JP2018043484A - 監視制御装置、画像処理装置 - Google Patents

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直哉 延谷
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真史 小野
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透 鈴木
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Abstract

【課題】節電状態から復帰する時期の使用頻度に応じた適性度合を認識する。【解決手段】節電モードから通常モードへ移行する場合、過去の履歴に基づいて、カメラ42の有効検出距離を設定変更可能(手動又は自動)とした。過去の履歴とは、節電モード中に、カメラ42において、設定された有効検出距離で人を検出し、画像処理装置10を復帰処理した回数(復帰回数)と、復帰処理した後画像処理装置10を使用した回数(使用回数)とを含み、本実施の形態では、有効復帰率YFとして復帰回数FKに対する使用回数RKの比(RK/FK)を演算し、有効検出距離を設定する判断基準としている。【選択図】図9

Description

本発明は、監視制御装置、画像処理装置に関する。
特許文献1には、画像形成装置に近づいてくる使用者を検知して画像形成装置を節電から復帰させる技術が開示されている。具体的には、一定距離内に人物の存在を検知したときに第1のモードとして、より距離の近い範囲に人物の存在が検知できなくなると第1のモードより消費電力の少ない第2のモードに移行させることが記載されている。
特開2015−011181号公報
本発明は、節電状態から復帰する時期の使用頻度に応じた適性度合を認識することができる監視制御装置、画像処理装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明は、電力供給対象への電力の供給を遮断して節電する節電手段と、前記電力供給対象に接近する使用者を検出し、かつ検出範囲が調整可能な検出手段と、前記検出手段による検出範囲を調整する調整手段と、前記節電手段による節電中に、前記調整手段で調整された検出範囲内に使用者が入った場合に、前記電力供給対象に電力を供給する供給手段と、前記供給手段による節電状態から電力が供給された復帰回数と、前記電力供給対象が実際に使用された使用回数と、を比較することで得られる使用情報を報知する報知手段と、を有する監視制御装置である。
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記報知手段が、異なる検出範囲の下で得た複数の前記使用情報を報知する。
請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、複数の前記使用情報の報知結果の中から、前記調整手段で調整する検出範囲を選択する選択手段をさらに有する。
請求項4に記載の発明は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記報知手段が、前記使用情報と、電力供給制御において相反する機能である利便性及び省エネ性の優先度を表す指標値とから得られる各検出範囲での復帰の有効度が、予め定めた目標値に近い使用条件を強調して報知する。
請求項5に記載の発明は、前記請求項1〜請求項4の何れか1項記載の発明において、前記調整手段が、検出範囲として、前記電力供給対象からの検出可能距離を調整する。
請求項6に記載の発明は、前記請求項1〜請求項4の何れか1項記載の発明において、前記調整手段が、検出範囲として、前記電力供給対象に広がる検出範囲の形状を調整する。
請求項7に記載の発明は、電力供給対象への電力の供給を遮断して節電する節電手段と、前記電力供給対象に接近する使用者を検出し、かつ検出範囲が調整可能な検出手段と、前記検出手段による検出範囲を調整する調整手段と、前記節電手段による節電中に、前記調整手段で調整された検出範囲内に使用者が入った場合に、前記電力供給対象に電力を供給する供給手段と、前記調整手段により調整可能な複数の検出範囲で人の進入を検出し、それぞれの検出範囲の下で、前記供給手段による節電状態から電力が供給された復帰回数と、前記電力供給対象が実際に使用された使用回数との比較によって、前記調整手段で調整する検出範囲を特定する特定手段と、を有する監視制御装置である。
請求項8に記載の発明は、前記請求項7に記載の発明において、前記特定手段が、電力供給制御において相反する機能である利便性及び省エネ性の優先度を表す指標値によって、前記特定する検出範囲を補正する。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜請求項8の何れか1項記載の監視制御装置と、前記電力供給対象が、画像情報に基づき画像を形成する画像形成部と、を有する画像処理装置である。
請求項1に記載の発明によれば、節電状態から復帰する時期の使用頻度に応じた適性度合を認識することができる。
請求項2に記載の発明によれば、異なる検出範囲での複数の使用情報を報知することができる。
請求項3に記載の発明によれば、調整する検出範囲を選択することができる。
請求項4に記載の発明によれば、強調報知しない場合に比べて、有効な検出範囲の報知を高めることができる。
請求項5に記載の発明によれば、検出範囲を検出距離で調整することができる。
請求項6に記載の発明によれば、検出範囲を検出範囲の形状で調整することができる。
請求項7に記載の発明によれば、節電状態から復帰する時期の使用頻度に応じた適性度合を認識することができる。
請求項8に記載の発明によれば、検出範囲の特定に際し、利便性及び省エネ性の優先度を加味することができる。
