JP2018044640A - 内管ジョイントおよび配管システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 省資源化を達成することができると共に、接続作業が容易で且つ内管の外側に十分な流路を確保することができる。【解決手段】 内部に流路を構成した内管11と内管11との間隙に流路を構成した外管12とから成る二重管10同士を直線状に連結する二重管ソケットの、外管12同士を連結する外管ジョイント21の内部に配設され且つ内管11同士を連結する内管ジョイント22であって、一方の二重管10の内管11を接続する第1内管接続口41と、他方の二重管10の内管11を接続する第2内管接続口42と、を備え、各内管接続口41、42は、各内管11がその外側に差し込まれる内管接続代46、48を有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、内管と外管とから成る二重管が接続される二重管継手の、内管が接続される内管ジョイントおよび配管システムに関するものである。
従来、この種の二重管継手として、全体として「T」字状に形成され、元側、先側および枝側に外管接続口および内管接続口がそれぞれ形成されたT字継手が知られている(特許文献1参照)。この各内管接続口には、ステンレス製のジョイント管を介して、各給湯二重管の内管がそれぞれ接続され、この各外管接続口には、各給湯二重管の外管がそれぞれ溶着接続されている。これによって、3本の給湯二重管における内管同士および外管同士をそれぞれ接続している。この種の二重管継手を用いた配管システムでは、この種の二重管継手と、内管の内部を給湯往流路とし内管と外管との間隙を給湯返流路とする二重管(直管)と、により、リバース・リターン方式の給湯配管を構成している。
特許第4168315号公報
ところで、この種の配管システムでは、二重管継手として、上記従来のT字継手の他、ストレート継手(例えばソケット)やL字継手(例えばエルボ)等、さまざまな形態の二重管継手が利用される。また、大型の建物に対応する配管システムの二重管では、さまざまな管径のものが必要になるため、これに合わせて、管径別の二重管継手が必要となる。そのため、配管システムを構築するのに、二重管継手という特殊且つ構造が複雑な管継手を、形態別且つ管径別で多数種用意する必要があり、省資源化に反するものとなっていた。
また、上記従来の二重管継手は、内管を、ジョイント管を介して内管接続口に接続する構成であったため、接続作業が煩雑である上、内管の外側に位置するジョイント管が、内管の外側の流路の妨げになり、内管の外側に十分な流路を確保し難いという問題があった。
本発明は、省資源化を達成することができると共に、接続作業が容易で且つ内管の外側に十分な流路を確保することができる内管ジョイントおよび配管システムを提供することを課題としている。
本発明の第1の内管ジョイントは、内部に流路を構成した内管と内管との間隙に流路を構成した外管とから成る二重管同士を直線状に連結するストレート形の二重管継手の、外管同士を連結する外管ジョイントの内部に配設され且つ内管同士を連結する内管ジョイントであって、一方の二重管の内管を接続する第1の内管接続口と、他方の二重管の内管を接続する第2の内管接続口と、を備え、各内管接続口は、各内管がその外側に差し込まれる接続代を有することを特徴とする。
本発明の第2の内管ジョイントは、内部に流路を構成した内管と内管との間隙に流路を構成した外管とから成る二重管同士を垂直に連結する「L」字形の二重管継手の、外管同士を連結する外管ジョイントの内部に配設され且つ内管同士を連結する内管ジョイントであって、一方の二重管の内管を接続する第1の内管接続口と、他方の二重管の内管を接続する第2の内管接続口と、を備え、各内管接続口は、各内管がその外側に差し込まれる接続代を有することを特徴とする。
この場合、第1の内管接続口と第2の内管接続口とは、別体で形成されていると共に、外管ジョイント内において接合可能に構成されていることが好ましい。
本発明の第3の内管ジョイントは、内部に流路を構成した内管と内管との間隙に流路を構成した外管とから成る3本の二重管について、2本の二重管を直線状に、1本の二重管を2本の二重管に対し垂直に連結する「T」字形の二重管継手の、外管同士を連結する外管ジョイントの内部に配設され且つ内管同士を連結する内管ジョイントであって、2本の二重管をそれぞれ接続する第1の内管接続口および第2の内管接続口と、1本の二重管を接続する第3の内管接続口と、を備え、各内管接続口は、各内管がその外側に差し込まれる接続代を有することを特徴とする。
この場合、第1の内管接続口と第2の内管接続口とは、一体に形成され、第3の内管接続口は、第1の内管接続口と第2の内管接続口との一体物に対し、外管ジョイント内において接合可能に構成されていることが好ましい。
本発明の第4の内管ジョイントは、内部に流路を構成した内管と内管との間隙に流路を構成した外管とから成る二重管と2本の単管とが接続され、内管を一方の単管に、外管を他方の単管にそれぞれ接続する二重管継手の、外管と2本の単管とが接続された外管ジョイントの内部に配設され且つ内管が接続された内管ジョイントであって、内管を接続する内管接続口と、内管接続口に連なり、内管接続口を、外管ジョイントに接続された一方の単管に連通する連通部材と、を備え、内管接続口は、内管がその外側に差し込まれる接続代を有し、連通部材は、外管ジョイントにおける一方の単管の端面が突き当たる単管突当部に着座し、単管突当部と一方の単管の端面との間に挟持されるフランジ部を有することを特徴とする。
本発明の第5の内管ジョイントは、内部に流路を構成した内管と内管との間隙に流路を構成した外管とから成る二重管と給水または給湯端末の繋込み管とが接続された二重管継手の、外管および繋込み管が接続された外管ジョイントの内部に配設され且つ内管が接続された内管ジョイントであって、内管を接続する内管接続口と、内管接続口に連なり、内管接続口を、外管ジョイントに接続された繋込み管に連通する連通部材と、を備え、内管接続口は、内管がその外側に差し込まれる接続代を有し、連通部材は、外管ジョイントにおける繋込み管の端面が突き当たる突当部に着座し、突当部と繋込み管の端面との間に挟持されるフランジ部を有することを特徴とする。
本発明の配管システムは、上記の内管ジョイント、および外管ジョイントから成る二重管継手と、内管および外管から成る二重管と、を備えたことを特徴とする。
これらの構成によれば、二重管継手を外管ジョイントと内管ジョイントとに分け、外管ジョイントと内管ジョイントとから成る二重管継手の内管ジョイントが、内管を外側に差し込む接続代を有する構成としたことで、既存の単管用の管継手を、二重管継手の一部(外管ジョイント)として利用することができる。すなわち、二重管継手を多数種用意するのに、既存の多数種の管継手をその一部として利用することができ、省資源化を達成することができる。
また、内管を接続代の外側に差し込む接続構造であるため、内管の接続作業を容易に行うことができると共に、内管の外側の流路が妨げられることがなく、内管の外側に十分な流路を確保することができる。
上記の第1の内管ジョイントにおいて、第1の内管接続口と第2の内管接続口とは、一体に形成され、第2の内管接続口の接続代は、第1の内管接続口の接続代に一方の二重管の内管を差し込んだ状態において、当該一方の二重管の外管に接続した外管ジョイントから突出するように、形成されていることが好ましい。
上記の第2の内管ジョイントにおいて、第2の内管接続口の接続代は、第1の内管接続口の接続代に一方の二重管の内管を差し込み且つ第2の内管接続口を第1の内管接続口に接合した状態において、当該一方の二重管の外管に接続した外管ジョイントから突出するように、形成されていることが好ましい。
上記の第3の内管ジョイントにおいて、第2の内管接続口の接続代は、第1の内管接続口の接続代に二重管の内管を差し込んだ状態において、当該二重管の外管に接続した外管ジョイントから突出するように、形成されていることが好ましい。
