JP2018044537A - Egrクーラ - Google Patents
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Abstract
【課題】EGRクーラにおいて、熱歪み増大による損傷を避けながら、必要な排気ガスの冷却効果を得る。【解決手段】シェル15の内部をEGRガスが進む方向に区切る一対のエンドプレート17,18に形成された複数のチューブ用開口19を接続するように水室16に複数のチューブ20を配列し、上流側エンドプレート17の近傍に水室16に冷却水を流通させる冷却水導入口13を連結し、他方のエンドプレート18の近傍に水室16を流通した冷却水を排出する冷却水排出口14を連結したEGRクーラ10において、上流側エンドプレート17における冷却水導入口13と反対側の端部を冷却水導入口13側の端部よりも冷却水の下流側へ傾斜させる。【選択図】図1
Description
本発明は、EGR(Exhaust Gas Recirculation:排気ガス再循環)クーラに関する。
従来より、自動車等の排気ガス対策として、排気ガスの一部を抜き出して吸気側に再循環させることにより、大気よりも酸素濃度が低い状態での燃焼を行い、そのピーク燃焼温度を抑えてNOx(窒素酸化物)の生成量を抑制するとともに、再循環ガスを冷却して一層のNOx低減効果を図るEGR装置が用いられており、油圧ショベル等の建設機械においてもEGR装置の導入が進んできている。
このようにエンジンの排気ガスの一部をエンジンの冷却水で冷却してエンジン吸気に環流させるEGRクーラは、排気ガスが通過する高温のチューブを冷却水で冷やす必要があり、EGRクーラの水室に澱みが生じたり、流れが滑らかでない場合には、チューブの冷却に必要な冷却水量が不足して冷却水の温度が沸点に至って冷却水が沸騰するおそれがある。そうなると、必要な排気ガスの冷却効果が得られず、排気ガス成分が悪化したり、EGRクーラの熱歪みの増大により損傷したりする懸念がある。
そこで、特許文献1のEGRクーラのように、EGRガス入口側のエンドプレートの近傍に、水室に開口する冷却水導入口を設け、この水室に、エンドプレートに対向させて、冷却水導入口から導入された冷却水をエンドプレートに沿って案内するバッフルプレートを設けたり、EGRガス入口側のエンドプレートの近傍に、水室に開口する冷却水導出口を設け、水室に、エンドプレートに対向させて、冷却水導出口に向かう冷却水をエンドプレートに沿って案内するバッフルプレートを設けたりするものが知られている。
また、特許文献2のようなシェルの内側面に、シェルの軸線方向に沿って配置されかつシェルの径方向で冷却水出口側に位置するバイパス配管を備えたEGRクーラが知られている。このバイパス配管は、冷却水入口に対してシェルの径方向で対峙する位置にバイパス入口を形成すると共に、シェルの軸方向に沿うバイパス本体から屈曲部を介して冷却水出口の内部まで延在してバイパス出口を冷却水出口の内部に配置し、シェル内の冷却水を誘導してシェル内で生じる冷却水の澱みを解消するように構成されている。
しかしながら、上記特許文献1のようなEGRクーラでは、エンドプレートとバッフルプレートとの間で冷却効果を高めることができるものの、バッフルプレートの裏面及びその下流側の冷却水の流れを滑らかにする効果が十分ではない、という問題がある。
また、特許文献2のようなものでは、シェル内で生じる冷却水の澱みを解消するために冷却水を誘導するバイパス配管によるバイパス通路をシェル内に設けなければならず、シェルの大きさを大きくしないためには排気ガス通路であるチューブの数を減らさなければならない、という問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、熱歪み増大による損傷を避けながら、必要な排気ガスの冷却効果を得ることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、一方のエンドプレートにおける、冷却水導入口に対して反対側の端部を冷却水導入口側の端部と比べて冷却水の下流側へ傾斜させた。
具体的には、第1の発明では、一端にEGRガスが導入されるガス導入口を有すると共に、他端にEGRガスが排出されるガス排出口を有する筒状のシェルと、
上記シェルの内部を冷却水が流通する水室を形成するように上記EGRガスが進む方向に区切ると共にEGRガスを流通させる複数のチューブ用開口を有する一対のエンドプレートと、
上記一対のエンドプレートに形成された上記複数のチューブ用開口を接続するように上記水室に配列される複数のチューブと、
