JP2018044927A - 検出装置、検出方法、蓄電システムおよびプログラム - Google Patents

検出装置、検出方法、蓄電システムおよびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】充電中の短い期間に測定した測定値を用いて抵抗値の増加を検出する。【解決手段】蓄電池200−1〜200−3に定電流定電圧充電を行う際、蓄電池200−1〜200−3の電圧値および蓄電池200−1〜200−3へ流れる電流値それぞれを所定の時間間隔で測定する監視部100と、蓄電池200−1〜200−3のうち、所定の蓄電池の電圧値が所定の電圧閾値以上であり、かつそのときに監視部100が測定した電流値が所定の電流閾値以上である場合、その電圧値と蓄電池200−1〜200−3の電圧値のうち最小となる最小セル電圧値とに基づいて、所定の蓄電池の抵抗値が増加しているか否かを判定する判定部120とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、検出装置、検出方法、蓄電システムおよびプログラムに関する。
複数の蓄電池を具備した蓄電システムにおいて、蓄電池の電圧測定回路内の抵抗値が増加することを原因として、システム停止や容量の低下が生じることがある。その抵抗値の増加を、定電流定電圧(CC−CV)充電時の電圧値を用いて検出する方法が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載の検出方法では、CC充電時の電圧上昇速度があらかじめ設定された基準値よりも大きく、CV充電後の開回路電圧値があらかじめ設定された基準値よりも小さな場合に抵抗値の増加を判定する。
特開2011−257411号公報
特許文献1に記載されたような方法では、充電開始時から充電終了後まで抵抗値の測定が必要となる。さらに、充電終了後の開回路電圧の測定も必要となり、長い期間における測定が必要となってしまうという問題点がある。さらに、抵抗値の増加を判定するタイミングが充電終了時以降に限定されるため、充電中に過充電の誤検出等の不具合が生じても、それを充電中に検出することはできないという問題点がある。
本発明の目的は、上述した課題を解決する検出装置、検出方法、蓄電システムおよびプログラムを提供することである。
本発明の検出装置は、
複数の蓄電池に定電流定電圧充電を行う際、前記複数の蓄電池の電圧値および該複数の蓄電池へ流れる電流値それぞれを所定の時間間隔で測定する監視部と、
前記複数の蓄電池のうち、前記監視部が測定した所定の蓄電池の電圧値が所定の電圧閾値以上であり、かつそのときに前記監視部が測定した電流値が所定の電流閾値以上である場合、該電圧値と前記複数の蓄電池の電圧値のうち最小となる最小セル電圧値とに基づいて、前記蓄電池の抵抗値が増加しているか否かを判定する判定部とを有する。
また、本発明の検出方法は、
複数の蓄電池に定電流定電圧充電を行う際、前記複数の蓄電池の電圧値および該複数の蓄電池へ流れる電流値それぞれを所定の時間間隔で測定する処理と、
前記複数の蓄電池のうち、前記測定した所定の蓄電池の電圧値が所定の電圧閾値以上であるか否かを判定する処理と、
前記所定の蓄電池の電圧値が所定の電圧閾値以上である場合に測定した電流値が所定の電流閾値以上であるか否かを判定する処理と、
前記複数の蓄電池のうち、前記所定の蓄電池の電圧値が前記電圧閾値以上であり、かつそのときに測定した電流値が前記電流閾値以上である場合、該電圧値と前記複数の蓄電池の電圧値のうち最小となる最小セル電圧値とに基づいて、前記蓄電池の抵抗値が増加しているか否かを判定する処理とを行う。
また、本発明の蓄電システムは、
複数の蓄電池と、
前記複数の蓄電池の抵抗値を検出する検出装置とを有し、
前記検出装置は、
前記複数の蓄電池に定電流定電圧充電を行う際、前記複数の蓄電池の電圧値および該複数の蓄電池へ流れる電流値それぞれを所定の時間間隔で測定する監視部と、
前記複数の蓄電池のうち、前記監視部が測定した所定の蓄電池の電圧値が所定の電圧閾値以上であり、かつそのときに前記監視部が測定した電流値が所定の電流閾値以上である場合、該電圧値と前記複数の蓄電池の電圧値のうち最小となる最小セル電圧値とに基づいて、前記蓄電池の抵抗値が増加しているか否かを判定する判定部とを有する。
また、本発明のプログラムは、
複数の蓄電池に定電流定電圧充電を行う際、前記複数の蓄電池の電圧値および該複数の蓄電池へ流れる電流値それぞれを所定の時間間隔で測定する手順と、
前記複数の蓄電池のうち、前記測定した所定の蓄電池の電圧値が所定の電圧閾値以上であるか否かを判定する手順と、
前記所定の蓄電池の電圧値が所定の電圧閾値以上である場合に測定した電流値が所定の電流閾値以上であるか否かを判定する手順と、
前記複数の蓄電池のうち、前記所定の蓄電池の電圧値が前記電圧閾値以上であり、かつそのときに測定した電流値が前記電流閾値以上である場合、該電圧値と前記複数の蓄電池の電圧値のうち最小となる最小セル電圧値とに基づいて、前記蓄電池の抵抗値が増加しているか否かを判定する手順とを実行させる。
