JP2018044486A - エンジンシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンの空燃比制御に影響を与えることなくブローバイガス還元(BGV)装置の異常診断を終了すること。【解決手段】BGV装置は、ブローバイガスの蓄積部4,14、ブローバイガスをスロットル弁17より下流の吸気通路15へ流すBGV通路26、ブローバイガス流量を調節するPCV弁27、蓄積部4,14へ新気を導入する新気導入通路28、同通路28を開閉する開閉弁29を備える。電子制御装置(ECU)50は、エンジン運転時に、開閉弁29を閉じ、BGV圧センサ56の検出値に基づき異常診断を開始し、その診断を終了するときに開閉弁29を開く。ECU50は、空燃比を目標値に調節するためにエアフローメータ51で検出される吸気量に基づき燃料噴射量を算出し、異常診断を終了するときに、空燃比が目標値よりリーンになるように、検出される吸気量に基づき、算出される燃料噴射量を補正する。【選択図】図1

Description

この発明は、エンジンで発生するブローバイガスを吸気通路へ流してエンジンへ還元するブローバイガス還元装置と、その装置の異常を診断する異常診断装置と、エンジンの空燃比を制御する空燃比制御装置とを備えたエンジンシステムに関する。
従来、ブローバイガス還元装置の異常診断装置として、例えば、下記の特許文献1に記載される装置が知られている。この装置は、エンジンで発生するブローバイガスを蓄積するクランクケース及びヘッドカバーと、ヘッドカバーから吸気通路(スロットル弁より下流のサージタンク)へブローバイガスを流すブローバイガス通路と、ヘッドカバーへ吸気通路(スロットル弁より上流であってエアクリーナより下流の部位)から新気を導入する新気導入通路と、ブローバイガス通路を流れるブローバイガス流量を調節するPCV弁と、ブローバイガス通路におけるガス圧力を検出するガス圧センサと、そのセンサの検出値に基づきブローバイガス通路におけるガス漏れ、詰まりなどの異常を診断する電子制御装置(ECU)とを備える。クランクケース、ヘッドカバー、ブローバイガス通路及び新気導入通路は、ブローバイガスにブローバイガス通路へ向かう流れを付与するために一つに連通するブローバイガス還元系を構成している。
ところが、上記した異常診断装置では、吸気通路につながるブローバイガス通路におけるガス圧力をガス圧センサで検出していることから、ガス圧センサの検出値が、吸気通路の圧力変動の影響を受け易く、安定した検出値に基づいて精度のよい異常診断をすることが難しかった。
そこで、異常診断時にブローバイガス還元系内の圧力につき、安定した検出値を得るために、ブローバイガス還元系の大気側(新気導入通路側)を開閉弁により封鎖し、ブローバイガス還元系全体に変動の少ない吸気負圧を導入する。そして、その上でブローバイガス通路におけるガス圧力をガス圧センサで検出し、その検出値に基づいて精度のよい異常診断をする代替案が考えられる。
特開平10−184336号公報
ところで、エンジン制御の一つとして、エアクリーナ近傍に配置されたエアフローメータで検出される吸気量に基づき燃料噴射量を算出し、その燃料噴射量に基づいてエンジンに燃料を供給することによりエンジンの空燃比を制御する空燃比制御が知られている。そこで、この種の空燃比制御を実行するエンジンシステムにおいても、上記した代替案を実行することが考えられる。
ところが、上記した代替案では、異常診断を開始するために開閉弁を閉弁するときには、エアフローメータを通過しないブローバイガス還元系内の空気が、ブローバイガス通路及びサージタンクを介してエンジンに吸入されることになる。そのため、エアフローメータの検出値に基づき算出される燃料噴射量に対して、実際の空気の割合が多くなり、エンジンの空燃比がリーン化する傾向がある。一方、異常診断を終了するために開閉弁を開弁するときには、エアフローメータを通過した空気の一部が新気導入通路を介してブローバイガス還元系内に導入されることになる。そのため、エアフローメータの検出値に基づき算出される燃料噴射量に対して、実際の空気の割合が少なくなり、エンジンの空燃比がリッチ化する傾向がある。このように、異常診断の開始時と終了時に、空燃比がリーン化又はリッチ化するおそれがある。ここで、異常診断終了時に減少する実際の空気の割合は、異常診断開始時に増加する実際の空気の割合よりも大きい。