一方の上記エンドプレートの近傍に形成され、上記水室に冷却水を流通させる冷却水導入口と、
他方の上記エンドプレートの近傍に形成され、上記水室を流通した冷却水を排出する冷却水排出口とを備えたEGRクーラを対象とする。
上記シェルの内部を冷却水が流通する水室を形成するように上記EGRガスが進む方向に区切ると共にEGRガスを流通させる複数のチューブ用開口を有する一対のエンドプレートと、
上記一対のエンドプレートに形成された上記複数のチューブ用開口を接続するように上記水室に配列される複数のチューブと、
一方の上記エンドプレートの近傍に形成され、上記水室に冷却水を流通させる冷却水導入口と、
他方の上記エンドプレートの近傍に形成され、上記水室を流通した冷却水を排出する冷却水排出口とを備えたEGRクーラを対象とする。
そして、上記EGRクーラは、
上記一方のエンドプレートは、上記冷却水導入口と反対側の端部が該冷却水導入口側の端部よりも上記冷却水の下流側へ傾斜している。
上記一方のエンドプレートは、上記冷却水導入口と反対側の端部が該冷却水導入口側の端部よりも上記冷却水の下流側へ傾斜している。
上記の構成によると、一方のエンドプレートをシェルの軸方向に垂直に設ける場合に比べ、水室内での冷却水がエンドプレートに沿って流れてエンドプレートの冷却水導入口と反対側の端部とシェル内面とで形成される隅角部に滞留しないので、冷却水の流れが滑らかになり、澱みを減少させてチューブの冷却に必要な冷却水量を確保することができる。またエンドプレートのみで冷却水の流れをコントロールでき、別部品を設けてバイパス通路を構成する必要がなく、そのためのスペースが不要なのでチューブの本数を減らす必要もない。
第2の発明では、第1の発明において、
上記他方のエンドプレートは、上記冷却水排出口と反対側の端部が該冷却水排出口側の端部よりも上記冷却水の上流側へ傾斜している。
上記他方のエンドプレートは、上記冷却水排出口と反対側の端部が該冷却水排出口側の端部よりも上記冷却水の上流側へ傾斜している。
上記の構成によると、冷却水排出口側においても、エンドプレートの上記冷却水排出口と反対側端部とシェル内面との隅角部で冷却水が滞留しにくくなり、冷却水の流れがさらに滑らかになって冷却室全体で澱みが発生しにくい。
第3の発明では、第1又は第2の発明において、
上記冷却水導入口に接続される冷却水導入管は、
上記筒状のシェルの軸方向に垂直な方向かつ該冷却水導入口の軸方向に沿う断面における幅が下流側よりも上流側で狭くなり、
上記筒状のシェルの軸方向かつ該冷却水導入口の軸方向に沿う断面における幅が下流側よりも上流側で広くなっている。
上記冷却水導入口に接続される冷却水導入管は、
上記筒状のシェルの軸方向に垂直な方向かつ該冷却水導入口の軸方向に沿う断面における幅が下流側よりも上流側で狭くなり、
上記筒状のシェルの軸方向かつ該冷却水導入口の軸方向に沿う断面における幅が下流側よりも上流側で広くなっている。
上記の構成によると、冷却水導入口から水室内に導入された冷却水が、エンドプレートに沿って冷却水導入口と反対側に進む成分の流速が優先して速くなり、エンドプレートの冷却水導入口と反対側の端部とシェル内面との隅角部での澱みが効果的に防止される。
第4の発明では、第1から第3のいずれか1つの発明において、
上記一対のエンドプレートは、上記水室と反対側が膨出するように湾曲している。
上記一対のエンドプレートは、上記水室と反対側が膨出するように湾曲している。
上記の構成によると、水室と反対側が膨出するように湾曲させることで、シェル内面との隅角部での冷却水の流れがより滑らかになって澱み防止効果がさらに向上する。
以上説明したように、本発明によれば、一方のエンドプレートにおいて、冷却水導入口と反対側の端部を冷却水導入口側の端部よりも冷却水の下流側へ傾斜させたことにより、隅角部で冷却水が滞留しにくくなり、冷却水の流れがさらに滑らかになって冷却室全体で澱みが発生しにくくなるので、熱歪み増大による損傷を避けながら、必要な排気ガスの冷却効果を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図2は本発明の実施形態1のEGRクーラ10が設けられたディーゼルエンジン1を示す概要図であり、このディーゼルエンジン1は、吸気管2と排気管3とを備えている。
