JP2018045281A - 情報端末、情報処理方法、プログラム、及び情報処理システム - Google Patents

情報端末、情報処理方法、プログラム、及び情報処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】機器の操作に関するユーザの利便性を向上する技術を提供する。【解決手段】情報端末100において、習熟度取得部131は、情報端末100のユーザによる使用の実績がある端末であって情報端末100とは異なる端末である第2情報端末の使用状況に基づいた、入力用ユーザインタフェース112に関するユーザの習熟度に関する情報を取得する。表示変更部132は、習熟度に関する情報に基づいて、情報端末100の入力用ユーザインタフェース112に関する表示を変更する。【選択図】図2

Description

本発明は、情報端末、情報処理方法、プログラム、及び情報処理システムに関する。
従来、操作方法を案内する情報を表示する装置が知られている。特許文献1においては、ユーザ別・機能別の習熟度に応じたデジタル複合機の操作ガイド情報を、ユーザに提供する技術が開示されている。
特開2009−259127号公報
しかし、上記の技術では、ユーザが装置を利用する前には、その装置に関するユーザの習熟度が分からない。このため、ユーザが装置を初めて利用するようなときは、ユーザの習熟度に応じた操作ガイド情報を提供することが困難であり、操作に関するユーザの利便性が低下しうる。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、機器の操作に関するユーザの利便性を向上する技術を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、情報端末である。この情報端末は、前記情報端末のユーザによる使用の実績がある端末であって前記情報端末とは異なる端末である第2情報端末の使用状況に基づいた、入力用ユーザインタフェースに関する前記ユーザの習熟度に関する情報を取得する習熟度取得部と、前記習熟度に関する情報に基づいて、前記情報端末の入力用ユーザインタフェースに関する表示を変更する表示変更部と、を備える。
前記習熟度取得部は、前記ユーザによる前記第2情報端末の使用状況に基づいて決定された入力用ユーザインタフェースに関する習熟度を取得してもよい。
前記情報端末は、前記ユーザによる前記入力用ユーザインタフェースへの入力を受け付ける受付部と、前記受付部が受け付けた入力のパターンに基づいて前記入力の進捗状況を判定する判定部と、をさらに備えてもよく、前記表示変更部は、前記習熟度と前記入力の進捗状況とに基づいて、前記ユーザに対して通知する前記入力に関するアドバイスを変更してもよい。
前記情報端末は、前記判定部が判定した前記入力の進捗状況に基づいて、前記習熟度を更新する習熟度更新部と、更新後の前記習熟度を、前記第2情報端末に送信する習熟度送信部と、をさらに備えてもよい。
前記表示変更部は、前記習熟度に関する情報に基づいて、前記情報端末の入力用ユーザインタフェースの表示態様を変更してもよい。
前記情報端末は、前記第2情報端末における入力用ユーザインタフェースと、前記情報端末における入力用ユーザインタフェースとの相違の大きさを表す相違レベルを取得する相違度取得部と、前記相違レベルに基づいて前記習熟度を修正する習熟度修正部と、をさらに備えてもよく、前記表示変更部は、修正後の習熟度に基づいて前記情報端末の入力用ユーザインタフェースに関する表示を変更してもよい。
前記相違度取得部は、(1)前記第2情報端末における入力用ユーザインタフェースが備える複数の機能及び複数の操作と、(2)当該複数の機能及び複数の操作にそれぞれ対応する前記情報端末における入力用ユーザインタフェースの複数の機能及び複数の操作と、のそれぞれの相違の大きさを示す複数の数値を取得してもよく、前記習熟度修正部は、前記複数の数値に基づいて算出された統計値に基づいて前記習熟度を修正してもよい。
前記情報端末は、(1)前記第2情報端末における入力用ユーザインタフェースが備える複数の機能及び複数の操作と、(2)当該複数の機能及び複数の操作にそれぞれ対応する前記情報端末における入力用ユーザインタフェースの複数の機能及び複数の操作と、のそれぞれの相違の大きさを示す複数の数値を取得する相違度取得部をさらに備えてもよく、前記表示変更部は、前記習熟度と前記複数の機能及び複数の相違の組み合わせとに基づいて、前記情報端末の入力用ユーザインタフェースに関する表示を変更してもよい。
前記入力用ユーザインタフェースは、ソフトウェアキーボード、ハードウェアキーボード、ポインティングデバイス、ジェスチャ入力システム、音声入力システム、視線入力システム、及び生体情報入力システムのうちの少なくともいずれか一つであってもよい。
本発明の第2の態様は、情報端末のプロセッサが実行する情報処理方法である。この情報処理方法は、前記情報端末のユーザによる使用の実績がある端末であって前記情報端末とは異なる端末である第2情報端末の使用状況に基づいた、入力用ユーザインタフェースに関する前記ユーザの習熟度に関する情報を取得するステップと、前記習熟度に関する情報に基づいて、前記情報端末の入力用ユーザインタフェースに関する表示を変更するステップと、を含む。
本発明の第3の態様は、プログラムである。このプログラムは、コンピュータに、前記コンピュータのユーザによる使用の実績がある端末であって前記コンピュータとは異なる端末である第2情報端末の使用状況に基づいた、入力用ユーザインタフェースに関する前記ユーザの習熟度に関する情報を取得する機能と、前記習熟度に関する情報に基づいて、前記コンピュータの入力用ユーザインタフェースに関する表示を変更する機能と、を実現させる。
本発明の第4の態様は、情報処理システムである。この情報処理システムは、第1情報端末と、前記第1情報端末におけるユーザの使用の実績と比較して、前記ユーザによる使用の実績が多い第2情報端末と、前記第1情報端末及び前記第2情報端末とネットワークを介して接続するサーバと、を備える。ここで前記サーバは、前記第2情報端末から、当該第2情報端末の入力用ユーザインタフェースの前記ユーザの習熟度に関する情報を受信する習熟度受信部と、前記習熟度に関する情報を前記第1情報端末に送信する習熟度送信部と、を備え、前記第1情報端末は、前記サーバから送信された前記習熟度に関する情報を取得する習熟度取得部と、前記習熟度に関する情報に基づいて、前記第1情報端末の入力用ユーザインタフェースに関する表示を変更する表示変更部と、を備える。