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、エンジンの空燃比制御に影響を与えることなくブローバイガス還元装置の異常診断を終了することを可能としたエンジンシステムを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、エンジンで発生するブローバイガスを吸気通路へ流してエンジンへ還元するブローバイガス還元装置と、ブローバイガス還元装置の異常を診断する異常診断装置と、エンジンの空燃比を制御する空燃比制御装置とを備えたエンジンシステムであって、ブローバイガス還元装置は、エンジンで発生するブローバイガスを蓄積するためのブローバイガス蓄積部と、吸気通路を流れる吸気量を調節するために吸気通路に設けられた吸気量調節手段と、ブローバイガス蓄積部に蓄積されたブローバイガスを吸気量調節手段より下流の吸気通路へ流してエンジンへ還元するためのブローバイガス還元通路と、ブローバイガス還元通路におけるブローバイガス流量を調節するためのガス流量調節手段と、吸気量調節手段より上流の吸気通路に接続され、吸気通路を流れる空気の一部をブローバイガス蓄積部へ新気として導入するための新気導入通路と、新気導入通路を開閉するための開閉手段とを備え、ブローバイガス蓄積部、ブローバイガス還元通路及び新気導入通路が連通して一つのブローバイガス還元系が構成され、異常診断装置は、ブローバイガス還元系内の圧力を検出するための圧力検出手段と、ブローバイガス還元系の異常を診断するための異常診断手段とを備え、異常診断手段は、エンジンの運転時に、開閉手段により新気導入通路を閉じ、そのときに圧力検出手段の検出値に基づいて異常診断を開始し、異常診断を終了するときに開閉手段により新気導入通路を開くように構成され、空燃比制御装置は、エンジンに燃料を供給するための燃料供給手段と、新気導入通路との接続部より上流の吸気通路を流れる吸気量を検出するための吸気量検出手段と、空燃比を所定の目標値に調節するために吸気量検出手段の検出値に基づいて制御量を算出し、制御量に基づいて燃料供給手段を制御する空燃比制御手段とを備え、空燃比制御手段は、異常診断手段が異常診断を終了するときに、空燃比が目標値よりリーンになるように制御量を補正することを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、異常診断装置の異常診断手段は、エンジンの運転時に、開閉手段により新気導入通路を閉じ、そのときに圧力検出手段の検出値に基づいてブローバイガス還元系の異常診断を開始し、その異常診断を終了するときに開閉手段により新気導入通路を開くように構成される。従って、ブローバイガス還元系の異常を診断するときには、圧力検出手段により検出される、ブローバイガス還元系内の安定した圧力に基づいて診断が行われる。また、空燃比制御装置の空燃比制御手段は、空燃比を所定の目標値に調節するために吸気量検出手段の検出値に基づいて制御量を算出し、異常診断手段が異常診断を終了するときに、空燃比が目標値よりリーンになるように、算出される制御量を補正する。従って、異常診断を終了するために開閉手段により新気導入通路が開くときに、吸気量検出手段により検出される吸気量の一部が新気導入通路を通じてブローバイガス蓄積部に導入されてエンジンの空燃比がリッチ化しそうになっても、その空燃比が目標値よりリーンになるように補正され、リッチ化が抑えられる。
上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、空燃比制御手段は、異常診断装置が異常診断を開始するときに、空燃比が目標値よりリッチになるように制御量を補正することを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1に記載の発明の作用に加え、異常診断を開始するために開閉手段により新気導入通路が閉じたときに、吸気量検出手段により検出されないブローバイガス還元系(主にブローバイガス蓄積部)の空気がエンジンに吸入され、エンジンの空燃比がリーン化しそうになっても、その空燃比が目標値よりリッチになるように補正され、リーン化が抑えられる。
請求項1に記載の発明によれば、エンジンの空燃比制御に影響を与えることなく、すなわち空燃比がリッチ化することなく、ブローバイガス還元装置の異常診断を終了することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、エンジンの空燃比制御に影響を与えることなく、すなわち空燃比がリーン化することなく、ブローバイガス還元装置の異常診断を開始することができる。
一実施形態に係り、ガソリンエンジンシステムを示す概略構成図。 一実施形態に係り、空燃比制御の内容を示すフローチャート。 一実施形態に係り、初期BGV圧力に応じた補正値を求めるために参照される補正値マップ。 一実施形態に係り、空燃比制御実行時の各種パラメータの変化を示すタイムチャート。 一実施形態に係り、ガソリンエンジンシステムであって、BGV装置の異常診断開始時における吸気及びブローバイガスの流れを示す概略構成図。 一実施形態に係り、ガソリンエンジンシステムであって、BGV装置の異常診断終了時における吸気及びブローバイガスの流れを示す概略構成図。