図1にも示すように、EGRクーラ10は、一端にEGRガス(高温の排気ガスの一部)が導入されるガス導入口11を有すると共に、他端にEGRガスが排出されるガス排出口12を有する筒状のシェル15を備えている。シェル15の断面は、図3に示すように、円形でもよいが、後述する図4Cのように断面矩形状でもよい。吸気管2の一部は、EGR弁4を介してEGRクーラ10のガス排出口12に接続され、このEGRクーラ10のガス導入口11が排気管3の一部に接続されている。EGR弁4は、例えば図示しないECU((Engine Control Unit)の信号を受け、還流させる排出ガスの流量を調節する役割を果たす。また、図1及び図2に示すように、ディーゼルエンジン1から延びる冷却水導入管5がEGRクーラ10の冷却水導入口13に接続され、冷却水排出管6がEGRクーラ10の冷却水排出口14に接続されている。
図1に示すように、EGRクーラ10は、シェル15の内部を冷却水が流通する水室16を形成するように区切る一対のエンドプレート17,18を備えている。一対のエンドプレート17,18は、シェル15の内部をEGRガスが進む方向、つまり、シェル15の長手方向に3つの空間に区切り、その中間が水室16となっている。図3にも示すように、一対のエンドプレート17,18は、それぞれEGRガスを流通させるために、同じ数の複数のチューブ用開口19が開口されている。
そして、これら一対のエンドプレート17,18に形成された複数のチューブ用開口19を接続するように複数のチューブ20が水室16にシェル15の長手方向に沿って配列されている。水室16は、シェル15内で外気及び複数のチューブ20の内部に対して密閉されている。チューブ20の内径や本数は、ディーゼルエンジン1の排気量や出力で異なる。
シェル15の一方の上流側エンドプレート17の近傍に水室16に冷却水を流通させる冷却水導入口13が形成されており、この冷却水導入口13に冷却水導入管5が接続されている。シェル15の他方の下流側エンドプレート18の近傍に水室16を流通した冷却水を排出する冷却水排出口14が形成されており、冷却水排出口14に冷却水排出管6が接続されている。なお、冷却水導入口13と冷却水排出口14とは、径方向で対向する位置に形成されている。
そして、EGRクーラ10の内部において、上流側エンドプレート17は、冷却水導入口13と反対側の端部(図1の上端部)が冷却水導入口13側の端部(図1の下端部)よりも冷却水の下流側(図1の右側)へ傾斜している。すなわち、冷却水導入管5の中心線5aから上流側エンドプレート17下端のガス導入口11側の面までの距離はL1であり、上端のガス導入口11側の面までの距離はL2となっている。このため、図1の正面から見ると、上流側エンドプレート17は、下方から上方に向かってガス導入口11側からガス排出口12側(図1の左側から右側)へ傾斜している。そして、図1の正面から見て上流側エンドプレート17上端とシェル15の内面との間の隅角部の角度αは、90°よりも大きくなっている(α>90°)。
他方の下流側エンドプレート18は、冷却水排出口14と反対側の端部(すなわち、下端部)が冷却水排出口14側の端部(上端部)よりも冷却水の上流側へ傾斜している。そして、図1の正面から見て下流側エンドプレート18の下端とシェル15の内面との間の隅角部の角度βは、90°よりも大きくなっている(β>90°)。すなわち、下流側エンドプレート18も上流側エンドプレート17と同様に傾斜している(α=β)が、いずれかの角度が大きくてもよい。
なお、上記実施形態では、エンドプレート17,18を平坦な板状としているが、例えば、冷却水導入管5側や冷却水排出管6側は垂直とし、途中から隅角部の角度α及びβが大きくなるように傾斜させてもよい。
次に、本実施形態に係るEGRクーラ10の作動について説明する。
まず、ディーゼルエンジン1を駆動すると、図1に黒塗り矢印で示すように、冷却水が冷却水導入管5から水室16内に取り込まれ、冷却水排出管6から排出される。
そして、図2にハッチング入りの矢印で示すように、ディーゼルエンジン1の排気管3から高温の排気ガスが排出される。そして、ECUがEGR弁4を制御して適宜開くと、排気ガスの一部がガス導入口11からシェル15内に導入される。排気ガスの温度は、例えば500℃であり、流速は0.2km/h程度で、複数のチューブ20内を通るうちに冷却水によって冷やされてガス排出口12から排出されるときには、温度がある程度低下する。図2に白抜き矢印で示すように、その低下したEGRガスがEGR弁4を通って吸気管2に戻される。EGRガス内の酸素は、外気の酸素よりも少なく、このため、吸気エアの酸素割合が低下し、ディーゼルエンジン1におけるピーク燃焼温度が低下する。
本実施形態では、従来のように単純に上流側エンドプレート17をシェル15の軸方向に垂直に設ける場合に比べ、水室16内での冷却水が上流側エンドプレート17に沿って流れて隅角部に滞留しないので、冷却水の流れが滑らかになり、澱みを減少させてチューブの冷却に必要な冷却水量を確保することができる。