請求項9に記載の発明によれば、節電状態から復帰する時期の使用頻度に応じた適性度合を認識することができる。
本実施の形態に係る画像処理装置の概略図である。 本実施の形態に係る画像処理装置の制御系の構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係るカメラによる人の有効検出距離を示す画像処理装置周辺の側面図である。 本実施の形態に係り、電力供給制御を実行する手動モード動作制御ルーチンを示すフローチャートである。 手動モード動作制御での復帰率演算処理ルーチンを示すフローチャートである。 本実施の形態に係り、電力供給制御を実行する自動モード動作制御ルーチンを示すフローチャートである。 自動モード動作制御での復帰率演算処理ルーチンを示すフローチャートである。 電力供給制御の設定モード(自動/手動)を変更するときに割り込まれる制御フローチャートである。 本実施の形態に係るUIタッチパネルの正面図であり、(A)は手動モード選択時に表示される情報一覧表の表示画面、(B)は自動モード選択時に表示される現状の有効検出距離表示画面及び優先度調整画面である。
図1には、本実施の形態に係る画像処理装置10が示されている。
画像処理装置10は、記録用紙に画像を形成する画像形成部12と、原稿画像を読み取る画像読取部14と、ファクシミリ通信制御回路16を備えている。画像処理装置10は、節電手段、調整手段、及び供給手段として機能するメインコントローラ18を備えており、画像形成部12、画像読取部14、ファクシミリ通信制御回路16を制御して、例えば、画像読取部14で読み取った原稿画像の画像データを一時的に記憶したり、読み取った画像データを画像形成部12又はファクシミリ通信制御回路16へ送出したりする。
なお、画像形成部12,画像読取部14、ファクシミリ通信制御回路、及びメインコントローラ18は、電力供給対象になり得る。
メインコントローラ18にはインターネット等のネットワーク通信回線網20が接続され、ファクシミリ通信制御回路16には電話回線網22が接続されている。メインコントローラ18は、例えば、ネットワーク通信回線網20を介して図2に示すPC24(パーソナルコンピュータ)と接続され、画像データを受信する。また、メインコントローラ18は、ファクシミリ通信制御回路16を介して電話回線網22を用いてファクシミリ受信及びファクシミリ送信を実行する。
画像読取部14は、原稿を位置決めする原稿台と、原稿台に置かれた原稿の画像を走査して光を照射する走査駆動系と、走査駆動系の走査により反射又は透過する光を受光して電気信号に変換するCCD等の光電変換素子と、が設けられている。
画像形成部12は、感光体を備え、感光体の周囲には、感光体を一様に帯電する帯電装置と、画像データに基づいて光ビームを走査する走査露光部と、前記走査露光部によって走査露光されることで形成された静電潜像を現像する画像現像部と、現像化された感光体上の画像を記録用紙へ転写する転写部と、転写後の感光体の表面をクリーニングするクリーニング部と、が設けられている。また、記録用紙の搬送経路上には、転写後の記録用紙上の画像を定着する定着部を備えている。
画像処理装置10は、商用電源26から、電力の供給を受けるようになっている。本実施の形態の画像処理装置10では、この商用電源26からの電力供給を受ける通常モードと、商用電源26からの電力供給を必要最小限に抑える節電モード(電力供給0Wも含む)との間を遷移する制御が実行されるようになっている。
(画像処理装置の制御系ハード構成)
図2は、画像処理装置10の制御系のハード構成の概略図である。
ネットワーク通信回線網20は、前記画像処理装置10のメインコントローラ18に接続されている。なお、ネットワーク通信回線網20には、画像データを送信元等になり得るPC24が接続されている。
メインコントローラ18には、それぞれ、データバスやコントロールバス等のバス28A〜28Eを介して、ファクシミリ通信制御回路16、画像読取部14、画像形成部12、報知手段の一例であるUIタッチパネル30、ICカードリーダーライター32が接続されている。すなわち、このメインコントローラ18が主体となって、画像処理装置10の各処理部が制御されるようになっている。なお、UIタッチパネル30には、UIタッチパネル用バックライト部30BLが取り付けられている。
また、画像処理装置10は、電源装置34を備えており、メインコントローラ18とは信号ハーネス36で接続されている。
電源装置34は、商用電源26から入力電源線38を介して電力の供給を受けている。
電源装置34では、メインコントローラ18、ファクシミリ通信制御回路16、画像読取部14、画像形成部12、UIタッチパネル30、ICカードリーダーライター32のそれぞれに対して独立して電力を供給する電力供給線38A〜38Eが設けられている。このため、メインコントローラ18では、各電力供給対象(以下において、「処理部」、「デバイス」、「モジュール」、「被動作対象」等と称する場合もある)に対して個別に電力供給(通常モード)、或いは電力遮断(節電モード)し、所謂部分節電制御を可能としている。なお、処理部単位の部分節電は一例であり、処理部をいくつかのグループに分類しグループ単位で節電の制御を行ってもよい。
また、メインコントローラ18には、検出手段の一例としてのカメラ42が接続されており、画像処理装置10の周囲の人を含む移動体の有無を監視している。
カメラ42は、図1に示される如く、画像処理装置10における、画像読取部14と、画像形成部12との間に設けられた縦長矩形状のピラー部に取り付けられている。ピラー部は、主として前記画像読取部14を覆う上筐体と、主として画像形成部12を覆う下筐体とを連結する部分に柱状に設けられており、その内部は記録用紙搬送系等(図示省略)が組み付けられている。