また、第3の内管接続口の接続代は、第1の内管接続口の接続代に二重管の内管を差し込み且つ第3の内管接続口を一体物に接合した状態において、当該二重管の外管に接続した外管ジョイントから突出するように、形成されていることが好ましい。
これらの構成によれば、1の二重管を内管ジョイントおよび外管ジョイントを接続した状態において、他の二重管の内管を接続する内管接続口の接続代が、外管ジョイントから突出する。そのため、1の二重管に内管ジョイントおよび外管ジョイントを接続した後において、他の二重管の内管を内管接続口に接続しやすくなる。
これらの場合、内管接続口は、接続代に差し込まれた内管の端面が突き当たり、当該内管の位置を規制する内管突当部を、更に有し、内管突当部は、突き当てた内管の端面が、外管ジョイントに接続した外管の端面より内側または当該端面と同一位置に来るように、内管の位置を規制することが好ましい。
この構成によれば、内管の端面が外管の端面から突出した二重管や、内管の端面と外管の端面とが面一の二重管を利用することができる。すなわち、内管の端面が外管の端面よりも内側に入り込んだ二重管の利用を避けることができる。そのため、内管接続口に対し内管を容易に接続することができる。
上記の配管システムにおいて、内管および外管は、いずれも樹脂管であり、外管ジョイントは、樹脂製継手であることが好ましい。
この構成によれば、内管、外管および外管ジョイントとして、樹脂製のものを用いることで、安価で且つ耐食性の高い配管システムを提供することができる。
この場合、外管は、呼び径において、内管の2サイズアップであることが好ましい。
この構成によれば、内管の内部と、内管および外管の間隙とで構成された2つの流路の断面積のバランス(容積のバランス)を、適切なバランスにすることができる。例えば、当該2つの流路の一方を往流路とし、他方を返流路としたときにも、往流路と返流路との間で、断面積に極端な差が生じることがない。
(a)は、二重管を示した断面図であり、(b)は、第1実施形態に係る二重管ソケットを示した断面図であり、(c)は、二重管ソケットの外管ジョイントを示した部分断面図であり、(d)は、二重管ソケットの内管ジョイントを示した部分断面図である。 二重管ソケットの施工動作を示した説明図である。 (a)は、第2実施形態に係る二重管エルボを示した断面図であり、(b)は、二重管エルボの外管ジョイントを示した部分断面図であり、(c)は、二重管エルボの内管ジョイントを示した部分断面図である。 二重管エルボの施工動作を示した説明図である。 (a)は、第3実施形態に係る二重管チーズを示した断面図であり、(b)は、二重管チーズの外管ジョイントを示した部分断面図であり、(c)は、二重管チーズの内管ジョイントを示した部分断面図である。 二重管チーズの施工動作の前半部を示した説明図である。 二重管チーズの施工動作の後半部を示した説明図である。 (a)は、第4実施形態に係る二重管分岐継手を示した断面図であり、(b)は、二重管分岐継手の外管ジョイントを示した部分断面図であり、(c)は、二重管分岐継手の内管ジョイントを示した部分断面図である。 (a)は、第5実施形態に係る二重管アダプター継手を示した断面図であり、(b)は、二重管アダプター継手の外管ジョイントを示した部分断面図であり、(c)は、二重管アダプター継手の内管ジョイントを示した部分断面図である。 二重管ソケット、二重管エルボ、二重管チーズ、二重管分岐継手および二重管アダプター継手を用いた給湯配管システムを示したシステム図である。 (a)は、二重管ソケットの変形例を示した断面図であり、(b)は、二重管ソケットの位置決め部材廻りを示した正面図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る内管ジョイントおよび配管システムについて説明する。第1実施形態では、本発明の第1の内管ジョイントを適用した二重管ソケットを例示し、第2実施形態では、本発明の第2の内管ジョイントを適用した二重管エルボを例示し、第3実施形態では、本発明の第3の内管ジョイントを適用したに二重管チーズを例示し、第4実施形態では、本発明の第4の内管ジョイントを適用した二重管分岐継手を例示し、第5実施形態では、本発明の第5の内管ジョイントを適用した二重管アダプター継手を例示する。ここで、各実施形態について説明する前に、各実施形態において接続対象となる二重管について説明する。
図1(a)に示すように、二重管10は、内部に流路を構成する内管11と、内管11との間隙に流路を構成する外管12と、から成る。外管12は、呼び径において内管11の2サイズアップのものを用い、内管11および外管12は、いずれも樹脂管、具体的には、ポリブテン管で構成されている。なお、以下、二重管10の内管11内部の流路を「内管内流路」と呼称し、二重管10の内管11と外管12との間隙の流路を「内管外流路」と呼称する。また、この2本の管で構成された二重管10に対し、1本の管で構成されたものを単管16と呼称する。
[第1実施形態]
次に図1(b)〜(d)を参照して、第1実施形態の二重管ソケット20について説明する。図1(b)に示すように、二重管ソケット20は、2本の二重管10を直線状に連結するストレート形の二重管継手である。
具体的には、二重管ソケット20は、二重管ソケット20の外形を成し、2本の二重管10の外管12同士を接続する外管ジョイント21と、外管ジョイント21の内部に配設され、2本の二重管10の内管11同士を接続する内管ジョイント22と、から成る。
図1(b)および(c)に示すように、本実施形態では、外管ジョイント21として、樹脂製継手である既存の単管16用のソケットを用いている。具体的には、外管ジョイント21は、一端側に形成され、一方の二重管10の外管12を接続する第1外管接続口31と、他端側に形成され、他方の二重管10の外管12を接続する第2外管接続口32と、を備えている。第1外管接続口31と第2外管接続口32とは相互に連通している。これによって、外管ジョイント21は、内管ジョイント22との間隙に、2本の二重管10の内管外流路同士を接続する接続流路を構成している。
各外管接続口31、32は、外管12がその内側に差し込まれる外管接続代36と、外管接続代36に差し込まれた外管12の端面が突き当たり、外管12の位置を規制する外管突当部37と、を有している。外管接続代36には、電気溶着用の発熱体36aが埋め込まれている。よって、各外管12を各外管接続口31、32に接続するときには、当該発熱体36aの端子(図示省略)にコントローラーを接続し、通電することで、外管12を外管接続代36に電気溶着する構成となっている。
図1(b)および(d)に示すように、内管ジョイント22は、金属製のストレート継手で構成されている。具体的には、内管ジョイント22は、一端側に形成され、一方の二重管10の内管11を接続する第1内管接続口41(第1の内管接続口)と、他端側に形成され、他方の二重管10の内管11を接続する第2内管接続口42(第2の内管接続口)と、を備えている。第1内管接続口41と第2内管接続口42とは一体に形成されている。また、第1内管接続口41と第2内管接続口42とは、相互に連通している。これによって、内管ジョイント22は、その内部に、2本の二重管10の内管内流路同士を接続する接続流路を構成している。
第1内管接続口41は、内管11がその外側に差し込まれる内管接続代46(接続代)と、内管接続代46に差し込まれた内管11の端面が突き当たり、内管11の位置を規制する内管突当部47と、を有している。
第1内管接続口41の内管接続代46は、外周部においてタケノコ状に複数の山が形成された内管接合部46aを有している。この内管接合部46aによって、内管11を第1内管接続口41に差し込み接続可能になっている。
また、第1内管接続口41の内管突当部47は、軸方向において、第1外管接続口31の外管突当部37と同一位置に配設されている。すなわち、第1内管接続口41の内管突当部47は、突き当てた内管11の端面が、第1外管接続口31に接続した外管12の端面と同一位置に来るように、内管11の位置を規制する。