以上説明したように、本発明においては、充電中の短い期間に測定した測定値を用いて抵抗値の増加を検出することができる。
本発明の検出装置を用いた蓄電システムの第1の実施の形態を示す図である。 図1に示した検出装置の内部構成の一例を示す図である。 図1に示した蓄電システムにおける抵抗値増加の検出方法の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明の検出装置を用いた蓄電システムの第2の実施の形態を示す図である。 図4に示した検出装置の内部構成の一例を示す図である。 正常時における、定電流定電圧充電を行っている蓄電池の電圧値および電流値の時間的変化の一例を示す図である。 抵抗値増加が生じた場合の、定電流定電圧充電を行っている蓄電池の電圧値および電流値の時間的変化の一例を示す図である。 図5に示した判定部における抵抗値の算出方法を説明するための図である。 図4に示した蓄電システムにおける抵抗値増加の検出方法の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明の検出装置を用いた蓄電システムの第3の実施の形態を示す図である。 図12に示した検出装置の内部構成の一例を示す図である。 図10に示した蓄電システムにおける抵抗値増加の検出方法の一例を説明するためのフローチャートである。
以下に本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本発明を適用する蓄電システムは、複数の蓄電モジュールが、少なくとも一部が直列に接続された構成を有する。また、蓄電システムを構成する各蓄電モジュールは、1以上の蓄電池(電池セル)から構成されるものである。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の検出装置を用いた蓄電システムの第1の実施の形態を示す図である。
本形態は図1に示すように、検出装置100と、複数の蓄電池200−1〜200−3とを有している。なお、図1には、蓄電池200−1〜200−3が3つである場合を例に挙げて示しているが、この数に限らない。
蓄電池200−1〜200−3は、充電および放電可能な二次電池である。検出装置100は、蓄電池200−1〜200−3それぞれの電圧値および蓄電池200−1〜200−3に流れる電流値を測定する。なお、蓄電池200−1〜200−3それぞれの内部に、自身の電圧値および電流値を測定する機構が設けられている場合、検出装置100は、それらの測定値を取得する。
図2は、図1に示した検出装置100の内部構成の一例を示す図である。図1に示した検出装置100は図2に示すように、監視部110と、判定部120とを有している。なお、図2には、図1に示した検出装置100が具備する構成要素のうち、本実施の形態に関わる主要な構成要素の一例を示す。
監視部110は、蓄電池200−1〜200−3に定電流定電圧充電を行う際、蓄電池200−1〜200−3の電圧値それぞれを所定の時間間隔で測定または取得する。また、監視部110は、蓄電池200−1〜200−3に定電流定電圧充電を行う際、蓄電池200−1〜200−3に流れる電流値を、電圧値の測定または取得のタイミングと同じタイミングで測定または取得する。このとき、監視部110は、蓄電池200−1〜200−3から構成される蓄電システム全体における電流値を、電圧値の測定または取得のタイミングと同じタイミングで測定または取得するものであっても良い。
判定部120は、蓄電池200−1〜200−3のうち、所定の蓄電池の電圧値が所定の電圧閾値以上であるかどうかを判定する。また、判定部120は、所定の蓄電池の電圧値が所定の電圧閾値以上である場合に、監視部110が測定した電流値が所定の電流閾値以上であるかどうかを判定する。判定部120は、所定の蓄電池の電圧値が所定の電圧閾値以上であり、かつそのときに監視部110が測定した電流値が所定の電流閾値以上である場合、その電圧値とそのときの蓄電池200−1〜200−3の電圧値のうち最小となる最小セル電圧値とに基づいて、所定の蓄電池の抵抗値が増加しているか否かを判定する。具体的には、判定部120は、所定の蓄電池の電圧値と最小セル電圧値との電圧差ΔVと、電圧差閾値とを比較し、その比較結果に基づいて、抵抗値が増加しているか否かを判定する。このとき、判定部120は、電圧差ΔVが電圧差閾値以上である場合、抵抗値が増加していると判定する。
以下に、図1に示した蓄電システムにおける抵抗値増加の検出方法について説明する。図3は、図1に示した蓄電システムにおける抵抗値増加の検出方法の一例を説明するためのフローチャートである。
まず、蓄電池200−1〜200−3に対して定電流定電圧充電を開始する(ステップS1)。すると、監視部110は、蓄電池200−1〜200−3の電圧値それぞれを、また蓄電池200−1〜200−3に流れる電流値を所定の時間間隔で測定する(ステップS2)。