本実施の形態において、部分節電の対象は、メインコントローラ18が含まれる。すなわち、全ての処理部が節電される場合、メインコントローラ18に設けられた監視制御部18Aが必要最小限の電力を受け、その他の制御機器への電力供給を遮断するようになっている。
監視制御部18Aは、例えば、ASICと称される、自身で動作プログラムが格納され、当該動作プログラムで処理されるCPU、RAM、ROM等を備えたICチップ等を備えるようにしてもよい。
監視制御部18Aは、前記節電中の監視において、例えば、通信回線検出部からプリント要求などが来たり、FAX回線検出部からFAX受信要求があった場合、節電中であったデバイスに対して、電力の供給を行なう。
なお、監視制御部18Aの電力供給源は、本実施の形態では、商用電源26としているが、ソーラーパネルから発電される電力、バッテリー、コンデンサ等の蓄電機能をもつ電源部、回生エネルギー等によって発電する発電機等を電力供給源としてもよい。
(カメラ42の機能)
節電モード時に使用者44(図3参照)が画像処理装置10の前に立ち、その後に例えば、節電制御ボタン(図示省略)を操作して、電力供給を再開した場合、画像処理装置10が立ち上がるまでに時間を要する場合があった。
そこで、カメラ42を設置し、節電モードでは、使用者44が節電解除ボタンを押す前にカメラ42で検知して、画像処理装置10の各処理部に電力を供給することで、使用者44が早く使えるようにした。
カメラ42は、予め定めた有効検出範囲内の領域への人の進入を検出する。ここではカメラ42で足元を撮影して有効検出範囲内に人が近づいてきているかどうかを検出するが、これに限定せず、人の接近が検出できればよい。なお、節電モードからの復帰制御は、カメラ42で人の進入を検出した時点で、画像処理装置10の全てのデバイスに電力を供給してもよいし、カメラ42で人の進入を検出した時点で、使用者44か否かの判定動作を開始し、例えば、処理(サービス)を特定し、必要なデバイスの節電モードから通常モードへの立ち上げを指示する構成としてもよい。
本実施の形態では、カメラ42は、メインコントローラ18に接続されている。カメラ42の有効検出距離(有効な撮像距離)は調整可能であり、本実施の形態では、図3に示される如く、0.5m、1.0m、1.5m、及び2.0mに調整可能とされている。
例えば、図3に示される如く、カメラ42の有効検出距離が1.0mに設定されている場合は、使用者44が図3のAの位置では無効な検出であり、使用者44が図3のBの位置では有効な検出である。
また、カメラ42の有効検出距離が2.0mに設定されている場合は、使用者44が図3のAの位置及びBの位置の何れであっても有効な検出である。
本実施の形態では、カメラ電源オンの場合、有効検出距離で撮像した情報に基づいて、画像処理装置10を使用するか否か等の判定を実行するようにしてもよい。例えば、視線が画像処理装置10に向いている場合は使用する、視線が向いていない場合は使用しない、といった判定を行うことが可能である。
なお、画像処理装置10は、前述したように、節電制御ボタンを備えており、使用者44が手動操作で節電指示又は節電解除を行うことが可能となっている。本実施の形態では、節電制御ボタンと、カメラ42とを併用しているが、節電制御ボタンを持たず、カメラ42で全ての監視を行うことも可能である。
ここで、節電モード中において、利便性を重視すれば、例えば、2.0mの位置にいる人を0.5m以内に移動した後に検出するよりも早期に検出し、通常モードに移行して画像処理装置10を処理可能状態にすることが望ましい。
一方、節電モード中において、省エネ性を重視すれば、例えば、画像処理装置10から2.0mの位置にいる人を検出しても、実際に画像処理装置10を使用する使用者44か否かが不確実であり、通常モードへ移行することが省エネ性を低下させる場合がある。
そこで、本実施の形態では、節電モードから通常モードへ移行する場合、過去の履歴に基づいて、カメラ42の有効検出距離を設定変更可能(手動又は自動)とした。
過去の履歴とは、節電モード中に、カメラ42において、設定された有効検出距離で人を検出し、画像処理装置10を復帰処理した回数(復帰回数)、及び、復帰処理した後に画像処理装置10を使用した回数(使用回数)を指し、本実施の形態では、復帰回数YFに対する使用回数RKの比(RK/FK)によって有効復帰率YKを演算し、有効検出距離を設定する判断基準としている。判断基準とは、節電状態から復帰する時期の使用頻度に応じた適性度合である。
有効検出距離の設定は、手動モードと自動モードとに切り替え可能である。
(手動モード)
過去の履歴に基づき、現在設定されている有効検出距離での有効復帰率を更新し、復帰回数、使用回数、及び有効復帰率を演算する。
また、過去に演算(更新)して記憶されている、現在設定されていない有効検出距離での、有効検出距離、復帰回数、使用回数、及び有効復帰率を読み出して一覧表示する(図9(A)参照)。使用者44は、この画面を見て、有効検出距離を選択し、設定する。
この場合、有効復帰率は、復帰したうちのどれだけが有効だったかを表し、単純に誤検知が少なくなるほど値が大きくなるため、有効検出距離が最小のときに最大になる。しかし、使用者44の意志で、例えば、省エネ性を重視して、有効検出距離を選択することも可能である。図9(A)では、使用者44が有効検出距離として2.0mを選択した場合を示している。
(自動モード)
自動モードでは、設定された有効検出距離以外での有効検出距離(本実施の形態では、0.5m、1.0m、1.5m及び2.0m)において、有効復帰率を演算する。
すなわち、設定された有効検出距離で人を検出した場合、当該設定された有効検出距離よりも長い有効検出距離の下でも人を検出しているはずである。
