JP2018043601A - 飛行装置、飛行装置制御プログラム及び飛行装置制御方法 - Google Patents

飛行装置、飛行装置制御プログラム及び飛行装置制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単に壁や天井に沿ってマルチコプタを操作することを可能にする。
【解決手段】接触状態推定部が、接触センサからの信号(接触のON/OFF信号)に基づいて、マルチコプタが壁や天井に接触しているか否かを判断し(S18)、飛行制御部82が、壁や天井に接触していると判断した場合(S18:肯定)に、壁や天井とマルチコプタとの接触を維持するように推力を発生させた状態で、コントローラ装置から送信された操作コマンドに対応する方向にマルチコプタ100を移動させる(S22)。
【選択図】図5

Description

本発明は、飛行装置、飛行装置制御プログラム及び飛行装置制御方法に関する。
過去に架橋された橋梁などの建造物を管理する自治体等では、建造物の点検を行う作業員が不足しがちである。このため、近年においては、無人で飛行しながら、カメラで建造物の写真を撮影したり、映像を録画したりするなどの作業を行う飛行装置が利用され始めている(例えば、特許文献1〜5等参照)。
国際公開第2014/068982号 特開2014−137694号公報 特開2015−223995号公報 特開2008−290704号公報 特開2007−331426号公報
しかしながら、飛行装置をコントローラ装置を用いて遠隔から操作する場合、飛行装置と建造物との距離感をつかむことが難しい。このため、飛行装置の誤操作により、飛行装置が墜落等するおそれがある。
1つの側面では、本発明は、操作しやすい飛行装置を提供することを目的とする。また、本発明は、飛行装置の操作を簡易にすることが可能な飛行装置制御プログラム及び飛行装置制御方法を提供することを目的とする。
一つの態様では、飛行装置は、ユーザが操作するコントローラ装置と通信する飛行装置であって、接触検知部からの信号に基づいて、前記飛行装置が対象物に接触しているか否かを判定する判定部と、前記判定部が前記対象物に接触していると判定した場合に、前記対象物と前記飛行装置との接触を維持するように推力を発生させた状態で、前記コントローラ装置から送信された操作コマンドに対応する方向に前記飛行装置を移動させる推力制御部と、を備えている。
操作しやすい飛行装置を提供することができる。
第1の実施形態に係るマルチコプタの構成を示す斜視図である。 図2(a)は、接触センサ保持部材と車輪及びマルチコプタ本体との位置関係を模式的に示す図であり、図2(b)、図2(c)は、接触センサを拡大して示す模式図である。 第1の実施形態に係るマルチコプタの制御系、及びコントローラ装置の制御系を示すブロック図である。 図3のマルチコプタの制御部の機能ブロック図である。 第1の実施形態に係るマルチコプタの動作を示すフローチャートである。 図5のステップS22について説明するための図である。 図7(a)、図7(b)は、接触センサの配置に関する変形例を示す図である。 マルチコプタにおいて、複数の接触センサを連結する連結部材を設けた例を示す図である。 図9(a)、図9(b)は、図8の例において、推定接触角を算出する方法について説明するための図である。 接触センサに弾性部材を設ける例について示す図である。 接触センサが接触力を検知できる場合における、推定接触力と推定接触角の算出方法について説明するための図である。 第2の実施形態に係るマルチコプタの制御系、及びコントローラ装置の制御系を示すブロック図である。 図12のマルチコプタの制御部の機能ブロック図である。 図14(a)、図14(b)は、第2の実施形態に係る第1の推定方法(ルールベース)について説明するための図である。 第2の実施形態に係る第2の推定方法(モデルベース)について説明するための図である。 図16(a)、図16(b)は、第2の実施形態に係る第3の推定方法(学習ベース)について説明するための図である。 第2の実施形態において、外乱による影響を抑制するための方法について説明するための図である。 図18(a)、図18(b)は、第3の実施形態に係る第1の推定方法(ルールベース)について説明するための図である。 図19(a)、図19(b)は、第3の実施形態に係る第2の推定方法(学習ベース)について説明するための図である。 図20(a)、図20(b)は、第3の実施形態における離れた角度の推定方法について説明するための図である。
≪第1の実施形態≫
以下、飛行装置の第1の実施形態について、図1〜図6に基づいて詳細に説明する。図1には、飛行装置の第1の実施形態であるマルチコプタ100が斜視図にて示されている。本第1の実施形態では、マルチコプタ100は、対象物としての建造物(橋梁等)を点検するための装置であり、建造物近傍を飛行して撮影する装置である。マルチコプタ100は、図1に示すように、飛行装置本体としてのマルチコプタ本体20と、フレーム構造体30と、を備える。
マルチコプタ本体20は、複数(図1では4個)の回転翼22を有する。複数の回転翼22は、いずれも水平に配置されており、モータ等の回転力によって回転される。マルチコプタ本体20の中央部からは複数(図1では4本)のアーム26が水平方向に沿ってX字状に延びており、複数の回転翼22は、複数のアーム26の先端部にそれぞれ設けられている。また、マルチコプタ本体20は、一対のカメラ28を有している。
フレーム構造体30は、フレーム32と、一対の車輪34と、4本の弾性支持部材36と、を有する。フレーム32は、概略円筒かご型の形状を有しており、フレーム32によってマルチコプタ本体20の全体が囲われている。フレーム32は、一対の固定棒38、40と、保護棒42と、一対の円環状の連結部材44とを有する。固定棒38、40は、4本の弾性支持部材36を介してマルチコプタ本体20に支持されている。固定棒38及び保護棒42の一端部及び他端部には、円環状の連結部材44が固定されている。フレーム32の軸方向の両端部には、一対の車輪34が設けられている。一対の車輪34は、フレーム32の連結部材44に対して回転可能となっている。例えば、マルチコプタ100が建造物の壁や天井に接近し、車輪34が壁や天井に接触した状態でマルチコプタ100が移動する場合には、車輪34が回転することにより、マルチコプタ100を壁や天井に沿ってガイドするようになっている。