本発明によれば、機器の操作に関するユーザの利便性を向上する技術を提供することができる。
実施の形態に係る情報処理システムの概要を説明するための図である。 実施の形態に係る情報端末の機能構成を模式的に示す図である。 実施の形態に係る表示変更部が出力用ユーザインタフェースに表示させる画面の一例を示す図である。 記憶部に記憶されている基準パターンテーブルの一例を示す図である。 記憶部に記憶されている失敗テーブル及び成功テーブルの一例を示す図である。 記憶部に記憶されている失敗テーブル及び成功テーブルの他の例を示す図である。 実施の形態に係る表示変更部が参照する、習熟度に基づく表示制御テーブルのデータ構造を模式的に示す図である。 実施の形態に係る習熟度管理装置の機能構成を模式的に示す図である。 実施の形態に係る習熟度管理装置の記憶部が記憶するインタフェース管理データベースのデータ構造を模式的に示す図である。 文字入力用ユーザインタフェースの例を示す図である。 入力用ユーザインタフェース間の相違の大きさを計算するために用いる相違データベースのデータ構造の一例を模式的に示す図である。 実施の形態に係る情報端末が実行する習熟度の修正処理の流れを説明するためのフローチャートである。 実施の形態に係る情報端末が実行する表示変更処理の流れを説明するためのフローチャートである。 第1の変形例に係る表示変更部の表示態様変更処理を説明するための図である。 第2の変形例に係る表示変更部が実行する表示変更処理の流れを説明するためのフローチャートである。
図1は、実施の形態に係る情報処理システム1の概要を説明するための図である。情報処理システム1は、第1情報端末100a、第2情報端末100b、及び習熟度管理装置200を含む。以下図1を参照して実施の形態に係る情報処理システム1の概要を説明する。
第1情報端末100aは、PC(Personal Computer)、携帯電話、スマートフォン、タブレット、ファブレット、電子辞書、ゲーム機、テレビ、及び家電等、ユーザインタフェースを備える電子機器である。図1に示す例では、第1情報端末100aがスマートフォンの場合の例を示している。
第2情報端末100bも、第1情報端末100aと同様に、ユーザインタフェースを備える電子機器である。図1に示す例では、第2情報端末100bがデスクトップPCである場合の例を示している。
習熟度管理装置200は、第1情報端末100a及び第2情報端末100bとネットワークNを介して互いに通信可能な態様で接続している。習熟度管理装置200は、例えばクラウドサーバやブレードサーバ等のサーバである。またネットワークNはインターネットやLAN(Local Area Network)である。
ここで、第1情報端末100aと第2情報端末100bとは、ともにユーザUが所持しているものとする。ユーザUは第2情報端末100bを過去に何度も利用した経験があり、第2情報端末100bの操作には慣れている。しかしながら、第1情報端末100aはユーザUが最近手に入れたものであり、ユーザUは第1情報端末100aの利用経験が乏しい。すなわち、第2情報端末100bは、第1情報端末100aにおけるユーザUの使用の実績と比較して、ユーザUによる使用の実績が多い。
以下本明細書において、第1情報端末100aと第2情報端末100bとを区別しない場合には、「情報端末100」と記載する。また、図1は、情報処理システム1が第1情報端末100aと第2情報端末100bとの2つの情報端末100を含む場合の例を示しているが、情報処理システム1は3つ以上の情報端末100を含んでもよい。
実施の形態に係る習熟度管理装置200は、ネットワークNを介して第2情報端末100bから、第2情報端末100bの入力用ユーザインタフェースに対するユーザUの習熟度に関する情報を受信して記憶する。
ここで「入力用ユーザインタフェース」とは、ユーザUが第2情報端末100bに対して情報を入力するための各種仕組みを意味する。入力用ユーザインタフェースの具体例は、ソフトウェアキーボード、ハードウェアキーボード、ポインティングデバイス、ジェスチャ入力システム、音声入力システム、視線入力システム、及び生体情報入力システムのうちの少なくともいずれか一つである。
また入力用ユーザインタフェースの「習熟度に関する情報」とは、情報端末100又は習熟度管理装置200が、情報端末100のユーザUが情報端末100の入力用ユーザインタフェースにどれほど精通しているかを判定するために用いることができる情報である。「習熟度に関する情報」は、ユーザUのユーザインタフェースの精通度を数値化した「習熟度」そのものの情報と、ユーザUがユーザインタフェースを用いて入力した「キー入力のパターン」との、少なくともいずれか一方を含む情報である。
ここで習熟度は、例えば1から5までの数値で表される。1から5までの各数値は、ユーザインタフェースに対するユーザUの習熟レベルを表し、数値が大きいほど習熟度が高いことを意味している。
習熟度管理装置200は、第2情報端末100bから取得した習熟度に関する情報を、ネットワークNを介して第1情報端末100aに送信する。ここで習熟度管理装置200は、習熟度に関する情報とともに、第1情報端末100aのユーザインタフェースと第2情報端末100bのユーザインタフェースとの相違を示す情報も第1情報端末100aに送信する。
第1情報端末100aと第2情報端末100bとはともに、習熟度が設定されている場合にはその習熟度に応じて入力用ユーザインタフェースに関する表示を変更することができる。具体的には、第1情報端末100aと第2情報端末100bとは、ユーザUが入力用ユーザインタフェースに習熟していない場合には、入力用ユーザインタフェースの入力に関するアドバイスを表示したり、入力用ユーザインタフェースの表示態様自体を変更したりすることができる。