一方、設定された有効検出距離で人を検出した場合、当該人が使用者44として画像処理装置10に近づいて操作する場合は、設定された有効検出距離よりも短い有効検出距離の下でも人を検出するはずである。
そこで、自動モードでは、設定された有効検出距離と、当該設定された有効検出距離以外の有効検出距離とで(すなわち、設定可能な全ての有効検出距離の下で)、有効復帰率を演算する。
さらに、自動設定の要件として、指標値の一例として、使用者44の利便性及び省エネ性の利便性重視度aを選択させるようにした(図9(B)参照)。本実施の形態では、0から1の数値であり、0に近いほど省エネ性重視、1に近いほど利便性重視の結果となる。
以下、本実施の形態の作用を説明する。
(画像処理装置10の電力供給制御のモード遷移の一例)
画像処理装置10は、処理がなされていないと動作状態は、節電モードとなる。節電モード中は、監視制御部18A、カメラ42に必要最小限の電力が供給され、人の動き(進入)を監視している。
ここで、立ち上げ契機があると、動作状態はウォームアップ(暖機運転)モードへ遷移する。
なお、この立ち上げ契機後は、メインコントローラ18及びUIタッチパネル30の起動によって、本来の節電モード時の電力供給よりも電力供給量が増加するモードを設けてもよい。このモードは、依然として節電と定義してもよいし、他のモードとして定義してもよい。
また、立ち上げ契機後、例えば、ジョブを選択することが可能なモード(UIタッチパネル30の起動(電力供給))まで復帰し、選択されたジョブによって、どのデバイスが起動するかが決まり、ジョブ種が画像読取等の場合、画像形成部12が起動しない場合はウォームアップしない場合もある(部分節電制御)。
前記ウォームアップモードは画像処理装置10(主として、画像形成部12の定着部の温度)を迅速に処理可能状態にもっていくための暖機運転であり、各モードの内最大の電力消費量となる。
例えば、定着部におけるヒータとして、本実施の形態では、IHヒータが適用されており、比較例として、ハロゲンランプを用いたヒータよりもウォームアップモード時間は、比較的短い時間とされている。なお、IHヒータとハロゲンランプの併用も可能である。なお、暖機運転は、最も電力を消費するモードである(例えば、1200W)。
ウォームアップモードが終了すると、画像処理装置10はスタンバイモードに遷移する。
スタンバイモードは、文字通り「事に備えて準備が完了している」モードであり、画像処理装置10においては、画像処理の動作が即実行できる状態となっている。
このため、キー入力としてジョブ実行操作があると、画像処理装置10の動作状態は、ランニングモードに遷移し、指示されたジョブに基づく画像処理が実行されるようになっている。
画像処理が終了すると(連続した複数のジョブが待機している場合は、その連続したジョブの全てが終了したとき)、待機トリガによって画像処理装置10の動作状態はスタンバイモードへ遷移する。
なお、画像処理後、タイマ機能による計時を開始し、予め定めた時間経過した後に待機トリガを出力し、スタンバイモードへ遷移するようにしてもよい。
このスタンバイモード中にジョブ実行指示があれば、再度ランニングモードへ遷移し、節電モード移行条件が成立したとき、節電モードへ遷移する。
(手動モードによる電力供給制御)
図4は、本実施の形態に係り、起動後の画像処理装置10において、電力供給制御を実行する手動モード動作制御ルーチンを示すフローチャートである。
画像処理装置10の起動直後は、通常モードで動作しており、ステップ100では、復帰操作待ちフラグFをリセット(0)して、ステップ102へ移行する。
ステップ102では、一定期間(例えば、2分)、通常モードで画像処理装置10の稼働(通常モード移行処理を含む)が無いか判断する。なお、一定期間は2分に限定されるものではない。このステップ102で肯定判定、すなわち、一定期間稼働が無い場合は、画像処理装置10を使用する可能性が予め定めた使用頻度よりも低いと判断し、ステップ104へ移行して、節電モード移行処理を実行する。
節電モードになると、画像処理装置10では、必要最小限の電力が供給され、カメラ42での画像処理装置10の周囲(主として、前方)を監視制御が実行される。
すなわち、ステップ106では、カメラ42で撮像した画像を取り込み、次いでステップ108では、カメラ42で撮像された画像の内、設定された有効検出距離内の画像を解析し、ステップ110へ移行する。
ステップ110では、有効検出距離内で人を検出したか否かが判断される。このステップ110で否定判定された場合は、画像処理装置10に近づく人は存在しないと判断し、ステップ106へ戻り、上記工程を繰り返す。
また、ステップ110で肯定判定された場合は、画像処理装置10に近づく人が存在すると判断し、ステップ112へ移行して、復帰処理を実行する。この復帰処理により、画像処理装置10に電力が供給され、通常モードへ移行する、なお、通常モードにおいて、ジョブ内容(例えば、スキャンジョブ)によっては、必要な処理部のみ(例えば、画像読取部14のみ)に電力が供給される場合がある(部分節電制御の確立)。
ステップ112で通常モードへ移行すると、ステップ114へ移行して、設定された有効検出距離L(n)を読み出す。ここで、変数nは、図3に示すように、画像処理装置10からの距離を特定する変数であり、例えば、設定された有効検出距離が1.0mであれば、変数nは2であり、有効検出距離はL(2)と表現される。
次のステップ116では、有効検出距離L(n)での復帰回数積算値FK(n)を読み出す。復帰回数積算値FKは、過去の履歴として、有効検出距離毎に記憶されている。
次のステップ118では、現在設定されている有効検出距離L(n)での復帰回数積算値FK(n)に1を加算(+1)し(FK(n)←FK(n)+1)、ステップ120へ移行する。加算された復帰回数積算値FK(n)は、更新されて記憶される。