続いて、判定部120は、蓄電池200−1〜200−3のうち、所定の蓄電池の電圧値があらかじめ設定された電圧閾値以上であり、かつそのときに監視部110が測定した電流値があらかじめ設定された電流閾値以上であるかどうかを判定する(ステップS3)。所定の蓄電池の電圧値が所定の電圧閾値以上であり、かつそのときに監視部110が測定した電流値が所定の電流閾値以上である場合、判定部120は、その電圧値とそのときの蓄電池200−1〜200−3の電圧値のうち最小となる最小セル電圧値とに基づいて、抵抗値が増加しているか否かを判定する(ステップS4)。このとき、判定部120は、所定の蓄電池の電圧値と最小セル電圧値との電圧差ΔVとあらかじめ設定された電圧差閾値とを比較し、その比較結果に基づいて、抵抗値が増加しているか否かを判定するものであっても良い。
このように、蓄電池の電圧値が所定の電圧閾値以上となり、かつそのときの電流値が所定の電流閾値以上となった時の電圧値と最小セル電圧値と基づいて、抵抗値が増加しているかどうかを判定する。そのため、充電中の短い期間に測定した測定値を用いて抵抗値の増加を検出することができる。
(第2の実施の形態)
図4は、本発明の検出装置を用いた蓄電システムの第2の実施の形態を示す図である。
本形態は図4に示すように、検出装置101と、複数の蓄電池201−1〜201−3とを有している。なお、図4には、蓄電池201−1〜201−3が3つである場合を例に挙げて示しているが、この数に限らない。
蓄電池201−1〜201−3は、充電および放電可能な二次電池である。検出装置101は、蓄電池201−1〜201−3の電圧値および蓄電池201−1〜201−3に流れる電流値を測定する。なお、蓄電池201−1〜201−3それぞれの内部に、自身の電圧値および電流値を測定する機構が設けられている場合、検出装置101は、それらの測定値を取得する。
図5は、図4に示した検出装置101の内部構成の一例を示す図である。図4に示した検出装置101は図5に示すように、監視部111と、判定部121と、記憶部131とを有している。なお、図5には、図4に示した検出装置101が具備する構成要素のうち、本実施の形態に関わる主要な構成要素の一例を示す。
監視部111は、蓄電池201−1〜201−3に定電流定電圧充電を行う際、蓄電池201−1〜201−3の電圧値それぞれを所定の時間間隔で測定または取得する。また、監視部111は、蓄電池201−1〜201−3に定電流定電圧充電を行う際、蓄電池201−1〜201−3に流れる電流値を、電圧値の測定または取得のタイミングと同じタイミングで測定または取得する。このとき、監視部111は、蓄電池201−1〜201−3から構成される蓄電システム全体における電流値を、電圧値の測定または取得のタイミングと同じタイミングで測定または取得するものであっても良い。
記憶部131は、監視部111が測定または取得した電圧値と電流値とを対応付けて記憶する。なお、記憶部134は、監視部114が測定または取得した電圧値と電流値との対応付けすべてを記憶する必要はなく、各測定時刻における電圧値の最大値(最大セル電圧値)と最小値(最小セル電圧値)と電流値との対応付けのみを記憶すれば良い。
判定部121は、監視部111が測定した、最大セル電圧値があらかじめ設定された電圧閾値以上の値であって、電流値があらかじめ設定された電流閾値以上の値であるかどうかを判定する。判定部121は、監視部111が測定した、最大セル電圧値があらかじめ設定された電圧閾値以上の値であって、電流値があらかじめ設定された電流閾値以上の値である場合、蓄電池201−1〜201−3のうち、その電流値と、その最大セル電圧値と、そのときの最小セル電圧値とに基づいて、最大蓄電池の抵抗値を算出する。この抵抗値の算出方法について、具体的に説明する。
図6は、正常時における、定電流定電圧充電を行っている蓄電池の電圧値および電流値の時間的変化の一例を示す図である。図6に示すように、まず定電流充電が行われ、蓄電池の電圧値が一定の電圧値になると、定電圧充電が行われる。このとき、複数の充電池は互いに電圧値の差があるため、そのうち、電圧値が最大である最大蓄電池と、電圧値が最小である最小蓄電池とが存在する。図6では、最大蓄電池の電圧値を「最大セル電圧値」と示し、最小蓄電池の電圧値を「最小セル電圧値」と示す。抵抗値が増加した蓄電池の電圧は、充電時に電圧降下分の影響で大きくなる。そのため、蓄電システムの充電時における最大セル電圧値は、その蓄電池の電圧値になる。
図7は、抵抗値増加が生じた場合の、定電流定電圧充電を行っている蓄電池の電圧値および電流値の時間的変化の一例を示す図である。図7に示すように、図6に示したものと比べて、電流が流れているときの最大セル電圧値と最小セル電圧値との差が大きくなる。特に充電末期では、SOC(State Of Charge)の変化に起因した電圧値の変化が小さくなり、内部抵抗値に起因した電圧降下の寄与が大きくなる。
本形態においては、この充電末期において、電圧値に基づいて抵抗値を算出することで、抵抗値増加を検知する。
図8は、図5に示した判定部121における抵抗値の算出方法を説明するための図である。図8に示すように、本形態においては、判定部121は、最大セル電圧値があらかじめ設定された電圧値Vth(満充電電圧値よりも100〜数100mV小さな値:電圧閾値)以上の値であって、電流値があらかじめ設定された、例えば8A程度の電流値Ith(充電電流値の最大値よりもやや小さな値:電流閾値)以上の値である期間(図8に示した時刻t2からt3までの期間)を充電末期とする。判定部121は、この期間において抵抗値を算出し、抵抗値増加を検出することができる。
