つまり、Webブラウザー300の表示領域のサイズに、表示するWebコンテンツが収まらない場合、例えばスクロール操作などを利用する可能性が高くなると想定し、その操作に関連するドラッグ操作を検知しやすくなる閾値が設定される。その一方、Webブラウザー300の表示領域のサイズに、表示するWebコンテンツが収まる場合、例えばボタンのタップなどを利用する可能性が高くなると想定し、その操作に関連するクリック操作を検知しやすくなる閾値が設定される。
[応用例]
図5のフローチャートでは、表示コンテンツの大きさ(高さ、幅)に応じてクリック閾値の判定を行っているが、他の判定基準でクリック閾値を決定してもよい。以下に、別の判定基準を用いた応用例について説明する。
[イベントハンドラに基づく閾値設定判定処理]
例えば、JavaScript(登録商標)によってマウス移動のイベントハンドラが利用されている場合、ドラッグ操作を使用することが予想できる。そのため、イベントハンドラがWebコンテンツに含まれるか否かを判定基準とし、含まれる場合にはドラッグに適したクリック閾値に変更する。
(JavaScriptの記述例)
図8は、マウスやタッチの移動を検知するJavaScriptの記述例を示す図である。本例では、onmousemoveイベントハンドラ801を利用することで、マウスやタッチ操作における移動量をJavaScript上で検知している(802)。なお、判定に用いるイベントハンドラはこれに限定するものではなく、他のイベントハンドラを対象としてもよい。例えば、HTML5で規定されているdraggable属性を利用してドラッグ&ドロップを実現するコンテンツも存在する。このようなタッチ状態での移動を検知するための記述を含むWebコンテンツにおいて、本応用例では、処理部303が、ドラッグに適したクリック閾値を設定する。これにより、ドラッグ操作が必要と判定されるWebコンテンツを表示した際に、操作の誤検知を低減し、ユーザーの操作性を向上させることができる。
(動作フロー)
図11は、Webブラウザー300における、Webコンテンツのサイズと、onmousemoveイベントハンドラの有無による閾値設定の判定処理を示すフローチャートを示す。本応用例では、図5で示す判定処理に加えて、JavaScript(登録商標)でマウス移動のイベントハンドラが利用されているか否かの判定処理を加えている。つまり、図5のフローに対して、S1101、及びS1102が追加されている。以下、図5との差分のみを説明し、共通する処理については説明を省略する。
S504にて、Webコンテンツの表示幅、及び表示高がWebブラウザー300の表示領域以下である場合に(S504にてNO)S1101へ遷移し、表示領域より大きい場合には(S504にてYES)S505へ遷移する。
S1101にて、Webブラウザー300の処理部303は、Webコンテンツにonmousemoveイベントハンドラ801の記載が存在するか否かを判定する。存在する場合は(S1101にてYES)S505に遷移し、存在しない場合は(S1101にてNO)S506に移動する。ここでの判定は、例えば、図8に示すJavaScriptを解析することにより、判定することができる。
また、S509にて、Webコンテンツの表示幅、及び表示高がWebブラウザー300の表示領域以下である場合に(S509にてNO)S1102へ遷移し、表示領域より大きい場合には(S509にてYES)S510へ遷移する。S1102の処理は、S1101と同じである。
[入力フォーム数に基づく閾値設定判定処理]
別の応用例について説明する。Webコンテンツにおいて、ボタンやテキストエリアなど入力フォームの数が一定以上存在する場合、クリック操作が多く利用されることが予想できる。そのため、入力フォームの数が一定数以上存在するWebコンテンツを表示する際には、クリックに適したクリック閾値にする。
(Webコンテンツの表示例)
図9は、入力フォームを含むWebコンテンツの表示例を示す図である。Webコンテンツには、テキストエリア901、パスワード入力エリア902、チェックボックス903、及び、ボタン904が含まれる。図9に示すような、ユーザーのクリック及びタッチ操作を必要とする入力フォームが多く含まれたWebコンテンツを表示する際に、本応用例では、クリックに適したクリック閾値を設定する。これにより、クリック操作が必要と判定されるWebコンテンツを表示した際に、操作の誤検知を低減し、ユーザーの操作性を向上させることができる。
(動作フロー)
図12は、Webブラウザー300における、Webコンテンツのサイズと、入力フォーム数による閾値設定の判定処理を示すフローチャートである。本応用例では、図5で示す判定処理に加えて、Webコンテンツに含まれる入力フォームの数による判定処理を加えている。つまり、図5のフローに対して、S1201、及びS1202が追加されている。以下、図5との差分のみを説明し、共通する処理については説明を省略する。