第2内管接続口42は、第1内管接続口41と同様、内管11がその外側に差し込まれる内管接続代48(接続代)と、内管接続代48に差し込まれた内管11の端面が突き当たり、内管11の位置を規制する内管突当部49と、を有している。
第2内管接続口42の内管接続代48は、外周部においてタケノコ状に複数の山が形成された内管接合部48aと、内管接合部48aから軸方向に延びる内管ガイド部48bと、を有している。この内管接合部48aによって、内管11を第2内管接続口42に差し込み接続可能になっている。
内管ガイド部48bは、先端部が先細りに形成されており、差し込まれた内管11を、内管接合部48aまでガイドするものである。そして、内管ガイド部48bは、上記一方の二重管10の内管11および外管12を第1内管接続口41および第1外管接続口31にそれぞれ接続した状態において、外管ジョイント21の第2外管接続口32から突出する長さに形成されている。
すなわち、第2内管接続口42の内管接続代48は、第1内管接続口41の内管接続代46に上記一方の二重管10の内管11を差し込んだ状態において、当該一方の二重管10の外管12に接続した外管ジョイント21から突出するように、形成されている。これによって、一方の二重管10の内管11および外管12を接続した状態において、他方の二重管10の内管11を接続しやすくなっている。
第2内管接続口42の内管突当部49は、軸方向において、第2外管接続口32の外管突当部37より内側の位置に配設されている。すなわち、第2内管接続口42の内管突当部49は、突き当てた内管11の端面が、第2外管接続口32に接続した外管12の端面より内側に来るように、内管11の位置を規制する。ただし、図1(b)の例では、第2内管接続口42側について、内管11および外管12の端面が面一となっている二重管10を接続対象とし、これを一体として接続することを想定しているため、内管11の端面が、内管接合部48aまで到達し、内管突当部49まで到達しないものとなっている。
ここで図2を参照して、二重管ソケット20の施工動作(施工方法)について説明する。この施工動作は、2本の二重管10を二重管ソケット20に接続し、2本の二重管10を連結するものである。
図2(a)に示すように、まず、一方の二重管10の内管11を、内管ジョイント22の第1内管接続口41に接続する。すなわち、当該内管11を第1内管接続口41に差し込み接続する。
一方の二重管10の内管11を第1内管接続口41に接続したら、図2(b)に示すように、今度は、当該一方の二重管10の外管12を、外管ジョイント21の第1外管接続口31に接続する。すなわち、内管ジョイント22を外管ジョイント21の内部に通しつつ、当該外管12を第1外管接続口31に接続する。なお、第1外管接続口31および第2外管接続口32での電気溶着を合わせて行うべく、この時点では、電気溶着を行わずに仮接続という形にしても良い。
一方の二重管10の外管12を第1外管接続口31に接続したら、図2(c)に示すように、最後に、他方の二重管10の内管11を内管ジョイント22の第2内管接続口42に、当該二重管10の外管12を外管ジョイント21の第2外管接続口32に接続する。具体的には、まず、外管ジョイント21から突出した内管接続代48(内管ガイド部48b)に対し、内管11を差し込み、その状態で、内管11および外管12を一緒に押し込んでいくことで、外管12を外管突当部37まで差し込み、内管11を内管接合部48aまで差し込む。その後、外管12の電気溶着を行って、内管11および外管12を、第2内管接続口42および第2外管接続口32に接続する。これによって、本施工動作を終了する。
[第2実施形態]
次に図3を参照して、第2実施形態の二重管エルボ50について説明する。図3(a)に示すように、二重管エルボ50は、2本の二重管10を垂直に連結する「L」字形の二重管継手である。
具体的には、二重管エルボ50は、二重管エルボ50の外形を成し、2本の二重管10の外管12同士を接続する外管ジョイント51と、外管ジョイント51の内部に配設され、2本の二重管10の内管11同士を接続する内管ジョイント52と、から成る。
図3(a)および(b)に示すように、本実施形態では、外管ジョイント51として、樹脂製継手である既存の単管16用のエルボを用いている。具体的には、外管ジョイント51は、一端側に形成され、一方の二重管10の外管12を接続する第1外管接続口61と、他端側に形成され、他方の二重管10の外管12を接続する第2外管接続口62と、を備えている。第1外管接続口61と第2外管接続口62とは相互に連通している。これによって、外管ジョイント51は、内管ジョイント52との間隙に、2本の二重管10の内管外流路同士を接続する接続流路を構成している。
各外管接続口61、62は、外管12がその内側に差し込まれる外管接続代66と、外管接続代66に差し込まれた外管12の端面が突き当たり、外管12の位置を規制する外管突当部67と、を有している。外管接続代66には、電気溶着用の発熱体66aが埋め込まれている。よって、各外管12を各外管接続口61、62に接続するときには、当該発熱体66aの端子(図示省略)にコントローラーを接続し、通電することで、外管12を外管接続代66に電気溶着する構成となっている。
図3(a)および(c)に示すように、内管ジョイント52は、金属製の「L」字継手で構成されている。具体的には、内管ジョイント52は、一端側に形成され、一方の二重管10の内管11を接続する第1内管接続口71(第1の内管接続口)と、他端側に形成され、他方の二重管10の内管11を接続する第2内管接続口72(第2の内管接続口)と、を備えている。第1内管接続口71と第2内管接続口72とは、別体で構成されていると共に、外管ジョイント51内において接合可能に構成されている。また、第1内管接続口71と第2内管接続口72とは、相互に連通している。これによって、内管ジョイント52は、その内部に、2本の二重管10の内管内流路同士を接続する接続流路を構成している。
第1内管接続口71は、内管11がその外側に差し込まれる内管接続代76(接続代)と、内管接続代76に差し込まれた内管11の端面が突き当たり、内管11の位置を規制する内管突当部77と、を有している。
第1内管接続口71の内管接続代76は、外周部においてタケノコ状に複数の山が形成された内管接合部76aを有している。この内管接合部76aによって、内管11を第1内管接続口71に差し込み接続可能になっている。
また、第1内管接続口71の内管突当部77は、軸方向において、第1外管接続口61の外管突当部67と同一位置に配設されている。すなわち、第1内管接続口71の内管突当部77は、突き当てた内管11の端面が、第1外管接続口61に接続した外管12の端面と同一位置に来るように、内管11の位置を規制する。
第2内管接続口72は、第1内管接続口71と同様、内管11がその外側に差し込まれる内管接続代78(接続代)と、内管接続代78に差し込まれた内管11の端面が突き当たり、内管11の位置を規制する内管突当部79と、を有している。
第2内管接続口72の内管接続代78は、外周部においてタケノコ状に複数の山が形成された内管接合部78aと、内管接合部78aから軸方向に延びる内管ガイド部78bと、を有している。この内管接合部78aによって、内管11を第2内管接続口72に差し込み接続可能になっている。
内管ガイド部78bは、先端部が先細りに形成されており、差し込まれた内管11を、内管接合部78aまでガイドするものである。そして、内管ガイド部78bは、上記一方の二重管10の内管11および外管12を第1内管接続口71および第1外管接続口61にそれぞれ接続した状態において、外管ジョイント51の第2外管接続口62から突出する長さに形成されている。