また、フレーム32(固定棒38、40及び保護棒42)の略中央部には、円環状の接触センサ保持部材50が設けられている。接触センサ保持部材50は、リング状部材の一例である。図2(a)は、接触センサ保持部材50と車輪34及びマルチコプタ本体20との位置関係を模式的に示す図である。接触センサ保持部材50は、図1では不図示であるが、図2(a)に示すように、複数(図2(a)では8個)の接触センサCS1〜CS8を保持する。本第1の実施形態においては、接触センサCS1〜CS8は、等角度間隔で配置されている。なお、接触センサCS1の位置を0°の位置、接触センサCS2の位置を45°の位置、接触センサCS3の位置を90°の位置、…、接触センサCS8の位置を315°の位置とする。
図2(b)は、接触センサCS1を拡大して示す模式図である。図2(b)に示すように、接触センサCS1は、接触スイッチ52と、押下部材54と、ローラ56と、を有する。ローラ56が建造物の壁や天井に接触すると、ローラ56と押下部材54は、図2(c)において矢印で示すように遷移する。これにより、押下部材54が接触スイッチ52を押すため、接触センサCS1では、ローラ56に外力が加わったこと、すなわち接触のON/OFFを検知し、ON/OFF信号を出力することができる。なお、接触センサCS2〜CS8についても同様の構成となっている。
ここで、接触センサ保持部材50は、図2(a)に示すように車輪34よりも径が小さいが、接触センサCS1〜CS8のローラ56は、車輪34よりもわずかに外側に位置している。このため、一対の車輪34が壁や天井に接触した状態で、接触センサCS1〜CS8のいずれかのローラ56が押されることで、壁や天井との接触を検知できるようになっている。
また、接触センサCS1〜CS8が壁や天井との接触を検知している状態では、ローラ56が壁や天井と接触する。このため、マルチコプタ100が壁や天井に沿って移動したとしても、ローラ56が回転することにより、ローラ56と壁や天井との間の摩擦が軽減されている。したがって、マルチコプタ100は、壁や天井と接触した状態を維持しつつスムーズに移動することが可能となっている。
図3には、本第1の実施形態に係るマルチコプタ100の制御系、及びマルチコプタ100と通信し、マルチコプタ100を遠隔操作するためのコントローラ装置200の制御系がブロック図にて示されている。図3に示すように、マルチコプタ100の制御系には、通信部72と、駆動部74と、慣性センサ76と、接触センサCS1〜CS8と、表示部78と、カメラ28と、制御部70と、が含まれる。
通信部72は、コントローラ装置200との間で無線通信を行う。通信部72は、コントローラ装置200においてユーザが操作した情報(操作コマンド)を受信し、制御部70に送信する。また、通信部72は、制御部70の制御の下、コントローラ装置200の制御部170に対して、表示指示を送信する。
駆動部74は、前述した複数の回転翼22を駆動するモータ等が含まれる。駆動部74は、コントローラ装置200におけるユーザの操作に応じて、制御部70により制御される。慣性センサ76は、加速度及び角速度を検出し、制御部70に出力する。表示部78は、LED等を含み、制御部70の制御の下、後述する自動張り付き制御がONであるかOFFであるかや、壁に接触した状態を維持しているか、天井に接触した状態を維持しているかなどを、LEDの点灯色や点滅の種類により表示する。カメラ28は、コントローラ装置200におけるユーザの操作に応じて、又は制御部70の制御の下、建造物を撮影する。カメラ28が撮影した画像は、不図示の記憶部に記憶される。
制御部70は、コントローラ装置200におけるユーザの操作に応じて各部を制御する。制御部70はCPUやRAM、ROM等を備えており、CPUがプログラムを実行することにより、図4に示す操作コマンド受付部80、推力制御部としての飛行制御部82、判定部としての接触状態推定部84、表示制御部86として機能する。
操作コマンド受付部80は、コントローラ装置200においてユーザが操作した情報(操作コマンド)を受け付け、飛行制御部82に送信する。接触状態推定部84は、接触センサCS1〜CS8の検出結果(接触ON/OFFの信号)に基づいて、マルチコプタ100の壁や天井との接触状態を推定する。
飛行制御部82は、操作コマンド受付部80から受信した操作コマンドと、慣性センサ76の検出値と、接触状態推定部84による推定結果とに基づいて、駆動部74を制御する。ここで、ユーザは、マルチコプタ100を壁や天井に沿って移動させる制御である「自動張り付き制御」のON、OFFをコントローラ装置200において切り替えることができる。飛行制御部82は、自動張り付き制御がONであることを操作コマンド受付部80を介して受信すると、マルチコプタ100と建造物の壁や天井との接触状態を維持するように駆動部74を制御しつつ、コントローラ装置200におけるユーザの操作通りにマルチコプタ100が移動するように駆動部74を制御する。すなわち、例えばユーザがマルチコプタ100を壁に沿って上方に移動させるときに、ユーザは、壁に向かう方向の成分と上方へ向かう方向の成分を含む斜め方向の操作コマンドの入力を行わなくても、上方向へ移動するように操作コマンドの入力を行うことで、簡易に、壁に沿ってマルチコプタ100を移動させることが可能となる。
表示制御部86は、自動張り付き制御がONであるかOFFであるかを示す表示や、壁及び天井のいずれに沿った移動を実施しているかを示す表示を、表示部78に表示させる。ユーザは、マルチコプタ100を見ることで、現在の自動張り付き制御の状況を把握することができる。また、表示制御部86は、通信部72を介して、コントローラ装置200の表示部178に同様の表示を行わせるための表示指示をコントローラ装置200の制御部170に送信する。