S504にて、Webコンテンツの表示幅、及び表示高がWebブラウザー300の表示領域より大きい場合には(S504にてYES)S1201に遷移し、表示領域以下である場合には(S504にてNO)S506に遷移する。
S1201にて、Webブラウザー300の処理部303は、Webコンテンツに入力フォームがいくつ存在するか確認する。ここでの入力フォームとは、テキストエリア、パスワード入力エリア、チェックボックス、ボタンなど、ユーザーがクリック操作を必要とする要素であり、図9の例の場合は4つとなる。このとき、WebコンテンツのHTMLデータの記述から、該当するHTMLタグを数えることで入力フォームの数を確認することができる。例えば、図14に示すHTMLデータの記述例の場合、Input要素によるテキスト入力フォーム1401と、パスワード入力フォーム1402が含まれる。処理部303は、これらのInput要素を数え上げることで、入力フォームの数を確認する。
処理部303は、記憶部304から図6(c)に示す入力フォーム閾値620を読み出す。入力フォーム数が入力フォーム閾値以上である場合は(S1201にてYES)、S506に進み、入力フォーム数が入力フォーム閾値より少ない場合は(S1201にてNO)、S505に進む。
また、S509にて、Webコンテンツの表示幅、及び表示高がWebブラウザー300の表示領域以下である場合に(S509にてNO)S511へ遷移し、表示領域より大きい場合には(S509にてYES)S1202へ遷移する。S1202の処理は、S1201と同じである。
[フレーム内コンテンツの表示サイズに基づく閾値設定判定処理]
別の応用例について説明する。WebコンテンツのHTMLデータにて定義されたフレーム(frame要素やiframe要素)内に表示されるコンテンツが、そのフレームのサイズより大きな場合、ドラッグ操作によるスクロールが必要になる。そこで本応用例では、フレーム内に表示されるコンテンツのサイズに応じて、ドラッグに適したクリック閾値に変更する。
(Webコンテンツの表示例)
図10は、スクロールが必要なフレームを含むWebコンテンツの表示例を示す図である。Webコンテンツには、フレーム1001が含まれる。フレーム1001内に表示されるコンテンツがフレーム1001のサイズより大きい場合、スクロールバー1002が表示され、ユーザーがコンテンツの全体を確認するためには、ドラッグ操作によるフレーム1001内のスクロールが必要となる。このようなWebコンテンツにおいて、本応用例では、処理部303はドラッグに適したクリック閾値を設定する。これにより、ドラッグ操作が必要と判定されるWebコンテンツを表示した際に、操作の誤検知を低減し、ユーザーの操作性を向上させることができる。
(動作フロー)
図13は、Webブラウザー300における、Webコンテンツのサイズと、フレーム内コンテンツの表示サイズによる閾値設定の判定処理を示すフローチャートである。本応用例では、図5で示す判定処理に加えて、フレーム内に表示されるコンテンツが、フレームの大きさより大きいか否かの判定処理を加えている。つまり、図5のフローに対して、S1301、及びS1302が追加されている。以下、図5との差分のみを説明し、共通する処理については説明を省略する。
S504において、Webコンテンツの表示幅、及び表示高がWebブラウザー300の表示領域以下である場合に(S504にてNO)S1301へ遷移し、表示領域より大きい場合には(S504にてYES)S505へ遷移する。
S1301にて、Webブラウザー300の処理部303は、Webコンテンツに含まれるフレームにて表示されるコンテンツのサイズが、フレームのサイズより大きいか否かを判定する。フレームにて表示されるコンテンツのサイズ、及び、フレームのサイズは、処理部303がWebコンテンツをUI表示装置205に表示する際に取得する。フレームに表示されるコンテンツのサイズが、フレームのサイズより大きい場合は(S1301にてYES)S505へ遷移し、フレームサイズ以下である場合は(S1301にてNO)S506へ遷移する。
また、S509において、Webコンテンツの表示幅、及び表示高がWebブラウザー300の表示領域以下である場合に(S509にてNO)S1302へ遷移し、表示領域より大きい場合には(S509にてYES)S511へ遷移する。S1302の処理は、S1301と同じである。
[タッチ操作の判定処理]
図16は、Webブラウザー300における、タッチ操作の判定処理を示すフローチャートである。本処理フローは、MFP101のCPU201がWebブラウザー300に係るプログラムを読み出して実行することにより、実現される。
S1601にて、Webブラウザー300の検知部305は、ユーザー操作により、ユーザー入力装置204を介して入力されたタッチ開始を検知する。このとき、検知部305は、タッチされた位置をタッチ開始位置として一時的に記憶する。