以下、本発明におけるエンジンシステムを具体化した一実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
図1に、この実施形態におけるガソリンエンジンシステムを概略構成図により示す。このエンジンシステムを構成するエンジン1は、複数の気筒を含むエンジンブロック2を備える。各気筒には、それぞれピストン3が往復動可能に設けられる。エンジンブロック2の下部には、クランクケース4が設けられる。クランクケース4は、オイルパン5と共に構成される。クランクケース4の中には、クランクシャフト6が回転可能に支持され、各ピストン3がコンロッド7を介してクランクシャフト6に連結される。
各気筒にて、各ピストン3の上側には燃焼室8が形成される。各燃焼室8に対応して、エンジンブロック2の上部には、吸気ポート9及び排気ポート10がそれぞれ形成される。吸気ポート9には吸気バルブ11が、排気ポート10には排気バルブ12がそれぞれ設けられる。各吸気バルブ11及び各排気バルブ12は、周知の動弁機構13により、クランクシャフト6の回転に連動して開閉するように構成される。これら吸気バルブ11及び排気バルブ12が開閉することにより、吸気ポート9から燃焼室8へ空気が吸入され、燃焼室8から排気ポート10へ燃焼後の排気が排出される。エンジンブロック2の上部には、動弁機構13等を覆うヘッドカバー14が設けられる。
吸気ポート9には、吸気通路15が接続される。吸気通路15の入口には、エアクリーナ16が設けられる。吸気通路15には、スロットル弁17を含む電動式の電子スロットル装置18とサージタンク19が設けられる。電子スロットル装置18より下流の吸気通路15は、サージタンク19を含む周知の吸気マニホルド31から構成される。電子スロットル装置18は、運転席に設けられたアクセルペダル(図示略)の操作に連動してモータ(図示略)によりスロットル弁17を開閉駆動させるように構成される。スロットル弁17は、本発明の吸気量調節手段の一例に相当する。サージタンク19は、吸気通路15を流れる吸気の脈動を抑える機能を有する。エアクリーナ16にて浄化された空気は、吸気通路15、電子スロットル装置18及び吸気ポート9を介して各燃焼室8に吸入される。この吸入される空気量(吸気量)は、スロットル弁17の開度に応じて調節される。エンジンブロック2には、各燃焼室8のそれぞれに燃料を噴射供給するためのインジェクタ20が設けられる。インジェクタ20には、燃料タンクから燃料ポンプ等を介して燃料が供給されるようになっている。各インジェクタ20から各燃焼室8へ噴射された燃料は吸気と共に混合気を形成する。エンジンブロック2の上部には、各燃焼室8にて混合気に点火するための点火プラグ21が設けられる。点火プラグ21は、イグナイタ22により印加される高電圧によって動作するようになっている。インジェクタ20は、本発明の燃料供給手段の一例に相当する。
排気ポート10には、排気マニホルドを含む排気通路23が接続される。各燃焼室8で生じた燃焼後の排気は、排気ポート10及び排気通路23等を通じて外部へ排出される。
この実施形態のガソリンエンジンシステムは、各燃焼室8で発生したブローバイガスを電子スロットル装置18(スロットル弁17)より下流の吸気通路15(吸気マニホルド31)へ流してエンジン1へ還元するブローバイガス還元装置(以下「BGV装置」と言う。)を備える。この装置は、エンジン1で発生するブローバイガスを蓄積するためのブローバイガス蓄積部を備える。ブローバイガス蓄積部は、クランクケース4とヘッドカバー14とを含む。クランクケース4とヘッドカバー14は、エンジンブロック2に設けられた連通路2aを介して互いに連通する。クランクケース4には、オイルセパレータ24が設けられる。オイルセパレータ24は、クランクケース4の内部にてブローバイガスに混入した潤滑油等の油分をブローバイガスから分離して捕捉する機能を有する。オイルセパレータ24と、スロットル弁17より下流の吸気通路15(吸気マニホルド31)との間には、クランクケース4に蓄積されたブローバイガスをスロットル弁17より下流の吸気通路15へ流してエンジン1へ還元するためのブローバイガス還元通路(以下「BGV通路」と言う。)26が設けられる。BGV通路26は、ホース等の配管で構成される。また、BGV通路26には、同通路26におけるブローバイガス流量を調節するためのPCV弁27が設けられる。ここで、PCV弁27は、開度可変に構成された周知の電動弁であり、本発明のガス流量調節手段の一例に相当する。