第1情報端末100aは、第2情報端末100bの入力用ユーザインタフェースに対するユーザUの習熟度に関する情報に基づいて、第1情報端末100aの入力用ユーザインタフェースに対するユーザUの習熟度を設定する。このとき第1情報端末100aは、第1情報端末100aのユーザインタフェースと第2情報端末100bのユーザインタフェースとの相違を示す情報に基づいて第1情報端末100aの入力用ユーザインタフェースに対するユーザUの習熟度を修正してもよい。
このように、第1情報端末100aは、ユーザUによる第2情報端末100bの使用状況に基づいて入力用ユーザインタフェースに関するユーザUの習熟度を設定することができる。これにより第1情報端末100aは、ユーザUが第1情報端末100aを利用したことがない状況であっても、ユーザUの習熟度に基づいて入力用ユーザインタフェースの利用を補助することができる。結果として、情報処理システム1は、機器の操作に関するユーザUの利便性を向上することができる。
続いて、実施の形態に係る情報端末100の機能構成を説明する。
図2は、実施の形態に係る情報端末100の機能構成を模式的に示す図である。情報端末100は、インタフェース110、記憶部120、及び制御部130を備える。
インタフェース110は、通信インタフェース111、入力用ユーザインタフェース112、及び出力用ユーザインタフェース113を含む。記憶部120は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の不揮発性の記憶装置、及びDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性メモリである。また制御部130は、情報端末100が備えるCPU(Central Processing Unit)である。制御部130は、記憶部120に格納されたプログラムを実行することにより、習熟度取得部131、表示変更部132、受付部133、判定部134、習熟度更新部135、習熟度送信部136、相違度取得部137、及び習熟度修正部138として機能する。
通信インタフェース111は、ネットワークNを介して情報端末100が外部の装置と情報をやり取りするためのインタフェースである。通信インタフェース111は、例えば既知のWi−Fi(登録商標)モジュール等を用いて実現される。
入力用ユーザインタフェース112は、情報端末100のユーザUが情報端末100に情報を入力するためのインタフェースである。情報端末100がスマートフォンである場合には、入力用ユーザインタフェース112は情報端末100の出力用ユーザインタフェース113が表示するソフトウェアキーボードである。情報端末100がマイクを備えている場合には、入力用ユーザインタフェース112は音声入力機能として実現されてもよい。さらに、情報端末100がカメラを備えている場合には、入力用ユーザインタフェース112はジェスチャ入力機能として実現されてもよい。
出力用ユーザインタフェース113は、情報端末100がユーザUに対して情報を通知するためのインタフェースである。出力用ユーザインタフェース113は、例えば情報端末100が備えるディスプレイやスピーカで実現される。
習熟度取得部131は、情報端末100のユーザUによる使用の実績がある端末であって情報端末100とは異なる端末の使用状況に基づいた、入力用ユーザインタフェースに関するユーザUの習熟度に関する情報を、通信インタフェース111及びネットワークNを介して取得する。習熟度取得部131は、取得した習熟度に関する情報を記憶部120に記憶させる。なお、情報端末100とは異なる端末とは、図1の例では第2情報端末100bに相当する。
表示変更部132は、記憶部120が記憶するユーザUの習熟度に関する情報に基づいて、情報端末100の入力用ユーザインタフェース112に関する表示を変更する。このように、習熟度取得部131が情報端末100のユーザUによる使用の実績がある端末から習熟度に関する情報を取得するため、ユーザUが情報端末100を過去に使用した実績がなくても、情報端末100はユーザUの習得度に応じて入力用ユーザインタフェース112に関する表示を変更することができる。
以下入力用ユーザインタフェース112に関する表示の変更の具体例を説明する。
図3(a)−(b)は、実施の形態に係る表示変更部132が実行する入力用ユーザインタフェース112に関する表示の変更処理を説明するための図である。図3(a)は、ユーザUが情報端末100でキーを入力するときの入力用ユーザインタフェース112の一例を示している。入力用ユーザインタフェース112は、入力された文字が表示される文字表示領域101、単語の候補が表示される候補表示領域102、及びキーを表示するキー入力領域103を含む。
図3(b)は、アドバイス表示領域104にアドバイスを示す情報が表示されている状態の画面を示している。受付部133は、ユーザUによる入力用ユーザインタフェース112への入力を受け付ける。判定部134は、受付部133が受け付けた入力のパターンに基づいて入力の進捗状況を判定する。
具体的には、判定部134は、受付部133が受け付けたキー入力のパターンを、記憶部120に記憶された基準パターンと比較することによりキー入力の進捗状況を判定する。判定部134は、キー入力領域103に入力されたキー入力のパターンが、複数の基準パターンのいずれかとマッチするか否かを判定することにより、キー入力の進捗状況を判定する。
図4は、記憶部120に記憶されている基準パターンテーブルの一例を示す図である。基準パターンテーブルは、各基準パターンを特定するための基準パターンID(Identification)と、基準パターンの内容とを対応づけて記憶している。基準パターンテーブルは、判定部134により参照され、例えば、入力すべき文字、数字又は記号の種別を含んでいる。基準パターンは、図4に示すようなルールを示すパターンに限られず、多様な態様とすることができる。例えば、操作ログデータに基づく機械学習により得られる、失敗確率が高い入力パターン群、及び成功確率が高い入力パターン群を基準パターンとしてもよい。
図5Aは、記憶部120に記憶されている失敗テーブル及び成功テーブルの一例を示す図である。失敗テーブル及び成功テーブルは、判定部134により参照される。図5A(a)に示す失敗テーブルにおいては、失敗IDと失敗内容とが関連付けられている。図5A(b)に示す成功テーブルにおいては、成功IDと成功内容とが関連付けられている。