図3に戻り、コントローラ装置200は、ユーザがマルチコプタ100を遠隔操作するための装置であり、コントローラ装置200の制御系には、通信部172と、操作部174と、表示部178と、制御部170と、が含まれる。
通信部172は、マルチコプタ100の通信部72との間で情報のやり取りを行う。操作部174は、ユーザによる操作コマンドの入力を受け付け、制御部170に送信する。操作コマンドには、ヨー角速度、ロール角度、ピッチ角度、スロットル量が含まれる。なお、制御部170は、受信した操作コマンドを通信部172を介してマルチコプタ100に送信する。
表示部178は、LED等を有し、制御部170が、通信部172を介して、マルチコプタ100から表示指示を受信した場合に、制御部170の指示の下、表示を行う。表示指示は、例えば、自動張り付き制御がONであるかOFFであるかを示す表示や、壁及び天井のいずれに沿った移動を実施しているかを示す表示の指示である。ユーザは、コントローラ装置200を見ることで、現在の自動張り付き制御の状況を把握することができる。制御部170は、コントローラ装置200の各部を統括的に制御する。
(マルチコプタ100の動作)
次に、マルチコプタ100の動作について、図5のフローチャートに沿って、その他図面を適宜参照しつつ詳細に説明する。なお、本処理では、マルチコプタ100を用いて、橋梁の壁や天井部分の点検を行う場合について説明する。
ステップS10では、飛行制御部82は、コントローラ装置200から自動張り付き制御ON情報を受信したか否かを判断する。自動張り付き制御は、簡単な操作で、橋の壁や天井に沿ってマルチコプタ100を移動させる制御である。ユーザがコントローラ装置200において自動張り付き制御をONに設定した場合には、ステップS10の判断が肯定され、ONに設定していない場合には、ステップS10の判断は否定される。
ステップS10の判断が否定された場合、ステップS32に移行し、飛行制御部82は、通常制御を実行する。この場合、飛行制御部82は、ユーザにより入力された操作コマンドと、慣性センサ76の検出値とに基づいて、駆動部74の動作を制御し、マルチコプタ100を飛行させる。なお、通常制御を実行している間に、ユーザからの入力に応じて、又は所定時間間隔で、カメラ28が撮影を行うこととしてもよい。これにより、橋梁の壁や天井の点検用の画像を撮影することができる。ステップS32の後は、ステップS10に戻る。
一方、ステップS10の判断が肯定され、ステップS12に移行すると、飛行制御部82は、自動張り付き制御をONにする。なお、表示制御部86は、自動張り付き制御がONになったことを操作コマンド受付部80から受信した場合に、表示部78に自動張り付き制御がONであることを表示する。また、表示制御部86は、同様の表示をコントローラ装置200の表示部178に行わせるための表示指示を、通信部72を介して制御部170に送信する。
次いで、ステップS14では、飛行制御部82は、ユーザが入力した操作コマンドに合わせて、駆動部74を制御し、マルチコプタ100を壁に向かって飛行させる。
次いで、ステップS16では、接触状態推定部84は、接触状態を推定する。この場合、接触センサCS1〜CS8のいずれかにおいて接触がONであることを検知しているか否かにより、接触状態を推定する。
次いで、ステップS18では、接触状態推定部84は、壁に接触したか否かを判断する。例えば、接触状態推定部84は、図2(a)の接触センサCS1の接触がONである場合には、左側の壁(左壁)に接触していると判断する。また、接触状態推定部84は、図2(a)の接触センサCS3の接触がONである場合には、上側の壁(すなわち天井)に接触していると判断する。ステップS18の判断が否定された場合には、ステップS14に戻るが、肯定された場合には、ステップS20に移行する。
ステップS20に移行すると、表示制御部86は、接触状態を通知する。具体的には、表示制御部86は、壁に接触した状態か天井に接触した状態かを、表示部78により表示する。また、表示制御部86は、壁に接触した状態か天井に接触した状態かを表示する指示(表示指示)をコントローラ装置200の制御部170に送信する。制御部170は、表示指示に基づいて表示部178を用いた表示を行う。
次いで、ステップS22では、飛行制御部82は、駆動部74を介して接触を維持する制御を実行する。この場合、図6に示すようにマルチコプタ100が左壁に接触している場合には、左壁への接触を維持するためにピッチ角θを維持した状態(すなわち、図6のX軸方向への推力を発生させた状態)で、操作コマンドに応じた駆動を行う。例えば、ユーザが図6のZ軸方向(上方向)へ移動する操作コマンドの入力を行った場合には、マルチコプタ100がピッチ角θを維持しながら、Z軸方向へ移動するように、駆動部74(回転翼22)を制御する。また、マルチコプタ100が天井に接触している状態で、ユーザがX軸方向(例えば右方向)へ移動する操作コマンドの入力を行った場合には、飛行制御部82は、マルチコプタ100が天井に接触した状態を維持するように上方への推力を発生させつつ、ピッチ角を調整して右方向へ移動するように制御する。
なお、ステップS22において、接触を維持する制御を実行している間に、ユーザからの入力に応じて、又は所定時間間隔で、カメラ28が撮影を行うこととしてもよい。これにより、橋梁の壁や天井の点検用の画像を撮影することができる。
次いで、ステップS24では、接触状態推定部84は、前述したステップS16と同様にして、接触状態を推定する。
次いで、ステップS26では、接触状態推定部84は、接触状態に変化があったか否かを判断する。例えば、接触状態推定部84は、左壁に接触した状態から、左壁及び天井に接触した状態に変化したか否かを判断する。ステップS26の判断が肯定された場合には、ステップS20に戻る。ステップS20に戻ると、変化した接触状態に合わせて、ステップS20〜S26の処理を実行する。例えば、マルチコプタ100が左壁に接触した状態から、左壁及び天井に接触した状態に変化した場合には、ステップS20において、天井に接触したことを通知し、ステップS22において、天井に接触した状態を維持する制御を行うようにする。