すなわち、第2内管接続口72の内管接続代78は、第1内管接続口71の内管接続代76に上記一方の二重管10の内管11を差し込み且つ第2内管接続口72を第1内管接続口71に接合した状態において、当該一方の二重管10の外管12に接続した外管ジョイント51から突出するように、形成されている。これによって、一方の二重管10の内管11および外管12を接続した状態において、他方の二重管10の内管11を接続しやすくなっている。
第2内管接続口72の内管突当部79は、軸方向において、第2外管接続口62の外管突当部67より内側の位置に配設されている。すなわち、第2内管接続口72の内管突当部79は、突き当てた内管11の端面が、第2外管接続口62に接続した外管12の端面より内側に来るように、内管11の位置を規制する。
ここで図4を参照して、二重管エルボ50の施工動作(施工方法)について説明する。この施工動作は、2本の二重管10を二重管エルボ50に接続し、2本の二重管10を連結するものである。なお、本施工動作は、第2内管接続口72を、第1内管接続口71から取り外した状態から行われる。
図4(a)に示すように、まず、一方の二重管10の内管11を、内管ジョイント52の第1内管接続口71に接続する。すなわち、当該内管11を第1内管接続口71に差し込み接続する。
一方の二重管10の内管11を第1内管接続口71に接続したら、図4(b)に示すように、今度は、当該一方の二重管10の外管12を、外管ジョイント51の第1外管接続口61に接続する。すなわち、内管ジョイント52(第1内管接続口71)を外管ジョイント51の内部に通しつつ、当該外管12を第1外管接続口61に接続する。なお、第1外管接続口61および第2外管接続口62での電気溶着を合わせて行うべく、この時点では、電気溶着を行わずに仮接続という形にしても良い。
一方の二重管10の外管12を第1外管接続口61に接続したら、図4(c)に示すように、外管ジョイント51内で、第2内管接続口72を第1内管接続口71に接合する。
第2内管接続口72を第1内管接続口71に接合したら、図4(d)に示すように、最後に、他方の二重管10の内管11を内管ジョイント52の第2内管接続口72に、当該二重管10の外管12を外管ジョイント51の第2外管接続口62に接続する。具体的には、まず、外管ジョイント51から突出した内管接続代78(内管ガイド部78b)に対し、内管11を差し込み、その状態で、内管11および外管12を一緒に押し込んでいくことで、外管12を外管突当部67まで差し込み、内管11を内管突当部79まで差し込む。その後、外管12の電気溶着を行って、内管11および外管12を、第2内管接続口72および第2外管接続口62に接続する。これによって、本施工動作を終了する。
[第3実施形態]
次に図5を参照して、第3実施形態の二重管チーズ80について説明する。図5(a)に示すように、二重管チーズ80は、3本の二重管10について、2本の二重管10を直線状に、他の1本の二重管10をこの2本の二重管10に対し垂直に連結する「T」字形の二重管継手である。なお、以下、上記2本の二重管10をそれぞれ第1の二重管10および第2の二重管10と呼称し、2本の二重管10に対し垂直に連結される1本の二重管10を、第3の二重管10と呼称するものとする。
具体的には、二重管チーズ80は、二重管チーズ80の外形を成し、3本の二重管10の外管12同士を接続する外管ジョイント81と、外管ジョイント81の内部に配設され、3本の二重管10の内管11同士を接続する内管ジョイント82と、から成る。
図5(a)および(b)に示すように、本実施形態では、外管ジョイント81として、樹脂製継手である既存の単管16用のチーズを用いている。具体的には、外管ジョイント81は、元側に形成され、第1の二重管10の外管12を接続する第1外管接続口91と、先側に形成され、第2の二重管10の外管12を接続する第2外管接続口92と、枝側に形成され、第3の二重管10の外管12を接続する第3外管接続口93と、を備えている。第1外管接続口91、第2外管接続口92および第3外管接続口93は、相互に連通している。これによって、外管ジョイント81は、内管ジョイント82との間隙に、3本の二重管10の内管外流路同士を接続する接続流路を構成している。
各外管接続口91、92、93は、外管12がその内側に差し込まれる外管接続代96と、外管接続代96に差し込まれた外管12の端面が突き当たり、外管12の位置を規制する外管突当部97と、を有している。外管接続代96には、電気溶着用の発熱体96aが埋め込まれている。よって、各外管12を各外管接続口91、92、93に接続するときには、当該発熱体96aの端子(図示省略)にコントローラーを接続し、通電することで、外管12を外管接続代96に電気溶着する構成となっている。
図5(a)および(c)に示すように、内管ジョイント82は、金属製の「T」字継手で構成されている。具体的には、内管ジョイント82は、元側に形成され、第1の二重管10の内管11を接続する第1内管接続口101(第1の内管接続口)と、先側に形成され、第2の二重管10の内管11を接続する第2内管接続口102(第2の内管接続口)と、枝側に形成され、第3の二重管10の内管11を接続する第3内管接続口103(第3の内管接続口)と、を備えている。
第1内管接続口101と第2内管接続口102とは、一体に形成されている。一方、第3内管接続口103は、第1内管接続口101および第2内管接続口102と別体で構成されている。そして、第3内管接続口103は、第1内管接続口101と第2内管接続口102との一体物に対し、外管ジョイント81内において接合可能に構成されている。また、第1内管接続口101、第2内管接続口102および第3内管接続口103は、相互に連通している。これによって、内管ジョイント82は、その内部に、3本の二重管10の内管内流路同士を接続する接続流路を構成している。
第1内管接続口101は、内管11がその外側に差し込まれる内管接続代106(接続代)と、内管接続代106に差し込まれた内管11の端面が突き当たり、内管11の位置を規制する内管突当部107と、を有している。
第1内管接続口101の内管接続代106は、外周部においてタケノコ状に複数の山が形成された内管接合部106aを有している。この内管接合部106aによって、内管11を第1内管接続口101に差し込み接続可能になっている。
また、第1内管接続口101の内管突当部107は、軸方向において、第1外管接続口91の外管突当部97と同一位置に配設されている。すなわち、第1内管接続口101の内管突当部107は、突き当てた内管11の端面が、第1外管接続口91に接続した外管12の端面と同一位置に来るように、内管11の位置を規制する。
第2内管接続口102および第3内管接続口103は、第1内管接続口101と同様、内管11がその外側に差し込まれる内管接続代108(接続代)と、内管接続代108に差し込まれた内管11の端面が突き当たり、内管11の位置を規制する内管突当部109と、を有している。
第2内管接続口102および第3内管接続口103の内管接続代108は、外周部においてタケノコ状に複数の山が形成された内管接合部108aと、内管接合部108aから軸方向に延びる内管ガイド部108bと、を有している。この内管接合部108aによって、各内管11を各内管接続口102、103に差し込み接続可能になっている。
内管ガイド部108bは、先端部が先細りに形成されており、差し込まれた内管11を、内管接合部108aまでガイドするものである。そして、内管ガイド部108bは、第1の二重管10の内管11および外管12を第1内管接続口101および第1外管接続口91にそれぞれ接続した状態において、外管ジョイント81の第2外管接続口92または第3外管接続口93から突出する長さに形成されている。
すなわち、第2内管接続口102の内管接続代108は、第1内管接続口101の内管接続代106に第1の二重管10の内管11を差し込んだ状態において、第1の二重管10の外管12に接続した外管ジョイント81から突出するように、形成されている。これによって、第1の二重管10の内管11および外管12を接続した状態において、第2の二重管10の内管11を接続しやすくなっている。