図5Bは、記憶部120に記憶されている失敗テーブル及び成功テーブルの他の例を示す図である。図5B(a)に示す失敗テーブルにおいては、失敗ID及び失敗内容に、対応する基準パターンが関連付けられている。図5B(b)に示す成功テーブルにおいては、成功ID及び成功内容に、対応する失敗IDが関連付けられている。このように、一つの成功IDに対して複数の失敗IDが関連付けられるようにしてもよい。逆に、複数の成功IDに対して一つの失敗IDが関連付けられるようにしてもよい。
ここで「基準パターン」は、判定部134がユーザUによるキー入力の状況を判定するために用いるパターンである。例えば図4に示す基準パターンテーブルのうち基準パターンIDが1Pで示されるパターンは、「句点を入力する位置で5秒以内に句点を入力できたか?」という状況を示している。表示変更部132は、ユーザUによる文字入力の状況が、各基準パターンにおいてアドバイスをすべき状況であるときユーザにアドバイスを通知する。
一般に、ユーザUにアドバイスをすべき状況とは、ユーザUによる文字入力が滞っている状況、いわばユーザUが文字入力に躓いているような状況である。したがって、本明細書において「基準パターンにマッチする」とは、判定部134が、ユーザによるキー入力が図5A及び図5Bに示すような失敗テーブルに示す状況にマッチすると判定した場合を意味する。
図2の説明に戻る。表示変更部132は、ユーザUがキー入力を適切に行えないと判定した場合に、図3(b)に示すようなアドバイスを表示させる。なお表示変更部132は、習熟度と入力の進捗状況とに基づいて、ユーザUに対して通知する入力に関するアドバイスを変更する。
習熟度更新部135は、判定部134が判定した入力の進捗状況に基づいて、習熟度を更新する。より具体的には、習熟度更新部135は、ユーザUによる入力が失敗テーブルに示す状況にマッチする回数が多いほど、入力用ユーザインタフェース112に対するユーザUの習熟度を低くし、更新した習熟度を記憶部120に記憶させる。
図6は、実施の形態に係る表示変更部132が参照する、習熟度に基づく表示制御テーブルのデータ構造を模式的に示す図である。図6に示すように、習熟度に基づく表示制御テーブルは、基準パターン毎に習熟度と表示内容との関係を記憶している。より具体的には、図6に示す例では基準パターンIDが1Pで示されるパターンについて、習熟度と通知情報との関係が図示されている。
図4に示すように基準パターンIDが1Pで示されるパターンは、「句点を入力する位置で5秒以内に句点を入力できたか?」という状況を示すパターンである。したがって、表示変更部132は、句読点の入力に躓いているユーザUに対してアドバイスを通知する場合において、ユーザUの習熟度がレベル1の場合には、「右下の句読点キーを2回押して“。”を選択します」という文字情報を出力用ユーザインタフェース113に表示させるとともに、ソフトウェアキーボードの句読点入力キーを強調する。ユーザUの習熟度レベルが2の場合、表示変更部132は、「“。”は右下にあります」という短めのアドバイスを出力用ユーザインタフェース113に表示させ、句読点入力キーを強調する。
ユーザUの習熟度がレベル3である場合には、表示変更部132はアドバイスを示す文字情報は出力用ユーザインタフェース113に表示させず、ソフトウェアキーボードの句読点入力キーの強調のみを実行する。ユーザUの習熟度がレベル4以上となると、表示変更部132はいずれの通知処理も実行しない。このように、ユーザUの習熟度に応じて情報端末100のユーザUに通知するアドバイスを変更することにより、ユーザUの利便性向上とアドバイスの通知による煩雑さの増加とのバランスを取ることができる。
習熟度送信部136は、習熟度更新部135が更新した更新後の習熟度を、通信インタフェース111及びネットワークNを介して習熟度管理装置200に送信する。習熟度管理装置200は、更新後の習熟度をユーザUに関連付けられている他の情報端末100に送信する。これにより、ユーザUが所有しているひとつの情報端末100で更新された習熟度を別の情報端末100と共有することができる。ユーザUは、自身が所有するいずれの情報端末100を利用しても、その利用状況が反映された習熟度を他の情報端末100にも適用することができる。
続いて、習熟度管理装置200の機能構成とともに、情報端末100間の入力用ユーザインタフェース112の相違を考慮した習熟度の修正について説明する。
図7は、実施の形態に係る習熟度管理装置200の機能構成を模式的に示す図である。習熟度管理装置200は、通信インタフェース210、記憶部220、及び制御部230を備える。記憶部220は、HDDやSSD等の不揮発性の記憶装置、及びDRAM等の揮発性メモリである。また制御部230は、習熟度管理装置200が備えるCPUである。制御部230は、記憶部220に格納されたプログラムを実行することにより、習熟度受信部231、習熟度送信部232、及び相違度送信部233として機能する。
通信インタフェース210は、ネットワークNを介して習熟度管理装置200が外部の装置と情報をやり取りするためのインタフェースである。
習熟度受信部231は、第2情報端末100bから、第2情報端末100bの入力用ユーザインタフェースのユーザUの習熟度に関する情報を、ユーザUを特定するためのユーザID及び第2情報端末100bを特定するための端末IDとともに受信する。習熟度受信部231は、受信した習熟度に関する情報を、記憶部220が記憶するインタフェース管理データベースに格納する。習熟度送信部232は、情報端末100からの要求に応じて記憶部220が格納する習熟度に関する情報を情報端末100に送信する。
図8は、実施の形態に係る習熟度管理装置200の記憶部220が記憶するインタフェース管理データベースのデータ構造を模式的に示す図である。図8に示すインタフェース管理データベースにおいて、ユーザIDは各ユーザUを一意に特定するための情報である。端末IDは、ユーザIDで特定されるユーザUが所有している端末を特定するための情報である。
インタフェースIDは、端末IDで特定される端末が有する種々のユーザインタフェースをそれぞれ特定するための情報である。各インタフェースには、そのインタフェースに対するユーザUの習熟度が関連付けられている。