判定部121は、上記期間において、最大蓄電池の電圧値を用いて抵抗値を算出する。判定部121は、以下の式を用いて抵抗値を算出する。
抵抗値=(最大セル電圧値−最小セル電圧値)/電流値…(式1)
判定部121は、算出した抵抗値が、セルが劣化したときの抵抗値(抵抗閾値)よりも大きな値である場合、抵抗値が増加したと判定する。このセルが劣化したときの抵抗値は、過去の運用履歴や実験等で得られた値であって、あらかじめ設定されている閾値である。例えば、判定部121は、電流が8A以上、最大セル電圧値が4V以上の条件を満たすデータ点での抵抗相当値の平均値を算出し、算出した値が5mΩ以上になった場合、抵抗値増加を検知する。このとき、抵抗値増加が生じている蓄電システムの17台中17台を検知することができる。
以下に、図4に示した蓄電システムにおける抵抗値増加の検出方法について説明する。図9は、図4に示した蓄電システムにおける抵抗値増加の検出方法の一例を説明するためのフローチャートである。
まず、検出装置101は、検出装置101が具備しているカウンタ(不図示)の値をリセットして「0」とする。続いて、蓄電池201−1〜201−3に対して定電流定電圧充電を開始する(ステップS11)。すると、監視部111は、蓄電池201−1〜201−3の電圧値それぞれを、また蓄電池201−1〜201−3に流れる電流値を所定の時間間隔で測定する(ステップS12)。
続いて、判定部121は、監視部111が測定した、最大セル電圧値があらかじめ設定された電圧閾値以上の値であって、電流値があらかじめ設定された電流閾値以上の値であるかどうかを判定する(ステップS13)。最大セル電圧値があらかじめ設定された電圧閾値以上の値であって、電流値があらかじめ設定された電流閾値以上の値である場合、判定部121は、検出装置101が具備しているカウンタの値を「1」とする(ステップS14)。すると、判定部121は、そのときの最大セル電圧値と、最小セル電圧値と、電流値とを対応付けて記憶部131に記憶させる(ステップS15)。その後、さらに、監視部111は、ステップS12の処理を行う。判定部121は、最大セル電圧値と最小セル電圧値と電流値とを記憶部131に記憶させる際、最大セル電圧値と最小セル電圧値と電流値とが記憶部131にすでに記憶されている場合、すでに記憶されている値の上に、上書き処理を行う。また、判定部121は、上書き処理を行うのではなく、複数の最大セル電圧値と最小セル電圧値と電流値とを記憶部131に記憶させても良い。
一方、ステップS13にて、最大セル電圧値があらかじめ設定された電圧閾値以上の値ではない、または電流値があらかじめ設定された電流閾値以上の値ではない場合、判定部121は、カウンタの値が「1」であるかどうかを判定する(ステップS16)。カウンタの値が「1」ではない場合、さらに、監視部111は、ステップS12の処理を行う。
ステップS16にて、カウンタの値が「1」である場合、判定部121は、記憶部131が記憶している電流値と、最大セル電圧値と、最小セル電圧値とに基づいて、(式1)を用いて、最大蓄電池の抵抗値を算出する(ステップS17)。判定部121は、記憶部131に複数の電流値と、最大セル電圧値と、最小セル電圧値とが記憶されている場合には、判定に使用する電流値と、最大セル電圧値と、最小セル電圧値とを選択し、最大蓄電池の抵抗値を算出しても良い。判定部121は、最大セル電圧値の値が最も大きな値となる時間の電流値と最大セル電圧値と最小セル電圧値とを選択しても良いし、最大セル電圧値と最小セル電圧値との電位差が最も大きな値となる時間の電流値と最大セル電圧値と最小セル電圧値とを選択しても良い。すると、判定部121は、算出した抵抗値と、あらかじめ設定されている抵抗閾値とに基づいて、抵抗値が増加しているかどうかを判定する(ステップS18)。具体的には、判定部121は、算出した抵抗値が、セルが劣化したときの抵抗値(抵抗閾値)よりも大きな値である場合、抵抗値が増加したと判定する。
なお、図5に示した記憶部131が、電圧値および電流値を記憶する場合、蓄電池を識別できる識別情報と対応付けて記憶するものであっても良い。こうすることで、抵抗値が増加している電圧値の蓄電池を特定することが可能となる。また、記憶部131が電圧値および電流値を記憶する時刻の範囲は閾値に対応した範囲を含んでいれば、その範囲の広さは限定しない。また、その範囲は、複数の範囲に分かれていてもよい
また、上述した閾値Vthは、最大セル電圧値の値を用いているが、他の蓄電池の電圧値や最小セル電圧値またはその両方に閾値を設けても良い。また、上述した処理では、カウンタに「1」を設定することで、現在の状況が、電圧値が電圧閾値以上であり、電流値が電流閾値以上であることを識別できるようにしているが、フラグを設け、フラグを立てることで現在の状況を識別できるようにしても良く、この方法については限定しない。