また、第3内管接続口103の内管接続代108は、第1内管接続口101の内管接続代106に第1の二重管10の内管11を差し込み且つ第3内管接続口103を、第1内管接続口101と第2内管接続口102との一体物に接合した状態において、第1の二重管10の外管12に接続した外管ジョイント81から突出するように、形成されている。これによって、第1の二重管10の内管11および外管12を接続した状態において、第3の二重管10の内管11を接続しやすくなっている。
第2内管接続口102および第3内管接続口103の内管突当部109は、軸方向において、第2外管接続口92および第3外管接続口93の外管突当部97より内側の位置に配設されている。すなわち、第2内管接続口102の内管突当部109は、突き当てた内管11の端面が、第2外管接続口92に接続した外管12の端面より内側に来るように、内管11の位置を規制する。また、第3内管接続口103の内管突当部109は、突き当てた内管11の端面が、第3外管接続口93に接続した外管12の端面より内側に来るように、内管11の位置を規制する。
ここで図6を参照して、二重管チーズ80の施工動作(施工方法)について説明する。この施工動作は、3本の二重管10を二重管チーズ80に接続し、3本の二重管10を連結するものである。なお、本施工動作は、第3内管接続口103を、第1内管接続口101と第2内管接続口102との一体物から取り外した状態から行われる。
図6(a)に示すように、まず、第1の二重管10の内管11を、内管ジョイント82の第1内管接続口101に接続する。すなわち、当該内管11を第1内管接続口101に差し込み接続する。
第1の二重管10の内管11を第1内管接続口101に接続したら、図6(b)に示すように、今度は、第1の二重管10の外管12を、外管ジョイント81の第1外管接続口91に接続する。すなわち、内管ジョイント82(第1内管接続口101と第2内管接続口102との一体物)を外管ジョイント81の内部に通しつつ、当該外管12を第1外管接続口91に接続する。なお、第1外管接続口91での電気溶着と、第2外管接続口92や第3外管接続口93での電気溶着とを合わせて行うべく、この時点では、電気溶着を行わずに仮接続という形にしても良い。
第1の二重管10の外管12を第1外管接続口91に接続したら、図6(c)に示すように、外管ジョイント81内で、第3内管接続口103を、第1内管接続口101と第2内管接続口102との一体物に接合する。
第3内管接続口103を、第1内管接続口101と第2内管接続口102との一体物に接合したら、図7(d)に示すように、第2の二重管10の内管11を内管ジョイント82の第2内管接続口102に、当該二重管10の外管12を外管ジョイント81の第2外管接続口92に接続する。具体的には、まず、外管ジョイント81から突出した内管接続代108(内管ガイド部108b)に対し、内管11を差し込み、その状態で、内管11および外管12を一緒に押し込んでいくことで、外管12を外管突当部97まで差し込み、内管11を内管突当部109まで差し込む。その後、外管12の電気溶着を行って、内管11および外管12を、第2内管接続口102および第2外管接続口92に接続する。
その後、図7(e)に示すように、第3の二重管10の内管11を内管ジョイント82の第3内管接続口103に、当該二重管10の外管12を外管ジョイント81の第3外管接続口93に接続する。具体的には、第2の二重管10の場合と同様、まず、外管ジョイント81から突出した内管接続代108(内管ガイド部108b)に対し、内管11を差し込み、その状態で、内管11および外管12を一緒に押し込んでいくことで、外管12を外管突当部97まで差し込み、内管11を内管突当部109まで差し込む。その後、外管12の電気溶着を行って、内管11および外管12を、第3内管接続口103および第3外管接続口93に接続する。これによって、本施工動作を終了する。
[第4実施形態]
次に図8を参照して、第4実施形態の二重管分岐継手110について説明する。図8(a)に示すように、二重管分岐継手110は、二重管10と2本の単管16とが接続され、二重管10の内管11を一方の単管16に、二重管10の外管12を他方の単管16に、それぞれ接続する二重管継手である。
具体的には、二重管分岐継手110は、二重管分岐継手110の外形を成し、二重管10の外管12と2本の単管16とが接続された外管ジョイント111と、外管ジョイント111の内部に配設され、二重管10の内管11が接続された内管ジョイント112と、から成る。
図8(a)および(b)に示すように、本実施形態では、外管ジョイント111として、樹脂製継手である既存の単管16用のチーズを用いている。具体的には、外管ジョイント111は、元側に形成され、一方の単管16を接続する第1単管接続口121と、枝側に形成され、他方の単管16を接続する第2単管接続口122と、先側に形成され、二重管10の外管12を接続する外管接続口123と、を備えている。第2単管接続口122と外管接続口123とは、相互に連通している。これによって、外管ジョイント111は、内管ジョイント112との間隙に、他方の単管16と二重管10の内管外流路とを接続する接続流路を構成している。
各単管接続口121、122は、単管16がその内側に差し込まれる単管接続代126と、単管接続代126に差し込まれた単管16の端面が突き当たり、単管16の位置を規制する単管突当部127と、を有している。単管接続代126には、電気溶着用の発熱体126aが埋め込まれている。よって、各単管16を各単管接続口121、122に接続するときには、当該発熱体126aの端子(図示省略)にコントローラーを接続し、通電することで、単管16を単管接続代126に電気溶着する構成となっている。
また、外管接続口123は、外管12がその内側に差し込まれる外管接続代128と、外管接続代128に差し込まれた外管12の端面が突き当たり、外管12の位置を規制する外管突当部129と、を有している。外管接続代128には、電気溶着用の発熱体128aが埋め込まれている。よって、外管12を外管接続口123に接続するときには、当該発熱体128aの端子(図示省略)にコントローラーを接続し、通電することで、外管12を外管接続代128に電気溶着する構成となっている。
図8(a)および(c)に示すように、内管ジョイント112は、漏斗状の金属製継手で構成されている。具体的には、内管ジョイント112は、内管11を接続する内管接続口131と、内管接続口131に連なり、内管接続口131を、外管ジョイント111に接続された一方の単管16に連通する円錐筒状の連通部材132と、を備えている。すなわち、内管ジョイント112は、その内部に、二重管10の内管内流路と一方の単管16とを接続する接続流路を構成している。
内管接続口131は、内管11がその外側に差し込まれる内管接続代136(接続代)と、内管接続代136に差し込まれた内管11の端面が突き当たり、内管11の位置を規制する内管突当部137と、を有している。
内管接続代136は、外周部においてタケノコ状に複数の山が形成された内管接合部136aと、内管接合部136aから軸方向に延びる内管ガイド部136bと、を有している。この内管接合部136aによって、内管11を内管接続口131に差し込み接続可能になっている。
内管ガイド部136bは、先端部が先細りに形成されており、差し込まれた内管11を、内管接合部136aまでガイドするものである。そして、内管ガイド部136bは、一方の単管16を第1単管接続口121に接続した状態において、外管ジョイント111の外管接続口123から突出する長さに形成されている。すなわち、内管接続口131の内管接続代136は、第1単管接続口121を単管16に接続した外管ジョイント111から突出するように、形成されている。これによって、一方の単管16を接続した状態において、二重管10の内管11を接続しやすくなっている。
内管突当部137は、軸方向において、外管接続口123の外管突当部129より内側の位置に配設されている。すなわち、内管接続口131の内管突当部137は、突き当てた内管11の端面が、外管接続口123に接続した外管12の端面より内側に来るように、内管11の位置を規制する。