例えば図8に示すインタフェース管理データベースの例では、ユーザIDがU00001で特定されるユーザUが、端末IDがそれぞれD00001及びD00002で特定される2台の情報端末100を所有していることを示している。端末IDがD00001で特定される端末は、インタフェースIDがそれぞれI00001、I00002、及びI00003で特定される3種類の入力用ユーザインタフェースを有していることを示している。同様に、端末IDがD00002で特定される端末は、インタフェースIDがそれぞれI00001、I00004、I00005、及びI00006で特定される3種類の入力用ユーザインタフェースを有していることを示している。
図9(a)−(b)は、文字入力用ユーザインタフェースの例を示す図である。具体的には、図9(a)はインタフェースIDがI00002で特定されるユーザインタフェースを示す図であり、図9(b)はインタフェースIDがI00004で特定されるユーザインタフェースを示す図である。
図9(a)−(b)に示すように、同じフリック入力形式の日本語入力インタフェースであっても、その機能及び操作は異なる場合がある。例えばインタフェースIDがI00004で特定されるユーザインタフェースには音声認識機能があるが、インタフェースIDがI00002で特定されるユーザインタフェースは音声認識機能を持たない等の相違がある。
記憶部220は、複数種類の情報端末100のそれぞれについて入力用ユーザインタフェース112が備える複数の機能及び複数の操作と、それぞれの相違の大きさを示す複数の数値を格納している。
図10(a)−(c)は、入力用ユーザインタフェース112間の相違の大きさを計算するために用いる相違データベースのデータ構造の一例を模式的に示す図である。より具体的には、図10(a)はインタフェースIDがI00002で特定されるユーザインタフェースの機能及び操作を格納するデータベースを示している。
また図10(b)はインタフェースIDがI00004で特定されるユーザインタフェースの機能及び操作を格納するデータベースを示している。図示はしないが、記憶部220は、異なる入力用ユーザインタフェース112の全ての組み合わせについて、機能及び操作を格納するデータベースを記憶している。
図10(a)−(b)において、機能A〜Eは、例えば「削除」、「変換」、「音声認識」等の各機能に対応する。また機能の有無は0又は1の二値であり、該当する機能を有する場合は「1」、有さない場合は「0」が設定されている。操作方法IDは、例えば「ボタンの押下」、「左スワイプ」、「右スワイプ」等の各種操作を特定するために割り当てられた数値である。操作方法IDが同じであれば、同じ操作を実行することを意味する。操作キー位置IDは、キー位置(例えば図9(a)−(b)に示されるキーボードレイアウトの場合に、左から1番目、上から4番目のキーを示す数値)や、候補単語を示す領域、又は「キーボード上の任意の位置」等を特定するために割り当てられた数値である。操作キー位置IDが同じであれば、画面上の同じ位置で操作をすることを意味する。
図10(c)は、インタフェースIDがI00002及びI00004それぞれで特定されるユーザインタフェース間の相違度を算出するための重みαを格納するデータベースを示している。図10(c)に示すように、図10(a)−(b)に示す機能毎に、機能及び操作方法の要素の重みαが整数値で与えられている。図10(a)−(c)に示される各数値が、インタフェースIDがI00002及びI00004それぞれで特定されるユーザインタフェース間の相違レベルを示す情報となる。
図7に戻り、相違度送信部233は、習熟度受信部231が取得したユーザIDに基づいてインタフェース管理データベースを参照し、ユーザUが端末IDがD00001とD00002とでそれぞれ特定される2台の情報端末100を所持していることを取得する。相違度送信部233は、ユーザUが所持する情報端末100からの要求に応じて、2台の情報端末100の入力用ユーザインタフェース112の相違を示す数値を要求元の情報端末100に送信する。例えば相違度送信部233は、インタフェースIDがI00002で特定されるユーザインタフェースとインタフェースIDがI00004で特定されるユーザインタフェースとの操作面での相違を示す相違レベルを情報端末100に送信する。
図2に戻り、相違度取得部137は、習熟度管理装置200の相違度送信部233が送信した相違を示す相違レベルを取得する。習熟度修正部138は、相違度取得部137が取得した相違レベルに基づいて習熟度取得部131が取得した習熟度を修正する。
以下、習熟度修正部138が実行する習熟度の修正処理について説明する。
習熟度修正部138は、まず、相違度取得部137が取得した複数の数値に基づいてインタフェース間の相違度dを以下の式(1)を用いて算出する。

d= (ΣN i αiδi) / (ΣN i αi) (1)
ここでNは機能または操作の特徴の全要素数である。αiは異なる正の整数であり図10(c)における機能・操作方法の様相の重みに相当する。またδiはある2つのユーザインタフェースの機能において差異があるか否かを示す情報である。ある操作が同じ場合はd=0となり、そうでなければ0より大きな値となる。0≦d≦1であり、インタフェース間の相違が大きいほどdは大きな値となる。式(1)は、αiを重みとする差異の重み付平均を算出する式ともいえる。
例えば図10に示す例では、機能Aにおける操作方法IDと操作キー位置IDとが同じであるため、式(1)においてδ=δ=δ=0となる。したがって、機能Aにおける相違度dは、
= (5×0+3×0+2×0) / (5+3+2) = 0
となる。
一方、機能Bにおいては操作方法IDと操作キー位置IDとに差異があるため、式(1)においてδ=δ=1となる。したがって機能Bにおける相違度dは、
= (5×0+3×1+2×1) / (5+3+2) = 0.5
となる。
習熟度修正部138は、インタフェース間の相違度dを以下の式(2)を用いて算出してもよい。
d=MAX(αiδi) (2)
ここでMAX(X)は、Xの要素のうちの最大値を意味する。このように、習熟度修正部138は相違度取得部137が取得した複数の相違レベルに基づいてインタフェース間の相違度dを統計的に算出する。