一方、ステップS26の判断が否定された場合、すなわち、接触状態に変化がなかった場合には、ステップS28に移行する。ステップS28に移行すると、飛行制御部82は、操作コマンド受付部80が、接触している壁から離す操作コマンドを受け付けたか否かを判断する。このステップS28の判断が否定された場合には、ステップS22に戻るが、肯定された場合には、ステップS30に移行する。なお、接触している壁から離す操作コマンドとは、例えば、マルチコプタ100が左壁に接触している状態で、ユーザがマルチコプタ100を右方向に移動させる操作コマンドを意味する。
ステップS30に移行すると、飛行制御部82は、自動張り付き制御をOFFにし、ステップS10に戻る。なお、自動張り付き制御をOFFにした場合、表示制御部86は、自動張り付き制御がOFFになったことを表示部78に表示する。また、表示制御部86は、同様の表示をコントローラ装置200の表示部178に行わせるための表示指示を、通信部72を介して制御部170に送信する。
以上、詳細に説明したように、本第1の実施形態によると、接触状態推定部84が、接触センサCS1〜CS8からの信号(接触のON/OFF信号)に基づいて、マルチコプタ100が壁や天井に接触しているか否かを判断し(S18)、壁や天井に接触していると判断した場合(S18:肯定)に、飛行制御部82は、壁や天井とマルチコプタ100との接触を維持するように推力を発生させた状態で、コントローラ装置200から送信された操作コマンドに対応する方向にマルチコプタ100を移動させる。これにより、ユーザは、壁や天井との接触を維持することを考慮した操作を行わなくても、簡単に壁や天井に沿ってマルチコプタ100を移動させることが可能となる。したがって、マルチコプタ100が壁や天井近傍で不安定な飛行を行うのを抑制することができるので、マルチコプタ100の墜落等の発生を低減することができる。
また、本第1の実施形態では、壁の傾きが変化するような場合(例えば、橋梁の橋脚のように、下半分が鉛直方向に平行な面であり、上半分が鉛直方向及び水平方向に交差する方向に広がる面である場合)であっても、ユーザは簡易な操作によりマルチコプタ100を壁に沿って移動させることが可能である。
また、本第1の実施形態によると、接触センサCS1〜CS8は、壁や天井との接触により受ける外力を検知するセンサであるので、簡易な構成により、壁や天井との接触を検知することができる。
また、本第1の実施形態によると、マルチコプタ本体20が回転翼22を有し、マルチコプタ本体20に固定されたフレーム32に車輪34が回転可能に支持され、接触センサCS1〜CS8は、フレーム32の2つの車輪34の間に設けられた接触センサ保持部材50に設けられ、2つの車輪34が壁や天井に接触したタイミングで、接触センサCS1〜CS8の少なくとも1つが接触を検知する。これにより、車輪34が壁や天井に接触した状態を、接触センサCS1〜CS8の少なくとも1つにより検出することが可能となっている。
なお、上記第1の実施形態では、接触センサが8つ設けられた場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、接触センサの数を8つよりも多く、又は少なくしてもよい。
なお、上記第1の実施形態では、接触センサ保持部材50を1つ設け、接触センサ保持部材50に接触センサCS1〜CS8を設ける場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、図7(a)に模式的に示すように、接触センサ保持部材50を2つ設け、各接触センサ保持部材50に複数の接触センサCSを設けることとしてもよい。なお、接触センサCSの数は8個以外であってもよい。この場合、図7(b)に示すように、2つの接触センサ保持部材50に設ける接触センサCSの位置(角度位相)をずらしてもよい。
なお、上記第1の実施形態では、図8に示すように、各接触センサCS1〜CS8のローラ56近傍をリング状の連結部材102で接続してもよい。なお、図8においては、図示の便宜上、車輪34の図示を省略している。図8のように、各接触センサCS1〜CS8を連結部材102で連結することで、接触センサCS1〜CS8の配置間隔が大きい場合でも、全周囲の接触を検知することが可能となる。例えば、図9(a)に示すように、接触センサCS4、CS5において、接触がONの信号出力があったとする。この場合、図9(a)において破線で示すように、接触センサCS4、CS5の間において壁に接触している(図9(b)の状態となっている)と推定することができる。この場合、推定接触角は、次式(1)より求めることができる。なお、次式(1)では、接触を検知した角度のうち大きいほうの角度をφ1、小さいほうの角度をφ2としている。
推定接触角=(φ1−φ2)/2+φ2 …(1)
なお、連結部材102を設けた場合の連結部材102の自重の影響や、風などの外乱による影響によって接触センサCS1〜CS8が誤検出するのを防ぐため、図10に示すように、接触センサCS1〜CS8の接触スイッチ52と押下部材54との間に弾性部材(バネ等)58を設けてもよい。この場合、接触センサCS1〜CS8それぞれに設ける弾性部材58の弾性係数を異ならせることで、各接触センサCS1〜CS8の感度を調整することができる。これにより、連結部材102の自重の影響や、風などの外乱による影響による誤検出を抑制することができる。