連通部材132は、第1単管接続口121の単管突当部127に着座し、単管突当部127と一方の単管16の端面との間に挟持されるフランジ部132aを有している。内管ジョイント112を外管ジョイント111に取り付けるときには、連通部材132のフランジ部132aを、第1単管接続口121の単管突当部127に着座させ、その状態で、一方の単管16を第1単管接続口121に接続する。これによって、フランジ部132aが、単管突当部127と一方の単管16の端面との間に挟持され、内管ジョイント112が外管ジョイント111と一方の単管16とに保持される。なお、この兼ね合いで、二重管分岐継手110の施工動作(施工方法)では、まず、内管ジョイント112のフランジ部132aを単管突当部127に着座して、一方の単管16を第1単管接続口121に接続し、その後、他方の単管16を第2単管接続口122に接続すると共に、二重管10の内管11および外管12を、内管接続口131および外管接続口123にそれぞれ接続する。
[第5実施形態]
次に図9を参照して、第5実施形態の二重管アダプター継手140について説明する。図9(a)に示すように、二重管アダプター継手140は、二重管10と、給水または給湯端末Aの器具繋込み管A1(繋込み管)とが接続され、二重管10の内管内流路を器具繋込み管A1に接続する二重管継手である。
具体的には、二重管アダプター継手140は、二重管アダプター継手140の外形を成し、外管12と器具繋込み管A1とが接続された外管ジョイント141と、外管ジョイント141の内部に配設され、内管11が接続された内管ジョイント142と、から成る。
図9(a)および(b)に示すように、本実施形態では、外管ジョイント141として、樹脂製継手である既存の単管16用のアダプター継手を用いている。具体的には、外管ジョイント141は、一端側に形成され、器具繋込み管A1を接続する端末接続口151と、他端側に形成され、二重管10の外管12を接続する外管接続口152と、を備えている。
端末接続口151は、器具繋込み管A1がその内側に取り付けられる繋込み管接続代156と、繋込み管接続代156に取り付けられた器具繋込み管A1の端面が突き当たる繋込み管突当部157(突当部)と、を有している。
また、外管接続口152は、外管12がその内側に差し込まれる外管接続代158と、外管接続代158に差し込まれた外管12の端面が突き当たり、外管12の位置を規制する外管突当部159と、を有している。外管接続代158には、電気溶着用の発熱体158aが埋め込まれている。よって、外管12を外管接続口152に接続するときには、当該発熱体158aの端子(図示省略)にコントローラーを接続し、通電することで、外管12を外管接続代158に電気溶着する構成となっている。
図9(a)および(c)に示すように、内管ジョイント142は、金属製継手で構成されている。具体的には、内管ジョイント142は、内管11を接続する内管接続口161と、内管接続口161に連なり、内管接続口161を、外管ジョイント141に接続された器具繋込み管A1に連通する連通部材162と、を備えている。すなわち、内管ジョイント142は、その内部に、二重管10の内管内流路と器具繋込み管A1とを接続する接続流路を構成している。
内管接続口161は、内管11がその外側に差し込まれる内管接続代166(接続代)と、内管接続代166に差し込まれた内管11の端面が突き当たり、内管11の位置を規制する内管突当部167と、内管接続口161の内外を連通する連通開口168と、を有している。内管ジョイント142は、この連通開口168によって、二重管10の内管内流路と内管外流路とを接続している。
内管接続代166は、外周部においてタケノコ状に複数の山が形成された内管接合部166aと、内管接合部166aから軸方向に延びる内管ガイド部166bと、を有している。この内管接合部166aによって、内管11を内管接続口161に差し込み接続可能になっている。
内管ガイド部166bは、先端部が先細りに形成されており、差し込まれた内管11を、内管接合部166aまでガイドするものである。そして、内管ガイド部166bは、器具繋込み管A1を端末接続口151に接続した状態において、外管ジョイント141の外管接続口152から突出する長さに形成されている。すなわち、内管接続口161の内管接続代166は、端末接続口151を器具繋込み管A1に接続した外管ジョイント141から突出するように、形成されている。これによって、器具繋込み管A1を接続した状態において、二重管10の内管11を接続しやすくなっている。
内管突当部167は、軸方向において、外管接続口152の外管突当部159より内側の位置に配設されている。すなわち、内管接続口161の内管突当部167は、突き当てた内管11の端面が、外管接続口152に接続した外管12の端面より内側に来るように、内管11の位置を規制する。
連通部材162は、端末接続口151の繋込み管突当部157に着座し、繋込み管突当部157と器具繋込み管A1の端面との間に挟持されるフランジ部162aを有している。内管ジョイント142を外管ジョイント141に取り付けるときには、連通部材162のフランジ部162aを、端末接続口151の繋込み管突当部157に着座させ、その状態で、器具繋込み管A1を端末接続口151に接続する。これによって、フランジ部162aが、繋込み管突当部157と器具繋込み管A1の端面との間に挟持され、内管ジョイント142が外管ジョイント141と器具繋込み管A1とに保持される。なお、この兼ね合いで、二重管アダプター継手140の施工動作(施工方法)では、まず、内管ジョイント142のフランジ部162aを繋込み管突当部157に着座して、器具繋込み管A1を端末接続口151に接続し、その後、二重管10の内管11および外管12を、内管接続口161および外管接続口152にそれぞれ接続する。
次に図10を参照して、上記した二重管ソケット20、二重管エルボ50、二重管チーズ80、二重管分岐継手110および二重管アダプター継手140を用いた給湯配管システムSY(配管システム)について説明する。この給湯配管システムSYは、複数の給湯端末Aに対し、先分岐方式で温水を供給するものである。特に、本給湯配管システムSYは、リバース・リターン方式の給湯システムであり、給湯往流路および給湯返流路が接続された循環ポンプユニット202によって、給湯往流路および給湯返流路内の温水を昇温可能に循環させることで、給湯往流路および給湯返流路内の温水を一定の温度に保つ機能(即出湯機能)を有したものである。
図10に示すように、給湯配管システムSYは、ヒートポンプを補助熱源とし電気又はガス給湯熱源を主熱源とする給湯器201と、給湯器201に併設された循環ポンプユニット202と、給湯器201と循環ポンプユニット202とを接続する接続管203と、循環ポンプユニット202と複数の給湯端末Aとを接続する給湯配管204と、を有している。複数の給湯端末Aは、標準的な住宅に設置されるものであり、洗面化粧台の混合栓、浴室の混合栓およびシステムキッチンの混合栓等で構成されている。これらの混合栓(給湯端末A)には、下部の隠蔽部分に温水一対の器具繋込み管A1が設けられている。
給湯配管204は、一端が循環ポンプユニット202の吐出口側に接続された給湯往主管211と、一端が循環ポンプユニット202の吸込口側に接続された給湯返主管212と、給湯往主管211および給湯返主管212の他端が接続された上記二重管分岐継手110と、一端が二重管分岐継手110に接続され、他端が1の給湯端末Aに接続された給湯主管213と、給湯主管213に介設された上記二重管ソケット20と、給湯主管213に介設された複数の上記二重管チーズ80と、一端が各二重管チーズ80に接続され、他端が各1の給湯端末Aに接続された複数の給湯枝管214と、を備えている。また、給湯主管213および給湯枝管214の屈曲部分には、上記二重管エルボ50が介設されている。さらに、給湯主管213と給湯端末Aとの接続部分、および給湯枝管214と給湯端末Aとの接続部分には、上記二重管アダプター継手140がそれぞれ介設されている。