続いて習熟度修正部138は、インタフェース間の相違度dに基づいて習熟度を修正する。上述のとおり、習熟度は1から5までの整数値で表されている。習熟度修正部138は、相違度d=0の機能及び操作については、習熟度Sをそのまま移行する。また、相違度が0<d≦εの操作については、習熟度Sを小さくする修正をし、相違度dがε<dを満たすとき、習熟度Sを最低(S=1)に修正する。ここでεは習熟度修正部138が習熟度Sを修正する際に相違度dと比較する修正用閾値である。εの具体的な値は実験等に基づいて定めればよいが、例えば0.5である。
習熟度修正部138は、相違度dを用いた以下の式(3)で習熟度Sを修正した修正習熟度S’を算出してもよい。
S’=round((S−1)×(1−d))+1 (3)
ここでround(X)はXを四捨五入した値を意味する。Sが1以上かつ5以下の整数値であれば、S’も1以上かつ5以下の整数値となる。
表示変更部132は、習熟度修正部138が修正した修正後の習熟度に基づいて、情報端末100の入力用ユーザインタフェースに関する表示を変更する。これにより、機種間の入力用ユーザインタフェース112の相違を習熟度に反映することができるので、情報端末100は入力用ユーザインタフェース112に関するより適切なサポートをユーザUに提供することができる。
図11は、実施の形態に係る情報端末100が実行する習熟度の修正処理の流れを説明するためのフローチャートである。より具体的には、図1における第1情報端末100aが実行する習熟度の修正処理の流れを説明するためのフローチャートである。
習熟度取得部131は、習熟度管理装置200を介して第2情報端末100bから送信された、ユーザUの第2情報端末100bにおける入力用ユーザインタフェース112の習熟度に関する情報を取得する(S2)。相違度取得部137は、習熟度管理装置200から、第1情報端末100aと第2情報端末100bとの相違レベルを取得する(S4)。
習熟度修正部138は、相違度取得部137が取得した相違度レベルと習熟度に関する情報とに基づいて第2情報端末100bにおける入力用ユーザインタフェース112の習熟度を修正する(S6)。習熟度修正部138は、修正した習熟度を記憶部120に記憶させる(S8)。習熟度送信部136は、習熟度修正部138が修正した習熟度を、習熟度管理装置200を介して第2情報端末100bに送信する(S10)。習熟度送信部136が習熟度を送信すると、本フローチャートにおける処理は終了する。
図12は、実施の形態に係る情報端末100が実行する表示変更処理の流れを説明するためのフローチャートである。図12は、図11に示すフローチャートと同様に、図1における第1情報端末100aが実行する表示変更処理の流れを説明するためのフローチャートである。
受付部133は、入力用ユーザインタフェース112にキー入力領域を表示させる(S12)。受付部133は、ユーザUが入力用ユーザインタフェース112に入力したキー入力のパターンを取得する(S14)。判定部134は、受付部133が受け付けた入力のパターンを基準パターンと比較する(S16)。
受付部133が受け付けたキー入力のパターンが基準パターンとマッチしない間(S18のNO)、第1情報端末100aはステップS14に戻って上述の処理を継続する。受付部133が受け付けた入力のパターンが基準パターンとマッチする場合(S18のYES)、表示変更部132は、ユーザUに設定されている習熟度に応じて入力用ユーザインタフェース112に表示させる表示を変更する(S20)。
ユーザUがキー入力を続けている間(S22のNO)、第1情報端末100aはステップS14に戻って上述の処理を継続する。ユーザUがキー入力を終了すると(S22のYES)、本フローチャートにおける処理は終了する。
以上説明したように、実施の形態に係る情報端末100によれば、機器の操作に関するユーザの利便性を向上することができる。
特に、ユーザUが使用したことがある情報端末100における入力用ユーザインタフェース112の習熟度を引き継ぐことができるため、実施の形態に係る情報端末100をユーザUが初めて使用する場合であっても、情報端末100はユーザUのスキルに合わせたアドバイスをユーザUに提供することができる。
また、習熟度の引き継ぎ元の情報端末100の入力用ユーザインタフェース112と、引き継ぎ先の情報端末100の入力用ユーザインタフェース112との相違度に基づいて、情報端末100は引き継いだ習熟度を修正する。これにより、情報端末100は、入力用ユーザインタフェース112に関するより適切なアドバイスをユーザUに提供することができる。
実施の形態に係る情報端末100はさらに、ユーザUの入力用ユーザインタフェース112の使用状況に基づいて、引き継いだ習熟度を適宜変更する。情報端末100は、変更した習熟度を引き継ぎ元の情報端末100にフィードバックする。これにより、ユーザUが使用している複数の情報端末100の間で、入力用ユーザインタフェース112に関する習熟度を共有することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。特に、装置の分散・統合の具体的な実施の形態は以上に図示するものに限られず、その全部又は一部について、種々の付加等に応じて、又は、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。以下、そのような変形例について説明する。
(第1の変形例)
上記では、ユーザUによる入力用ユーザインタフェース112への入力が滞っている状況、いわばユーザUが入力用ユーザインタフェース112を利用した入力に躓いているような状況のとき、表示変更部132は入力用ユーザインタフェース112の入力に関するアドバイスを変更してユーザUに通知する場合について説明した。これに代えて、あるいはこれに加えて、表示変更部132は、習熟度に関する情報に基づいて入力用ユーザインタフェース112の表示態様自体を変更してもよい。
図13(a)−(b)は、第1の変形例に係る表示変更部132の表示態様変更処理を説明するための図である。より具体的には、図13(a)は図3(a)と同じ図であり、いわゆる「フリック入力」をするためのインタフェースを示す図である。また図13(b)は、いわゆるQWERTY配列のソフトウェアキーボードを示す図である。