スロットル弁17より上流の吸気通路15とヘッドカバー14との間には、ヘッドカバー14及びクランクケース4の中のブローバイガスを掃気するために、吸気通路15を流れる空気の一部をヘッドカバー14の中へ新気として導入するための新気導入通路28が設けられる。ヘッドカバー14の中へ導入された新気は、連通路2aを介してクランクケース4の中へ導かれる。また、新気導入通路28には、同通路28を開閉するための開閉弁29が設けられる。ここで、開閉弁29は、開弁及び閉弁可変に構成された周知の電動弁であり、吸気通路15に対し、配管等を介さずに直接取り付け(直付け)られる。開閉弁29は、本発明の開閉手段の一例に相当する。ここで、クランクケース4、ヘッドカバー14、BGV通路26及び新気導入通路28は連通し合い、一つのブローバイガス還元系(以下「BGV系」と言う。)が構成される。
このガソリンエンジンシステムは、電子制御装置(ECU)50を更に備える。エアクリーナ16には、吸気通路15を流れる吸気量Gaを検出するためのエアフローメータ51が設けられる。エアフローメータ51は、本発明の吸気量検出手段の一例に相当する。電子スロットル装置18には、スロットル弁17の開度(スロットル開度)TAを検出するためのスロットルセンサ52が設けられる。サージタンク19には、吸気通路15における吸気圧力PMを検出するための吸気圧センサ53が設けられる。エンジンブロック2には、クランクシャフト6の回転角度(クランク角度)をエンジン回転速度NEとして検出するための回転速度センサ54が設けられる。エンジンブロック2には、その内部を流れる冷却水の温度(冷却水温度)THWを検出するための水温センサ55が設けられる。また、エンジンブロック2には、連通路2aの中の圧力をBGV系の圧力(BGV圧力)PVとして検出するためのBGV圧センサ56が設けられる。排気通路23には、排気中の酸素濃度Oxを検出するための酸素センサ57が設けられる。これら各種センサ等51〜57は、エンジン1の運転状態を検出するための運転状態検出手段の一例に相当する。ECU50は、各種センサ等51〜57により検出された吸気量Ga、スロットル開度TA、吸気圧力PM、エンジン回転速度NE、冷却水温度THW、BGV圧力PV及び酸素濃度Oxに基づき、空燃比制御を含む燃料噴射制御、点火時期制御及びBGV制御等を実行するようになっている。
ここで、燃料噴射制御において、ECU50は、エンジン1の運転状態に応じて各インジェクタ20を制御し、エンジン1へ供給される燃料噴射量を制御するようになっている。エンジン1は、この燃料の供給を受けて駆動力を発生させるようになっている。また、ECU50は、エンジン1の減速時に、所定の条件下で、インジェクタ20からの燃料噴射を停止してエンジン1に対する燃料の供給を遮断(燃料カット)するようになっている。点火時期制御において、ECU50は、エンジン1の運転状態に応じてイグナイタ22を動作させて点火プラグ21を制御するようになっている。BGV制御において、ECU50は、エンジン1の運転状態に応じてPCV弁27を制御するようになっている。
このガソリンエンジンシステムは、BGV装置の異常を診断する異常診断装置を更に備える。この異常診断装置は、BGV系内の圧力を検出するための圧力検出手段と、BGV系の異常を診断するための異常診断手段とを含む。BGV圧センサ56は、本発明の圧力検出手段の一例に相当する。ECU50は、本発明の異常診断手段の一例に相当する。
ここで、BGV系の異常として、BGV通路26及び新気導入通路28を構成する配管(ホース等)の外れ及び配管の孔空き(以下、単に「孔空き」と言う。)を想定することができる。ECU50は、この異常を診断するために、次のような異常診断制御を実行する。すなわち、ECU50は、エンジン1の減速燃料カット時に、異常診断を開始するために、開閉弁29を閉弁する。これにより、新気導入通路28が遮断され、スロットル弁17より下流の吸気通路15で発生する吸気負圧をBGV系に導入し、同系内を負圧化する。このとき、ECU5は、BGV圧センサ56により検出されるBGV圧力PVに基づいてBGV系の孔空き異常を診断するようになっている。ここで、ECU50は、BGV圧力PVの降下が相対的に大きくなる場合に、孔空き無しと判断することができる。一方、BGV圧力PVの降下が相対的に小さくなる場合に、孔空き有りと判断することができる。そして、異常診断を終了するときは、ECU50は、開閉弁29を開弁する。これにより、新気導入通路28への新気導入が再開される。
次に、ECU50が、BGV装置の異常診断を実行する際に実行する空燃比制御について説明する。図2に、その空燃比制御の内容をフローチャートにより示す。