なお、上記第1の実施形態では、接触センサCS1〜CS8が、接触のON/OFFを検知するセンサ(スイッチ)である場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、接触スイッチ52に代えて力センサを用いることとしてもよい。このようにすることで、マルチコプタ100と壁や天井との接触方向、及び壁や天井との接触力を検知することが可能となる。例えば、図8の例において力センサを用いることで、図11に示すように、接触角のみならず、接触力を検知することができる。この場合、マルチコプタ100に作用する接触力(推定接触力)と推定接触力が作用する角度(推定接触角)を次式(2)、(3)より求めることができる。なお、次式(2)、(3)では、接触を検知した角度のうち大きいほうの角度をφ1、角度φ1における接触力をF1、小さいほうの角度をφ2、角度φ2における接触力をF2としている。
推定接触力=F1+F2 …(2)
推定接触角=(F1/推定接触力)×(φ1−φ2)+φ2 …(3)
≪第2の実施形態≫
次に、第2の実施形態について図12〜図16に基づいて説明する。図12には、本第2の実施形態に係るマルチコプタ100’及びコントローラ装置200の制御系がブロック図にて示されており、図13には、図12の制御部の機能ブロック図が示されている。本第2の実施形態のマルチコプタ100’は、図12と図3とを比較するとわかるように、接触センサCS1〜CS8を有していない点が、第1の実施形態と異なる。また、本第2の実施形態のマルチコプタ100’の制御部70は、図13と図4とを比較するとわかるように、接触状態推定部84が、操作コマンド受付部80が受け付けた操作コマンドと、慣性センサからの出力とに基づいて、接触状態を推定する点が、第1の実施形態と異なる。
具体的には、本第2の実施形態の接触状態推定部84は、ユーザによって入力される目標値(操作コマンド)と、その操作によって生じたマルチコプタの動き(マルチコプタに搭載された慣性センサ76の出力)の対応関係から壁や天井との接触状態を推定する。操作コマンドには、ヨー角速度、ロール角度、ピッチ角度、スロットル値が含まれ、慣性センサの出力には、加速度、角速度が含まれる。以下、接触状態推定部84による推定方法について、3つの例を挙げて詳細に説明する。
(第1の推定方法(ルールベース))
第1の推定方法としては、予め定めたルールに基づいて、操作コマンド(ピッチ角)と慣性センサ76の出力(角速度)とから、接触状態を推定する。なお、本説明では、説明の簡素化のため、マルチコプタ100’が図14(a)に示すように左壁に接触した状態(左接触状態)であるか、天井に接触した状態(上接触状態)であるかを判定するルールについて説明する。
図14(b)には、予め定めたルールを適用した場合の接触状態推定部84の処理を示すフローチャートである。図14(b)に示すように、接触状態推定部84は、まず、ステップS50において、左接触状態であるか否かを判断する。初期状態では、マルチコプタ100’は地上に存在するなどして、左接触状態にはないため、ステップS50の判断は否定され、ステップS52に移行する。
ステップS52に移行すると、接触状態推定部84は、操作コマンドのピッチ角(図14(a)参照)が0よりも大きく、かつ慣性センサ76の出力がX軸方向に減速していることを示しているか否かを判断する。ここでの判断が肯定された場合、すなわち、ユーザがX軸方向(図14(a)の左方向)に移動するように操作しているにも関わらず、操作コマンドに応じた推力が発生していない場合には、ステップS54に移行し、左壁に接触している(左接触状態)と判定する。その後は、ステップS50に戻る。
一方、ステップS52の判断が否定された場合、すなわち、ユーザがX軸方向に移動するように操作し、操作コマンドに応じた推力が発生されている場合には、どこにも接触していないため、接触判定を行わずに、ステップS50に戻る。
ステップS54を経て、ステップS50に戻ると、ステップS50の判断は肯定される。この場合、ステップS56に移行し、接触状態推定部84は、スロットルが0よりも大きく、かつ、Z軸方向に減速し、かつ、X軸角速度が0であるか否かを判断する。すなわち、ユーザがZ軸方向(図14(a)の上方向)に移動するように操作しているにもかかわらず、操作コマンドに応じた推力が発生しておらず、X軸回りにも動けなくなっている場合に、ステップS56の判断は肯定され、ステップS58に移行する。
ステップS58では、接触状態推定部84は、天井に接触している(上接触状態)と判定する。その後は、ステップS50に戻る。一方、ステップS56の判断が否定された場合には、左接触状態が維持されていると判断できるので、ステップS50に戻る。
以上の処理を繰り返すことで、マルチコプタ100’が左接触状態にあるか、上接触状態にあるかを推定することが可能となっている。
(第2の推定方法(モデルベース))
第2の推定方法としては、動力学モデルに基づいて、接触状態を推定する。具体的には、図15に示すように、マルチコプタ100’の質量をm、操作コマンド(ピッチ角)をθ、操作コマンド(スロットル量)をf、加速度をa、壁から受ける力(接触力)をNとし、接触状態推定部84は、次式(4)より、接触力Nを算出する。
N=fsinθ−ma …(4)
そして、接触状態推定部84は、接触力Nが0よりも大きい場合に、左壁に接触していると推定する。なお、天井や右壁であっても、同様に推定することができる。
(第3の推定方法(学習ベース))
図16(a)、図16(b)には、第3の推定方法について説明するための図が示されている。第3の推定方法では、図16(a)に示すように、操作コマンド(ピッチ角θ)と、慣性センサ76の出力(X軸加速度)と、実際の接触状態を予め与えて、学習させる。そして、接触状態推定部84は、接触状態を推定する際には、操作コマンド(ピッチ角θ)と慣性センサ76の出力(X軸加速度)と、学習結果とから、接触状態を推定する。
以上のように、第1〜第3の推定方法のいずれを用いても、マルチコプタ100’と壁や天井との接触状態を精度よく推定することができる。
以上、詳細に説明したように、本第2の実施形態によると、接触状態推定部84は、マルチコプタ100’に作用する慣性力を検出する慣性センサによる検出結果とコントローラ装置200から送信された操作コマンドとに基づいて、壁や天井との接触を検知する。これにより、本第2の実施形態では、マルチコプタ100’の飛行に必要な、予めマルチコプタ100’が備えている慣性センサを用いて、接触状態を推定できるため、接触状態を推定するために別のセンサを用意する場合よりもマルチコプタの軽量化、構造の簡素化を図ることが可能となる。また、マルチコプタの軽量化や構造の簡素化により、飛行時間の減少や飛行安定性の低下を抑制することができる。