図13(a)−(b)に示すインタフェース以外にも、入力用ユーザインタフェースは種々の態様が存在する。そこで第1の変形例に係る表示変更部132は、ユーザUの習熟度に関する情報に基づいて、入力用ユーザインタフェース112に表示するソフトウェアキーボードの態様を変更する。このため、第1の変形例に係る記憶部120は、入力用ユーザインタフェースの種類毎に、その入力用ユーザインタフェースに関するユーザUの習熟度を関連付けて記憶している。
表示変更部132は、ユーザUによる入力用ユーザインタフェース112への入力が滞っている場合、ユーザUの習熟度がより高い入力用ユーザインタフェース112に変更する。これにより、第1の変形例に係る情報端末100は、ユーザUが入力に躓いたとき、ユーザUがより使い慣れている入力用ユーザインタフェース112に変更することができる。結果として、機器の操作に関するユーザの利便性を向上することができる。
(第2の変形例)
上記では、表示変更部132が、習熟度修正部138によって修正された修正後の習熟度に基づいて、情報端末100の入力用ユーザインタフェースに関する表示を変更する場合について説明した。これに代えて、第2の変形例に係る表示変更部132は、習熟度と複数の機能及び複数の相違の組み合わせに基づいて、入力用ユーザインタフェース112に関する表示を変更する。
図14は、第2の変形例に係る表示変更部132が実行する表示変更処理の流れを説明するためのフローチャートである。より具体的には、他の情報端末100から習熟度に関する情報を引き継ぐ情報端末100の表示変更部132が実行する表示変更処理の流れの一例を説明するためのフローチャートである。以下説明の便宜上、他の情報端末100から習熟度に関する情報を引き継ぐ情報端末100を「新端末」、新端末に習熟度を引き継がせる他の情報端末100を「旧端末」と記載する。
判定部134は、ユーザUが入力用ユーザインタフェース112に入力したパターンを基準パターンと比較することにより、入力におけるユーザUの躓きを検出する(S30)。ユーザUが躓いた操作に該当する操作が旧端末にない場合(S32のNO)、表示変更部132は出力用ユーザインタフェース113に当該操作に関する詳細なガイダンスを表示する(S34)。
ユーザUが躓いた操作に該当する操作が旧端末に存在する場合であって(S32のYES)、かつ新端末における当該操作の操作方法が旧端末における操作方法とは異なる場合(S36のNO)、表示変更部132は出力用ユーザインタフェース113に当該操作に関する詳細なガイダンスを表示させる(S34)。
新端末における当該操作の操作方法が旧端末における操作方法と同じであり(S36のYES)、かつ操作位置が異なる場合(S38のNO)、表示変更部132は、操作位置にのみ関するガイダンスを出力用ユーザインタフェース113に表示させる(S40)。
操作位置が同じであり(S38のYES)、かつユーザUの習熟度が所定値と同じかそれより低い場合(S42のNO)、表示変更部132は、当該操作に関する標準的なガイダンスを出力用ユーザインタフェース113に表示させる(S44)。ユーザUの習熟度が所定値より高い場合(S42のYES)、表示変更部132は表示処理を実行しない。
このように、第2の変形例に係る情報端末100においては、新端末としての情報端末100が、旧端末から引き継いだ習熟度を新端末に合わせて修正することはしない。その代わり、第2の変形例に係る情報端末100は、旧端末から引き継いだ習熟度と、新端末及び旧端末における複数の機能及び複数の相違の組み合わせとに基づいて図14に示すような処理フローを実行し、入力用ユーザインタフェース112に関する表示を変更する。これにより、第2の変形例に係る情報端末100は習熟度を修正する処理を省略することができる。
(第3の変形例)
上記では、情報端末100の個々の入力用ユーザインタフェース112に関する習熟度を引き継いで修正する場合について説明した。これ代えて、第3の変形例に係る情報端末100は、引き継ぎ元の情報端末100の操作全体に関する全体習熟度を引き継ぎ、引き継ぎ元の情報端末100との全体の相違度に基づいて全体習熟度を修正する。
ここで引き継ぎ元の全体習熟度は、例えば引き継ぎ元の個々の習熟度の平均値とする。第3の変形例に係る情報端末100は、個々の入力用ユーザインタフェース112に関する習熟度の初期値を、修正後の全体習熟度とする。これにより、第3の変形例に係る情報端末100は、個々の入力用ユーザインタフェース112に関する習熟度を修正する処理を省略することができる。
(第4の変形例)
上記では、習熟度の引き継ぎ元の情報端末100が1台である場合について主に説明したが、習熟度の引き継ぎ元の情報端末100は1台に限らず、複数台であってもよい。この場合、表示変更部132は、引き継ぎ元の各情報端末100における入力用ユーザインタフェース112の相違度が最も低い入力用ユーザインタフェース112と比較したアドバイスを出力用ユーザインタフェース113に表示させる。
入力用ユーザインタフェース112の操作に躓いたユーザUは、自身が利用したことのある入力用ユーザインタフェース112のうち、いわば最も似ている入力用ユーザインタフェース112の操作に基づくアドバイスが提示されるので、情報端末100はユーザUがより理解しやすいと考えられるアドバイスを提示することができる。
(第5の変形例)
上記では、第1情報端末100aが習熟度管理装置200を介して第2情報端末100bの習熟度に関する情報を取得する場合について説明した。これに代えて、あるいはこれに加えて、第1情報端末100aは第2情報端末100bと例えばピアツーピア通信をすることにより、他の機器を介さず直接第2情報端末100bから習熟度に関する情報を取得してもよい。これにより、第1情報端末100aと第2情報端末100bとがともにインターネット等の公共のネットワークに接続していなくても、第1情報端末100aと第2情報端末100bとは互いの習熟度に関する情報を共有することができる。
1・・・情報処理システム
100・・・情報端末
110・・・インタフェース
111・・・通信インタフェース
112・・・入力用ユーザインタフェース