処理がこのルーチンへ移行すると、ステップ100で、ECU50は、エアフローメータ51の検出値に基づき吸気量Gaを取り込む。
次に、ステップ110で、ECU50は、PCV影響フラグXPCVRが「0」か否かを判断する。このフラグXPCVRは、PCV燃料気化(ブローバイガス)の影響が確認された場合に「1」に、その影響が未確認の場合に「0」に設定されるようになっている。ECU50は、この判断結果が肯定の場合に処理をステップ120へ移行し、この判断結果が否定の場合に処理をステップ400へ移行する。
ステップ400では、ECU50は、PCV燃料気化の影響が確認(孔空き検出不可)されたことから、BGV装置の異常診断を中止し、処理をステップ410へ移行する。
ステップ410では、ECU50は、ステップ100で取り込まれた吸気量Gaを最終吸気量GAとして設定し、処理をステップ230へ移行する。
一方、ステップ120では、ECU50は、PCV影響無しフラグXPCVSが「0」か否かを判断する。このフラグXPCVSは、PCV燃料気化の影響が無いことが確認された場合に「1」に、その影響無しが未確認の場合に「0」に設定されるようになっている。ECU50は、この判断結果が肯定の場合に処理をステップ130へ移行し、この判断結果が否定の場合に処理をステップ250へ移行する。
ステップ130では、ECU50は、空燃比λを取り込み、第1空燃比AF1として記憶する。ここで、ECU50は、酸素センサ57の検出値に基づき空燃比λを算出することができる。
次に、ステップ140で、ECU50は、PCV流量増量を実行する。すなわち、ECU50は、PCV弁27を制御することでPCV弁27を流れるブローバイガス流量を増量するのである。
次に、ステップ150で、ECU50は、所定時間T1の経過を判断する。ここで、所定時間T1として、例えば、「0.5秒」を当てはめることができる。ECU50は、この判断結果が否定となる場合に処理をステップ140へ戻し、この判断結果が肯定となる場合に処理をステップ160へ移行する。
ステップ160では、ECU50は、再び空燃比λを取り込み、第2空燃比AF2として記憶する。
次に、ステップ170で、ECU50は、PCV流量増量を中止し、元の流量に戻す。すなわち、ECU50は、PCV弁27を制御することでPCV弁27を流れるブローバイガス流量の増量を中止する。
次に、ステップ180で、ECU50は、ステップ100で取り込まれた吸気量Gaを最終吸気量GAとして設定する。
次に、ステップ190で、ECU50は、第1空燃比AF1から第2空燃比AF2を減算することにより空燃比変化分ΔAFを算出する。この変化分ΔAFは、PCV燃料気化(ブローバイガス)の影響を示す。
次に、ステップ200で、ECU50は、空燃比変化分ΔAFが基準値A1より小さいか否かを判断する。ECU50は、この判断結果が肯定の場合に処理をステップ210へ移行し、この判断結果が否定の場合に処理をステップ220へ移行する。
ステップ210では、ECU50は、ブローバイガスの影響が無いことが確認されたものとして、PCV影響無しフラグXPCVSを「1」に設定する。
一方、ステップ220では、ECU50は、ブローバイガスの影響が確認されたものとして、PCV影響フラグXPCVRを「1」に設定する。
そして、ステップ210又はステップ220から移行してステップ230では、ECU50は、最終吸気量GAに応じた燃料噴射量TAUを算出する。この実施形態では、燃料噴射量TAUが、本発明の制御量の一例に相当する。前述したステップ410からステップ230へ移行した場合、又は、後述するステップ300、ステップ350、ステップ390からステップ230へ移行した場合も、ECU50は、上記と同様に燃料噴射量TAUを算出する。
その後、ステップ240で、ECU50は、インジェクタ20を、算出された燃料噴射量TAUに基づき制御することにより、エンジン1の空燃比を制御する。
一方、ステップ120から移行してステップ250では、ECU50は、異常の診断条件が成立したか否かを判断する。この診断条件として、エンジン1が減速燃料カット時であること等を挙げることができる。ECU50は、この判断結果が肯定の場合に処理をステップ260へ移行し、この判断結果が否定の場合に処理をステップ410へ移行する。
ステップ260では、ECU50は、診断完了フラグXPCVOが「0」であるか否かを判断する。このフラグXPCVOは、異常診断が完了した場合に「1」に、異常診断が未完了の場合に「0」に設定されるようになっている。ECU50は、この判断結果が肯定の場合に処理をステップ270へ移行し、この判断結果が否定の場合に処理をステップ310へ移行する。