ステップ120では、復帰操作待ちフラグFをセット(1)してステップ102へ移行する。この復帰操作待ちフラグFをセット(1)は、現在が復帰モードから通常モードへ移行した直後(例えば、30秒以内)であることを示す(後述)。
一方、ステップ102での、一定期間(例えば、2分))、通常モードで画像処理装置10の稼働(通常モード移行処理を含む)が無いかの判断において、否定判定、すなわち、一定期間内に稼働があったと判断した場合は、ステップ122へ移行して、予め定めた項目の操作があったか否かが判断される。予め定めた項目の一例としては、UIタッチパネル30の操作、画像処理装置10の筐体に設けられた開閉扉の開放、用紙トレイの引き出し、又は出力プリントの取り出しが挙げられる。なお、予め定めた項目の操作は、上記に限定されるものではない。
ステップ122で否定判定された場合は、ステップ102へ戻る。また、ステップ122で肯定判定された場合は、ステップ124へ移行して、復帰操作待ちフラグFがセット(1)されているか否かを判断する。
ステップ124で肯定判定されると、節電モードから通常モードへ復帰した後の操作であると判断し、ステップ126へ移行して、当該操作が、復帰後一定期間内(例えば、30秒)であるか否かを判断する。
ステップ126で肯定判定されると、復帰に直結した使用であると判断し、ステップ128へ移行して、使用回数積算値RKを読み出し、次いでステップ130へ移行して使用回数RKに1を加算(+1)し(RK←RK+1)、ステップ132へ移行する。加算された使用回数積算値RKは、更新されて記憶される。
ステップ132では、復帰操作待ちフラグFをリセット(0)し、ステップ134へ移行する。また、ステップ124で否定判定、又はステップ126で否定判定された場合は、ステップ134へ移行する。
ステップ134では、一連の操作が終了したか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ102へ戻る。
図5は、手動モード動作制御での復帰率演算処理ルーチンを示すフローチャートである。
ステップ136では、演算時期か否かが判断される。ステップ136で否定判定された場合は、このルーチンは終了する。なお、演算時期とは、例えば、節電モードから通常モードへ復帰したときを契機とすればよいが、定期的に実行するようにしてもよい。
ステップ136で肯定判定された場合は、ステップ138へ移行して、設定された有効検出距離の復帰回数積算値FK(n)を読み出し、次いで、ステップ140へ移行して使用回数積算値RKを読み出して、ステップ142へ移行する。
ステップ142では、有効復帰率YFを演算し(YF=RK/FK(n))、ステップ144へ移行する。ステップ144では、演算結果に基づいて、UIタッチパネル30に表示する表示情報を更新して、このルーチンは終了する。
(自動モードによる電力供給制御)
図6は、本実施の形態に係り、起動後の画像処理装置10において、電力供給制御を実行する自動モード動作制御ルーチンを示すフローチャートである。
画像処理装置10の起動直後は、通常モードで動作しており、ステップ200では、復帰操作待ちフラグFをリセット(0)して、ステップ202へ移行する。
ステップ202では、一定期間(例えば、2分)、通常モードで画像処理装置10の稼働(通常モード移行処理を含む)が無いか判断する。なお、一定期間は2分に限定されるものではない。このステップ202で肯定判定、すなわち、一定期間稼働が無い場合は、画像処理装置10を使用する可能性が予め定めた使用頻度よりも低いと判断し、ステップ204へ移行して、節電モード移行処理を実行する。
節電モードになると、画像処理装置10では、必要最小限の電力が供給され、カメラ42での画像処理装置10の周囲(主として、前方)を監視制御が実行される。
すなわち、ステップ206では、カメラ42で撮像した画像を取り込み、次いでステップ208では、カメラ42で撮像された画像の内、設定された有効検出距離内の画像を解析し、ステップ210へ移行する。
ステップ210では、有効検出距離内で人を検出したか否かが判断される。このステップ210で否定判定された場合は、画像処理装置10に近づく人は存在しないと判断し、ステップ206へ戻り、上記工程を繰り返す。
また、ステップ210で肯定判定された場合は、画像処理装置10に近づく人が存在すると判断し、ステップ212へ移行して、復帰処理を実行する。この復帰処理により、画像処理装置10に電力が供給され、通常モードへ移行する、なお、通常モードにおいて、ジョブ内容(例えば、スキャンジョブ)によっては、必要な処理部のみ(例えば、画像読取部14のみ)に電力が供給される場合がある(部分節電制御の確立)。
ステップ212で通常モードへ移行すると、ステップ214へ移行して、設定された有効検出距離L(n)と、設定よりも長い有効検出距離L(n)での復帰回数積算値FK(n)を読み出す。復帰回数積算値FK(n)は、過去の履歴として、有効検出距離毎に記憶されている。ここで、変数nは、図3に示すように、画像処理装置10からの距離を特定する変数であり、例えば、設定された有効検出距離が1.0mであれば、変数nは2であり、有効検出距離はL(2)と表現される。
なお、ステップ214の処理を詳細に示すと、以下の処理が実行される。
(1)設定された有効検出距離が、2.0mの場合は、2.0mの復帰回数積算値が読み出される。
(2) 設定された有効検出距離が、1.5mの場合は、1.5m及び2.0mの復帰回数積算値が読み出される。
(3) 設定された有効検出距離が、1.0mの場合は、1.0m、1.5m及び2.mの復帰回数積算値が読み出される。
(4) 設定された有効検出距離が、0.5mの場合は、0.5m、1.0m、1.5m及び2.0mの復帰回数積算値が読み出される。