しかも、冷却水排出口14側においても下流側エンドプレート18とシェル15内面の隅角部で冷却水が滞留しにくくなり、冷却水の流れがさらに滑らかになって冷却室16全体で澱みが発生しにくい。
またエンドプレート17,18のみで冷却水の流れをコントロールでき、別部品を設けてバイパス通路を構成する必要がなく、そのためのスペースが不要なのでチューブの本数を減らす必要もなく、シェル15の大きさを大きくする必要がない。
したがって、本実施形態に係るEGRクーラ10によると、隅角部で冷却水が滞留しにくくなり、冷却水の流れがさらに滑らかになって冷却室16全体で澱みが発生しにくくなるので、熱歪み増大による損傷を避けながら、必要な排気ガスの冷却効果を得ることができる。
−変形例1−
図4A及び図4Bは本発明の実施形態の変形例1に係るEGRクーラ10’を示し、冷却水導入管5’の形状が異なる点で実施形態と異なる。なお、以下の各変形例では、図1〜図3と同じ部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図4A及び図4Bは本発明の実施形態の変形例1に係るEGRクーラ10’を示し、冷却水導入管5’の形状が異なる点で実施形態と異なる。なお、以下の各変形例では、図1〜図3と同じ部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図4Aに示すように、冷却水導入管5’は、筒状のシェル15の軸方向に垂直な方向かつ冷却水導入口13の軸方向に沿う断面における下流側幅a2が上流側の幅a1よりも広くなっている(a2>a1)。
また図4Bに示すように、冷却水導入管5’は、筒状のシェル15’の軸方向かつ冷却水導入口13’の軸方向に沿う断面における下流側の幅b1よりも上流側の幅b2が狭くなっている(b2<b1)。
本実施形態では、冷却水導入口13’から水室16内に導入された冷却水が、図4Bに黒塗り矢印で示すように、上流側エンドプレート17に沿って冷却水導入口13’と反対側(図4Bの上側)に進む成分の流速が優先して速くなり、上流側エンドプレート17とシェル15’内面の隅角部での澱みが効果的に防止される。
−変形例2−
図4Cは本発明の実施形態の変形例2に係るEGRクーラ10’’を示し、シェル15’’の断面形状が異なる点で実施形態の変形例1と異なる。
図4Cは本発明の実施形態の変形例2に係るEGRクーラ10’’を示し、シェル15’’の断面形状が異なる点で実施形態の変形例1と異なる。
すなわち、本変形例のシェル15’’は、断面が円形ではなく矩形状となっている。そして、冷却水導入管5’’の形状は、上記変形例1と同様に、筒状のシェル15’’の軸方向に垂直な方向かつ冷却水導入口13’’の軸方向に沿う断面における下流側幅a2が上流側の幅a1よりも広くなっている(a2>a1)。この場合も図示しないが、上記実施形態と同様に、冷却水導入口13’’は、筒状のシェル15’’の軸方向かつ冷却水導入口13’’の軸方向に沿う断面における下流側の幅b1よりも上流側の幅b2が狭くなっている(b2<b1)。
本実施形態では、冷却水導入口13’’から水室16内に導入された冷却水が、上流側エンドプレート17に沿って冷却水導入口13と反対側に進む成分の流速が優先して速くなり、上流側エンドプレート17とシェル15’’内面の隅角部での澱みが効果的に防止される。
−変形例3−
図4Dは本発明の実施形態の変形例3に係るEGRクーラ10’’’を示し、一対のエンドプレート17’’’,18’’’の形状が異なる点で実施形態と異なる。
図4Dは本発明の実施形態の変形例3に係るEGRクーラ10’’’を示し、一対のエンドプレート17’’’,18’’’の形状が異なる点で実施形態と異なる。
すなわち、本変形例では、一対のエンドプレート17’’’,18’’’は、水室16と反対側が膨出するようにそれぞれ湾曲している。具体的には、上流側エンドプレート17’’’は、ガス導入口11側に膨出し、下流側エンドプレート18’’’は、ガス排出口12側に膨出している。このように構成することで、図4Dの正面から見て上流側エンドプレート17上端とシェル15の内面との間の隅角部の角度α’’’は、90°よりも大きく、上記実施形態のαよりも大きくなっている(α’’’>α>90°)。図4Dの正面から見て下流側エンドプレート18下端とシェル15の内面との間の隅角部の角度β’’’は、90°よりも大きく、上記実施形態のβよりも大きくなっている(β’’’>β>90°)。