本給湯配管204では、給湯主管213および給湯枝管214が、上記二重管10で構成されており、給湯往主管211、二重管分岐継手110、給湯主管213の内管内流路、二重管ソケット20、複数の二重管チーズ80、給湯枝管214の内管内流路および複数の二重管エルボ50により、循環ポンプユニット202から各二重管アダプター継手140に至る給湯往流路を構成している。また、給湯返主管212、二重管分岐継手110、給湯主管213の内管外流路、二重管ソケット20、複数の二重管チーズ80、給湯枝管214の内管外流路および複数の二重管エルボ50により、各二重管アダプター継手140から循環ポンプユニット202に至る給湯返流路を構成している。
給湯主管213および給湯枝管214は、上述したように、上記二重管10によって構成されている。具体的には、給湯主管213は、二重管ソケット20、複数の二重管エルボ50および複数の二重管チーズ80によって連結された複数本の上記二重管10によって構成されている。また、給湯枝管214は、1以上(1つまたは複数)の二重管エルボ50および複数の二重管チーズ80によって連結された複数本の上記二重管10によって構成されている。これらの二重管10は、内管内流路が給湯往流路を構成し、内管外流路が給湯返流路を構成している。
二重管分岐継手110、二重管ソケット20、二重管チーズ80、二重管エルボ50および二重管アダプター継手140は、上記したものと同一のものを用いる。
二重管分岐継手110は、単管16である給湯往主管211および給湯返主管212と、給湯主管213とが接続され、給湯往主管211を給湯主管213の内管内流路に接続し、給湯返主管212を給湯主管213の内管外流路に接続する。
二重管ソケット20は、給湯主管213を構成する2本の二重管10を連結し、この2本の二重管10の内管内流路同士および内管外流路同士をそれぞれ接続する。
二重管チーズ80は、給湯主管213の2本の二重管10と、給湯枝管214の1本の二重管10を連結し、これら3本の二重管10の内管内流路同士および内管外流路同士をそれぞれ接続する。
二重管エルボ50は、給湯主管213または給湯枝管214の2本の二重管10を連結し、この2本の二重管10の内管内流路同士および内管外流路同士をそれぞれ接続する。
二重管アダプター継手140は、給湯主管213または給湯枝管214と、給湯端末Aの器具繋込み管A1とが接続され、給湯主管213または給湯枝管214の内管内流路を、器具繋込み管A1に接続する。また、二重管アダプター継手140は、給湯主管213または給湯枝管214の、内管内流路(給湯往流路)と内管内流路(給湯返流路)とを接続する。これにより、給湯配管204全体において、給湯往流路の下流側と、給湯返流路の上流側とが接続される構成になっている。これによって、給湯往流路および給湯返流路から成る、循環ポンプユニット202を介した循環流路が形成されている。
循環ポンプユニット202は、循環ポンプと、ヒーターを内蔵した加熱タンクと、を有している(いずれも図示省略)。循環ポンプユニット202は、循環ポンプおよびヒーターを駆動して循環流路(給湯往流路および給湯返流路)内の温水を昇温しつつ循環させることで、循環流路内の温水の温度を一定の温度に維持する。
本給湯配管システムSYでは、ユーザーが温水を使用すべく、いずれかの給湯端末Aを開放操作すると、水頭圧によって、給湯器201の温水が、接続管203を介して循環ポンプユニット202に供給され、循環ポンプユニット202から給湯往流路(給湯往主管211、二重管分岐継手110、給湯主管213、二重管ソケット20、複数の二重管チーズ80、給湯枝管214、複数の二重管エルボ50)を介して当該給湯端末Aに供給される。また、本給湯配管システムSYでは、給湯器201からの温水の非供給時に、循環ポンプおよびヒーターを駆動して循環流路内の温水を昇温しつつ循環させることで、循環流路内の温水の温度を一定の温度に維持する。
以上、上記各実施形態によれば、二重管継手を外管ジョイント21、51、81、111、141と内管ジョイント22、52、82、112、142とに分け、外管ジョイント21、51、81、111、141と内管ジョイント22、52、82、112、142とから成る二重管継手の内管ジョイント22、52、82、112、142が、内管11を外側に差し込む内管接続代46、48、76、78、106、108、136、166を有する構成としたことで、既存の単管16用の管継手を、二重管継手の一部(外管ジョイント21、51、81、111、141)として利用することができる。すなわち、二重管継手を多数種用意するのに、既存の多数種の管継手をその一部として利用することができ、省資源化を達成することができる。また、内管11を内管接続代46、48、76、78、106、108、136、166の外側に差し込む接続構造であるため、内管11の接続作業を容易に行うことができると共に、内管11の外側の流路(内管外流路)が妨げられることがなく、内管11の外側に十分な流路を確保することができる。
また、内管接続口41、42、71、72、101、102、131、161の内管突当部47、49、77、79、107、109、137、167において、内管11の端面が、外管ジョイント21、51、81、111、141に接続した外管12の端面より内側または当該端面と同一位置に来るように、内管11の位置を規制する構成であるため、内管11の端面が外管12の端面から突出した二重管10や、内管11の端面と外管12の端面とが面一の二重管10を利用することができる。すなわち、内管11の端面が外管12の端面よりも内側に入り込んだ二重管10の利用を避けることができる。そのため、内管接続口41、42、71、72、101、102、131、161に対し内管11を容易に接続することができる。
さらに、内管11、外管12および外管ジョイント21、51、81、111、141として、樹脂製のものを用いたことで、安価で且つ耐食性の高い給湯配管システムSYを提供することができる。
また、外管12として、呼び径が、内管11の2サイズアップのものを用いたことで、内管内流路と内管外流路との2つの流路の断面積のバランス(容積のバランス)を、適切なバランスにすることができる。
また、上記第1実施形態、第2実施形態および第3実施形態において、1の二重管10を内管ジョイント22、52、82および外管ジョイント21、51、81を接続した状態において、他の二重管10の内管11を接続する内管接続口42、72、102の内管接続代48、78、108が、外管ジョイント21、51、81から突出する構成であるため、1の二重管10に内管ジョイント22、52、82および外管ジョイント21、51、81を接続した後において、他の二重管10の内管11を内管接続口42、72、102に対し容易に接続することができる。
なお、上記第1実施形態において、図11に示すように、第1内管接続口41が、内管ジョイント22の位置を外管ジョイント21内の中央に位置決めするための位置決め部材220を有する構成であっても良い。かかる場合、位置決め部材220は、内管突当部47から径方向外側に延び、板状且つ正面視車輪状に形成される。そして、位置決め部材220の外周端が、外管接続代36の内周面に接触し、位置決め部材220がスペーサーとして機能することで、外管ジョイント21に対する内管ジョイント22の径方向の位置決めが為される。また、位置決め部材220は、外管突当部37に着座し、外管突当部37と外管12との間に挟持される。かかる構成によれば、内管ジョイント22の位置が外管ジョイント21内の中央に対し位置ズレしてしまう事態を避けることができる。また、位置決め部材220が、外管突当部37に着座し、外管突当部37と外管12との間に挟持される構成であるため、内管ジョイント22が外管ジョイント21に対し傾いてしまうのを避ける。