このように、充電末期の蓄電池の電圧値および電流値に基づいて抵抗値を算出し、その抵抗値が増加しているかどうかを判定する。そのため、充電中に短い期間に測定した測定値を用いて抵抗値の増加を検出することができる。
(第3の実施の形態)
図10は、本発明の検出装置を用いた蓄電システムの第3の実施の形態を示す図である。
本形態は図10に示すように、検出装置102と、複数の蓄電池202−1〜202−3とを有している。なお、図10には、蓄電池202−1〜202−3が3つである場合を例に挙げて示しているが、この数に限らない。
蓄電池202−1〜202−3は、充電および放電可能な二次電池である。検出装置102は、蓄電池202−1〜202−3の電圧値および蓄電池202−1〜202−3に流れる電流値を測定する。なお、蓄電池202−1〜202−3それぞれの内部に、自身の電圧値および電流値を測定する機構が設けられている場合、検出装置102は、それらの測定値を取得する。
図11は、図10に示した検出装置102の内部構成の一例を示す図である。図10に示した検出装置102は図11に示すように、監視部112と、判定部122と、記憶部132とを有している。なお、図11には、図10に示した検出装置102が具備する構成要素のうち、本実施の形態に関わる主要な構成要素の一例を示す。
監視部112は、蓄電池202−1〜202−3に定電流定電圧充電を行う際、蓄電池202−1〜202−3の電圧値それぞれを所定の時間間隔で測定または取得する。また、監視部112は、蓄電池202−1〜202−3に定電流定電圧充電を行う際、蓄電池202−1〜202−3に流れる電流値を、電圧値の測定または取得のタイミングと同じタイミングで測定または取得する。このとき、監視部112は、蓄電池202−1〜202−3から構成される蓄電システム全体における電流値を、電圧値の測定または取得のタイミングと同じタイミングで測定または取得するものであっても良い。
記憶部132は、監視部112が測定または取得した電圧値および電流値と、判定部122が算出した抵抗値とを対応付けて記憶する。
判定部122は、蓄電池202−1〜202−3のうち、監視部111が測定または取得した電流値と、電圧値のうち最大である最大蓄電池の電圧値(最大セル電圧値)と、最小である最小蓄電池の電圧値(最小セル電圧値)とに基づいて、最大蓄電池の抵抗値を算出する。抵抗値の算出式としては、(式1)を用いる。判定部122は、電流値と最大セル電圧値と最小セル電圧値と算出した抵抗値とを対応付けて記憶部132に記憶させる。判定部122は、監視部112が測定した、最大セル電圧値があらかじめ設定された電圧閾値以上の値であって、電流値があらかじめ設定された電流閾値以上の値になるまで、ステップS22〜S26の処理を所定の時間間隔で行う。
判定部122は、特定した期間において、1つまたは複数のポイント(時刻)で(式1)を用いて抵抗値を算出する。ここで、判定部122が複数の抵抗値の平均値を求める場合、算出する抵抗値の数が多いほど、精密な判定が可能となることは言うまでもない。また、判定部122は、複数の抵抗値の平均値を求める場合、複数の時刻における抵抗値それぞれに重みづけを付与して、平均値を算出するものであっても良い。この場合、判定部122は、複数の時刻において、最大セル電圧値が大きいほど、高い重みづけを付与するものであっても良い。
判定部122は、算出した抵抗値の平均値が、セルが劣化したときの抵抗値(抵抗閾値)よりも大きな値である場合、抵抗値が増加したと判定する。このセルが劣化したときの抵抗値は、過去の運用履歴や実験等で得られた値であって、あらかじめ設定されている閾値である。例えば、判定部122は、電流が8A以上、最大セル電圧値が4V以上の条件を満たすデータ点での抵抗相当値の平均値を算出し、算出した値が5mΩ以上になった場合、抵抗値増加を検知する。このとき、抵抗値増加が生じている蓄電システムの17台中17台を検知することができる。また、判定部122が抵抗値を複数の範囲で求めることで、抵抗値の継時的変化を把握することができる。
以下に、図10に示した蓄電システムにおける抵抗値増加の検出方法について説明する。図12は、図10に示した蓄電システムにおける抵抗値増加の検出方法の一例を説明するためのフローチャートである。
まず、検出装置102は、検出装置102が具備しているカウンタの値をリセットして「0」とする。続いて、蓄電池202−1〜202−3に対して定電流定電圧充電を開始する(ステップS21)。すると、監視部112は、蓄電池202−1〜202−3の電圧値それぞれを、また蓄電池202−1〜202−3に流れる電流値を所定の時間間隔で測定する(ステップS22)。
続いて、判定部122は、監視部112が測定した、最大セル電圧値があらかじめ設定された電圧閾値以上の値であって、電流値があらかじめ設定された電流閾値以上の値であるかどうかを判定する(ステップS23)。最大セル電圧値があらかじめ設定された電圧閾値以上の値であって、電流値があらかじめ設定された電流閾値以上の値である場合、判定部122は、検出装置102が具備しているカウンタの値を「1」とする(ステップS24)。すると、判定部122は、そのときの最大セル電圧値と、最小セル電圧値と、電流値とに基づいて、抵抗値を算出する(ステップS25)。また、判定部122は、最大セル電圧値と、最小セル電圧値と、電流値と、算出した抵抗値とを対応付けて記憶部131に記憶させる(ステップS26)。その後、さらに、監視部112は、ステップS22の処理を行う。