次のステップ216では、読み出された復帰回数積算値FK(n)に1を加算(+1)し(FK(n)←FK(n)+1)、ステップ218へ移行する。加算された復帰回数積算値FK(n)は、更新されて記憶される。
次のステップ218では、設定された有効検出距離を1段階短く段階調整する。
すなわち、現在の有効検出距離Lが2.0mの場合は1.5mとする。現在の有効検出距離Lが1.5mの場合は1.0mとする。現在の有効検出距離Lが1.0mの場合は0.5mとする。また、現在の有効検出距離Lが0.5mの場合は仮調整として0mとする。
ステップ220では、復帰操作待ちフラグFをセット(1)してステップ102へ移行する。この復帰操作待ちフラグFをセット(1)は、現在が復帰モードから通常モードへ移行した直後(例えば、30秒以内)であることを示す(後述)。
一方、ステップ202での、一定期間(例えば、2分))、通常モードで画像処理装置10の稼働(通常モード移行処理を含む)が無いかの判断において、否定判定、すなわち、一定期間内に稼働があったと判断した場合は、ステップ250へ移行する。
ステップ250では、段階調整された有効検出距離L(n)が、仮調整としての0m(L(0))か否かが判断される。この仮調整のL(0)は、有効検出範囲を調整し尽くしたことを意味するものである。従って、本実施の形態では、有効検出距離L(n)が0.5m(L(0.5))までは否定判定となる。
このステップ250で否定判定されると、ステップ252へ移行する。ステップ252では、カメラ42で撮像した画像を取り込み、次いでステップ254では、カメラ42で撮像された画像の内、段階調整された有効検出距離内の画像を解析し、ステップ256へ移行する。
ステップ256では、段階調整された有効検出距離内で人を検出したか否かが判断される。このステップ256で否定判定された場合は、画像処理装置10に近づく人は存在しないと判断し、ステップ252へ戻り、上記工程を繰り返す。
また、ステップ256で肯定判定された場合は、画像処理装置10に近づく人が存在すると判断し、ステップ258へ移行する。
ステップ258では、段階調整された有効検出距離での復帰回数積算値FK(n)を読み出し、次いで、ステップ260へ移行して、復帰回数積算値に1を加算(+1)し(FK(n)←FK(n)+1)、ステップ262へ移行する。
ステップ262では、現在、段階調整されている有効検出距離を、さらに1段階短く段階調整し、ステップ202へ戻る。
次に、ステップ202での、一定期間(例えば、2分)、通常モードで画像処理装置10の稼働(通常モード移行処理を含む)が無いかの判断において、否定判定、すなわち、一定期間内に操作があったと判断し、かつ、ステップ250で肯定判定された場合は、ステップ222へ移行して、予め定めた項目の操作があったか否かが判断される。予め定めた項目の一例としては、UIタッチパネル30の操作、画像処理装置10の筐体に設けられた開閉扉の開放、用紙トレイの引き出し、又は出力プリントの取り出しが挙げられる。なお、予め定めた項目の操作は、上記に限定されるものではない。
ステップ222で否定判定された場合は、ステップ202へ戻る。また、ステップ222で肯定判定された場合は、ステップ224へ移行して、復帰操作待ちフラグFがセット(1)されているか否かを判断する。
ステップ224で肯定判定されると、節電モードから通常モードへ復帰した後の操作であると判断し、ステップ226へ移行して、当該操作が、復帰後一定期間内(例えば、30秒)であるか否かを判断する。
ステップ226で肯定判定されると、復帰に直結した使用であると判断し、ステップ228へ移行して、使用回数積算値RKを読み出し、次いでステップ230へ移行して使用回数RKに1を加算(+1)し(RK←RK+1)、ステップ232へ移行する。加算された使用回数積算値RKは、更新されて記憶される。
ステップ232では、復帰操作待ちフラグFをリセット(0)し、ステップ234へ移行する。また、ステップ224で否定判定、又はステップ226で否定判定された場合は、ステップ234へ移行する。
ステップ234では、一連の操作が終了したか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ102へ戻る。
図7は、自動モード動作制御での復帰率演算処理ルーチンを示すフローチャートである。
ステップ264では、演算時期か否かが判断される。ステップ264で否定判定された場合は、このルーチンは終了する。なお、演算時期とは、例えば、節電モードから通常モードへ復帰したときを契機とすればよいが、定期的に実行するようにしてもよい。
ステップ264で肯定判定された場合は、ステップ266へ移行して、有効検出距離L(n)の種類を示す変数nを1に初期設定する。
次のステップ268では、有効検出距離L(n)の復帰回数積算値FK(n)を読み出す。
なお、図3に示される如く、変数n=1の場合の有効検出距離L(1)は0.5m、変数n=2の場合の有効検出距離L(2)は1.0m、変数n=3の場合の有効検出距離L(3)は1.5m、変数n=4の場合の有効検出距離L(4)は2.0mである。
次のステップ270では、使用回数積算値RKを読み出し、ステップ272へ移行する。
ステップ272では、設定されている利便性重視度a(図9(B)参照)を読み出し、ステップ274へ移行する。
ステップ274では、有効復帰率YF(n)を演算し(YF(n)=RK/FK(n))、ステップ276へ移行する。
ステップ276では、利便性重視度aに基づき、各有効検出距離での、復帰有効度YD(n)を演算する。
復帰有効度YD(n)は、以下の(1)式に基づき演算される。
復帰有効度=優先度×有効検出距離×(有効復帰率)−(1−優先度)×(1−有効復帰率)・・・(1)
有効復帰率は、利用回数/有効検出距離での復帰回数である。