ステップ270では、ECU50は、開閉弁29を開弁する。次に、ステップ280で、ECU50は、ステップ100で取り込まれた吸気量Gaに所定の補正値αを加算することにより補正後の最終吸気量GAを算出する。
次に、ステップ290で、ECU50は、異常の診断が完了するのを待って処理をステップ300へ移行する。
ステップ300では、ECU50は、診断完了フラグXPCVOを「1」に設定し、処理をステップ230へ移行する。
一方、ステップ260から移行してステップ310では、ECU50は、補正完了フラグXβが「0」か否かを判断する。このフラグXβは、吸気量Gaの補正が完了した場合に「1」に、その補正が未完了の場合に「0」に設定されるようになっている。ECU50は、この判断結果が肯定の場合に処理をステップ320へ移行し、この判断結果が否定の場合に処理をステップ360へ移行する。
ステップ320では、ECU50は、BGV系の初期BGV圧力PVsを取り込む。次に、ステップ330で、ECU50は、初期BGV圧力PVsに応じた補正値kβを求める。ECU50は、例えば、図3に示すような所定の補正値マップを参照することにより、初期BGV圧力PVsに応じた補正値kβを求めることができる。この補正値マップでは、異常診断からの復帰後時間TAR(横軸)に応じた補正値kβ(縦軸)が、初期BGV圧力PVsの違い(例えば、−16kPa,−12kPa,−8kPa,−4kPa)に応じて設定される。この補正値kβは、異常診断からの復帰直後に一旦ピークへ増大し、その後、復帰後時間TARの経過に応じて曲線的に減少するようになっている。
次に、ステップ340で、ECU50は、開閉弁29を閉弁する。次に、ステップ350で、ECU50は、補正完了フラグXβを「1」に設定し、処理をステップ230へ移行する。
一方、ステップ310から移行してステップ360では、ECU50は、復帰補正完了フラグXPCVAが「0」か否かを判断する。このフラグXPCVAは、異常診断からの復帰時に吸気量Gaの補正が完了した場合に「1」に、その補正が未完了の場合に「0」に設定されるようになっている。ECU50は、この判断結果が肯定の場合に処理をステップ370へ移行し、この判断結果が否定の場合に処理をステップ410へ移行する。
ステップ370では、ECU50は、ステップ100で取り込まれた吸気量Gaからステップ330で算出された補正値kβを減算することにより補正後の最終吸気量GAを算出する。
次に、ステップ380で、ECU50は、補正値kβが「0」以上であるか否かを判断する。ECU50は、この判断結果が肯定の場合に処理をステップ370へ戻し、この判断結果が否定の場合に処理をステップ390へ移行する。
そして、ステップ390では、ECU50は、復帰補正完了フラグXPCVAを「1」に設定した後、処理をステップ230へ移行する。
ここで、図4に、上記した空燃比制御実行時の各種パラメータの変化をタイムチャートにより示す。図4は、(a)開閉弁29の開閉、(b)PCV流量(PCV弁27を流れるブローバイガス流量)、(c)BGV圧力PV(BGV系内の圧力)、(d)吸気量Ga(エアフローメータ51で検出される吸気量)及び(e)エンジン1の空燃比λを示す。図5に、ガソリンエンジンシステムであって、BGV装置の異常診断開始時における吸気及びブローバイガスの流れを概略構成図により示す。図6に、ガソリンエンジンシステムであって、BGV装置の異常診断終了時における吸気及びブローバイガスの流れを概略構成図により示す。
図4において、時刻t0で、開閉弁29が開弁されているときは、PCV流量がある値を示し、BGV圧力PVが大気圧に近付き、吸気量Gaがある値を示し、空燃比λがストイキとなっている。
その後、開閉弁29が開弁しているときに、時刻t1と時刻t2との間でPCV弁27が制御されてPCV流量が増量されると、BGV圧力PVがわずかに低下し、吸気量Gaがわずかに増加して空燃比λがリーン側へ変化する。このとき、クランクケース4内のエンジンオイルに混入する燃料成分が多いと、空燃比λがリッチ側へずれることがある。そこで、この実施形態では、PCV弁27を制御することでPCV流量を増量し、空燃比λを変化させて空燃比変化分ΔAFを求め、その値に基づきPCV燃料気化(ブローバイガス)の影響を判断するようになっている。例えば、ブローバイガスの影響が大きいと判断した場合は、空燃比λへの影響が更に上乗せされるので、BGV装置の異常診断(孔空き異常診断)を中止するようになっている。