113・・・出力用ユーザインタフェース
120・・・記憶部
130・・・制御部
131・・・習熟度取得部
132・・・表示変更部
133・・・受付部
134・・・判定部
135・・・習熟度更新部
136・・・習熟度送信部
137・・・相違度取得部
138・・・習熟度修正部
200・・・習熟度管理装置
210・・・通信インタフェース
220・・・記憶部
230・・・制御部
231・・・習熟度受信部
232・・・習熟度送信部
233・・・相違度送信部

Claims (12)

  1. 情報端末であって、
    前記情報端末のユーザによる使用の実績がある端末であって前記情報端末とは異なる端末である第2情報端末の使用状況に基づいた、入力用ユーザインタフェースに関する前記ユーザの習熟度に関する情報を取得する習熟度取得部と、
    前記習熟度に関する情報に基づいて、前記情報端末の入力用ユーザインタフェースに関する表示を変更する表示変更部と、
    を備える情報端末。
  2. 前記習熟度取得部は、前記ユーザによる前記第2情報端末の使用状況に基づいて決定された入力用ユーザインタフェースに関する習熟度を取得する、
    請求項1に記載の情報端末。
  3. 前記ユーザによる前記入力用ユーザインタフェースへの入力を受け付ける受付部と、
    前記受付部が受け付けた入力のパターンに基づいて前記入力の進捗状況を判定する判定部と、をさらに備え、
    前記表示変更部は、前記習熟度と前記入力の進捗状況とに基づいて、前記ユーザに対して通知する前記入力に関するアドバイスを変更する、
    請求項2に記載の情報端末。
  4. 前記判定部が判定した前記入力の進捗状況に基づいて、前記習熟度を更新する習熟度更新部と、
    更新後の前記習熟度を、前記第2情報端末に送信する習熟度送信部と、をさらに備える、
    請求項3に記載の情報端末。
  5. 前記表示変更部は、前記習熟度に関する情報に基づいて、前記情報端末の入力用ユーザインタフェースの表示態様を変更する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の情報端末。
  6. 前記第2情報端末における入力用ユーザインタフェースと、前記情報端末における入力用ユーザインタフェースとの相違の大きさを表す相違レベルを取得する相違度取得部と、
    前記相違レベルに基づいて前記習熟度を修正する習熟度修正部と、をさらに備え、
    前記表示変更部は、修正後の習熟度に基づいて前記情報端末の入力用ユーザインタフェースに関する表示を変更する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の情報端末。
  7. 前記相違度取得部は、
    (1)前記第2情報端末における入力用ユーザインタフェースが備える複数の機能及び複数の操作と、
    (2)当該複数の機能及び複数の操作にそれぞれ対応する前記情報端末における入力用ユーザインタフェースの複数の機能及び複数の操作と、
    のそれぞれの相違の大きさを示す複数の数値を取得し、
    前記習熟度修正部は、前記複数の数値に基づいて算出された統計値に基づいて前記習熟度を修正する、
    請求項6に記載の情報端末。
  8. (1)前記第2情報端末における入力用ユーザインタフェースが備える複数の機能及び複数の操作と、(2)当該複数の機能及び複数の操作にそれぞれ対応する前記情報端末における入力用ユーザインタフェースの複数の機能及び複数の操作と、
    のそれぞれの相違の大きさを示す複数の数値を取得する相違度取得部をさらに備え、
    前記表示変更部は、前記習熟度と前記複数の機能及び複数の相違の組み合わせとに基づいて、前記情報端末の入力用ユーザインタフェースに関する表示を変更する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の情報端末。
  9. 前記入力用ユーザインタフェースは、ソフトウェアキーボード、ハードウェアキーボード、ポインティングデバイス、ジェスチャ入力システム、音声入力システム、視線入力システム、及び生体情報入力システムのうちの少なくともいずれか一つである、
    請求項1から8のいずれか一項に記載の情報端末。
  10. 情報端末のプロセッサが実行する情報処理方法であって、
    前記情報端末のユーザによる使用の実績がある端末であって前記情報端末とは異なる端末である第2情報端末の使用状況に基づいた、入力用ユーザインタフェースに関する前記ユーザの習熟度に関する情報を取得するステップと、
    前記習熟度に関する情報に基づいて、前記情報端末の入力用ユーザインタフェースに関する表示を変更するステップと、
    を含む情報処理方法。
  11. コンピュータに、
    前記コンピュータのユーザによる使用の実績がある端末であって前記コンピュータとは異なる端末である第2情報端末の使用状況に基づいた、入力用ユーザインタフェースに関する前記ユーザの習熟度に関する情報を取得する機能と、
    前記習熟度に関する情報に基づいて、前記コンピュータの入力用ユーザインタフェースに関する表示を変更する機能と、
    を実現させるプログラム。
  12. 第1情報端末と、
    前記第1情報端末におけるユーザの使用の実績と比較して、前記ユーザによる使用の実績が多い第2情報端末と、
    前記第1情報端末及び前記第2情報端末とネットワークを介して接続するサーバと、
    を備える情報処理システムであって、
    前記サーバは、
    前記第2情報端末から、当該第2情報端末の入力用ユーザインタフェースの前記ユーザの習熟度に関する情報を受信する習熟度受信部と、
    前記習熟度に関する情報を前記第1情報端末に送信する習熟度送信部と、を備え、
    前記第1情報端末は、
    前記サーバから送信された前記習熟度に関する情報を取得する習熟度取得部と、
    前記習熟度に関する情報に基づいて、前記第1情報端末の入力用ユーザインタフェースに関する表示を変更する表示変更部と、を備える、
    情報処理システム。
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