なお、上記第2の実施形態では、壁面(例えば左壁)に対して接触している場合(図15等参照)、マルチコプタ100’はZ軸回りに回転することがない。しかしながら、風などの外乱により、図17に示すようにマルチコプタ100’がZ軸回りに回転する場合がある。このため、慣性センサ76が当該Z軸回りの回転を検出した場合には、飛行制御部82は、回転角度や回転速度に応じて張り付き力fを増加させるように制御してもよい。これにより、風などの外乱により壁面との接触が解除されるのを防止することができる。
なお、上記第1の実施形態の構成を採用し、上記第1の実施形態の接触状態の推定方法と、上記第2の実施形態で説明した接触状態の推定方法のいずれにより推定を行うかを、ユーザが選択できるようにしてもよい。これにより、ユーザは、状況に適した推定方法を選択することが可能となる。
≪第3の実施形態≫
次に、第3の実施形態について、図18〜図20に基づいて説明する。本第3の実施形態のマルチコプタ100”は、第1の実施形態のマルチコプタ100と同様の構成(ここでは、一例として図8の構成であるとする)を有しているものとする。本第3の実施形態では、慣性センサ76の出力と、接触センサCS1〜CS8の出力の両方を用いて、壁や天井との接触状態を判定する。以下、本第3の実施形態における、接触状態推定部84による推定方法について、詳細に説明する。
(第1の推定方法(ルールベース))
第1の推定方法としては、予め定めたルールに基づいて、操作コマンド(ピッチ角)と慣性センサの出力(角速度)、及び接触センサCS1〜CS8の出力から、接触状態を推定する。なお、本説明では、説明の簡素化のため、マルチコプタ100”が図18(a)に示すように左壁に接触した状態(左接触状態)であるか、天井に接触した状態(上接触状態)であるかを判定するルールについて説明する。
図18(b)には、予め定めたルールを適用した場合の接触状態推定部84の処理を示すフローチャートである。図18(b)に示すように、接触状態推定部84は、まず、ステップS150において、左接触状態であるか否かを判断する。初期状態では、マルチコプタ100”は地上に存在するなどして、左接触状態にはないため、ステップS150の判断は否定され、ステップS152に移行する。
ステップS152に移行すると、接触状態推定部84は、操作コマンドのピッチ角が0よりも大きく、かつ慣性センサ76の出力がX軸方向に減速していることを示しているか否かを判断する。ここでの判断が肯定された場合、すなわち、ユーザがX軸方向(図18(a)の左方向)に移動するように操作しているにも関わらず、操作コマンドに応じた推力が発生していない場合には、ステップS154に移行し、接触状態推定部84は、左側の接触センサの接触がONであるか否かを判断する。左側の接触センサとは、例えば、図8の接触センサCS1、CS2,CS8の少なくとも1つを意味する。このステップS154の判断が肯定された場合には、ステップS156に移行し、接触状態推定部84は、左壁に接触している(左接触状態)と判定する。その後は、ステップS150に戻る。
一方、ステップS152の判断が否定された場合、すなわち、ユーザがX軸方向に移動するように操作し、操作コマンドに応じた推力が発生されている場合には、どこにも接触していないため、接触判定を行わずに、ステップS150に戻る。また、ステップS154の判断が否定された場合には、接触センサの出力からは左壁に接触していないと推定できるにもかかわらず、慣性センサ76の出力からは左壁に接触しているのと同様の挙動を示していることになる。この場合、接触状態推定部84は、ステップS158に移行して、右方向の風の影響を受けていると判定し、ステップS150に戻る。
ステップS156の処理を経た後、ステップS150に戻ると、ステップS150の判断は肯定される。この場合、ステップS160に移行し、接触状態推定部84は、スロットルが0よりも大きく、かつ、Z軸方向に減速しているか否かを判断する。すなわち、ユーザがZ軸方向(図14(a)の上方向)に移動するように操作しているにもかかわらず、操作コマンドに応じた推力が発生していない場合にはステップS160の判断が肯定され、接触状態推定部84はステップS162に移行する。
ステップS162に移行すると、接触状態推定部84は、上側の接触センサの接触がONであるか否かを判断する。上側の接触センサとは、例えば、図8の接触センサCS2、CS3,CS4の少なくとも1つを意味する。このステップS162の判断が肯定された場合には、ステップS164に移行し、接触状態推定部84は、天井に接触している(上接触状態)と判定する。その後は、ステップS150に戻る。
一方、ステップS160の判断が否定された場合、すなわち、ユーザがZ軸方向に移動するように操作し、操作コマンドに応じた推力が発生されている場合には、天井には接触しておらず左接触状態を維持していると推定されるため、接触状態推定部84はそのままステップS150に戻る。また、ステップS162の判断が否定された場合には、接触センサの出力からは天井に接触していないと推定できるにもかかわらず、慣性センサ76の出力からは天井に接触しているのと同様の挙動を示していることになる。この場合、接触状態推定部84は、ステップS166に移行して、左接触状態を維持しつつ、下方向の風の影響を受けていると判定し、ステップS150に戻る。
以上の処理を繰り返すことで、マルチコプタ100”が左接触状態にあるか、上接触状態にあるかを、慣性センサ76及び接触センサCS1〜CS8の出力に基づいて精度よく推定することが可能となっている。
(第2の推定方法(学習ベース))