(2)式は、(1)を符号で表現したものである。
YD(n)=a*L(n)*YF(n)−(−a)*(1−YF(n))・・・(2)
但し、YD(n)は復帰有効度、aは優先度、L(n)は有効検出距離、YF(n)は有効復帰率である。
次のステップ278では、変数nが4か否かが判断され、否定判定された場合は、演算していない有効検出距離が存在すると判断し、ステップ280へ移行して、変数nをインクリメント(n←n+1)して、ステップ268へ戻り、上記工程を繰り返す(各有効検出距離の下での復帰有効度を演算する)。
また、ステップ278で肯定判定されると、全ての有効検出距離の下で復帰有効度の演算が終了したと判断し、ステップ282へ移行する。
ステップ282では、各有効検出距離の復帰有効度を参照して、最適な有効検出距離L(n)を選択し、設定する。
次のステップ284では、演算結果及び選択結果を含む表示情報を更新し、このルーチンは終了する。
(復帰有効度演算について)
前述した復帰有効度を演算する式((1)式及び(2)式))を用い、各距離の復帰有効度を算出してこの値が最も高くなる検出距離を最適な節電復帰範囲とする。
(1)式は、復帰有効度=優先度a×有効検出距離×(利用回数/有効検出距離での復帰回数)−(1−優先度a)×(1−利用回数/有効検出距離での復帰回数)である。
このとき有効検出距離×(利用回数/有効検出距離での復帰回数)の部分は節電復帰時の復帰の早さを数値化したものであり、(1−利用回数/有効検出距離での復帰回数)の部分は誤検知により失われた電力を数値化したものである。
またa(0〜1)は、節電と復帰の速さのどちらを重要視するかを表す係数であり、自由に設定しても良いし、復帰の早さと節電の優先度合いを機械管理者に設定してもらい、その設定値に応じて係数を定めても良い。
aの値を大きくした場合は節電からの復帰の早さを優先し、値を小さくした場合は誤検知を避けて電力を節約できることを優先する。
a=0.5に設定した場合に、復帰後の利用回数が80回であり、各距離での利用者検出回数が、(A)0.5mで100回、(B)1mで100回、(C)1.5mで120回、(D)2mで200回とすると各距離での復帰有効度は、以下の演算結果となる。
(A)の演算結果は、0.5mで0.5×0.5×(80/100)−0.5×(1−80/100)=0.1となる。
(B)の演算結果は、1.0mで0.5×1.0×(80/100)−0.5×(1−80/100)=0.3となる。
(C)の演算結果は、1.5mで0.5×1.5×(80/120)−0.5×(1−80/120)=0.33となる。
(D)の演算結果は、2.0mで0.5×2.0×(80/2000)−0.5×(1−80/200)=0.1となる。
以上により、(C)の1.5mが最適距離となる。
(設定モード変更及び情報表示制御)
図8は、電力供給制御の設定モード(自動/手動)の状況を確認するとき、或いは、設定モードを変更するときに割り込まれる設定モード変更と情報表示を実行する制御フローチャートである。割込の契機は、例えば、UIタッチパネル30のソフトキー又はハードキーの操作がなされたときである。
ステップ150では、現在の設定モードを確認する。
ステップ150において、手動モードであると確認されると、ステップ152へ移行して、手動モード画面情報を読み出し、次いでステップ154へ移行して、図9(A)に示される如く、UIタッチパネル30の表示画面に手動モード画面31Mを表示し、ステップ156へ移行する。
使用者44は、手動モード画面31Mを見ることで、複数の有効検出距離の下での有効復帰率を認識することが可能であり、例えば、省エネ性を重視するのであれば、最も復帰率の低い有効検出距離を選択し、利便性を重視するのであれば、最も復帰率の高い有効検出距離を選択する、といった選択操作が可能である。なお、手動モード画面31Mに、省エネ性及び利便性の少なくとも一方の適正有効検出範囲を示す強調表示を行ってもよい。
ステップ156では、有効検出距離の変更操作があったか否かを判断し、肯定判定されると、ステップ158へ移行して、変更操作に基づき変更処理を実行してステップ160へ移行する。また、ステップ156で否定判定された場合は、ステップ160へ移行する。
ステップ160では、自動モードに切り替え操作があったか否かを判断し、肯定判定されると、ステップ162へ移行して、設定モードを自動に切り替え、ステップ176へ移行する。
一方、ステップ150において、自動モードであると確認されると、ステップ164へ移行して、自動モード画面情報を読み出し、次いでステップ166へ移行して、図9(B)に示される如く、UIタッチパネル30の表示画面に自動モード画面31Aを表示し、ステップ168へ移行する。
ステップ168では、有効度aの変更操作があったか否かを判断し、肯定判定されると、ステップ170へ移行して、変更操作に基づき変更処理を実行してステップ172へ移行する。また、ステップ168で否定判定された場合は、ステップ172へ移行する。
ステップ172では、手動モードに切り替え操作があったか否かを判断し、肯定判定されると、ステップ174へ移行して、設定モードを手動に切り替え、ステップ176へ移行する。
ステップ176では、設定モードの変更又は画面の確認が終了したか否かが判断され(例えば、図9では図示しない「OKボタン」等の操作状況)、否定判定された場合は、ステップ150へ戻る。
なお、本実施の形態では、有効検出距離の設定として、手動モードと自動モードを確立し、選択可能としたが、画像処理装置10に有効検出距離設定制御機能を搭載する場合、手動モード単独の制御、又は自動モード単独の制御であってもよい。