S1602にて、検知部305は、S1601で検知したタッチ開始からタッチ操作の状態が変化したことを検知する。すなわち、タッチ位置の変化や、タッチ終了(画面からの接触の解除)を検知する。このとき、検知部305は、状態の変化を検知した際のタッチ位置を、状態変化時タッチ位置として一時的に記憶する。
S1603にて、Webブラウザー300の判定部306は、S1602で検知したタッチ操作の状態変化が、タッチ終了か否かを判定する。タッチ終了である場合は(S1603にてYES)S1604へ遷移し、タッチ終了ではない場合(すなわち、タッチ位置変化である場合)は(S1603にてNO)S1607へ遷移する。
S1604にて、判定部306は、タッチ開始位置からタッチ終了位置までの距離(移動量)を算出する。そして、判定部306は、算出した距離が、S404もしくはS408で設定したクリック閾値以下であるか否かを判定する。クリック閾値以下である場合(S1604にてYES)S1605へ遷移し、クリック閾値より大きい場合は(S1604にてNO)S1606へ遷移する。
なお、図6(b)に示すように、クリック閾値が区間として表される場合(区間閾値610のいずれかの閾値が選択されている場合)は、算出した距離がクリック上限〜下限の区間に収まる場合に、S1604にてYESと判定され、S1605へ遷移する。また、算出した距離がドラッグ上限〜下限の区間に収まる場合に、S1604にてNOと判定され、S1606へ遷移する。更に、どちらにも当てはまらない場合は、クリックおよびドラッグのいずれでもないとして、本処理フローを終了する。
S1605にて、判定部306は、ユーザーによる一連のタッチ操作がクリック(タップ)を示すものと判定し、クリックの処理(Webコンテンツにおけるボタンの押下や、リンクのクリックなど)を行う。その後、本処理フローを終了する。
S1606にて、判定部306は、ユーザーによる一連のタッチ操作がドラッグを示すものと判定し、ドラッグの処理(Webコンテンツ画面のスクロールなど)を行う。その後、本処理フローを終了する。
S1607にて、判定部306は、タッチ開始位置から状態変化後のタッチ位置までの距離を算出する。そして、算出した距離が、クリック閾値以下であるか否かを判定する。クリック閾値以下である場合(S1607にてYES)S1602へ遷移し、クリック閾値より大きい場合は(S1607にてNO)S1608へ遷移する。
なお、図6(c)に示すように、クリック閾値が区間として表される場合は、算出した距離がクリック上限〜下限の区間に収まる場合に、S1607にてYESと判定され、S1602へ遷移する。また、算出した距離がドラッグ上限〜下限の区間に収まる場合に、S1607にてNOと判定され、S1608へ遷移する。更に、どちらにも当てはまらない場合は、1602へ遷移する。
S1608にて、判定部306は、ユーザーによる一連のタッチ操作がドラッグを示すものと判定し、ドラッグの処理(Webコンテンツ画面のスクロールなど)を行う。その後、S1602へ遷移する。
以上説明したように、本願発明において、MFP上のWebブラウザーは、コンテンツのダウンロード時にWebコンテンツの内容に応じて、クリック(タップ)を判定するための閾値を決定する。これにより、Webブラウザーに表示されるコンテンツに適した閾値を設定し、ユーザーの操作性を向上させることが可能になる。
なお、上記では、クリック閾値を決定するタイミングは、JavaScript(登録商標)によるDOMの構築時や、サブリソースのダウンロード時に行う例を示した。しかし、これに限定するものでは無く、例えば、表示結果やDOM構成の変更が発生するタイミングであってもよい。
また、上記に示した処理は一例であり、クリック閾値の変更の判定基準は、上記に示した応用例に限定するものではない。Webコンテンツの内容及び、Webコンテンツの表示結果を参照して決定されていればよい。また、上記にて説明した応用例(判定基準)はそれぞれ独立したものではなく、必要に応じて組み合わせるようにしてもよい。また、上記の説明では、移動距離によってクリック操作(タップ操作)かドラッグ操作かの2種類の判定を行った。しかし、この他にも、時間などの他の指標を考慮に入れてもよい。更には、フリックやスワイプなどの他の種類のタッチ入力について判定をしてもよい。この場合には、更に多くの閾値を設定するようにしてもよい。
また、クリック閾値の変更の判定に関する処理は、JavaScript(登録商標)として記載されていてもよく、その場合、JavaScript(登録商標)の記述がWebコンテンツに含まれるような構成とすることができる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピューターにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100…ネットワーク、101…MFP、102…Webサーバー、300…Webブラウザー、301…通信部、302…解析部、303…処理部、304…記憶部、305…検知部、306…判定部