図19(a)、図19(b)には、第2の推定方法について説明するための図が示されている。なお、本第2の推定方法を適用する場合、マルチコプタ100”としては、図8の構成を用い、接触センサCS1〜CS8として力センサを有するもの(接触力を検出できる接触センサ)を用いるものとする。
本第2の推定方法では、図19(a)に示すように、操作コマンド(ピッチ角θ)と、慣性センサ76の出力(X軸加速度)と、接触センサCS1〜CS8の出力から求まる左側からの接触力(N)と、実際の接触状態を予め与えて、学習させる。なお、左側からの接触力とは、第1の実施形態の変形例の式(2)から求まる推定接触力(図11参照)を意味する。
そして、接触状態推定部84は、接触状態を推定する際には、操作コマンド(ピッチ角θ)と慣性センサ76の出力(X軸加速度)と左側からの接触力(N)と、学習結果とから、接触状態を推定する。
このようにしても、接触状態を精度よく推定することができる。
(離れた角度の推定方法)
本第3の実施形態では、接触センサCS1〜CS8と慣性センサ76の出力を用いることとしているので、図20(a)に示すように、壁面に接触していたマルチコプタ100”が回転した場合(片側の車輪34が壁から離れた場合)でも、図20(b)に示す処理により、離れた角度θを推定することができる。なお、図20(b)の処理は、マルチコプタ100”が壁面に接触している状態(接触センサCS1〜CS8のいずれかがONを出力している状態)から開始される処理である。
図20(b)の処理では、まず、ステップS200において、接触状態推定部84は、接触センサCS1〜CS8がすべてOFFを出力するまで待機する。接触センサCS1〜CS8がすべてOFFを出力すると、接触状態推定部84は、ステップS202に移行し、Z軸回りの推定角度を初期化済みであるか否かを判断する。このステップS202の判断が否定された場合には、ステップS204に移行し、接触状態推定部84は、Z軸回りの推定角度を初期化(=0)し、ステップS206に移行する。
一方、ステップS202の判断が肯定された場合には、ステップS206に直接移行する。ステップS206に移行すると、接触状態推定部84は、Z軸回りの角速度を積分し、これまでにマルチコプタ100”がZ軸回りに回転した角度を推定する。その後は、ステップS200に戻る。
図20(b)の処理においては、ステップS206が繰り返し実行されることで、マルチコプタ100”の回転角度を適宜推定することが可能となっている。
以上、詳細に説明したように、本第3の実施形態によると、慣性センサ76の出力と接触センサCS1〜CS8の出力とを用いて、マルチコプタ100”の接触状態を推定するので、風などの外乱による影響を考慮して接触状態を精度よく推定することができる。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、処理装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体(ただし、搬送波は除く)に記録しておくことができる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD(Digital Versatile Disc)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記録媒体の形態で販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
なお、以上の第1〜第3の実施形態の説明に関して、更に以下の付記を開示する。
(付記1) ユーザが操作するコントローラ装置と通信する飛行装置であって、
接触検知部からの信号に基づいて、前記飛行装置が対象物に接触しているか否かを判定する判定部と、
前記判定部が前記対象物に接触していると判定した場合に、前記対象物と前記飛行装置との接触を維持するように推力を発生させた状態で、前記コントローラ装置から送信された操作コマンドに対応する方向に前記飛行装置を移動させる推力制御部と、を備える飛行装置。
(付記2) 前記接触検知部は、前記対象物との接触により受ける外力を検知する複数の接触センサを含む、ことを特徴とする付記1に記載の飛行装置。
(付記3) 回転翼を有する飛行装置本体と、
前記飛行装置本体に固定されたフレームに回転可能に支持された複数の車輪と、を備え、
前記複数の接触センサは、前記フレームの前記複数の車輪の間に設けられたリング状部材に設けられ、前記複数の車輪それぞれが前記対象物に接触したタイミングで、前記複数の接触センサの少なくとも1つが前記外力を検知する、ことを特徴とする付記2に記載の飛行装置。
(付記4) 前記フレームの前記複数の車輪の間には、前記リング状部材が複数設けられ、複数の前記リング状部材それぞれに複数の前記接触センサが設けられていることを特徴とする付記3に記載の飛行装置。
(付記5) 前記複数の接触センサを連結するリング状の連結部材を更に備え、
前記判定部は、前記対象物に前記連結部材が接触することにより、前記複数の接触センサのうちの少なくとも2つの接触センサで接触が検知された場合に、前記少なくとも2つの接触センサによる検知結果に基づいて、前記対象物の接触方向を推定することを特徴とする付記3又は4に記載の飛行装置。
(付記6) 前記複数の接触センサは、前記対象物との接触力を検知するセンサであり、
前記判定部は、前記対象物に前記連結部材が接触することにより、前記複数の接触センサのうちの少なくとも2つの接触センサで接触が検知された場合に、前記少なくとも2つの接触センサによる検知結果に基づいて、前記対象物の接触力及び接触方向を推定することを特徴とする付記5に記載の飛行装置。
(付記7) 前記複数の接触センサの前記対象物と接触する部分には、ローラが設けられていることを特徴とする付記2〜6のいずれかに記載の飛行装置。
(付記8) 前記接触検知部は、前記飛行装置に作用する慣性力を検出する慣性センサを含む、ことを特徴とする付記1〜7のいずれかに記載の飛行装置。
(付記9) 前記判定部は、前記コントローラ装置から送信された操作コマンドと、前記慣性センサによる検出結果とに基づいて、前記対象物との接触を判定することを特徴とする付記8に記載の飛行装置。