一方、ステップS23にて、最大セル電圧値があらかじめ設定された電圧閾値以上の値ではない、または電流値があらかじめ設定された電流閾値以上の値ではない場合、判定部122は、カウンタの値が「1」であるかどうかを判定する(ステップS27)。カウンタの値が「1」ではない場合、さらに、監視部112は、ステップS22の処理を行う。
ステップS27にて、カウンタの値が「1」である場合、判定部122は、記憶部132が記憶している複数の抵抗値の平均値を算出する(ステップS28)。このとき、判定部122は、複数の抵抗値それぞれに重みづけを付与して、平均値を算出するものであっても良い。この場合、判定部122は、複数の抵抗値において、その抵抗値と対応付けられて記憶されている最大セル電圧値が大きいほど、高い重みづけを付与するものであっても良い。すると、判定部122は、算出した平均値と、あらかじめ設定されている抵抗閾値とに基づいて、抵抗値が増加しているかどうかを判定する(ステップS29)。具体的には、判定部122は、算出した平均値が、セルが劣化したときの抵抗値(抵抗閾値)よりも大きな値である場合、抵抗値が増加したと判定する。
なお、抵抗値を算出するタイミングは、ステップS24の後ではなく、ステップS27の後であっても良い。つまり、ステップS26では、記憶部132が最大セル電圧値と最小セル電圧値と電流値とを対応付けて記憶しておき、ステップS27の後に、判定部122がそれぞれの抵抗値を算出して平均値を求めるものであっても良い。
このように、充電末期の蓄電池の電圧値および電流値に基づいて、複数の抵抗値を算出し、その抵抗値の平均値を算出し、算出した平均値が増加しているかどうかを判定する。そのため、充電中に短い期間に測定した測定値を用いて抵抗値の増加を精密に検出することができる。
上述した第2および第3の実施の形態においては、判定部122が抵抗値を算出し、算出した抵抗値と抵抗閾値とを比較し、その比較結果に基づいて、抵抗値増加を検出する例を示した。第2および第3の実施の形態においても、第1の実施の形態において説明したような形態を用いて、判定部122が所定の蓄電池の電圧値と最小セル電圧値との電圧差を算出し、算出した電圧差と電圧差閾値とを比較し、その比較結果に基づいて抵抗値増加を検出しても良い。このとき、判定部122は、所定の蓄電池の電圧値と最小セル電圧値との電圧差が電圧差閾値以上である場合、抵抗値が増加していると判定する。また、電圧差についても、上述したように複数の電圧差の平均値を算出するものや、複数の電圧差それぞれに重みづけを付与して、平均値を算出するものであっても良い。この場合、判定部122は、複数の時刻において、最大セル電圧値が大きいほど、高い重みづけを付与するものであっても良い。
なお、上述した形態を単独で用いるものであっても良いし、組み合わせて用いるものであっても良い。また、抵抗値増加を原因として電圧降下が生じることを利用するものであれば、他の方法を用いるものであっても良い。また、蓄電池の種類や材質については、特に規定しない。
上述した検出装置100〜102それぞれに設けられた各構成要素は、ハードウェア単位の要素ではなく、機能単位の要素を示している。また、検出装置100〜102それぞれが行う処理は、目的に応じてそれぞれ作製された論理回路で行うようにしても良い。また、処理内容を手順として記述したコンピュータプログラム(以下、プログラムと称する)を検出装置100〜102それぞれにて読取可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムを検出装置100〜102それぞれに読み込ませ、実行するものであっても良い。検出装置100〜102それぞれにて読取可能な記録媒体とは、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、CD(Compact Disc)、Blu−ray(登録商標) Discなどの移設可能な記録媒体の他、検出装置100〜102それぞれに内蔵されたROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のメモリやHDD(Hard Disc Drive)等を指す。この記録媒体に記録されたプログラムは、検出装置100〜102それぞれに設けられたCPU(Central Processing Unit)にて読み込まれ、CPUの制御によって、上述したものと同様の処理が行われる。ここで、CPUは、プログラムが記録された記録媒体から読み込まれたプログラムを実行するコンピュータとして動作するものである。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上記実施形態に限定されたものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更を行うことができる。