Claims (14)

  1. タッチ入力が可能なタッチ入力手段と、表示手段にてWebコンテンツを表示するWebブラウザー機能を有する情報処理装置であって、
    前記Webブラウザー機能は、
    前記表示手段にて表示されるWebコンテンツを解析する解析手段と、
    前記解析手段にて解析したWebコンテンツの内容に応じて、前記タッチ入力手段にて入力されたタッチ入力の操作の種類を判定する際に用いられる値を設定する設定手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記Webブラウザー機能は、
    前記タッチ入力手段におけるタッチ入力の開始位置から終了位置までの距離を検知する検知手段と、
    前記設定手段にて設定された値と前記検知手段にて検知した距離との比較により、前記タッチ入力手段にて入力されたタッチ入力の操作の種類を判定する判定手段と
    を更に有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記タッチ入力の操作の種類として、少なくともタップ操作およびドラッグ操作を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記設定手段は、前記解析手段の解析により得られたWebコンテンツの表示サイズと、前記Webブラウザー機能における前記Webコンテンツの表示領域のサイズとを比較し、当該比較の結果に応じて前記値を変更することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記設定手段は、前記表示手段にて表示されるWebコンテンツの表示サイズもしくは前記Webブラウザー機能における前記Webコンテンツの表示領域のサイズの少なくともいずれかが変更された際に、処理を行うことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記Webブラウザー機能は、ユーザー指示に基づき、前記Webコンテンツの表示領域のサイズを変更する変更手段を更に有することを特徴とする請求項4または5に記載の情報処理装置。
  7. 前記設定手段は、前記表示手段にて表示されるWebコンテンツに所定の処理を実行するための記述が含まれているか否かを判定し、前記記述が含まれているか否かに応じて前記値を変更することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記設定手段は、前記表示手段にて表示されるWebコンテンツに含まれる入力フォームの数を取得し、前記入力フォームの数に応じて前記値を変更することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記設定手段は、前記表示手段にて表示されるWebコンテンツに含まれるフレームにおいて、当該フレームのサイズと当該フレーム内にて表示されるコンテンツのサイズと比較し、当該比較の結果に応じて前記値を変更することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 前記値として、タッチ入力の操作の種類ごとに範囲が設定されることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  11. 前記タッチ入力手段と前記表示手段とが一体となったタッチパネルディスプレイを備えることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  12. 前記情報処理装置は、画像処理装置であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  13. タッチ入力が可能なタッチ入力手段と、表示手段にてWebコンテンツを表示するWebブラウザー機能を有する情報処理装置の制御方法であって、
    前記Webブラウザー機能において、
    前記表示手段にて表示されるWebコンテンツを解析する解析工程と、
    前記解析工程にて解析したWebコンテンツの内容に応じて、前記タッチ入力手段にて入力されたタッチ入力の操作の種類を判定する際に用いられる値を設定する設定工程と
    を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  14. タッチ入力が可能なタッチ入力手段と、表示手段とを有するコンピューターに、
    Webブラウザーの機能として、
    前記表示手段にて表示されるWebコンテンツを解析する解析手段、
    前記解析手段にて解析したWebコンテンツの内容に応じて、前記タッチ入力手段にて入力されたタッチ入力の操作の種類を判定する際に用いられる値を設定する設定手段
    を機能させるためのプログラム。
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