また、本実施の形態では、有効検出距離を0.5m、1.0m、1.5m、及び2.0mの4段階としたが、少なくとも2段階の設定があればよく、究極的には無段階調整であってもよい。無段階調整の場合は、予め定めた調整幅(人検出として利便性、省エネ性に変化が生じる調整幅)で調整すればよい。また、設定する有効検出距離も上記数値に限定されるものではない。
本実施の形態によれば、節電モードにおいて、利用率(利用頻度)に関わらず復帰条件が設定され復帰に時間がかかる場合に比べて、利用率に応じて、復帰にかかる時間を調整することが可能となる。
(検出機能に関する変形例)
本実施の形態では、画像処理装置10にカメラ42を搭載する構成としたが、カメラ42は、画像処理装置10に搭載されたものである必要はない。例えば、居室(例えば、天井)に据え付けたカメラからの情報を得るようにしてもよい。また、カメラは、既存の監視カメラ、及び新設の専用カメラを問わない。
また、カメラ42を立ち上げる(電力供給、又は電力供給と人検出制御)ために人感センサ(焦電型センサ)を適用してもよい。人感センサを適用した場合、カメラ42の有効検出距離を変更(調整)に代えて、人感センサの有効検出距離を変更(調整)するようにしてもよい。さらに、人感センサとして、焦電型センサと反射型センサを併用してもよい。
この場合、焦電型センサで相対的に遠方の人を検出し、反射型センサで相対的に近場の人(画像処理装置10のUIタッチパネル30に対峙する使用者44)を検出するようにしてもよい。
本実施の形態に反射型センサを追加して適用した場合の電力供給制御としては、相対的に電力消費が最も少ない焦電型センサに常時電力を供給し、人を検出したら相対的に電力消費が焦電型センサよりも多くカメラ42よりも少ない反射型センサに電力を供給して画像処理装置10に接近していることを判別し、その後に、電力消費が最も多いカメラ42を立ち上げて、使用者44を識別するといった、電力供給時期を3段階としてもよい。
10 画像処理装置
12 画像形成部
14 画像読取部
16 ファクシミリ通信制御回路
18 メインコントローラ
20 ネットワーク通信回線網
22 電話回線網
24 PC
26 商用電源
28A〜28E バス
30 UIタッチパネル
30BL UIタッチパネル用バックライト部
32 ICカードリーダーライター
34 電源装置
36 信号ハーネス
38 入力電源線
38A〜38E 電力供給線
42 カメラ

Claims (9)

  1. 電力供給対象への電力の供給を遮断して節電する節電手段と、
    前記電力供給対象に接近する使用者を検出し、かつ検出範囲が調整可能な検出手段と、
    前記検出手段による検出範囲を調整する調整手段と、
    前記節電手段による節電中に、前記調整手段で調整された検出範囲内に使用者が入った場合に、前記電力供給対象に電力を供給する供給手段と、
    前記供給手段による節電状態から電力が供給された復帰回数と、前記電力供給対象が実際に使用された使用回数と、を比較することで得られる使用情報を報知する報知手段と、
    を有する監視制御装置。
  2. 前記報知手段が、異なる検出範囲の下で得た複数の前記使用情報を報知する請求項1記載の監視制御装置。
  3. 複数の前記使用情報の報知結果の中から、前記調整手段で調整する検出範囲を選択する選択手段をさらに有する請求項1又は請求項2記載の監視制御装置。
  4. 前記報知手段が、
    前記使用情報と、電力供給制御において相反する機能である利便性及び省エネ性の優先度を表す指標値とから得られる各検出範囲での復帰の有効度が、予め定めた目標値に近い使用条件を強調して報知する請求項1又は請求項2記載の監視制御装置。
  5. 前記調整手段が、検出範囲として、前記電力供給対象からの検出可能距離を調整する請求項1〜請求項4の何れか1項記載の監視制御装置。
  6. 前記調整手段が、検出範囲として、前記電力供給対象に広がる検出範囲の形状を調整する請求項1〜請求項4の何れか1項記載の監視制御装置。
  7. 電力供給対象への電力の供給を遮断して節電する節電手段と、
    前記電力供給対象に接近する使用者を検出し、かつ検出範囲が調整可能な検出手段と、
    前記検出手段による検出範囲を調整する調整手段と、
    前記節電手段による節電中に、前記調整手段で調整された検出範囲内に使用者が入った場合に、前記電力供給対象に電力を供給する供給手段と、
    前記調整手段により調整可能な複数の検出範囲で人の進入を検出し、それぞれの検出範囲の下で、前記供給手段による節電状態から電力が供給された復帰回数と、前記電力供給対象が実際に使用された使用回数との比較によって、前記調整手段で調整する検出範囲を特定する特定手段と、
    を有する監視制御装置。
  8. 前記特定手段が、電力供給制御において相反する機能である利便性及び省エネ性の優先度を表す指標値によって、前記特定する検出範囲を補正する請求項7記載の監視制御装置。
  9. 請求項1〜請求項8の何れか1項記載の監視制御装置と、
    前記電力供給対象が、画像情報に基づき画像を形成する画像形成部と、
    を有する画像処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018147152A (ja) * 2017-03-03 2018-09-20 富士ゼロックス株式会社 移動装置
JP2019166674A (ja) * 2018-03-22 2019-10-03 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2019166673A (ja) * 2018-03-22 2019-10-03 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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