(付記10) 前記接触検知部は、前記対象物との接触により受ける外力を検知する複数の接触センサと、前記飛行装置に作用する慣性力を検出する慣性センサを含み、
前記判定部は、前記慣性センサによる検出結果と、前記複数の接触センサによる検出結果とに基づいて、前記対象物との接触を判定するとともに、外乱による前記飛行装置への影響を判定する、ことを特徴とする付記1に記載の飛行装置。
(付記11) ユーザが操作するコントローラ装置と通信する飛行装置を制御する飛行装置制御プログラムであって、
接触検知部からの信号に基づいて、前記飛行装置が対象物に接触しているか否かを判定し、
前記判定する処理において前記対象物に接触していると判定した場合に、前記対象物と前記飛行装置との接触を維持するように推力を発生させた状態で、前記コントローラ装置から送信された操作コマンドに対応する方向に前記飛行装置を移動させる、
処理をコンピュータに実行させるための飛行装置制御プログラム。
(付記12)
ユーザが操作するコントローラ装置と通信する飛行装置を制御する飛行装置制御方法であって、
接触検知部からの信号に基づいて、前記飛行装置が対象物に接触しているか否かを判定し、
前記判定する処理において前記対象物に接触していると判定した場合に、前記対象物と前記飛行装置との接触を維持するように推力を発生させた状態で、前記コントローラ装置から送信された操作コマンドに対応する方向に前記飛行装置を移動させる、
処理をコンピュータが実行する飛行装置制御方法。
20 マルチコプタ本体(飛行装置本体)
22 回転翼
32 フレーム
34 車輪
50 接触センサ保持部材(リング状部材)
76 慣性センサ(接触検知部)
82 飛行制御部(推力制御部)
84 接触状態推定部(判定部)
100 マルチコプタ(飛行装置)
102 連結部材
200 コントローラ装置
S1〜S8 接触センサ(接触検知部)

Claims (10)

  1. ユーザが操作するコントローラ装置と通信する飛行装置であって、
    接触検知部からの信号に基づいて、前記飛行装置が対象物に接触しているか否かを判定する判定部と、
    前記判定部が前記対象物に接触していると判定した場合に、前記対象物と前記飛行装置との接触を維持するように推力を発生させた状態で、前記コントローラ装置から送信された操作コマンドに対応する方向に前記飛行装置を移動させる推力制御部と、を備える飛行装置。
  2. 前記接触検知部は、前記対象物との接触により受ける外力を検知する複数の接触センサを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の飛行装置。
  3. 回転翼を有する飛行装置本体と、
    前記飛行装置本体に固定されたフレームに回転可能に支持された複数の車輪と、を備え、
    前記複数の接触センサは、前記フレームの前記複数の車輪の間に設けられたリング状部材に設けられ、前記複数の車輪それぞれが前記対象物に接触したタイミングで、前記複数の接触センサの少なくとも1つが前記外力を検知する、ことを特徴とする請求項2に記載の飛行装置。
  4. 前記複数の接触センサを連結するリング状の連結部材を更に備え、
    前記判定部は、前記対象物に前記連結部材が接触することにより、前記複数の接触センサのうちの少なくとも2つの接触センサで接触が検知された場合に、前記少なくとも2つの接触センサによる検知結果に基づいて、前記対象物の接触方向を推定することを特徴とする請求項3に記載の飛行装置。
  5. 前記複数の接触センサは、前記対象物との接触力を検知するセンサであり、
    前記判定部は、前記対象物に前記連結部材が接触することにより、前記複数の接触センサのうちの少なくとも2つの接触センサで接触が検知された場合に、前記少なくとも2つの接触センサによる検知結果に基づいて、前記対象物の接触力及び接触方向を推定することを特徴とする請求項4に記載の飛行装置。
  6. 前記接触検知部は、前記飛行装置に作用する慣性力を検出する慣性センサを含む、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の飛行装置。
  7. 前記判定部は、前記コントローラ装置から送信された操作コマンドと、前記慣性センサによる検出結果とに基づいて、前記対象物との接触を判定することを特徴とする請求項6に記載の飛行装置。
  8. 前記接触検知部は、前記対象物との接触により受ける外力を検知する複数の接触センサと、前記飛行装置に作用する慣性力を検出する慣性センサを含み、
    前記判定部は、前記慣性センサによる検出結果と、前記複数の接触センサによる検出結果とに基づいて、前記対象物との接触を判定するとともに、外乱による前記飛行装置への影響を判定する、ことを特徴とする請求項1に記載の飛行装置。
  9. ユーザが操作するコントローラ装置と通信する飛行装置を制御する飛行装置制御プログラムであって、
    接触検知部からの信号に基づいて、前記飛行装置が対象物に接触しているか否かを判定し、
    前記判定する処理において前記対象物に接触していると判定した場合に、前記対象物と前記飛行装置との接触を維持するように推力を発生させた状態で、前記コントローラ装置から送信された操作コマンドに対応する方向に前記飛行装置を移動させる、
    処理をコンピュータに実行させるための飛行装置制御プログラム。
  10. ユーザが操作するコントローラ装置と通信する飛行装置を制御する飛行装置制御方法であって、
    接触検知部からの信号に基づいて、前記飛行装置が対象物に接触しているか否かを判定し、
    前記判定する処理において前記対象物に接触していると判定した場合に、前記対象物と前記飛行装置との接触を維持するように推力を発生させた状態で、前記コントローラ装置から送信された操作コマンドに対応する方向に前記飛行装置を移動させる、
    処理をコンピュータが実行する飛行装置制御方法。
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