このように、一対のエンドプレート17’’’,18’’’を水室16と反対側が膨出するように湾曲させることで、シェル15内面との隅角部α’’’及び隅角部β’’’での冷却水の流れがより滑らかになって澱み防止効果が向上する。
(その他の実施形態)
本発明は、実施形態について、以下のような構成としてもよい。
本発明は、実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、実施形態では、チューブ20は、断面円形の管としているが、扁平な管としてもよい。その場合には、図1で上下方向に扁平なチューブ20の断面の長手方向が向くように配列するとよい。
上記実施形態では、図1の正面から見たときに上流側エンドプレート17及び下流側エンドプレート18のいずれも筒状のシェル15の垂直方向よりも下流側へ傾斜させているが、上流側エンドプレート17のみを傾斜させてもよい。但し、いずれも同じ角度(α=β)で傾斜するようにすれば、チューブ20の長さを統一できて組付が容易となる。
上記実施形態では、冷却水導入口13と冷却水排出口14とを径方向で対向する位置に形成したが、径方向で同じ位置例えば、いずれも図1の下側に設けたり、上側に設けたりしてもよい。この場合でも、冷却水導入口13の反対側の隅角部の角度α及び冷却水排出口14の反対側の隅角部の角度βが90°よりも大きくなるようにするとよい。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではない。
1 ディーゼルエンジン
2 吸気管
3 排気管
4 EGR弁
5 冷却水導入管
6 冷却水排出管
10,10’,10’,10’’’ EGRクーラ
11 ガス導入口
12 ガス排出口
13,13’,13’’,13’’’ 冷却水導入口
14 冷却水排出口
15,15’,15’’,15’’’ シェル
16 水室
17,17’’’ 上流側エンドプレート
18,18’’’ 下流側エンドプレート
19 チューブ用開口
20 チューブ
2 吸気管
3 排気管
4 EGR弁
5 冷却水導入管
6 冷却水排出管
10,10’,10’,10’’’ EGRクーラ
11 ガス導入口
12 ガス排出口
13,13’,13’’,13’’’ 冷却水導入口
14 冷却水排出口
15,15’,15’’,15’’’ シェル
16 水室
17,17’’’ 上流側エンドプレート
18,18’’’ 下流側エンドプレート
19 チューブ用開口
20 チューブ
Claims (4)
- 一端にEGRガスが導入されるガス導入口を有すると共に、他端にEGRガスが排出されるガス排出口を有する筒状のシェルと、
上記シェルの内部を冷却水が流通する水室を形成するように上記EGRガスが進む方向に区切ると共にEGRガスを流通させる複数のチューブ用開口を有する一対のエンドプレートと、
上記一対のエンドプレートに形成された上記複数のチューブ用開口を接続するように上記水室に配列される複数のチューブと、
一方の上記エンドプレートの近傍に形成され、上記水室に冷却水を流通させる冷却水導入口と、
他方の上記エンドプレートの近傍に形成され、上記水室を流通した冷却水を排出する冷却水排出口とを備えたEGRクーラであって、
上記一方のエンドプレートは、上記冷却水導入口と反対側の端部が該冷却水導入口側の端部よりも上記冷却水の下流側へ傾斜している
ことを特徴とするEGRクーラ。 - 請求項1に記載のEGRクーラにおいて、
上記他方のエンドプレートは、上記冷却水排出口と反対側の端部が該冷却水排出口側の端部よりも上記冷却水の上流側へ傾斜している
ことを特徴とするEGRクーラ。 - 請求項1又は2に記載のEGRクーラにおいて、
上記冷却水導入口に接続される冷却水導入管は、
上記筒状のシェルの軸方向に垂直な方向かつ該冷却水導入口の軸方向に沿う断面における幅が下流側よりも上流側で狭くなり、
上記筒状のシェルの軸方向かつ該冷却水導入口の軸方向に沿う断面における幅が下流側よりも上流側で広くなっている
ことを特徴とするEGRクーラ。 - 請求項1から3のいずれか1つに記載のEGRクーラにおいて、
上記一対のエンドプレートは、上記水室と反対側が膨出するように湾曲している
ことを特徴とするEGRクーラ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016182154A JP2018044537A (ja) | 2016-09-16 | 2016-09-16 | Egrクーラ |
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