その後、図4において、PCV流量を一定とした場合に、時刻t3で、異常診断を開始するために開閉弁29が閉弁されると、BGV圧力PVが低下し始める。このとき、図5に示すように、新気導入通路28には、新気は導入されないが、エアフローメータ51で検出される吸気(白抜き矢印で示す。)は、スロットル弁17を通過してエンジン1へ流れる。また、図5に示すように、エアフローメータ51で検出されないブローバイガス(黒塗り矢印で示す。)が、BGV通路26を介して吸気通路15へ流れ、エンジン1に吸入される。そのため、エアフローメータ51で検出される吸気量Gaは、エンジン1に吸入される実際の吸気量よりもブローバイガス流量の分だけ少なくなる。その結果、吸気量Gaに基づき算出される燃料噴射量TAUは、要求値(空燃比λをストイキにするために必要な値)よりも少なくなり、エンジン1の空燃比λがリーン側へずれることになる。
図4において、BGV圧力PVの低下は、時刻t4で開閉弁29が開弁するまで、すなわち異常診断を終了するとき(通常のBGV制御への復帰時)まで続くが、この開弁時には、時刻t4から時刻t5の間で、BGV圧力PVが元の大気圧近くの値へ急激に復帰する。これは、この開弁時に、図6に白抜き矢印で示すように、吸気通路15を流れる吸気の一部が、新気導入通路28へ一気に流れることによるものである。このとき、エアフローメータ51で検出される吸気量Gaは、新気導入通路28を通じてクランクケース4内やヘッドカバー14内へ流れた分だけパルス的に増加するが、その増加分b1は、実際にエンジン1に吸入される吸気量ではない。その結果、吸気量Gaに基づいて算出される燃料噴射量TAUは、要求値(空燃比λをストイキにするために必要な値)よりも多くなり、エンジン1の空燃比λがリッチ側へずれることになる。
そこで、この実施形態では、図4(d)において、時刻t3から時刻t4の間の吸気量Gaの減少分a1と、時刻t4から時刻t5の間の吸気量Gaの増加分b1を、それぞれ補正値αと補正値kβで補正することで最終吸気量GAを求め、その最終吸気量GAに基づき燃料噴射量TAUを算出することにより、エンジン1の空燃比をストイキに制御するようになっている。すなわち、ECU50は、BGV装置の異常診断を開始するときに、空燃比が目標値よりリッチになるように吸気量Gaを最終吸気量GAに補正することにより、燃料噴射量TAUを補正し、BGV装置の異常診断を終了するときに、空燃比が目標値よりリーンになるように吸気量Gaを最終吸気量GAに補正することにより、燃料噴射量TAUを補正するようになっている。
以上説明したこの実施形態のエンジンシステムによれば、エンジン1の減速燃料カット時に、BGV装置の異常が診断される。ここで、減速燃料カット中は、エンジン1でトルクが発生せず、スロットル弁17が閉弁状態となりスロットル弁17を通過する吸気がソニック状態で一定となる。そこで、ECU50は、エンジンの運転時(減速燃料カット時)に、開閉弁29により新気導入通路28を閉じ、そのときにBGV圧センサ56の検出値に基づいてBGV系の異常診断を開始し、その異常診断を終了するときに開閉弁29により新気導入通路28を開くように構成される。従って、BGV系の異常を診断するときには、BGV系内の安定した圧力(BGV圧力PV)に基づいて異常診断が行われる。このため、BGV系について精度のよい異常診断を実行することができる。
また、この実施形態の構成によれば、ECU50は、エンジン1の空燃比を所定の目標値に調節するためにエアフローメータ51の検出値に基づいて燃料噴射量TAUを算出し、BGV系の異常診断を開始するときには、空燃比が目標値よりリッチになるように、算出される燃料噴射量TAUを補正する。詳しくは、エアフローメータ51により検出される吸気量Gaを補正することにより、算出される燃料噴射量TAUを補正する。従って、異常診断を開始するために開閉弁29により新気導入通路28を閉じるときに、検出されないBGV系(主にクランクケース4内やヘッドカバー14内)の空気がエンジン1に吸入されてエンジン1の空燃比がリーン化しそうになっても、その空燃比が目標値よりリッチになるように補正され、リーン化が抑えられる。このため、エンジン1の空燃比制御に影響を与えることなく、すなわち空燃比がリーン化することなく、BGV装置の異常診断を開始することができる。
また、この実施形態の構成によれば、ECU50は、エンジン1の空燃比を所定の目標値に調節するためにエアフローメータ51の検出値に基づいて燃料噴射量TAUを算出し、BGV系の異常診断を終了するときには、空燃比が目標値よりリーンになるように、算出される燃料噴射量TAUを補正する。詳しくは、エアフローメータ51により検出される吸気量Gaを補正することにより、算出される燃料噴射量TAUを補正する。従って、異常診断を終了するために開閉弁29により新気導入通路28が開くときに、検出される吸気量Gaの一部が新気導入通路28を通じてBGV系(主にクランクケース4内やヘッドカバー14内)に導入されてエンジン1の空燃比がリッチ化しそうになっても、その空燃比が目標値よりリーンになるように補正され、リッチ化が抑えられる。このため、エンジン1の空燃比制御に影響を与えることなく、すなわち空燃比がリッチ化することなく、BGV装置の異常診断を終了することができる。