上記の実施の形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)複数の蓄電池に定電流定電圧充電を行う際、前記複数の蓄電池の電圧値および該複数の蓄電池へ流れる電流値それぞれを所定の時間間隔で測定する監視部と、
前記複数の蓄電池のうち、前記監視部が測定した所定の蓄電池の電圧値が所定の電圧閾値以上であり、かつそのときに前記監視部が測定した電流値が所定の電流閾値以上である場合、該電圧値と前記複数の蓄電池の電圧値のうち最小となる最小セル電圧値とに基づいて、前記蓄電池の抵抗値が増加しているか否かを判定する判定部とを有する検出装置。
(付記2)前記判定部は、前記監視部が測定した所定の蓄電池の電圧値が所定の電圧閾値以上であり、かつそのときに前記監視部が測定した電流値が所定の電流閾値以上である場合の該電圧値と該電流値と前記最小セル電圧値とに基づいて抵抗値を算出し、該算出した抵抗値と所定の抵抗閾値とに基づいて、前記抵抗値が増加しているか否かを判定する、付記1に記載の検出装置。
(付記3)前記判定部は、前記所定の蓄電池の電圧値が所定の電圧閾値以上である場合の該電圧値から前記最小セル電圧値を差し引いた値を、前記監視部が測定した電流値で除算した値を前記抵抗値として算出する、付記2に記載の検出装置。
(付記4)前記判定部は、前記所定の蓄電池の電圧値が前記電圧閾値以上であり、かつ前記電流値が前記電流閾値以上である期間において、複数の測定時刻における前記抵抗値の平均値を算出し、該算出した抵抗値の平均値と前記抵抗閾値とに基づいて、前記抵抗値が増加しているか否かを判定する、付記3に記載の検出装置。
(付記5)前記判定部は、前記複数の測定時刻において、前記監視部が測定した電圧値が大きいほど、高い重みづけを付与して前記平均値を算出する、付記4に記載の検出装置。
(付記6)前記判定部は、前記算出した抵抗値が前記抵抗閾値よりも大きな値である場合、前記抵抗値が増加していると判定する、付記2から5のいずれか1項に記載の検出装置。
(付記7)前記所定の蓄電池は、前記複数の蓄電池のうち、前記監視部が測定した電圧値が最大である蓄電池である、付記1から6のいずれか1項に記載の検出装置。
(付記8)前記判定部は、前記監視部が測定した所定の蓄電池の電圧値が所定の電圧閾値以上であり、かつそのときに前記監視部が測定した電流値が所定の電流閾値以上である場合の該電圧値と前記最小セル電圧値との電圧差と、電圧差閾値とを比較し、該比較結果に基づいて、前記抵抗値が増加しているか否かを判定する検出装置。
(付記9)前記判定部は、前記所定の蓄電池の電圧値が前記電圧閾値以上であり、かつ前記電流値が前記電流閾値以上である期間において、複数の測定時刻における前記電圧差の平均値を算出し、該算出した電圧差の平均値と前記電圧差閾値とに基づいて、前記抵抗値が増加しているか否かを判定する、付記8に記載の検出装置。
(付記10)前記判定部は、前記複数の測定時刻において、前記監視部が測定した電圧値が大きいほど、高い重みづけを付与して前記平均値を算出する、付記9に記載の検出装置。
(付記11)複数の蓄電池に定電流定電圧充電を行う際、前記複数の蓄電池の電圧値および該複数の蓄電池へ流れる電流値それぞれを所定の時間間隔で測定する処理と、
前記複数の蓄電池のうち、前記測定した所定の蓄電池の電圧値が所定の電圧閾値以上であるか否かを判定する処理と、
前記所定の蓄電池の電圧値が所定の電圧閾値以上である場合に測定した電流値が所定の電流閾値以上であるか否かを判定する処理と、
前記複数の蓄電池のうち、前記所定の蓄電池の電圧値が前記電圧閾値以上であり、かつそのときに測定した電流値が前記電流閾値以上である場合、該電圧値と前記複数の蓄電池の電圧値のうち最小となる最小セル電圧値とに基づいて、前記蓄電池の抵抗値が増加しているか否かを判定する処理とを行う検出方法。
(付記12)複数の蓄電池と、
前記複数の蓄電池の抵抗値を検出する検出装置とを有し、
前記検出装置は、
前記複数の蓄電池に定電流定電圧充電を行う際、前記複数の蓄電池の電圧値および該複数の蓄電池へ流れる電流値それぞれを所定の時間間隔で測定する監視部と、
前記複数の蓄電池のうち、前記監視部が測定した所定の蓄電池の電圧値が所定の電圧閾値以上であり、かつそのときに前記監視部が測定した電流値が所定の電流閾値以上である場合、該電圧値と前記複数の蓄電池の電圧値のうち最小となる最小セル電圧値とに基づいて、前記蓄電池の抵抗値が増加しているか否かを判定する判定部とを有する蓄電システム。
(付記13)コンピュータに、
複数の蓄電池に定電流定電圧充電を行う際、前記複数の蓄電池の電圧値および該複数の蓄電池へ流れる電流値それぞれを所定の時間間隔で測定する手順と、
前記複数の蓄電池のうち、前記測定した所定の蓄電池の電圧値が所定の電圧閾値以上であるか否かを判定する手順と、
前記所定の蓄電池の電圧値が所定の電圧閾値以上である場合に測定した電流値が所定の電流閾値以上であるか否かを判定する手順と、
前記複数の蓄電池のうち、前記所定の蓄電池の電圧値が前記電圧閾値以上であり、かつそのときに測定した電流値が前記電流閾値以上である場合、該電圧値と前記複数の蓄電池の電圧値のうち最小となる最小セル電圧値とに基づいて、前記蓄電池の抵抗値が増加しているか否かを判定する手順とを実行させるためのプログラム。