また、上記第2実施形態においては、2本の二重管10を垂直に連結する二重管継手(いわゆる90°エルボ型)に、本発明を適用する構成であったが、2本の二重管10を角度をつけて連結するものであれば、これに限るものではない。すなわち、2本の二重管10を、45°だけ角度をつけて連結する二重管継手(いわゆる45°エルボ型)に、本発明を適用しても良いし、2本の二重管10を、180°角度をつけて連結する二重管継手(いわゆる180°エルボ型)に、本発明を適用しても良い。
さらに、上記各実施形態においては、内管ジョイント22、52、82、112、142を金属製継手で構成したが、内管ジョイント22、52、82、112、142を樹脂製継手で構成しても良い。
10:二重管、 11:内管、 12:外管、 20:二重管ソケット、 21:外管ジョイント、 22:内管ジョイント、 41:第1内管接続口、 42:第2内管接続口、 46:内管接続代、 47:内管突当部、 48:内管接続代、 49:内管突当部、 50:二重管エルボ、 51:外管ジョイント、 52:内管ジョイント、 71:第1内管接続口、 72:第2内管接続口、 76:内管接続代、 77:内管突当部、 78:内管接続代、 79:内管突当部、 80:二重管チーズ、 81:外管ジョイント、 82:内管ジョイント、 101:第1内管接続口、 102:第2内管接続口、 103:第3内管接続口、 106:内管接続代、 107:内管突当部、 108:内管接続代、 109:内管突当部

Claims (15)

  1. 内部に流路を構成した内管と前記内管との間隙に流路を構成した外管とから成る二重管同士を直線状に連結するストレート形の二重管継手の、前記外管同士を連結する外管ジョイントの内部に配設され且つ前記内管同士を連結する内管ジョイントであって、
    一方の前記二重管の前記内管を接続する第1の内管接続口と、
    他方の前記二重管の前記内管を接続する第2の内管接続口と、を備え、
    前記各内管接続口は、前記各内管がその外側に差し込まれる接続代を有することを特徴とする内管ジョイント。
  2. 前記第1の内管接続口と前記第2の内管接続口とは、一体に形成され、
    前記第2の内管接続口の前記接続代は、前記第1の内管接続口の前記接続代に前記一方の二重管の前記内管を差し込んだ状態において、当該一方の二重管の前記外管に接続した前記外管ジョイントから突出するように、形成されていることを特徴とする請求項1に記載の内管ジョイント。
  3. 内部に流路を構成した内管と前記内管との間隙に流路を構成した外管とから成る二重管同士を垂直に連結する「L」字形の二重管継手の、前記外管同士を連結する外管ジョイントの内部に配設され且つ前記内管同士を連結する内管ジョイントであって、
    一方の前記二重管の前記内管を接続する第1の内管接続口と、
    他方の前記二重管の前記内管を接続する第2の内管接続口と、を備え、
    前記各内管接続口は、前記各内管がその外側に差し込まれる接続代を有することを特徴とする内管ジョイント。
  4. 前記第1の内管接続口と前記第2の内管接続口とは、別体で形成されていると共に、前記外管ジョイント内において接合可能に構成されていることを特徴とする請求項3に記載の内管ジョイント。
  5. 前記第2の内管接続口の前記接続代は、前記第1の内管接続口の前記接続代に前記一方の二重管の前記内管を差し込み且つ前記第2の内管接続口を前記第1の内管接続口に接合した状態において、当該一方の二重管の前記外管に接続した前記外管ジョイントから突出するように、形成されていることを特徴とする請求項4に記載の内管ジョイント。
  6. 内部に流路を構成した内管と前記内管との間隙に流路を構成した外管とから成る3本の二重管について、2本の前記二重管を直線状に、1本の前記二重管を前記2本の二重管に対し垂直に連結する「T」字形の二重管継手の、前記外管同士を連結する外管ジョイントの内部に配設され且つ前記内管同士を連結する内管ジョイントであって、
    前記2本の二重管をそれぞれ接続する第1の内管接続口および第2の内管接続口と、
    前記1本の二重管を接続する第3の内管接続口と、を備え、
    前記各内管接続口は、前記各内管がその外側に差し込まれる接続代を有することを特徴とする内管ジョイント。
  7. 前記第1の内管接続口と前記第2の内管接続口とは、一体に形成され、
    前記第3の内管接続口は、前記第1の内管接続口と前記第2の内管接続口との一体物に対し、前記外管ジョイント内において接合可能に構成されていることを特徴とする請求項6に記載の内管ジョイント。
  8. 前記第2の内管接続口の前記接続代は、前記第1の内管接続口の前記接続代に前記二重管の前記内管を差し込んだ状態において、当該二重管の前記外管に接続した前記外管ジョイントから突出するように、形成されていることを特徴とする請求項7に記載の内管ジョイント。
  9. 前記第3の内管接続口の前記接続代は、前記第1の内管接続口の前記接続代に前記二重管の前記内管を差し込み且つ前記第3の内管接続口を前記一体物に接合した状態において、当該二重管の前記外管に接続した前記外管ジョイントから突出するように、形成されていることを特徴とする請求項7または8に記載の内管ジョイント。
  10. 内部に流路を構成した内管と前記内管との間隙に流路を構成した外管とから成る二重管と2本の単管とが接続され、前記内管を一方の前記単管に、前記外管を他方の前記単管にそれぞれ接続する二重管継手の、前記外管と前記2本の単管とが接続された外管ジョイントの内部に配設され且つ前記内管が接続された内管ジョイントであって、
    前記内管を接続する内管接続口と、
    前記内管接続口に連なり、前記内管接続口を、前記外管ジョイントに接続された前記一方の単管に連通する連通部材と、を備え、
    前記内管接続口は、前記内管がその外側に差し込まれる接続代を有し、
    前記連通部材は、前記外管ジョイントにおける前記一方の単管の端面が突き当たる単管突当部に着座し、前記単管突当部と前記一方の単管の端面との間に挟持されるフランジ部を有することを特徴とする内管ジョイント。
  11. 内部に流路を構成した内管と前記内管との間隙に流路を構成した外管とから成る二重管と給水または給湯端末の繋込み管とが接続された二重管継手の、前記外管および前記繋込み管が接続された外管ジョイントの内部に配設され且つ前記内管が接続された内管ジョイントであって、
    前記内管を接続する内管接続口と、
    前記内管接続口に連なり、前記内管接続口を、前記外管ジョイントに接続された前記繋込み管に連通する連通部材と、を備え、
    前記内管接続口は、前記内管がその外側に差し込まれる接続代を有し、
    前記連通部材は、前記外管ジョイントにおける前記繋込み管の端面が突き当たる突当部に着座し、前記突当部と前記繋込み管の端面との間に挟持されるフランジ部を有することを特徴とする内管ジョイント。
  12. 前記内管接続口は、前記接続代に差し込まれた前記内管の端面が突き当たり、当該内管の位置を規制する内管突当部を、更に有し、
    前記内管突当部は、突き当てた前記内管の端面が、前記外管ジョイントに接続した前記外管の端面より内側または当該端面と同一位置に来るように、前記内管の位置を規制することを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一項に記載の内管ジョイント。
  13. 請求項1ないし12のいずれか一項に記載の内管ジョイント、および前記外管ジョイントから成る前記二重管継手と、
    前記内管および前記外管から成る前記二重管と、を備えたことを特徴とする配管システム。
  14. 前記内管および前記外管は、いずれも樹脂管であり、
    前記外管ジョイントは、樹脂製継手であることを特徴とする請求項13に記載の配管システム。
  15. 前記外管は、呼び径において、前記内管の2サイズアップであることを特徴とする請求項13または14に記載の配管システム。
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