この実施形態によれば、開閉弁29が吸気通路15に直付けされるので、吸気通路15と開閉弁29との間の配管がなくなり、その配管の分だけ孔あき異常の診断箇所が省略される。このため、その分だけ新気導入通路28における孔あき異常の診断を簡略化することができる。
なお、この発明は前記実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で構成の一部を適宜変更して実施することもできる。
(1)前記実施形態では、制御量である燃料噴射量TAUを補正するために、エアフローメータ51により検出される吸気量Gaを補正するように構成した。これに対し、エアフローメータにより検出される吸気量に基づき基本燃料噴射量を算出し、その基本燃料噴射量を補正することにより燃料噴射量を補正するように構成することもできる。
(2)前記実施形態では、ガス流量調節手段としてのPCV弁27を電動弁により構成したが、電動弁ではなく、圧力に感応して動作するPCV弁により構成することもできる。
(3)前記実施形態では、吸気通路15に開閉弁29を直付けしたが、開閉弁をパイプ等の配管を介して吸気通路15に接続することもできる。
この発明は、ガソリンエンジン等に設けられるBGV装置に利用することができる。
1 エンジン
4 クランクケース(ブローバイガス蓄積部)
14 ヘッドカバー(ブローバイガス蓄積部)
15 吸気通路
17 スロットル弁(吸気量調節手段)
20 インジェクタ(燃料供給手段)
26 BGV通路(ブローバイガス還元通路)
27 PCV弁(ガス流量調節手段)
28 新気導入通路
29 開閉弁(開閉手段)
50 ECU(異常診断手段、空燃比制御手段)
51 エアフローメータ(吸気量検出手段)
56 BGV圧センサ(圧力検出手段)
Ga 吸気量
GA 最終吸気量
PV BGV圧力
TAU 燃料噴射量(制御量)

Claims (2)

  1. エンジンで発生するブローバイガスを吸気通路へ流して前記エンジンへ還元するブローバイガス還元装置と、
    前記ブローバイガス還元装置の異常を診断する異常診断装置と、
    前記エンジンの空燃比を制御する空燃比制御装置と
    を備えたエンジンシステムであって、
    前記ブローバイガス還元装置は、前記エンジンで発生するブローバイガスを蓄積するためのブローバイガス蓄積部と、前記吸気通路を流れる吸気量を調節するために前記吸気通路に設けられた吸気量調節手段と、前記ブローバイガス蓄積部に蓄積されたブローバイガスを前記吸気量調節手段より下流の前記吸気通路へ流して前記エンジンへ還元するためのブローバイガス還元通路と、前記ブローバイガス還元通路におけるブローバイガス流量を調節するためのガス流量調節手段と、前記吸気量調節手段より上流の前記吸気通路に接続され、前記吸気通路を流れる空気の一部を前記ブローバイガス蓄積部へ新気として導入するための新気導入通路と、前記新気導入通路を開閉するための開閉手段とを備え、前記ブローバイガス蓄積部、前記ブローバイガス還元通路及び前記新気導入通路が連通して一つのブローバイガス還元系が構成され、
    前記異常診断装置は、前記ブローバイガス還元系内の圧力を検出するための圧力検出手段と、前記ブローバイガス還元系の異常を診断するための異常診断手段とを備え、前記異常診断手段は、前記エンジンの運転時に、前記開閉手段により前記新気導入通路を閉じ、そのときに前記圧力検出手段の検出値に基づいて異常診断を開始し、前記異常診断を終了するときに前記開閉手段により前記新気導入通路を開くように構成され、
    前記空燃比制御装置は、前記エンジンに燃料を供給するための燃料供給手段と、前記新気導入通路との接続部より上流の前記吸気通路を流れる吸気量を検出するための吸気量検出手段と、前記空燃比を所定の目標値に調節するために前記吸気量検出手段の検出値に基づいて制御量を算出し、前記制御量に基づいて前記燃料供給手段を制御する空燃比制御手段とを備え、前記空燃比制御手段は、前記異常診断手段が前記異常診断を終了するときに、前記空燃比が前記目標値よりリーンになるように前記制御量を補正する
    ことを特徴とするエンジンシステム。
  2. 前記空燃比制御手段は、前記異常診断装置が前記異常診断を開始するときに、前記空燃比が前記目標値よりリッチになるように前記制御量を補正することを特徴とする請求項1に記載のエンジンシステム。
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