100〜102 検出装置
110〜112 監視部
120〜122 判定部
131,132 記憶部
200−1〜200−3,201−1〜201−3,202−1〜202−3 蓄電池

Claims (10)

  1. 複数の蓄電池に定電流定電圧充電を行う際、前記複数の蓄電池の電圧値および該複数の蓄電池へ流れる電流値それぞれを所定の時間間隔で測定する監視部と、
    前記複数の蓄電池のうち、前記監視部が測定した所定の蓄電池の電圧値が所定の電圧閾値以上であり、かつそのときに前記監視部が測定した電流値が所定の電流閾値以上である場合、該電圧値と前記複数の蓄電池の電圧値のうち最小となる最小セル電圧値とに基づいて、前記蓄電池の抵抗値が増加しているか否かを判定する判定部とを有する検出装置。
  2. 請求項1に記載の検出装置において、
    前記判定部は、前記監視部が測定した所定の蓄電池の電圧値が所定の電圧閾値以上であり、かつそのときに前記監視部が測定した電流値が所定の電流閾値以上である場合の該電圧値と該電流値と前記最小セル電圧値とに基づいて抵抗値を算出し、該算出した抵抗値と所定の抵抗閾値とに基づいて、前記抵抗値が増加しているか否かを判定する検出装置。
  3. 請求項2に記載の検出装置において、
    前記判定部は、前記所定の蓄電池の電圧値が所定の電圧閾値以上である場合の該電圧値から前記最小セル電圧値を差し引いた値を、前記監視部が測定した電流値で除算した値を前記抵抗値として算出する検出装置。
  4. 請求項3に記載の検出装置において、
    前記判定部は、前記所定の蓄電池の電圧値が前記電圧閾値以上であり、かつ前記電流値が前記電流閾値以上である期間において、複数の測定時刻における前記抵抗値の平均値を算出し、該算出した抵抗値の平均値と前記抵抗閾値とに基づいて、前記抵抗値が増加しているか否かを判定する検出装置。
  5. 請求項4に記載の検出装置において、
    前記判定部は、前記複数の測定時刻において、前記監視部が測定した電圧値が大きいほど、高い重みづけを付与して前記平均値を算出する検出装置。
  6. 請求項2から5のいずれか1項に記載の検出装置において、
    前記判定部は、前記算出した抵抗値が前記抵抗閾値よりも大きな値である場合、前記抵抗値が増加していると判定する検出装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の検出装置において、
    前記所定の蓄電池は、前記複数の蓄電池のうち、前記監視部が測定した電圧値が最大である蓄電池である検出装置。
  8. 複数の蓄電池に定電流定電圧充電を行う際、前記複数の蓄電池の電圧値および該複数の蓄電池へ流れる電流値それぞれを所定の時間間隔で測定する処理と、
    前記複数の蓄電池のうち、前記測定した所定の蓄電池の電圧値が所定の電圧閾値以上であるか否かを判定する処理と、
    前記所定の蓄電池の電圧値が所定の電圧閾値以上である場合に測定した電流値が所定の電流閾値以上であるか否かを判定する処理と、
    前記複数の蓄電池のうち、前記所定の蓄電池の電圧値が前記電圧閾値以上であり、かつそのときに測定した電流値が前記電流閾値以上である場合、該電圧値と前記複数の蓄電池の電圧値のうち最小となる最小セル電圧値とに基づいて、前記蓄電池の抵抗値が増加しているか否かを判定する処理とを行う検出方法。
  9. 複数の蓄電池と、
    前記複数の蓄電池の抵抗値を検出する検出装置とを有し、
    前記検出装置は、
    前記複数の蓄電池に定電流定電圧充電を行う際、前記複数の蓄電池の電圧値および該複数の蓄電池へ流れる電流値それぞれを所定の時間間隔で測定する監視部と、
    前記複数の蓄電池のうち、前記監視部が測定した所定の蓄電池の電圧値が所定の電圧閾値以上であり、かつそのときに前記監視部が測定した電流値が所定の電流閾値以上である場合、該電圧値と前記複数の蓄電池の電圧値のうち最小となる最小セル電圧値とに基づいて、前記蓄電池の抵抗値が増加しているか否かを判定する判定部とを有する蓄電システム。
  10. コンピュータに、
    複数の蓄電池に定電流定電圧充電を行う際、前記複数の蓄電池の電圧値および該複数の蓄電池へ流れる電流値それぞれを所定の時間間隔で測定する手順と、
    前記複数の蓄電池のうち、前記測定した所定の蓄電池の電圧値が所定の電圧閾値以上であるか否かを判定する手順と、
    前記所定の蓄電池の電圧値が所定の電圧閾値以上である場合に測定した電流値が所定の電流閾値以上であるか否かを判定する手順と、
    前記複数の蓄電池のうち、前記所定の蓄電池の電圧値が前記電圧閾値以上であり、かつそのときに測定した電流値が前記電流閾値以上である場合、該電圧値と前記複数の蓄電池の電圧値のうち最小となる最小セル電圧値とに基づいて、前記蓄電池の抵抗値が増加しているか否かを判定する手順とを実行させるためのプログラム。
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